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ボールリテーナ入りLMガイド ボールリテーナ効果 軽量・コンパクト CATALOG No.249-8 ® SRS 新精度規格対応 SRS5シリーズ、誕生。

SRS5シリーズ、 誕生。 - THK Technical Support SRS OUTLINE 製品概要 SRS 7M SRS 15M SRS 9M SRS 20M SRS 12M SRS 25M SRS-M形 標準タイプ SRS-N形 ロングタイプ SRS

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ボールリテーナ入りLMガイドボールリテーナ効果軽量・コンパクト

CATALOG No.249-8

®

SRS

新精度規格対応

SRS5シリーズ、誕生。

開発当初のボールベアリングは、リテーナのない総ボールタイプだったため、音が高く高速回転が不可能で、寿命が短いものでした。20年後、リテーナ付きのボールベアリングが開発されました。それは、音が静かで高速回転を可能にし、さらにボール数が減少しても長寿命が得られたため大発展をとげました。ニードルベアリングも同様であり、リテーナ付きにする事により性能が飛躍的に向上したことは、ベアリングの歴史が物語っています。リテーナのない総ボールタイプは、ボール同士が金属接触をするため音は高くなります。さらにボールは相反回転により2倍のスピードですべり接触するため、摩耗がはげしくなり、寿命は短くなります。また、ボールとボールの点接触により面圧が高くなるため油膜切れを起こしやすくなります。これに比べ、リテーナとボールは広い面積で接触するため、油膜は切れず音が静かで高速回転・長寿命が共に得られます。

回転式ボールベアリング

ボールがボールリテーナにより保持され循環する構造になっているため、ボール同士の相互摩擦がなくなり、ボールは均一に整列され運動します。さらに、ボール循環部とボールリテーナとの空間部(グリースポケット)に溜ったグリースがボールの回転によりボールとボールリテーナの接触面に巻き込まれ、ボール表面に油膜を常に形成させるため、油膜切れが起こりにくくなります。 従来の構造 ボールリテーナ構造

ボールリテーナ入りLMガイドボールリテーナとボールの接触 により極めて低い面圧

油膜接触

従来の構造

●ボール同士が完全な点接触をするので、単位面圧が高く、油膜切れを起こし易く、相互摩擦による摩耗を生じます。●寿命が短くなります。

ボールリテーナ構造

●相互摩擦による摩耗がなくなり長寿命となります。●ボール同士の相互摩擦がなくなり高速回転時の発熱が抑えられます。●ボール同士の相互摩擦がなくなるため、ボールの衝突音がなくなります。●ボールが均一に整列されているため滑らかに動きます。●リテーナに潤滑油がたまり潤滑性が向上するため、長寿命となります。

ボール

ボール同士の点接触により高面圧

ボールリテーナ®効果

1

2

軽量・コンパクトボールリテーナ入りLMガイド SRS

SRS形の構造

ボールリテーナ入りLMガイドSRS形はコンパクトボディの中に2条の転動面を設けた構造で、各方向の荷重を受

けられ、省スペースが要求される箇所、モーメントが作用する箇所などにも1軸で使用できます。

さらにボールリテーナの採用によりボールの相互摩擦がないので、高速性に優れ、低騒音・好音質・長寿命・長期

メンテナンスフリーを実現しました。

● 低発塵・防錆ボールリテーナによりボール同士の相互摩擦がなくなり、グリース

保持力が向上するので、発塵が低減されます。

また、LMブロックとLMレールおよびボールには防錆効果の高

いステンレス鋼を採用しています。

●コンパクトSRS形のレール断面高さは低く抑えており、左右ボール1条列の

コンパクトな構造なので、狭いスペースへの取付けが可能です。

● 軽量化SRS形はLMブロックの一部(ボール逃げ穴まわり等)をインサー

ト成形により樹脂材で形成しているので、軽量化された低慣性

タイプです。

ワイドタイプ SRS-WM形

コンパクトタイプ SRS-M形

サイドシール

LMレール

LMブロック

エンドプレート

エンドシール

ボール

ボールリテーナ

3

SRS OutlineSRS 製品概要

ボールリテーナ入りLMガイドシリーズの中で、最もコンパクトなタイプ。

軽量・低慣性構造。

主な用途 半導体製造装置/光学ステージ/医療機器/ ICボンダ等

SRS WM Type SRS M Type

SRS5M形

L

W

SRS5WM形

ボールリテーナ入りLMガイドの最小形番です。RSR5M形と取付け寸法に互換性があります。

SRS5M形に対して、LMブロック全長(L)を長くし、幅(W)を広げ、定格荷重と許容モーメントを大きくしたタイプです。RSR5WM形と取付け寸法に互換性があります。

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SRS OUTLINE製品概要

●SRS 7M ●SRS 15M●SRS 9M ●SRS 20M●SRS 12M ●SRS 25M

SRS-M形標準タイプ

SRS-N形ロングタイプ

●SRS 9N●SRS 12N●SRS 15N

SRS-WN形幅広ロングタイプ

●SRS 9WN●SRS 12WN●SRS 15WN

SRS形の標準タイプです。

SRS-WM形ワイドタイプ

●SRS 7WM ●SRS 15WM●SRS 9WM●SRS 12WM

SRS-M形に対して、LMブロック全長(L)を長くし、幅(W)を広げ、定格荷重と許容モーメントを大きくしたタイプです。

SRS-M形に対してLMブロック全長(L)を長くし、定格荷重と許容モーメントを大きくしたタイプです。

SRS-WM形に対してLMブロック全長(L)を長くし、定格荷重と許容モーメントを大きくしたタイプです。

注)SRS-M形・WM形に対してボールリテーナの付いていない総ボールタイプも対応が可能です。ご希望の場合はSRS-Gタイプとして、ご注文の際にご指定ください。ただしSRS-Gタイプはボールリテーナが付いていないため、SRS-M形・WM形と比べて動定格荷重が小さくなっております。

L

L

W

L

5

※1 SRS形寸法表

SRS5M形/5WM形→P.11~SRS-M形/N形→P.13~SRS-WM形/WN形→P.15~

PE :等価荷重 [N]

・ラジアル方向

・逆ラジアル方向

・横方向

PR :ラジアル荷重 [N]

PL :逆ラジアル荷重 [N]

PT :横方向荷重 [N]

X, Y:等価係数(下表参照)

PE=X・PR(PL)+Y・PT

SRS形各方向の基本定格荷重方 向

ラジアル方向逆ラジアル方向横方向

(5M/5WM/7M/7WM/9M/9N/9WM/9WN/20M)

横方向(12M/12N/12WM/12WN/15M/15N/15WM/15WN/25M)

基本動定格荷重

CCL=C

CT=1.19C

CT=C

基本静定格荷重

C0C0L=C0

C0T=1.19C0

C0T=C0

各方向の定格荷重

等価荷重

SRS形は、ラジアル方向・逆ラジアル方向・

横方向の4方向の荷重を負荷できます。

基本定格荷重は右図のラジアル方向の値を示し、

その値はSRS形寸法表※1中に記載されています。

逆ラジアル方向および横方向の値は下表により求

められます。

SRS形のLMブロックがラジアル荷重と横方

向荷重、逆ラジアル荷重と横方向荷重を同時

に負荷する場合の等価荷重は、次式により求

められます。

CL

CT

C0L

C0T

CT

C0T

C

C0PL PR

PT PT

SRS形の等価係数等価荷重 PE

ラジアル方向および逆ラジアル方向

横方向

呼び形番

5M/5WM/7M/7WM/9M/9N/9WM/9WN/20M12M/12N/12WM/12WN/15M/15N/

15WM/15WN/25M5M/5WM/7M/7WM/9M/9N/9WM/9WN/20M12M/12N/12WM/12WN/15M/15N/

15WM/15WN/25M

X

1

1

1.192

1

Y

0.839

1

1

1

ラジアル方向逆ラジアル方向

横方向 横方向

※1 基本動定格荷重(C)

一群の同じLMガイドを同じ条件で個々に運動させた時、定格寿命(L)が50kmとなるような方向と大きさの変動しない荷重をいいます。

寿命

●定格寿命一群の同じLMガイドを同じ条件で個々に運動させ

たとき、そのうちの90%がフレーキング(金属表面

のうろこ状のはく離)をおこすことなく到達できる

総走行距離をいいます。

●寿命時間定格寿命(L)が求められると、ストローク長さと往

復回数が一定の場合、寿命時間は右式により求め

られます。

6

SRS OUTLINE製品概要

LMガイドの寿命は同じように製作されたものを同一運転条件で使用しても、バラツキがあり

ます。このためLMガイドの寿命を求める目安として、次のように定義された定格寿命を使用し

ます。

L :定格寿命 [km]C :基本動定格荷重※1 [N]PC:計算荷重 [N]

fH :硬さ係数 (図1)fT :温度係数fC :接触係数 (表1)fW :荷重係数 (表2)

L = ( · )3 50CPC

fH · fT · fC

fW

Lh =L 106

2 RS n1 60

1.00.90.80.70.60.50.40.30.20.1

60 50 40 30 20 10転動面硬さ(HRC)

硬さ係数 fH

表1 接触係数(fC)

図1

表2 荷重係数(fW)

密着時のブロック数

23456以上通常使用

接触係数 fC

0.810.720.660.610.61

微速の場合V≦0.25m/s低速の場合0.25<V≦1m/s中速の場合1<V≦2m/s高速の場合V>2m/s

1.0~1.2

1.2~1.5

1.5~2.0

2.0~3.5

振動・衝撃 速度[V] fW

Lh :寿命時間 [h]Rs :ストローク長さ [mm]n1 :毎分往復回数 [min-1]

■fH:硬さ係数LMガイドの負荷能力を十分発揮させるためには、転動面の硬さをHRC58~64とする必要があります。この硬さより低い場合、基本動定格荷重および基本静定格荷重が低下しますので、それぞれに硬さ係数(fH)を乗じます。通常、LMガイドは十分な硬さが確保されているのでfH=1.0になります。

■fC:接触係数LMブロックを密着状態で使用する場合では、モーメント荷重や取付面精度が影響し均一な荷重分布を得ることが難しいため、複数のブロックを密着使用する場合は表1の接触係数を基本定格荷重(C)、(C0)に乗じてください。注)大型の装置に不均一な荷重分布が予想される場合は表1の接触係数を考慮してください。

■fT:温度係数ボールリテーナ入りLMガイドの使用温度は通常80℃以下のため、fT=1.0になります。

■fW:荷重係数一般的に往復運動をする機械は運転中に振動や衝撃を伴うものが多く、特に高速運転時に発生する振動や、常時繰返される起動停止時の衝撃などのすべてを正確に求めることは困難です。したがって、速度・振動の影響が大きい場合は、経験的に得られた表2の荷重係数を基本動定格荷重(C)に除してください。

0 ~ +1.5 – 1 ~ 00 ~ +1.5 – 1 ~ 0

–2 ~ +2 – 3 ~ 0–2 ~ +2 – 3 ~ 0–2 ~ +2 – 4 ~ 0–2 ~ +2 – 4 ~ 0–3 ~ +3 – 6 ~ 0–3 ~ +3 – 6 ~ 0–5 ~ +5 –10 ~ 0–5 ~ +5 –10 ~ 0–5 ~ +5 –10 ~ 0–7 ~ +7 –14 ~ 0

5M5WM7M7WM9M/N9WM/WN12M/N12WM/WN15M/N15WM/WN20M25M

表示記号呼び形番

普 通無記号

軽予圧C1

7

※1 予圧

LMブロックの剛性を高めるため、あらかじめ転動体(ボール)に与える内部荷重をいいます。なお、SRS形は、すべてご指定のすきま調整がなされた状態で出荷しますので、予圧の調整が不要です。

ラジアルすきま規格LMガイドのラジアルすきまは、走り精度、耐荷

重性能や剛性に大きく影響するので、用途に応

じた適切なすきまの選定が大切です。

一般的には、往復運動から生じる振動・衝撃を考慮し

て、マイナスすきま(予圧※1を与えた状態)を選定する

ことが寿命および精度に好影響をもたらします。

単位:μm

ラジアルすきま

高さMの寸法許容差 ±0.03 - ±0.015

高さMのペア相互差 0.015 - 0.005

幅W2の寸法許容差 ±0.03 - ±0.015

幅W2のペア相互差 0.015 - 0.005

A面に対する右表による

C面の走り平行度

B面に対する右表による

D面の走り平行度

LMレール長さと走り平行度

7912152025

単位:mm

高さMの寸法許容差 ±0.04 ±0.02 ±0.01

高さMのペア相互差 0.03 0.015 0.007

幅W2の寸法許容差 ±0.04 ±0.025 ±0.015

幅W2のペア相互差 0.03 0.02 0.01

A面に対する右表による

C面の走り平行度

B面に対する右表による

D面の走り平行度

精度規格 並級 上級 精密級項  目 無記号 H P

形番LMレール長さ[mm] 走り平行度の値[μm]こえる 以下 並級 上級 精密級

SRS7/9/12/15/20/25形

LMレール長さと走り平行度

8

SRS OUTLINE製品概要

※1 走り平行度

LMレールを基準ベース面にボルトで締付けた状態で、 LM ブロックをLMレールの全長にわたり走行させたときの、LMブロックとLMレール基準面部同士の平行度誤差。

※2 高さMのペア相互差

同一平面上に組合される各々のLMブロックの、高さ(M)寸法の、最小値と最大値の差。

※3 幅W2のペア相互差

1本のLMレールに組合される各々のLMブロックとLMレール間の幅(W2)寸法の、最大値と最小値の差。

SRS形の精度は、走り平行度※1、高さ・幅の寸法許容

差、1軸に複数個のLMブロックを使用する場合や、同

一平面上に複数軸取付ける場合に必要となる高さ・幅

のペア相互差※2,※3を各形番ごとに規定しています。

SRS形の精度は、下表に示すように、並級(無記号)、上級(H)、

精密級(P)に分類されます。A

B

D

C

M

W2

精度規格

5

単位:mm精度規格 並級 上級 精密級項  目 無記号 H P

形番

SRS5形

ー 25 2.5 1.5

25 50 3.5 2

50 100 5.5 3

100 150 7 4

150 200 8.4 5

LMレール長さ[mm] 走り平行度の値[μm]こえる 以下 並級 精密級

注)— は非対応

— 40 8 4 1

40 70 10 4 1

70 100 11 4 2

100 130 12 5 2

130 160 13 6 2

160 190 14 7 2

190 220 15 7 3

220 250 16 8 3

250 280 17 8 3

280 310 17 9 3

310 340 18 9 3

340 370 18 10 3

370 400 19 10 3

400 430 20 11 4

430 460 20 12 4

460 520 21 12 4

520 550 22 12 4

550 640 22 13 4

640 670 23 13 4

670 700 23 13 5

700 820 23 14 5

820 850 24 14 5

850 970 24 15 5

970 1030 25 16 5

1030 1150 25 16 6

1150 1330 26 17 6

1330 1420 27 18 6

1420 1510 27 18 7

1510 1800 28 19 7

LMブロックとLMレールの取付面には、通常、組付け易さや高精度な位置合わせを可能にする

ため側面に突きあてを設けます。

取付面のすみは、LMブロックやLMレールの面取りと干渉しないように逃げをつけるか、すみの半径r以下

に加工してください。

取付面の肩の高さとすみの半径

9

r2

r2

r1

r1

H2H1

H3

LMレール部 LMブロック部

呼び形番 LMレール部のすみの半径r1(最大)

LMブロック部のすみの半径r2(最大)

LMレール部の肩の高さH1

LMブロック部の肩の高さH2 H3

単位:mm

5M5WM7M7WM9M/N9WM/WN12M/N12WM/WN15M/N15WM/WN20M25M

0.10.10.10.10.10.10.30.30.30.30.30.5

0.30.20.20.10.30.50.20.30.40.30.50.5

1.21.20.91.40.52.51.52.52.22.234.5

22.53.33.84.94.95.75.76.56.58.7

10.5

1.51.51.31.80.92.9232.72.73.45

10

SRS OUTLINE製品概要

2軸の平行度誤差許容値通常の使用では寿命に影響をおよぼさない2軸の平

行度誤差許容値(P)を各形番毎に示します。

P

呼び形番 平面度5M5WM7M7WM9M/N9WM/WN12M/N12WM/WN15M/N15WM/WN20M25M

0.015/2000.015/2000.025/2000.025/2000.035/2000.035/2000.050/2000.050/2000.060/2000.060/2000.070/2000.070/200

単位:mm

表中の値は、軸間距離200mmあたりの2軸の

上下レベル誤差許容量(S)を示し、軸間距離に比

例します。

LMレール及びLMブロック取付面の平面度

表中の値は普通すきまの場合に適用されます。

C1すきまで2軸仕様の場合は表中の値の50%以

下を推奨します。

取付面に精度誤差があると動作に悪影響を及ぼす

ことがありますので高精度な取付面での使用を推

奨します。

200

S

呼び形番 C1すきま 普通すきま5M5WM7M7WM9M/N9WM/WN12M/N12WM/WN15M/N15WM/WN20M25M

————66

121220203040

202025253535505060607080

単位:μm

呼び形番 C1すきま 普通すきま5M5WM7M7WM9M/N9WM/WN12M/N12WM/WN15M/N15WM/WN20M25M

————3355668

10

22334499

10101315

単位:μm

2軸の上下レベル誤差許容値

単位:mm

11

■ 呼び形番の構成例 2 SRS7M QZ UU C1 +100L P M-Ⅱ

z1軸に組合せるLMブロックの個数 x呼び形番 c潤滑装置QZ付き(P.21参照) v防塵用部品記号(P.20参照) bラジアルすきま記号(P.7参照)nLMレール長さ(mmで表す) m精度記号(P.8参照) ,LMレールがステンレス鋼 .同一平面に使用される軸数記号

z , .mnbvcx

注 この呼び形番は1軸ユニットで1setとします。(2軸平行使用の場合の必要数は、2setとなります。)

呼び形番外形寸法

基本定格荷重 静的許容モーメント[N・m]※2

LMブロック寸法

LMレール寸法

高さM

C[N]

C0[N]

MA MB MC1個 2個密着 1個 1個2個密着

幅W

長さL B S×R L1 K N H3

幅W1 W2

高さM1

ピッチF d1×d2×h

SRS 5M

SRS 7M

6

8

439

1510

468

1290

0.74

3.09

5.11

17.2

0.86

3.69

5.99

17.3

1.21

5.02

12

17

16.9

23.4

8

12

C

8

M2×1.5

M2×2.3

8.8

13.4

T

1.7

3.3

4.5

6.7

0.93

1.6

1.5

1.3

3.5

5

4

4.7

15

15

2.4×3.5×1

2.4×4.2×2.3

Model SRS5M/7MSRS5M形、SRS7M形 寸法表

W1W2

(K)

H3M

WB L1

L

M1

h

F

φd2

φd1

2-S×RN

T

単位:mm

呼び形番

SRS 5M

SRS 7M

質量

LMブロック[kg/個]

LMレール[kg/m]

0.002

0.009

0.13

0.25

SRS5M形

SRS7M形

長さ※1

Max

200

300

W1

H3

B

(K) MT

N

W

W2

4-S×R

MC

MB

L

CL1

φd2

φd1

M1

F

h

MA

MC

MB

MA

呼び形番

SRS 5M

SRS 7M

ねじの呼び形番 ねじ深さ[mm] 参考締付トルク[N・m]※

M2M2

1.52.3

0.40.4

参考締付トルク

※締付トルク以上で締め付けてしまうと精度に影響を及ぼします。必ず規定値の締付トルク以下で締め付けてください。

●SRS 5M/7M形のLMブロック取付け時のボルト参考締付トルクを下表に示します。

5 0–0.02

7 0–0.02

注 LMブロック、LMレール、ボールの材質にステンレス鋼を使用しているので、耐食性、耐環境性に優れています。

※1 長さMaxは、LMレールの標準最大長さを示します。※2 静的許容モーメント 1個:LMブロック1個における静的許容モーメント値

2個:LMブロックを2個密着した状態での静的許容モーメント値

12

T

2-SW

N

W2 W1

(K) H3

M

LL1

φd2

φd1

C

F

M1 h

Model SRS5WM/7WMSRS5WM形、SRS7WM形 寸法表

■ 呼び形番の構成例 2 SRS7WM QZ UU C1 +200L P M-Ⅱ

z1軸に組合せるLMブロックの個数 x呼び形番 c潤滑装置QZ付き(P.21参照) v防塵用部品記号(P.20参照) bラジアルすきま記号(P.7参照)nLMレール長さ(mmで表す) m精度記号(P.8参照) ,LMレールがステンレス鋼 .同一平面に使用される軸数記号

z , .mnbvcx

注 この呼び形番は1軸ユニットで1setとします。(2軸平行使用の場合の必要数は、2setとなります。)

SRS5WM形

SRS7WM形

単位:mm

呼び形番外形寸法

基本定格荷重 静的許容モーメント[N・m]※2

LMブロック寸法

LMレール寸法

高さM

C[N]

C0[N]

MA MB MC1個 2個密着 1個 1個2個密着

幅W

長さL B S×R L1 K N H3

幅W1 W2

高さM1

ピッチF d1×d2×h

SRS 5WM

SRS 7WM

6.5

9

584

2010

703

1940

1.57

6.47

9.59

22.7

1.83

7.71

11.24

22.7

3.58

14.33

17

25

22.1

31

19

C

6.5

10

M3通シ

M3×2.8

13.7

20.4

T

2.7

3.8

5

7.2

1.1

1.8

1.5

1.8

3.5

5.5

4

5.2

20

30

3×5.5×3

3.5×6×3.2

単位:mm

呼び形番

SRS 5WM

SRS 7WM

質量

LMブロック[kg/個]

LMレール[kg/m]

0.005

0.018

0.27

0.56

長さ※1

Max

200

400

H3

B

(K) MT

W

W2 W1

4-S×R

N

MC

MB

L

CL1

φd2

φd1

M1

F

h

MA

MC

MB

MA

呼び形番

SRS 5WM

SRS 7WM

ねじの呼び形番 ねじ深さ[mm] 参考締付トルク[N・m]※

M3M3

2.32.8

0.40.4

参考締付トルク

※締付トルク以上で締め付けてしまうと精度に影響を及ぼします。必ず規定値の締付トルク以下で締め付けてください。

●SRS 5WM/7WM形のLMブロック取付け時のボルト参考締付トルクを下表に示します。

10 0–0.02

14 0–0.02

注 LMブロック、LMレール、ボールの材質にステンレス鋼を使用しているので、耐食性、耐環境性に優れています。

※1 長さMaxは、LMレールの標準最大長さを示します。※2 静的許容モーメント 1個:LMブロック1個における静的許容モーメント値

2個:LMブロックを2個密着した状態での静的許容モーメント値

13

Model SRS-M/SRS-NSRS-M形、SRS-N形 寸法表

W1

H3

B

(K) M

T

N

W

W2

4-S×R

呼び形番

外形寸法 LMブロック寸法

高さ

M

W

長さ

L B C S×R L1 T K N H3

SRS 9M

SRS 9N

SRS 12M

SRS 12N

SRS 15M

SRS 15N

SRS 20M

SRS 25M

10

10

13

13

16

16

20

25

20

20

27

27

32

32

40

48

30.8

40.8

34.4

47.1

43

60.8

50

77

15

15

20

20

25

25

30

35

10

16

15

20

20

25

25

35

M3×2.8

M3×2.8

M3×3.2

M3×3.2

M3×3.5

M3×3.5

M4×6.0

M6×7.0

19.8

29.8

20.6

33.3

25.7

43.5

34

56

4.9

4.9

5.7

5.7

6.5

6.5

9

11

9.1

9.1

11

11

13.3

13.3

16.6

20

2.4

2.4

3

3

3

3

4

5

0.9

0.9

2

2

2.7

2.7

3.4

5

注 LMブロック、LMレール、ボールの材質にステンレス鋼を使用しているので、耐食性、耐環境性に優れています。

■ 呼び形番の構成例 2 SRS20M QZ UU C1 +220L P M-Ⅱ

z1軸に組合せるLMブロックの個数 x呼び形番 c潤滑装置QZ付き(P.21参照) v防塵用部品記号(P.20参照) bラジアルすきま記号(P.7参照)nLMレール長さ(mm表示) m精度記号(P.8参照) ,LMレールがステンレス鋼 .同一平面に使用される軸数記号

z , .mnbvcx

■ 呼び形番の構成例 2 SRS20M QZ UU C1 +220L P M-Ⅱz , .mnbvcx

■ 呼び形番の構成例 2 SRS20M QZ UU C1 +220L P M-Ⅱz , .mnbvcx

■ 呼び形番の構成例 2 SRS20M QZ UU C1 +220L P M-Ⅱz , .mnbvcx

注 この呼び形番は1軸ユニットで1setとします。(2軸平行使用の場合の必要数は、2setとなります。)潤滑装置QZ付きの場合、グリースニップルは付きません。

MC

MB

14

W1 W2

高さ

M1

ピッチ

F d1×d2×h

LMレール寸法 基本定格荷重 静的許容モーメント[N・m]※2 質 量

長さ※1

Max

C

[kN]

C0

[kN]MC

1個

LMブロック

[kg/個]

LMレール

[kg/m]

9 0–0.02

9 0–0.02

12 0–0.02

12 0–0.02

15 0–0.02

15 0–0.02

20 0–0.03

23 0–0.03

5.5

5.5

7.5

7.5

8.5

8.5

10

12.5

5.5

5.5

7.5

7.5

9.5

9.5

11

15

20

20

25

25

40

40

60

60

3.5×6×3.3

3.5×6×3.3

3.5×6×4.5

3.5×6×4.5

3.5×6×4.5

3.5×6×4.5

6×9.5×8

7×11×9

1000

1000

1340

1340

1430

1430

1800

1800

2.69

3.48

4

5.82

6.66

9.71

7.75

16.5

2.31

3.34

3.53

5.3

5.7

8.55

9.77

20.2

7.82

15.5

12

28.4

26.2

59.7

54.3

177

43.9

81.4

78.5

151

154

312

296

932

9.03

17.9

12

28.4

26.2

59.7

62.4

177

50.8

94.3

78.5

151

154

312

341

932

10.6

15.3

23.1

34.7

40.4

60.7

104

248

0.016

0.027

0.027

0.049

0.047

0.095

0.11

0.24

0.32

0.32

0.65

0.65

0.96

0.96

1.68

2.6

注 グリースニップルを取付ける場合は、“グリースニップル仕様”とご指定ください。(SRS 15M/15N/20M/25M形に対応)給脂穴を希望される場合“給脂穴仕様”とご指定ください。(SRS 9M/9N/12M/12N形に対応)

※1 長さMaxは、LMレールの標準最大長さを示します。※2 静的許容モーメント

1個:LMブロック1個における静的許容モーメント値2個:LMブロックを2個密着した状態での静的許容モーメント値

単位:mm

MA

1個 2個密着

MB

1個 2個密着

L

C

L1

φd2

φd1

M1

F

h

SRS 9GMSRS 12GMSRS 15GMSRS 20GMSRS 25GM

2.073.365.595.95

13.3

2.323.555.729.4

22.3

基本定格荷重呼び形番 C

[kN]C0

[kN]

SRS-Gタイプ基本定格荷重

注)SRS-M形に対してボールリテーナの付いていない総ボールタイプも対応が可能です。ご希望の場合はSRS-Gタイプとして、ご注文の際にご指定ください。ただしSRS-Gタイプはボールリテーナが付いていないため、SRS-M形と比べて動定格荷重が小さくなっています。

MA

呼び形番

外形寸法 LMブロック寸法

高さ

M

W

長さ

L B C S×R L1 T K N H3

SRS 9WM

SRS 9WN

SRS 12WM

SRS 12WN

SRS 15WM

SRS 15WN

12

12

14

14

16

16

30

30

40

40

60

60

39

50.7

44.5

59.5

55.5

74.5

21

23

28

28

45

45

12

24

15

28

20

35

M3×2.8

M3×2.8

M3×3.5

M3×3.5

M4×4.5

M4×4.5

27

38.7

30.9

45.9

38.9

57.9

4.9

4.9

5.7

5.7

6.5

6.5

9.1

9.1

11

11

13.3

13.3

2.3

2.3

3

3

3

3

2.9

2.9

3

3

2.7

2.7

15

■ 呼び形番の構成例 2 SRS15WM QZ UU C1 +550L P M-Ⅱ

z1軸に組合せるLMブロックの個数 x呼び形番 c潤滑装置QZ付き(P.21参照) v防塵用部品記号(P.20参照) bラジアルすきま記号(P.7参照)nLMレール長さ(mm表示) m精度記号(P.8参照) ,LMレールがステンレス鋼 .同一平面に使用される軸数記号

z , .mnbvcx

注 この呼び形番は1軸ユニットで1setとします。(2軸平行使用の場合の必要数は、2setとなります。)潤滑装置QZ付きの場合、グリースニップルは付きません。

注 LMブロック、LMレール、ボールの材質にステンレス鋼を使用しているので、耐食性、耐環境性に優れています。

Model SRS-WM/SRS-WNSRS-WM形、SRS-WN形 寸法表

H3 H3

B

(K) T

M

W

B

(K) MT

W

W1W2

W3

W2W1

4-S×R4-S×R

NN

SRS9、12WM/WN形 SRS15WM/WN形

MC

MB

MC

MB

W1 W2 d1×d2×h

基本定格荷重LMレール寸法 静的許容モーメント[N・m]※2 質 量

C0

[kN]

MC

1個

LMブロック

[kg/個]

LMレール

[kg/m]

18 0–0.02

18 0–0.02

24 0–0.02

24 0–0.02

42 0–0.02

42 0–0.02

6

6

8

8

9

9

3.5×6×4.5

3.5×6×4.5

4.5×8×4.5

4.5×8×4.5

4.5×8×4.5

4.5×8×4.5

03.34

04.37

05.30

07.07

08.55

12.10

14

25.1

26.4

49.2

51.2

106

16.2

29.1

26.4

49.2

51.2

106

78.6

130

143

249

290

532

91

151

143

249

290

532

31.5

41.3

66.5

88.7

176

250

0.031

0.049

0.055

0.091

0.13

0.201

1.01

1.01

1.52

1.52

2.87

2.87

MA

1個 2個密着

MB

1個 2個密着

16

W3

高さ

M1

ピッチ

F

長さ※1

Max

C

[kN]

23

23

7.5

7.5

8.5

8.5

9.5

9.5

30

30

40

40

40

40

1000

1000

1430

1430

1800

1800

03.29

04.20

05.48

07.13

09.12

12.40

注 グリースニップルを取付ける場合は、“グリースニップル仕様”とご指定ください。(SRS 15WM/15WN形に対応)給脂穴を希望される場合“給脂穴仕様”とご指定ください。(SRS 9WM/9WN/12WM/12WN形に対応)

※1 長さMaxは、LMレールの標準最大長さを示します。※2 静的許容モーメント

1個:LMブロック1個における静的許容モーメント値2個:LMブロックを2個密着した状態での静的許容モーメント値

単位:mm

SRS 9WGMSRS 12WGMSRS 15WGM

2.674.467.43

3.355.328.59

基本定格荷重呼び形番 C

[kN]C0

[kN]

SRS-Gタイプ基本定格荷重

L

C

L1

φd2

φd1

M1

F

h

注)SRS-WM形に対してボールリテーナの付いていない総ボールタイプも対応が可能です。ご希望の場合はSRS-Gタイプとして、ご注文の際にご指定ください。ただしSRS-Gタイプはボールリテーナが付いていないため、SRS-WM形と比べて動定格荷重が小さくなっています。

MA

17

SRS形のLMレール標準長さと最大長さを下表に示します。最大長さがこれを超える場合には、つなぎ方式で製作

しますので、THKまでお問い合わせください。

特殊長さをご指定される場合のG寸法は、表中の寸法を推奨します。

G寸法が長くなりますと取付け後、その部分が不安定な傾向になり、精度上悪影響を及ぼすことがあります。

単位:mmSRS形LMレール標準長さと最大長さ

呼び形番

標準ピッチF 430410400

315305300

1020.5 1030 1325 1440 14401007.5 1010 1310 1415 14151000.5 1000 1340 1430 1430

186018201800

G最大長さ

SRS

7WM

150

180

110

140

170

200

260

290

SRS

9M/N

155

175

195

115

135

155

175

195

275

375

SRS 9WM/WN

150

180

110

140

170

200

260

290

320

SRS12M/N

170

195

120

145

170

195

220

245

270

320

370

470

570

SRS 12WM/WN

170

110

150

190

230

270

310

390

470

550

SRS15M/N

170

110

150

190

230

270

310

350

390

430

470

550

670

870

G F F

L0

G

LMレール標準長さ

(L0)

注1)最大長さにつきましては、精度等級により異なりますので、THKまでお問い合わせください。注2)つなぎ方式が不可能で、上記最大長さ以上が必要な場合は、THKまでお問い合わせください。

1840 18601815 18201800 1800

SRS 15WM/WN

110

150

190

230

270

310

430

550

670

790

SRS20M

1220

1280

1340

1460

1640

1880

1000

SRS25M

1220

1280

1340

1460

1640

1880

1000

SRS

7M

140

155

170

185

100

115

130

220205200

SRS

5WM

150

170

190

110

130

150

170

215205200

SRS

5M

140

155

170

100

130

160

SRS-M/WM/N/WNLMレール標準長さと最大長さ

サイドシール 2

積層形接触スクレーパ LaCS3

エンドシール 1

LMレール取付け穴専用キャップC形 4

潤滑装置QZ 5

グリースニップル 6

18

SRS OPTIONSオプション

SRSには防塵・潤滑のための関連部品をご用意しています。用途・設置箇所によってお選びください。

注1)LaCSのみの抵抗最大値とし、LMブロック、各種シール等の摺動抵抗は除きます。

注2)LaCSの使用最高速度についてはTHKまでお問い合わせください。

19

・シール抵抗最大値SRS…SS形シールの、潤滑剤が塗布された状態における、LMブロック1個あたりのシール抵抗の最大値は、表1の値を参考にしてください。

zx シール耐摩耗性に優れた特殊合成ゴム製のエンドシールや、より防塵効果を高めるためのサイドシール等が用意してあります。

防塵用部品が必要な場合は表3に示す記号で指示してください。なお、防塵用部品の適応形番および防塵用部品取付け後のLMブロック全長寸法(L寸法)については、表4を参照してください。

エンドシール

直動システムに異物が侵入すると、異常摩耗や早期寿命の原因となるため、異物の侵入を防止する必要があります。したがって、異物の侵入が考えられる場合は、雰囲気条件にあった効果的な密封装置や防塵装置を選定することが重要です。

防塵用部品

エンドシール粉塵がある箇所に使用。

シール及びスクレーパ1

サイドシール取付け姿勢が垂直水平、逆さ使用などLMブロック側面や底面から粉塵が入りやすい箇所に使用。

サイドシール

2

c スクレーパ積層形接触スクレーパLaCS(ラックス)さらに雰囲気が劣悪な箇所へは、積層形接触スクレーパLaCS(ラックス)が用意されています。LaCSは、積層形接触構造(3層スクレーパ)により、LMレールに付着した微細な異物を多段的に除去し、LMブロック内への侵入を防ぎます。

・特長●3層スクレーパがLMレールに全面接触しているため、微細異物の除去能力に優れています。

●自己潤滑機能をもたせた含油発泡合成ゴムを採用しているため、低摩擦抵抗を実現しました。

・LaCSの基本仕様●LaCSの使用温度範囲:-20℃~+80℃●LaCSの抵抗最大値:LaCSの抵抗最大値は表2に示します。

※LaCS単品での販売は行いませんのでご注意ください。

表1 SRS…SS形シール抵抗最大値 単位:N

呼び形番 シール抵抗最大値 呼び形番 シール抵抗最大値

7M 0.08

12WM 1.30

7WM 0.12

12WN 1.40

9M 0.20

15M 1.00

9N 0.30

15N 1.10

9WM 1.00

15WM 1.60

9WN 1.00

15WN 1.60

12M 0.60

20M 1.30

12N 0.60

25M 1.60

5M※ 0.065WM※ 0.08

※5M/5WM形はUU形シールのみの対応となるため、UU形シールの抵抗最大値です。

表2 LaCSの抵抗最大値 単位:N

呼び形番 LaCSの抵抗最大値 呼び形番 LaCSの抵抗最大値

15M 5.115WM 7.5

9M 2.3

20M 5.29WM 3.3

25M 7.812M 3.512WM 4.2

LMガイドのLMレール取付け穴に切粉や異物が詰まるとLMブロック内部に侵入する可能性がありますので、そのような場合にはLMレール取付け穴を専用キャップでふさぎ、LMレール上面と同一面にして異物の侵入を防ぐことができます。

LMレール取付け穴専用キャップC形は、耐油性および耐摩耗性に優れた特殊合成樹脂を使用していますので、十分な耐久性を持っています。ご注文の際は表のCキャップ形番でご指示ください。

呼び形番 Cキャップ形番使用ボルト

主要寸法 mmD H

9WM12M15M20M25M

C3 M3 6.3 1.2C3 M3 6.3 1.2C3 M3 6.3 1.2C5 M5 9.8 2.4C6 M6 11.4 2.7

呼び形番

5M5WM7M7WM9M9N9WM9WN12M12N12WM12WN15M15N15WM15WN20M25M

UU SS SSHH

16.922.123.431.030.840.839.050.734.447.144.559.543.060.855.574.550.077.0

なし

15.220.421.028.627.837.836.047.731.444.141.556.540.057.852.571.547.073.0

——

23.431.030.840.839.050.734.447.144.559.543.060.855.574.550.077.0

————

42.452.450.662.346.058.756.171.157.275.069.788.765.292.6

表4 SRS形 防塵用部品取付け後のLMブロック全長(L寸法) 単位:mm

注)— は非対応

20

OPTIONSオプション

表3 SRS形の防塵用部品記号

記号

UUSSSSHH

防塵用部品

エンドシール付きエンドシール+サイドシール付きエンドシール+サイドシール+LaCS付き

液体

多量の異物

接触スクレーパ ボール ボールリテーナ

構造図

v LMレール取付け穴専用キャップC形

LaCS微細粉や液体等の異物が存在する過酷環境での使用。

3

4

D

H

LMレール取付け穴専用キャップC形LMレール取付け穴への切削屑の侵入を防ぎます。

21

QZUU QZSS QZSSHH

表2 SRS形 潤滑装置QZ取付け後のLMブロック全長(L寸法)

注)— は非対応

表1 SRS形の潤滑装置QZ付き部品記号

記号

QZUUQZSSQZSSHH

潤滑装置QZ付き防塵用部品

エンドシール+QZ付きエンドシール+サイドシール+QZ付きエンドシール+サイドシール+LaCS+QZ付き

潤滑用部品

b 潤滑装置QZTM潤滑装置QZは、LMレールの転動面に適切な量の潤滑油を供給します。このため、転動体と転動面の間には油膜が常に形成され、潤滑メンテナンス間隔の大幅な延長を可能にします。

潤滑装置QZが必要な場合は表1に示す記号でご指示ください。なお、潤滑装置QZの適用形番および潤滑装置QZ取付け後のLMブロック全長(L寸法)については、表2を参照してください。

(エンドシール)

潤滑油の流れ

③ オイルコントロールプレート

ボールリテーナ

ボール

ケース ② 高密度ファイバーネット

① 高含油ファイバーネット

・特長

●損失した油分を補うため、潤滑メンテナンス間隔の大幅な延長が可能になります。

●適切な量の潤滑油を転動面に供給するため、周囲をよごさず、環境に優しい潤滑システムです。

●使用用途にあった潤滑油の選択が可能です。

・メンテナンス期間の大幅な延長潤滑装置QZを装着することにより、軽荷重域から重荷重域まで全ての荷重領域において、メンテナンス期間の延長に効果を発揮します。

5 潤滑装置QZ

潤滑装置QZの構造は、主な3つの部品

①高含油ファイバーネット

(潤滑油を貯蔵する機能)

②高密度ファイバーネット

(潤滑油を転動面に塗布する機能)

③オイルコントロールプレート

(油流量を調整する機能)

から構成されていて、潤滑装置QZ内部

にある潤滑油はフェルトペンなどに利用

されている毛細管作用を基本原理として

供給されます。

単位:mm

※QZ単品での販売は行いませんのでご注意ください。※QZ付きの場合、給脂穴、グリースニップルは付きません。QZ付き仕様でグリースニップル付きを希望される場合は、THKまでお問い合わせください。

呼び形番

5M

5WM7M7WM9M9N9WM9WN12M12N12WM12WN15M15N15WM15WN20M25M

——

33.441.040.850.849.060.744.457.154.569.555.072.867.586.566.097.0

——

33.441.040.850.849.060.744.457.154.569.555.072.867.586.566.097.0

————52.462.460.672.356.069.166.181.169.287.081.7

100.981.2

112.6

22

OPTIONSオプション

n グリースニップルSRS形は標準ではグリースニップルは付いていません。グリースニップルの取付け位置については、右図を参照ください。グリースニップルの取付けおよび給脂穴加工はTHKで行いますので、ご注文の際にご指示ください。(給脂穴寸法、グリースニップル対応形式および寸法は下表参照)なお、グリースニップルを取付けることにより、LMブロックの全長が変化しますのでご注意ください。

■UU,SS仕様の場合

UU,SS仕様の場合のグリースニップル増加分寸法は上表を参照してくださ

い。

■SSHH仕様の場合

SSHH仕様の場合は、下図に示す位置にグリースニップルを付けることがで

きます。なお、グリースニップルの増加分寸法は、下表に示します。

グリースニップル

LaCS エンドプレート E

6グリースニップル

E L

エンドシール エンドシール

注)L寸法は寸法表を参照してください。

呼び形番

25M

グリースニップル増加分寸法E

4ニップル形式

PB1021B

単位:mm

グリースニップル及び給脂穴寸法表

呼び形番

5M5WM7M7WM9M/N9WM/WN12M/N12WM/WN15M/N15WM/WN20M25M

グリースニップル及び給脂穴

φ0.8キリ穴φ0.8キリ穴φ1.2キリ穴φ1.2キリ穴φ1.5キリ穴φ1.6キリ穴φ2.0キリ穴φ2.0キリ穴PB107PB107PB107PB1021B

E

————————

4.0(5.0)4.0(5.0)3.5(5.0)4.0(5.5)

単位:mm

注)( )内はシールなしの寸法を示します。

※SRS5M形、SRS5WM形、SRS7M形、SRS7WM形、SRS9M形、SRS9WM形、SRS12M形、SRS12WM形は、グリースニップルの取付けができませんので、給脂穴での対応となります。

※給脂以外の目的で給脂穴を使用すると破損の原因となります。

※潤滑装置QZ付きの場合、給脂穴、グリースニップルは付きません。QZ付き仕様でグリースニップル付きを希望される場合は、THKまでお問い合わせください。

注)グリースニップルの取付けを上図で示す位置以外に希望される場合は、THKまでお問い合わせください。

ご使用上の注意●取扱い・各部を分解しないでください。ごみの侵入や機能が損失する原因となります。

・LMブロックおよびLMレールを傾けますと、自重で落下する場合がありますので、ご注意ください。

・LMガイドを落下させたり、叩いたりしないでください。けがや破損の原因となります。また、衝撃を与えた場合、外観に破損が見られなくとも機能を損失する可能性があります。

・ごみ、切り粉など異物の侵入のないようご注意ください。ボール循環部品の破損や機能の損失の原因となります。

・クーラントの種類によっては製品の機能に支障をきたす場合があります。クーラントがLMブロック内部に侵入するような環境下で使用される場合は、THKまでお問い合わせください。

・80℃を超えての使用は避けてください。80℃を超えて使用されたい場合は、THKまでお問い合わせください。

・ごみ、切り粉などの異物が付着した場合は、洗浄した後、潤滑剤を再封入してください。使用する洗浄液の種類は、THKまでお問い合わせください。

・LMガイドを逆さ吊り状態で使用される場合では、落下防止の安全機構を追加する等の対処をしてください。事故等によりエンドプレートが破損しますと、ボールが脱落し、LMレールからLMブロックが外れて落下する恐れがあります。

・常に振動が作用する箇所、クリーンルーム、真空、低温・高温などの特殊環境下で使用される場合は、THKまでお問い合わせください。

・LMブロックを一度LMレールから抜いて再度組付ける場合は、組付けを容易にするためのLMブロック抜き取り/挿入治具がありますので、THKまでお問い合わせください。

●潤滑・防錆油をよく拭き取り、潤滑剤を封入してからお使いください。

・性状の異なる潤滑剤を混合しての使用は避けてください。

・常に振動が作用する箇所、クリーンルーム、真空、低温・高温など特殊環境下での使用は、通常の潤滑剤を使用できない場合がありますので、THKまでお問い合わせください。

・特殊な潤滑剤を使用される場合は、THKまでお問い合わせください。

・油潤滑にて使用される場合、LMブロックの取付け姿勢によっては、潤滑油が行き渡らないことがありますので、THKまでお問い合わせください。

・給脂間隔は使用条件により異なりますので、THKまでお問い合わせください。

●保管・LMガイドは、弊社の梱包および荷姿で、高温・低温、多湿を避け、水平な状態で保管してください。

ボールリテーナ入りLMガイド SRS

●「LMガイド」「ボールリテーナ」「 」はTHK株式会社の登録商標です。®

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●本カタログ記載の図・写真と実際の製品とでは異なる場合があります。

●改良のため予告なしに外観、仕様等変更することがありますので、ご採用の時は事前にお問い合わせください。

●カタログの制作には慎重を期しておりますが、誤字・脱字等により生じた損害については、責任を負いかねますのでご了承ください。

●弊社製品・技術の輸出及び輸出の為の販売につきましては、外国為替及び外国貿易法、及びその他の法令の遵守を基本方針としております。

尚、弊社製品の単品での輸出については、予めご相談ください。

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