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Brian S. Russell, Associate AIA, Integrated Practice Manager
AYERS/SAINT/GROSS
Corey Rubadue, Senior Associate
AYERS/SAINT/GROSS
Autodesk FBXを用いた Revit Architecture 2009 から
Autodesk 3ds Max Design 2009 へのワークフロー
2
目次
概要 ......................................................................................................................................... 3
ワークフロー ........................................................................................................................... 4
基本 ......................................................................................................................................... 4
Revit Architecture における表示設定 ....................................................................................... 5
アクティブビューに表示されるオブジェクトのみエクスポートする ................................... 5
断面詳細 ............................................................................................................................... 6
ビューテンプレートを作成する ............................................................................................ 7
FBX ファイルを書き出す ......................................................................................................... 9
FBX ファイルに名前を付ける・保存する ............................................................................. 9
Revit Architecture から FBX ファイルを出力する場合の注意点 .......................................... 10
3ds Max で FBX ファイルを読み込む ..................................................................................... 11
シーン情報を見る ............................................................................................................... 12
FBX ファイル読み込みの詳細設定 ..................................................................................... 12
単位に関する注意 .................................................................................................................. 13
効果的なワークフローの構築に役立つヒント ........................................................................ 13
一般的な課題 ......................................................................................................................... 16
3ds Max Design 2009 の新機能 ............................................................................................. 20
Ayers/Saint/Gross について ................................................................................................... 21
3
概要
本書はデザインのさらに深い 探究、検証、伝達を目的として、Revit® Architecture 2009 から Autodesk®
3ds Max® Design 2009へのデータ移動を必要とする建築家、デザイナー、エンジニア、ビジュアライゼー
ションスペシャリストを対象とした技術白書です。.
Revit Architecture は、BIM(ビルディング・インフォメーション・モデル)作成のトップツールになってお
りますが、一方、3ds Maxは、10年以上にわたり、建築ビジュアライゼーションにおける業界内のメインツ
ールとなっています。建設業界が従来の二次元CADでのドラフト作成ワークフローから、Revit Architecture
を使った BIM作成ワークフローへと移行する場合、Revit Architecture から高度なビジュアライゼーションを
可能にする3ds Max Design へのデータ移動を効率的に行えることが必要です。プラットフォームに依存し
ない3Dファイルフォーマットである Autodesk® FBX® は、そのファイルフォーマットに対応するソフトウ
ェアで作られたコンテンツへのアクセスを提供します。
本書では、FBX を用いたワークフローを使用して、Revit Architecture 2009 から Autodesk 3ds Max Design
2009 へ設計データを移動するワークフローについて解説し、マテリアルの割り当て情報を包括しつつ、
Revit Architecture の3Dメッシュシーンを Autodesk 3ds Max Design へ移動する方法を中心に記述しており
ます。オブジェクトの変換に影響を与える FBX の調整オプションとテクニックについてまとめ、一般的な
課題を説明し、これらの難問に対処するためのヒントや裏技について述べていきます。
Revit Architecture に関する詳細はこちらをご覧ください。
http://www.autodesk.co.jp/revit
3ds Max Design に関する詳細は、こちらをご覧ください。
http://www.autodesk.co.jp/3dsmaxdesign
FBX に関する詳細はこちらをご覧ください。
http://www.autodesk.co.jp/fbx
デザインビジュアライゼーションについては、こちらをご覧ください。
http://design-viz.com/
注意:本書で解説する3ds Max FBXプラグインは、ver.2009.1を使用しています。FBX 2009.1は以下からダ
ウンロード可能です。3ds Max 2009, 3ds Max Design 2009に標準搭載されているFBXプラグインは
ver.2009.0となり、本書で掲載している画像と内容が一致しません。
3ds Max 2009、3ds Max Design 2009の標準インストール並びにサービスパック1インストールには
FBX2009.1への更新内容は含みませんのでご注意ください。
http://www.autodesk.co.jp/fbx
http://www.autodesk.co.jp/revit http://www.autodesk.co.jp/3dsmaxdesign http://www.autodesk.co.jp/fbx http://design-viz.com/ http://www.autodesk.co.jp/fbx
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ワークフロー
Revit Architecture は、驚くべきスピードで建築業界に普及してきました。Revit 環境でのワークフローは導
入企業が多様なように、その成功例も多様です。3Dでモデル作成し、全ての付属品を作成して 3ds Max
Design へエクスポートするユーザがいる一方、アレンジした方法で、3D エレメントと 2D シンボルの両方
を活用するユーザもいます。また、BIM ワークフローに詳細やセクションを補足する用途で、AutoCAD® や
AutoCAD® Architecture をワークフローに加えるユーザもいます。
データ転送を容易にし、エラーを削減するため、ビジュアライゼーション用に3ds Max へファイルを移動す
る前に、Revit Architecture でデータ移行のための事前準備を可能な限り 行っておくことを奨励します。
基本
Revit Architecture は、シーンの 2D 及び 3D オブジェクトに知能を与えるデザインツールです。BIM を目的
として作られた Revit Architecture では、いつ変更しても、どこで変更しても、全ての変更がプロジェクト
全体で自動的に調整されます。デザイン及びドキュメンテーションは、常に矛盾なく、完全なものに調整さ
れた状態になります。この点だけでも、ユーザは、可能な限り BIM で作業することが容易になります。
Revit Architecture で建物のモデルを作成したら、3D ビューを構築することが重要です。Revit Architecture
では、2DビューからFBXモデルをエクスポートすることができません。Revit Architectureの標準的な3Dビ
ューやカメラビューは、FBXファイルでカメラオブジェクトを構築します。2Dビューをエクスポートするに
は、DWG™ ワークフローを使用してください。
Revit Architectureは、レイヤーを含みません。FBXファイルフォーマットは、エレメントレベルで全てのオ
ブジェクトをインポートします。それゆえ、Revitからエクスポートされる情報は、3Dビューやカメラビュ
ーの表示設定で調整されるので注意が必要です。
3ds Max DesignからFBXのヘルプファイルを見るには、ヘルプ>追加のヘルプ>FBXプラグインヘルプを選
択します。
5
Revit Architecture における表示設定
Revit Architecture の [ 表示/グラフィックスの上書き ] 設定は、CAD をベースとしたレイヤーシステムに代
わります。一般的なレイヤー機能の代りに、Revit Architecture では、表示設定 (ビュー内でのオブジェク
トの表示方法を上書きする機能) 用いた ビュー内での単数または複数オブジェクトの表示/非表示 機能を活
用します。
カメラやビューに表示するものを調整するには、単純に、表示したいものを有効にし、そうでないものを無
効にします。
注意すべきは、ビュー内で表示を有効にするジオメトリの数が多ければ多いほど、書き出しするファイルの
サイズは大きくなるという点です。ビューの書き出しがうまくいかない場合、ビ