駅のバリアフリ 化駅のバリアフリー化━日本とドイツにおける

国の関与について━

問いと仮説問いと仮説

●問い

本 街 バ がド日本の街中のバリアフリー化がドイツ

に比べて遅れをとっているのはなぜか。に比 て遅れをと て るのはなぜか。

●仮説●仮説

ドイツでは日本に比べて国家の助成が

大きいのではないか。

日本の急速な高齢化日本の急速な高齢化

国名 推計時点(年) 総人口に占める

65歳以上の割合

(%)(%)

日本 2003 19

イタリア 2001 18.2

ドイツ 2001 17 1

高齢者人口比率が7％から14％になるまでに要した年数

ドイツ

スウェーデン

ドイツ 2001 17.1

フランス 2003 16.1

イギリス 2001 15.9

ロシア 2002 12 9

イギリス

フランス

ロシア 2002 12.9

カナダ 2002 12.7

アメリカ 2002 12.3

高齢者人口の割合の国際比較

日本

アメリカ

イギリス年高齢者人口の割合の国際比較

0 20 40 60 80 100 120 140

日本

物理的なバリアフリ物理的なバリアフリー

●車椅子利用者向け

・段差の解消 → ノンステップバス・段差の解消 → ノンステップバス

低床バス

スロ プスロープ

車椅子対応エレベーター・運搬機

●視覚障害者向け●視覚障害者向け

・点字ブロック

音響式信号機・音響式信号機

・コントラストの強い公共表示

先行研究批判先行研究批判

『福祉資本主義の三つの世界 比較福祉

国家の理論と動態』

G・エスピン・アンデルセンG スピン アンデルセン

●自由主義的な福祉国家●自由主義的な福祉国家

●コーポラティズム的な福祉国家

●社会民主主義的な福祉国家

先行研究批判(筆者の主張)先行研究批判(筆者の主張)

G・エスピン・アンデルセン

「ド ポ ズ 的な福祉 家→「ドイツはコーポラティズム的な福祉国家」

⇒批判的検討

筆者はドイツは社会民主主義的な福祉国筆者はドイツは社会民主主義的な福祉国

家であると主張。

ドイツの現状①ドイツの現状①

●鉄道駅・幅の広いプラットホーム・信用乗車(改札がない)・Bahnhof Mission(キリスト教運営の保護施設)保護施設)

●トラム(バス)乗降口がノンステップ・乗降口がノンステップ

・ドアの開放延長のボタンの設置

○良心的兵役拒否

ドイツの現状②ドイツの現状②

税・社会保障負担の国民への還元率の国際比較

(単位：米ドル％)

１人あたりの国

１人当たり税・社会保障負

１人当たり社会保障給付

国民還元率(B/A)

民所得 担(A) 額(B)

日本 26,919 9,825 4,092 41.60%アメリカ 21,351 7,793 4,142 53.2イギリス 14,444 6,673 3,929 58.9ドイツドイツ 20,448 11,492 6,830 59.4

スウェーデン 17,453 12,287 9,320 75.9

ドイツの現状③ドイツの現状③

社会保障給付費(対国民所得比)の部門別構成割合

の国際比較(1993年度)

これからの日本の街づくりにれからの日本の街 くりに求められるもの

○バリアフリー化が求められる具体的政策

例 幅 広 道路 整備(例)・幅の広い道路の整備

・歩道の傾斜、段差の改善歩道の傾斜、段差の改善

●バリアフリ 化の具体的目標数値の引き●バリアフリー化の具体的目標数値の引き下げ

●人々の意識の変革