Upload
others
View
40
Download
0
Embed Size (px)
Autodesk Inventor 2008
Autodesk Inventor 2008
環境構築環境構築環境構築環境構築
2007/08/31
i
Autodesk Inventor Autodesk Inventor Autodesk Inventor Autodesk Inventor 2008200820082008 環境構築環境構築環境構築環境構築
本ドキュメントについて 本ドキュメントはAutodesk Inventor Professional 2008とProductstream2008のシステム環境に応じた一般的なインストール手順を説明した資料です。
オートデスクが国内外のユーザに実際に適用したものから、一般的な項目のみを記載しています。 従って、この中の項目すべてが貴社に適用できるわけではありません。また、不足する項目もあります。
本ドキュメント中の記載内容は技術情報であり、明示的にオートデスクが保証するものではありません。
目次目次目次目次
Autodesk Inventor 2008 環境構築環境構築環境構築環境構築 ........................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................................ iiii 1 はじめに・・・環境構築について................................................................................................................................................................... 1 2 導入環境の分類 ............................................................................................................................................................................................ 1 3 新規インストール手順 ................................................................................................................................................................................... 1 3.1 インストールファイル概要 ........................................................................................................... 1 3.2 単一マシン環境へのインストール ................................................................................................. 1 3.3 サーバ・クライアント環境へのインストール ....................................................................................... 1 4 一般的なサーバ・クライアント環境設定 .................................................................................................................................................. 1 5 インストール済み環境でよくある課題 ....................................................................................................................................................... 1 5.1 サーバ・クライアント環境の場合 .................................................................................................. 1 5.2 複数マシン環境の場合 ............................................................................................................ 1 5.3 単一マシン環境の場合 ............................................................................................................ 1
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
1111 はじめに・・・はじめに・・・はじめに・・・はじめに・・・環境構築環境構築環境構築環境構築についてについてについてについて
Inventorを導入する場合、既存のシステムの構成や将来的なシステム構成の計画に基づいてインストールをする必要があります。またシステム環境によってはインストールする必要のないオプションもありますので、Inventorによる設計開発を効率的に行うために、インストールする構成を理解しておくことは重要になります。 本資料では想定されるシステム環境に応じた、Autodesk Inventor Professional 2008とProductstream2008、またネットワークライセンスを利用するためのNetwork license Managerのインストール方法を紹介します。
2222 導入環境導入環境導入環境導入環境のののの分類分類分類分類
� 単一マシン環境 スタンドアロンの環境でCAD端末を使用する場合を単一マシン環境とします。Inventorを使用する端末はこの1台で、ソフトウェアのインストール・ライセンス設定などすべてを行います。また、Inventorファイルもこの端末自身に保存します。
� 複数マシン環境 複数台のCAD端末が同一ネットワーク内に存在する場合を複数マシン環境とします。各端末はワークグループなどでネットワーク接続されていて、ファイル・フォルダの共有などを行うことができます。Inventorファイルの保存は各端末でそれぞれ行う場合や、または1台をサーバに見立てて、ファイルの保存などを管理するケースもあります。
Client Client
Client
Client
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
� サーバ・クライアント環境
CAD端末と同一ネットワーク内にサーバが導入されている場合をサーバ・クライアント環境とします。サーバではライセンス管理やデータ管理を行い、クライアントにはInventorファイルは保存されません。少ないユーザ環境でも基本的に推奨されるシステム構成と言えます。
� インストール済み環境 すでにInventorがインストールされている環境をインストール済み環境とします。単一マシン環境の場合は問題になりませんが、サーバ・クライアント環境であるにもかかわらず、クライアント1台ごとにライブラリなどを管理している場合などは、適切なシステム構成に修正する必要があります。
Server
Client
Client
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
3333 新規新規新規新規インストールインストールインストールインストール手順手順手順手順 3.1 インストールファイル概要 単一マシン環境にAutodesk Inventor Professional2008とProductsteam2008をインストールした場合、CAD端末のローカルドライブには以下のようなファイルがコピーされます。
� C:\Program Files\Autodesk\Autodesk Design Review
� C:\Program Files\Autodesk\Data Management Server 2008
� C:\Program Files\Autodesk\DWG TrueView
� C:\Program Files\Autodesk\Inventor 2008
� C:\Program Files\Autodesk\ MDT 2008
� C:\Program Files\Autodesk\ Productstream 2008
� C:\Program Files\Autodesk\ Vault 2008
SQLサーバがインストールされていない環境の場合、Microsoft SQL Server Expressが自動的にインストールされます。
� C:\Program Files\Microsoft SQL Server
Vault2008はAIP2008インストール時にContents Center Libraryを選択するとAutodesk Data
Management Server2008が選択され、さらにVault2008が自動的に選択されるため、インストールされます。
3.2 単一マシン環境へのインストール 単一マシン環境へのインストールはスタンドアロンライセンスのインストールを実行します。Inventor、productstreamをインストールする場合は、以下の項目のインストールが必要です。
� Autodesk Inventor Professional 2008 → AIP2008
� Productsteam2008
� Autodesk Data Management Server(Productstream2008) → ADMS(Productsteam2008)
Productstream2008をインストールする場合、ADMS(Productstream2008)が必要になります。しかしAIP2008をインストールする際に、コンテンツセンターライブラリ、またはVault2008をインストールするとADMS(Vault2008)が同時にインストールされます。
Productstream2008に対応するADMS(Productstream2008)が必要になりますので、インストールする前に、ADMS(Vault2008)をアンインストールする必要があります。 次項よりInventor2008のインストール手順を説明します。その後、コンテンツセンターライブラリのインストールを行い、次にProductstream2008のインストールを行います。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
① AIPのCD1/2を挿入します。挿入後、インストレーションウィザードが自動的に起動します。「製品をインストール」をクリックします。
② インストールの説明画面が表示されるので、「次へ」をクリックします。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
③ インストールする製品を選択します。
④ 「Autodesk Inventor Professional 2008」のみを選択し、「次へ」をクリックします。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
⑤ インストールする製品について確認画面が表示されるので、「次へ」をクリックします。
⑥ 「ソフトウェア使用許諾契約」を確認し、「次へ」をクリックします。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
⑦ 必要情報を入力し、「次へ」をクリックします。
⑧ 「環境設定」をクリックすると下図の画面が表示されます。ライセンスの種類「スタンドアロンライセンス」を選択して、「次へ」をクリックします。「ネットワークライセンス」については次項で説明します。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
⑨ 任意の環境設定を行います。アプリケーションをオプション設定により、AutoCADライクな設定にしたり、テンプレートパーツの単位系を指定したりすることができます。これらの設定項目についてはインストール後にInventor内で設定できますので、デフォルトのままで問題ありません。
⑩ インストールの種類とインストールフォルダの選択をします。HDDの容量等で制約がなければ標準を選択します。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
⑪ カスタムインストールではサンプルファイルの有無やプログラミングサンプルファイルのインストールを選択することができます。
⑫ 環境設定が完了するとインストールがスタートします。
⑬ AIP2008がインストールされると完了です。
次項ではコンテンツセンターライブラリのインストールを行います。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
① コンテンツセンターライブラリを選択します。
② インストールするコンテンツセンターライブラリを選択します。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
③ インストールする製品を確認して「次へ」をクリックします。
④ ソフトウェア使用許諾契約を確認します。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
⑤ 環境設定の内容を確認します。内容を変更するには「環境設定」をクリックします。
⑥ SQLサーバのインストール先を設定します。特に制約がなければデフォルト設定のままでインストールします。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
⑦ ADMSのインストール先などを設定します。特に制約がなければデフォルト設定のままでインストールします。
⑧ ADMS2008(Autodesk Vault)の環境設定が終了したら、「コンテンツセンターライブラリ」タブに切り替えます。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
⑨ コンテンツセンターライブラリの内容を再度確認します。
⑩ 「次へ」をクリックし、「環境設定の完了」をクリックします。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
⑪ インストールの仮定でADMS2008のインストール前にインストール環境のチェックが始まります。「必要なアクション」がある場合は、問題を解決し再テストを行います。チェックで必要なアクションがなければ、続行してインストールを継続します。
⑫ インストールの過程
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
⑬ インストールの完了です。
以上のインストールで、コンテンツセンターライブラリとInventor2008が使用できるようになります。 次にProductsteam2008のインストールを行います。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
① インストールCDを挿入するとインストーラが起動しますので、「製品をインストール」をクリックします。
② Welcome画面が表示されるので、「次へ」をクリックします。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
③ ここで製品を選択しますが、Autodesk Vault 2008インストールされている場合、ADMS2008(Vault)がインストールされているので、ADMS2008がグレイアウトされています。Productsteam2008にはADMS2008(Product steam)が必要なので、ADMS2008(Vault)をアンインストールする必要があります。
④ インストールを一旦終了して、「プログラムの追加と削除」よりADMS2008を選択すると下図のようにアンインストーラが軌道するので、「アンインストール」をクリックします。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
⑤ Welcome画面が表示されるので、「次へ」をクリックします。
⑥ アンインストール中
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
⑦ 無事アンインストールが完了しました。
⑧ 再度インストーラを起動すると、ADMS2008(Productsteam)が選択できるようになっています。チェックを入れて「次へ」をクリックします。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
⑨ ソフトウェア使用許諾契約を確認し、「次へ」をクリックします。
⑩ 必要情報を入力して、「次へ」をクリックします。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
⑪ 環境設定をクリックします。
⑫ インストールの種類を選択します。特に制約がなければ、「標準」を選択します。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
⑬ カスタムインストールはInventorアドインなどのインストールの有無を選択できます。
⑭ ショートカットをデスクトップに作成するかをチェックし、「次へ」をクリックします。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
⑮ Productsteam2008の環境設定が終了したら、ADMS2008タブに切り替えます。
⑯ ADMS2008タブに切り替えます。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
⑰ ADMSのインストール先などを設定し、「次へ」をクリックします。特に制約がなければ、デフォルトのままインストールします。
⑱ 環境設定の完了画面が表示されるので、「環境設定を完了」をクリックします。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
⑲ インストールが開始されます。
⑳ インストールが完了しました。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
3.3 サーバ・クライアント環境へのインストール サーバにはライセンス管理やAutodesk製品の管理をするために、以下のツールをインストールします。また、Productstream2008を導入する環境の場合、ADMS2008(Productstream)をインストールします。また、コンテンツセンターライブラリもサーバにインストールすることで、一括管理することができます。 一方、クライアントにはInventor2008をインストールします。ライセンスはネットワークライセンスを使用します。
サーバへのADMS2008のインストールは前節の「Productstream2008」のインストールを参考に、AMDS2008のみをインストールします。コンテンツセンターライブラリについては3.2項の「単一マシン環境へのインストール」のコンテンツセンターライブラリのインストールを参考にしてください。 ここではNetwork License ManagerとNetwork License Activation Utility、(( Autodesk CAD Manager
Tool 4.0 )のインストールを紹介します。
① AIP2008のCDを挿入し、「ツールとユーティリティをインストール」をクリックします。
Server
Client
� Network License Manager
� Network License Activation Utility
� ( Autodesk CAD Manager Tool 4.0 )
� ADMS2008
� Contents Center Library
� Inventor2008
� ネットワークライセンスを使用
� サーバ上のコンテンツセンターライブラリを使用
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
② 次にWelcome画面が表示されるので、「次へ」をクリックします。
③ インストールする 製品を選択し、「次へ」をクリックします。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
④ ソフトウェア使用許諾契約を確認し、「次へ 」をクリックします。
⑤ インストール環境設定を行います。「環境設定」をクリックします。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
⑥ Network License Managerのインストール場所を選択します。
⑦ 以下Network License Activation Utility、Autodesk CAD Manager Tool4.0のインストール場所を設定します。特に制約がなければ、デフォルトの設定で「環境設定を完了」をクリックします。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
⑧ インストールの完了
サーバでライセンスを管理するためのインストールが終了しました。サーバでNetwork License Activation Utilityを実行し、ネットワークライセンスを取得します。 次にクライアントにネットワークライセンスを使用したAIPr2008をインストールします。
① AIP2008のCDを挿入します。インストールする製品はInventor2008のみです。ライセンスの機能を選択までは、前節の「単一マシンへのInventor2008のインストール」と同様の手順です。 ② AIP2008の環境設定でライセンスの設定を行います。「ネットワークライセンス」にチェックを入れます。下欄には前節でインストールしたNetwork License Managerが動作するサーバ名を入力します。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
③ 以降の手順は「単一マシン環境へのインストール」と同様です。 クライアントでAIP2008のインストールが完了すると、次に環境設定の構築を行います。
4444 一般的一般的一般的一般的なサーバ・クライアントなサーバ・クライアントなサーバ・クライアントなサーバ・クライアント環境設定環境設定環境設定環境設定 インストールが完了すると、実際にInventorによる設計開発を行うために、設定ファイルを整備し適切な場所に保管しておく必要があります。詳細は「プロジェクトファイル完全マスター」に記載されていますので、参照ください。 サーバ・クライアント環境では一般的に下図のように設定ファイルを保管します。
また、クライアントから使用するコンテンツセンターライブラリを設定する必要があります。次章でその説明をします。
Client
C:\product_data
C:\
C:\Program Files\Autodesk\Inventor 2008
template
Design Data
template
Design Data
product_a
product_b
library
Content Center Files
Server
\\192.168.24.58
\\192.168.24.58\Vault($)
product_a
product_b
product_data
Library
設定設定設定設定ファイルファイルファイルファイル Vault領域領域領域領域
作業作業作業作業スペーススペーススペーススペース
\コンテンツセンターライブラリ
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
5555 インストールインストールインストールインストール済済済済みみみみ環境環境環境環境でよくあるでよくあるでよくあるでよくある課題課題課題課題 5.1 サーバ・クライアント環境の場合 すでにAIP2008がインストールされている環境ではADMS2008、コンテンツセンターライブラリが同様にインストールされていることがあります。サーバ・クライアント環境にもかかわらず、各クライアントにADMS2008,コンテンツセンターライブラリがインストールされている必要はありません。
3章「サーバ・クライアント環境へのインストール」を参考にサーバにADMS2008、コンテンツセンターライブラリ、Network License Manager等をインストールします。 また、クライアントのInventorを起動し、プロジェクトファイル アイコンをクリックしてライブラリ設定を行います。ライブラリを追加でサーバ上にあるライブラリを選択します。下図はクライアントにインストールされているコンテンツセンターライブラリを参照している状態です。サーバのコンテンツセンターライブラリを設定した後は、不要になるので削除します。
AUTODESK INVENTOR
Autodesk Inventor 2008 環境構築について
1
5.2 複数複数複数複数マシンマシンマシンマシン環境環境環境環境のののの場合場合場合場合 基本的にはサーバ・クライアント環境の課題と同様のものが考えられます。それ以外には環境設定ファイルなどを各端末ごとに使用しているケースがあります。サーバがない環境でも、フォルダ共有で環境設定ファイルの共有は可能なので、「プロジェクトファイル完全マスター」を参考に、環境を構築しましょう。 5.3 単一単一単一単一マシンマシンマシンマシン環境環境環境環境のののの場合場合場合場合 単一マシン環境の場合、個人でデータを管理しているため大きな問題点はありませんが、設計データのバックアップは確実にしておくべきです。HDDが壊れることはよくあるため、定期的にバックアップを取りましょう。設計データのボリューム次第ではサーバマシンの購入も検討する必要があります。
© Copyright 2007 Autodesk, Inc. All rights reserved. Reproduction or copying of images is prohibited