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564 FUJITSU.57, 6, p.564-569 (11,2006) 富士通が提唱するSOAの概要 Outline of SOA Fujitsu Proposes あらまし 57, 6, 11,2006 近年,多くの企業では急激なグローバル化や企業合併など,ビジネスを取り巻く様々な 環境の変化に直面している。この環境変化に追随していくためにスピード経営が叫ばれてお り,変化にいかに迅速に対応するかが重要な課題となっている。これを可能にするシステム 構築の考え方としてSOAService Oriented Architecture)が注目を浴びている。富士通 は,高まるSOAニーズに応えるため,ビジネスコンサルティング,業種別SOA開発ソ リューション,SOA開発技術,実行基盤を「富士通のSOA」として体系化しお客様に提 供している。 本稿では,SOAの基本的な考え方と富士通のSOA体系を総括して紹介する。 Abstract Recently, many enterprises have been facing rapid globalization, mergers and acquisitions, and other changes in their business environments. Service Oriented Architecture (SOA) is a remarkable concept of system development that enables management to perform the important task of quickly and effectively responding to these changes. To answer the increasing demands for SOA tools, Fujitsu has systematized its business-consulting, industry-specific development solutions, development technology, and execution foundation for SOA into the “Fujitsu SOA system,” and is now offering this system to customers. This paper introduces the basic idea of SOA and the Fujitsu SOA system. 藪田和夫(やぶた かずお) SI生産革新統括部 所属 現在,ソフトウエア開発技術全般の 企画,推進に従事。 津金成年(つがね なりとし) SI 生産革新統括部SDAS 技術部 所属 現在,SOAの技術開発と普及推進に 従事。

富士通が提唱するSOA - img.jp.fujitsu.comimg.jp.fujitsu.com/downloads/jp/jmag/vol57-6/paper01.pdf · 富士通が提唱するsoaの概要 fujitsu.57, 6, (11,2006) 565 ビジネスの変化が激しく,対応スピードが大事な

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564 FUJITSU.57, 6, p.564-569 (11,2006)

富士通が提唱するSOAの概要

Outline of SOA Fujitsu Proposes

あらまし 57, 6, 11,2006

近年,多くの企業では急激なグローバル化や企業合併など,ビジネスを取り巻く様々な

環境の変化に直面している。この環境変化に追随していくためにスピード経営が叫ばれてお

り,変化にいかに迅速に対応するかが重要な課題となっている。これを可能にするシステム

構築の考え方としてSOA(Service Oriented Architecture)が注目を浴びている。富士通

は,高まるSOAニーズに応えるため,ビジネスコンサルティング,業種別SOA開発ソ

リューション,SOA開発技術,実行基盤を「富士通のSOA」として体系化しお客様に提

供している。 本稿では,SOAの基本的な考え方と富士通のSOA体系を総括して紹介する。

Abstract

Recently, many enterprises have been facing rapid globalization, mergers and acquisitions, and other changes in their business environments. Service Oriented Architecture (SOA) is a remarkable concept of system development that enables management to perform the important task of quickly and effectively responding to these changes. To answer the increasing demands for SOA tools, Fujitsu has systematized its business-consulting, industry-specific development solutions, development technology, and execution foundation for SOA into the “Fujitsu SOA system,” and is now offering this system to customers. This paper introduces the basic idea of SOA and the Fujitsu SOA system.

藪田和夫(やぶた かずお)

SI生産革新統括部 所属 現在,ソフトウエア開発技術全般の

企画,推進に従事。

津金成年(つがね なりとし)

SI生産革新統括部SDAS技術部

所属 現在,SOAの技術開発と普及推進に

従事。

富士通が提唱するSOAの概要

FUJITSU.57, 6, (11,2006) 565

顧客管理顧客管理

販売計画販売計画

生産計画生産計画

マーケティング情報

マーケティング情報

受注3受注3

請求2請求2

債権回収会社

債権回収会社

・・・・・・

見 積見 積

決 済決済

受注2受注2

請求請求

在庫確認在庫確認 発注発 注

注文確認注文確認 物 流物 流

受注受注

運送会社運送会社

図-1 肥大化するシステム Fig.1-Expanding system.

出荷サービス

出荷サービス

配送サービス

配送サービス

サービスバス

検収サービス

検収サービス

引当サービス

引当サービス

受注サービス

受注サービス

見積サービス

見積サービス

サービス

サービスインタフェース

サービスバス

図-2 SOAを理解する上での重要な用語 Fig.2-Important SOA terms.

ま え が き

富士通は2005年7月,「富士通のSOA」体系を発

表した。富士通のSOA体系(1),(2)はビジネスコンサル

ティング,業種別SOA開発ソリューション,SOA対応パッケージ,SOA開発技術,ミドルウェア製

品から成り立っている。 本稿では,SOAの基本的な考え方と富士通の

SOA体系を総括して紹介する。

SOA登場の背景

近年,多くの企業では,急激なグローバル化や企

業合併など,ビジネスを取り巻く様々な環境の変化

にさらされている。この環境変化に追随していくた

めにスピード経営が叫ばれており,変化にいかに迅

速に対応するかが重要な課題となっている。 その一方,ビジネスの根幹を支えるITシステム

が複雑化・肥大化することで,全体像の把握が困難

となっている。ITシステムは手作業の機械化から

始まり,オープン化,ERPなどに代表される全社

としての情報蓄積,ネットワークの進化に伴うシス

テム間接続の増加など,絶え間なく変更を繰り返し

てきた(図-1)。その結果,システムは複雑・肥大

化しており,太らせるシステム開発は限界にきて

いる。

SOAとは

SOA(Service Oriented Architecture)とは,IT

システム全体をサービスの集まりとしてとらえ,

ハードウェアやOS,言語に依存せず,サービスが

公開するインタフェースを通じ,自由に連携・利用

できるシステム構造を規定するソフトウェアアーキ

テクチャのことをいう。 SOAを理解する上での重要な用語を以下で説明

する(図-2)。 (1) サービス 独立した機能のまとまりの単位である。具体的に

は見積サービス,受注サービス,引当サービスなど

である。このサービスは,どこのプラットフォーム,

どんなOS,どんな言語で作られていてもよい。 (2) サービスインタフェース ベンダに依存しない標準的な接続技術を利用し,

ほかのサービスに対し機能を公開する。受注サービ

スの例では,受注受付I/F,受注取消I/F,受注照会

I/Fなどがある。 (3) サービスバス サービス同士を接続するミドルウェアである。

サービスは様々な実行環境で動作しているが,その

差異を吸収することでサービス間の接続を容易にす

る働きを持つ。サービスの物理的なアドレスの隠

蔽ぺい

,サービスインタフェースのプロトコル変換な

どの機能を持つ。

SOAが注目される理由

SOAが注目される理由を以下に挙げる。 (1) 変化に迅速に対応できるITシステムの実現 ビジネスの変化が激しく,対応スピードが大事な

現在,ビジネスを変えたらITシステムもすぐに追

随できるようになっていないと勝ち残れない。

富士通が提唱するSOAの概要

566 FUJITSU.57, 6, (11,2006)

Stage1 Stage2 Stage3

Stage2

アプリケーション基盤を考え直すITの肥大化・複雑化

社会基盤社会基盤

統合再編,チャネルの多様化

Stage3

業務間の連携

金融金融

Stage2~3

経営/現場/ITの乖離業務改善,プロセス改善

産業・流通産業・流通

在庫確認在庫確認 発 注発 注

見 積見 積

注文確認注文確認

物 流物 流決 済決 済

在庫確認在庫確認 発 注発 注

見 積見 積 物 流物 流

注文確認注文確認

決 済決 済

サービスバス

在庫確認在庫確認 発 注発 注 注文確認注文確認

決 済決 済

サービスバス

物流物 流見 積見積

在庫在庫 発 注発 注 注文注文

入金入金物 流物 流

見 積見 積

図-3 課題や目指す方向の違い

Fig.3-Problem and aimed direction.

(2) 段階的な再構築の実現 今まで新たな技術が出てくると全社的な改革をし

ないと実現できなかったが,SOAは段階的に再構

築できる技術と言われている。肥大化・複雑化して

しまったITシステムの現状を考えると限られた予

算,期間内に低リスクで実現できるのではという期

待がある。 (3) 業界標準に準拠したサービスバスなどのミド

ルウェアの登場 Webサービスが実用化され,技術的にも実現性が

ある。また,業界標準であることからベンダ依存か

らの脱却ができるのではないかとの期待がある。 (4) 作らない開発/組み合わせる開発の実現 Webサービスプロバイダなどの台頭もあり,組み

合わせてシステムを作ることの合理性が認識されて

きた。組織統廃合やアウトソーシングによるビジネ

スプロセスの再配置など,新たに新規作成するので

はなく,組換えで実現できるビジネス変化が多い。 (5) ビジネスプロセスを中心にしたシステム構造

の実現 BPM(Business Process Management)による

絶え間ない業務プロセス改善を行いたい。SOX法

対応(業務の定義・統制・監視),2007年問題の対

応のため業務の見える化など,ITシステムからビ

ジネスプロセスをとらえられるようにしたい。

SOA実現への課題

SOAによる効果は理解できるが,現実はSOAに

取り組もうとした場合に,「SOA化したシステムは

どんな形なのか」,「本当に変化に強いものが造れる

のか」,「何から始めればよいのか」など,どうやっ

たらよいのか思い悩んでいる人が多いのが現状であ

ろう。連携を可能にしてくれるサービスバスを導入

しただけでは変化への対応,フィールド・イノベー

ションを支えるシステムとしての実現は難しい。し

かも,各企業の抱えている課題や目指す方向は様々

である(図-3)。 社会基盤業界では,相次ぐ企業合併や規制緩和に

よる統廃合により,ITシステムの肥大化・複雑化

が大きな課題になっている。そのため,アプリケー

ション基盤を抜本的に見直すアプローチが必要で

ある。 産業・流通業界では,経営,現場,ITの不整合

が課題になっている。業務の見える化による業務改

善・プロセス改善のアプローチが必要である。 金融業界では統合再編,チャネルの多様化など,

富士通が提唱するSOAの概要

FUJITSU.57, 6, (11,2006) 567

《ビジネスコンサルティング:業務改革・投資効果分析》 《ビジネスコンサルティング:業務改革・投資効果分析》 

《実行基盤:TRIOLE(Interstage)》《実行基盤:TRIOLE(Interstage)》

《業種別:SOA開発ソリューション》

《業種共通:SDAS/Service Modeling》

《パッケージサービス》

《業種別テンプレート》

◆ パッケージSOA産業・流通

産業・流通

金 

金 

◆ 「要のものこと分析」による業務データモデリング◆ 業務プロセスモデリング◆ サービスアーキテクチャ設計

《サービスインテグレーション》

社会基盤

社会基盤

中堅民需

中堅民需

・・・

図-4 富士通のSOA体系

Fig.4-SOA system of Fujitsu.

新しいビジネスの枠組みに変化してきている。一つ

の企業がすべての業務をこなすのではなく,企業間

で連携を取りながら業務を遂行していくアプローチ

が必要である。 中堅企業では,企業の成長に合わせたパッケージ

の効率的な導入を行うアプローチが必要である。 このように,業界や業種により実情は様々である。

富士通はその特徴を踏まえた,最適なソリューショ

ンを提供できるようにSOAを体系化した。

富士通のSOAソリューション

富士通は,長年にわたるシステム構築の経験から

培ったノウハウを基に,お客様の特徴に合わせて具

体的な第一歩が踏み出せるよう,業種別のSOA開

発ソリューションを中心としたSOAソリューショ

ンを提供している。図-4は富士通のSOA体系で

ある。 富士通のSOA体系は大きく五つで構成されて

いる。 (1) お客様の業務改革,IT投資分析を行う「ビジ

ネスコンサルティング」 (2) 業種の特性に合わせた「業種別SOA開発ソ

リューション」 (3) 迅速かつ容易なシステム構築のためのサービ

ス素材「パッケージSOA,業種別テンプレー

ト」

(4) SOAで必須の業務モデリングやサービス構造

設計などの手法を集めた「業種共通のSOA開発

技術」 (5) 安定かつ高信頼性を保持したまま運用させる

「実行基盤(TRIOLE:Interstage)」 この富士通のSOA体系により,お客様のITシス

テムの価値を高め,「ビジネス変化に柔軟に追随で

きるITシステム」の実現に貢献していく。

富士通のSOA体系の内容

富士通のSOA体系について説明する。 なお,これらの詳細については,本特集号の各論

文で詳しく説明しているので,そちらをご覧いただ

きたい。 ● ビジネスコンサルティング SOA実現には上流からの取組みが大切である。 富士通は,変化を先取りし続けるための「ビジネ

スプロセス」と「IT投資」の仕組みを確立するた

め,EA手法を取り入れたコンサルティングを提供

する。これによりお客様の外部・内部変化要因の特

定と変化要因に素早く対応できる業務プロセスの策

定が可能になる。 本特集号では,自治体におけるSOAの取組みの

中でEA手法を使った事例を紹介する。

富士通が提唱するSOAの概要

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● 業種別SOA開発ソリューションとそれを支え

るSOAパッケージ/業種別テンプレート 通信,電力,ガスなどの社会基盤業界,産業・流

通業界,金融業界,中堅市場などの各業種の特性に

応じたソリューションを提供する。手法の工夫や段

取りの型決め,SOAに対応したパッケージや業種

ごとのテンプレートの整備を行い,ソリューション

ごとに専任体制で提供する。 (1) 社会基盤向けソリューション:FUTURITY 社会基盤業界は,相次ぐ企業合併や規制緩和によ

る統廃合によりITシステムの肥大化・複雑化が起

こっており,新たなサービス商品の提供に時間がか

かるなど,大きな問題になっている。システムのあ

り方を見直し,肥大化・複雑化を回避しなければな

らない。このためシステム構造を抜本的に見直すア

プローチが必要である。 本ソリューションは,EAに基づいた業務モデル

により,お客様の業務・ITシステムについて現状

分析と将来モデルを作成し,投資効果をにらんだ最

適化計画を立案し,SOAで段階的に実現していく

アプローチをとる。 (2) 産業・流通向けソリューション:Valuevision 産業・流通業界は,各種の業務システムを活用し

ながら外部の環境変化の対応やたゆまぬ「改善」作

業の積重ねの中で,業務を常に変化させることが多

いことが特徴である。経営として「やるべきこと」,

現場として「やりたいこと」,情報システムで「で

きること」を明らかにし,継続的な改善を行ってい

く必要がある。 本ソリューションは,「経営状況」,「業務の進捗

状況」,「ITシステムの利用状況」の三つの観点に

ついて実測による現状の数値化(可視化)を行い,

それを基にして継続的な業務・システム改善を行っ

ていく仕組みを作るソリューションである。 (3) 金融業界向けソリューション体系:EVOLUO 金融業界では自由化の波を受け,総合金融サービ

ス化が進むとともに,異業種の参入が顕著となって

いる。また多様化する金融商品・サービスをどこよ

りも早く提供することが求められている。このため

に,多種多様な金融システムや業務間の連携を可能

にしなければならない。 本体系は,新しいビジネスを支える仕組みを短期

間に構築することを目的に金融業界に必要な実行基

盤,金融サービス部品などをソリューション・コン

セプト“EVOLUO”として確立した。ソリュー

ションの第一弾として高信頼な金融接続基盤

“EVOLUOBUSSOLA”を提供中である。 (4) 中堅市場向けソリューション:GLOVIA

smart 中堅市場のお客様は,必要とするすべてのパッ

ケージを同時に導入することはなく,予算に合わせ,

かつ業績に基づいてIT投資を順次行うことが特徴

である。 本ソリューションは,経営環境の変化に合わせて

中堅企業向け統合ERPを「増改築型」で提供する

パッケージソリューションである。 パッケージ商品群はSOAの技術を使うことで高

い接続性を持つ。この核となる基盤を,GLOVIA smart SOAと呼んでいる。 また,基盤に接続できるパッケージを富士通以外

からも提供できるようにするため,パッケージ開

発・販売を行っているパートナとの連携を強化すべ

くcertified/enabledという認定制度を設けた。これ

によりパートナが販売するソリューションも

GLOVIA smart SOA上で利用でき品揃ぞろ

えの充実に

つながっている。 ● 業 種 共 通 SOA 開 発 技 術 : SDAS/Service

Modeling 変化に強いシステム構造をどのように考え設計し

ていくか,サービスの単位はどのように考えるべき

かなど,考慮しなければならないポイントは多い。

SOAを実現するためには上流工程からの分析・設

計が必要である。 富士通はSOA実現に必要な分析・設計方法を

SDAS/Service Modelingとして整備した。SOAは

上流工程が重要であることから,業務の本質を見つ

け出す「要のものこと分析」手法を新たに開発した。

要のものこと分析により変化に強いサービスの単位

を設計することを可能にしている。 ● 実行基盤:TRIOLE Interstage 富士通は,高品質・高信頼な IT基盤技術を

TRIOLEとして体系化し提供している。推奨システ

ム構成をモデル化したテンプレートと運用の標準化

と可視化を行うためのフレームワークを提供し,ス

ピーディに安定稼働を実現していく。SOA抜きに

このIT基盤技術がなければ先に進まない。その上

富士通が提唱するSOAの概要

FUJITSU.57, 6, (11,2006) 569

でSOAのサービスバス上に,標準化されたインタ

フェースでいろいろなシステムが結合できるような

仕組みを考えることになる。 SOA実現には,サービスを簡単に接続させるた

めのサービスバス機能や,実測によるビジネス状況

の可視化を行うためのモニタリング機能が必須であ

る。また,サービスを柔軟に組み合わせて使うため

のワークフロー機能や業務画面の統合機能,帳票を

共通に取り扱う機能も重要である。富士通は,これ

らの機能をTRIOLEコンセプトのもとにミドルウェ

アとして提供することで迅速にSOA化を実現する。 サービスバス機能は国際標準を採用することで高

い接続性を持つ。これにより新規開発のサービス,

既存サービス,パッケージ製品,帳票サービスなど

の共通サービスを組み合わせて利用することが可能

である。 モニタリング機能はシステムに存在する業務デー

タをアプリケーションに影響を与えず収集する仕組

みと収集したデータを分かりやすい形で利用者に見

せる仕組みを提供する。これにより,導入のための

システム改修を最小限に留め,データに基づいて業

務改善を素早く行っていくことが可能になる。

む す び

本稿では,SOAの基本的な考え方と富士通の

SOA体系を総括して紹介した。 富士通のSOAは,経営者へは「ビジネス変化の

スピードに追随する企業システム」,業務部門へは

「フィールド・イノベーションを支える基盤」,シス

テム部門へは「長期にわたり安定したアプリケー

ション基盤と新たな企業システムの成長モデル」を

提供する。富士通のSOAは,お客様のITシステム

の価値を高めるために今後も進化し続けていく。 参 考 文 献

(1) 森田 功:SOAで実現するITシステムの新しいか

たち~SOA実現に向けた一歩目を踏み出すために~.

SODEC第15回ソフトウエア開発環境展(2006年6月). http://segroup.fujitsu.com/sdas/document/events/SODEC2006-SD-03.pdf

(2) 富士通:Top Story-お客様起点の発想にもとづ

き,SOA体系を新たに確立-スピード経営,フィール

ド・イノベーションを支える新ソリューション提供に

向けて.富士通ジャーナル,Vol.31,No.9,p.2-7(2005). http://jp.fujitsu.com/about/journal/285/topstory/