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© Copyright IBM Corporation 2019. All rights reserved Build from Scratch Page 1 of 43 “Build from Scratch” IBM Business Automation Workflow による ワークフローの作成 Lab Exercise

“Build from Scratch” IBM Business Automation …...Build from Scratch Page 3 of 43 ビジネス・シナリオ これから、シンプルな受注管理のソリューションを作成します。以下の点が、業務ユーザーから求め

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“Build from Scratch”

IBM Business Automation Workflow による

ワークフローの作成 Lab Exercise

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1 ⽬次

このハンズオンでは IBM Business Automation Workflow (BAW) を使⽤した基本的なビジネス・プロセス・アプリケーションの作成⽅法を紹介します。Process Designer を使⽤してゼロからアプリケーションを作成することで BAW の理解を深めることができます。

この演習では、Process Designer によるビジネス・プロセスの設計、テスト、変更、管理の簡潔さを紹介することにフォーカスしています。Integration Designer を⽤いた拡張統合サービスの実装は含みません。

(BAW V19.0.0.1 を使⽤した⼿順をご紹介しています。)

1 ⽬次 ...................................................................................................................................................................... 2 PART 1: PROCESS DESIGNER の始動 ....................................................................................................................................... 4 PART 2: 実⾏可能な最初のバージョンのプロセスの作成 ..................................................................................................................... 8 PART 3: プロセスの作成 ................................................................................................................................................................. 10 PART 4: プロセスの実⾏ ................................................................................................................................................................. 14 PART 5: PROCESS PORTAL からのプロセスの実⾏ ..................................................................................................................... 17 PART 6: プロセスへの詳細の追加 .................................................................................................................................................... 22 PART 7: ビジネス・データの設計 ...................................................................................................................................................... 25 PART 8: ユーザー・インターフェースの作成 ........................................................................................................................................ 30 PART 9: END-TO-END でのプロセスのテスト ................................................................................................................................ 37 PART 10: (オプション)PORTAL からのプロセスの起動 .................................................................................................................... 39 PART 11: (オプション)ユーザー・インターフェースのカスタマイズ ......................................................................................................... 41

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ビジネス・シナリオ

これから、シンプルな受注管理のソリューションを作成します。以下の点が、業務ユーザーから求められているいくつかの要件です。

1. オーダー管理プロセスは営業担当者によって開始されます。営業担当者はリクエストを記⼊し、承認者へと送付します。

2. オーダー承認者はリクエストをレビューし、承認、もしくは却下して営業担当者へコメントと共に差し戻します。

3. 申請が承認された場合、オーダーは調達 フェーズへと移⾏します。このフェーズは完全に⾃動化されており、オーダー情報の DB への登録、製造プロセスを起動するサービスの呼び出し等が含まれます。(この演習ではこの部分の実装は⾏いません)

開発のロールと責務

この演習は、ビジネス開発者の役割にフォーカスします。特に以下の役割を含みます。: • オーダー管理プロセスの設計 • プロセス・データの定義 • ユーザー・インターフェースの定義 • プロセスのテスト では始めましょう!

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Part 1:Process Designer の始動

____ 1. IBM Business Automation Workflow on Cloud の場合

___a. ブラウザを起動して、BPM on Cloud のサイト(https://www.bpm.ibmcloud.com/)にアクセスしてください。

___b. ユーザー登録を⾏い、設定した E メールアドレスとパスワードでログオンします。

___c. 作業タブをクリックします。開発環境(Workflow Center)が表⽰されることを確認してください。表⽰されていない場合は、サポート([email protected])に連絡し、編集者権限(tw_author)を付与するよう依頼してください。

___d. 「Workflow Center」をクリックします。Web Process Designer が開き、”⼊⾨”ウィンドウが表⽰されます。”⼊⾨”からは、ヘルプの各種情報に素早くアクセス可能です。

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___e. 右上の X をクリックして、ウィンドウを閉じてください。“⼊⾨”ウィンドウを閉じると、Process Center で利⽤可能なプロセス・アプリケーションのリストが表⽰されます。

____ 2. IBM Business Automation Workflow(オンプレ版) の場合

___a. ハンズオンを実施する講師または BAW 管理者に、以下の情報を確認してください。

l Process Center の URL(https://<サーバー名>:<ポート番号>/WorkflowCenter/)

l ユーザーID

l 初期パスワード

___b. ブラウザを起動して、BAW 管理者から提供された Workflow Center の URL にアクセスしてください。提供されたユーザー名とパスワードでログインします。

BAW on Cloud 環境の⾔語設定

⽇本語で表⽰されない場合、⼿順 1-b.でブラウザから BAW on Cloudにログオン後、画⾯右上にあるユーザー名をクリックするとプロファイル設定画⾯からユーザー・ポータルで使⽤する⾔語を選択可能です。

また作業タブから「Process Center」をクリックして、画⾯右上にある「設定」から Process Designer で使⽤する⾔語を選択します。

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___c. ようこそ画⾯が表⽰されます。ようこそ画⾯からは、アプリケーションの新規作成をすぐに始めることができます。

___d. 左上にあるメニューをクリックしてから、「Prcess App」を選択してください。

___e. Process App の⼀覧がアイコン表⽰されます。右上にあるアイコンをクリックすると、旧来の Workflow Center画⾯に切り替えることも可能です。

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___f. 初回アクセス時には、”⼊⾨”ウィンドウが表⽰されます。右上の X をクリックして、ウィンドウを閉じてください。“⼊⾨”ウィンドウを閉じると、Process Center で利⽤可能なプロセス・アプリケーションのリストが表⽰されます。

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Part 2: 実⾏可能な最初のバージョンのプロセスの作成

このセクションでは、最初の実⾏可能なオーダー管理プロセスのモデルを作成します。IBM Business Automation Manager を使⽤する基本的な利点の 1 つは、プロセスが常に実⾏可能なことです。これは、いつでも“実⾏”ボタンをクリックしてプロセスを実⾏することで、繰り返し、要件を明らかにしたり、実装を確認したりできるということを意味します。

このセクションのポイントは、動作するプロセスを⾮常に素早く作成することです。後続のセクションでは、より詳細を定義することで、プロセスを徐々に洗練、拡張していきます。

____ 1. 新規プロセス・アプリケーションの作成

___a. Process App の新規作成をクリックしてください

___b. Process App の作成画⾯で以下のように⼊⼒し、作成をクリックしてください。

l Process App 名︓ Order Management

l 頭字語︓OM(エラーになる場合は、OM1 など番号を追加してください)

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____ 2. Order Management プロセス・アプリケーションを開く

___a. ⾃動的に Process Application が開き、Process App 設定の画⾯が表⽰されます。

___b. ⾃動的に Process App が表⽰されなかった場合、もしくは⼀度閉じてから再度開くときは、Process Center からプロセス・アプリケーションを探し、Designer で開くをクリックしてください。

プロセスの接頭語とは︖

プロセス・アプリケーションの頭字語は固有で、7 ⽂字以内でなければなりません(使⽤できない⽂字を⼊⼒した場合には警告が表⽰されます。)。プロセス開発者は、頭字語を固有の識別⼦として共通の名前の再利⽤可能なアセットを区別します。

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Part 3: プロセスの作成

このセクションでは、いくつかのアクティビティ-だけを含んだ、基本的なオーダー管理プロセスを作成します。プロセスをモデリングするにあたって、まずプロセスの作成が必要です。プロセスは再利⽤可能なプロセスのモデルで、そのプロセスを使⽤して実⾏されるすべての案件や処理に共通の定義です。

____ 1. オーダー処理という名前のプロセスの作成

___a. 左側にあるメニューから、プロセスにカーソルを合わせて、プラス・アイコン ( ) をクリックしてください。

___b. 新規作成メニューから、プロセスを選択してください。

___c. 名前 にオーダー処理と⼊⼒し、終了をクリックしてください。

___d. 2 つのスイムレーン、開始イベント、インライン・ユーザー・タスク、終了イベントからなるプロセスがデフォルトで作成されます。チームのスイムレーンは⼈間のユーザーに関連付けられ、システムのレーンは、コンピューター・システムによって実⾏される⾃動化されたアクティビティが含まれることを意味します。

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____ 2. スイムレーンとアクティビティの追加

___a. 右側にあるパレットから、レーンをドラッグ&ドロップしてください。

___b. 画⾯下のプロパティーから、レーンの名前を 営業担当者に変更してください。レーンが、All Users に関連付けられている(デフォルトのレーン・チームが All Users になっている)ことに注意してください。レーンは、特定のロールに関連付けることが可能ですが、この演習ではすべてのユーザーに割り当てます。

___c. チーム レーンをクリックし、名前をオーダー承認者に変更してください。以下のようになっているはずです。

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___d. 開始 ノードとインライン・ユーザー・タスクを営業担当者 レーンに移動します。次にシーケンス・フローを右クリックして、削除します。

___e. パレットからアクティビティーを選択して、オーダー承認者レーンにドラッグ&ドロップしてください。

___f. ⼆つのインライン・ユーザー・タスクと、終了ノードをシーケンス・フローで接続します。以下のようになっているはずです。

選択モードと接続モード

オブジェクトにカーソルを合わせると、周囲に⿊い点と⽮印が表⽰されます(左)。表⽰された⽮印をクリックしたままドラッグし接続対象のオブジェクトをクリックするとシーケンス・フローが作成されます。またオブジェクトをクリックするとオレンジ⾊にハイライトされます(右)。オブジェクト内をクリックしたままドラッグすると、オブジェクトを移動できます。

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____ 3. 2 つのアクティビティへのプロパティーの設定

Process Designer では、ダイアグラム上のコンポーネントを選択すると、そのコンポーネントのプロパティーが画⾯の下部に表⽰されます。2つのアクティビティの名前をより意味のあるものに変更します。

___a. 最初のアクティビティ(インライン・ユーザー・タスク)をクリックしてください。

___b. もう⼀度アクティビティをクリックしてください。名前が編集可能になるはずです。

以下の⽅法で名前を編集することも可能です。

___c. ダイアグラムの下に表⽰されているプロパティー タブをクリックしてください。

___d. ⼀般タブをクリックし、共通セクションにある名前をオーダー情報の⼊⼒に変更してください。

___e. 2 つ⽬のアクティビティを選択し、同様の⼿順で名前をオーダーの承認に変更してください。

___f. 以下のようなプロセスになっていることを確認してください。

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Part 4: プロセスの実⾏

BAW では、描いたダイアグラムがすぐにプロセスとして動作します。つまり、ここまで描いてきた基本的なプロセスはもう既に動作可能になっています。

____ 1. プロセスの実⾏

__ a. 画⾯右上にあるプロセスの実⾏ボタンをクリックし、プロセスを実⾏してください。

__ b. Designer ビューから Inspector ビューに⾃動的に切り替わります。プロセスが開始され、実⾏トークン( )がオーダー情報の⼊⼒に到達していることがわかります。右側にはプロセス・インスタンスの ID やタスク・インスタンスなどの詳細情報が表⽰されています。

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____ 2. 最初のタスクの実⾏

___a. 右側のロケーションから、オーダー情報の⼊⼒の横にある実⾏ボタン( )をクリックしてください。

___b. 新しいブラウザのウィンドウが開き、デフォルトの画⾯が表⽰されます。タスク・データとタスクの詳細という⼆つのタブがありますが、現時点では⼊出⼒データを何も設定していないため、項⽬は何も表⽰されません。タスクの詳細には、インスタンス ID や割り当てユーザーなどの情報が表⽰されます。

___c. 完了ボタンをクリックして、オーダー情報の⼊⼒タスクを完了させてください。

___d. サービスが終了しましたというメッセージが表⽰されたら、タスクを実⾏したウィンドウを閉じてください。

____ 3. 最新のステータスへの更新

___a. Inspector ビューに戻り、最新表⽰ボタン(右側の詳細情報の上にあります)をクリックしてください。

ダイアグラム上で、プロセスの実⾏トークンがオーダーの承認に移っていることが確認できるはずです。

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このセクションで学習したこと

プロセスは描いてすぐに実⾏可能になりました。アクティビティの実装を全く⾏わなくても、プロセスを最初から最後まで実⾏することが可能です。

次のセクションでは、Process Portal と呼ばれる Web インターフェースからもプロセスが実⾏可能であることを確認します。具体的には、先ほど Process Designer から起動したプロセス・インスタンスに残されたタスクを Process Portal から完了します。

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Part 5: Process Portal からのプロセスの実⾏

このセクションでは、先ほど作成した基本的なプロセスを Process Portal から実⾏します。Process Portal はプロセスの参加者が割り当てられたタスクを実⾏したり、タスクの履歴を閲覧したり、プロセスやチームのパフォーマンスを⾒るためのWeb インターフェースを提供します。Process Portal を使⽤することで、プロセスの参加者は Process Center もしくはProcess Server のテスト環境や本番環境といった構成されたランタイム環境に接続することが可能です。

____ 1. Process Portal へのログイン(BAW on Cloud の場合)

___a. IBM BPM on Cloud のサイト(https://www.bpm.ibmcloud.com/)にアクセスします。

___b. 作業タブで、開発環境の下にある Process Portal の「起動」をクリックしてください。

____ 2. Process Portal へのログイン(オンプレ版の場合)

___a. Part1 の⼿順 2-a で提供された、サーバー名とポート番号を使⽤して以下の URL にアクセスします。

http://<サーバー名>:<ポート番号>/ProcessPortal/

___b. Part1 の⼿順 2-1 で提供された、ユーザー名とパスワードを使⽤してログインしてください。

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____ 3. 完了させるタスクの選択

Process Portal にログインすると、⾃分の 処理ページが表⽰されます。先ほどのセクションの最後で、Process Designer から起動したプロセス・インスタンスに 1 つのアクティビティが残っていました。 その「オーダーの承認」が先ほど開始したプロセス・インスタンスを完了するために処理しなければならないタスクです。

___a. BPM on Cloud の試⽤環境を利⽤している場合、他の多くのタスクが表⽰されることがあります。画⾯上部にある検索テキストにオーダーと⼊⼒して検索アイコンをクリックし、⽬的のタスクを表⽰させてください。

___b. タスクの名前の左にあるアイコンをクリックし、タスクについての詳細情報を表⽰するためのオプションを表⽰します。プロセス・ダイアグラムの表⽰を選択してください。

___c. プロセス・ダイアグラムが表⽰されます。現在のタスクがプロセスのどこに位置するかを確認することができます。

___d. 左側にメニューが表⽰されていない場合は、メニューアイコンをクリックして表⽰し、処理画⾯に戻ってください。

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____ 4. タスクの完了

___a. タスクが⾒つからない場合は再度検索し、タスクの名前(Step:オーダーの承認)もしくは起動ボタンをクリックしてください。

___b. タスクの要求プロンプトが表⽰されるので、タスクの要求をクリックしてください。

___c. Inspector ビューから実⾏したのと同様に、デフォルトの画⾯がブラウザに表⽰されます。完了をクリックしてタスクを完了してください。

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____ 5. プロセスのスナップショットの作成

ここまで作成してきたプロセス・アプリケーションをバージョンの名前をつけて保存します。このことをスナップショットの取得といいます。スナップショットは、プロセス・アプリケーションを異なる環境(開発環境、テスト環境、本番環境等)にデプロイするために必要です。また、Process Center を使⽤して、プロセス・アプリケーションのスナップショットをインポート/エクスポートすることができます。スナップショットを使⽤することで、異なるバージョンのプロセスの保守を容易に⾏うことができます。

___a. Process Designer 画⾯上部にあるカメラアイコンをクリックし、新規スナップショットの作成を選択してください。

___b. スナップショットの名前に、v1.0 – Base Process と⼊⼒し、終了をクリックしてください。

___c. 確認ウィンドウが表⽰されます。OK をクリックしてください。

___d. Process Designer 画⾯上部にあるカメラアイコンをクリックして、既存のスナップショットの表⽰を選択してください。

___e. スナップショットの表⽰ウィンドウに先ほど保存した V1.0 – Base Process が表⽰されていることを確認してください。

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以上で最初のスナップショットの作成が完了しました。

このセクションで学習したこと

Process Inspector と Process Portal を使⽤して、プロセスがごく初期の段階でも実⾏可能であることを確認しました。Process Designer を⽤いて基本的な動作を確認しながら、プロセスがあるべき姿になるまで詳細を追加していきます。これが、顧客のプロジェクトへの関わりかたの⾯で、他の BPM ツールと IBM Business Automation Workflow が根本的に異なる点です。プロセスは最初から実⾏可能で、プロセスがどの時点で⼗分に価値あるものとなったかは、ビジネス上の判断となります。

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Part 6: プロセスへの詳細の追加

このセクションでは、いくつかの詳細やステップをプロセスに追加し、プロセスをもう少し現実的なものにします。承認者がオーダーを承認した場合には、調達のためにバックエンドのシステムにオーダー情報を送信し、却下した場合には、オーダー情報を営業担当者に差し戻し、より詳細な情報を要求するように決定ゲートウェイを追加します。

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____ 1. プロセスへの要素の追加

___a. Pocess Designer で、画⾯左上のボタンをクリックし、Designer ビューに切り替えてください。

___b. パレットのアクティビティ・アイコンの横にある下向き⽮印をクリックしてください。表⽰されたアクティビティの中からシステム・タスクを選択し、システム・レーンにドラッグ&ドロップします。

___c. ゲートウェイ をパレットからキャンバスにドラッグします。オーダーの承認の右側、オーダー承認者レーン上に配置してください。

___d. システム・タスクの名前を調達プロセスの呼び出しに、ゲートウェイの名前を 承認︖に変更してください。

___e. 以下のように接続してください。(既存の接続はいったん削除してから再接続するか、選択ツールを使⽤して選択し、リンクの端をドラッグすることで接続先を変更することが可能です。)

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___f. ゲートウェイから調達プロセスの呼び出しアクティビティに接続されているリンクをクリックしてください。

___g. 画⾯下のプロパティ・タブで、シーケンス・フローのラインの名前をはいに変更してください。デフォルトで名前を表⽰のチェックボックスがチェックされているので、ダイアグラム上にラベルが表⽰されます。

___h. 同様の⼿順を繰り返し、承認︖からオーダー情報への⼊⼒へと接続されているリンクのラベルをいいえに設定してください。

このセクションで学習したこと

ここまででプロセス・フローが完成しました。Process Designer では描いたプロセスがそのまま実⾏可能です。そのため、あと少しの作業で、プロセスをビジネス・ユーザーの前で動かして、要件とプロセスのステップを確認することが可能です。

この後のセクションでは、プロセスで使⽤されるビジネス・データを設計し、プロセスのアクティビティの詳細の定義を開始します。具体的には、プロセス内での⼈を介したアクティビティに関連付けられたユーザー・インターフェース(Coach とも呼ばれます)の定義やプロセス・フローの制御のための決定ゲートウェイの条件の指定などが含まれます。

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Part 7: ビジネス・データの設計

オーダー処理プロセスを流れるビジネス情報を定義する必要があります。この情報がプロセス・インスタンスの状態を表すことになります。オーダー情報を保持する変数と承認の結果を保持するもう 1 つの変数が必要です。

____ 1. プロセスへのプライベート変数の追加

___a. Process Designer のダイアグラム上部にある変数タブをクリックしてください。このタブにはプロセス内で使⽤可能な変数が⼊⼒、出⼒、プライベート変数に分かれて表⽰されます。

___b. プライベートの横にある+アイコンをクリックし、右側の詳細から名前を order にしてください。

___c. 次に、変数の型の右にある新規…ボタンをクリックしてください。

___d. アプリケーションで使⽤する新規データ型を作成します。名前を order に設定し、終了をクリックしてください。

____ 2. 新しい変数の型の定義

このステップでは、Process Designer で新しいデータ型(変数の型/ビジネス・オブジェクト)を作成します。先ほどのような⽅法で新規に型を作成した場合、ビジネス・オブジェクト・エディターが⾃動的に起動し、新しい型の詳細を定義できます。

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___a. 新しい型 Order にいくつかのパラメータを追加します。パラメータの右の+ボタンを 4 回クリックしてください。4 つのString 型のパラメータが追加されます。1 つ⽬のパラメータをクリックし、名前を orderNumber に変更してください。

___b. 変数の型の選択… をクリックし、“IN” とタイプして選択肢のリストから Integer を選択してください。これにより、orderNumber の型は String でなくて Integer になります。

同様の⼿順を繰り返します。

___c. 2 つ⽬のパラメータの名前を status にしてください。型は String のままにしておきます。

___d. 3 つ⽬のパラメータの名前を issueDate にしてください。型は Date にしてください。

___e. 4 つ⽬のパラメータの名前を productList にしてください。型として新規に作成する Product 型のリストを割り当てます。リストである をチェックし、新規…をクリックしてください。

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___f. 新規ビジネス・オブジェクトの名前として Product を指定し、終了をクリックしてください。

___g. Order 型を作成したのと同様に、2 つのパラメータを追加します。

___h. 1 つ⽬のパラメータの名前を productID にしてください。型は String のままにしてください。

___i. 2 つ⽬のパラメータの名前を price にしてください。型は Integer にしてください。

___j. Product のデータ型は以下のようになっているはずです。左上の×をクリックしてエディターを閉じてください。

___k. Order のデータ型は次のようになっているはずです。確認してデータ型エディターを閉じてください。

___l. オーダー処理のプロセス・エディターに戻ります。閉じてしまった場合は、左側のメニューからプロセスをクリックして、オーダー処理を選択してください。

___m. オーダー処理プロセスの変数タブを表⽰します。変数 order を選択して、右側のデフォルトありのチェックボックスをチェックしてください(⾮常に重要です︕)。これにより、プロセス実⾏の際に変数が初期化されます。

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____ 3. 2 つのプライベート変数の追加

次に、単純な Boolean 型の変数を作成し、承認の決定を格納します。また、Order に関するコメントを保持するためのString 型も変数を定義します。Order 変数のパラメータとしてこれらの変数を含めることもできますが、そうはしません。これらを分離しておく理由は後ほど明らかになります。

___a. プライベートの横にある+ボタンを再びクリックし、変数の名前を approved に変更してください。選択…をクリックし、”bo”をタイプし、リストから変数の型として Boolean を選択してください。

___b. approved 変数の デフォルトあり のチェックボックスもチェックしてください。

___c. 同様に、プライベート変数 comments を追加してください。変数の型は String のままとし、デフォルトありのチェックボックスにチェックを⼊れるのを忘れないでください。

___d. 変数とデータ型の作成が完了しました。以下のようになっていることを確認してください。

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このセクションで学習したこと

このセクションでは、ビジネス・オブジェクトを作成し、それをプロセスの変数として関連付けました。これにより、プロセス内のアクティビティの実⾏中に変数の値を参照したり更新したりすることが可能になります。次のセクションでは、ユーザーが変数を参照したり更新したりする際に使⽤するユーザー・インターフェースをどのように作成するかを学習します。

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Part 8: ユーザー・インターフェースの作成

このセクションでは、Process Designer を⽤いてどのようにユーザー・インターフェースを作成するかを⾒ていきます。この演習では、Process Designer でユーザー・インターフェースを作成する⼀般的なアプローチの紹介と、シンプルなオーダー・マネジメントのシナリオを動作可能な状態にすることにフォーカスします。

____ 1. Order オブジェクトのデフォルト Coach ビューの作成

___a. 左側のメニューから、ユーザー・インターフェースの隣にある+アイコンをクリックし、表⽰をクリックしてください。

___b. 名前を OrderView として、終了をクリックしてください。(「複数のデバイスで使⽤」のチェックは外したままにしておきます。)

___c. Coach ビュー・エディターが表⽰されます。変数タブをクリックし、ビジネス・データの右側のプラス・アイコンをクリックし、ビジネス・データを追加してください。Coach ビューにビジネス・データを割り当てられます。名前を order、変数の型を Order にしてください。

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___d. レイアウト・タブをクリックし、中央に表⽰された+アイコンをクリックしてください。

___e. 表⽰されたウィンドウから、⼀番左側にある変数タブを選択し、ビジネス・データの下にある order をクリックします。

___a. 変数 Order の各項⽬に合わせて画⾯部品が配置されます。パラメータ productList はリストであるため、テーブル(表)が割り当てられています。デフォルトでは、テーブルに要素を追加できないため、構成オプションを変更してみましょう。ProductList と表⽰されている部分をクリックし、画⾯下にあるプロパティーの構成タブを選択してください。

___b. 選択モードのリストから選択なしを選び、削除ボタンの表⽰、追加ボタンの表⽰をチェックしてください。以下のようになるはずです。

___f. OrderView の作成が完了しました。左上にある×をクリックして、エディターを閉じてください。

ここまでの作業で、再利⽤可能な Coach ビューを作成しました。Order 型の変数を表⽰するユーザー・インターフェースでは、作成した Coach ビューが使⽤されます。この Coach ビューに対して⾏った変更は、Order オブジェクトが使⽤されているすべての場所で反映されます。

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____ 2. オーダー情報の⼊⼒ユーザー・インターフェースの作成

___a. 再びオーダー処理のプロセス・エディターを開き、定義タブを表⽰してください。

___b. オーダー情報の⼊⼒をクリックし、下にあるプロパティーで実装タブを選択してください。アクティビティー・タイプをユーザー・タスクに変更し、実装の下にある新規…ボタンをクリックします。

___c. 新規クライアント・サイド・ヒューマン・サービスの作成ウィザードが表⽰されます。次へをクリックしてください。

___d. 変数のページで、approved の⼊⼒と出⼒のチェックを外してください。order と comments はデフォルトのまま終了をクリックしてください。

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ここで、approved をサービスで使⽤する変数から除外したのは、approved の情報は、営業担当者には必要ないためです。以上の⼿順で、先ほど作成した Order 型を基にしたユーザー・インターフェースが⽣成されます。

____ 3. オーダー情報の⼊⼒ユーザー・インターフェースの実⾏

___a. 先ほどの⼿順で⽣成されたヒューマン・サービスのエディターが開きます。図タブでは、ユーザー・インターフェースの処理の流れ(画⾯遷移や外部サービスの呼び出し)を定義します。Coach という画⾯が表⽰され、OK ボタンをクリックすると終了するという流れがデフォルトで定義されています。

___b. Coach タブのドロップダウンから Coach をクリックしてください。

___c. Coach デザイナーが開きます。ウィザードで設定した Order および Comment 変数が画⾯上に配置済みのはずです。先ほど作成した OrderView を使⽤するために、Order 変数の要素(クリックして選択した時に、OrderNumber から OrderList までの複数項⽬が⻘枠で囲まれる範囲)を右クリックして⼀度削除します。

___d. Coach エディターの、中央上部に表⽰された+アイコンをクリックしてください。

___e. 表⽰されたウィンドウから、⼀番左側にある変数タブを選択し、ビジネス・データの下にある order をクリックします。

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___f. 画⾯右上にある実⾏ボタンをクリックしてください。

___g. ブラウザが開き、ここまでの作業で設定した画⾯が表⽰されます。Order データ型には Order ビューが割り当てられ、テーブルは要素の追加・削除ができるようになっています。OK ボタンをクリックして⼊⼒フォームを完了してください。

___h. サービスが終了しましたとのメッセージが表⽰されたら、ブラウザを閉じてください。

___i. オーダー情報の⼊⼒の横にある×をクリックして、Coach デザイナーを閉じてください。

ここまで、再利⽤可能なビューを使⽤したユーザー・インターフェースの実装を確認しました。Coach デザイナーを使⽤して動作をカスタマイズし、すぐに実⾏して望んだものになっているか確認することが可能です。

____ 4. ビジネス・プロセス定義の完成

プロセスが始めから終わりまで動作するようにビジネス・プロセス定義を完成させましょう。

___a. オーダー処理プロセスに戻り、オーダーの承認アクティビティの実装を⽣成します。プロセス上で選択してから、プロパティーの実装タブでアクティビティー・タイプにユーザー・タスクを選択してください。実装の下にある新規…をクリックします。

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___b. ウィザードで、デフォルト設定のまま 次へ をクリックしてください。

___c. ⼊⼒と出⼒についても全てデフォルト値のまま、終了 をクリックしてください(全ての情報が承認画⾯で必要なためです)。

___j. ヒューマン・タスク・エディターの図タブが開きます。Coach タブに切り替えてください。

___k. 先ほど作成した OrderView を使⽤するために、Order 変数の要素を右クリックして⼀度削除します。

___l. 変数ウィンドウから Order 変数を選択して、画⾯上部に配置してください。

___m. 承認時にはオーダー情報を編集する必要はないため、Order ビューを読み取り専⽤にしてみましょう。OrderView をクリックし、プロパティーの可視性タブで 読み取り専⽤ に変更してください。

___d. 先ほど実⾏したように画⾯をテストすることもできます。テストが終わったら、オーダーの承認の Coach デザイナーを閉じてください。

___e. オーダー処理プロセス・エディターに戻ります。承認? 決定(排他的)ゲートウェイをクリックしてください。承認ヒューマン・タスクが完了した後のプロセスの流れを決定するロジックを定義します。

___f. 画⾯下部の プロパティーで、実装タブをクリックし、はい の右側の変数の選択アイコンをクリックし、approvedを選択してください。(はいではなくて、いいえが上の⾏に来ている場合には、デフォルト・フローのリストからいいえを選択してください。)

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___g. 真ん中のドロップダウン・リストから == を選択してください。

___h. 右側のテキスト・ボックスに true とタイプしてください。

___i. 条件は以下のようになるはずです。

以上で、変数 approved が true の場合に、プロセスがシステム・レーンの 調達プロセスの呼び出し に進むように設定が完了しました。

Tip: 決定(排他)ゲートウェイのデフォルトのシーケンス・フロー

決定ゲートウェイのデフォルトのシーケンス・フローは図のように表されます。決定ゲートウェイとリンクを作成する際に、最初に接続した出⼒リンクがデフォルトとして構成されます。

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Part 9:end-to-end でのプロセスのテスト

Inspector 等を使⽤した end-to-end でのテストが可能になりました。

___a. オーダー処理プロセス・エディターで、実⾏ボタンをクリックし、新しいプロセスを起動してください。

___b. Inspector ビューに切り替わります。右側のビューから、先ほど⾏ったように最初のタスクを実⾏してください。

___c. ブラウザからフォームに⼊⼒し、OK ボタンをクリックしてタスクを完了してください。ブラウザを閉じてください。

___d. Inspector でリフレッシュ・アイコンをクリックします。オーダーの承認タスクに処理が移っているはずです。オーダーの承認を実⾏してください。

___e. ブラウザが開き、最初のタスクを完了した際に⼊⼒したデータが表⽰されるはずです。コメントを追加し、スイッチを却下にしてください。

___f. OK ボタンをクリックしてください。Inspector ビューをリフレッシュし、プロセスがオーダー情報の⼊⼒タスクに差し戻されたことを確認してください。

___g. 再びタスクを要求してください。承認者によって⼊⼒されたコメントが表⽰されているはずです。OK ボタンをクリックしてサービスを終了し、再び Inspector をリフレッシュしてください。

___h. オーダーの承認タスクを要求し、今度は、スイッチを承認 にしてから OK ボタンをクリックしてください。

___i. プロセスが完了します。(リフレッシュするとプロセス・インスタンスの状況が完了になるはずです)

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___j. スナップショットを v1.1 – Base Process という名前で取得してください。

おめでとうございます。ハンズオンが終了しました!

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Part 10:(オプション)Portal からのプロセスの起動

この演習では、Process Portal からプロセスを始動できるようにプロセスを公開する⽅法について学習します。

____ 1. オーダー処理プロセスの公開

___a. オーダー処理プロセス・エディターを開き、概要タブをクリックしてください。

___b. 公開セクションの公開して開始の 選択… ボタンをクリックし、All Users を選択してください。

___c. プロセス・エディターの上にある、編集の終了ボタンをクリックします。(変更がサーバー側に保存されます)

____ 2. プロセスの起動

___a. Process Portal にアクセスしてください(Part5 参照)。左側にある起動メニューの下に、オーダー処理プロセスが起動可能なプロセスとしてリストされているはずです。⾒つからない場合は、起動メニューの検索アイコンをクリックし オーダー処理 と⼊⼒してください。

___b. オーダー処理 をクリックし、プロセスを起動してください。新たに作成された 1 つ⽬のタスクが処理のリストに表⽰されるはずです。タスクが⾒つからない場合は、処理画⾯の上部にある検索テキストに オーダー と⼊⼒してみてください。

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___c. 実際の業務の流れとしては、プロセスを起動直後に 1 つ⽬のタスクの処理画⾯が表⽰されることが望ましい場合があります。そのように実装を変更してみましょう。ProcessDesigner でオーダー処理プロセス・エディターを開き、図タブをクリックしてください。

___d. オーダー情報の⼊⼒を選択してください。

___e. プロパティーの割り当てタブをクリックし、ユーザー配布を最後のユーザーに変更してください。この設定により、プロセスを起動した直後に、オーダー情報の⼊⼒フォームが表⽰されるようになります。

___f. 編集の終了をクリックして変更を保存し、Portal からプロセスを起動した際の動作を確認してください。

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Part 11: (オプション)ユーザー・インターフェースのカスタマイズ

この演習では、業務ユーザーが使⽤しやすいユーザー・インターフェースにカスタマイズする⽅法について学習します。

____ 1. オーダー情報の画⾯部品(OrderView)のカスタマイズ

___a. 左側のメニューからユーザー・インターフェースをクリックし、作成済みの OrderView を開きます。

___b. レイアウト・タブで Order Number をクリックすると、プロパティ編集のショートカット・アイコンが表⽰されます。タグ・アイコンをクリックして、ラベルを注⽂番号に変更してください。

___c. 同様の操作を繰り返して、status を処理状況、issueDate を受注⽇、productList を受注明細に変更してください。

___d. productList の表の列のラベルを変更します。Product ID をクリックして、ラベルを製品番号に変更してください。

___e. 同様に、Price を価格に変更してください。

___f. 右上にある実⾏ボタンをクリックして、画⾯項⽬が⽇本語のラベルになっていることを確認してください。

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____ 2. オーダー情報の⼊⼒画⾯のカスタマイズ

___a. 左側のメニューでユーザー・インターフェースをクリックし、作成済みのオーダー情報の⼊⼒クライアント・サイド・ヒューマン・サービスを開きます。

___b. エディターをスクロール・ダウンして、comment のラベルをコメントに変更します。

___c. OK ボタンをクリックして⾊を変更してください。好みに応じて、構成タブから形やサイズを変更しても構いません。

____ 3. オーダーの承認画⾯のカスタマイズ

___a. 左側のメニューでユーザー・インターフェースをクリックし、作成済みのオーダーの承認クライアント・ヒューマン・サービスを開きます。

___b. Coach デザイナー上で approved をクリックして選択します。動作セクションの表⽰にある選択ボタンをクリックして、スイッチに変更してください。

___c. 承認タブでラベルを承認・却下に変更します。

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___d. Comment のラベルをコメントに変更してください。好みに応じて、OK ボタンの⾊や形を変更しても構いません。

___e. 右上にある実⾏ボタンをクリックして、画⾯項⽬のラベルが⽇本語になっていること、スイッチで承認却下が選択できることを確認してください。