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CL-905
1
このたびはホーザン CL-905 陰圧ブース をお買い上げいただき、まことにありがとうございます。この取扱説明書をよくお読みになり、正しくお使いください。また、お読みになったあとも大切に保管してください。
陰圧ブース
取扱説明書
製品の構成
各部の名称と入組明細
完成図
FFU取り付け用
M5ナット
M5平ワッシャー
×8
×8
(天面+ 壁面)×1
陰圧ブース用シート
ダンパ
ファスナー
出入口×2
FFU取り付け枠
HEPAフィルター
ファンフィルターユニット(FFU)
プレフィルター
フレーム
×2
×4
×4
×4
×4
×4
補強バー
U字金具
M6×40六角ボルト
M6平ワッシャー
M6スプリングワッシャー
M6袋ナット
支柱 (連結バー付) ×2
屋根パイプ×4
支柱 (連結バーなし) ×2
屋根パイプ(ボルト付)×2
2
仕 様
組 み 立 て に 必 要 な も の
プラスドライバー(付属)、脚立、7/8/10mmナットドライバーまたはスパナ、 アース線をご用意ください。
H E PA(メインフィルター)、不織布(プレフィルター)
AC100V 50/60 Hz
64/60W (50/60 Hz)
0.3μm 99.97%以上
消 費 電 力
フィルター形式
捕 集 効 率
重 量
10.8/12.8m3/min(50/60 Hz) 排 気 風 量
ファンフィルターユニット(FFU)
フ レ ー ム 材 質 アルミ
ブ ー ス 容 積 3.74~11m3
0.5~19Pa(50Hz) 1~20Pa(60Hz)
陰 圧
外 形 寸 法 2000(W)×2200(H)×850~2500(D)mm
換 気 回 数 171~59回/h(50Hz) 203~70回/h(60Hz) (縮小時~拡張時)
強化繊維入り防炎タイプPVCシート (帯電防止剤練り込み) 厚さ0.3mm シ ー ト 材 質
ブース
重 量 54kg (シート 14kg+フレーム 26.5kg+FFU 13.5kg)
本機は、簡易的に陰圧空間を得るためのものです。この目的以外に使用しないでください。
1. FFU本体は気密性を高めた精密な機械です。気密性が失われたりファンの故障のおそれがありますので 衝撃に注意し丁寧に取り扱ってください。
2. 40℃以上の雰囲気中で連続運転しないでください。ファンの故障につながります。
3. HEPAフィルターと天井面との隙間は100mm以上あけてください。
4. フィルターの点検は定期的に行ってください。フィルターの汚れはブース内の排気能力を低下させ、規定 の陰圧が維持できなくなります。
5. プレフィルターの汚れが確認された場合は、電気掃除機等で吸い取ってください。
6. プレフィルターの汚れが著しいときやHEPAフィルターの汚れが認められたときにはただちに交換してくだ さい。HEPAフィルター、プレフィルターは水などの洗浄はできません。
7. HEPAフィルター交換の際には、ユニット内面の濾紙には手を触れないでください。濾紙は不織布製で壊 れやすい材質です。規定の清浄度が維持できなくなります。
8. 長期間使用しないときには必ずコンセントから電源プラグを抜いてください。
注意
1. 定格電圧以外での使用はしないでください。感電、火災のおそれがあります。
2. フィルターの点検、交換の際には電源を切り、電源コードをコンセントから抜いて作業してください。誤って 電源が入った場合、ファンが高速回転し大変危険です。
3. 異音、異臭など異常が感じられたときには直ちに使用を中止してください。感電、火災のおそれがありま す。
4. 改造はしないでください。感電、火災のおそれがあります。
警告
3
ご使用上の注意
注意文の警告マークについて
この取扱説明書ではご使用上の注意事項を次のように区別しています。
警告 …重傷をともなう重大事故の発生を想定してのご注意
注意 …傷害や物的損害を想定してのご注意
なお、注意 として記載されていても、あるいは特に記述がなくても、状況によっては重大な結果をまねく恐れ
があります。正しく安全にご使用ください。
4
3 床から引き起こし、支柱を開き自立させます。
※ 屋根パイプを持って引き起こすとパイプが 抜けるためご注意ください。
支柱それぞれいっぱいに開き、連結バーをかけます。いっぱいに開かないとシートの固定作業が困難になります。
支柱の組み立て
1 屋根パイプにはボルトが3本付いたものが2本と付いていないものが4本あります。
支柱と屋根パイプを、床に寝かせた状態で接続します。 同じものを2セット作ります。
2
連結バー
ブース内部から見たところ
クロスしたバー
連結バー 写真のように、連結バーがブースの外側、クロスしたバーが内側になります。
うまく開かない場合は屋根パイプの取り付けに誤りがあります。無理に開かず、2に戻り確認してください。
屋根パイプ
連結バーが手前(床
と逆)にあります。
A’
B B’
A
ボルト
連結バーが床に
接しています。
4 連結バーのAの部分を、スプリングワッシャーを介して付属の蝶ネジでもう一方のセットのA’に相当するブラケットの部分に取り付けます。 Bの部分を、B’に相当する部分に取り付けます。 もう一方のセットのAに相当する部分を、スプリングワッシャーを介して付属の蝶ネジでA’のブラケットの部分に取り付けます。 Bに相当する部分を、B’に取り付けます。
A’
A
B’
B
A
B
A’
B’
支柱の組み立て
5 アース端子 アース端子の位置を考慮して設置ください。
連結バーが外側 クロスしている バーが内側
別注品については、仕様によりフレームの本数や分割方法などが異なります。ご注意のうえ組み立ててください。
補強バーの取り付け
補強バーはFFUを取り付けた後に取り付けます。
補強バー
支柱への補助バーの取り付け方
補助バー
U字金具
六角ボルトほか (P.1 明細参照)
フィルターとシートの取り付け
6
10 平ワッシャーをはめ、シートのシール面に隙間がないようナットで8カ所均等に締め付けます。
3
1
6 いったんキャスターのロックをはずし、すべて折りたたみ、再度キャスターのロックをかけます。
5 天面+壁面シートをかけ、天井部のみ面ファスナーで仮固定します。
天井部と壁面は一体になっています。完全に開かずに、奥行き方向にのばした状態で屋根パイプの上に載せておきます。
全てのキャスターをロックします。
キャスターのペダルをON側に踏み込むとロック
します。
2 FFUから、FFU取り付け枠とHEPAフィルターを一旦取り外します。
2本のFFU取り付けネジと4本のHEPAフィルター取り付けネジをプラスドライバーでゆるめて取り外してください。
FFU取り付け枠
FFU
HEPAフィルター
フィルター導入側の濾紙には触れないでください。非常に傷つき
やすく指先で触れるだけでも穴があいて機能低下します。
注意
FFU取り付けボルトの保護キャップを取り外します。
4 プレフィルター側を下に、屋根パイプ上にFFUをセット、取り付けボルトを締め込み、しっかり固定します。
取り付けボルトの保護キャップを戻します。
7 FFUに付いていた2本のFFU取り付けネジをブース内部から取り付けます。
8 保護キャップを取り外し、シートのボルト穴を取り付けボルトに通します(8カ所)。 シートがうまくずれない場合、無理に引っ張らずに仮固定した面ファスナーをゆるめてください。
9 シートを挟み込むように、FFU取り付け枠をボルトに通し、乗せます。 このとき、挟まれるシートにしわや折り目がないように気をつけてください。
①
②
③ ④
⑦
⑧
⑤
⑥
FFU取り付けネジ
FFU取り付けネジ
HEPAフィルター 取り付けネジ
屋根パイプ FFU
保護キャップ
プレフィルター側
FFU取り付け枠
平ワッシャー
ナット
シート
シートのボルト穴
保護キャップ シート取り付け後は不要です
このとき、コーナー支柱に取り付けられているアース端子の位置を確認し、ご希望の位置に合わせてください(9ページ【全体アースの取り方】参照)。
シートは支柱の外側に取り付けます。シートに縫い付けてある面ファスナーをパイプにしっかりと巻き付け確実に合わせてください。
フィルターとシートの取り付け
7
シート
右側面から見た図 面ファスナー
面ファスナー
出入り口(と突き当たり壁幕)側の面ファスナーの際(きわ)に地シートの耳を設けていますので、耳をつまんで面ファスナーを強く押さえつけてください。
耳
12 補強バーを取り付けます(5ページ図、いちばん下)。
13 出入口のシート(2面)を取り付けます。
14 すべての面ファスナーをパイプに巻きつけてシートを固定します。 キャスターのロックを外し、フレームを広げます。 面ファスナーが必要以上に引っ張られていないか、固定状態を確認しながら、慎重に作業してください。 フレームを広げたところで連結バーを掛けます。 キャスターをロックしてください。
15 電源コードは屋根パイプの補強パイプ上を通し、出入口上のパイプ上でビニールテープや結束バンドで固定してください。
11 HEPAフィルターを取り付けます。 取り付けネジ4本で均等に締まるように注意してください。
8
ご使用方法
所定の位置に設置し、連結バーを開放してブースを伸縮させ、ご希望の大きさを決めてください。
ひとつとばして連結バーをかけ、固定することも可能です。移動の際にも有効です。
全てのキャスターをロックします。
キャスターのペダルをON側に踏み込むとロックします。
サイズ合わせ
最小の例
2 電源コードの中間にあるスイッチがOFFになっていることを確認し、
電源プラグをコンセントに差し込みます。
3 電源スイッチを入れるとファンが起動し、ブース内の空気を排出、
HEPAフィルターを通しブースの外にきれいな空気が排気されます。
1 FFUの電源コード取り出し口の横にあるアース端子にアース線をつ
なぎ、他端を接地します。
アース線は付属しておりません。任意のアース線をご用意ください。
キャスターのロック
移動の際は裾の面ファスナーでからげると便利です。
奥行の中央部分の連結バーは固定式です。転倒防止のため、収納する場合でも この連結バーだけは開放しないでください。奥行サイズが不十分になり、転倒する恐れがあります。
注意
7mm ナット ドライバー
電源コード
接地
アース端子
運転
裾の面ファスナー
フィルター交換
プレフィルターの交換方法
対辺7mmのナットドライバー、またはスパナを使用します。
フィルター押さえ枠を固定して
いる2個のナットをゆるめて取り
外し、押さえ枠とフィルターを取
り外します。
1
HEPAフィルターの交換方法
フィルター導入側の濾紙には触れないでください。非常に傷つき
やすく指先で触れるだけでも穴があいて機能低下します。
注意
2 新しいフィルターを枠に収め、も
と通り組み立て、固定します。
フィルターは2枚組で重ねて使
用します。 スプリングワッシャーを忘れずに。
フィルター前面のアルミ枠の4個
所の穴にドライバーを挿入しフィル
ター止めネジを外します。
1
新しいフィルターをもと通り組み付
けます。 2
9
全体アースの取り方
ブース四隅の支柱のうち1本にアース端子を設けています(5ページ参照)。 任意のアース線を接続することで本品シート部分も含みアースできます。
接地
FFUのアースは電源アース、全体アースは静電気対策用アースです。安全性の観点から、兼用はお避けください。
注意
10
交換部品 CL-901-1 ファンフィルターユニット
CL-901-2 HEPAフィルター
CL-901-9 プレフィルター
HEPAフィルターを付属したファンフィルターユニットです。
交換用 プレフィルター (4枚入・FFU 1台分)
1カ所に重ねて2枚使用します。
部品のご購入はホーザンの通信販売が便利です。 ホーザン 通信販売 検索
交換用 HEPAフィルター
11
19.04
12
本社 〒556-0021 大阪市浪速区幸町1-2-12
TEL(06)6567-3111 FAX(06)6562-0024
補修部品については、web上のパーツリストをご覧ください。
ホーザン 通信販売 検索 通信販売もご利用いただけます。