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Workload Scheduler バージョン 8.6 フィックスパック 1 Mobile Applications ユーザー ズ・ガイド

Mobile Applications ユーザー ズ・ガイド › support › knowledgecenter › ja › SSTG2Y_8...4 IBM Tivoli Workload Scheduler: Mobile Applications ユーザーズ・ガイド

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Workload Schedulerバージョン 8.6 フィックスパック 1

Mobile Applications ユーザーズ・ガイド

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Workload Schedulerバージョン 8.6 フィックスパック 1

Mobile Applications ユーザーズ・ガイド

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お願い本書および本書で紹介する製品をご使用になる前に、特記事項に記載されている情報をお読みください。

本書は、IBM Tivoli Workload Scheduler (プログラム番号 5698-WSH) バージョン 8、リリース 6、モディフィケーション・レベル 0 フィックスパック 1、および新しい版で明記されていない限り、以降のすべてのリリースおよびモディフィケーションに適用されます。

お客様の環境によっては、資料中の円記号がバックスラッシュと表示されたり、バックスラッシュが円記号と表示されたりする場合があります。

原典: Workload Scheduler

Version 8.6 Fix Pack 1

Mobile Applications User's Guide

発行: 日本アイ・ビー・エム株式会社

担当: トランスレーション・サービス・センター

第1刷 2012.7

© Copyright IBM Corporation 1999, 2012.

目次第 1 章 モバイル・デバイスからのDynamic Workload Console の使用 . . 1

第 2 章 セルフサービス・カタログ概要 . . 3

第 3 章 ビジネス・シナリオ . . . . . . 5シナリオ . . . . . . . . . . . . . . . . 5

第 4 章 セルフサービス・カタログ へのアクセスと終了 . . . . . . . . . . . . . 7

第 5 章 セルフサービス・カタログ の高可用性構成での DB2 の使用 . . . . . . . 9

第 6 章 サービス要求の実行依頼 . . . . 11

第 7 章 カタログおよびサービスの管理 13新規カタログの作成 . . . . . . . . . . . 13

新規サービスの作成 . . . . . . . . . . . 16カタログへのサービスの追加 . . . . . . . . 19カタログの編集 . . . . . . . . . . . . . 20サービスの編集 . . . . . . . . . . . . . 21

第 8 章 ユーザーおよび役割の定義 . . . 23

第 9 章 カタログおよびサービスへのユーザー・アクセスの許可. . . . . . . . . 25

第 10 章 要求ヒストリーの表示 . . . . 29

第 11 章 モバイル・デバイスからダッシュボードへのアクセス. . . . . . . . . 33

第 12 章 計画進行のモニター . . . . . 35

索引 . . . . . . . . . . . . . . . . 37

© Copyright IBM Corp. 1999, 2012 iii

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iv IBM Tivoli Workload Scheduler: Mobile Applications ユーザーズ・ガイド

第 1 章 モバイル・デバイスからの Dynamic WorkloadConsole の使用

モバイル・デバイスを使用して、Dynamic Workload Console と迅速かつ容易に対話できます。 URL にログインしてアプリケーションを開始するだけで、モバイル・デバイスからワークロードを実行およびモニターできます。

IT 市場はモバイル・デバイスに移行しつつあり、これにより、販売人員を管理する、E メールを読む、会計システムを確認する、または Web 会議に出席するなど、多くのタスクを簡単に実行できるようになります。モバイル・デバイス用に設計されたアプリケーションは、直観的でユーザー・フレンドリーであると同時に、強固さと信頼性を維持する必要があり、ビジネス・データおよびクライアント・データの所在場所に関わらず、データへの即時アクセスを提供する必要があります。

以下のアプリケーションを使用して、Tivoli Workload Scheduler と対話できます。

モバイル・デバイスでこのホーム・ページを開くには、次の URL にアクセスします。

https://host_name:port_number/ibm/TWSWebUI/mobile

ここで、host_name と port_number は、接続先の Dynamic Workload Console のホスト名とポート番号です。

ダッシュボード計画内のワークロードをモニターするには、ジョブ詳細を参照して、この情報を E メールで送信します。次の URL に接続して、モバイル・デバイスからダッシュボードを起動します。

https://host_name:port_number/ibm/TWSWebUI/dash.jsp

ここで、host_name と port_number は、接続先の Dynamic Workload

Console のホスト名とポート番号です。

ダッシュボードを起動して使用するためには、以下の役割の 1 つを持っている必要があります。

TWSWEBUIAdministratorこの役割のユーザーは、オブジェクトを表示および編集できます。

© Copyright IBM Corp. 1999, 2012 1

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TWSWEBUIOperatorこの役割のユーザーは、オブジェクトの表示のみが可能です。

セルフサービス・カタログTivoli Workload Scheduler の使用経験がない場合でも、モバイルからジョブ・ストリームを実行依頼できます。次の URL に接続して、モバイル・デバイスから セルフサービス・カタログ を起動します。

https://host_name:port_number/ibm/TWSWebUI/sscatalog.jsp

ここで、host_name と port_number は、接続先の Dynamic Workload

Console のホスト名とポート番号です。

このアプリケーションを起動して使用するためには、以下の役割の 1 つを持っている必要があります。

TWSWEBUIAnalystセルフサービス・カタログ へのアクセスに必要な最小の役割です。この役割のユーザーは、許可されたカタログおよびサービスを表示して、サービス要求を実行依頼できます。サービスもカタログも変更することはできません。

TWSWEBUIAdministratorこの役割のユーザーは、カタログとサービスを作成、編集、および削除できます。また、これらのユーザーはサービスとカタログに役割を関連付けて、他のユーザーにサービスやカタログで作業する権限を与えることができます。

2 IBM Tivoli Workload Scheduler: Mobile Applications ユーザーズ・ガイド

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第 2 章 セルフサービス・カタログ概要

セルフサービス・カタログ は、Tivoli Workload Scheduler 製品全体をインストールして学習する必要なしに、日常業務を自動化して、モバイル・デバイスから業務を実行できるようにするためのソリューションです。

セルフサービス・カタログ を使用すれば、エンジン、ジョブ、またはジョブ・ストリームを何も意識することなく、モバイル・デバイスを使用して Tivoli Workload

Scheduler にサービス要求を実行依頼できます。

例えば、iPhone から セルフサービス・カタログ アプリケーションを起動して、使用可能なサービス (基本的には Tivoli Workload Scheduler ジョブ・ストリーム) を表示できます。モバイル・デバイスを使用して非常に簡単に、カタログを開き、カタログに組み込まれたサービスを表示し、サービス要求を実行依頼できます。

セルフサービス・カタログ は主としてモバイル・デバイスでの使用を意図していますが、Web ブラウザーに接続したコンピューターで効率的に使用することもできます。

モバイルからジョブ・ストリームを実行依頼するためには、管理者が事前にサービスを、Tivoli Workload Scheduler ジョブ・ストリームとエンジンに関連付けて作成しておく必要があります。サービスは、Tivoli Workload Scheduler エンジン上で実行されるジョブ・ストリームとリンクしています。サービスを起動するだけで、ジョブ・ストリームを実行依頼できます。

Dynamic Workload Console を使用してジョブ・およびジョブ・ストリームを定義して、ユーザーが日常的に実行するタスクを自動化します。モバイル・デバイスからセルフサービス・カタログ インターフェースを使用して、必要なときにジョブ・ストリームを開始します。

セルフサービス・カタログ を使用するには、接続先の Dynamic Workload Console

インスタンスのホスト名とポート番号を含む URL を指定して、これを起動する必要があります。

また、パフォーマンスの低下を招くことなく複数のコンソール・インスタンスを同時に稼働できるように、高可用性構成を活用して セルフサービス・カタログ を使用することもできます。この構成について詳しくは、 9ページの『第 5 章 セルフサービス・カタログ の高可用性構成での DB2 の使用』を参照してください。

始める前に

前提条件

セルフサービス・カタログ には、以下のデバイスの標準ブラウザーからアクセスできます。

v Blackberry OS 6.0

v IOS ベースのデバイス (バージョン 4 および 5)

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– iPhone

– iPod Touch

– iPad

v Android ベースのデバイス (2.2 から 3.1 のバージョン)

セルフサービス・カタログ は、Tivoli Workload Scheduler バージョン 8.6 以降のみをサポートしています。古い Tivoli Workload Scheduler バージョンを使用するDynamic Workload Console に接続している場合、セルフサービス・カタログ を使用しようとするとエラー・メッセージが表示されます。

サポートされているブラウザー

以下のブラウザー・バージョンがサポートされます。

v Firefox 3.6、10 ESR

v Internet Explorer 8、9

4 IBM Tivoli Workload Scheduler: Mobile Applications ユーザーズ・ガイド

第 3 章 ビジネス・シナリオ

ユーザーの要件を満たすための セルフサービス・カタログ の活用方法を示すシナリオ。

シナリオ証券取引部門で活動する大企業が、セルフサービス・カタログ を使用して、従業員がどこにいてもモバイル・デバイスを使用して日常業務を実行できる、使用しやすいアプリケーションを従業員に提供することを計画しています。

管理者は Dynamic Workload Console で、証券取引市場に対する操作を実行するためのジョブとジョブ・ストリームを定義します。一部のジョブ・ストリームは分散エンジン上で実行するように定義し、一部のジョブ・ストリームは z/OS 環境で実行するように定義します。管理者は、サービスを使用する従業員を、従業員が実行するジョブ・ストリームに応じて、それぞれ異なる Tivoli Integrated Portal 役割と関連付けます。

管理者は セルフサービス・カタログ アプリケーションで、Tivoli Workload

Scheduler ジョブ・ストリームとサービスを関連付け、類似のサービスを組み込むカタログを作成します。

これで、すべての従業員が、モバイル・デバイスを使用して Tivoli Workload

Scheduler にサービス要求を実行依頼することで、エンジン、ジョブ、またはジョブ・ストリームを意識することなく、日常的な操作を簡単に実行できるようになります。

証券ディーラーが証券取引の操作を実行するには、モバイル・デバイスで使用可能なサービスのカタログを開き、「証券取引 (Stock Exchange)」カタログを参照します。「証券取引 (Stock Exchange)」カタログには、ディーラーが実行できる操作のリストが入っています。例えば、過去 1 週間の値上がり幅が 1.5% を超えているすべての株式を売却する場合、証券ディーラーは「Sell_rising_shares」サービスを開始するだけで済みます。

従業員は、それぞれの Tivoli Integrated Portal 役割に基づいて、許可されたサービスのみを表示できます。

各サービスは、Tivoli Workload Scheduler エンジン (分散または z/OS) 上で実行されるジョブ・ストリームとリンクしています。このジョブ・ストリームには、最新の市場動向を制御し、特定の財務条件が満たされたときに売却アクションを引き起こす、一連のジョブが含まれています。

その後、この証券取引会社が成長するとともに、財務オペレーターを新しく雇用する、つまり、従業員数を増やすことが計画されました。このため、会社の経営陣は、現在の Tivoli Workload Scheduler インフラストラクチャーで、増加するワークロードに対応できるかどうかを把握する必要があります。セルフサービス・カタログ アプリケーションを通じてオペレーターが処理したワークロードの正確な量を確

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認するため、管理者は、セルフサービス・カタログ の要求ヒストリーを調べて、全オペレーターから実行依頼されたサービス要求およびその詳細に関して、必要なすべてのレポート情報を収集します。

また、管理者は、パフォーマンスの低下を招くことなく複数のコンソール・インスタンスを同時に稼働できるように、セルフサービス・カタログ からアクセスするDynamic Workload Console を高可用性構成にマイグレーションすることで、パフォーマンスが大幅に向上する可能性があることを提案します。

この構成について詳しくは、Dynamic Workload Console の高可用性の構成を参照してください。

この構成について詳しくは、「Tivoli Workload Scheduler 管理ガイド」の『Dynamic

Workload Console の高可用性の構成』を参照してください。

6 IBM Tivoli Workload Scheduler: Mobile Applications ユーザーズ・ガイド

第 4 章 セルフサービス・カタログ へのアクセスと終了

ご使用のモバイルを使用してサービス要求を実行依頼し、その結果と詳細をモニターできます。

v モバイル・デバイスまたはデスクトップ・ブラウザーから セルフサービス・カタログ を起動するには、次の URL を指定します。

セルフサービス・カタログ の Web アドレスhttps://host_name:port_number/ibm/TWSWebUI/mobile

ここで、host_name と port_number は、接続先の Dynamic Workload

Console のホスト名とポート番号です。

次に、接続先の Dynamic Workload Console にアクセスするための資格情報を入力します。

注: Blackberry デバイスを使用している場合は、20 文字以下のユーザー名を入力してください。認証フィールドでは、これより長いストリングはサポートされていません。

v セルフサービス・カタログ からログアウトするには、ホーム・ページで、次の図に示すように、「ユーザー」 > 「ログアウト (Logout)」をタップして、ブラウザーを終了します。

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注: Android デバイスを使用している場合は、セルフサービス・カタログ の終了後に、タスク・マネージャー・アプリケーションを使用して RAM メモリーをクリアする必要もあります。そうしないと、ブラウザーは実際には終了せず、セルフサービス・カタログ の現行セッションがアクティブな状態のまま維持されます。

ご覧のように、「ユーザー」をタップすると、そのユーザーの役割も表示されるため、結果として、自分に許可されたアクションとオブジェクトも確認できます。役割の詳細は、 25ページの『第 9 章 カタログおよびサービスへのユーザー・アクセスの許可』を参照してください。

8 IBM Tivoli Workload Scheduler: Mobile Applications ユーザーズ・ガイド

第 5 章 セルフサービス・カタログ の高可用性構成での DB2 の使用

設定リポジトリーとしてローカル・ファイルの代わりに DB2 を使用する場合は、セルフサービス・カタログ を高可用性構成で使用することもできます。

セルフサービス・カタログ からアクセスする Dynamic Workload Console を高可用性構成にマイグレーションすれば、複数のコンソール・インスタンスを 1 つのコンソールとして同時に稼働できるため、パフォーマンスを大幅に向上させることができます。

ご使用の セルフサービス・カタログ が高可用性構成の Dynamic Workload Console

に接続されている場合、セルフサービス・カタログ データを含むすべてのユーザー設定は、DB2 リポジトリーに保管されます。ロード・バランサーを使用して高可用性構成の Dynamic Workload Console に接続している場合、セルフサービス・カタログ を起動すると、特定の Dynamic Workload Console に接続するのではなく、高可用性構成内の 1 つのノードに接続することになります。このため、例えば、1 つのノードで障害が発生した場合、新規ユーザー・セッションは構成内の他のアクティブ・ノードに送信されます。この変更はユーザーからは完全に透過です。

セルフサービス・カタログ オブジェクトの作成前に Dynamic Workload Console リポジトリーが DB2 に切り替えられた場合は、Dynamic Workload Console ナビゲーション・ツリーで、「Tivoli Workload Scheduler」 > 「設定」 > 「設定の管理」> 「設定リポジトリーの構成」 > 「データベースの更新 (Update Database)」をクリックして、DB2 で セルフサービス・カタログ 表を作成します。これを行わない場合は、エラー・メッセージが表示され、システムから セルフサービス・カタログデータベースに接続できないこと、および Dynamic Workload Console 内のデータベース接続データが正しいことを確認する必要があることが示されます。

設定リポジトリーとして DB2 を使用するように Dynamic Workload Console を構成する方法の詳細は、「Mobile Applications ユーザーズ・ガイド」の中の『高可用性の構成』を参照してください。

設定リポジトリーとして DB2 を使用するように Dynamic Workload Console を構成する方法の詳細は、「Mobile Applications ユーザーズ・ガイド」の中の『高可用性の構成』を参照してください。

高可用性構成の詳細は、「Tivoli Workload Scheduler 管理ガイド」の中の『Dynamic

Workload Console の高可用性の構成』を参照してください。

高可用性構成の詳細は、「Tivoli Workload Scheduler 管理ガイド」の中の『Dynamic

Workload Console の高可用性の構成』を参照してください。

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10 IBM Tivoli Workload Scheduler: Mobile Applications ユーザーズ・ガイド

第 6 章 サービス要求の実行依頼

ご使用のモバイルを使用してサービス要求を実行依頼し、その結果と詳細をモニターできます。

要求を実行依頼するには、Web ブラウザーを使用して セルフサービス・カタログを起動する必要があります。

セルフサービス・カタログ の Web アドレスhttps://host_name:port_number/ibm/TWSWebUI/mobile

ここで、host_name と port_number は、接続先の Dynamic Workload

Console のホスト名とポート番号です。

必要な役割サービスをエンジンに対して実行依頼するには、Dynamic Workload Console

上でエンジンが共用されるグループに関連付けられた、少なくとも 1 つの役割が必要です。例えば、role1 を持つ user1 は、サービスを engine1 に対して実行依頼できます。このエンジンは、Dynamic Workload Console 上でrole1 が関連付けられている group1 で共用されます。

詳細については、 23ページの『第 8 章 ユーザーおよび役割の定義』を参照してください。

セルフサービス・カタログ を使用してサービス要求を実行依頼するには、以下の手順を実行します。

1. セルフサービス・カタログ セクションをタップして アプリケーションを起動します。

2. 「カタログ (Catalogs)」セクションをタップして、使用可能なカタログのリストを表示します。カタログは、サービスのコンテナーです。

3. カタログの 1 つをタップして、組み込まれているサービスを表示し、実行依頼するサービスを選択します。

4. 「サービス・パラメーター (Service Parameters)」ページで、オプションとして、以下の操作を実行できます。

a. サービス作成時に優先順位が割り当てられていない場合は、ここで、「優先順位」フィールドをタップし、値のリストをスクロールして、要求に優先順位を割り当てることができます。「プレミアム (Premium)」が最も高い優先順位、「ブロンズ (Bronze)」 が最も低い優先順位です。これらの値は、Tivoli Workload Scheduler の優先順位の値に一致します。例えば、「プレミアム (Premium)」優先順位のサービス要求は、「実行」優先順位の Tivoli

Workload Scheduler ジョブと同様に、依存関係が満たされると即時に起動されます。

b. 「要求の締切 (Request Deadline)」をタップして、その日までにサービスを実行依頼しなければならない日付を指定します。サービスに関連付けられた

© Copyright IBM Corp. 1999, 2012 11

ジョブ・ストリームが指定された締切までに実行されない場合、サービス要求は可能な限り早期に実行され、遅延としてマークされます。

注: Blackberry デバイスの 6.0.0.526、Platform 6.6.0.195 より低いバージョンを使用している場合、締切は予期したとおりに機能しない可能性があります。これは、Blackberry デバイスの構成に関係なく、タイム・ゾーン(GMT オフセット) が常に 0 であることが原因です。この問題を解決するには、ご使用の Blackberry ソフトウェア・プラットフォームをアップグレードしてください。

c. サービスに変数テーブルが関連付けられている場合は、変数テーブルの値を変更します。

5. 「実行依頼」ボタンをタップして、サービス要求を起動します。 優先順位の設定に従ってサービスが開始され、ホーム・ページに進行状況表示バーが表示されます。

12 IBM Tivoli Workload Scheduler: Mobile Applications ユーザーズ・ガイド

第 7 章 カタログおよびサービスの管理

カタログとサービスを作成、編集、および削除します。

カタログおよびサービスを管理するには、以下の役割が必要です。

必要な役割TWSWEBUIAdministrator。

セルフサービス・カタログ を使用して作業を開始するには、Tivoli Workload

Scheduler ジョブ・ストリームに関連付けられたサービスを作成する必要があります。その後、類似のサービスを 1 つのカタログに収集できます。カタログおよびサービスは Tivoli Integrated Portal の役割に関連付けられ、これらの役割を持つユーザーのみがカタログとサービスを表示および使用できます。右上隅にある「ユーザー」をタップして、ユーザー名と役割の詳細を表示します。カタログとサービスを作成および管理するには、以下の手順を実行します。

1. 『新規カタログの作成』の説明に従って、類似のサービスの集合である新規カタログを作成します。

2. 16ページの『新規サービスの作成』の説明に従って、サービスを作成し、サービスの実行依頼時に実行される Tivoli Workload Scheduler ジョブ・ストリームとサービスを関連付けます。

3. 19ページの『カタログへのサービスの追加』の説明に従って、簡単に検索できるように、類似のサービスを同じカタログ内に集めます。

4. オプションで、作成したオブジェクトをいつでも変更できます。この方法については、 20ページの『カタログの編集』および 21ページの『サービスの編集』を参照してください。例えば、サービスの編集では、関連付けられたエンジンおよびジョブ・ストリームを変更したり、ユーザーが実行依頼できないように一時的にサービスを非アクティブにできます。

5. ユーザーがアプリケーションにアクセスできるように、Dynamic Workload

Console で、セルフサービス・カタログ を使用するユーザーと Tivoli Integrated

Portal の役割を関連付けます。

6. これらのユーザーが実際にサービスを実行依頼できるように、Dynamic Workload

Console で、サービスの実行に使用されるエンジンを、これらのサービスに関連付けられた Tivoli Integrated Portal 役割で共用します。

7. 必要なユーザーのみが表示および使用できるように、 23ページの『第 8 章 ユーザーおよび役割の定義』の説明に従って、カタログおよびサービスを Tivoli

Integrated Portal の役割に関連付けます。

新規カタログの作成サービスのコンテナーである、新規のカタログを作成します。

サービスのカタログを新しく作成するには、Web ブラウザーを使用して セルフサービス・カタログ を起動する必要があります。

© Copyright IBM Corp. 1999, 2012 13

セルフサービス・カタログ の Web アドレスhttps://host_name:port_number/ibm/TWSWebUI/mobile

ここで、host_name と port_number は、接続先の Dynamic Workload

Console のホスト名とポート番号です。

必要な役割TWSWEBUIAdministrator。

新しいカタログを作成して、カタログにいくつかのサービスを組み込むには、以下の手順を実行します。

1. セルフサービス・カタログ セクションをタップして アプリケーションを起動します。

2. 「カタログ (Catalogs)」セクションをタップして、使用可能なカタログのリストを表示します。カタログは、サービスのコンテナーです。

3. 編集ツールバーがまだ画面に表示されていない場合は、「ツールバー」をタップして表示します。ページの下部に編集ツールバーが表示されます。

4. 「作成」をタップして以下のページを表示します。

5. 新しいカタログの情報を指定します。オプションとして、識別を容易にするための説明およびアイコンを関連付けます。必須フィールドはアスタリスクでマークされています。「アイコン (Icon)」をタップして、カタログの特性を示すために使用可能なすべてのアイコンのリストを表示します。実行依頼した要求の結果をカタログ所有者に E メールで通知する場合は、「所有者のメール・アドレス(Owner mail address)」フィールドに E メール・アドレスを入力します。

6. 新しく作成したカタログを保存します。

14 IBM Tivoli Workload Scheduler: Mobile Applications ユーザーズ・ガイド

7. 「カタログ (Catalogs)」ページで、「役割」と、1 つのカタログ・セクションをタップして、このカタログに関連付けることができる Tivoli Integrated Portal 役割のリストを開きます。

このカタログの表示および使用の権限を与える役割のみを選択します。新規カタログに役割が関連付けられていない場合、デフォルトでは、TWSWEBUIAdministrator のみがカタログを使用できるようになります。

作成したカタログが「カタログ (Catalogs)」リストに表示されるようになりましたが、これは空のコンテナーです。ここで、カタログにサービスを組み込むことができます。この方法については、 19ページの『カタログへのサービスの追加』を参照してください。新規カタログの一部の設定を変更する場合は、 20ページの『カタログの編集』を参照してください。

第 7 章 カタログおよびサービスの管理 15

新規サービスの作成サービスを作成することは、モバイル・デバイスからサービスを実行依頼できるように、ジョブ・ストリームとサービスを関連付けることを意味します。

新規サービスを作成するには、Web ブラウザーを使用して セルフサービス・カタログ を起動する必要があります。

セルフサービス・カタログ の Web アドレスhttps://host_name:port_number/ibm/TWSWebUI/mobile

ここで、host_name と port_number は、接続先の Dynamic Workload

Console のホスト名とポート番号です。

必要な役割TWSWEBUIAdministrator。

新しいサービスを作成するには、以下の手順を実行します。

1. セルフサービス・カタログ セクションをタップして アプリケーションを起動します。

2. 「カタログ (Catalogs)」セクションをタップして、使用可能なカタログのリストを表示します。カタログは、サービスのコンテナーです。

3. カタログの名前をタップしてカタログを開きます。「サービス (Services)」ページが開きます。

4. 編集ツールバーがまだ画面に表示されていない場合は、「ツールバー」をタップして表示します。ページの下部に編集ツールバーが表示されます。

5. 「作成」ボタンをクリックします。以下のページが表示されます。

16 IBM Tivoli Workload Scheduler: Mobile Applications ユーザーズ・ガイド

6. 新しいサービスの情報を指定します。オプションとして、識別を容易にするための説明を関連付けます。必須フィールドはアスタリスクでマークされています。オプションとして、他のサービスと比較した優先度をこのサービスに割り当てるため、優先順位を指定します。サービス作成時に割り当てられた優先順位を、サービスを実行依頼する TWSWEBUIAnalyst ユーザーが変更することはできません。

7. オプションとして、「アイコン (Icon)」をタップして、サービスの特性を示すために使用可能なすべてのアイコンのリストを表示します。このサービスを非アクティブにして、サービスが再度使用可能になるまでユーザーがサービスを実行依頼できないようにする場合は、「使用可能」を「いいえ」に設定します。

注: TWSWEBUIAdministrator 役割を持つユーザーは、使用不可のサービスを見ることができ、実行依頼することができます。これに対し、TWSWEBUIAnalyst 役割を持つユーザーは、サービスがその役割に関連付けられていたとしても、サービスが使用不可であれば見ることはできません。

8. 「エンジン」をタップして、使用可能なエンジンのリストを開き、新規サービスに関連付ける予定のジョブ・ストリームの実行がスケジュールされているエンジンを選択します。 選択したエンジン接続が以下の要件を満たしている必要があります。

第 7 章 カタログおよびサービスの管理 17

v このエンジンは、Dynamic Workload Console で、サービスを作成および実行依頼するすべてのユーザーが属している Tivoli Integrated Portal グループとの間で共用されている必要があります。

v エンジンの資格情報が Dynamic Workload Console 上で共用されている必要があります (Dynamic Workload Console の「エンジン接続プロパティー」パネルの「資格情報の共有」チェック・ボックスが選択されている)。

v 接続がシングル・サインオンで行われていてはなりません (この構成ではエンジンの資格情報の自動共用が行われないため)。

9. 特定のエンジンを検索するには、ページをプルダウンして「検索」テキスト・ボックスを開き、検索対象のエンジン名に含まれているストリングを入力します。

10. 「ジョブ・ストリーム」をタップして、選択したエンジンに定義されているジョブ・ストリームのリストを開き、サービスに関連付けるジョブ・ストリームを選択します。特定のジョブ・ストリームを検索するには、ページをプルダウンして「検索」テキスト・ボックスを開き、検索対象のジョブ・ストリーム名に含まれているストリングを入力します。

11. z/OS エンジン上で実行されるサービスを作成する場合は、関連するラベルをタップして、変数テーブルを選択することもできます。この方法により、同じサービスに対して、さまざまな一連のキーと値の変数を関連付けることができるため、より柔軟で再使用可能なサービスを作成できます。

12. サービスを保存します。

13. 「サービス (Services)」ページで、「役割」とサービス名をタップして、このサービスに関連付けることができる Tivoli Integrated Portal 役割のリストを開きます。このサービスの表示および使用の権限を与える役割のみを選択します。

18 IBM Tivoli Workload Scheduler: Mobile Applications ユーザーズ・ガイド

新規サービスに役割が関連付けられていない場合、デフォルトでは、TWSWEBUIAdministrator のみがサービスを使用できるようになります。

作成したサービスが、現行カタログ内のすべてのサービスを示す 「サービス(Services)」ページに表示されます。

カタログへのサービスの追加カタログにサービスを追加することは、ジョブ・ストリームをサービスに関連付け、カタログにサービスを組み込むことを意味します。

サービスを追加するには、Web ブラウザーを使用して セルフサービス・カタログを起動する必要があります。

セルフサービス・カタログ の Web アドレスhttps://host_name:port_number/ibm/TWSWebUI/mobile

第 7 章 カタログおよびサービスの管理 19

ここで、host_name と port_number は、接続先の Dynamic Workload

Console のホスト名とポート番号です。

必要な役割TWSWEBUIAdministrator。

カタログは、空のコンテナーです。カタログを使用するには、カタログにサービスを組み込む必要があります。これを行うには、以下の手順を実行します。

1. セルフサービス・カタログ セクションをタップして アプリケーションを起動します。

2. 「カタログ (Catalogs)」セクションをタップして、使用可能なカタログのリストを表示します。カタログは、サービスのコンテナーです。

3. カタログの名前をタップしてカタログを開きます。「サービス (Services)」ページが開きます。

4. 編集ツールバーがまだ画面に表示されていない場合は、「ツールバー」をタップして表示します。ページの下部に編集ツールバーが表示されます。

5. 既存のサービスを追加するか新規サービスを追加するかにより、以下のいずれかのオプションを選択します。

v 既存のサービスを追加する場合は、 をタップして、追加するサービスを選択します。現行カタログに属していない既存のすべてのサービスと、各サービスに関連するエンジン、ジョブ・ストリーム、および変数テーブル (z/OS の場合のみ) に関する情報が表示されます。

v 新規サービスを追加する場合は、 をタップして、サービス作成のステップ 5 (16ページ) に記載された手順に従います。

6. 保存して終了します。

追加したサービスが、現行カタログ内のすべてのサービスを示す 「サービス(Services)」ページに表示されます。

カタログの編集既存のカタログの設定を編集します。

既存のカタログを編集するには、Web ブラウザーを使用して セルフサービス・カタログ を起動する必要があります。

セルフサービス・カタログ の Web アドレスhttps://host_name:port_number/ibm/TWSWebUI/mobile

ここで、host_name と port_number は、接続先の Dynamic Workload

Console のホスト名とポート番号です。

必要な役割TWSWEBUIAdministrator。

20 IBM Tivoli Workload Scheduler: Mobile Applications ユーザーズ・ガイド

既存のカタログの設定を編集するには、以下の手順を実行します。

1. セルフサービス・カタログ セクションをタップして アプリケーションを起動します。

2. 「カタログ (Catalogs)」セクションをタップして、使用可能なカタログのリストを表示します。カタログは、サービスのコンテナーです。

3. 編集ツールバーがまだ画面に表示されていない場合は、「ツールバー」をタップして表示します。ページの下部に編集ツールバーが表示されます。

4. ページの下部にあるツールバーの「編集」をタップして、編集モードを開始しま

す。編集モードで実行していることを示す「編集」アイコン がページのオブジェクトの横に表示されます。

5. 変更するカタログをタップして、変更を行います。

6. 保存して終了します。

変更したカタログが「カタログ (Catalogs)」リストに表示されます。

サービスの編集既存のサービスの設定を編集します。

既存のサービスを編集するには、Web ブラウザーを使用して セルフサービス・カタログ を起動する必要があります。

セルフサービス・カタログ の Web アドレスhttps://host_name:port_number/ibm/TWSWebUI/mobile

ここで、host_name と port_number は、接続先の Dynamic Workload

Console のホスト名とポート番号です。

必要な役割TWSWEBUIAdministrator。

既存のサービスの設定を編集するには、以下の手順を実行します。

1. セルフサービス・カタログ セクションをタップして アプリケーションを起動します。

2. 「カタログ (Catalogs)」セクションをタップして、使用可能なカタログのリストを表示します。カタログは、サービスのコンテナーです。

3. 編集するサービスが入っているカタログをタップします。サービスのリストが表示されます。

4. 編集ツールバーがまだ画面に表示されていない場合は、「ツールバー」をタップして表示します。ページの下部に編集ツールバーが表示されます。

5. ページの下部にあるツールバーの「編集」をタップして、編集モードを開始しま

す。編集モードで実行していることを示す「編集」アイコン がページのオブジェクトの横に表示されます。

第 7 章 カタログおよびサービスの管理 21

6. 変更するサービスをタップして、変更を行います。

7. 保存して終了します。

変更したサービスが「サービス (Services)」リストに表示されます。

22 IBM Tivoli Workload Scheduler: Mobile Applications ユーザーズ・ガイド

第 8 章 ユーザーおよび役割の定義

ユーザーを定義および管理し、ユーザーとセキュリティー役割を関連付けます。

セルフサービス・カタログ へのアクセスは役割に基づきます。特定の役割を持つユーザーは、その役割に割り当てられたカタログおよびサービスにアクセスできます。

役割を作成して割り当てるには、Tivoli Integrated Portal にログインし、Tivoli

Integrated Portal ナビゲーション・ツリーの「ユーザーおよびグループ」を展開して、その下に表示された項目をクリックします。役割の作成および割り当ての詳細は、パネルの右上隅にある「?」 (疑問符) をクリックして、Tivoli Integrated Portal

オンライン・ヘルプを参照してください。

1. Dynamic Workload Console から、カタログにアクセスできる役割を定義します。

2. これらの役割を、カタログとサービスを作成する予定のエンジンを共用しているグループに含めます。セルフサービス・カタログ ユーザーが使用できるのは、共用エンジンで定義されたカタログとサービスのみになります。

3. これらのエンジンの資格情報が共用されていることを確認します。

4. モバイル上の セルフサービス・カタログ アプリケーションで、 25ページの『第 9 章 カタログおよびサービスへのユーザー・アクセスの許可』の説明に従って、必要な役割をカタログおよびサービスに関連付けます。

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24 IBM Tivoli Workload Scheduler: Mobile Applications ユーザーズ・ガイド

第 9 章 カタログおよびサービスへのユーザー・アクセスの許可

役割を操作して、ユーザーにカタログおよびサービスの表示または編集権限を与えます。

ユーザーにカタログおよびサービスの表示または編集権限を与えるには、ユーザーと特定の役割を関連付ける必要があります。Web ブラウザーを使用して セルフサービス・カタログ を起動します。

セルフサービス・カタログ の Web アドレスhttps://host_name:port_number/ibm/TWSWebUI/mobile

ここで、host_name と port_number は、接続先の Dynamic Workload

Console のホスト名とポート番号です。

必要な役割TWSWEBUIAdministrator。

ユーザーにさまざまな役割を関連付けることで、異なるタスクの実行権限をユーザーに与えることができます。表示および編集権限は Tivoli Integrated Portal の役割の定義に基づきます。

以下のリストは、使用可能な役割を示しています。このリストに基づき、さまざまなアクションおよびオブジェクトに関する権限をユーザーに与えることができます。

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自分の役割を確認するには、ホーム・ページで、「ユーザー」をタップします。

以下の役割を使用して、サービス要求の表示と実行のみが可能なユーザーと、サービス要求の作成と編集も可能なユーザーを差別化できます。

TWSWEBUIAnalystセルフサービス・カタログ へのアクセスに必要な最小の役割です。この役割のユーザーは、許可されたカタログおよびサービスを表示して、サービス要求を実行依頼できます。サービスもカタログも変更することはできません。

TWSWEBUIAdministratorこの役割のユーザーは、カタログとサービスを作成、編集、および削除でき

26 IBM Tivoli Workload Scheduler: Mobile Applications ユーザーズ・ガイド

ます。また、これらのユーザーはサービスとカタログに役割を関連付けて、他のユーザーにサービスやカタログで作業する権限を与えることができます。

その他の使用可能な役割をすべて使用して、権限メカニズムを微調整できます。カタログとサービスを必要な役割に関連付けることで、これらの役割のうち、少なくとも 1 つを持つユーザーのみがそのカタログとサービスを表示および使用できるように権限を設定できます。ユーザーを特定の役割に関連付けるには、 23ページの『第 8 章 ユーザーおよび役割の定義』の説明に従って、Dynamic Workload

Console を使用します。

カタログまたはサービスと役割を関連付けるには、以下の手順を実行します。

1. セルフサービス・カタログ セクションをタップして アプリケーションを起動します。

2. 「カタログ (Catalogs)」セクションをタップして、使用可能なカタログのリストを表示します。カタログは、サービスのコンテナーです。

3. 役割を関連付けるオブジェクトに応じて、以下のいずれかの手順を使用します。

v カタログに役割を関連付ける場合:

a. 「ツールバー」 -> 「役割」をタップします。「役割」ボタンを再度タップして役割の編集モードを終了するまで、各オブジェクトの横に役割アイ

コン が表示されます。

b. 役割に関連付けるカタログをタップします。

c. 表示された役割のリストで、選択したカタログに関連付ける役割を選択します。

d. 保存して終了し、「役割」を再度タップして役割の編集モードを終了します。

v サービスに役割を関連付ける場合:

a. カタログ名をタップして、「サービス (Services)」ページを開きます。

b. 「ツールバー」 -> 「役割」をタップします。「役割」ボタンを再度タップして役割の編集モードを終了するまで、各オブジェクトの横に役割アイ

コン が表示されます。

c. 表示された役割のリストで、選択したサービスに関連付ける役割を選択します。

d. 保存して終了し、「役割」を再度タップして役割の編集モードを終了します。

カタログまたはサービスに関連付けられた役割のうち、少なくとも 1 つを持つユーザーのみが、そのカタログまたはサービスを表示、編集、または使用できます。

第 9 章 カタログおよびサービスへのユーザー・アクセスの許可 27

28 IBM Tivoli Workload Scheduler: Mobile Applications ユーザーズ・ガイド

第 10 章 要求ヒストリーの表示

過去のサービス要求を検索して詳細を表示します。

実行依頼したサービス要求のヒストリーにアクセスするには、Web ブラウザーを使用して セルフサービス・カタログ を起動する必要があります。

セルフサービス・カタログ の Web アドレスhttps://host_name:port_number/ibm/TWSWebUI/mobile

ここで、host_name と port_number は、接続先の Dynamic Workload

Console のホスト名とポート番号です。

必要な役割TWSWEBUIAdministrator、TWSWEBUIAnalyst。

要求ヒストリーを使用して、今までに実行依頼したサービス要求とその詳細を、結果に関係なく表示します。これは、例えば、トラブルシューティングやレポート作成を行う場合に役立ちます。管理者権限を所持していない限り、表示できるのは、自分が実行依頼した要求だけです。管理者は、すべてのサービス要求のヒストリーを表示できます。要求ヒストリーを表示するには、以下の手順を実行します。

1. セルフサービス・カタログ セクションをタップして アプリケーションを起動します。

2. をタップして、要求の検索ページを開きます。

3. オプションとして、追加のフィルター・パラメーターを指定して検索範囲を微調整できます。すべてのフィールドはオプションです。管理者権限を所持している場合は、以下のいずれか、またはすべての値を使用してフィルターに掛けることができます。それ以外の場合は、ユーザーおよびユーザー役割を除くすべての値を使用してフィルターに掛けることができます。

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フィルター操作を開始するには、フィールドにストリングを入力するか、フィールドをタップして、使用可能な値のリスト (ある場合) を表示します。例えば、「ユーザー役割 (User Roles)」をタップすると、使用可能なすべての役割をリストしたページが表示されます (複数選択が可能です)。入力した値を削除してページをクリアするには、ページをスワイプします。

4. 「検索」をタップして検索を開始します。「検索結果 (Search Result)」ページに、検索フィルター基準を満たす、すべてのサービス要求のリストが表示されます。

5. オプションとして、「グラフ」をタップして、次のような検索結果の円グラフ・ビューを表示できます。

30 IBM Tivoli Workload Scheduler: Mobile Applications ユーザーズ・ガイド

6. 特定のサービス要求に関する詳細情報を表示するには、結果の 1 つをタップします。優先順位と日付の情報はデフォルトで表示されます。オプションとして、

スイッチをスライドすると、サービスに関連付けられたエンジン、ジョブ・ストリーム、およびスケジューリング ID など、さらに詳しい情報が表示されます。

第 10 章 要求ヒストリーの表示 31

32 IBM Tivoli Workload Scheduler: Mobile Applications ユーザーズ・ガイド

第 11 章 モバイル・デバイスからダッシュボードへのアクセス

モバイル・デバイスを使用してダッシュボードにアクセスし、ジョブ詳細およびログにナビゲートすることにより、ジョブをモニターします。

以下の前提条件を満たす必要があります。

v 256 MB 以上の RAM が使用可能。

v エンジン接続がダッシュボードに表示されるよう構成されている。

以下のデバイスの標準ブラウザーからダッシュボードにアクセスできます。

v Blackberry OS 5.0

v IOS ベースのデバイス

– iPhone

– iPod Touch

– iPad

v Android ベースのデバイス (バージョン 2.2)

モバイル・デバイスを使用してダッシュボードを開き、計画内のジョブを確認し、それらをクリックして、それらの詳細とジョブ・ログを表示し、E メールを使用してこの情報を送信することができます。

1. モバイル・デバイスを使用して、次の URL に接続します。https://host_name:port_number/ibm/TWSWebUI/dash.jsp

2. Tivoli Integrated Portal の資格情報を使用してログインします。

3. ダッシュボードに表示するエンジンを選択します。

4. スクロールダウンして、ジョブ状況を表示します。

5. ジョブの状況にタッチしてからスクロールダウンし、そのジョブに関する詳細(ジョブ・ストリームの名前、ワークステーション、スケジュール済み時刻など)

を表示します。

6. オプションで、検索ボックスを使用して、特定のジョブを検索します。

7. 「戻る」をクリックして、エンジンのリストに戻り、別のエンジンを選択します。

モバイル・デバイスから、(接続を構成済みで、ダッシュボードでのエンジン表示オプションを既に指定した) エンジンに関する現在の計画の進行状況を示す、グラフィカル・ビューを表示できます。

オプションで、ジョブ・ログがあれば、ジョブの詳細をスクロールダウンしてジョブ・ログを表示したり、E メールでジョブ・ログを他のユーザーに送信したりすることもできます。

ジョブ・ログでは、特定のストリングを表示するためのフィルターを使用することも可能です。

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34 IBM Tivoli Workload Scheduler: Mobile Applications ユーザーズ・ガイド

第 12 章 計画進行のモニター

現在の計画進行のグラフィカル・ビューを要求します。

(接続を構成済みで、ダッシュボードでのエンジン表示オプションを指定済みの) エンジンに関する現在の計画の進行状況を示す、グラフィカル・ビューを要求できます。このグラフィカル・ビューを要求するには、ポートフォリオから「ダッシュボード」をクリックします。パネルが開き、(接続を構成済みで、ダッシュボードでのエンジン表示オプションを既に指定した) エンジンごとのグラフがそこに表示されます。

すべてのエンジンについてダッシュボードを最新表示する時間間隔をカスタマイズするには、ポートフォリオで「設定」>「ユーザー・プリファレンスの管理」を開きます。このパネルの下側に、この間隔をカスタマイズするセクションがあります。

ジョブ状況

最初のビューは円グラフですが、下にあるツールバー内のアイコンをクリックすることで、棒グラフに切り替えることもできます。円は、棒グラフの棒と同じように、計画内のジョブの現在の状況を示すさまざまな色の断片に分割されます。グラフの下にある凡例は、色ごとにマップされている状況と計画内でその状況にあるジョブの数を示します。可能な状況、およびオペレーティング・システムごとのそれらの意味について詳しくは、「Dynamic Workload Console ユーザーズ・ガイド」の以下のセクションを参照してください。

分散ジョブの状況の説明およびマッピング

z/OS ジョブ・ストリームの状況の説明およびマッピング

計画の進行状況表示バーのグラフ

このセクションに表示される進行状況表示バーは、計画の進行状況を示します。正常に実行されているジョブは、緑の進行状況表示バーによって示されます。

進行状況表示バー・ビューには、円グラフ・ビューに含まれるジョブ状況のサブセットが表示されます。 以下の状況が入ります。

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v 成功

v エラー

以下のいずれかの方法で、各ペインを処理できます。

グラフ・ビューの変更円グラフと棒グラフのビューを切り替えるには、グラフの下にあるツールバ

ー内のグラフィック・アイコン 、 をクリックします。

特定の状況にあるジョブの詳細の表示選択した状況にあるジョブについての詳細を表示するには、ハイパーリンクをクリックして照会を実行します。照会の結果は、Dynamic Workload

Console の別個のタブに表示されます。バージョン 8.6 以降のエンジンでは、ジョブを再実行した場合、最後に再実行されたジョブ・インスタンスだけが照会結果に表示されます。

クリティカル・ジョブの詳細を表示

クリティカル・パスのフィーチャーが使用可能で有効化されているエンジンに関してのみ、クリティカル・ジョブを表示できます。各エンジンのクリティカル・ジョブのリスク・レベルを示すセクションを表示するには、クリテ

ィカル・ジョブのアイコン をクリックします。そのエンジンで実行されている、そのリスク・レベルを持つすべてのクリティカル・ジョブに関する照会を実行するには、ハイパーリンクをクリックします。照会の結果は、Dynamic Workload Console の別個のタブに表示されます。

クリティカル・ジョブは、以下のいずれかのリスク・レベルを持ちます。

高リスク。締切に間に合わないリスクが高いクリティカル・ジョブ。推定終了時刻が締切より後になっています。これは、先行ジョブのいくつかが締切を過ぎたためである可能性があります。

リスクなし。締切に間に合わないというリスクのないクリティカル・ジョブ。推定終了時刻が締切より前になっています。アクションをとる必要はありません。

潜在的リスク。締切に間に合わない潜在的リスクのあるクリティカル・ジョブ。これは、先行ジョブのいくつかが遅延しているか、または所要時間が長いプロセスがあるためである可能性があります。

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索引日本語, 数字, 英字, 特殊文字の順に配列されています。なお, 濁音と半濁音は清音と同等に扱われています。

[ア行]アクセスカタログに対する 25

[カ行]過去サービス要求 29

カタログサービスの追加 19

作成 13

定義 13

変更 20

編集 20

役割の追加 13

ユーザーに権限を与える 25

起動セルフサービス・カタログ 7

許可ユーザー 23

組み込みサービスをカタログに 19

計画進行状況 35

モニター 35

高可用性db2 9

構成高可用性 9

[サ行]サービスカタログに追加 19

作成 16

実行依頼 11

変更 21

編集 21

役割の追加 16

ユーザーに権限を与える 25

要求 11

要求の実行依頼 11

要求ヒストリー 29

作成カタログ 13

サービス要求 16

サポートされるブラウザーセルフサービス・カタログ 3

ダッシュボード 33

サポートされるモバイル・デバイス 3,

33

実行依頼 11

終了セルフサービス・カタログ 7

ジョブ状況 35

新規カタログ 13

サービス要求 16

サービスをカタログに 19

セルフサービス・カタログ概要 3

高可用性 9

サポートされるブラウザー 3

前提条件 3

ビジネス・シナリオ 5

ログアウト 7

ログイン 7

[タ行]ダッシュボード概要 33

サポートされるブラウザー 33

前提条件 33

モバイルからアクセス 33

追加サービスをカタログに 19

[ハ行]ヒストリーサービス要求 29

ビュー要求ヒストリー 29

変更カタログ 20

サービス 21

編集カタログ 20

サービス 21

[マ行]モニター計画 35

モバイルからジョブの 33

モバイルジョブのモニターに使用 33

[ヤ行]役割カタログ 13

カタログおよびサービス 25

サービス 16

ユーザーの関連付け 25

ユーザーの追加 23

ユーザー定義 23

役割の関連付け 25

要求 11

作成 16

ヒストリー 29

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