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KIWI+フォーマットKIWI+フォーマットKIWI+フォーマットKIWI+フォーマット

第第第第 0.730.730.730.73 版版版版

平成13年5月平成13年5月平成13年5月平成13年5月

KIWI+KIWI+KIWI+KIWI+(Plus)(Plus)(Plus)(Plus)事務局事務局事務局事務局

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KIWI+フォーマット

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第0.73版

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page i

第0.73版

目次

1 概要 ....................................................................1-1

1.1 背景...............................................................1-1 1.2 KIWI+フォーマットの特徴.........................................1-1 1.3 KIWI+フォーマットの基本構造.....................................1-3 1.3.1 空間の記述 .....................................................1-3 1.3.2 形状データの記述(マルチリンクの記述) .........................1-5 1.3.3 属性情報の記述 .................................................1-6 1.3.4 座標系の記述とパーセル管理 .....................................1-7 1.3.5 ネットワーク情報の記述 ........................................1-15 1.3.6 KIWIの踏襲(マルチリンク、属性、時間管理など) ..............1-15

2 KIWI+フォーマットデータ構造 ........................................2-1

2.1 データファイル構成.................................................2-1 2.1.1 全データ管理ファイル ...........................................2-3 2.1.2 データ集合管理ファイル .........................................2-4 2.1.3 パーセルグループ定義ファイル ...................................2-6 2.1.4 パーセル定義ファイル ...........................................2-8 2.1.5 実体定義ファイル ..............................................2-10 2.1.6 Vector 定義ファイル..............................................2-11 2.1.7 Connector 定義ファイル...........................................2-12 2.1.8 線表現定義ファイル ............................................2-13 2.1.9 面表現定義ファイル ............................................2-15 2.1.10 文字表現定義ファイル ..........................................2-16 2.1.11 記号表現定義ファイル ..........................................2-20 2.1.12 コード意味定義ファイル ........................................2-22 2.1.13 属性定義ファイル ..............................................2-23 2.1.14 著作権等定義ファイル ..........................................2-24 2.1.15 Vector データファイル..........................................2-25 2.1.16 Connector データファイル.......................................2-32 2.1.17 記号定義ファイル ..............................................2-39 2.2 データレコードフォーマット........................................2-47 2.2.1 Vector レコードフォーマット......................................2-47 2.2.2 Connector レコードフォーマット...................................2-60 2.2.3 属性情報レコードフォーマット ..................................2-65 2.2.4 拡張データレコードフォーマット ................................2-68 2.2.5 属性フォーマット ..............................................2-70 2.2.5.1 テキスト ....................................................2-71

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KIWI+フォーマット

Page ii KIWI+フォーマット 1 January 2001

第0.73版

2.2.5.2 記号 ........................................................2-74 2.2.5.3 画像 ........................................................2-76 2.2.5.4 図形 ........................................................2-81 2.2.5.5 マルチメディア ..............................................2-86 2.2.5.6 関係 ........................................................2-88 2.2.5.7 点列 ........................................................2-92 2.2.5.8 区間 ........................................................2-96

§付録 [1]グループの表現................................................. 付-1 [2]通行規制情報の解説............................................. 付-8 [3]交差点の種別.................................................. 付-13 [4]定義ファイルの設定例.......................................... 付-14

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page iii

第0.73版

用語集

KIWI+フォーマットで定義した用語を対象とする。

項番 用語 解説

1 Vector 線や面の形状を表す線分列。

2 Connector 属性情報を記述するための要素で、位置と属性情報からなる。

3 位相の明示的な記述 従来からよく知られているポインタやリレーションを用いて、明示的

にデータの関連を記述する方法。

4 位相の暗示的な記述 データ関連の記述を持たないで、データの空間的な位置座標を記憶し

ておき、関連を知りたいときに計算で求める方法。

5 実体 地理空間における構成要素。実世界におけるオブジェクトの種類に該

当する。具体的には、道路、家、鉄道線路などである。Vector と

Connector により表現されるもの、Vector のみで表現されるもの、

Connector のみで表現されるものがある。

6 実体種別 実体が、どのような存在位置関係のときに関連を持つかを表す。

実体種別には位置とその属性を表す点実体、線的な要素に対応する線

実体、面的な要素に対応する面実体、体的な要素に対応する体実体の

4種類がある。

7 点実体 点的な実体であり、Connector により表現される。

8 線実体 線的な実体であり、Vector と Connector により表現される。

9 面実体 面的な実体であり、Vector が表す線分列の集合を境界線とする閉領域

とその内部(境界は含まない)に存在する Connector により表現され

る。

10 体実体 体的な実体であり、Vector が表す線分列の集合を境界面とする閉領域

とその内部(境界は含まない)に存在する Connector により表現され

る。境界面の高さ方向は、構成点高さ情報と比高情報により表現する。

11 時間情報 Vector および Connector の時間上での存在状態を表す情報。

発生が開始した時間,発生が確定した時間,消滅が開始した時間,消

滅が確定した時間の4つを用いて管理する。

12 代表点 実体において Vector と Connector を関連付けるための位置。

13 時空間キー Vector または Connector の座標と時間情報を合わせ、1つの識別子

とするもの。

14 測地座標系 地理情報を表現するための基準となる座標系。システム座標系とパー

セル座標系はこの座標系を基準として記述される。

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KIWI+フォーマット

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第0.73版

項番 用語 解説

15 システム座標系 システム内の全体を範囲とする座標系。

16 パーセル座標系 分割された区画内を範囲とする座標系。

17 消去フラグ データレコードが消去されていることを示すフラグ。

18 縮退 大縮尺で表現されている Vector を小縮尺で表現する際、複数の

Vector を1つの Vector として表現すること。

19 予備点 閉図形などの代表点に対し、親子関係を持つ点。代表点と予備点との

親子関係は、Connector 種別名称および種別コードにより判断する。

20 関係 オブジェクトの集まりで意味を為すオブジェクトを表現するため、

Connector で表現される属性情報の包含関係,グループ化や継承を記

述するための構造。

21 属性 属性値あるいは属性値を記述するための構造。属性情報。

22 属性タイプ 属性値の型。属性タイプコードにより構造が決まる。

構造は、本書で規定する構造と、運用で定義する構造があり、運用で

定義する構造は、運用者が「属性定義ファイル」に定義する。

23 種別コード Vector や Connector の種別を表すコード。オブジェクト毎に付く。

24 点添字 線実体を構成する Vector と Connector の関連付け行う際、座標値が

一致する点を特定するための値。

25 拡張データ データ利用者の専用情報などを格納するための領域。

26

階層 異なる地図縮尺の概念に対応する。上位階層のデータは必要に応じて

ベースとなる詳細データから算出することが出来る。

27

ノード 線実体において、属性と関連付けを行うための Vector 上の構成点。

通常はリンクの両端がノードになる。リンク数が0の場合には、Vect

or の始点と終点は暗黙的にノードの扱いができる。

28

リンク 線実体において、同じ意味合いをもつ最小の区間。通常は同一 Vecto

r 上のあるノードと次のノードに挟まれる部分を指す。

29

構成点 線分を表現するための点。

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 1-1

第0.72版

1 概要

1.1 背景

阪神大震災を契機に開発してきた DiMSIS は、被災地の日々の変化を時空間情報として管理

したいなどという自治体の要求を満たすこと目的に開発されたシステムである。本研究の結果として、時空間情報管理をパソコン環境で実現できることが実証され、さらに時間推移を記述できるデータ記述方式が提案された。災害情報処理の分析から自治体の情報化については、平常時と緊急時の情報処理の一貫性を重視したリスク対応型地域管理システムの概念が確立された。ここで開発されたシステムと時空間データベース構造は、研究用、商用で、それぞれの要求に適合させた形で公開されている。

一方、ITS 応用ではカーナビゲーションシステムなどに、地理データベースが位置参照やルート探索に使われている。初期の市場では、空間データベースの互換性より、新機能の実現が優先させられており、その結果として各社各様でさらに製品毎に異なるデータベースが使われた。市場の成熟に伴って、データベースの互換性が求められるようになり、国際標準化が進められる状況になった。道路地図データを管理・更新している日本ディジタル道路地図協会では、道路データベースを定期更新によるバージョン管理をしてきた。しかし、近年の情報処理の高度化、即時性の要求、管理データ量の増加などよって、随時更新が可能なデータベース管理が求められるようになった。そこで、従来のバージョン管理を超越した空間データベース管理を実現するために、時空間記述ができる実行型データベース形式の検討とシステム開発が進められてきた。

さらに、国土地理院まとめの研究では国際レベルのデータ共有も視野に入れて、多言語対応の検討が進められてきた。

このように、空間記述の高度、利用分野の多様化、歴史データの記述などの要求に答えるためには、時空間データ記述技術の確立と公開型実行レベルデータベース構造の標準化が必須要件になる。

現在、ITS 応用を指向した地理データ交換形式、実行型地理データ記述形式などは標準化の検討は進行中であるが、時空間データベース記述方式も ISO/TC204/SW3 へ提案することで求められている技術要求に答えことができると考えている。

自治体応用、カーナビゲーションシステム、地図管理・編集などの応用実績は十分とは言えないが、今のところ、システムの実現性、記述の範囲などの問題は見つかっていない。多言語対応の課題を含めて、レビューし必要な改良を加えて国際レベルの V1.0 とする予定である。

1.2 KIWI+フォーマットの特徴

(1)時空間キィーによる動的情報記述

本記述方式では、実世界を要求の時空間精度で忠実に記述するために、①オブジェクトの形状を境界線ないし中心線を表現するベクトル、②地物の性質である属性、相互関係などは時空間キィー(コネクタと呼ぶ)で記述する。ここでは、オブジェクトの形状や属性を要素毎に独立したデータとして記述をすることによって、要素情報に分解したデータ記述ができることを特徴としている。同じ点に共存する情報は、許容誤算の中で同一の時空間位置をとるという性質に基づいて接続関係は空間検索によって随時算出することを前提にしている。したがって、利用計算の要求に応じて必要な関係情報を動的に算出することを強いることになるが、要求の処理に適した関係記述ができる利点に繋がる場合もある。通常使う関係情報をキャッシュ管理することも可能であるが、ここでは、情報の動的利用を活かすことに主眼を置いている。

(2)空間の記述と管理方法 多くの立体空間の記述では、(X,Y,Z)を単位にした情報記述がなされているが、地理情報

の性質を考慮して、(X,Y,)の記述に加えて追加的に高さの情報を記述する方式を取っている。垂直の変化を記述するためには、比高(変化高さ)という考え方を取り入れた。

形状データと直接的に1対1対応で関係を持つ属性データを効率的に結合できる仕組と実

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KIWI+フォーマット

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第0.72版

質的 な情報が省略される時に余分なメモリを省略できる仕組を持たせることによって柔軟な構

造を作った。 形状の記述では、同一の性質を持つ連続したリンク(交差部から交差部)を接続したマル

チリングを記述の基本単位としている。 (3)時間管理

オブジェクトの形状データと属性データごとに、必要に応じて時間記述ができるようにして、情報の存在を管理することで時間管理を実現している。時間情報は、情報に変化がなければ省略することができるようにし、4つの時間(存在開始と終了について移行時間を含めて記述)の記述を基本にすることで時間的な関係は算出できる配慮をしている。また、オブジェクト間の時空間の関係を含めて要求の関係は、時空間キィーを介して記述できるようにしてあるが、実質的に必要な記述は今の所ほとんどない。 (4)階層記述、グループ管理

GISデータでは、詳細データが必要な場合と、広域の外出データを処理対象とする場合が混在する。この要求を満たすために、データの階層化とグループ管理ができる構造にしてある。グループ管理機能を活用することによって、実世界を記述するデータと仮想世界を記述するデータ、更には帳票などの一般図形データの統合管理ができる。 (5)パーセル管理と座標管理

オブジェクトは、定義領域(パーセル)毎に管理し、座標系はパーセル内のオフセットで記述される。このパーセルはそれぞれが独立で、大きさ、配置、などに特別な制限はない。隣接関係についても特別な記述はしていない。

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 1-3

第0.72版

1.3 KIWI+フォーマットの基本構造

1.3.1 空間の記述 (1)(X,Y)平面情報

地物の投影面の平面において、X軸とY軸は方位を基に決められているが、記述上は対等とみなせる。従って、XとYについては、一体化して記述する。この部分は、下図の網掛け部である。

1)Vector ← 2 b y t e → 2)Connector ← 2 b y t e →

レコードサイズ レコードサイズ

消去・存在フラグ 消去・存在フラグ 種別 固定長 種別

固定長 使用階層 使用階層 リンク数 全構成点数

代表点X,Y

Z 構成点数に依存 <構成点X,Y>

<Z> または Z

存在フラグ に依存

点添字 (Connector添字) <H> または H

可変長 属性数

構成点数 あるいは リンク数 に依存

可変長 <T> または T

{属性タイプ,属性従属フラグ,

属性サイズ}

[ノードインデクス]

{属性}

存在フラグ に依存

リンク列属性オフセット,

[リンク・ノード形状属性オフセット] 拡張データ

{ノード属性サイズ,リンク属性サイズ,

ノード属性,リンク属性}

:常に存在 (但し、構成点 X,Y は一組以上が存在)

拡張データ

Vector の網掛け部は、形状データを作成する上では、必ず作成される部分のため、シ

ングルリンクと同様の形式とし、(X,Y)点列を機械的に入力しやすいようにした。網掛け部以降は、必要に応じて選択的に使用される領域である。

点添字を含む ※注 括弧の意味 <>:構成点あるいはリンク数に依存して反復 [ ]:リンク数に依存して反復 { }:その他の反復

図 1.2.2.1 Vector/Connector レコードの基本構造

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KIWI+フォーマット

Page 1-4 KIWI+フォーマット 1 January 2001

第0.72版

(2)高さ情報

高さ情報Zは、基準となる(X,Y)平面(基準面)に垂直に取られる軸に沿った座標値として記述する。 また、(X,Y)平面に共通で1つの値で記述できる場合と各(X,Y)位置毎に異なる高さを持つ場合があるため、選択記述を可能にした。

(3)比高情報 地物の位置高さは、高さ情報Zで記述できるが、その位置高さから地物自身の高さ、すなわち比高情報(変位高さ)Hを持つ。建物のような地物は、地表から直角に立ち上がるため、本質的に等高線では表現することができない。比高情報を用いることによって容易に表現することができる。 比高情報Hも高さ情報Zと同様に、地物によっては一様で1つの値で表されるが、各(X,Y)位置毎に異なる場合もあるため、選択記述を可能にした。

(4)時間情報

地物の変遷は、発生と消滅を表す月日や時刻で表すことができる。 地物は、発生した後から消滅するまでの実存する間で意味を持つ。 発生と消滅のそれぞれについて、状態の遷移に要する曖昧な時間が存在する。 そのため、発生と消滅の日時をそれぞれ開始と確定の2つの日時で表す必要が生じる。 これらのことから、時間情報は、発生開始,発生確定,消滅開始,消滅確定の4つの日時で表すことにした。(通常型) 建物の建設中や解体中,測量の間隔が長い場合や登録申請と完了時刻に差が出るなどで発生する日時の計測が曖昧になる場合の表現について、開始と確定の日時情報に曖昧さの識別子を加えることで、地物の現実的な記述を可能としている。 たとえば、建物の建設着工日と竣功日がわからない場合は、建物が建つ前の調査日と建物が建った後の調査日で存在期間を表すことになる。 地物によって表現される時間精度が異なる場合も表現可能としている。 また、通常型以外の意味を持つ時間情報への拡張定義も可能としている。 更に、表現するデータによっては、位置毎に異なる場合も考慮し、選択記述を可能にした。

存在する

存在しない 時間

発生開始 発生確定 消滅開始 消滅確定

図 1.2.2.3 地物の変遷

比高情報H

高さ情報Z

基準面

地物自身の 高さ

図 1.2.2.2 高さ情報・比高情報

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 1-5

第0.72版

1.3.2 形状データの記述(マルチリンクの記述) KIWI+フォーマットでは、主分類項目上で同一種別と判定される隣接リンクは、統合して記述することによって構成されるマルチリンクの記述を可能としている。 道路を中心線で記述する場合などでは、同格の道路は複数の交差点でも連続したマルチリンクで記述される。行政界などでも同一種別の境界線はマルチリンクで表される。 従来の形状データは、両端点のノードの繋がりを表すリンクを単位としたベクトルデータで記述され、同種のリンクを関連付けた集合情報として道路などを定義している。線で表される道路などに交差が増えればリンクは細分化され、同種の情報で通常は連続的に参照される可能性が大きい場合に、参照効率を低下させる結果になっている。 KIWI+フォーマットではマルチリンクの記述を可能にしており、連続的な参照効率がよい。また、ノード点において複数のマルチリンクが交差する場合は、交点の座標が同一座標を取るようにデータ作成・管理がなされる。交点の発生、統合はソフトウェアで保証できる。ノードで同一点を取るマルチリンクを特定するために、前出の「点添字」を用いることができる。

例)マルチリンク

ベクトル

属性

ベクトル

属性

ベクトル

属性

ベクトル

属性

ベクトル

属性

ベクトル

属性

国道1号線

リンク(Vector) 属性(Connector)

国道1号線

国道1号線

国道1号線

国道1号線

マルチリンク構造により道路 ネットワークを単純化

リンク

属性

リンク

属性 個別リンク構造のため 道路ネットワークが複雑

リンク表現 マルチリンク表現

リンク の属性

マルチ リンク の属性

<必要時>

図 1.2.3.1 マルチリンクの例

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KIWI+フォーマット

Page 1-6 KIWI+フォーマット 1 January 2001

第0.72版

1.3.3 属性情報の記述 地物の属性情報は様々で、点・線・面・体に関係付く図形要素の性質に関する情報、

図形要素間の関係に関する属性など多岐にわたる。 基本的に全ての属性情報は、代表点の時空間位置に関係付けられた情報として記述される。これは、形状情報と属性情報を物理的に分離して格納することにより、更新時の影響を最小限に留めることが可能になるからである。 図形と図形の位置やグループなどの関係も同様に記述することができる。 KIWI+フォーマットにおける属性情報の記述は、属性情報の維持更新などの管理が容易になるように、属性情報の配置や順番などが制約されない構造となっている。また、従属する属性は同一レコード内に記述できる構造とし、その従属関係も表現可能としている。 Connector の内部は、固定的に存在する情報の部分とそうでない部分に分けることで、属性情報の種類に依らず、1つの基本構造で表現できるようにしている。固定部分には、属性値の型を表す属性タイプコードとサイズがあり、それらを参照することで、属性値の解釈ができる仕組みになっている。 属性情報の形式の定義は、追加・拡張を考慮し、定義ファイルで形式定義する構成にしている。 データの変化として道路を例として考えると、道路は、道路中心を表す座標点列からなる形状情報と幅員や車線数などの属性情報からなり、道路の中心は変わらず幅員が変わるケースや幅員は変わらず道路の中心が変わるというケースが有り得る。形状情報と属性情報を物理的に1つの塊として管理している場合は、変化の対象に関わらず、塊全体を更新しなければならず、編集効率が低下する要因となる。 KIWI+フォーマットは、形状情報と属性情報を分離した構造を採用したため、それぞれを独立して更新することが可能になっている。また、使用目的によっては、形状に密接に関連する属性を形状情報に記述したほうが効率的な場合がある。そのため、形状にも同じ形式で属性が記述できるようにし、用途に応じ Vector/Connector 間での属性の入れ替えがやりやすいようにしている。

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 1-7

第0.72版

1.3.4 座標系の記述とパーセル管理 (1)座標系

KIWI+フォーマットでは、図 1.2.7.1 のように座標系を定めている。

KIWI+フォーマットは、データ交換だけでなく編集及び実運用データベースを兼ね備えた形式を目指している。データ交換だけの場合、座標系は測地座標系のみで十分だと考えられるが、編集及び実運用のためには、座標表現ビット数の節約及びデータアクセスの効率化を図る必要がある。 このため、「システム座標系」及び「パーセル座標系」を採用した。システム原点は測地座標系の原点からの相対座標で表現し、パーセル位置はシステム座標系の原点からの相対座標で表現する。パーセル内の座標はパーセルの原点からの相対座標で表現する。これにより、座標表現のビット数を節約することができる。

単位長

単位長

パーセル2 パーセル1

上端基準座標

下端基準座標

上端基準座標

下端基準座標 Sx

Sy

P1x

P1y

P2x

P2y

システム座標系

パーセル1

パーセル2

右端基準座標

パーセル1

パーセル2

左端基準座標

左端基準座標

右端基準座標

パーセル定義

パーセル左端基準座標

パーセル下端基準座標

パーセル右端基準座標

パーセル上端基準座標

パーセル内距離単位長

パーセル左端基準座標

パーセル下端基準座標

パーセル右端基準座標

パーセル上端基準座標

パーセル内距離単位長

測地座標系

図 1.2.7.1 KIWI+フォーマットの座標系

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KIWI+フォーマット

Page 1-8 KIWI+フォーマット 1 January 2001

第0.72版

測地座標系とシステム座標系の関係は、図 1.2.7.2 のようになる。

第1項目の軸は、「測地座標系の原点」(以下「原点」と呼ぶ)において子午線と一致する軸とし、原点から真北に向かう値を正とする。測地座標系の第2項目の軸は、原点において第1項目の軸に直交する軸とし、東に向かう値を正とする。また、測地座標系の第1項目,第2項目により示される「システム座標系の原点」において、システム基準座標系が持つ高さ方向の基準値をシステム基準座標(海抜)とし、地表面から地球中心と反対方向に向かう値を正とする。

測地座標系の原点

第2項目

第1項目

システム座標系の原点

システム基準座標(第1項目)

システム基準座標(第2項目)

図 1.2.7.2 測地座標系とシステム座標系の関係

Page 15: KIWI+フォーマットKIWI+フォーマットKIWI+フォーマット 1 January 2001 KIWI+フォーマット Page iii 第0.73版 用語集 KIWI+フォーマットで定義した用語を対象とする。

KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 1-9

第0.72版

(2)任意領域の表現 KIWI+フォーマットでは、種々の縮尺(精度)の元図面を利用しやすいよう任意領域(パーセル)の表現を可能としている。これらは、ソフトウェアによって1つのデータ集合として取り扱うことができる。 例) パーセルA-1~A-4:1/10,000 A0 図面サイズ A-5:1/10,000 A2 図面サイズ B-1~B-4: 1/2,500 A2 図面サイズ これらを1つのデータ集合として管理できる。

パーセルパーセルパーセルパーセル

A-4A-4A-4A-4

パーセルパーセルパーセルパーセル

A-3A-3A-3A-3

パーセルパーセルパーセルパーセル

B-4B-4B-4B-4

パーセルパーセルパーセルパーセル

B-3B-3B-3B-3 パーセルパーセルパーセルパーセル

A-1A-1A-1A-1

パーセルパーセルパーセルパーセル

A-5A-5A-5A-5

パーセルパーセルパーセルパーセル

A-2A-2A-2A-2

パーセルパーセルパーセルパーセル

B-2B-2B-2B-2

パーセルパーセルパーセルパーセル

B-1B-1B-1B-1

図 1.2.7.3 異縮尺,異サイズのパーセルが混在する例

Page 16: KIWI+フォーマットKIWI+フォーマットKIWI+フォーマット 1 January 2001 KIWI+フォーマット Page iii 第0.73版 用語集 KIWI+フォーマットで定義した用語を対象とする。

KIWI+フォーマット

Page 1-10 KIWI+フォーマット 1 January 2001

第0.72版

(3)データの提供と利用の工夫 地図を作成する際、図葉単位で編集作業が行われるのが一般的である。それには、図葉単位でのデータのやり取りができなければならない。そのため、Vector、Connector データファイルの先頭に「自分はどこの座標系で作られたのか」を定義することとした。これによって、図葉単位のデータ提供及び取込が可能となり、更新差分データの提供と合わせてデータ提供・利用の選択肢が拡大できる。 反面、座標系情報の重複が生じるが、「パーセル定義ファイル」を生成・追加することで、以下のような利用が可能である。 ①ソフトウェアの処理効率確保のため ②データ受入側におけるエラーチェックのため

データを作成する際、データの取得は測地座標系に依存する。 データファイルのヘッダにデータを作成した測地座標系やそのデータが存在するパーセルまでの距離を持たせることにより、異なる測地座標系の間でのデータファイルの移行を容易にする。

データ編集やデータ利用を行うシステムでは、大きさおよび縮尺の異なるパーセルを管理するなどを目的として「システム座標系」を定めている。この座標系の原点は、測地座標系の座標系原点からの相対位置で表現される。(図 1.2.7.5)

測地座標系コードと座標系コードにより決まる測地座標系の原点からの相対位置により、システム座標系原点が定まる。システム座標系の原点からの相対位置により、各パーセルの場所が決まる。

△Sx1

測地座標系原点

システム座標系原点までのオフセットを 表現するための単位コードにより記述

測地座標系測地座標系測地座標系測地座標系 (測地座標系コードおよび座標系コードにより決まる)

△第2項目 オフセット

△第1項目 オフセット

測地座標系 第2項目方向

測地座標系 第1項目方向

システム座標系 第1項目方向 (Sx)

Y

X Y

X

△Y

単位コード

単位長

△Sy2

△Sy1

システム座標系原点

パーセル2

△X

パーセル1

△Sx2

システム座標系 第2項目方向 (Sy)

システム座標系システム座標系システム座標系システム座標系

パーセル座標系パーセル座標系パーセル座標系パーセル座標系

パーセル座標系パーセル座標系パーセル座標系パーセル座標系

パーセル座標系原点までのオフセットを 表現するための単位コードにより記述

図 1.2.7.5 システム内での測地座標系,システム座標系,パーセル座標系の関係 (各座標系の原点に注目して記述)

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1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 1-11

第0.72版

これに対し、各データファイルのヘッダには、データ作成時の測地座標系やそのデータファイルが存在するパーセル位置を示すための測地座標系原点からの相対値を持たせる。(図 1.2.7.6)

データファイルのヘッダには、そのデータが作成された測地座標系とそのデータファイルが存在するパーセルを表現するためのパーセル左端,下端,右端,下端および原点の基準座標を、測地座標系の原点からの相対位置として持たせる。 データファイルのヘッダには、データファイル基準時間などの時間の情報や、著作権表示のための情報およびデータファイルの用途を示す使用用途種別コードを持たせる。

測地座標系原点

パーセルの位置を表現するための単位コードにより記述

測地座標系測地座標系測地座標系測地座標系 (測地座標系コードおよび座標系コードにより決まる)

△第2項目 オフセット

△第1項目 オフセット

測地座標系 第2項目方向

測地座標系 第1項目方向

Y

X

△Y

単位コード

単位長

△X

パーセル1

パーセル座標系パーセル座標系パーセル座標系パーセル座標系

図 1.2.7.6 データファイルのヘッダ内での測地座標系,パーセル座標系の関係 (座標系の原点に注目して記述)

測地座標系コード

座標系コード

データファイル左端基準座標

データファイル下端基準座標

データファイル上端基準座標

データファイル右端基準座標

Δ第1項目オフセット

Δ第2項目オフセット

データファイルヘッダ

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異なる測地座標系の間でデータファイルを移行するには、次の手順で行う。 例) 日本測地系の第Ⅴ系で作成されたデータファイルを第Ⅵ系のシステムに移行する。 1)データ作成側のシステムでの該当データファイルを移行先に渡し、第Ⅴ系から第Ⅵ系の情報 にデータファイルの内容を変換する。(図 1.2.7.7) 2)データヘッダからパーセル定義の情報を生成する。(図 1.2.7.8)

測地座標系(第Ⅴ系)

上端基準座標

下端基準座標

Δ第1項目

測地座標系 第1項目方向

測地座標系 第2項目方向

左端基準座標

測地座標系(第Ⅴ系)

下端基準座標

右端基準座標

上端基準座標

Δ第1項目

Δ第2項目

データファイル原点

データ[1]

データ[N]

データファイル

測地座標系(第Ⅵ系)

上端基準座標´

下端基準座標´

Δ第1項目´

測地座標系 第1項目方向

測地座標系 第2項目方向

左端基準座標´

測地座標系(第Ⅵ系)

下端基準座標´

右端基準座標´

上端基準座標´

Δ第1項目´

Δ第2項目´

データ[1]´

データ[N]´

データファイル

右端基準座標

データファイル原点

Δ第2項目

左端基準座標

右端基準座標´

Δ第2項目´

左端基準座標´

測地座標系(第Ⅴ系)から 測地座標系(第Ⅵ系)へ 座標変換

図 1.2.7.7 測地座標系による変換

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1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 1-13

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データファイル原点

測地座標系(第Ⅵ系)

上端基準座標´

下端基準座標´

Δ第1項目´

測地座標系 第1項目方向

測地座標系 第2項目方向

左端基準座標´

測地座標系(第Ⅵ系) …

下端基準座標´

右端基準座標´

上端基準座標´

Δ第1項目´

Δ第2項目´

データ[1]´

データ[N]´

データファイル

右端基準座標´ Δ第2項目´

左端基準座標´

図 1.2.7.8 データファイルヘッダからパーセル定義の生成

データファイル原点

測地座標系(第Ⅵ系)

パーセル 上端基準座標

パーセル 下端基準座標

パーセル原点 Δ第2項目

測地座標系 第1項目方向

測地座標系 第2項目方向

パーセル 右端基準座標

パーセル原点 Δ第1項目

パーセル 左端基準座標

システム座標系

システム座標系原点 Δ第2項目(既定値)

システム座標系原点 Δ第1項目(既定値)

システム座標系 第2項目方向

システム座標系 第1項目方向

パーセル´

システム内で既に定義されているシステム座標系原点などの管理情報とデータファイルヘッダの情報から、パーセル´ のパーセル定義を生成する。

パーセル左端基準座標

パーセル下端基準座標

パーセル右端基準座標

パーセル上端基準座標

パーセル原点Δ第1項目

パーセル原点Δ第2項目

パーセル定義

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Page 1-14 KIWI+フォーマット 1 January 2001

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(4)同一領域のデータファイルの複数化 KIWI+フォーマットの大きな特長の1つは、ユーザの属性情報をDRM提供のデータと重畳利用できることである。これを保証するため、任意領域(パーセル)表現と合わせて、種々の属性データ及び形状データが利用できるよう任意の組合せで Vector データファイル及びConnector データファイルを定義できるようにした。これらは、ソフトウェアによって1つのデータセットとして取り扱うことができる。 パーセルのデータは、0個以上の Vector データファイルおよび0個以上の Connector データファイルから構成される。Vector だけが属するパーセル,Connector だけが属するパーセルが存在しても良い。(図 1.2.7.9)。

図 1.2.7.9 パーセルとデータファイルの関係

AAAA BBBB

パーセルCパーセルCパーセルCパーセルC

FFFF

EEEE

CCCC

Connector データファイル 1

Vector データファイル 1 Vector

データファイル 2

GGGG

Vector データファイル 2

Connector データファイル 2

Connector データファイル 1

Connector データファイル 2

Vector データファイル 1

Vector データファイル 1

Connector データファイル 1

Vector データファイル 2

Vector データファイル 1

Connector データファイル 1

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1.3.5 ネットワーク情報の記述

カーナビゲーションシステムのメイン機能として、指定された2点間の最適な経路を探索する経路計算機能がある。道路の接続を表現するネットワーク情報は、本来、道路の形状情報だけで判断可能であるが、座標値の一致計算という比較的負荷の高い処理が必要なため、パフォーマンスが期待できない。 このような要求に基づき、地理情報データベースの利用においては、データを蓄積するための入れ物とは別に、検索効率を向上させるなどを目的とする補助テーブルが必要になる。この補助テーブルは、Vector および Connector から生成可能なため、KIWI+フォーマットで規定する範囲は、元となるデータを格納する部分に留め、補助テーブルの規定は行わない。

1.3.6 KIWIの踏襲(マルチリンク、属性、時間管理など)

KIWIは国際標準化委員会のもとで、交通関係の情報システムの標準化ワーキンググループ(ISO/TC204/WG3)の一分科会(WG3.2)に向けた日本案の作成をきっかけに検討されたデータベース形式であり、現在のカーナビ機能を実現するために必要なデータを効率良く格納できるようになっている。

KIWI の構造の特長には、次のものがある。 ①国道や高速道路といった1本の道路として論理的な意味を持つ区間を、マルチリンクという1つの単位として管理できる構造である。 ②幅員や車線数など、道路の属性として持つべき項目とその取り得る値域の調査,リソースを節約するための検討が充分なされた構造である。 ③履歴管理のための時間情報が付加された構造である。

KIWI+フォーマットは、これらの特長を持つ KIWI に習うとともに、KIWI のデータ項目を網羅し、KIWI データフォーマットのデータを作成できるようにしている。

経路計算 空間検索 名称検索 などの 補助テーブル

生成

図 1.2.8.1 補助テーブルの生成

Vector

Connector

規定する範囲

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2 KIWI+フォーマットデータ構造

2.1 データファイル構成

表 2.1 定義ファイルおよびデータファイル一覧 № 項目 内容 ファイル名称 1 データ全体の管理 異なる測地座標系、基準座標、基準時間で定

義されているデータ集合を扱えるよう、データ集合識別名称、データ集合管理ファイル名を管理する。複数のデータ集合を扱う場合に必要である。

全データ管理ファイル

2 データ集合の管理 当該データ集合の定義ファイルの位置、データの測地座標系、基準座標、基準時間などを管理する。

データ集合管理ファイル

3 ①コードの意味付けを管理する。 コード意味定義ファイル 4 ②属性の項目名称、サイズ、並び順を定義す

る。 属性定義ファイル

メタデータ

③著作権表示や管理者識別などを定義する。 著作権等定義ファイル 6 ①形状の種別を定義する。 Vector 定義ファイル 7 ②属性情報を記述するための要素の種別を定

義する。 Connector 定義ファイル

種別の定義

③線、面などの実体種別を定義する。 実体定義ファイル 9 ①同じ意味合いを持ったパーセルをグループ

として定義する。 パーセルグループ定義ファイル

10 ②パーセルの区切り、用途やデータファイルのファイル名を定義する。

パーセル定義ファイル

11 ③パーセルの Vector データを格納する。 Vector データファイル 12

パーセルの定義

④パーセルの Connector データを格納する。 Connector データファイル 13 ①線の表現方法(線種,表示色など)を定義

する。 線表現定義ファイル

14 ②面の表現方法(塗りつぶし,表示色など)を定義する。

面表現定義ファイル

15 ③文字の表現方法を定義する。 文字表現定義ファイル 16 ④記号の表現方法を定義する。 記号表現定義ファイル 17

表現の定義

⑤記号データを格納する。 記号定義ファイル

データファイルは、大きくテキストとバイナリの2つの形式になる。 テキスト形式ファイルは、通常のテキストファイル,CSV(カンマ区切りテキスト)およびバッカス-ナウア記法で記述するものがあり、データの並び順と意味を規定している。 バイナリ形式ファイルは、データの並び順と意味を規定するまでにとどめ、実際の物理媒体上のビット位置などは運用で規定するものとする。

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第0.72版

データ集合管理ファイルの

ファイル名を管理

参照

定義ファイルの

パスを管理

パーセルグループ定義

ファイルのファイル名を

管理

Connector 種別

の意味付けを管理

Vector 種別

の意味付けを管理

図 2.1 データファイル構成

コード意味定義 ファイル

実体に属する Vector

の種別を管理

所属する実体

を管理

生成・追加

:同一のパーセルグループに属する データファイルの集まり

:ファイル :パス :同一のデータ種別の

データファイルの集まり

:同一のデータ集合管理ファイルに

属するデータファイルの集まり

パーセルグループ 定義ファイル

パーセル定義ファイル

のファイル名を管理

(パスを含む)

著作権等定義 ファイル

属性定義 ファイル

実体定義 ファイル

Vector 定義ファイル

Connector 定義ファイル

(*1)

(*3)

(*1)線の表現のデフォルトを定義 (*2)面の表現のデフォルトを定義 (*3)装飾のパターンを定義

記号表現 定義ファイル

(*3) 面表現

定義ファイル

(*2) 文字表現 定義ファイル

記号 定義ファイル

地図表現用の各種定義ファイル

(オプションファイル)

パーセル 定義ファイル

Vector/ Connector データファイルのパスは、パーセルグループ定義ファイルに定義したパスに基づき、各パーセル定義ファイルに定義する。 パーセルグループ定義ファイル及びパーセル定義ファイルは、各データファイルの情報から生成・追加が可能である。

線表現 定義ファイル

Vector データファイル

Vector データファイル

Vector データファイル

Vector データファイル

Vector データファイル

Connector データファイル

Vector データファイル

Vector データファイル

Vector データファイル

Vector データファイル

Vector データファイル

Connector データファイル

Vector

データファイル

Connector

データファイル

データ集合管理ファイルデータ集合管理ファイルデータ集合管理ファイル

全データ管理ファイル

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2.1.1 全データ管理ファイル 異なる測地座標系、基準座標、基準時間で定義されているデータ集合を扱えるよう、データ集合識別名称、データ集合管理ファイル名を管理するファイル。 複数のデータ集合を扱う場合には、このファイルが必要である。

1)ファイル名称

alldata.csv

2)形式

CSV(カンマ区切りテキスト)

3)項目

下記1と2を1レコードとし、データ集合管理ファイル数分のレコードを定義する。

No 項目名 値の範囲 内容(補足)

1 データ集合識別名称 文字列 データ集合管理ファイルで管理されるデータの名称を記述する。 データ集合管理ファイルの「データ集合識別名称」と同じ内容とする。

2 データ集合管理ファイル名

文字列 データ集合管理ファイルのファイル名をフルパスで指定する。

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2.1.2 データ集合管理ファイル

当該データ集合の定義ファイルの位置、データの測地座標系、基準座標、基準時間などを管理

するファイル。

1)ファイル名称

Pjname.kwp

・Pjname はデータ集合が識別し易い名称とするのが望ましい。

2)形式

テキスト

・1項目/1行とし、「キーワード△=△設定値」とする。(△は 0個以上のブランク)

・先頭カラムが、';’(セミコロン)の行はコメントとする。行の途中に';’が出現した場合、それ

以降はコメントとする。

・空白行はコメント行として扱う。

・キーワードは英数大文字とする。

3)項目

No 項目名 キーワード 値の範囲 内容(補足)

1 データ集合識別名称 DATANAME 文字列 当該データ集合管理ファイルで管理されるデータ集合の識別名称を記述する。

2 測地座標系コード (#1)

GEODATUM コード表参照 VectorおよびConnectorの座標値が測定された測地座標系を表すコード。

3 座標系コード (#2)

CDNTCODE コード表参照 VectorおよびConnectorの座標値が測定された座標系を表すコード。

4 システム基準座標 (第1項目)

LATITUDE 整数 システム基準座標の原点の垂直方向の位置 (測地座標系の原点からの相対位置)

5 システム基準座標 (第2項目)

LONGITUDE 整数 システム基準座標の原点の水平方向の位置 (測地座標系の原点からの相対位置)

6 システム基準座標 (海抜)

SEALEVEL 整数 システム基準座標の原点の海抜方向の位置 (測地座標系の原点からの相対位置)

7 システム基準時間 TIME 文字列 システムとして使用する基準時間 例)西暦 2000 年 12 月 1 日 9 時 35 分 16 秒の場合、20001201093516 を設定する。 表現の範囲(日、時など)は、システム基準時間単位コードによる。 時は、24 時間表記で表現する。

8 タイムゾーン TIMEZOME -1200~1200 グリニッジ基準時(GMT)からの時間帯の差 (±HHMM:HH は時,MM は分を表す)

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No 項目名 キーワード 値の範囲 内容(補足)

9 システム基準座標(第1項目)距離単位コード(#3)

LATIUCODE コード表参照 システム基準座標(第1項目)の単位を表すコード。

10 システム基準座標(第2項目)距離単位コード(#3)

LONGUCODE コード表参照 システム基準座標(第2項目)の単位を表すコード。

11 システム基準座標海抜単位コード(#3)

HIGHUCODE コード表参照 システム基準座標(海抜)の単位を表すコード

12 システム基準時間単位コード(#4)

TIMEUCODE コード表参照 システム基準時間の単位を表すコード

13 許容値(水平面方向) DELTAPLANE 整数 内容は運用で決める。

14 許容値(高さ方向) DELTAHIGH 整数 内容は運用で決める。

15 許容値(時間方向) DELTATIME 整数 内容は運用で決める。

16 表示縮尺1 REPLEVEL1 1~4294967295

17 表示縮尺2 REPLEVEL2 1~4294967295

18 表示縮尺3 REPLEVEL3 1~4294967295

19 表示縮尺4 REPLEVEL4 1~4294967295

20 表示縮尺5 REPLEVEL5 1~4294967295

VectorおよびConnectorを表示するか否かの基準とする縮尺。 (縮尺の分母を記述する 例:1/25,000 の場合は 25000) 表示縮尺1から表示縮尺5の大小関係は、以下とする。 1/表示縮尺1 ≧1/表示縮尺2 ≧1/表示縮尺3 ≧1/表示縮尺4 ≧1/表示縮尺5(>0)

21 パーセルグループ定義ファイルのファイル名

GROUPPATH 文字列 パーセルグループ定義ファイルが格納されているパス付きのファイル名。 (データ集合管理ファイルが格納されているパスからの相対パス)

22 定義ファイルのパス DEFPATH 文字列 実体定義や Vector 定義ファイル等の定義ファイルが格納されているパス。 (データ集合管理ファイルが格納されているパスからの相対パス)

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2.1.3 パーセルグループ定義ファイル

パーセルグループを定義するファイル。

1)ファイル名称

ファイルが格納されているパスおよびファイル名は、データ集合管理ファイルで定義する。

2)形式

CSV(カンマ区切りテキスト)

3)項目 パーセルグループ定義ファイルは、1つのパス定義レコードと複数のグループ定義レコードから構成される。 パス定義レコードは、データ集合管理ファイルで管理しているデータを格納するパス名(パス情報)の並びである。 グループ定義レコードは、パーセル定義ファイルで定義されている複数のデータファイルがカバーするエリア,エリアを表現するための単位コード,グループが持つ地理的範囲を表すコードおよびパーセル定義ファイルのファイル名である。パーセル定義ファイルのファイル名は、オリジナルデータや変更データ等を表すパーセル定義利用区分コードと対で定義する。 パーセルグループ定義ファイルのレコードの並びは、先頭レコードがパス定義レコードで、その後にグループ定義レコードが並ぶ。

3-1)パス定義レコード

下記1をデータファイルが格納されているパス分繰り返す。この並び順が、パーセル定義ファイル

で定義している「データファイルパス番号」になる。(先頭のパスを 1とする。)

No 項目名 値の範囲 内容(補足)

1 パス情報 文字列 データファイルが存在するパス名。 (絶対パスまたはデータ集合管理ファイルが格納されているパスからの相対パス) 制限事項:パス情報の文字列には、カンマは使用できない。

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1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-7

第0.72版

3-2)グループ定義レコード

下記1から 10 までを1レコードとする。

8から 10 はパーセル定義利用区分の数分繰り返す。

No 項目名 値の範囲 内容(補足)

1 グループ左端基準座標 -2147483648 ~ 2147483647

システム座標系におけるグループ左端の位置。 (システム基準座標からの相対値とする)

2 グループ下端基準座標 -2147483648 ~ 2147483647

システム座標系におけるグループ下端の位置。 (システム基準座標からの相対値とする)

3 グループ右端基準座標 -2147483648 ~ 2147483647

システム座標系におけるグループ右端の位置。 (システム基準座標からの相対値とする)

4 グループ上端基準座標 -2147483648 ~ 2147483647

システム座標系におけるグループ上端の位置。 (システム基準座標からの相対値とする)

5 グループ基準点X方向距離単位コード(#3)

コード表参照 システム座標系の原点からグループ左端,右端の基準座標までの距離単位を表すコード

6 グループ基準点Y方向距離単位コード(#3)

コード表参照 システム座標系の原点からグループ下端,上端の基準座標までの距離単位を表すコード

7 グループ意味コード (#5)

コード表参照 当該グループの意味を表す。 このパーセルグループがどのような地理的範囲でグループ化されているかを設定する。 具体的なコードは、運用で決める。

8 パーセル定義利用区分コード(#9)

コード表参照 パーセル定義ファイルで定義されたデータファイルの利用区分を表す。 利用区分は、オリジナルデータや変更データ等が該当する。 具体的なコードは、運用で決める。

9 パーセル数 自然数 当該パーセル定義ファイルに存在するパーセル数を定義する。 (パーセル定義ファイル内のパーセル定義レコード数)

10

レコード内繰り返し パーセル定義ファ

イルのファイル名 文字列 当該パーセル定義利用区分のパーセル定義ファイルが

格納されているパス付きのファイル名。 (「データ集合管理ファイル」が格納されているパスからの相対パス)

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2.1.4 パーセル定義ファイル パーセルグループに属するパーセルの区切り,用途やデータファイルのファイル名を定義するファイル。

1)ファイル名称

ファイルが格納されているパスおよびファイル名は、パーセルグループ定義ファイルで定義する。

2)形式

CSV(カンマ区切りテキスト)

3)項目

下記1から 26 までを1レコードとし、パーセルの数分のレコードを定義する。

23 から 26 はレコード内で、データファイル名の数分繰り返す。

No 項目名 値の範囲 内容(補足)

1 パーセル左端基準座標 -2147483648 ~ 2147483647

システム座標系におけるパーセル左端の位置。 (システム基準座標からの相対位置)

2 パーセル下端基準座標 -2147483648 ~ 2147483647

システム座標系におけるパーセル下端の位置。 (システム基準座標からの相対位置)

3 パーセル右端基準座標 -2147483648 ~ 2147483647

システム座標系におけるパーセル右端の位置。 (システム基準座標からの相対位置)

4 パーセル上端基準座標 -2147483648 ~ 2147483647

システム座標系におけるパーセル上端の位置。 (システム基準座標からの相対位置)

5 パーセル原点X座標 -2147483648 ~ 2147483647

パーセル原点の水平方向の位置。 (システム基準座標からの相対位置)

6 パーセル原点Y座標 -2147483648 ~ 2147483647

パーセル原点の垂直方向の位置。 (システム基準座標からの相対位置)

7 パーセル基準面高さ -2147483648 ~ 2147483647

システム座標系におけるパーセル基準面の高さ。 (システム基準座標からの相対位置)

8 パーセル基準時間 整数 パーセルの基準時間をシステム基準時間からの相対時間で表す。パーセル基準時間単位コードが表現する時間単位で表現する。

9 パーセル基準点X方向距離単位コード(#3)

コード表参照 システム座標系の原点からパーセル左端,右端の基準座標およびパーセル原点X座標までの距離単位を表すコード。

10 パーセル基準点Y方向距離単位コード(#3)

コード表参照 システム座標系の原点からパーセル下端,下端の基準座標およびパーセル原点Y座標までの距離単位を表すコード。

11 パーセル基準面距離 単位コード(#3)

コード表参照 システム座標系の原点からパーセル基準面高さまでの距離単位を表すコード。パーセル基準面高さ(№7)を表現するために用いる。

12 パーセル基準時間単位コード(#4)

コード表参照 システム基準時間からパーセル基準時間までの時間単位を表すコード。パーセル基準時間(№8)を表現するために用いる。

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1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-9

第0.72版

No 項目名 値の範囲 内容(補足)

13 座標値精度 0 または 1 Vector および Connector の座標値の精度を表すフラグ。 0:15bit 1:31bit

14 時間情報精度 0 または 1 VectorおよびConnectorの時間情報の精度を表すフラグ。 0:15bit 1:28bit

15 パーセル内X方向距離単位コード(#3)

コード表参照 VectorおよびConnectorのX座標値の単位を表すコード。パーセル内X方向距離単位長(№19)との積でX座標1単位あたりの距離を表現する。

16 パーセル内Y方向距離単位コード(#3)

コード表参照 VectorおよびConnectorのY座標値の単位を表すコード。パーセル内Y方向距離単位長(№20)との積でY座標1単位あたりの距離を表現する。

17 パーセル内高さ単位 コード(#3)

コード表参照 Vector および Connector の高さ情報,比高情報の単位を表すコード。パーセル内高さ単位長(№21)との積で高さ方向1単位あたりの距離を表現する。

18 パーセル内時間単位コード(#4)

コード表参照 VectorおよびConnectorの時間情報の単位を表すコード。パーセル内時間単位長(№22)との積で時間情報1単位あたりの時間を表現する。

19 パーセル内X方向距離単位長

自然数 Vector および Connector のX座標値の単位長さ。パーセル内X方向距離単位コード(№15)との積でX座標1単位あたりの距離を表現する。

20 パーセル内Y方向距離単位長

自然数 Vector および Connector のY座標値の単位長さ。パーセル内Y方向距離単位コード(№16)との積でY座標1単位あたりの距離を表現する。

21 パーセル内高さ単位長

自然数 Vector および Connector の高さ情報,比高情報の単位長さ。パーセル内高さ単位コード(№17)との積で高さ方向1単位あたりの距離を表現する。

22 パーセル内時間単位長 自然数 Vector および Connector の時間情報の単位長さ。パーセル内時間単位コード(№18)との積で時間情報1単位あたりの時間を表現する。

23 データファイル種別(#6)

コード表参照 データファイル(項番 25)の種別。

24 データファイルパス番号

自然数 データファイルのパスを表す番号。番号は、パーセルグループ定義ファイルのパス定義レコード内にあるパス情報の並び順である。(先頭を 1として数える。)

25 データファイル名 文字列 データファイルのファイル名。 (拡張子は除く)

26

レコード内繰り返し 使用用途種別コー

ド(#7) コード表参照 データファイルの使用用途を表すコード。

(道路管理,施設管理等の使用する用途を定義する。)

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2.1.5 実体定義ファイル 線、面などの実体種別を定義するファイル。

1)ファイル名称

EntityDef.csv

2)形式

CSV(カンマ区切りテキスト)

3)項目

下記1から4までを1レコードとし、実体定義の数分のレコードを定義する。

4はレコード内で、所属する数分繰り返す。

No 項目名 値の範囲 内容(補足)

1 実体ID

1 ~ 65535 実体の種別を表すID。 (システム内でユニークになるようにする)

2 実体名称

文字列 実体の名称。

3 実体種別

‘P’または‘V’ または‘F’ または‘B’

時空間解析の方法を表す種別。 P:点実体 V:線実体 F:面実体 B:体実体

レコード内繰り返し

所属する Vector 種別コード/所属する実体ID

Vector 種別コードの場合、整数 実体 ID の場合、 数字の前に“E”を 付加する。 例)実体ID250 が 所属する場合 E250 優先順位の区切りの場合、“/”

実体に所属する Vector の種別コードまたは、 実体ID。 (実体が実体に所属することも可能) 実体解釈時、優先順位をつけた定義をしたい場合、所属する Vector 種別コードの並び,所属する実体IDの並びを“/”で区切って表現する。区切り記号の前に出現した Vector 種別コードまたは実体IDを優先して解釈する。

優先順位設定例)

10,実体 A,F,100,101,102,/,103,104,105,/,106,107

(解釈)

実体 A は実体 ID が 10 の面実体として定義される。

実体 A は、100,101,102 を Vector 種別コードとして持つ Vector により境界が表現されている。

100,101,102 を Vector 種別コードとして持つ Vector で境界が表現しきれない場合、103,104,105 を

Vector 種別コードとして持つ Vector で境界を表現する。それでも境界が表現しきれない場合、106,107

を Vector 種別コードとして持つ Vector で境界が表現されていると解釈する。

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2.1.6 Vector 定義ファイル

形状の種別を定義するファイル。

種別コード内で共通に使用する属性値を設定することができる。

1)ファイル名称

VectDef.csv

2)形式

CSV(カンマ区切りテキスト)

3)項目

下記1から5までを1レコードとし、Vector 種別の数分のレコードを定義する。

4は属性の数分、5は4で指定した属性内のフィールド数分繰り返す。

4と5の項目をあわせて一塊とし、3の数分繰り返す。

当該 Vector 種別に共通属性の定義をしない(共通属性数が0である)場合、3から5は記述しない。

No 項目名 値の範囲 内容(補足)

1 種別コード

整数 ※VD-1 参照

Vector の種別を表すコード。 (システム内でユニークになるようにする)

2 Vector 種別名称

文字列 Vector の種別の名称。

3 共通属性数 整数 当該 Vector 種別に共通する属性タイプの数。 当該レコードで設定する属性タイプの数を表す。

4 属性タイプ番号

1 ~ 65535 属性定義ファイルで定義した属性タイプ番号。

レコード内繰り返し

属性値 ― 共通で使用される属性値。 属性定義ファイルで定義したフィールドの順に設定する。 属性定義ファイルで定義したフィールドのうち、共通使用しない値については設定しない。(次のカンマがくる)

※VD-1 種別コード

4bit ← 12 bit → ※VD-2 コード

※VD-2 1 1 1 1

縮退フラグ(1:縮退した線、0:縮退していない線) Reserved メタデータ種別コード地図要素フラグ (1:メタデータ定義の種別コードに準拠する、0:準拠しない) Reserved

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2.1.7 Connector 定義ファイル

属性の種別を定義するファイル。

1)ファイル名称

ConnDef.csv

2)形式

CSV(カンマ区切りテキスト)

3)項目

下記1から3までを1レコードとし、Connector 種別の数分のレコードを定義する。

No 項目名 値の範囲 内容(補足)

1 種別コード

整数 ※CD-1 参照

Connector 種別名称と実体IDの組合せで付けられる コードで、システム内でユニークになる。

2 Connector 種別名称

文字列 Connector の種別の名称。 先頭に‘#’があるものは予備点とする。

3 実体ID 1 ~ 65535 Connector 種別が所属する実体ID。

Connector 種別コードと実体 ID とは、同レベルの必要がある。

※CD-1 種別コード

4bit ← 12 bit → ※CD-2 コード

※CD-2 1 1 1 1

Reserved 予備点フラグ(1:予備点、0:予備点でない) メタデータ種別コード地図要素フラグ (1:メタデータ定義の種別コードに準拠する、0:準拠しない) Reserved

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2.1.8 線表現定義ファイル

線の表現方法(表示色,線種など)を定義するファイル。

複数の Vector 種別にデフォルトの表現を定義できる。

1)ファイル名称

LineDef.csv

2)形式

CSV(カンマ区切りテキスト)

3)項目

下記1から6までを1レコードとし、線表現の数分のレコードを定義する。

6はレコード内で定義数分繰り返す。

No 項目名 値の範囲 内容(補足)

1 線表現番号 1 ~ 2047 線表現の番号。

2 装飾番号 整数 正の場合、記号定義ファイルで定義した記号番号を設定する。 0 の場合、装飾パターンが無いことを表す。(処理系で適切なものを判断して使用) 負の場合、次のパターンを割り当てる。 -1:実線 -2:破線 -3:鎖線 -4:一点鎖線 -5:二点鎖線 -6 以下:Reserved

3 幅 0 以上の整数 線の幅の標準値を表す。単位は運用で決める。 0 の場合、処理系で適切なものを判断して使用する。

4 長さ 0 以上の整数 装飾パターンの長さの標準値を表す。単位は運用で決める。 0 の場合、処理系で適切なものを判断して使用する。

5 表示色デフォルト値 0x000000 ~ 0xffffff

形式は 0xrrggbb とし、rr が赤の輝度,gg が緑の輝度,bb が青の輝度を表す。(16 進表現)

6 レコード内繰り返し

Vector 種別コード

整数 対象とする Vector 種別コードを表す。

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<線表現上の用語の定義>

(1)「幅」,「長さ」

・点線、破線

「空白部」については、処理系で適切な長さを使用する。

・装飾の1例

長さ

空白部

長さ

右パターンの繰り返しの場合

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2.1.9 面表現定義ファイル

面の表現方法(塗りつぶし,表示色など)を定義するファイル。

複数の面実体に、デフォルトの表現を定義できる。

1)ファイル名称

FaceDef.csv

2)形式

CSV(カンマ区切りテキスト)

3)項目

下記1から6までを1レコードとし、面表現の数分のレコードを定義する。

6はレコード内で定義数分繰り返す。

No 項目名 値の範囲 内容(補足)

1 面表現番号 1 ~ 2047 面表現の番号。

2 装飾番号 整数 正の場合、記号定義ファイルで定義した記号番号を設定する。指定した面を装飾パターンで埋め尽くす。 0 の場合、装飾パターンが無いことを表す。(処理系で適切なものを判断して使用) 負の場合、次のパターンを割り当てる。 -1:45 度右下がり斜線 -2:水平と垂直の格子 -3:45 度斜め格子 -4:45 度右上がり斜線 -5:水平線 -6:垂直線 -7 以下:Reserved

3 幅 0 以上の整数 装飾パターンの幅の標準値を表す。単位は運用で決める。 0 の場合、処理系で適切なものを判断して使用する。

4 長さ 0 以上の整数 装飾パターンの長さの標準値を表す。単位は運用で決める。 0 の場合、処理系で適切なものを判断して使用する。

5 表示色デフォルト値 0x000000 ~ 0xffffff

形式は 0xrrggbb とし、rr が赤の輝度,gg が緑の輝度,bb が青の輝度を表す。(16 進表現)

6 レコード内繰り返し

実体 ID

1 ~ 65535 対象とする実体 ID を表す。 面実体として定義されているもののみ有効とする。

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2.1.10文字表現定義ファイル

文字の表現方法を定義するファイル。

処理系では、ここで指定した条件により可能な表現を行う。

1)ファイル名称

CharDef.csv

2)形式

CSV(カンマ区切りテキスト)

3)項目

下記1から 14 までを1レコードとし、文字表現の数分のレコードを定義する。

No 項目名 値の範囲 内容(補足)

1 文字表現番号 1 ~ 2047 文字表現の番号。 テキスト属性の文字表現フラグにおける表現方法記述フラグが 0の場合、文字表現番号に設定される番号。

2 文字列原点位置 0 ~ 12 文字列表現の際、文字列原点の位置を表す。 文字列オフセットは、テキスト属性を含む Connectorの代表点から文字列原点位置までのオフセットが設定される。また、回転角度は、文字列原点位置を中心に反時計周りを正とした値が設定される。 0:指定なし(処理系で適切なものを判断して使用) 1:左下を原点とする 2:中央下を原点とする 3:右下を原点とする 4:左中央を原点とする 5:文字列重心を原点とする 6:右中央を原点とする 7:左上を原点とする 8:中央上を原点とする 9:右上を原点とする 10:基線上左端を原点とする 11:基線上中央を原点とする 12:基線上右端を原点とする

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No 項目名 値の範囲 内容(補足)

3 文字列方向 0 ~ 4 文字列の描画方向を表す。 0:指定なし 1:左から右 2:上から下 3:右から左 4:下から上

4 文字の高さ 整数 文字の高さを表す。単位は運用で決める。 0:指定なし(処理系で適切なものを判断して使用) 負の値:文字の高さを表す。 正の値:フォントの高さを表す。

5 文字の幅 0 以上の整数 文字の幅を表す。単位は運用で決める。 0:指定なし(処理系で適切なものを判断して使用) それ以外:文字の幅を表す。

6 文字の太さ 0 ~ 9 文字の太さを表す。 0:指定なし(処理系で適切なものを判断して使用) 1:超細(THIN) 2:極細(ULTRALIGHT) 3:細(LIGHT) 4:標準(NORMAL) 5:中(MEDIUM) 6:中太(SEMIBOLD) 7:太(BOLD) 8:極太(ULTRABOLD) 9:超太(HEAVY)

7 拡大率 0 以上の整数 表示する際の拡大率を表す。単位は 0.1 倍。 0:指定なし(処理系で適切なものを判断して使用) それ以外:拡大率を表す。

8 文字の傾斜角度 0 ~ 3600 文字の傾斜角度を表す。単位は 0.1 度。 文字の基線に垂直な線と文字の傾斜との角度を時計周りが正として表現する。

9 文字セット 0 以上の整数 0:指定なし(処理系で適切なものを判断して使用) 1:シフト JIS 2:EUC 3:JIS 4:Unicode 5 以降:Reserved

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第0.72版

No 項目名 値の範囲 内容(補足)

10 文字の間隔 0 以上の整数 文字の間隔を表す。単位は運用で決める。 文字と文字との間の間隔を指定する。

11 行の間隔 0 以上の整数 複数行の文字列の場合、行の間隔を表す。 改行等の制御文字は、文字セットの定義に従う。

12 複数行文字列の位置合わせ指定

0 ~ 4 複数行文字列の位置合わせ方法を表す。 0:指定なし 1:文字書き出し側に揃える 2:中央揃え 3:文字書き出し側と反対側に揃える 4:最長の文字列に幅を揃える

13 フォントの名前 文字列 フォントの名前を表す。文字の太さはフォントの名前の指定を優先する。 例)Century

14 表示色デフォルト値 0x000000 ~ 0xffffff

表示色のデフォルト値 形式は、0xrrggbb とし、rr が赤の輝度,gg が緑の輝度,bb が青の輝度を表す。(16 進表現)

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1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-19

第0.72版

<文字表現上の用語の定義>

(1)「基線」,「文字の高さ」,「フォントの高さ」,「文字の幅」

(2)文字列原点位置

(3)文字の傾斜角度

(4)文字の間隔

(5)行の間隔

Abcdefghijk 文字の高さ フォント の高さ

基線 文字の幅

Abcdefghijk 文字の高さ

基線 1 2 3 10 11 12

7 8 9 4 5 6

HijKLMN 文字の傾斜角度 時計周りが正

基線

あ い文字の間隔

1行目の文字列

2行目の文字列

行の間隔

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第0.72版

2.1.11記号表現定義ファイル

記号の表現方法を定義するファイル。

処理系では、ここで指定した条件により可能な表現を行う。

1)ファイル名称

SymbolDef.csv

2)形式

CSV(カンマ区切りテキスト)

3)項目

下記1から6までを1レコードとし、記号表現の数分のレコードを定義する。

No 項目名 値の範囲 内容(補足)

1 記号表現番号 1 ~ 2047 記号表現の番号。 記号属性の記号表現フラグにおける表現方法記述フラグが 0の場合、記号表現番号に設定される番号。

2 記号原点位置 0 ~ 9 記号表現の際、記号原点の位置を表す。 0:指定なし(処理系で適切なものを判断して使用) 1:左下を原点とする 2:中央下を原点とする 3:右下を原点とする 4:左中央を原点とする 5:記号中心を原点とする 6:右中央を原点とする 7:左上を原点とする 8:中央上を原点とする 9:右上を原点とする

3 記号の高さ 0 以上の整数 記号の高さを表す。単位は運用で決める。 0:指定なし(処理系で適切なものを判断して使用) それ以外:記号の高さを表す。

4 記号の幅 0 以上の整数 記号の幅を表す。単位は運用で決める。 0:指定なし(処理系で適切なものを判断して使用) それ以外:記号の幅を表す。

5 拡大率 0 以上の整数 表示する際の拡大率を表す。単位は 0.1 倍。 0:指定なし(処理系で適切なものを判断して使用) それ以外:拡大率を表す。

6 表示色デフォルト値 0x000000 ~ 0xffffff

表示色のデフォルト値 形式は、0xrrggbb とし、rr が赤の輝度,gg が緑の輝度,bb が青の輝度を表す。(16 進表現)

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1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-21

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<文字表現上の用語の定義>

(1)「記号の高さ」,「記号の幅」

(2)「記号原点位置」

記号の高さ

記号の幅

記号の高さ,記号の幅の例(地図記号:橋)

記号原点位置の例(地図記号:橋)

1 2 3

4 6 5

7 8 9

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KIWI+フォーマット

Page 2-22 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

2.1.12コード意味定義ファイル

コード値の意味付けを管理するファイル。

データ交換時に交換するデータのコードがどのように定義されているかを判断するために使用

する。

利用系では、この定義ファイルの内容を解釈すれば、コードの内容について表示することに利

用できる。

1)ファイル名称

CodeDef.met

2)形式

テキスト

3)前提条件

①コード意味定義は、バッカス-ナウア記法(BNF:ALGOL60 用記述)を用いる。

②内容を記述するために使用している文字セットを記述した後、その文字セットで定義を記述する。

文字セットの記述(1ファイルに複数記述可能とする)

CHARACTORSET::=文字セット名

(例:シフト JIS の場合)

CHARACTORSET::=SJIS

③コメントは、/* */で囲む。

4)変数定義

<コード意味定義の名称>::=文字列

<コード>::=数字

<コードの意味>::=文字列

5)構文規則

<コード意味定義の名称>::=<コードの内容>;

<コードの内容>::=<コード>△<コードの意味>[,<コードの内容>]

△:1個以上のスペース

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1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-23

第0.72版

2.1.13属性定義ファイル

属性の項目名称,サイズ,並び順を定義するファイル。

1)ファイル名称

AttrDef.met

2)形式

テキスト

3)前提条件

①コード意味定義は、バッカス-ナウア記法(BNF:ALGOL60 用記述)を用いる。

②内容を記述するために使用している文字セットを記述した後、その文字セットで定義を記述する。

文字セットの記述(1ファイルに複数記述可能とする)

CHARACTORSET::=文字セット名

(例:シフト JIS の場合)

CHARACTORSET::=SJIS

③コメントは、/* */で囲む。

④フィールドサイズが可変長で指定されているフィールドのフィールドサイズは、その前のフィール

ドで定義しなければならない。

⑤型は、処理系毎に適切なものを定義する。

4)変数定義

<属性タイプ名>::=文字列

<属性タイプ番号>::=数字

<既存定義属性タイプ番号>::=数字

<フィールド名>::=文字列

<フィールドサイズ>::=数字|*(*は可変長フィールド)

<ビット>::=“bit”

<バイト>::=“byte”

<サイズ単位>::=<ビット>|<バイト>

<型>::=数字|文字列

<フィールド>::=<フィールドサイズ>△<サイズ単位>△<フィールド名>△<型>

5)構文規則

<属性タイプ名>::=<属性タイプ番号>,<属性形式内容>;

<フィールド列>::=<フィールド>[,<フィールド>]

<属性形式内容>::=<既存定義属性タイプ番号>|<フィールド列>

△:1個以上のスペース

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Page 2-24 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

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2.1.14著作権等定義ファイル

著作権表示や管理者識別などを定義するファイル。

1)ファイル名称

NameDef.met

2)形式

テキスト

3)前提条件

①コード意味定義は、バッカス-ナウア記法(BNF:ALGOL60 用記述)を用いる。

②内容を記述するために使用している文字セットを記述した後、その文字セットで定義を記述する。

文字セットの記述(1ファイルに複数記述可能とする)

CHARACTORSET::=文字セット名

(例:シフト JIS の場合)

CHARACTORSET::=SJIS

③コメントは、/* */で囲む。

4)変数定義

<著作権等のニモニック>::=文字列(長さは2バイト)

<著作権等の文字列>::=文字列

5)構文規則

<著作権等のニモニック>::=<著作権等の文字列>;

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1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-25

第0.72版

2.1.15Vector データファイル

パーセルの Vector データを格納するファイル。

1)ファイル名称

(データファイル名).pfv

パーセル定義ファイルで定義したデータファイル名。

2)形式

バイナリ

3)データフォーマット

← 2byte →

項目存在フラグ※VH-1

ヘッダサイズ 固定長

データファイルヘッダ※VH-2

可変長

ヘッダサイズ

で表現する

サイズ

レコード数:N 固定長

Vector レコード[1]

・・・・・・・・・・・・・・・

Vector レコード[N]

拡張データ

可変長

可変長

大きさは

ファイルサイズによる

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KIWI+フォーマット

Page 2-26 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

※※※※VVVVHHHH----1111 項目存在フラグ項目存在フラグ項目存在フラグ項目存在フラグ

1 1 1 1 1 1 5bit 1 1 1 1 1

拡張データ存在フラグ ヘッダ内拡張データ存在フラグ データ作成日存在フラグ 著作権表示存在フラグ データファイル移行情報存在フラグ Reserved リンク列属性存在フラグ リンク・ノード形状属性存在フラグ 時間情報存在フラグ 比高情報存在フラグ 高さ情報存在フラグ 消去フラグ

※※※※VHVHVHVH----2222 データファイルヘッダデータファイルヘッダデータファイルヘッダデータファイルヘッダ

データファイルヘッダには、「データファイル移行情報」、「著作権表示」、「データ作成日」、

「ヘッダ内拡張データ」を格納することが出来る。

「データファイル移行情報」は、ファイル単体でデータをやり取りする場合に使用する。

「データファイル移行情報」、「著作権表示」、「データ作成日」、「ヘッダ内拡張データ」の有

無は、※VH-1 項目存在フラグにある「データファイル移行情報存在フラグ」、「著作権表示存在フラ

グ」、「データ作成日存在フラグ」、「ヘッダ内拡張データ存在フラグ」によりそれぞれ判断する。

← 2byte →

データファイル移行情報※VH-2-1

データファイル移行情報

存在フラグに依存

著作権表示 著作権表示存在フラグに依存

データ作成日 データ作成日存在フラグに依存

ヘッダ内拡張データ

ヘッダ内拡張データ存在

フラグに依存

可変長

大きさは

ヘッダサイズによる

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-27

第0.72版

※※※※VHVHVHVH----2222----1111 データファイル移行情報データファイル移行情報データファイル移行情報データファイル移行情報

ファイル単体でデータをやり取りする場合に使用する。

← 2byte →

測地座標系コード

座標系コード

データファイル

左端基準座標

データファイル

下端基準座標

データファイル

右端基準座標

データファイル

上端基準座標

データファイル

原点第 1項目基準座標

データファイル

原点第2項目基準座標

データファイル基準海抜

データファイル

基準時間

基準座標(第1項目)距離単位コード

基準座標(第2項目)距離単位コード

基準海抜単位コード

基準時間単位コード

データファイル内X方向距離単位コード

データファイル内Y方向距離単位コード

データファイル内高さ単位コード

データファイル内時間単位コード

データファイル内X方向距離単位長

データファイル内Y方向距離単位長

データファイル内高さ単位長

データファイル内時間単位長

座標値精度 時間情報精度

使用用途種別コード

固定長

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KIWI+フォーマット

Page 2-28 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

1 ファイルサイズ - ファイル全体のサイズ。ファイルのステータス情報等で取得する。(ファイル中には存在しない。)

2 消去フラグ 0 または 1 データファイルが消去された状態にあるか否かを表すフラグ。 0:消去ではない 1:消去

3 高さ情報存在フラグ 0 または 1 データファイル内での高さ情報の存在を表すフラグ。1つでも高さ情報のある Vector レコードがあれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

4 比高情報存在フラグ 0 または 1 データファイル内での比高情報の存在を表すフラグ。1つでも比高情報のある Vector レコードがあれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

5 時間情報存在フラグ 0 または 1 データファイル内での時間情報の存在を表すフラグ。1つでも時間情報のある Vector レコードがあれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

6 リンク・ノード形状属性存在フラグ

0 または 1 データファイル内でのリンク・ノード形状属性の存在を表すフラグ。1つでもリンク・ノード形状属性のある Vector レコードがあれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

7 リンク列属性存在フラグ 0 または 1 データファイル内でのリンク列属性の存在を表すフラグ。1つでもリンク列属性のある Vector レコードがあれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

8 データファイル移行情報存在フラグ

0 または 1 データファイルヘッダでのデータファイル移行情報の存在を表すフラグ。データファイルヘッダにデータファイル移行情報があれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

9 著作権表示存在フラグ 0 または 1 データファイルヘッダでの著作権表示の存在を表すフラグ。データファイルヘッダに著作権表示があれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-29

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

10 データ作成日存在フラグ 0 または 1 データファイルヘッダでのデータ作成日の存在を表すフラグ。データファイルヘッダにデータ作成日があれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

11 ヘッダ内拡張データ存在フラグ

0 または 1 データファイルヘッダでのヘッダ内拡張データの存在を表すフラグ。データファイルヘッダにヘッダ内拡張データがあれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

12 拡張データ存在フラグ 0 または 1 データファイル内での拡張データの存在を表すフラグ。1つでも拡張データのある Vector レコードがあれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

13 ヘッダサイズ 自然数 (2byte)

ヘッダサイズを含むデータファイルヘッダのサイズ。(2byte を 1 と数える)

14 レコード数

自然数 (2byte)

ファイル内に存在する Vector レコードの数。 (消去フラグが1のレコードも数に含める)

15 Vector レコード ─ 2.2.1 Vector レコードフォーマットを参照。

16 拡張データ ─ データ利用者の専用情報などを格納するための領域。2.2.4 拡張データレコードフォーマットを参照。

17 著作権表示 文字列 (2byte)

データの著作権。 2byte のニモニックで表現し、値は著作権等定義ファイルで定義する。

18 データ作成日 整数 (2byte)

データファイルの作成日を表す。(単位は日) データファイル移行情報の有無により、内容は次のようになる。 データファイル移行情報が存在しない場合: データ集合管理ファイル内のシステム基準時間からの相対日付とする。 データファイル移行情報が存在する場合: データファイル移行情報内のデータファイル基準時間からの相対日付とする。

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KIWI+フォーマット

Page 2-30 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

19 測地座標系コード (#1)

コード表参照 (2byte)

Vector の座標値が測定された測地座標系を表すコード。

20 座標系コード (#2)

コード表参照 (2byte)

Vectorの座標値が測定された座標系を表すコード。

21 データファイル左端基準座標

整数 (4byte)

測地座標系におけるデータファイル左端の位置。 (測地座標系原点からの相対位置)

22 データファイル下端基準座標

整数 (4byte)

測地座標系におけるデータファイル下端の位置。 (測地座標系原点からの相対位置)

23 データファイル右端基準座標

整数 (4byte)

測地座標系におけるデータファイル右端の位置。 (測地座標系原点からの相対位置)

24 データファイル上端基準座標

整数 (4byte)

測地座標系におけるデータファイル上端の位置。 (測地座標系原点からの相対位置)

25 データファイル原点 第1項目基準座標

整数 (4byte)

データファイル原点の垂直方向の位置。 (測地座標系原点からの相対位置)

26 データファイル原点 第2項目基準座標

整数 (4byte)

データファイル原点の水平方向の位置。 (測地座標系原点からの相対位置)

27 データファイル基準海抜 整数 (2byte)

データファイル原点の海抜方向の位置。 (測地座標系原点からの相対位置)

28 データファイル基準時間 ― (8byte)

データファイルとして使用する基準時間。 例)西暦 2000 年 1 月 31 日 9 時 30 分 56 秒の場合、 20000131093056 のバイナリ値を設定する。 表現の範囲(日、時など)は、基準時間単位コード(№32)による。 時は、24 時間表記で表現する。

29 基準座標(第1項目)距離単位コード(#3)

コード表参照 (2byte)

データファイル基準座標(第1項目)の単位を表すコード。座標系コードで表現される座標系の原点からデータファイル下端,上端の基準座標およびデータファイル原点第1項目座標までの距離単位を表す。

30 基準座標(第2項目)距離単位コード(#3)

コード表参照 (2byte)

データファイル基準座標(第2項目)の単位を表すコード。座標系コードで表現される座標系の原点からデータファイル右端,左端の基準座標およびデータファイル原点第1項目座標までの距離単位を表す。

31 基準海抜単位コード (#3)

コード表参照 (2byte)

データファイル基準海抜の単位を表すコード。

32 基準時間単位コード (#4)

コード表参照 (2byte)

データファイル基準時間の単位を表すコード。

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-31

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

33 データファイル内X方向距離単位コード(#3)

コード表参照 (2byte)

データファイル内で Vector のX座標値の単位を表すコード。データファイル内X方向距離単位長(№37)との積でX座標1単位あたりの距離を表現する。

34 データファイル内Y方向距離単位コード(#3)

コード表参照 (2byte)

データファイル内で Vector のY座標値の単位を表すコード。データファイル内Y方向距離単位長(№38)との積でY座標1単位あたりの距離を表現する。

35 データファイル内高さ単位コード(#3)

コード表参照 (2byte)

データファイル内で Vector の高さ情報,比高情報の単位を表すコード。データファイル内高さ単位長(№39)との積で高さ方向1単位あたりの距離を表現する。

36 データファイル内時間単位コード(#4)

コード表参照 (2byte)

データファイル内で Vector の時間情報の単位を表すコード。データファイル内時間単位長(№40)との積で時間情報1単位あたりの時間を表現する。

37 データファイル内X方向距離単位長

自然数 (2byte)

Vector のX座標値の単位長さ。データファイル内X方向距離単位コード(№33)との積でX座標1単位あたりの距離を表現する。

38 データファイル内Y方向距離単位長

自然数 (2byte)

Vector のY座標値の単位長さ。データファイル内Y方向距離単位コード(№34)との積でY座標1単位あたりの距離を表現する。

39 データファイル内高さ単位長

自然数 (2byte)

Vector の高さ情報,比高情報の単位長さ。データファイル内高さ単位コード(№35)との積で高さ方向1単位あたりの距離を表現する。

40 データファイル内時間単位長

自然数 (2byte)

Vector の時間情報の単位長さ。データファイル内時間単位コード(№36)との積で時間情報1単位あたりの時間を表現する。

41 座標値精度 0 または 1 (1byte)

Vector データファイル内の座標値の精度を表すフラグ。 0:15bit 1:31bit

42 時間情報精度 0 または 1 (1byte)

Vector データファイル内の時間情報の精度を表すフラグ。 0:15bit 1:28bit

43 使用用途種別コード (#7)

コード表参照 (2byte)

データファイルの使用用途を表すコード。 (道路管理,施設管理等の使用する用途を定義する。)

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KIWI+フォーマット

Page 2-32 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

2.1.16Connector データファイル

パーセルの Connector データを格納するファイル。

1)ファイル名称

(データファイル名).pfc

パーセル定義ファイルで定義したデータファイル名。

2)形式

バイナリ

3)データフォーマット

← 2byte →

項目存在フラグ※CH-1

ヘッダサイズ 固定長

データファイルヘッダ※CH-2

可変長

ヘッダサイズ

で表現する

サイズ

レコード数:N 固定長

Connector レコード[1]

・・・・・・・・・・・・・・・

Connector レコード[N]

拡張データ

可変長

可変長

大きさは

ファイルサイズによる

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-33

第0.72版

※※※※CHCHCHCH----1111 項目存在フラ項目存在フラ項目存在フラ項目存在フラググググ

1 1 1 1 ← 7bit → 1 1 1 1 1

Reserved 拡張データ存在フラグ ヘッダ内拡張データ存在フラグ データ作成日存在フラグ 著作権表示存在フラグ データファイル移行情報存在フラグ 時間情報存在フラグ 比高情報存在フラグ 高さ情報存在フラグ 消去フラグ

※※※※CHCHCHCH----2222 データファイルヘッダデータファイルヘッダデータファイルヘッダデータファイルヘッダ

データファイルヘッダには、「データファイル移行情報」、「著作権表示」、「データ作成日」、

「ヘッダ内拡張データ」を格納することが出来る。

「データファイル移行情報」は、ファイル単体でデータをやり取りする場合に使用する。

「データファイル移行情報」、「著作権表示」、「データ作成日」、「ヘッダ内拡張データ」の有

無は、※CH-1 項目存在フラグにある「データファイル移行情報存在フラグ」、「著作権表示存在フラ

グ」、「データ作成日存在フラグ」、「ヘッダ内拡張データ存在フラグ」によりそれぞれ判断する。

← 2byte →

データファイル移行情報※CH-2-1

データファイル移行情報

存在フラグに依存

著作権表示 著作権表示存在フラグに依存

データ作成日 データ作成日存在フラグに依存

ヘッダ内拡張データ

ヘッダ内拡張データ存在

フラグに依存

可変長

大きさは

ヘッダサイズによる

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KIWI+フォーマット

Page 2-34 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

※※※※CHCHCHCH----2222----1111 データファイル移行情報データファイル移行情報データファイル移行情報データファイル移行情報

ファイル単体でデータをやり取りする場合に使用する。

← 2byte →

測地座標系コード

座標系コード

データファイル

左端基準座標

データファイル

下端基準座標

データファイル

右端基準座標

データファイル

上端基準座標

データファイル

原点第 1項目基準座標

データファイル

原点第2項目基準座標

データファイル基準海抜

データファイル

基準時間

基準座標(第1項目)距離単位コード

基準座標(第2項目)距離単位コード

基準海抜単位コード

基準時間単位コード

データファイル内X方向距離単位コード

データファイル内Y方向距離単位コード

データファイル内高さ単位コード

データファイル内時間単位コード

データファイル内X方向距離単位長

データファイル内Y方向距離単位長

データファイル内高さ単位長

データファイル内時間単位長

座標値精度 時間情報精度

使用用途種別コード

固定長

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-35

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

1 ファイルサイズ - ファイル全体のサイズ。ファイルのステータス情報等で取得する。(ファイル中には存在しない。)

2 消去フラグ 0 または 1 データファイルが消去された状態にあるか否かを表すフラグ。 0:消去ではない 1:消去

3 高さ情報存在フラグ 0 または 1 データファイル内での高さ情報の存在を表すフラグ。1つでも高さ情報のある Connector レコードがあれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

4 比高情報存在フラグ 0 または 1 データファイル内での比高情報の存在を表すフラグ。1つでも比高情報のある Connector レコードがあれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

5 時間情報存在フラグ 0 または 1 データファイル内での時間情報の存在を表すフラグ。1つでも時間情報のある Connector レコードがあれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

6 データファイル移行情報存在フラグ

0 または 1 データファイルヘッダでのデータファイル移行情報の存在を表すフラグ。データファイルヘッダにデータファイル移行情報があれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

7 著作権表示存在フラグ 0 または 1 データファイルヘッダでの著作権表示の存在を表すフラグ。データファイルヘッダに著作権表示があれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

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KIWI+フォーマット

Page 2-36 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

8 データ作成日存在フラグ 0 または 1 データファイルヘッダでのデータ作成日の存在を表すフラグ。データファイルヘッダにデータ作成日があれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

9 ヘッダ内拡張データ存在フラグ

0 または 1 データファイルヘッダでのヘッダ内拡張データの存在を表すフラグ。データファイルヘッダにヘッダ内拡張データがあれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

10 拡張データ存在フラグ 0 または 1 データファイル内での拡張データの存在を表すフラグ。1つでも拡張データのある Connector レコードがあれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

11 ヘッダサイズ 自然数 (2byte)

ヘッダサイズを含むデータファイルヘッダのサイズ。(2byte を 1 と数える)

12 レコード数

自然数 (2byte)

ファイル内に存在する Connector レコードの数。 (消去フラグが1のレコードも数に含める)

13 Connector レコード ─ 2.2.2 Connector レコードフォーマットを参照。

14 拡張データ ─ データ利用者の専用情報などを格納するための領域。2.2.4 拡張データレコードフォーマットを参照。

15 著作権表示 文字列 (2byte)

データの著作権。 2byte のニモニックで表現し、値は著作権等定義ファイルで定義する。

16 データ作成日 整数 (2byte)

データファイルの作成日を表す。(単位は日) データファイル移行情報の有無により、内容は次のようになる。 データファイル移行情報が存在しない場合: データ集合管理ファイル内のシステム基準時間からの相対日付とする。 データファイル移行情報が存在する場合: データファイル移行情報内のデータファイル基準時間からの相対日付とする。

Page 59: KIWI+フォーマットKIWI+フォーマットKIWI+フォーマット 1 January 2001 KIWI+フォーマット Page iii 第0.73版 用語集 KIWI+フォーマットで定義した用語を対象とする。

KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-37

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

17 測地座標系コード (#1)

コード表参照 (2byte)

Connectorの座標値が測定された測地座標系を表すコード。

18 座標系コード (#2)

コード表参照 (2byte)

Connectorの座標値が測定された座標系を表すコード。

19 データファイル左端基準座標

整数 (4byte)

測地座標系におけるデータファイル左端の位置。 (測地座標系原点からの相対位置)

20 データファイル下端基準座標

整数 (4byte)

測地座標系におけるデータファイル下端の位置。 (測地座標系原点からの相対位置)

21 データファイル右端基準座標

整数 (4byte)

測地座標系におけるデータファイル右端の位置。 (測地座標系原点からの相対位置)

22 データファイル上端基準座標

整数 (4byte)

測地座標系におけるデータファイル上端の位置。 (測地座標系原点からの相対位置)

23 データファイル原点 第1項目基準座標

整数 (4byte)

データファイル原点の垂直方向の位置。 (測地座標系原点からの相対位置)

24 データファイル原点 第2項目基準座標

整数 (4byte)

データファイル原点の水平方向の位置。 (測地座標系原点からの相対位置)

25 データファイル基準海抜 整数 (2byte)

データファイル原点の海抜方向の位置。 (測地座標系原点からの相対位置)

26 データファイル基準時間 ― (8byte)

データファイルとして使用する基準時間。 例)西暦 2000 年 1 月 31 日 9 時 30 分 56 秒の場合、 20000131093056 のバイナリ値を設定する。 表現の範囲(日、時など)は、基準時間単位コード(№30)による。 時は、24 時間表記で表現する。

27 基準座標(第1項目)距離単位コード(#3)

コード表参照 (2byte)

データファイル基準座標(第1項目)の単位を表すコード。座標系コードで表現される座標系の原点からデータファイル下端,上端の基準座標およびデータファイル原点第1項目座標までの距離単位を表す。

28 基準座標(第2項目)距離単位コード(#3)

コード表参照 (2byte)

データファイル基準座標(第2項目)の単位を表すコード。座標系コードで表現される座標系の原点からデータファイル右端,左端の基準座標およびデータファイル原点第1項目座標までの距離単位を表す。

29 基準海抜単位コード (#3)

コード表参照 (2byte)

データファイル基準海抜の単位を表すコード。

30 基準時間単位コード (#4)

コード表参照 (2byte)

データファイル基準時間の単位を表すコード。

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KIWI+フォーマット

Page 2-38 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

31 データファイル内X方向距離単位コード(#3)

コード表参照 (2byte)

データファイル内で Connector のX座標値の単位を表すコード。データファイル内X方向距離単位長(№35)との積でX座標1単位あたりの距離を表現する。

32 データファイル内Y方向距離単位コード(#3)

コード表参照 (2byte)

データファイル内で Connector のY座標値の単位を表すコード。データファイル内Y方向距離単位長(№36)との積でY座標1単位あたりの距離を表現する。

33 データファイル内高さ単位コード(#3)

コード表参照 (2byte)

データファイル内で Connector の高さ情報,比高情報の単位を表すコード。データファイル内高さ単位長(№37)との積で高さ方向1単位あたりの距離を表現する。

34 データファイル内時間単位コード(#4)

コード表参照 (2byte)

データファイル内で Connector の時間情報の単位を表すコード。データファイル内時間単位長(№38)との積で時間情報1単位あたりの時間を表現する。

35 データファイル内X方向距離単位長

自然数 (2byte)

Connector のX座標値の単位長さ。データファイル内X方向距離単位コード(№31)との積でX座標1単位あたりの距離を表現する。

36 データファイル内Y方向距離単位長

自然数 (2byte)

Connector のY座標値の単位長さ。データファイル内Y方向距離単位コード(№32)との積でY座標1単位あたりの距離を表現する。

37 データファイル内高さ単位長

自然数 (2byte)

Connector の高さ情報,比高情報の単位長さ。データファイル内高さ単位コード(№33)との積で高さ方向1単位あたりの距離を表現する。

38 データファイル内時間単位長

自然数 (2byte)

Connector の時間情報の単位長さ。データファイル内時間単位コード(№34)との積で時間情報1単位あたりの時間を表現する。

39 座標値精度 0 または 1 (1byte)

Connectorデータファイル内の座標値の精度を表すフラグ。 0:15bit 1:31bit

40 時間情報精度 0 または 1 (1byte)

Connectorデータファイル内の時間情報の精度を表すフラグ。 0:15bit 1:28bit

41 使用用途種別コード (#7)

コード表参照 (2byte)

データファイルの使用用途を表すコード。 (道路管理,施設管理等の使用する用途を定義する。)

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-39

第0.72版

2.1.17記号定義ファイル

記号データを格納するファイル。

1)ファイル名称

Symbol.bin

2)形式

バイナリ

3)データフォーマット

← 2byte →

記号定義ヘッダサイズ

記号定義内距離単位コード 固定長

記号定義距離単位長

記号定義

ヘッダ

記号定義数 ※SD-1 固定長

記号要素情報[1]※SD-2

記号要素オフセット[1]

・・・・・・・・・・・・・・・

記号要素情報[N-1]※SD-2 可変長

記号要素オフセット[N-1]

記号要素情報[N]※SD-2

記号要素オフセット[N]

可変長

大きさは

ファイルサイズ

による

記号要素[1]※SD-3

可変長。大きさは記号要素内

で定義するサイズによる。

・・・・・・・・・・・・・・

記号要素[M-1]※SD-3

可変長。大きさは記号要素内

で定義するサイズによる。

可変長

記号要素[M]※SD-3

可変長。大きさは記号要素内

で定義するサイズによる。

Nは、記号定義数

Mは、記号要素の数(記号定義数とは直接的な関係はない)

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KIWI+フォーマット

Page 2-40 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

※※※※SDSDSDSD----1111 記号定義数記号定義数記号定義数記号定義数

← 1 6 b i t →

記号定義数:N

※※※※SDSDSDSD----2222 記号要素情報記号要素情報記号要素情報記号要素情報

1 ← 15bit →

記号番号 記号要素フラグ

※※※※SDSDSDSD----3333 記号要素記号要素記号要素記号要素

記号要素フラグにより設定する要素が決まる

記号要素フラグが 0の場合

← 2byte →

記号用形状

※SD-3-1

可変長

記号要素フラグが 1の場合

← 2byte →

記号用文字

※SD-3-2

可変長

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-41

第0.72版

※※※※SDSDSDSD----3333----1111 記号用形状記号用形状記号用形状記号用形状

← 2byte →

記号用形状サイズ

消去・存在フラグ ※SD-3-1-1

形状表現※SD-3-1-2

個別線分数:L

形状全構成点数:N

記号形状構成点[1]※SD-3-1-3

・・・・・・・・・・・・・・・・

記号形状構成点[N]※SD-3-1-3

線分先頭構成点インデクス[1]

・・・・・・・・・・・・・・・・

線分先頭構成点インデクス[L+1]

記号形状属性オフセット

個別線分属性オフセット[1]

・・・・・・・・・・・・・・・・

個別線分属性オフセット[L+1]

形状属性 ※SD-3-1-4

※※※※SDSDSDSD----3333----1111----1111 消去・存在フラグ消去・存在フラグ消去・存在フラグ消去・存在フラグ

1 ← 11bit

1 1 2

Reserved 形状表現種別 Reserved 記号形状属性存在フラグ 個別線分属性存在フラグ 形状表現種別により、次の表現とする。 0 の場合:形状は線として表現する。 1 の場合:形状はポリゴンとして表現し、形状表現色で塗りつぶす。

※※※※SDSDSDSD----3333----1111----2222 形状表現形状表現形状表現形状表現

← 8bit → ← 8bit →

表示プライオリティ 形状表現色(赤)

形状表現色(緑) 形状表現色(青)

固定長

構成点数 に依存

大きさは 記号用形状サイズ による

個別線分数に 依存

可変長 記号形状属性存在フラグに依存

個別線分属性存在 フラグに依存

記号形状属性存在フラグ

及び個別線分属性存在フ

ラグに依存

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KIWI+フォーマット

Page 2-42 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

※※※※SDSDSDSD----3333----1111----3333 記号形状構成点記号形状構成点記号形状構成点記号形状構成点

1 ← 15 bit → 1 ← 15 bit →

構成点X座標 構成点 Y 座標

Reserved Reserved

記号形状構成点のX座標,Y座標の精度は 15bit とする。

※※※※SDSDSDSD----3333----1111----4444 形状属性形状属性形状属性形状属性

← 2byte →

形状属性サイズ

形状属性[1]

※SD-3-1-4-1

形状属性[2]

※SD-3-1-4-1

・・・・・・・・・・・・・・・・

形状属性[S-1]

※SD-3-1-4-1

形状属性[S]

※SD-3-1-4-1

Sは、形状属性の数。(個別線分数と直接的な関係はない)

記号形状属性オフセットおよび個別線分属性オフセットは、形状属性の先頭(形状属性サイズの先

頭)を基点(0)とした数である。

※※※※SDSDSDSD----3333----1111----4444----1111 個別の形状属性個別の形状属性個別の形状属性個別の形状属性

← 2byte →

Reserved 線分属性サイズ 固定長(2byte)

線分属性情報

線分属性サイズで

表現するサイズ

形状属性は、円や円弧を表現する場合に利用する。

線分属性情報の形式は、属性情報レコードフォーマットを参照。

形状属性サイズ で表現するサイズ

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-43

第0.72版

※※※※SDSDSDSD----3333----2222 記号用文字記号用文字記号用文字記号用文字

← 2byte →

記号用文字サイズ

消去・存在フラグ ※SD-3-2-1

文字表現 ※SD-3-2-2 固定長

記号文字代表点※SD-3-2-3

文字情報 可変長

記号用文字サイズ で表現する サイズ

※※※※SDSDSDSD----3333----2222----1111 消去・存在フラグ消去・存在フラグ消去・存在フラグ消去・存在フラグ

← 16bit →

Reserved

※※※※SDSDSDSD----3333----2222----2222 文字表現コード文字表現コード文字表現コード文字表現コード

← 8bit → ← 8bit →

表示プライオリティ 文字表現色(赤)

文字表現色(緑) 文字表現色(青)

※※※※SDSDSDSD----3333----2222----3333 記号文字代表点記号文字代表点記号文字代表点記号文字代表点

1 ← 15 bit → 1 ← 15 bit →

代表点X座標 代表点 Y 座標

Reserved Reserved

記号形状構成点のX座標,Y座標の精度は 15bit とする。

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第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

1 ファイルサイズ - ファイル全体のサイズ。ファイルのステータス情報等で取得する。(ファイル中には存在しない。)

2 記号定義ヘッダサイズ 自然数 (2byte)

記号定義ヘッダサイズから記号定義数の前までのサイズ。(2byte を1と数える)

3 記号定義内距離単位コード(#3)

コード表参照 (2byte)

記号定義内のX,Y座標値の単位を表すコード。

4 記号定義内距離単位長 自然数 (2byte)

記号定義内のX,Y座標値の単位長さ。

5 記号定義数 自然数 記号定義ファイルに定義されている記号定義の数を表す。

6 記号要素フラグ 0 または 1 記号要素オフセットで参照される記号要素の形式を表す。 0:記号用形状 1:記号用文字

7 記号番号 0 ~ 32767 記号属性に設定される記号番号を表す。 0 は Reserved とする。

8 記号要素オフセット 自然数 (2byte)

対象の記号要素が格納されている位置。 記号要素[1]の先頭からのオフセットとし、2byteを1と数える。

9 記号用形状サイズ 自然数 (2byte)

記号用形状のサイズ。 (2byte を 1 と数える)

10 形状表現種別 0 または 1 当該記号用形状が線を表現しているのかポリゴンを表現しているのかを表す。 0:線を表現する 1:ポリゴンを表現する(ポリゴン内を塗りつぶす)

11 個別線分属性存在フラグ 0 または 1 個別線分の属性の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

12 記号形状属性存在フラグ 0 または 1 記号形状としての属性の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

13 表示プライオリティ 整数 (8bit)

1つの記号は複数の記号用形状及び記号用文字で表現されることを前提としている。 複数の記号用形状及び記号用文字が存在した場合の表示順を表す。 表示順を表すための設定値は運用で決める。

14 形状表現色(赤) 形状表現色(緑) 形状表現色(青)

それぞれ 0~255

記号形状を表示する際の形状表示色を表す。 それぞれの値はその色の輝度を設定する。

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1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-45

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

15 個別線分数 0 以上の整数 (2byte)

記号を表現する1つの記号用形状内で形状属性が同じで連続している点列の単位を個別線分と呼ぶこととし、当該記号用形状における個別線分の数を表す。 個別線分数が0の場合、一連の線分と解釈する。 この場合、線分先頭構成点インデクスは存在しない。 個別線分数が1以上の場合、線分先頭構成点インデクスが(個別線分数+1)個存在する。個別線分属性存在フラグが 1 の時には個別線分属性オフセットが(個別線分数+1)個存在する。

16 形状全構成点数 自然数 (2byte)

当該記号用形状の構成点の数。

17 構成点X座標 整数 (15bit)

当該記号用形状を構成する点のX座標値。 座標系は運用で決める。

18 構成点Y座標 整数 (15bit)

当該記号用形状を構成する点のY座標値。 座標系は運用で決める。

19 線分先頭構成点インデクス

自然数 (2byte)

個別線分の先頭を表す構成点の番号。(1 から数える) 個別線分数が0の場合存在しない。

20 記号形状属性オフセット 自然数 (2byte)

記号形状属性が格納されている位置。 形状属性の先頭(形状属性サイズの先頭)からのオフセットとし、2byte を 1 と数える。 記号形状属性存在フラグが存在を表している時1個存在する。 値が ffff(16)の時、対応する形状属性は存在しない。 記号形状属性として設定されるのは、当該記号用形状として共通な属性である。

21 個別線分属性オフセット 自然数 (2byte)

個別線分の属性が格納されている位置。 形状属性の先頭(形状属性サイズの先頭)からのオフセットとし、2byte を 1 と数える。 個別線分属性存在フラグが存在を表している時個別線分数+1個存在する。 値が ffff(16)の時、対応する形状属性は存在しない。 また、個別線分属性オフセット[個別線分数+1]は ffff(16)とする。

22 形状属性サイズ 自然数 (2byte)

形状属性サイズを含んだ形状属性のサイズ。(2byteを 1 と数える)

23 線分属性サイズ 0 以上の整数 (1byte)

線分属性のサイズ。(2byte を 1 と数える) 0の場合、線分属性は存在しない。

24 線分属性情報 ― 線分に設定されている属性情報。 線分属性は、円や円弧を表現する場合に利用する。 フォーマットは、2.2.3 属性情報レコードフォーマットを参照。

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KIWI+フォーマット

Page 2-46 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

25 記号用文字サイズ 自然数 (2byte)

記号用文字のサイズ。 (2byte を 1 と数える)

26 表示プライオリティ 整数 (8bit)

1つの記号は複数の記号用形状及び記号用文字で表現されることを前提としている。 複数の記号用形状及び記号用文字が存在した場合の表示順を表す。 表示順を表すための設定値は運用で決める。

27 文字表現色(赤) 文字表現色(緑) 文字表現色(青)

それぞれ 0~255

記号文字を表示する際の文字表示色を表す。 それぞれの値はその色の輝度を設定する。

28 代表点X座標 整数 (15bit)

当該記号用文字を設定する点のX座標値。 座標系は運用で決める。

29 代表点Y座標 整数 (15bit)

当該記号用文字を設定する点のY座標値。 座標系は運用で決める。

30 文字情報 ― 属性タイプとしてテキストが設定されている属性情報。フォーマットは、2.2.3 属性情報レコードフォーマットを参照。

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-47

第0.72版

2.2 データレコードフォーマット

2.2.1 Vector レコードフォーマット

← 2byte →

レコードサイズ

消去・存在フラグ ※V-1

種別コード ※V-2

使用上限階層 使用下限階層

リンク数:L

全構成点数:N

時間情報フラグ※V-4

構成点[1]※V-3

・・・・・・・・・・・・・・・・

構成点[N]※V-3

構成点高さ情報[1]

・・・・・・・・・・・・・・・・

構成点高さ情報[K]

構成点比高情報[1]

・・・・・・・・・・・・・・・・

構成点比高情報[F]

時間情報[1]※V-5

・・・・・・・・・・・・・・・・

時間情報[M]※V-5

ノードインデクス[1]

・・・・・・・・・・・・・・・・

ノードインデクス[L+1]

リンク列属性オフセット

リンク・ノード形状属性オフセット[1]

・・・・・・・・・・・・・・・・

リンク・ノード形状属性オフセット[L+1]

リンク・ノード形状属性 ※V-6

拡張データ

記号[J]はJ番目のデータということを表わす。 K = 1またはL+1またはN F = 1またはL+1またはN M = 1またはL+1またはN

:常に存在

固定長

構成点数 に依存

座標値 精度に依存

レコードサイズ で表現する サイズ

可変長 時間情報精度,時間情報フラグに依存

高さ情報存在 フラグに依存

比高情報存在 フラグに依存

時間情報存在 フラグに依存

リンク数に依存

リンク・ノード形状 属性存在フラグに依存

拡張データ 存在フラグに依存

拡張データ内で サイズを定義

リンク列属性存在フラグに依存

リンク列属性存在フラグ,リンク・ノード形状 属性存在フラグに依存

時間情報存在フラグに依存

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KIWI+フォーマット

Page 2-48 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

※※※※VVVV----1111 消去・存在フラグ消去・存在フラグ消去・存在フラグ消去・存在フラグ

1 2 2 2 1 1 1 1 1 1 1 1 1

拡張データ存在フラグ Reserved リンク列属性存在フラグ リンク・ノード形状属性存在フラグ 表示縮尺5フラグ 表示縮尺4フラグ 表示縮尺3フラグ 表示縮尺2フラグ 表示縮尺1フラグ 時間情報存在フラグ 比高情報存在フラグ 高さ情報存在フラグ 消去フラグ

※※※※VVVV----2222 種別コード種別コード種別コード種別コード

2.1.4 Vector 定義ファイルの※VD-1 種別コードを参照。

※※※※VVVV----3333 構成点構成点構成点構成点

Vector データファイルの座標値精度が0のとき

1 ← 15 bit → 1 ← 15 bit →

構成点X座標 構成点 Y 座標

点消去フラグ 添字領域存在フラグ

座標値精度が1のとき

1 ← 31 bit → 1 ← 31 bit →

構成点X座標 構成点 Y座標

点消去フラグ 添字領域存在フラグ

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-49

第0.72版

※※※※VVVV----4444 時間情報フラグ時間情報フラグ時間情報フラグ時間情報フラグ

生成開始,生成確定,消滅開始,消滅確定の4つの時間のうち、どの時間の領域が存在するかを指

定するフラグとその時間の表現範囲を指定するフラグから構成される。

1 1 1 1 ← 10bit → 1 1

Reserved 構成点時間指定フラグ 構成点間形状時間指定フラグ 消滅確定時間存在フラグ 消滅開始時間存在フラグ 生成確定時間存在フラグ 生成開始時間存在フラグ

生成開始時間存在フラグ,生成確定時間存在フラグ,消滅開始時間存在フラグ,消滅確定時間存在

フラグによる解釈は、次のようになる。(0:存在しない,1:存在する)

(1) 生成確定時間存在フラグが 1で、その他は 0の場合

当該 Vector データレコードの時間情報は、生成確定時間のみ存在する。

生成確定時間で生成したとし、消滅時間は無限未来と解釈する。

(2) 消滅確定時間存在フラグが 1で、その他は 0の場合

当該 Vector データレコードの時間情報は、消滅確定時間のみ存在する。

消滅確定時間で消滅したとし、発生時間は無限過去と解釈する。

(3) 生成開始,生成確定時間存在フラグが 1で、その他は 0の場合

当該 Vector データレコードの時間情報は、生成開始時間と生成確定時間が存在する。

生成開始時間で生成開始、生成確定時間で生成確定したとし、消滅時間は無限未来と解釈する。

(4) 消滅開始,消滅確定時間存在フラグが 1で、その他は 0の場合

当該 Vector データレコードの時間情報は、消滅開始時間と消滅確定時間が存在する。

消滅開始時間で消滅開始、消滅確定時間で消滅確定したとし、発生時間は無限過去と解釈する。

(5) 生成確定,消滅確定時間存在フラグが 1で、その他は 0の場合

当該 Vector データレコードの時間情報は、生成確定時間と消滅確定時間が存在する。

生成確定時間で生成、消滅確定時間で消滅したと解釈する。

(6) 生成開始,生成確定,消滅確定時間存在フラグが 1で、消滅開始時間存在フラグが 0の場合

当該Vectorデータレコードの時間情報は、生成開始時間,生成確定時間と消滅確定時間が存在する。

生成開始時間で生成開始、生成確定時間で生成確定、消滅確定時間で消滅したと解釈する。

(7) 生成確定,消滅開始,消滅確定時間存在フラグが 1で、生成開始時間存在フラグが 0の場合

当該Vectorデータレコードの時間情報は、生成確定時間,消滅開始時間と消滅確定時間が存在する。

生成確定時間で生成し、消滅開始時間で消滅開始、消滅確定時間で消滅確定したと解釈する。

(8) 全ての存在フラグが 1の場合

通常型の解釈をする。

(9) その他の組合せ

通常は用いないことを原則とするが、運用規定で規定し使用することは妨げない。

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KIWI+フォーマット

Page 2-50 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

(1) 生成確定時間存在フラグが 1で、その他は 0の場合

要素の存在

存在する

存在しない

SE t

(2) 消滅確定時間存在フラグが 1で、その他は 0の場合

要素の存在

存在する

存在しない

EE t

(4) 消滅開始,消滅確定時間存在フラグが 1で、その他は 0の場合

要素の存在

存在する

存在しない

ES EE t

(5) 生成確定,消滅確定時間存在フラグが 1で、その他は 0の場合

要素の存在

存在する

存在しない

SE EE t

(3) 生成開始,生成確定時間存在フラグが 1で、その他は 0の場合

要素の存在

存在する

存在しない

SS SE t

(6) 生成開始,生成確定,消滅確定時間存在フラグが 1で、消滅開始時間存在フラグが 0の場合

要素の存在

存在する

存在しない

SS SE EE t

(7) 生成確定,消滅開始,消滅確定時間存在フラグが 1で、生成開始時間存在フラグが 0の場合

要素の存在

存在する

存在しない

SE ES EE t

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-51

第0.72版

構成点時間,構成点間形状時間指定フラグによる解釈は、次のようになる(0:指定せず,1:指定

する)。

※V-1 消去・存在フラグの時間情報存在フラグが 0の場合は、この領域は存在しない。

※V-1 消去・存在フラグの時間情報存在フラグが 1 の場合は、当該 Vector データレコードすべてに

対する時間として解釈し、構成点時間,構成点間形状時間指定フラグには依存しない。

(1) 構成点時間指定フラグが 0、構成点間形状時間指定フラグが 0の場合

※V-1 消去・存在フラグの時間情報存在フラグにより以下の解釈をする。

(a) 時間情報存在フラグが 2の場合(ノード毎に存在)

当該ノード及び当該ノードから次のノードまでのリンクに対する時間として扱う。

当該 Vector の最終ノードについては、そのノードの時間として扱う。

(b) 時間情報存在フラグが 3の場合(全構成点に存在)

当該構成点及び当該構成点から次の構成点までで形成される形状に対する時間として扱う。

当該 Vector の最終構成点については、その構成点の時間として扱う。

(2) 構成点時間指定フラグが 1、構成点間形状時間指定フラグが 0の場合

※V-1 消去・存在フラグの時間情報存在フラグにより以下の解釈をする。

(a) 時間情報存在フラグが 2の場合(ノード毎に存在)

当該ノードに対する時間として扱う。

(b) 時間情報存在フラグが 3の場合(全構成点に存在)

当該構成点に対する時間として扱う。

(3) 構成点時間指定フラグが 0、構成点間形状時間指定フラグが 1の場合

※V-1 消去・存在フラグの時間情報存在フラグにより以下の解釈をする。

(a) 時間情報存在フラグが 2の場合(ノード毎に存在)

当該ノードから次のノードまでのリンクに対する時間として扱う。

当該 Vector の最終ノードについては、設定されている時間は無視する。

(b) 時間情報存在フラグが 3の場合(全構成点に存在)

当該構成点から次の構成点までで形成される形状に対する時間として扱う。

当該 Vector の最終構成点については、設定されている時間は無視する。

(4) 構成点時間指定フラグが 1、構成点間形状時間指定フラグが 1の場合

※V-1 消去・存在フラグの時間情報存在フラグにより以下の解釈をする。

(a) 時間情報存在フラグが 2の場合(ノード毎に存在)

当該ノード及び当該ノードの前のノードから当該ノードまでのリンクに対する時間として扱う。

当該 Vector の先頭ノードについては、そのノードの時間として扱う。

(b) 時間情報存在フラグが 3の場合(全構成点に存在)

当該構成点及び当該構成点の前の構成点から当該構成点までで形成される形状に対する時間とし

て扱う。

当該 Vector の先頭構成点については、その構成点の時間として扱う。

上記以外の時間情報は、属性情報として設定することができる。

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KIWI+フォーマット

Page 2-52 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

(1) 構成点時間指定フラグが 0、構成点間形状時間指定フラグが 0の場合

構成点の順番

NP1

NP2 NP3

IP1 IP2

IP3

(a) 時間情報存在フラグが 2の場合

(ノード毎に存在)

構成点の順番

NP1

NP2 NP3

IP1 IP2

IP3

(b) 時間情報存在フラグが 3の場合

(構成点毎に存在)

NP1 に設定されている時間情報は、NP1 及

び NP1→NP2 のリンクの時間として扱う

(NP2 は含まない)。

NP2 に設定されている時間情報は、NP2 及

び NP2→NP3 のリンクの時間として扱う

(NP3 は含まない)。

NP3 に設定されている時間情報は、NP3 の

時間として扱う。

NP1 に設定されている時間情報は、NP1 及

び NP1→IP1 の形状の時間として扱う(IP1

は含まない)。

IP1 以降 IP3 までは同様である。(次の構

成点は含まない。)

NP3 に設定されている時間情報は、NP3 の

時間として扱う。

(2) 構成点時間指定フラグが 1、構成点間形状時間指定フラグが 0の場合

構成点の順番

NP1

NP2 NP3

IP1 IP2

IP3

(a) 時間情報存在フラグが 2の場合

(ノード毎に存在)

構成点の順番

NP1

NP2 NP3

IP1 IP2

IP3

(b) 時間情報存在フラグが 3の場合

(構成点毎に存在)

NP1 に設定されている時間情報は、NP1 の

時間として扱う。

NP2 に設定されている時間情報は、NP2 の

時間として扱う。

NP3 に設定されている時間情報は、NP3 の

時間として扱う。

NP1 に設定されている時間情報は、NP1 の

時間として扱う。

IP1 に設定されている時間情報は、IP1 の

時間として扱う。

IP2 以降 IP3 までは同様である。

NP3 に設定されている時間情報は、NP3 の

時間として扱う。

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-53

第0.72版

(3) 構成点時間指定フラグが 0、構成点間形状時間指定フラグが 1の場合

構成点の順番

NP1

NP2 NP3

IP1 IP2

IP3

(a) 時間情報存在フラグが 2の場合

(ノード毎に存在)

構成点の順番

NP1

NP2 NP3

IP1 IP2

IP3

(b) 時間情報存在フラグが 3の場合

(構成点毎に存在)

NP1 に設定されている時間情報は、NP1→

NP2 のリンクの時間として扱う(NP1,NP2

は含まない)。

NP2 に設定されている時間情報は、NP2→

NP3 のリンクの時間として扱う(NP2,NP3

は含まない)。

NP3 に設定されている時間情報は、無意味

な値として扱われる。

NP1 に設定されている時間情報は、NP1→

IP1 の形状の時間として扱う(NP1,IP1 は

含まない)。

IP1 以降 IP3 までは同様である。(構成点

は含まない。)

NP3 に設定されている時間情報は、無意味

な値として扱われる。

(4) 構成点時間指定フラグが 1、構成点間形状時間指定フラグが 1の場合

構成点の順番

NP1

NP2 NP3

IP1 IP2

IP3

(a) 時間情報存在フラグが 2の場合

(ノード毎に存在)

構成点の順番

NP1

NP2 NP3

IP1 IP2

IP3

(b) 時間情報存在フラグが 3の場合

(構成点毎に存在)

NP1 に設定されている時間情報は、NP1 の

時間として扱う。

NP2 に設定されている時間情報は、NP2 及

び NP1→NP2 のリンクの時間として扱う

(NP1 は含まない)。

NP3 に設定されている時間情報は、NP3 及

び NP2→NP3 のリンクの時間として扱う

(NP2 は含まない)。

NP1 に設定されている時間情報は、NP1 の

時間として扱う。

IP1 に設定されている時間情報は、IP1 及

び NP1→IP1 の形状の時間として扱う(NP1

は含まない)。

IP2 以降 IP3 まで同様である。

NP3 に設定されている時間情報は、NP3 及

び IP3→NP3 の形状の時間として扱う(IP3

は含まない)。

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KIWI+フォーマット

Page 2-54 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

※※※※VVVV----5555 時間情報時間情報時間情報時間情報

生成開始,生成確定,消滅開始,消滅確定の4つの時刻から構成される場合(通常型)は以下のよ

うになる。

生成開始,生成確定,消滅開始,消滅確定の各領域の有無は、※V-4 時間情報フラグによる。

設定される時間の順番は、生成開始,生成確定,消滅開始,消滅確定の順番とし、存在しない領域

がある場合には前詰めとする。

時間情報精度が0のとき

1 ← 15 bit →

生成開始時間 ← 生成開始

生成確定時間 ← 生成確定

消滅開始時間 ← 消滅開始

消滅確定時間 ← 消滅確定

あいまいフラグ(生成開始,生成確定,消滅開始も同じ)

時間情報精度が1のとき

1 3bit ← 28 bit →

生成開始時間 ← 生成開始

生成確定時間 ← 生成確定

消滅開始時間 ← 消滅開始

消滅確定時間 ← 消滅確定

時間情報分類コード(生成開始,生成確定,消滅開始も同じ)

あいまいフラグ(生成開始,生成確定,消滅開始も同じ)

通常型以外の意味を持つ時間情報へ拡張したい場合には、時間情報精度を1とし、時間情報分類コ

ードを指定する。

時間情報で表現する時間は、モデル化した時空間内における時間軸での表現を前提としている。

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-55

第0.72版

※※※※VVVV----6666 リンク・ノード形状属性リンク・ノード形状属性リンク・ノード形状属性リンク・ノード形状属性

← 2byte →

リンク・ノード形状属性サイズ

リンク・ノード形状属性[1]

※V-6-1

リンク・ノード形状属性[2]

※V-6-1

・・・・・・・・・・・・・・・・

リンク・ノード形状属性[S-1]

※V-6-1

リンク・ノード形状属性[S]

※V-6-1

Sは、リンク・ノード形状属性の数。(リンク数と直接的な関係はない)

リンク列属性オフセットおよびリンク・ノード形状属性オフセットは、リンク・ノード形状属性の

先頭(リンク・ノード形状属性サイズの先頭)を基点(0)とした数である。

※※※※VVVV----6666----1111 個別のリンク・ノード形状属性個別のリンク・ノード形状属性個別のリンク・ノード形状属性個別のリンク・ノード形状属性

← 2byte →

ノード属性サイズ リンク属性サイズ 固定長

ノード属性

※V-6-1-1

ノード属性サイズで

表現するサイズ

リンク属性情報

リンク属性サイズで

表現するサイズ

※※※※VVVV----6666----1111----1111 ノード属性ノード属性ノード属性ノード属性

当該ノードに添字領域が存在する場合

← 2byte →

点添字 Reserved

ノード属性情報

添字領域(点添字と Reserved の 2byte の領域)

は、必ず先頭に置く。

当該ノードに添字領域が存在しない場合

← 2byte →

ノード属性情報

リンク・ノード 形状属性サイズ で表現するサイズ

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KIWI+フォーマット

Page 2-56 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

1 レコードサイズ 自然数 (2byte)

拡張データを含まないレコードのサイズ。 (2byte を 1 と数える)

2 種別コード

整数 (2byte)

Vector の種別を表すコード。

3 消去フラグ 0 または 1 レコードが消去された状態にあるかを表すフラグ。 0:消去ではない 1:消去

4 高さ情報存在フラグ 0~3 構成点高さ情報の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:レコードに対して1つ存在 2:ノード毎に存在 3:全構成点に存在

5 比高情報存在フラグ 0~3 構成点比高情報の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:レコードに対して1つ存在 2:ノード毎に存在 3:全構成点に存在

6 時間情報存在フラグ 0~3 時間情報の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:レコードに対して1つ存在 2:ノード毎に存在 3:全構成点に存在

7 表示縮尺1フラグ 0 または 1

8 表示縮尺2フラグ 0 または 1

9 表示縮尺3フラグ 0 または 1

10 表示縮尺4フラグ 0 または 1

11 表示縮尺5フラグ 0 または 1

表示縮尺が『1/表示縮尺[N+1]』以上『1/表示縮尺[N]』未満のときにレコード内のデータを表示するかを表すフラグ。ただし『1/表示縮尺6』は0とみなす。 0:表示しない 1:表示する (表示縮尺[N]および表示縮尺[N+1]の値はデータ集合管理ファイルで定義する)

12 リンク・ノード形状属性 存在フラグ

0 または 1 リンク・ノード形状属性の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

13 リンク列属性存在フラグ 0 または 1 リンク列属性の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

14 拡張データ存在フラグ 0 または 1 拡張データの存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

15 使用上限階層 整数 (1byte)

レコードを使用する上限の階層。他階層のデータとして、生成する場合の上限値。

16 使用下限階層 整数 (1byte)

レコードを使用する下限の階層。他階層のデータとして、生成する場合の下限値。

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-57

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

17 リンク数 0 以上の整数 (2byte)

リンクの数。 リンク数が0の場合、シングルリンクとし、ノードインデクスは存在しないが、リンク・ノード形状属性存在フラグが 1 の時には先頭及び最後の構成点をノードとして扱う事ができる。このとき、リンク・ノード形状属性オフセットが2個存在する。 リンク数が1以上の場合、ノードインデクスが(リンク数+1)個存在する。リンク・ノード形状属性存在フラグが 1 の時にはリンク・ノード形状属性オフセットが(リンク数+1)個存在する。

18 全構成点数 自然数 (2byte)

構成点の数。(全リンク数の合計値)

19 点消去フラグ 0 または 1 構成点が消去された状態かを表すフラグ。 0:消去ではない 1:消去 点消去フラグは、次のように扱うことが出来る。 (表示での利用) 1)表示上はなくても良い構成点であるが、計算などの処理上必要な構成点。 (編集での利用) 1)編集中に削除した構成点。 2)編集モードの終了時に、ノード以外の該当構成点を消去する。

20 添字領域存在フラグ 0 または 1 構成点に対する添字領域の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する 添字領域は、ノードに限り設定することが出来る。

21 構成点X座標 整数 (15bit または31bit)

Vector を構成する点のパーセル座標系におけるX座標値。 (サイズは当該パーセルの座標値精度に依存する)

22 構成点Y座標 整数 (15bit または31bit)

Vector を構成する点のパーセル座標系におけるY座標値。 (サイズは当該パーセルの座標値精度に依存する)

23 構成点高さ情報 整数 (2byte)

Vector を構成する点のパーセル座標系におけるパーセル基準面からの高さ。

24 構成点比高情報 整数 (2byte)

Vector を構成する点のパーセル座標系における高さ情報からの相対高さ。 地物の高さを表現するのに用いる。

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KIWI+フォーマット

Page 2-58 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

25 生成開始時間存在フラグ 0 または 1 時間情報のうち、生成開始時間の領域の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

26 生成確定時間存在フラグ 0 または 1 時間情報のうち、生成確定時間の領域の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

27 消滅開始時間存在フラグ 0 または 1 時間情報のうち、消滅開始時間の領域の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

28 消滅確定時間存在フラグ 0 または 1 時間情報のうち、消滅確定時間の領域の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

29 構成点間形状時間指定フラグ

0 または 1 2つの構成点で構成される形状の時間の指定有無を表す。構成点時間指定フラグとあわせて解釈する。 0:指定せず 1:指定する

30 構成点時間指定フラグ 0 または 1 構成点の時間の指定有無を表す。構成点間形状時間指定フラグとあわせて解釈する。 0:指定せず 1:指定する

31 あいまいフラグ 0 または 1 生成開始,生成確定,消滅開始,消滅確定時間の正確さを表すフラグ。 0:正確な時間が入っている 1:正確でない時間が入っている

32 時間情報分類コード 0 ~ 7 時間情報分類を拡張するコード。 時間情報精度フラグが 1のとき存在する。 生成開始,生成確定,消滅開始,消滅確定以外の意味の時間を表現する場合に、0以外の値を設定する。 (現在は 0とし、1~7 は Reserved とする。)

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-59

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

33 生成開始時間 整数 (15bit または28bit)

Vector が生成を開始したとする時間。 (サイズは当該パーセルの時間情報精度に依存する)

34 生成確定時間 整数 (15bit または28bit)

Vector が生成を確定したとする時間。 (サイズは当該パーセルの時間情報精度に依存する)

35 消滅開始時間 整数 (15bit または28bit)

Vector が消滅を開始したとする時間。 (サイズは当該パーセルの時間情報精度に依存する)

36 消滅確定時間 整数 (15bit または28bit)

Vector が消滅を確定したとする時間。 (サイズは当該パーセルの時間情報精度に依存する)

37 ノードインデクス 自然数 (2byte)

ノードが表す構成点の番号。(1から数える) リンク数が0の場合存在しない。

38 リンク列属性オフセット 自然数 (2byte)

リンク列属性が格納されている位置。 リンク・ノード形状属性領域先頭からのオフセットとし、2byte を 1 と数える。 リンク列属性存在フラグが存在を表している時1個存在する。 値が ffff(16)の時、対応するリンク・ノード形状属性は存在しない。

39 リンク・ノード形状属性オフセット

自然数 (2byte)

リンク・ノード形状属性が格納されている位置。 リンク・ノード形状属性領域先頭からのオフセットとし、2byte を 1 と数える。 リンク・ノード形状属性存在フラグが存在を表している時リンク数+1個存在する。 値が ffff(16)の時、対応するリンク・ノード形状属性は存在しない。

40 ノード属性サイズ 0 以上の整数 (1byte)

ノード属性のサイズ。(2byte を 1 と数える) 0の場合、ノード属性は存在しない。

41 リンク属性サイズ 0 以上の整数 (1byte)

リンク属性のサイズ。(2byte を 1 と数える) 0の場合、リンク属性は存在しない。

42 点添字 0~255 (1byte)

線実体として定義した Vector とその Vector のノードに設定した Connector の関係を特定するための動的な値。ノードにのみ設定できる。 添字領域存在フラグが 1の時、領域が存在する。 0以外の場合に有意な値である。

43 ノード属性情報 ― ノードに設定されている属性情報。 2.2.3 属性情報レコードフォーマットを参照。

44 リンク属性情報 ― リンクに設定されている属性情報。 2.2.3 属性情報レコードフォーマットを参照。

45 拡張データ - データ利用者の専用情報などを格納するための領域。2.2.4 拡張データレコードフォーマットを参照。

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KIWI+フォーマット

Page 2-60 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

2.2.2 Connector レコードフォーマット

← 2byte →

レコードサイズ

消去・存在フラグ ※C-1 固定長

種別コード ※C-2

使用上限階層 使用下限階層

代表点 ※C-3 座標値精度に依存

代表点高さ情報 高さ情報存在フラグに依存

代表点比高情報 比高情報存在フラグに依存

時間情報フラグ ※C-4

時間情報 ※C-5

時間情報精度

,時間情報

フラグに依存

時間情報

存在

フラグに

依存

可変長

属性情報 ※C-6

レコードサイズ

で表現する

サイズ

拡張データ 拡張データ存在フラグに 依存

拡張データ内で

サイズを定義

:常に存在

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-61

第0.72版

※※※※CCCC----1111 消去・存在フラグ消去・存在フラグ消去・存在フラグ消去・存在フラグ

1 2 2 2 1 1 1 1 1 3bit 1

拡張データ存在フラグ Reserved 表示縮尺5フラグ 表示縮尺4フラグ 表示縮尺3フラグ 表示縮尺2フラグ 表示縮尺1フラグ 時間情報存在フラグ 比高情報存在フラグ 高さ情報存在フラグ 消去フラグ

※※※※CCCC----2222 種別コード種別コード種別コード種別コード

2.1.6 Connector 定義ファイルの※CD-1 種別コードを参照。

※※※※CCCC----3333 代表点代表点代表点代表点

フォーマットは、2.2.1 Vector レコードフォーマットの※V-3 構成点を参照。

(Vector を Connector,構成点を代表点と読み替える。)

※※※※CCCC----4444 時間情報フラグ時間情報フラグ時間情報フラグ時間情報フラグ

生成開始,生成確定,消滅開始,消滅確定の4つの時間のうち、どの時間の領域が存在するかを指

定するフラグから構成される。

1 1 1 1 ← 12bit →

Reserved 消滅確定時間存在フラグ 消滅開始時間存在フラグ 生成確定時間存在フラグ 生成開始時間存在フラグ

生成開始,生成確定,消滅開始,消滅確定時間存在フラグの解釈は、Vector データレコードと同じ

である。2.2.1 Vector レコードフォーマットの※V-4 時間情報フラグを参照。

※※※※CCCC----5555 時間情報時間情報時間情報時間情報

フォーマットは、2.2.1 Vector レコードフォーマットの※V-5 時間情報を参照。

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KIWI+フォーマット

Page 2-62 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

※※※※CCCC----6666 属性情報属性情報属性情報属性情報

代表点に添字領域が存在する場合

← 2byte →

点添字 Connector 添字

属性情報

添字領域(点添字と Connector 添字の 2byte の

領域)は、必ず先頭に置く。

代表点に添字領域が存在しない場合

← 2byte →

属性情報

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-63

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

1 レコードサイズ 自然数 (2byte)

拡張データを含まないレコードのサイズ。 (2byte を 1 と数える)

2 種別コード 整数 (2byte)

Connector の種別を表すコード。

3 消去フラグ 0 または 1 レコードが消去された状態にあるかを表すフラグ。0:消去ではない 1:消去

4 高さ情報存在フラグ 0 または 1 代表点高さ情報の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

5 比高情報存在フラグ 0 または 1 代表点比高情報の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

6 時間情報存在フラグ 0 または 1 時間情報の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

7 表示縮尺1フラグ 0 または 1

8 表示縮尺2フラグ 0 または 1

9 表示縮尺3フラグ 0 または 1

10 表示縮尺4フラグ 0 または 1

11 表示縮尺5フラグ 0 または 1

表示縮尺が『1/表示縮尺[N+1]』以上『1/表示縮尺[N]』未満のときにレコード内のデータを表示するかを表すフラグ。ただし『1/表示縮尺6』は0とみなす。 0:表示しない 1:表示する (表示縮尺[N]および表示縮尺[N+1]の値はデータ集合管理ファイルで定義する)

12 拡張データ存在フラグ 0 または 1 拡張データの存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

13 使用上限階層 整数 (1byte)

レコードを使用する上限の階層。他階層のデータ として生成する場合の上限値。

14 使用下限階層 整数 (1byte)

レコードを使用する下限の階層。他階層のデータ として生成する場合の下限値。

15 代表点 ― (4byte または8byte)

Connector が表すデータを代表する点のパーセル座標系における座標値。 点消去フラグ,添字領域存在フラグ,代表点 X 座標および Y座標からなる。 フォーマットは、2.2.1 Vector レコードフォーマットの※V-3 構成点と同じである。(構成点を代表点と読み替える。) サイズは当該パーセルの座標値精度に依存する。

16 代表点高さ情報 整数 (2byte)

Connector を代表する点のパーセル座標系におけるパーセル基準面からの高さ。

17 代表点比高情報 整数 (2byte)

Connector を代表する点のパーセル座標系における高さ情報からの相対高さ。

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KIWI+フォーマット

Page 2-64 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

18 生成開始時間存在フラグ 0 または 1 時間情報のうち、生成開始時間の領域の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

19 生成確定時間存在フラグ 0 または 1 時間情報のうち、生成確定時間の領域の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

20 消滅開始時間存在フラグ 0 または 1 時間情報のうち、消滅開始時間の領域の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

21 消滅確定時間存在フラグ 0 または 1 時間情報のうち、消滅確定時間の領域の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

22 時間情報 ― Connector の時間情報。 あいまいフラグ,生成開始,生成確定,消滅開始,消滅確定時間および時間情報精度フラグが 1 のとき存在する時間情報分類コードからなる。 フォーマットは、2.2.1 Vector レコードフォーマットの※V-5 時間情報と同じである。 サイズは当該パーセルの時間情報精度に依存する。

23 点添字 0~255 (1byte)

線実体として定義した Vector とその Vector のノードに設定した Connector の関係を特定するための動的な値。 添字領域存在フラグが 1の時、領域が存在する。 0以外の場合に有意な値である。

24 Connector 添字 0~255 (1byte)

時空間内において、同じ座標値を持つ Connector を区別するための値。Connector の記述誤りの修正履歴を表現するための概念であり、利用系では存在しない。 添字領域存在フラグが 1の時、領域が存在する。 0以外の場合に有意な値である。

25 属性情報 ─ Connector で代表点に接続されている属性情報。 2.2.3 属性情報レコードフォーマットを参照。

26 拡張データ ─ データ利用者の専用情報などを格納するための領域。2.2.4 拡張データレコードフォーマットを参照。

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-65

第0.72版

2.2.3 属性情報レコードフォーマット

← 2byte →

属性数 ※A-1

属性タイプコード[1]

属性従属フラグ[1]

属性サイズ(1番目属性)

・・・・・・・・・・・・・・・・

属性タイプコード[N-1]

属性従属フラグ[N-1]

属性サイズ(N-1番目属性まで)

属性タイプコード[N]

属性従属フラグ[N]

属性サイズ(N番目属性まで)

属性[1] ※A-2

・・・・・・・・・・・・・・・・

属性[N-1]※A-2

属性[N]※A-2

存在フラグに依存

存在フラグに依存

存在フラグに依存

属性サイズ (1番目属性)

属性サイズ (N-1番目 属性まで) 属性サイズ

(N番目 属性まで)

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KIWI+フォーマット

Page 2-66 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

※※※※AAAA----1111 属性数属性数属性数属性数

1 ← 15 bit →

属性数

属性従属存在フラグ

※※※※AAAA----2222 属性属性属性属性

以下に属性の一般形式を示す。属性の定義は属性タイプと対にして定義し運用する。

属性の構造の定義は、共通利用を目的に本書で規定したもの以外は属性定義ファイルで行う。

属性に表現方法を伴うもの

← 2byte →

表現方法

属性内容

属性に表現方法を伴わないもの

← 2byte →

属性内容

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-67

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

1 属性従属存在フラグ 0 または 1 属性従属フラグの有無を表す。 0:属性従属フラグはない 1:属性従属フラグがある

2 属性数 0 以上の整数

属性の数。属性が存在しない場合、0を設定。

3 属性タイプコード 整数 (2byte)

属性の構造を表すコード。 コード及び構造は属性定義ファイルで定義する。 共通利用の属性については、「2.2.5 属性レコードフォーマット」を参照。

4 属性従属フラグ 0 以上の整数 (2byte)

属性がどの属性と従属関係にあるかを表す。 属性従属存在フラグが 0の場合存在しない。 0:親(その属性には親はない。) 0 以外:属性従属フラグが表す番号の属性が親。番号は属性情報内の通し番号。

5 属性サイズ 自然数 (2byte)

属性のサイズ。(属性の数分存在) (I番目属性までの累計値を格納し、2byte を 1 と数える。)

6 属性 ─ 属性。 (属性タイプコードによりフォーマットが決まる)

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KIWI+フォーマット

Page 2-68 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

2.2.4 拡張データレコードフォーマット

← 2byte →

拡張データサイズ

個別拡張領域数:N

管理者識別[1]

個別拡張領域サイズ(1番目)

・・・・・・・・・・・・・・・・

管理者識別[N-1]

個別拡張領域サイズ(N-1番目まで)

管理者識別[N]

個別拡張領域サイズ(N番目まで)

個別拡張領域[1]

・・・・・・・・・・・・・・・・

個別拡張領域[N-1]

個別拡張領域[N]

個別拡張 領域サイズ (N-1番目 まで)

個別拡張 領域サイズ (N番目まで)

個別拡張領域 サイズ(1番目)

拡張データ サイズ

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-69

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

1 拡張データサイズ 0 以上の整数 (2byte)

拡張データサイズを表す。(2byte を 1 と数える)

2 個別拡張領域数 0 以上の整数 (2byte)

個別拡張領域の数。 個別拡張領域が存在しない場合、0を設定。

3 管理者識別 文字列 (2byte)

個別拡張領域の管理者を識別するための文字列。 2byte のニモニックとし、値は著作権等定義ファイルで定義する。

4 個別拡張領域サイズ 自然数 (2byte)

個別拡張領域のサイズ。(個別拡張領域の数分存在) (I 番目個別拡張領域までの累計値を格納し、2byteを 1 と数える。)

5 個別拡張領域 ─ 個別拡張データ設定領域。 内容は、ユーザ(個別拡張領域の管理者)が決める。

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KIWI+フォーマット

Page 2-70 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

2.2.5 属性フォーマット

共通利用を目的に以下の属性フォーマットを規定する。 (1)テキスト(2.2.5.1 参照:属性タイプ=1)

(2)記号(2.2.5.2 参照:属性タイプ=2) (3)画像(2.2.5.3 参照:属性タイプ=3) (4)図形(2.2.5.4 参照:属性タイプ=4) (5)マルチメディア(2.2.5.5 参照:属性タイプ=5) (6)関係(2.2.5.6 参照:属性タイプ=6) (7)点列(2.2.5.7 参照:属性タイプ=7) (8)区間(2.2.5.8 参照:属性タイプ=8) 上記以外の属性フォーマットについては、「属性定義ファイル」で用途に応じて定義すること

とする。 属性タイプは、共通利用タイプとして 0~2048 を割り当て、それ以降は運用で決めるものとす

る。

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-71

第0.72版

2.2.5.1 テキスト

← 2byte →

文字表現フラグ ※CHA-1

文字表現オフセット ※CHA-2 文字表現オフセット フラグに依存

属性サイズ に依存

文字列

※※※※CHACHACHACHA----1111 文字表現フラグ文字表現フラグ文字表現フラグ文字表現フラグ

表現方法記述フラグが 0の場合

1 1 3bit ← 1 1 b i t →

0 文字表現番号 文字表現オフセットフラグ 拡大/縮小フラグ 表現方法記述フラグ

表現方法記述フラグが 1の場合

1 1 3bit 1 ← 6bit → 4bit

1 文字の高さ 文字列原点位置 Reserved 文字表現オフセットフラグ 拡大/縮小フラグ 表現方法記述フラグ

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KIWI+フォーマット

Page 2-72 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

※※※※CHACHACHACHA----2222 文字表現オフセット文字表現オフセット文字表現オフセット文字表現オフセット 文字表現オフセットフラグが 0(000(2))の場合、なし。(領域が存在しない) 文字表現オフセットフラグが 1(001(2))の場合、文字列の回転角度の定義がある。 ← 2byte →

文字列の回転角度

文字表現オフセットフラグが 2(010(2))の場合、文字列のオフセットの定義がある。 ← 2byte →

X 座標オフセット

Y 座標オフセット

文字表現オフセットフラグが 3(011(2))の場合、文字列の回転角度とオフセットの定義がある。 ← 2byte →

文字列の回転角度

X 座標オフセット

Y 座標オフセット

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-73

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

1 表現方法記述フラグ 0 または 1 表現方法を記述するフラグ。 0:文字表現定義ファイルに定義 1:文字表現フラグ内に記述 (記述していない項目については、処理系で適切なものを判断して使用)

2 拡大/縮小フラグ 0 または 1 地図の拡大/縮小により文字も拡大/縮小されるかを表すフラグ。 0:拡大/縮小しない 1:拡大/縮小する

3 文字表現オフセットフラグ

0 ~ 7 文字表現オフセット領域の意味を表すフラグ。 0:なし 1:文字列の回転角度の定義が存在 2:文字列のオフセットの定義が存在 3:文字列の回転角度とオフセットの定義が存在 4~7:Reserved

4 文字表現番号 0 ~ 2047 文字列表現定義ファイル中の文字表現番号を表す。 0 の場合、処理系で適切なものを判断して使用する。

5 文字の高さ 0 ~ 63 文字の高さを表す。 単位はデータファイル内距離単位コード及びデータファイル内距離単位長による。 文字の幅は、1バイト文字が文字の高さの半分,2バイト文字が文字の高さと同じとすることを想定する。

6 文字列原点位置 0 ~ 12 文字列の原点位置を表す。 定義は、文字表現定義ファイルの定義と同じである。

7 文字の回転角度 0 ~ 3600 (2byte)

文字列の回転角度を表す。単位は 0.1 度。 反時計周りを正とする。

8 X 座標オフセット 0 以上の整数 (2byte)

対象の代表点から文字列原点位置までのX方向オフセットを表す。単位はパーセル内X方向距離単位コード及びパーセル内X方向距離単位長による。

9 Y 座標オフセット 0 以上の整数 (2byte)

対象の代表点から文字列原点位置までのY方向オフセットを表す。単位はパーセル内Y方向距離単位コード及びパーセル内Y方向距離単位長による。

10 文字列 ― 対象の文字列。 2byte 境界に達しない場合には、00(16)で埋める。 改行などの制御文字は、文字セットの定義に従う。

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KIWI+フォーマット

Page 2-74 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

2.2.5.2 記号

← 2byte →

記号表現フラグ ※SYA-1

記号表現オフセット ※SYA-2 記号表現オフセット フラグに依存

属性サイズ に依存

記号番号

※※※※SYASYASYASYA----1111 記号表現フラグ記号表現フラグ記号表現フラグ記号表現フラグ

表現方法記述フラグが 0の場合

1 1 3bit ← 1 1 b i t →

0 記号表現番号 記号表現オフセットフラグ 拡大/縮小フラグ 表現方法記述フラグ

表現方法記述フラグが 1の場合

1 1 3bit 1 ← 6bit → 4bit

1 記号の高さ 記号原点位置 Reserved 記号表現オフセットフラグ 拡大/縮小フラグ 表現方法記述フラグ

※※※※SYASYASYASYA----2222 記号表現オフセット記号表現オフセット記号表現オフセット記号表現オフセット 記号表現オフセットフラグが 0(000(2))の場合、なし。(領域が存在しない) 記号表現オフセットフラグが 1(001(2))の場合、記号の回転角度の定義がある。 ← 2byte →

記号の回転角度

記号表現オフセットフラグが 2(010(2))の場合、記号のオフセットの定義がある。 ← 2byte →

X 座標オフセット

Y 座標オフセット

記号表現オフセットフラグが 3(011(2))の場合、記号の回転角度とオフセットの定義がある。 ← 2byte →

記号の回転角度

X 座標オフセット

Y 座標オフセット

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-75

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

1 表現方法記述フラグ 0 または 1 表現方法を記述するフラグ。 0:記号表現定義ファイルに定義 1:記号表現フラグ内に記述 (記述していない項目については、処理系で適切なものを判断して使用)

2 拡大/縮小フラグ 0 または 1 地図の拡大/縮小により記号も拡大/縮小されるかを表すフラグ。 0:拡大/縮小しない 1:拡大/縮小する

3 記号表現オフセットフラグ

0 ~ 7 記号表現オフセット領域の意味を表すフラグ。 0:なし 1:記号の回転角度の定義が存在 2:記号のオフセットの定義が存在 3:記号の回転角度とオフセットの定義が存在 4~7:Reserved

4 記号表現番号 0 ~ 2047 記号表現定義ファイル中の記号表現番号を表す。 0 の場合、処理系で適切なものを判断して使用する。

5 記号の高さ 0 ~ 63 記号の高さを表す。 単位はデータファイル内距離単位コード及びデータファイル内距離単位長による。 定義は記号表現定義ファイルの定義と同じである。 記号の幅は、記号の高さと記号定義ファイルで定義した記号の高さとの比率と同じ比率であることを想定している。

6 記号原点位置 0 ~ 12 記号の原点位置を表す。 定義は記号表現定義ファイルの定義と同じである。

7 記号の回転角度 0 ~ 3600 (2byte)

記号の回転角度を表す。単位は 0.1 度。 反時計周りを正とする。

8 X 座標オフセット 0 以上の整数 (2byte)

対象の代表点から記号原点位置までのX方向オフセットを表す。単位はパーセル内X方向距離単位コード及びパーセル内X方向距離単位長による。

9 Y 座標オフセット 0 以上の整数 (2byte)

対象の代表点から記号原点位置までのY方向オフセットを表す。単位はパーセル内Y方向距離単位コード及びパーセル内Y方向距離単位長による。

10 記号番号 0 ~ 32767 (2byte)

記号番号。 記号定義ファイルで定義する番号。 0 は Reserved とする。

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KIWI+フォーマット

Page 2-76 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

2.2.5.3 画像

← 2byte →

画像表現フラグ ※GRA-1

画像表現オフセット ※GRA-2 記号表現オフセット フラグに依存

属性サイズ に依存

画像領域指定データ ※GRA-3 画像領域指定フラグ に依存

画像ファイル名

※※※※GRAGRAGRAGRA----1111 画像表現フラグ画像表現フラグ画像表現フラグ画像表現フラグ

表現方法記述フラグは 1固定とする。

1 1 3 5bit 2 4bit

1 Reserved 画像原点位置 画像領域指定フラグ 画像表現オフセットフラグ 拡大/縮小フラグ 表現方法記述フラグ

※※※※GRAGRAGRAGRA----2222 画像表現オフセット画像表現オフセット画像表現オフセット画像表現オフセット 画像表現オフセットフラグが 0(000(2))の場合、なし。(領域が存在しない) 画像表現オフセットフラグが 1(001(2))の場合、画像の回転角度の定義がある。 ← 2byte →

画像の回転角度

画像表現オフセットフラグが 2(010(2))の場合、画像のオフセットの定義がある。 ← 2byte →

X 座標オフセット

Y 座標オフセット

画像表現オフセットフラグが 3(011(2))の場合、画像の回転角度とオフセットの定義がある。 ← 2byte →

画像の回転角度

X 座標オフセット

Y 座標オフセット

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-77

第0.72版

※※※※GRAGRAGRAGRA----3333 画像領域指定データ画像領域指定データ画像領域指定データ画像領域指定データ 画像領域指定フラグが 0(00(2))の場合、なし。(領域が存在しない) 画像領域指定フラグが 1(01(2))の場合、画像の高さ及び幅の定義がある。 ← 2byte →

画像の幅

画像の高さ

単位は、データファイル内距離単位コード及びデータファイル内単位長による。座標値精度は、データファイルの座標値精度による。 画像領域指定フラグが 2(10(2))の場合、画像中心位置から画像の四隅へのオフセットの定義がある。 ← 2byte →

左端点 X 座標オフセット(1)

左端点 Y座標オフセット(1)

下端点 X座標オフセット(2)

下端点 Y座標オフセット(2)

右端点 X座標オフセット(3)

右端点 Y座標オフセット(3)

上端点 X座標オフセット(4)

上端点 Y座標オフセット(4)

単位は、データファイル内距離単位コード及びデータファイル内単位長による。座標値精度は、データファイルの座標値精度による。

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KIWI+フォーマット

Page 2-78 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

1 表現方法記述フラグ 0 または 1 表現方法を記述するフラグ。 1 固定とする。0は Reserved。

2 拡大/縮小フラグ 0 または 1 地図の拡大/縮小により画像も拡大/縮小されるかを表すフラグ。 0:拡大/縮小しない 1:拡大/縮小する

3 画像表現オフセットフラグ

0 ~ 7 画像表現オフセット領域の意味を表すフラグ。 0:なし 1:画像の回転角度の定義が存在 2:画像のオフセットの定義が存在 3:画像の回転角度とオフセットの定義が存在 4~7:Reserved

4 画像領域指定フラグ 0 ~ 3 画像を表示する領域の指定。 0:なし 1:画像領域の幅及び高さの定義が存在 2:画像領域の4角へのオフセットの定義が存在 3:Reserved

5 画像原点位置 0 ~ 9 画像の原点位置を表す。 0:指定なし(処理系で適切なものを判断して使用) 1:左下を原点とする 2:中央下を原点とする 3:右下を原点とする 4:左中央を原点とする 5:画像中心を原点とする 6:右中央を原点とする 7:左上を原点とする 8:中央上を原点とする 9:右上を原点とする

6 画像の回転角度 0 ~ 3600 (2byte)

画像の回転角度を表す。単位は 0.1 度。 反時計周りを正とする。

7 X 座標オフセット 0 以上の整数 (2byte)

対象の代表点から画像原点位置までのX方向オフセットを表す。単位はパーセル内X方向距離単位コード及びパーセル内X方向距離単位長による。

8 Y 座標オフセット 0 以上の整数 (2byte)

対象の代表点から画像原点位置までのY方向オフセットを表す。単位はパーセル内Y方向距離単位コード及びパーセル内Y方向距離単位長による。

9 画像の幅 自然数 (2byte または4byte)

画像の幅を表す。 (X 軸方向の値)

10 画像の高さ 自然数 (2byte または4byte)

画像の高さを表す。 (Y 軸方向の値)

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-79

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

11 左端点 X 座標オフセット

整数 (2byte または4byte)

画像原点位置から画像左端点へのX方向オフセットを表す。単位はパーセル内X方向距離単位コード及びパーセル内X方向距離単位長による。座標値精度は、当該パーセルの座標値精度による。

12 左端点 Y 座標オフセット

整数 (2byte または4byte)

画像原点位置から画像左端点へのY方向オフセットを表す。単位はパーセル内Y方向距離単位コード及びパーセル内Y方向距離単位長による。座標値精度は、当該パーセルの座標値精度による。

13 下端点 X 座標オフセット

整数 (2byte または4byte)

画像原点位置から画像下端点へのX方向オフセットを表す。単位はパーセル内X方向距離単位コード及びパーセル内X方向距離単位長による。座標値精度は、当該パーセルの座標値精度による。

14 下端点 Y 座標オフセット

整数 (2byte または4byte)

画像原点位置から画像下端点へのY方向オフセットを表す。単位はパーセル内Y方向距離単位コード及びパーセル内Y方向距離単位長による。座標値精度は、当該パーセルの座標値精度による。

15 右端点 X 座標オフセット

整数 (2byte または4byte)

画像原点位置から画像右端点へのX方向オフセットを表す。単位はパーセル内X方向距離単位コード及びパーセル内X方向距離単位長による。座標値精度は、当該パーセルの座標値精度による。

16 右端点 Y 座標オフセット

整数 (2byte または4byte)

画像原点位置から画像右端点へのY方向オフセットを表す。単位はパーセル内Y方向距離単位コード及びパーセル内Y方向距離単位長による。座標値精度は、当該パーセルの座標値精度による。

17 上端点 X 座標オフセット

整数 (2byte または4byte)

画像原点位置から画像上端点へのX方向オフセットを表す。単位はパーセル内X方向距離単位コード及びパーセル内X方向距離単位長による。座標値精度は、当該パーセルの座標値精度による。

18 上端点 Y 座標オフセット

整数 (2byte または4byte)

画像原点位置から画像上端点へのY方向オフセットを表す。単位はパーセル内Y方向距離単位コード及びパーセル内Y方向距離単位長による。座標値精度は、当該パーセルの座標値精度による。

19 画像ファイル名 文字列 画像が入っているパス付きのファイル名。 画像の種類はファイル名の拡張子で判断する。 相対パス指定の場合には、データ集合管理ファイルが存在するパスからの相対パスとする。

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KIWI+フォーマット

Page 2-80 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

<画像表現上の用語の定義> (1)「画像の幅」,「画像の高さ」,「左端点」,「下端点」,「右端点」,「上端点」 (2)「画像原点位置」

画像 画像の高さ

画像の幅 左端点

下端点

右端点

上端点

画像

左端点

下端点 右端点

上端点

画像

1 2 3

7 8 9

4 6

5

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-81

第0.72版

2.2.5.4 図形

← 2byte →

図形表現フラグ ※SHA-1

図形表現オフセット ※SHA-2 図形表現オフセット フラグに依存

属性サイズ に依存

図形情報 ※SHA-3

※※※※SHASHASHASHA----1111 図形表現フラグ図形表現フラグ図形表現フラグ図形表現フラグ

表現方法記述フラグは 1固定

1 1 3bit ← 11bit →

1 Reserved 図形表現オフセットフラグ 拡大/縮小フラグ 表現方法記述フラグ

※※※※SHASHASHASHA----2222 図形表現オフセット図形表現オフセット図形表現オフセット図形表現オフセット 図形表現オフセットフラグが 0(000(2))の場合、なし。(領域が存在しない) 図形表現オフセットフラグが 1(001(2))の場合、図形の回転角度の定義がある。 ← 2byte →

図形の回転角度

図形表現オフセットフラグが 2(010(2))の場合、図形のオフセットの定義がある。 ← 2byte →

X 座標オフセット

Y 座標オフセット

図形表現オフセットフラグが 3(011(2))の場合、図形の回転角度とオフセットの定義がある。 ← 2byte →

図形の回転角度

X 座標オフセット

Y 座標オフセット

Page 104: KIWI+フォーマットKIWI+フォーマットKIWI+フォーマット 1 January 2001 KIWI+フォーマット Page iii 第0.73版 用語集 KIWI+フォーマットで定義した用語を対象とする。

KIWI+フォーマット

Page 2-82 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

※※※※SHASHASHASHA----3333 図形情報図形情報図形情報図形情報

← 2byte →

図形情報サイズ 固定長

図形情報ヘッダサイズ

図形情報内項目存在フラグ ※SHA-3-1

図形情報内X方向距離単位コード

図形情報内Y方向距離単位コード

図形情報内高さ単位コード

図形情報内X方向距離単位長 固定長

図形情報内Y方向距離単位長

図形情報内高さ単位長

座標値精度 時間情報精度

可変長

大きさは

図形情報サイズ

による

図形情報形状サイズ 固定長

図形情報形状レコード数:R

Vector レコード[1]

可変長。大きさは

図形情報形状サイズ

・・・・・・・・・・・・・・・ による

Vector レコード[R]

図形情報属性サイズ 固定長

図形情報属性レコード数:S

Connector レコード[1]

可変長。大きさは

図形情報属性サイズ

・・・・・・・・・・・・・・・ による

Connector レコード[S]

※※※※SHASHASHASHA----3333----1111 図形情報内項目存在フラグ図形情報内項目存在フラグ図形情報内項目存在フラグ図形情報内項目存在フラグ

1 1 1 1 1 1 9bit 1

Reserved 拡張データ存在フラグ リンク列属性存在フラグ リンク・ノード形状属性存在フラグ 時間情報存在フラグ 比高情報存在フラグ 高さ情報存在フラグ 消去フラグ

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-83

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

1 表現方法記述フラグ 0 または 1 表現方法を記述するフラグ。 1 固定とする。0は Reserved。

2 拡大/縮小フラグ 0 または 1 地図の拡大/縮小により記号も拡大/縮小されるかを表すフラグ。 0:拡大/縮小しない 1:拡大/縮小する

3 図形表現オフセットフラグ

0 ~ 7 図形表現オフセット領域の意味を表すフラグ。 0:なし 1:図形の回転角度の定義が存在 2:図形のオフセットの定義が存在 3:図形の回転角度とオフセットの定義が存在 4~7:Reserved

4 図形の回転角度 0 ~ 3600 (2byte)

XY平面における図形の回転角度を表す。単位は0.1度。 反時計周りを正とする。 図形の原点は、図形情報で記述される Vector レコードの原点(0,0,0)とする。

5 X 座標オフセット 0 以上の整数 (2byte)

対象の代表点から図形原点位置までのX方向オフセットを表す。単位はパーセル内X方向距離単位コード及びパーセル内X方向距離単位長による。

6 Y 座標オフセット 0 以上の整数 (2byte)

対象の代表点から図形原点位置までのY方向オフセットを表す。単位はパーセル内Y方向距離単位コード及びパーセル内Y方向距離単位長による。

7 図形情報サイズ 自然数 (2byte)

図形情報のサイズ。 2byte を 1 と数える。

8 図形情報ヘッダサイズ 自然数 (2byte)

図形情報ヘッダサイズから図形情報形状レコード数の前までのサイズ。2byte を 1 と数える。

9 消去フラグ 0 または 1 図形情報が消去された状態にあるか否かを表すフラグ。1つでも消去された Vector あるいは Connector レコードがあれば消去とする。 0:消去ではない 1:消去

10 高さ情報存在フラグ 0 または 1 図形情報内での高さ情報の存在を表すフラグ。1つでも高さ情報のある Vector あるいは Connector レコードがあれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

11 比高情報存在フラグ 0 または 1 図形情報内での比高情報の存在を表すフラグ。1つでも比高情報のある Vector あるいは Connector レコードがあれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

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KIWI+フォーマット

Page 2-84 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

12 時間情報存在フラグ 0 または 1 図形情報内での時間情報の存在を表すフラグ。1つでも時間情報のある Vector あるいは Connector レコードがあれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

13 リンク・ノード形状属性存在フラグ

0 または 1 図形情報形状内でのリンク・ノード形状属性の存在を表すフラグ。1つでもリンク・ノード形状属性のあるVector レコードがあれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

14 リンク列属性存在フラグ

0 または 1 図形情報形状内でのリンク列属性の存在を表すフラグ。1つでもリンク列属性のある Vector レコードがあれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

15 拡張データ存在フラグ 0 または 1 図形情報内での拡張データの存在を表すフラグ。1つでも拡張データのある Vector あるいは Connector レコードがあれば存在とする。 0:存在せず 1:存在する

16 図形情報形状内X方向距離単位コード(#3)

コード表参照 (2byte)

図形情報内で Vector あるいは Connector のX座標値の単位を表すコード。図形情報形状内X方向距離単位長(№19)との積でX座標1単位あたりの距離を表現する。

17 図形情報形状内Y方向距離単位コード(#3)

コード表参照 (2byte)

図形情報内で Vector あるいは Connector のY座標値の単位を表すコード。図形情報形状内Y方向距離単位長(№20)との積でY座標1単位あたりの距離を表現する。

18 図形情報形状内高さ単位コード(#3)

コード表参照 (2byte)

図形情報内で Vector あるいは Connector の高さ情報の単位を表すコード。図形情報形状内高さ単位長(№21)との積で高さ方向1単位あたりの距離を表現する。

19 図形情報形状内X方向距離単位長

自然数 (2byte)

図形情報内で Vector あるいは Connector のX座標値の単位長さ。図形情報形状内X方向距離単位コード(№16)との積でX座標1単位あたりの距離を表現する。

20 図形情報形状内Y方向距離単位長

自然数 (2byte)

図形情報内で Vector あるいは Connector のY座標値の単位長さ。図形情報形状内Y方向距離単位コード(№17)との積でY座標1単位あたりの距離を表現する。

21 図形情報形状内高さ単位長

自然数 (2byte)

図形情報内で Vector あるいは Connector の高さ情報の単位長さ。図形情報形状内高さ単位コード(№18)との積で高さ方向1単位あたりの距離を表現する。

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-85

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

22 座標値精度 0 または 1 図形情報内の座標値の精度を表すフラグ。 0:15bit 1:31bit

23 時間情報精度 0 または 1 図形情報内の時間情報の精度を表すフラグ。 0:15bit 1:28bit

24 図形情報形状サイズ 自然数 (2byte)

図形情報形状のサイズ。 2byte を 1 と数える。

25 図形情報形状レコード数

自然数 (2byte)

図形情報形状を構成する Vector レコードの数。

26 Vector レコード ― 2.2.1 Vector レコードフォーマットを参照。

27 図形情報属性サイズ 自然数 (2byte)

図形情報属性のサイズ。 2byte を 1 と数える。

28 図形情報属性レコード数

自然数 (2byte)

図形情報属性を構成する Connector レコードの数。

29 Connector レコード ― 2.2.2 Connector レコードフォーマットを参照。

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KIWI+フォーマット

Page 2-86 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

2.2.5.5 マルチメディア

動画や音声などを設定する。 ← 2byte →

マルチメディア表現フラグ ※MMA-1

マルチメディア表現オフセット ※MMA-2

マルチメディア表現 オフセットフラグに依存

属性サイズ に依存

マルチメディアファイル名

※※※※MMAMMAMMAMMA----1111 図形表現フラグ図形表現フラグ図形表現フラグ図形表現フラグ

表現方法記述フラグは 1固定

1 1 3bit ← 11bit →

1 Reserved マルチメディア表現オフセットフラグ 拡大/縮小フラグ 表現方法記述フラグ

※※※※MMAMMAMMAMMA----2222 マルチメディア表マルチメディア表マルチメディア表マルチメディア表現オフセット現オフセット現オフセット現オフセット マルチメディア表現オフセットフラグが 0(000(2))の場合、なし。(領域が存在しない) マルチメディア表現オフセットフラグが 1(001(2))の場合、回転角度の定義がある。 ← 2byte →

回転角度

マルチメディア表現オフセットフラグが 2(010(2))の場合、オフセットの定義がある。 ← 2byte →

X 座標オフセット

Y 座標オフセット

マルチメディア表現オフセットフラグが 3(011(2))の場合、回転角度とオフセットの定義がある。 ← 2byte →

回転角度

X 座標オフセット

Y 座標オフセット

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-87

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容(補足)

1 表現方法記述フラグ 0 または 1 表現方法を記述するフラグ。 1 固定とする。0は Reserved。

2 拡大/縮小フラグ 0 または 1 地図の拡大/縮小により記号も拡大/縮小されるかを表すフラグ。 0:拡大/縮小しない 1:拡大/縮小する

3 マルチメディア表現オフセットフラグ

0 ~ 7 マルチメディア表現オフセット領域の意味を表すフラグ。 0:なし 1:回転角度の定義が存在 2:オフセットの定義が存在 3:回転角度とオフセットの定義が存在 4~7:Reserved

4 回転角度 0 ~ 3600 (2byte)

マルチメディア情報を表現するウィンドウの回転角度を表す。単位は 0.1 度。 反時計周りを正とする。 原点の位置はマルチメディア情報を表現するウィンドウの原点とする。

5 X 座標オフセット 0 以上の整数 (2byte)

対象の代表点からマルチメディア情報を表現するウィンドウ原点位置までのX方向オフセットを表す。単位はパーセル内X方向距離単位コード及びパーセル内X方向距離単位長による。

6 Y 座標オフセット 0 以上の整数 (2byte)

対象の代表点からマルチメディア情報を表現するウィンドウ原点位置までのY方向オフセットを表す。単位はパーセル内Y方向距離単位コード及びパーセル内Y方向距離単位長による。

7 マルチメディアファイル名

文字列 マルチメディア情報が入っているパス付きのファイル名。マルチメディア情報の種類はファイル名の拡張子で判断する。 相対パス指定の場合には、データ集合管理ファイルが存在するパスからの相対パスとする。

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KIWI+フォーマット

Page 2-88 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

2.2.5.6 関係

← 2byte →

関係フラグ ※R-1

関係座標 ※R-2

構成要素[1] ※R-3

・・・・・・・・・・・・・・・

構成要素[N] ※R-3

構成要素数

に依存

存在フラグ,

座標値精度,

時間情報精度

に依存

属性サイズ

に依存

包含関係,グループ化や継承を表すために使用する。 関係座標及び構成要素には、代表点座標を設定する。

※※※※RRRR----1111 関係フラグ関係フラグ関係フラグ関係フラグ

1 ← 7bit → ← 8bit →

関係コード 構成要素数 関係座標存在フラグ

※※※※RRRR----2222 関係座標関係座標関係座標関係座標

← 2byte →

関係座標フラグ ※R-2-1 固定長

関係代表点 座標値精度に依存

関係代表点高さ情報 高さ情報存在フラグに依存

関係代表点比高情報 比高情報存在フラグに依存

時間情報フラグ ※R-2-2

時間情報

時間情報精度,

時間情報フラグ

に依存

時間情報

存在フラグ

に依存

可変長

添字領域 ※R-2-3 添字領域存在フラグに依存

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-89

第0.72版

※※※※RRRR----3333 構成要素構成要素構成要素構成要素

← 2byte →

構成要素フラグ ※R-2-1

種別コード

固定長

構成要素代表点 座標値精度に依存

構成要素代表点高さ情報 高さ情報存在フラグに依存

構成要素代表点比高情報 比高情報存在フラグに依存

時間情報フラグ ※R-2-2

時間情報

時間情報精度,

時間情報フラグ

に依存

時間情報

存在フラグ

に依存

可変長

添字領域 ※R-2-3 添字領域存在フラグに依存

※※※※RRRR----2222----1111 関係座標フラグ,構成要素関係座標フラグ,構成要素関係座標フラグ,構成要素関係座標フラグ,構成要素フラグフラグフラグフラグ

1 2 2 2 1 4bit 4bit

時間情報精度 座標値精度 座標系識別フラグ 時間情報存在フラグ 比高情報存在フラグ 高さ情報存在フラグ 消去フラグ

※※※※RRRR----2222----2222 時間情報フラグ時間情報フラグ時間情報フラグ時間情報フラグ

生成開始,生成確定,消滅開始,消滅確定の4つの時間のうち、どの時間の領域が存在するかを指

定するフラグから構成される。

1 1 1 1 ← 12bit →

Reserved 消滅確定時間存在フラグ 消滅開始時間存在フラグ 生成確定時間存在フラグ 生成開始時間存在フラグ

生成開始,生成確定,消滅開始,消滅確定時間存在フラグの解釈は、Vector データレコードと同じ

である。2.2.1 Vector レコードフォーマットの※V-4 時間情報フラグを参照。

※※※※RRRR----2222----3333 添字領域添字領域添字領域添字領域

← 8bit → ← 8bit →

点添字 Connector 添字

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KIWI+フォーマット

Page 2-90 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容

1 関係座標存在フラグ 0 または 1 関係座標があるか否かを表す。 0:存在しない 1:存在する

2 関係コード (#8)

コード表参照 (7bit)

関係の種類を表す。

3 構成要素数 0 以上の整数 (1byte)

関係の構成要素の数。

4 消去フラグ 0 または 1 関係代表点,構成要素代表点が消去された状態にあるかを表すフラグ。 0:消去ではない 1:消去

5 高さ情報存在フラグ 0 または 1 高さ情報の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

6 比高情報存在フラグ 0 または 1 比高情報の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

7 時間情報存在フラグ 0 または 1 時間情報の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

8 座標系識別フラグ 0 または 1 関係代表点,構成要素代表点が、どの座標系で表現されているかを表すフラグ。 0:システム座標系 1:この属性が存在するデータファイルが所属しているパーセルのパーセル座標系

9 座標値精度 0 または 1 関係代表点,構成要素代表点の座標値精度を表す。 0:15bit 1:31bit

10 時間情報精度 0 または 1 関係代表点,構成要素代表点の時間情報精度を表す。 0:15bit 1:28bit

11 関係代表点,構成要素代表点

― (4byte または8byte)

関係,構成要素を代表する点の X,Y 座標値。 座標系識別フラグが 0 の場合、システム座標系での値として表現される。 座標系識別フラグが 1 の場合、この属性が存在するデータファイルが所属しているパーセルのパーセル座標系での値として表現される。 形式は、2.2.1 Vector レコードフォーマットの構成点と同じである。

12 種別コード 整数 (2byte)

構成要素の種別コードを表す。 構成要素の検索などに用いる。

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-91

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容

13 関係代表点,構成要素代表点高さ情報

整数 (2byte)

関係,構成要素を代表する点の基準面からの高さ。 座標系識別フラグが 0 の場合、システム座標系での値として表現される。(システム基準面からの高さ) 座標系識別フラグが 1 の場合、この属性が存在するデータファイルが所属しているパーセルのパーセル座標系での値として表現される。(パーセル基準面からの高さ)

14 関係代表点,構成要素代表点比高情報

整数 (2byte)

関係,構成要素を代表する点の高さ情報からの相対高さ。 座標系識別フラグが 0 の場合、システム座標系での値として表現される。 座標系識別フラグが 1 の場合、この属性が存在するデータファイルが所属しているパーセルのパーセル座標系での値として表現される。

15 生成開始時間存在フラグ

0 または 1 時間情報のうち、生成開始時間の領域の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

16 生成確定時間存在フラグ

0 または 1 時間情報のうち、生成確定時間の領域の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

17 消滅開始時間存在フラグ

0 または 1 時間情報のうち、消滅開始時間の領域の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

18 消滅確定時間存在フラグ

0 または 1 時間情報のうち、消滅確定時間の領域の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

19 時間情報 ― 関係または構成要素の時間情報。 座標系識別フラグが 0 の場合、システム座標系での値として表現される。 座標系識別フラグが 1 の場合、この属性が存在するデータファイルが所属しているパーセルのパーセル座標系での値として表現される。 形式は、2.2.1 Vector レコードフォーマットの時間情報と同じである。

20 点添字 0~255 (1byte)

関係または構成要素を代表する点の点添字。

21 Connector 添字 0~255 (1byte)

関係または構成要素を代表する点のConnector添字。

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KIWI+フォーマット

Page 2-92 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

2.2.5.7 点列

← 2byte →

点列構成点情報数:N

点列構成点情報[1] ※IN-1

・・・・・・・・・・・・・・・

点列構成点情報[N] ※IN-1

構成要素数

に依存

存在フラグ, 座標値精度, 時間情報精度 に依存

属性サイズ

に依存

点列を構成する構成点座標情報をシリーズで設定し、点列を表現する場合に使用する。 ※※※※ININININ----1111 点列構成点情報点列構成点情報点列構成点情報点列構成点情報

← 2byte →

構成点情報フラグ ※IN-1-1 固定長

構成点 座標値精度に依存

構成点高さ情報 高さ情報存在フラグに依存

構成点比高情報 比高情報存在フラグに依存

時間情報フラグ ※IN-1-2

時間情報

時間情報精度,

時間情報フラグ

に依存

時間情報

存在フラグ

に依存

可変長

添字領域 ※IN-1-3 添字領域存在フラグに依存

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-93

第0.72版

※※※※ININININ----1111----1111 構成点情報フラグ構成点情報フラグ構成点情報フラグ構成点情報フラグ

1 2 2 2 1 4bit 4bit

時間情報精度 座標値精度 座標系識別フラグ 時間情報存在フラグ 比高情報存在フラグ 高さ情報存在フラグ 消去フラグ

※※※※ININININ----1111----2222 時間情報フラグ時間情報フラグ時間情報フラグ時間情報フラグ

生成開始,生成確定,消滅開始,消滅確定の4つの時間のうち、どの時間の領域が存在するかを指

定するフラグから構成される。

1 1 1 1 ← 12bit →

Reserved 消滅確定時間存在フラグ 消滅開始時間存在フラグ 生成確定時間存在フラグ 生成開始時間存在フラグ

生成開始,生成確定,消滅開始,消滅確定時間存在フラグの解釈は、Vector データレコードと同じ

である。2.2.1 Vector レコードフォーマットの※V-4 時間情報フラグを参照。

※※※※ININININ----1111----3333 添字領域添字領域添字領域添字領域

← 8bit → ← 8bit →

点添字 Reserved

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KIWI+フォーマット

Page 2-94 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容

1 点列構成点情報数 自然数 (2byte)

点列を構成する構成点の数を表す。

2 消去フラグ 0 または 1 点列構成点情報の構成点が消去された状態にあるかを表すフラグ。 0:消去ではない 1:消去

3 高さ情報存在フラグ 0 または 1 高さ情報の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

4 比高情報存在フラグ 0 または 1 比高情報の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

5 時間情報存在フラグ 0 または 1 時間情報の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

6 座標系識別フラグ 0 または 1 点列を構成する構成点が、どの座標系で表現されているかを表すフラグ。 0:システム座標系 1:この属性が存在するデータファイルが所属しているパーセルのパーセル座標系

7 座標値精度 0 または 1 点列構成点情報の構成点の座標値精度を表す。 0:15bit 1:31bit

8 時間情報精度 0 または 1 点列構成点情報の構成点の時間情報精度を表す。 0:15bit 1:28bit

9 構成点 ― (4byte または8byte)

点列構成点情報の構成点の X,Y 座標値。 座標系識別フラグが 0 の場合、システム座標系での値として表現される。 座標系識別フラグが 1 の場合、この属性が存在するデータファイルが所属しているパーセルのパーセル座標系での値として表現される。 形式は、2.2.1 Vector レコードフォーマットの構成点と同じである。

10 構成点高さ情報 整数 (2byte)

点列構成点情報の構成点の基準面からの高さ。 座標系識別フラグが 0 の場合、システム座標系での値として表現される。(システム基準面からの高さ) 座標系識別フラグが 1 の場合、この属性が存在するデータファイルが所属しているパーセルのパーセル座標系での値として表現される。(パーセル基準面からの高さ)

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-95

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容

11 構成点比高情報 整数 (2byte)

点列構成点情報の構成点の高さ情報からの相対高さ。 座標系識別フラグが 0 の場合、システム座標系での値として表現される。 座標系識別フラグが 1 の場合、この属性が存在するデータファイルが所属しているパーセルのパーセル座標系での値として表現される。

12 生成開始時間存在フラグ

0 または 1 時間情報のうち、生成開始時間の領域の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

13 生成確定時間存在フラグ

0 または 1 時間情報のうち、生成確定時間の領域の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

14 消滅開始時間存在フラグ

0 または 1 時間情報のうち、消滅開始時間の領域の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

15 消滅確定時間存在フラグ

0 または 1 時間情報のうち、消滅確定時間の領域の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

16 時間情報 ― 点列構成点情報の構成点の時間情報。 座標系識別フラグが 0 の場合、システム座標系での値として表現される。 座標系識別フラグが 1 の場合、この属性が存在するデータファイルが所属しているパーセルのパーセル座標系での値として表現される。 形式は、2.2.1 Vector レコードフォーマットの時間情報と同じ形式となる。

17 点添字 0 ~ 255 (1byte)

点列構成点情報の構成点の点添字。

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KIWI+フォーマット

Page 2-96 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

2.2.5.8 区間

← 2byte →

終了地点特定ノード情報

※IA-1

存在フラグ, 座標値精度, 時間情報精度 に依存

属性サイズ に依存

Vector データ上の区間の範囲を表すために使用する。

この属性の代表点座標を始点とし、終了地点特定ノード情報までの区間を表現する。代表点座標と

終了地点特定ノード情報は、同一の Vector の構成点でなければならない。

※※※※IAIAIAIA----1111 終了地点特定ノード情報終了地点特定ノード情報終了地点特定ノード情報終了地点特定ノード情報

← 2byte →

ノード情報フラグ ※IA-1-1 固定長

構成点 座標値精度に依存

構成点高さ情報 高さ情報存在フラグに依存

構成点比高情報 比高情報存在フラグに依存

時間情報フラグ ※IA-1-2

時間情報

時間情報精度,

時間情報フラグ

に依存

時間情報

存在フラグ

に依存

可変長

添字領域 ※IA-1-3 添字領域存在フラグに依存

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-97

第0.72版

※※※※IAIAIAIA----1111----1111 ノード情報フラグノード情報フラグノード情報フラグノード情報フラグ

1 2 2 2 1 4bit 4bit

時間情報精度 座標値精度 座標系識別フラグ 時間情報存在フラグ 比高情報存在フラグ 高さ情報存在フラグ 消去フラグ

※※※※IAIAIAIA----1111----2222 時間情報フラグ時間情報フラグ時間情報フラグ時間情報フラグ

生成開始,生成確定,消滅開始,消滅確定の4つの時間のうち、どの時間の領域が存在するかを指

定するフラグから構成される。

1 1 1 1 ← 12bit →

Reserved 消滅確定時間存在フラグ 消滅開始時間存在フラグ 生成確定時間存在フラグ 生成開始時間存在フラグ

生成開始,生成確定,消滅開始,消滅確定時間存在フラグの解釈は、Vector データレコードと同じ

である。2.2.1 Vector レコードフォーマットの※V-4 時間情報フラグを参照。

※※※※IAIAIAIA----1111----3333 添字領域添字領域添字領域添字領域

← 8bit → ← 8bit →

点添字 Reserved

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KIWI+フォーマット

Page 2-98 KIWI+フォーマット 1 JAnuary 2001

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容

1 消去フラグ 0 または 1 終了地点特定ノード情報の構成点が消去された状態にあるかを表すフラグ。 0:消去ではない 1:消去

2 高さ情報存在フラグ 0 または 1 高さ情報の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

3 比高情報存在フラグ 0 または 1 比高情報の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

4 時間情報存在フラグ 0 または 1 時間情報の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

5 座標系識別フラグ 0 または 1 終了地点特定ノード情報の構成点がどの座標系で表現されているかを表すフラグ。 0:システム座標系 1:この属性が存在するデータファイルが所属しているパーセルのパーセル座標系

6 座標値精度 0 または 1 終了地点特定ノード情報の構成点の座標値精度を表す。 0:15bit 1:31bit

7 時間情報精度 0 または 1 終了地点特定ノード情報の構成点の時間情報精度を表す。 0:15bit 1:28bit

8 構成点 ― (4byte または8byte)

終了地点特定ノード情報の構成点の X,Y 座標値。 座標系識別フラグが 0 の場合、システム座標系での値として表現される。 座標系識別フラグが 1 の場合、この属性が存在するデータファイルが所属しているパーセルのパーセル座標系での値として表現される。 形式は、2.2.1 Vector レコードフォーマットの構成点と同じ形式となる。

9 構成点高さ情報 整数 (2byte)

終了地点特定ノード情報の構成点の基準面からの高さ。 座標系識別フラグが 0 の場合、システム座標系での値として表現される。(システム基準面からの高さ) 座標系識別フラグが 1 の場合、この属性が存在するデータファイルが所属しているパーセルのパーセル座標系での値として表現される。(パーセル基準面からの高さ)

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 2-99

第0.72版

No 項目 値の範囲 内容

10 構成点比高情報 整数 (2byte)

終了地点特定ノード情報の構成点の高さ情報からの相対高さ。 座標系識別フラグが 0 の場合、システム座標系での値として表現される。 座標系識別フラグが 1 の場合、この属性が存在するデータファイルが所属しているパーセルのパーセル座標系での値として表現される。

11 生成開始時間存在フラグ

0 または 1 時間情報のうち、生成開始時間の領域の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

12 生成確定時間存在フラグ

0 または 1 時間情報のうち、生成確定時間の領域の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

13 消滅開始時間存在フラグ

0 または 1 時間情報のうち、消滅開始時間の領域の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

14 消滅確定時間存在フラグ

0 または 1 時間情報のうち、消滅確定時間の領域の存在を表すフラグ。 0:存在せず 1:存在する

15 時間情報 ― 終了地点特定ノード情報の構成点の時間情報。 座標系識別フラグが 0 の場合、システム座標系での値として表現される。 座標系識別フラグが 1 の場合、この属性が存在するデータファイルが所属しているパーセルのパーセル座標系での値として表現される。 形式は、2.2.1 Vector レコードフォーマットの時間情報と同じ形式となる。

16 点添字 0 ~ 255 (1byte)

終了地点特定ノード情報の構成点の点添字。

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 付-1

第0.72版

§付録 [1]グループの表現 C ::=Cs|Cg ..(1) Cは Connector。 Cs::= Vector と結びつく Connector ......(2) Cg::=グループを表わすコネクタ ...(3)

C1

=[C1,C2,C3]

C2

C3

Cg

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KIWI+フォーマット

Page 付-2 KIWI+フォーマット 1 January 2001

第0.72版

(1)パターン1-1(構成要素減(消滅),グループ変化なし)

時間Taにおいては、グループ(G1)に Connector1(C1),Connector2(C2),

Connector(C3)が含まれている。Tbには Connector(C3)が消滅して、グループから

はずれている。グループはG1のままの場合。

1)ライフ 2)格納データ

Taのとき C1

G1 C3

C2

Tbのとき C1

G1

C2

存在する 存在しない

C1

存在する 存在しない

C2

C3

G1

t1

t0

t3

↑ Tb

↑ Ta

時間

t2

Connector

C1

t1 t0 ffff ffff

C2

t1 t0 ffff ffff

C3

t1 t0 ffff ffff

グループ

G1

t1 t0 ffff ffff

C1代表点 C2代表点 C3代表点

Connector

C3を時間的に消去する。 G1の情報はそのままとする。

C1

t1 t0 ffff ffff

C2

t1 t0 ffff ffff

C3

t1 t0 t3 t2

グループ

G1

t1 t0 ffff ffff

C1代表点 C2代表点 C3代表点

Taのとき

Tbのとき

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 付-3

第0.72版

(2)パターン1-2(構成要素減(消滅せず),グループ変化なし)

時間Taにおいては、グループ(G1)に Connector1(C1),Connector2(C2),

Connector(C3)が含まれている。Tbには Connector(C3)が消滅はしていないが、

グループからはずれている。グループはG1のままの場合。

1)ライフ 2)格納データ

Taのとき C1

G1 C3

C2

Tbのとき C1

G1

C2

G1は論理的には存在し続けるが、物理的なデータ配置上の理由により、C1,C2,C3を構成 要素とするG1を時間消去し、 C1,C2を構成要素とするG1 を新しく定義する。

存在する 存在しない

C1

C2

C3

G1

t1

t0

t3

↑ Tb

↑ Ta

時間

t2

存在する 存在しない

Connector

C1

t1 t0 ffff ffff

C2

t1 t0 ffff ffff

C3

t1 t0 ffff ffff

グループ

G1

t1 t0 ffff ffff

C1代表点 C2代表点 C3代表点

Connector

C1

t1 t0 ffff ffff

C2

t1 t0 ffff ffff

C3

t1 t0 ffff ffff

グループ

G1

t1 t0 t3 t2

C1代表点 C2代表点 C3代表点

Taのとき

Tbのとき

G1

t3 t2 ffff ffff

C1代表点 C2代表点

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KIWI+フォーマット

Page 付-4 KIWI+フォーマット 1 January 2001

第0.72版

(3)パターン1-3(構成要素減(消滅),グループ変化あり)

時間Taにおいては、グループ(G1)に Connector1(C1),Connector2(C2),

Connector(C3)が含まれている。Tbには Connector(C3)がグループからはずれて

いる。C3がはずれた影響により、グループがG2に変わった場合。

1)ライフ 2)格納データ

Taのとき C1

G1 C3

C2

Tbのとき C1

G2

C2

これはグループの変化とともに、 G1が消滅した例である。 G1が存在しつづける場合は、 G1の消滅開始および確定時間はffff のままとする。

存在する 存在しない

C1

存在する 存在しない

C2

C3

G1

t1

t0

t3

↑ Tb

↑ Ta

時間

t2

G2

Connector

C1

t1 t0 ffff ffff

C2

t1 t0 ffff ffff

C3

t1 t0 ffff ffff

グループ

G1

t1 t0 ffff ffff

C1代表点 C2代表点 C3代表点

Connector

C1

t1 t0 ffff ffff

C2

t1 t0 ffff ffff

C3

t1 t0 t3 t2

グループ

G1

t1 t0 t3 t2

C1代表点 C2代表点 C3代表点

Taのとき

Tbのとき

G2

t3 t3 ffff ffff

C1代表点 C2代表点

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 付-5

第0.72版

(4)パターン2-1(構成要素増,グループ変化なし)

時間Taにおいては、グループ(G1)に Connector1(C1),Connector2(C2),

Connector(C3)が含まれている。Tbには Connector(C4)がグループに加わって

いる。グループはG1のままの場合。 1)ライフ 2)格納データ

Taのとき C1

G1 C3

C2

Tbのとき C1

G1

C2

C3

C4

存在する 存在しない

C1

存在する 存在しない

C2

C3

G1

t1

t0

t3

↑ Tb

↑ Ta

時間

t2

C4

G1は論理的には存在し続けるが、物理的なデータ配置上の理由により、構成要素をC1~C4とするG1を新しく定義する。もと のG1は時間消去する。

Connector

C1

t1 t0 ffff ffff

C2

t1 t0 ffff ffff

C3

t1 t0 ffff ffff

グループ

G1

t1 t0 ffff ffff

C1代表点 C2代表点 C3代表点

Connector

C1

t1 t0 ffff ffff

C2

t1 t0 ffff ffff

C3

t1 t0 ffff ffff

グループ

G1

t1 t0 t3 t2

C1代表点 C2代表点 C3代表点

Taのとき

Tbのとき

C4

t3 t2 ffff ffff

G1

t3 t2 ffff ffff

C1代表点 C2代表点 C3代表点 C4代表点

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KIWI+フォーマット

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第0.72版

(5)パターン2-2(構成要素増,グループ変化あり)

時間Taにおいては、グループ(G1)に Connector1(C1),Connector2(C2),

Connector(C3)が含まれている。Tbには Connector(C4)がグループに加わって

いる。C4が加わった影響により、グループがG2に変わった場合。 1)ライフ 2)格納データ

Taのとき C1

G1 C3

C2

Tbのとき C1

G2

C2

C3

C4

存在する 存在しない

C1

存在する 存在しない

C2

C3

G1

t1

t0

t3

↑ Tb

↑ Ta

時間

t2

G2

C4

Connector

C1

t1 t0 ffff ffff

C2

t1 t0 ffff ffff

C3

t1 t0 ffff ffff

グループ

G1

t1 t0 ffff ffff

C1代表点 C2代表点 C3代表点

Connector

C1

t1 t0 ffff ffff

C2

t1 t0 ffff ffff

C3

t1 t0 ffff ffff

グループ

G1

t1 t0 ffff ffff

C1代表点 C2代表点 C3代表点

Taのとき

Tbのとき

C4

t3 t2 ffff ffff

G2

t3 t3 ffff ffff

C1代表点 C2代表点 C3代表点 C4代表点

これは、グループが変化したが、 G1は存在し続ける例である。 G1が消滅する場合は、G1の 消滅開始および確定時間に t2 および t3 を入れ、時間消去する。

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KIWI+フォーマット

1 January 2001 KIWI+フォーマット Page 付-7

第0.72版

(6)パターン3-1(グループのグループ化)

時間Taにおいては、グループG1に Connector1(C1),Connector2(C2),

グループG2に Connector3(C3), Connector4(C4)が含まれている。Tbには

グループG1とG2を構成要素とする、グループがG3が存在する。 1)ライフ 2)格納データ

Taのとき C1

G1 G2

C3

C2

Tbのとき

C4

G3の構成要素として、 G1とG2の代表点を登録する。

C1

G1 G2

C3

C2

C4

G3

存在する 存在しない

C1

存在する 存在しない

C2

C3

G1

t1

t0

t3

↑ Tb

↑ Ta

時間

t2

G3

C4

G2

Connector

C1

t1 t0 ffff ffff

C2

t1 t0 ffff ffff

C3

t1 t0 ffff ffff

グループ

G1

t1 t0 ffff ffff

C1代表点 C2代表点

Connector

C1

t1 t0 ffff ffff

C2

t1 t0 ffff ffff

C3

t1 t0 ffff ffff

Taのとき

Tbのとき

C4

t1 t0 ffff ffff

C4

t1 t0 ffff ffff

G2

t1 t0 ffff ffff

C3代表点 C4代表点

グループ

G1

t1 t0 ffff ffff

C1代表点 C2代表点

G2

t1 t0 ffff ffff

C3代表点 C4代表点

G3

t3 t3 ffff ffff

G1代表点 G2代表点