Windows Phone 搭載のセンサーを活用しよ

う！CH3COOH( 酢酸 )

自己紹介• 和田 健司 aka CH3COOH• 東京でスマートフォンアプリ開発をやって

います (iPhone, Android, WM6.x, WP7)• ブログ： http://d.hatena.ne.jp/ch3cooh393/• サイト ： http://ch3cooh.jp/

• ネットで検索する時は「酢酸 WP7 」で。

おさらい• Windows Phone OS 7.0 のデバイス必要要項

（メーカーが搭載しないといけないセンサー）– 加速度センサー– 環境光センサー– 接近センサー– Assisted GPS– FM ラジオチューナー

多彩なセンサーデバイス

• ユーザー視点– 端末側のハードウェア仕様を一律にすること

で、どの端末を使っていても同じ操作感で快適

• 開発者視点– 一部のセンサーにアクセスすることが可能– Windows Phone “Mango” でアクセス出来る

センサーが追加されました

RTW と Mango の比較センサー Windows Phone RTW Windows Phone Mango

加速度 YES YES

A-GPS YES YES

マイク YES YES

カメラ YES YES

電子コンパス NO Optional

ジャイロ NO Optional

モーション NO Optional

FM ラジオ YES YES

SENSOR

センサーがより使いやすく

• SensorBase<T> から派生したクラスでセンサークラスのインターフェースが統一された

メンバーCurrentValue センサーの現在値を取得CurrentValueChanged 値が変わった時に通知されるTimeBetweenUpdates 値の更新間隔の設定 / 取得Start センサーから値を取得開始Stop センサーから値を取得終了

SensorBase を継承したセンサークラス

• SensorBase を継承してるセンサークラス– Microsoft.Devices.Sensors.Accelerometer– Microsoft.Devices.Sensors.Compass– Microsoft.Devices.Sensors.Gyroscope– Microsoft.Devices.Sensors.Motion

• センサーからデータを取得するのは簡単– var motion = new Motion();

motion.TimeBetweenUpdates = TimeSpan.FromMilliseconds(20);motion.CurrentValueChanged += motion_CurrentValueChanged;motion.Start();

Windows Phone Emulator

• Mango の Windows Phone Emulator では、Accelerometer と Loaction のテストが出来る様になりました

CAMERA

カメラでより詳細な制御が可能に

• カメラデバイスの制御が可能になりました– プレビュー中のフレーム取得 (ARGBA, YCbCr)– オートフォーカス– フラッシュの設定– 静止画撮影

• カメラデバイスを使用するには、 WMAppManifest.xml に権限を追加します– ID_CAP_ISV_CAMERA

PhotoCamera クラス

メンバーFlashMode フラッシュのモードの設定 / 取

得IsFlashModeSupported フラッシュモードのサポート有

無Focus / CancelFocus オートフォーカスの開始 / 停止

AutoFocusCompleted オートフォーカスの完了イベント

ButtonHalfPressButtonFullPressButtonRelease

カメラボタンの半押し、全押し、リリース

PhotoCamera クラス

メンバーGetPreviewBufferArgb32

プレビューフレームを ARGB32で取得

GetPreviewBufferYGetPreviewBufferYCrCb

プレビューフレームを YCbCr で取得

エミュレータでのカメラ

• エミュレータ上では、 PhotoCamera を扱う事は出来ますが、表示は真っ白な状態になっています。

まとめ

まとめ• “Mango” になって使えるセンサーが追加• 新しく増えたセンサーは、 SensorBase を

ベースクラスにしていて、インターフェースが統一

• カメラの詳細な制御がアプリ側から可能に

• プレビューフレームを RGB 、 YCbCr 形式で扱える事で、 AR アプリや画像の編集が容易に