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ポリオワクチンをより安全に行うために
ポリオとは手足などに麻痺を残す病気です。治療法はあ
りません。
日本ではワクチンのおかげで1981年からポリ
オの患者は出ていません。
ポリオで足が麻痺して細くなって
しまったアフリカの子ども。
日本でも1960年までは毎年数千
人の患者が発生していました。
ポリオワクチン日本からポリオを根絶させたワクチンです。
50~100万人に1人ポリオの症状が出てしま
います。すべて7ヶ月以降に接種されたお子さんです。
三重県では10~20年に1人の割合です。
ポリオワクチンを飲まないと外国からポリオが入ってきた場合に感染してしまいます。
接種率が低下したタジキスタンでは2010年に国外からポリオが持ち込まれ約500人の患者が
発生し約30人が亡くなりました。
下水などにいるワクチン由来ポリオが強毒化して感染を起こします。ドミニカ、ハイチ、エジプトでは接種率が低下した時にワクチンの変異株の流行が ありました。
ワクチンを飲んだ人から感染することがあります。ワクチンを服用すると数週間ポリオが口や便から排泄されます。500万接種に1人の割合で発
生します。三重県では100年に1人です。
ポリオワクチンをより安全に服用するにはお母さんから胎盤を通して受け継いだ免疫(移行抗体)があるうちに服用
しましょう。飲んだポリオが血液の中に侵入することを防ぎます。
生後3ヶ月からDPTと一緒に接種しましょう。DPTとの同時接種は医学的にも法律的にも認められています。
米国などでは不活化ポリオワクチンが導入される前はそうしていました。
6ヶ月までには1回服用することをお勧めします。
新しいポリオワクチン (不活化ポリオワクチン)
現在治験中で、2013年までには使えるようになると思います。
DPTと混合され4種混合ワクチンですので、ポリオだけ延期して待つこと
はできません。不活化ポリオワクチンが100%安全ということはありません。