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イントラネット仮想ホスティング 保守マニュアル 1/22 2018/8/27 Version2.2 イントラネット仮想ホスティング 保守マニュアル [システム管理者さま向け] 2018 8 27 Version 2.2 bit-drive

イントラネット仮想ホスティング 保守マニュアル称 OS bit数 CentOS 5.11 32bit/64bit CentOS 6.6 64bit CentOS 7.2 64bit Windows Server 2008 Standard Edition SP2

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イントラネット仮想ホスティング 保守マニュアル 1/22 2018/8/27 Version2.2

イントラネット仮想ホスティング 保守マニュアル

[システム管理者さま向け]

2018年 8月 27日 Version 2.2

b i t - d r i v e

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イントラネット仮想ホスティング 保守マニュアル 2/22 2018/8/27 Version2.2

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イントラネット仮想ホスティング 保守マニュアル 3/22 2018/8/27 Version2.2

目次

1 本マニュアルについて ........................................................................................... 4

2 仮想マシンサービス仕様 ........................................................................................ 5

2-1 仮想マシンサービス仕様一覧 .............................................................................. 5

2-2 利用可能 OS ................................................................................................... 6

2-3 ネットワーク設定 ............................................................................................ 7

2-4 仮想マシン制限事項 ......................................................................................... 8

2-5 ポータルサイト ............................................................................................... 8

2-6 バックアップ機能 ............................................................................................ 9

2-7 監視機能 ...................................................................................................... 10

3 オプションサービス仕様 ...................................................................................... 13

3-1 オプションサービス仕様一覧 ............................................................................ 13

3-2 ネットワークストレージ ................................................................................. 13

3-3 共用インターネット ....................................................................................... 14

3-4 ロードバランサ ............................................................................................. 15

4 仮想マシンの接続方法 ......................................................................................... 20

5 bit-driveのサポート体制について ........................................................................ 21

6 bit-drive窓口へご連絡の際は .............................................................................. 22

6-1 サポートサイトの確認 .................................................................................... 22

6-2 bit-driveサポート窓口へコールする際の確認事項 ................................................. 22

6-3 工事・障害情報チェックについて ...................................................................... 22

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イントラネット仮想ホスティング 保守マニュアル 4/22 2018/8/27 Version2.2

1 本マニュアルについて

このたびは、イントラネット仮想ホスティングサービスをご利用いただきありがとうございます。

イントラネット仮想ホスティングサービスでは、お客さまにてご用意したいアプリケーション等を自由に実装できる仮想マシンをご提供いたします。

本マニュアルでは、イントラネット仮想ホスティングサービスをご利用いただく上で必要になります種々の事項について記載しています。内容をご確認いただき、お手元に保管の上、必要時にご覧ください。

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イントラネット仮想ホスティング 保守マニュアル 5/22 2018/8/27 Version2.2

2 仮想マシンサービス仕様

2-1 仮想マシンサービス仕様一覧

各モデルの初期構成は「CPU:1 仮想 CPU、メモリ:1GB、ディスク容量:20GB、NIC:1つ」となります。

項目 Premium

モデル

Pro

モデル

Standard

モデル

Limited

モデル

変更単位

変更内容

備考

CPU数 <初期値>

1仮想 CPU

<最大>

4仮想 CPU

<初期値>

1仮想CPU

<最大>

2仮想CPU

<初期値>

1仮想CPU

<最大>

6仮想CPU

1・2・4・6

仮想 CPU

メモリ容量 <初期値>

1GB

<最大>

16GB

<初期値>

1GB

<最大>

4GB

<初期値>

1GB

<最大>

32GB

1GB

ディスク数 <初期値> <最大>

1ディスク 3ディスク

1ディスク 初期値は 20GBとなります。

ディスク

容量

最大:500GB

※ディスク 1は最小 20GB

<100GBまで>

10GB単位

<100GB以上>

50GB単位

NIC <初期値> <最大>

1つ(NIC1) 2つ(NIC1、NIC2)

1NIC

仮想マシン

監視

有 無 有 - 監視は死活監視、リソース監視、 プロセス監視となります。

リソース

確保

有 無 有 - CPU・メモリのリソースを優先的に割り当てます。

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イントラネット仮想ホスティング 保守マニュアル 6/22 2018/8/27 Version2.2

CPU、メモリに関しては増減の変更が可能ですが、ディスクに関しては増加の変更のみとなります。

モデル変更に関しては、アップグレードは可能ですが、ダウングレードはできません。

モデル変更の際は、仮想マシンの停止が必要となります。

Limitedモデルの仮想マシンを複数台利用可能ですが、お客さまの申請する仮想マシンに設定可能な総メモリ容量は 1 契約 ID ごとに 40GB までとなります。

6仮想 CPUまたはメモリ容量 17~32GBの Limitedモデルの仮想マシンを利用できるのは「東京第 2」ロケーションのみとなります。 「東京第 1」、「大阪」ロケーションでは、最大 4 仮想 CPU、メモリ 16GBまでとなります。

2-2 利用可能 OS

OS名称 OS bit数

CentOS 5.11 32bit/64bit

CentOS 6.6 64bit

CentOS 7.2 64bit

Windows Server 2008 Standard Edition SP2 32bit/64bit

Windows Server 2008 Enterprise Edition SP2 32bit/64bit

Windows Server 2008 R2 Standard Edition SP1 64bit

Windows Server 2008 R2 Enterprise Edition SP1 64bit

Windows Server 2012 Standard Edition 64bit

Windows Server 2012 R2 Standard Edition 64bit

Windows Server 2016 Datacenter Edition 64bit

Red Hat Enterprise Linux 5.11 32bit/64bit

Red Hat Enterprise Linux 6.6 64bit

Red Hat Enterprise Linux 7.2 64bit

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イントラネット仮想ホスティング 保守マニュアル 7/22 2018/8/27 Version2.2

Windows Server をご利用する場合は、お客さまの所有ライセンスをご利用することはできません。本サービスより OSのライセンスを提供いたします。

CentOS、Red Hat Enterprise Linuxをご利用の場合、カーネルのアップデートは実施しないでください。

Windows Serverをご利用の場合、SPの適用は実施しないでください。

仮想マシン利用開始後に OSと OS bit数の変更はできません。

以下の OS種別で 32bitを選択した場合、OSの制限で OSからは最大メモリ容量 4GBまでしか認識されません。 ・Windows Server 2003 Standard Edition SP2 ・Windows Server 2003 R2 Standard Edition SP2 ・Windows Server 2008 Standard Edition SP2

以下の OS種別で 32bitを選択した場合、OSの制限で OSからは最大メモリ容量 3GBまでしか認識されません。 ・CentOS 5.3 ・CentOS 5.4 ・CentOS 5.11 ・Red Hat Enterprise Linux 5.3 ・Red Hat Enterprise Linux 5.4 ・Red Hat Enterprise Linux 5.11

2-3 ネットワーク設定

インターネットプロトコル(TCP/IP)のプロパティは「IP アドレスを自動的に取得する(DHCP)」に設定してください。 IPアドレスを固定に設定した場合、仮想マシンに接続できなくなります。

デフォルトゲートウェイは NIC1に割り当てられた IPアドレスの第 4オクテットが 254のアドレスに設定されます。

DNSはお客さまにて設定をしてください。

仮想マシンに最大 2つまで NIC1(NIC1、NIC2)をご利用可能です。

ロケーションが「大阪」で共用インターネットを利用した場合、NIC の MTU を 1454 以下に設定しないと通信できない場合があるため、「大阪」の以下の OS は、NIC1 の MTU を1454に設定しています。

・Windows Server 2008 R2 Standard Edition SP1

・Windows Server 2008 R2 Enterprise Edition SP1

・Windows Server 2012 Standard Edition

・Windows Server 2012 R2 Standard Edition

・Windows Server 2016 Datacenter Edition

・CentOS 5.11、6.6、7.2

・Red Hat Enterprise Linux 5.11、6.6、7.2

なお、一部のお客さまを除き 2013年 3月以降にご契約いただいたお客さまに関しては、対象外となります

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2-4 仮想マシン制限事項

OS上でのドライブの拡張・追加の作業についてはお客さまにて実施してください。 Windows Serverにてフォーマットする際、クイックフォーマットにてフォーマットをおこなうようにしてください。

Windows Server 2003は、OSの制限で Cドライブのディスク容量を 20GB以上にできません。

ディスク 1は削除できません。ディスク 3まで利用している場合にディスク 2を削除することはできません。

仮想マシン上で起動している VMWare tools の停止/削除およびアップデートは実施しないでください。実施した場合、動作不具合が発生する場合があります。

仮想マシンの停止をポータルサイトから実施する場合は、物理サーバにおける電源ボタンによる強制終了と同一の操作となります。通常は、OSのシャットダウン機能を利用してください。

仮想 CPU、メモリ、NIC、ディスクドライブの数を変更した場合やディスク容量を拡張した場合、IPアドレスの変更をおこなった場合、以前取得したバックアップデータはご利用できません。設定変更後にバックアップを取得することを推奨します。

仮想マシンへのコンソール接続はご利用できません。

ポータルサイトからの仮想マシンの操作(バックアップ・リストア/電源操作)は、同一の仮想マシンに並行しておこなうことはできません。

2-5 ポータルサイト

ポータルサイトでは、ご利用いただいている仮想マシンの稼働状況、設定情報を表示、仮想マシンの動作をおこなう機能を提供しております。

ポータルサイトの URL、ログイン ID、パスワードはお客さまに送付している登録内容通知をご参照ください。

ポータルサイトの操作方法については bit-drive お客さまサポートサイトに掲載されております、「ポータルサイト操作ガイド」をご参照ください。

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2-6 バックアップ機能

ポータルサイトからの操作により仮想マシンのバックアップ、リストアの実行やバックアップ

データの管理をおこなうことが可能です。バックアップ機能はポータルサイトからのみご利用可

能です。

[1]バックアップ領域

仮想マシンのバックアップデータを取得するために、仮想マシン毎にバックアップ領域が必要です。

バックアップ領域として最大3000GBまで指定可能です。必要となるバックアップ領域の容量は、仮想マシンに割り当てた全ディスク容量分×バックアップ取得世代数となります。

バックアップ領域の容量は 100GB までは 10GB 単位、100GB 以上は 50GB 単位で拡張可能です。

[2]仮想マシンバックアップ

ポータルサイトの操作により仮想マシン全体の複製をバックアップすることが可能です。

[3]仮想マシンリストア

ポータルサイトからの操作により仮想マシン全体のリストアすることが可能です。

リストア先となる仮想マシンは、バックアップを取得した仮想マシンのみとなります。別の仮想マシンに対してリストアは実施できません。仮想マシンをリストアする際は、仮想マシンを停止してから実施してください。

リストアを実施した際、仮想マシンのデータは上書きリストアされます。

リストアに使用したバックアップデータは引き続きバックアップデータとして保持します。

仮想マシンをリストアした場合、ポータルサイトより設定可能な仮想マシンの各種設定は以下の通りリストアされます。

項目 仕様

CPU数 バックアップ取得時点

メモリ容量 バックアップ取得時点

ディスク容量 バックアップ取得時点

ディスク種別 最新の申請時点

NIC バックアップ取得時点

バックアップ領域 バックアップ取得時点

監視設定 リストアされません

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[4]バックアップ機能制限事項

仮想マシンバックアップをおこなう際は、仮想マシンを停止した後バックアップすることを推奨します。

仮想マシンリストアに関して OS、アプリケーションやデータの整合性は保証しません。

仮想 CPU、メモリ、NIC、ディスクドライブの数を変更した場合やディスク容量を拡張した場合、IPアドレスの変更をおこなった場合は、以前取得したバックアップデータはご利用できません。設定変更後にバックアップを取得することを推奨します。

仮想マシンのご利用開始時、設定変更時に仮想マシンバックアップ、仮想マシンリストアをお客さまにて動作確認することを推奨します。

ネットワークストレージのボリュームは仮想マシンに紐づけてバックアップできません。

2-7 監視機能

仮想マシンに対して以下の監視を実施します。障害および復旧を検知した場合、申込みいただいたメールアドレスに対して1度のみメール通知します。 なお、監視機能はPremium、Pro、Limitedモデルでご利用することができます。Standardモデルではご利用することはできません。

監視項目 内容

死活監視 Pingによる仮想マシンの監視

プロセス監視 仮想マシン上の対象プロセスが起動しているかを監視

リソース監視 仮想マシン上の対象リソースの使用率が閾値を超えていないかを監視

[1]監視通知先

各仮想マシンの死活監視、プロセス監視、リソース監視の障害および復旧検知時には、監視連絡先に申込みいただいたメールアドレスへ自動でメールにて通知します。

障害および復旧検知時は「[email protected]」からメールにて通知します。本メールへの返信についてはご回答できません。

携帯電話のメールアドレスへの送信はできません。

メールのアカウント(@より前の部分)には半角英数字、アンダーバー、ハイフン、ピリオドのみ利用可能です。(記号は利用不可)

[2]監視エージェントの導入

プロセス監視、リソース監視をご利用するために仮想マシンに監視エージェントを導入する必要があります。

監視エージェントはサービス利用開始時にお客さまにて手動でインストールしていただく必要があります。監視エージェントは bit-driveお客さまサポートサイトよりダウンロードすることが可能です。

監視エージェントのインストール方法は bit-drive お客さまサポートサイトよりダウンロードしたファイル内の「Readme.txt」をご参照ください。

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イントラネット仮想ホスティング 保守マニュアル 11/22 2018/8/27 Version2.2

死活監視のみをご利用する場合は、監視エージェントは必要ありません。

仮想マシン上で Firewall などのフィルタリングを実施する場合、死活監視をご利用時は pingを除外してください。プロセス監視、リソース監視をご利用時は、TCP10050番を除外してください。

[3]死活監視の仕様

項目 仕様

登録可能 IPアドレス NIC1、NIC2に割り当てられたアドレス

監視間隔 5分

タイムアウト時間 1秒

リトライ回数 2回

障害判定期間(回数) 15分(3回)

障害検知条件 障害判定期間に応答がない場合

復旧検知条件 タイムアウト時間内に応答があること

[4]プロセス監視の仕様

項目 仕様

登録可能プロセス 標準 2プロセス+お客さま指定 5プロセス

監視間隔 5分

障害検知条件 指定したプロセスが存在しない場合

復旧検知条件 1プロセスが存在すること

Windows に関してはサービスのみの監視、CentOS、Red Had Enterprise Linuxはプロセスの監視となります。

標準で監視するプロセスは以下のようになります。 Windows Server :「TermService」、「VMtools」 CentOS、Red Had Enterprise Linux :「sshd」、「vmware-guestd」

プロセス名で以下の文字は利用できません。 「&」「;」「+」「<」「>」「\」

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[5]リソース監視の仕様

項目 仕様

CPU メモリ ファイルシステム

登録可能数 ― ― 標準 2+お客さま指定 1

監視間隔 5分 5分 30分

リトライ回数 2回 2回 1回

障害判定期間 15分(5分×3回) 15分(5分×3回) 60分(30分×2回)

閾値 90% 90% 80%

障害検知条件 障害判定期間に連続して閾値を上回っている場合

復旧検知条件 使用率が閾値を下回ること

標準で監視するファイルシステムは以下の通りです。 Windows Serverの標準 :「Cドライブ」、「Eドライブ」 CentOS、Red Had Enterprise Linuxの標準 :「/(root)」、「/boot」

CPUは 5分間の平均値をもって監視をおこないます。

[6]監視機能制限事項

各監視の仕様は変更できません。

監視対象は、仮想マシンのみとなります。

監視登録内容は月 2回まで変更可能です。

死活監視を有効にした仮想マシンの IPアドレスを変更した場合、死活監視ができなくなります。ポータルサイトより再度死活監視設定を有効にする必要があります。

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イントラネット仮想ホスティング 保守マニュアル 13/22 2018/8/27 Version2.2

3 オプションサービス仕様

3-1 オプションサービス仕様一覧

項目 内容 変更単位 変更内容

備考

ネットワークストレージ <最小> <最大> 500GB 5TB

500GB

共用インターネット <グローバル IPアドレス> 東京第 1、東京第 2:16個まで 大阪:4個まで <ネットワーク帯域> 100Mbpsベストエフォート

ロードバランサ <最大> 3セグメント

3-2 ネットワークストレージ

お客さまの仮想マシンからネットワークを介して大容量ストレージを用意し、お客さま毎に必要なボリュームを提供するサービスです。

[1]ネットワークストレージ制限事項

ネットワークストレージを利用する場合は、仮想マシンにて NIC2の追加が必要となります。

NIC2を利用した仮想マシン間通信は使用しないでください。

ネットワークストレージをご利用いただく前に、お客さまにて仮想マシンに設定を実施していただく必要があります。詳細の設定方法については bit-drive お客さまサポートサイトに掲載されております、「ネットワークストレージ初期利用ガイド」をご参照ください。

Windows Serverにてフォーマットする際、クイックフォーマットにてフォーマットをおこなうようお願いします。

1個のボリュームに複数の仮想マシンからアクセスすることも可能ですが、ボリューム上のデータ、ファイルシステムの整合性を保つため排他制御が必要となります。排他制御の方法については、クラスタ構成ソフトウェアやファイルシステムの仕様などをお客さまにて確認したうえで検討いただきますよう、お願い致します。

ボリュームの拡張後は、必要に応じて、iSCSI イニシエータまたは仮想マシンの再起動を実施してください。

ボリューム容量の縮小は実施できません。

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イントラネット仮想ホスティング 保守マニュアル 14/22 2018/8/27 Version2.2

3-3 共用インターネット

お客さまが共用インターネット回線を使用してインターネットに接続する場合、お客さまのネットワークとの接続箇所に共用インターネット用 Firewall を配置します。共用インターネット用Firewallにてグローバル IPアドレスと内部 IPアドレスの紐付けを可能とします。

[1]共用インターネット Firewall提供機能

項目 詳細 備考

NAT機能 グローバル IP アドレスと内部 IP アドレスを紐付けます。

お客さまネットワーク機器の IP アドレスや仮想 IP アドレスなどに割り当て可能です。

パケットフィルタリング機能

任意の仮想マシンに対して指定したポートでの通信を許可/拒否します。フィルタは TCP/UDP/ICMP の指定が可能です。フィルタリングのポリシーを設定する際、内部 IPアドレスを送信元、送信先のどちらかに指定します。フィルタで許可した通信の応答は自動的に許可されます。

初期状態では全ての通信を拒否します。ポリシー設定可能数は 1 共用インターネット用 Firewall につき160個までとなります。

ゲートウェイ機能 インターネットに接続するためのゲートウェイを設定した状態で提供します。

ゲートウェイとしてご利用可能な IP アドレスは、本サービスから払い出したセグメントの第 4 オクテット1~199、250~254 となります。

DNSサーバ機能 仮想マシンが名前解決をするための問合せを受け付けます。

仮想マシンの DNS にはゲートウェイ機能で指定した IPアドレスを指定してください。

SSH、リモートデスクトップ接続をフィルタリングで許可する場合は、送信元を制限するフィルタを設定することを推奨します。

DNS サーバ機能は、仮想マシンがインターネットへ接続するために外部の名前解決をすることのみを目的としています。

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イントラネット仮想ホスティング 保守マニュアル 15/22 2018/8/27 Version2.2

[2]共用インターネット制限事項

共用インターネット用 Firewallは初期状態ですべての通信を拒否する設定となります。必要なフィルタリングの設定を申し込みください。

共用インターネット用 Firewallはロケーション毎に 1個までの提供となります。複数セグメントを接続することはできません。

払い出すグローバル IPアドレスは連番にならない場合もありますので、ご了承ください。

共用インターネット用 Firewallにてログ取得は実施しません。

DNSの提供やドメイン取得の代行は本サービスで提供していません。

グローバル IPアドレスの逆引きのための DNSゾーン委譲はできません。

「大阪」で共用インターネットを使用する場合、OS 上で MTU を 1454Byte 以下(MSS を1414Byte以下)に設定していただく必要があります。MTU、MSSを上記の値以上に設定すると閲覧できないホームページなどがあります。

3-4 ロードバランサ

お客さまにて個別にロードバランサを用意することなく、仮想マシンへのアクセスの負荷分散が可能となります。

[1]構成

ロードバランサには NIC1(eth0)~NIC3(eth2)までの NICが接続可能です。ロードバランサの初期設定時の管理用画面は NIC1(eth0)が設定されています。初回アクセスできる IPアドレスは必ず NIC1(eth0)に指定してください。管理画面への接続には 9090 ポートを利用し、URLは https://NIC1(eth0)の IP アドレス:9090 となります。共用インターネットをご利用する場合、Firewallのポリシーに追加する必要があります。

[2]ロードバランサについて

ロードバランサは仮想マシン上で動作するソフトウェアと専用 OS を含む仮想マシンを組み合わせた仮想アプライアンス型として提供します。ご利用可能なモデルは以下の「モデル」のとおりです。ロードバランサのライセンスはトラフィック量、SSL オフロード機能の利用有無に応じてモデルを選択可能です。本サービスではロードバランサに関する問い合わせは受け付けておりません。ただし、ライセンスの登録、更新方法に関しては初期設定ガイドを提供します。ただし、ライセンスの登録、更新方法に関しては初期設定ガイドを提供します。

初期設定ガイドは bit-driveお客さまサポートサイトよりダウンロードが可能です。

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イントラネット仮想ホスティング 保守マニュアル 16/22 2018/8/27 Version2.2

[3]モデル

モデル 内容

Load Balancer 10 ・10Mbpsの L4/L7対応ロードバランサ機能を提供 ・単体/冗長構成の選択が可能

Load Balancer 100 ・100Mbpsの L4/L7対応ロードバランサ機能を提供 ・単体/冗長構成の選択が可能

Load Balancer 100S ・100Mbpsの L4/L7対応ロードバランサ機能を提供 ・単体/冗長構成の選択が可能 ・SSLに対応(50TPS)

Load Balancer 1000S ・1000Mbpsの L4/L7対応ロードバランサ機能を提供 ・単体/冗長構成の選択が可能 ・SSLに対応(5000TPS)

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イントラネット仮想ホスティング 保守マニュアル 17/22 2018/8/27 Version2.2

[4]ロードバランサ機能一覧

機能 説明 モデル

Load Balancer 10・100

Load Balancer 100S・1000S

SSLオフロード サーバで実施する SSL エンコード/デコード処理を代理で実施する

× ○

負荷分散 アルゴリズム ※1

ラウンドロビン ラウンドロビンによる負荷分散 ○ ○

重み付け ラウンドロビン

ラウンドロビンに係数による重みづけを実施

× ○

最速応答 レスポンスが早いサーバに対してセッションを振り分ける

× ○

最小接続 セッション数が最小のサーバに対してセッションを振り分ける

○ ○

最適予測 応答時間/サーバ負荷をモニタリングし、トラフィックの最もよい負荷の分散を予測する

× ○

セッション 維持

IPベース 接続元の IPアドレスを元にセッションを維持

○ ○

Cookieベース (サーバ側挿入)

Web サーバにて Cookie を挿入し、その Cookieの値によりセッションを管理

× ○

Cookieベース (LB側挿入)

ロードバランサにてCookieを挿入し、セッション管理を実施

× ○

URLベース (ID埋め込み)

URLに IDを埋め込み、セッションを管理

× ○

SSLセッション ID

SSL にてセッション ID を元にセッションを管理

○ ○

ヘルス モニタリング

レイヤ 4 パケットのポート番号によるヘルスチェックの実施

△ ○

レイヤ 7 ヘッダー内容/コンテンツ情報等を元にヘルスチェックを実施

△ ○

○:利用可能、×利用不可、△:一部利用可能

※1 対象プロトコルは HTTP、HTTPS、SMTP、POP3、POP3S、IMAPv4、IMAPS、LDAP、LDAPS、DNS(TCP/UDP)、FTPとなります。

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イントラネット仮想ホスティング 保守マニュアル 18/22 2018/8/27 Version2.2

機能 説明 モデル

Load Balancer 10・100

Load Balancer 100S・1000S

クラスタリング 2 台のロードバランサによるクラスタリング提供

○ ○

スクリプトによるルール記述 詳細な負荷分散処理のルールをスクリプトにより実施

× ○

IPトランスペアレンシ (IPアドレス透過)

接続元の IPアドレスを負荷分散先のサーバに通過させる

○ ○

TCPコネクションの集約 HTTP1.1 にて LB と Web サーバ間のコネクションを張り続けることにより、TCPのコネクション数を集約する

○ ○

コンテンツ圧縮 HTTP1.1 にて LB でコンテンツを圧縮してクライアントに返す

× ○

DoS攻撃からの保護 セッション数等で DoS攻撃からの保護をルールベースで実施

× ○

APIインターフェース Javaによる APIの提供 ○ ○

SNMPサポート SNMPのサポート ○ ○

ユーザインターフェース ユーザインターフェースとしてWeb による GUI と SSH 接続による CLIを提供

GUI+CLI GUI+CLI

○:利用可能、×利用不可、△:一部利用可能

[5]ライセンスについて

モデル毎にライセンスを提供します。ライセンスキーは利用開始通知の際に、メールにてご連絡いたします。ライセンスキーはお客さまにてロードバランサの設定画面より登録ください。ライセンスの有効期限はロードバランサを申請した日に関わらず本サービスで定めた日時となります。ライセンスの有効期限の 2 ヶ月前までに、ライセンスキー更新の通知及び更新ライセンスキーを送付します。ライセンスキーの有効期限が過ぎた場合、ロードバランサの機能が停止するため、必ずライセンスキーの更新を実施してください。ライセンスキー更新不備による停止を防ぐ為、1ヶ月前に再度、ライセンスキーの通知を行います。

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イントラネット仮想ホスティング 保守マニュアル 19/22 2018/8/27 Version2.2

[6]ロードバランサ制限事項

ロードバランサに接続できるセグメントは最大 3セグメントとなります。

ライセンスの有効期限が過ぎるとロードバランサの機能が停止します。

お客さまがロードバランサの管理画面に接続不可となった場合は、ロードバランサの再作成が必要となります。ロードバランサの削除を申請し、新規利用を申請してください。

ロードバランサに対する監視は提供していません。

NIC1(eth0)のセグメントを変更することはできません。

NICを 2つ利用するときは、NIC1と NIC2を利用してください。 NICを 3つ利用している場合、NIC2のみ削除することはできません。

ロードバランサの初期設定パスワードは、初回アクセス時に変更をお願いします。

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4 仮想マシンの接続方法

仮想マシンに接続するには、登録内容通知に記載されている仮想マシンの IP アドレスからWindows Serverの場合はリモートデスクトップ、Red Hat Enterprise Linux または CentOSの場合は SSHで接続をおこないます。初期ログインパスワードも登録内容通知に記載されております。

オンプレミスのサーバへコンソールログインする場合と比較するといくつかの制約事項がありますので、お客さまに送付している「イントラネット仮想ホスティング注意事項」を必ずお読みください。

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5 bit-driveのサポート体制について

サービスのサポート体制は以下の通りです。

お客さま

・サービスのお申込み・契約内容に関するお問い合わせ

-. 契約者情報、追加申込、請求書宛先の変更等

bit-drive インフォメーションセンター 受付時間:AM9:00~PM6:00 (ただし、土日・祝日・夏季休暇・ 年末年始を除く) TEL:0120-614-006 E-mail: [email protected]

・仮想サーバの仕様・障害に関する お問い合わせ ※OS 以上のお問い合わせは受け付けておりません

・マネージドイントラネットの VPNネットワークに関するお問い合わせ

bit-drive サポートデスク 受付時間:AM9:00~PM6:00 (ただし、土日・祝日・夏季休暇・ 年末年始を除く) TEL:0120-614-003 E-mail:[email protected]

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6 bit-drive窓口へご連絡の際は

bit-drive の各サポート窓口へお問い合わせいただく際には、あらかじめ以下の内容を確認の上、ご連絡をお願いします。

6-1 サポートサイトの確認

トラブルが発生している場合には、サポートサイトに掲載の「よくある質問」の中で同様の事例がないか確認をお願いします。

6-2 bit-driveサポート窓口へコールする際の確認事項

お名前と共に「bit-drive マネージドイントラネットサービス 登録内容」に記載の『アカウント No』『VPN-ID』を連絡してください。この情報により bit-drive ではお客さまの情報を即座に呼び出し、障害対応をスムーズに進めることができます。

サポート窓口との会話は、ネットワークやサーバの技術的な内容になりますので、極力、申し込み時にご登録いただいたお客さまの技術担当さまの方からお問い合わせいただきますようお願いします。

申し込み時にご登録いただいたお客さまの技術担当さま宛てに、開通前の技術・登録情報、サービス開始後の bit-drive ネットワークに関する計画工事・障害情報などをご案内しております。お客さまの技術担当者さまが変更になりましたら、速やかに bit-driveインフォメーションセンターへご連絡をいただきますようお願いします。

6-3 工事・障害情報チェックについて

bit-drive ホームページでは、bit-drive 網内の計画工事および障害の情報をご確認いただける「工事・障害情報」を開設しています。計画工事情報につきましては緊急の場合をのぞき、1 週間前までに掲載します。障害情報につきましては、発生後速やかに掲載し、その後 1 ヶ月間は bit-driveホームページ上でご確認いただけます。

bit-drive 網内の計画工事の情報は、事前に 「メンテナンス作業のお知らせ」として、メールで、お客さまにご連絡させていただきます。