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Copyright© Takekatsu Toda. All right reserved. 変化への対応力 本質のビジネスSEO術の本当の意味 2013/10/25 老子の言葉に、 「授人以魚 不如授人以漁」 というものがあります。 よくビジネスや教育現場で上で語られる「魚を与えるより、魚の釣り方を教えよ。」という 格言です。耳にした事がある方が殆どではないでしょうか。 「空腹の人に魚を与えればその場の飢えはしのげるが、しかし明日はまた空腹になる。釣 り方を教えれば一生困らない。」という意味で、よく使われます。 なるほど、確かにその通りだと思いますが、 私は現代において既にそれでは通用しない社会になっていると考えます。 インターネットが確固たるインフラになった現代のビジネスに「釣り方」は膨大に存在し、 消えては生まれていく激動と混沌の最中です。せっかく習得した「釣り方」は明日には通 用しないといったスピードで変遷する時代です。ある手法で圧倒的な実績を残し、師だと 思っていた人間がいとも簡単に消えていく事例は数えきれないほど見てきました。そして その弟子達も自動的に消えていく。 重要なのは、 「釣り方そのものを考える力を鍛え、それを実行に移す行動力の強化」 であり、それこそ普遍的に求められている事であり、真の教育、真の教科書、真の教材の 在り方ではないか、という事です。 もし Google が何かアルゴリズムに根幹的なイノベーションを起こし、小手先の SEO が無 用となれば、SEO 専門で食べてきた大勢の人が急に空腹になるのは目に見えています。ウ ェブサイト作成の義務教育が進めば、ウェブ屋は食えなくなる。広告に頼っている人は広 告が無ければ生きられない。なにか業界に厳しい規制がかかれば、多くの業界人は餓死す る。インターネットに依存している人は、ネット無しでは食べていけないでしょう。ネッ トインフラの壊滅が万一起こったら、99%の依存人間は何もできない。

変化への対応力 · Copyright© Takekatsu Toda. All right reserved. 変化への対応力 本質のビジネスSEO術の本当の意味 2013/10/25 老子の言葉に、 「授人以魚

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変化への対応力

本質のビジネスSEO術の本当の意味

2013/10/25

老子の言葉に、 「授人以魚 不如授人以漁」 というものがあります。

よくビジネスや教育現場で上で語られる「魚を与えるより、魚の釣り方を教えよ。」という

格言です。耳にした事がある方が殆どではないでしょうか。

「空腹の人に魚を与えればその場の飢えはしのげるが、しかし明日はまた空腹になる。釣

り方を教えれば一生困らない。」という意味で、よく使われます。

なるほど、確かにその通りだと思いますが、

私は現代において既にそれでは通用しない社会になっていると考えます。

インターネットが確固たるインフラになった現代のビジネスに「釣り方」は膨大に存在し、

消えては生まれていく激動と混沌の最中です。せっかく習得した「釣り方」は明日には通

用しないといったスピードで変遷する時代です。ある手法で圧倒的な実績を残し、師だと

思っていた人間がいとも簡単に消えていく事例は数えきれないほど見てきました。そして

その弟子達も自動的に消えていく。

重要なのは、

「釣り方そのものを考える力を鍛え、それを実行に移す行動力の強化」

であり、それこそ普遍的に求められている事であり、真の教育、真の教科書、真の教材の

在り方ではないか、という事です。

もし Google が何かアルゴリズムに根幹的なイノベーションを起こし、小手先の SEO が無

用となれば、SEO 専門で食べてきた大勢の人が急に空腹になるのは目に見えています。ウ

ェブサイト作成の義務教育が進めば、ウェブ屋は食えなくなる。広告に頼っている人は広

告が無ければ生きられない。なにか業界に厳しい規制がかかれば、多くの業界人は餓死す

る。インターネットに依存している人は、ネット無しでは食べていけないでしょう。ネッ

トインフラの壊滅が万一起こったら、99%の依存人間は何もできない。

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話がおおげさだったかもしれませんが、その「釣り方」に依存してしまった末路は、少し

考えれば誰にでも見えるものです。

物の販売しかやってこなかった人間は、物を売る発想しか無く、情報販売で旨味を得た人

間は、それが最高のビジネスだと思い込む。いや確かにそうかもしれません、正解など無

い世界で我々は生きていますから、自分がこれだ!と思う事を信念を持ってやり続けるべ

きです。

しかし、決して依存してはいけないということです。

私が真に伝えたいのは、

自ら価値を作り出し、自らの言葉でそれを伝えられる術を持つ人間になり、

臨機応変に活動フィールドを変えよ。その準備を怠るな。

ということです。

本質を見よ、と。

決して何にも依存することなく、常に現状を俯瞰で把握し、然るべき力を総合的につけて

いる人間が結局は生き残る、ということです。然るべき力とは、価値を見出し、向上させ、

正しく伝える力です。

ちょっと調べてみますと、情報販売系ネットビジネス界隈では、「まずは魚を与えて、その

後釣り方を教える」というやり方が流行っているようですが、これはビジネス上は決して

間違っていませんし、特に突出したノウハウでも無い常套手段です。

ですが、教える側が更にその十歩先、十歩左右を見ているかは疑問です。教える側がその

「釣り方」しか知らないのであれば、その方法はあまりに短命で価値の低いものになるで

しょう。

多くの人は人に何かを教えるとき、「釣り方」までしか教えません。聡明な生徒ならばそこ

から「釣りとは何か」を追い求め、自ら試行錯誤と研鑚を始め、あらゆるシーンで応用の

効く本質(原理原則)を掴み取ります。

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しかし多くの生徒は、教えられた事そのものだけを見て、その通りにやり、その結果で一

喜一憂しています。もちろん、「まなぶ」とは「まねる」からの派生言語であるように、ま

ずは“その通り”にやる事が求められます。それが「型」です。それが基本の行動指針に

なりますが、多くの場合「型」から出ようとしない。そこですでに依存状態になっている

のです。

私が「本質のビジネス SEO術」として教材型で公開したのは、その辺を懸念していたのも

理由の1つです。一般的な SEO書籍のように、小難しい事は言わず、ああしろこうしろと

テクニック依存的に細かい事は極力言わず、

「目的はこうだからこう考える」

「見ている人はこうだからこう考える」といったような、

「目的と相手ありき」の目線でほとんどが構成されていると思います。

何よりもそれが一番重要で「核」だからです。それが「本質」だからです。

しかし、一番忘れ去られがちな部分です。

だから多くの場合、結果が伴わない。

私は、その核をSEOに融合させるという、いわば当たり前の事をしてきただけですし、

何も特別なことをしているわけではないのです。

しかし、いわゆる一般的なSEO手法しか見ていない大勢の人には、到底真似できないま

とめ方だと思います。あるいは、なんとなく理解はしているけど、まとめられない。

私が本質のビジネスSEO術でやりたかった事は、

物事の本質と現状に乖離がある。

そこを解決する努力をする事で価値を生む。

という事です。

そしてまた聴者が価値を生み出すことに繋がる。

そこに社会的意義を感じて世に出しました。

別のジャンルでも、それぞれ特有のテクニックはあれど、

基本は核をしっかり組み込んで試行錯誤するだけだと思います。

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そういった「本質的な考え」を持った正しい努力であれば、紆余曲折あれど、最短で成功

するはずですし、その行動に価値が生まれるはずです。何か結果が伴うはずです。

はず、ではなく結果が出ないとおかしいのですが。

結果が出ないとしたら、根本的にズレているということです。

しかし、その根本のズレを修正するだけで、すぐに成功は目の前に存在し始めます。

私の普段の仕事範囲は、SEOのみならず、Illustratorや photoshopを使用したウェブ・紙

を問わないありとあらゆるデザイン、そしてコピーライティング、動画編集、メルマガを

駆使した DRMに至るまで、文字通り「販促」と名のつくジャンルは全て受けられます。

しかし、どれを題材にして教材を出そうとも本当に伝えたい事、その本質は一貫していて、

SEOを選んだのはその数ある題材の中の1つでしかありません。

どんな教材をリリースしようとも、その背後にある本質部分に触れて頂き、己で考え実行

する力を身に付けて欲しいという想いがあります。

物事の本質を得ようと踏み出したとき、あらゆる「見るもの聞くもの」は全て血肉となり、

その活きた知識を伴ったあらゆる行動は、圧倒的な差となって結果に表われるものです。

ビジネスに置き換えれば、それは環境変化への対応力強化であり、経験・知識の応用力強

化であり、どんなフィールドでも価値を作り出し、結果を出し、生き残るたった1つの糧

となります。

と、言っている私も人様に偉そうな講釈を垂れるにはまだまだヒヨッコで、学ぶべき事は

かなり多岐に渡る事を理解しています。

この混沌の時代の中、私の考えに共感して頂けるのであれば、私が「持っているもの」は

これからも出来る限り提供し、逆にあなたからも学び、一緒に歩んでいけたらと思ってお

ります。

ご意見・ご感想等は

戸田丈勝

[email protected]