秋田大学教育文化学部

附属特別支援学校進路指導部

№３

令和元年８月３０日発行

令和元年度

特別支援学校職業教育フェスティバル７月１２日（金）、秋田市にぎわい交流館ＡＵで、秋田県特別支援学校職業教育フェステ

ィバルが開催されました。本校からは技能競技大会（「喫茶サービス」「パソコンデータ入

力」「縫製」）に高等部生徒４名が出場し、高３Ｍさん（データ入力）、Ｔさん（縫製）が見

事銀賞に輝きました。また、作業学習実践交流会には、高等部の生徒が作業班（サービス

班、陶芸班、ハンドクラフト班）ごとに参加・見学してきました。他校の作業班の様々な

取組を見て、作業学習への意欲が高まっている言動が見られました。

卒業後の生活について、卒業した先輩から直接アドバイスを聞くことができる、「先輩から

学ぶ会」が７月１７日（水）にありました。４名の先輩方は仕事、生活、余暇について高等部

生から質問が出されると、一つ一つに対して自分の体験や考えを話していました。熱心にメモ

を取る中学部生、高等部生から、自分の将来を考えている様子が伝わり、改めて先輩から学ぶ

意義の大きさを感じた会でした。また保護者の方々にも参加していただき、お子様の卒業後の

生活に参考となる話をきくことができたのではないでしょうか。

Ｔさん（Ｈ２８卒） Ｓさん（Ｈ２９卒）

スーパー勤務 ウェルビューいずみ

Ｓさん（Ｈ２９卒） Ｅさん（Ｈ２９卒）

高齢者施設勤務 サンハウス

働く上で大切なこととして「あいさつ」「笑顔」「報告・連絡」「責任感」といった話があ

りました。また、「褒められるとうれしい」「給料をもらうとうれしい」等、「やりがい」を

大切にしている様子も見られました。

さすが先輩と感じたことは、「自分の分の洗濯は自分でやっている」「家の手伝い」「貯金」

「給料の一部分を家計に入れている」と家族の一員としての役割も果たしている部分です。

在学生にもこのような気持ちをもてるよう、指導・支援をしていきたいと感じたシーンでし

た。

先輩方の後に続いていきたいという気持ちをもつことができた会でした。