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trinhthu
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ラザフォードの原子核の発見
α
線源
α線(He原子核)
1911年 弟子のガイガーとマースデンの実験
薄い金箔
ほとんどすり抜ける。たまに大角度に散乱される。
⇒ このモデルが正しい。 (土星型モデル)
検出器(シンチレータ)
スカスカ
素粒子実験の基礎手段の確立
2
素粒子実験の基礎手段
「ぶつけること」
TargetProbe
出て行く粒子をしらべる。
弾性非弾性
反応のおこりやすさ: 断面積 σ (面積の次元)
半径 r=fm 幾何的面積 3 * 10 -30 m2
バーン (b) = 10 -28 m2 = 100 fm2 (納屋)
dσ/dcosθ など 微分断面積をはかると反応の詳細が分かる。
あるかどうか程度しか分からない対象物の小さな構造を見るには
より短い波長で見る必要:
短い波長で物質を「見る」
波長
3
Probe
波長プランク定数
運動量~エネルギー
λ=h
p
短い波長 高いエネルギー
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分解能
光学顕微鏡 光 光の波長 ~ 0.1ミクロン (=10-7 m)
電子顕微鏡 電子 電子の波長 ~ 1オングストローム (=10-10 m)
LHC加速器 陽子 陽子の波長 〜10-19 m (原子核 10万分1)
100万倍程度 10-10m 水素原子!!
倍率1000倍程度
hitachi-hitec.com
5
クォークの発見
高速の電子
陽子にあてる
実際、原子核のサイズ 1 fm = 10-15 m 電子のエネルギー > 1 GeV(109eV)だと、 中がみえる。
ほとんど、スカスカ。。。たまに、大きく散乱
もし、陽子が「素粒子」だったら、大きさがない
点と点の反応(点といってエネルギーに応じて波の広がり)
h_bar c= 200MeV fm
弾性と非弾性
物質の階層性分子 原子 原子核 核子 素粒子
H2O水の分子
酸素原子
水素原子
中性子
u-クォーク
d-クォーク
酸素原子核
陽子
電子
10-10 m 10-15 m < 10-19 m
(大きさはない)
原子核の大きさ10-15 m
原子と比較すると10万分の1
6
物質の階層性の将来
素粒子の座から引きずりおろされて、、 可能性も高い
u-クォーク
d-クォーク
電子
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加速器のエネルギーが高くなると 10-19m より小さい構造が見える。「歴史は繰り返す」
本当に大きさがないの?
サブクォークレプトン・クォーク
最小の長さの単位
Lp=√(h_bar・G/c3) = 1.6 *10-35m
物質の広がり l=h_bar / mc
ブラックホールになってしまう距離 シュバルツシルト半径R=2Gm/c2
R=lとしてとくと
→ 「ひも理論」
力を伝える素粒子 粒子を交換することで力が働く
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力 伝える素粒子 電荷 巨視的 届く距離 発見
電磁気 光子 電気の電荷 光 無限 1923コンプトン
強い力 グルオン 色電荷 10-15 m 1979DESY(東大も)
弱い力 W/Z粒子 弱い電荷 10-18 m 1983 CERN
重力 グラビトン エネルギー・P 重力波 無限 まだ
粒子の何が起源「電荷」
原理的に届く距離
NASA
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コンプトン散乱
電子
光子 光子
電子
時間
電子
光子 光子
電子
空間
時間と空間は同じ
空間
時間
電子がきて光子をだして時間を逆方向に進んだ。
時間逆方向に進む電子??
陽電子と電子が衝突消えて光が二つ
(陽電子)
電子・陽電子消滅
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クォークのレベル強い力
空間
時間
クォーククォーク
クォーククォーク
クォークレベルの弱い力
弱い力の電荷
陽子の中
電子
(加速エネルギーE)
- +1.5 ボルト
E=1.5 eV (電子ボルト)=2.4 x10-19 J
(速度 730 km/s 光速0.2%)
加速器
11
超伝導最新加速器
→ これを12桁高いところまで
(浅井著 ヒッグス粒子の謎より)CERN
円形加速器なので曲げる
陽子の方向
上向きの強力な磁場
陽子は左に曲がっていき
→ 運動量が大きくなると曲げるのが大変
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陽子 磁場
曲がっていく
超伝導で約1万アンペアの電流ながして 強力な磁石
よく見ると:トンネルが曲がっている
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(1) 加速器側から見たコライダーの種類
エネルギーフロンティアを実現するには、
[A]Fixed target ( ) と Collider ( )
Fixed target 14TeV Eb=10^5 TeV(0,0,Eb,Eb)+(0,0,0,m) ECM √2mEb
対称、非対称コライダー (0,0,E1,E1)+(0,0.-E2,E2) ECM=√4E1E2
(B実験 e- 8GeV e+ 3.5GeV Υ(4S)=10.58GeV)
実はHadronコライダーも非対称 (あとで)
àコライダーでないといけない。
[B]SRとBending (電子・陽電子 vsHadron)
SR
Bending P(GeV)=0.3B[T]ρ[m]
€
2mEbeam
€
4Ebeam1Ebeam2
€
δE(MeV ) = 8.85 ×10−2E(GeV )4 /ρ(m)
Geneva空港
円周27kmのリング(地下約100m)
CERN
スイス側
フランス側
ジュラ山脈
1989-2000 LEP ee 2008-XXX LHC pp
曲率半径 ρ=2.8km (18km+9km)
ハドロンコライダーの運動学x:Bjorkenのx
次のページ
(1) EWの物理 quark-反quark, quark-gluon, anti-quark- gluon のコライダー
(2) TeVの物理 quark-quark, gluon-quark コライダー
LEP ( large electron positron) 加速器(電子・陽電子)
電子と陽電子を衝突させる。重心系のエネルギーは、91GeV(Mz: Zボソンの量産)から 最高 209GeV
(1989年実験開始 2000年終了)
電子・陽電子を加速するための超伝導加速管(6MeV/m = 6keV/mm)ーーー> エネルギーはこれで決まっている(LCは、50MeV/m SR lossでなく一回ぽっきりで加速しなければならないので)
曲げる為の磁石1000Gaussくらい
普通の電磁石
ー> 強力な磁石が必要
相対性理論
時間と空間の統一 → 時空
L
L
x x
yL=√x2+y2
これを時間まで4次元に拡張
円や球
座標軸をまわす
4次元的な長さ
Px2+Py
2+Pz2-E2 = -m2
世界で最も有名な式
回転
ただの回転
時間と空間を区別しない
粒子の運動を「空間と時間」のグラフ用紙の上で考える
空間過去
未来
右左位置
時間
力を加えて運動量を与えている
運動量
空間
右左位置
時間 大きな力
相対性理論をとりんだ粒子の動き
時間
空間
過去
未来
右 左
電子 電子
陽電子
エネルギー
エネルギー
時間をさかのぼる粒子がいて当然= 反粒子
電子の反粒子=陽電子
粒子+反粒子→ エネルギー
エネルギー → 粒子+反粒子
exp(-iEt)exp(-iPx)
E<0 exp(-iEt)=exp(-i(-E)(-t))
時空の中の粒子の運動
時間
空間
過去
未来
右 左
電子 電子
陽電子
エネルギー
エネルギー
空間過去
未来
右左位置
時間
空間過去
未来
右左位置
時間
運動量
運動量
空間座標 x,y,z ⇔ 運動量 Px, Py, Pz時間 t ⇔ エネルギー E
1932 アンダーソン:陽電子発見
陽電子 下から上へ
反物質の発見(実証されて物理学になる)
磁石:紙面上から下
どうして進んでいる方向がわかるの?
これがノーベル賞の鍵