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コンソールユニット コンソールユニット COT-200 COT-200 取扱説明書 取扱説明書 - 1 -

コンソールユニット COT-200 取扱説明書¯じめに このたびは,コンソールユニット【COT-200】をお買い上げいただきまして,まことにあ

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Page 1: コンソールユニット COT-200 取扱説明書¯じめに このたびは,コンソールユニット【COT-200】をお買い上げいただきまして,まことにあ

コンソールユニット コンソールユニット

COT-200 COT-200

取扱説明書 取扱説明書

- 1 -

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ははじめに じめに

このたびは,コンソールユニット【COT-200】をお買い上げいただきまして,まことにあ

りがとうございました。

本書は,コンソールユニット【COT-200】の設置方法,機能,操作方法,および取扱いの

注意事項について説明したものです。

本器の全機能を効率よく,正しくご使用いただく為にも,ご使用前に本取扱説明書をよくお読み

になり,機能,操作を十分に理解されてからご使用くださいますようお願い致します。

なお,誤ったお取扱いなどによる事故防止の為,本取扱説明書は最終的に本製品をお使いになる

方のお手もとに,確実に届けられるようお願い致します。

ご注意 ご注意

●本書の記載内容は,将来予告なしに変更することがあります。

●本書の内容に関しては万全を期していますが,万一ご不審な点や誤り等お気づきのことがありま

したら,お手数ですが裏表紙記載の弊社営業所,または出張所までご連絡ください。

●本書の記載内容の一部,または全部を無断で転載,複製することは禁止されています。

●本製品を運用した結果の影響による損害,弊社において予測不可能な本製品の欠陥による損害,

その他すべての間接的損害について,いっさい責任を負いかねますのでご了承ください。

安全上のご注意 ((ごご使使用用前前にに必必ずずおお読読みみくくだだささいい)) 安全上のご注意

安全上のご注意では,安全注意事項のランクを“警告,注意”として区分しています。

なお, 注 意に記載した事項でも,状況によっては重大な結果に結びつく可能性がありますの

で,記載している事柄は必ず守ってください。

取扱いを誤った場合,危険な状況が起こりえて,人命や重大な傷害にかかわる事故の

起こる可能性が想定される場合。

警 告

取扱いを誤った場合,危険な状況が起こりえて,中程度の傷害や軽傷を受ける可能性

が想定される場合,および機器損傷の発生が想定される場合。 注 意

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安安全上のご注意 ((ごご使使用用前前にに必必ずずおお読読みみくくだだささいい)) 全上のご注意

11..取取付付けけ上上のの注注意意

警 告

取付作業を行う場合,計器への供給電源を切った状態で行ってください。

電源を入れた状態で作業を行うと,感電の為,人命や重大な傷害にかかわる事故の起こる可能性が

あります。

注 意

・本器の使用は,下記のような場所でご使用ください。

(1) 塵埃が少なく,腐蝕性ガスのないところ。

(2) 可燃性,爆発性ガスのないところ。

(3) 機械的振動や衝撃の少ないところ。

(4) 直射日光が直接あたらず,周囲温度が0~50℃で急激な温度変化のないところ。

(5) 湿気が少なく(85%RH以下),結露の可能性がないところ。

(6) 大容量の電磁開閉器や,大電流の流れている電線から離れているところ。

(7) 水や油,薬品等,またはそれらの蒸気が直接あたる恐れのないところ。

・ケースを制御盤に取付る場合,適正締め付けトルク以下で締め付けてください。

適正締め付けトルク以上で締め付けると,ケースの破損,およびケースの変形を生じる恐れがあり

ます。

●参 考

本器のケース材質は,難燃性樹脂を使用していますが,燃えやすいもののそばには設置しないでくださ

い。

また,燃えやすい物の上に直接おく事はしないでください。

- 3 -

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安安全上のご注意 ((ごご使使用用前前にに必必ずずおお読読みみくくだだささいい)) 全上のご注意

22..配配線線上上のの注注意意

警 告

配線作業を行う場合,計器への供給電源を切った状態で行ってください。

電源を入れた状態で作業を行うと,感電の為,人命や重大な傷害にかかわる事故の起こる可能性が

あります。

また,計器電源を入れる前に,必ず第三種接地を本器(COT-200)に施してください。

注 意 ・配線作業を行う場合,電線屑をCOT-200の通風窓へ落とし込まないでください。

火災,故障,誤動作の原因となります。

・COT-200の接地端子には,2mm2以上の電線を用いて第三種接地を施してください。

ただし,強電系とは共通接地しないでください。

・COT-200の端子に配線作業を行う場合,M3ねじに適合する絶縁スリーブ付圧着端子を使用してくだ

さい。

・端子ねじを締め付ける場合,適正締め付けトルク以下で締め付けてください。

適正締め付けトルク以上で締め付けると,端子ねじの破損,およびケースの変形を生じる恐れがあ

ります。

・ご使用環境や,使用部品の経年変化等による不測の事態に備え,別途保安回路を設けてください。

33..運運転転,,保保守守時時のの注注意意

警 告

・感電防止,および機器故障防止の為,通電中には端子に触れないでください。

・端子の増締め,および清掃等の作業を行う時は,計器電源を切った状態で行ってください。

電源を入れた状態で作業を行うと,感電の為,人命や重大な傷害にかかわる事故の起こる可能性が

あります。

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改訂履歴 改訂履歴

●取扱説明書番号は,本取扱説明書の裏表紙の右下に記載しています。

改訂年月日 取扱説明書番号 改 訂 内 容

2000年10月 日 COT21J2 初版印刷

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目 次 COT-200

1.概 要

1.1 COT-200の概要 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

1.2 Cシリーズに付加した場合の装置・構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 7

1.3 システム構成 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 8

1.4 パラメータのやりとり ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

2.形名の説明

2.1 形名の説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

2.2 形名銘板の表示方法 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 9

3.各部の名称とはたらき

3.1 名称と表示器の説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・10

3.2 キーの説明 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11

4.制御盤への取付け

4.1 場所の設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12

4.2 外形寸法図 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12

4.3 パネルカット ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・12

4.4 取付け ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・13

5.配 線

5.1 端子配列 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・14

5.2 配線例 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・15

6.仕様設定

6.1 接続台数設定 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17

6.2 全設定値読込み ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・17

7.操 作

7.1 操作フローチャート ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・18

7.2 操 作

(1)PV/SV表示モード ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22

(2)主設定モード ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22

(3)副設定モード ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・23

(4)補助機能設定モード ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・28

(5)接続台数設定モード ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33

(6)全設定値消去モード ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33

(7)全設定値読込みモード ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・33

(8)ディスプレイ・オート(自動)/マニュアル(手動)表示切替え ・・・・・・・・・・34

(9)制御出力オフ機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・34

(10)出力操作量,ヒータ電流値表示機能 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・35

8.仕 様

8.1 標準仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・36

8.2 オプション仕様 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・38

9.故障かな?と思ったら ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・39

10.キャラクタ一覧表 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・41

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概 要 COT-200

1.概 要

1.1 COT-200の概要

Cシリーズに,コンソールユニット(COT-200)を付加した場合,表示器付きの温度調節計(FC,GCシ

リーズ等)を使用する感覚で,Cシリーズのモニタができるようになります。

1.2 Cシリーズに付加した場合の装置・構成

(1)コンソールユニット :COT-200

Cシリーズをモニタするためのコンソールユニット。

(2)2ch温度調節ユニット :CCT-235-2□/□

2chの独立した温度調節ユニットで,2chとも同一入力,同一出力

になります。

(3)加熱冷却温度調節ユニット :CCT-235-□/□,D□

温度調節ユニット。1ch入力で,加熱冷却制御が可能になります。

(4)電源上位リンクユニット :CPT-20A

CCT-235,CLT-200,およびCLT-20Sに電源を供給し,上位ユニット

と通信を行う為のリンクユニット。

(5)CC-Linkリンクユニット:CLT-200

CC-Linkマスタユニットに接続する為のリンクユニット。

(6)PCリンクユニット :CLT-20S

PC(パーソナルコンピュータ)に接続する為のリンクユニット。

(7)ベースユニット :CBT-210(-205)

CPT-20A,CCT-235,CLT-200,およびCLT-20Sを取付けるベースユ

ニット。(1ベースユニットに対して,CPT-20Aは1ユニット必要)

●CBT-210(-205)に,CPT-20A,CCT-235,CLT-200,またはCLT-20Sを

付加する場合の構成

CBT-210 CPT-20A CCT-235 CLT-200 CLT-20S

最大8台 1台

最大9台 1台

1台

1台

最大10台

CBT-205 CPT-20A CCT-235 CLT-200 CLT-20S

最大4台 1台

最大4台 1台

1台

1台

最大5台

(8)通信ケーブル :CPM

CPT-20AとCOT-200を接続する為の,専用通信ケーブル。

- 7 -

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概 要 COT-200

1.3 システム構成

●COT-200に,CCT-235を組合わせる構成

RS-422A CPT-20A

CCT-235-2□/□またはCCT-235-□/□.D□(最大10ユニット)

COT-200 CBT-210

(図1.3-1)

●COT-200に,CCT-235,およびCLT-200を組合わせる構成

RS-422A CPT-20A

CCT-235-2□/□または

COT-200

CLT-200

CC-Link三菱電機製シーケンサ

CBT-210

CCT-235-□/□.D□(最大8ユニット)CC-Linkマスタユニット

(図1.3-2)

●COT-200に,CCT-235,およびCLT-20Sを組合わせる構成

RS-422A CPT-20A

CCT-235-2□/□または

COT-200

CLT-20S

RS-232C,RS-422A,またはRS-485

パーソナルコンピュータCBT-210

CCT-235-□/□.D□(最大9ユニット)

(図 1.3-3)

- 8 -

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概 要/形 名 COT-200

1.4 パラメータのやりとり

パラメータのやりとりは,下図のようになっています。

RS-422A

COT-200 コマンドデータをCPT-20Aに送信し,CPT-20Aより応答データを受信

します。

CPT-20A COT-200からの送信データを受信し,CCT-235へ送信します。

CCT-235からの応答データを受信し,COT-200へ応答データを送信し

ます。

CCT-235 CPT-20Aからの送信データを受信し,制御を行い,CCT-235の応答デ

ータをCPT-20Aへ送信します。

2.形 名

2.1 形名の説明

COT-200:コンソールユニット

2.2 形名銘板の表示方法

警 告

形名銘板の確認を行う時は,計器への供給電源を切った状態で行ってください。

電源を入れた状態で確認を行うと,感電の為,人命や重大な傷害にかかわる事故の起こる可能性が

あります。

形名銘板は,ケースと内器に貼っています。

〔例〕

COT-200

TC

NO.xxxxxx

①形 名 :COT-200

②オプション:端子カバー

③計器番号 :内器にのみ表示

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各部の名称とはたらき COT-200

3.各部の名称とはたらき

3.1 名称と表示器の説明

④ ③ ② ① ⑩ ⑪ ⑫

① PV表示器

② SV表示器

③ SV表示灯

④ MV表示灯

⑤ チャネル番号表示器

⑥ マニュアル表示灯

⑦ 制御出力表示灯

⑧ イニシャル処理表示

⑨ シリアル通信出力表

⑩ 警報1(A1)出力動作

⑪ 警報2(A2)出力動作

:実温度を赤色表示器に表示します。

:設定(SV)値,操作量(MV)値,ヒータ電流値を緑色表示器に表示します。

:SV表示器が設定(SV)値表示の時,緑色表示灯が点灯します。

:SV表示器が操作量(MV)値表示の時,赤色表示灯が点灯します。

:チャネル番号を黄色表示器に表示します。

:マニュアル表示の時,赤色表示灯が点灯します。

:チャネル番号に表示されているチャネルの制御出力がONの時,緑色表示

灯が点灯します。

直流電流出力形の場合,操作量に対応し緑色表示灯が点滅します。

灯 :電源投入時,または動作中の初期処理時,黄色表示灯が点灯します。

示灯 :シリアル通信動作時,黄色表示灯が点滅します。

表示灯:チャネル番号に表示されているチャネルの警報1(A1)出力がONの時,赤

色表示灯が点灯します。

表示灯:チャネル番号に表示されているチャネルの警報2(A2)出力がONの時,赤

色表示灯が点灯します。

- 10 -

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各部の名称とはたらき COT-200

⑫ ループ異常警報1,2出力動作表示灯:チャネル番号に表示されているチャネルのループ異常警報1,2

出力がONの時,赤色表示灯が点灯します。

⑬ ヒータ断線警報出力動作表示灯 :チャネル番号に表示されているチャネルのヒータ断線警報出力

がONの時,赤色表示灯が点灯します。

⑭ 通信異常表示灯 :通信異常が連続して発生した時,赤色表示灯が点滅します。

⑮ センサバーンアウト表示灯 :チャネル番号に表示されているチャネルのセンサが断線した時

,赤色表示灯が点灯します。

⑯ オートチューニング動作表示灯 :チャネル番号に表示されているチャネルのオートチューニング

実行中,黄色表示灯が点灯します。

3.2 キーの説明

下記に主なはたらきを表していますが,モードにより他のはたらきもします。

“7.1 操作フローチャート”をご覧ください。( P.18)

(アップキー)

設定モードの時,SV表示器の数値を増加させます。

(ダウンキー)

設定モードの時,SV表示器の数値を減少させます。

(補助キー)

他のキーと合わせて使用することにより,特殊操作を行ないます。

(モードキー)

設定モードの切替を行ないます。

(OUT/OFFキー)

制御出力のON/OFFを行ないます。

(ディスプレイオート/マニュアルキー)

全チャネルモニタ,および指定したチャネルモニタの切替を行ないます。

(ファーストキー)

と同時に キー,または キーを押すことにより数値の送りを早くします。

(チャネルキー)

設定モードの時,設定したいチャネル番号を選択します。

●キー操作の前に知っていただきたいこと

どのモードからでも キーを押すことにより,現在表示されているチャネルの制御出力オフ機能

がはたらきます。

制御出力オフ機能がはたらくと,計器電源を切って再投入しても解除されず,制御出力オフ機能が

はたらいたままです。

解除するには,制御出力オフ機能がはたらいているチャネル表示の時, キーを押してください。

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制御盤への取付け COT-200

4.制御盤への取付け

4.1 場所の選定

下記のような場所でご使用ください。

(1) 塵埃が少なく,腐蝕性ガスのないところ。

(2) 可燃性,爆発性ガスの少ないところ。

(3) 機械的振動や衝撃の少ないところ。

(4) 直射日光が直接あたらず,周囲温度が 0~50℃で急激な温度変化のないところ。

(5) 湿気が少なく(85%RH 以下),結露の可能性がないところ。

(6) 大容量の電磁開閉器や,大電流の流れている電線から離れているところ。

(7) 水や油,薬品等,またはそれらの蒸気が直接あたる恐れのないところ。

4.2 外形寸法図

(図 4.2-1)

4.3 パネルカット

□96 10 100□

91

106.2

横方向密接取付

n:取付台数

(図 4.3-1)

- 12 -

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制御盤への取付け COT-200

4.4 取付け

取付け可能なパネルの板厚:1~15mm

計器を制御盤前面から挿入してください。

ケース上下の穴に取付金具をひっかけ,ねじを締めて固定してください。

警 告

ケースは樹脂製ですので,取付金具のねじを必要以上に締め過ぎると,取付金具やケースが変形す

する恐れがあります。

0.12N・m ぐらいで締付けてください。

(図 4.4-1)

- 13 -

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配 線 COT-200

5.配 線

警 告

配線作業を行う場合,計器への供給電源を切った状態で行ってください。

電源を入れた状態で作業を行うと,感電の為,人命や重大な傷害にかかわる事故の起こる可能性が

あります。

また,計器電源を入れる前に,必ず第三種接地を本器(COT-200)に施してください。

注 意 ・配線作業を行う場合,電線屑をCOT-200の通風窓へ落とし込まないでください。

火災,故障,誤動作の原因となります。

・COT-200の接地端子には,2mm2以上の電線を用いて第三種接地を施してください。

ただし,強電系とは共通接地しないでください。

・COT-200の端子に配線作業を行う場合,M3ねじに適合する絶縁スリーブ付圧着端子を使用してくだ

さい。

・端子ねじを締め付ける場合,適正締め付けトルク以下で締め付けてください。

適正締め付けトルク以上で締め付けると,端子ねじの破損,およびケースの変形を生じる恐れがあ

ります。

・ご使用環境や,使用部品の経年変化等による不測の事態に備え,別途保安回路を設けてください。

5.1 端子配列

10

9

8

1

2

3

4

5

6

7

11

12

13

14

15

16

17

18

19

20

31

32

33

34

35

36

37

38

39

30

29

28

27

26

25

24

23

22

21

計器電源AC 100~240V

RS-422A

TXA

TXB

RXA

RXB

COM

警報1(A1)

警報2(A2)

ヒータ断線警報(HB)

ループ異常警報(HB)

アップスケール

ダウンスケール

COM

ステータス出力

通信エラー出力

(図 5.1-1)

・本器の端子板は,左側から配線する構造になっています。

リード線は,必ず左側方向から端子へ挿入して,端子ねじで締め付けてください。

・点線は,オプション指定の場合を示し,指定がなければその端子はありません。

オプションの詳しい内容は( P.38)

- 14 -

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配 線 COT-200

5.2 配線例

●通信端子

TXA

計器内

TXB

RXA

RXB

COM

11

12

13

14

16

通信専用ケーブルCPM

TX/RX

POWER

CPT-20A

AC 100~240V50/60Hz

接地

(図 5.2-1)

●端子推奨品

下記のような,M3のねじに適合する絶縁スリーブ付圧着端子を使用してください。

���������������

5.8mm以下

3.2mmφ

���������������

5.8mm以下

3.2mm

(図5.2-2)

圧着端子 メーカ 形 名 締付トルク

ニチフ端子 1.25-Y3 Y

日本圧着端子 VD1.25-B3A

ニチフ端子 1.25-3

0.6N・m MAX 1.0N・m

日本圧着端子 V1.25-3 形

- 15 -

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配 線 COT-200

●ステータス出力端子(オプション:SO)

オープンコレクタ出力:6回路

容 量:DC 24V 最大50mA

警報1(A1)

COM

計器内

+ -

31

39

38

37

36

33

35

34

32 警報2(A2)

ヒータ断線警報(HB)

ループ異常警報(LA)

アップスケール

ダウンスケール

(図5.2-3)

- 16 -

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仕様設定 COT-200

6.仕様設定

本器に電源投入後,下記仕様設定を行なってください。

※本器の通信速度は,19,200bps固定になっています。

この為,CPT-20Aの通信速度設定を19,200bpsに設定してください。

6.1 接続台数設定

接続しているCCT-235の台数を設定してください。

CCT-235を2~10台接続していても,接続台数の設定をしないと,1台分のモニタしかできません。

●接続台数設定方法

PV/SV表示モードの時, , , キーを3秒以上押してください。

PV表示器に“ ”,SV/MV表示器に“現在の設定値”を表示し,接続台数モードになります。

この状態の時 ,または キーを押してCCT-235の接続台数を設定してください。

SV/MV表示器の数字が,CCT-235の接続台数を表します。

接続台数の設定が完了しましたら キーを押してください。

PV/SV表示モードに戻ります。

6.2 全設定値読込み

COT-200,およびCシリーズを同時に電源投入した場合,COT-200は自動的にCシリーズの設定データ

を読取り,CシリーズとCOT-200の設定データを同じにします。

注 意

Cシリーズの電源はONのままで,COT-200のみ電源をOFFにし,再度電源投入した場合,COT-200は

Cシリーズの設定データを自動的に読込みません。

この為,COT-200より手動で全設定値を読込んでください。

●全設定値読込み方法

PV/SV表示モードの時, , , , キーを3秒以上押してください。

PV表示器に“ ”を表示し,PV/SV表示モードに戻ります。

- 17 -

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操 作 COT-200

7.操 作

7.1 操作フローチャート

・どの設定モードでも キーを押すことにより,現在表示されている

設定モードの全チャネルの設定ができます。

(*1)マニュアル機能にした場合, キーを押すごとに,表示チャネルが

変わります。

(*2)CCT-235にオプション“W”を付加していない場合でも,SV/MV表示器に0.0

を表示します。また,SV,MV表示灯が消灯します。

〔主 設 定 モ ー ド〕

〔副 設 定 モ ー ド〕

(

ウォームアップ状態

(約4秒間)

PV/SV表示モード

制御出力オフ機能

ディスプレイ・オート/

マニュアル機能(*1)

制御出力操作量

表 示 機 能 ヒータ電流値表示機能(*2)

CH02 CH20

主 設 定

PV

オートチューニング実行/解除

PV

比例帯設定

PV

積分時間設定

PV

冷却比例帯設定

PV

計器電源 ON

約3秒)

PV

アン

PV

PV

PV

PV

PV

微分時間設定

チリセットワインドアップ設定

ヒータ断線警報設定

PV

PV

冷却比例周期設定

手動リセット設定

比例周期設定

警報2設定

警報1設定

- 18 -

ループ異常警

PV

ループ異

動作

PV

PV

ループ異

動作

PV

ループ異常警

報1時間設定

常警報1

巾設定

常警報2

巾設定

報2時間設定

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操 作 COT-200

・ + : を押しながら, を押します。

・ + (約3秒) : を押しながら, を約3秒間押します。

・ + + + (約3秒): , , を押しながら, を約3秒間押します。

・ + + + (約3秒): , , を押しながら, を約3秒間押します。

〔補助機能設定モード〕

小数点位置選択

PV

(

制御出力ON/OFF動作

すきま設定

PV

制御出力下限設定

PV

制御出力上限設定

PV

PV

PV

P

冷却制御出力ON/OFF

動作すきま設定

冷却動作モード選択

PV

設定値下限設定

PV

設定値上限設定

〔接続台数設定モード〕

約3秒) (

PVフィルタ時定数設定

PV

制御出力動作選択

PV

温度単位選択

PV

センサ補正値設定

PV

警報1(A1)動作方式選択

PV

接続台数設定

PV

+ +

PV

PV

警報2(A2)動作方式選択

PV

- 19 -

約3秒)

V

ーバラップバンド/

デッドバンド設定

報1(A1)動作

すきま設定

報2(A2)動作

すきま設定

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操 作 COT-200

・どの設定モードでも, キーを押すことにより,その設定モードの全チャネルの設定ができます。

下記に例を書いて説明します。

主設定値設定モードの場合

Ch1の主設定値設定モードの時, キーを押すと,Ch2の主設定値設定モードになります。

もう一度 キーを押すと,Ch3の主設定値設定モードになります。

〔全設定値消去モード〕 〔全設定値読込モード〕

(約3秒) + + + + + + (約3秒)

SV/MV

全設定値読込

SV/MV

全設定値消去

- 20 -

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- 21 -

操 作 COT-200

7.2 操 作

・電源投入後,約4秒間はPV表示器に形名“ (COT)”が表示されます。

この間,SV/MV,CH表示器,および全てのLED表示灯はOFF状態です。

その後,PV表示器に実温度, SV/MV表示器に主設定値,CH表示器に現在モニタしているチャネル№

を表示し,モニタを開始します。

直流電圧,電流入力の場合,スケール変換を行います。

COT-200で設定した値をCCT-235に送信する場合,COT-200は,CCT-235の定格値に変換して送信しま

す。また,CCT-235より読取った値は,COT-200がCOT-200のスケーリング設定範囲に変換し,表示し

ます。

上記処理の為,COT-200のスケーリング巾とCCT-235の定格値の関係で割切れない値を設定した場合,

CCT-235から読取った値と設定した値が表示値で見ると一致しない事があります。

(計算上のまるめの為,-1小さい値になります)

COT-200からCCT-235へ送信する場合のスケール変換式

(SV-STLL)×(CS-CZ) Xs= (STLH-STLL)

CCT-235から読取った値を表示する場合のスケール変換式

(RV-CZ)×(STLH-STLL) Xd= +STLL (CS-CZ)

Xs,Xd:スケール変換後の値

SV :COT-200で設定された値

RV :CCT-235から読取った値

STLH :COT-200のスケーリング上限値

STLL :COT-200のスケーリング下限値

CS :CCT-235の定格上限値(10000)

CZ :CCT-235の定格下限値( 0)

注 意

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- 22 -

操 作 COT-200

●キー操作の説明では,以下のように表現しています。

(1)PV/SV表示モード

・モニタ中(チャネル1)のモードです。

・設定項目,および設定値の変更はできません。

(2)主設定モード

キーを押すと,主設定モードになります。

, , キーで設定値(数値)を増減します。

キーを押すと設定値が登録され,PV/SV表示モードに戻ります。

・チャネル1の主設定値を設定します。

・設定範囲:熱電対,測温抵抗体入力の場合

定格目盛範囲

直流電圧,電流入力の場合

スケーリング下限値~スケーリング上限値

設定項目

PV表示器

チャネル番号表示器

主 設 定

CH

PV

SV/MV 設 定 値 SV/MV表示器

計器電源 ON

ウォームアップ状態(約4秒間)

CH PV

SV/MV

PV/SV表示モード

CH PV 実 温 度

SV/MV 設 定 値

PV/SV表示モード

CH

PV 実 温 度

SV/MV 設 定 値

主 設 定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

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- 23 -

操 作 COT-200

(3)副設定モード

キーを押しながら, キーを押すと,副設定モードになります。

, , キーで設定値(数値)を増減します。

キーを押すと設定値が登録され,設定項目が切替ります。

・チャネル1のオートチューニング実行/解除を選択します。

・“オートチューニング実行”を選択して, キーを押すと,オートチ

ューニングを開始します。

オートチューニング実行中のチャネルは,全ての設定項目の設定ができま

せん。

オートチューニング解除

オートチューニング実行

・チャネル1の比例帯を設定します。

比例帯の説明は,Cシリーズ取扱説明書を参照してください。

・設定範囲:0.0~100.0%(0.0に設定すると,ON/OFF動作になります)

・チャネル1の冷却比例帯を設定します。

冷却比例帯の説明は,Cシリーズ取扱説明書を参照してください。

・設定範囲:0.0~10.0倍(加熱側)比例帯に対しての倍率

(0.0に設定すると,ON/OFF動作になります)

CCT-235が加熱冷却制御出力の場合のみ,設定できます。

PV/SV表示モード

CH

PV 実 温 度

SV/MV 設 定 値

オートチューニング実行/解除

CH

PV

SV/MV 選 択 値

比例帯設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

冷却比例帯設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

・ON/OFF,またはPD動作で制御を行っている場合,オートチューニングを実行しな

いでください。

オートチューニング完了後,制御動作がPID動作になります。

・オートチューニングを途中で解除すると,P,I,D,ARW値はオートチューニング

実行前の値になります。

注 意

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操 作 COT-200

・チャネル1の積分時間を設定します。

積分時間の説明は,Cシリーズ取扱説明書を参照してください。

・設定範囲:0~3600秒(0に設定すると積分動作しません)

・チャネル1の微分時間を設定します。

微分時間の説明は,Cシリーズ取扱説明書を参照してください。

・設定範囲:0~3600秒(0に設定すると微分動作しません)

・チャネル1のアンチリセットワインドアップを設定します。

アンチリセットワインドアップの説明は,Cシリーズ取扱説明書を参照してください。

・設定範囲:0~100%

・チャネル1のオフセット(制御安定時における,SV値とPV値の差)を修正

する為のリセット値を,手動で設定します。

・設定範囲:熱電対,測温抵抗体入力の場合

±(定格目盛範囲×比例帯設定値)℃( )

ただし,COT-200の表示器が4桁の為,-199.9~999.9℃( )の

範囲を超える値は設定できません。

直流電圧,電流入力の場合

±(スケーリング下限~スケーリング上限)×比例帯設定値

ただし,COT-200の表示器が4桁の為,-1999~9999の範囲を超

える値は設定できません。

●手動リセット設定範囲の計算式

・熱電対 K(-200~1370℃)で,現在の比例帯設定値が1.0%の場合

設定範囲=±(200+1370)×0.01

上記より,設定範囲は±15.7℃となります。

・直流電圧,電流入力(スケーリング範囲:-1999~9999)で,現在の比例帯設定値が1.0%の

場合

設定範囲=±(1999+9999)×0.01

上記より,設定範囲は±119となります。

●参 考

PID,またはON/OFF動作で制御を行っている場合,手動リセットの値を設定しても,

動作しません。

積分時間設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

微分時間設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

アンチリセットワインドアップ設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

手動リセット設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

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操 作 COT-200

・チャネル1の警報1(A1)出力動作点を設定します。

・設定範囲:(表7.2-1)

警報1(A1)動作方式選択で動作無しを選択した場合,設定できません。

(表 7.2-1)

熱電対,測温抵抗体入力の場合

警報種類 設 定 範 囲

無動作

上限 (偏差警報) -200~200,または-199.9~200.0℃( ) *1

待機付上限 (偏差警報) -200~200,または-199.9~200.0℃( ) *1

下限 (偏差警報) -200~200,または-199.9~200.0℃( ) *1

待機付下限 (偏差警報) -200~200,または-199.9~200.0℃( ) *1

上下限 (偏差警報) 0~200,または 0.0~200.0℃( ) *1

待機付上下限 (偏差警報) 0~200,または 0.0~200.0℃( ) *1

上下限範囲 (偏差警報) 0~200,または 0.0~200.0℃( ) *1

待機付上下限範囲(偏差警報) 0~200,または 0.0~200.0℃( ) *1

絶対値上限 入力レンジ最小値~入力レンジ最大値

待機付絶対値上限 入力レンジ最小値~入力レンジ最大値

絶対値下限 入力レンジ最小値~入力レンジ最大値

待機付絶対値下限 入力レンジ最小値~入力レンジ最大値

直流電圧,直流電流入力の場合

警報種類 設 定 範 囲

無動作

上限 (偏差警報) -1999~2399 *1,*2

待機付上限 (偏差警報) -1999~2399 *1,*2

下限 (偏差警報) -1999~2399 *1,*2

待機付下限 (偏差警報) -1999~2399 *1,*2

上下限 (偏差警報) 0~2399 *1,*2

待機付上下限 (偏差警報) 0~2399 *1,*2

上下限範囲 (偏差警報) 0~2399 *1,*2

待機付上下限範囲(偏差警報) 0~2399 *1,*2

絶対値上限 スケーリング下限値~スケーリング上限値

待機付絶対値上限 スケーリング下限値~スケーリング上限値

絶対値下限 スケーリング下限値~スケーリング上限値

待機付絶対値下限 スケーリング下限値~スケーリング上限値

*1:0,または0.0に設定すると,警報動作ははたらきません。

*2:COT-200の設定範囲(スケーリング下限値~スケーリング上限値)によって,警報1(A1)の設定範囲

が変わります。(CCT-235の偏差警報設定範囲は,0~10000の±20%ですので,COT-20

0もスケーリング下限値~スケーリング上限値の±20%が,偏差警報設定範囲になります)

●COT-200の設定範囲が-1999~9999の場合

±(1999+9999)×0.2=±2399

ただし,COT-200の表示器が4桁の為,-側は-1999以下の設定ができません。

上記より,警報設定範囲は-1999~2399,または0~2399となります。

警報1(A1)設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

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操 作 COT-200

・チャネル1の警報2(A2)出力動作点を設定します。

・設定範囲:警報1(A1)と同じ。

警報2(A2)動作方式選択で動作無しを選択した場合,設定できません。

・チャネル1の比例周期を設定します。

・設定範囲:1~120秒(直流電流出力形の場合,比例周期を設定しても無効

です)

※リレー接点出力形の場合,比例周期の時間を短く設定すると,リレーの

動作回数が多くなり,リレー接点の寿命が短くなります。

・チャネル1の冷却比例周期を設定します。

・設定範囲:1~120秒(直流電流出力形の場合,比例周期を設定しても無効

です)

CCT-235が加熱冷却制御出力の場合のみ,設定できます。

※リレー接点出力形の場合,比例周期の時間を短く設定すると,リレーの

動作回数が多くなり,リレー接点の寿命が短くなります。

・チャネル1のヒータ断線警報(ヒータ電流値)を設定します。

・設定範囲:W(20A)の時 0.0~20.0A

W(50A)の時 0.0~50.0A

CCT-235にオプション“W”が付加されていない場合,設定できません。

・チャネル1のループ異常警報1時間を設定します。

・設定範囲:0~200分

冷却比例周期設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

ヒータ断線警報設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

・設定値を0.0にすると,動作しません。

・電源電圧変動を考慮して,ヒータ電流値(設定値)の80%あたりで設定されること

をおすすめします。

・警報出力は,自己保持しません。

注 意

ループ異常警報1時間設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

警報2(A2)設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

比例周期設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

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操 作 COT-200

・チャネル1のループ異常警報1動作巾を設定します。

・設定範囲:熱電対,測温抵抗体入力の場合:0.0~100.0℃( )

直流電圧,電流入力の場合 : 0~1199

ただし,直流電圧,電流入力の場合,COT-200の設定範囲(スケーリ

ング下限値~スケーリング上限値)によって,ループ異常警報1動作巾の

設定範囲が変わります。(CCT-235のループ異常警報1動作巾設定

範囲は,0~10000の10%ですので,COT-200もスケーリング下限値~

スケーリング上限値の10%が,ループ異常警報1動作巾設定範囲になり

ます)

※COT-200の設定範囲が-1999~9999の場合

(1999+9999)×0.1=1199.8

上記より設定範囲は,0~1199となります。

・チャネル1のループ異常警報2時間を設定します。

・設定範囲:0~200分

・チャネル1のループ異常警報2動作巾を設定します。

・設定範囲:ループ異常警報1動作巾と同じ。

●ループ異常警報の説明

出力操作量が100%,または出力上限値に達した後,PV値がループ異常警報時間設定で設定した時間内

に,ループ異常警報動作巾で設定した動作巾だけ(上昇)しない時,警報が出力されます。

また,出力操作量値が0%,または出力下限値に達した後,PV値がループ異常警報時間設定で設定した

時間内に,ループ異常警報動作巾で設定した動作巾だけ(下降)しない時,警報が出力されます。

制御動作が冷却の時は,上記の( )内がそれぞれ下降,および上昇となります。

PV/SV表示モード

CH

PV 実 温 度

SV/MV 設 定 値

ループ異常警報2時間設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

ループ異常警報2動作巾設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

ループ異常警報1動作巾設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

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- 28 -

操 作 COT-200

(4)補助機能設定モード

キーを押しながら, キーを約3秒押すと,補助機能設定モードになります。

, , キーで設定値(数値)を増減します。

キーを押すと設定値が登録され,設定項目が切替ります。

・チャネル1のスケーリング上限を設定します。

直流電圧,電流入力の場合のみ設定できます。

・設定範囲:スケーリング下限~9999

COT-200の表示器が4桁の為,9999以上の値は設定できません。

・チャネル1のスケーリング下限を設定します。

直流電圧,電流入力の場合のみ設定できます。

・設定範囲:-1999~スケーリング上限

COT-200の表示器が4桁の為,-1999以下の値は設定できません。

・チャネル1の小数点位置を選択します。

直流電圧,電流入力の場合のみ設定できます。

:XXXX.(小数点無し)

:XXX.X(小数点以下1桁)

:XX.XX(小数点以下2桁)

:X.XXX(小数点以下3桁)

・チャネル1の制御出力上限値を設定します。

・設定範囲:制御出力下限値~105%(100%を超える設定は,直流電流出力

形の時のみ有効です)

+ (約3秒間)

PV/SV表示モード

CH

PV 実 温 度

SV/MV 設 定 値

スケーリング上限設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

スケーリング下限設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

小数点位置選択

CH

PV

SV/MV 設 定 値

制御出力上限設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

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操 作 COT-200

・チャネル1の制御出力下限値を設定します。

・設定範囲:-5%~制御出力上限値(0%未満の設定は,直流電流出力形の

時のみ有効です)

・チャネル1の制御出力ON/OFF動作すきまを設定します。

・設定範囲:熱電対,測温抵抗体入力の場合:0.1~100.0℃( )

直流電圧,電流入力の場合 :1~1199

ただし,直流電圧,電流入力の場合,COT-200の設定範囲(スケーリ

ング下限値~スケーリング上限値)によって,制御出力ON/OFF動作す

きまの設定範囲が変わります。(CCT-235の制御出力ON/OFF動作

すきま設定範囲は,0~10000の10%ですので,COT-200もスケーリン

グ下限値~スケーリング上限値の10%が,制御出力ON/OFF動作すき

ま設定範囲になります)

※COT-200の設定範囲が-1999~9999の場合

(1999+9999)×0.1=1199.8

ただし,制御出力ON/OFF動作すきまは,0を設定できません。

上記より設定範囲は,1~1199となります。

●参 考

PID,またはPD動作で制御を行っている場合,制御出力ON/OFF動作すきまを設定しても

動作しません。

・チャネル1の冷却動作を,空冷,油冷,水冷の中から1つを選択します。

加熱冷却制御出力の場合のみ,設定できます。

:空冷

:油冷

:水冷

・チャネル1の冷却制御出力ON/OFF動作すきまを設定します。

・設定範囲:制御出力ON/OFF動作すきまと同じ

加熱冷却制御出力の場合のみ,設定できます。

制御出力下限設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

制御出力ON/OFF動作

すきま設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

冷却動作モード選択

CH

PV

SV/MV 動作モード

冷却制御出力ON/OFF

動作すきま設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

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- 30 -

操 作 COT-200

・チャネル1の加熱制御出力側と,冷却制御出力側のオーバラップバンド/デッド

バンド値を設定します。

+設定値でデッドバンド,-設定値でオーバラップバンドです。

・設定範囲:加熱側比例帯の±100.0%

ただし,下記設定範囲内でしか設定できません。

熱電対,測温抵抗体入力の場合,-199.9~999.9℃( )

直流電圧,電流入力の場合,-1999~9999

加熱冷却制御出力の場合のみ,設定できます。

●オーバラップバンド/デッドバンド設定範囲の計算式

・熱電対 K(-200~1370℃)で,加熱側比例帯値が2.5%の場合

設定範囲=±(200+1370)×0.025

上記より,設定範囲は±39.2℃となります。

・直流電圧,電流入力(スケーリング範囲:-1999~9999)で,加熱側比例帯値が5.0%の場合

設定範囲=±(1999+9999)×0.05

上記より,設定範囲は±599となります。

・チャネル1の警報1(A1)動作方式を選択します。

:無動作

:上限警報

:待機付上限警報

:下限警報

:待機付下限警報

:上下限警報

:待機付上下限警報

:上下限範囲警報

:待機付上下限範囲警報

オーバラップバンド/

デッドバンド設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

警報1(A1)動作方式選択

CH

PV

SV/MV 選 択 値

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- 31 -

操 作 COT-200

:絶対値上限警報

:待機付絶対値上限警報

:絶対値下限警報

:待機付絶対値下限警報

・チャネル1の警報2(A2)動作方式を選択します。

・選択項目:警報1(A1)動作方式と同じ。

・チャネル1の警報1(A1)動作すきまを設定します。

・設定範囲:熱電対,測温抵抗体入力の場合,0.1~100.0℃( )

直流電圧,電流入力の場合,1~1199

ただし,直流電圧,電流入力の場合,COT-200の設定範囲(スケー

リング下限値~スケーリング上限値)によって,警報1(A1)動作すきま

の設定範囲が変わります。(CCT-235の警報1(A1)動作すきま設

定範囲は,0~10000の10%ですので,COT-200もスケーリング下限値

~スケーリング上限値の10%が,警報1(A1)動作すきま設定範囲にな

ります)

●警報1(A1)動作すきま設定範囲の計算式

直流電圧,電流入力でスケーリング範囲が-1999~9999の場合

設定範囲=(1999+9999)×0.1

上記より設定範囲は,1~1199となります。

・チャネル1の警報2(A2)動作すきまを設定します。

・設定範囲:警報1(A1)動作すきまと同じ。

・チャネル1の制御動作(加熱,または冷却)を選択します。

:加熱動作

:冷却動作

警報2(A2)動作方式選択

CH

PV

SV/MV 選 択 値

警報1(A1)動作すきま設定

CH

PV

SV/MV 選 択 値

警報2(A2)動作すきま設定

CH

PV

SV/MV 選 択 値

制御動作モード選択

CH

PV

SV/MV 選 択 値

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- 32 -

操 作 COT-200

・チャネル1のPVフィルタ時定数を設定します。

外乱などでPV値が変動する場合,設定値を徐々に大きくしながら,変動し

なくなる値を見つけて設定値とします。

値が大きすぎると,応答の遅れにより制御結果に悪い影響を与えます。

・設定範囲:0.0~10.0秒

・チャネル1の温度単位を設定します。

直流電圧,電流入力の場合,設定できません。

:摂氏(℃)

:華氏( )

・チャネル1のセンサ補正値を設定します。

・設定範囲:熱電対,測温抵抗体入力の場合,-100.0~100.0℃( )

直流電圧,電流入力の場合,-1199~1199

ただし,直流電圧,電流入力の場合,COT-200の設定範囲(スケーリ

ング下限値~スケーリング上限値)によって,センサ補正の設定範囲

が変わります。(CCT-235のセンサ補正値設定範囲は,0~10000

の±10%ですので,COT-200もスケーリング下限値~スケーリング上限値

の±10%が,センサ補正値設定範囲になります)

●センサ補正値設定範囲の計算式

直流電圧,電流入力でスケーリング範囲が-1999~9999の場合

設定範囲=±(1999+9999)×0.1

上記より,設定範囲は±1199となります。

●センサ補正機能について

制御を希望する箇所にセンサを設置できない時,センサの測定温度が制御希望箇所の

温度と異なることがあります。

また,複数の調節計を用いて制御する場合,センサの精度,あるいは負荷容量のバラ

ツキ等で同一設定値でも測定温度(入力値)が一致しないことがあります。

このような時にセンサの入力値を補正して,制御を希望する温度に合わせることがで

きます。

PVフィルタ時定数設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

温度単位選択

CH

PV

SV/MV 設 定 値

センサ補正設定

CH

PV

SV/MV 設 定 値

PV/SV表示モード

CH

PV 実 温 度

SV/MV 設 定 値

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- 33 -

操 作 COT-200

(5)接続台数設定モード

“6 仕様設定”を参照してください。( P.17)

(6)全設定値消去モード

PV/SV表示モードの時, , , キーを押しながら キーを3秒以上押してください。

全設定値消去モードになり,SV/MV表示器に“ ”を表示し,全設定値を工場出荷時の値(初期値)

に戻します。

消去が完了すると,SV/MV表示器の“ ”表示が消え,PV/SV表示モードに戻り,SV/MV表示器に

“ ”を表示し,全チャネルとも制御出力オフ機能がはたらきます。

・全設定値を消去します。

全設定値消去を行なうと,以前の設定値は消えてしまいますので,必要

な設定値はメモ等に控えておいてください。

・全チャネルとも制御出力オフ機能がはたらきます。

(7)全設定値読込みモード

PV/SV表示モードの時, , , キーを押しながら キーを3秒以上押してください。

全設定値読込みモードになり,SV/MV表示器に“ ”を表示し,全設定値を読込みます。

読込が完了すると,SV/MV表示器の“ ”表示が消え,PV/SV表示モードに戻ります。

・全設定値を読込みます。

+ + + (約3秒間)

+ + + (約3秒間)

全設定値消去モード

CH

PV 実 温 度

SV/MV

PV/SV表示モード

CH

PV 実 温 度

SV/MV 設 定 値

PV/SV表示モード

CH

PV 実 温 度

SV/MV

全設定値読込みモード

CH

PV 実 温 度

SV/MV

PV/SV表示モード

CH

PV 実 温 度

SV/MV 設 定 値

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操 作 COT-200

(8)ディスプレイ・オート(自動)/マニュアル(手動)表示切替え

ディスプレイの表示をマニュアル(手動)で変更できるようにする機能です。

キーを押すごとに,オート(自動)/マニュアル(手動)表示に切替ります。

・ディスプレイ・オート(自動)表示。(マニュアル表示灯が消灯)

自動的(約2秒間隔)に,表示チャネルを切替えます。

・ディスプレイ・マニュアル(手動)表示。(マニュアル表示灯が点灯)

キーを押すごとに,表示チャネルを切替えます。

(9)制御出力オフ機能

制御動作を一時停止したい時や,複数台の内,使用しない計器など計器電源を切らずに制御出力を

停止する機能です。

PV/SV表示モードの時, キーを押すことにより,制御出力オフ機能がはたらきます。

また,SV/MV表示器に“ ”を表示します。

・チャネル1は,制御出力オフ機能がはたらきます。

SV/MV表示器に“ ”を表示します。

●参 考

制御出力オフ機能がはたらくと,計器電源を切って再投入しても解除されず,制御出力オフ機能がはた

らいたままになります。

解除するには,もう一度 キーを押してください。

PV/SV表示モード

CH

PV 実 温 度

SV/MV 設 定 値

マニュアル(手動)制御

CH

PV 実 温 度

SV/MV 設 定 値

PV/SV表示モード

CH

PV 実 温 度

SV/MV 設 定 値

制御出力オフ機能

CH

PV 実 温 度

SV/MV

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操 作 COT-200

(10)出力操作量,ヒータ電流値表示機能

PV/SV表示モードの状態で, キーを約3秒間押します。

途中で主設定モードになりますが, キーを押し続けると,出力操作量表示になります。

この時,SV/MV表示器横のSV表示灯が消灯し,MV表示灯(赤色)が点灯します。

もう一度 キーを押すと,ヒータ電流値表示になります。

この時,SV/MV表示器横のSV表示灯,およびMV表示灯が消灯します。

ただし,CCT-235にオプション“W”が付加されていない場合,SV/MV表示器には0.0を表示します。

もう一度 キーを押すと,PV/SV表示モードになります。

・MV表示灯(赤色)が点灯し,SV/MV表示器に出力操作量値を表示します。

・SV,MV表示灯が消灯し,SV/MV表示器にヒータ電流値を表示します。

PV/SV表示モード

CH

PV 実 温 度

SV/MV 設 定 値

出力操作量表示

CH

PV 実 温 度

SV/MV 操作量値

(約3秒間)

ヒータ電流値表示

CH

PV 実 温 度

SV/MV ヒータ電流値

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仕 様 COT-200

8.仕 様

8.1 標準仕様

品 名 コンソールユニット

形 名 COT-200

取付方式 制御盤埋込方式

設 定 メンブレンシートキーによる入力方式

表 示 器 PV表示器 :赤色LED 4桁,文字寸法 8.0×14.3mm(W×H)

SV/MV表示器 :緑色LED 4桁,文字寸法 5.5×10.0mm(W×H)

チャネル№表示器:黄色LED 2桁 文字寸法 4.0× 8.0mm(W×H)

通信エラー出力 通信エラー時,通信エラー表示灯(赤色)が点灯し,出力をONにする。

リレー接点 1a 制御容量:AC 250V 3A(抵抗負荷)

AC 250V 1A(誘導負荷 cosφ=0.4)

警報1(A1) 主設定値に対して±の偏差設定で(絶対値警報を除く),入力がその範囲を超えると

警報1(A1)表示灯(赤色)がON,またはOFF(上下限範囲警報)になります。

上限,下限,上下限,上下限範囲,絶対値上限,絶対値下限,およびこれらに待機

機能を付加した12種類と,動作なしの中から一つを計器前面のキー操作で設定でき

ます。警報動作図は,Cシリーズ取扱説明書を参照してください。

警報2(A2) 警報1(A1)と同じ。

制御動作 PID,PD,ON/OFF動作の中からいずれかを設定します。

PID動作(オートチューニング機能付)

比 例 帯:0.0~100.0%(0.0に設定すると,ON/OFF動作になります)

積分時間:0~3600秒(0に設定すると,積分動作しない)

微分時間:0~3600秒(0に設定すると,微分動作しない)

A R W:0~100%

比例周期:1~120秒

冷却比例帯 :(加熱側)比例帯に対しての倍率:0.0~10.0(0.0に設定すると,

ON/OFF動作になります)

冷却比例周期:1~120秒

オーバラップバンド,デッドバンド設定

:±(加熱側比例帯換算値)

熱電対,測温抵抗体入力の場合:-199.9~999.9℃( )以内

直流電圧,電流入力の場合 :-1999~9999以内

冷却動作モード切替機能

:空冷 リニア特性

油冷 1.5乗特性

水冷 2乗特性

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仕 様 COT-200

PD動作(積分時間:0秒)

比 例 帯:0.0~100.0%(0.0に設定すると,ON/OFF動作になります)

微分時間:0~3600秒(0に設定すると,微分動作しない)

比例周期:1~120秒

リセット:熱電対,測温抵抗体入力の場合:

±(定格目盛範囲×比例帯設定値)

ただし,-199.9~999.9℃( )の範囲

直流電圧,電流入力の場合:

±(スケーリング下限~スケーリング上限)×比例帯設定値

ただし,-1999~9999の範囲を超える値は設定できません。

A R W:0~100%

冷却比例帯 :(加熱側)比例帯に対しての倍率:0.0~10.0(0.0に設定すると,

ON/OFF動作になります)

冷却比例周期:1~120秒

オーバラップバンド,デッドバンド設定

:±(加熱側比例帯換算値)

熱電対,測温抵抗体入力の場合:-199.9~999.9℃( )以内

直流電圧,電流入力の場合 :-1999~9999以内

冷却動作モード切替機能

:空冷 リニア特性

油冷 1.5乗特性

水冷 2乗特性

ON/OFF動作(比例帯:0.0%)

加熱側動作すきま:熱電対,測温抵抗体入力の場合:0.1~100.0℃( )

直流電圧,電流入力の場合 :1~1199

冷却側動作すきま:加熱側動作すきまと同じ。

ループ異常警報1 ヒータ断線,センサ断線,操作端異常を検知します。

ループ異常警報がONの時,ループ異常警報表示灯(赤色)が点灯します。

ループ異常警報2 ループ異常警報1と同じ。

ヒータ断線警報 ヒータ電流をカレントトランス(CT)で監視し,ヒータ断線を検出します。

CCT-235にオプション“W”が付加されていない場合,ヒータ断線警報の設定項目

は表示されません。

定 格:CCT-235に依存

設定範囲:CCT-235に依存(0.0を設定すると動作しない)

動 作 点:設定値

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仕 様 COT-200

センサ断線警報 センサ断線を検知し,制御出力をオフにします。

センサ断線警報がONのとき,センサ断線警報表示灯(赤色)が点灯します。

電源電圧 AC 100~240V 50/60Hz

許容電圧変動範囲 AC 85~264V

周囲温度 0~50℃

周囲湿度 35~85%RH(ただし,結露しないこと)

消費電力 約 5VA

回路絶縁構成

絶縁抵抗 DC 500V 10MΩ以上

耐 電 圧 電源端子-接地端子間 AC 1.5kV 1分間

電源端子-通信端子間 AC 1.5kV 1分間

通信端子-接地端子間 AC 1.5kV 1分間

質 量 約 500g

外形寸法 96×96×110mm(W×H×D)

材 質 難燃性樹脂 :ベース,ケース

外 観 色 ライトグレー:ベース,ケース

付 属 品 取付金具 1組

取扱説明書 1部

端子カバー 2個(オプション:TCの時)

8.2 オプション仕様

ステータス出力“SO”:接続されているCCT-235のいずれかのチャネルの状態信号“警報1(A1),

2(A2),ヒータ断線警報,ループ異常警報,アップスケール,ダウンス

ケール”がONになった場合,出力をONにします。

動 作:ON/OFF動作

出 力:オープンコレクタ 出力容量 DC 24V 最大50mA

防滴・防塵“IP” :防滴・防塵対策仕様(IP54)

端子カバー“TC” :感電防止用端子カバー

接地端子 絶縁 電 源

通信エラー出力

絶縁

CPU

絶縁

絶縁 絶縁

絶縁

通信部 絶縁

絶縁

ステータス出力

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故障かな?と思ったら COT-200

9.故障かな?と思ったら

COT-200,およびお客様ご使用のCシリーズに,電源が供給されているか確認してください。

Cシリーズに電源が入っていれば,POWER(PW)表示灯が緑色に点灯します。

それでも動かない場合は,Cシリーズ取扱説明書の“故障かな?と思ったら”,および下表に示す

内容の確認を行ってください。

表示について

●現象:PV表示器の表示が異常,または不安定。

推測される原因 処 置

℃/ の温度単位を間違えている ℃/ の温度単位を,正しく設定してください( P.32)

不適切なセンサ補正値がされている センサ補正値を,適正な値にしてください( P.32)

近くに誘導障害,またはノイズを出す機

器がある

誘導障害,またはノイズを出す機器より計器を離してくださ

●現象:通信異常表示灯が点灯している。

推測される原因 処 置

通信ケーブル(CPM)の配線が間違ってい

るか断線している

正常に配線,または通信ケーブル(CPM)を交換してください

( P.15)

CPT-COT間の,通信速度が合って

いない

通信速度を合わせてください( P.17)

キー操作について

●現象:主設定値,P,I,D,ARW値,比例周期,警報1~2(A1~A2)設定値等の設定ができない。

推測される原因 処 置

オートチューニングを実行している オートチューニングを解除してください( P.23)

配線の点検,および仕様確認等の作業を行う場合,計器への供給電源を切った状態で行ってくださ

い。

電源を入れた状態で作業を行うと,感電のため人命や重大な傷害にかかわる事故の起こる可能性が

あります。

警 告

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故障かな?と思ったら COT-200

制御について

●現象:制御出力がONになったままになる。

推測される原因 処 置

制御出力下限設定値が,100%以上に設

定されている

制御出力下限設定値を,適切な値にしてください( P.29)

●現象:制御出力がOFFになったままになる。

推測される原因 処 置

制御出力上限設定値が,0%以上に設定

されている

制御出力上限設定値を,適切な値にしてください( P.28)

上記以外の計器状態でお困りの場合は,弊社営業所,または出張所までお問い合わせください。

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キャラクタ一覧表 COT-200

10.キャラクタ一覧表

●主設定モード

表 示 設 定 項 目 初 期 値 データ 説 明

主設定 ( P.22)

●副設定モード

表 示 設 定 項 目 初 期 値 データ 説 明

オートチューニング実行/解除 ( P.23)

比例帯 ( P.23)

冷却側比例帯 ( P.23)

積分時間 ( P.24)

微分時間 ( P.24)

アンチリセットワインドアップ設定 ( P.24)

手動リセット ( P.24)

( P.25)

( P.26)

比例周期設定 ( P.26)

冷却比例周期設定 ( P.26)

ヒータ断線警報設定

(CCT-235に,オプション W が付加されている場合)

( P.26)

ループ異常警報1時間設定 ( P.26)

ループ異常警報1動作巾設定 ( P.27)

ループ異常警報2時間設定 ( P.27)

ループ異常警報2動作巾設定 ( P.27)

●補助機能設定モード

表 示 設 定 項 目 初 期 値 データ 説 明

スケーリング上限設定 ( P.28)

スケーリング下限設定 ( P.28)

小数点位置選択 ( P.28)

制御出力上限設定 ( P.28)

制御出力下限設定 ( P.29)

制御出力ON/OFF動作すきま設定 ( P.29)

冷却動作モード選択 ( P.29)

冷却制御出力ON/OFF動作すきま設定 ( P.29)

オーバラップバンド/デッドバンド設定 ( P.30)

警報1(A1)動作方式選択 ( P.30)

警報2(A2)動作方式選択 ( P.31)

警報1(A1)動作すきま設定 ( P.31)

警報2(A2)動作すきま設定 ( P.31)

制御動作モード選択 ( P.31)

PVフィルタ時定数設定 ( P.32)

温度単位選択 ( P.32)

センサ補正設定 ( P.32)

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キャラクタ一覧表 COT-200

●接続台数設定モード

表 示 設 定 項 目 初 期 値 データ 説 明

接続台数設定 ( P.17)

●全設定値消去モード

表 示 設 定 項 目 説 明

全設定値消去 ( P.33)

●全設定値読込みモード

表 示 設 定 項 目 説 明

全設定値読込み ( P.33)

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COT-200

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・・・お問い合わせは・・・

本器について不明な点がございましたら,大変お手数ですがお買い上げいただきました販売店,

または弊社営業所へお問い合わせください。

なお,動作上の不具合については,その内容とご使用状態の詳細を具体的にお知らせください。

・形 名.............................COT-200

・オプション...........................SO

・計器番号.............................№ ○○○○○○

№COT21J2 ’00.10