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ソフトウェア 1.6.0 | 2014 3 | 3725-69898-002 Rev A Polycom® RealPresence® Capture Server リリースノート

Polycom® RealPresence® Capture Server...RealPresence Capture Server リリースノート Polycom, Inc. - 2 - Polycom RealPresence Capture Server の紹介 Polycom® RealPresence®

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ソフトウェア 1.6.0 | 2014 年 3 月 | 3725-69898-002 Rev A

Polycom® RealPresence® Capture Server

リリースノート

RealPresence Capture Server リリースノート

Polycom, Inc. - 2 -

Polycom RealPresence Capture Server の紹介 Polycom® RealPresence® Capture Server は、国際標準に準拠したビデオ通話やテレプレゼンス通話に

参加することができるネットワーク機器です。これらの通話で、ビデオとコンテンツをライブストリー

ミング (互換性のある Web ブラウザを備えたデバイスによるライブストリーミングの閲覧) に変換した

り、ビデオ会議システムおよび互換性のある Web ブラウザを備えたデバイス (タブレット、スマートフ

ォン、PC、MAC、デスクトップなど) での再生用にビデオオンデマンドのアーカイブに変換したりしま

す。

RealPresence Capture Server バージョン 1.6 は通常、より規模の大きい Polycom RealPresence プラッ

トフォームの一部として使用されますが、スタンドアロンソリューションとして使用することもできま

す。RealPresence Capture Server は、Polycom RealPresence Media Manager と統合された場合に、そ

の効果が最大限に発揮されます。

本書では、RealPresence Capture Server の最新情報と以下の項目についてご説明します。

● ソフトウェアバージョン履歴

● 機能の概要

● 既知の問題

● インターオペラビリティ

● ポートの使用方法

● マルチユーザログインの容量

● サポートされているメディアプレーヤのプラグイン

● サポートされている外部メディアサーバ

● サポートされている Web ブラウザ

RealPresence Capture Server の構成方法および使用方法の詳細については、「RealPresence Capture Server User Manual」から入手可能な製品ドキュメントをご参照ください。

ソフトウェアバージョン履歴 次表は、RealPresence Capture Server のバージョン履歴の一覧を示します。

RealPresence Capture Server リリースノート

Polycom, Inc. - 3 -

ソフトウェアバージョン履歴

バージョン リリース日 説明

1.6 2014 年 3 月 このリリースでは、Appliance Edition と Virtual Edition の両方を提

供しています。このバージョンは、RealPresence Capture Server Virtual Edition の最初のリリースです。

1.0 2013 年 7 月 このバージョンは、RealPresence Capture Server の最初のリリー

スです。

はじめに

次表は、RealPresence Capture Server - Virtual Edition のハードウェア要件を示します。

ハードウェア要件

コンポーネント 説明

仮想コア 各インスタンスには 8 つ以上の

仮想コアが必要です。

RAM 最小値 16 GB

アクセス可能なストレージの最小容量 120 GB

機能の概要 RealPresence Capture Server 1.6 には、以下の新しい機能が搭載されています。

● 録画なしストリーミングのサポート。ライブストリーミングのみの実行が可能で、アーカイブは

作成されません。

● タイムコードを使用してビデオ録画にウォーターマークを付加する機能。

● Real Time Messaging Protocol (RTMP) を使用した AKAMAI サーバへの会議のストリーミングの

サポート。

● Capture Server のユーザポータルから Media Manager V6.6 以上 (またはサードパーティのポー

タル) のホームページに、ビジターをリダイレクトする機能。メモ: この機能は、RealPresence Media Manager V6.6 または別の外部ポータルを使用して、視聴者のユーザにライブストリーミン

グおよびオンデマンドストリームへのアクセスを提供する場合に大変便利です。

RealPresence Capture Server リリースノート

Polycom, Inc. - 4 -

注意:Capture Server 1.6 には RealPresence Media Manager v6.6 が必要です。 Capture Server 1.6 には RealPresence Media Manager v6.6 が必要です。ReadPresence Media Manager の以前のバージョンとのインターオペラビリティはありません。

警告: RealPresence Media Manager は、ユーザまたはパートナーがアップグレードするこ

とはできません。 RealPresence Media Manager は、ユーザまたはパートナーがアップグレードすることはで

きません。RealPresence Capture Server をバージョン 1.6 にアップグレードする前に RealPresence Media Manager をアップグレードするには、Polycom の代理店に見積価格に

ついてお問い合わせください。

警告: Telnet はデフォルトで有効に設定されています。無効に設定しないでください。 [telnet off] を実行しないでください。Capture Server v1.6 で Telnet Console を無効にする

方法はありません。このコマンドを実行すると、システムを復元しなければならず、データ

を喪失する可能性があります。このコマンドを実行しないでください。実行してしまった場

合は、OOB を使用してサーバをファクトリデフォルトの設定に戻します。

Appliance Edition のみのデータの移行

アーカイブおよび mp4 トランスコードファイルはバックアップして復元させることができますが、VRR および外部メディアサーバなど、ほとんどの他の構成データは復元することができません (再構成する必

要があります)。メディアをバックアップするだけでなく、サードパーティ製ツールを使用してすべての

設定画面のスクリーンキャプチャをとることによって、再構成の時間を短縮することができます。また、

ユーザ/パスワードを必要とするサービス (FTP、SIP レジストラ) のために、ユーザ/パスワードの組み合

わせをしっかり記録しておいてください。これらは、移行中にバックアップが行われません。

警告: バージョン 1.0 のバックアップには Hotfix Patch 37317 が必要です。

ソフトウェアバージョン 1.0 を実行している Capture Server アプライアンスでは、適切にバ

ックアップを行うために、まず、ホットフィックスの HF 37317 を適用する必要があります。

Capture Server バージョン 1.6 に移行する前に HF 37317 の適用に失敗すると、データを喪失

する可能性があります。

HF 37317 を適用して Capture Server をリブートすると、データの移行が有効になり、Capture Server の管理ページで構成されたターゲットの FTP サーバに、MP4 および RAW メディアファイルをバックア

ップできるようになります。Capture Server がバージョン 1.6 にアップグレードされたら、これらのフ

ァイルを FTP を介して復元する必要があります。

注意: FTP を介したバックアップと復元には時間がかかります。

使用頻度の高い Capture Server では、FTP を介したバックアップと復元に時間がかかる場合

があります。

RealPresence Capture Server リリースノート

Polycom, Inc. - 5 -

メディアファイルを移行するには:

1 [管理] > [データのバックアップ/復元] > [移行] の順に選択します。

2 以下の設定を行います。

サーバアドレス FTP サーバの IP アドレスを入力します。

ポート FTP サーバのポートを入力します。

ユーザ名およびパスワード FTP サーバにログインするためのアカウントとパスワードを入力

します。FTP サーバで匿名ログインが有効な場合、[匿名の使用] をクリックして、匿名アカウ

ントでログインします。登録された FTP ユーザは、ユーザのルートディレクトリに対する読み

書き権限を持っている必要があることに注意してください。

SSL が有効 RealPresence Capture Server システムと FTP サーバとの間の通信で、SSL 暗号

化を有効にするかどうか設定します。サポートされているのは Implicit SSL FTP のみです。

メディアパス バージョン 1.0 のバックアップデータの保存先を指定します。

テスト FTP サーバがアクセス可能かどうかをテストします。

メディアストレージの設定がバージョン 1.0 で設定したものと同じであることを確認します。そう

でない場合は、移行処理中にデータが喪失する可能性があります。

3 [移行の開始] をクリックします。移行が停止され再び開始された場合、すでに移行されたファイル

が再度移行されることはありません。

Virtual Edition 用の NFS の構成 Capture Server Virtual Edition は、メディアストレージとして NFS シェアを必要とします。Appliance Edition では、NFS ストレージはオプションです。以下の手順は、一般的な Linux ディストリビューショ

ンでどのように NFS シェアを設定するかを示しています。

警告: Capture Server バージョン 1.6 は、Capture Server と同じ物理的な Ethernet スイッ

チ/セグメントに配置された NAS サブシステムのみをサポートします。

Capture Server バージョン 1.6 は NAS をサポートしていますが、Capture Server と NAS 間の安定した I/O には、高速で (最小 100G) 応答性の高いネットワーク接続が必要です。それに

より、Capture Server での、ストリームデータとアーカイブデータの書き込みと読み込み時

の、待ち時間や遅延を最小限に抑えることができます。Capture Server バージョン 1.6 は、

Capture Server と同じ物理的な Ethernet スイッチ/セグメントに配置された NAS サブシステ

ムのみをサポートします。

標準的な Linux システムで NFS を通じて共有されたストレージロケーションをエクスポートするには:

1 NFS サービスがインストールされており、実行中であることを確認します。

例:

RealPresence Capture Server リリースノート

Polycom, Inc. - 6 -

[root@centos-nfs ~]# service nfs status

rpc.svcgssd is stopped

rpc.mountd (pid 20129) is running...

nfsd (pid 20194 20193 20192 20191 20190 20189 20188 20187) is running...

rpc.rquotad (pid 20125) is running...

2 NFS 構成ファイル (/etc/exports) を編集して、エクスポート用のファイルシステムのパスを設定し

ます。

例:

[root@centos-nfs ~]# cat /etc/exports

/home/nfs *(rw,no_root_squash)

/home/nfs_zip_1 192.168.9.78(rw,no_root_squash)

3 NFS サービスを再起動します。

例:

[root@centos-nfs ~]# service nfs restart

Shutting down NFS daemon:[ OK ]

Shutting down NFS mountd:[ OK ]

Shutting down NFS quotas:[ OK ]

Shutting down NFS services:[ OK ]

Starting NFS services:[ OK ]

Starting NFS quotas:[ OK ]

Starting NFS mountd:[ OK ]

Stopping RPC idmapd:[ OK ]

Starting RPC idmapd:[ OK ]

Starting NFS daemon:[ OK ]

4 [構成] > [メディアストレージ設定] の順に選択し、構成を設定します。

メモ: それぞれの録画を 8 時間未満に制限します。

質の高いビデオ録音を実現するには、それぞれの録画 8 時間未満に制限することが推奨されま

す。

既知の問題 本項では、RealPresence Capture Server の本リリースにおける既知の問題を示します。回避策がある問

題は、それらも示します。既知の問題のリストは、種類別に構成されています。

RealPresence Capture Server リリースノート

Polycom, Inc. - 7 -

管理者 UI 4950 新しくインストールした Capture Server システムの電源をオンにした後、正しい認証情報で管

理者ポータルにログインするために、2 分ほど待つ必要があります。

回避方法: なし。

5139 [構成] > [シグナリング設定] の順に選択する場合、H.323 と SIP の両方のシグナリング設定を一

度に保存することはできません。

回避方法:H.323 のシグナリング設定と SIP のシグナリング設定で、それぞれ [OK] をクリックし、

別々に保存します。

5140 メディアストレージ設定を変更し、システムを再起動した場合、管理者ポータルへの最初のログ

インでは、[データのバックアップ/復元] ボタンを使用することはできません。

回避方法:ログアウトし、再度ログインします。

5154 管理者ポータルには、ログファイルを手動で削除するためのボタンがありません。

回避方法:ファイルのサイズがしきい値を超えると、Capture Server システムによって古いログ

ファイルが自動的に削除されます。

5185 [構成] > [診断] の順に選択し、ホスト名を入力して [PING] をクリックすると、「有効な IP アド

レスを入力してください」という警告メッセージが表示されます。

回避方法:警告を無視します。

5212 Capture Server システムに多数の通話が発信されると、メディアストレージディスクがいっぱい

になり、自動的にすべての通話が切断されます。アーカイブファイルが管理者ポータルに表示さ

れるまでには、10 分以上かかります。

回避方法:10 分以上待ちます。

エンドポイント録画 4596 Capture Server から RPAD 環境の外部ネットワークにあるエンドポイントに H.323 通話を発信

した場合、外部エンドポイントから送信されたコンテンツは表示されません。

回避方法:なし。

4892 Capture Server システムの録画テンプレートで、[メディア暗号化タイプ] として[相手側で暗号化

が有効な場合] を設定した場合、音声のみの録音を設定することはできません。

回避方法:なし。

インターオペラビリティ 2891 Polycom RMX システムで、レコーディングリンクを使用して Polycom HDX システムとの SIP

VSW 会議中にライブストリームすると、会議の通信速度が 128 kbps、256 kbps、または 384 kbps に設定されている場合に、RealPresence Capture Server は常にセカンダリレートで録画し

ます。

RealPresence Capture Server リリースノート

Polycom, Inc. - 8 -

回避策: なし。

4598 Capture Server から RPAD 環境の外部ネットワークにあるエンドポイントに H.323 通話または SIP 通話を発信した場合、FECC 機能は作動しません。

回避方法: なし。

4994 Polycom VVX 500 と VVX600 のエンドポイントを使用した H.323 通話では、ビデオ再生でビデ

オ映像が表示されません。

回避方法:なし。

LPR 2690 RMX システムによってホストされている多地点通話時に、LPR が有効になっている VRR を使

用するレコーディングリンクによって Polycom RMX 2000 システムと接続されている RealPresence Capture Server を設定した場合、レコーダの Tx 側で LPR がアクティベートされ

ません。

回避策: なし。

MGC での MCU 録画 5177 暗号化された H.323 通話で、MGC とのレコーディングリンクを設定することはできません。

回避方法:なし。

RAID 10 ハードウェア ストレージ アレイ 3545 故障したハードディスクを、RAID 情報が含まれる使用済みのハードディスクと交換した場合、

RealPresence Capture Server は使用済みのハードディスクをリカバリできません。

回避策: Polycom では、故障した場合のために、スペア ハード ディスクをご用意しています。

故障したドライブとの交換には、このスペア ハード ディスクを使用してください。

3548 RealPresence Capture Server が実行中に、1 つ以上のハードディスクの故障または動作の停止

が発生した場合でも、管理者 UI の RAID ステータスが変化せず、正常を示します。

回避策: ハードディスクが動作しない場合は、通知の電子メールが特定のアドレスに送信されま

す。また、ハードディスクの故障を示すポップアップメッセージが管理者 UI に表示されます。

故障したハードディスクを交換して、RealPresence Capture Server を再起動する必要がありま

す。RAID ステータスが [デグレード] に変化するか、RAID エラーの場合、システムがリカバリ

モードになります。

RealPresence Capture Server リリースノート

Polycom, Inc. - 9 -

録画 5340 暗号化された SIP 通話の場合、会議の録画を制御するために DTMF を使用すると、IVR は聞こ

えません。

回避方法:なし。

SIP 2805 RealPresence Capture Server は、BFCP over TCP のみをサポートしています。SIP でデュアル

ストリーミングに失敗した場合、BFCP をサポートする相手側システムは BFCP over UDP のみ

で動作します。

回避策: BFCP over TCP をサポートしているサードパーティ製デバイスを使用します。

2894 Polycom RMX システムで Polycom HDX システムとの SIP 通話のライブストリームにレコーデ

ィングリンクを使用した場合 (通話レート: 128~384 kpbs)、RMX 側に表示される [ビデオ出力フ

レームレート] が通話レートより大幅に低くなります。

回避策: なし。

5011 TLS では、SIP サーバから Capture Server システムの登録を解除することはできません。

回避方法:なし。

S_Network Separation 5270 ネットワークの分割が有効になっている場合、RTSP プロトコルを使用して、Android 4.1.2 デバ

イス上でライブストリーミングやビデオオンデマンドを再生することはできません。

回避方法:なし。

SNMP 3498 RealPresence Capture Server では、SNMP トラップがサポートされていません。

回避策: なし。

S_PKI 2635 [システム構成] > [クライアント証明書] > [Web クライアント証明書の認証が有効] のオプション

を選択した場合、システムの自己署名入り証明書の有効期限が切れると、システムにログインで

きなくなります。

回避策: 自己署名入り証明書の有効期限が切れる前に [Web クライアント証明書の認証が有効] のオプションを無効にします。

RealPresence Capture Server リリースノート

Polycom, Inc. - 10 -

5325 証明書チェーンをインストールした後、[構成] > [証明書の管理] の下で [OCSP が有効] を選択し、

[Web クライアント証明書の認証が有効] を選択しないでシステムをリブートした場合、管理者ポ

ータルまたはビューアポータルのログインページにアクセスすることができません。

回避方法:[OCSP が有効] と [Web クライアント証明書の認証が有効] の両方を選択します。

5284 [構成] > [証明書の管理] の順に選択し、 [証明書のインストール] をクリックすると、[パスワード] テキストボックスは常に編集できないようになっています。

回避方法:なし。

システム構成 5335 [管理] > [ログ設定] の順に選択し、 ロガー警告容量を 0 から 70 に変更した場合、電子メール通

知は送信されません。低ディスク使用量アラームのシステムアラートおよび電子メール通知は受

け取ることができます。

回避方法:システムを再起動します。

5341 システム構成をデフォルト値に復元するためにコンソールから reset config コマンドを発行

した後は、証明書の構成をデフォルト設定に復元することはできません。

回避方法:なし。

ビデオ 5150 解像度 128x96 のアーカイブでは、ビデオ録画のウォーターマークは判読できません。

回避方法:より高い解像度を使用します。

ビューアポータル 2832 設定した外部サーバにアーカイブをアップロードしない場合、ビューアポータルにはこのアーカ

イブを再生できるというメッセージが表示されますが、RealPresence Capture Server では外部

サーバ上のこのアーカイブを検出できないため、このアーカイブは実際、再生できません。

回避策: なし。

4476 Android4.2 タブレットで、ビューアポータルからライブストリーミングやビデオオンデマンドを

再生した場合、[フルスクリーン] ボタンは機能しません。

回避方法:なし。

4491 Android4.1.2 デバイス上で、IIS メディアサーバのライブストリーミングおよびビデオオンデマ

ンドを再生することはできません。

回避方法:なし。

4475 Android 4.2 の携帯電話で、ビューアポータルからライブストリーミングやビデオオンデマンド

を再生した場合、[フルスクリーン] ボタンを使用することはできません。

回避方法:なし。

RealPresence Capture Server リリースノート

Polycom, Inc. - 11 -

5129 Capture Server システム上で進行中の通話がある場合、シグナリングの設定を変更することはで

きません。

回避方法:なし。

5358 Capture Server システムの管理者ポータルおよびビューアポータルにログインするために有効な

ユーザ ID としては、小文字(a–z)、大文字(A–Z)、数字(0–9)、および下線(アンダース

コア)のみを使用します。

回避方法:なし。

5359 プレーヤが Capture Server システムからメディアのチャンクを要求し、そのメディアのチャン

クの準備ができていない(Capture Server システムがメディアチャンクを構築している)場合、

Capture Server システムは、プレーヤの要求に応答しません。結果として、プレーヤは再生を停

止し、黒い画面が表示されます。このような状況のプレーヤにとって、Capture Server システム

のメディアチャンクの準備ができるより早く要求を発行しやすいため、この例外は多くの場合、

128 kbps のような低帯域幅のストリーミングを再生するプレーヤで発生します。

回避方法:より高い帯域幅でライブストリーミングを実行します。

その他 2731 エンドポイントが RealPresence Capture Server に接続されており、システム名に中国語が含ま

れていると、そのシステム名は機能しません。

回避策: Polycom HDX IPV4 アドレスに発信します。

4974 文字を含む H.323 ID を使用して、指定された VRR にダイヤルインすることはできません。

回避方法:数字のみを使用して H.323 ID を設定します。

5041 Capture Server システムが長時間稼働していると、アップグレードの進行が非常に遅くなります。

回避方法:アップデートをキャンセルし、システムを再起動します。

Playback 3316 時間が 7 時間を超えるアーカイブを一度に再生できません。

回避策: しばらく経ってから、このアーカイブをもう一度再生します。

インターオペラビリティの制限 2827 Wowza サーバで、ライブストリーミングの遅延時間は約 30 秒です。

回避策: なし。

RealPresence Capture Server リリースノート

Polycom, Inc. - 12 -

2884 RadVision Scopia XT1000 システムと RealPresence Capture Server との間でライブストリーミ

ングによる SIP 通話時に、RadVision Scopia XT1000 システムが DualVideo (BFCP ベースの人

物とコンテンツ) を RealPresence Capture Server に送信すると、RealPresence Capture Server にはコンテンツのみが表示されます。

回避策: なし。

3291 Polycom では、Lifesize Team 220 エンドポイントから RealPresence Capture Server へのコン

テンツの送信をサポートしていません。

回避策: なし。

3523 Chrome および Firefox を使用して VoD の早送りまたは巻き戻しを行うことはできません。

回避策: Internet Explorer を使用します。

4925 Cisco C シリーズおよび E シリーズの H.323 VRR 通話では、FECC は作動しません。

回避方法:なし。

5032 Tandberg 880MXP エンドポイントを使用した H.323 通話では、FECC による録画制御は作動し

ません。

回避方法:なし。

5196 Cisco TelePresence システムから RealPresence Capture Server にダイヤルインした場合、TV UI メニューは見づらい画像になります。

回避方法:なし。

インターオペラビリティ Polycom RealPresence Capture Server システムは、さまざまな製品との組み合わせで広範にテストされ

ています。以下のリストは、インターオペラビリティのある機器の完全なリストではなく、本システム

とのインターオペラビリティテストが完了した製品を示したものです。

ビデオ会議システムでは、音声とビデオを圧縮するためにさまざまなアルゴリズムが使用されています。

2 地点間で通話を行う場合、一方のシステムは、他方のシステムでサポートされているアルゴリズムを

使用して、音声とビデオを送信します。受信に使用されるアルゴリズムと送信に使用されるアルゴリズ

ムが異なる場合もあります。個々の通話に最適なアルゴリズムを各システムが独自に選択したり、異な

る製品は異なるアルゴリズムを選択したりするため、このようなケースが発生します。これらの処理は、

通話の品質には影響を及ぼしません。

Polycom 製品とのインターオペラビリティ (H.323) 表 2 は、H.323 通話を録画する場合の、RealPresence Capture Server と他の Polycom 製品との間のイ

ンターオペラビリティを示します。

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Polycom, Inc. - 13 -

Polycom 製品とのインターオペラビリティ (H.323)

タイプ 製品 バージョン

ゲートキーパー、ゲー

トウェイ、および MCU

Polycom CMA4000/5000 6.2.4, 6.2.5

Polycom DMA 7000 6.0.3, 6.0.4

Polycom RMX 1000/500 2.5.1

Polycom RMX 1000C/500C 2.5.1

Polycom RMX 1500/2000/4000 8.2, 8.3.0

Polycom RMX 1800 8.3.0

Polycom RMX 800VE 8.3.0

Polycom RMX 800S 8.3.0

Polycom MGC 9.0.4

エンドポイント Polycom RealPresence Group シリーズ 4.1.1, 4.1.3

Polycom HDX シリーズ 3.1.2, 3.1.3

Polycom VSX シリーズ 9.0.6.1, 9.0.6.2

Polycom QDX シリーズ 4.0.3

Polycom PVX 8.0.16

Polycom VVX 5.0.1

CMA Desktop PC/Mac 5.2.4, 5.2.5

Polycom m100 1.0.6

Polycom RealPresence Desktop 3.0, 3.1

Polycom RealPresence Mobile (iPad、iPhone4s) 3.0, 3.1

Polycom RealPresence Mobile (Android) 3.0, 3.1

V500 9.0.6.2

コンテンツ マネジメ

ント システム Polycom RealPresence Media Manager 6.6

Polycom RealPresence Media Editor 6.6

RealPresence Capture Server リリースノート

Polycom, Inc. - 14 -

サードパーティ製品とのインターオペラビリティ (H.323) 表 3 は、H.323 通話を録画する場合の、RealPresence Capture Server とサードパーティ製品との間のイ

ンターオペラビリティを示します。

サードパーティ製品とのインターオペラビリティ (H.323)

タイプ 製品 バージョン

ゲートキーパー、ゲート

ウェイ、および MCU Codian MCU 4505 4.4 (3.57)

Cisco VCS X7.2.2

エンドポイント RadVision Scopia XT1000 02.05.0416

Tandberg Edge95 MXP F9.3.1

SONY PCS-G50 2.72

SONY PCS-XG80 2.41

Cisco EX90 7.0.1

Sony PCS -1 3.42

Tandberg MXP 770 FC7.3.1

Tandberg C20 Tc2.1.2

外部メディアサーバ Wowza 3.5.0

IIS メディアサービス 4.1

AKAMAI 最新

RealPresence Capture Server リリースノート

Polycom, Inc. - 15 -

Polycom 製品とのインターオペラビリティ (SIP) 表 4 は、SIP 通話を録画する場合の、RealPresence Capture Server と他の Polycom 製品との間のイン

ターオペラビリティを示します。

Polycom 製品とのインターオペラビリティ (SIP)

タイプ 製品 バージョン

ゲートキーパー、ゲート

ウェイ、および MCU Polycom DMA 6.0.3, 6.0.4

Polycom RMX 1000/500 2.5.1

Polycom RMX 1000C/500C 2.5.1

Polycom RMX1500/2000/4000 8.2, 8.3

Polycom RMX 1800 8.3.0

Polycom RMX 800VE 8.3.0

Polycom RMX 800S 8.3.0

エンドポイント Polycom HDX シリーズ 3.1.2, 3.1.3

Polycom VVX 5.0.1

Polycom PVX 8.0.16

Polycom RealPresence Group シリーズ 4.1.1, 4.1.3

Polycom RealPresence Desktop 3.0, 3.1

Polycom RealPresence Mobile (iPad、iPhone4s) 3.0, 3.1

Polycom RealPresence Mobile (Android) 3.0, 3.1

サードパーティ製品とのインターオペラビリティ (SIP) 表 5 は、SIP 通話を録画する場合の、RealPresence Capture Server とサードパーティ製品との間のイン

ターオペラビリティを示します。

サードパーティ製品とのインターオペラビリティ (SIP)

タイプ 製品 バージョン

SIP サーバ、ゲートウェ

イ、および MCU Codian MCU 4505 4.4 (3.57)

Cisco VCS X7.2.2

RealPresence Capture Server リリースノート

Polycom, Inc. - 16 -

タイプ 製品 バージョン

エンドポイント SONY PCS-G50 2.72

SONY PCS-XG80 2.41

Cisco EX90 7.0.1

Tandberg Edge95 MXP F9.3.1

LifeSize Team 220 4.12.0 (30)

RadVision Scopia XT1000 2.5.416

ポートの使用方法 表 6 は、RealPresence Capture Server のポートの使用方法を示します。

ポートの使用方法

用途 タイプ ポート範囲

http TCP 80 (IPv4 の場合のみ)、8080

https TCP 443 (IPv4 の場合のみ)、8443

Trace (テクニカルサポート専用) UDP 60001 (設定変更可能)

SMTP TCP 25

Microsoft RTSP ストリーミング TCP 554

UDP (オプション) ランダム (ソースポート用)

ストリーミング (RTSP、HTTP、SSTR、Adaptive Streaming など)

TCP 1640

UDP 6970 - 6971

エンドポイント RAS UDP 1719

Q.931 ソケット TCP 1720

H.245 ソケット TCP 10000~10199 (設定変更可能)

音声/ビデオ/データ

UDP 20000~20999 (設定変更可能)

SIP BFCP TCP 20000~20049 (設定変更可能)

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Polycom, Inc. - 17 -

用途 タイプ ポート範囲

UDP 10000~10049 (設定変更可能)

外部メディアサ

ーバ Wowza 1935

IIS メディアサービス 80

AKAMAI 1935

マルチユーザログインの容量 管理者 UI ログインおよびビューア ポータル ログインの最大数 (匿名ログインを含む) を下記に示します。

● 管理者 UI ログイン: 最大 200。

● ビューア ポータル ログイン: 最大 3000。

サポートされているメディアプレーヤのプラグイン

アーカイブを閲覧するために、以下に示すメディアプレーヤのプラグインのいずれかを使用することが

できます。

サポートされているメディアプレーヤのプラグイン 次表は、サポートされているメディアプレーヤのプラグインを示します。

サポートされているメディアプレーヤのプラグイン

オペレーティング

システム メディアプレーヤのプラグイ

ン名 メディアプレーヤのバージョン MP4

Windows Microsoft SilverLight 5.0.61118.0 サポート対象

5.1.20125.0 サポート対象

MAC Microsoft SilverLight 5.0.10411.0 サポート対象

5.1.20125.0 サポート対象

サポートされている外部メディアサーバ 次表は、サポートされている外部メディアサーバを示します。

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Polycom, Inc. - 18 -

サポートされている外部メディアサーバ

サーバ名 バージ

ョン デフォルト

ポート ライブストリーミン

グ ビデオオンデマンド サポートされて

いるメディアの

タイプ

IIS メディアサー

バ 4.1 80 サポート対象。

Windows、Mac OS、および IOS でサポート

サポート対象。Windows と Mac OS でサポート

MP4

Wowza Media Server

3.5.2 1935 サポート対象。

Windows、Mac OS、IOS、および Android OS でサポ

ート

サポート対象。

Windows、Mac OS、IOS、および Android OS でサポート

MP4

AKAMAI メディ

アサーバ 最新 1935 サポート対象。IOS

および Android OS 4.3 以降でサポート

なし MP4

サポートされている Web ブラウザ サポートされているブラウザ

オペレーティングシステム ブラウザ名 バージョ

ン MP4 (ライブストリーミングおよびビ

デオオンデマンド)

PC (Windows 7 および Windows 8) Internet Explorer 9, 10, 11 あり

Firefox 26, 27 あり

Chrome 32, 33 あり

MAC OS-X

(Intel ベースの Leopard、Snow、およ

び Lion)

Safari 7.0.1 あり

Firefox 26, 27 あり

Chrome 32, 33 あり

iOS (iPad 2/air/mini、iPhone 4S/5) Safari 6.1.3, 7.0.3

あり

Android タブレット (Samsung GT-P5210 および GT-N5100)

Android ブラウザ 4.1.2, 4.3 あり

RealPresence Capture Server リリースノート

Polycom, Inc. - 19 -

オペレーティングシステム ブラウザ名 バージョ

ン MP4 (ライブストリーミングおよびビ

デオオンデマンド)

Android フォン (Samsung Galaxy S4 および Galaxy Note3)

Android ブラウザ 4.1.2, 4.3 あり

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商標

Polycom®、Polycom ロゴ、および Polycom 社製品に関連する製品名およびマークは、Polycom, Inc. の商標および (または) サービスマークであり、米国およびその他の国における登録商標および (または) 慣習法で認められたマー

クです。他のすべての商標や著作権は、それぞれの会社が所有しています。この文書のいかなる部分も、Polycom の書面による許可を受けずに、受領者の個人的な使用を除くいかなる目的でも、その形式または方法を問わず、複製

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使用許諾契約書

本ソフトウェアを使用するには、Polycom RealPresence Capture Server - Appliance Edition のエンドユーザ使用許

諾契約 (EULA) の条項および条件に同意する必要があります。お使いのバージョンのエンドユーザ使用許諾契約は、

Polycom RealPresence Capture Server - Appliance Edition の Polycom Support ページをご参照ください。

特許情報

付随製品は、米国および諸外国の 1 つ以上の特許権によって保護されているか、Polycom, Inc. による特許申請中と

して保護されています。

本製品で使用されているオープンソースのソフトウェア

本製品には、オープンソースソフトウェアが含まれる場合があります。ソフトウェアの送付や配布にかかる費用以外

は無償で、該当する製品またはソフトウェアの配布日から最大 3 年間、ポリコムからオープンソースソフトウェア

を受け取ることができます。ソフトウェアに関する情報、および本製品で使用されているオープンソースのソフトウ

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ださい。

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RealPresence Capture Server リリースノート

Polycom, Inc. - 20 -

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