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Tekla Structures システムマニュアル 製品バージョン 12.0 2006 6 Copyright © 2006 Tekla Corporation

System 120 Jpn

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Tekla Structures システムマニュアル

製品バージョン 12.02006 年 6 月

Copyright © 2006 Tekla Corporation

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Copyright© 1992-2006 Tekla Corporation and its licensors. All rights reserved.

本ソフトウェアマニュアルは、該当ソフトウェア製品と使用する目的で作成されています。本ソフトウェア製品およびソフトウェアマニュアルの使用は、使用許諾契約書により制限されています。ライセンス契約では、本ソフトウェア製品および本ソフトウェアマニュアルの特定保証の規定、他の保証の放棄、損害賠償額の限定、本ソフトウェア製品の許可された使用方法の規定、および本ソフトウェア製品の許可されたユーザーの定義を行います。該当する制限事項および権利については使用許諾書を参照してください。

また、本ソフトウェアマニュアルは、著作権法および国際条約により保護されています。本マニュアル、または本マニュアルの一部を無断で再生、展示、改造または配布をすることはできません。

Tekla、Tekla Structures、Xcity、Xengineer、Xpipe、Xpower、Xsteel、および Xstreet は、Tekla

Corporation の欧州連合 (EU)、米国およびその他の国における登録商標または商標です。その他、本マニュアルに記載されている会社名、製品名は、各社の商標および登録商標です。第三者の製品または商標についての言及は、明示的に記載されている場合を除き、Tekla による第三者との提携または推奨を意図せず、いかなる提携または推奨を否定するものとします。

Portions of this software:2D DCM c 1989-2004 D-Cubed Limited. All rights reserved.EPM toolkit c 1995-2004 EPM Technology a.s., Oslo, Norway. All rights reserved.XML parser c 1999 The Apache Software Foundation. All rights reserved.

Analysis Engine included in Tekla Structures uses a program copyrighted by and isthe property of Research Engineers International c. All rights reserved. 本マニュアルで記述されているソフトウェアの一部は、欧

州連合 (EU) またはその他の国で特許出願中の場合もあります。

Page 3: System 120 Jpn

目次

前書き ........................................... 1

1 Tekla Structures の活用............................ 7

1.1 一般 .................................................. 7

1.2 モデリング ........................................... 13

1.3 図面と出力装置 ....................................... 16

1.4 自動保存 ............................................. 17

1.5 インターフェイスをカスタマイズする ................... 20

1.6 システムパフォーマンスを 適化する ................... 25

2 マルチユーザーモード ............................. 29

2.1 マルチユーザーモード ................................. 29

2.2 マルチユーザーモードでのモデリング ................... 41

2.3 マルチユーザーでの図面編集 ........................... 47

2.4 保守手順 ............................................. 49

2.5 アクセス権 ........................................... 50

3 ファイルとフォルダ ............................... 55

3.1 起動バッチファイル ................................... 55

3.2 各種ファイルの説明 ................................... 62

3.3 フォルダ ............................................. 73

3.4 Tekla Structures のカスタマイズ....................... 81

3.5 ログファイル ......................................... 98

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル v目次

Page 4: System 120 Jpn

4 カタログ ........................................ 105

4.1 必要な基本知識 ...................................... 106

4.2 プロファイルカタログ ................................ 108

4.3 材質カタログ ........................................ 127

4.4 ボルトカタログとボルトセットカタログ ................ 132

4.5 鉄筋カタログ ........................................ 142

4.6 上級ユーザー向けのテクニック ........................ 143

5 オートコネクション .............................. 153

5.1 オートコネクション設定 .............................. 154

5.2 オートデフォルト設定 ................................ 159

5.3 オートコネクションとオートデフォルトのルール ........ 165

6 CNC ............................................. 175

6.1 NC ファイル.......................................... 176

6.2 DSTV ................................................ 184

6.3 DXF ................................................. 186

6.4 Peddimat ............................................ 187

6.5 ポップマーク ........................................ 189

6.6 ハードスタンプ ...................................... 193

6.7 プレートのネスティング .............................. 196

7 インポートとエクスポート ........................ 203

7.1 インポートとエクスポートの基本概念 .................. 204

7.2 変換ファイル ........................................ 207

7.3 モデルをインポートする .............................. 211

7.4 ファイルをエクスポートする .......................... 238

7.5 参照モデル .......................................... 264

7.6 Tekla WebViewer ..................................... 267

付録 C : 変数 ........................................ 277

付録 D : ファイル拡張子 ............................ 419

付録 E : 予約されているショートカット ............ 423

付録 F : テンプレート属性 .......................... 427

付録 G : Reinforcing bar bending types........... 491

索引 ................................................... 507

Page 5: System 120 Jpn

前書き

はじめに

このガイドは、『Tekla Structures システムマニュアル』です。以下の節では、このガイドの構成について説明し、ユーザーの種類ごとの利用方法について案内します。また、この製品に付属する他のガイドについても説明し、ソフトウェアやガイドになんらかの問題が見つかった場合の手順についても記述します。

対象読者

このガイドは、鉄骨構造物をモデル化し設計する構造技術者および設計者を対象としています。

このガイドは、Tekla Structures の保守を担当する上級ユーザー向けに作

成されており、Tekla Structures と Windows の基本機能を読者が既に習得

していることを前提としています。

また、このガイドには、他の会社との共同作業する際に、解析、プラント設計、CNC システムなどのさまざまなシステムと Tekla Structures の間

のリンク管理を担当するユーザーにとっても有用な情報が記載されています。

このガイドの使い方

Tekla Structures でプロジェクトに着手するに当たって理解しておくべき

事柄や、Tekla Structures の機能を 大限に活用する方法については、

「Tekla Structures の活用 (p. 7)」および付録の「予約されているショートカット (p. 423)」を参照してください。

Tekla Structures 環境の保守に関する情報については、「マルチユーザー

モード (p. 29)」、「ファイルと フォルダ (p. 55)」、および付録の「変数 (p. 277)」を参照してください。

Tekla Structures システムマニュアル 1前書き

Page 6: System 120 Jpn

設計標準、設計基準、標準的な詳細設計ソリューションなどについては、「カタログ (p. 105)」および「オートコネクション (p. 153)」を参照してください。

Tekla Structures と他のソフトウェアの間での情報のインポートおよびエ

クスポートについては、「CNC (p. 175)」および「インポートと エクスポート (p. 203)」を参照してください。

関連資料

このガイドの他に、次のリソースを使うと、Tekla Structures に関する情

報を入手したり、Tekla Structures に関する疑問を解決したりすることが

できます。

• Web サイト: http://www.tekla.com• 電子メール: [email protected]

これらのリソースには、Tekla Structures の[ヘルプ ] のプルダウンメ

ニューからアクセスできます。

本書の表記

文字に関する表記 本書では、用語の違いを示すために、数種類の字体を使用しています。ほとんどの場合、その意味は前後関係から明らかです。特殊な字体が使われ、その字体が何を表すかはっきりしない場合は、ここに戻って確認してください。

• ユーザーインターフェイスに表示される文字列は、角括弧([ ])で囲んだ [ユーザーインターフェイス名] の形で表記されま

す。ウィンドウやダイアログボックスのタイトル、フィールド名およびボタン名、コンボボックス、リストボックスの各項目などです。

• 用語については、初出時の用語は二重引用符で囲み " 初出用語 " の形で表記されます。用語の定義を示すときにも、同じ表記方法を使用しています。

• ユーザー入力(ユーザーが入力する文字列)は、" 入力文字列

" の形で表記されます。

• 強調する用語は二重引用符で囲み " 強調用語 " の形で表記されます。

• C プログラムコードや HTML コードなど、通常のテキストエ

ディタで編集できるものについては、固定ピッチの Courierフォントで表記されます。

2 Tekla Structures システムマニュアル 前書き

Page 7: System 120 Jpn

• 関数、変数、パラメータなどの C プログラム名は、Courierの太字で表記されます。

• ファイル名やディレクトリパスは、Arial で表記します。

ノートボックス ノートボックスは、なんらかの理由により周囲のテキストから区別する必要がある特別な情報が示されている網かけ部分です。この部分には、周囲のテキストとは文脈が異なっている、重要性の高い場合には強調し、低い場合には重点を置かない、または、上級ユーザー向けのいずれかの情報が示されています。

ノートボックスには 4 種類あり、次の内容が記述されます。

• ヒント• 注意• 重要な注意と警告• 技術的に高度な情報

ノートボックスの種類ごとに異なるアイコンが使用されます。次のようなアイコンがあります。

ヒントでは、ある作業をする場合の簡単なやり方や他の方法を示します。必須の情報を示すものではありません。

注意は、見落としがちな細かな部分に注意していただくためのものです。また、現在のトピックとガイド内の別の部分に記載されている情報との関連を示すときにも使用します。

非常に重要な注意と警告には、STOP のアイコンを付け

ています。これらの情報は、必ずお読みください。お読みいただくことで、ミスを犯したり、時間を無駄にすることを避けられます。

技術的に高度な情報です。すべての読者を対象としておらず、上級ユーザーや技術面に精通したユーザー向けの情報です。これらの情報については、必ずしも理解する必要はありません。

Tekla Structures システムマニュアル 3前書き

Page 8: System 120 Jpn

関連ガイド

Tekla Structures には、オンラインブックの形式で包括的なヘルプシステ

ムを備えています。また、セットアップ CD-ROM と共に印刷したイン

ストールガイドも同梱されます。

• 『モデリングマニュアル』 物理モデルを作成する方法を説明します。

• 『解析マニュアル』 荷重を作成し、解析を実行する方法を説明します。

• 『ディテールマニュアル』 ジョイント、ディテール、鉄筋等の詳細を作成する方法を説明します。

• 『図面マニュアル』 図面を作成および編集する方法を説明します。

• 『システムマニュアル』 Tekla Structures の環境および高度な機能について説明しています。

• 『TplEd ユーザーズガイド』 レポートおよび図面テンプレートを作成および編集する方法を説明します。

• 『SymEd ユーザーズガイド』 図面用のシンボルを作成および編集する方法を説明します。

• 『インストールガイド』 Tekla Structures のインストール方法を説明する印刷されたブックレットです。

構成

このガイドは、7 つの章と 4 つの付録で構成されおり、その概要は次の

とおりです。

第 1 章: Tekla Structures の活用この章では、Tekla Structures を実際に利用しておられるユーザーの皆様

と当社のサービススタッフからのフィードバックに基づいて、Tekla Structures を活用し、作業プロセスを自動化するための実地的な手引きを

示します。この章には、Tekla Structures でプロジェクトに着手する前に

知っておくと役立つ情報が記載されています。

4 Tekla Structures システムマニュアル 前書き

Page 9: System 120 Jpn

第 2 章: マルチユーザーモードマルチユーザーモードでは、複数の Tekla Structures ユーザーが同じモデ

ルデータベースに同時にアクセスできます。複数のユーザーが、互いの進捗を把握しながら、同じプロジェクトに取り組むことができます。この章では、マルチユーザーシステムの設定方法とマルチユーザーモードでの作業方法を述べると共に、実際の運用に役立つさまざまなヒントを示しています。

第 3 章: ファイルと フォルダこの章では、情報が保存されるファイルとフォルダについて説明します。Tekla Structures で使用するファイルの種類を示し、ファイルを使っ

た Tekla Structures のカスタマイズ方法について説明します。また、モデ

ルフォルダ、プロジェクトフォルダ、および企業フォルダの効果的な使用方法についても説明します。

さらに、起動バッチファイルの仕組みについて述べ、この起動バッチファイルを使った Tekla Structures のカスタマイズ方法について説明しま

す。この章には、各種ログファイルに関する説明も収録されています。

第 4 章: カタログこの章では、カタログを表示および変更する方法を説明します。また、既存のカタログにユーザー定義情報を追加する方法も説明します。 後の節では、上級ユーザー向けの高度なテクニックを紹介します。

第 5 章: オートコネクションこの章では、モデル内にジョイントを自動的に作成するオートコネクション機能について説明します。オートコネクション機能とオートデフォルト機能を併用すると、ジョイントパラメータを定義できます。また、オートデフォルトをオートコネクションとは別に使用すると、単一のジョイントに適用するジョイントパラメータを定義できます。

第 6 章: CNCこの章では、Tekla Structures モデルから CNC データをエクスポートする

方法について述べます。エクスポートしたデータは、工作機械に使用されます。DSTV、Peddimat、DXF などの各種形式のデータについてエク

スポートの手順を示します。その後、NC ファイル内にポップマークを

生成する方法について説明します。ポップマークは、工場で個々の部材を製品に取り付けるときの補助となる小さな孔です。 後に、プレートのネスティング手順を説明します。

Tekla Structures システムマニュアル 5前書き

Page 10: System 120 Jpn

第 7 章: インポートと エクスポートこの章では、Tekla Structures のインポート機能とエクスポート機能の使

用方法を説明すると共に、インポートおよびエクスポートに使用できるデータ形式とツールについて述べます。 初の節でインポートとエクスポートの基本概念を説明してから、その後の 2 つの節でインポートオプ

ションとエクスポートオプションの詳細について述べます。

付録 C: 変数この付録では、環境変数をアルファベット順に解説しています。環境変数では、グローバルな設定を定義し、実際の環境のニーズに応じてTekla Structures の動作を制御できます。

付録 D: ファイル拡張子この付録には、ダイアログボックス内の[名前を付けて保存] ボタン、または[設定] メニューの[現在の設定を登録する] コマンドで保存されるファイルのファイル名拡張子の一覧が収録されています。

付録 E: 予約されているショートカットこの付録では、Tekla Structures で予約されているデフォルトショート

カットについて述べています。

付録 F: テンプレート属性この付録では、図面の表題欄など、テンプレートで使用する各種フィールドについて説明しています。

6 Tekla Structures システムマニュアル 前書き

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1 Tekla Structuresの活用

はじめに Tekla Structures には、作業プロセスを自動化する機能が豊富に用意され

ています。これらの機能を活用すれば、作業の手間が大きく省けます。この章には、Tekla Structures でプロジェクトに着手する前に知っておく

と役立つ情報が記載されています。

この章の内容 この章では、Tekla Structures を実際に利用しておられるユーザーの皆様

と当社のサービススタッフからのフィードバックに基づいて Tekla Structures を活用するための実地的な手引きを示します。また、ここで述

べている各種機能の詳細な説明箇所へのリンクや、操作手順も適宜示しています。

項目 この章は、以下の節で構成されています。

• 一般 (p. 7)• モデリング (p. 13)• 図面と出力装置 (p. 16)• 自動保存 (p. 17)• インターフェイスをカスタマイズする (p. 20)• システムパフォーマンスを 適化する (p. 25)

1.1 一般

ここでは、プロジェクトの設定時に Tekla Structures の機能をどのように

活用できるかを述べます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 7Tekla Structures の活用

Page 12: System 120 Jpn

企業フォルダとプロジェクトフォルダ

特定のプロジェクトや組織のニーズに合わせてオブジェクトプロパティをカスタマイズする前に、それらのプロパティの保存先となる企業フォルダとプロジェクトフォルダを作成しておきます。これにより、プロジェクトを今後設定するときや、Tekla Structures をアップグレードする

ときの手間を省くことができます。

参照項目 プロジェクトフォルダと企業フォルダ (p. 79)

フォルダの検索順 (p. 74)

部材プロパティの事前定義 (p. 14)

ナンバーシリーズ

ナンバーシリーズ ナンバリングの競合が生じないように、プロジェクト全体に使用するナンバーシリーズの頭マークと開始番号をモデリングの開始前に入念に計画しておくことをお勧めします。

例 複数階の建造物の場合、頭文字と開始番号を以下のように定義することが考えられます。

参照項目 部材のナンバリング

ナンバリング

デフォルト値 (p. 9)

フェーズ

フェーズを使うと、モデルを段階的に構築できます。フェーズは、建設の順序を示すのにもよく使用されます。レポートやビューを作成したり、オブジェクトを非表示にしたり、他のモデルからオブジェクトをコピーしたりするときには、オブジェクトをフェーズ番号別に扱うことができます。

例 たとえば、大規模なプロジェクトで数人のユーザーがシングルユーザーモードで同時に作業しているとします。このような場合、まず 初に、柱などを含む基本的なモデルを作成します。これがフェーズ 1 です。次

に、この基本モデルをすべてのユーザーにコピーします。

プロファイル

プレート 柱製品 梁製品 ブレース製品

トラス製品

1 階 PR1000 1000 C1000 B1000 V1000 T1000

2 階 PR2000 2000 C2000 B2000 V2000 T2000

8 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル Tekla Structures の活用

Page 13: System 120 Jpn

各ユーザーは、建物の部材ごとに作業を開始します。モデルの各部材が完成すると、完成した部材をフェーズ 2、3 など別のフェーズとして基

本モデルにコピーして戻します。

参照項目 フェーズ

[ 編集 ]-[ コピー ]-[ モデルから ]

表示フィルター([マーク・フェーズ・ID] タブ)

カタログ

プロジェクトを開始する前に、使用するカタログがプロジェクトの必要条件を満たしているかどうかをチェックします。すべてのユーザーが同じカタログにアクセスする必要があります。

参照項目 フォルダの検索順 (p. 74)

カタログ (p. 105)

初にモデルを開く (p. 106)

プロファイルカタログ (p. 108)

材質カタログ (p. 127)

ボルトカタログとボルトセットカタログ (p. 132)

デフォルト値

モデリングを開始する前に、[設定 ]- [ オプション...] [ デフォルト値の設定]

をクリックし、デフォルト値が正しく設定されているかどうかをチェックします。コンポーネントのプロパティは、これらのデフォルト値よりも優先して適用されます。[デフォルト値の設定] タブ内ダイアログボックス内の値がコンポーネントに適用されるのは、コンポーネントのプロパティダイアログボックス上の対応するフィールドが空白になっている場合だけです。

[デフォルト値設定] タブ内ダイアログボックス内の情報を使用するのは、コンポーネントで部材を作成する場合です。

例 フィルターとウィザードを効果的に使用するには、プロファイル名が正しく設定されていることが重要なポイントになります。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 9Tekla Structures の活用

Page 14: System 120 Jpn

[ デフォルト値の設定] タブで変更した設定は、既存のコンポーネントには適用されず、今後作成するコンポーネントにのみ適用されます。つまり、デフォルト値の変更前に作成したコンポーネントには、変更が反映されません。

プロファイル名プロファイル名は、[デフォルト値の設定] タブでパラメトリックプロファイルの頭マークとして扱われます。これらのプロファイル名は、プロファイルカタログに既に登録されている必要があります。カタログにまだ登録されていないパラメトリックプロファイル名を使用したい場合は、まず 初にそのプロパティ名をプロファイルカタログに追加してから、ここに入力してください。マクロ内でPolyplate コマンドを使用している場合は、頭マークとして[折板] が使用されます。

「プロファイルカタログ (p. 108)」も参照してください。

ジョイントジョイントで使用するボルトのプロパティを定義するには、[ボルトセッ

ト名] および [ボルト呼び ] を選択します。

部材の開始番号を[主要部へ溶接する部材のマーク] ~ [フリー部材の製品マーク

] の各フィールドに入力します。定義したナンバーシリーズをこれらの設定と照合して、重複していないことを確認します。重複していると、異なる 2 つの部材に同じ部材番号が割り当てられる可能性があります。

このような場合、numbering.history ログファイルにエラーが書き込まれます。

縁端距離Tekla Structures でコンポーネントを使用するときには、[ボルト縁端距離係

数] フィールドと[チェック対象] フィールドに基づいて、作成するボルトが部材の縁端に近すぎないかどうかをチェックします。近すぎる場合は、警告を表示します。

使用する標準規格に合わせてボルトの縁端距離が正しく設定されているかどうかをチェックします。[チェック対象] フィールドを使うと、ボルトまたは孔の径を縁端距離チェックの基準にすることができます。

デフォルトの縁端距離設定は環境により異なります。デフォルト設定を変更する場合は、デフォルト設定を保存する (p. 90) コマンドを使用して現在のモデルフォルダに設定を保存します。

『ディテールマニュアル』の「入門」も参照してください。

マルチユーザーモードでは、同じモデルにアクセスしているすべてのユーザーの間で、デフォルト値、その他のプロパティ、カタログなどが共通になります。

10 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル Tekla Structures の活用

Page 15: System 120 Jpn

マクロの記録と実行

Tekla Structures では、メニュー、ダイアログボックス、ショートカット

から一連の操作を記録することができます。

マクロの記録 マクロを記録するには

1. [ツール ] > [ マクロ ] をクリックし、[マクロ] ダイアログボックスを開きます。

2. [マクロ名 ] を入力します。

3. [記録 ] をクリックします。

4. 記録する操作を実行します。

5. [停止 ] をクリックして、記録を停止します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 11Tekla Structures の活用

Page 16: System 120 Jpn

マクロは、環境固有のバッチファイルの XS_MACRO_DIRECTORY (p. 353)変数で定義されたフォルダに *.csファイルで保存されます。

マクロの手動作成 マクロファイルを手動で作成するには、[マクロ ] ダイアログボックスの[作成 ] をクリックします。これで空のマクロファイルが作成されます。このファイルを手動で編集したり、他のマクロファイルからコマンドをコピーしてこのファイルに貼り付けたりすることができます。

マクロの実行 マクロを実行するには

1. [ツール ] > [ マクロ ] をクリックし、[マクロ] ダイアログボックスを開きます。

2. マクロを選択し、[実行] をクリックします。

初めて実行する場合では、実行までに数秒かかる場合があります。

マクロの編集 マクロを表示または編集するには

1. まず、ファイルタイプ .csが使用するテキストエディタに関連付け

られていることを確認します。

2. [ツール ] >[マクロ ] をクリックし、[マクロ ] ダイアログボックスを開きます。

3. マクロを選択し、[編集] をクリックします。

4. 関連付けられたテキストエディタでマクロが開かれます。

タイムスタンプ マクロ記録中に各タスクに費やした時間を調べる場合は、変数 XS_MACRO_ENABLE_TIMESTAMP (p. 354) を使用します。

記録されたマクロは、記録時のモードに応じて drawingsまたは

modelingフォルダに

保存されます。

マクロは C# コマンドで作成されているため、マクロを

編集する場合は、C# プログラミングの知識が必要になり

ます。

12 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル Tekla Structures の活用

Page 17: System 120 Jpn

1.2 モデリング

ここでは、Tekla Structures に搭載されているモデリング用のツールと機

能の活用方法を述べます。

詳細設計プロセスを自動化する

接続の設定方法を標準化している場合は、ジョイントプロパティを企業フォルダまたはプロジェクトフォルダに保存しておくと、再使用が可能になり、作業の手間を省くことができます。「企業フォルダとプロジェクトフォルダ (p. 8)」を参照してください。

Tekla Structures には、モデリングプロセスを自動化する[オートコネクショ

ン] ツールと[オートディフォルト] ツールが用意されています。これらのツールを使うと、特定のプロジェクトや実際の作業方法に応じて Tekla Structures をカスタマイズすることができます。「オートコネクションと

オートデフォルト」および「オートコネクション (p. 153)」を参照してください。

以下の 3 つのレベルの自動化を通じて、作業の効率性と正確さを向上で

きます。

ジョイントとマクロの事前定義プロパティを保存する

[オートディフォルト] を使用して、既存のジョイントの正しいプロパティを自動設定する

[オートコネクション] を使用してジョイントを自動作成する

レベル 1

レベル 2

レベル 3

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 13Tekla Structures の活用

Page 18: System 120 Jpn

部材プロパティの事前定義

特定の部材に関して付加的な情報を含める必要がある場合は、ユーザー定義情報を作成します。カスタマイズしたオブジェクトプロパティは、すべて現在のモデルフォルダに保存されます。

また、属性ファイルをプロジェクトフォルダまたは企業フォルダにコピーしておくと、今後もそれらのファイルを使用できます。「企業フォルダとプロジェクトフォルダ (p. 8)」および「部材のプロパティ」を参照してください。

例 梁プロパティに関しては、この方法により部材名が必ず正確になるので、ウィザードを使って簡単に図面を作成できます。「図面ウィザードを使用する」および「ウィザードファイルを作成する (p. 91)」を参照してください。

カスタマイズしたオブジェクトプロパティを格納するファイルには、一定の規則に従った名前を付けることを検討してください。名前が一定の規則に従っていれば、企業フォルダやプロジェクトフォルダに対するファイルの移動が簡単になります。また、表示フィルター、選択フィルター、図面プロパティなどによるオブジェクトの管理も容易になります。

事前定義のプロパティを使用するマクロ、ジョイント、その他のオブジェクト(柱、梁、ボルトなど)に対して設定したプロパティは、保存しておくことができます。保存したプロパティは、現在のプロジェクトや今後のプロジェクトで使用するために簡単に読み込むことができます。

マクロ

個々のオブジェクトのプロパティをその都度変更する代わりに、オブジェクトの作成に使用するマクロのプロパティをカスタマイズすることができます。

例 複数のプロジェクトで同じ種類の階段を使用することがわかっている場合なら、階段マクロのプロパティを先に設定して、保存しておきます。

マルチユーザーモードでは、同じモデルにアクセスしているすべてのユーザーが同じデフォルト値と属性ファイルを使用します。

14 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル Tekla Structures の活用

Page 19: System 120 Jpn

次の図に示すように、こうして事前定義したプロパティを読み込むだけで、特定の階段マクロを使用することができます。マクロを適用すると、まったく同じ階段が作成されます。

「ジョイント」も参照してください。

オートデフォルト

オートデフォルトを使うと、既存のジョイントに正しいプロパティが自動的に適用されます。

また、オートデフォルトの設定は Tekla Structures データベースに維持さ

れるので、特定のユーザーの経験を会社全体で共有することができます。

「オートコネクションとオートデフォルト」および「オートコネクション (p. 153)」を参照してください。

オートコネクション

オートコネクション機能を使うと、ジョイントが自動的に適用されます。

ジョイントを個別に追加する場合でも、フェーズごとに追加する場合でも、またプロジェクト全体にわたって追加する場合でも、オートコネクションを使うと、すばやくジョイントを追加できます。オートコネクションは、特に、プロジェクトの規模が大きく、多数のジョイントを使用するときや、モデルの変更時または変更されたプロファイルのインポート時に役立ちます。

「オートコネクションとオートデフォルト」および「オートコネクション (p. 153)」を参照してください。

事前定義のプロパティ

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 15Tekla Structures の活用

Page 20: System 120 Jpn

1.3 図面と出力装置

ここでは、選択フィルター、ウィザード、および出力装置カタログの設定を活用して、図面の作成と図面出力を標準化する方法について述べます。

図面プロパティ

図面のプロパティを適切に設定したうえで、ウィザードを使うと、図面の作成と編集に要する時間を大幅に短縮できます。部材と製品のタイプに応じて、設定を入念に定義してください。設定が正確であれば、作成した図面の完成度が高くなり、編集の必要性も減ります。

例 柱、梁、副部材、プレート、ブレーシング、およびトラスのそれぞれに対して異なる製品図設定を定義します。

H 形鋼 •I 形鋼、チューブ、丸チューブ(ラップアラウンド)、およびプ

レートに適用する単品図設定を定義します。

ディテール図、断面図、プランビューなどの付加的な図面ビューを使用できるように図面ビュープロパティを事前定義します。

「図面プロパティ」も参照してください。

レイアウトとテンプレート

プロジェクトで使用することになる図面のレイアウトとテンプレートをプロジェクトの開始前に計画および定義しておきます。「図面レイアウト」を参照してください。

レポートとシンボル

プロジェクトで必要となる特殊なレポートとシンボルを計画および定義しておきます。

選択フィルター

モデリングとウィザードによる図面作成の自動化に使用する独自の選択フィルターを作成できます。

名前の異なる各部材(柱、梁、副部材、プレート、ブレース、トラスなど)に対応する選択フィルターを作成しておくと便利です。

16 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル Tekla Structures の活用

Page 21: System 120 Jpn

既存のフィルターを変更または独自のフィルターを新規作成するには、[

選択フィルター] ダイアログボックスを使います。「選択フィルター」を参照してください。

ウィザード

ウィザードを使うと、オブジェクトと図面の作成を自動化できます。

「ウィザードファイルを作成する (p. 91)」および「図面ウィザードを使用する」を参照してください。

出力装置を定義する

プロジェクトの開始前に出力装置を設定しておきます。

「出力装置カタログ」を参照してください。

1.4 自動保存

Tekla Structures には、事前に設定された間隔で作業内容を自動的にバッ

クアップして保存する自動保存機能が搭載されています。ただし、自動保存に頼るだけでなく、社内でバックアップ戦略を定め、バックアップをテストしておくことをお勧めします。システムバックアップの復元時には、モデルの一部ではなく、常にモデル全体を復元するようにしてください。自動保存ファイルの拡張子は、常に db1_< ユーザー > です。

自動保存間隔を設定する

自動保存間隔は、図面エディタでの作業中またはモデリング中に実行する操作と、図面の自動作成のそれぞれについて個別に設定できます。

マルチユーザーモードでは、自動保存の動作と[上書き保

存 ] コマンドの動作に大きな違いがあります。マルチユーザーモードで自動保存されるのは、各ユーザーのコンピュータにローカルに保存されているモデルのコピーであり、マスターモデルは更新されません。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 17Tekla Structures の活用

Page 22: System 120 Jpn

[ 設定 ]-[自動保存 ] をクリックして自動保存のプロパティ ダイアログボックス

を開きます。

[モデル ] チェックボックスと[図面 ] チェックボックスの一方または両方をオンにすると、自動保存が有効になります。

[モデル ] の設定値では、モデル内または図面エディタ内での作業中に自動保存を実行する頻度を定義します。この値は、メニューコマンドの実行回数を表します。[部材 ]-[梁 ] コマンドを連続して複数の梁を作成するなど、同じコマンドを繰り返し使用する場合は、メニューコマンドの実行回数が 1 回とカウントされます。同様に、図面エディタで[作成]-[

寸法 ]-[直交 ] コマンドを連続して使用し、複数の寸法を作成した場合も、コマンドの実行回数は 1 回とカウントされます。

[図面 ] の設定値では、図面を何回作成するたびに自動保存を行うかを定義します。

自動保存ファイルの保存場所

自動保存ファイルを特定のフォルダに保存するには、変数XS_AUTOSAVE_DIRECTORYを設定します。指定したフォルダは、自動的

に作成されます。自動保存フォルダ内には、モデルと同じ名前のサブフォルダが作成され、その中に自動保存ファイルが保存されます。

この変数を設定しなければ、現在のモデルフォルダに自動保存ファイルが保存されます。

例 マルチユーザーモードでの作業中に、自動保存ファイルをモデルフォルダに保存するのではなく、ローカルに保存するには、変数XS_AUTOSAVE_DIRECTORY=%XS_RUNPATH%\autosaveを設定します。

マルチユーザーモードで自動保存されるのは、各ユーザーのコンピュータにローカルに保存されているモデルのコピーであり、マスターモデルは更新されません。

18 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル Tekla Structures の活用

Page 23: System 120 Jpn

マルチユーザーモードでは、自動保存による保存は、[上書き保存 ] コマンドによる保存よりも処理が大幅に速くなります。これは、[上書き保存 ]

コマンドではマスターモデルを更新するのに対し、自動保存ではファイルがローカルに保存されるからです。

自動保存ファイルを維持する

デフォルトでは、モデルを保存して閉じた時点で自動保存ファイルが削除されます。

自動保存ファイルを維持するには、変数XS_KEEP_AUTOSAVE_FILES_ON_EXIT_WHEN_NOT_SAVING=TRUEを設定し

ます。この設定では、モデルを保存せずに Tekla Structures を終了した場

合でも、自動保存ファイルが維持されます。

ユーザー名

Tekla Structures では、ユーザー名でユーザーを識別します。したがって、

シングルユーザーモードとマルチユーザーモードのどちらの場合も各ユーザーに異なるユーザー名を割り当てる必要があります。

シングルユーザーモード

シングルユーザーモードでは、同じユーザー名を持つ複数のユーザーがモデルを開いても、警告メッセージは表示されません。このため、モデルの保存時に競合が生じる可能性があります。

マルチユーザーモード

マルチユーザーモードでは、自動保存ファイルがデフォルト名<モデル >.db1.< ユーザー > でマスターモデルフォルダに保存されます。このため、複数のユーザーが同じユーザー名を使用していると、競合が起きてしまいます。

「マルチユーザーモード (p. 29)」も参照してください。

アプリケーションエラー

Tekla Structures では、モデルを開くときに、前回のセッションが正常に

終了したかどうかが自動的にチェックされるようになっています。前回のセッションが正常に終了していなければ、自動保存モデルと元のモデルのどちらを使用するかを確認するメッセージが表示されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 19Tekla Structures の活用

Page 24: System 120 Jpn

1.5 インターフェイスをカスタマイズする

Tekla Structures の機能と操作をある程度習得したら、日常的に使用する

コマンドにアクセスするためのツールバー、メニュー、およびショートカットを独自に作成することができます。ここでは、これらのインターフェイス要素のカスタマイズ方法について説明します。

ツールバー

Tekla Structures では、カスタマイズしたツールバーとユーザー定義メ

ニューが、モデルや PC 別の設定ではなく、ユーザー別の設定として保

存されます。

ツールバーは、必要なだけ、いくつでも作成できます。

ツールバーを管理する[ ユーザー設定 ] ダイアログボックスを開くには、[ウィンドウ]-[ ツールバー

]-[ユーザー設定 ] をクリックします。

既存のツールバー、特にジョイントツールバーは変更しないでください。既存のツールバーを変更するのではなく、新規のツールバーを作成してください。「ユーザー定義ツールバーを作成する (p. 22)」を参照してください。

20 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル Tekla Structures の活用

Page 25: System 120 Jpn

[ ツールバー ] タブには、ツールバーの管理用のオプションが用意されており、コマンドをツールバー間で移動したり、独自のツールバーを作成したりすることができます。

右側のツリーには、使用可能なツールバーとそれらに配置されているコマンドがすべて表示されます。

目的 操作

コマンドを追加または削除する

[ユーザー設定] ダイアログボックスで、コマンドをクリックして選択し、そのコマンドを追加するツールバーをクリックします。コマンドを追加するには右矢印ボタンをクリックします。削除するには、目的のコマンドを選択してから左矢印ボタンをクリックします。

コマンドまたはツールバーを削除する

[ユーザー設定] ダイアログボックスで、削除するコマンドまたはツールバーをクリックして選択した後、[

削除 ] をクリックします。

ツールバーを初期設定に戻す [リセット ] をクリックすると、ツールバーが初期設定にリセットされます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 21Tekla Structures の活用

Page 26: System 120 Jpn

アイコン選択したコマンドは、アイコンとして表示されます。デフォルトのアイコンサイズは、16 × 16 ピクセルです。[大きいアイコン] チェックボック

スをオンにすると、アイコンサイズを 24 × 24 ピクセルに拡大できま

す。また、[ツールティップ] チェックボックスをオンにすると、アイコンにカーソルを合わせたときにコマンド名が表示されるようになります。

ユーザー定義ツールバーを作成する

独自のツールバーを作成するには、次のようにします。

1. [ウィンドウ ]-[ツールバー ]-[ユーザー設定 ] をクリックして、[ユーザー設

定] ダイアログボックスを開きます。

2. [ツールバー ] タブで、[新規 ] をクリックします。[User Toolbar 1] という名前の新規ツールバーがツールバーに追加されます。このツールバーに新しい名前を付けることができます。

3. 左側のリストで目的のコマンドをクリックし、右矢印ボタンをクリックしてツールバーに追加します。ツールバーからコマンドを削除するには、左矢印ボタンを使います。

4. 必要なコマンドをすべてツールバーに追加し終えるまで手順 3. を繰り返します。

5. [閉じる ] をクリックします。

「ツールバー (p. 20)」および「ユーザー定義メニューを作成する (p. 23)」も参照してください。

ツールバーを表示する [表示 ] をクリックすると、ツールバーが Tekla Structures のインター

フェイス上に表示されます。ツールバーの表示のオン / オフは、以下の

アイコンで示されます。

ツールバーツリー内でコマンドを上下に移動する

上矢印ボタンと下矢印ボタンを使用します。

目的 操作

22 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル Tekla Structures の活用

Page 27: System 120 Jpn

ユーザー定義メニューを作成する

各ユーザーが自分専用のメニューを作成できます。ユーザー定義メニューの名前は、常に[ユーザー] になります。ユーザー定義メニューは、1 ユーザーにつき 1 つしか作成できません。

独自のメニューを作成するには、次のようにします。

1. [ツールバー ]-[ユーザー設定 ] をクリックして、[ユーザー設定] ダイアログボックスを開きます。

2. [メニュー ] タブをクリックします。

3. 左側のリストで目的のコマンドをクリックし、右矢印ボタンをクリックしてメニューに追加します。ダイアログボックス右側のメニューツリーにコマンドが表示されます。

4. メニューからコマンドを削除するには、左矢印ボタンを使います。

5. メニューツリー内でコマンドを上下に移動するには、上矢印ボタンと下矢印ボタンを使います。

6. 直線のボタンをクリックすると、選択したコマンドの下に区切り行が追加されます。

7. 必要なコマンドをすべてメニューに追加し終えるまで手順 3. を繰り返します。

8. [閉じる ] をクリックします。

9. 新しいメニューを有効にするには、Tekla Structures を再起動する必要があります。メニュー名は、常に[ユーザー ] になります。

「ユーザー定義ツールバーを作成する (p. 22)」も参照してください。

ショートカットを定義する

特定のコマンドを頻繁に使用する場合は、それらのコマンドにキーボードショートカットを割り当てることができます。ショートカットを使うと、アイコンやメニューを使うよりも、すばやくコマンドを実行できます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 23Tekla Structures の活用

Page 28: System 120 Jpn

コマンドにショートカットを割り当てるには、次のようにします。

1. [ウィンドウ ]-[ツールバー ]-[ユーザー設定 ] をクリックして、[ユーザー設

定] ダイアログボックスを開きます。

2. ダイアログボックスの上の左側のリストでコマンドをクリックします。[フィルター] リストボックスを使うと、目的のコマンドを簡単に見つけることができます。特定のサブグループに所属しているコマンドを探すには、そのサブグループをクリックして選択します。[す

べて ] をクリックすると、Tekla Structures のコマンドがすべて表示されます。また、コマンド名の一部を先頭の文字から順に入力すると、一致するコマンドにジャンプできます。

3. ショートカットをコマンドに割り当てるには、[ショートカット]

フィールドを使います。単一の文字か、Shift キー、Alt キーまたはCtrl キーと単一の文字とを組み合わせて使用できます。

4. ショートカットを有効にするには、そのコマンドを[ユーザー ] メニューにコピーします。「ユーザー定義メニューを作成する (p. 23)」を参照してください。

5. [閉じる ] をクリックして[ユーザー設定] ダイアログボックスを閉じます。

有効なショートカットキー

ショートカットには以下のキーを使用できます。

• A ~ Z• 0 ~ 9• F1 ~ F24• ←、→、↑、↓• Backspace、Enter、Esc、Tab• Insert、Delete、Home、End、Page Up、Page Down• テンキーの 0 ~ 9• テンキーの「+」 (add) 「-」 (subtract) 「*」 (multiply) 「/」

(divide) 「.」 (decimal)

Tekla Structures には、初期状態でも、多数のショートカットが事前定義

されています。「付録 E 予約されているショートカット (p. 423)」を参

照してください。

たとえば、+ をショートカットとして定義するには、[

ショートカット] フィールドに「add」を入力します。テン

キーの「+」キーを使用します。

24 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル Tekla Structures の活用

Page 29: System 120 Jpn

1.6 システムパフォーマンスを最適化する

Tekla Structures には、システムのパフォーマンス向上を目的として調整

できる設定が各種用意されています。これらは、大規模なモデルや複雑なモデルを扱う場合に特に役立ちます。

仮想メモリ

システムパフォーマンスを向上するには、Windows 側で仮想メモリの設

定を調整する必要が生じることがよくあります。仮想メモリの必要なサイズは、モデルのサイズと実際に使用するプロセスによって異なります。たとえば、マルチユーザーモードでは、シングルユーザーモードに比べて、保存処理に伴うメモリ消費が大きくなります。

ディスプレイアダプタ

OpenGL テクノロジ対応のディスプレイアダプタが PC に搭載されてい

る場合は、その機能が Tekla Structures でも使用されます。OpenGL テク

ノロジ非対応のディスプレイアダプタを使用していると、オブジェクトが正しく表示されない、オブジェクトを選択しにくいなどの問題が生じることがあります。その場合は。OpenGL テクノロジを使用しないよう

に設定する必要があります。

1. [詳細設定 ] ダイアログボックスを開きます。

2. [モデルビュー ] カテゴリで、変数 XS_USE_SOFTWARE_RENDERING を TRUEに設定します。

3. Tekla Structures を再起動します。

1. User.bat を開きます。

2. 変数 set XS_USE_SOFTWARE_RENDERING=TRUEを設定します。

3. Tekla Structures を再起動します。

データの損失を防止するために、仮想メモリの[初期サイ

ズ ] と [ 大サイズ ] は常に等しい値に設定してください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 25Tekla Structures の活用

Page 30: System 120 Jpn

ソリッドバッファーのサイズ

大規模なモデルに対するパフォーマンスを向上するには、変数XS_SOLID_BUFFER_SIZE (p. 395) を通じてソリッドバッファーのサイズを大きくしてみてください。このサイズを大きくすると、メモリ内に維持されるソリッドの数が増えるので、ソリッドを頻繁に再生成する必要がなくなります。この方法を使うと、メモリが多少余分に消費されますが、処理速度の大幅な向上を期待できます。ソリッドバッファーのサイズを 5000 から 20000 に増やすことで、ナンバリングルーチンの所要時

間を 80% も短縮できたという例も報告されています。

この変数は、モデリング、作図、およびナンバリングに多面的な影響を及ぼします。

「Tekla Structures ソリッドの処理方法 (p. 27)」も参照してください。

ソリッドバッファーサイズの設定値が使用可能なメモリ容量を超えていると、ハードドライブが使用されるため、システムのパフォーマンスが大幅に低下する結果を招きます。ソリッドバッファーサイズの 適化については、設定を変更するたびに実際のパフォーマンスをテストするように心がけてください。

26 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル Tekla Structures の活用

Page 31: System 120 Jpn

Tekla Structures ソリッドの処理方法

パフォーマンスに影響する要因の 1 つとして、オブジェクトに含まれる

頂点の数があります。たとえば、チューブ(特に曲線形状のもの)は、丸カットが多く、多数の頂点が含まれるのが普通です。頂点の数が多い場合は、ソリッドの処理方法に影響する設定を適切に調整することが重要なポイントになります。以下のような方法で対処することが考えられます。

• 変数 XS_ROUND_SEGMENTS=21を設定します。これにより、丸断面の

セグメント数が減少し、その減少幅は初期状態に比べて 大で 50%に達します。

• 曲線梁に含まれる曲線セグメントの数をできるだけ少なくします。下弦材の場合なら、一般に、値を 20 以下に設定するのが適切です。

「曲げ」を参照してください。• ソリッドバッファーのサイズをできるだけ大きくします。「ソリッド

バッファーのサイズ (p. 26)」を参照してください。• 製品図作成時のビュー数をできるだけ少なくします。たとえば、多

数のチューブが含まれている製品図では、断面の自動作成を使用しないようにします。カットの作成時には、図面内でソリッドが実際にカットされるため、時間がかかります。

• 製品図の作成時には、チューブ内の寸法点の検索に時間がかからないように、寸法の数をできるだけ少なくします。トラスに対しては、寸法の自動作成を使用しないようにします。「寸法設定」を参照してください。

• 高速の部材、参照線の部材、高速の孔とボルトで表示すると、処理が大幅に高速化されます。部材を正確に表示したいときは、まず初に作業エリアを 小化するか、必要なオブジェクトだけを正確表示で作図させます。「表示設定」を参照してください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 27Tekla Structures の活用

Page 32: System 120 Jpn

28 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル Tekla Structures の活用

Page 33: System 120 Jpn

2 マルチユーザーモード

はじめに シングルユーザーモードまたはマルチユーザーモードのいずれかで Tekla Structures モデルを操作できます。マルチユーザーモードでは、複数のユー

ザーが同じモデルに同時にアクセスできます。複数のユーザーが、互いの進捗を把握しながら、同じプロジェクトに取り組むことができます。これにより、モデルのコピーや結合などの作業が不要になります。

この章では、マルチユーザーシステムを設定する方法とマルチユーザーモードで作業を進める方法について説明します。

前提条件 Tekla Structures のモデルエディタの使い方をある程度習得していること

が前提となります。

項目 この章は、以下の節で構成されています。

• マルチユーザーモード (p. 29)• マルチユーザーモードでのモデリング (p. 41)• マルチユーザーでの図面編集 (p. 47)• 保守手順 (p. 49)• アクセス権 (p. 50)

2.1 マルチユーザーモード

ここでは、マルチユーザーモードの基本原則と概要について述べた後、Tekla Structures をマルチユーザーモードで設定して使用する方法を説明

します。

Tekla Structures システムマニュアル 29マルチユーザーモード

Page 34: System 120 Jpn

どのような場合にマルチユーザーモードを使用するか

Tekla Structures は、シングルユーザーモードかマルチユーザーモードの

いずれかで使用できます。シングルユーザーモードでは、各モデルを操作できるユーザー数が常に 1 名だけになります。大規模なプロジェクト

をモデル化する場合は、マルチユーザーモードを使うと、多数のユーザーが同じモデルに同時にアクセスできるようになります。

利点 • 重複する複数のモデルを制御、追跡、保存する必要がありません。• インターフェイスが簡略化されるので、オンサイトのエラーが少な

くなります。• 単一のマスターモデルに基づいて組立平面図を構築できます。• ボルトリストと材質リストは単一のマスターモデルから生成されま

す。• 大規模なプロジェクトの作業負荷を多数のユーザー間で分散するこ

とができます。• モデル履歴の収集(「XS_COLLECT_MODEL_HISTORY (p. 306)」

参照)

Tekla Structures のマルチユーザーモードは、TCP/IP ベー

スのネットワーク上でのみ稼動します。

30 Tekla Structures システムマニュアル マルチユーザーモード

Page 35: System 120 Jpn

その他の考慮事項 マルチユーザープロジェクトは、他のプロジェクトと同様に、慎重に計画する必要があります。したがって、以下の点を考慮する必要があります。

• 複数のユーザーが同時にマスターモデルにデータを保存することはできません。

• ナンバリング計画を確立すること。• ナンバリングセッションのスケジュールを適切に設定すること(大

規模なモデルのナンバリングには時間がかかります)。• 可能であれば、モデルに対する作業をユーザー間で重複しないよう

に振り分けること。• 同じプロジェクトに対して、シングルユーザー設定とマルチユー

ザー設定を併用してはなりません。シングルユーザーモードでマルチユーザーモデルを保存すると、そのモデルに対して他のユーザーが行った変更が失われてしまいます。 悪の場合は、モデルが破損してしまいます。作業内容をマルチユーザーモードで保存する方法については、「マルチユーザーモードでの保存 (p. 34)」を参照してください。

マルチユーザーシステムの概要

Tekla Structures マルチユーザーシステムは、TCP/IP ネットワーク上で稼

動し、以下のコンピュータで構成されます。

• xs_server.exe を実行するサーバーコンピュータ• マスターモデルが置かれているファイルサーバーコンピュータ• Tekla Structures を実行するクライアントコンピュータ

Tekla Structures サーバーTekla Structures サーバープログラムは、主に以下の処理を実行します。

• 新しいオブジェクトの ID 番号を配布する。

• あるユーザーがモデルの保存またはナンバリングを行うときにモデルをロックする。

• クライアントコンピュータを識別する。

マルチユーザーシステムが 大限のパフォーマンスを発揮できるように、Tekla Structures サーバー上で実行する他のプログラムの数はできる

だけ少なくしてください。他のプログラムが少ないほど、サーバーが効率的にオブジェクト ID 番号要求を処理できます。

1 つのネットワークにつき、Tekla Structures サーバーを 1つだけ運用することをお勧めします。

Tekla Structures システムマニュアル 31マルチユーザーモード

Page 36: System 120 Jpn

サーバーのシャットダウン

Tekla Structures サーバーのシャットダウン前には、ユーザーが各自のプ

ランモデルをマスターモデルに保存する必要があります。ユーザーがプランモデルを保存する前にサーバーがシャットダウンされた場合は、サーバーを再起動し、ユーザーにモデルをマスターモデルに保存させてください。

マルチユーザーシステムの仕組み

マルチユーザーモデルは、単一の " マスターモデル " から成ります。各ユーザーは、このモデルにアクセスして、モデルのローカルビューを開くことができます。このローカルビューを " プランモデル " と呼びます。上記のイメージは、マルチユーザーシステムの構成例です。

ユーザーが自分のプランモデルに対して行った変更は、ローカルな変更として扱われます。そのユーザーがプランモデルをマスターモデルに保存するまでの間、それらの変更は他のユーザーのプランモデルに反映されません。

マルチユーザーシステムには、複数の " クライアントコンピュータ " を含めることができます。各ユーザーは、クライアントコンピュータ上でプランモデルに対する作業を行います。マスターモデルは、ネットワーク上の任意のコンピュータに置くことができます。クライアントコンピュータのいずれかにマスターモデルを置くことも可能です。

クライアントコンピュータ上でマルチユーザーモデルを開くと、マスターモデルのコピーが作成され、クライアントコンピュータ上に(プランモデルとして)ローカルに保存されます。

32 Tekla Structures システムマニュアル マルチユーザーモード

Page 37: System 120 Jpn

[ 上書き保存 ] をクリックしてプランモデルをマスターモデルに戻すときには、以下の処理が自動的に行われます。

1. マスターモデルの新しいコピーが作成され、プランモデルと比較されます。

2. プランモデルに対する変更がマスターモデルのコピーに(ローカルに)保存されます。

3. このコピーがマスターモデルに保存されます(変更が他のユーザーのプランモデルに反映されます)。

4. マスターモデルの新しいコピーが作成され、プランモデルとしてローカルに保存されます(各自の変更と他のユーザーによる変更が各ユーザーのプランモデルに反映されます)。

ロックあるユーザーが以下のいずれかの操作を実行すると、マルチユーザーモデルの整合性を維持するために、マスターモデルがロックされます。

• マルチユーザーモデルを開く。• プランモデルをマスターモデルに保存する。• ナンバリングを実行する。

参照項目 マルチユーザーモードでの保存 (p. 34)

マルチユーザーシステムを設定する

マルチユーザーシステムを設定する基本手順は、以下のとおりです。

1. いずれかのコンピュータに Tekla Structures サーバープログラム(xs_server.exe)をインストールし、このプログラムを実行するように設定します。(xs_server.exe は実行するパソコンにTeklaStructures 自体のインストール、ハードウェアロックおよびパスワードをインストールする必要ありません。)

まだどのユーザーも Tekla Structures でマルチユーザーモデルを起動していない時点で、このプログラムを起動する必要があります。

xs_server.exe プログラムは Tekla Structures のインストール時に、デフォルトでは ...\nt\bin のディレクトリにインストールされます。

Tekla Structures がサーバーにインストールされていない場合、Tekla Structures がインストールされているコンピュータからサーバーの任意の場所に xs_server.exe プログラムをコピーできます。ファイル dbfast.dll もコピーします。

Tekla Structures システムマニュアル 33マルチユーザーモード

Page 38: System 120 Jpn

2. xs_server.exe を実行するためのショートカットをデスクトップ上に作成します。リンク先は、" パス名 NAME 1238" の構文で指定してください(例: C:\Tekla Structures\12.0\nt\bin\xs_server.exe NAME 1238)。

3. ショートカットアイコンをダブルクリックし、Tekla Structuresサーバープログラムを起動します。

4. これでユーザーは、マルチユーザーモデルのコピーで作業できるようになります。

5. xs_server.exe によって開かれた DOS ウィンドウをチェックし、プログラムが正しく動作していることを確認します。このウィンドウには、サーバーの稼動状況(どのユーザーがモデルを開いているのかなど)がすべて表示されます。

以下の操作も可能です。

• 同じコマンドを使ってコマンドプロンプトからサーバープログラムを実行することができます。

• タスクバーの[スタート ] ボタンをクリックし、[ファイル名を指

定して実行] をクリックすると、上記のコマンドを入力してサーバープログラムを実行することができます。

マルチユーザーモードでの保存

Tekla Structures のマルチユーザーモードでは、制限の多い " ファイル

ロック " 方式ではなく、柔軟性に優れたマスター / プラン方式を採用し

ています。詳細については「マルチユーザーシステムの仕組み (p. 32)」を参照してください。

保存する複数のユーザーが同じモデルオブジェクトを編集した場合でも、モデルの整合性が維持されるようになっています。同じオブジェクトを変更した 2 名のユーザーが相前後して各自のプランモデルをマスターモデルに

保存した場合は、後から保存を行った方のユーザーによる変更だけがマスターモデルに反映されます。

ここで、NAME は、Tekla Structures サーバープログラム

を実行するコンピュータの名前または IP アドレスとしま

す。1238 は、標準プログラム値です。

34 Tekla Structures システムマニュアル マルチユーザーモード

Page 39: System 120 Jpn

他のユーザーが部材を移動した場合でも、正しい部材に対してジョイントが作成されます。

[ 自動保存 ][ 自動保存 ] では、マスターモデルは再ロードされず、ローカルコンピュータに対する保存だけが行われます。[自動保存 ] 後に行った変更は、他のユーザーに反映されません。このため、マルチユーザーモードでは、[自動保存] による保存は、[上書き保存] コマンドによる保存よりも処理が大幅に速くなります。[上書き保存 ] コマンドでは、マスターモデルが更新されます。

Tekla Structures セッション中に保存をすばやく実行するには、次のよう

にします。

1. [自動保存 ] の設定で、保存先としてローカルドライブを指定します。

2. [自動保存間隔 ] を 2 に設定します。

3. 定期的に、手動でモデルを自動保存します。

手動でモデルを自動保存するには、以下の操作を行います。

・ 「ショートカットを定義する (p. 23)」を参照して、[自動

保存 ] コマンドのショートカットを作成します。

または

・ 「ツールバー (p. 20)」を参照して、ツールバーにこのコマンドを追加します。

[ 名前を付けて保存 ]マルチユーザーモードでの作業中は、モデルを[名前を付けて保存] コマンドで保存しないでください。モデルを別名で保存すると、情報が失われることがあります。

保存時の競合を回避するために、モデルに対する作業をユーザー間で重複しないように分担させてください。

定期的に[上書き保存 ] をクリックしてマスターモデルへの保存を行うことも忘れないでください。

Tekla Structures システムマニュアル 35マルチユーザーモード

Page 40: System 120 Jpn

モデルをシャットダウンする

他のユーザーがプランモデルに対して作業している間は、マスターモデルが置かれているコンピュータをシャットダウンしないでください。シャットダウンすると、他のユーザーが各自の変更をマスターモデルに保存できなくなってしまいます。

誤ってシャットダウンしてしまった場合、変更が失われるのを回避するには、次のようにします。

1. クライアントコンピュータ上でプランモデルを開いたままにします。

2. マスターモデルが置かれているコンピュータを再起動します。

3. 再起動したコンピュータ上でマスターモデルを開き、[自動保存 ] アイコンをクリックしてモデルを保存します。

4. クライアントコンピュータ上で[上書き保存 ] をクリックしてプランモデルをマスターモデルに保存します。

マルチユーザーモデルをコピーする

マルチユーザーモードでの作業中は、モデルを[名前を付けて保存] コマンドで保存しないでください。モデルを別名で保存すると、情報が失われることがあります。

マルチユーザーモデルをコピーするには、次のようにします。

1. すべてのユーザーにマスターモデルへのアクセスを終了させます。

2. [ファイル ] > [開く ] をクリックし、マルチユーザーモデルを右クリックして[シングルユーザーモデルとして開く] を選択します。

3. モデルを開き、[名前を付けて保存] コマンドでマルチユーザーモデルのコピーを作成します。

4. Tekla Structures を終了し、マルチユーザーモードでモデルを開き直して、作業を続行します。

36 Tekla Structures システムマニュアル マルチユーザーモード

Page 41: System 120 Jpn

エラーメッセージ

ここでは、マルチユーザーモードでの作業中に表示される可能性のあるエラーメッセージの一覧を示し、考えられる原因と解決方法を述べます。

Tekla Structures システムマニュアル 37マルチユーザーモード

Page 42: System 120 Jpn

38 Tekla Structures システムマニュアル マルチユーザーモード

Page 43: System 120 Jpn

エラーメッセージ 問題 解決方法

データベース書き込みの際、競合が検出されました。

複数のユーザーが同時にオブジェクトを変更しようとしました。

conflict.log ファイルをチェックします。このファイルには、複数のユーザーが変更しようとしたオブジェクトの ID 番号が含まれて

います。一般に、これは重大な障害ではありません。[データベース検

査] ツールを使用する必要はありません。

「保存する (p. 34)」も参照してください。

モデルを保存できません。ディスクがいっぱいになっているか、書き込み禁止になっています。

アクセスできないコンピュータやフォルダにマルチユーザーモデルを保存しようとしました。

• モデルの保存先のコンピュータが稼動していることを確認します。

• モデルフォルダへの書き込みアクセス権が自分のアカウントに付与されていることを確認します。

• モデルを保存するに十分なディスク空き容量があることを確認します。

• モデルの保存先のコンピュータを再起動します。モデルをもう一度保存してしみます。

Tekla Structures システムマニュアル 39マルチユーザーモード

Page 44: System 120 Jpn

推奨事項

ここでは、マルチユーザー環境の 適化に関する推奨事項をいくつか述べます。

サーバーコンピュータTekla Structures サーバーは、負荷があまり高くはないので、比較的低ス

ペックのコンピュータでも稼動させることができます。ネットワークファイルサーバー用として市販されているコンピュータを使用する必要はありません。オブジェクト ID 番号の要求を処理することがサーバー

の主な役割です。詳細については「Tekla Structures サーバー (p. 31)」を参照してください。

クライアントコンピュータできるだけ大容量の RAM(128MB 以上)を搭載しているコンピュータ

を使用してください。RAM 容量が大きいほど、マルチユーザーモード

での保存処理が速くなります。マルチユーザーモードでの保存処理の詳細については、「保存する (p. 34)」を参照してください。

データベースサーバー: <サーバー名 >からの返答がありません。

XS_SERVER=tcpip:NAME,1238の行が正しく設

定されていません。マルチユーザーモデルを他のサーバーに移動したにもかかわらず、元のモデルサーバーがまだ稼動しています。バッチファイルで定義されているサーバーにアクセスできない場合は、前回アクセスしたモデルサーバーへのアクセスが試行されます。

バッチファイル内の行を修正します。

(NAME が大文字 / 小文字の区別も含めて、正しく指定されているかどうかをチェックします)。

モデルはロックされています!後ほど試してください。

モデルの保存中にコンピュータがクラッシュしたため、モデルがロックされたままになっています。

モデルのロックを解除するには、クラッシュしたシステムのユーザーがマルチユーザーモードでモデルを開いて保存する必要があります。

エラーメッセージ 問題 解決方法

40 Tekla Structures システムマニュアル マルチユーザーモード

Page 45: System 120 Jpn

また、特にナンバリングを実行するコンピュータについては、できるだけ高速な CPU を搭載したコンピュータを使用することをお勧めします。

仮想メモリ(ハードディスクへのファイルスワップ)を使用しないシステムの場合は、LVD(Low Voltage Differential)ドライブを使用すると、

モデルの保存と読み込みが高速化されます。

ネットワークTCP/IP プロトコルが正しく設定されており、以下の条件が満たされてい

ることを確認してください。

• 同一ネットワーク上の各 PC に一意な ID 番号が割り当てられてい

る。• 同一ネットワーク上の各 PC に一意なサブネットマスクが割

り当てられている。

NC ファイルと DXF ファイルNC ファイルと DXF ファイルは、別々のフォルダに置くことをお勧めし

ます。これにより、ダイアログボックスの表示速度が向上します。「CNC (p. 175)」を参照してください。

モデルダンプマルチユーザーモードでは、モデルダンプをインポートしないでください。

2.2 マルチユーザーモードでのモデリング

ここでは、マルチユーザーモードでのモデリングについて述べます。

コンピュータの IP アドレスを確認するには、DOS プロ

ンプトに "ipconfig" と入力します。Windows 2000 の場合

は、[コントロールパネル]-[システム ]-[ネットワーク ID] を使用して確認することもできます。

Tekla Structures システムマニュアル 41マルチユーザーモード

Page 46: System 120 Jpn

マスターモデルを操作する

プロジェクトに着手する前に、モデルのどの部分を各ユーザーに担当させるのかを明確にします。保存時に競合が生じないように、同じオブジェクトや隣接するオブジェクトに対する作業は特定の 1 名のユーザー

だけに担当させてください。「マルチユーザーモードでの保存 (p. 34)」も参照してください。

例 ここでは、3 名のユーザーがプロジェクトのモデルリングを行うと仮定

し、ユーザー 1 が柱を担当し、ユーザー 2 が 1 階部分の梁を、ユーザー

3 が 2 階部分の梁を担当する場合の例を示します。

この 3 名のユーザーが同じモデルをどのように操作するかを見れば、マ

ルチユーザーモードにおけるモデリング作業と保存作業の流れを理解する助けになります。

この例のマスターモデルには、下の図に示すように、柱とグリッドが含まれています。

各ユーザーはマルチユーザーモードでモデルを開きます。どのユーザーも、プランモデルに対してローカルに作業を行っています。

42 Tekla Structures システムマニュアル マルチユーザーモード

Page 47: System 120 Jpn

プランモデルに対する作業は、以下のとおりです。

ユーザー 1 は、次の図のように、柱にベースプレートを追加します。

ユーザー 2 は、次の図のように、1 階の鋼材梁を追加および接続します。

Tekla Structures システムマニュアル 43マルチユーザーモード

Page 48: System 120 Jpn

ユーザー 3 は、次の図のように、2 階の鋼材梁を追加および接続します。

まず、ユーザー 1 が[上書き保存 ] をクリックしてマスターモデルを保存

すると、次の図のように、追加したベースプレートがユーザー 1 のプラ

ンモデルに反映されます。

44 Tekla Structures システムマニュアル マルチユーザーモード

Page 49: System 120 Jpn

次に、ユーザー 2 が[上書き保存 ] をクリックしてマスターモデルを保存

すると、1 階の部材構成とユーザー 1 のベースプレートがユーザー 2 の

プランモデルに反映されます。

Tekla Structures システムマニュアル 45マルチユーザーモード

Page 50: System 120 Jpn

次に、ユーザー 3 が[上書き保存 ] をクリックしてマスターモデルを保存

すると、3 名のユーザー全員の行った作業がユーザー 3 のプランモデル

に反映されます。

ユーザー 1 とユーザー 2 が 新のマスターモデルを各自のプランに反映

するには、マスターモデルへの保存を再度実行して、各自のプランモデルを更新する必要があります。

ナンバリング設定

マルチユーザーモデルに対する作業中は、複数のコンピュータでナンバリングを実行しないでください。

ナンバリング中も他のユーザーが作業を継続できるようにマスターモデルをロックするには、次のようにします。

1. [設定 ]-[ナンバリング ] をクリックします。

2. [ナンバリング設定] ダイアログボックスで、[マスターモデルと同期を取る

(保存 -> ナンバー -> 保存 )] チェックボックスをオンにします。

3. その他のプロパティを必要に応じて設定します。

4. [OK] ボタンをクリックします。

これにより、モデル全体のナンバリングまたは変更した部材のナンバリングの前後にモデルが自動的に保存されるようになります。

46 Tekla Structures システムマニュアル マルチユーザーモード

Page 51: System 120 Jpn

ナンバリング速度を向上する変数 XS_SOLID_BUFFER_SIZEを調整すると、ナンバリング速度を向上で

きます。

他のユーザーによるナンバリングの反映

モデル内で、他のユーザーが担当している部分からナンバリング情報を取り込む必要がある場合は、次のようにします。

1. 自分のプランモデルを保存します。

2. 他のユーザー全員に各自のプランモデルを保存させます。これにより、マスターモデルが更新されます。

3. モデルをナンバリングします。[ナンバリング設定] ダイアログボックスで[マスターモデルと同期を取る(保存 -> ナンバー -> 保存 )] チェックボックスがオンになっていることを確認します(「ナンバリング設定 (p. 46)」参照)。各ユーザーのプランモデルが更新され、マスターモデルのナンバリングが開始されます。ナンバリングが完了すると、マスターモデルが保存され、ユーザー全員に対して新しいナンバリングが反映されます。

2.3 マルチユーザーでの図面編集

マルチユーザー環境は、複数のユーザーが同時に図面を編集する場合に威力を発揮します。ここでは、マルチユーザーモードでの図面編集について述べます。

ナンバリング後に図面やレポートを作成した場合は、変更が他のユーザーに反映されるようにマスターモデルを再度保存する必要があります。

Tekla Structures システムマニュアル 47マルチユーザーモード

Page 52: System 120 Jpn

図面ファイルについて

Tekla Structures では、各図面が個別のファイルに保存されます。これら

の図面ファイルは、マスターモデルフォルダ内の図面サブフォルダに置かれます。

図面ファイルには、D0000123456.dg のような形式の名前が付与されます。dg ファイルはモデルに所属するので、図面ファイルを開くには Tekla Structures 図面エディタを使用する必要があります。

dg ファイルには、ビューの位置、図面に対して実行された各編集操作の詳細、寸法の位置、部材マーク、およびテキストが書き込まれます。dg

ファイルの名前には、製品、部材、マルチ図番号に関連する文字は含まれません。

各自のプランモデルで同じ図面を開いて保存した 2 名のユーザーが相前

後して変更をマスターモデルに保存すると、先に保存操作を行ったユーザーの変更は失われ、後からプランモデルをマスターモデルに保存したユーザーの変更だけが、マスターモデルに保存されることになります。「マルチユーザーモードでの保存 (p. 34)」を参照してください。

48 Tekla Structures システムマニュアル マルチユーザーモード

Page 53: System 120 Jpn

マルチユーザー図面に関するガイドライン

図面の編集またはチェックに関するガイドラインを次の表に示します。

2.4 保守手順

ここでは、マルチユーザーモデルの保守に関する推奨事項を述べます。

マルチユーザーデータベースをチェックする

マルチユーザーモデルの整合性を維持するには、少なくとも 1 日に 1回、マルチユーザーデータベースから不整合を取り除く必要があります。

マルチユーザーデータベースから不整合を取り除くには、次のようにします。

1. 他のユーザー全員にマスターモデルへのアクセスを終了させます。

2. [ツール ]-[データベース検査] をクリックします。

3. モデルを保存します。

操作 推奨事項

図面の保存 プランモデルは、マスターモデルに定期的に(5 ~ 10 図面ごとに)保存します。

図面の編集 • 図面のうち、各ユーザーが編集する範囲を重複しないように割り当てます。

• 完成した図面は、ロックしておきます。• 「Database write conflicts detected(データ

ベースの書き込み競合が検出されました)」のメッセージが図面 ID 番号と共に表示され

た場合は、複数のユーザーが同じ図面を開いて保存したことを意味します。「図面ファイルについて (p. 48)」を参照してください。

図面のチェック ロックされた図面だけをチェックします。

一般図の作成 空白の一般図を作成し、各ユーザーに割り当てます。これにより、ユーザーが互いに変更を上書きしたり、ユーザー間で一般図の名前が重複するのを防止できます。

Tekla Structures システムマニュアル 49マルチユーザーモード

Page 54: System 120 Jpn

4. モデルを閉じます。

不要な dg ファイルを削除する

図面の作成開始後、不要になった dg ファイルはモデルフォルダから定期的に削除できます。

不要な dg ファイルを削除するには、次のようにします。

1. 他のユーザー全員にマスターモデルへのアクセスを終了させます。

2. モデルをシングルユーザーモードで開きます。他のユーザーがモデルを使用していないことを確認するように促す警告メッセージが表示されます。

3. Tekla Structures を終了します。モデルを保存するかどうかを確認するメッセージが表示されたら、[はい ] をクリックします。

シングルユーザーモードでマルチユーザーモデルを開こうとすると、警告メッセージが表示されます。これは、シングルユーザーモードでモデルを開く前に他のユーザーがモデルにアクセスしていないことを確認するように促すための警告です。

2.5 アクセス権

権限を使用して、ユーザー定義情報を保護できます。また、ロック属性を使用してモデルおよび図面を誤操作から保護することができます。ロック属性および権限を同時に使用して、特定のユーザーや組織がモデルを変更できないように設定することもできます。

たとえば、チェック担当が状態属性のみを変更できるようにモデルへのアクセスを制限することができます。また、特定のユーザーが承認や生産、組み立てに関するユーザー定義情報を変更できないように設定することもできます。

50 Tekla Structures システムマニュアル マルチユーザーモード

Page 55: System 120 Jpn

オブジェクトのロック

オブジェクトを誤って変更しないように、ロック属性と呼ばれるユーザー定義情報を使用することができます。次のものに使用できます。

• 部材のロック ( 梁、柱など、個別に指定可能 )• ボルト• 溶接• 特定の図面タイプ• プロジェクトプロパティ• フェーズプロパティ

ロック属性ははいといいえの 2 つの値を選択できます。はいに設定された

場合、オブジェクトはロックされ、プロパティを変更できません。オブジェクトのナンバリングを変更しないユーザー定義情報のみが変更可能になります。ロックされたオブジェクトを変更しようとすると、「ロックされているオブジェクトがあるため、処理できません。レポートを参照ください。」と表示され、アクセス権に関するレポートが表示されます。

ロック属性を追加するには、objects.inp ファイルのオブジェクトに関す

るセクションに次の行を追加します。

objects.inp の詳細については、「プロパティを追加する (p. 82)」および

「objects.inp の要素 (p. 86)」を参照してください。

objects.inp

attribute("OBJECT_LOCKED", "Locked:", option,"%s", none, none, "0.0", "0.0") { value("No", 1) value("Yes", 0) }

Tekla Structures システムマニュアル 51マルチユーザーモード

Page 56: System 120 Jpn

属性へのアクセス制御

ユーザー定義情報へのアクセスを制御するには、privileges.inp ファイルを使用します。privileges.inp は標準的なテキストファイルで、テキス

トエディタで編集できます。Tekla Structures は、現在のモデルフォルダ

にこのファイルを検索し、ない場合は次に変数 XS_INP (p. 348) で定義しているフォルダにファイルを検索します。ファイルの例を以下に示します。

各行は、タブで区切られた 3 つの列を含みます。

privileges.inp

attribute:APPROVED_BYCOMPANYA/fullattribute:APPROVED_BYCOMPANYB/viewattribute:APPROVED_BYeveryonenoneattribute:STATUSCOMPANYB/fullattribute:STATUSCOMPANYA/viewattribute:STATUSeveryonenone

列 オプション 説明

保護するユーザー定義情報

attribute:名前 ユーザー定義情報「名前」を保護します。ユーザー定義情報の名前は、objects.inp に記載されたものを使用します。

ユーザー everyone すべてのユーザー

domain/ ネットワークドメイン「domain」に参加する全ユー

ザーを対象とします。 domain/nn ネットワークドメイン

「domain」に参加するユーザー

「nn」のみを対象とします。

nn ユーザー「nn」のみを対象とし

ます。

権限 full ユーザーはユーザー定義情報を変更できます。

view ユーザーはユーザー定義情報を参照できますが、変更できません。フィールドがグレーアウトされます。

none ユーザー定義情報はユーザーから隠されます。

52 Tekla Structures システムマニュアル マルチユーザーモード

Page 57: System 120 Jpn

権限を設定しない場合、すべてのユーザーがすべての権利を持ちます。

Tekla Structures は、モデルを作成するとき、およびモデルを開くときに

privileges.inp ファイルで設定された権限を確認します。

権限を変更する 権限を変更するには、privileges.inp ファイルを訂正して、モデルをいったん閉じてから再度開きます。ただし、組織が所有するオブジェクトの権限のみを変更できます。

モデルへのアクセスを制限する

特定のユーザーがオブジェクト属性を変更できないように設定するには、privileges.inp ファイルでそのユーザーのロック属性を「None」に

設定します。

下記の例では、ユーザー「man」のみに対してオブジェクトのロックを

設定する権利が与えられ、他のユーザーに対してはロック属性が隠されます。

参照項目 オブジェクトのロック (p. 51)

属性へのアクセス制御 (p. 52)

モデルを作成したユーザーのみその privileges.inp ファイルを変更できます。

privileges.inp

attribute:OBJECT_LOCKEDeveryonenoneattribute:OBJECT_LOCKEDmanfull

他のユーザー定義情報を保護するには、privileges.inp にそのユーザー定義情報を登録する必要があります。

Tekla Structures システムマニュアル 53マルチユーザーモード

Page 58: System 120 Jpn

54 Tekla Structures システムマニュアル マルチユーザーモード

Page 59: System 120 Jpn

3 ファイルとフォルダ

はじめに この章では、情報が保存されるファイルとフォルダについて説明します。Tekla Structures で使用するファイルの種類を示すと共に、ファイル

を使った Tekla Structures のカスタマイズ方法を述べます。また、モデル

フォルダ、プロジェクトフォルダ、および企業フォルダの効果的な使用方法も示します。

さらに、起動バッチファイルの仕組みについても述べ、起動バッチファイルを使った Tekla Structures のカスタマイズ方法を説明します。この章

には、各種ログファイルに関する説明も収録されています。

前提となる基礎知識 この章では、Windows エクスプローラでファイルとフォルダを管理した

経験のあるユーザーを想定しています。ワードパッドなど、標準ファイルエディタの使い方を既に習得していることも前提となります。

構成 この章は、以下の節で構成されています。

• 起動バッチファイル (p. 55)• 各種ファイルの説明 (p. 62)• フォルダ (p. 73)• Tekla Structures のカスタマイズ (p. 81)• ログファイル (p. 98)

3.1 起動バッチファイル

起動バッチファイルは、Tekla Structures を起動するためのバッチファイ

ルです。起動バッチファイルには、さまざまな " 変数 " が含まれます。これらの変数を使うと、標準規格や作業スタイルの違いに応じて Tekla Structures を設定することができます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 55ファイルと フォルダ

Page 60: System 120 Jpn

Tekla Structures のインストール時に、必要なバッチファイルが自動的に

作成されます。実際に作成されるバッチファイルの数は、インストール時に選択した言語と国別環境の数によって異なります。

ユーザーが変更できる起動バッチファイルは、..\Tekla

Structures\11.0\bat\user\user.bat だけです。

変数について

Tekla Structures の変数には、ユーザー変数とシステム変数の 2 種類があ

ります。

ユーザー変数 ユーザー変数では、Tekla Structures ウィンドウの表示形態など、各ユー

ザー用の個別の設定を定義します。ユーザー変数の設定は、TeklaStructures\11.0\nt\bin フォルダ内の options_username.ini ファイルに保存されます。

システム変数 システム変数の設定は、options.ini に格納されます。このファイルは、現在のモデルフォルダに置かれています。設定をほかのユーザーと共有するには、options.ini ファイルをシステムフォルダ、プロジェクトフォルダ、または企業フォルダにコピーします。

変数を設定する

変数を使うと、実際のニーズ、プロジェクト固有の必要条件、工業規格などに合わせて Tekla Structures をカスタマイズすることができます。変

数を設定するには、以下の方法があります。

[ 詳細設定 ] ダイアログボックスを使用する (p. 57)

または

user.bat ファイルを編集する (p. 57)

注意: user フォルダの

user.bat 以外のファイルは編集しないでください。

変数の設定を変更した後、Tekla Structures を再起動する

必要がある場合は、その旨を知らせるメッセージが表示されます。

56 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 61: System 120 Jpn

上記のいずれか 1 つの方法だけを使用して変数を設定することをお勧め

します。[詳細設定 ] ダイアログボックス内の変数設定値は、バッチファイル内の設定値よりも優先して適用されます。

[ 詳細設定 ] ダイアログボックスを使用する[ 詳細設定 ] ダイアログボックスで変数を設定するには、次のようにします。

1. [ツール ] > [ 詳細設定] をクリックして[詳細設定 ] ダイアログボックスを開きます。

2. カテゴリをブラウズして目的の変数を探します。

3. 変数を設定し、[詳細設定 ] ダイアログボックスの[既定値に設定] または[OK] をクリックします。

user.bat ファイルを編集するuser.bat ファイルで変数を設定するには、次のようにします。

1. ..\Tekla Structures\11.0\bat\environment フォルダ内のファイルから目的の変数を探し、その変数が設定されているかどうかをチェックし、設定されている場合は、目的の値になっているかどうかをチェックします。

・ 目的の値に設定されている場合は、ここで手順を終了してください。

・ 変数を変更または追加するには、手順 2. ~ 5. を行います。

2. Windows エクスプローラで ..\Tekla

Structures\11.0\bat\user\user.bat ファイルを右クリックし、[編集]

をクリックします。ファイルが標準のテキストエディタで開かれます。

3. 新しい行を挿入して、"set" と入力し、その右側に変数名と値を続

けて入力します。途中で改行しないでください。

起動バッチファイル内の行のうち、実際に読み込まれるのは、set XS_DIR=C:\Tekla Structures\11.0のように、setで始まる行だけ

です。

4. user.bat を保存します。

5. Tekla Structures を再起動して、変数を反映させます。

変数の設定を変更した後、Tekla Structures を再起動する

必要がある場合は、その旨を知らせるメッセージが表示されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 57ファイルと フォルダ

Page 62: System 120 Jpn

Tekla Structures では、変数ごとに、使用するスイッチが異なります。各

変数で使用できるスイッチを確認するには、「付録 C 変数 (p. 277)」を

参照してください。

バッチファイルで変数を無効に設定する変数を無効に設定するには、その変数を値なしで user.bat ファイルに追加します。次の例のように、=記号の後ろにスペースも文字も追加しないでください。

set XS_SINGLE_CLOSE_DIMENSIONS=

起動バッチファイルの変更後、その変更を有効にするには Tekla Structures を再起動する必要があります。

スイッチ

値 例

TRUEFALSE

set XS_DISABLE_WELD_PREP_SOLID=TRUEset XS_DIMENSION_DIRECTION_REVERSED=FALSE

1 オン set XS_SINGLE_CLOSE_DIMENSIONS=1

0 オフ set XS_SINGLE_USE_WORKING_POINTS=0

文字列 set XS_USER_DEFINED_BOLT_SYMBOL_TABLE=bolt_symbol_table.txt

数値 set XS_DEFAULT_FONT_SIZE=12

以前のバージョンでは、変数の先頭に "rem" を付けると、

その変数を無効にすることができましたが、Tekla Structures 8.0 以降では、同じ変数が他のバッチファイル

で設定されていれば、この方法で変数を無効にすることはできません。

rem set XS_AUTOSAVE_DIRECTORY=%XS_RUNPATH%\autosave

58 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 63: System 120 Jpn

フォルダ構成

この節では、フォルダ構成について述べ、各種バッチファイルの保存場所を示します。

bat フォルダに格納された teklastructures.bat ファイルは、Tekla Structures を起動します。environment フォルダの各 .bat ファイルには、

環境固有の設定を定義する変数が格納されています。language フォルダの各 .bat ファイルには、言語に固有の設定が格納されています。user.bat ファイルには、個人用の設定を保存します。

初期設定 environment フォルダと language フォルダの teklastructures.bat ファイルおよび .bat ファイルには、Tekla Structures のインストール時に初期設定

の既定値が格納されます。これらのファイルは、なるべく変更しないでください。

User.bat について 個人用の設定を保存するには、user.bat ファイルを変更することをお勧めします。user.bat ファイル内の変数は、他の bat ファイル内の設定よりも優先されます。たとえば、environment フォルダと user フォルダの.bat ファイルに同じ変数が含まれている場合は、user フォルダで設定されている変数の値が適用されます。

user フォルダのuser.bat に独自の設定を追加します。

bat フォルダの teklastructures.bat から、environment、language、およびuser の各フォルダに置かれている他のバッチファイルが呼び出されます。

変数の詳細については、「変数 (p. 277)」を参照してください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 59ファイルと フォルダ

Page 64: System 120 Jpn

バッチファイルの検索の順番

teklastructures.bat がプログラムを起動すると、environment、language、および user フォルダに格納されたバッチファイルが起動します。teklastructures.bat および environment フォルダと language フォルダに

格納されている .bat ファイルは、プログラムのデフォルト設定が含まれます。これらのファイルを変更しないでください。

user.bat ファイルに含まれる変数設定は、environment および language フォルダに格納されたバッチファイルに含

まれる設定よりも優先されます。

\bat\environment\*.bat

\bat\language\*.bat

teklastructures.bat

\bat\user\user.bat

server_user.bat

60 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 65: System 120 Jpn

バッチファイルのパラメータ

Tekla Structures は、バッチファイルの中でパラメータを使用して、言語、

環境、およびユーザーモードを設定します。パラメータは、バッチファァイル内で %1、%2、%3 などとして表記されます。

例 パラメータ値をショートカットに記述します。次の例では、Tekla Structures を英語、US インペリアル単位の環境、およびマルチユーザー

モードで起動する設定を示します。

パラメータを半角スペースで区切ります。パラメータを省略する場合、後続するパラメータとの間に半角スペースで区切られたピリオド (.) を挿入します。たとえば、パラメータ %4 を省略する場合、パラメータ

%3 とパラメータ %5 の間に「 . 」と入力します。

パラメータ 値 結果

%1 enu 英語言語

%2 usimp US インペリアル単位

%3 multi マルチユーザーモード

%4 C:\TeklaStructuresModels\Building

特定の Tekla Structures モデルを

自動的に開きます。任意指定のパラメータです。

%5...%8 企業、プロジェクト名などのユーザー定義情報を指定します。

%1 %2 %3

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 61ファイルと フォルダ

Page 66: System 120 Jpn

マルチユーザーのバッチ設定

マルチユーザーモードで作業を行い、マルチユーザーモデルがサーバーに格納されている場合、サーバーにバッチファイルを配置して、各ユーザーの user.bat をそのバッチにポイントすることでバッチファイルの管理を簡素化できます。

1. C:\TeklaStructures\11.0\bat\user フォルダの server_user.bat ファイルをサーバーにコピーします。

2. 必要に応じて server_user.bat ファイルを修正します。

3. サーバーにコピーした server_user.bat ファイルを呼び出すように

user.bat ファイルを修正します。次のように修正します。

ここでは、「G:\」はサーバーにマップされたドライブ名です。Multi_User\ は手順 1 でサーバーにコピーした server_user.bat が格納されているフォルダです。

3.2 各種ファイルの説明

この節では、Tekla Structures で使用するファイルの種類について説明し、

各種ファイルの使用目的と格納場所を示します。

入力ファイル

ジョイントとマクロの動作は、入力ファイルで制御されます。また、ダイアログボックスの制御にも入力ファイルが使用されます。入力ファイルの拡張子は、常に inp です。

User.bat

call G:\Multi_User\server_user.bat %1 %2 %3 %4 %5 %6 %7 %8if "%3"=="multi" goto end

ファイル 説明 詳細

objects.inp ユーザー定義情報を制御します。

プロパティを追加する (p. 82)

profitab.inp 使用可能なパラメトリックプロファイルを定義します。

パラメトリックプロファイルをカスタマイズする (p. 88)

62 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 67: System 120 Jpn

ジョイント / マクロ記述ファイルTekla Structures の標準ジョイントのプロパティは、ジョイント / マクロ

記述ファイルを通じて定義されます。これらのファイルは、標準のジョイントとマクロの動作に影響を及ぼすので、原則として変更しないでください。「変更が必要になる場合 (p. 63)」を参照してください。

これらのファイルは、以下のフォルダに置かれています。

..\applications\steel1\

および

..\applications\steel2\

マクロツールバーごとに、入力ファイルが 1 つずつあります。たとえ

ば、ツールバー 10 上のマクロは、xs_page_10.inp で制御されます。

変更が必要になる場合

ジョイント / マクロ記述ファイルの変更が必要になるのは、以下の場合

だけです。

• steps.dat ファイルに踏板プロファイルを追加した場合は、踏板プロファイルの追加が反映されるように xs_page_10.inp

ファイルを変更する必要があります。変更しないと、追加した踏板プロファイルが[踏板] ダイアログボックスに表示されません。「例 1: 階段マクロ 82 (p. 65)」も参照してください。

• ハンドレールマクロ(1024)に使用する支柱ジョイントタイ

プを変更した場合。詳細については「例 2: ハンドレールマクロ(1024) (p. 66)」を参照してください。

fltprops.inp 使用可能な平鋼の材質と寸法を定義します。

平鋼を使用する (p. 94)

pop_mark_parts.inp ポップマーキングの設定を定義します。

ポップマークの設定 (p. 191)

privileges.inp アクセス権を制御します。

属性へのアクセス制御 (p. 52)

analysis_design_config.inp

解析および設計の設定を定義します。

ファイル 説明 詳細

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 63ファイルと フォルダ

Page 68: System 120 Jpn

データファイル

Tekla Structures では、システムフォルダからデータファイルが読み込ま

れます。「システムフォルダ (p. 79)」を参照してください。これらのファイルには、特定のマクロとディテールに使用するデータが格納されます。データファイルの一覧を次の表に示します。

ファイル 説明

joints.dat ディテール 1024 およびマクロ S76 で使用

するデータを格納します。[支柱結合タイプ]

フィールドで使用されます。

railings.dat レールディテール 1025 のデータを格納し

ます。この情報は、[レールタイプ] フィールドで使用されます。

stairs.dat マクロ S83 のデータを格納します。[階段タ

イプ ] フィールドで使用されます。

steps.dat マクロ S82 のデータを格納します。[踏板 ]

フィールドで使用されます。

std_flange_plates マクロ S99 で使用するディテールを格納し

ます。以下のフィールドで使用されます。

• [ 外側フランジ] • [ 内側フランジ] • [ 上面プレート]

std_stiffener_plates マクロ S99 で使用するデータを格納しま

す。[水平スチフナー] フィールドで使用されます。

marketsize.dat 特定の材質に対して使用可能なマーケットサイズが含まれています。カスタムコンポーネントエディタで fMarketSize() 関数で使用で

きます。また一部のシステムコンポーネントで参照するオプションがあります。

「marketsize.dat によるマーケットサイズの定義 (p. 96)」も参照してください。

これらのファイルは、マクロとディテールの動作に影響を及ぼします。

64 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 69: System 120 Jpn

データファイルとマクロここでは、マクロでデータファイルを使用する例を 2 つ示します。

例 1: 階段マクロ 82

階段ディテール 82 はツールバー 10 にあるので、ファイル

xs_page_10.inp の内容を見る必要があります。「ジョイント / マクロ記述ファイル (p. 63)」を参照してください。

xs_page_10.inp ファイル内では、次の行からマクロ 82 のエントリが開始

しています。

attribute("step_index", "j_step_profile", option,"%s", none, none,"0.0", "0.0")

この後に、[Tekla Structures 階段 (82)] ダイアログボックスの[踏板 ]

フィールドで使用されるオプションのリストが記述されています。

{value("DEFAULT", 1)value("PLAIN50x200", 0)value("PLAIN50x210", 0)value("PLAIN50x220", 0)value("PLAIN50x300", 0)以下省略

このオブジェクトを作成するための付加的な情報は、steps.dat から取得されます。このファイルの情報は、名前ごとではなく、行番号ごとに読み込まれます。

データ(*.dat)ファイルは、標準的なテキストエディタで開くことができます。データファイル内の情報は、複数の列から成るテキストとして記述されます。各データファイルの先頭には、列の名前を示す行があります。

データファイルまたはマクロ記述ファイルの中の行の順序は変更しないでください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 65ファイルと フォルダ

Page 70: System 120 Jpn

xs_page_10.inp ファイルの 2 番目には、[Tekla Structures 階段 (82)] ダイア

ログボックスの[踏板] フィールドに使用されるオプションPLAIN50X200 があります。このオプションを選択すると、steps.dat

ファイルの 2 行目から情報が読み込まれます。

例 2: ハンドレールマクロ

(1024)

ハンドレールディテール 1024 はツールバー 10 にあるので、ファイル

xs_page_10.inp の内容を見る必要があります。「ジョイント / マクロ記述ファイル (p. 63)」を参照してください。

xs_page_10.inp ファイル内では、次の行からハンドレールマクロ 1024 の

エントリが開始しています。

tab_page("","jd_Parameters",3) {

attribute("cut2", "j_railing_type", option, "%s", none, none, "0.0","0.0")

データ(*.dat)ファイルは、標準的なテキストエディタで開くことができます。データファイル内の情報は、複数の列から成るテキストとして記述されます。各データファイルの先頭には、列の名前を示す行があります。

2 行目

2 行目

ファイル: xs-page_10.inp

ファイル: steps.dat

66 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 71: System 120 Jpn

この後に、[ディテール1024] ダイアログボックスおよび[マクロ S76] ダイアログボックスの[支柱結合タイプ] フィールドで使用されるオプションのリストが記述されています。

value("j_Default", 2)value("j_auto", 1)value("j_MONO_S", 0)value("j_MONO_SC", 0)value("j_MONO_SO", 0)à»â½è»ó™

このオブジェクトを作成するための付加的な情報は、ファイルjoints.dat から取得されます。このファイルの情報は、名前ごとではなく、行番号ごとに読み込まれます。

joints.dat ファイルには、以下のフィールドがあります。

データファイルまたはマクロ記述ファイルの中の行の順序は変更しないでください。

フィールド 説明

ÉCÉìÉfÉbÉNÉX 読み取り専用。このファイルの情報は、インデックス番号ごとではなく、行番号ごとに読み込まれます。

ñºëO 読み取り専用。このファイルの情報は、名前ごとではなく、行番号ごとに読み込まれます。

ÉWÉáÉCÉìÉgî‘çÜ 使用するジョイントの番号。

ëÆê´ñº 使用するジョイント属性(定義情報)ファイルの名前。

è„ï°å¸ å¥ì_É^ÉCÉv レールタイプと大桁が干渉する場合は COLLISION

を使用し、それ以外の場合は MIDDLEを使用しま

す。

É_ÉuÉãÉ{ÉãÉg 0: ボルトグループを 1 つだけ使用するジョイント

の場合。

1: ボルトグループを 2 つ使用するジョイントの場

合。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 67ファイルと フォルダ

Page 72: System 120 Jpn

DSTV ジョイントプロパティ

ファイル ..\countries\country-independent\inp\dstv.lis には、各種のDSTV 標準ジョイントのプロパティが格納されています。

メッセージ

Tekla Structures では、メッセージファイル内の情報を使用して、ユー

ザーインターフェイスにメッセージを表示します。メッセージファイルは、..\languages\ フォルダの下層にある言語別のサブフォルダに格納されています。

メッセージファイルの拡張子は、常に mdl です。たとえば、..\languages\eng\ フォルダには、Tekla Structures の英国語版で使用する

メッセージファイルが格納されています。

プロファイル

Tekla Structures では、プロファイルの管理に ASCII ファイルとバイナリ

ファイルを使用します。環境ごとに、専用のプロファイルフォルダがあります。たとえば、..\countries\euro\profil\ には、欧州プロファイル管理用のファイルが格納されています。

ASCII ファイルは、標準的なテキストエディタで編集できます。バイナ

リファイル内の情報は、ユーザーインターフェイスを通してのみ変更できます。ここでは、..\profil\ フォルダに格納される各種ファイルについて説明します。

このファイルには欧州標準規格に基づく情報が格納されているので、このファイルは変更しないでください。

「メッセージファイルをカスタマイズする (p. 87)」も参照してください。

68 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 73: System 120 Jpn

inp(ASCII)profitab.inp ファイルでは、パラメトリックプロファイルに使用できる名前を定義します。このファイルは、標準の検索順(「フォルダの検索順 (p. 74)」参照)で検索され、その後、起動バッチファイル内の変数XS_PROFDBで指定されているフォルダから検索されます。「パラメト

リックプロファイルをカスタマイズする (p. 88)」も参照してください。

cnv(ASCII)Tekla Structures では、リンクを通じてモデル情報を変換するとき、cnv

ファイル内の情報に基づいて材質とプロファイルを変換します。たとえば、PML リンクまたは HLI リンクを使用している場合では、起動バッ

チファイル内の変数 XS_PROFDBで指定されているフォルダから cnv ファ

イルが読み込まれます。

lis(ASCII)lis ファイルは、ボルトカタログ、プロファイルカタログ、および材質カタログのエクスポート時に作成されます。「プロファイルカタログを結合する」および「ボルトカタログを結合する」も参照してください。

バイナリファイルカタログ情報は、拡張子 bin のバイナリファイルに保存されます。これらのファイルは、以下の検索順で検索されます。

• モデル。• プロジェクト。• 企業。• 起動バッチファイルの変数 XS_PROFDBで指定されているフォ

ルダ。「起動バッチファイル (p. 55)」を参照してください。

他のユーザーに対してもカタログを使用可能にしたい場合は、プロジェクトフォルダまたは企業フォルダにカタログを保存することをお勧めします。「プロジェクトフォルダと企業フォルダ (p. 79)」を参照してください。

現在のモデルフォルダにバイナリカタログファイルが見つかれば、起動バッチファイルの変数 XS_PROFDBで指定

されているフォルダのカタログは使用されません。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 69ファイルと フォルダ

Page 74: System 120 Jpn

バイナリカタログファイルの一覧を次の表に示します。

Binフォルダ ..\nt\bin\ には、Tekla Structures の実行可能ファイルとシンボ

ル、図面、レポート、およびテンプレートの各エディタのファイルが格納されています。さらに、Tekla Structures の各種エディタ用のサポート

ファイルと共にパスワードファイルも、このフォルダに格納されます。

パスワードファイルTekla Structures のライセンスは、ハードウェア装置とパスワードファイ

ルで制御されます。ユーザーのパスワードファイル xswrk.dat は、..\bin

フォルダに置かれます。

フォント

起動バッチファイルの変数 DXK_FONTPATHで指定されているフォルダが

フォントフォルダとして扱われます。フォントフォルダには、以下のグラフィックフォントが置かれます。

• romsim• romco• fixfont

テンプレートエディタは、フォントの検索先として他のフォルダが指定されている場合も含めて、常に変数 DXK_FONTPATHで指定されている

フォルダを検索するようになっています。

Tekla Structures フォントを Windows フォントに対応付けるための変換

ファイルは、変数 TEMPLATE_FONT_CONVERSION_FILEで指定されます。

Windows フォントは、拡張子 ttf を持ち、..\windows\fonts フォルダに格

納されているものとします。

ファイル 説明

assdb.bin ボルトセットカタログ

profdb.bin プロファイルカタログ

matdb.bin 材質カタログ

screwdb.bin ボルトカタログ

70 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 75: System 120 Jpn

シンボル

Tekla Structures のシンボルファイルは、フォルダ ..\countries\country-

independent\symbols\ に格納されています。シンボルファイルには、sym

と dwg の 2 種類があります。sym ファイルは、シンボルエディタによっ

て作成されます。dwg ファイルには、ソリッドビューに表示するシンボル(ジョイント、点、および原点のシンボルなど)が格納されます。

起動バッチファイルの変数 DXK_SYMBOLPATHで指定されているフォルダ

がシンボルフォルダとして扱われます。

システム

フォルダ ..\countries\*environment*\system\ には、以下の種類のファイルが格納されます。

rptテンプレートエディタで作成したレポートテンプレート

tplテンプレートエディタで作成した図面テンプレート

lay[ プロパティ ]-[レイアウト ] オプションで作成したレイアウト定義

plotdev.binこのファイルには、[ファイル ]-[カタログ ]-[ プロッター] で作成した出力装置定義が書き込まれます。「出力装置カタログ」を参照してください。システムフォルダの定義には、すべてのユーザーがアクセスできます。出力装置定義は、現在のモデルフォルダ、プロジェクトフォルダ、または企業フォルダにも保存できます。「プロジェクトフォルダと企業フォルダ (p. 79)」を参照してください。

plotdev.bin は、モデル、プロジェクト、および企業の各フォルダから検索され、その後、変数 XS_DRIVERで指定されているフォルダから検索

されます。

テンプレートエディタでは、常に、変数DXK_SYMBOLPATHで指定されているフォルダからシンボル

を検索するようになっています。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 71ファイルと フォルダ

Page 76: System 120 Jpn

ウィザードファイル(dproc)Tekla Structures のウィザードファイルでは、図面の作成に伴う一連の操

作を自動化します。ウィザードファイルのファイル拡張子は、dproc です。ウィザードファイルは、システムフォルダ(「システムフォルダ (p. 79)」参照)から検索されます。「ウィザードファイルを作成する (p. 91)」も参照してください。

72 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 77: System 120 Jpn

3.3 フォルダ

この節では、モデルに関連するファイルがどのように保存されるかを説明すると共に、プロジェクトや会社の仕様に沿ってカスタマイズしたファイルなどをフォルダで管理する方法を説明します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 73ファイルと フォルダ

Page 78: System 120 Jpn

フォルダ構成

下の図は、この節で述べるフォルダとファイルのデフォルトの保存場所を示しています。これらのファイルとフォルダについては、この後、詳しく述べていきます。

フォルダの検索順

モデルを開くと、特定のフォルダから特定の順序で関連ファイルが検索されます。

起動バッチファイル

カタログファイル

Bin フォルダ

モデルフォルダ

企業フォルダ

プロジェクトフォルダ

メッセージファイル

システムフォルダ

テンプレートフォルダ

74 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 79: System 120 Jpn

ファイルを正しいフォルダに保存しておくことが重要です。関連ファイルが見つかると、その時点で、検索が終了します。このため、検索順が下位のフォルダに存在する同名のファイルは無視されることになります。

フォルダの検索順は、以下のとおりです。

フォルダ 説明

現在のモデル 現在開かれているモデルです。

プロジェクト 変数 XS_PROJECTで指定されているフォ

ルダ。

企業 変数 XS_FIRMで指定されているフォル

ダ。

システム 変数 XS_SYSTEMで指定されているフォ

ルダ。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 75ファイルと フォルダ

Page 80: System 120 Jpn

下の表に示すように、この検索順が適用されない例外的なファイルもあります。これらのファイルの詳細については、対応する節を参照してください。

例外を次の表に示します。

ファイル(種類) 詳細

objects.inp プロパティを追加する (p. 82)

*.dat ファイル データファイル (p. 64)

テンプレート 検索順

• XS_TEMPLATE_DIRECTORY • モデルフォルダ• XS_PROJECT • XS_FIRM • XS_TEMPLATE_DIRECTORY_SYSTEM • XS_SYSTEM

詳細については「テンプレートフォルダ (p. 81)」を参照してください。

カタログ プロファイルカタログ、ボルトカタログ、材質カタログ、鉄筋カタログ。

検索順

• モデルフォルダ• XS_PROJECT • XS_FIRM • XS_PROFDB

で指定されているフォルダ

詳細については、「バイナリファイル (p. 69)」を参照してください。

システムフォルダには、カスタマイズしたファイルを保存しないでください。システムフォルダにカスタマイズしたファイルを保存すると、アップグレード時に問題が生じたり、本来なら不要な作業に時間を取られる結果になります。「システムフォルダ (p. 79)」および「プロジェクトフォルダと企業フォルダ (p. 79)」を参照してください。

76 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 81: System 120 Jpn

モデルフォルダ

モデルデータベースファイル(*.db1)と同じ名前のフォルダが作成され、その中にモデルに関連するファイルがすべて保存されます。マルチユーザーモードでは、すべてのユーザーが同じモデルフォルダにアクセスできます。モデルフォルダのファイルを参照するには、[ツール]-[モ

デルディレクトリを参照] をクリックします。

保存された属性オブジェクトプロパティ、テンプレート、レポート、ジョイントなどを変更した後、ダイアログボックス内で[上書き保存 ] ボタンまたは[名前を

付けて保存] ボタンをクリックすると、変更されたファイルが現在のモデルフォルダ内の attributes サブフォルダに保存されます。「プロジェクト

フォルダと企業フォルダ (p. 79)」および「フォルダの検索順 (p. 74)」も参照してください。

モデルフォルダ内に作成されるファイルの一覧を次の表に示します。

ファイル / 拡張子 説明

db1 モデルデータベースです。このファイル名から拡張子を取り除いたものがモデルフォルダ名として使用されます。

db2 ナンバリングデータベースです。モデルフォルダと同じ名前に拡張子を付けたものが、このデータベースのファイル名になります。

xslib.db1 ユーザー定義のジョイントとディテールを格納します。異なるモデルフォルダの間でのコピーが可能です。

xslib.db2 ナンバリング情報を格納します。

xs_user.user_name ドラッグアンドドロップなど、ユーザーごとのインターフェイス設定を格納します。「マウスおよびポインタの設定」を参照してください。

xsdb.xs プロジェクトデータベースを開いたとき、このファイルが現在のモデルフォルダに見つかれば、その名前が[モデル

を開く] ダイアログボックスに表示されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 77ファイルと フォルダ

Page 82: System 120 Jpn

bak モデルを保存するたびに、モデルデータベースのバックアップコピーがXengineer によって保存されます。以前

のバージョンのモデルを復元するには、*.bak ファイルの拡張子を *.db1 に変更

します。

dg モデルフォルダの下層にある..\drawings サブフォルダに格納されます。これらは、各図面がどのように作成されたのかに関する情報を含む図面ファイルです。モデルデータベースには、現在の図面に関する情報も保存されます。図面を開く、または印刷すると、対応する *.dg ファイルが開かれま

す。

*.dg ファイルは、手動で削除しないでください。*.dg ファイルは、図面を削

除したときに自動的に削除されます。

xsr Tekla Structures のレポートです。

nc1 NC 工作機械用の数値ファイルです。

部材マークの名前に拡張子を付けたものが、このファイルの名前になります。

[ファイル]-[CNC]-[NC ファイル ] をクリックすると表示される[NCファイル ] ダイアログボックスで、ファイル拡張子を変更することができます。初期設定での拡張子は、nc1 です。

ログファイル 「ログファイル (p. 98)」を参照してください。

.This_is_multiuser_model

xs_server.exe を実行している PC に関

する情報を格納します。

通常は、このファイルを変更も削除もしないでください。このファイルを削除する必要が生じるのは、モデルを異なるサーバーに移動した場合です。その場合は、同じ名前のファイルがXengineer によって生成されます。

ファイル / 拡張子 説明

78 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 83: System 120 Jpn

システムフォルダ

システムフォルダには、図面テンプレート、レポートテンプレート、オブジェクトの設定およびプロパティが格納されます。システムフォルダのファイルは、読み取り専用です。「プロジェクトフォルダと企業フォルダ (p. 79)」および「フォルダの検索順 (p. 74)」を参照してください。

システムフォルダの場所は、起動バッチファイルの変数 XS_SYSTEMで

定義されます。「起動バッチファイル (p. 55)」も参照してください。

プロジェクトフォルダと企業フォルダ

Tekla Structures のプロジェクトフォルダと企業フォルダには、カスタマ

イズしたファイルを保存することができます。これは、ファイルを将来使用できるように保存しておきたい場合や、新しいリリースをインストールした後も現在のファイルを使用したい場合に役立ちます。

プロパティファイルは、常に、現在のモデルフォルダの下層の attributesフォルダ(例: ..\TeklaStructuresModels\my_building\attributes)に保存

されます。

これらのファイルは、プロジェクトフォルダまたは企業フォルダにコピーできます。ファイルの保存場所については、「フォルダの検索順 (p. 74)」を参照してください。

新しいリリースをインストールしてもプロジェクトファイルと企業フォルダのファイルは上書きされないので、旧バージョンから切り取りと貼り付けやエクスポートとインポートでファイルを移動しなくても、カスタマイズしたファイルを維持することができます。

システムフォルダには、カスタマイズしたファイルを保存しないでください。システムフォルダ内のファイルは、新しいリリースをインストールすると新しいファイルに置換されることがあります。プロジェクトフォルダと企業フォルダのファイルは、新しいリリースをインストールしても上書きされません。「プロジェクトフォルダと企業フォルダ (p. 79)」を参照してください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 79ファイルと フォルダ

Page 84: System 120 Jpn

企業フォルダとプロジェクトフォルダは、どのバージョンからも利用できるように Tekla Structures フォルダと同じレベルに作成してください。

次の変数を使用します: XS_PROJECTおよび XS_FIRM

プロジェクトフォルダプロジェクトフォルダは、特定のプロジェクト用にカスタマイズしたファイルの保存場所になります。プロジェクトフォルダは、起動バッチファイルの変数 XS_PROJECTで定義されます。「起動バッチファイル

(p. 55)」および「フォルダの検索順 (p. 74)」も参照してください。

初にプロジェクトフォルダを手動で作成した後、そのフォルダを変数XS_PROJECTで指定する必要があります。

企業フォルダ企業フォルダは、特定の組織または会社用にカスタマイズしたファイルの保存場所となります。企業フォルダは、起動バッチファイルの変数XS_FIRMで定義されます。「起動バッチファイル (p. 55)」および「フォ

ルダの検索順 (p. 74)」も参照してください。

初に企業フォルダを手動で作成した後、そのフォルダを変数 XS_FIRMで指定する必要があります。

例 得意先企業から、特定の図面レイアウト標準が指定されている場合では、その会社用に図面テンプレートをカスタマイズして、企業フォルダの下層にあるサブフォルダに保存します。こうしておくと、カスタマイズした図面テンプレートを、今後、その得意先に対するすべてのプロジェクトに使用できます。しかも、カスタマイズしたファイルにすべてのユーザーがアクセスできます。

80 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 85: System 120 Jpn

テンプレートフォルダ

Tekla Structures では、以下の順に Template Editor v. 3.2 および 3.3 のテン

プレートとレポートを検索します。

変数を変更するには、[ツール ]>[詳細設定 ]>[ファイル配置 ] をクリックします。

Tekla Structures は XS_TEMPLATE_DIRECTORYおよびテンプレートが格納

されている 初のフォルダの 2 つの保存場所からバージョン 2.2 のテン

プレートを検索します。

• モデル• プロジェクト• 企業• システムテンプレート• システム

Tekla Structures は上記のフォルダのいずれかでテンプレートを検出する

と、検索を中止し、以降のフォルダの内容を調べません。

3.4 Tekla Structures のカスタマイズ

この節では、Tekla Structures のカスタマイズ方法を以下のトピックに分

けて説明します。

プロパティを追加する (p. 82)

objects.inp の要素 (p. 86)

パラメトリックプロファイルをカスタマイズする (p. 88)

デフォルト設定を保存する (p. 90)

フォルダ 変数による定義

テンプレートが格納されているフォルダ

XS_TEMPLATE_DIRECTORY

モデル

プロジェクト XS_PROJECT

企業 XS_FIRM

環境固有のシステムテンプレート

XS_TEMPLATE_DIRECTORY_SYSTEM

システム XS_SYSTEM

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 81ファイルと フォルダ

Page 86: System 120 Jpn

ウィザードファイルを作成する (p. 91)

展開パラメータ (p. 92)

平鋼を使用する (p. 94)

marketsize.dat によるマーケットサイズの定義 (p. 96)

プロパティを追加する

Tekla Structures のダイアログボックスの多くには、梁、柱、ボルト、図

面など、各種オブジェクトのユーザー定義情報が表示されます。..\coun- tries\country_independent\inp\objects.inp ファイルを使うと、これらのオブジェクトの属性を独自に定義することができます。

対応するダイアログボックスで[ユーザー定義情報] ボタンまたは[ユー

ザー定義情報] タブをクリックすると、これらのフィールドが表示されます。これらの値は、レポートと図面で使用できます。

Tekla Structures をアップグレードする場合、Tekla Structures バージョン

11.3 以前の objects.inp ファイルに追加されたユーザー定義情報はバー

ジョン 12.0 以降に自動的にコピーされます。

objects.inp ファイルには、モデルフォルダから始まり、以下の表に示す順序で情報が読み込まれます。

ファイルは、ユーザー定義情報がいずれかのファイルにある場合、ユーザーインターフェイスで表示されるように結合されます。Tekla Structures では、情報が重複しないようにファイルが結合されます。

「プロジェクトフォルダと企業フォルダ (p. 79)」を参照してください。

フォルダ 変数による定義

モデル

プロジェクト XS_PROJECT

企業 XS_FIRM

システム XS_SYSTEM

inp XS_INP

82 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 87: System 120 Jpn

Tekla Structures が複数の objects.inp ファイルで同一の属性名を検出した

場合、 初に読み込まれた objects.inp ファイルの情報が使用され、以降のファイルでは、重複した属性の記述を無視します。Tekla Structuresが同様の名前でタイプが異なる属性を検出すると、エラーメッセージが表示されます。

ユーザー定義フィールドを変更するダイアログボックスに表示される既存の"User" フィールドは、カスタマイズが可能です。新しいユーザー定義フィールドを追加することもできます。「テンプレートのユーザー定義フィールド (p. 84)」も参照してください。

例 ここでは、標準の部材のユーザー定義情報フィールド[User Field 1] の名前を変更する例を示します。このダイアログボックスは、初期設定では次の図のように表示されます。

手順 1. 標準のテキストエディタで objects.inp ファイルを開きます。

2. 次のセクションを探します。

/* Part attributes */

part(0,"Part")

{

tab_page("PARAMETERS")

objects.inp ファイルでは、ユーザー定義フィールドのみ編集してください。他の標準フィールドの名前や値は変更しないでください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 83ファイルと フォルダ

Page 88: System 120 Jpn

3. 各属性は、attributeで始まる個別の行に記述されています。次の

行を探します。

attribute("USER_FIELD_1", "User Field 1", string, "%s", no, none, "0.0", "0.0") { value("", 0)}

4. この行を次のように変更します。

attribute("MY_INFO_1", "My Info 1", string, "%s", no, none, "0.0", "0.0") { value ("", 0) }

5. objects.inp ファイルを保存します。

6. Tekla Structures をいったん終了した後、再起動し、変更内容を反映させます。"Column" プロパティダイアログボックスが次の図のように表示されます。

テンプレートのユーザー定義フィールドユーザー定義フィールドの名前を変更する場合、または新しいユーザー定義フィールドを作成した場合は、..nt\bin\ フォルダにあるlegend_text.fields ファイルを修正しなければ、そのフィールドをテンプレートエディタの一覧から選択することはできません。また、フィールド名を正しく入力すれば、legend_text.fields を修正せずにユーザー定義フィールドを使用することができます。たとえば、「ユーザー定義フィールドを変更する (p. 83)」に示した例の場合では、legend_text.fields を次のように変更します。

例 TITLE3 CHARACTER LEFT 40

MY__INFO_1 CHARACTER LEFT 40

USER_FIELD_2 CHARACTER LEFT 40

84 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 89: System 120 Jpn

USER_FIELD_3 CHARACTER LEFT 40

USER_FIELD_4 CHARACTER LEFT 40

ナンバリングへの反映ユーザー定義情報をナンバリングに反映させるかどうかを設定できます。「ナンバリング設定」を参照してください。この機能は、同一の部材が複数存在しており、それらのユーザー定義情報が異なっている場合に役立ちます。

属性を反映する ナンバリングにユーザー定義情報を反映させるには、objects.inp でオプション yesを使用します。詳細については、「objects.inp の要素

(p. 86)」を参照してください。この場合、同一の部材が複数存在しており、それらのユーザー定義情報が異なっていれば、それらに対して異なるマークが割り当てられます。

ユーザー定義値をナンバリングに反映させるには、さらに、objects.inp

ファイルの Part attributesセクションのフィールドエントリを変更

する必要があります。

属性を無視する ナンバリングにユーザー定義情報を反映させないためには、objects.inp

でオプション noを使用します。この場合、同一の部材が複数存在して

おり、それらのユーザー定義情報が異なっていても、それらに対して同じマークが割り当てられます。

ナンバリングに反映させることができるのは、部材のユーザー定義情報だけです。フェーズ、プロジェクト、図面など、その他のオブジェクトのユーザー定義情報をナンバリングに反映させることはできません。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 85ファイルと フォルダ

Page 90: System 120 Jpn

objects.inp の要素

objects.inp の主な構成要素を下に示します。「objects.inp のフィールド

(p. 87)」も参照してください。

これから使用する属性が未使用であることを確認してください。属性を常に固有なものにするには、自分の名前のイニシャルや会社名の略称などを属性名の先頭に付けるなどの方法が考えられます。

属性名には、スペースや予約文字を含めないでください。

属性のラベルセクションに入力したテキストは、そのとおりにダイアログボックスに表示され、レポートと図面に使用されます。

属性名 ラベル ナンバリングへの反映

初期設定値

attribute または unique_attibute

値の種類

86 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 91: System 120 Jpn

objects.inp のフィールドobjects.inp ファイルに含まれているフィールド名は、次の表に示すとおりです。

メッセージファイルをカスタマイズする

Tekla Structures のメッセージファイルは、いずれもカスタマイズ可能で

すが、各メッセージファイルにはカスタマイズできるエントリとカスタ

フィールド 説明

attribute 他の部材プロパティとともにコピーされる通常の属性です。

unique_attribute コピー不可の属性です。この属性の値は、他の部材にコピーできません。たとえば、部材チェック属性は一般的に他の部材にコピーされません。

attribute_name 属性名。属性値の検索に使用されます。

label_text ダイアログボックスに表示するテキスト。

value_type 値の場合は integer( 整数 ) または float(浮動 )

テキストの場合は string

リストの場合は option

ミニカレンダー付き日付の場合は date

ミニカレンダー付き日付と時間 [12:00] の場合は date_time_min

ミニカレンダー付き日付と時間 [12:00:00]の場合は date_time_sec

field_format ダイアログボックス内のフィールドの書式定義。C 言語に準じます。

• 文字列の場合は "%s"• 値の場合は "%d"

consider_in_numbering 「ナンバリングへの反映 (p. 85)」を参照してください。

check_switch none、check_max、check_min、check_maxmin のいずれか。

attribute_value_max 属性の 小許容値。

attribute_value_min 属性の 小許容値。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 87ファイルと フォルダ

Page 92: System 120 Jpn

マイズできないエントリとがあります。

例 by_number.mdl ファイルには、図面で使用するプロンプトとデフォルトテキスト(または文字列)の両方が格納されています。たとえば、近い側のプレート(NS プレート)に使用するテキストを NS から N/S に変更

するには、次のようにします。

1. 標準のテキストエディタで by_number.mdl ファイルを開きます。

2. _MESSAGE by_number msg_no_675 (NS)を

_MESSAGE by_number msg_no_675 (N/S)に変更します。

3. by_number.mdl を保存します。

by_number.mdl ファイル内のエントリ(抜粋)

パラメトリックプロファイルをカスタマイズする

profitab.inp ファイルでは、パラメトリックプロファイルに使用できる名前を定義します。このファイルに新しいパラメトリックプロファイル名を追加することができます。

「プロファイルカタログ」も参照してください。

例 たとえば、パラメトリックプレートプロファイル用の名前として PLTEを使用するには、次のようにします。

1. 標準のテキストエディタで profitab.inp ファイルを開きます。

2. 次の行を追加します。

PLTE ! PL ! +2 ! ! 1 ! 2 ! ! !

3. profitab.inp を現在のモデルフォルダに保存し、ファイルを閉じます。

「プロジェクトフォルダと企業フォルダ (p. 79)」も参照してください。

by_number.mdl

_MESSAGE by_number msg_no_670 ) _MESSAGE by_number msg_no_671 x //_MESSAGE by_number msg_no_672 Lg //_MESSAGE by_number msg_no_673 _MESSAGE by_number msg_no_674 CAMBER_MESSAGE by_number msg_no_675 (NS)_MESSAGE by_number msg_no_676 (FS)_MESSAGE by_number msg_no_677 DGN file created._MESSAGE by_number msg_no_678 Primary part :

88 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 93: System 120 Jpn

profitab.inp の要素このファイルの先頭ブロックには、列のタイトルが記述されています。有効な値の説明も記述されています。

タイトル 説明

Prefix パラメトリックプロファイルに使用するプレフィックス。

タイプ パラメトリックプロファイルのタイプ([H

形鋼・ I形鋼 ] など)。

SO 並べ替え順。

Z データ入力時に使用する単位。

MI [ プロファイルの選択] ダイアログボックスで使用できるパラメータの 小数。

たとえば、角鋼管には、h*t、h*b*t、h1*b1-h2*b2*t の各サブタイプがあります。

パラメータの 小数と 大数は、共に 2 と

して SHS を定義します。[プロファイルの選

択] ダイアログボックスで[Prefix] オプションを使用する場合、オプションは h*tだけになります。この場合、SHS300*200*5 も使用できなくなります。

MA [ プロファイルの選択] ダイアログボックスで使用できるパラメータの 大数。例については、上の「MI」の項を参照してくださ

い。

SO 並べ替え順。

Z 単位。

G3-NAME ユーザー定義のパラメトリックプロファイルの場合にのみ使用します。生成コンポーネント検索用の名前です。

Z3-NAME ユーザー定義のパラメトリックプロファイルの場合にのみ使用します。

マクロを識別する名前です。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 89ファイルと フォルダ

Page 94: System 120 Jpn

デフォルト設定を保存する

新しいプロジェクトに着手するときや、実際のニーズに合わせて Tekla Structures を設定するときには、一連の標準ファイルを作成しておくと便

利です。標準ファイルをプロジェクトフォルダまたは企業フォルダにコピーしておくと、以降もそれらのファイルを使用できます。「プロジェクトフォルダと企業フォルダ (p. 79)」を参照してください。

モデリング時に使用するダイアログボックスの多くには、梁、柱、マクロなどのオブジェクトのプロパティが含まれています。通常、これらのダイアログボックスでは、[読み込む ] リストボックスに[standard] オプションが用意されています。コマンドの適用時、初期設定では、標準

ファイルの設定が使用されます。

現在のモデルフォルダに一連の標準ファイルを保存するには、[設定 ]-[

現在の設定を登録する] を使います。これらの標準ファイルの一覧を次の表に示します。

ファイル ダイアログボックス

standard.asv [ 自動保存の設定]

standard.clm [ 柱プロパティ]

standard.cpl [ ポリゴンプレートプロパティ]

standard.crs [ 梁 (直交 )プロパティ]

standard.dia [ ツイン部材プロパティ]

standard.fms [ 図面枠プロパティ]

standard.fpl [ 折板 ]

standard.ler [ レイヤプロパティ]

standard.mvi [ ビュープロパティ](モデル)

standard.num [ 設定 ]-[ ナンバリング設定]

standard.prf [ プロジェクトプロパティ]

[オプション] ダイアログボックスのナンバリングおよび係数情報

standard.prt [ 梁プロパティ]

standard.scr [ ボルトプロパティ]

standard.stp [ 設定 ]-[ デフォルト値設定]

standard.wld [ 溶接プロパティ]

90 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 95: System 120 Jpn

標準ファイルを作成する前述の一覧に示されていない標準ファイルを作成することもできます。ファイルのプロパティを変更した後、そのファイルをstandard(すべて小文字)という名前で保存すると、現在のモデルフォルダに標準ファイルが保存されます。標準ファイルの使用方法については、「システムフォルダ (p. 79)」を参照してください。「プロジェクトフォルダと企業フォルダ (p. 79)」も参照してください。

その他のファイルをカスタマイズする現在のモデルフォルダには、オブジェクトのプロパティを格納する一連のファイルも保存されます。これらのファイルは、ダイアログボックスで[上書き保存 ] ボタンまたは[名前を付けて保存] ボタンをクリックしたときに作成されます。

例 たとえば、標準の柱プロパティを変更して "custom1" という名前の新し

い柱タイプを作成した場合、[名前を付けて保存] ボタンをクリックした時点で、custom1.clm という名前のファイルが現在のモデルフォルダ内に作成されます。

ウィザードファイルを作成する

ウィザードファイルは、標準的なテキストエディタを使って独自に作成することができます。独自のウィザードファイルを作成するときは、既存のウィザードファイルを例として使用できます。

典型的なウィザードファイルには、複数セットの " 図面要求 " が含まれます。各セットの図面要求は、選択されたオブジェクトに適用する属性と部材の設定および選択フィルターから成ります。Tekla Structures では、

オブジェクトごとに図面を 1 つずつ作成するので、図面要求セットの順

序は重要な意味を持ちます。

例 たとえば、いずれかのセットの図面要求に含まれている選択フィルター基準を満たすオブジェクトに対して製品図を作成するウィザードファイルを作成することができます。フィルター基準を満たしているオブジェクトに対しては、製品図が 1 つだけ作成されます。同じオブジェクトが

同じウィザードファイル内の他のセットの図面要求に含まれる選択フィルター基準に一致していても、さらに別の製品図が作成されることはありません。

このようにして作成されるすべてのファイルの一覧については、「付録 D ファイル拡張子 (p. 419)」を参照して

ください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 91ファイルと フォルダ

Page 96: System 120 Jpn

ウィザードファイルの要素

ここでは、ウィザードファイルを構成する要素について説明します。括弧が使用されていることに注意してください。

set_drawing_type(assembly)

この行は、ウィザードで作成する図面のタイプを定義します。図面のタイプを括弧内に指定します。次のオプションがあります。

set_drawing_attributes(column)

この行は、図面作成時にどの図面プロパティを使用するのかを定義します。保存済み図面プロパティの名前を括弧内に指定します。

set_filter(column_filter)

この行は、図面作成対象の部材をどの選択フィルターで選択するのかを定義します。フィルターのタイプを括弧内に指定します。『モデリングマニュアル』の「選択フィルター」も参照してください。

create_drawings()

図面の作成を開始する行です。この行は、必ず、set_drawing_type、set_drawing_attributes、および set_filterの 3 つの行の直後に記述

します。

参照項目 図面ウィザードを使用する

ウィザードログ (p. 101)

展開パラメータ

展開パラメータでは、折れ梁の展開時の断面に対する中心軸の位置を定義します。中心軸とは、プロファイルの長さに沿って伸びる線で、そこでは応力とひずみがゼロに等しくなります。

オプション 作成する図面のタイプ

single 工場図面

assembly 製品図

multi_single 工場マルチ図

multi_single_with_layout レイアウト付き工場マルチ図

multi_assembly 製品マルチ図

multi_assembly_with_layout レイアウト付き製品マルチ図

cast_unit キャストユニット図

92 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 97: System 120 Jpn

Tekla Structures は、このパラメータを使用して NC ファイルを作成する

場合と、単品図にプロファイルを展開して示す場合に使用します。このパラメータは、システムフォルダに格納された unfold_corner_ratios.inp

変換ファイルで設定します。

単純な変換ファイルの例を示します。

1 HE300A S235JR 0 180 1 0 90 .7

1 HE300A S235JR 0 180 2 0 1000 .7

2 PL* S235JR 0 200 1 0 90 .6

変換ファイル内では、パラメータは以下の順に記述する必要があります。

1. タイプ

・ 1: 折梁・ 2: 折梁としてモデル化されたプレート(PLT などのプロ

ファイル)

2. プロファイル(ワイルドカードも使用可)

3. 材質(ワイルドカードも使用可)

4. 回転 / 厚さの 小値

・ 折梁の場合: プロファイルを長手軸周りに回転するときの 小角度

・ プレートの場合: プレートの 小厚

5. 回転 / 厚さの 大値

・ 折梁の場合: プロファイルを長手軸周りに回転するときの 大角度

・ プレートの場合: プレートの 大厚

6. フラッグ

・ 1: 鋭角曲げ・ 2: 曲線曲げ

7. 角度 / 半径の 小値

・ 鋭角曲げの 小角度・ 曲線曲げの 小半径

8. 角度 / 半径の 大値

・ 鋭角曲げの 大角度・ 曲線曲げの 大半径

9. 比

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 93ファイルと フォルダ

Page 98: System 120 Jpn

・ 展開時にプロファイルを拡大または縮小する比率を定義します。この比率は、1 から中心軸の相対位置を引いたものです。プロファイルの内面が縮小される場合にのみ展開比が 1になり、プロファイルの外面が拡大される場合にのみ展開比が 0 になります。デフォルトでは、長さ計算の展開比が 0.5、曲線曲げ半径の展開比が 0.0 です。

Tekla Structures は、プロファイルプロパティが 小および 大値の範囲

内にある場合、展開比を適用します。

平鋼を使用する

モデルを完成した後、製作のためにプレートを適切な平鋼として表示させることができます。Tekla Structures はレポートおよび図面でプレート

を平行として表示します。

プレートを平鋼として表示するには、次の操作を行います。

1. 変数 XS_USE_FLAT_DESIGNATION=TRUEを設定します。

2. 変数 XS_FLAT_PREFIXで平鋼に割り当てる頭マークを設定します。

たとえば、XS_FLAT_PREFIX=FLATを設定します。

3. 平鋼の材質、厚み、および幅を fltprops.inp ファイルに登録します。「fltprops.inp での平鋼寸法の定義 (p. 95)」を参照してください。

4. デフォルトでは、Tekla Structures はプレート幅のみを利用可能な平鋼の寸法と比較します。

・ プレート長も比較する場合、変数XS_CHECK_FLAT_LENGTH_ALSO=TRUEを設定します。

・ 実際のガセット幅と標準のガゼット幅の許容差を定義するには、変数 XS_STANDARD_GUSSET_WIDTH_TOLERANCE (p. 396) を設定します。

回転角度を定義するには、折梁の 初の 3 点で作業平面

を設定します。回転角度は、[梁プロパティ] ダイアログボックスの[回転] で設定します。

US インペリアル単位でプロファイルがメートル単位で表

示されるのを防ぐには、profitab.inp に平鋼頭マークをパラメトリックプロファイルとして追加します。

94 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 99: System 120 Jpn

・ 実際のスチフナー幅と標準のスチフナー幅の許容差を定義するには、変数XS_STANDARD_STIFFENER_WIDTH_TOLERANCE (p. 397) を設定します。

fltprops.inp での平鋼寸法の定義fltprops.inp ファイルに平鋼の材質、厚み、および幅を登録します。このファイルは、\countries\*environment*\profil フォルダにあります。ファイルは、標準的なテキストエディタで編集できます。このファイルは、モデル、プロジェクトフォルダまたは企業フォルダにコピーできます。Tekla Structures が fltprops.inp を発見できない場合、fltprops(.inp拡張子なし ) を検索します。「フォルダの検索順 (p. 74)」も参照してく

ださい。

ファイルの 初の行は、平鋼材質定義 ( 二重引用符 (") で囲む ) に続い

て、プレート厚が定義されます。材質を定義しない場合、すべての平鋼に対してすべての材質を割り当てることができます。二行目以降の行は、利用可能な平鋼の幅を定義します。

単位はミリです。

上記の fltprops.inp ファイルを使用すると、Tekla Structures は次のプ

レートを平鋼として表示します。

ジョイント 次のジョイントは、ジョイント作成後に fltprops.inp ファイルを使用してプレートを平鋼に変換します。

40, 41, 42, 47, 71, 78, 101, 102, 105, 106, 111, 123, 130, 132, 161, 162, 163, 164.

fltprops.inp

5,6,"S235",8,10,"S275J0",10,1540,4550,5560,6570,75100,110200,220

プレート 材質

5x40, 5x45, 6x50, 6x55 すべての材質

8x60, 8x65, 10x70, 10x75 S23510x100, 10x110, 15x200, 15x220 S275J0

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 95ファイルと フォルダ

Page 100: System 120 Jpn

設定 平鋼のリストは、次の変数に影響されます。

• XS_USE_FLAT_DESIGNATION (p. 407)• XS_FLAT_PREFIX (p. 338)• XS_CHECK_FLAT_LENGTH_ALSO (p. 303)• XS_FLAT_TOLERANCE (p. 339)• XS_FLAT_THICKNESS_TOLERANCE (p. 339)• XS_USE_NEW_PLATE_DESIGNATION (p. 408)

マーケットサイズの使用

マーケットサイズは、入手や使用可能なマーケットサイズ情報から適切な板厚(通常はプレート厚)を選択する場合にカスタムコンポーネントで使用します。たとえば、ガセットの板厚を梁ウェブ厚のマーケットサイズに設定するなどができます。

マーケットサイズを使用する場合、カスタムコンポーネントエディタを使用してカスタムコンポーネントを定義する必要があります。

1. [変数 ] ダイアログボックスで、パラメータに関数=fMarketSize(material, thickness, extrastep)を追加します。

2. marketsize.dat ファイルに使用可能な部材サイズを定義します。詳細については、「marketsize.dat によるマーケットサイズの定義 (p. 96)」を参照してください。

marketsize.dat によるマーケットサイズの定義marketsize.dat ファイルを使用して、材質ごとに使用可能な厚(または他の寸法)を定義します。このファイルは..\environments\your_environment\profil フォルダに格納されています。このファイルは、標準のテキストエディタで開くことができます。

材質要素は各行で始まり、それぞれ使用可能なプレート厚のリストがカンマで区切られています。単位はミリメートルです。

例例えば以下の行が marketsizes.dat ファイルに存在します。

SN490B,9,12,16,19,22,25,28

marketsize.dat

S235JR,6,9,12,16,19,22SS400,1.6,2.3,3.2,4.5,6,9,12,16,19,22,25,28,32,38DEFAULT,6,9,12,16,19,22,25,28,32,38

96 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 101: System 120 Jpn

SN490B のプレートの使用可能なマーケットサイズプレート厚は、9、12、16、22、25 および 28 となります。式に

=fMarketSize("SN490B",10,0)ÇÝÇÕ、10 に等しいまたその次に大きい

値「12」が返されます。サイズアップもできます。式に

=fMarketSize("SN490B",10,2)により 19(2 つ上のマーケットサイズ)

が戻ります。

また、サイズアップをしない場合は、サイズアップを省略した関数を使用することもできます。

=fMarketSize("SS400",7) は =fMarketSize("SS400",7,0) と等しくなります。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 97ファイルと フォルダ

Page 102: System 120 Jpn

3.5 ログファイル

ナンバリングやモデルの保存などの操作を行うと、ログファイルに情報が書き込まれます。この節では、これらのログファイルとその内容について説明します。

Tekla Structures のログファイル

ここでは、以下のログファイルについて説明します。

すべてのログファイルは、現在のモデルフォルダに保存されます。

ファイル 説明

check_database.log [ データベース修復] コマンドを使うと、このログファイルに情報が書き込まれます。部材に不整合が見つかると、その部材の IDがこのログに記録されます。このログの情報から部材にアクセスする方法については、「ログファイルから部材に直接アクセスする (p. 102)」を参照してください。

conflict.log このファイルには、書き込み競合が記録されます。このファイルは、自動的に表示されます。書き込み競合は、マルチユーザーモードで複数のユーザーが同時に同じオブジェクトを変更しようとすると発生します。

drawing_cloning.log 図面の複製履歴が記録されます。

drawing_history.log 図面の作成履歴が記録されます。詳細については「図面履歴ログ (p. 101)」を参照してください。

dstv_nc.log NC ファイルを作成すると、その都度、処

理対象の製品に関する情報がこのファイルに書き込まれます。"NCファイル分類 " を使用している場合は、どのマシンを使用しているかなど、処理に関する補足的な情報もこのファイルに書き込まれます。

エラーメッセージも記録されます。

98 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 103: System 120 Jpn

ナンバリング履歴ログ

numbering.history ファイルには、ナンバリングの全履歴が記録されます。モデルに対してナンバリングを実行するたびに、ナンバリングに関する詳細情報がこのファイルに記録されます。この履歴は、セッションごとに異なるブロックに分けて書き込まれます。

numbering.history の内容各ブロックのヘッダー行には、ナンバリングを実行したユーザーの詳細と日付が示されます。

*** Numbering (kke): Tue Jun 27 10:38:03 2000

ヘッダー以降の行には、使用されたナンバリング設定の詳細が示されます。

Full numbering Compare modified to old parts Compare new to old parts Tolerance: 1.000000

filetranerror.log 冷間圧延マクロ(Albion、Ayrshire、Hispanなど)にのみ使用されるログです。転送マクロの実行に失敗すると、このファイルにエラーメッセージが書き込まれます。

numbering.history モデルに対してナンバリングを実行するたびに、ナンバリングに関する詳細情報がこのファイルに記録されます。詳細については「ナンバリング履歴ログ (p. 99)」を参照してください。

save_history.log モデルを保存するたびに、このファイルに情報が書き込まれます。

wizard.log ウィザードを実行すると、このログファイルに情報が書き込まれます。詳細については「ウィザードログ (p. 101)」を参照してください。

teklastructures.log モデルを開いてから閉じるまでの Tekla Structures セッション全体に関する情報が

記録されます。これらの情報には、たとえば、エラーや使用しているカタログなどが含まれます。

ファイル 説明

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 99ファイルと フォルダ

Page 104: System 120 Jpn

この後に、ナンバリングの実行前に定義されていたシリーズのリストが示されます。このリストの例を下に示します。この例のシリーズ PL/1の行は、 大の部材番号が 1 であり、 大の製品番号が 0 であることを

意味しています。

PL/1 Max Part 1 Max Assembly 0 B/1 Max Part 1 Max Assembly 0 A/1 Max Part 0 Max Assembly 14 P/1 Max Part 12 Max Assembly 0 /1001 Max Part 2 Max Assembly 0

この後、ナンバリングの対象となった部材と製品に関する情報が示されます。

次の例では、便宜上、列見出しを示していますが、実際のファイルには含まれていません。

Part/ Numbering Position numberassembly ID series Old NewPart 124228 series:P/1 P/9 -> P/13Part 1541381 series:/2001 /0 -> /2001Part 1541698 series:/2001 /0 -> /2002Part 1541760 series:/1001 /0 -> /1005Part 1541820 series:/1001 /0 -> /1006Part 1541879 series:/1001 /0 -> /1004Part 1541941 series:/1001 /0 -> /1006Part 1542095 series:/1001 /0 -> /1007Part 1542129 series:/1001 /0 -> /1003Part 1542142 series:/1001 /0 -> /1003Part 1542153 series:/1001 /0 -> /1003Part 1542164 series:/1001 /0 -> /1003Part 1542175 series:/1001 /0 -> /1003Part 1542186 series:/1001 /0 -> /1003

この後、定義されているシリーズの更新リストが示されます。

/2001 Max Part 2 Max Assembly 0 PL/1 Max Part 1 Max Assembly 0 B/1 Max Part 1 Max Assembly 0 A/1 Max Part 0 Max Assembly 14 P/1 Max Part 13 Max Assembly 0 /1001 Max Part 7 Max Assembly 0 Assembly 124236 series:A/1 A/11 -> A/15

変数 XS_USE_ASSEMBLY_NUMBER_FORを MAIN_PARTに設

定しているのに、ここに示される部材番号と製品番号がどちらも 0 以外になっている場合は、ナンバリング中に

競合が生じた可能性があります。

100 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 105: System 120 Jpn

ブロックの 終行は、ナンバリングの終了を示します。

*** Operation finished Tue Jun 27 10:38:03 2000 Full numbering

numbering.history ファイルを削除すると、次回、ナンバリングを実行したときに同じ名前のファイルが自動的に生成されます。新しいファイルには、それまでのナンバリングセッション履歴は含まれません。

部材 / 製品シリーズの重複ナンバリングシリーズの空き番号が不足していると、下の例のようなエラーメッセージが numbering.log に記録されます。

例 Assembly series overlap: Position number M-11 in series M-1 overlaps with position number M-11 in series M-11

シリーズ M/1 には 10 個以上の異なる部材があり、シリーズ M/11 には 1つの部材があります。このため、同一ではない 2 つの部材に同じ番号

(M/11)が割り当てられる結果になります。

「ナンバリング」も参照してください。

図面履歴ログ

どのような情報を図面履歴ログファイルに書き込むのかを定義するには、起動バッチファイルの変数 XS_DRAWING_HISTORY_LOG_TYPEを使い

ます(「起動バッチファイル (p. 55)」参照)。

次のオプションを任意の組み合わせで使用できます。

• NEW • DELETED • MODIFIED

複数のオプションを指定する場合は、XS_DRAWING_HISTORY_LOG_TYPE=NEW_DELETEDのようにアンダースコア

(_)で区切ります。

ウィザードログ

ウィザードを実行すると、ログファイルに情報が書き込まれます。このログファイルには、エラー、作成した図面の数、使用したコマンドなどの情報が記録されます。

[ウィザード ] ダイアログボックスの[アドバンスド設定] タブを使うと、ログファイル作成の有無と表示方法を設定できます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 101ファイルと フォルダ

Page 106: System 120 Jpn

[ ログの作成 ] のオプションは、以下のとおりです。

• [ いいえ ] ログファイルを作成しません。

• [ 作成 ] 新しいログファイルを作成して、古いログファイルを削除します。

• [ 追加 ] 既存のログファイルに新しいエントリを追加します。

[ログの表示 ] のオプションは、以下のとおりです。

• [ いいえ ] ログを表示しません。

• [ 外部アプリケーション使用] ウィザードの実行時に、関連付けられているビューア(メモ帳など)でログを表示します。この場合は、ログファイルの編集が可能です。

• [ ダイアログ使用 ] ウィザードの実行時に、ログをダイアログボックスに表示します。この場合は、ログファイルを編集できません。

ログファイルを表示する

ログファイルの表示方法は、ユーザーが設定できます。

[ツール ]-[履歴表示 ]-[外部アプリケーション使用] を選択してチェックマークを付けると、ファイルタイプに関連付けられているビューア(メモ帳など)でログファイルが表示されます。

[ツール ]-[履歴表示 ] を使うと、以下のログファイルがダイアログボックスに表示されます。

• Tekla Structures 履歴ログ

• ナンバリング履歴ログ• 図面履歴ログ• モデル履歴ログ(save_history.log)

また、[ウィンドウ ]-[ツールバー ]-[ 履歴バー] を選択してチェックマークを付けると、Tekla Structures ウィンドウの下端のツールバーにログファイ

ルを表示することができます。

ログファイルから部材に直接アクセスする

Tekla Structures のログファイルには、モデルへの直接リンクが用意され

ているので、ログファイルに示されている部材を手動で検索する必要はありません。

102 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 107: System 120 Jpn

ログファイルエントリで参照されている部材を表示するには、次のようにします。

1. ログファイル内で、部材が参照されている行をクリックします。部材には、頭に "ID" が付いています。

2. モデルビュー内で部材がハイライトされます。

ログファイル内の 1 つの行に複数の部材 ID または製品が示されている

場合は、それらのすべての部材がハイライトされます。

ログファイル内の複数の行に示されている複数の部材を同時に選択することもできます。

部材のポップアップメニューにアクセスするログファイルから部材のポップアップメニューに直接アクセスすることもできます。

ログファイル内で部材の ID を右クリックします。モデルビューで部材

を右クリックしたときと同じポップアップメニューが表示されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 103ファイルと フォルダ

Page 108: System 120 Jpn

104 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイルと フォルダ

Page 109: System 120 Jpn

4 カタログ

はじめに カタログは、従来なら設計基準表やリファレンスマニュアルに記載されていた情報を、オンラインで扱えるように管理するためのデータベースです。たとえば、ボルトカタログには、鋼構造物の製作・組立に使用される標準のボルトおよびボルト製品のライブラリが登録されます。また、プロジェクトや会社に固有の情報をカタログに含めることもできます。

カタログでは、地域別の要素を通じて、環境による違いに対応できます。

以前のバージョンの Tekla Structures

以前のバージョンの Tekla Structures では、カタログをデータベースと呼

んでいました。

この章の内容 この章では、カタログを表示および変更する方法を説明します。また、既存のカタログにユーザー定義情報を追加する方法も説明します。 後の節では、上級ユーザー向けの高度なテクニックを紹介します。

項目 この章は、以下の節で構成されています。

• 必要な基本知識 (p. 106)• プロファイルカタログ (p. 108)• 材質カタログ (p. 127)• ボルトカタログとボルトセットカタログ (p. 132)• 上級ユーザー向けのテクニック (p. 143)

この章の使い方 この章を読み進む前に、次の「必要な基本知識 (p. 106)」を読んで基本知識を確認することをお勧めします。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 105カタログ

Page 110: System 120 Jpn

4.1 必要な基本知識

ここでは、すべてのカタログに共通する機能とプロセスについて述べます。カタログの変更方法を習得する前に、この節をぜひお読みください。

最初にモデルを開く

カタログを表示または変更するには、モデルを開く必要があります。この操作によって、モデルに関連するカタログが開かれます。

どのカタログが使用されるか

タイプ(プロファイル、材質、ボルトなど)ごとに、複数のカタログを同時に異なる場所に保存できるようになっています。このため、どのカタログが実際に使用されるのかを把握することが重要なポイントになります。

モデルを開くと、カタログファイルが検索されます。この検索は、カタログファイルが見つかるまで特定の順序で行われます。

• 現在のモデルフォルダ• プロジェクトフォルダ• 企業フォルダ• プロファイルフォルダ

プロジェクトフォルダ、企業フォルダ、およびプロファイルフォルダの物理的な場所は、起動バッチファイル内で定義されます。これらの定義には、下の図に示す変数が使用されます。ただし、XS_PROFDBはプロ

ファイルカタログにのみ適用され、XS_SYSTEMは、プロファイルカタロ

グ以外のすべてのカタログに適用されます。

106 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 111: System 120 Jpn

フィルター

どのカタログの変更用ダイアログボックスにも、[フィルター ] オプションが表示されます。

このオプションを使うと、カタログ内のエントリのうち、どのエントリをツリーに表示するのかを指定できます。

初期設定では、ワイルドカード文字(*)がフィルター文字列として使

用され、カタログ内のすべての項目がツリーに表示されます。

フィルター文字列を使用する

名前が A で始まる部材をすべて表示するには、[フィルター ] フィールド

に "A*" と入力します。名前に 100 が含まれる部材をすべて表示するに

は、"*100*" と入力します。指定した条件を満たす要素だけが表示され

ます。フィルターの詳細については、『モデリングマニュアル』の「フィルター」を参照してください。

変更したカタログを保存する

ここで述べる内容は、プロファイルカタログと材質カタログの場合にのみ適用します。

変更をカタログに保存するには、次のようにします。

1. [OK] ボタンをクリックして[~カタログを編集] ダイアログボックスを閉じます。

2. [更新の確認 ] ダイアログボックスで[はい ] ボタンをクリックすると、変更したカタログが現在のモデルフォルダに保存されます。保存せずに[~カタログを編集] ダイアログボックスに戻るには、[いいえ

] ボタンをクリックします。

3. カタログを保存せずに変更をキャンセルするには、[~カタログを編集

] ダイアログボックスで[キャンセル ] ボタンをクリックします。

[ 更新 ] と [OK] の違い

ここで述べる内容は、プロファイルカタログと材質カタログの場合にのみ適用します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 107カタログ

Page 112: System 120 Jpn

まとめ 保存と終了に関する機能の一覧を次の表に示します。

動作メカニズム モデルを 初に開くと、関連するカタログがハードディスクから読み込まれ、コンピュータのメモリ上に置かれます。

材質またはプロファイルを選択すると、データがメモリ内のカタログから読み込まれ、ダイアログボックスに表示されます。メモリ上のカタログデータを読み込む方式は、ハードディスク上のカタログにアクセスする場合よりも、はるかに高速です。

ダイアログボックス内でデータを変更すると、変更内容が即時に表示されますが、[更新] ボタンをクリックしない限り、メモリ上のカタログには情報が保存されません。

変更したカタログがハードディスクに保存されるのは、カタログの編集ダイアログボックスを[OK] ボタンで閉じ、さらに、[更新の確認 ] ダイアログボックスを[はい] ボタンで閉じた場合だけです。

4.2 プロファイルカタログ

はじめに プロファイルカタログには、標準プロファイルおよびユーザー定義プロファイルの解析プロパティと設計プロパティが登録されます。

標準プロファイルとは、事前に作り込まれた取得可能なプロファイルです。

ユーザー定義の断面からユーザー定義プロファイルを作成することもできます。

ボタン 機能

カタログに対する変更をメモリ上に置きます。メモリ上の変更内容は、[OK] ボタンをクリックするまでの間、保持されます。

カタログに対する変更をハードディスクに保存します。

変更を保存せずに操作を終了します。

現在のバージョンでは、ボルトカタログと出力装置カタログに対して、この機能を使用することはできません。

108 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 113: System 120 Jpn

パラメトリックプロファイルは、事前定義のハードコーディングされた形状を持ち、1 つ以上のパラメータでサイズを定義できるプロファイル

です。モデルを開くたびに、断面形状が自動的に計算されます。ユーザーは、パラメトリックプロファイル名を作成して、その寸法を入力することができます。『モデリングマニュアル』の「付録 A パラメトリッ

クプロファイル」も参照してください。

プロファイルを表示または変更するには、[ファイル ]-[カタログ ]-[プロ

ファイル ]-[編集 ] をクリックして[プロファイルカタログを編集] ダイアログボックスを表示します。

プロファイルは、ツリー状に表示されます。

プロファイルは、プロファイルタイプ(例: [H 形鋼・ I 形鋼 ])やプロファ

イルサブタイプ(例: HEA)などのルールに基づいてグループ化されま

す。

ツリー内では、プロファイルタイプ、ルール、およびプロファイルがそれぞれ異なるアイコンで区別されます。

ツリー内では、ポップアップメニューを通じて変更操作を実行できます。

実際の作業を始める前に

「必要な基本知識 (p. 106)」を参照してください。

アイコン

説明

プロファイルタイプのルールを示します。タイプに応じて異なるアイコンが表示されます。

ルールを示します。

個々の標準プロファイル

個々のパラメトリックプロファイル

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 109カタログ

Page 114: System 120 Jpn

ルールを使用する

ルールとは ルールを使うと、ルールセットとして設定した特定の条件に一致する情報だけをカタログから抽出することができます。フィルターの動作メカニズムについては、「フィルター (p. 107)」を参照してください。たとえば、[プロファイルカタログを編集] ダイアログボックスでは、プロファイルタイプ(例: [H 形鋼・ I形鋼 ])とプロファイルサブタイプ(例: HEA)

に従ってプロファイルがグループ化されますが、このときにフィルターを適用することができます。

110 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 115: System 120 Jpn

プロファイルカタログ内のエントリをグループ化する方法を変更するには、プロファイルカタログ内のルールを変更する必要があります。「ルールを追加する (p. 113)」を参照してください。

プロファイルの材質を定義する[プロファイルカタログの編集]ダイアログボックスで、プロファイルタイプを特定の材質と関連付けます。鋼部材またはコンクリート部材、あるいはその両方に使用できるプロファイルを定義できます。これによって、[プロファイルの選択]ダイアログに表示されるプロファイルタイプが決まります。たとえば、鋼部材を作成して、プロパティダイアログボックスの[プロファイル]フィールドの横にある[選択...]ボタンをクリックすると、特定のプロパティタイプが表示されます。

プロファイルタイプの材質を定義するには、次のようにします。

1. [ファイル]>[カタログ]>[プロファイル]>[編集 ...]をクリックして、プロファイルカタログを編集します。

2. [プロファイルカタログの編集]ダイアログボックスで、たとえば[山形鋼

(アングル鋼)]などのプロファイルタイプを選択します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 111カタログ

Page 116: System 120 Jpn

3. 山形鋼を鋼材に関連付けるには、右クリックして表示されるポップアップメニューから[材質]>[鋼材]を選択します。

ポップアップメニューの[鋼材]の横にチェックマークが付いている場合、山形鋼を鋼部材として使用できることを示します。

4. 山形鋼をコンクリート部材にも使用できるようにするには、もう一度右クリックして[材質]>[コンクリート]を選択します。

5. チェックマークをオフにするには、プロファイルタイプを選択して右クリックし、[材質]を選択して使用できないようにするオプションを選択します。

6. [OK]ボタンをクリックして、[プロファイルカタログの編集]ダイアログボックスを閉じます。

7. [保存の確認]ダイアログボックスで[OK]ボタンをクリックすると、変更内容がプロファイルカタログに保存されます。

112 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 117: System 120 Jpn

ルールを追加するツリーにルールを追加するには、次のようにします。

1. [ファイル ]-[カタログ ]-[プロファイル ]-[編集 ] をクリックして[プロ

ファイルカタログを編集] ダイアログボックスを表示します。

2. 既存のルールのいずれかを右クリックし、[ルールを追加] をクリックして[プロファイル仕分けルール] ダイアログボックスを表示します。

3. [ルール名 ] ボックスにルール名を入力します。

4. ルールの適用対象となるプロファイルタイプを[プロファイルタイプ]

の一覧から選択します。

5. 新しいルールを定義する名前フィルター文字列を [名前フィルター文

字列] ボックスに入力します。デフォルトでは、ワイルドカード文字(*)が入力されているので、すべてのエントリが表示対象になります。名前が A で始まるカタログエントリをすべてグループ化するには、[名前フィルター文字列] ボックスに "A*" と入力します。名前に 100 が含まれるカタログエントリをすべてグループ化するには、"*100*" と入力します。新しいルールの条件を満たすカタログエントリがグループ化されます。

1 レベル下にルールを追加する既存のレベルの 1 レベル下にルールを追加すると、サブグループを作成

できます。

この場合の手順は「ルールを追加する (p. 113)」の手順と基本的に同じですが、[サブルールを追加] オプションを使用する必要があります。

ルールを編集するルールを編集するには、次のようにします。

1. [ファイル ]-[カタログ ]-[プロファイル ]-[編集 ] をクリックして[プロ

ファイルカタログを編集] ダイアログボックスを表示します。

2. 既存のルールのいずれかを右クリックし、[ルールを編集] をクリックして[プロファイル仕分けルール] ダイアログボックスを表示します。

3. ルールを必要に応じて変更します。ルールの詳細については、「ルールを追加する (p. 113)」を参照してください。

4. [OK] ボタンをクリックして[プロファイルカタログを編集] ダイアログボックスに戻ります。

詳細については、「ワイルドカードを使用する」を参照してください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 113カタログ

Page 118: System 120 Jpn

ルールを整理するプロファイルはアルファベット順に表示されますが、ルールは指定した順序で表示されます。ルールの表示順を変更するには、次のようにします。

1. [ファイル ]-[カタログ ]-[プロファイル ]-[編集 ] をクリックして[プロ

ファイルカタログを編集] ダイアログボックスを表示します。

2. ルールを右クリックし、[上に移動] または [下に移動] オプションを使います。

ルールを削除するツリーからルールを削除するには、次のようにします。

1. [ファイル ]-[カタログ ]-[プロファイル ]-[編集 ] をクリックして[プロ

ファイルカタログを編集] ダイアログボックスを表示します。

2. 既存のルールのいずれかを右クリックし、[ルールを削除] をクリックします。ルールが削除され、[プロファイルカタログを編集] ダイアログボックスが再び前面に表示されます。

参照項目 プロファイルカタログから要素をエクスポートする (p. 124)

プロファイルカタログを表示または変更する

プロファイルカタログを表示または変更するには、次のようにします。

1. [ファイル ]-[カタログ ]-[プロファイル ]-[編集 ] をクリックして[プロ

ファイルカタログを編集] ダイアログボックスを表示します。

2. 目的のプロファイルをクリックして表示し、必要に応じて変更します。

プロファイルに関する情報は、3 つのタブに分けて表示されます。

[ 一般 ] タブ [ 一般 ] タブには、プロファイルタイプと寸法に関する情報が表示されます。

[ 解析 ] タブ [ 解析 ] タブには、構造解析用のプロパティに関する情報が表示されます。構造解析には、有限要素法が使用されます。

[ ユーザー定義情

報 ] タブ

[ ユーザー定義情報] タブでは、プロファイルのユーザー定義情報を表示または変更することができます。詳細については「エクスポートファイルの詳細 (p. 143)」を参照してください。

114 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 119: System 120 Jpn

プロファイルを追加する

新しいプロファイルは、次の 2 とおりの方法で作成できます。

• 既存のプロファイルをコピーする。• 完全に新規の状態からプロファイルを作成する。

既存のプロファイルをコピーする新しいプロファイルを作成するには、次の例のように、類似した既存のプロファイルを変更するのが も簡単な方法です。

手順1. [ファイル ]-[カタログ ]-[プロファイル ]-[編集 ] をクリックして[プロ

ファイルカタログを編集] ダイアログボックスを表示します。

2. 作成しようとしているプロファイルに類似した既存のプロファイルを見つけ、右クリックします。たとえば、プロファイルタイプやサブタイプが目的のプロファイルと一致している既存プロファイルを選択することが考えられます。

3. [プロファイルをコピー] をクリックします。

4. プロファイル名を変更します。

5. プロファイルのプロパティを変更します。

6. [更新 ] ボタンをクリックし、[OK] ボタンをクリックしてプロファイルを保存します。

7. [保存の確認 ] ダイアログボックスで[OK] ボタンをクリックすると、変更内容がカタログに保存されます。

新しい断面にできるだけ近似したプロファイルタイプとプロファイル寸法を選択します。プロファイルタイプとプロファイル寸法(高さや幅など)に基づいてジョイントが適用されることになるので、プロファイルタイプが不正確であったり、値が欠落していたりすると、ジョイントが正しく適用されない結果になることがあります。

特定のプロファイルタイプの場合にしか使用できないジョイントもあることに注意してください。[h] と [b] の値に基づいてプロファイルの表示方法が決定されるので、これらの値は必ず入力してください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 115カタログ

Page 120: System 120 Jpn

新しい標準プロファイルを作成する既存のプロファイルを使わずに、完全に新規の状態からプロファイルを作成することもできます。

手順 1. [ファイル ]-[カタログ ]-[プロファイル ]-[編集 ] をクリックして[プロ

ファイルカタログを編集] ダイアログボックスを表示します。

2. ツリー内の任意の位置を右クリックし、[プロファイルを追加] をクリックします。" プロファイル名 ( 番号 )" の形式のデフォルト名を持つ新しいプロファイルが作成されます。

3. プロファイル名を変更します。プロファイル名には、大文字だけを使用でき、スペースを含めることはできません。このフィールドに小文字を入力しても、自動的に大文字に変換されます。

4. プロファイルタイプとプロファイルサブタイプを選択し、プロファイルのプロパティを入力します。

5. [更新 ] ボタンをクリックし、[OK] ボタンをクリックしてプロファイルを保存します。

6. [保存の確認 ] ダイアログボックスで[OK] ボタンをクリックすると、変更内容がカタログに保存されます。

参照項目 ユーザー定義の標準(固定)プロファイルを追加する (p. 120)

断面を作成する

ユーザー定義プロファイルの作成には、ユーザー定義の断面を使用します。

穴カットなしの断面穴カットなしの断面を作成するには、次のようにします。

1. [ファイル ]-[カタログ ]-[プロファイル ]-[任意断面の定義 ] をクリックします。

2. 断面の角をピックします。始点をピックして現在のポリゴンを閉じます。

3. 断面の中心点をピックします。ここでピックした点は、ユーザー定義の断面を持つプロファイル内で中心線上の点として扱われます。

4. 中心点をピックすると[任意断面] ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスで、断面の名前を定義します。

従来のバージョンでは profcs.bin に断面データが保存されるようになっていましたが、現在のバージョンではprfdb.bin に断面データが保存されます。

116 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 121: System 120 Jpn

5. [OK] ボタンをクリックして断面を保存します。

6. [OK] ボタンをクリックして変更内容をカタログに保存します。

穴カット付きの断面穴カット付きの断面を作成するには、次のようにします。

1. [ファイル ]-[カタログ ]-[プロファイル ]-[任意断面の定義 ] をクリックします。

2. 断面の角をピックします。始点をピックして現在のポリゴンを閉じます。

3. 断面の穴カットの角をピックします。始点をピックして現在のポリゴンを閉じます。すべての穴カットをピックし終えるまで、同じ操作を繰り返します。マウスの中ボタンをクリックします。

4. 断面の中心点をピックします。ここでピックした点は、ユーザー定義の断面を持つプロファイル内で中心線上の点として扱われます。

5. 中心点をピックすると[任意断面] ダイアログボックスが表示されます。このダイアログボックスで、断面の名前を定義します。

6. [OK] ボタンをクリックして断面を保存します。

7. [OK] ボタンをクリックして変更内容をカタログに保存します。

例 ピッチの付いた H 形鋼 •I 形鋼には、中心点の高さが共通する 2 つの断面

が必要です。ピッチ付きプロファイルは、下の図のように作成できます。断面の穴カットと外側輪郭線は、時計回りと反時計回りのいずれかの方向にピックすることができます。

複数の断面を持つプロファイルを作成する場合は、点の数と作成順序をそれらの断面の間で統一することが重要な条件となります。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 117カタログ

Page 122: System 120 Jpn

断面を変更する

既存の断面を変更するには、次のようにします。

1. [ファイル ]-[カタログ ]-[プロファイル ]-[任意断面の編集 ] をクリックして[断面を編集] ダイアログボックスを表示します。

2. 変更する断面をクリックします。

3. 断面の点データを変更します。

4. [更新 ] ボタンをクリックした後、[OK] ボタンをクリックして断面を保存し、ダイアログボックスを閉じます。

5. [OK] ボタンをクリックして変更内容をカタログに保存します。

118 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 123: System 120 Jpn

ポリゴン角処理のタイプユーザー定義プロファイルでは、異なるタイプのポリゴン角処理を使い分けることができます。[ファイル]-[ カタログ ]-[プロファイル ]-[任意断面の

編集 ] をクリックして[断面を編集 ] ダイアログボックスを開きます。

[点プロパティ] タブの [番号 ] ドロップダウンリストでは、断面の作成時にピックされた点のいずれかを点番号で選択できます。点番号は、その点がピックされた順番を示します。たとえば、 初にピックされた点の番号は 1、2 番目にピックされた点の番号は 2 です。[番号] リストの下向

き矢印をクリックすると、各点のプロパティを表示または変更できます。

断面をクリックし、[角タイプ ] リストの下向き矢印をクリックすると、ポリゴン角処理のタイプを選択できます。

X 値と Y 値は、ポリゴン角処理のタイプに適用されます。たとえば、角

の両側でポリゴン角処理を等しくするには、上の図のように X 値だけを

入力します。角の両側に異なるポリゴン角処理を適用するには、X 値と

Y 値をそれぞれ入力します。

断面を削除する

カタログから断面を削除するには、次のようにします。

1. [ファイル ]-[カタログ ]-[プロファイル ]-[任意断面の編集 ] をクリックします。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 119カタログ

Page 124: System 120 Jpn

2. 断面をクリックします。

3. [削除 ] ボタンをクリックします。

4. [OK] ボタンをクリックして[断面を編集 ] ダイアログボックスを閉じます。

5. [保存の確認 ] ダイアログボックスで[OK] ボタンをクリックすると、変更内容がカタログに保存されます。

ユーザー定義の標準(固定)プロファイルを追加する

ユーザー定義プロファイルの作成には、ユーザー定義の断面だけを使用します。ユーザー定義の標準プロファイルを追加する前に、必要な断面を作成しておきます。

単一の断面を持つプロファイル

単一の断面を使ってユーザー定義プロファイルを作成するには、次のようにします。

1. [ファイル ]-[カタログ ]-[プロファイル ]-[編集 ] をクリックします。

2. 既存のプロファイルを右クリックし、[プロファイルを追加] をクリックします。

3. プロファイルに名前を付けます。プロファイル名は、スペースを含めずに、すべて大文字で入力する必要があります。小文字を入力しても、自動的に大文字に変換されます。

4. [プロファイルタイプ] リストボックスで[ユーザー定義、固定] をクリックします。

5. [プロファイルサブタイプ] リストボックスで、使用するユーザー定義断面をクリックします。

6. [断面 ]-[番号 ] ボックスに "1" と入力し、[相対位置] ボックスに"0.0000" と入力します。

7. [OK] ボタンをクリックしてプロファイルを保存します。

8. [保存の確認 ] ダイアログボックスで[OK] ボタンをクリックすると、変更内容がカタログに保存されます。

複数の断面を持つプロファイル

複数の断面を持つプロファイルを作成するには、次のようにします。

1. [ファイル ]-[カタログ ]-[プロファイル ]-[編集 ] をクリックします。

2. 既存のプロファイルを右クリックし、[プロファイルを追加] をクリックします。

断面の詳細については、「断面を作成する (p. 116)」を参照してください。

120 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 125: System 120 Jpn

3. プロファイルに名前を付けます。プロファイル名は、スペースを含めずに、すべて大文字で入力する必要があります。小文字を入力しても、自動的に大文字に変換されます。

4. [プロファイルタイプ] リストボックスで[ユーザー定義、固定] をクリックします。

5. [プロファイルサブタイプ] リストボックスで、使用するユーザー定義断面をクリックします。

6. 断面ごとに、[断面 ]-[番号 ] ボックスと [相対位置 ] ボックスに異なる番号と位置を入力します。[相対位置 ] の値は、軸に沿った断面の位置を示します。"0.0" は軸の始点を意味し、"1.0" は終点を意味します。

7. 他の断面を作成するには、[プロファイルカタログを編集] ダイアログボックスの[追加 ] ボタンを使います。

8. プロファイルに含まれる各断面を定義した後、[更新 ] ボタンをクリックします。

9. [OK] ボタンをクリックしてプロファイルを保存します。

10. [更新の確認 ] ダイアログボックスで[はい ] ボタンをクリックすると、変更内容がカタログに保存されます。

例 下の図に示す例では、断面 1、2、3 のそれぞれについて[相対位置] の値

を 0.0、0.5、1.0 に設定しています。

断面がプロファイルの総重量に影響を及ぼすことに注意してください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 121カタログ

Page 126: System 120 Jpn

新しい断面にできるだけ近似したプロファイルタイプとプロファイル寸法を選択します。プロファイルタイプとプロファイル寸法に基づいてジョイントが適用されることになるので、プロファイルタイプが不正確であったり、値が欠落していたりすると、ジョイントが正しく適用されない結果になることがあります。

特定のプロファイルタイプの場合にしか使用できないジョイントもあります。

[h] と [b] の値に基づいてプロファイルの表示方法が決定されるので、これらの値は必ず入力してください。

プロファイルにユーザー定義情報を追加する

一般プロパティと解析プロパティのほかに、プロファイルの属性を独自に作成することもできます。このようなユーザー定義情報を追加すると、たとえば、塗装の厚さなどを指定できます。

プロファイルのユーザー定義情報を作成するには、次のようにします。

1. [ファイル ]-[カタログ ]-[プロファイル ]-[編集 ] をクリックして[プロ

ファイルカタログを編集] ダイアログボックスを開きます。

2. [ユーザー定義情報] タブの [定義詳細 ] ボタンをクリックして[プロファ

イルプロパティを編集] ダイアログボックスを開きます。

3. [追加 ] ボタンをクリックしてユーザー定義情報を追加します。新しいユーザー定義情報は、次の図のようにダイアログボックス上に表示されます。

[b] と [h] の値は、部材の高さをピクセル単位で計算するときに使用されます。これらの値が 0 になっていると、

部材は線として作画されます。

これらの値は、部材の位置を設定するときにも使用されます。

122 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 127: System 120 Jpn

4. 複数のフィールドがあり、それぞれ見出しで示されています。これらのフィールドを使ってユーザー定義情報を定義します。次の表を参照してください。

フィールド 説明

[プロファイルタイプ]

下向き矢印をクリックし、プロパティの適用対象となるプロファイルタイプを選択します。

[分類 ] ユーザー定義情報のタイプを指定します(例: 重量、面積、比率、文字列など)。

[並び順 ] ダイアログボックス内でのユーザー定義情報の並び順を指定します。値が小さいほど、表示位置が前になります。

[プロパティ名] このフィールドはカタログに保存され、レポートやテンプレートで使用できます。

このフィールドをテンプレート内で使用すると、プロパティ名の表示位置が PROFILE.PROPERTY_NAMEで示されます。

例: PAINT_LAYER_THICKNESS

[ シンボル ] プロパティを参照するときに使用できる略号を指定します(例: Ix、ct)。

[ラベル ] プロパティ名は一部の状況でラベルに変換されます。

例: PAINT_LAYER_THICKNESSプロパティの場合に

は、ラベルとして " 塗装の厚さ " を指定することが考えられま す。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 123カタログ

Page 128: System 120 Jpn

プロファイルカタログを結合する

カタログは、インポートとエクスポートを通じて結合することができます。このテクニックは、以下のような場合に役立ちます。

• カスタマイズしたカタログを維持しながら新しいバージョンにアップグレードしたい場合

• 異なる場所に保存されているカタログを結合する場合• カタログの情報を他のユーザーと共有する場合

プロファイルカタログをエクスポートする

プロファイルカタログ全体をエクスポートするには、次のようにします。

1. [ファイル ]-[カタログ ]-[プロファイル ]-[編集 ] をクリックして[プロ

ファイルカタログを編集] ダイアログボックスを表示します。

2. [エクスポート ] ボタンをクリックします。

3. エクスポートファイルの保存場所を選択します。

4. ファイルの名前を入力します。同じ名前のファイルが既に存在している場合は、そのファイルが新しいファイルで上書きされます。エクスポートしたカタログファイルには、拡張子 lis が付けられます。

プロファイルカタログから要素をエクスポートする

ここでは、プロファイルツリーの枝の 1 つ(つまり、特定のルールでグ

ループ化されているすべてのプロファイル)をエクスポートする方法と、単一のプロファイルだけをエクスポートする方法を示します。

枝 プロファイルツリーの枝の 1 つをエクスポートするには、次のようにし

ます。

1. [ファイル ]-[カタログ ]-[プロファイル ]-[編集 ] をクリックして[プロ

ファイルカタログを編集] ダイアログボックスを表示します。

2. エクスポートする枝を右クリックします。

3. [プロファイルグループをエクスポート] をクリックします。

4. エクスポートファイルの保存場所を選択します。

この方法では、プロファイルカタログ全体をエクスポートします。カタログの一部だけをエクスポートする手順については、「プロファイルカタログから要素をエクスポートする (p. 124)」を参照してください。

124 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 129: System 120 Jpn

5. ファイルの名前を入力します。

単一のプロファイル

単一のプロファイルをエクスポートするには、次のようにします。

1. [ファイル ]-[カタログ ]-[プロファイル ]-[編集 ] をクリックして[プロ

ファイルカタログを編集] ダイアログボックスを表示します。

2. エクスポートするプロファイルを右クリックします。

3. [プロファイルをエクスポート] をクリックします。

4. エクスポートファイルの保存場所を選択します。

5. ファイルの名前を入力します。エクスポートしたカタログファイルには、拡張子 lis が付けられます。

以前のバージョンからインポートする

以前のバージョンで作成したエクスポートファイルをインポートすることはできませんが、新しいバージョンでモデルを開くと、以前のバージョンで作成したカタログが自動的に変換されるようになっています。したがって、適切なエクスポートファイルを作成するには、新しいバージョンでモデルを開いて、カタログをエクスポートします。

プロファイルカタログをインポートする

プロファイルカタログをインポートするには、次のようにします。

1. インポートするプロファイルカタログが使用されているモデルを開きます。

2. [ファイル ]-[カタログ ]-[プロファイル ]-[編集 ] をクリックして[プロ

ファイルカタログを編集] ダイアログボックスを表示します。

3. [インポート ] ボタンをクリックします。

4. インポートするファイルの保存場所を指定します。エクスポートしたカタログファイルには、拡張子 lis が付けられています。

エクスポートファイルの内容について知りたい場合や、エクスポートファイルを編集することを検討している場合は、「エクスポートファイルの詳細 (p. 143)」を参照してください。

以前のバージョンのモデルを新しいバージョンで保存すると、そのモデルを古いバージョンで開くことができなくなります。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 125カタログ

Page 130: System 120 Jpn

既存のプロファイルをどのように扱うかインポートするプロファイルと同じ名前のプロファイルが既に存在している場合は、以下のいずれかのオプションを選択して、既存ファイルをどのように処理するのかを指定することができます。

ユーザー定義の固定断面定義それぞれの断面定義には、固有の名前と ID 番号があります。インポー

ト時に、名前が同じでプロパティが異なる断面が既存のプロファイルカタログ内に見つかると、インポートした方の断面の名前が変更されます(元の名前の末尾に連番が付加されます)。この新しい名前は、Tekla Structures ログファイルに書き込まれます。

ユーザー定義情報名前が同じで定義が異なるユーザー定義情報が既に存在している場合は、既存のユーザー定義情報を置き換えるか、そのまま残すかを選択するように促すメッセージが表示されます。

エクスポートファイルの作成方法については、「プロファイルカタログをエクスポートする (p. 124)」を参照してください。

オプション 処理

[置き換える ] 既存のプロファイルを削除し、インポートしたファイルに含まれているプロファイルを追加します。

[組み合わす ] インポートしたファイルに含まれているプロファイルプロパティのうち、既存のプロファイルと異なるものだけを既存のプロファイルプロパティに追加し、その他のプロファイルプロパティは変更しません。

このオプションは、プロファイルの特定の属性だけをインポートする場合に使用します。

[キャンセル ] インポートしたファイルに含まれている定義情報を無視し、既存のプロファイルをそのまま維持します。

[組み合わす ] オプションは、カタログの特定の要素だけをインポートしたい場合に役立ちます。たとえば、プロファイルのうち、ユーザー定義情報だけをインポートする場合などに、このオプションを使用できます。

126 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 131: System 120 Jpn

4.3 材質カタログ

材質カタログには、材質に関する情報が登録されます。

鋼材やコンクリートなど、材質の種別に応じて、材質がツリー状に表示されます。

材質カタログを表示または変更する

材質カタログを表示または変更するには、次のようにします。

1. [ファイル ]-[カタログ ]-[材質 ]-[編集 ] をクリックして[材質カタログを

編集] ダイアログボックスを表示します。

2. 目的の材質をクリックして表示し、プロパティを必要に応じて変更します。

[材質カタログを編集] ダイアログボックスでは、材質に関する情報が 4 つ

のタブに分けて表示されます。

[ 一般 ] タブ [ 一般 ] タブには、材質の 3 とおりの名前(別名)に対応するフィールド

があります。通常、これらは、国や標準規格の違いに応じた名前です。このタブには、プロファイルと板の比重の値を示すフィールドもあります。

[ 解析 ] タブ [ 解析 ] タブには、構造解析用のプロパティに関する情報が表示されます。構造解析には、有限要素法が使用されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 127カタログ

Page 132: System 120 Jpn

[ 設計基準 ] タブ [ 設計基準 ] タブには、強度や部分安全係数など、設計固有のプロパティに関する情報が表示されます。[設計基準] リストボックスで、適切な設計基準をクリックします。

[ ユーザー定義情

報 ] タブ

一般プロパティと解析プロパティのほかに、材質の属性を独自に作成することもできます。このようなユーザー定義情報を追加すると、たとえば、塗装の厚さやコンクリートの 大粒度などを指定できます。

ユーザー定義情報は、..\countries\country-independent\inp\material_user_attributes.inp ファイルに書き込まれます。「材質にユーザー定義情報を追加する (p. 128)」を参照してください。

材質にユーザー定義情報を追加する

材質にユーザー定義情報を追加するには、次のようにします。

1. [ファイル ]-[カタログ ]-[材質 ]-[編集 ] をクリックして[材質カタログを

編集] ダイアログボックスを開きます。

2. [ユーザー定義情報] タブの [定義詳細 ] ボタンをクリックして[材質プロ

パティを編集] ダイアログボックスを開きます。

3. [追加 ] ボタンをクリックしてユーザー定義情報を追加します。

4. 見出しの下のテキストをクリックし、リストボックスを使って各属性を定義します。

以下のフィールドを使用できます。

フィールド 説明

[項目 ] ユーザー定義情報の適用対象となる材質カテゴリを指定します。

[設計基準 ] 適用する設計基準を指定します。

[材質タイプ ]

128 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 133: System 120 Jpn

単位入力と出力の両方に使用する単位を設定するには、[設定]-[単位と小数点

] を使います。

材質タイプを追加する

必要な材質タイプがツリーに含まれていない場合、材質タイプを追加できます。

1. [ファイル ]-[カタログ ]-[材質 ]-[編集 ] をクリックして[材質カタログを

編集] ダイアログボックスを表示します。

2. 材質(鋼材など)をクリックし、右クリックでポップアップメニューを開きます。

3. [材質を追加 ] をクリックします。

4. [材質カタログを編集] ダイアログボックスで材質プロパティを入力します。

5. [OK] ボタンをクリックして材質を保存し、[材質カタログを編集] ダイアログボックスを閉じます。

6. [保存の確認 ] ダイアログボックスで[OK] ボタンをクリックすると、変更内容がカタログに保存されます。

[分類 ] ユーザー定義情報のタイプを指定します(例: 重量、面積、比率、文字列など)。

[並び順 ] ダイアログボックス内でのユーザー定義情報の並び順を指定します。値が小さいほど、表示位置が前になります。

[プロパティ名] このフィールドはカタログに保存され、レポートやテンプレートで使用できます。

このフィールドをテンプレート内で使用すると、プロパティ名の表示位置がMATERIAL.PROPERTY_NAMEで示されます。

[ラベル ] プロパティ名は一部の状況でラベルに変換されます。

フィールド 説明

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 129カタログ

Page 134: System 120 Jpn

新しい材質を追加する

新しい材質を作成するには、類似した既存の材質をコピーして変更するのが も簡単な方法です。

手順 1. [ファイル ]-[カタログ ]-[材質 ]-[編集 ] をクリックして[材質カタログを

編集] ダイアログボックスを表示します。

2. 作成しようとしている材質に類似した既存の材質をクリックし、右クリックでポップアップメニューを開きます。

3. [材質をコピー ] をクリックします。

4. 材質名を変更します。

5. 材質プロパティを変更します。

6. [OK] ボタンをクリックして材質を保存し、[材質カタログを編集] ダイアログボックスを閉じます。

7. [保存の確認 ] ダイアログボックスで[OK] ボタンをクリックすると、変更内容がカタログに保存されます。

既存の材質を使わずに、完全に新規の状態から材質を作成することもできます。

手順 1. [ファイル ]-[カタログ ]-[材質 ]-[編集 ] をクリックして[材質カタログを

編集] ダイアログボックスを表示します。

2. 材質(鋼材など)をクリックし、右クリックでポップアップメニューを開きます。[材質を追加 ] をクリックします。

3. [材質 ] フィールドで、材質の名前を変更します。

4. 材質プロパティを入力します。

5. [OK] ボタンをクリックして材質を保存し、[材質カタログを編集] ダイアログボックスを閉じます。

6. [保存の確認 ] ダイアログボックスで[OK] ボタンをクリックすると、変更内容がカタログに保存されます。

材質を削除する

カタログから材質を削除するには、次のようにします。

1. [ファイル ]-[カタログ ]-[材質 ]-[編集 ] をクリックして[材質カタログを

編集] ダイアログボックスを表示します。

2. 材質をクリックし、右クリックでポップアップメニューを開きます。[材質を削除 ] をクリックします。

3. [OK] ボタンをクリックして[材質カタログを編集] ダイアログボックスを閉じます。

130 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 135: System 120 Jpn

4. [保存の確認 ] ダイアログボックスで[OK] ボタンをクリックすると、変更内容がカタログに保存されます。

独自の材質シンボルを定義する

既存の材質定義を独自の材質定義で置き換えることができます。図面には、新しい材質定義が表示されます。

材質定義には、テキスト、番号と数値、およびシンボルを含めることができます。

材質定義の保存場所

ユーザー定義の材質定義は、変数XS_MATERIAL_SYMBOL_REPRESENTATION_FILEで定義されたファイルに

書き込まれます。

ファイル名の候補として material_symbol_table.txt が示されますが、日本の環境以外ではこのファイルはユーザーが作成しない限り存在しません。

このファイルを作成して、起動バッチファイルの変数XS_MATERIAL_SYMBOL_REPRESENTATION_FILEで指定すると、カタログ

内のすべての名前付き材質が、このファイルで定義されている材質名(シンボルを含む)に置換されます。

次の構文を使い、各行で材質を 1 つずつ定義します。

Material_name symbol_file.sym @ n

材質ファイルの構文

例 SM400A ud_mat.sym @ 13 A

SM400B ud_mat.sym @ 13 B

SM490 ud_mat.sym @ 11

カタログの詳細については、「変更したカタログを保存する (p. 107)」を参照してください。

値 説明

material_name 材質カタログで使用する材質名です。

symbol_file 使用するシンボルのファイル名です。ファイル名の拡張子は .sym とする必要があります。この

節の末尾に示すユーザー定義シンボルの例を参照してください。

n シンボル番号です。この番号は、シンボルエディタにも表示されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 131カタログ

Page 136: System 120 Jpn

ユーザー定義シンボルの例を次に示します。

エクスポートとインポート

材質カタログのエクスポート手順とインポート手順は、プロファイルカタログの場合と同様です。「プロファイルカタログを結合する (p. 124)」を参照してください。

4.4 ボルトカタログとボルトセットカタログ

モデル内では、ボルト、ワッシャー、ナットなどの構成部品から成る "事前定義セット " としてボルトを使用します。

" ボルトカタログ " には、サイズ(呼び)と長さの異なるボルト、ナット、ワッシャーなどのボルトセット要素が登録されます。

" ボルトセットカタログ " には、ボルトセットが登録されます。

モデル内でボルトセットを使用している場合、ボルトの長さ、ワッシャー数、ナットなどは自動的に処理されます。

独自の材質定義ファイルを作成するとき、複数の材質名に共通部分がある場合は、材質名を長いものから短いものの順に定義する必要があります。このようにしないと、名前の一部が共通している複数の材質に同じシンボルが割り当てられてしまいます。たとえば、SM400B は

SM400 よりも前に定義する必要があります。

132 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 137: System 120 Jpn

ボルトカタログを表示または変更する

ボルト、ワッシャー、ナットなど、個々のボルト要素を表示するには、次のようにします。

[ファイル ]-[カタログ ]-[ボルト ]-[編集 ] をクリックして[ボルトカタログ管理

] ダイアログボックスを表示します。

フィルター [ フィルター ] オプションを使うと、カタログ内のエントリのうち、特定の条件を満たすエントリだけを表示することができます。フィルターの詳細については、「フィルター (p. 107)」を参照してください。

レイアウト [ ボルトカタログ管理] ダイアログボックスには、リストボックスがあります。リスト内のエントリをシングルクリックすると、そのエントリのプロパティにアクセスできます。

次の表は、[ボルトカタログ管理] ダイアログボックスでボルト、ワッシャー、およびナットのプロパティに関して使用される用語について説明しています。

用語 意味 値の使用目的

[余長 ] ボルトのうち、ナットから突き出す部分の長さ。

ボルト長の計算。

[頭部厚 ] ボルト頭部の厚さ。 ボルトの作図(画面出力など)。

[ねじ切長 ] ボルト軸のねじ切り部分の長さ。

ボルト全体にねじが切られている場合(値 0)は、

ボルト長の計算に使用されません。

[ワッシャー許容精度]

ワッシャーの内径とボルト径の差の許容値。

ボルトに合ったサイズのワッシャーの検索。ボルト長の計算には使用されません。

[6角短径] 必要なレンチのサイズ。 ボルトの作図(画面出力など)。

[6角長径] 6 角形の直径。 参考用。

[計算上の厚さ]

ナットまたはワッシャーの計算上の厚さ。

ボルト長の計算に使用されます。

[実際の厚さ ] ナットまたはワッシャーの実際の厚さ。

参考用。

[内径 ] ナットまたはワッシャーの内径。

参考用。

[外径 ] ナットまたはワッシャーの外径。

参考用。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 133カタログ

Page 138: System 120 Jpn

典型的なボルトのプロパティの例を次に示します。

134 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 139: System 120 Jpn

典型的なナットのプロパティの例を次に示します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 135カタログ

Page 140: System 120 Jpn

典型的なワッシャーのプロパティの例を次に示します。

変更したボルトカタログを保存する

[ 更新 ] ボタンをクリックすると、カタログに対する変更がメモリに格納されます。メモリ上の変更内容は、[OK] ボタンをクリックするまでの間、保持されます。

カタログを変更した後、[OK] ボタンをクリックしてダイアログボックスを閉じると、2 つのオプションのいずれかを選択するように促すダイア

ログボックスが表示されます。

初のオプションを選択すると、変更したボルトカタログが現在のモデルフォルダに保存されます。2 番目のオプションを選択すると、変更し

たカタログが保存されません。通常の操作で[キャンセル ] ボタンをクリックした場合と同じ動作になります。

136 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 141: System 120 Jpn

ボルトセットを表示または変更する

ボルトセットを表示または変更するには、次のようにします。

[ファイル ]-[カタログ ]-[ボルト ]-[ボルトセット編集] をクリックして[ボルト

セットカタログ管理] ダイアログボックスを表示します。リスト内のエントリをクリックすると、そのエントリのプロパティにアクセスできます。

[ボルトセットカタログ管理] ダイアログボックスでは、[短縮名] フィールドと標準フィールドに、2 種類のセット名が表示されます。Tekla Structuresでは、この 2 種類のセット名を状況に応じて使い分けるようになってい

ます。

フィールド 説明 値の使用目的

[短縮名 ] マーキングおよびレポートに使用する名前です。通常は、特定のボルトの商品名を使います。

ボルトの作図(画面出力など)。

[標準 ] セットのフルネームです。モデルエディタから[ボル

トプロパティ] ダイアログボックスを表示すると、この名前がリストボックスに表示されます。

ボルト長の計算。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 137カタログ

Page 142: System 120 Jpn

次の図は、セットの構成部品の例を示しています。セットの使用時には、適切な構成部品が自動的に選択されます。

余長設定の値は、1 つのボルトセットの特定の径に適用するか、すべて

の径に適用することができます。上の図を参照してください。

余長設定の値は、絶対値にするか、径を基準とする相対値にすることができます。上の図を参照してください。

ボルト計算用の余長設定を定義する

ボルトがナットから突き出す長さを制御するには、[余長 ] を使います。この機能は、ボルトカタログ全体をすばやく更新したい場合に役立ちます。余長の値は、ボルト長の計算に使用されます。

詳細については、「ボルト長の計算 (p. 148)」を参照してください。

余長設定の値をすべての径に適用するか、特定の径に適用するかを選択します。

ここをクリックして、値を絶対値にするか、径を基準とする相対値にするかを指定します。

余長設定の値をここに入力します。

[余長設定 ] ボタンをクリックすると、選択したボルトセット名と径に一致するすべてのボルトに対して[余長設

定 ] の値が更新されます。

138 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 143: System 120 Jpn

スタッドを作成する

スタッドは、鋼部材に溶接され、鋼材とコンクリートの間で荷重を伝達する特殊なボルトです。

スタッドを作成、使用するには、次の操作を行います。

1. [ファイル ]-[カタログ ]-[ボルト ]-[編集 ] をクリックして[ボルトカタロ

グ管理] でスタッドボルトを作成します。次のプロパティを入力します。

プロパティ 値

名前 スタッドボルトの名前を入力します。

タイプ

グループ名 この名前は、スタッドのボルトセットを作成する際に必要です。

直径 シャンク径

長さ スタッド長

重量 スタッド重量

頭部厚 スタッド頭の厚

頭部径 スタッド頭の径

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 139カタログ

Page 144: System 120 Jpn

2. [ファイル ]-[カタログ ]-[ボルト ]-[編集 ] をクリックして[ボルトカタロ

グ管理] でスタッドボルトセットを作成します。

3. モデルにスタッドを作成する場合、[ ボルト ] コマンドを選択して、スタッドセットを選択します。

ボルトカタログを結合する

カタログは、インポートとエクスポートを通じて結合することができます。このテクニックは、以下のような場合に役立ちます。

• カスタマイズしたボルトカタログを維持しながら新しいバージョンにアップグレードしたい場合。例については、「新しいバージョンにアップグレードする (p. 141)」を参照してください。

• 異なる場所に保存されているボルトカタログを結合する場合。

• ボルトカタログの情報を他のユーザーと共有する場合。

ボルトカタログをエクスポートする

ボルトカタログ全体をエクスポートするには、次のようにします。

1. 目的のボルトカタログが含まれているモデルを開きます。

2. [ファイル ]-[カタログ ]-[ボルト ]-[エクスポート ] をクリックします。

3. 現在のモデルフォルダ内の screwdb.lis ファイルにボルトカタログが書き込まれます。

スタッドボルトのセットを選択します。

他のセットコンポーネントをNONE

に設定します。

ボルトカタログのエクスポート方法とインポート方法は、プロファイルカタログおよび材質カタログの場合と異なります。

140 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 145: System 120 Jpn

ボルトカタログをインポートする

ボルトカタログをインポートするには、次のようにします。

1. ボルトカタログのインポート先となるモデルを開きます。

2. インポートする screwdb.lis ファイルを現在のモデルフォルダにコピーします。

3. [ファイル ]-[カタログ ]-[ボルト ]-[インポート ] をクリックして、現在のモデルフォルダからボルトカタログファイル screwdb.lis をインポートします。既存のカタログ内のエントリのうち、インポートファイル内のエントリと同じ名前のエントリは、上書きされません。

4. ステータスバーにエラーメッセージが表示されていないかどうかをチェックします。エラーの内容を確認するには、[ツール ]-[履歴表示

]-[Tekla Structures 履歴 ] をクリックして Tekla Structures ログを表示します。

新しいバージョンにアップグレードする例 ここでは、Tekla Structures を新しいバージョンにアップグレードすると

きにカタログをインポートおよびエクスポートする方法の例を示します。このテクニックを使うと、既存のカタログに対するカスタマイズ内容を維持しながら、新しいバージョンによる追加内容だけを既存のカタログに結合することができます。

基本的に、新しいカタログは既存のカタログにエクスポートすることになります。これにより、既存のカタログエントリが上書きされたり、重複が生じたりするのを防ぐことができます。アップグレード時のエクスポートおよびインポートの手順を以下に示します。

この方法では、ボルトカタログ全体をエクスポートします。ボルトカタログの一部だけをエクスポートするには、必要な要素だけが含まれるようにエクスポートファイルを編集します。

旧バージョンで作成したボルトカタログを単純にコピーして、新しいバージョンのボルトカタログに貼り付ける方法は採らないでください。新しいバージョンでの追加内容が失われる結果になります。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 141カタログ

Page 146: System 120 Jpn

1. モデルを新しいバージョンで開きます。ただし、モデルを保存しないように注意してください。旧バージョンのモデルを新しいバージョンで保存すると、そのモデルを旧バージョンで開くことができなくなります。

2. [ファイル ]-[カタログ ]-[ボルト ]-[エクスポート ] をクリックします。現在のモデルフォルダにエクスポートファイル screwdb.lis が作成されます。

3. モデルを旧バージョンで開きます。

4. [ファイル ]-[カタログ ]-[ボルト ]-[インポート ] をクリックします。現在のモデルファイル内の screwdb.lis ファイルからカタログがインポートされます。既存のエントリのうち、インポートしたカタログのエントリと同じ名前のものは上書きされません。

5. こうして結合したカタログは、旧バージョンで使用できます。

6. 結合したカタログを新しいバージョンで使用するには、まず 初に新しいバージョンの \countries\profil\ フォルダにある screwdb.db

ファイルの名前を変更します。

7. 結合したボルトカタログが含まれている screwdb.db ファイルを旧バージョンの ..\countries\profil\ フォルダから新しいバージョンの..\countries\profil\ フォルダにコピーします。

4.5 鉄筋カタログ

鉄筋カタログには、コンクリート構造で使用する鉄筋の詳細が格納されます。標準の曲げ半径と標準のフック寸法の両方が含まれます。ここでは、鉄筋カタログ内のエントリの追加、削除、および変更方法を説明します。

新しいバージョンの screwdb.db ファイルの名前の変更は、旧バージョンの screwdb.db ファイルで置換する前に実施してください。

ボルトセットカタログに関しては、エクスポートもインポートも実行できません。

142 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 147: System 120 Jpn

カタログは、ファイル

..\environment\*environment*\profil\rebar_database.inp に保存されます。カタログを変更するには、このファイルを任意の標準テキストエディタで編集します。

4.6 上級ユーザー向けのテクニック

この節では、以下の項目に関して、補足的な情報を示します。これらの情報は、上級ユーザー向けに収録されています。

エクスポートファイルの詳細

ここで述べる内容は、プロファイルカタログと材質カタログにのみ適用し、「プロファイルカタログから要素をエクスポートする (p. 124)」と「エクスポートとインポート (p. 132)」で述べたエクスポートファイルの説明を補足するものです。ここでは、プロファイルカタログのエクスポートファイルの典型例を示しています。カタログエクスポートファイルの拡張子は、lis です。

エクスポートファイルのセクション

エクスポートファイルには、複数の特定のセクションがあります。

エクスポートファイルには、次のような行があります(ここで、n は

バージョン番号です)。

PROFILE CATALOG EXPORT VERSION = n

次のセクションでは、カタログの内容を表示するための階層ツリー構造を定義します。

Tekla Structures で鉄筋を作成する方法の詳細については、

『ディテールマニュアル』の「鉄筋」を参照してください。この章では、鉄筋プロパティの詳細についても説明します。

この行は削除しないでください。この行がファイルに含まれていないと、インポートがキャンセルされます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 143カタログ

Page 148: System 120 Jpn

このセクションには、プロファイルが含まれます。

標準プロファイル ほとんどのプロファイルタイプは Tekla Structures にハードコーディング

されており、エクスポートファイル内には次のように記述されます(この例では、エントリの一部だけを抜粋しています)。

ユーザー定義の固定プロファイル

ユーザー定義の固定プロファイルには、複数の断面を含めることができます。エクスポートファイル内では、次のように記述されます。

ユーザー定義の固定プロファイルのプロファイルタイプは、998 です。

断面定義の名前は、SUB_TYPEに示されます。ユーザー定義の固定プロ

ファイルをインポートするときは、プロファイルと同じインポートファイルに断面定義が含まれていなければなりません。

インポートファイルでは、断面定義が次のように記述されます。

PROFILE_NAME = "HEA120";{ TYPE = 1; SUB_TYPE = 1001; COORDINATE = 0.000; "FLANGE_SLOPE_RATIO" 0.000000000E+000 "ROUNDING_RADIUS_2" 0.000000000E+000 "ROUNDING_RADIUS_1" 1.200000000E+001 "FLANGE_THICKNESS" 8.000000000E+000 "WEB_THICKNESS" 5.000000000E+000 "WIDTH" 1.200000000E+002 "HEIGHT" 1.140000000E+002

PROFILE_NAME = "TAN_HK_TEST_2_CS"; TYPE = 998; SUB_TYPE = 253; COORDINATE = 0.000; "EQUIVALENT_TYPE" 11 "FLANGE_SLOPE_RATIO" 0.000000000E+000 "ECCENTRICITY_Y" 0.000000000E+000 "ECCENTRICITY_X" 0.000000000E+000 "ROUNDING_RADIUS_2" 0.000000000E+000 "FLANGE_THICKNESS_2" 0.000000000E+000 "WEB_THICKNESS_2" 0.000000000E+000

CROSS_SECTION_NAME = "MY_OWN_PROFILE" POINT_NUMBER = 1; POINT_X = 200.00; POINT_Y = -200.00; CHAMFER_TYPE = 0; CHAMFER_X = 0.00; CHAMFER_Y = 0.00; POINT_NUMBER = 2; POINT_X = 200.00; POINT_Y = 200.00; CHAMFER_TYPE = 0; CHAMFER_X = 0.00; CHAMFER_Y = 0.00;

144 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 149: System 120 Jpn

ユーザー定義のパラメトリックプロファイル

ユーザー定義のパラメトリックプロファイルの形状は、..\countries\country-independent\inp\sections.clb ファイルで定義されます。インポートできるのは、このファイルで定義されているユーザー定義のパラメトリックプロファイルだけです。

このタイプのプロファイルはユーザーが定義できるので、ユーザーによって定義が異なります。

エクスポートファイルの編集に関する規則

エクスポートファイルは、以下の規則に従って編集してください。

• PROFILE CATALOG EXPORT VERSION = 2の行は削除しないでくださ

い。この行がファイルに含まれていないと、インポートがキャンセルされます。

• 階層ツリー構造は、常に削除可能です。

ボルトカタログの一部をインポートする

ボルトカタログの一部だけをインポートするには、次のようにします。

1. 「ボルトカタログをエクスポートする (p. 140)」の手順に従って、エクスポートファイルを作成します。

2. メモ帳などのテキストエディタでファイルを編集します。カタログでは、各行に項目が 1つずつ記述されています。不要な行をファイルから削除してください。

3. STARTLISTと ENDLISTの行は削除しないでください。

4. ファイルを同じ名前および拡張子で保存します。ファイル名は、screwdb.lis でなければなりません。

5. 「ボルトカタログをインポートする (p. 141)」の手順に従って、カタログをインポートします。

エクスポートファイルの各セクションについて理解しておくことをお勧めします。詳細については、「エクスポートファイルの詳細 (p. 143)」を参照してください。

エクスポートファイルのコピーを作成し、編集を開始する前に名前を変更します。こうしておけば、編集をやり直す必要が生じたときに、簡単に元のファイルに戻ることができます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 145カタログ

Page 150: System 120 Jpn

エクスポートとインポートに使用する単位

ここでは、エクスポートとインポートに使用する単位の一覧を示します。この一覧は、プロファイルカタログと材質カタログにのみ適用します。独自のインポートルーチンを作成して大量のデータを処理する場合は、この一覧を参考にしてください。

値の種類 単位(空白の場合は単位なし)

ブール

整数

文字列

ひずみ

角度 度

長さ mm

変位 mm

寸法 mm

断面二次半径 mm

面積 mm2

補強面積 mm2

横方向補強面積 mm2/m

単位長さあたりの面積 mm2/m

体積 mm3

断面係数 mm3

断面二次モーメント mm4

ねじり係数 mm4

曲げねじり抵抗 mm6

力 N

重量 kg

分布荷重 N/m

バネ定数 N/m

質量 / 長さ kg/m

表面荷重 N/m2

強度 N/m2

応力 N/m2

146 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 151: System 120 Jpn

ヤング係数 N/m2

比重 kg/m3

モーメント Nm

分布モーメント Nm/m

回転バネ定数 Nm/rad

温度 °K(℃)

熱膨張係数 1/°K(1/ ℃)

係数

値の種類 単位(空白の場合は単位なし)

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 147カタログ

Page 152: System 120 Jpn

ボルト長の計算

下のフローチャートは、ボルト長がどのように自動計算されるかを示しています。この図の後に、詳しい説明を示します。

ボルト長の計算には、ボルトカタログとボルトセットカタログの値が使用されます。

次の図は、[ボルトプロパティ] ダイアログボックスの値のうち、どの値がボルト長の計算に使用されるのかを示しています。

はい

はいいいえ

いいえ

ボルト長の

小値を

計算

終了

ボルトカタログ内で 2 番目に近似した

エントリを検索

ボルトカタログ内で も近似した

エントリを検索

ワッシャーの

必要数を

計算

ボルト長は 十分か?

部材内ねじ山は 可能か?

148 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 153: System 120 Jpn

説明 1. ボルト長の 小値は、次の式で計算されます。

ワッシャー(1)の厚さ +

材質厚 +

ワッシャー(2)の厚さ +

(チェックボックスがオンの場合)ワッシャー(3)の厚さ +

ナット(1)の厚さ +

ナット(2)の厚さ +

付加長

2. ボルトカタログから も近似したエントリが検索されます。

3. フィッティングワッシャーの必要数(10 以内)は、軸の長さが次の値を超えないように計算されます。

ワッシャー(1)ワッシャー(2)

ワッシャー(3)

各コンポーネントをセットに含めるかどうかは、チェックボックスで設定します。

ナット(2)

オフにすると、孔だけが作成されます。

ナット(1)

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 149カタログ

Page 154: System 120 Jpn

ナット(1)の厚さ +

材質厚 +

ナット(2)の厚さ +

ワッシャー(1)の厚さ +

ワッシャー(2)の厚さ +

(フィッティングワッシャー数 * ワッシャー(3)の厚さ)

4. 手順 2. で検索されたボルトの長さが次の値を超えているかどうかがチェックされます。

付加長 +

ナット(1)の厚さ +

材質厚 +

ナット(2)の厚さ +

余長(ボルトカタログから取得)+

ワッシャー(1)の厚さ +

ワッシャー(2)の厚さ +

(フィッティングワッシャー数 * ワッシャー(3)の厚さ)

5. 選択したボルトが手順 4. の条件を満たしていれば手順 6. に進み、満たしていなければ手順 2. に戻ります。

6. 選択したボルトが以下のすべての条件を満たしているかどうかがチェックされます。

・ 部材内ねじ山が可能なこと。部材内ねじ山が不可の場合でも、常に、ボルト径に応じて 3mm または 4mm の部材内ねじ山が許容されます。ボルト径≧ 24mm の場合は 4mm、その他の場合は 3mm です。

・ 軸長が次の値を超えていること。

材質厚 +

付加長 +

ワッシャー(1)の厚さ -

材質内のねじの 大長(部材内ねじ山が不可の場合) = 3mm または 4mm

・ 軸の長さは、次の式で計算されます。

ボルトの長さ - ねじ山の長さ - ねじ端

・ ねじ端は、ボルトのうち、軸とねじの境目の部分を意味します。次のように計算されます。

150 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 155: System 120 Jpn

7. 選択したボルトが上記のすべての条件を満たしていない場合、手順2. に戻って、2 番目に長いボルトがチェックされます。

8. 変数 XS_BOLT_LENGTH_EPSILONが設定されていれば、ボルト長の計

算が不正確になるのを回避するために、材質厚に対して ε(イプシロン)の加減算が行われます。たとえば、長さの計算値が 38.001mmの場合に ε が考慮されないと、39mm のボルトの長さが選択される可能性があります。値が設定されていない場合、デフォルト値の0.1 が使用されます。

ボルト径(mm) ねじ端(mm)

>33.0 10.0>27.0 8.0>22.0 7.0>16.0 6.0>12.0 5.0>7.0 4.0>4.0 2.5≤4 1.5

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 151カタログ

Page 156: System 120 Jpn

152 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル カタログ

Page 157: System 120 Jpn

5 オートコネクション

はじめに " オートコネクション " は、標準ジョイントプロパティを持つジョイントを自動的に選択してモデル内の部材に適用する機能です。標準ジョイントプロパティを変更して、特定の用途に使用できるように保存するには、" オートデフォルト " を使います。モデル内の条件の違いに応じたルールグループおよびルールセットをオートコネクションとオートデフォルトの両方に対して定義できます。

この章の内容 この章では、モデル内にジョイントを自動的に作成するオートコネクション機能について説明します。オートデフォルトをオートコネクションと併用してジョイントプロパティを定義できます。また、オートデフォルトだけを使用し、ジョイントプロパティを定義して単一のジョイントに適用することもできます。

テストモデル モデル内でオートコネクションとオートデフォルトを実際に使用する前に、テストを行うことをお勧めします。テストモデルを作成し、特定のプロジェクトで必要となるすべてのジョイント条件をテストモデルの中に作成します。このテストモデルを使って、各種ジョイントのルールとプロパティをチェックします。このテストモデルは、ジョイント情報をすばやく確認するのにも役立ちます。

項目 この章には、以下のトピックが収録されています。

• オートコネクション設定 (p. 154)• オートデフォルト設定 (p. 159)• オートコネクションとオートデフォルトのルール (p. 165)

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 153オートコネクション

Page 158: System 120 Jpn

5.1 オートコネクション設定

はじめに オートコネクションは、事前定義のプロパティを持つジョイントを自動的に選択して、モデル内の部材に適用するために使用します。部材構成条件に応じたジョイントが自動的に作成されます。

オートコネクション設定

オートコネクションでは、ルールグループを定義できます。これらのルールグループは、オートコネクションでモデル内にジョイントを作成するときに自動的に適用されます。

たとえば、標準規格、プロジェクト、製造元の違いに応じて異なるルールを作成できます。モデルごとに異なるルールを使用することもできます。定義したルールグループに従ってジョイントとジョイントプロパティが選択されるので、各ジョイントを選択してプロパティを個別に定義する必要がなく、ジョイントを自動で作成することができます。

ツリー構造 [ オートコネクション設定] ダイアログボックスを開くには、[設定]-[ オート

コネクション] をクリックします。ジョイントタイプがさまざまな用途別にツリー状で表示されます。

154 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル オートコネクション

Page 159: System 120 Jpn

モデル内の条件が特定のルールセットに含まれているルールをすべて満たすと、そのルールセットと同じ枝に含まれているジョイントが適用されます。特定のルールセットが満たされたときに特定のジョイントが適用されないようにするには、そのジョイントの名前を右クリックし、ポップアップメニューから[継手・仕口なし] を選択します。

制限事項 オートコネクションには、以下のような制限事項があります。

• ジョイント内に含めることができる副部材の数は 2 つまでに制限さ

れます。たとえば、複数の副部材を持つ複合ガセットは使用できません。オートコネクションは、形鋼の高さと ID 番号を基準に、第一副部材と第二副部材を決定します。

アイコン

タイプ 説明

ルールグループ ツリーの第 1 レベルには、ルールグ

ループが示されます。ルールグループは、ユーザーが定義できます。標準規格、プロジェクト、製造元、およびモデルの違いに応じてルールをグループ化することができます。

部材構成条件 第 2 レベルには、さまざまな事前定

義の部材構成条件(ジョイントタイプ)が示されます。これらは、Tekla Structures によって自動的に作

成されます。ユーザーがこれらを変更することはできません。

部材構成条件には、[梁と梁ウェブ]、[梁と梁フランジ]、[梁と柱ウェブ ]、[

梁と柱フランジ]、[梁スプライス ]、および [柱スプライス] があります。

ルールセット 各部材構成条件の下層に、モデル内の条件に応じてジョイントを選択するルールセットを作成できます。

ジョイント ルールセットの基準が満たされた場合に適用するジョイント。

ツリー内のルールの順序は、重要な意味を持ちます。モデル内の条件に 初に一致したルールが使用されます。したがって、ツリー内では、ルールを適用幅の狭いものから広いものの順に配置する必要があります。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 155オートコネクション

Page 160: System 120 Jpn

• オートデフォルトの適用対象は、ジョイント部材(クリップアングル、せん断プレート、エンドプレートなど)、ボルト、および溶接に限られます。オートデフォルトを通じて梁プロファイルやジョイント番号を変更することはできません。

オートコネクションのルールグループ

オートコネクションを使用する前に、ルールグループを定義し、標準規格、プロジェクト、製造元、およびモデルの違いに応じてルールをグループ化しておく必要があります。新しいルールグループを作成するには、次のようにします。

1. テストモデルを開きます。[設定 ]-[オートコネクション] をクリックします。

2. 既存のルールグループを右クリックし、ポップアップメニューから[新規ルールグループ作成] を選択します。

3. そのルールグループの[新規] をダブルクリックし、名前を変更します。グループの目的を明確に示す名前を付けてください。

新しいルールグループを作成すると、その下層に、部材構成条件([梁と

梁ウェブ] や [梁と梁フランジ] など)の枝が自動的に追加されます。

オートコネクションのルールセット

それぞれの部材構成条件には、モデル内の条件に応じてジョイントを選択するルールセットを含めることができます。オートコネクションルールセットの作成が必要になるのは、同じ部材構成条件での接続に異なるジョイントを使用する場合だけです。

たとえば、梁と梁の間のジョイントには、クリップアングルを必要とするものと、せん断タブを必要とするものがあります。この場合、各タイプのジョイントをどの条件で使用するのかを決定するルールセットが必要になります。

ルールセットを作成する

部材構成条件の下層に新しいルールセットを追加するには、次のようにします。

1. 部材構成条件を右クリックし、ポップアップメニューを表示します。

2. [新規ルール追加 ] を選択します。[新規 ] エントリがツリーに表示されます。

ルールグループには、作成するジョイントのグループを反映する名前を付けます。たとえば、ファブリケータ名やプロジェクト名など、特定のモデルに使用するジョイントルールを明確に示す名前を付けてください。

156 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル オートコネクション

Page 161: System 120 Jpn

3. 新しいルールセットに、目的を明確に示す名前を付けます。

サブルールセットを作成する

1. 既存のルールセットを右クリックし、ポップアップメニューを表示します。

2. [新規ルールセットを追加] を選択します。[新規 ] エントリがツリーに表示されます。

3. 新しいサブルールセットに、目的を明確に示す名前を付けます。

これらの作成操作では、新しいルールセットまたはサブルールセットが単にツリーに追加されるだけです。この後、セットの内容を個々に定義する必要があります。「ルールセットを編集する (p. 157)」を参照してください。

ルールセットを編集する

ルールセットの内容を編集するには、次のようにします(たとえば、名前を変更したり、ルールを追加したりすることができます)。

1. ルールセットを右クリックし、ポップアップメニューを表示します。

2. [ルールセットを編集] を選択し、[オートコネクションルール] ダイアログボックスを開きます。

3. [利用可能なルール] の一覧からルールを選択します。

4. 右矢印ボタンをクリックすると、選択したルールがセット内のルールのリストに移動されます。

5. [ルールセットのルール] の下の右のペインで、ルールの基準となる値を定義します。特定の値を指定する、または 大値と 小値を指定することができます。

6. [ルールセット名 ] フィールドに入力した名前がツリーに表示されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 157オートコネクション

Page 162: System 120 Jpn

ルールセットを右クリックし、[上に移動] または [下に移動] を選択すると、ルールセットの優先順位を変更できます。

ルールの詳細については、「オートコネクションとオートデフォルトのルール (p. 165)」を参照してください。

Rules.zxt オートコネクションを使用すると、現在のモデルフォルダ内にAttributes サブフォルダが作成され、rules.zxt という名前の圧縮テキストファイルにオートコネクション情報が保存されます。

このファイルをプロジェクトフォルダまたは企業フォルダにコピーすると、同じ情報を他のモデルでも使用できるようになります(「プロジェクトフォルダと企業フォルダ (p. 79)」も参照)。ただし、オートコネクションの設定を変更するたびに、このファイルを企業フォルダかプロジェクトフォルダ、またはその両方に再コピーする必要があります。

このファイルを他のプロジェクトで使用できるようにコピーした場合、新しい設定を反映するには Tekla Structures を再起動する必要がありま

す。

ジョイントを変更する

ルールセットで使用するジョイントを変更するには、[継手・仕口ブラウ

ザー] ダイアログボックスを使います。このダイアログボックスには、ジョイントツールバーから使用できるジョイントがすべて表示されます

ツリー内のルールの順序は、重要な意味を持ちます。モデル内の条件に 初に一致したルールが使用されます。したがって、ツリー内では、ルールを適用幅の狭いものから広いものの順に配置する必要があります。

rules.zxt ファイルをテキストエディタで直接編集することはお勧めできませんが、直接編集する場合は、正しい構文を使用するように注意してください。zxt ファイルを解凍するには、ファイル拡張子 zxt を txt.gz に変更してから WinZip で解凍するのが も簡単な方法です。編集

が完了したら、拡張子を zxt に戻します。このファイルは、解凍したままでも Tekla Structures に認識されるので、

編集後に ZIP 形式で圧縮しなくてもかまいません。

158 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル オートコネクション

Page 163: System 120 Jpn

[ 継手・仕口ブラウザー] ダイアログボックスを開くには、次のようにします。

1. [オートコネクション設定] ツリー内でジョイントを右クリックし、ポップアップメニューを表示します。

2. [継手・仕口タイプを選択] を選択して、[継手・仕口ブラウザー] ダイアログボックスを開きます。

3. ジョイントを選択し、[OK] ボタンをクリックしてツリーを更新します。

項目を削除する 設定ツリーからルールセットを削除するには、ポップアップメニューの[

ルールセットを削除] コマンドを使います。ルールセットに含まれているサブルールセットも削除されます。

5.2 オートデフォルト設定

はじめに ジョイントを自動で適用するには、オートデフォルトを使います。オートデフォルトを使うと、異なるジョイントプロパティを使い分けるルールを作成できます。

オートデフォルト設定

オートデフォルトを使うと、さまざまな事前定義ジョイントプロパティを使い分けるルールを作成できます。ジョイントを変更すると(梁サイズの変更など)、オートデフォルトの設定に基づいて、ジョイントプロパティが自動的に再定義されます。

標準ジョイントプロパティをオートデフォルトで変更した後、それらのプロパティを特定の用途に使用できるように保存します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 159オートコネクション

Page 164: System 120 Jpn

ツリー構造 [ オートデフォルト設定] ダイアログボックスを開くには、[設定]-[ オートデ

フォルト] をクリックします。ジョイントタイプがさまざまな用途別にツリー状で表示されます。

アイコン

タイプ 説明

ルールグループ ツリーの第 1 レベルには、ルールグ

ループが示されます。ルールグループは、ユーザーが定義できます。標準規格、プロジェクト、製造元、およびモデルの違いに応じてルールをグループ化することができます。

ジョイントページ

ジョイント

第 2 レベルと第 3 レベルには、ツー

ルバーから使用できるジョイントがすべて示されます。これらは事前定義の項目であり、変更はできません。

ルールセット 各ジョイント名の下層に、モデル内の条件に応じてジョイントプロパティを使い分けるルールセットを作成できます。

ジョイントプロパティファイル

ツリーの各枝の 下層には、ジョイントプロパティファイル(例: standard.j144)が置かれます。再度使用したいジョイントプロパティは、保存しておくことができます。

「ジョイントプロパティを保存する (p. 161)」を参照してください。

160 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル オートコネクション

Page 165: System 120 Jpn

ルールセット オートデフォルトのルールセットは、オートコネクションのルールセットと同様の方法で定義できます。「オートコネクションのルールセット (p. 156)」を参照してください。

オートデフォルトのルールは、現在のモデルフォルダ内の defaults.zxt

ファイルに保存されます。defaults.zxt を関連するすべてのジョイントプロパティファイル(例: sec_0-190.j141)と共に企業フォルダまたはプ

ロジェクトフォルダにコピーすると、同じルールを他のモデルでも使用できるようになります。「Defaults.zxt (p. 162)」を参照してください。

ジョイントプロパティファイル

各ジョイントには、そのジョイントの標準プロパティを定義する標準プロパティファイル(例: standard.j144)がデフォルトで用意されていま

す。設定したジョイントプロパティを再度使用したい場合は、それらのプロパティを別のプロパティファイルに保存し、目的を明確に示すファイル名を付けます。

ジョイントプロパティを保存するジョイントプロパティを同じモデル内の同じ条件下で再度使用できるようにするには、ジョイントプロパティをプロパティファイルに保存します。

1. 対象プロパティ(ボルト、プロファイル、材質などのプロパティ)を適切に設定します。

2. ジョイントプロパティファイルの目的を明確に示す名前を[名前を付

けて保存] フィールドに入力します。[ジョイントコード] フィールドにも同じ名前を入力し、[名前を付けて保存] ボタンをクリックします。

プロパティファイルは、現在のモデルフォルダ内の Attributes サブフォルダに保存されます。プロパティファイルのファイル名は、[名前を

付けて保存] に入力した名前に拡張子 .jXXX を付加したものです。XXX は、ジョイント番号を表します(例: sec_0-190.j141)。

オートデフォルト用のジョイントプロパティを保存するときは、[名前を付けて保存] フィールドと[一般 ] タブの[

ジョイントコード] フィールドの両方に同じ名前を入力することをお勧めします。こうしておくと、特定の条件下でどのプロパティが使用されたのかを後で確認しやすくなります。オートデフォルト値は、ジョイントプロパティのフィールドに自動では表示されません。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 161オートコネクション

Page 166: System 120 Jpn

プロパティファイルにアクセスする特定のジョイントに対応するプロパティファイルのリストを表示するには、次のようにします。

1. [オートデフォルト設定] ツリーで、プロパティファイル(例: standard.j144)を選択します。

2. 選択したプロパティファイルを右クリックし、ポップアップメニューを表示します。

3. [継手・仕口既定値を選択] をクリックします。[規定値ファイルリスト] ダイアログボックスが開かれ、接続に既に関連付けられているプロパティファイルのリストが表示されます。

Defaults.zxtオートデフォルトを使用すると、現在のモデルフォルダ内に Attributesサブフォルダが作成され、defaults.zxt という名前の圧縮テキストファイルにオートデフォルトの設定が保存されます。

このファイルをプロジェクトフォルダまたは企業フォルダにコピーすると、同じ設定を他のモデルでも使用できるようになります。「プロジェクトフォルダと企業フォルダ (p. 79)」も参照してください。ただし、オートデフォルトの設定を変更するたびに、このファイルを企業またはプロジェクトフォルダに再コピーする必要があります。

162 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル オートコネクション

Page 167: System 120 Jpn

このファイルを他のプロジェクトで使用できるようにコピーした場合、新しい設定を反映するには Tekla Structures を再起動する必要がありま

す。

ルールセットの優先順位

オートデフォルトのルールセットは、ツリー内に表示されている順に処理されます。この順序により、プロパティの選択を制御できます。通常は、1 つの部材構成条件、プロファイルタイプ、および方向に対して、

複数とおりのプロパティの組み合わせが成立します(高さの異なるプロファイルなど)。

例 たとえば、プロファイルの高さの 大値 150mm、160mm、170mm、

190mm のそれぞれに対応するプロパティファイルとルールがあり、高さ

158mm に対応するプロパティがオートデフォルトによって選択される場

合なら、3 つのプロパティファイルがこれに該当することになります。

該当するプロパティファイルが複数存在する場合は、 初に見つかったプロパティファイル(この例では 160mm)が選択されます。一致するも

のがない場合は、デフォルトのルールとプロパティファイルを作成する必要があります。したがって、プロファイルの高さを定義しないデフォルトルールを作成し、枝の末尾に追加します。このように設定すると、枝の末尾に置いたデフォルトルールは優先順位が も低くなり、プロファイル高さが一致するプロパティファイルが見つかった場合は無視されます。

ジョイントプロパティを編集する

ジョイントプロパティを編集するには、次のようにします。

1. ジョイントの standard.j ファイル(例: standard.j144)を右クリックし、ポップアップメニューを表示します。

2. [継手・仕口既定値を編集] をクリックしてジョイントダイアログボックスを開きます。

3. ジョイントを手動で作成する場合と同様にプロパティを設定します。

defaults.zxt ファイルをテキストエディタで直接編集することはお勧めできませんが、直接編集する場合は、正しい構文を使用するように注意してください。.zxt ファイルを解凍するには、ファイル拡張子 zxt を txt.gz に変更してから WinZip で解凍するのが も簡単な方法です。

編集が完了したら、拡張子を zxt に戻します。このファイルは、解凍したままでも Tekla Structures に認識される

ので、編集後に圧縮しなくてもかまいません。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 163オートコネクション

Page 168: System 120 Jpn

4. これらのプロパティの目的を明確に示す名前を[名前を付けて保存] テキストボックスに入力し、[名前を付けて保存] ボタンをクリックします。これらのプロパティがオートデフォルト用であることを明示する名前を使用してください。

5. [キャンセル ] ボタンをクリックしてダイアログボックスを閉じ、[

オートデフォルト設定] ダイアログボックスに戻ります。

6. standard.j ファイルをもう一度右クリックします。[継手・仕口既定値

を選択] をクリックします。

7. [規定値ファイルリスト] が開かれます。このリストには、ジョイントダイアログボックスで既に設定および保存したプロパティが含まれています。

8. 以上の手順を終えると、ルールセットに保存されているプロパティを適用できるようになります。

[OK] ボタンをクリックしてダイアログボックスを閉じた場合は、このジョイントを次回使用するときにジョイントのデフォルトプロパティを読み込む必要があります。このようにオートデフォルト設定時にプロパティが変更される可能性があるので、注意してください。

164 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル オートコネクション

Page 169: System 120 Jpn

5.3 オートコネクションとオートデフォルトのルール

はじめに 以下に示すルールを使うと、オートコネクションおよびオートデフォルトの使用時にジョイントとジョイントプロパティを正確に選択できます。これらのルールを使用することで、プロジェクトや会社のデフォルト設定を適用するための標準を独自に作成することができます。

一般 一般ルールは、以下のとおりです。

• プロファイル名: [ プロファイルカタログを編集] ダイアログボックスの

[ファイル名 ] フィールドで定義した名前。• プロファイルタイプ: 次の表に基づいて、正しい番号を指定します。

• 副部材の数• メイン部材の数• 材質名

プロファイルタイプ

番号

I 1L 2Z 3U 4

プレート 5

棒鋼 6

鋼管 7

角鋼管 8C 9T 10ZZ 15CC 16CW 17

ポリゴンプレート

51

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 165オートコネクション

Page 170: System 120 Jpn

方向 ジョイントは、梁の相対的な角度によって以下のいずれかに分類できます。

• 斜め(メイン部材の断面に対して)• 傾斜(メイン部材の長手軸に対して)• 回転下の図を参照してください。メイン部材は、灰色で示さ

れています。

• 傾斜角度(メイン部材の断面に対して)副部材の長手軸がメイン部材の長手軸の傾斜に追従している場合に該当します。

• 斜め角度(メイン部材の長手軸に対して) 副部材の長手軸がメイン部材の断面に従って斜行している場合に該当します。斜め角度は、副部材の長手軸とメイン部材の Z 軸またはY 軸との角度のうち、小さい方の角度です。

• 回転角度 回転副部材の場合に該当します。

側面

166 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル オートコネクション

Page 171: System 120 Jpn

寸法 • プロファイルデプス• ウェブデプス

上部フランジと下部フランジを持つプロファイルの場合、ウェブデプスは次の式で求められます。

h - t1 - t2 - 2*r1

ただし、t2 がゼロの場合は、次の式を使用します。

h - 2*t - 2*r1

単一フランジのプロファイルの場合、ウェブデプスは h - t - r1 - r2 となります。

• ウェブ厚• フランジ厚

力と強度 • せん断力• 軸力• 曲げモーメント

プロパティの結合と繰り返し

オートデフォルトには、次の機能が含まれます。

機能 説明

結合 複数のプロパティグループを網羅するジョイントプロパティファイルを作成し、そのファイルを使用して複数のルールを定義することができます。たとえば、ボルトプロパティ用に 1 ファイル、プロファイ

ルプロパティ用に 1 ファイル作成できます。Tekla Structures は、オートデフォルトを実行する際にそれ

らのファイルを結合します。

繰り返し Tekla Structures は、ジョイントシンボルが黄色か緑に

なるまでプロパティをテストします。繰り返し操作は、ジョイントが失敗した場合、ルールが一致する場合でも自動的にジョイントプロパティを変更します。ジョイントチェックが有効に設定されている場合、繰り返し操作により、チェックを合格したジョイントプロパティが作成されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 167オートコネクション

Page 172: System 120 Jpn

これらの機能を使用するには

これらの機能をルールセットに登録するには、次の操作を行います。

1. [設定 ]-[オートデフォルト] をクリックします。

2. ツリーからルールセットを選択して、右クリックします。

3. [ルールセットを編集] を選択します。

4. [ルールセットにおけるパラメータの選択・組合せ方法] フィールドを次のオプションに設定します。

制限事項Tekla Structures は、プロパティファイルを直接繰り返しチェックできま

せん。1 つの繰り返しルールセットをサブルールセットと組み合わせる

必要があります。

複数の繰り返しルールセットを同時に使用することはできません。1 つ

の繰り返しルールセットをデフォルトルールセットの直前に配置する必要があります。

オプション 説明

初の既定値の組合せを使用

Tekla Structures は、 初に見つかったサブ

ルールセットのプロパティファイルを使用し、ほかのルールセットをチェックしません。

ジョイントシンボルが緑色になるまで

Tekla Structures は、ジョイントシンボルが緑

になるプロパティが発見されるまで繰り返しサブルールセットをチェックします。

ジョイントシンボルが黄色になるまで

Tekla Structures は、ジョイントシンボルが黄

色になるプロパティが発見されるまで繰り返しサブルールセットをチェックします。

すべての既定値の組合せを使用

Tekla Structures は、すべてのルールセットを

チェックして、すべての一致するルールセットに含まれるプロパティファイルを使用します。プロパティファイルの順序は、重要な意味を持ちます。 後のプロパティファイルが優先されます。

ツリー内のルールの順序は、重要な意味を持ちます。Tekla Structures がプロパティファイルを結合する際、新

しいファイル ( ツリーの下部にあるもの ) が過去のもの

を上書きします。空白のプロパティを指定した場合、Tekla Structures はすでに入力済みのプロパティを上書き

しません。

168 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル オートコネクション

Page 173: System 120 Jpn

ツリーの中で、繰り返しルールセットの上に結合ルールセットを配置します。

結合ルールセットの深さは 1 階層に制限されます。

Tekla Structures は空のルールセットを無視するため、各ルールセットに

1 つ以上のルールを追加する必要があります。

参照項目 プロパティの結合 (p. 170)

ジョイントチェックと繰り返し (p. 171)

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 169オートコネクション

Page 174: System 120 Jpn

プロパティの結合

オートデフォルトの結合機能は、複数のプロパティファイルを 1 つの

ファイルに結合します。つまり、1 つのファイルで複数のルールを定義

するため、定義するファイルの数を減らすことができます。複数のファイルで同じプロパティに対して異なる値が設定されている場合は、Tekla Structures は 後に見つかった値を採用します。下の図を参照してくださ

い。

170 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル オートコネクション

Page 175: System 120 Jpn

参照項目 プロパティの結合と繰り返し (p. 167)

ジョイントチェックと繰り返し

ここでは、オートデフォルトの繰り返し機能を使用する方法を説明します。次の例で繰り返しは、ジョイントチェックの結果に応じてボルトの数を設定します。

このルールグループを使用すると、オートデフォルトはジョイントシンボルが緑になるまでボルトの数を調整します。

繰り返しルールの作成

はじめに、各ボルト数に対応したプロパティファイルを作成します。「ジョイントプロパティを編集する (p. 163)」を参照してください。

1. [設定 ]-[オートデフォルト] をクリックします。

2. ツリーを右クリックして、[新規ルールグループ作成] を選択します。ルールグループをクリックして、「Iteration example」に名前を変更します。

3. ツリーからジョイント 144 を選択します。ジョイントを右クリックして、[新規ルールセットを追加] を選択します。

4. ルールセットを右クリックして、[ルールセットを編集] を選択し、[

オートデフォルトルール] ダイアログボックスを開きます。

5. [ルールセット名 ] を「ITERATION」に変更します。

6. [パラメータ選択 ] をジョイントシンボルが緑色になるまでに設定します。

7. [OK] ボタンをクリックします。

繰り返しルールにより、Tekla Structures はジョイン

トシンボルが緑になるまでサブルールのチェックを繰り返します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 171オートコネクション

Page 176: System 120 Jpn

8. 「ボルト 2 個」用のルールセットを作成するには、親のルールセットを右クリックして、[新規ルールセットを追加] を選択します。

9. 新しいルールセットを右クリックして、[ルールセットを編集] を選択します。[オートデフォルトルール] ダイアログボックスが表示されます。

10. 副部材 (1)断面高さルールを選択して、2 ボルトの 低、 大デプス値を設定します。

11. [ルールセットにおけるパラメータの選択・組合せ方法] フィールドをすべての

既定値の組合せを使用に設定します。

12. [OK] ボタンをクリックします。

13. ジョイントプロパティファイル standard.j144 を右クリックして、[

継手・仕口既定値を選択] を選択し、[規定値ファイルリスト] ダイアログボックスを開きます。2 ボルトのプロパティファイルを選択し、[OK]

ボタンをクリックします。

14. 他のルールセットに手順 8. ~ 13. を繰り返します。

ルールとチェックを同時に使用する

繰り返しを使用したオートデフォルトを実行する場合、ジョイントチェック結果も利用することができます。ルールが一致するが、ジョイントがチェックに合格せず、シンボルが赤い状態の場合、オートデフォルトはシンボルが緑になるまで他のルール、プロパティのチェックを繰り返し行います。

ジョイントに対してルールグループおよびジョイントチェックを適用するには、次の操作を行います。

1. ジョイントプロパティダイアログボックスを開きます。

2. <[ デフォルト]> プロパティを読み込みます。

3. [一般 ] タブをクリックして、[オートデフォルト] ルールグループを上記の「繰り返し例」に設定します。

4. [US 設計 ] タブをクリックして、[チェックを行う] を [はい ] に設定します。

5. 次のフィールドに副部材の荷重を入力します。[せん断力 ]、[軸力 ]、[曲げモーメント]

6. [OK] をクリックしてジョイントを作成します。

チェック オートデフォルトが使用したルールを確認するには、ジョイントシンボルを右クリックして、[情報 ] を選択します。

オートデフォルトが使用した値を確認するには、ジョイントシンボルをダブルクリックして、ジョイントダイアログボックスを開き、[オートデ

フォルト] を選択して、[読込 ] をクリックします。

172 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル オートコネクション

Page 177: System 120 Jpn

反力と UDL反力は、以下の 2 とおりの方法で保存できます。

• 部材のユーザー定義情報として保存する(オートコネクションとオートデフォルトの両方)。

• ジョイントダイアログボックスの[設計基準 ] タブで保存する(オートデフォルトのみ)。

反力を使用する ルールで反力を使用しており、オートデフォルトがアクティブになっている場合は、まず 初に、対応するジョイントのプロパティから反力が検索されます。それらのプロパティに反力が含まれていなければ、ジョイントの副部材のユーザー定義情報から反力が検索されます。ユーザー定義情報に反力が含まれていない場合は、反力ルールを使用できません。

せん断力の計算 せん断力は、反力が指定されていなくても計算されます。反力値を指定していない場合は、UDL せん断力ルーチンによってせん断力が計算され

ます。UDL 計算は、AISC ASD 規格に基づいており、インペリアル単位

での使用を主に想定しています。降伏応力、プロファイル寸法、およびUDL 率から、せん断力の 大許容値が計算されます。この計算結果が

オートデフォルトのせん断力ルールと比較されます。

• 降伏応力は、材質カタログで定義されます。• プロファイル寸法は、プロファイルカタログから取得されます。• UDL 率は、ジョイントダイアログボックス、または変数から

取得されます。

オートコネクションで UDL を使用す

オートコネクションで UDL 計算を使用するには、次のようにします。

1. ジョイントダイアログボックスの[設計基準 ] タブで、[UDL を使用する

] フィールドを[はい ] に設定します。

2. [UDL %] フィールドに UDL 率を入力します。UDL 率を省略すると、デフォルトの UDL 率(変数 XS_AUTODEFAULT_UDL_PERCENTの設定値)

が使用されます。

オートデフォルトで UDL を使用する

オートデフォルトで UDL 計算を使用するには、次のようにします。

• 変数 XS_AUTOCONNECTION_USE_UDLを TRUEに設定します。

• 変数 XS_AUTODEFAULT_UDL_PERCENTを使って UDL 率を設定

します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 173オートコネクション

Page 178: System 120 Jpn

174 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル オートコネクション

Page 179: System 120 Jpn

6 CNC

はじめに CNC(Computer Numerical Control: コンピュータ数値制御)とは、モー

ターやスイッチなどを備えた工作機械を工程制御用のコンピュータで操作することを意味します。CNC は、材質を工作ツールまたはマシニング

センターで切断または成形する製造工程で使用されます。

この章の内容 この章では、工作機械用の CNC データを Tekla Structures モデルからエ

クスポートする方法を説明します。DSTV、Peddimat、DXF などの各種

形式のデータについてのエクスポート方法を述べます。その後、NCファイル内にポップマークを生成する方法について説明します。ポップマークは、製品を形成する個々の部材を工場で組み付けるときの補助となる小さな孔です。次に、NC ファイル内にハードスタンプを生成する

方法について説明します。ハードスタンプは、部材に関するさまざまな情報を含めることが可能なテキストマークです。 後に、プレートのネスティング手順を説明します。

項目 この章は、以下の節で構成されています。

• NC ファイル (p. 176)• DSTV (p. 184)• DXF (p. 186)• Peddimat (p. 187)• ポップマーク (p. 189)• ハードスタンプ (p. 193) • プレートのネスティング (p. 196)

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 175CNC

Page 180: System 120 Jpn

6.1 NC ファイル

Tekla Structures で詳細設計を完了したら、設計結果に基づいて製造段階

に着手することになります。CNC リンクを使うと、自動切断機や自動溶

接機に設計情報を直接送信したり、MIS システム(管理情報システム)

用のデータを生成したりすることができます。

形式 Tekla Structures では、以下の形式の NC ファイルを生成できます。

1. DSTV

2. Peddimat

DOS 用

Windows 用

3. Daito

4. DXF

これらのファイルは、Tekla Structures モデルの完成部分から作成されま

す。部材の長さ、孔の位置、傾斜、ノッチ、およびカットが座標データに変換されます。この座標データは、のこ盤、ボール盤、および切断機による工場での部材製造に使用できます。

DSTV 形式は、German Steel Construction Association によって定義された

工業規格です。多くの NC 機械では、この形式のファイルを部材の穿

孔、ボール加工、および切り込みに直接使用できます。DSTV 形式に対

応していない工作機械の場合は、DSTV ファイルをその機械に適した形

式に変換することが必要になります。機械固有のファイルが必要な場合は、Tekla Structures で生成した NC ファイルを NC 変換プログラムで後

処理するなどの方法で対処できます。

176 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル CNC

Page 181: System 120 Jpn

NC 設定を定義して NC ファイルを作成するには、[ファイル ] > [CNC] > [NCファイル ...] を選択します。

トピック NC ファイルをセットアップする (p. 178)

ポップマークの設定 (p. 191)

部材の出力先マシンを定義する (p. 179)

孔プロパティを定義する (p. 182)

NC ファイルを作成する (p. 182)

出力形式およびフォルダを定義する (p. 183)

Tekla Structures モデル NC ファイル

加工完了部材NC ソフトウェア

NC 機械

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 177CNC

Page 182: System 120 Jpn

NC ファイルをセットアップする

[NC ファイル設定 ] ダイアログボックスを使うと、ファイル形式など、機械固有の設定を編集できます。NC ファイルを機械固有のフォルダに分類

するのに役立ちます。また、加工に使用する NC 機械を部材ごとに指定

することもできます。たとえば、プレートの加工に使用する機械と孔付きの部材の加工に使用する機械をそれぞれ別に指定できます。

NC ファイルをセットアップするには、次のようにします。

1. [ファイル ] > [CNC] > [NC ファイル ...] をクリックします。

2. [追加 ] をクリックして[NCファイル設定 ] ダイアログボックスを開きます。このダイアログ ボックスには、以下のタブがあります。

タブ 説明 詳細

ファイルと部材選別 出力形式、機械で処理するプロファイルタイプ、 大孔径など

出力形式およびフォルダを定義する (p. 183)

選別条件の定義 (p. 179)

孔とカット 長孔変換オプション、Peddimat 用標準化ツー

孔プロパティを定義する (p. 182)

Peddimat 用標準化ツーリングを定義する (p. 188)

ハードスタンプ ハードスタンプオプション

ハードスタンプのプロパティ (p. 194)

NC ファイル

プレート

孔付き部材

プラズマ切断

178 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル CNC

Page 183: System 120 Jpn

設定ファイルは、現在のモデルフォルダの下層にある attributes フォルダに保存されます。

参照項目

部材の出力先マシンを定義する

NC 機械のリミットを定義するには、次のようにします。

1. [NC ファイル設定 ] ダイアログボックスを開き、[ファイルと部材選別] タブに移動します。

2. [部材選別条件 ] セクションで、[ 大サイズ ] フィールドおよび[プロ

ファイルタイプ] フィールドを使って、部材およびプロファイルタイプごとに NC 機械のリミットを定義します。このサイズを超過する部材は、次の機械に送られます。

Tekla Structures では、プロファイルタイプに DSTV 標準の名前を使用し

ます。I、U、L、M、R、B、CC、T、SO「プロファイルタイプ (p. 181)」も

参照してください。

内側コーナー形状 [ 孔とカット ] の [内角の形状 ] リストボックスにあるオプションを使って、内側コーナーの形状(凹円弧、接線、四角のいずれか)を定義します。内側コーナーは通常丸みが付きます。丸みの半径を[半径 ] フィールドに入力します。

参照項目 NC ファイルを作成する (p. 182)

選別条件の定義

NC 機械 1 台ごとに NC ファイル設定を行います。選別条件により、機

械で加工するべき、または加工できる部材タイプが決まります。

選別条件を定義するには、以下の操作を行います。

1. [ファイル ]>[CNC]>[NC ファイル ...] をクリックします。[NC ファイル] ダイアログボックスが表示されます。

2. リストから設定を選択し、[編集 ...] をクリックします。リストに何も表示されない場合は、[追加...] をクリックし、新規設定を作成します。

3. [NC ファイル設定 ] ダイアログボックスで、選別条件を定義します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 179CNC

Page 184: System 120 Jpn

最大サイズ大サイズオプションは、機械で加工できる部材の 大長、幅、高さを

定義します。このサイズを超過する部材は、他の機械に送られます。

180 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル CNC

Page 185: System 120 Jpn

プロファイルタイプ機械は、[プロファイルタイプ] リストで[はい] というオプションがあるすべてのプロファイルタイプを加工できます。プロファイルタイプの名前は、DSTV (p. 184) 規格に準拠します。

丸鋼管 デフォルトでは、Tekla Structures は丸鋼管を展開板として出力し、NCファイルヘッダーデータの展開板タイプ B を使用します。これを変更す

るには、変数 XS_TUBE_UNWRAP_USE_PLATE_PROFILE_TYPE_IN_NC (p. 401)を使用します。

孔の最大サイズ[ 孔の 大サイズ ] リストは、機械が穿孔できる孔の大きさを定義します。このサイズの孔を超過する部材は、他の機械に送られます。孔のサイズは材質厚(またはプレート厚)に接続されています。各定義行には、大孔径と材質厚が記述されています。"60 45" の行は、材質厚が 45mm以内の場合に、60mm 以内の孔が加工されることを意味します。他の行

でも、同様の指定を行っています。

DSTV のプロファイルタイプ

説明

I H 形鋼 • I 形鋼

U 溝形鋼・U 断面など

L 山形鋼・アングル

M 角鋼管

R 丸鋼管・棒鋼

B 板プロファイル

CC リップ溝形鋼

T T 形鋼

SO Z 形鋼およびその他の

すべてのプロファイルタイプ

DTSV 規格では梁曲に対応していないため、Tekla Structures もそれらに対応していません。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 181CNC

Page 186: System 120 Jpn

孔プロパティを定義する

[NC ファイル設定 ] ダイアログボックスを開き、[孔とカット ] タブに移動します。次のオプションがあります。

長孔 長孔を定義するオプション

• [ 無視 ]:長孔を削除します。

• [ 長孔の中心に一つの孔]:長孔の中心に単一の孔を加工します。

• [ 角に四つの小さい孔]:コーナーごとに計 4 つの小さい孔を加工

します。

• [ 長孔を開口に変換]:長孔を内部輪郭としてフレーム切断します。

• [ 長孔 ]:長孔をそのまま残します。

最大孔径 大孔径を超過している孔および長孔は、内部輪郭として作り込まれます。

孔の最大サイズ [ ファイルと部材選別] タブの [ 大孔の設定 ] セクションを使って、プレート厚の違いに応じた 大孔径を定義します。

NC 設定を定義し終えたら、[OK] をクリックして変更内容を保存し、[NC

ファイル設定 ] ダイアログボックスを閉じます。

参照項目 NC ファイルを作成する (p. 182)

NC ファイルを作成する

NC ファイルを作成するには、次のようにします。

必要に応じて NC ファイル設定を定義します。「NC ファイルをセット

アップする (p. 178)」を参照してください。

1. [NC ファイル ] ダイアログボックスに移動します。まだ開いていない場合は、[ファイル ] > [CNC] > [NC ファイル ...] をクリックします。

2. [NC ファイル設定 ] セクションの[作成する ] チェックボックスをオンにして、どの NC ファイル設定を使用するかを指定します。

3. [ファイル作成 ] フィールドに対してチェックボックスをオンにし、NCファイルの作成対象となる部材を指定します。

・ [ 全部材 ]・ [ 選択部材 ]

4. [作成する ] をクリックして NC ファイルを作成します。

参照項目 NC ファイルをセットアップする (p. 178)

出力形式およびフォルダを定義する (p. 183)

182 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル CNC

Page 187: System 120 Jpn

出力形式およびフォルダを定義する

形式 [NC ファイル設定 ] > [ ファイルと部材選別]、[ファイル形式 ] フィールドのオプ

ションを使ってファイル形式を選択します。詳細については、下記を参照してください。

• DSTV (p. 184)• DXF (p. 186)• Peddimat (p. 187)

フォルダ デフォルトでは、現在のモデルフォルダ内に NC ファイルが作成されま

す。フォルダを変更するには、次のようにします。

1. [ファイルと部材選別] タブを開きます。

2. [ファイル配置 ] フィールドの隣の[ブラウズ ] ボタンをクリックします。

3. [ディレクトリの設定] ダイアログボックスで正しいフォルダを選択します。フォルダが存在しない場合は、[フォルダの作成] ボタンをク

リックして新しいフォルダを作成します。

4. [OK] をクリックします。[ファイル配置] フィールドにフォルダパスが表示されます。

相対パス また、[ファイル配置] フィールドに直接フォルダ名または相対パスを入力できます。

以下の表では、変数 XS_MIS_FILE_DIRECTORY (p. 360) が C:\NCに設定

されている場合に、[ファイル配置] フィールドのさまざまな値で NC ファ

イルが作成されています。

[ファイル配置] フィールドで選択されたフォルダを取得するには、出力先フォルダ内で任意のファイルを選択します。選択するファイルは関係ありません。フォルダにファイルが存在しない場合は、たとえば空の .txt ファイ

ルなどファイルを作成します。

ファイルの保存場所

NC ファイルの作成先

C:\NC.\ C:\NC\ModelName.\MyFiles C:\NC\ModelName\MyFilesC:\TEMP C:\TEMP

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 183CNC

Page 188: System 120 Jpn

以下の表では、変数 XS_MIS_FILE_DIRECTORY (p. 360) が設定されていない場合に、[ファイル配置] フィールドのさまざまな値で NC ファイルが

作成されています。

参照項目 NC ファイルをセットアップする (p. 178)

NC ファイルを作成する (p. 182)

6.2 DSTVDSTV 形式は、German Steel Construction Association によって定義された

工業規格です。

NC 出力用のデータは、モデルから取得されます。NC 出力を生成する前

に、詳細設計と図面作成を完了しておくことをお勧めします。

DSTV ファイルを作成するには、次のようにします。

1. NC ファイルを作成する部材を選択します。

2. [ファイル ]-[CNC]-[NC ファイル ] をクリックして[NCファイル ] ダイアログボックスを表示します。

3. [追加 ] をクリックして[NCファイル設定 ] ダイアログボックスを表示します。

4. [ファイルと部材選別] タブの [ファイル形式 ] フィールドに移動し、[DSTV] を選択します。

5. 設定の目的を示す名前を[設定名 ] フィールドに入力します。

6. [OK] をクリックして設定を保存し、[NC ファイル設定] ダイアログボックスを閉じます。

7. [NC ファイル ] ダイアログボックスの[NCファイル設定 ] セクションに移動し、作成した DSTV ファイル設定を選択します。

8. [選択部材 ] チェックボックスをオンにします。

9. [作成 ] をクリックします。

ファイルの保存場所

NC ファイルの作成先

モデルフォルダ

.\ モデルフォルダ

.\MyFiles モデルフォルダ \MyFilesC:\TEMP C:\TEMP

184 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル CNC

Page 189: System 120 Jpn

選択した部材すべての nc1 ファイルが作成され、モデルフォルダに保存されます。部材番号に拡張子 nc1 を付けたものが、これらのファイルの名前になります。

参照項目 ポップマーク (p. 189)

NC ファイルをセットアップする (p. 178)

出力形式およびフォルダを定義する (p. 183)

フィッティングが NC データに及ぼす影響

DSTV 形式の NC ファイルを作成する場合は、梁端部の切断方法が NCファイル内の梁の長さに影響を及ぼします。下の図は、フィッティングとラインカットがある場合のデフォルトの長さを示しています。

フィッティングを適用した状態での梁の純長さが梁の全長になります。これは、Tekla Structures で梁の長さを計算するときにフィッティングが

考慮されることを意味します。ライン、ポリゴン、および部材カットに関しては、カットが梁の長さに影響することはありませんが、梁の総長さ( 初にモデル化された長さ)が梁の全長として NC/DSTV ファイル

に書き込まれます。

最小の長さ NC ファイル内で可能な限り長さを小さくしたい場合は、カットが部材

の長さに影響を及ぼすように設定を変更することができます。これを行うには、次のようにします。

1. [詳細設定 ] ダイアログを開き、[CNC] カテゴリで、XS_DSTV_NET_LENGTH 変数の[値 ] フィールドに 1を入力します。

2. Tekla Structures を再起動します。

フィッティングが長さに影響します。

ラインカットは長さに影響しません。

フィッティング

ラインカット

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 185CNC

Page 190: System 120 Jpn

純長さと断面長さ 純長さと断面長さを NC ファイルヘッダーデータに含める場合、変数

XS_DSTV_PRINT_NET_AND_GROSS_LENGTH (p. 332) を設定します。

6.3 DXFここでは、2D DXF 形式の NC データの作成方法を述べます。

前提条件 DXF 変換を実行する前に、DSTV 形式の NC ファイルを作成しておく必

要があります。詳細については、「DSTV (p. 184)」を参照してください。

DSTV 形式の NC ファイルを作成し終えたら、Tekla Structures に別に用

意されている dstv2dxf.exe プログラムを使って、それらのファイルをDXF 形式に変換します。このプログラムでは、NC DSTV ファイルを 2D DXF ファイルに変換します。図面のいずれかの面(上面、下面、正面、

または背面)のデータだけがファイルに書き込まれるので、このエクスポート形式はプレートの場合に も適しています。

トピック DSTV ファイルを DXF に変換する (p. 186)

DSTV ファイルを DXF に変換する

DSTV ファイルの DXF ファイルへの変換は、DXF 形式だけに対応して

おり、DSTV 形式に対応していないシーアリング会社やプレートバー

ナーの場合に役立ちます。

DSTV ファイルを DXF ファイルに変換するには、[ツール ] > [ マクロリス

ト ...] に格納されているマクロ「DSTV の DXF 変換」を使用するのが便利です。

dstv2dxf コンバータを使うと、DSTV ファイルを DXF ファイルに変換で

きます。これは、DXF 形式だけに対応しており、DSTV に対応していな

いプレートバーナーの場合に役立ちます。dstv2dxf コンバータは、Tekla

Structures/11.0/nt/dstv2dxf フォルダに用意されています。

変換を開始するには、次のようにします。

1. *.nc1 ファイルを dstv2dxf フォルダに保存します。

2. TeklaStructures/12.0/nt/dstv2dxf フォルダの適切なdstv2dxf_conversion .bat ファイル(tekla_dstv2dxf_conversion_Japan.bat など)をダブルクリックします。

186 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル CNC

Page 191: System 120 Jpn

3. コンバータにより、ファイルが同じフォルダ内で dxf 形式に変換されます。

参照項目 ポップマーク (p. 189)

出力形式およびフォルダを定義する (p. 183)

6.4 Peddimatここでは、Peddimat 形式の NC ファイルの作成方法を述べます。作成し

た Peddimat ファイルは、CNC 機械のソフトウェアに直接ダウンロード

できます。

Peddimat 形式の NC ファイルを作成する

Peddimat 形式の NC ファイルを作成するには、次のようにします。

1. [ファイル ]>[CNC] > [NC ファイル...] をクリックして[NCファイル ] ダイアログボックスを表示します。

2. [追加 ] をクリックして[NCファイル設定 ] ダイアログボックスを表示します。

3. [ファイルと部材選別] タブの [ファイル形式 ] フィールドに移動し、適切な Peddimat オプションを選択します。

Peddimat オプションの詳細については、「Peddimat の出力形式 (p. 188)」を参照してください。

4. ファイルの目的を示す名前を[設定名] フィールドに入力します。

5. [OK] をクリックして設定を保存し、[NC ファイル設定] ダイアログボックスを閉じます。

6. [NC ファイル ] ダイアログボックスに移動し、作成した Peddimat ファイル設定を選択します。

7. [全部材 ] チェックボックスをオンにします。

8. [作成 ] をクリックします。

変換設定を調整する必要がある場合は、tekla_dstv2dxf_Japan.def ファイル内の設定を編集した後、変換を再開します。

設定の詳細については、同じフォルダ内にあるドキュメント DEF File Description.pdf を参照してください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 187CNC

Page 192: System 120 Jpn

Peddimat の出力形式

Peddimat 形式を設定するには、[NCファイル設定 ] > [ ファイルと部材選別] を

選択します。Peddimat 対応の機械に使用できる NC ファイル出力形式の

一覧を次の表に示します。

Peddimat 用標準化ツーリングを定義する

Peddimat 形式の NC ファイルを作成する前に、標準ツーリングを定義す

ることができます。ツーリングを標準化することで工作所の工具変更を抑えます。

Peddimat 用標準化ツーリング径を定義するには、[NCファイル設定 ] ダイア

ログボックスの[孔とカット] タブに移動します。

例 次の例では、Peddimat for Windows でのツーリングを示した後、Tekla Structures 側の設定を示しています。

オプション 説明

Peddimat for Windows Peddimat for Windows の標準

形式。

Peddimat for Windows 形式 - 切り込み(cope)ファイルを

1 つ使用。

Peddimat for DOS 形式 - 単一

のファイルにすべての切り込み(cope)を格納。

Peddimat for Windows 形式 - 切り込み(cope)ファイルを

2 つ使用。

Peddimat for Windows - 切り

込み(cope)ファイルを 2 つ

使用。部材の左右両端の切り込み(cope)を 2 つの個別の

ファイルに書き込みます。

Peddimat for Windows 形式 - 切り込み(cope)なし。

Peddimat for Windows 形式 - 切り込み(cope)ファイルな

し。

Peddimat for DOS Peddimat for DOS

188 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル CNC

Page 193: System 120 Jpn

部材に切り込み(cope)と留め継ぎ(miter)がある場合でも部材の原点

が正しく計算されるようにするには、[孔とカット] タブの [部材原点計算時

にノッチ(Cope) を考慮しない ] をオンにします。

参照項目 NC ファイルをセットアップする (p. 178)

6.5 ポップマーク

Tekla Structures では、メイン部材に手動で溶接される部材の位置決めの

補助となるポップマークを NC ファイル内に生成することができます。

部材マークは、ボール盤や穿孔機で加工されるケースが多いです。

NC ファイルにポップマークを含めるには、[ポップマーク設定] ダイアロ

グボックスで対象となる部材名のリストを定義する必要があります。ダイアログボックスにアクセスするには、[ファイル ]>[CNC]>[NC ファイル...]>[ ポップマーク...] をクリックします。

Tekla Structures では、デフォルトで現在のモデルフォルダの [attribute]

フォルダに保存されている .ncp ファイルにポップマーク設定を保存できます。Tekla Structures では、プロパティを定義した部材に対してのみ

ポップマークが作成されます。

[ ポップマーク設定] ダイアログボックスの[ポップマークのオプション] タブには、部材背面のマークの設定を制御するためのオプションを含む、その他のオプションが用意されています。これらの設定の詳細については、「ポップマークの設定 (p. 191)」を参照してください。

Tekla Structures で NC ファイル作成中にポップマークを作成するには、

[NCファイル ]>[NC ファイル設定 ]>[ポップマーク ] のチェックボックスをオンにします。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 189CNC

Page 194: System 120 Jpn

ポップマークの作成NC ファイル内にポップマークを作成するには、以下の操作を行います。

1. [ ポップマークの設定 (p. 191)] ダイアボックスでポップマーク設定の定義と保存を行います。

2. ポップマークをモデルビューに表示するには、[ポップマークのオプショ

ン] > [モデル上に表示 ] をオンにします。

3. [NC ファイル ] ダイアログボックスで[ポップマーク] チェックボックスをオンにして、NC ファイルを作成します。

ポップマークが NC ファイルの BO ブロックに径 0mm の孔として書き

込まれます。

トピック ポップマークの設定 (p. 191)

背面マークのオプション (p. 192)

ポップマークはナンバリングにも影響を与えます。

2 つの部材の間でポップマークが異なっている場合や、

一方だけにポップマークがあり、もう一方にはポップマークがない場合、Tekla Structures ではそれらの部材に

異なる番号を付けます。

「ナンバリングに影響する要因」を参照してください。

190 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル CNC

Page 195: System 120 Jpn

ポップマークの設定

[ ポップマーク設定]ダイアログボックスには、以下のことを定義する設定値が含まれます。

• どの部材にポップマークを付加するか。• どの位置にポップマークを作成するか。

Tekla Structures はこのダイアログの設定を「.ncp」の拡張子付きのファ

イルとして、現在のモデルの「attributes」フォルダに保存します。

このファイルは、まず 初に現在のモデルフォルダから検索され、その後、標準のフォルダ検索順で検索されます。「フォルダの検索順 (p. 74)」を参照してください。

[ポップマーク設定]ダイアログボックスの[メイン部材名 ]フィールドおよび [副部材名 ]フィールドでは、ワイルドカード

(* ? [ ])を使用できます。たとえば、HE* は、プロファイル名が "HE" で始ま

るすべての部材に対応します。ワイルドカードの詳細については、「ワイルドカードを使用する」を参照してください。

ポップマークの設定

ダイアログ内の行の順序は、重要な意味を持ちます。初に一致した行の設定が使用されます。したがって、行を適用幅の狭いものから広いものの順に記述する必要があります。

設定項目 説明

メイン部材 ポップマークの適用対象となるメイン部材プロファイルタイプ。

リストボックスには DSTV 規格に対応する

プロファイルタイプが記載されています。

メイン部材名 ポップマーク適用対象となるメイン部材プロファイル名のフィルター

複数のフィルターをカンマで区切って入力できます。

副部材 副部材のプロファイルタイプ

副部材名 副部材名のフィルター

複数の部材をカンマで区切って入力できます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 191CNC

Page 196: System 120 Jpn

ポップマークオプション背面マークのオプション

部材背面のマーク用オプションを使うと、NC 機械による加工を以下の

ように設定できます。

• 背面にアイテムがあり、前面にアイテムがない場合に部材を回転させる。

歩ッピマーク位置 副部材をメイン部材に投影する方法を定義します。

• 左側: 副部材の左側面をメイン部材に

マークします。ここで、左側面とは、副部材の面のうち、メイン部材のローカル座標系の負の方向を向いている面を意味します。

• 右側: 副部材の右側面をメイン部材に

マークします。• 両側: ÅuâEë§Åvと Åuç¹ë§Åvの組み合

わせです。• 中心: 副部材の中心。

• 孔位置・部材の左側: 副部材の左側面にあ

る孔の位置をメイン部材にマークします。

• 孔位置・部材の右側: 副部材の右側面にあ

る孔の位置をメイン部材にマークします。

• 孔位置・部材の両側: 「孔位置・部材の左側」

と「孔位置・部材の右側」の組み合わせです。

• 中心線: 副部材の X 軸の中央線上の 2 点

をマークします。

フランジに出力 ポップマークをメイン部材のフランジに移動します。なし、上フランジ、下フランジ、両フ

ランジのいずれかのオプションを使用できます。

縁端距離 ポップマークからメイン部材の縁端までの小距離。この距離の内側にはポップマー

クが作成されません。ポップマークがこの縁端距離の内側に位置する場合、そのポップマークは移動されます。ただし、CENTERは例外です。

設定項目 説明

192 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル CNC

Page 197: System 120 Jpn

• 他のコンポーネントが背面に存在しない場合に、背面まで貫通するポップマークを加工する。孔径も定義する必要があります。

• 前面にアイテムがなく、なおかつ背面にアイテムがあるか、前面より背面のポップマークの数が多い場合に、部材を回転させ、背面まで貫通するポップマークを加工する。孔径も定義する必要があります。

その他のオプション

• [ 重なる孔にポップマークを作成しない] をオンにすると、孔がポップマークにオーバーラップしている場合にポップマークが削除されます。

• [ スタッドジベル中心にポップマークを作成する] をオンにすると、スタッドの中心点にポップマークが追加されます。オフにすると、スタッドにポップマークが付加されません。

• [ モデル上に表示 ] をオンにすると、ポップマークがモデルビューに表示されます。

例 以下の[ポップマーク設定] の行では、すべてのメイン部材に対して、鋼管・棒鋼の副部材の中心位置にポップマークを作成し、そのマークをメイン部材の縁端から 10mm 以内の領域に作成しません。

以下の[ポップマーク設定] の行では、副部材のプレートの孔位置がメイン部材に投影されます。

参照項目 ポップマークの設定 (p. 191)

6.6 ハードスタンプ

Tekla Structures では、メイン部材と副部材に適用する工場用ハードスタ

ンプを含む DSTV ファイルを出力することができます。ハードスタンプ

は、部材と製品に関する情報(プロジェクト、ロット番号、フェーズ、部材または製品の位置など)を格納するテキストマークです。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 193CNC

Page 198: System 120 Jpn

ハードスタンプを作成するDSTV ファイルにハードスタンプを含めるには、次のようにします。

1. [NC ファイル設定 ] ダイアログボックスを開き、[ハードスタンプ] タブに移動します。

2. [ハードスタンプの作成] チェックボックスをオンにします。

3. [フィールド一覧 ] リストで、ハードスタンプに含める要素を選択します。

4. [OK] をクリックして設定を保存し、[NC ファイル設定] ダイアログボックスを閉じます。

例 この例では、[フェーズ ]、[部材マーク ]、[材質 ]、[テキスト] の各要素を含むハードスタンプを示します。

参照項目 ハードスタンプの設定の詳細については、「ハードスタンプのプロパティ (p. 194)」または「XS_SECONDARY_PART_HARDSTAMP (p. 384)」を参照してください。

ハードスタンプのプロパティ

[ ハードスタンプ ] タブ上のオプションを使うと、メイン部材および副部材上のハードスタンプのプロパティを定義できます。以下のプロパティがあります。

• ハードスタンプに含まれる情報 (p. 195)

• 異なる要素の出現順序。

• テキストの高さと大文字 / 小文字。

• ハードスタンプの位置 (p. 195)

• 副部材のハードスタンプ (p. 196)

194 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル CNC

Page 199: System 120 Jpn

ハードスタンプに含まれる情報ハードスタンプには、以下の情報を含めることができます。

ハードスタンプに部材マークまたは製品マークを記入すると、以下のように DSTV ファイル名に影響を与えます。

• 「部材マーク」: P1.nc1、P2.nc1• 「製品マーク」: A1.nc1、A2.nc1• 「製品および部材マーク」: A1-P1.nc1、A2-P2.nc1

ハードスタンプの位置[ 部材軸方向の位置] リストボックスおよび[部材デプス内の位置] リストボックスのオープンを使うと、部材上におけるハードスタンプの位置を定義できます。以下のオプションがあります。

• 軸方向:[ 左 ]、[ 中 ]、[ 右 ]• デプス内:[ 上 ]、[ 中 ]、[ 下 ]

部材上にハードスタンプに十分なスペースがあるかどうかが自動的にチェックされます。テキストが孔やカットに干渉する場合は、指定した位置にできるだけ近くなるように再配置されます。

要素 説明

プロジェクト番号 ハードスタンプにプロジェクト番号を追加します。

ロット番号 ハードスタンプにロット番号を追加します。

フェーズ ハードスタンプにフェーズ番号を追加します。

部材マーク 部材の頭マークと位置番号。

製品マーク 製品の頭マークと位置番号。

材質 部材の材質。

仕上げ 仕上げのタイプ。

ユーザー定義情報 マークにユーザー定義情報(ユーザーフィールド 1 ~ 4)を追加します。

テキスト ハードスタンプにユーザー定義テキストを追加するためのダイアログボックスを開きます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 195CNC

Page 200: System 120 Jpn

副部材のハードスタンプ副部材にもハードスタンプを作成する場合は、[ツール (&T)]>[ 詳細設定

]>[CNC] で XS_SECONDARY_PART_HARDSTAMP (p. 384) を TRUEに設定しま

す。

6.7 プレートのネスティング

Tekla Structures Plate Nestingを使うと、使用可能な板金からプ

レートをカットするための 適なパターンを取得できます。Tekla Structures Plate Nestingでは、DSTV NC ファイルからネスティング

タスクとネスティングレイアウトを作成します。これにより、[結果表示

] で表示できる DXF 図面が得られます。

インストール プレートのネスティングを実行するには、ネスティングプログラムTekla Structures Plate Nestingをインストールする必要がありま

す。このプログラムは、Tekla Structures インストール CD から[カスタム

] オプションでインストールできます。このプログラムを使用するには、別のパスワードが必要です。

フェーズ プレートのネスティングには、以下のフェーズがあります。

1. NC ファイルを作成する(「DSTV (p. 184)」を参照してください)。

2. ネスティングタスクを作成する (p. 196)

3. ネスティングタスクを編集する (p. 197)

4. ネスティングタスク (p. 200)

5. ネスティング結果を表示する (p. 200)

ネスティングタスクを作成する

まず 初に、ネスティングの対象となる部材の NC ファイルを作成する

必要があります。詳細については、「DSTV (p. 184)」を参照してください。

Tekla Structures では、プレートのハードスタンプは作成

されません。

196 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル CNC

Page 201: System 120 Jpn

その後、以下の操作を行います。

1. [ファイル ]-[CNC]-[ ネスティング (プレート )]-[DSTV to Task] をクリックして、[Tekla Structures Plate Nesting- DSTV2TASK] ダイアログボックスを表示します。

2. タスクグループの名前を入力します。

3. ネスティングに使用する NC ファイルを上側のリストから選択し、[Add] ボタンをクリックします。

4. [Start] ボタンをクリックします。

5. ...directory does not exist のメッセージが表示されます。これは、情報メッセージです。メッセージに対して[OK] ボタンをクリックしてください。

6. 部材のプレビューを表示するには、[Created Parts] リスト上で部材をハイライトします。

7. ダイアログボックスを閉じます。

選択した NC ファイルがネスティングタスクにグループ化されます。各

ネスティングタスクは、同じ材質厚と等級を持つ複数の部材で構成されます。

ネスティングタスクを編集する

プレートのネスティングの 2 番目のフェーズでは、製造情報またはネス

ティングタスクを設定します。

1. [ファイル ]-[CNC]-[ ネスティング (プレート )]-[Task の編集 ] を選択して[Tekla Structures Plate Nesting - TaskEdit] ダイアログボックスを表示します。

2. [Browse] ボタンをクリックしてネスティングタスクを選択します。

3. 付加的な製造情報を入力します。

4. 必要なストックを定義するには、[Define Stocks] ボタンをクリックします。詳細については、「ストックを定義する (p. 199)」を参照してください。

5. ネスティングタスクに含まれているプレートのプレビューを表示するには、[Define Parts] ボタンをクリックします。

6. 設定を保存するには、[Save] ボタンをクリックします。

7. タスクファイルが既に存在していることを示すメッセージが表示されたら、[Yes] ボタンをクリックします。[Save Task Information] ダイアログボックスが表示されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 197CNC

Page 202: System 120 Jpn

8. [OK] ボタンをクリックして、グループ内の他のタスクに対して選択した設定を保存します。

タスクプロパティ次の図は、ブリッジ幅と縁端クリアランスを示しています。

" ブリッジ幅 " では、工具のサイズに応じたネスティング部材間の切断ギャップを定義します。

" 縁端クリアランス " では、ストックシートの縁端の周囲にカットまたはクランプ用に残しておくクリアランスを定義します。

ブリッジ幅

ブリッジ幅

198 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル CNC

Page 203: System 120 Jpn

ストックを定義する

ネスティングタスクに使用するストックを定義する必要があります。ストックシート情報には、個々のストック、シートサイズ、および数量が含まれます。

1. [Define stock] ボタンをクリックして[Stock sheet specification] ダイアログボックスを表示します。

このダイアログボックスで、ストック数量などのストックシート情報を定義します。さらに、ストックのサイズの優先順位を設定する必要があります。

2. どのストックを使用するのかを定義するには、[Available Stocks] リストからストックを選択し、[Add] ボタンをクリックして[Stock

specification - Add] ダイアログボックスを表示します。

3. ストックプロパティを設定し、[OK] ボタンをクリックします。[Selected Stocks] リストにストックが表示されます。

4. 必要なストックを選択したら、[OK] ボタンをクリックして[TaskEdit]

ダイアログボックスに戻ります。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 199CNC

Page 204: System 120 Jpn

ストックプロパティストックに関して定義できるプロパティは、以下のとおりです。

• [Width] と [Length]

ストックシートの幅と長さです。インペリアル単位を使用している場合は、フィートとインチの両方を入力するか、インチだけを入力します。

• [Quantity] タスクに使用する特定のサイズのストックの数量です。ストックサイズごとに 9,999 枚までのストックを指定できます。

• [Stretchable] このオプションは、複数の部材をネスティングする場合に使用できます。リール式またはロール式のストックシートの場合は、すべての部材に も適切にフィットするようにシートの長さが伸張されます。

• [Priority] Tekla Structures Plate Nesting でストックシートを使用する順序を定義します。1が も高い優先順位を示し、99 が も低い優先順位を示します。

ネスティングタスク

タスクを作成してプレートを編集し終えたら、ネスティングプログラムを実行することができます。このフェーズでは、Tekla Structures Plate

Nesting を使用して、ストックシート上でプレートのレイアウトを 適化し、そのレイアウトを DXF ファイルに保存します。

1. [ファイル ]-[CNC]-[ ネスティング (プレート )]-[ ネスティング ] をクリックして[Tekla Structures Plate Nesting - Nest-PRO]ダイアログボックスを表示します。

2. ネスティングするタスクを選択し、[Add] ボタンをクリックします。

3. [Start] ボタンをクリックしてネスティング処理を開始します。

4. ネスティング処理が完了したら、ダイアログボックスを閉じます。

エラー Not all shapes are nested. Insufficient stock のメッセージが表示された場合は、使用可能なストックが十分ではなかったため、必要なストックを作成してネスティングを再実行する必要があります。

ネスティング結果を表示する

ネスティング処理の結果を表示するには、[結果表示 ] を使います。

200 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル CNC

Page 205: System 120 Jpn

1. [ファイル ]-[CNC]-[ ネスティング (プレート )]-[ 結果表示 ] をクリックして[DWG Viewer] ウィンドウを表示します。

2. [File]-[Open] をクリックします。

3. タスクファイルを選択し、[OK] ボタンをクリックします。

Ctrl キーを押しながらマウスのホイールを回すと、[結果

表示 ] ウィンドウをズームインまたはズームアウトすることができます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 201CNC

Page 206: System 120 Jpn

202 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル CNC

Page 207: System 120 Jpn

7 インポートとエクスポート

はじめに Tekla Structures には、モデルとモデル内の情報をインポートおよびエク

スポートするためのツールがいくつか用意されています。これらのツールを使うと、以下のことができます。

• 他のソフトウェアからデータをインポートし、そのデータを使ってモデルおよびレポートを作成することができます。

• Tekla Structures からデータをエクスポートし、製作情報シス

テムや構造解析プログラムで使用することができます。

この章の内容 この章では、データのインポート方法とエクスポート方法を説明すると共に、インポートおよびエクスポートに使用できるデータ形式とツールについて述べます。 初の節でインポートとエクスポートの基本概念を説明した後、インポートとエクスポートの詳細を 2 つの節に分けて述べ

ます。

前提となる基礎知識

Tekla Structures でのモデリングをある程度習得している必要があります。

項目 この章は、以下の節で構成されています。

• インポートとエクスポートの基本概念 (p. 204)• 変換ファイル (p. 207)• モデルをインポートする (p. 211)• ファイルをエクスポートする (p. 238)• 参照モデル (p. 264)• Tekla WebViewer (p. 267)

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 203インポートと エクスポート

Page 208: System 120 Jpn

7.1 インポートとエクスポートの基本概念

この節では、データのインポートとエクスポートの概要および基本手順を述べます。Tekla Structures で使用できる各種インポート / エクスポー

ト形式を示し、プロファイルおよび材質のインポートに使用できる変換ファイルについても説明します。

インポートとエクスポートの利用方法

Tekla Structures では、インポート機能とエクスポート機能を以下のよう

に利用できます。

• 他のソフトウェアで作成された 2D または 3D のモデルをインポート

し、Tekla Structures で詳細設計を行います。詳細設計が完成したら、

モデルをエクスポートして建築技師またはエンジニアに提出し、レビューを受けます。

• 解析と設計に使用する Tekla Structures モデルを(いくつかの形式で)

エクスポートします。その後、設計と解析の結果を Tekla Structuresモデルにインポートします。

• 製作フェーズ用のデータをエクスポートします。・ 自動切断機、自動中ぐり盤、および自動溶接機用の CNC

(Computer Numerical Control: コンピュータ数値制御)データをエクスポートできます。

・ 製作者がプロジェクトの進捗を管理できるように MIS(Manufacturing Information System: 製作情報システム)にデータを渡すことができます。

使用可能な形式

下の表は、Tekla Structures と代表的なソフトウェアの間でデータをイン

ポートおよびエクスポートするときに使用できるデータ形式の一覧です。

この表では、ソフトウェア名を一番左側の列(ソフトウェア)に示しています。DWG/DXF や FEM などの各種インポート / エクスポートツール

を左から 2 番目以降の列の見出し部分に示しており、各ソフトウェアと

各ツールの組み合わせで使用できるインポート / エクスポート形式

(Calma、XML、SDNF など)をソフトウェア名とツール名が交わる位置

のセルに示しています。

この一覧に含まれていないソフトウェアとの間でもデータを交換できることがあります。

204 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 209: System 120 Jpn

Tekla Structures へのインポート

インポートツール→

DWG/DXF

FEM CIMsteel CAD その他

ソフトウェア↓

ArchiCAD 2D, 3D XMLAutoCAD 2D, 3DBUS 2.5 BUSCadmatic 2D, 3DCalma CalmaFabTrol FabTrol

XML, SteelFab

FrameWorks SDNF DGN(参

照モデルとして)

GT Strudl CIS2 MicasPlusIFC schema edition

IFC2X, IFC2X2, IFC2X3 ( 参照モデ

ルとして)

MicasPlus MicasPlusMicroStation DGN(参

照モデルとして)

ModelDraftMultiframe 2D, 3DNastran STAADPDMS SDNFPDS DGN(参

照モデルとして)

Plantview PlantviewRAMSteel CIS2ROBOT CIS2RSTAB 2D, 3D DSTV STP

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 205インポートと エクスポート

Page 210: System 120 Jpn

Tekla Structures からのエクスポート

SACS SACS SDNFSDS/2 CIS2 SDNFSESAM SACSS-frame 2D, 3D S-frameSAP2000 SDNFSPACE GASS SDNFSpeedikon HLISTAAD 2D, 3D STAADSTAN/3D STAN/3DStruCad SDNFStructural for MicroStation TriForma

DGN(参

照モデルとして)

TriForma CIS2 (Design)

インポートツール→

DWG/DXF

FEM CIMsteel CAD その他

ソフト ウェア↓

ArchiCAD 2D, 3D XMLAutoCAD 2D, 3DCalma CalmaFabTrol CIS2

(Manufacturing)

MIS

EJE MISEPC MISEureka LPM CIS1 & 2FrameWorks CIS1 & 2 SDNF, PML 3D DGNGT Strudl STAAD

インポートツール→

DWG/DXF

FEM CIMsteel CAD その他

ソフトウェア↓

206 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 211: System 120 Jpn

7.2 変換ファイル

変換ファイルについて

変換ファイルでは、プロファイル名および材質名を Tekla Structures と他

のソフトウェアの間でマッピングします。変換ファイルは、各行の 1 番

目の列に Tekla Structures で使用されている名前を記述し、2 番目の列に

他のソフトウェアで使用されている名前を記述した単純なテキストファイルです。この 2 つの列は、スペースで区切ります。プロファイル変換

ファイルには、すべてのパラメトリックプロファイルを入力する必要があります。

IFC schema edition

IFC2X, IFC2X2, IFC2X3

MicroSAS MicroSASMicroStation 3D DGNModelDraft PMLMultiframe 2D, 3DNastran STAADPDMS SDNFPlantview PlantviewRSTAB 2D, 3D DSTVSCIA SCIASPACE GASS SDNFSpeedikon HLISTAAD 2D, 3D STAADSteel 2000 MISSteelcad 2D, 3D SDNFStruCad SDNFStructural for MicroStation TriForma

3D DGN

インポートツール→

DWG/DXF

FEM CIMsteel CAD その他

ソフト ウェア↓

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 207インポートと エクスポート

Page 212: System 120 Jpn

同じ変換ファイルをインポートとエクスポートの両方に使用できます。ほとんどのインポート / エクスポートツールでは、変換ファイルの保存

場所を指定できるようになっています。

• 変換ファイルのフィールドを空白のままにすると、起動バッチファイルの変数 XS_PROFDBで定義されている変換ファイル

が検索されます。

• 変換ファイル名をパスなしで入力すると、現在のモデルフォルダからファイルが検索されます。

Tekla Structures には、いくつかの変換ファイルが標準で用意されていま

すが、これらの他に独自の変換ファイルを作成できます。「変換ファイルを作成する (p. 209)」を参照してください。変換ファイルは、\countries\ 環境 \profil フォルダにあります。変換ファイルの拡張子は、常に cnv です。

ツインプロファイルを変換するTekla Structures には、ツインプロファイル変換ファイルも用意されてい

ます。ツインプロファイル変換ファイルは、プロファイル変換ファイルよりも前に読み込まれるので、インポートには元のモデルのプロファイルを含める必要があります。

ツインプロファイル変換ファイルは、プロファイルの頭文字(文字のみ)とプロファイル間の距離(mm 単位)をスペース文字で区切って記

述したテキストファイルです。指定された頭文字を持つプロファイルがすべてツインプロファイルに変換されます。

208 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 213: System 120 Jpn

変換ファイルを作成する

独自の変換ファイルを作成することもできます。

新しい変換ファイルを作成するには、次のようにします。

1. 任意のテキストエディタ(ワードパッドなど)で既存の変換ファイルを開きます。「変換ファイルの保存場所と検索 (p. 209)」を参照してください。

2. [名前を付けて保存] を使用し、ファイルに新しい名前を付けます。

3. ファイルを編集し、変換を定義する行を記述します。各行の 1 番目の列に Tekla Structures で認識されるプロファイル名を入力し、2番目の列に他のソフトウェアで認識される名前を入力してください。「変換ファイルのサンプル (p. 209)」を参照してください。

変換ファイルの保存場所と検索

標準変換ファイルは、現在使用している環境の profil フォルダ(例: \countries\usimp\profil)に置かれています。プロファイル変換ファイルは、以下の 2 つの場所から検索されます。

• 現在のモデルフォルダ• 起動バッチファイルの変数 XS_PROFDBで指定されているパス

変換ファイルのサンプル

ここでは、参考用に変換ファイルのサンプルを示します。

! Profile name conversion Tekla Structures -> PDS!! If Converted-name does not exist,! it will be the same as Tekla Structures-name.! Tekla Structures-name Converted-nameH100*50*5*7 H100X50H100*100*6*8 H100X100H125*60*6*8 H125X60H125*125*6.5*9 H125X125H148*100*6*9 H150X100H150*75*5*7 H150X75H150*150*7*10 H150X150

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 209インポートと エクスポート

Page 214: System 120 Jpn

トラブルシューティング

モデルのインポートに関して問題が生じた場合は、以下のことをチェックしてください。

• Tekla Structures ログファイルにエラーメッセージが書き込ま

れていないか。

• 入力ファイルが現在のモデルフォルダに保存されているか。

• 入力ファイルに空白の材質定義(" " - 引用符の間が空白)が

含まれていないか。

• 入力ファイル内のプロファイル位置文字列にスペース文字が含まれていないか("Hand Rail" や "Thread 13" など)。

例 エラーが含まれている入力ファイルとそれを修正した入力ファイルの例を以下に示します(修正箇所は太字で示されています)。

!! Profile Conversion File STAN3D -> Xsteel!!--- STAN3D's profile (comment field) to Catalogue Profile!! (Format)! Xsteel Profile Name (Tab/Space) STAN3D's Comment Field!!--- JIS Narrow Width HH150*75*5*7 H-150Å~75Å~5Å~7-8H175*90*5*8 H-175Å~90Å~5Å~8-8H200*100*5.5*8 H-200Å~100Å~5.5Å~8-8H250*125*6*9 H-250Å~125Å~6Å~9-8H300*150*6.5*9 H-300Å~150Å~6.5Å~9-13H350*175*7*11 H-350Å~175Å~7Å~11-13

エラーのある入力ファイル

00100782 4 0 2 "brace" "Tread 4" 1 "TREAD4.5" "" 0.000000 0 0 0.000000 1.000000 0.000000 16.250000 13.154267 3.857143 15.500000 13.154267 3.857143 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

210 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 215: System 120 Jpn

7.3 モデルをインポートする

ここでは、他のシステムで作成されたモデルを Tekla Structures にイン

ポートするための基本的な方法を説明します。また、インポートファイルに含める必要がある情報をインポートファイルのタイプごとに詳細に述べます。

修正した入力ファイル

00100782 4 0 2 "brace" "Tread_4" 1 "TREAD4.5" "A36" 0.000000 0 0 0.000000 1.000000 0.000000 16.250000 13.154267 3.857143 15.500000 13.154267 3.857143 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.000000 0.0000000 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0 0

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 211インポートと エクスポート

Page 216: System 120 Jpn

インポートツール

以下のツールを使うと、異なるタイプのファイルを Tekla Structures にイ

ンポートできます。

• DXF/DWG ファイルをインポートする (p. 218)• FEM インポート (p. 223)• CAD インポート (p. 221)• CIS インポート (p. 219)(CIMsteel)• Steelfab インポート (p. 235)• S-Frame インポート (p. 236)• MicasPlus インポート (p. 237)• Eureka LPM インポート (p. 237)• モデルダンプインポート (p. 229)• ASCII インポート (p. 230)• 属性インポート (p. 230)• Steelfab インポート (p. 235)• Fabtrol XML のインポート (p. 236)• S-Frame インポート (p. 236)• MicasPlus インポート (p. 237)• Eureka LPM インポート (p. 237)

モデルのインポートの概要

ここでは、モデルを Tekla Structures にインポートするための基本的な手

順を述べます。インポートタイプによって異なる情報については、該当する節を参照してください。「インポートツール (p. 212)」も参照してください。

モデルをインポートするには、次のようにします。

1. Tekla Structures を開いて新しいモデルを作成します。

2. [ファイル ]-[インポート ] をクリックします。

212 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 217: System 120 Jpn

3. [FEM]、[CIMSteel]、[CAD]、[その他 ] のいずれかのオプションを選択して[新規インポートモデル] ダイアログボックスを開きます。

4. [タイプ ] リストボックスからインポートタイプを選択します。「モデルを再インポートする (p. 216)」を参照してください。

5. インポートモデルの名前を[名前 ] フィールドに入力します。デフォルトの名前は、[import model] です。モデル名は、リビジョン管理に使用されます。詳細については、「リビジョン管理オプション (p. 217)」を参照してください。

6. [プロパティ ] ボタンをクリックし、選択したインポートファイルタイプに関する設定を定義するためのダイアログボックスを開きます。

7. [パラメータ ] タブで、ファイル名を[入力ファイル] フィールドに入力するか、ブラウズ([...])ボタンを使ってファイルのパスを設定します。

8. 特定の原点位置にファイルをインポートする場合は、原点フィールドに値を入力します。

9. [OK] ボタンをクリックして[新規インポートモデル] ダイアログボックスに戻ります。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 213インポートと エクスポート

Page 218: System 120 Jpn

インポートを完了するインポートを完了するには、次のようにします。

1. [OK] ボタンをクリックして[モデルをインポートする] ダイアログボックスを開きます。

2. インポートするモデルを選択します。

3. [インポート ] ボタンをクリックします。

214 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 219: System 120 Jpn

4. [インポートモデル情報] ダイアログボックスが表示されます。どのバージョンの部材をインポートするのかを選択します。

5. [すべて更新 ] ボタンをクリックします。

6. [今後のインポートのためにインポートモデルを保存しますか?] という確認メッセージが表示されたら、[はい ] ボタンをクリックします。

7. インポートモデルがモデルビューに表示されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 215インポートと エクスポート

Page 220: System 120 Jpn

モデルを再インポートする

モデルを再インポートする必要がある場合は、次のようにします。

「モデルのインポートの概要 (p. 212)」の手順 1. ~ 4. に従います。た

だし、[名前 ] フィールドには新しい名前を入力する必要があります。元のインポートと同じ名前を使用すると、[不正なインポートモデル名です。]

という警告メッセージが表示されます。この名前は、モデル内のリビジョンを追跡するために使用されます。「リビジョン管理オプション (p. 217)」も参照してください。

216 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 221: System 120 Jpn

リビジョン管理オプション変更されたオブジェクトをインポート時にどのように扱うかを指定できるように、以下のオプションが用意されています。

• 一番左側にある[前回のインポート] の列では、インポートするファイル内のオブジェクトと比較したモデル内のオブジェクトの状態を、[新規の ]、[変更された]、[削除された ]、[同一の]

の 4 つに分類しています。

• 見出し行の部分では、モデル内のオブジェクトと比較したインポートファイル内のオブジェクトの状態を、[モデル内にはな

い]、[異なった ]、[同一の] の 3 つに分類しています。

• [ モデルにはない ]、[異なった]、[同一の ] の各見出しの下にあるリストボックスで、変更されたオブジェクトをインポート時にどのように扱うかを指定します。選択できるオプションは、[実行しない ]、[コピーする]、[変更する ]、[削除する ] のいずれかです。

[削除する ] オプションでは、削除済みのオブジェクトがインポートモデルではなく、現在のモデルから削除されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 217インポートと エクスポート

Page 222: System 120 Jpn

インポートのレポートを作成する

インポートツールには、インポートのレポートを作成するためのオプションが用意されているものがあります。インポートのレポートは、デフォルトでは作成されません。レポートを作成する場合は、[レポート ]

タブで以下の情報を指定します。

DXF/DWG ファイルをインポートする

DWG/DXF インポートツールを使うと、3D モデルまたは 2D モデルが格

納された DXF ファイルまたは DWG ファイルをインポートできます。

ファイルを部材とプレートとしてインポートするか、参照線としてインポートすることができます。

DWG/DXF ファイルをインポートするには、[ファイル ]-[インポート ]-

[DWG/DXF] をクリックします。

インポートファイルに関して、以下の付加情報を含める必要があります。

• [ 作成 ]:・ [参照線 ]: 元のモデルの部材参照線を使用して部材をモ

デル内に表示します。・ [部材 ]: 元のモデルに含まれている完全な部材プロファ

イルを表示します。[梁プロファイル] フィールドと[板プロ

ファイル] フィールドのプロファイルサイズが適用されます。このオプションでは、パラメトリックプロファイルだけを使用できます。

• [2D インポートを使用する] チェックボックスをオンにすると、元のモデルの 2D 表現がインポートされます。[ 参照線 ] オプ

ションを使用している場合に役立ちます。モデルを 3D でイ

ンポートする場合は、[2Dインポートを使用する] チェックボックスをオフのままにしておきます。

フィールド 説明

[レポートを作成する]

[はい ] を選択すると、インポートしたモデルオブジェクトについてのレポートが作成されます。

[レポートを表示する]

[はい ] を選択すると、レポートファイルが[リスト

] ダイアログボックスに表示されます。

[レポートテンプレート]

レポートテンプレートのパスを直接入力するか、ブラウズ([...])ボタンを使って選択します。

[レポートファイル名]

レポートファイルのパスを直接入力するか、ブラウズ([...])ボタンを使って選択します。

218 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 223: System 120 Jpn

CIS インポート

モデルを Tekla Structures にインポートするための基本手順については、

「モデルのインポートの概要 (p. 212)」を参照してください。

[新規インポートモデル] ダイアログボックスの[タイプ ] リストボックスから[CIS DEP1 インポート] を選択します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 219インポートと エクスポート

Page 224: System 120 Jpn

[ パラメータ ] タブの以下のフィールドを通じて CIS 情報を指定し、ファ

イルをインポートします。

フィールド 説明

[CIS バージョン ] CIS のバージョンを選択します。

• [CIS/1]: CIM-steel LPM4DEP1 スキーマ宣

言と互換性のあるファイルをインポートします。

• [CIS/2]: CIM-steel CIS/2(STRUCTURAL_FRAME_SCHEMA)スキーマ

宣言と互換性のあるファイルをインポートします。

[複合要素 ] CIS ファイル内で単一の部材を構成している

複数の要素を Tekla Structures 内で結合して、

別の部材を形成させるかどうかを指定します。たとえば、CIS ファイル内の梁が複数の要素

に分割されている場合に[はい ] を選択すると、それらの要素が結合され、モデル内で 1つの梁を形成します。[いいえ] を選択すると、CIS ファイル内の梁の各要素がモデル内で個

別の梁を形成します。

[複合の際の 大長さ] [ 複合要素 ] リストボックスで [ はい ] を選択した

場合にのみ使用されるフィールドです。このフィールドでは、CIS ファイル内の要素を結

合するときの長さの上限を指定します。要素を結合した長さがこの値を下回る場合にのみ、要素が 1 つの部材として結合されます。

[オフセットを無視する]

CIS/1 および CIS/2 の解析モデルには、ノード

が梁の端点に完全に一致しないことを意味する部材オフセットが含まれていることがあります。[はい ](デフォルト)に設定すると、Tekla Structures 側で物理的部材の位置を決定

するときに、それらのオフセットが使用されます。[いいえ ] に設定すると、ノード位置に基づいて部材位置が決定されます。

力を無視する 力をインポートする方法を定義します。No に設定すると、Tekla Structures は力の 大許容

絶対値を部材の[せん断力 ]、[軸力 ]、[曲げモー

メント] ユーザー定義情報にインポートします。Yes に設定すると、Tekla Structures は力を

インポートしません。

220 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 225: System 120 Jpn

RAM、ETABS RAM または ETABS ソフトウェアとのインポート / エクスポートを行う

場合、材質変換ファイルで各 Tekla Structures 材質に対して 2 つの行を追

加する必要があります。1 つ目の行はエクスポート用、2 つ目の行がイ

ンポート用です。次に、Tekla Structures 材質 A36 用の見本行を示しま

す。

A36 S\MAT\ASTM\GRADE36\ASTM_A36\1994A36 steel_yield_strength_36.00

CAD インポート

CAD インポートツールでは、いくつかの異なる形式のモデルをイン

ポートできます。「CAD インポートのファイルタイプ (p. 222)」を参照してください。

このオプションを使用した場合にインポートできる部材の 大数は10,000 です。部材数がこの上限を超えていると、警告が表示され、モデ

ルのインポートが中止されます。

インポートの基本手順は「モデルのインポートの概要 (p. 212)」に述べたとおりですが、インポートファイルに関して、以下の情報を含める必要があります。

CAD 固有の情報[Plantview] タブを使って材質を選択します。

ログファイルを作成するCAD インポートでは、ログファイルを作成するオプションが[SDNF] タブ

に用意されています。インポートが失敗した場合は、ログファイルをチェックすると、失敗の原因を調べることができます。[ログファイルを作

成する]リストボックスに用意されているオプションは、以下のとおりです。

• [ 新規追加 ]: モデルをインポートするたびに、新しいログファ

イルが作成され、以前のログファイルが削除されます。

• [ 追加する ](デフォルト): 既存のログファイルの末尾にログ

情報を追加します。

また、ログファイルの表示に関して、以下のいずれかを選択できます。

• 外部ビューア(メモ帳など)で表示する。• 表示しない。• ダイアログボックスに表示する(ログファイル専用のリスト

ダイアログボックスが作成されます)。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 221インポートと エクスポート

Page 226: System 120 Jpn

CAD インポートのファイルタイプ

CAD インポートツールでは、以下のファイルタイプを Tekla Structuresにインポートできます。

SDNF 固有のオプションSDNF インポートに関するオプションは、[SDNF] タブに用意されていま

す。以下のオプションがあります。

オプション インポート元のソフトウェア

SDNF

Steel Detailing Neutral File の

略称

いくつかの異なる CAD システム。

「SDNF 固有のオプション (p. 222)」を参照してください。

Calma Calma プラント設計システム

HLI

High Level Interface の略称

IEZ AG Speedikon ソフトウェア

Plantview Plantview 設計システム

SDNF (PDMS)

Plant Design Management System の略称

Cadcentre 3D プラント設計ソフトウェ

XML ArchiCAD モデリングシステム

フィールド 説明

[Part] 頭マークと開始位置番号を入力します。下記の[位置番号タイプ] と関連します。

[カットとフィッティングを適用]

[はい ](デフォルト)に設定すると、インポートでカットとフィッティングが適用されます。

[オフセットを考慮する] [いいえ ](デフォルト)に設定すると、部材端点と同じ位置に部材作成点が配置されます。[はい ] に設定すると、オフセットが作成されます。

222 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 227: System 120 Jpn

FEM インポート

FEM(Finite Element Method: 有限要素法)インポートツールでは、複数

の形式がサポートされており、モデルインポート用のオプションがいくつか用意されています。モデルを Tekla Structures にインポートするため

の基本手順については、「モデルのインポートの概要 (p. 212)」を参照してください。

[新規インポートモデル] ダイアログボックスの[タイプ ] リストボックスから[FEM インポート ] を選択します。

[ログファイルを作成する] 現在のモデルフォルダにログファイルSDNF_import.log を作成します。「ログファイルを作成する (p. 221)」も参照してください。

[位置番号タイプ] SDNF ファイルには識別子が格納され

ています。これらの識別子は、部材のユーザー定義情報に含めるか、位置番号として使用することができます。次のオプションがあります。

• [ 部材 位置番号] 識別子を部材の位置番号として使用します。[Part] フィールドは、このオプションと併用しないでください。

• [ ユニバーサル ID] 識別子を部材のユーザー定義情報に含めます。

ユーザー定義情報を表示可能にするには、それらを objects.inp ファイルに追加する必要があります。objects.inp

ファイル内でユーザー定義情報を定義する方法の詳細については、「プロパティを追加する (p. 82)」を参照してください。

Tekla Structures 内の部材にはない情報をインポートした

い場合は、インポートする SDNF ファイル内で SDNF 拡

張行を使用し、Tekla Structures 内でユーザー定義情報

REVISION_NUMBERを使用することができます。

フィールド 説明

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 223インポートと エクスポート

Page 228: System 120 Jpn

FEM 固有の情報FEM インポートに関しては、以下の情報を含める必要があります。「FEM

インポートのファイルタイプ (p. 225)」も参照してください。

• [Part] では、モデルのインポートに使用する部材マークと開始

番号を入力します。

• [Assembly] では、モデルのインポートに使用する製品マークと

開始番号を入力します。

• FEM モデル内の複数の要素を Tekla Structures 内で 1 つの部材

として結合するには、[複合要素 ] を [はい ] に設定します。たとえば、FEM 内の梁が複数で構成されている場合に[はい ]

を選択すると、それらの要素が結合され、Tekla Structures モデル内で 1 つの梁を形成します。[いいえ ] に設定すると、

FEM モデル内の要素ごとに梁が 1 つずつ作成されます。

• [ 複合の際の 大長さ] では、部材に結合するときの長さの上限を指定します。要素を結合した長さがこの値を下回る場合にのみ、要素が 1 つの部材として結合されます。

224 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 229: System 120 Jpn

FEM インポートのファイルタイプ次の表を参照して、インポートするファイルのタイプを選択してください。

ファイルタイプ どの形式 / ソフトウェアで作成されたモデルのインポートに使用するか

詳細

DSTV

(Deutsche Stahlbau-Verband の略称)

DSTV 形式 DSTV ファイル (p. 226)

FEM インポートにおける降伏応力 (p. 229)

SACS SACS モデリング / 解析ソフトウェア

FEM インポートにおける降伏応力 (p. 229)

S-Frame S-Frame モデリング /解析ソフトウェア

S-Frame インポート (p. 236)

Monorail Monorail システム

Staad

(Structural Analysis And Design の略称)

STAAD モデリング / 解析ソフトウェア

STAAD ファイル (p. 227)

Stan 3d Stan 3d 解析ソフトウェ

Stan 3d ファイル (p. 228)

BUS BUS 2.5 解析ソフト

ウェア

BUS インポート (p. 228)

インポートしたモデルには、選択したタイプに関連するオプションだけが適用されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 225インポートと エクスポート

Page 230: System 120 Jpn

DSTV ファイル

この FEM インポートツールは、DTSV 形式でモデルをインポートしま

す。基本情報については、「FEM インポート (p. 223)」を参照してください。

ここで述べる内容は、[パラメータ ] タブで [DSTV] をインポートタイプとして選択した場合にのみ適用します。

• [DSTV] タブの [バージョン ] で、インポートする DSTV のバー

ジョンを選択します。

• インポートする DSTV ファイルに静的モデルと CAD モデル

の一方または両方が含まれている場合は、どのモデルをインポートするのかを選択できます。

[スタティック部材のインポート] で [はい ] を選択すると、静的モデルがインポートされます。

[その他の部材のインポート] で [はい ] を選択すると、CAD モデルがインポートされます。詳細については、「モデルダンプインポート (p. 229)」を参照してください。

DSTV についてDSTV には、3 つの異なるサブモデルタイプがあります。

• 静的モデル 一般データ(プロファイル、材質、基準線)と静的デー

タ(モデル、拘束物、結果)が格納されます。• CAD モデル 一般データ(プロファイル、材質、基準線)と CAD

データ(要素、偏心量)が格納されます。• NC3D モデル 一般データ(プロファイル、材質、基準線)、

CAD データ(要素、偏心量)、および施工データ(孔、ポリ

ゴン角処理)が格納されます。

サブモデルには、4 つの異なるデータレベルが含まれます。

DSTV ファイルの内容は、作成に使用したプログラムによって異なりま

す。たとえば、RSTAB 静的ソフトウェアで作成した DSTV ファイルに

は、静的モデルだけが格納されます。

静的データ 一般データ CAD データ 作図データ

静的モデル

CAD モデル

NC 3D モデル

226 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 231: System 120 Jpn

Tekla Structures では、静的モデル(CROSS_SECTION)、CAD モデル

(MEMBER_LOCATION)のどちらか一方がエクスポートされます。

STAAD ファイル

この FEM インポートツールは、STAAD モデリング / 解析システムから

鋼構造をインポートします。基本情報については、「FEM インポート (p. 223)」を参照してください。

ここで述べる内容は、[パラメータ ] タブで [Staad] をインポートタイプとして選択した場合にのみ適用します。

• [Staad] タブで、材質を直接入力するか、ブラウズ([...])ボタンを使って等級を選択します。

Tekla Structures でサポートされている STAAD テーブルタイプのスペッ

クは、以下のとおりです。

• ST(標準の組み込みテーブルから得られた単一の断面)

• ST PIPE(パラメトリック)

• ST TUBE(パラメトリック)

• RA(反転した Y_Z 軸を持つシングルアングル)

• D(ダブルチャンネル)

• LD(長脚、ダブルアングル)

• SD(短脚、ダブルアングル)

• TC(上面カバープレート付きの梁)

• BC(下面カバープレート付きの梁)

• TB(上下面カバープレート付きの梁)

上記のほか、タイプ CM および T、ユーザー定義の鋼テーブルタイプ

(UPT)、その他の非標準プロファイルも、プロファイル変換ファイルで

定義しておけばインポートが可能です。STAAD 名では、アンダースコ

ア文字を使用する必要があります(例: UPT_1_W10X49)。このイン

ポートルーチンでは、ツイン部材が自動的に変換されます。

Tekla Structures の STAAD インポートと互換性のある

STAAD 入力ファイルを作成するには、STAAD 側で、

[Joint coordinate format (Single)] オプションを使って入力ファイルを保存するオプションを選択します。これにより、座標を 1 行に 1 つずつ記述した入力ファイルが作成

されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 227インポートと エクスポート

Page 232: System 120 Jpn

Stan 3d ファイル

この FEM インポートツールは、STAN/3D 解析ソフトウェアから鋼構造

をインポートします。基本情報については、「FEM インポート (p. 223)」を参照してください。

[パラメータ ] タブで [STAN 3D] をインポートタイプとして選択した場合、次の情報を入力してください。

• STAN/3D モデルをインポートする前に、Tekla Structures 内で作業平

面の向きをグローバルに設定しておきます。• [ 変換 ] タブでプロファイル変換ファイル (prfexp_stan_3d.cnv)

を定義します。次の 2 つオプションを使用して、プロファイ

ル情報をマッピングできます。

・ 変換ファイルで断面名 (C1、FG、G1 など ) を Tekla Structures プロファイルにマッピングします。

・ STAN/3D モデルのコメントフィールドに完全プロファイル情報を入力します。次に、変換ファイルでコメントをTekla Structures にマッピングします。

• [ 部材 ] タブで、モデルのインポートに使用する部材マークと開始番号を入力します。

• Stan 3d タブで、Material フィールドにインポートしたすべての副部材の材質を入力します。

• インポートモデルの縮尺を指定します。Tekla Structures モデルと

STAN/3D モデルの両方でミリメートル単位が使用されている場合

は、縮尺を指定しなくても STAN/3D モデルをインポートできます。

STAN/3D ファイルがミリメートル単位の場合は、縮尺 "1" を入力し

ます。STAN/3D ファイルがメートル単位の場合は、縮尺 "1000" を入力します。

• インポートのデフォルトのマッピングは次のとおりです。 ・ STAN/3D Member Type = Tekla StructuresClass。・ STAN/3D Section Name = Tekla StructuresPrelim mark

ユーザー定義情報。• 該当する変換情報が見つからないためインポートされなかった部材

の数が、アプリケーションウィンドウに表示されます。

BUS インポート

この FEM インポートツールは、BUS2.5 解析ソフトウェア入力ファイル

Tekla Structures は 初にコメントフィールドの内容を確

認します。コメントフィールドが空または存在しない場合、Tekla Structures は断面データを使用します。

228 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 233: System 120 Jpn

から基本鋼構造をインポートします。基本情報については、「FEM インポート (p. 223)」を参照してください。

[パラメータ ] タブで、BUS インポートタイプを選択して、次の情報を入力します。

• [ 変換 ] タブで、プロファイルおよび材質変換ファイル名(prf_expbus.cnv および mat_expbus.cnv) を直接入力するか、ブラウズ

([...])ボタンを使ってファイルを選択します。

• [ パラメータ ] タブで、入力ファイル名および XYZ 値を直接入力する

か、ブラウズ([...])ボタンを使って選択します。

• [BUS] タブで、インポートする部材の位置番号、材質、名前、およびクラスを入力します。[梁上面をフロアーレベルに配置] を指定して、ガーダーおよび方持ちの位置を示します。オプション[はい ] を指定すると、すべての梁の上面を床に整列します。

FEM インポートにおける降伏応力

[ 標準降伏応力度 ] フィールドは、SACS インポートファイルに対して使用

されます。

[降伏応力が限度より小さい場合の標準材質] フィールドも SACS インポート

ファイルに対して使用されます。降伏応力が制限値を下回る場合に使用する材質を定義します。

• SACS または DSTV インポートファイルに対しては、[降伏応力

が限度以上の場合の標準材質] フィールドを使用します。SACS の

場合、このフィールドでは、降伏応力が制限値以上の場合に使用する材質を定義します。

• DSTV の場合は、インポートファイルに材質が含まれていな

ければ、ここで材質を入力できます。

モデルダンプインポート

モデルダンプインポートツールでは、モデルダンプの ASCII ファイルを

読み込んで、新しい Tekla Structures モデルを作成します。このモデルに

は、ビューと図面が含まれます。

どのような場合に使用するか

モデルに関して致命的な問題(例: モデルを保存できない、不要な部材

を削除できない)が生じた場合にモデルを復旧するには、モデルダンプが 1 つの手段となります。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 229インポートと エクスポート

Page 234: System 120 Jpn

手順 モデルダンプをインポートするには、次のようにします。

1. Tekla Structures を開いて新しいモデルを作成します。

2. モデルダンプファイルを新しいモデルフォルダ(例: model.dmp)にコピーします。

3. [ファイル ]-[インポート ]-[モデルダンプ ] をクリックします。

4. モデルを保存して閉じた後、モデルを開き直してチェックします。

「モデルダンプをエクスポートする (p. 263)」も参照してください。

ASCII インポート

このツールでは、ASCII 形式のモデルをインポートします(ASCII は、

American Standard Code for Infor-mation Interchange の略称)。プラント設計

システムには、ASCII ファイルをエクスポートするものがあります

(例: Mod-elDraft、PDS、PDMS)。

手順 ASCII モデルを開くには、次のようにします。

1. Tekla Structures 内で新規モデルを作成します。

2. 新しい 3D ビューを作成します。

3. ASCII ファイルをモデルフォルダにコピーします。

4. ファイルに import.asc という名前を付けます。

5. [ファイル ]-[インポート ]-[Ascii] を選択します。ASCII ファイルから作成された主要部材がモデル内に表示されます。

参照項目 オンラインヘルプの ASCII 形式の説明。

属性インポート

このツールは、ファイルからユーザー定義属性の値をインポートします。ファイルは、モデル部材や図面に関する情報、およびその属性値を格納します。属性インポートは、モデル内の関連する部材や図面のプロパティとして属性値を保存します。たとえば、モデルに製作済み、チェック済み製品の一覧をインポートできます。

モデルダンプは、新規作成したモデルにのみインポートできます。1 つのモデルにモデルダンプをインポートで

きるのは 1 回だけです。同じモデルダンプを複数の新規

モデルにインポートすることは可能です。

230 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 235: System 120 Jpn

手順 ユーザー定義情報をインポートするには、次の操作を行います。

1. ユーザー定義属性および値を格納したタブ区切りのテキストファイルを用意します。テキストファイルは、以下のいずれかになります。

・ 他のソフトウェアからエクスポート

・ 標準的なテキストエディタを使用して手動で作成

・ 部材の ID およびユーザー定義属性を含んだ簡単な Tekla Structures レポート。「入力ファイル形式 (p. 232)」を参照してください。

2. テキストファイルをモデルフォルダにコピーします。

3. [ファイル ]-[インポート ]-[属性 ] をクリックします。

4. ブラウズして、テキストファイルを[入力ファイル] フィールドに追加します。

Excel シートをタブ区切りテキストファイルとして保存す

るには、Excel の[名前を付けて保存] コマンドを使用しま

す。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 231インポートと エクスポート

Page 236: System 120 Jpn

5. 次に [情報の対象 ] を選択します。

6. [ログファイルを作成する] のオプションを選択します。

7. [ログファイルを表示する] のオプションを選択します。

8. [作成 ] をクリックしてファイルをインポートします。

入力ファイル形式次にインポートファイルの例を示します。タブ区切りのテキストファイルです。ユーザー定義フィールドが 1 行目に、2 行目以降に値が続きま

す。

オプション 説明

デフォルト Tekla Structures はモデルのすべての部材の中か

らインポートファイルに一致する部材に属性情報を与えます。

モデル全体

選択部材 Tekla Structures は選択中の部材の中からイン

ポートファイルに一致する部材に属性情報を与えます。

図面への属性インポートにはこのオプションを使えません。

オプション 説明

新規追加 現在のモデルフォルダに新しく「attribute_import.log」というファイルを作成します。既存のファイルはインポートすると上書きします。

追加する 既存の「attribute_import.log」ファイルにログ情

報を追加記述します。ファイルが既存しない場合にはファイルを作成します。

いいえ ログファイルを作成しません。

オプション 説明

いいえ ログファイルを表示しません。

ダイアログ上で

Tekla Structures のダイアログでログファイル内

容が表示されます。オブジェクトの ID 行にク

リックすると、そのオブジェクトはモデル上で選択され、ハイライトされます。

232 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 237: System 120 Jpn

入力ファイルの列の先頭行では、オブジェクトのプロパティ名およびユーザー定義属性のフィールド名を記述する必要があります。以下の行はオブジェクトのプロパティと属性の値を記述します。「部材の入力ファイル例 (p. 234)」を参照ください。

属性インポートの対象オブジェクトを特定する「キーフィールド」を少なくとも一つ定義する必要があります。キーフィールドは図面またはモデルオブジェクトのプロパティであり、これらを使って Tekla Structuresはインポート対象の部材を検索・特定します。

有効なキーフィールドを下記の表に示します:

属性インポートで利用できるユーザー定義属性は「import_macro_data_types.dat」で定 . で定義されている必

要があります。詳細については「データタイプ定義ファイル (p. 235) 」を参照ください。

識別子 例 属性の割当先

ID 131 131 の ID を持ったモデルオブ

ジェクト

ASSEMBLY_POSまたは MARK

A/3 「A/3」のマークを持った製品。

PHASE 2 「2」のフェーズ中の「A/3」の

マークを持った製品。

入力ファイルで ASSEMBLY_POSと合わせて利用する必要があります。

TYPE NAME A D4 「A」タイプ(製品)の図面で図

面名が「D4」の図面

入力ファイルで両方のキーフィールドを使用する必要があります。

行内で属性を与えない項目を設定するには、その値に「null」を記述する必要があります。空白にするとエラー

を起こします。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 233インポートと エクスポート

Page 238: System 120 Jpn

図面の入力ファイル例この入力ファイルでは TYPEと NAMEがキーフィールドになります。

TYPEおよびNAMEカラムにリストされた値と一致する図面のユーザー定義

情報「ユーザー情報 4」の値が DRAWING_USER_FIELD_4の列の値に設定

されます

たとえば、TYPE A (製品図)と NAME B.2 のある図面の「ユーザー情報

4」は値が 4 になります。

部材の入力ファイル例このファイルでは「ASSEMBLY_POS 」および「PHASE」がキーフィール

ドになっています。ファイル内のキーフィールドに一致する製品にいくつかのユーザー定義属性を設定します。たとえば、フェーズ「1」内の

製品で ASSEMBLY_POS ( 製品マーク ) が「B5」の製品に下記のユーザー

定義属性が設定されます:

• STATUS: 3• USER_PHASE: 6• USER_ISSUE: 3/25/2003

上記の例では、B1 に対する重複した情報が記述されています。この酔

うなケースではログファイルに「Duplicate entry in input file」と出力し、一回目のユーザー定義属性を優先し、後の定義を無視します。今回の例では、インポート後 B1 の製品は下記の属性を持つようになります:

• STATUS: 7• USER_PHASE: 3• USER_ISSUE: 3/25/2003

attributes.txt

TYPE NAME DRAWING_USERFIELD_4A B.1 3A B.2 4A C.1 1A C.2 2

attributes.txt

ASSEMBLY_POS PHASE STATUS USER_PHASE USER_ISSUEB1 1 7 3 3/25/2003B2 1 7 3 3/25/2003B3 1 7 3 3/25/2003B4 1 7 5 3/25/2003B5 1 3 6 3/25/2003B1 1 3 5 3/26/2003B2 2 3 4 3/26/2003

234 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 239: System 120 Jpn

データタイプ定義ファイル「..\environments\*your environment*\system\import_macro_data_types.dat」のファイルはテキストファイルで簡単に新しいユーザー定義属性を追加することができます。

通常のテキストエディタで編集できます。以下の操作が可能です:

• キーフィールド以外のユーザー定義属性を編集・変更できます• 新しいユーザー定義属性を「STRING」(文字列)、「INT」(整

数)、「FLOAT」(小数点数値)および「DATE」(日付)の変数

を追加することができます。

ファイル形式は以下の列で構成され、各列の情報をコンマまたはタブで区切ります:

VARIABLE_NAME, VARIABLE_TYPE, CONVERSION_FACTOR, COMMENT

「//」で始まる行はコメント行となり、無視されます。以下は

「import_macro_data_types.dat」の一部のサンプルを示します。

Steelfab インポート

モデルを Tekla Structures にインポートするための基本手順については、

「モデルのインポートの概要 (p. 212)」を参照してください。

Tekla Structures ではフィート・インチ単位をメートル法

に変換する場合「CONVERSION_FACTOR」を使用します。

この変換係数はフィート • インチ環境のみで利用されま

す。

新しい属性を追加する場合では、変換による誤差を避けるためには特に「FLOAT」変数の変換係数を確認するこ

とをお勧めします。

属性名 属性タイプ 変換係数 コメント

コメント行

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 235インポートと エクスポート

Page 240: System 120 Jpn

[ 新規インポートモデル] ダイアログボックスの[タイプ ] リストボックスから[SteelFab/SCIA Import] を選択します。

Steelfab 固有の情報[SteelFab/SCIA import] ダイアログボックスで、以下のフィールドを設定します。

• 溶接がモデルに取り込まれるように[溶接をインポートする] を [

はい ] に設定します。

• 孔がモデルに取り込まれるように[ボルト孔をインポートする] を[はい ] に設定します。

• インポートファイルのパス、ファイル名、およびファイル拡張子を[入力ファイル] フィールドに入力します。空白にすると、現在のモデルフォルダから検索されます。

Fabtrol XML のインポート

部材の製作ステータス情報を、Fabtrol XML ファイルから Tekla Structuresモデルにインポートするには

1. [ファイル ]>[インポート ] をクリックします。

2. [FEM]、[CIMSteel]、[CAD]、[その他 ] のいずれかのオプションを選択して、[新規インポートモデル] ダイアログ ボックスを開きます。

3. [タイプ ] リストボックスから[Fabtrol XML のインポート ] を選択し、[プ

ロパティ ] ボタンをクリックして[Fabtrol XML import (17)] ダイアログボックスを開きます。

4. ブラウズ([...])ボタンをクリックして、[入力ファイル] フィールドのファイルを指定します。

5. [OK] をクリックしてステータス情報をインポートします。

S-Frame インポート

FASTSOLVE プログラムスイートで作成されたモデルをインポートして、

Tekla Structures 内で詳細設計を行うことができます。

モデルを Tekla Structures にインポートするための基本手順については、

「モデルのインポートの概要 (p. 212)」を参照してください。

[新規インポートモデル] ダイアログボックスの[タイプ ] リストボックスから[Import SFrame] を選択します。

236 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 241: System 120 Jpn

S-Frame インポートについてS-Frame モデルは解析用モデルなので、正確な Tekla Structures モデルを

作成するために必要な情報(特に、部材の位置に関する情報)がすべて格納されているとは限りません。詳細設計を開始する前に、インポートしたモデルを綿密にチェックしてください。

MicasPlus インポート

モデルを Tekla Structures にインポートするための基本手順については、

「モデルのインポートの概要 (p. 212)」を参照してください。

[新規インポートモデル] ダイアログボックスの[タイプ ] リストボックスから[Import MicasPlus] を選択します。

MicasPlus 固有の情報[Import MicasPlus] ダイアログボックスの [ 部材 回転 ] リストボックスから[

前方 ] または [上部 ] を選択します。

Eureka LPM インポート

Eureka LPM(Logical Product Model)モデルでは、CIMsteel(Computer Integrated Manufacturing)データ交換形式が使用されます。

モデルを Tekla Structures にインポートするための基本手順については、

「モデルのインポートの概要 (p. 212)」を参照してください。

[新規インポートモデル] ダイアログボックスの[タイプ ] リストボックスから[Import Eureka LPM] を選択します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 237インポートと エクスポート

Page 242: System 120 Jpn

7.4 ファイルをエクスポートする

Tekla Structures では、モデルをいくつかの形式でエクスポートします。

ここでは、Tekla Structures からモデルと図面をエクスポートする方法に

ついて説明します。ほとんどのエクスポートツールは、プルダウンメニューの[ファイル]-[ エクスポート] から起動できます。

また、[図面 ]-[図面リスト ] をクリックすると、図面リストから図面をエクスポートできます。

また、[ファイル ]-[ウェブページとして出力] コマンドを使うと、Web ペー

ジにエクスポートすることができます。こうしてエクスポートしたモデルは、インターネット経由でアクセスしたユーザーが Web ブラウザ上で

表示することができます。詳細については、「Tekla WebViewer (p. 267)」を参照してください。

238 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 243: System 120 Jpn

3D DWG/DXF をエクスポートする

モデルを他のモデリングプログラムや解析プログラムで使用したい場合は、モデルを 3D DWG/DXF ファイルタイプにエクスポートすることが

できます。デフォルトでは、現在のモデルフォルダに model.dwg ファイルが作成されます。

3D DWG/DXF エクスポートファイルを作成するには、次のようにしま

す。

1. Tekla Structures モデルを開きます。

2. [ファイル ]-[エクスポート ]-[3D DWG] をクリックして、次のダイアログボックスを開きます。

3. エクスポートオプションを必要に応じて変更します。

4. デフォルトのファイル名をそのまま使用するか、[ブラウズ ] ボタンを使って他のファイルを指定します。

5. エクスポートの形式(DWG または DXF)を選択します。

6. モデルをエクスポートするには、次のいずれかをクリックします。

・ [全部材 ]: モデル全体をエクスポートします。・ [選択部材 ]: 選択した部材をモデルからエクスポートしま

す。

7. エクスポートファイルが現在のモデルフォルダに作成されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 239インポートと エクスポート

Page 244: System 120 Jpn

Export asそのリストボックスから、次のオプションを使用できます。

[ 面 ] のオプションを使うと、部材とボルトをエクスポートするときの

精度の設定を変更できます。また、カットおよび穴カットをエクスポートするかどうかを選択できます。

エクスポート形式 説明

面 部材を面としてエクスポートします。

線 部材の形状を線としてエクスポートします。

中心線 部材を、プロファイル断面の中心に位置する線としてエクスポートします。解析ソフトウェアにエクスポートする場合に便利です。

参照線 部材を、作成点の間に引かれた参照直線としてエクスポートします。解析ソフトウェアにエクスポートする場合に便利です。

3D DWG または DXF を[面 ] としてエクスポートする

と、より多くのメモリが使用され、少し時間がかかることがありますが、結果はより優れたものになります。

モデルが大きい場合や、使用できるメモリが少ない場合、[エクスポート形式] - [ 参照線 ] オプションの方が処理が速

く、結果のファイルサイズも小さくなります。

フィールド オプション 説明

[部材表示 ] [普通 ]

[正確 ] プロファイル断面のポリゴン角処理もエクスポートします。

[ボルト表示 ] [正確 ] ワッシャーを含めたボルトセット全体をエクスポートします。

[普通 ] ボルトとナットだけをエクスポートします。

[なし ] ボルトをエクスポートしません。

[カット ] [はい ] カットをエクスポートします。

[穴カット ] [はい ] カット内の半径指定されたコーナーをエクスポートします。

240 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 245: System 120 Jpn

上記のどのオプションを選択しても、ボルト孔はエクスポートされません。曲線梁と折梁は、それぞれが単一の連続した梁としてエクスポートされます。曲線梁のセグメント数は、曲線梁プロパティで定義されているとおりになります。

各部材の ID は情報としてエクスポートされ、各部材のエクスポート

ファイルに書き込まれます。

モデルを解析ソフトウェアで使用できるように[線 ] オプションを使ってモデルをエクスポートすることもできます。

3D DGN をエクスポートする

3D DGN エクスポートツールでは、現在のモデルフォルダ内に model.dgn

ファイルを作成します。このファイルは、他のモデリングシステムにインポートすることができます。

3D DGN ファイルをエクスポートするには、次のようにします。

1. Tekla Structures モデルを開きます。

2. モデルからエクスポートするオブジェクトを選択します。

3. [ファイル ] > [エクスポート ] > [3D DGN...] をクリックして[3D DGN エク

スポート ] ダイアログボックスを開きます。

設定 次の変数を使用して DGN エクスポートの制御を行えます。

• XS_DGN_EXPORT_PART_AS (p. 312) • XS_EXPORT_DGN_COORDINATE_SCALE (p. 336) • XS_EXPORT_DGN_FILENAME (p. 336) • XS_EXPORT_DGN_INCLUDE_CUTS (p. 336) • XS_EXPORT_DGN_INCLUDE_INNER_CONTOUR (p. 336)

エクスポートファイルの名前を入力するか、[ブラウズ

...] をクリックし

[全部材 ] または [選択部材 ] を選択して部材をエクスポートします。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 241インポートと エクスポート

Page 246: System 120 Jpn

図面をエクスポートする

Tekla Structures 図面を DXF ファイルまたは DWG ファイルとしてエクス

ポートするには、次のようにします。

1. [図面 ]-[図面リスト ] をクリックします。

2. リストから図面を選択します。

3. 右クリックでポップアップメニューを表示し、[エクスポート] を選択します。[図面のエクスポート] ダイアログボックスが表示されます。

4. ファイル名を入力します。

5. ファイルタイプとして[DXF] または [DWG] を選択します。

6. [エクスポート ] ボタンをクリックします。

レイヤ異なる図面オブジェクトが所属しているレイヤを指定したい場合は、[

設定 ] ボタンをクリックします。[図面エクスポートのレイヤ] ダイアログボックスが表示されます。

エクスポートファイルにすべてのレイヤを含めます。

異なるレイヤに含まれた各オブジェクトに異なる色が設定されます。

242 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 247: System 120 Jpn

ルールをリスト内で上下に移動するには、右クリックでポップアップメニューを表示し、[上に移動] または[下に移動] を選択します。一番下にある[その他のオブジェクト] ルールは移動できません。他のどのルールにも一致しないエクスポートオブジェクトに対して、このルールが適用されます。

レイヤの変更 レイヤを変更するには、次のようにします。

1. レイヤ項目を右クリックし、[レイヤの選択] を選択します。[レイヤの

選択] ダイアログボックスが表示されます。

2. 目的のレイヤを選択します。

3. [OK] ボタンをクリックします。

設定のコピー レイヤの設定を他のプロジェクトにコピーするには、次のようにします。

1. 一番上のフィールドに名前を入力します。

2. [名前を付けて保存] ボタンをクリックします。

3. *.ldb ファイルを現在のモデルフォルダから企業フォルダまたはプロジェクトフォルダにコピーします。「フォルダの検索順 (p. 74)」も参照してください。

レイヤ名

図面オブジェクトを定義するルール

使用可能なレイヤを表示

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 243インポートと エクスポート

Page 248: System 120 Jpn

FEM をエクスポートする

FEM(Finite Element Method: 有限要素法)エクスポートツールでモデルを

エクスポートするときには、オプションがいくつかあります。

FEM エクスポートを作成するには、次のようにします。

1. Tekla Structures モデルを開きます。

2. [ファイル ]-[エクスポート ]-[FEM] をクリックします。[FEM エクスポート]

ダイアログボックスが表示されます。

3. [変換 ] タブをクリックし、必要な変換ファイルのパスを入力します。変換ファイルの詳細については、「変換ファイル (p. 207)」を参照してください。

4. [パラメータ ] タブをクリックします。

5. [出力ファイル ] フィールドで、デフォルトの出力ファイルをそのまま使用するか、ブラウズ([...])ボタンを使って他の出力ファイルを選択します。

6. 出力ファイルのタイプを選択します。

・ DSTV ・ MicroSAS ・ Staad

7. モデルからエクスポートする部材を選択します。

8. [既定値に設定 ] ボタンをクリックし、[作成 ] ボタンをクリックします。

エクスポートファイルが現在のモデルフォルダに作成されます。

244 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 249: System 120 Jpn

セグメントを結合する(ミクロ SAS)[ 分割要素 (ミクロ SAS) を結合 ] オプションを使うと、複数の部材を結合し、1 つの部材としてエクスポートモデルに含めることができます。

たとえば、梁を複数の要素に分割している場合に[はい] を選択すると、それらの要素を 1 つの部材に結合してモデルをエクスポートすることが

できます。[いいえ] を選択すると、モデルに含まれている梁の各要素が個別の梁を形成するようにエクスポートされます。

STAAD[Staad] タブに用意されているオプションは、FEM エクスポートでファイ

ルタイプとして[Staad] を選択した場合にのみ適用します。

[可能な場合にパラメトリックプロファイルを使用] では、プロファイル PL、P、D、PD、および SPD を Staad にどのようにエクスポートするのかを定義

します。[はい ] を選択すると、STAAD がプロファイルを正確に識別で

きるように、プロファイルがパラメトリック形状としてエクスポートされます。[いいえ ] を選択すると、すべてのプロファイルが STAAD の標

準形状としてエクスポートされます。

例 プレート PL10*200 の場合の例

• パラメトリック形状としてエクスポート([はい ])13 PRI YD 200.000000 ZD 10.000000

• 標準形状としてエクスポート([いいえ])13 TABLE ST PL10*200

[Staad] タブでプロファイルを定義しないと、プロファイルを識別できないため、エクスポートが行われません。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 245インポートと エクスポート

Page 250: System 120 Jpn

DSTV [DSTV] タブに用意されているオプションは、FEM エクスポートでファイ

ルタイプとして DSTV を選択した場合にのみ適用します。

エクスポートする DSTV のバージョンを選択します。

エレメント参照 Tekla Structures では、静的モデル(CROSS_SECTION)、CAD モデル

(MEMBER_LOCATION)のどちらか一方がエクスポートされます。

DSTV エンティティの一覧を下に示します。アスタリスク(*)の付い

たものが Tekla Structures でサポートされています。詳細については、

DSTV 規格『Stahlbau - Teil 1. Marz 2000』を参照してください。

静的データ:

• vertex(頂点)*• polyline(ポリライン)

• substructure(サブ構造)*• node(ノード)*• element(要素)*• element_eccentricity(要素偏心量)*• raster(ラスター)

• boundary_condition(境界条件)

• elastic_support(弾性支持)

• nodal_reaction(接点反力)

• element_reaction(要素反力)

一般データ:

• material(材質)*• cross_section(断面)*

246 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 251: System 120 Jpn

CAD データ:

• member(部材)*• member_location(部材位置)*• 施工データ: • cutout(カットアウト)

• hole(孔)

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 247インポートと エクスポート

Page 252: System 120 Jpn

CIMsteel をエクスポートする

CIMsteel モデルをエクスポートするときは、以下のオプションがありま

す。

• 解析モデル (p. 248)• 製作モデル (p. 250)

解析モデルCIMsteel 解析モデルをエクスポートするには、次のようにします。

1. Tekla Structures モデルを開きます。

2. エクスポートファイルに図面や NC ファイルに関する情報を含める場合、次の操作を行います。

・ 必要な図面をモデルフォルダに dwg 形式でエクスポートまたはプロットします。「図面をエクスポートする (p. 242)」または「ファイルに出力」を参照してください。

・ 単品図を作成して、拡張子 .nc1 の NC ファイルを作成します。「DSTV (p. 184)」を参照してください。

[CIS バージョン] オプションを使って、CIS(CIMsteel Intergration Standard)のバージョンを選択します。

・ [CIS/1]: CIMsteel LPM4DEP1 スキーマ宣言と互換性のある

248 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 253: System 120 Jpn

ファイルを生成します。・ [CIS/2]: [CIMSteel CIS/2](STRUCTURAL_FRAME_SCHEMA)ス

キーマ宣言と互換性のあるファイルを生成します。

3. [ステップファイル] フィールドにエクスポートファイルのパスと名前を入力するか、デフォルトの設定をそのまま使用します。パスを指定しなければ、現在のモデルフォルダにエクスポートファイルが作成されます。

4. エクスポートファイルの作成者を識別する必要がある場合は、作成者名と組織名を入力します。

5. [特性 ] フィールドで以下のいずれかのオプションを選択して、どの世界地域の標準をエクスポートに適用するのかを指定します。

・ [イギリス ] ・ [ヨーロッパ ] ・ [アメリカ ]

6. 単位として [metric] と [imperial] のいずれかを選択します。

7. Tekla Structures 内の原点に基づいて、エクスポートモデルの原点値を入力します。

8. Tekla Structures モデル内の単一の部材を複数に分割して CIMsteelモデルにエクスポートするには、[分割要素 ] を [はい ] に設定します。

たとえば、モデル内で 1 つの梁の中央と両端に合計 3 つの柱が接続されている場合に[はい ] を選択すると、梁が 2 つの均等な要素に分割されて CIMsteel モデルにエクスポートされます。[いいえ] を選択すると、1 つの梁、単一の直線要素、および両端の 2 つのノードがCIMsteel モデルにエクスポートされます。

9. モデルからエクスポートする部材を選択し、[既定値に設定] ボタンと[作成 ] ボタンをクリックします。

10. エクスポートに NC ファイル情報を含めるには、[NC ファイルを含む] をはいに設定して、NC ファイルが格納されているフォルダへのパス (現在のモデルフォルダから相対的なパス ) を指定します。

[imperial] は、CIS/2 の場合にのみ選択できます。CIS/1は、常にメートル単位でエクスポートされます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 249インポートと エクスポート

Page 254: System 120 Jpn

製作モデルCIS2 CIMsteel 製作モデルエクスポートするには、次のようにします。

1. Tekla Structures モデルを開きます。

2. [ファイル ]-[エクスポート ]-[CIMSteel]-[ 製作モデル ] をクリックし、製作と組立に必要な部材をすべて含むモデルをエクスポートします。

3. [パラメータ ] タブをクリックします。

4. エクスポートファイルの名前を [出力ファイル ] フィールドに入力します。ファイル拡張子は stp です。

5. [ 単位 ] を [metric] または [imperial] に設定します(CIS/2 形式の場合のみ選択可能)。

6. 必要に応じて、構造物の名前を [構造名 ] フィールドに入力します。

7. プロファイル変換ファイルのパスを入力します。詳細については、「CIMsteel に関する詳細説明 (p. 251)」を参照してください。

8. 材質変換ファイルのパスを入力します。詳細については、「材質の変換 (p. 252)」を参照してください。

単位として[imperial] を選択すると、ナット、ボルト、およびワッシャーの呼び寸法がすべてインチ単位の分数表記で書き込まれます。

250 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 255: System 120 Jpn

9. [プロファイル ] タブをクリックして、規準に関する情報を入力します。

10. モデルからエクスポートする部材を選択します。

11. 内部 ID 番号の代わりにグローバル一意 ID をエクスポートするには、[グローバルユニークIDでの出力] で [はい ] を選択します。

12. [既定値に設定 ] ボタンをクリックし、[作成 ] ボタンをクリックします。現在のモデルフォルダにエクスポートファイルが作成されます。

CIMsteel に関する詳細説明プロファイルの変換

次の例は、プロファイル変換ファイル prfexp_cis.cnv の一部を示しています。

Converted-name では、以下の値を円記号(\)で区切って記述します。

• S(固定値)

• SECT(固定値)

• 規準制定団体の名称• プロファイル形状の規準名• 規準の名称• 規準の制定年

該当するプロファイルタイプが変換ファイルに含まれていなければ、プロファイルの Tekla Structures 名が使用されます。さらに、規準制定団体

名、規準名、規準の制定年についても、省略した場合は、[プロファイル]

タブの[規準制定団体 ]、[規準名 ]、および[制定年 ] のデフォルト値が使用されます。

プロファイル変換ファイルと材質変換ファイルのパスを空白のままにすると、現在のプロファイルフォルダ内の変換ファイルが変換に使用されます。

! US Imperial Flavor! Profile name conversion Tekla Structures -> CIS! ! If Converted-name does not exist, it will be! the same as Tekla Structures-name.

! Tekla Structures-name Converted-name

!! American Sections - Imperial

! W - Wide Flange BeamsW44X335 S\SECT\US\W44X335\ASTM_A6\1994W44X290 S\SECT\US\W44X290\ASTM_A6\1994W44X262 S\SECT\US\W44X262\ASTM_A6\1994

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 251インポートと エクスポート

Page 256: System 120 Jpn

材質の変換 次の例は、材質変換ファイル matexp_cis.cnv の一部を示しています。

Converted-name では、以下の値を円記号(\)で区切って記述します。

• S(固定値)

• MAT(固定値)

• 規準制定団体の名称• 材質の規準名• 規準の名称• 規準の制定年

Converted-name では、ボルト、ナット、およびワッシャーに関して、以下の値を 2 つのコロン(::)で区切って記述します。

• 規準制定団体の名称• 規準の名称• 規準の制定年• ボルト、ワッシャー、ナットの規準名

ボルト、ワッシャー、およびナットの Tekla Structures 名は、締め金具標

準、締め金具タイプ、およびサイズから生成されます。

該当するプロファイル名が変換ファイルに含まれていなければ、材質の名前が使用されます。

! US Imperial Flavor! Material name conversion Tekla Structures -> CIS! ! If Converted-name does not exist, it will be ! the same as Tekla Structures-name.

! Tekla Structures-name Converted-name

# Carbon Structural Steel (ASTM_A36\1994)GRADE32 S\MAT\US\GRADE32\ASTM_A36-94\1994GRADE36 S\MAT\US\GRADE36\ASTM_A36-94\1994#High Strength Carbon Manganese Steel (ASTM_A529\1994GRADE42S\MAT\US\GRADE42\ASTM_A529-94A\1994)

252 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 257: System 120 Jpn

材質、ボルト、ナット、およびワッシャーについては、[材質 ] タブおよび[ボルト ] タブにある、以下のフィールドからデフォルト値が取得されます。

CAD をエクスポートする

CAD モデルは、いくつかの形式でエクスポートできます。CAD モデル

をエクスポートするには、次のようにします。

1. Tekla Structures モデルを開きます。

2. [ファイル ]-[エクスポート ]-[CAD] をクリックして[CAD エクスポート] ダイアログボックスを開きます。

3. [変換 ] タブをクリックし、必要な変換ファイルのパスを入力します。変換ファイルの詳細については、「変換ファイル (p. 207)」を参照してください。

フィールド 説明

規準制定団体 規準を発行した制定団体。

このフィールドが空白の場合は、CIS/2

ファイルに空のエントリ("")が挿入さ

れます。

規準名 規準の名前または番号。

このフィールドが空白の場合は、CIS/2

ファイルに空のエントリ("")が挿入さ

れます。

制定年 規準が制定された年。

このフィールドが空白の場合は、デフォルト値として 1999 が使用されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 253インポートと エクスポート

Page 258: System 120 Jpn

4. [パラメータ ] タブをクリックします。

5. [ 出力ファイル ] フィールドで、デフォルトの出力ファイルをそのまま使用するか、ブラウズ([...])ボタンを使って他の出力ファイルを選択します。

6. [タイプ ] リストボックスから出力形式を選択します。

形式 説明

PML [PML] を選択すると、Intergraph の Parametric Modeling Language 形式でファイルをエクスポートできます。

PML エクスポートは、各種 Intergraph システムへの

エクスポートに使用できます。

HLI [HLI](High Level Interface)を選択すると、IEZ AGの Speedikon ソフトウェアにデータをエクスポート

できます。

SCIA [SCIA] を選択すると、SteelFab インターフェイスに

データをエクスポートできます。

Calma [Calma] を選択すると、Calma プラント設計システム

にデータをエクスポートできます。

SDNF [SDNF](Steel Detailing Neutral File)を選択すると、複

数の異なる CAD システムにモデルをエクスポート

できます。

PDMS [PDMS](Plant Design Management System)を選択する

と、Cadcentre 社の 3D プラント設計ソフトウェアで

使用するためのモデルをエクスポートできます。詳細については、「PDMS (p. 257)」を参照してください。

254 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 259: System 120 Jpn

7. [ 原点 X]、[原点 Y]、[ 原点 Z] の各フィールドを使って、エクスポートモデルの原点を指定します。

8. モデルからエクスポートする部材を選択します。

9. [既定値 ] ボタンをクリックし、[作成 ] ボタンをクリックします。

エクスポートファイルが現在のモデルフォルダに作成されます。

PMLPML 出力形式を使用する場合は、[PML] タブで以下の設定を行います。

• エクスポートモデルの単位を選択します。• [ カット部材をエクスポートする] で、カットをエクスポートに含

めるかどうかを選択します。[はい ] を選択すると、部材カットがエクスポートされます。

PML エクスポートは、以下の変数で制御されます。

• PML_ASSEMBLY_MARKS_IN_USE (p. 372)• PML_CARDINAL_POINT_NOT_IN_USE (p. 372)

SDNF (PDMS) [SDNF (PDMS)] を選択すると、[SDNF] リンクを経由して[PDMS] に情報をエクスポートできます。Tekla Structures では、通常、部材クラス属性の[仕上げ]

フィールドの情報を書き込むようになっていますが、[SDNF] エクスポートの場合はクラス情報が無視されます。

XML [XML] を選択すると、ArchiCAD モデリングシステム

に情報をエクスポートできます。このエクスポートには、以下の制限があります。

• 変換ファイルは使用されません。• 孔、ボルト、および溶接はエクスポートされま

せん。

Tekla Structures から PML 形式を使って他のソフトウェア

にモデルをエクスポートする場合は、変換ファイルにTekla Structures プロファイル名を入力します。これによ

り、エクスポート先のソフトウェアで部材がプレートではなく梁と柱として認識されるようになり、エクスポートファイルのサイズが小さくなります。

形式 説明

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 255インポートと エクスポート

Page 260: System 120 Jpn

SDNF出力形式として[SDNF]、[SDNF(PDMS)]、または[PDMS] を使用する場合は、[SDNF] タブで以下の設定を行います。

• [PDMS フェイズオフセット ] で、エクスポートする部材の

フェーズオフセットを定義します。たとえば、Tekla Structuresモデルの 初のフェーズが 1 の場合にフェーズオフセットと

して "10" を入力すると、他のソフトウェアにエクスポートし

た Tekla Structures 部材のフェーズは 11 から開始することにな

ります。

• 修正(リビジョン)番号を必要に応じて入力します。リビジョン番号は、モデルのユーザー定義情報(REVISION_NUMBER)から取り込まれます。ユーザー定義情報

のフィールドが空白の場合は、[CAD エクスポート ] ダイアログボックスで定義したリビジョン番号([修正番号])が使用されます。

• 発行コードは、出力ファイルのヘッダーセクションに書き込まれます。PDMS の場合、この値は常に "Tekla Structures" にしておきます。

256 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 261: System 120 Jpn

XML[XML] 出力形式を使用する場合は、[XML] タブで以下の設定を行います。

• [ 単位 ] で、単位の変換を指定します。たとえば、ミリメートル単位で作成された Tekla Structures モデルをエクスポートす

る場合は、[IN] を選択すると、すべての部材寸法をインチに変換して出力ファイルに書き込むことができます。

• [XML structure ID] では、エクスポートモデルを識別する固有

な番号を指定します。この識別番号は、常に入力する必要があります。この値は、モデルの再エクスポート時にモデルを識別するために使用されます。

PDMSこの出力形式では、[SDNF] タブに入力した情報の一部が使用されます。EXTRUSION と NOZZLE の 2 種類の PDMS エクスポート形式がサポー

トされています。

プロファイル変換ファイル(デフォルトでは、prfexp_pdms.cnv)に含まれている Tekla Structures プロファイル名に基づいて、どちらのエクス

ポート形式を使用するのかが自動的に決定されます。プロファイル名が変換ファイルに含まれていなければ、EXTRUSION と NOZZLE の両方の

形式で部材がエクスポートされます。

EXTRUSION 要素を

使用する

EXTRUSION 形式では、EXTRUSION 要素を使用して Tekla Structures から PDMS にデータを転送します。エクスポートファイル内のプロファイ

ルは、プロファイルの頂点を使用して記述されます。これにより、ポリゴンプレートと折板のエクスポートが可能になっています。プロファイルはソリッドとしてエクスポートされますが、チューブのように、ソリッドとしてエクスポートすることが適切ではないプロファイルもあります。

NOZZLE カタログ

を読み込む

NOZZLE カタログを PDMS プロジェクトに読み込んで、Tekla Structuresから PDMS にデータを転送することもできます。NOZZLE カタログは、

欧州プロファイルフォルダにある load_nozz_cata.mac ファイルに含まれています。このファイルには、PDMS システムへのエクスポートが可能

なプロファイルが記述されています。また、Tekla Structures で NOZZLE要素を使用することも可能です。この形式では、正確なプロファイル(チューブの場合も含めて)が作成され、EXTRUSION 形式よりもエク

スポートファイルのサイズが小さくなります。NOZZLE カタログは、テ

キストエディタで編集でき、プロファイルの追加が可能です。

プロファイルを NOZZLE カタログに追加する場合は、そ

のプロファイルをプロファイル変換ファイルにも追加しておく必要があります。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 257インポートと エクスポート

Page 262: System 120 Jpn

MIS をエクスポートする

MIS(Manufacturing Information System)ツールを使うと、選択した部材、

またはモデル内のすべての部材からリストファイルを作成できます。[MIS] コマンドでは、[DSTV]、[KISS]、[EJE]、[EPC]、[Steel 2000] のいずれかのファイルタイプを作成できます。

MIS リストファイルを作成するには、次のようにします。

1. エクスポートする Tekla Structures モデルを開きます。

2. [ファイル ]-[エクスポート ]-[MIS] をクリックして[MIS] ダイアログボックスを表示します。

3. [MIS タイプ ] リストボックスからファイルタイプを選択します。「MIS出力のファイルタイプ (p. 259)」を参照してください。

4. [MIS リストファイル] フィールドにファイル拡張子を含めたリストファイルの名前を入力します。ファイルタイプによっては、特定のファイル拡張子を使用する必要があります。ファイル拡張子の一覧については、「MIS リストファイル (p. 259)」を参照してください。

5. [全部材 ] ボタンまたは[選択部材 ] ボタンをクリックします。現在のモデルフォルダに MIS ファイルが作成されます。

258 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 263: System 120 Jpn

MIS 出力のファイルタイプMIS 出力には、以下のファイルタイプを使用できます。

• DSTV DSTV モデル用の MIS 情報だけを格納するファイルを作成します。

• Fabtrol/KISS 次の 2 つの付加的なオプションがあります。

・ [顧客名 ] ・ [完全材料リスト ]: このチェックボックスをオンにすると、

組立に関連する情報がリストに追加されます(孔、溶接、キャンバー、予備マークなど)。

• EJE US Imperial(US 版フィート・インチ)環境のみで使用できます。

• EPC SDS/2 の EPC(Estimating and Production Control)モジュールへのエクスポートを行うには、マルチナンバリングを有効にする必要があります。

• Steel 2000

MIS リストファイル作成するファイルタイプに応じた MIS リストファイル拡張子を次の表か

ら選択してください。

ASCII ファイルをエクスポートする

モデルを ASCII ファイルにエクスポートするには、次のようにします。

1. エクスポートする Tekla Structures モデルを開きます。

2. モデルからエクスポートする部材を選択します。

3. [ファイル ]-[エクスポート ]-[Ascii] をクリックします。現在のモデルフォルダに model.asc ファイルが作成されます。

タイプ ファイル拡張子

DSTV xsr

Fabtrol/KISS kss

EJE eje

EPC なし

Steel 2000 なし

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 259インポートと エクスポート

Page 264: System 120 Jpn

参照項目 オンラインヘルプの ASCII 形式説明。

IFC をエクスポートする

Tekla Structures モデルは、IFC2x、IFC2x2Ç®ÇÊÇ—IFX2x3スキーマエディ

ションファイルへのエクスポートが可能です。孔、ボルト、および溶接はエクスポートされません。

モデルオブジェクトをどの IFC エンティティとしてエクスポートするか

を定義するには、ユーザー定義情報を使います。

1. 部材アイコンをダブルクリックして、部材プロパティダイアログボックスを開き、[ユーザー定義情報] ボタンをクリックします。

2. [IFC エクスポート] タブで、以下のプロパティを定義します。

260 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 265: System 120 Jpn

プロパティ オプション 説明

[((IFC) entity] [ 自動 ] オブジェクトをデフォルトエンティティとしてエクスポートします。

下記のデフォルト設定リストを参照してください。

[なし] オブジェクトをエクスポートしません。

[IfcBeam] サポートされている IFCエンティティ[IfcColumn]

[IfcWallStandardCase]

[IfcBuildingElementPart]

[IfcSlab]

[IfcPlate]

[IfcFooting]

[IfcPile]

[IfcRailing]

[IfcBuildingElementProxy]

[IfcMember]

[(IFC) site name] 現場、建物、階名を入力します。

これらのフィールドにより、部材を現場、建物、階に応じて振り分けることができます。

これらのフィールドを空白にすると、IFC ファイ

ル内では現場、建物、階名が未定義になります。

[(IFC) building name]

[(IFC) building storey name]

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 261インポートと エクスポート

Page 266: System 120 Jpn

[(IFC) entity] 属性を [自動 ] に設定した場合:

Tekla Structures モデルを IFC ファイルにエクスポートするには、次のよ

うにします。

1. エクスポートするモデルオブジェクトを選択します。

2. [ファイル ]>[エクスポート ]>[IFC...] をクリックします。

3. [Schema edition] で出力のスキーマを選択します。

4. [Output file] の保存場所を指定し、ファイル名を入力します。出力ファイルのファイル拡張子は .ifcです。

ファイルパスの長さは、 大 256 文字です。

5. [Parameterized profile] リストボックスで、パラメータ化されたプロファイルをエクスポートするかどうかを選択します。エクスポートする場合は[はい ]、しない場合は[いいえ ] を選択します。

Tekla Structures オブジェクト

エクスポート先の IFC エンティティ

梁 IfcBeam

ツイン部材 2x IfcBeam

柱 IfcColumn

スラブ IfcSlab

コンクリートパネル IfcWallStandardCase

パッドフーチング IfcFooting

ストリップフーチング IfcFooting

ポリゴンプレート IfcPlate

262 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 267: System 120 Jpn

モデルダンプをエクスポートする

特定のモデルを他のモデルで使用できる ASCII ファイルにエクスポート

するには、モデルダンプを使います。

モデルダンプファイルをエクスポートするには、次のようにします。

1. エクスポートする Tekla Structures モデルを開きます。

2. [ファイル ]-[エクスポート ]-[モデルダンプ ] をクリックします。

現在のモデルフォルダに model.dmp ファイルが作成されます。

「モデルダンプインポート (p. 229)」も参照してください。

ソリッドダンプ

現在のバージョンでは、使用されていません。

モデルダンプファイルには、ビューと図面を含むモデル全体の情報が格納されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 263インポートと エクスポート

Page 268: System 120 Jpn

7.5 参照モデル

参照モデルは Tekla Structures モデルの構築に役立つファイルです。以下

のファイル形式がサポートされています。

• AutoCAD (*.dxf) • AutoCAD (*.dwg)• MicroStation (*.dgn、*.prp)• Cadmatic (*.3dd)• IFC ファイル(*.IFC)• WebViewer XML ファイル(*.xml)

参照モデルは Tekla Structures モデルの背景に表示され、参照モデル上の

点に対するスナップが可能です。モデルを開くたびに、ファイルから参照モデルが読み込まれます。ただし、現在のモデルを保存しても、参照モデルは保存されません。参照モデルのプロパティファイルのファイル名拡張子は、rop です。

単一の参照モデルを使用する

Tekla Structures モデル内で参照モデルを使用するには、次のようにしま

す。

1. Tekla Structures モデルを開きます。

2. 作業平面の位置をチェックします。Tekla Structures モデル内における参照モデルの回転は、作業平面の位置によって決まります。

3. [参照インポートを作成] アイコンをダブルクリックします。

4. [ブラウズ ] ボタンを使って参照モデルファイルを選択します。

5. Tekla Structures モデルと参照モデルの間で縮尺が異なる場合は(たとえば、単位が異なる場合は)、参照モデルの縮尺を設定します。

6. [既定値に設定 ] ボタンまたは[OK] ボタンをクリックして現在の参照オブジェクトプロパティを保存します。

7. 参照モデルの原点位置をピックします。

使用する参照モデルを指定しなかった場合や、指定した参照モデルが存在しない場合は、デフォルトの参照モデルが表示されます。

264 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 269: System 120 Jpn

読み込み条件 Tekla Structures バージョン 11.1 以降では、参照モデルの読み込みに新し

い方法(プラグインファイル)を使用します。新しい方法の特長は以下のとおりです。

• 参照モデルに添付された参照ファイルも表示します。以前のバージョンでは添付された参照ファイルは表示されません。

• DWG、DGN、IFC の各ファイルでレイヤをサポートします。

• MicroStation V8 DGN ファイルの読み込みに特に役立ちます。

「複数の参照モデルを使用する (p. 265)」も参照してください。

Reference objects in drawings

複数の参照モデルを使用する

1 つの Tekla Structures モデル内で複数の参照モデルを使用することもで

きます。

モデルに含まれた参照モデルを確認するには、[ファイル ]-[参照オブジェク

ト] をクリックします。ダイアログボックスで参照モデルオブジェクトをクリックすると、Tekla Structures はモデル内のオブジェクトを強調表

示します。

[参照オブジェクト] ダイアログボックスでは、次の操作を行えます。

• [ 表示 ] フィールドを使用して、モデル内における参照モデルの表示 / 非表示を行います。

• 参照オブジェクトのユーザー定義情報を表示します。ユーザー定義情報を変更するには、リスト中のオブジェクトをダブルクリックし、[参照オブジェクトプロパティ] ダイアログボックスを表示します。次に、[ユーザー定義情報] をクリックします。

表示フィルター 各ビューに表示する参照モデルを表示フィルターで定義することができます。

バージョン 11. 以降で添付参照ファイルを表示しない、

または MicroStation V7 ファイルの読み込み時に問題が発

生した場合は、変数 XS_DISABLED_IMPORT_PLUGINS (p. 317) を設定し、以前の DGN 読み込み機能を使用し

ます。

ユーザー定義情報は、objects.inp ファイルで定義する必要があります。「プロパティを追加する (p. 82)」を参照してください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 265インポートと エクスポート

Page 270: System 120 Jpn

ビュー内で参照モデルを非表示にするには、次のようにします。

次のように操作して、非表示にする参照モデルの ID を取得します。

1. [情報 ]-[オブジェクト ] をクリックします。

2. 非表示にする参照モデルをクリックします。[オブジェクト情報] ダイアログボックスが表示されます。

3. ID 番号をコピーします。

4. コマンドを中断します。

次のように操作して、参照モデルを非表示にするビューを選択します。

1. ビューをダブルクリックしてビュープロパティを表示します。

2. [ビュープロパティ] ダイアログボックスで、[表示フィルター] ボタンをクリックします。

3. [ID 番号 ] フィールドに ID 番号を貼り付けて、[NOT] チェックボックスをオンにします。複数の参照モデルを非表示にするには、それらの ID をスペースで区切って指定します。

4. [変更 ] ボタンをクリックします。

「単一の参照モデルを使用する (p. 264)」も参照してください。

大規模な参照モデルを処理する

この節では、大規模参照モデルを高速化するヒントを示します。

• [ 参照オブジェクトプロパティ] ダイアログボックスを開くには、[

ファイル ]>[参照オブジェクト...] をクリックします。

• 参照モデルを選択し、[表示 ] を [ワイヤーフレーム] に設定します。

• [ スナップカーソル] をオフにします。1 個の dgn ファイルは 1 つ

のソリッドオブジェクトのため、正しいピック点を探すのに時間がかかるため、スナップカーソルはピックの速度を影響します。

• 大きな dgn ファイルを複数の小さいファイルに分割します。

• 丸い参照オブジェクトを表現するセグメント数を減らします。次の変数を設定します。 XS_REFERENCE_ROUND_SEGMENTS=8 初期設定値は、16 です。

より容易な表示 ソリッドビューでは、作業領域内のみで参照モデルオブジェクトをソリッド表示します。これを行うには、次の変数を設定します。 XS_REFERENCE_USE_RENDERED_CLIPPING=TRUE

266 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 271: System 120 Jpn

Tekla Structures は次のようにオブジェクトを表示します。

• 作業領域に完全に含まれたオブジェクトがソリッド表示されます。• 作業領域に完全に含まれないオブジェクトは非表示になります。• 作業領域に部分的に含まれたオブジェクトは作業領域内でソ

リッド表示、作業領域外でワイヤーフレーム表示になります。

灰色の参照モデル 次の変数を設定すると、すべての参照モデルオブジェクトが灰色で表示されます。

XS_REFERENCE_DGN_READ_COLORS=FALSE

サポートされている DGN オブジェクト

Tekla Structures では、以下の DGN オブジェクトを参照モデル内に表示

できます。

• Line Elements(Type 3: 線要素)

• Line String(Type 4: 線文字列)

• Shape(Type 6: 形状)

• Curve(Type 11: 曲線)

• Complex Chains(Type 12: 複合チェーン)

• Complex Shapes(Type 14: 複合形状)

• Elliptic Elements(Type 15: 楕円要素)

• Arc Elements(Type 16: 円弧要素)

• Point String Elements(Type 22: 点文字列要素)

• Conical Elements(Type 23: 円錐要素)

7.6 Tekla WebViewerTekla Structures モデルを Web ページとして出力し、Internet Explorer など

の Web ブラウザでインターネットからモデルを参照できるようになりま

す。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 267インポートと エクスポート

Page 272: System 120 Jpn

モデルを Web ページとして出力する

Tekla Structures モデルを Web ページとして出力するには、次のようにし

ます。

1. [ファイル ]-[ウェブページとして出力] をクリックします。次のダイアログボックスが表示されます。

2. 出力するモデルのパスとファイル名を[ファイル名 ] フィールドに入力します。

3. [出力 ] ボタンをクリックします。[ブラウザーで開く] チェックボックスをオンにすると、Web ブラウザが開き、モデルを確認することができます。

デフォルトでは、Tekla Structures は現在のモデルフォルダの下に

PublicWeb サブフォルダを作成して、出力したモデルをindex.html ファイルという名前で保存します。

出力先モデルフォルダの場所および名前を指定できます。また、出力するファイルの名前も変更できますが、htmlファイル拡張子は変更できません。

268 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 273: System 120 Jpn

エクスポートしたモデルを Web ブラウザで開くと、Web ページに用意

されているいくつかのコマンドを通じてモデルを参照できます。これらのコマンドにアクセスするには、ブラウザ内でモデルを右クリックしてポップアップメニューを開きます。

Web テンプレート

..\ Tekla Structures\*version*\nt\WebTemplates\TeklaWebViewer の下のサブフォルダには、モデルを表示するためのツール(*.dll)など、Tekla Web Viewer に関するファイルと HTML ファイル用のテンプレートが格

納されます。モデルを Web ページとして出力すると、Tekla Structures は[ファイル名 ] フィールドで指定したフォルダに対して、ツールとファイルをコピーします。このツールを変更することはできませんが、HTMLファイルは、実際の企業およびプロジェクトのニーズを満たすように変更できます。

HTML ファイル内では、プロジェクトに固有のテンプレートフィールド

を使用できます。フィールドを使用するには、Tekla Web Viewer フォルダに置かれている HTML ファイルに % 文字で囲んだフィールド名を挿入

します。こうして指定したフィールドは、出力するモデルの現在の情報に自動的に置換されます。

例 Web Viewer モデルの中にプロジェクト名を追加する場合、HTML ファイ

ルに文字列 %PROJECT_NAME%を挿入します。モデルを Web ページに出

力すると、Tekla Structures は[プロジェクトプロパティ] ダイアログボック

スから必要な情報を入手します。

WebViewer モデルを電子メールで送信する

出力済みモデルを電子メールで送信するには、以下のように操作します。

1. PublicWeb フォルダ全体を ZIP 等で圧縮します。フォルダ構造も必ず圧縮してください。

2. .zip ファイルを電子メールメッセージに添付して送信します。電子メールの受信者は ZIP ファイルの内容を解凍します。

参照項目 WebViewer モデルを電子メールで受信する (p. 270)

index.html ファイルから %PUBLISHED_MODEL%文字列を削

除しないでください。この文字列は、ダイアログボックスで指定したファイル名情報に置換されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 269インポートと エクスポート

Page 274: System 120 Jpn

WebViewer モデルを電子メールで受信する

ZIP で圧縮された WebViewer モデルを受信した場合、解凍する際に必ず

フォルダ構造を維持してください。モデルを開くには index.html ファイルをダブルクリックします。

参照項目 WebViewer リンクを電子メールで送信する (p. 270)

名前のついたビューの処理 (p. 271)

ビュークリップ平面 (p. 272)

部材の非表示 (p. 273)

高速表示 (p. 273)

移動とズームの方法 (p. 274)

WebViewer リンクを電子メールで送信する

Tekla WebViewer からリンクを送信するには、次の 2 とおりの方法があ

ります。

• WebViewer リンクを送信する • URL リンクを送信する

WebViewer リンク

を送信する

このツールを使用して単一の Tekla Structures ビューに対するリンクを送

信します。[名前のついたビュー] リストにビュー名を追加するには、受信者はテキスト文字列をコピーして WebViewer モデルに貼り付けます。

「WebViewer モデルを電子メールで受信する (p. 270)」も参照してください。

URL リンクを送信

する

このツールを使用してモデルに対する URL リンクを送信します。受信

者は、出力済みモデルが格納されたフォルダをアクセスできる必要があります。

複数のビューを送信するには、ビューにリンクするテキスト文字列をテキストファイルにコピーして、テキストファイルを電子メールで添付します。受信者はテキストファイルの内容をコピーして、WebViewer モデルに貼り

付けます。

270 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 275: System 120 Jpn

名前のついたビューの処理

1. 出力済みモデルのindex.html を Internet Explorer で開きます。

2. ビューを作成するモデルの部分にズームインします。

3. 右クリックでポップアップメニューを表示して[ビュー位置のコピー]

を選択します。

4. 任意のテキストエディタ(メモ帳など)で新しいファイルを作成し、保存場所情報を貼り付けます。次のような内容にします。

5. ビューのデフォルト名は、xyz です。変更するには、テキストエディタ内で、テキスト xyz を目的のビュー名に置き換えます。

6. 次に、更新したビュー位置情報を公開済みモデルにコピーする必要があります。テキストエディタ内ですべてのテキストを選択し、右クリックでポップアップメニューを表示して[コピー ] を選択します。

7. WebViewer で、モデルを右クリックし、[ビュー位置の貼り付け] を選択します。ビュー名が[ビューの一覧] リストに追加されます。

他の方に名前のついたビューを公開するには、[Web Viewer のリンクを送る]

ツールを使用します。「WebViewer リンクを電子メールで送信する (p. 270)」を参照してください。

WebViewer では、名前付きビューを公開済みモデルと共

に保存しませんが、保存場所情報を含むテキストファイルを保存しておくと、この次にビューを使用するときにWebViewer 内で公開済みモデルにテキストを貼り付ける

ことができます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 271インポートと エクスポート

Page 276: System 120 Jpn

ビュークリップ平面

ポップアップメニューまたはキーボードショートカット[p] でビュークリップ平面を作成することができます。

ビュークリップ平面を作成するには[p] をクリックしてモデル上に平面を指示します。

ビュークリップ平面を選択するには、クリップ平面のはさみシンボルを選択します。

272 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 277: System 120 Jpn

部材の非表示

スクロールホイールと[Ctrl] キーでオブジェクトの表示を切替えることができます。

• オブジェクトを非表示にするには対象のオブジェクトの上にカーソルを合わせて、[Ctrl] キーを押しながらホイールを前に回します(または[Page Up] キーを押します。)

• オブジェクトを再度表示するには対象のオブジェクトの上にカーソルを合わせて、[Ctrl] キーを押しながらホイールを後ろに回します(または[Page Down] キーを押します。)

• すべてのオブジェクトを再度表示するには[Esc] キーを押します。

高速表示

大きなモデルの移動を軽くするためには、移動時の高速表示のオプションを利用します。

• 右クリックして、ポップアップメニューから[移動時の高速表示

を有効に] のオプションを選択します。

はさみシンボルをドラッグすることで、クリップ平面を移動することができます。

シンボルの位置を移動したい場合は [Shift]キーを押しながらシンボルをドラッグします。

ひとつのビュークリップ平面を選択しているときにスペースバーを押すことで次のビュークリップ平面を選択することができます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 273インポートと エクスポート

Page 278: System 120 Jpn

• 移動時でもすべての部材をソリッド表示にするには、ポップアップメニューから[移動時の高速表示を無効に] のオプションを選択します。

移動とズームの方法

次のコマンドを使用して、モデル内の移動とズームを行います。

コマンド ( ショートカット )

動作 / 説明

ズーム Page Up または Page Down キーを押します。またはズームインするにはマウスホイールを奥側に回し、ズームアウトするには手前側に回します。

移動 (P) 移動をクリックしてマウスをドラッグします。 またはマウスの中ボタンを押したまま、ドラッグします。

回転 (R) [ 回転 ] をクリックしてマウスをドラッグします。またはCtrl キーを押したまま、中ボタンをクリックしドラッグします。

回転の中心点を設定するには、[回転 ] コマンドをアクティブにし

た状態で点をダブルクリックします。

フライ (F) [ フライ ] をクリックして、フライング速度を加速するにはマウスホイールを奥側に回し、減速するには手前側に回します。

方向を変えるには、マウスを移動する方向にドラッグします。

フライングを中止するにはEsc

キーを押します。

センター (C) 画面の中心にモデルを表示します。

274 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 279: System 120 Jpn

ホーム (H) 元のビューに表示を戻します。

ビュー中心点 (V) ビュー回転の新しい位置を指示するときに使います。

1. V キーを押します。

2. 新しい回転の中心位置をピックします。

3. [Ctrl] キーを押しながら中ボタンでドラッグします。

モデル上で右クリックすると、ポップアップメニューから上記のコマンドを選択することができます。

コマンド ( ショートカット )

動作 / 説明

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 275インポートと エクスポート

Page 280: System 120 Jpn

276 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル インポートと エクスポート

Page 281: System 120 Jpn

C 変数

はじめに Tekla Structures には、ご利用のバージョンの Tekla Structures のカスタマ

イズに使用できる変数がいくつか用意されています。たとえば、フィート・インチ単位を使用するための変数が用意されています。

[詳細設定 ] ダイアログボックスでは、これらの変数が用途に応じて、いくつかの異なるカテゴリに分類されています。このダイアログボックスにアクセスするには、[ツール (&T)] > [ 詳細オプション ] をクリックします。

バッチファイルを使って変数を設定することもできます。詳細については、「変数を設定する (p. 56)」を参照してください。上記のいずれか 1つの方法だけを使用して変数を設定することをお勧めします。

トピック 変数一覧 (p. 277)

[ 詳細設定 ] ダイアログボックス上のカテゴリ (p. 278)

ユーザー変数 (p. 279)

参照項目 変数について (p. 56)

変数を設定する (p. 56)

変数一覧

以下の文字のいずれかをクリックすると、その文字で始まる変数の一覧が表示されます。ただし、先頭の XS は無視されます。たとえば、A の

一覧には変数 XS_AISC_WELD_MARKなどがあり、B の一覧には変数

XS_BACKGROUND_COLORなどがありま s。

XSRで始まる変数は、R の一覧にあります。これらは、レポートおよび図

面テーブルでインペリアル単位の表示を制御する変数です。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 277変数

Page 282: System 120 Jpn

[ 詳細設定 ] ダイアログボックス上のカテゴリ

[ 詳細設定 ] ダイアログボックスでは、変数を以下のカテゴリに分類しています。

• [ 解析 ] • [CNC] • [ コンポーネント ] • [ コンクリート詳細設計] • [ 寸法 :一般 ] • [ 寸法 :ボルト ] • [ 寸法 :部材 ] • [ 寸法 :折梁展開 ] • [ 図面プロパティ ] • [ 図面ビュー ] • [ エクスポート ] • [ ファイル配置 ] • [ ハッチ(塗りつぶし)] • [ インペリアル単位] • [ インポート ] • [ マーク :一般 ] • [ マーク :ボルト ] • [ マーク :部材 ] • [ モデルビュー ] • [ モデリング ] • [ ナンバリング設定] • [ 板・フラットバー] • [ 出力 (図面 )] • [ プロファイル ] • [ 製品図内の単品図ビュー] • [ ソリッド設定 ] • [ テンプレートとシンボル] • [ 溶接 ]

参照項目 変数について (p. 56)

変数を設定する (p. 56)

278 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 283: System 120 Jpn

ユーザー変数

Tekla Structures では、以下の変数の設定は、options_username.ini ファイ

ルに保存されます。

• XS_AUTOSAVE_DIRECTORY • XS_BACKGROUND_COLOR • XS_BASICVIEW_HEIGHT • XS_BASICVIEW_POSITION_X • XS_BASICVIEW_POSITION_Y • XS_BASICVIEW_WIDTH • XS_CHAMFER_DISPLAY_LENGTH_FACTOR • XS_CLASH_CHECK_COLOR • XS_CLEAR_MODEL_HISTORY • XS_DEFAULT_FONT_SIZE • XS_DEFAULT_FONT • XS_DISABLE_PARTIAL_REFRESH • XS_DO_NOT_CHECK_DIMENSION_POINTS • XS_DO_NOT_DISPLAY_CHAMFERS • XS_DO_NOT_PLOT_DIMENSION_POINT_CIRCLES • XS_DONT_SHOW_POLYBEAM_MID_EDGES • XS_DRAWING_PLOT_FILE_DIRECTORY • XS_DRAWING_PLOT_FILE_NAME_A • XS_DRAWING_PLOT_FILE_NAME_C • XS_DRAWING_PLOT_FILE_NAME_G • XS_DRAWING_PLOT_FILE_NAME_M • XS_DRAWING_PLOT_FILE_NAME_W • XS_DRAWING_SHEET_HEIGHT • XS_DRAWING_SHEET_POSITION_X • XS_DRAWING_SHEET_POSITION_Y • XS_DRAWING_SHEET_WIDTH • XS_FILTER_SEPARATOR_CHAR • XS_GRID_DIMENSION_OVERALL_LENGTH • XS_HIDDEN_USE_BOLT_PLANES • XS_IMPERIAL_DATE • XS_IMPERIAL_INPUT • XS_IMPERIAL_TIME • XS_IMPERIAL • XS_IMPORT_MODEL_LOG • XS_KEEP_AUTOSAVE_FILES_ON_EXIT_WHEN_NOT_SAVING • XS_KEYIN_ABSOLUTE_PREFIX • XS_KEYIN_DEFAULT_MODE

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 279変数

Page 284: System 120 Jpn

• XS_KEYIN_RELATIVE_PREFIX • XS_MACRO_LOG • XS_MDIBASICVIEWPARENT • XS_MDIVIEWPARENT • XS_MDIZOOMPARENT • XS_NO_AUTO_DISPLAY_VIEWS • XS_NO_CHAMFERS_IN_EXACT_MODE • XS_PIXEL_TOLERANCE • XS_PROFILE_ANALYSIS_CHECK_ALL • XS_PROFILE_ANALYSIS_VALUE_DIFF_LIMIT • XS_REFERENCE_DGN_READ_COLORS • XS_REFERENCE_DGN_READ_LINE • XS_REFERENCE_ROUND_SEGMENTS • XS_REFERENCE_USE_RENDERED_CLIPPING • RPC_WAIT_TIME • XS_SHOW_REVISION_MARK_ON_DRAWING_LIST • XS_SNAPSHOT_DIRECTORY • XS_SOLID_BUFFER_SIZE • TEXT_X_SIZE • TEXT_Y_SIZE • XS_TEXT_FONT • XS_USE_DRAWING_NAME_AS_PLOT_TITLE • XS_USE_MULTI_NUMBERING_WHEN_COPYING_DRAWING_VIEWS • XS_USE_ONLY_INCHES_IN_SHEET_SIZES • XS_USE_ONLY_INCHES_IN_WELD_LENGTH • XS_USE_SMOOTH_LINES • XS_USE_SOFTWARE_RENDERING • XS_VIEW_HEIGHT • XS_VIEW_POSITION_X • XS_VIEW_POSITION_Y • XS_VIEW_WIDTH • XS_ZOOM_STEP_RATIO_IN_MOUSEWHEEL_MODE • XS_ZOOM_STEP_RATIO_IN_SCROLL_MODE • XS_ZOOM_STEP_RATIO • XS_CIS_DEP1_EXPRESS_FILE • XS_POP_MARK_EDGE_DISTANCE • XS_PROJECT

参照項目 変数について (p. 56)

変数を設定する (p. 56)

280 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 285: System 120 Jpn

A

XS_AD_CURVED_BEAM_SPLIT_ACCURACY_MMカテゴリ 解析

曲部材と直線セグメント間の 大許容距離の設定に使用します。デフォルト値は 25 mm です。

参照項目 XS_AD_CURVED_BEAMS_BY_STRAIGHT_SEGMENTS (p. 281)

XS_AD_CURVED_BEAMS_BY_STRAIGHT_SEGMENTSカテゴリ 解析

解析モデルで梁(曲)を直線セグメントとしてモデリングする場合は、TRUEに設定します。直線セグメントを使用することで、梁(曲)に対し

て拘束がサポートされます。デフォルト値は TRUE です。

FALSEに設定すると、直線セグメントは使用されません。

参照項目 XS_AD_CURVED_BEAM_SPLIT_ACCURACY_MM (p. 281)

XS_AD_DISABLE_EDITING_BY_UDAカテゴリ 解析

解析モデルの以下のユーザー定義情報の効果を無効にします。

• 部材レベル• ノードの X 方向オフセット

• ノードの Y 方向オフセット

• ノードの Z 方向オフセット

参照項目 解析モデルの微調整

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 281変数

Page 286: System 120 Jpn

XS_AD_DISABLE_SELECTION_SYNCHカテゴリ 解析

Tekla Structures モデルビューで部材を選択すると、関連する解析要素が

STAAD.pro ポストプロセッサによって選択されます。また、逆の場合も

同様です。

STAAD.pro でノードを選択すると、ノードを示す一時的なメッセージが

モデルビューに表示されます。

同時選択は、解析が現在のセッション中に行われた場合のみ有効です。

同時選択を無効化するには、この変数を TRUE に設定します。

参照項目 XS_AD_SELECTION_SYNCH_LIMIT (p. 285)

XS_AD_ELEMENT_ANGLE_CHECK_ANGLE_DIFF_LIMITカテゴリ 解析

解析モデルの妥当性をテストする目的で、物理部材と解析モデルの部材間の許容角度を設定します。実際の角度差が許容角度を超えると、メッセージが表示され、警告が履歴に記録されます。たとえば、トラスの解析モデルでは角度のわずかな誤差はよくあります。

XS_AD_ENABLE_PLATE_CANTILEVER_REMOVALカテゴリ 解析

変数 XS_AD_PLATE_CANTILEVER_REMOVAL_LIMIT_MM (p. 284) で設定された許容値より短いプレートの縁端で解析モデルを単純化するには、TRUEに設定します。

一般的な例として、梁の中心線がスラブの端から 100 ~ 200 mm に位置

するよう、スラブの端近くの梁により支えられたスラブがあります。

282 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 287: System 120 Jpn

スラブに対して解析モデルを生成すると、梁の中心線にノードが現れ、中心線と端の間の領域(片持ち梁)に現れるノードの数は極端に多く、要素は少なくなります。通常、片持ち梁領域は計算上では必要ないため、このオプションはその領域を削除するために設定します。

XS_AD_MEMBER_NUMBER_VISUALIZATIONカテゴリ 解析

モデルビューで解析モデルを表示する場合に、解析部材の番号を色を使用して表示を切り替えます。デフォルト値は TRUEで、番号を表示しま

す。

参照項目 モデルビューでの解析モデルと支持条件の表示

XS_AD_MEMBER_TYPE_VISUALIZATIONカテゴリ 解析

モデルビューで解析モデルを表示する場合に、異なる解析部材のタイプを色を使用して表示します。FALSEの設定は、解析モデルが赤で表示さ

れます。デフォルト値は TRUEです。以下の色を使用して解析部材を識

別します。

• 赤 = 通常の部材

• グレー = 合成部材

• 緑 = トラス部材

• 紫 = トラス部材、引張りのみ

• 黄色 = トラス部材、圧縮のみ

• ダークブルー = 剛リンク

• 水色 = プレート、スラブ、またはパネルの端

参照項目 モデルビューでの解析モデルと支持条件の表示

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 283変数

Page 288: System 120 Jpn

XS_AD_NODE_COLLISION_CHECK_DISTANCEカテゴリ 解析

Tekla Structures では、解析ノードを結合することによって、解析モデル

内で部材を接合します。この変数に指定した距離値より遠く離れている部材ノードは結合されません。デフォルト値は 10 mm です。

XS_AD_PLATE_CANTILEVER_REMOVAL_LIMIT_MMカテゴリ 解析

解析で、スラブまたはプレートの端から片持ち梁領域を削除するよう許容距離を設定します。詳細については、「XS_AD_ENABLE_PLATE_CANTILEVER_REMOVAL (p. 282)」を参照してください。

XS_AD_PLATE_MESH_CHECK_DISTANCE_LIMITカテゴリ 解析

ノードが接近しすぎているとみなされる距離を定義します。デフォルト値は 100 mm です。スラブまたは壁のメッシュでノードが互いに接近し

すぎている場合、情報は analysis.log ファイルに書き込まれます。

Tekla Structures でノードが接近しすぎているとみなされる距離範囲を定

義するには、この変数を使用します。

特定のオブジェクトのみの距離をチェックする場合は、変数XS_AD_PLATE_MESH_CHECK_PART_ID (p. 285) の [値 ] フィールドにオブジェクト ID を入力します。デフォルト値は、0 です。

Tekla Structures が analysis.log ファイルに以下の 3 行を書き込みます。

• 初の行には、部材などの情報が記載されています。"Mesh point distances less than the specified limit for PartId: 123"

• 2 番目の行には、第一ノードなどの情報が記載されています。" NodeId:456, x = 100.0000, y = 200.0000, z = 10000.000"

• 3 番目の行には、第二ノードや距離などの情報が記載されて

います。" ->NodeId:789, x = 150.0000, y = 200.0000, z = 10000.000, distance = 50.0000"

オブジェクト ID を含む履歴ファイルの行をクリックすると、Tekla Structures がモデルのオブジェクトを強調表示します。

284 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 289: System 120 Jpn

XS_AD_PLATE_MESH_CHECK_PART_IDカテゴリ 解析

特定のオブジェクトのみのスラブまたは壁のメッシュの距離をチェックします。詳細については、「XS_AD_PLATE_MESH_CHECK_DISTANCE_LIMIT (p. 284)」を参照してください。

XS_AD_OPTIMISATION_DISABLEDカテゴリ 解析

プロファイルカタログの解析値をチェックするときに使用します。詳細については、「XS_PROFILE_ANALYSIS_CHECK_ALL (p. 376)」を参照してください。

XS_AD_OPTIMISATION_NO_WEIGHT_SORTカテゴリ 解析

TRUEに設定すると、プロファイルカタログからプロファイルを検索する

ときに、重量に基づく検索が行われなくなります。

XS_AD_OPTIMISATION_RECURSE_CATALOGカテゴリ 解析

TRUEに設定すると、鋼部材サイズを 適化するときにプロファイルカタ

ログルールが無視され、プロファイルカタログ全体が検索されます。

XS_AD_SELECTION_SYNCH_LIMITカテゴリ 解析

Tekla Structures モデルビューおよび STAAD.pro ポストプロセッサで同時

に選択するオブジェクトの 大数を設定するときに使用します。

たとえば、10 に設定すると、Tekla Structures と STAAD.pro のどちらにつ

いても、選択するオブジェクトの数が 10 個以内に制限されます。

参照項目 XS_AD_DISABLE_SELECTION_SYNCH (p. 282)

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 285変数

Page 290: System 120 Jpn

XS_AD_SOLID_AXIAL_EXPAND_MMカテゴリ 解析

解析モデルの作成時は、[延長干渉チェック] がデフォルトの方法として使用されます。この方法では、デフォルトでソリッドがすべての方向(軸方向を含む)に 1 mm 延長されます。この変数を使うと、軸方向へのソ

リッドの延長量を定義できます。

XS_AD_SUPPORT_VISUALIZATIONカテゴリ 解析

モデルビューで解析モデルを表示する場合に、支持条件の表示を切り替えます。デフォルト値は TRUEで、支持条件を表示します。

参照項目 モデルビューでの解析モデルと支持条件の表示

XS_AD_TWIN_PROFILES_ENABLEDカテゴリ 解析

解析においてツイン部材対応を有効または無効にします。解析でツイン部材を 1 つの部材として扱うには、TRUEに設定します。FALSEに設定す

ると、Tekla Structures が解析モデルでツイン部材の解析部材を 2 つ作成

します。

XS_AISC_WELD_MARKカテゴリ 溶接

デフォルトの ISO 規格ではなく、AISC 規格に準拠した溶接マークを作

成します。(set XS_AISC_WELD_MARK=1)

AISC 溶接記号では、溶接記号内の参照線の下に矢印側の溶接プロパ

ティが示され、上に反対側のプロパティが示されます。

XS_ALIGN_CUT_SYMBOL_BY_VERTICAL_LINEカテゴリ 図面プロパティ

TRUEに設定すると、矢視記号の横線が断面定義線と整列されます。デ

フォルトでは、矢視記号の矢印先が断面定義線と整列されます。

286 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 291: System 120 Jpn

変数を TRUEに設定すると、軸方向のオフセット値は 0 になります。変

数が設定されていない場合は、軸方向のオフセットは矢印のサイズに1.25 を掛けた値になります。

XS_ALLOW_DRAWING_TO_MANY_MULTI_DRAWINGSカテゴリ ナンバリング

この変数に任意の値を指定すると、同じ図面を複数のマルチ図に含めることが可能になります。

この変数が設定されていなければ、同じ図面を複数のマルチ図に含めることはできません。

XS_ALLOW_INCH_MARK_IN_DIMENSIONSカテゴリ 寸法:一般

変数 XS_ALIGN_CUT_SYMBOL_BY_VERTICAL_LINEは、

Tekla Structures 11.3 以前で作成された図面を Tekla Structures 12.0 以降の図面に変換する場合にのみ有効で

す。

変数は TRUEに設定されていま

す。断面図の正確な位置を表示する場合にこのオプションを使用します。

変数は設定されていません。断面図の正確な位置ではなく、方向を表示する場合にこのオプションを使用します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 287変数

Page 292: System 120 Jpn

この変数を TRUEに設定すると、寸法にインチ記号が書き込まれます。

XS_ALLOW_INCH_MARK_IN_WELD_SYMBOLSこの変数を TRUEに設定すると、溶接記号にインチ記号が書き込まれま

す。

XS_ALLOW_SHEAR_PLATE_CLASH_FLANGEカテゴリ コンポーネント

せん断プレートコンポーネント用の変数です。TRUEに設定すると、せ

ん断プレートと副部材ウェブの間の既定クリアランス 0.3 mm が適用さ

れなくなります。

XS_ALWAYS_CONFIRM_SAVE_WHEN_CLOSING_DRAWINGカテゴリ [ 図面プロパティ ]

通常、図面を閲覧するたけで変更を加えずに図面を閉じる場合、図面の保存は求められません。

常に確認ダイアログボックスを表示するには、[ 値 ] フィールドにTRUE

を入力します。

288 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 293: System 120 Jpn

XS_ANGLE_DIMENSION_SYMBOL_SIZE_FACTORカテゴリ [ 寸法内容 :一般 ]

角度記号のサイズを定義します。

XS_ANGLE_TEXT_IN_UNFOLDING_BENDING_LINE_DIMENSIONINGカテゴリ 寸法:折梁展開

展開角度の頭マークテキストを設定します。この設定は、折部材を展開して示す単品図に反映されます。「展開寸法」も参照してください。

XS_APPLICATIONSジョイント、ディテール、およびマクロアプリケーションを格納するフォルダを定義します。

この変数が設定されていなければ、applications フォルダは、変数XS_INP (p. 348) で定義されたパスから 2 レベル上になります。

この変数を設定すると、変数XS_CHECK_TRIANGLE_TEXT_SIZE (p. 304) が無効になります。

値 1 値 3(デフォルト 値 5

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 289変数

Page 294: System 120 Jpn

XS_ARC_WIDTH_OF_CLOUD用紙上のクモマークの円弧幅(初期設定では、10mm)を制御します。[

クモマーク ] ツールは、図面内の変更をハイライトするためのツールです。

XS_ASCII_IMPORT_CREATES_CONSTRUCTION_LINESカテゴリ インポート

ASCII インポート(set XS_ASCII_IMPORT_CREATES_CONSTRUCTION_LINES=1)でオブジェクト

の点の間に作図線だけを作画します。

ASCII_LEGEND_PATHカテゴリ テンプレートとシンボル

テキストフィールドリストファイルの保存場所を示します。

XS_ASSEMBLY_DRAWING_VIEW_TITLEカテゴリ 図面プロパティ

マルチ図に含まれる製品図ビューのタイトルを定義します。このタイトルは、以下のスイッチで定義できます。

• PART_NAME • PART_MATERIAL • PART_POS, ASSEMBLY_POS • MODEL_NUMBER • LENGTH, PROFILE • LENGTH • BASE_NAME • NAME

XS_ASSEMBLY_FAMILY_POSITION_NUMBER_FORMAT_STRINGカテゴリ [ ナンバリング ]

製品のファミリーナンバリングのマーク内容を定義します。たとえば、DT1-1、DT1-2 ではなく、ナンバリングを DT1-1A または DT1-A、DT1-B として定義できます。

290 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 295: System 120 Jpn

この変数は、次のように設定できます。

XS_ASSEMBLY_FAMILY_POSITION_NUMBER_FORMAT_STRING= %%ASSEMBLY_PREFIX%%%%ASSEMBLY_FAMILY_NUMBER%-%%ASSEMBLY_FAMILY_QUALIFIER_WITH_LETTERS%%

次のスイッチを使用して、製品ファミリーマークの内容を定義します。スイッチは必要な数だけ使用できます。各スイッチは、二重のパーセント記号(%%)で囲みます。

参照項目 『モデリングマニュアル』のファミリーナンバリング

XS_ASSEMBLY_MULTI_NUMBER_FORMAT_STRINGカテゴリ ナンバリング

製品番号を図面番号に基づかせるときに使用します。次のスイッチを使用して、製品マークの内容を定義します。スイッチは必要な数だけ使用できます。各スイッチは、二重のパーセント記号(%%)で囲みます。

スイッチ 説明

%%ASSEMBLY_PREFIX%% [ 部材プロパティ ] ダイアログボッ

クスで設定する製品の頭マーク

%%ASSEMBLY_FAMILY_NUMBER%% ([ 部材プロパティ ] ダイアログボッ

クスの)開始番号とそのナンバーシリーズの出力位置で設定された、製品ファミリーマーク

%%ASSEMBLY_FAMILY_POSITION_WITH_LETTERS%%

([ 部材プロパティ ] ダイアログボッ

クスの)開始文字とそのシリーズの出力文字で設定された、製品ファミリー文字

デフォルトでは A ~ Z を使用しま

すが、変数XS_VALID_CHARS_FOR_ASSEMBLY_FAMILY_POSITION_NUMBERS (p. 413) により有効な文字も定義できます。

%%ASSEMBLY_FAMILY_QUALIFIER_WITH_LETTERS%%

文字による製品ファミリー識別子。

デフォルトでは A ~ Z を使用しま

すが、変数XS_VALID_CHARS_FOR_ASSEMBLY_FAMILY_QUALIFIER (p. 413) により有効な文字も定義できます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 291変数

Page 296: System 120 Jpn

使用できるスイッチは、次の通りです。

例 製品のマルチナンバーを「マルチ図名 + 製品頭マーク + 製品マルチ図上

のマーク」の形式にするには、変数を次のように設定します。

XS_ASSEMBLY_MULTI_NUMBER_FORMAT_STRING=%%ASSEMBLY_MULTI_DRAWING_NUMBER%%%%ASSEMBLY_PREFIX%%%%ASSEMBLY_MULTI_DRAWING_POS%%

これにより、10B1 という製品マークが作成されます。ここで

• 10 は図面番号

• B は製品頭マーク

• 1 はシート上の 初の製品を示すマーク番号

参照項目 XS_PART_MULTI_NUMBER_FORMAT_STRING (p. 369)

XS_USE_MULTI_NUMBERING_FOR (p. 408)

XS_ASSEMBLY_POSITION_CODE_3Dカテゴリ テンプレートとシンボル

TRUEに設定すると、製品位置コードに Z 方向の情報が含まれます。

XS_ASSEMBLY_POSITION_CODE_TOLERANCEカテゴリ テンプレートとシンボル

製品のグリッド位置コードを識別するときに使用する公差距離。

スイッチ 説明

ASSEMBLY_MULTI_DRAWING_NUMBER

マルチ図名。

ASSEMBLY_MULTI_DRAWING_POS

マルチ図内における製品図の位置。

ASSEMBLY_PREFIX モデル内の製品頭マーク。

ASSEMBLY_POS モデル内の製品位置番号。

テンプレートフィールド

適切なテンプレートフィールドの名前を入力します。各名前は、二重のパーセント記号(%%)で囲みます。

[ ユーザー定義情報 ] 先頭に UDA:を入力した後、適切なユー

ザー定義情報の名前を objects.inp ファイルに示されているとおりに入力します。たとえば、%%UDA:MY_INFO_1%%のように入

力します。

292 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 297: System 120 Jpn

XS_ASSEMBLY_POSITION_NUMBER_FORMAT_STRINGカテゴリ ナンバリング

Tekla Structures が製品番号で文字のみを使用するように設定できます。

使用できるスイッチは、次の通りです。

XS_ASSOCIATIVE_CHANGE_HIGHLIGHT_SIZEカテゴリ [ 寸法内容 :一般 ]

「XS_HIGHLIGHT_ASSOCIATIVE_DIMENSION_CHANGES (p. 344)」を参照してください。

XS_ASSOCIATIVE_CHANGE_HIGHLIGHT_SYMBOLカテゴリ [ 寸法内容 :一般 ]

「XS_HIGHLIGHT_ASSOCIATIVE_DIMENSION_CHANGES (p. 344)」を参照してください。

XS_AUTOCONNECTION_TOLERANCEカテゴリ コンポーネント

スイッチ 説明

%%ASSEMBLY_PREFIX%% 部材プロパティダイアログボックスで設定する製品の頭マーク。

%%ASSEMBLY_POS%% 部材プロパティダイアログボックスで設定する開始番号およびナンバーシリーズ内の位置により決定する製品の頭マーク。

%%ASSEMBLY_POS_WITH_LETTERS%% 文字を使用します。それ以外は上記と同じです。

既定ではアルファベット A ~ Z を

使用しますが、変数XS_VALID_CHARS_FOR_ASSEMBLY_POSITION_NUMBERSで有効な文字を

定義することもできます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 293変数

Page 298: System 120 Jpn

[ オートコネクション] で接続する部材の検索範囲のサイズを設定します。検索範囲のサイズは、ミリメートル単位でのみ設定できます(XS_AUTOCONNECTION_TOLERANCE=500.0 [500 ミリメートルの場合 ])。

XS_AUTOCONNECTION_USE_UDLカテゴリ コンポーネント

[ オートコネクション] 機能の UDL 計算をオンにします。UDL 計算は、

大許容せん断力の計算に使用されます。

set XS_AUTOCONNECTION_USE_UDL=TRUE

XS_AUTODEFAULT_UDL_PERCENTカテゴリ コンポーネント

UDL 計算のデフォルト率(%)を設定します。

[オートデフォルト] では、基本的にジョイントプロパティから UDL 率が

取得されますが、ジョイントプロパティに UDL 率が定義されていなけ

れば、この変数の値が使用されます(set XS_AUTODEFAULT_UDL_PERCENT=50)。

[オートコネクション] では、デフォルトの UDL 率だけが使用されます。

UDL 計算をオンにするには、変数 XS_AUTOCONNECTION_USE_UDLを使い

ます。

XS_AUTOSAVE_DIRECTORYカテゴリ ファイルディレクトリ

自動保存ファイルを格納するフォルダを定義します。

この変数が設定されていなければ、モデルフォルダに自動保存ファイルが保存されます。

294 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 299: System 120 Jpn

B

XS_BACKGROUND_COLORカテゴリ ビュー(モデル)

ソリッドビューの背景色を変更します。背景色は、以下の例のように、RGB(赤、緑、青)値(スケールは 0 ~ 1)で定義します。

• set XS_BACKGROUND_COLOR=0.0 0.0 0.0: 黒い背景

• set XS_BACKGROUND_COLOR=1.0 1.0 1.0: 白い背景

XS_BACKGROUND_COLOR1カテゴリ [ モデルビュー ]

モデルビューで背景色をグラデーションにするには、変数XS_BACKGROUND_COLOR1、XS_BACKGROUND_COLOR2、XS_BACKGROUND_COLOR3、および XS_BACKGROUND_COLOR4を

使用してモデルビューで4角の色を個別に制御します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 295変数

Page 300: System 120 Jpn

背景色は、RGB(赤、緑、青)値(スケールは 0 ~ 1)で定義します。

従来の単一色の背景を設定するには、4 つの背景色変数に同じ値を設定

します。設定の変更後、Tekla Structures を再起動する必要がなく、

ビューを再度開いて、変更内容を反映させます。

白黒の背景 • 黒の背景には 0.0 0.0 0.0を使用します。

• 白の背景には 1.0 1.0 1.0を使用します。

XS_BACKGROUND_COLOR2カテゴリ [ モデルビュー ]

「XS_BACKGROUND_COLOR1 (p. 295)」を参照してください。

296 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 301: System 120 Jpn

XS_BACKGROUND_COLOR3カテゴリ [ モデルビュー ]

「XS_BACKGROUND_COLOR1 (p. 295)」を参照してください。

XS_BACKGROUND_COLOR4カテゴリ [ モデルビュー ]

「XS_BACKGROUND_COLOR1 (p. 295)」を参照してください。

XS_BASE_LINE_WIDTHカテゴリ [ 出力 (図面 )]

印刷する図面の基本線幅を指定します。デフォルト値は、0.1 です。印

刷する図面の出力線幅は、基本線に [ カラー表 ] ダイアログボックスのペン番号を掛けた値になります。

また XS_BASE_LINE_WIDTH_AFFECTS_SCREEN (p. 297) が TRUEに設定され

ている場合、この変数はディスプレイの線に影響を与えます。

XS_BASE_LINE_WIDTH_AFFECTS_SCREENカテゴリ [ 出力 (図面 )]

XS_BASE_LINE_WIDTH (p. 297) がディスプレイに描かれた線幅に影響を与えるかどうか制御します。

XS_BASE_LINE_WIDTH (p. 297) にディスプレイの線幅に影響を与えさせない場合は、[値 ] フィールドにFALSE を入力します。

XS_BASICVIEW_HEIGHTカテゴリ ビュー(モデル)

基本ビューウィンドウの高さを制御します。この変数の使用方法については、「XS_BASICVIEW_POSITION_X (p. 298)」を参照してください。

線幅の精度を制御するには、XS_BASE_LINE_WIDTHに小

さな値を使用し、ペンに大きな値を使用します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 297変数

Page 302: System 120 Jpn

XS_BASICVIEW_POSITION_Xカテゴリ ビュー(モデル)

画面上の基本ビューウィンドウの水平位置を制御します。

原点 変数 XS_MDIBASICVIEWPARENTが設定されていれば、クライアント領域

の左上の角が位置の原点になります(メニューとツールバーはクライアント領域から独立しており、ツールバーを移動するとクライアント領域のサイズが影響を受けます)。変数 XS_MDIBASICVIEWPARENT が設定

されていなければ、Tekla Structures ウィンドウ全体の左上の角が原点に

なります。

単位 幅と高さの単位は、ピクセルです。

XS_BASICVIEW_POSITION_Yカテゴリ ビュー(モデル)

画面上の基本ビューウィンドウの垂直位置を制御します。この変数の使用方法については、「XS_BASICVIEW_POSITION_X (p. 298)」を参照してください。

XS_BASICVIEW_WIDTHカテゴリ ビュー(モデル)

基本ビューウィンドウの幅を制御します。この変数の使用方法については、「XS_BASICVIEW_POSITION_X (p. 298)」を参照してください。

XSBINTekla Structures の bin フォルダの場所を定義します。

XS_BLACK_DRAWING_BACKGROUNDカテゴリ 図面ビュー

TRUEに設定すると、図面の背景が黒になり、線が色付きになります。背

景を白、線を黒にするには、[値 ] フィールドを空白にします。

この変数は、モデル固有ではなく、ユーザー固有の変数です。また、白黒モードには影響せず、図面のカラーモードにのみ影響を与えます。

298 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 303: System 120 Jpn

参照項目 図面における色

XS_BOLT_LENGTH_EPSILONカテゴリ モデリング

ボルト長を丸めます。

ボルト長は、材質厚から計算されます。材質厚に若干の差異があっても常に同じボルト長が使用されるようにするには、XS_BOLT_LENGTH_EPSILONで目的の値を定義します。ボルト長の計算時

に、この値が材質厚に対して加減算されます。どの環境の場合も、この変数には厚さの値をミリメートル単位で指定します。一般に、0.001 ~

0.5 の範囲内の値を使用します。

参照項目 ボルト長の計算 (p. 148)

XS_BOLT_MARK_DIAMETER_PREFIXカテゴリ マーク:ボルト

ボルトマーク径の頭マークを指定します。NONE または目的の文字列を

指定できます。

• 変数が設定されていない場合 => 3*M20

• XS_BOLT_MARK_DIAMETER_PREFIX=NONEの場合 => 3*20

• XS_BOLT_MARK_DIAMETER_PREFIX=FooBar => の場合 => 3*FooBar20

XS_BOLT_MARK_IS_ALWAYS_VISIBLE_IN_GAカテゴリ マーク:ボルト

TRUEに設定すると、ほかのオブジェクトによりビューから隠されている

ボルトのボルトマークが一般図内で非表示になります。

例 梁のどちらかの側にボルトがある場合は、その前面に梁によって、いすれかが隠されます。この変数を TRUEに設定すると、隠れているボルト

のボルトマークが表示されなくなります。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 299変数

Page 304: System 120 Jpn

XS_BOLT_MARK_STRINGボルトマークの内容を定義します。ボルトマークの内容は、[ボルトマー

クプロパティ] ダイアログボックスで定義するのが一般的ですが、より高度なマークが必要な場合は、一式の変数を使用できます。

これらの変数は、[ボルトマークプロパティ] ダイアログボックスの設定を上書きしますが、これらのうち特定の変数だけを設定すれば、ダイアログボックス上の設定と組み合わせて使用することもできます。たとえば、ダイアログボックスで孔のマークを定義しながら、変数XS_BOLT_MARK_STRINGでボルトのマークを定義することなどが考えられ

ます。

マーク文字列の構文の詳細については、「高度なボルトマーク」を参照してください。

XS_BOLT_MARK_STRING_FOR_SIZEカテゴリ マーク:ボルト

ボルトマークの[サイズ] 要素の内容を定義します。この設定は、変数XS_SHOP_BOLT_MARK_STRING_FOR_SIZE (p. 387) およびXS_SITE_BOLT_MARK_STRING_FOR_SIZE (p. 394) で上書きされます。

「ボルトマークのサイズ要素」も参照してください。内容の定義に使用できるスイッチについては、「高度なボルトマーク」を参照してください。

XS_BOLT_POSITION_TO_MIN_AND_MAX_POINTボルトの 小および 大位置寸法を作成するときに使用します。

例 XS_BOLT_POSITION_TO_MIN_AND_MAX_POINT=TRUE

XS_BOLTS_PERPENDICULAR_TO_PART_PLANE_IN_NCカテゴリ CNC

NC ファイルの部材面に垂直にボルト寸法を配置する場合、TRUEに設定

します。

300 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 305: System 120 Jpn

C

XS_CALC_REFOBJ_PROTECTTRUEに設定すると、図面内の参照オブジェクトの保護領域が計算される

ようになります。デフォルトでは、保護領域は計算されません。

XS_CALCULATE_POLYBEAM_LENGTH_ALONG_REFERENCE_LINEカテゴリ 寸法:折梁展開

折梁の長さを、中心線ではなく参照線に沿って計算します。初期設定では、梁の[位置]-[ 作業面上] の値に関係なく、梁の中心線に沿った長さが折梁の長さとして報告されます。

「折梁の長さの計算」も参照してください。

XS_CENTER_TO_CENTER_DISTANCE_IN_ONE_PART_STRINGカテゴリ マーク:ボルト

ボルトマークのゲージ情報を定義します。「GOL、C/C、ゲージ」も参照してください。

内容を定義する ゲージの数値を定義するには、%%VALUE%%スイッチを使用します。値の

前後に通常のテキストを追加します。

%%VALUE%%を使用しなければ、文字列の末尾に距離が追加されます。

この変数が設定されていなければ、%%VALUE%%だけが使用されます。

ゲージを計算できない場合は、マークに何も追加されません。

現在のリリースでは、図面の作成時に参照オブジェクトの保護情報を使用しないので、この変数の設定が必要になることはありません。この変数を使用すると、図面の作成速度が低下します。

通常は、他の変更による影響を受けないことから、中心線に沿った長さを使用する方が安全です。参照線に沿って長さを計算している場合、梁にオフセットを付けて移動すると、長さの計算値が実際の梁の長さに一致しなくなる可能性があります。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 301変数

Page 306: System 120 Jpn

例 梁フランジに対称ボルトグループがあり、ゲージの値が 10 の場合の例

を下の表に示します。

XS_CENTER_TO_CENTER_DISTANCE_IN_TWO_PARTS_STRINGカテゴリ マーク:ボルト

ボルトマークで 2 つの部材に対して示す芯 - 芯距離(c/c)の情報を定義

します。

内容の定義方法については、「XS_CENTER_TO_CENTER_DISTANCE_IN_ONE_PART_STRING (p. 301)」を参照してください。

例 2 つのクリップアングルに対称ボルトグループがあり、芯 - 芯距離の値

が 10 の場合の例を下の表に示します。

XS_CHAMFER_ACCURACY_FACTORカテゴリ ソリッド設定

ポリゴン角処理の記述に使用する点の数を定義します。

初期設定値は、1.0 です。値を 1.0 より小さくすると点の数が増え、1.0より大きくすると点の数が減ります。

XS_CHAMFER_DISPLAY_LENGTH_FACTORカテゴリ ビュー(モデル)

ポリゴン角処理の長さの計算に使用する係数を定義します。プレートのポリゴン角処理の長さは、"XS_CHAMFER_DISPLAY_LENGTH_FACTOR * プレートの側面長 " の式で、プレートの側面長から計算されます。初期設

定では、0.08 に設定されています。

バッチファイル内の定義 ボルトマーク

set XS_CENTER_TO_CENTER_DISTANCE_IN_ONE_PART_STRING=GAGE = %%VALUE%%

GAGE = 10

バッチファイル内の定義 ボルトマーク

set XS_CENTER_TO_CENTER_DISTANCE_IN_TWO_PARTS_STRING=c/c = %%VALUE%%

c/c = 10

302 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 307: System 120 Jpn

XS_CHANGE_MARK_ASTERISK_TOカテゴリ マーク:部材

ボルトマークおよび部材マークのサイズ要素に含まれているアスタリスク(*)を置換する記号を指定します。

XS_CHANGE_MARK_ASTERISK_TO=X

プロファイル文字列に含まれているアスタリスク(例: PL10*100)は、

プロファイルカタログに書き込まれるので、この変数では変更できません。

XS_CHANGE_WORKAREA_WHEN_MODIFYING_VIEW_DEPTHカテゴリ ビュー(モデル)

参照ファイルを使いやすくします。デフォルトでは、作業領域外のオブジェクト(部材や参照ファイルなど)は表示デプスの範囲内にあっても非表示になります。

TRUE に設定すると、表示デプスを変更したときに作業領域が自動調整

されるようになります。

XS_CHECK_FLAT_LENGTH_ALSOカテゴリ 板・フラットバー

TRUEに設定すると、プレート幅だけでなく、プレート長もチェックさ

れ、fltprops.inp ファイルで定義されている平鋼の寸法との比較が行われます。設定しなければ、プレート幅だけがチェックされます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 303変数

Page 308: System 120 Jpn

XS_CHECK_TRIANGLE_TEXT_SIZEカテゴリ 寸法:一般

三角形のサイズを傾斜寸法のテキストに合わせます。

角度記号サイズを定義するには、変数XS_ANGLE_DIMENSION_SYMBOL_SIZE_FACTOR (p. 289) を使用します。

XS_CIS_DEP1_DATABASE_NAMECIMsteel とのデータ交換に使用する一時データベースの名前を定義しま

す。

XS_CIS_DEP1_DATABASE_PASSWCIMsteel とのデータ交換に使用する一時データベースのパスワードを定

義します。

XS_CIS_DEP1_DATABASE_PATHCIMsteel STEP 形式との間でモデルを変換するときに一時的に作成する

データベースのパスを定義します。

変数 XS_ANGLE_DIMENSION_SYMBOL_SIZE_FACTORを使用

すると、変数 XS_CHECK_TRIANGLE_TEXT_SIZEが無効に

なります。

304 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 309: System 120 Jpn

XS_CIS_DEP1_EXPRESS_FILEシステムフォルダに格納されている EXPRESS ファイルの名前を定義します。EXPRESS ファイルでは、CIMsteel DEP1 の論理製品モデルが記述され

ます。CIMsteel DEP1 STEP 形式との間でモデルを変換するときにツール

キットによって内部的に使用されるファイルです。

XS_CLASH_CHECK_COLORカテゴリ ビュー(モデル)

部材が干渉ことを示す色を変更します。14 色の中から指定できます。色

は 1 ~ 14 の番号で指定します。「カラー」を参照してください。初期設

定は、黄色(= 6)です。

XS_CLEAR_MODEL_HISTORYカテゴリ ソリッド設定

モデル履歴ログファイルを使用している場合、この変数を設定すると、モデルを開いたときと保存したときに、その都度、ログファイルから履歴データがクリアされるようになります。

参照項目 XS_COLLECT_MODEL_HISTORY (p. 306)

XS_CNC_HOLE_DIAMETER_ROUNDINGカテゴリ CNC

NC ファイルで使用する孔の丸め係数を定義します。NC ファイルでは、

0.01mm 単位の精度が要求されます。Tekla Structures モデルでは、ボルト

に異なる許容差値を設定できるので、それに応じて異なる径が要求されることがあります。一般のボルトダイアログボックスではなく、マクロのダイアログボックスを使ってボルトの許容差の小数の桁数を増やすことができます。

丸めルーチンは、NC ファイルの作成時にのみ使用されます。

丸め係数は、工作機械のボール加工許容差と同じ値(mm 単位)に設定

してください。元の孔径が丸め係数で除算され、その結果が も近似の整数に丸められた後、同じ丸め係数で乗算されます。これにより、差が非常に小さい複数のボルト径は同じ値に丸められます。

例:

set XS_CNC_HOLE_DIAMETER_ROUNDING=1.5875

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 305変数

Page 310: System 120 Jpn

丸め係数が、1.5875(1/16 インチのミリメートル換算値)に設定されま

した。

• 径 26.99mm(マクロダイアログボックスで定義されている径

1" 1/16) =>26.99/1.5875 => 17.00 => 17 => 17*1.5875 => 26.99 mm

• 径 27.00mm(ボルトダイアログボックスで定義されている径

1" 1/16)=>27.00/1.5875 => 17.01 => 17 => 17*1.5875 => 26.99 mm

XS_COLLECT_MODEL_HISTORYカテゴリ ソリッド設定

Tekla Structures では、[ オブジェクト情報 ] ダイアログ内の部材、鉄筋、

レポート内のコンポーネントなど、さまざまなオブジェクトに関するモデル履歴データを収集できます。モデル履歴データの収集にはディスクスペースとメモリの消費が伴うので、デフォルトでは、この機能は無効になっています。モデル履歴データを収集するには、この変数をTRUE に設定します。

モデル履歴データは、必要時にのみ収集することをお勧めします。

参照項目 XS_CLEAR_MODEL_HISTORY (p. 305)

XS_COMBINED_BOLT_DIM_CHARACTERカテゴリ 寸法:ボルト

ボルト寸法の文字を設定します。たとえば、寸法表現 4*50 では、* が文

字です。

XS_COMPLEX_PART_MEMBERS_DO_NOT_HAVE_TO_BE_MAIN_PARTSカテゴリ 寸法:部材

TRUE に設定すると複雑な製品において、メイン部材以外の部材をメイ

ン部材として寸法を作成するようにします。

この変数は、主に複数ユーザーモードで使用します。単一ユーザーモードでは、削除した部材についてのみ履歴データが収集されます。

306 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 311: System 120 Jpn

XS_COMPONENT_CATALOG_COLLECTION_NAME_LENGTHカテゴリ [ モデリング ]

コンポーネントカタログのコレクション名は、12 文字で削除されていま

す。この変数を使用して名前の長さを調整し、コンポーネントカタログを再度開きます。

参照項目 XS_COMPONENT_CATALOG_THUMBNAIL_SIZE (p. 307)

XS_COMPONENT_CATALOG_THUMBNAIL_SIZEカテゴリ [ モデリング ]

サムネイルのサイズを 6 ~ 96 ピクセルに調整します。デフォルト値は

96 です。値を変更したら、コンポーネントカタログを再度開きます。

参照項目 XS_COMPONENT_CATALOG_COLLECTION_NAME_LENGTH (p. 307)

XS_CONCRETE_PART_NUMBERING_PREFIXコンクリート部材の頭マークを定義します。

XS_CONCRETE_PART_NUMBERING_START_NUMBERコンクリート部材の開始番号を定義します。

XS_CONNECTING_SIDE_MARK_SYMBOLカテゴリ マーク:部材

初期設定では、シンボルファイルで定義されている番号 34 の接合面記

号が使用されます。接合面記号を変更するには、この変数で目的の接合面記号番号を指定します。

設定によって、[ コンポーネントカタログ ] ダイアログ

ボックスのサイズが大きくなる場合があります。

設定によって、[ コンポーネントカタログ ] ダイアログ

ボックスのサイズが大きくなる場合があります。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 307変数

Page 312: System 120 Jpn

XS_CONNECT_PLATE_PROFILES_IN_AUTOCONNECTIONカテゴリ コンポーネント

[ オートコネクション] 機能で組み込み部材を処理できるようにします。この変数が設定されていなければ、プレート(プロファイル)がオートコネクションの実行時に部材として破棄されます。

set XS_CONNECT_PLATE_PROFILES_IN_AUTOCONNECTION=TRUE

XS_CONSIDER_NEIGHBOUR_PARTS_IN_HIDDENカテゴリ 図面プロパティ

この変数を設定すると、隣接部材の背面にある部材が陰線で作画されます。

XS_CONSIDER_REBAR_NAME_IN_NUMBERINGカテゴリ コンクリート詳細設計

FALSEに設定すると、ナンバリング時に部材名だけが考慮され、鉄筋名

は考慮されなくなります。

XS_CONVERT_OLD_FORCE_UNITS_TO_SI_FROMカテゴリ コンポーネント

バージョン 7.0 より古い Tekla Structures カタログを開くときに部材と

ジョイントの属性テーブルを変換します。

単位を kip から S に変換するには、

XS_CONVERT_OLD_FORCE_UNITS_TO_SI_FROMを kipに設定します。

単位は、kg、T、N、daN、kN、lbf、kip、数値のいずれかです。

XS_CONVERT_OLD_MOMENT_UNITS_TO_SI_FROMバージョン 7.0 より古い Tekla Structures カタログを開くときに部材と

ジョイントの属性テーブルを変換します。この変数は、次のように設定できます。

set XS_CONVERT_OLD_MOMENT_UNITS_TO_SI_FROM=Nm

単位は、kgm、Tm、Nm、daNm、kNm、lbf-in、lbf-ft、kip-in、kip-ft、数

値のいずれかです。

308 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 313: System 120 Jpn

XS_COUNT_ALL_PARTS_IN_NSFS_REPEATED_PART_MARKカテゴリ マーク:部材

結合された部材マークを持つ部材の数をどのように表示するかを決定するときに使用します。

例 梁ウェブの両側に 4 つ以上の同じスチフナーがある場合、マークは次の

ようになります。

• 4x1002BS - XS_COUNT_ALL_PARTS_IN_NSFS_REPEATED_PART_MARK=TRUE の場合

• 2x1002BS - XS_COUNT_ALL_PARTS_IN_NSFS_REPEATED_PART_MARKが設定

されていない場合

参照項目 XS_COUNT_BOTH_PARTS_IN_NSFS_PART_MARK (p. 309)

XS_COUNT_BOTH_PARTS_IN_NSFS_PART_MARKカテゴリ マーク:部材

結合された部材マークを持つ部材の数をどのように表示するかを決定するときに使用します。

例 梁ウェブの両側に 4 つの同じスチフナーがある場合、マークは次のよう

になります。

• 2x1002BS - XS_COUNT_BOTH_PARTS_IN_NSFS_PART_MARK=TRUE の場合

• 1002BS - XS_COUNT_BOTH_PARTS_IN_NSFS_PART_MARKが設

定されていない場合

参照項目 XS_COUNT_ALL_PARTS_IN_NSFS_REPEATED_PART_MARK (p. 309)

XS_CREATE_ROUND_HOLE_DIMENSIONSカテゴリ 寸法:部材

[ 値 ] フィールドにTRUE と入力すると、図面に丸孔の中心点寸法が示さ

れます。

XS_CREATE_CONNECTION_WHEN_COPYING_DRAWING_VIEWSカテゴリ 図面プロパティ

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 309変数

Page 314: System 120 Jpn

TRUEに設定すると、コピーしたビューが元の図面にリンクされます。た

とえば、ビューのコピー元の図面を削除すると、コピーしたビューも削除されます。

XS_CREATE_VIEW_FROM_MODEL_OLD_WAYどの値を一般図のビュー範囲に使用するかを指定します。この設定は、モデルから作成されたビューだけに適用されます。

この変数が設定されていなければ(初期設定)、モデルビューの現在の作業エリア X/Y 座標がビュー範囲値として使用されます。

この変数を TRUEに設定すると、作業エリアの設定にかかわりなく、モ

デルビュー全体が図面ビューの範囲値として使用されます。

どちらの場合も、デプス値は、モデルビューの表示デプス値から取得されます。

XS_CS_CHAMFER_DIVIDE_ANGLEカテゴリ ソリッド設定

断面のポリゴン角処理を分割する角度(初期設定では 10.0 度)を変更し

ます。この変数は、次のように設定できます。

XS_CS_CHAMFER_DIVIDE_ANGLE=10.0

XS_CURVED_AXIS_PLACEカテゴリ プロファイル

曲がり部材の長さは、初期設定では、中心軸に沿って計算されます。この変数を使うと、軸の位置を管理できます。値は、比として指定します。中心軸の位置は、"h=H/2.0* 比 " の式で計算されます。初期設定値

は、ゼロです。比を 1.0 として定義すると上部フランジに沿って長さが

計算され、比を -1.0 として定義すると下部フランジに沿って長さが計算

されます。

この軸オフセット値は、レポートおよび図面テンプレートで使用されます。図面内の寸法は、選択した点から計算されます。

XS_CUT_SYMBOL_FONT矢視記号のテキストフォントを設定します。フォント名をスイッチとして入力してください。フォントを省略すると、初期設定のフォントが使用されます。

310 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 315: System 120 Jpn

XS_CYCLIC_SOLVER_MAX_LOOPSカテゴリ [ モデリング ]

カスタムコンポーネントの複雑な依存関係や計算の収束を解決するのに、Tekla Structures が行う計算サイクル数を定義します。サイクルルー

プ数に対する数を入力します。デフォルト値は 2 です。

D

DAK_BMPPATH以下で使用するビットマップファイルのフォルダを示します。

• カスタムコンポーネント• ユーザー定義情報(objects.inp ファイル)• プロファイルカタログ• 標準コンポーネント

デフォルトでは、この変数は teklastructures.bat ファイルに定義されており、フォルダ \TeklaStructures\12.0\nt\bitmaps を示します。

フォルダを変更するには、次のようにします。

1. \TeklaStructures\12.0\nt\bitmaps フォルダの内容をすべて新しい場所にコピーします。

2. この変数 DAK_BMPPATHを user.bat ファイルに追加します。

XS_DEFAULT_FONTカテゴリ ビュー(モデル)

デフォルトフォントを設定します(モデリングおよび図面)。フォント名をスイッチとして入力してください。

XS_DEFAULT_FONT_SIZEカテゴリ ビュー(モデル)

デフォルトフォントサイズを設定します(モデリング)。フォントサイズをスイッチとして入力してください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 311変数

Page 316: System 120 Jpn

XS_DETAIL_SYMBOL_REFERENCEカテゴリ [ 図面プロパティ ]

別の図面の詳細ビューを示す記号の特別指示を設定します。[値 ] フィールドに指示を入力します。以下のような指示があります。

• フリーテキスト• ユーザー定義情報• テンプレート属性

[詳細設定 ] ダイアログボックスで変数を設定する場合は、ユーザー定義情報やテンプレート属性を 1 つの % 文字で囲みます。たとえば、

%DRAWING_TITLE%のようになります。

バッチファイルで変数を設定する場合は、ユーザー定義情報やテンプレート属性を 2 つの % 文字で囲みます。たとえば、

%%DRAWING_TITLE%%のようになります。

XS_DETAIL_VIEW_REFERENCEカテゴリ [ 図面プロパティ ]

部分詳細ビューラベルの特別指示を設定します。「XS_DETAIL_SYMBOL_REFERENCE (p. 312)」も参照してください。

XS_DGN_EXPORT_PART_ASカテゴリ エクスポート

Tekla Structures のソリッドを DGN 形式にエクスポートする方法を選択

します。

この変数を CELLに設定すると、Tekla Structures のソリッドは、ソリッ

ド面を DGN 形状として格納したセルとしてエクスポートされます。

SOLIDに設定すると、Tekla Structures のソリッドは、境界要素によって定

義される DGN ソリッドとしてエクスポートされます。

XS_DGN_EXPORT_USE_LOCAL_IDカテゴリ エクスポート

[ 値 ] フィールドに TRUEを入力すると、3D DGN エクスポートでローカ

ル ID 番号が有効になり、エクスポートした各部材に 1 から始まる一意

な ID 番号が割り当てらます。この ID はユーザー定義情報として保存さ

れ、以降のエクスポートには同じ ID が使用されます。

312 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 317: System 120 Jpn

XS_DIMENSION_ALL_BOLT_GROUPS_SEPARATELYカテゴリ 寸法:ボルト

TRUEに設定すると、ボルトグループ寸法が結合されなくなります。

XS_DIMENSION_DIGIT_GROUPING_CHARACTERカテゴリ [ 寸法内容 :一般 ]

大きな寸法値に使用する区切り文字を指定します。たとえばカンマ(,)の場合、「154321」は「154,321」になります。区切り文字を指定しない

場合は、[寸法プロパティ]>[ 一般 ] > [ 桁区切り ] で [はい ] を選択した場合、

Tekla Structures では区切り文字としてスペースが使用されます。

(「154321」 -> 「154 321」

参照項目 XS_DIMENSION_DIGIT_GROUPING_COUNT (p. 313)

寸法記号プロパティ

XS_DIMENSION_DIGIT_GROUPING_COUNTカテゴリ [ 寸法内容 :一般 ]

寸法値に区切り文字を挿入した後の桁数を指定します。たとえば 3 の場

合、「154321」は「154,321」になります。

参照項目 XS_DIMENSION_DIGIT_GROUPING_CHARACTER (p. 313)

寸法記号プロパティ

XS_DIMENSION_DIRECTION_REVERSEDカテゴリ 寸法:一般

US 絶対寸法タイプを使用する場合に連続寸法の方向を変更します。初

期設定では、RD シンボルは部材の左端に作成され、寸法は左から右に

計測されます。

RD シンボルを梁の右端に配置するには、この環境変数をTRUE に設定し

ます。

XS_DIMENSION_EXTENSION_LINE_AWAY_FACTORカテゴリ 寸法:一般

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 313変数

Page 318: System 120 Jpn

「短引出し線寸法の作成」を参照してください。

XS_DIMENSION_EXTENSION_LINE_ORIGIN_OFFSETカテゴリ 寸法:一般

延長線原点と延長線の開始点(延長線原点のオフセット)の距離を設定します。

set XS_DIMENSION_EXTENSION_LINE_ORIGIN_OFFSET=1.0

XS_DIMENSION_EXTENSION_LINE_TOWARD_FACTORカテゴリ 寸法:一般

「短引出し線寸法の作成」を参照してください。

XS_DIMENSION_FONT寸法のテキストフォントを設定します。フォント名をスイッチとして入力してください。フォントを省略すると、デフォルトのフォントが使用されます。

XS_DIMENSION_LINE_TEXT_EPSカテゴリ 寸法:部材

指定した値より傾斜が大きい寸法テキストを反転します。詳細については、「傾斜寸法文字の整列」を参照してください。

例 XS_DIMENSION_LINE_TEXT_EPS=0.1

XS_DIMENSION_PART_MARK_CONTENT_IN_ASSEMBLYカテゴリ 寸法:部材

「XS_DIMENSION_PART_MARK_CONTENT_IN_SINGLE (p. 315)」を参照してください。

延長線原点のオフセット

314 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 319: System 120 Jpn

XS_DIMENSION_PART_MARK_CONTENT_IN_SINGLEカテゴリ 寸法:部材

単品図に含まれる部材マーク寸法の内容を定義します。例:

XS_DIMENSION_PART_MARK_CONTENT_IN_SINGLE=PROFILE AND MATERIAL

使用できるスイッチは、次の通りです。

• PROFILE • MATERIAL • SIZE • LENGTH • COMMENT

XS_DIMENSION_PLATE_SIDE_MARK_SYMBOL_CENTERカテゴリ [ 寸法内容 :一般 ]

寸法補助記号で Tekla Structures が使用する記号を定義するには、以下の

変数を使用します。

• XS_DIMENSION_PLATE_SIDE_MARK_SYMBOL_LEFT • XS_DIMENSION_PLATE_SIDE_MARK_SYMBOL_CENTER • XS_DIMENSION_PLATE_SIDE_MARK_SYMBOL_RIGHT

デフォルトでは、Tekla Structures は dimension_marks.sym ファイル(通常

はフォルダ \environments\japan\symbols\ に格納)で定義された

記号 no 0、1、および 2 を使用します。

XS_DIMENSION_PLATE_SIDE_MARK_SYMBOL_LEFTカテゴリ [ 寸法内容 :一般 ]

「XS_DIMENSION_PLATE_SIDE_MARK_SYMBOL_CENTER (p. 315)」を参照してください。

XS_DIMENSION_PLATE_SIDE_MARK_SYMBOL_RIGHTカテゴリ [ 寸法内容 :一般 ]

「XS_DIMENSION_PLATE_SIDE_MARK_SYMBOL_CENTER (p. 315)」を参照してください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 315変数

Page 320: System 120 Jpn

XS_DIMENSION_SKEWED_BOLTS_IN_PART_PLANE_IN_SINGLE_DRAWINGSカテゴリ 寸法:ボルト

単品図の部材面に垂直にボルト寸法を配置する場合、TRUEに設定しま

す。

XS_DIM_TOTAL_LENGTH_IN_Xカテゴリ 寸法:部材

X 方向の製品外形寸法だけを作成します。初期設定では、Y 方向の製品

外形寸法も作成されます。

XS_DIRTekla Structures のデータファイル、ソースファイル、およびバイナリ

ファイルを格納するフォルダを定義します。

XS_DISABLE_ADVANCED_OPTIONS[ 詳細設定 ] ダイアログボックスを無効にして、バッチファイルでしか変数を編集できないようにすることができます。

このダイアログボックスを無効にするには、バッチファイルに次の変数を設定します。

set XS_DISABLE_ADVANCED_OPTIONS=TRUE

変数の詳細については、「変数を設定する (p. 56)」を参照してください。

XS_DISABLE_PARTIAL_REFRESHカテゴリ ビュー(図面 )

TRUE に設定すると OpenGL のウィドウの部分リフレッシュ(再描画)を

無効にします。

316 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 321: System 120 Jpn

XS_DISABLE_VIEW_CENTERING_ASSEMBLYカテゴリ ビュー(図面)

製品図のビューを左揃えにします。

XS_DISABLE_VIEW_CENTERING_GAカテゴリ ビュー(図面)

一般図のビューを左揃えにします。

XS_DISABLE_VIEW_CENTERING_MULTIカテゴリ ビュー(図面)

マルチ図のビューを左揃えにします。

XS_DISABLE_VIEW_CENTERING_SINGLEカテゴリ ビュー(図面)

単品図のビューを左揃えにします。

XS_DISABLE_WELD_PREP_SOLID自動溶接開先を無効化します。この変数を TRUEに設定すると、特定の

溶接タイプの使用時に自動溶接開先が行われなくなります。

XS_DISABLED_IMPORT_PLUGINSカテゴリ [ インポート ]

Tekla Structures バージョン 11.1 以降では、参照モデルの読み込みに新し

い方法を使用します。新しい方法はプラグインファイルを使用し、特にMicroStation V8 DGN ファイルの読み込みに役立ちます。

しかし、この方法は MicroStation バージョン 7 のファイルの参照モデル

をすべて正しく表示できない場合があります。この変数は新しい方法を無効にし、MicroStation V7 ファイルで動作できる旧バージョンの機能を

使用します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 317変数

Page 322: System 120 Jpn

新しい方法を無効にするには、[値 ] フィールドにドット(.)とファイ

ル拡張子を入力します。ファイル拡張子を複数入力する場合は、カンマで区切ってください。例を次に示します。

• DGN ファイルの読み込みに旧バージョンの機能を使用する場合は、XS_DISABLED_IMPORT_PLUGINS=.DGN

• DWG ファイルの読み込みに旧バージョンの機能を使用する場合は、XS_DISABLED_IMPORT_PLUGINS=.DWG

• 複数タイプのファイルの旧バージョンの機能を使用する場合は、XS_DISABLED_IMPORT_PLUGINS=.dwg,.dxf,.dgn

参照項目 単一の参照モデルを使用する (p. 264)

XS_DISPLAY_ZERO_INCHESカテゴリ 寸法:一般

ゼロインチを表示します。

XS_DO_NOT_CHECK_DIMENSION_POINTSカテゴリ 寸法:一般

TRUEに設定すると、図面を開くときに寸法点がチェックされなくなりま

す。

図面タイプに応じて異なる設定を定義するには、スイッチ A(製品図)、

W(単品図)、M(マルチ図)、G(一般図)、および C(キャストユニッ

ト図)を任意の組み合わせで使用します。

例 一般図、マルチ図、および製品図に適用するには、この変数を GMAに設

定します。

XS_DO_NOT_CREATE_PROFILE_DIMENSIONS_FOR_CONCRETETRUEに設定すると、キャストユニット図にコンクリート部材のプロファ

イル寸法が自動表示されなくなります。

多数の部材(特に曲がり部材)が含まれている図面でこの変数を使うと、図面を開くときに時間がかかるようになり、メモリの消費も増えます。

318 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 323: System 120 Jpn

XS_DO_NOT_DISPLAY_CHAMFERSカテゴリ ビュー(モデル)

TRUEに設定すると、ポリゴンプレートがポリゴン角処理なしで描画され

ます。

XS_DO_NOT_DRAW_COLUMN_MARKS_AT_45_DEGREES_IN_GA_DRAWINGカテゴリ マーク:部材

TRUEに設定すると一般図上で柱のマークテキストを通常のマークテキス

トと同様に横方向に配置します。デフォルトでは柱のマークは 45 度の

斜め方向に配置されます。

XS_DO_NOT_EXTEND_DIMENSION_LINES_THROUGH_ALL_HOLESカテゴリ 寸法:ボルト

TRUE に設定すると寸法の引き出し線がボルト群のすべてのボルトを通

らないようになります。

XS_DO_NOT_PLOT_DIMENSION_POINT_CIRCLESカテゴリ 寸法:一般

図面リストから印刷を行う際、寸法点のチェック用円(確認マーク)を印刷しないように設定するには、TRUEに設定します。

XS_DO_NOT_REMOVE_END_ABSOLUTE_DIMENSIONSカテゴリ 寸法:部材

絶対寸法を使用している場合、デフォルトでは、 後の絶対垂直寸法が削除されます。削除されないようにするには、この変数を TRUEに設定

します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 319変数

Page 324: System 120 Jpn

XS_DO_NOT_USE_DMPAPER_USER図面出力時には、事前定義の DMPAPER_USER値がユーザー定義の用紙サ

イズとして使用されます。DMPAPER_USERオプションが出力装置ドライ

バで認識されない場合は、この変数を TRUEに設定すると、旧形式の用

紙定義を有効化できます。

set XS_DO_NOT_USE_DMPAPER_USER=TRUE

XS_DO_NOT_USE_FOLDED_GUSSET_PLATEガセットジョイントで折板を作成するときに部材合成を使用します。この変数が設定されていなければ(初期設定)、[部材合成 ] コマンドではなく、[梁 (折 )] コマンドで折ガセットプレートが作成されます。

XS_DO_NOT_USE_GLOBAL_PLATE_SIDEカテゴリ コンポーネント

メイン部材に複数のジョイントがある場合、ジョイント 141、146、147、149、181、184、185、186、および 187 のデフォルト動作では、メイン

部材の同じ側にすべてのせん断プレートが作成されます(グローバル配置)。この変数を使うと、ジョイントがメイン部材のどちらの端部にも近いかに応じて各せん断プレートが配置されます(ローカル配置)。

XS_DONT_SHOW_POLYBEAM_MID_EDGESカテゴリ 図面プロパティ

TRUEに設定すると、折梁の折れ曲がり線が図面から非表示になります。

XS_DRAW_ANGLE_AND_RADIUS_INFO_IN_UNFOLDINGカテゴリ 寸法:折梁展開

寸法線上に角度と半径を示します。「展開寸法」も参照してください。

XS_DRAW_BENDING_LINE_DIMENSIONS_IN_UNFOLDINGカテゴリ 寸法:折梁展開

図面内に曲げ線寸法を作成します。「展開寸法」も参照してください。

320 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 325: System 120 Jpn

XS_DRAW_BOLT_HIDDEN_LINESカテゴリ 図面プロパティ

ほかの部材の背後に隠れているボルトを単品図、製品図、および一般図に表示するか、非表示にするかを制御するには、以下の変数を使います。ここではデフォルト値を示しています。

• XS_DRAW_BOLT_HIDDEN_LINES_IN_SINGLE_DRAWINGS=AS_PART • XS_DRAW_BOLT_HIDDEN_LINES_IN_ASSEMBLY_DRAWINGS=AS_PART • XS_DRAW_BOLT_HIDDEN_LINES_IN_GA_DRAWINGS=FALSE

有効な値は以下のとおりです。

• AS_PART:部材の陰線表示設定を使用します。

• TRUE:隠れているボルトを常に表示します。

• FALSE:隠れているボルトを表示しません。

参照項目 XS_DRAW_BOLT_OWN_HIDDEN_LINES (p. 321)

XS_DRAW_BOLT_HIDDEN_LINES_IN_SINGLE_DRAWINGS「XS_DRAW_BOLT_HIDDEN_LINES (p. 321)」を参照してください。

XS_DRAW_BOLT_HIDDEN_LINES_IN_ASSEMBLY_DRAWINGS「XS_DRAW_BOLT_HIDDEN_LINES (p. 321)」を参照してください。

XS_DRAW_BOLT_HIDDEN_LINES_IN_GA_DRAWINGS「XS_DRAW_BOLT_HIDDEN_LINES (p. 321)」を参照してください。

XS_DRAW_BOLT_OWN_HIDDEN_LINESカテゴリ 図面プロパティ

ボルトの陰線を単品図、製品図、および一般図に表示するか、非表示にするかを制御するには、以下の変数を使います。ここではデフォルト値を示しています。

• XS_DRAW_BOLT_OWN_HIDDEN_LINES_IN_SINGLE_DRAWINGS=AS_PART • XS_DRAW_BOLT_OWN_HIDDEN_LINES_IN_ASSEMBLY_DRAWINGS=AS_PART • XS_DRAW_BOLT_OWN_HIDDEN_LINES_IN_GA_DRAWINGS=FALSE

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 321変数

Page 326: System 120 Jpn

有効な値は以下のとおりです。

• AS_PART:部材の陰線の表示設定を使用します。

• TRUE:ボルトの陰線を常に表示します。

• FALSE:ボルトの陰線を表示しません。

参照項目 XS_DRAW_BOLT_HIDDEN_LINES (p. 321)

XS_DRAW_BOLT_OWN_HIDDEN_LINES_IN_SINGLE_DRAWINGS「XS_DRAW_BOLT_OWN_HIDDEN_LINES (p. 321)」を参照してください。

XS_DRAW_BOLT_OWN_HIDDEN_LINES_IN_ASSEMBLY_DRAWINGS

「XS_DRAW_BOLT_OWN_HIDDEN_LINES (p. 321)」を参照してください。

XS_DRAW_BOLT_OWN_HIDDEN_LINES_IN_GA_DRAWINGS「XS_DRAW_BOLT_OWN_HIDDEN_LINES (p. 321)」を参照してください。

XS_DRAW_BOLTS_PERPENDICULAR_TO_PART_IN_SINGLE_DRAWINGSカテゴリ 寸法:ボルト

単品図の部材面に垂直にボルトを配置する場合、TRUEに設定します。

この設定は、symbol および symbol3 のボルトシンボルタイプのみに適用されます。

XS_DRAW_BOLTS_THROUGH_NEIGHBOUR_PARTS隣接部材と重なる位置のボルト部材を作画します。

XS_DRAW_CAST_PHASE_INTERNAL_LINESカテゴリ コンクリート詳細設計

322 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 327: System 120 Jpn

コンクリートキャストユニットの縁端線を図面内に表示するか、非表示にするかを制御します。TRUEに設定すると、隣接するキャストユニッ

ト間の重なり合っている縁端線が表示されるようになります。「XS_DRAW_CAST_UNIT_INTERNAL_LINES (p. 323)」も参照してください。

XS_DRAW_CAST_UNIT_INTERNAL_LINESカテゴリ コンクリート詳細設計

キャストユニット内のコンクリート部材線を図面内に表示するか、非表示にするかを制御します。TRUEに設定すると、キャストユニット内の

重なり合っている部材線が表示されるようになります。「XS_DRAW_CAST_PHASE_INTERNAL_LINES (p. 322)」も参照してください。

XS_DRAW_CHAMFERS_HANDLESカテゴリ [ モデルビュー ]

ポリゴンプレートおよびコンクリートスラブのハンドルとポリゴン角処理の表示 / 非表示を制御します。次のオプションがあります。

• HANDLES:ハンドルだけを表示します。ハンドルの選択が容易にな

ります。• CHAMFERS:ポリゴン角処理だけを表示します。

• CHAMFERS_AND_HANDLES: ハンドルとポリゴン角処理の両方を

表示します。

XS_DRAW_CROSS_AXISカテゴリ 図面プロパティ

この変数の値が N でない場合は、梁の断面に十字の軸心が作画されま

す。

XS_DRAWING_ASSEMBLY_HATCH_SCHEMAカテゴリ ハッチ(塗りつぶし)

製品図のスキーマファイル名は、user.bat ファイルで定義します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 323変数

Page 328: System 120 Jpn

例 デフォルトのスキーマファイルを使用するには、[値 ] フィールドにassembly.htc と入力します。

XS_DRAWING_CAST_UNIT_HATCH_SCHEMAカテゴリ ハッチ(塗りつぶし)

キャストユニット図のスキーマファイル名は、user.bat ファイルで定義します。

例 デフォルトのスキーマファイルを使用するには、[値 ] フィールドにcast_unit.htc と入力します。

XS_DRAWING_GA_HATCH_SCHEMAカテゴリ ハッチ(塗りつぶし)

一般図のスキーマファイル名は、user.bat ファイルで定義します。

例 デフォルトのスキーマファイルを使用するには、[値 ] フィールドにgeneral.htc と入力します。

XS_DRAWING_HISTORY_LOG_TYPEカテゴリ 図面プロパティ

図面の履歴ログファイルの内容を定義します。内容の定義には、以下のスイッチを任意の組み合わせ(例: NEW_DELETED)で使用できます。

• ALL • NEW • DELETED • MODIFIED

XS_DRAWING_IGNORE_ZERO_LEVELS_IN_PART_MARKSカテゴリ [ マーク部材 ]

ゼロレベル(+0.000)の部材マークへの表示を制御します。デフォルト

では、変数は TRUEに設定されているため、ゼロレベルは部材マークに

は表示されていません。部材マークにゼロレベルを表示するには、FALSEに設定します。

324 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 329: System 120 Jpn

部材マークの高さ情報をリストするには、[部材マークプロパティ] ダイアログボックスで要素[ユーザー定義情報] を使用し、以下のいずれかのテンプレート属性を入力します。

• ASSEMBLY_BOTTOM_LEVEL• ASSEMBLY_TOP_LEVEL• CAST_UNIT_BOTTOM_LEVEL• CAST_UNIT_TOP_LEVEL

参照項目 『図面マニュアル』のマークへのユーザー定義情報の追加

XS_DRAWING_PART_REFERENCE_LINE_TYPEカテゴリ 図面プロパティ

図面内の参照線タイプを設定します。以下のスイッチを使用できます。

• POINT_LINE: 部材の作成点を結ぶ線

• DEFINITION_LINE: 部材の定義点(作成点 + オフセット)を

結ぶ線

• CORNER_REFERENCE_LINE: 部材の角の点を結ぶ線

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 325変数

Page 330: System 120 Jpn

XS_DRAWING_PLOT_FILE_DIRECTORYカテゴリ 出力(図面)

[ 図面出力 ] ダイアログボックスのファイル名フィールドが空欄の場合にプロットファイルを出力するフォルダです。

POINT_LINE DEFINITION_LINE CORNER_REFERENCE_LINE

この設定は、プロッタカタログに定義されたフォルダ位置よりも優先されます。

326 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 331: System 120 Jpn

XS_DRAWING_PLOT_FILE_NAMEカテゴリ 出力(図面)

[ 図面出力 ] ダイアログボックスのファイル名フィールドが空欄の場合に使用されるファイル名です。

利用できるスイッチについては、『図面マニュアル』の「プロットファイル名のスイッチ」を参照してください。

異なる図面タイプに対して異なるファイル名を定義するには、次の変数を使用します。

XS_DRAWING_PLOT_FILE_NAME_AXS_DRAWING_PLOT_FILE_NAME_WXS_DRAWING_PLOT_FILE_NAME_GXS_DRAWING_PLOT_FILE_NAME_M

XS_DRAWING_PLOT_FILE_NAME_A「XS_DRAWING_PLOT_FILE_NAME (p. 327)」を参照してください。

XS_DRAWING_PLOT_FILE_NAME_W「XS_DRAWING_PLOT_FILE_NAME (p. 327)」を参照してください。

XS_DRAWING_PLOT_FILE_NAME_G「XS_DRAWING_PLOT_FILE_NAME (p. 327)」を参照してください。

XS_DRAWING_PLOT_FILE_NAME_M「XS_DRAWING_PLOT_FILE_NAME (p. 327)」を参照してください。

XS_DRAWING_PLOT_FILE_NAME_C「XS_DRAWING_PLOT_FILE_NAME (p. 327)」を参照してください。

XS_DRAWING_PLOT_FILE_NAME=%%DRAWING_NAME.%% - %%DRAWING_TITLE%%%%UDA:DRAWING_USERFIELD_1?- %%%%UDA:DRAWING_USERFIELD_1%%%%DRAWING_REVISION?- Rev%%%%DRAWING_REVISION%%.dxf

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 327変数

Page 332: System 120 Jpn

XS_DRAWING_POINT_SCALEカテゴリ 図面プロパティ

参照線の作成に使用する点の縮尺を設定します。縮尺(10 進数)をス

イッチとして入力します。

XS_DRAWING_POINT_SCALE=0.5

XS_DRAWING_SCALE_SEPARATOR_CHARカテゴリ 図面プロパティ

図面縮尺の区切り文字を定義します。

XS_DRAWING_SHEET_HEIGHTカテゴリ ビュー(図面)

「XS_DRAWING_SHEET_POSITION_X (p. 328)」を参照してください。

XS_DRAWING_SHEET_POSITION_Xカテゴリ ビュー(図面)

図面シートの初期位置を定義します。この機能は、デュアルディスプレイを使用している場合などに役立ちます。以下の変数を使用できます。

XS_DRAWING_SHEET_POSITION_X=50XS_DRAWING_SHEET_POSITION_Y=50XS_DRAWING_SHEET_HEIGHT=600XS_DRAWING_SHEET_WIDTH=900

X と Y は、MDI クライアントウィンドウ(Tekla Structures ウィンドウ内

の濃いグレーの領域)の左上の隅を原点とする図面ビューの左上の角の座標です。

XS_DRAWING_SHEET_POSITION_Yカテゴリ ビュー(図面)

「XS_DRAWING_SHEET_POSITION_X (p. 328)」を参照してください。

328 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 333: System 120 Jpn

XS_DRAWING_SHEET_WIDTHカテゴリ ビュー(図面)

「XS_DRAWING_SHEET_POSITION_X (p. 328)」を参照してください。

XS_DRAWING_SINGLE_PART_HATCH_SCHEMAカテゴリ ハッチ(塗りつぶし)

単品図のスキーマファイル名は、user.bat ファイルで定義します。

例 デフォルトのスキーマファイルを使用するには、[値 ] フィールドにsingle.htc と入力します。

XS_DRAWING_TEMPLATES_LIBRARYテンプレート図面が入ったモデル フォルダを指すようにこの変数を設定

して、図面テンプレート ライブラリの位置を定義します。

例 set XS_DRAWING_TEMPLATES_LIBRARY=C:\TeklaStructuresModels\CloningTemplate

(ここで、CloningTemplate はモデル名です)。

参照項目 [ 図面 ]>[ 図面複製 ]

XS_DRAWING_VIEW_DIRECTION_MARK_SYMBOL_FRONTカテゴリ [ 図面プロパティ ]

各基本ビュータイプ(正面、上面、背面、下面)について、以下の変数を使用して断面および端部のビュー方向マークで使用する記号を定義します。

• XS_DRAWING_VIEW_DIRECTION_MARK_SYMBOL_FRONT • XS_DRAWING_VIEW_DIRECTION_MARK_SYMBOL_TOP • XS_DRAWING_VIEW_DIRECTION_MARK_SYMBOL_BACK • XS_DRAWING_VIEW_DIRECTION_MARK_SYMBOL_BOTTOM

デフォルトでは、xsteel.sym ファイル(通常はフォルダ

\environments\japan\symbols\ に格納)の記号 no 66 が使用されます。

参照項目 『図面マニュアル』の断面プロパティ

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 329変数

Page 334: System 120 Jpn

XS_DRAWING_VIEW_DIRECTION_MARK_SYMBOL_TOPカテゴリ [ 図面プロパティ ]

「XS_DRAWING_VIEW_DIRECTION_MARK_SYMBOL_FRONT (p. 329)」を参照してください。

XS_DRAWING_VIEW_DIRECTION_MARK_SYMBOL_BACKカテゴリ [ 図面プロパティ ]

「XS_DRAWING_VIEW_DIRECTION_MARK_SYMBOL_FRONT (p. 329)」を参照してください。

XS_DRAWING_VIEW_DIRECTION_MARK_SYMBOL_BOTTOMカテゴリ [ 図面プロパティ ]

「XS_DRAWING_VIEW_DIRECTION_MARK_SYMBOL_FRONT (p. 329)」を参照してください。

XS_DRAW_INSIDE_ANGLE_IN_UNFOLDINGカテゴリ 寸法:折梁展開

外角ではなく内角を角度テキストに示します。「展開寸法」も参照してください。

XS_DRAW_LONG_HOLE_DIMENSIONSカテゴリ 寸法:ボルト

長孔寸法の基準として、孔全体の中心点ではなく、曲率の中心点を使用します。初期設定では、孔の中心点が長孔寸法の基準として使用されます。

この変数は、次のように設定できます。

set XS_DRAW_LONG_HOLE_DIMENSIONS=1

XS_DRAW_POP_MARKS現在のモデル内に作成中のポップマークを作画します。

330 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 335: System 120 Jpn

XS_DRAW_SHORT_LEADER_LINES_OF_PART_MARKSカテゴリ マーク:部材

TRUEに設定すると、部材マークに常に引出し線が描画されます。

XS_DRAW_SKEWED_ELEVATIONSカテゴリ 寸法:部材

斜めエレベーション寸法を表示します。「エレベーション寸法」も参照してください。

初期設定では、この変数は設定されておらず、斜めエレベーション寸法は図面に表示されません。

XS_DRIVERカテゴリ ファイルディレクトリ

「plotdev.bin (p. 71)」を参照してください。

XS_DSTV_LIST_SEPARATORDSTV リストに使用する区切り文字を定義します。初期設定の区切り文

字は、# 記号です。

XS_DSTV_NET_LENGTHカテゴリ CNC

NC ファイルヘッダー内の部材長にカットを反映させる場合に使用しま

す。この変数を設定していない場合は、フィッティングだけが部材長に反映されます。「フィッティングが NC データに及ぼす影響 (p. 185)」を参照してください。

上級ユーザー向け NC ファイルの AK ブロックには、常に正しい純長さが含まれています。

この変数を使うと、長さの代わりに純長さをヘッダーブロックに書き込むことができます。一部の NC 機械は、ヘッダーまたは AK ブロックの

いずれかから長さ情報を取り込みます。どちらの方法を使用するべきかはっきりしない場合は、工場に問い合わせてください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 331変数

Page 336: System 120 Jpn

参照項目 XS_DSTV_PRINT_NET_AND_GROSS_LENGTH (p. 332)

XS_DSTV_PRINT_NET_AND_GROSS_LENGTHカテゴリ CNC

NC DSTV ファイルに長さの値を挿入するときに使用します。

• 総長さ• 純長さ

参照項目 XS_DSTV_NET_LENGTH (p. 331)

XS_DSTV_USE_ONE_VERTEX_SHARP_INNER_CORNERカテゴリ CNC

DSTV NC ファイルで四角形(90°)のノッチをポリゴン角処理なしで

正確に表示する必要がない場合は、[値 ] フィールドに TRUEと入力しま

す。

部材にカットとフィッティングが含まれており、長さが大となる点が部材の端部でない場合は、この変数を使

用すると、切断機械が部材の中央でカットを開始しようとするため、機械が損傷する可能性があります。

変数 XS_CHECK_FLAT_LENGTH_ALSO (p. 303) を設定した場合は、NC ファイル内で純長さと総長さの位置が入れ替

わることがあります。その場合、Tekla Structures では、

fltprops.inp ファイルで見つかった長さ値を代わりに使用することがあります。

純長さ

総長さ

332 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 337: System 120 Jpn

XS_DSTV_WRITE_BEHIND_FACE_FOR_PLATEカテゴリ [CNC]

プレートの正面(v)と背面(h)の仕上げ形状を NC DSTV ファイルに

書き込みます(AK + IK)。この変数がない場合は、板の正面のみ書き込

まれます。

XS_DWG_IMPORT_IGNORE_UNITSDWG 参照ファイルがフィート・インチ設定で作成されている場合、サ

イズが大きすぎる状態で Tekla Structures にインポートされます。これを

回避するには、この変数を TRUEに設定します。

XS_DXF_FONT_NAMEカテゴリ 出力(図面)

2D-DXF に対して標準以外のフォントを設定します。フォント名をス

イッチとして入力してください。

XS_DXF_TEXT_HEIGHT_FACTORカテゴリ 出力(図面)

2D-DXF テキストの高さの倍率を設定します。倍率(10 進数)をスイッ

チとして入力してください。

XS_DXF_TEXT_WIDTH_FACTORカテゴリ 出力(図面)

2D-DXF テキストの幅の倍率を設定します。倍率(10 進数)をスイッチ

として入力してください。

set XS_DXF_TEXT_HEIGHT_FACTOR=1.0

DXK_FONTPATHTekla Structures のグラフィックフォントを格納するフォルダを定義しま

す。グラフィックフォントは、テンプレートエディタなどで使用されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 333変数

Page 338: System 120 Jpn

なお、DXK_*変数を設定するときは、

DXK_FONTPATH=C:\TeklaStructures\のように 後に円記号(\)を入

力する必要があります。

DXK_SYMBOLPATHTekla Structures のシンボルライブラリを格納するフォルダを定義します。

なお、DXK_*変数を設定するときは、

DXK_SYMBOLPATH=C:\TeklaStructures\のように 後に円記号(\)を

入力する必要があります。

E

EDM_LIC13_3_5CIMsteel エクスポート / インポートオプションと共に使用するツール

キットのパスワードを定義します。Tekla Structures パスワードにも

CIMsteel オプションが必要なことに注意してください。EDM_LIC13_3_5は、Tekla Structures 起動バッチファイルでは設定できません。この変数

は、NT オペレーティングシステムのコントロールパネルで設定します。

Windows のデスクトップから[設定 ]-[ コントロールパネル]-[ システム]-[ 詳

細 ]-[変数 ] を選択してください。

EDM_LIC13_3_5は、常に次の値に設定してください。

/suHFt0NTYA.i-W-3n1yiW(y_N__(JTk,8TKDWN3xz9,cozrGY&0'x9P'da

入力ミスを回避するために、Windows のコピーおよび貼り付け機能を

使って値をコピーすることをお勧めします。

334 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 339: System 120 Jpn

XS_ENABLE_INNER_CONTOURS_IN_CUT_PARTSカット部材の内面および外面にしたがって Tekla Structures に部材カット

を作成させるには、TRUE に設定します。

変数が設定されていない場合、カット部材の外面にしたがって部材カットが作成されます。

例 以下の図では梁が丸鋼管でカットされています。

XS_ENABLE_MIDDLE_BUTTON_DOUBLE_CLICK_ZOOM_ORIGINAL

モデルウィンドウを元のサイズに戻す機能をマウスの中ボタンのダブルクリックに割り当てます(set XS_ENABLE_MIDDLE_BUTTON_DOUBLE_CLICK_ZOOM_ORIGINAL=TRUE)。

XS_EQUAL_SHAPE_DIMENSIONS_TO_BOTH_ENDS_LIMITカテゴリ 寸法:部材

初期設定では、梁の両端で寸法が対称な場合でも、梁の両端に形状寸法が自動的に作成されます。この動作を変更するには、この変数に適切な値を設定します。

たとえば、この変数を 300 に設定すると、1 方向の長さが 300mm に満た

ない部材に対しては、反対側の対称形状寸法だけが作成されるようになります。環境に関係なく、単位は常にミリメートルです。

変数をTRUE に設定 変数未設定

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 335変数

Page 340: System 120 Jpn

XS_EXPORT_DGN_COORDINATE_SCALEカテゴリ エクスポート

DGN エクスポートで使用する座標系縮尺を設定します。既定値は 100です。

XS_EXPORT_DGN_FILENAMEカテゴリ エクスポート

DGN エクスポートで使用する出力ファイル名を設定します。既定の名

前は、Model.dgn です。

XS_EXPORT_DGN_INCLUDE_CUTSカテゴリ エクスポート

DGN エクスポートに含めるカットを定義します。以下のスイッチを使

用できます。

XS_EXPORT_DGN_INCLUDE_INNER_CONTOURカテゴリ エクスポート

DGN エクスポートに含める穴カットを定義します。次のオプションが

あります。

• TRUEですべての穴カットを含みます ( 既定 )。• FALSEですべての穴カットを除外します。

スイッチ 使用目的

FALSE すべてのカットを除外します。

TRUE すべてのカットを含みます ( 既定 )。CLASH: 孔カットの端を除き、すべてのカットを

含みます。

336 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 341: System 120 Jpn

XS_EXPORT_DGN_ROUND_SEGMENTS丸チューブの表示に使用するセグメントの数を定義します。この値は、大型チューブ(100 mm 超)の場合に使用されます。それより小さい

チューブの場合は、この値の 80% が使用されます。デフォルト値は、

40 です。

XS_EXPORT_DGN_USE_CLASS_AS_COLORエクスポートした部材を部材クラス別に色分けするための色を設定します。この設定は、モデルエディタの[クラス別カラー表示] などに使用されます。

XS_EXPORT_DGN_USE_VOLUMETRICカテゴリ エクスポート]

TRUE に設定すると、DGN エクスポート内ですべてのプレートタイプが

92 になります。

XS_EXPORT_STEEL2000_PRIMARY_IDSMIS エクスポートファイルに主要部材の ID を含める場合、TRUEに設定

します。ID はファイル内の別々の行に挿入されます。

例 XS_EXPORT_STEEL2000_PRIMARY_IDS=TRUE

XS_EXTERNAL_EXCEL_DESIGN_PATHジョイント設計で使用する Excel シートの場所を示します。user.bat

ファイルに変数を設定します。

詳細については、オンラインヘルプの「ジョイント設計に Excel を使用する」を参照してください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 337変数

Page 342: System 120 Jpn

F

XS_FILTER_SEPARATOR_CHARカテゴリ モデリング

表示フィルターなどで複数のフィルター文字列を指定するときに使用する区切り文字を設定します。初期設定の区切り文字は、スペース(空白)です。

次の例では、区切り文字としてセミコロンを指定しています。

XS_FILTER_SEPARATOR_CHAR=;

XS_FIRMカテゴリ ファイルディレクトリ

変数 XS_PROJECTおよび XS_FIRMを XS_SYSTEMと共に使用すると、プ

ロパティファイルの検索対象となるディレクトリを定義できます。プロパティは常にモデルフォルダに保存されますが、その後、他のプロジェクトでも使用できるようにプロジェクトフォルダなどの別の場所にコピーまたは移動することができます。

プロパティは、まず 初に現在のモデルフォルダから検索され、その後、変数で定義されているディレクトリから検索されます。検索順については、「フォルダの検索順 (p. 74)」を参照してください。

XS_FLAT_PREFIXカテゴリ 板・フラットバー

出力、レポート、およびマーク用の平鋼頭マークを設定します。一致する平鋼が fltprops.inp ファイル内に見つかると、頭マークの後ろに " 厚さ X 幅 " を続けた名前(例: FLAT5X100)がプレートに付与されます。

PL プロファイルおよび PLT プロファイルに一致するプレートが

fltprops.inp に見つかると、初期設定では、頭マークとして FL または

FLT が使用されます。

338 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 343: System 120 Jpn

XS_FLAT_THICKNESS_TOLERANCEカテゴリ 板・フラットバー

平鋼のチェック許容差を設定します。この許容差は、プレートを平鋼に変換するかどうかを決定するためにプレートの厚さをチェックするときに使用されます。初期設定の許容差は、0.1mm です(set XS_FLAT_THICKNESS_TOLERANCE=0.1)。

XS_FLAT_TOLERANCEカテゴリ 板・フラットバー

平鋼のチェック許容差を設定します。この許容差は、プレートを平鋼に変換するかどうかを決定するためにプレートの幅をチェックするときに使用されます。初期設定の許容差は、0.1mm です。

(XS_FLAT_TOLERANCE=0.1)。

XS_FRACTION_HEIGHT_FACTORフィート・インチテキストにおける分数の高さを制御します(set XS_FRACTION_HEIGHT_FACTOR=1.5)。

XS_FS_POSTFIX_FOR_MERGED_PART_MARKカテゴリ マーク:部材

結合した部材マークの右側接尾マークを定義します。この接尾マークは、同一部材の右側に表示されます。『図面マニュアル』の「「部材マークの結合」」を参照してください。

例 XS_FS_POSTFIX_FOR_MERGED_PART_MARK=FS

G

XS_GA_DRAWING_VIEW_TITLEカテゴリ 図面プロパティ

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 339変数

Page 344: System 120 Jpn

マルチ図に含まれる一般図ビューのタイトルを定義します。スイッチ(DRAWING_BASE_NAMEおよび DRAWING_NAME)と任意の文字列を組み合

わせてタイトルを定義できます。

初期設定では、バッチファイル内で設定されています。

XS_GAGE_OF_OUTSTANDING_LEG_STRINGカテゴリ マーク:ボルト

面外脚のゲージ(GOL)情報をボルトマーク内に示します。

この変数の指定形式は、変数 XS_BOLT_MARK_STRINGと同じです。文字

列内に数値(距離)を指定するには、%%VALUE%%を使います。値の前後

にラベルを定義できます。

文字列に %%VALUE%%が含まれていなければ、文字列の末尾に値が追加

されます。この変数が設定されていなければ、%%VALUE%%だけが使用さ

れます。

値を計算できない場合は、マークに何も追加されません。

例 面外脚のゲージの値が 5.5 の場合の例を下の表に示します。

XS_GA_HIDDEN_NORTH_MARK_SYMBOLカテゴリ マーク:部材

初期設定では、シンボルファイル内のシンボル番号 32 が一般図内の隠

し北マーク記号として使用されます。この記号を変更するには、この変数で目的のシンボル番号を指定します。

XS_GAGE_OF_OUTSTANDING_LEG_STRING ボルトマークの GOL

%%VALUE%% GOL 5.5 GOLGOSL %%VALUE%% GOSL 5.5GOL = GOL = 5.5

5.5

340 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 345: System 120 Jpn

XS_GA_NORTH_MARK_SCALEカテゴリ マーク:部材

一般図内の北マークは、初期設定では、縮尺 1:1 で作画されます。こ

の変数を使うと、一般図内の北マークの縮尺を明示的に定義できます。北マーク用の縮尺を変更するには、この他に、大きなサイズのシンボルを作成する方法もあります。

XS_GA_NORTH_MARK_SYMBOLカテゴリ マーク:部材

初期設定では、シンボルファイル内のシンボル番号 32 が一般図内の北

マーク記号として使用されます。記号を変更するには、変数XS_NORTH_MARK_SYMBOLで目的のシンボル番号を指定します。

XS_GA_OMITTED_DIAMETER_TYPEカテゴリ マーク:ボルト

一般図でマークを省略する直径寸法のタイプとして、HOLEまたは BOLTを指定します。

XS_GRID_DIMENSION_OVERALL_LENGTHカテゴリ 寸法:一般

この変数を設定すると、既存の基準線寸法の隣りに基準線全体にわたる寸法線が追加されます。

XS_GRID_TEXT_FONT基準線テキストのフォントを設定します。フォントを省略すると、デフォルトのフォントが使用されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 341変数

Page 346: System 120 Jpn

H

XS_HANDLE_SCALEカテゴリ [ モデルビュー ]

ソリッドモデルビューでのハンドルサイズを変更します。

• デフォルト値は、1.0 です。

• 1.0 より大きい値を指定すると、ハンドルが拡大されます。

• 1.0 より小さい値を指定すると、ハンドルが縮小されます。

ソリッドビューを閉じて再び開くと、変更されたサイズでハンドルが表示されます。

XS_HATCH_SEGMENT_BUFFER_SIZEカテゴリ ハッチ(塗りつぶし)

Tekla Structures には、ハッチングが含まれている図面を開くのに要する

時間を短縮するハッチングバッファがあります。バッファのサイズは、この変数で定義できます。

デフォルト値は 100000 です。非常に複雑なハッチングが含まれている

場合は、値を増やすことでパフォーマンスを向上できます。ハッチングが複雑でない場合は、値を減らします。

XS_HATCH_SPECIAL_COLOR_Rカテゴリ [ ハッチ (塗りつぶし )]

図面出力時に黒に変換されない塗りつぶし色を定義します。この色は、選択した出力装置の設定に応じてカラーまたはグレースケールで図面出力されます。塗りつぶし色は、0 ~ 255 の範囲の RGB(赤、緑、青)値

を使用して定義します。

以下の変数を使用して色を定義します。

XS_HATCH_SPECIAL_COLOR_Rを 214に設定します。

XS_HATCH_SPECIAL_COLOR_Gを 214に設定します。

XS_HATCH_SPECIAL_COLOR_Bを 214に設定します。

342 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 347: System 120 Jpn

デフォルト値は黒(0,0,0)です。値を小さくすると、色調が暗くなりま

す。

参照項目 オンラインヘルプの断面図の塗りつぶしと特殊な色

XS_HATCH_SPECIAL_COLOR_Gカテゴリ [ ハッチ (塗りつぶし )]

「XS_HATCH_SPECIAL_COLOR_R (p. 342)」を参照してください。

XS_HATCH_SPECIAL_COLOR_Bカテゴリ [ ハッチ (塗りつぶし )]

「XS_HATCH_SPECIAL_COLOR_R (p. 342)」を参照してください。

XS_HIDDEN_LINES_CHECK_TOLERANCEキャストユニット内の部材線を重なり合った線として扱う距離を定義します。デフォルト値は、0.01 です。

XS_HIDDEN_NORTH_MARK_SYMBOLカテゴリ マーク:部材

初期設定では、シンボルファイル内のシンボル番号 32 が隠し北マーク

記号として使用されます。この記号を変更するには、変数XS_NORTH_MARK_SYMBOLで目的のシンボル番号を指定します。

XS_HIDDEN_REMOVE_DOUBLE_LINESモデルを正確に表示し、Tekla Structures から図面と 2D DXF ファイルを

作成するとき、初期設定では、ファイルサイズができるだけ小さくなるように 2 重線が作画されません。この変数を次のように設定すると、2重線が作画されます。

XS_HIDDEN_USE_BOLT_PLANESカテゴリ 図面プロパティ

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 343変数

Page 348: System 120 Jpn

TRUE に設定するとボルトナットの背面にある線を非表示にします(部

材を正確に表示している場合)。

XS_HIGHLIGHT_ASSOCIATIVE_DIMENSION_CHANGESカテゴリ [ 寸法内容 :一般 ]

アソシエート図面を更新する場合、この変数がTRUE に設定されている場合、変更された寸法文字と移動された寸法点が強調表示されます。

以下のように変更内容が強調表示されます。

• 変更シンボル(デフォルトではクモ)が以前の点と新しい点の周りに描かれます。

• 以前の点から新しい点へ矢印が描かれます。

変更シンボルの表示を変更するには、以下の変数を使用します。

• XS_ASSOCIATIVE_CHANGE_HIGHLIGHT_SYMBOL

変更シンボルを定義します。デフォルト値は AssociativeAnchor@1(クモ)です。

• XS_ASSOCIATIVE_CHANGE_HIGHLIGHT_SIZE

点の周りの変更シンボルの高さを定義します。デフォルト値は 7 です。

変更シンボルを削除するには、削除するシンボル数により[編集 ]>[ 寸法

点変更マークの削除] >[ 一つ ] または [すべて ] をクリックします。

参照項目 XS_ASSOCIATIVE_CHANGE_HIGHLIGHT_SIZE (p. 293)

XS_ASSOCIATIVE_CHANGE_HIGHLIGHT_SYMBOL (p. 293)

XS_HOLE_MARK_STRING孔マークの内容を定義します。詳細については、「XS_BOLT_MARK_STRING (p. 300)」を参照してください。

XS_HOLE_MARK_STRING_FOR_SIZEカテゴリ マーク:ボルト

孔マークの[サイズ ] 要素の内容を定義します。この設定は、変数XS_SHOP_HOLE_MARK_STRING_FOR_SIZE (p. 387) およびXS_SITE_HOLE_MARK_STRING_FOR_SIZE (p. 394) で上書きされます。

344 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 349: System 120 Jpn

「ボルトマークのサイズ要素」も参照してください。内容の定義に使用できるスイッチについては、「高度なボルトマーク」を参照してください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 345変数

Page 350: System 120 Jpn

I

XS_IMPERIALカテゴリ フィート・インチ単位

「1」に設定すると、ボルトマークの以下の要素がフィート・インチ単位の

みを使用し、出力するように制限されます。

• 面外脚のゲージ(GOL)• 芯 - 芯距離

XS_IMPERIAL_BOLT_MARKカテゴリ フィート・インチ単位

Åu1ÅvÇ…ê›íËDzÇÈÇýÉÅÅ[ÉgÉãñ@ÇÃä¬ã´ÇÝLJÅAÉtÉBÅ[ÉgÅEÉCÉìÉ`ÇÃÉ{ÉãÉgÇšégópǵÅAà»â½ÇÃóléqÇ™É{ÉãÉgÉ}Å[ÉNÇÝÉtÉBÅ[ÉgÅEÉCÉìÉ`íPàþÇÝèoóÕǵNjDz。

• ボルト径• ボルト長

XS_IMPERIAL_DATEカテゴリ フィート・インチ単位

この変数を TRUEに設定すると、日付形式は mm/dd/yyyy となります。そ

れ以外の場合、形式は dd.mm.yyyy となります。

XS_IMPERIAL_HOLE_MARKカテゴリ フィート・インチ単位

この変数を 1 に設定すると、ボルトマーク内のボルト径がフィート・イ

ンチ単位で示されます。メートル単位を使用している場合に、インペリアルボルトに、フィート・インチ単位をボルトマークを作成する場合に、この機能を使用できます。

346 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 351: System 120 Jpn

これは、ボルトマークの以下の要素にのみ影響を与えます。

• 長孔 X の寸法

• 長孔 Y の寸法

• 長孔の 大寸法• 長孔の 小寸法

XS_IMPERIAL_INPUTカテゴリ フィート・インチ単位

XS_IMPERIAL_INPUTを設定すると、オンにできる入力がフィート・イン

チ単位を使用している入力だけに制限されます。

XS_IMPERIAL_TIMEカテゴリ フィート・インチ単位

この変数を TRUEに設定すると、時刻形式は 12 時間制の hh:mm:ss am/pmになります。それ以外の場合の形式は hh:mm:ss です。

XS_IMPERIAL_TRIANGLESカテゴリ フィート・インチ単位

この変数を 1 に設定すると、三角比にもインチ単位が使用されます。

XS_IMPORT_MODEL_LOGカテゴリ インポート

この変数は、TRUEまたは APPENDに設定できます。TRUEに設定すると、

インポートモデルを使用するたびに新しいログが作成されます。APPENDに設定すると、前回のログに新しいログが追加されます。

XS_INCH_SIGN_ALWAYSカテゴリ フィート・インチ単位

インチだけが含まれている寸法には、初期設定では、インチ記号(")が示されません。この変数を設定すると、すべての寸法にインチ記号が示されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 347変数

Page 352: System 120 Jpn

XS_INPobjects.inp ファイルを格納するフォルダを定義します。インストール時の初期設定では、%XSDATADIR%\countries\country-independent\inp\が使用されます。

XS_INTELLIGENCE_DO_NOT_REMOVE_OBSOLETE_VIEWSカテゴリ [ 図面プロパティ ]

オブジェクトがモデルから削除されたときに関連の図面ビューが削除されないようにするには、[値 ] フィールドに TRUEを入力します。デフォ

ルト値は FALSEです。

一般図には、変数XS_INTELLIGENCE_DO_NOT_REMOVE_OBSOLETE_VIEWS_IN_GAを使用しま

す。デフォルト値は TRUEです。

XS_INTELLIGENCE_DO_NOT_REMOVE_OBSOLETE_VIEWS_IN_GAカテゴリ [ 図面プロパティ ]

「XS_INTELLIGENCE_DO_NOT_REMOVE_OBSOLETE_VIEWS (p. 348)」を参照してください。

XS_INTELLIGENT_CLONING_ALLOWEDカテゴリ [ 図面プロパティ ]

変数を TRUE に設定すると、図面複製の段階で元の図面がアソシエート

図面である場合、次の図面オブジェクトおよびモデルオブジェクトが自動的に更新されます。

• 寸法• マーク• 図面溶接(図面に含めた溶接)• モデリング溶接(図面内に自動的に作成されている溶接記号)• テキスト• モデルに連動するメモ• グラフィックオブジェクト

348 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 353: System 120 Jpn

この変数では、次の機能も適用されます。

• 図面に含まれている単品図を保持する• 複製図面内のモデリング溶接を有効にする

参照項目 [ 図面 ]>[ 図面複製 ]

モデルオブジェクトと関連付けられたオブジェクトの作画

XS_INTELLIGENT_DRAWING_ALLOWED (p. 349)

XS_INTELLIGENT_DRAWING_ALLOWEDカテゴリ 図面プロパティ

モデル変更時に図面が自動更新されないようにするには、[値 ] フィールドをクリアします。

XS_INTELLIGENT_DRAWING_ALLOWED_IN_GAカテゴリ [ 図面プロパティ ]

「XS_INTELLIGENT_DRAWING_ALLOWED (p. 349)」を参照してください。

XS_INTELLIGENT_MESSAGES_ALLOWEDカテゴリ 図面プロパティ

1 つまたは複数の図面オブジェクトがリンクされているモデルオブジェ

クトをモデル内で削除した後、図面を開こうとしたときにメッセージを表示するかどうかを制御します。

メッセージを表示するには、[値 ] フィールドに任意の値を入力します。メッセージを表示しないようにするには、FALSEまたは 0を入力しま

す。

この機能はまだ正式リリース前の段階にあり、正しく動作しない場合があります。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 349変数

Page 354: System 120 Jpn

XS_I_PROFILE_CENTERカテゴリ 寸法:部材

この変数を NONEに設定すると、正面ビューの寸法設定に H 形鋼 •I 形鋼

の中心線が使用されなくなります。

J

XS_JOINT_NUMBER_FORMATカテゴリ マーク:一般

[ ジョイントマークプロパティ] ダイアログボックスで[ジョイントマーク]

フィールドが[番号 ] に設定されている場合は、図面にジョイント番号が表示されます。ジョイント番号の形式は、この変数で定義できます。頭マークテキストなどを定義できます。

この変数は、たとえば、XS_JOINT_NUMBER_FORMAT=J%%3.3dのように

設定できます。この場合、J が頭マークを定義し、他の部分が番号の形式を定義しています。 初の数はフィールドの 小幅を定義しており、2 番目の数は精度( 小表示桁数)を定義しています。パーセント記号

(%)と文字 d(10 進整数)は形式を表すために使用されています。

XS_JOINTS_USE_NOTCH1カテゴリ コンポーネント

この変数を XS_JOINTS_USE_NOTCH1=1と設定すると、標準のノッチ

ルーチンがジョイントに使用されます。

この変数を XS_JOINTS_USE_NOTCH1=0と設定すると、単純ノッチルー

チンがジョイントに使用されます。

350 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 355: System 120 Jpn

K

XS_KEEP_AUTOSAVE_FILES_ON_EXIT_WHEN_NOT_SAVINGカテゴリ モデリング

初期設定では、ディスクスペースの消費を抑えるために、モデルを閉じると自動保存ファイルが自動的に削除されます。この変数を設定すると、自動保存ファイルを維持できます。この設定では、モデルを保存せずに Tekla Structures を終了した場合でも、自動保存ファイルが維持され

ます。

XS_KEYIN_ABSOLUTE_PREFIXカテゴリ モデリング

絶対スナップに使用する文字を定義します。任意の有効な ASCII 文字を

入力できます。変数 XS_KEYIN_DEFAULT_MODE (p. 351) を使用してデフォルトで絶対スナップを使用するように設定した場合は、絶対スナップ用の文字を使用する必要がありません。

例 XS_KEYIN_ABSOLUTE_PREFIX=$

参照項目 XS_KEYIN_DEFAULT_MODE (p. 351)

XS_KEYIN_RELATIVE_PREFIX (p. 352)

XS_KEYIN_DEFAULT_MODEカテゴリ モデリング

デフォルトのスナップモードを定義します。RELATIVE または

ABSOLUTE に設定できます。

参照項目 XS_KEYIN_RELATIVE_PREFIX (p. 352)

XS_KEYIN_ABSOLUTE_PREFIX (p. 351)

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 351変数

Page 356: System 120 Jpn

XS_KEYIN_RELATIVE_PREFIXカテゴリ モデリング

相対スナップに使用する文字を定義します。任意の有効な ASCII 文字を

入力できます。変数 XS_KEYIN_DEFAULT_MODE (p. 351) を使用してデフォルトで相対スナップを使用するように設定した場合は、相対スナップ用の文字を使用する必要がありません。

例 XS_KEYIN_RELATIVE_PREFIX=@

参照項目 XS_KEYIN_DEFAULT_MODE (p. 351)

XS_KEYIN_ABSOLUTE_PREFIX (p. 351)

L

XS_LARGE_TUBE_ROUND_SEGMENTSカテゴリ ソリッド設定

大径チューブの記述に使用するセグメントの数を定義します。初期設定値は、100 です。

LEGEND_MODEL_PATHカテゴリ テンプレートとシンボル

使用可能なテンプレートテーブルフィールドがすべて定義されているlegend_text.fields ファイルの保存場所を定義します。

Legend_text.fields ファイルは、テンプレートエディタバージョン

2.2 でのみ使用されます。

XS_LINE_WIDTHカテゴリ ビュー(モデル)

ソリッドビューの線の幅を変更します。この値の単位はピクセルです。

352 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 357: System 120 Jpn

XS_LOG_FILE_NAMEログファイルの名前を定義します。初期設定の名前は、teklastructures.log です。

XS_LOGPATHTekla Structures ログファイルを格納するフォルダを定義します。

XS_LONGHOLE_MARK_STRING孔マークの内容を定義します。詳細については、「XS_BOLT_MARK_STRING (p. 300)」を参照してください。

XS_LONGHOLE_MARK_STRING_FOR_SIZEカテゴリ マーク:ボルト

長孔マークの[サイズ ] 要素の内容を定義します。この設定は、変数XS_SHOP_LONGHOLE_MARK_STRING_FOR_SIZE (p. 388) およびXS_SITE_LONGHOLE_MARK_STRING_FOR_SIZE (p. 394) で上書きされます。

「ボルトマークのサイズ要素」も参照してください。内容の定義に使用できるスイッチについては、「高度なボルトマーク」を参照してください。

M

XS_MACRO_DIRECTORY記録されたマクロファイルの代替フォルダを指定します。マクロファイルは通常、言語および環境に依存しており、その他の環境または言語では動作しません。

デフォルトでは、この変数はローカル環境のバッチファイルに定義されています。たとえば、japan 環境ではこの変数は

TeklaStructures\12.0\environments\japan\macros フォルダを示します。

自分のマクロフォルダを定義するには、この変数を user.bat ファイルに定義します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 353変数

Page 358: System 120 Jpn

参照項目 マクロの記録と実行 (p. 11)

XS_MACRO_ENABLE_TIMESTAMPカテゴリ [ モデリング ]

マクロの記録中に、さまざまなタスクに費やした時間を確認する場合、TRUEに設定します。

タイムスタンプは ../environments/japan/macrosフォルダに格納さ

れている当該マクロの .csファイルに存在します。マクロは、記録時の

モードに応じて drawings または modeling フォルダに保存されます。

参照項目 マクロの記録と実行 (p. 11)

XS_MACRO_REFERENCESカテゴリ [ モデリング ]

マクロのコンパイル時に使用する、追加カタログへのパスを定義します。

XS_MACRO_LOGTekla Structures システムコンポーネントの出力は、初期設定では、ター

ミナルウィンドウに表示されます。この変数でファイル名を定義すると、システムコンポーネントの出力がそのファイルに保存されます。

マクロフォルダにはサブフォルダ modeling およびdrawings が含まれている必要があります。

354 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 359: System 120 Jpn

XS_MAGNETIC_PLANE_OFFSETカテゴリ コンポーネント

吸着平面の吸着許容範囲を設定します。デフォルトでは 0.05mm です。

吸着平面について 補助平面を参照ください。

XS_MARK_ELEMENT_SPACE_FACTORカテゴリ マーク:一般

マーク要素間のスペースの倍率を設定します。初期設定では、テキストの高さの 0.4 倍のスペースが適用されます。この変数を使うと、初期設

定の倍率(0.4)を任意の値に変更できます。

XS_MARK_FONTマークテキスト(部材マークなど)のフォントを設定します。フォントを省略すると、初期設定のフォントが使用されます。

XS_MARK_LEADER_LINE_ARROW_HEIGHTマーク引出し線の矢印の高さ。

XS_MARK_LEADER_LINE_ARROW_LENGTHマーク引出し線の矢印の長さ。

XS_MARK_LINE_SPACE_FACTORカテゴリ マーク:一般

複数行のマーク(部材、ボルト、ジョイントなどのマーク)に適用する行間隔の倍率を設定します。複数行のマークには、初期設定では、テキストの高さの 0.3 倍の行間隔が適用されます。この変数を使うと、初期

設定の倍率(0.3)を任意の値に変更できます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 355変数

Page 360: System 120 Jpn

XS_MATERIAL_SYMBOL_REPRESENTATION_FILEカテゴリ 図面プロパティ

ユーザー定義の材質シンボルが定義されているファイルのフォルダパスとファイル名を入力します。

XS_MAX_ANGLE_BETWEEN_SKEWED_END_PLATE_AND_BEAM_ENDカテゴリ 図面プロパティ

わずかに斜めに配置されたエンドプレートの断面図と寸法を生成します。エンドプレートは、メイン部材の端部に梁切落としを適用する必要がない程度の小さい角度で傾斜させたり、斜めに配置したりすることができます。このため、断面図でエンドプレートに寸法を付けない場合は、エンドプレートの角度の制限を設定する必要があります。

制限角度(度単位)を設定するには、この変数を次のように設定します。

XS_MAX_ANGLE_BETWEEN_SKEWED_END_PLATE_AND_BEAM_END=

この値よりも小さい角度で斜めに配置されているエンドプレートの断面には寸法が示されます。角度がこの値を上回っている場合は、断面図に寸法が示されません。斜めエンドプレートと梁の間の角度(度単位)を指定してください。初期設定では、0 度です。

制限角度

356 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 361: System 120 Jpn

XS_MAX_ANGLE_TOLERANCE_BETWEEN_COMPLEX_MAIN_PARTSカテゴリ 寸法:部材

複雑な製品の寸法作成中で、メイン部材と他の主要部材が平行でない場合でも製品のメイン部材として認識する許容角度を設定します。設定値は 0.0(平行)から 1.0(直角)です。

XS_MAX_AUTOMATIC_RADIUS_DIMENSIONカテゴリ 寸法:部材

単品図で自動半径を使用する場合に適用する 大半径値を定義します。初期設定値は、5,000 です。この値より小さい半径が図面に表示されま

す。

XS_MAX_DECIMALS_IN_PROFILE_NAMEカテゴリ プロファイル

プロファイル名の小数点の桁数を制御します。初期設定値は 1 です

(set XS_MAX_DECIMALS_IN_PROFILE_NAME=1)。

XS_MAX_FRACTIONS_IN_MODEL_DIMENSIONUS フィート・インチ単位におけるモデルの寸法精度を定義します。

XS_MAX_MERGE_DISTANCE_IN_HORIZONTALカテゴリ マーク:部材

同一の鉄筋に結合されたマークを作成する水平方向の許容範囲を設定します。デフォルトは 600mm です。

参照項目 XS_MAX_MERGE_DISTANCE_IN_VERTICAL (p. 357)

XS_MAX_MERGE_DISTANCE_IN_VERTICALカテゴリ マーク:部材

同一の鉄筋に結合されたマークを作成する垂直方向の許容範囲を設定します。デフォルトは 600mm です。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 357変数

Page 362: System 120 Jpn

参照項目 XS_MAX_MERGE_DISTANCE_IN_HORIZONTAL (p. 357)

XS_MAX_SPACE_BETWEEN_COMPLEX_ASSEMBLY_PARALLEL_PARTSカテゴリ 寸法:部材

複雑な製品の寸法作成中で、メイン部材と他の主要部材が離れていても製品のメイン部材として認識する許容距離を設定します。

XS_MESSAGESmessages.mdl ファイルの保存場所を定義します。このファイルには、メッセージ(mdl)ファイルとそれらの保存場所のリストが格納されて

います。

XS_MDIBASICVIEWPARENTカテゴリ ビュー(モデル)

この変数を設定しなければ、ジョイント / 部材の基本ビューウィンドウ

は、Windows デスクトップ全体にわたって移動できます。この変数を設

定すると、ジョイント / 部材の基本ビューウィンドウは、Tekla Structuresウィンドウ内でのみ移動できるようになります。変数 XS_MDIVIEWPARENT (p. 358) も参照してください。

XS_MDIVIEWPARENTカテゴリ ビュー(モデル)

この変数を設定しなければ、ビューウィンドウは、Windows デスクトッ

プ全体にわたって移動できます。この変数を設定すると、ビューウィンドウは、Tekla Structures ウィンドウ内でのみ移動できるようになります。

この変数を設定していない場合は、ビューウィンドウをクリックして前面に表示することができるので、画面上に作業スペースを大きくとることができます。ビューを前面に表示すると、それまで開いていた部材やジョイントなどのダイアログが背面に隠れます。また、ビューウィンドウを Tekla Structures ウィンドウの外側に移動したり、デスクトップ全体

にわたって拡大することもできます。

358 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 363: System 120 Jpn

この変数の設定は図面ウィンドウにも適用されますが、ジョイント / 部材の基本ビューとズームビューについては専用の変数があります。「XS_MDIZOOMPARENT (p. 359)」および「XS_MDIBASICVIEWPARENT (p. 358)」を参照してください。

XS_MDIZOOMPARENTカテゴリ ビュー(モデル)

この変数を設定しなければ、ズームウィンドウは、Windows デスクトッ

プ全体にわたって移動できます。この変数を設定すると、ズームウィンドウは、Tekla Structures ウィンドウ内でのみ移動できるようになります。

この変数を設定していない場合は、ズームウィンドウをクリックして前面に表示することができます(ズームウィンドウから拡大レンズでビューを拡大している場合に便利です)。また、ズームウィンドウをTekla Structures ウィンドウの外側に移動したり、デスクトップ全体にわ

たって拡大することもできます。

XS_MIN_MERGE_PART_COUNTカテゴリ マーク:部材

マークを結合する同一部材の 低数を設定します。『図面マニュアル』の「「部材マークの結合」」を参照してください。

例 XS_MIN_MERGE_PART_COUNT=2

XS_MIN_NUMBER_OF_ASSEMBLY_MULTI_CHARACTERSカテゴリ ナンバリング

製品のマルチナンバーの 小文字数を設定します。たとえば、この変数を 3 に設定すると、マルチナンバーの形式は 101aaa のようになります。

XS_MIN_NUMBER_OF_PART_MULTI_CHARACTERSカテゴリ ナンバリング

部材のマルチナンバーの 小文字数を設定します。たとえば、この変数を 3 に設定すると、マルチナンバーの形式は 101AAA のようになりま

す。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 359変数

Page 364: System 120 Jpn

XS_MIS_FILE_DIRECTORYカテゴリ CNC

NC および MIS ファイルを作成するフォルダを定義します。初期設定で

は、現在のフォルダが使用されます。

[値 ] フィールドで ".\ " 文字を使用して、フォルダを現在のモデルフォル

ダの相対パスとして入力することもできます。XS_MIS_FILE_DIRECTORY=.\NCを設定すると、現在のモデルフォルダ配

下の「NC」フォルダに NC ファイルおよび MIS ファイルが作成されま

す。

例 XS_MIS_FILE_DIRECTORY=c:\TeklaStructures\mis-files

XS_MODEL_PREFIX_INFLUENCES_MULTI_NUMBERING_FORカテゴリ ナンバリング

マルチ図内の部材と製品のナンバリングに、部材番号と製品番号の頭マークを反映させるかどうかを定義します。使用可能なオプションは、NONE、ASSEMBLIES、PARTS、および ASSEMBLIES_AND_PARTSです。

XS_MULTIDRAWING_REMOVE_VIEW_LABEL_GAPカテゴリ 図面プロパティ

TRUEに設定すると、マルチ図内の図面ビューラベルと図面ビューの間の

不要なスペースが削除されます。

XS_MULTI_DRAWING_VIEW_TITLEカテゴリ 図面プロパティ

マルチ図に含まれるマルチ図ビューのタイトルを定義します。スイッチ(DRAWING_BASE_NAMEおよび DRAWING_NAME)と任意の文字列を組み合

わせてタイトルを定義できます。

初期設定では、タイトルが次のように設定されています。

Drawing %%DRAWING_BASE_NAME%%

360 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 365: System 120 Jpn

XS_MULTIPLIER_SEPARATOR_FOR_MERGED_PART_MARKカテゴリ マーク:部材

結合した部材マークの区切り文字を定義します。『図面マニュアル』の「「部材マークの結合」」を参照してください。

例 XS_MULTIPLIER_SEPARATOR_FOR_MERGED_PART_MARK=x

N

XS_NC_DISABLE_PIECE_IDENTIFICATION_FIXカテゴリ [CNC]

TRUE(デフォルト値)に設定された場合、Tekla Structures 11.0 で追加さ

れた DSTV 形式への修正を無効にします。その修正は、より正確に

DSTV 規格に準拠するように、DSTV ファイルヘッダーのフェーズと図

面 ID の出力場所を切り替えるものです。

この変更のために、dstv2dxf コンバータは DXF ファイルに正しいテキス

トを追加せず、一部の CNC コントローラソフトウェアは DSTV ファイ

ルが不正であると判断します。

修正を有効にし、Tekla Structures 11.0 と同様の DSTV ファイルを作成す

るには、この変数を FALSEに設定します。

XS_NEIGHBOUR_PART_SKEW_LIMITカテゴリ 図面プロパティ

ベクトル乗算(部材軸)(任意の座標軸)の積が、1 - XS_NEIGHBOUR_PART_SKEW_LIMITを下回っていれば、隣接部材は傾

斜位置にあるものと見なされます。この制限値は、浮動小数点数として指定する必要があります。

XSNESTTekla Structures Plate Nesting プログラムを格納するフォルダを定義します。構文は、次のとおりです。

例 XSNEST=C:\PlateNesting

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 361変数

Page 366: System 120 Jpn

XS_NO_AUTO_DISPLAY_VIEWSカテゴリ ビュー(モデル)

Tekla Structures の起動時にビューを自動的に画面に表示するかどうかを

定義します。この変数を任意の値に設定すると、ビューが表示されなくなります。初期設定では、ビューが表示されます。

XS_NO_BOLT_ANGLE_DIMENSIONSボルトの角度寸法を作成する場合は、[値 ] フィールドをクリアします。ボルトの角度寸法を作成しない場合は、任意の値を入力します。

XS_NO_CHAMFERS_IN_EXACT_MODEカテゴリ ビュー(モデル)

ポリゴン角処理を正確モードで作成するかどうかを定義します。この変数を任意の値に設定すると、ポリゴン角処理が正確モードで作成されなくなります。初期設定では、正確モードで作成されます。

例 XS_NO_CHAMFERS_IN_EXACT_MODE=1

XS_NO_CSK_MARKカテゴリ マーク:ボルト

ボルトマークの末尾の埋め込みマークを省略します。

例 set XS_NO_CSK_MARK=1

XS_NO_END_VIEWS_TO_INCLUDED_SINGLE_DRAWINGSカテゴリ 製品図の単品ビュー

TRUEに設定すると、製品図を作成し、単品図を含めるように設定したと

きに端部ビューが作成されなくなります。

この変数が無効になっている場合は、単品図のプロパティに基づいて端部ビューが作成されます。

362 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 367: System 120 Jpn

XS_NO_RELATIVE_SHAPE_DIMENSIONSカテゴリ 寸法:部材

初期設定では、選択されている寸法タイプに関係なく、形状寸法は常に相対寸法となります。この変数を使うと、形状寸法を選択した寸法タイプに一致させることができます。

例 XS_NO_RELATIVE_SHAPE_DIMENSIONS=TRUE

XS_NO_SINGLE_PART_DRAWINGS_FORカテゴリ 製品図の単品ビュー

この変数を XS_NO_SINGLE_PART_DRAWINGS_FOR=LOOSE_PARTSと設定す

ると、1 つの部材から成る製品に対しては単品図が作画されなくなりま

す。

XS_NORTH_MARK_SCALEカテゴリ マーク:部材

北マークは、初期設定では、縮尺 1:1 で作画されます。この変数を使

うと、北マーク記号の縮尺を明示的に定義できます。北マーク用の縮尺を変更するには、この他に、シンボルのサイズを大きくする方法もあります。

XS_NORTH_MARK_SYMBOLカテゴリ マーク:部材

初期設定では、シンボルファイル内のシンボル番号 32 が北マーク記号

として使用されます。この変数を使うと、シンボルを変更できます。異なるシンボルファイルの操作の詳細については、「シンボルファイルを操作する」を参照してください。

XS_NSFS_POSTFIX_FOR_MERGED_PART_MARKカテゴリ マーク:部材

結合した部材マークの接尾マークを定義します。この接尾マークは、同一主要部材の両側に表示されます。『図面マニュアル』の「「部材マークの結合」」を参照してください。

例 XS_NSFS_POSTFIX_FOR_MERGED_PART_MARK=BS

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 363変数

Page 368: System 120 Jpn

XS_NSFS_TEXT_POSITION_IN_PART_MARKカテゴリ マーク:部材

結合した部材マークの中でどの要素の後ろに NSFS(または BS)テキス

トを配置するかを定義します。

例 XS_NSFS_TEXT_POSITION_IN_PART_MARK=22

マーク内で NSFS テキストに先行する要素のタイプを番号で指定しま

す。22 は、製品位置の後を意味します。デフォルト値は、部材位置の後

にテキストを配置することを意味する 23 です。この変数で定義したタ

イプが部材の中に見つからない場合は、マークの末尾にテキストが配置されます。テキストを常にマークの末尾に配置するには、-1 を入力しま

す。

XS_NS_POSTFIX_FOR_MERGED_PART_MARKカテゴリ マーク:部材

結合した部材マークの左側接尾マークを定義します。この接尾マークは、同一部材の左側に表示されます。『図面マニュアル』の「「部材マークの結合」」を参照してください。

例 XS_NS_POSTFIX_FOR_MERGED_PART_MARK=NS

O

XS_OMIT_MARKS_OF_HIDDEN_PARTS_IN_GA_DRAWINGSカテゴリ マーク:部材

TRUE に設定すると一般図内のビューで隠し部材のマークを表示しない

ように設定します。

例 TRUE に設定すれば、軸組図で柱の後ろに完全に隠れている部材のマー

クは表示されません。

364 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 369: System 120 Jpn

XS_OMIT_MARKS_OF_PARTS_OUT_OF_VIEW_PLANE_LIMIT_ANGLE

現在のビュー平面に収まっていない部材の部材マークを除外します。この変数では、表示角度を設定します。

この機能の設定は、[ビュー - 部材マークプロパティ] ダイアログボックスの[ビュー平面外にある部材] フィールドでも制御できます。このフィールドを[表示しない ] に設定すると、特定の角度範囲(初期設定では 20.0)に

収まっていない部材のマークがビューから除外されます。

XS_OMITTED_BOLT_ASSEMBLY_TYPEカテゴリ マーク:ボルト

工場ボルトマークを常に図面内に表示するように設定します。

この変数を設定すると、図面プロパティの[非表示ボルトサイズ] フィールドを使用したときに、この変数の設定値で示されたタイプのボルトマークだけが除外されるようになります。この変数の有効な値は、SITE、SHOP、および SITE_AND_SHOP(初期設定)です。

例 この変数を XS_OMITTED_BOLT_ASSEMBLY_TYPE=SITEと設定すると、ボ

ルトサイズ制限を満たしていない現場ボルトマークだけが除外され、工場ボルトマークは、サイズに関係なく、すべて図面内に表示されます。

XS_OMITTED_BOLT_TYPEカテゴリ マーク:ボルト

図面から除外するボルトタイプを定義します。

XS_OMITTED_DIAMETER_TYPEカテゴリ マーク:ボルト

図面でマークを省略する直径寸法のタイプとして、HOLEまたは BOLTを

指定します。

XS_OMITTED_PART_NAME_IN_AUTOCONNECTIONカテゴリ コンポーネント

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 365変数

Page 370: System 120 Jpn

オートコネクションでは、多数の部材が選択されているときに、ブレース接合をうまく処理できなくなることがあります。この問題を回避するには、ブレース部材を一切選択しないように設定します。

ブレース部材を選択対象から除外するには、以下の 2 とおりの方法があ

ります。

• "brace*" 以外の名前の部材をすべて選択するように[選択フィ

ルター] を設定します。

• この変数をXS_OMITTED_PART_NAME_IN_AUTOCONNECTION=braceと設定

します。これにより、名前に "brace" が含まれていない部材だ

けが選択されるようになります。

XS_OMITTED_WELD_TYPEカテゴリ 溶接

図面から除外する溶接タイプを定義します。

XS_ORIENTATION_MARK_DIRECTIONカテゴリ マーク:部材

方向マークの方向を定義します。指定可能なオプションは、 NORTH-EAST、NORTH-WEST、SOUTH-EAST、および SOUTH-WESTです。詳細につい

ては、「方向マーク」を参照してください。

XS_ORIENTATION_MARK_MOVE_DIST_FOR_BEAMSカテゴリ マーク:部材

梁の方向マークの配置を定義します。この変数では、部材の端部から方向マークまでの距離を設定します。梁に適用される初期設定値は、300.0mm です。1.0 ~ 3000.0 の範囲内の値を指定できます。詳細につい

ては、「方向マーク」を参照してください。

XS_ORIENTATION_MARK_MOVE_DIST_FOR_BEAMS_IN_GAカテゴリ マーク:部材

一般図内の梁方向マークの位置を示します。詳細については、「XS_ORIENTATION_MARK_MOVE_DIST_FOR_BEAMS (p. 366)」を参照してください。

366 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 371: System 120 Jpn

XS_ORIENTATION_MARK_MOVE_DIST_FOR_COLUMNSカテゴリ マーク:部材

柱の方向マークの配置を定義します。この変数では、部材の端部から方向マークまでの距離を設定します。柱に適用される初期設定値は、600.0mm です。1.0 ~ 3000.0 の範囲内の値を指定できます。詳細につい

ては、「方向マーク」を参照してください。

XS_ORIENTATION_MARK_MOVE_DIST_FOR_COLUMNS_IN_GAカテゴリ マーク:部材

一般図内の柱方向マークの位置を定義します。詳細については、「XS_ORIENTATION_MARK_MOVE_DIST_FOR_COLUMNS (p. 367)」を参照してください。

P

XS_PARAMETRIC_PROFILE_SEPARATORカテゴリ [ プロファイル ]

パラメトリックプロファイルの寸法を区切る文字を定義します。常に、標準の区切り文字「X」および「*」が認識されます。

例 XS_PARAMETRIC_PROFILE_SEPARATOR=E

この設定で認識されるプロファイル名は以下のとおりです。

1. PL500*800

2. PL500X800

3. PL500E800

これらの組み合わせも認識されます。 ProfileName500*500-500*500E500(プロファイル ProfileName を定

義する必要があります)。

この変数の値として 1 文字のみ認識されます。

US インペリアル環境では斜線(/)は使用できません。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 367変数

Page 372: System 120 Jpn

参照項目 XS_USER_DEFINED_PARAMETRIC_PROFILE_SEPARATORS (p. 412)

XS_PART_DIMENSION_PLANES_TABLEカテゴリ 寸法:部材

(ユーザー定義の)部材寸法平面テーブルへのパスを定義します。

このテーブルを使うと、どの平面に寸法を作成するかを定義できます。たとえば、棒鋼の寸法は、参照線ではなく、常にプロファイルの中心に対して作成されます。

例 XS_PART_DIMENSION_PLANES_TABLE=%XS_PROFDB%\dim_planes_table.txt

詳細については、「寸法平面」を参照してください。

XS_PART_MARKS_ALWAYS_VISIBLE_IN_DRAWINGカテゴリ マーク:部材

隠し部材のマークを図面内に強制的に表示させます。図面タイプを定義するには、以下の文字の 1 つまたは複数を組み合わせて使用します。

マークの枠と引出し線は、実線として表示されます。

例: 隠し部材のマークを製品図内に表示するには、次のようにします。

XS_PART_MARKS_ALWAYS_VISIBLE_IN_DRAWING=AÇýê›íËǵNjDzÅB

部材マークをキャストユニット図と一般図に表示するには、次のようにします。

XS_PART_MARKS_ALWAYS_VISIBLE_IN_DRAWING=CGÇýê›íËǵNjDzÅB

文字 図面タイプ

W 単品図

A 製品図

M マルチ図

G 一般図

C キャストユニット図

368 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 373: System 120 Jpn

XS_PART_MERGE_MAX_DISTANCEカテゴリ マーク:部材

マークを結合する同一部材間の 大距離を設定します。単位はミリです。『図面マニュアル』の「「部材マークの結合」」を参照してください。

例 XS_PART_MERGE_MAX_DISTANCE=1200

XS_PART_MULTI_NUMBER_FORMAT_STRINGカテゴリ ナンバリング

単品用のマルチナンバーを定義します。次のスイッチを使用して、部材マークの内容を定義します。スイッチは必要な数だけ使用できます。各スイッチは、二重のパーセント記号(%%)で囲みます。

使用できるスイッチは、次の通りです。

例 部材のマルチナンバーを「部材頭マーク + マルチ図上の位置 + マルチ図

名」の形式にするには、変数を次のように設定します。

XS_PART_MULTI_NUMBER_FORMAT_STRING=%%PART_PREFIX%%%%PART_MULTI_DRAWING_POS%%%%PART_MULTI_DRAWING_NUMBER%%

参照項目 XS_ASSEMBLY_MULTI_NUMBER_FORMAT_STRING (p. 291)

XS_USE_MULTI_NUMBERING_FOR (p. 408)

スイッチ 説明

PART_MULTI_DRAWING_NUMBER

マルチ図面名。

PART_MULTI_DRAWING_POS

マルチ図面内における単品図の位置。

PART_PREFIX モデル内の部材頭マーク。

PART_POS モデル内の部材位置番号。

テンプレートフィールド

適切なテンプレートフィールドの名前を入力します。各名前は、二重のパーセント記号(%%)で囲みます。

[ ユーザー定義情報 ] 先頭に UDA:を入力した後、適切なユー

ザー定義情報の名前を objects.inp ファイルに示されているとおりに入力します。たとえば、%%UDA:MY_INFO_1%%のように入

力します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 369変数

Page 374: System 120 Jpn

XS_PART_POSITION_NUMBER_FORMAT_STRINGカテゴリ ナンバリング

Tekla Structures が部材番号で文字のみを使用するように設定できます。

使用できるスイッチは、次の通りです。

位置番号 / 文字スイッチには、桁数 ( または文字数 ) の 低数を定義す

る接頭語を追加することができます。( 例 : %%PART_POS.3%%). この設定

例を使用すると、 初の部材番号が 001、2 つ目が 002 と続きます。

XS_PART_POSITION_TO_LEADING_EDGEカテゴリ 寸法:部材

梁の位置寸法の基準が前端になるように強制します。この変数を反映させるには、変数 XS_USE_PLATE_SIDE_POSITIONINGを無効化する必要が

あります。

柱製品の場合は、変数XS_PART_POSITION_TO_LEADING_EDGE_IN_COLUMNS_ALSO (p. 370) も設定する必要があります。

XS_PART_POSITION_TO_LEADING_EDGE_IN_COLUMNS_ALSO列製品に対して部材位置の寸法基準を前端にするには、次のようにします。

スイッチ 説明

%%PART_PREFIX%% 部材プロパティダイアログボックスで設定する部材の頭マーク。

%%PART_POS%% 部材プロパティダイアログボックスで設定する開始番号およびナンバーシリーズ内の位置により決定する部材の頭マーク。

%%PART_POS_WITH_LETTERS%% 文字を使用します。それ以外は上記と同じです。

既定ではアルファベット A ~ Z を

使用しますが、変数XS_VALID_CHARS_FOR_PART_POSITION_NUMBERS (p. 414) で有効な文字を定義することもできます。

370 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 375: System 120 Jpn

XS_PART_POSITION_TO_LEADING_EDGE_IN_COLUMNS_ALSO=trueÇýê›íËǵNjDzÅB

変数 XS_PART_POSITION_TO_LEADING_EDGE (p. 370) も設定する必要があります。

XS_PEDDIMAT_FLANGE_CLEARANCE工場で梁にノッチを加工するときには、ウェブをカットできないフランジからの特定の 小距離が存在します。既定値は 10 mm です。この変数

は Peddimat 形式での距離の制御を行います。この設定は、プロファイル

タイプ I、C、および L にのみ適用されます。

例 XS_PEDDIMAT_FLANGE_CLEARANCE=12

XS_PIXEL_TOLERANCEカテゴリ ビュー(モデル)

2 点のクリックまたはドラッグでズーム操作が行われたかどうかを判別

するとき、ピクセル許容差が使用されます。マウスボタンを押し下げたときマウスが移動された距離が許容差以内であれば、その操作はマウスクリックと見なされます。小さいズームウィンドウで問題が生じる場合は、この許容差を大きくしてください。

XS_PLOT_ORIGIN_MOVE_Xカテゴリ 出力(図面)

プロット原点を X 方向にオフセットします。

図面が用紙に合っていない、または誤った場所に出力されている場合に使用します。単位はミリメートルです。

不正確な値を設定すると、工場で問題が生じる可能性があります。

この変数はすべてのプリンタに影響を与えます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 371変数

Page 376: System 120 Jpn

参照項目 XS_PLOT_ORIGIN_MOVE_Y (p. 372)

XS_PLOT_ORIGIN_MOVE_Yカテゴリ 出力(図面)

プロット原点を Y 方向にオフセットします。

図面が用紙に合っていない、または誤った場所に出力されている場合に使用します。単位はミリメートルです。

参照項目 XS_PLOT_ORIGIN_MOVE_X (p. 371)

PML_ASSEMBLY_MARKS_IN_USEカテゴリ エクスポート

PML エクスポートの実行時に製品マークを使用するかどうかを定義しま

す。この変数を任意の値に設定すると、製品マークが使用されます。初期設定では、部材マークは使用されています。

PML_CARDINAL_POINT_NOT_IN_USEカテゴリ エクスポート

PML エクスポートの実行時に実部材点を使用するかどうかを定義しま

す。実部材点を使用しない場合は、すべての部材が中心線で定義されるので、エクスポート後の配置が Tekla Structures モデル内での配置に正確

には一致しなくなります。この変数を任意の値に設定すると、実部材点が使用されなくなります。初期設定では、実部材点が使用されます。

XS_PML_EXPORT_INCLUDE_GLOBAL_IDPML エクスポートで ID 番号を FrameWorksPlus ID 番号に戻すかどうか

を定義します。

「XS_SDNF_IMPORT_STORE_MEMBER_NUMBER (p. 384)」も参照してください。

この変数はすべてのプリンタに影響を与えます。

372 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 377: System 120 Jpn

XS_PML_EXPORT_USE_ADDITIONAL_CUT_DIST以前のバージョンの Tekla Structures の PML エクスポートでは、フィッ

ティングされた部材の端部に 1mm の付加長を追加していましたが、現

在のバージョン PML エクスポートでは 1mm の付加長を追加する必要が

ありません。この変数を使うと、旧バージョンの機能を有効にすることができます。

XS_POLYGON_CUT_EXTRA_THICKNESSカテゴリ [ モデリング ]

厚い仕上げ材を部材と同時にカットするときなど、ポリゴンカットの断面図の追加デプスを定義します。追加カット厚さのデフォルト値は 5.0 mm です。

XS_POLYGON_PERPENDICULAR_EDGE_PREFERENCE_FACTORカテゴリ 板・フラットバー

「XS_POLYGON_SQUARE_CORNER_PREFERENCE_FACTOR (p. 373)」を参照してください。

XS_POLYGON_SQUARE_CORNER_PREFERENCE_FACTORカテゴリ 板・フラットバー

図面内では、ポリゴンプレートの も長い辺が常に下向きになります。このため、直角三角形のプレートは以下のように配置されることになります。

この機能を無効にして、プレートの位置を図面内で正しく維持することができます。直角頂点の隣りにある辺の長さに係数を掛けて、その辺を

も長い辺として扱わせることができます。その係数を設定するには、この変数を使います。この係数は、プレートの実際の寸法には影響しません。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 373変数

Page 378: System 120 Jpn

垂直な縁端に関しては、別の変数で重み付けを行うことができます。

set XS_POLYGON_PERPENDICULAR_EDGE_PREFERENCE_FACTOR=1.5

縁端の値が対応する重み付け係数で乗算され、その結果に基づいて、どの縁端を図面内で下向きにするかが決定されます。下の図を参照してください。

XS_POSITION_DIMENSIONS_FOR_HOLES_IN_SINGLE_SECONDARY_PARTS_IN_ASSEMBLY_DRAWINGカテゴリ 寸法:ボルト

製品図内で個々の副部材の孔の位置寸法を作成するには、任意の値を入力します。孔の位置寸法を作成しない場合は、[値 ] フィールドをクリアします。

XS_PRIMARY_PART_FIRSTカテゴリ テンプレートとシンボル

この変数を設定すると、Tekla Structures の部材リストと製品部材リスト

に対し、リストの先頭、製品の直後に製品のメイン部材を示す並び順が適用されます。

XS_PRINT_REPORT_FONT印刷するレポートのフォントを設定します。この変数の設定が適用されるのは、[レポートを印刷する] ダイアログボックスで印刷レポートのフォントが定義されていない場合だけです。フォントを省略すると、初期設定のフォントが使用されます。

PERPENDICULAR EDGE (1.5)

SQUARE CORNER (2.0)

374 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 379: System 120 Jpn

例 set XS_PRINT_REPORT_FONT=Courier New

XS_PRINT_REPORT_LINE_WIDTH_LANDSCAPEカテゴリ テンプレートとシンボル

横方向の用紙にレポートを印刷する場合に適用する 1 行の文字数を指定

します。

参照項目 XS_PRINT_REPORT_LINE_WIDTH_PORTRAIT (p. 375)

XS_PRINT_REPORT_PAGE_HEIGHT_LANDSCAPE (p. 375)

XS_PRINT_REPORT_PAGE_HEIGHT_PORTRAIT (p. 375)

XS_PRINT_REPORT_LINE_WIDTH_PORTRAITカテゴリ テンプレートとシンボル

縦方向の用紙にレポートを印刷する場合に適用する 1 行の文字数を指定

します。

参照項目 XS_PRINT_REPORT_LINE_WIDTH_LANDSCAPE (p. 375)

XS_PRINT_REPORT_PAGE_HEIGHT_LANDSCAPE (p. 375)

XS_PRINT_REPORT_PAGE_HEIGHT_PORTRAIT (p. 375)

XS_PRINT_REPORT_PAGE_HEIGHT_LANDSCAPEカテゴリ テンプレートとシンボル

横方向の用紙にレポートを印刷する場合に適用する行数を指定します。

参照項目 XS_PRINT_REPORT_LINE_WIDTH_LANDSCAPE (p. 375)

XS_PRINT_REPORT_LINE_WIDTH_PORTRAIT (p. 375)

XS_PRINT_REPORT_PAGE_HEIGHT_PORTRAIT (p. 375)

XS_PRINT_REPORT_PAGE_HEIGHT_PORTRAITカテゴリ テンプレートとシンボル

縦方向の用紙にレポートを印刷する場合に適用する行数を指定します。

参照項目 XS_PRINT_REPORT_LINE_WIDTH_LANDSCAPE (p. 375)

XS_PRINT_REPORT_LINE_WIDTH_PORTRAIT (p. 375)

XS_PRINT_REPORT_PAGE_HEIGHT_LANDSCAPE (p. 375)

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 375変数

Page 380: System 120 Jpn

XS_PROFDBカテゴリ ファイルディレクトリ

プロファイル、材質、装置、およびボルトの各カタログが検索されるプロファイルフォルダの物理的な場所を定義します。

複数のカタログを同時に複数の異なる場所に保存することができます。したがって、現在使用しているのがどのカタログなのかを把握することが重要です。詳細については、「バイナリファイル (p. 69)」を参照してください。

XS_PROFILE_ANALYSIS_CHECK_ALLカテゴリ 解析

プロファイルカタログでは、プロファイルごとに解析値を入力できます。解析では、STAAD.pro が解析値を計算し、プロファイルカタログ内

の値と比較します。プロファイルカタログ内に値が存在すれば、プロファイルカタログ内の値を使用します。

すべてのプロファイルを対象とする解析値がプロファイルカタログに含まれているかどうかをチェックするには、次の 2 つの変数の[値 ]

フィールドに TRUEを入力します。

• XS_PROFILE_ANALYSIS_CHECK_ALL• XS_AD_OPTIMISATION_DISABLED

その後、解析を実行します。

プロファイルカタログの値が STAAD.pro の計算値と若干異なる場合は、

Tekla Structures の解析ログファイルに警告が書き込まれます。警告リ

ミットを定義するには、変数XS_PROFILE_ANALYSIS_VALUE_DIFF_LIMITを使います。

XS_PROFILE_ANALYSIS_VALUE_DIFF_LIMITカテゴリ 解析

プロファイルカタログの解析値をチェックするときに適用する警告リミットを設定します。詳細については、「XS_PROFILE_ANALYSIS_CHECK_ALL (p. 376)」を参照してください。

376 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 381: System 120 Jpn

XS_PROFILE_DISPLAY_INCH_MARK_AFTER_FRACTIONS_IN_REPORTSカテゴリ [ ファイル配置 ]

レポートのプロファイル長のインチマークの位置を定義します。

(PL1"X18 1/2" など)分数後のインチマークを表示するには、TRUE を入力

します。(PL1"X18"1/2 など)分数前のインチマークを表示するには、

FALSE を入力します。

デフォルトでは、インチマークは分数の後に表示されます。

XS_PROJECTカテゴリ ファイルディレクトリ

変数 XS_PROJECTおよび XS_FIRMを XS_SYSTEMと共に使用すると、プ

ロパティファイルの検索対象となるディレクトリを定義できます。プロパティは常にモデルフォルダに保存されますが、その後、他のプロジェクトでも使用できるようにプロジェクトフォルダなどの別の場所にコピーまたは移動することができます。

プロパティは、まず 初に現在のモデルフォルダから検索され、その後、変数で定義されているディレクトリから検索されます。検索順については、「フォルダの検索順 (p. 74)」を参照してください。

XS_PROTECT_SYMBOLSカテゴリ 図面プロパティ

初期設定では、記号が配置される領域は保護されていないため、記号の上に他のオブジェクトが作画される可能性があります。この変数を使うと、記号を保護できます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 377変数

Page 382: System 120 Jpn

R

XS_RADIUS_TEXT_IN_UNFOLDING_BENDING_LINE_DIMENSIONINGカテゴリ 寸法:折梁展開

半径の頭マークテキストを設定します。

XSR_BOLT_LENGTH_USE_ONLY_INCHESカテゴリ テンプレートとシンボル

この変数を TRUEに設定すると、変数 XSR_USE_ZERO_FEET_VALUEがボ

ルトマークのボルト長には適用されなくなります。

XSR_DIAMETER_USE_ONLY_INCHESレポートまたは図面テンプレートのボルト径値をすべてインチ単位でのみ出力します。たとえば、0'-0.75" ではなく 0.75" として出力されます。

XS_REBAR_BEND_MARK_SYMBOL_MIN_SIZEカテゴリ [ コンクリート詳細設計]

鉄筋の曲げ記号をより明確に表示するために、(図面単位で)図面の鉄筋の曲げ記号のサイズを大きくします。

参照項目 『図面マニュアル』の補強表示

XS_REBAR_END_SYMBOL_MIN_SIZEカテゴリ [ コンクリート詳細設計]

鉄筋の曲げ記号をより明確に表示するために、(図面単位で)図面の鉄筋の端部記号のサイズを大きくします。45 度または 135 度

(「XS_REBAR_REVERSE_END_SYMBOLS (p. 379) を参照)の記号に有効です。

参照項目 『図面マニュアル』の補強表示

378 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 383: System 120 Jpn

XS_REBAR_REVERSE_END_SYMBOLSカテゴリ [ コンクリート詳細設計]

鉄筋の端部記号を別の方向に反転させます。この変数を TRUEに設定し

ている場合、端部記号は 135 度の角度で作画されます(ノルウェーで広

く採用)。

参照項目 XS_REBAR_END_SYMBOL_MIN_SIZE (p. 378)

XS_REFERENCE_DGN_READ_COLORSカテゴリ インポート

FALSEに設定すると、すべての参照モデルオブジェクトが淡色表示され

ます。

XS_REFERENCE_DGN_READ_LINESカテゴリ インポート

[ 値 ] フィールドに FALSEを入力すると、参照 .dgn ファイルの読み込み

速度が向上します。

XS_REFERENCE_ROUND_SEGMENTSカテゴリ インポート

参照オブジェクトに使用する円形セグメントの数を定義します。既定値は 16 です。

XS_REFERENCE_USE_RENDERED_CLIPPINGカテゴリ インポート

ソリッドビューの作業領域外の参照オブジェクトの中心線のみを表示する場合、TRUEに設定用します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 379変数

Page 384: System 120 Jpn

XS_RENDERED_CURSOR_LINE_WIDTHカテゴリ [ モデルビュー ]

ソリッドビューのカーソルの線幅を[値 ] フィールドに入力します。

・ 1、2、または 4を指定できます。他の値は 1 として扱わ

れます。・ デフォルト値は 2です。

XS_RENDERED_FOG_END_VALUE「XS_RENDERED_FOG_START_VALUE (p. 380)」を参照してください。

XS_RENDERED_FOG_START_VALUEソリッドビューでは、遠くにあるオブジェクトが近くのオブジェクトより暗く表示されます。以下の変数を使うと、オブジェクトの階調を制御できます。

set XS_RENDERED_FOG_START_VALUE=0.25

set XS_RENDERED_FOG_END_VALUE=0.50

0.0 ~ 1.0 の範囲内の値を指定して、オブジェクトの階調を調整します。

値が大きいほど遠くのオブジェクトが暗く表示されます。

カーソルの線幅1 カーソルの線幅4

380 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 385: System 120 Jpn

XS_RENDERED_PIXEL_TOLERANCE_SCALETekla Structures では、ズーム中のマウスのクリックとドラッグを区別す

るため、ピクセルトレランスを使用します。この変数を使うと、ピクセルトレランスを定義できます。

デフォルト値は、0.7 です。マウスボタンを押し下げたときマウスが移

動された距離が許容差以内であれば、その操作はマウスクリックと見なされます。

XS_REPORT_OUTPUT_DIRECTORYカテゴリ ファイルディレクトリ

Tekla Structures でレポートの保存に使用するフォルダを指定します。レ

ポートファイル名フィールドにフルパスが指定されている場合、この設定は無視されます。

XS_ROTATE_CUT_VIEWSカテゴリ ビュー(図面)

断面図の回転を制御します。 BY_MAIN_VIEWまたは

BY_SYMBOL_MAIN_VIEWのいずれかに設定できます。初期設定では、

BY_MAIN_VIEWが適用され、すべての断面図の回転はメインビューの方

向に等しくなります。

BY_SYMBOL_MAIN_VIEWに設定すると、断面図の矢視記号が置かれている

ビューの方向に基づいて、断面図の回転が定義されます。これは、自動作成された断面図にのみ適用されます。手動で作成した断面図の回転は、作成元のビューと同じになります。

変数を 0 に設定

変数を 1 に設定

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 381変数

Page 386: System 120 Jpn

XS_ROUND_SEGMENTSカテゴリ ソリッド設定

丸チューブの記述に使用するセグメントの数を定義します。大径チューブ(>100mm)には、この値がそのまま適用され、小径チューブには、

この値の 80% が適用されます。初期設定では、40 に設定されています。

XS_RUNPATHデフォルトでモデルを検索するフォルダを定義します。

XSR_USE_NO_FEET_SEPARATORカテゴリ テンプレートとシンボル

この変数を設定すると、フィート区切り文字の代わりに空白を使用してインペリアル値が作成されます(例: 2 4.25")。なお、

XSR_USE_NO_FEET_SYMBOLも同時に設定されます。

XSR_USE_NO_FEET_SYMBOLカテゴリ テンプレートとシンボル

この変数を設定すると、フィート記号なしでインペリアル値が作成されます(例: 2-4.25")。

XSR_USE_NO_INCH_SYMBOLカテゴリ テンプレートとシンボル

この変数を設定すると、インチ記号なしでインペリアル値が作成されます(例: 2-4.25)。

注意: XSR_USE_NO_FEET_SYMBOLと XSR_USE_NO_FEET_SEPARATORも同

時に設定されます。

XSR_USE_ZERO_FEET_VALUEカテゴリ テンプレートとシンボル

値が 1 フィート未満の場合にゼロフィート値を示します(例: 0'-6.75")。

382 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 387: System 120 Jpn

XSR_USE_ZERO_INCH_FOR_FRACTIONSカテゴリ テンプレートとシンボル

分数しかない場合にゼロインチ値を示します(例: 2'-0.75 または

0.25")。

XSR_USE_ZERO_INCH_VALUEカテゴリ テンプレートとシンボル

値がフィートと分数だけの場合にゼロインチ値を示します(例: 2'-0.75"または 0.25)。

S

XS_SCALE_MARKS_TO_FIT_LIMITカテゴリ マーク:部材

Tekla Structures ではマークを部材の近くに配置できるように、自動でテ

キストを縮小する機能があります。この変数で 大縮小率を設定します。

例 XS_SCALE_MARKS_TO_FIT_LIMIT=0.5

デフォルト値は 1.0 で縮小しないようになっています。0.5 に設定すると

まずは 0.9 の縮小で試し、配置できなければ、0.8 の縮小で 配置してみ

て、続けて 0.1(10%) の段階で順番に縮小して配置をしてみますが 0.5 の

縮小以上にマークは縮小されません。

このマークの自動縮小機能は「部材沿い」または「可能な限り部材沿い」の設定のみに有効です。

XS_SCREW_DIAMOND_WITHOUT_PHIカテゴリ マーク:ボルト

菱形のフレームタイプのボルトマーク枠の外側には、デフォルトで Φ記号が配置されます。この変数を TRUEに設定すると、この記号は表示

されなくなります。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 383変数

Page 388: System 120 Jpn

XS_SDNF_CONVERT_PL_PROFILE_TO_PLATEカテゴリ インポート

TRUEに設定すると、SDNF エクスポートでプレートプロファイル(PL)がポリゴンプレートに変換されます。SDNF バージョン 2.0 および 3.0 を

サポートしています。

XS_SDNF_EXPORT_INCLUDE_GLOBAL_IDカテゴリ エクスポート

SDNF エクスポートで ID 番号を FrameWorksPlus ID 番号に戻すかどうか

を定義します。

XS_SDNF_EXPORT_INCLUDE_GLOBAL_ID=TRUE

「XS_SDNF_IMPORT_STORE_MEMBER_NUMBER (p. 384)」も参照してください。

XS_SDNF_IMPORT_STORE_MEMBER_NUMBERカテゴリ エクスポート

SDNF インポートから FrameWorksPlus ID 番号を保存します。この変数

を設定すると、ユーザー定義情報 SDNF_MEMBER_NUMBERに ID 番号が保

存されます。この ID 番号は、[情報 ]-[ オブジェクト] コマンドなどで表示

できます(set XS_SDNF_IMPORT_STORE_MEMBER_NUMBER=TRUE)。

ID 番号のエクスポートの詳細については、

「XS_SDNF_EXPORT_INCLUDE_GLOBAL_ID (p. 384)」および「XS_PML_EXPORT_INCLUDE_GLOBAL_ID (p. 372)」を参照してください。

XS_SECONDARY_PART_HARDSTAMPカテゴリ [CNC]

DSTV ファイルに副部材のハードスタンプも含めるには、TRUEに設定し

ます。メイン部材にのみハードスタンプを作成するには、FALSE に設定

します。

Tekla Structures では、プレートのハードスタンプは作成

されません。

384 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 389: System 120 Jpn

XS_SECTION_LINE_COLORカテゴリ [ インポート ]

断面図の自動塗りつぶしの周りに別の色で線を追加します。[値 ] フィールドに、色の値 (1 ~ 14) を入力します。

・ デフォルト値は 0 ( 追加線なし ) です。

・ この数値は、図面オブジェクトプロパティでの色の順序に対応しています。

XS_SECTION_SYMBOL_LEFT_ARROW_SYMBOLカテゴリ [ 図面プロパティ ]

断面の左端部の矢視記号で使用される矢印を定義します。

デフォルトでは、xsteel.sym ファイル(通常はフォルダ

\environments\country-independent\symbols\ に格納)の記号 no 145 が

使用されます。

参照項目 XS_SECTION_SYMBOL_RIGHT_ARROW_SYMBOL (p. 386)

『図面マニュアル』の断面図ラベルとシンボル

XS_SECTION_SYMBOL_REFERENCEカテゴリ [ 図面プロパティ ]

0

1

2

3

4

5

6

à»â½è»ó™

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 385変数

Page 390: System 120 Jpn

別の図面の断面を示す記号の特別指示を設定します。[値 ] フィールドに指示を入力します。以下のような指示があります。

• フリーテキスト• ユーザー定義情報• テンプレート属性

[詳細設定 ] ダイアログボックスで変数を設定する場合は、ユーザー定義情報やテンプレート属性を 1 つの % 文字で囲みます。たとえば、

%DRAWING_TITLE%のようになります。

バッチファイルで変数を設定する場合は、ユーザー定義情報やテンプレート属性を 2 つの % 文字で囲みます。たとえば、

%%DRAWING_TITLE%%のようになります。

XS_SECTION_SYMBOL_RIGHT_ARROW_SYMBOLカテゴリ [ 図面プロパティ ]

断面の右端部の矢視記号で使用される矢印を定義します。

Japan の環境ではデフォルトが sections.sym の記号「12」が適用されま

す。

参照項目 XS_SECTION_SYMBOL_LEFT_ARROW_SYMBOL (p. 385)

『図面マニュアル』の断面図ラベルとシンボル

XS_SECTION_VIEW_REFERENCEカテゴリ [ 図面プロパティ ]

断面図ラベルの特別指示を設定します。「XS_DETAIL_SYMBOL_REFERENCE (p. 312)」も参照してください。

XS_SEMI_ORTHO_ANGLE直行スナップ時の許容範囲を角度で指定します。直行スナップ時にその許容範囲内であれば、直行位置 (0 度、45 度、 90 度、 135 度など ) にス

ナップします。

例 set XS_SEMI_ORTHO_ANGLE=15

386 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 391: System 120 Jpn

XS_USE_SEMI_ORTHO (p. 411) も参照してください。

XS_SERVERマルチユーザーデータベースを保存するサーバーのアドレスを定義します。この変数は、起動バッチファイル内で次のように設定できます。

例 XS_SERVER=tcpip:NAME,1238

NAMEは、マルチユーザーデータベース(マスターモデル)が置かれてい

るコンピュータの名前です。コンピュータ名の代わりに IP アドレスを

使うこともできます。

XS_SHOP_BOLT_MARK_STRINGカテゴリ マーク:ボルト

工場ボルトのボルトマークの内容を定義します。詳細については、「XS_BOLT_MARK_STRING (p. 300)」を参照してください。

XS_SHOP_BOLT_MARK_STRING_FOR_SIZEカテゴリ マーク:ボルト

ボルトマーク(工場)の[サイズ ] 要素の内容を定義します。

「ボルトマークのサイズ要素」も参照してください。内容の定義に使用できるスイッチについては、「高度なボルトマーク」を参照してください。

XS_SHOP_HOLE_MARK_STRING_FOR_SIZEカテゴリ マーク:ボルト

孔マーク(工場)の[サイズ ] 要素の内容を定義します。

「ボルトマークのサイズ要素」も参照してください。内容の定義に使用できるスイッチについては、「高度なボルトマーク」を参照してください。

コンピュータの IP アドレスは、DOS プロンプトに

"ipconfig" と入力すると確認できます。コンピュータ名

は、Windows のコントロールパネルから[ネットワークのプ

ロパティ] ダイアログボックスを開くと確認できます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 387変数

Page 392: System 120 Jpn

XS_SHOP_LONGHOLE_MARK_STRING_FOR_SIZEカテゴリ マーク:ボルト

長孔マーク(工場)の[サイズ] 要素の内容を定義します。

「ボルトマークのサイズ要素」も参照してください。内容の定義に使用できるスイッチについては、「高度なボルトマーク」を参照してください。

XS_SHOW_PERFORM_NUMBERING_MESSAGEナンバリングせずに図面を作成したり、ナンバリングが 新でない場合に表示される警告メッセージで[ナンバリング実行] ボタンの表示を切り替えます。

• デフォルトでは、この変数は TRUEに設定されており、ナンバリン

グボタンは表示されます。 • ボタンを表示しない場合は、user.bat ファイルでこの変数を

FALSEに設定します。

マルチユーザーモードではナンバリングボタンは表示しないようにしてください。大規模なモデルでは不要な、または計画外のナンバリングは時間が掛かり、プロジェクトのナンバリングが解除される場合があるためです。これは、[ナンバリング設定] ダイアログボックスで[マスターモデ

ルと同期を取る(保存 >ナンバー >保存 )] チェックボックスがオンになっていない場合に発生します。

参照項目 どのような場合にマルチユーザーモードを使用するか (p. 30)

ナンバリング設定 (p. 46)

他のユーザーによるナンバリングの反映 (p. 47)

XS_SHOW_REVISION_MARK_ON_DRAWING_LISTカテゴリ 図面プロパティ

モデリング環境の図面リストに[リビジョン番号] フィールドではなく[リ

ビジョンマーク] フィールドを表示します(set XS_SHOW_REVISION_MARK_ON_DRAWING_LIST=TRUE)。

XS_SHOW_SITE_STUDS_IN_ASSEMBLY_DRAWINGSカテゴリ 図面プロパティ

製品図でサイトスタッドを表示します。

388 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 393: System 120 Jpn

XS_SHOW_STUDS_IN_WORKSHOP_DRAWINGS単品図に工場スタッドを表示する場合、TRUEに設定します。

XS_SHOW_TEMPLATE_LOG_MESSAGESカテゴリ [ テンプレートとシンボル]

履歴ファイルのテンプレート属性に関連したエラーメッセージの表示を切り替えます。デフォルトでは、この変数は FALSEに設定されていま

す。

XS_SINGLE_CENTERED_SCREWカテゴリ 製品図の単品ビュー

製品図に含まれている単品図の中央に配置されているボルトの寸法を制御します。「中心に配置された部材とボルト」も参照してください。

XS_SINGLE_CLOSE_DIMENSIONSカテゴリ 製品図の単品ビュー

製品図に含まれている単品図内の寸法を閉じます。「寸法を閉じる」も参照してください。

XS_SINGLE_CLOSE_SHORT_DIMENSIONSカテゴリ 製品図の単品ビュー

製品図に含まれている単品図内の短寸法を閉じます。「寸法を閉じる」も参照してください。

XS_SINGLE_COMBINE_DISTANCEカテゴリ 製品図の単品ビュー

製品図に含まれている単品図内の寸法を結合するときに適用する距離を設定します。距離は、浮動小数点数として指定する必要があります。「寸法を結合する」も参照してください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 389変数

Page 394: System 120 Jpn

XS_SINGLE_COMBINE_MIN_DISTANCEカテゴリ 製品図の単品ビュー

製品図に含まれている単品図内の寸法を結合するときに適用する 小距離を設定します。距離は、浮動小数点数として指定する必要があります。「寸法を結合する」も参照してください。

XS_SINGLE_COMBINE_WAYカテゴリ 製品図の単品ビュー

製品図に含まれている単品図内の短寸法を結合します。[寸法内容プロパ

ティ] ダイアログボックス内の結合順序に対応する 5 つのオプション

(1、2、3、4、5)があります。「寸法を結合する」も参照してください。

XS_SINGLE_DIMENSION_TYPEカテゴリ 製品図の単品ビュー

製品図に含まれている単品図に適用する寸法タイプを設定します。次のオプションがあります。

• 1 = 相対

• 2 = 絶対

• 3 = 両方

XS_SINGLE_DRAW_PART_ASカテゴリ 製品図の単品ビュー

製品図に含まれている単品図内の部材の表示タイプを設定します。次のオプションがあります。

• 1 = ソリッド

• 4 = 巻き方 ( パイプ展開 )

• 2 = シンボル

390 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 395: System 120 Jpn

XS_SINGLE_EXCLUDEカテゴリ 製品図の単品ビュー

製品図にどの単品図を含めるかを定義します。次のオプションがあります。

• NONE: すべての単品図を製品図に含めます。

• MAIN_SHAFT: 製品メイン部材以外のすべての部材の単品図を

製品図に含めます。

• ALL_SHAFTS: 他の部材が溶接される部材(メイン部材)以外

のすべての部材の単品図を製品図に含めます。

• AUTOMATIC: 製品内で も長いメイン部材以外のすべての部

材の単品図を製品図に含めます。

XS_SINGLE_FORWARD_OFFSETカテゴリ 製品図の単品ビュー

製品図に含まれている単品図内の寸法に適用する前方オフセットを設定します。距離は、浮動小数点数として指定する必要があります。「前方オフセット」も参照してください。

XS_SINGLE_NO_RELATIVE_SHAPE_DIMENSIONSカテゴリ [ 寸法内容 :部材 ]

選択した寸法タイプを形状寸法に強制的に適用します。

参照項目 XS_NO_RELATIVE_SHAPE_DIMENSIONS (p. 363)

XS_SINGLE_NO_SHORTENカテゴリ 製品図の単品ビュー

部材を短縮せずに、部材の全長にわたって単品図を表示します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 391変数

Page 396: System 120 Jpn

XS_SINGLE_ORIENTATION_MARKカテゴリ [ 製品図内の単品図ビュー]

製品図内の単品ビューの方向マークを作成できます。単品ビューの方向マークを表示するには、以下の操作を行います。

• この変数の[値 ] フィールドにTRUE を入力します。

• オプション[単品のプロパティ] を [現在のプロパティ]([製品図 -

レイアウトプロパティ]>[その他 ])に設定します。現在の単品図プロパティからの方向マーク設定が採用されます。

XS_SINGLE_PART_DRAWING_VIEW_TITLEカテゴリ 図面プロパティ

マルチ図に含まれる単品図ビューのタイトルを定義します。タイトルの定義には:

• PART_NAME• PART_MATERIAL• PART_POS• ASSEMBLY_POS• MODEL_NUMBER• LENGTHÅAPROFILE• LENGTH• NAME• NAMEの各スイッチを使用できます。

XS_SINGLE_PART_EXTREMAカテゴリ 製品図の単品ビュー

製品図に含まれている単品図に対して全長寸法を作成します。

XS_SINGLE_PART_SHAPEカテゴリ 製品図の単品ビュー

単品図の形状寸法のオン / オフを切り替えます。初期設定ではオンに

なっています(XS_SINGLE_PART_SHAPE=1)。XS_SINGLE_PART_SHAPEを 0 に設定すると、形状寸法が作成されなくなります。

392 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 397: System 120 Jpn

XS_SINGLE_SCALEカテゴリ 製品図の単品ビュー

製品図に含まれている単品図の縮尺を設定します。縮尺は、浮動小数点数として指定する必要があります。たとえば、1/10 の場合は "10.0" と入

力します。

例 Tekla Structures で使用する縮尺を 1/10 にするには、[値 ] フィールドに

10.0 と入力します。

XS_SINGLE_SCREW_INTERNALカテゴリ 製品図の単品ビュー

ボルト内部寸法のオン / オフを切り替えます。この設定は、製品図に含

まれている単品図に反映されます。「ボルト内部寸法」も参照してください。

XS_SINGLE_SCREW_POSITIONSカテゴリ 製品図の単品ビュー

ボルトの位置寸法を作成します。この設定は、製品図に含まれている単品図に反映されます。「メイン部材ボルト位置」も参照してください。

XS_SINGLE_USE_WORKING_POINTSカテゴリ 製品図の単品ビュー

作業点からの寸法を作成します。この設定は、製品図に含まれている単品図に反映されます。

XS_SINGLE_X_DIMENSION_TYPEカテゴリ 製品図の単品ビュー

製品図に含まれている単品図に適用する寸法タイプを設定します。次のオプションがあります。

• 1 = 相対

• 2 = 絶対

• 3 = 両方

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 393変数

Page 398: System 120 Jpn

XS_SITE_BOLT_MARK_STRING現場ボルトのボルトマークの内容を定義します。詳細については、「XS_BOLT_MARK_STRING (p. 300)」を参照してください。

XS_SITE_BOLT_MARK_STRING_FOR_SIZEカテゴリ 製品図の単品ビュー

ボルトマーク(現場)の[サイズ ] 要素の内容を定義します。

「ボルトマークのサイズ要素」も参照してください。内容の定義に使用できるスイッチについては、「高度なボルトマーク」を参照してください。

XS_SITE_HOLE_MARK_STRING_FOR_SIZEカテゴリ 製品図の単品ビュー

孔マーク(現場)の[サイズ ] 要素の内容を定義します。

「ボルトマークのサイズ要素」も参照してください。内容の定義に使用できるスイッチについては、「高度なボルトマーク」を参照してください。

XS_SITE_LONGHOLE_MARK_STRING_FOR_SIZEカテゴリ 製品図の単品ビュー

長孔マーク(現場)の[サイズ] 要素の内容を定義します。

「ボルトマークのサイズ要素」も参照してください。内容の定義に使用できるスイッチについては、「高度なボルトマーク」を参照してください。

XS_SMALL_TUBE_ROUND_SEGMENTSカテゴリ ソリッド設定

直径 45mm より小さい丸パイプおよび棒鋼のセグメント数を設定しま

す。デフォルト値は 32 セグメントです。棒鋼や小さい丸パイプが多い

モデルではこの値を小さく設定すると、モデル操作およびメモリは軽くなります。

「XS_LARGE_TUBE_ROUND_SEGMENTS (p. 352)」および「XS_ROUND_SEGMENTS (p. 382)」も参照ください。

394 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 399: System 120 Jpn

XS_SNAPSHOT_DIRECTORYカテゴリ ファイルディレクトリ

スナップショット用のフォルダを定義します。この変数が設定されていなければ、モデルフォルダにスナップショットが保存されます。

フォルダの設定例を次に示します。

例 XS_SNAPSHOT_DIRECTORY=c:\SnapShots\

XS_SOLID_BUFFER_SIZEカテゴリ ソリッド設定

ソリッドバッファーのサイズを定義します。デフォルトサイズは 5000ソリッドです。

部材のソリッド表現が必要になると、そのソリッド表現は、実際に使用される前にバッファーに格納されます。たとえば、ナンバリングの実行時には、ソリッドがソリッドバッファー内に作成されます。ソリッドバッファーが満杯になると、バッファーが消去され再作成されます。これは、バッファー内にすべてのソリッドを作成して取り出すまでの間、繰り返し行われます。バッファーの作成と消去には時間がかかるため、ソリッドバッファーのサイズを大きくするとナンバリングを高速化できることがあります。ただし、サイズを大きく設定しすぎると、逆効果になります。ソリッドバッファー内に多数のソリッドが作成されると、メモリが大量に消費されることになります。RAM 容量を超過すると、

ハードドライブにソリッドバッファーが保存されます。これをスワッピングと呼びます。スワッピングが発生すると、ソリッドバッファを消去および作成する場合に比べて、コンピュータの動作速度が大幅に低下します。

この値を増やすと、Tekla Structures プロセスに必要なメモリも増えます。

この値を減らすと、メモリ消費は減りますが、ソリッドを再作成する頻度が高くなるため、処理速度が低下します。

ソリッドバッファーサイズには、一般的な上限はありません。利用可能な RAM 容量に依存します。ソリッドバッファーの 大サイズを正確に

判定するには、テストを繰り返す必要があります。また、実行中の他のソフトウェアによっても RAM が消費されるので、ソリッドバッファー

の 大サイズが小さくなります。また、Tekla Structures 内で開いている

ウィンドウが多いと、その分メモリが消費されます。

ソリッドバッファーのサイズの目安を以下に示します。

• 128 MB メモリ -> 10,000• 256 MB メモリ -> 20,000• 512 MB メモリ -> 40,000

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 395変数

Page 400: System 120 Jpn

XS_SOLID_USE_HIGHER_ACCURACY形鋼のフィレットや角を正確に丸く表現することを設定します。この設定を有効にすると、モデルビューおよび図面の形鋼をより正確にモデリングします。またこの変数を使用すると、重量の値がより正確になります。

デフォルトではこの変数は使用されません。この変数を使用するには、変数を user.bat ファイルに追加し、TRUEに設定します。

制限事項 • コンポーネントでは、スチフナーによっては梁や柱のフランジに干渉するものがあります。

• ボルト縁端距離が正しく計算されないことがあります。

XS_STACKED_FRACTION_TYPEカテゴリ 寸法:一般

図面内のテキストやマークには重なった分数を使用できます。ただし、テンプレートでは使用できません。分数の表示形式を定義するには、この変数を使います。以下のオプションがあります。

• NOT_STACKED • DASH • SLASH • WITHOUT_SLASH

重なった分数を使用したくない場合は、この変数を NOT_STACKEDに設

定するか、テキスト内でスラッシュ(/)の前に円記号(\)を入力しま

す(例: 1\ /16)。

XS_STANDARD_GUSSET_WIDTH_TOLERANCEカテゴリ コンポーネント

この変数によりソリッド面の数が増えるため、Tekla Structures の動作が遅くなります。必要な場合のみこの変

数を使用することをお勧めします。

396 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 401: System 120 Jpn

マクロまたはジョイントで作成されたガセットプレートの指定幅と標準幅の間の許容差を定義します。デフォルトプレート幅は、標準プレートファイルで定義されます。許容差は、ミリメートル単位で指定する必要があります。

この変数を使用するコンポーネントは以下のとおりです。

• 溶接されたガセット(10)• ボルト付けされたガセット(11)• チューブガセット (20)• コーナーチューブガセット(56)• コーナーボルト付けガセット(57)• ラップアラウンドガセット(58)• 中空ブレースラップアラウンドガセット(59)• ラップアラウンドガセット交差(60)• ガセット交差(62)• コーナーガセットラップ付(63)

XS_STANDARD_STIFFENER_WIDTH_TOLERANCEカテゴリ コンポーネント

マクロまたはジョイントで作成されたスチフナープレートの指定幅と標準幅の間の許容差を定義します。許容差は、ミリメートル単位で指定する必要があります。

Tekla Structures では、fltprops.inp ファイルから標準幅が読み込まれま

す。詳細については、「平鋼を使用する (p. 94)」を参照してください。

この変数を参照するコンポーネントは以下のとおりです。

• スチフナー(1003)• スチフナー・複数(1064)• ハンチ(40)

XS_STD_PART_MODELカテゴリ ナンバリング

チェック対象の標準部材が含まれているモデルを定義します。XS_STD_PART_MODEL=C:\TeklaStructuresModels\Standのようにパス

全体を指定する必要があります。デフォルトのパスは、d:\...\model.db1です。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 397変数

Page 402: System 120 Jpn

XS_SWITCH_MULTI_NUMBERS_FORカテゴリ ナンバリング

マルチナンバーのマルチ図面番号と部材または製品番号の順序を定義します。指定可能なオプションは、NONE、ASSEMBLIES、PARTS、および

ASSEMBLIES_AND_PARTSです。

例 この変数を PARTSに設定すると、部材のマルチナンバーは、a101 では

なく 101a の形式になります。

XS_SWITCH_POS_NUMBERS_FORカテゴリ ナンバリング

製品マーク / 部材マークの頭マークとサフィックスを入れ替えます

(例: A1 -> 1A)。指定可能なオプションは、NONE、PARTS、ASSEMBLIES、および ASSEMBLIES_AND_PARTSです。

SYMEDHOMEカテゴリ テンプレートとシンボル

シンボルエディタメッセージファイルの保存場所を示します。

XS_SYSTEMカテゴリ ファイルディレクトリ

保存済みプロパティ、テンプレート、レポート、およびその他の設定が検索されるシステムフォルダの物理的な場所を定義します。システムフォルダ内のファイルは、読み取り専用として扱われます。カスタマイズした設定は、企業フォルダまたはプロジェクトフォルダに保存することをお勧めします。フォルダの検索順については、「フォルダの検索順 (p. 74)」を参照してください。

398 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 403: System 120 Jpn

T

XS_TEMPLATE_DIRECTORY_SYSTEMカテゴリ [ ファイル配置 ]

Tekla Structures に付属のデフォルトの環境固有テンプレートへのパスを

設定します。

参照項目 フォルダの検索順 (p. 74).

TEMPLATE_FONT_CONVERSION_FILEカテゴリ テンプレートとシンボル

テンプレートフォント変換ファイル(template_fonts.cnv)の保存場所を示します。

XS_TEMPLATE_DIRECTORYカテゴリ ファイルディレクトリ

テンプレートファイル(*.tpl)とレポートファイル(*.rpt)が検索されるフォルダを定義します。フォルダの検索順については、「フォルダの検索順 (p. 74)」を参照してください。

XS_TEXT_HEIGHT_FACTORWindows 2000 のフォントサイズのセットアップでカスタム設定値(%)

を使用している場合の Tekla Structures フォントの高さを微調整します

(set XS_TEXT_HEIGHT_FACTOR=1.0)。

TEXT_X_SIZEテンプレートエディタ内のフォントサイズを設定します(set TEXT_X_SIZE=3)。

TEXT_Y_SIZEテンプレートエディタ内のフォントサイズを設定します(set TEXT_Y_SIZE=5)。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 399変数

Page 404: System 120 Jpn

XS_THUMBNAIL_FONTカテゴリ ビュー(モデル)

コンポーネントカタログに使用するフォントを設定します。

XS_TPLED_INIカテゴリ テンプレートとシンボル

tpled.ini ファイルの保存場所を定義します。

例 XS_TPLED_INI=%XS_DIR%\environments\%2\template\settings\

XS_TRY_TO_KEEP_LOCATION_IN_FREEPLACINGカテゴリ [ 図面プロパティ ]

図面エディタで[オブジェクトの自動配置調整] コマンドの機能を微調整します。

この変数はデフォルトで TRUEに設定されており、[オブジェクトの自動配置

調整] コマンドが選択されたオブジェクトについて、現在の位置にできるだけ近い新しい位置を見つけようとしていることを意味しています。現在位置が適切な位置の場合、オブジェクトはまったく移動しません。

この変数が FALSEに設定されている場合、[オブジェクトの自動配置調整] コ

マンドは[オブジェクトの自動再配置] と同様の動作をし、オブジェクトの自動配置調整を完ぺきに行います。

XS_TUBE_UNWRAP_LIMIT_THICKNESSカテゴリ 図面プロパティ

この変数で定義した厚さの上限をチューブが超えていると、チューブの内面と外面が別々に作画されます。

例 XS_TUBE_UNWRAP_LIMIT_THICKNESS=16.0

XS_TUBE_UNWRAP_PAPER_THICKNESSカテゴリ [ 図面プロパティ ]

以下の増減係数で、折梁展開チューブを伸ばします。

係数 = 1.0+2*XS_TUBE_UNWRAP_PAPER_THICKNESS/ 直径

400 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 405: System 120 Jpn

例 チューブ d=219

変数を 0 に設定した場合、チューブの展開長(1.0*PI* 直径)は 688 に

なります。

変数をを 10 に設定した場合、折梁展開チューブの長さは

係数 * 直径 * PI = (1.0 + 2*10/219) * 219 * 3.14 = 751 になります。

XS_TUBE_UNWRAP_USE_PLATE_PROFILE_TYPE_IN_NCカテゴリ [CNC]

丸鋼管を NC ファイルヘッダーデータの展開板タイプ B として出力する

には、TRUEに設定します。丸鋼管を RO タイプとして出力するには、

FALSE を入力します。

XS_TUBE_UNWRAP_WITH_CUT_HOLESカテゴリ [ 図面プロパティ ]

丸鋼管の展開板の製品図または NC ファイルにカット孔を含めるには、

TRUE に設定します。

変数 XS_TUBE_UNWRAP_WITH_CUT_HOLES (p. 401) を TRUEに設定している場合のみこの変数を使用します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 401変数

Page 406: System 120 Jpn

デフォルトでは、変数は FALSE に設定されています。FALSEに設定する

と、以前の展開方法が適用されます。

この変数を TRUEに設定すると、変数

XS_TUBE_UNWRAP_LIMIT_THICKNESS (p. 400) およびXS_TUBE_UNWRAP_PAPER_THICKNESS (p. 400) は展開に対して無効になります。また、この変数を使用しても円錐鋼管に影響を与えません。

402 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 407: System 120 Jpn

U

XS_UEL_IMPORT_FOLDERいつも使うカスタムコンポーネントおよび断面スケッチの「*.uel」ファ

イル(エクスポートファイル)を一つのフォルダに集めて、新規モデル作成時に自動的にインポートすることができます。この変数では、その自動インポートのフォルダのパスを設定します。

この変数を設定する場合には、新規モデルを作成すると、Tekla Structures はこのフォルダ内のすべての uel ファイルを自動的にインポー

トします。(この変数は user.bat での設定をおすすめします)

XS_UNFOLDING_ANGLE_DIM_FORMATカテゴリ 寸法:折梁展開

角度テキストの表示形式を設定します。[寸法記号プロパティ] ダイアログボックスのオプションメニューと同じ整数値が使用されます(0、1、2、3、4、5、6、7)。デフォルト値は、1 です。

XS_UNFOLDING_ANGLE_DIM_PRECISIONカテゴリ 寸法:折梁展開

角度テキストの精度を設定します。[寸法記号プロパティ] ダイアログボックスのオプションメニューと同じ整数値が使用されます(1、2、3、4、8、16、32、10、100、1000)。デフォルト値は 10 です。

XS_UNFOLDING_DONT_USE_NEUTRAL_AXIS_FOR_RADIUSカテゴリ 寸法:折梁展開

デフォルトでは、Tekla Structures は部材の中心軸を使用して展開ビュー

の曲線曲げ半径を計算します。部材の内面から曲線曲げ半径を計算するには、TRUEに設定します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 403変数

Page 408: System 120 Jpn

XS_UNFOLDING_PLANE_EPSILONカテゴリ ソリッド設定

断面の点がすべて同一平面上にあるかどうかをチェックするときに使用する ε(イプシロン)を指定します。デフォルト値は、0.01 mm です。

XS_UNIQUE_NUMBERSカテゴリ ナンバリング

この変数を設定すると、ナンバリング時に、同一部材を含めて、すべての部材に一意な位置番号が割り当てられます。

XS_UPDATE_MARK_PLACING_IN_DRAWINGカテゴリ マーク:部材

特定の図面タイプに対し、更新されたマークの位置を更新します。図面タイプを指定するには、下の表に示す文字を使います。この変数は、デフォルトでは単品図、製品図、およびマルチ図に適用されます。

例 単品図、製品図、マルチ図、および一般図内で、更新された部材マークの位置を更新するには、次のように設定します。

XS_UPDATE_MARK_PLACING_IN_DRAWING=WAMG

XS_UPDATE_MARKS_IN_FROZEN_DRAWINGSカテゴリ マーク:一般

この変数を TRUEに設定すると、フリーズした図面の更新時にマークも

更新されるようになります(モデルに新しい部材が追加されていれば、新しいマークが作成されます)。この変数を TRUE に設定しなければ、

部材とボルトだけが更新されます。

文字 図面タイプ

W 単品図

A 製品図

M マルチ図

G 一般図

C キャストユニット図

404 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 409: System 120 Jpn

XS_UPSIDE_DOWN_TEXT_ALLOWEDカテゴリ コンクリート詳細設計

TRUEに設定すると、部材マークやその他のテキストを上下逆に配置し

て、同一部材の向きが異なることを示すことができます。この変数を設定していない場合、回転角度が 90 度を超えているマークやテキストは、

いずれも自動的に変更されます。

XS_USABSOLUTE_TO_RELATIVE_LIMITカテゴリ 寸法:一般

初と 後の US 絶対寸法は、互いに事前定義の距離内にある場合にの

み相対寸法に変更されます。この距離は、この変数で調整できます。

set XS_USABSOLUTE_TO_RELATIVE_LIMIT=1000

この場合、たとえば、 初と 後の寸法線が 1,000mm 未満であれば、そ

れらが相対寸法に変更されます。1,000mm 以上の線は、US 絶対寸法の

ままになります。

XS_USABSOLUTE2_TO_RELATIVE_LENGTH_FACTORカテゴリ 寸法:一般

US 絶対 2 寸法のテキストに必要なスペースは、この係数で乗算されま

す。このスペースが実際の寸法より大きければ、寸法タイプが相対寸法に変更されます。初期設定値は、1.5 です。

XS_USE_ASSEMBLY_NUMBER_FORカテゴリ ナンバリング

製品またはキャストユニットのメイン部材の部材番号を製品番号またはキャストユニット番号と同じにします。

• MAIN_PARTに設定すると、製品またはキャストユニットのメ

イン部材に製品番号またはキャストユニット番号が割り当てられます。その他の部材は、いずれも部材番号を使用します。

• LOOSE_PARTに設定すると、部材が 1 つしか含まれていない製

品またはキャストユニットに製品番号またはキャストユニット番号が割り当てられます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 405変数

Page 410: System 120 Jpn

XS_USE_BOLT_DISTANCE_IN_NOTCH_CALCULATIONSこの変数を TRUEに設定すると、ボルト距離に基づいてノッチの高さが

自動計算されます。この設定は、ジョイント 129 および 184 に適用され

ます。

XS_USE_COLOR_DRAWINGSカテゴリ ビュー(図面)

Tekla Structures が起動している場合に、図面のデフォルトのカラーモードを変

更します。デフォルトでは、図面は白黒です。TRUE に設定すると、図面に

色を使用できます。

XS_USE_DRAWING_NAME_AS_PLOT_FILE_NAME印刷を行う際に、図面名のピリオド (「B.1」など ) をアンダースコア (_)に変換しないようにします。

XS_USE_DRAWING_NAME_AS_PLOT_TITLEカテゴリ 出力(図面)

TRUE に設定すると Tekla Structures は図面名をプロットタイトルとして

図面を出力します。たとえば PDF や Windows プリンターに出力する際

には便利です。

プリンターのダイアログ上、または PDF のデフォルト名が、通常の

「Tekla Structures drawing - A[C1.1]」のタイトルではなく、別の変数で定

義するデフォルトプロットファイル名が表示されます。

「XS_DRAWING_PLOT_FILE_NAME (p. 327)」をも参照ください。

部材と製品には互いに異なる頭マークを使用してください。

406 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 411: System 120 Jpn

XS_USE_EIGHT_COLORS_IN_MODELING_VIEWSモデリングビュー用に色が追加されています。これらの追加された色が不要な場合は、この変数でそれらの色の使用を無効化できます(set XS_USE_EIGHT_COLORS_IN_MODELING_VIEWS=TRUE)。

XS_USE_FILE_COMPRESSIONモデルファイルを圧縮します。

• モデルの圧縮率は、約 70 ~ 80% です。

• モデルを圧縮すると、モデルの読み込みと保存を高速化できます(特にネットワーク経由で作業している場合)。

XS_USE_FLAT_DESIGNATIONカテゴリ 板・フラットバー

平鋼の呼び寸法を使用するかどうかを決定します。平鋼の詳細については、「平鋼を使用する (p. 94)」を参照してください。

XS_USE_LINECLIPカテゴリ [ 出力 (図面 )]

文字や図面マークに線を通すなど、出力画面で連続した線を表示するには[FALSE] に設定します。

DWG/DXF のエクスポートには、変数 XS_USE_LINECLIP_IN_EXPORT

(p. 408) を使用します。

XS_USE_LINECLIP = TRUE XS_USE_LINECLIP = FALSE

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 407変数

Page 412: System 120 Jpn

XS_USE_LINECLIP_IN_EXPORTカテゴリ [ 出力 (図面 )]

DWG/DXF のエクスポート用である以外は XS_USE_LINECLIP (p. 407)

と同じです。

XS_USE_MODEL_PREFIX_IN_MULTI_NUMBERS_FORカテゴリ ナンバリング

この変数を設定すると、部材と製品のナンバリングに使用する頭マークをマルチ図番号にも使用できます。たとえば、この変数を PARTS に設

定すると、部材のマルチナンバーは、101Pa の形式になります。

XS_USE_MULTI_NUMBERING_FORカテゴリ ナンバリング

部材と製品のナンバリングを図面番号に基づいて行う場合は、マルチナンバリングが使用されます。変数 XS_USE_MULTI_NUMBERING_FORは、

NONE、ASSEMBLIES、PARTS 、ASSEMBLIES_AND_PARTSのいずれかに設定

できます。これにより、マルチナンバリングの適用対象として、製品のみ、部材のみ、または製品と部材の両方のいずれかを指定できます。

XS_USE_MULTI_NUMBERING_WHEN_COPYING_DRAWING_VIEWSカテゴリ ナンバリング

図面ビューをコピーするときにマルチナンバーを使用するには、[値 ]

フィールドに TRUEを入力します。マルチナンバーを使用しない場合は、

[値 ] フィールドをクリアします。

XS_USE_NEW_PLATE_DESIGNATIONカテゴリ 板・フラットバー

TRUEに設定すると、幅が長さより大きいときに幅と長さの値が自動的に

入れ替わります。

408 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 413: System 120 Jpn

例梁のプロファイルが BL15*240、梁の端点間距離が 215 mm とします。

• XS_USE_NEW_PLATE_DESIGNATIONを設定すると、梁の長さが 240 が

固定され、梁プロファイルが BL15*215 に変化します。

• XS_USE_NEW_PLATE_DESIGNATIONを設定していない場合は、

梁の長さが 215 となり、梁プロファイルは BL15*240 のまま

になります。

XS_USE_NEW_USNOTCHノッチの水平カットをメイン梁のフランジの上下どちらに配置するかを決定します。

以下のノッチオプションと組み合わせて使用してください。

XS_USE_NEW_WELD_PLACING図面で溶接を設定した場合、この変数はどの図面エディタービュー(正面、上面、背面、下面)で溶接が描かれるかに影響を与えます。

• 変数が TRUEに設定されている場合、副部材に対して もよく見え

るビューに溶接が作画されます。 • 変数が設定されていない場合、メイン部材にしたがって

ビューが選択されます。

XS_USE_NUMERIC_MULTI_NUMBERS_FORカテゴリ ナンバリング

この変数は、ASSEMBLIES、PARTS、ASSEMBLIES_AND_PARTSのいずれか

に設定できます。これにより、数値マルチナンバーの使用対象として、製品のみ、部材のみ、または製品と部材の両方のいずれかを指定できます。

たとえば、この変数を PARTS に設定すると、部材のマルチナンバーは、

101/1 の形式になります。同時に変数

XS_USE_MODEL_PREFIX_IN_MULTI_NUMBERS_FORがPARTSに設定されてい

る場合は、101P1 のようにスラッシュが部材の頭マークに置換されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 409変数

Page 414: System 120 Jpn

XS_USE_OLD_HQ_PROFILE_DEFINITIONカテゴリ プロファイル

この変数を設定すると、旧形式の HQ プロファイル定義が使用されま

す。旧形式の HQ プロファイル定義では、下部フランジの下面から上部

フランジの上面までの総高さとしてプロファイルの高さを指定します。新形式の HQ プロファイル定義では、下部フランジの厚みが除外されて

おり、プロファイルの高さはウェブの高さに等しくなります。

XS_USE_ONLY_INCHES_IN_SHEET_SIZESこの変数を設定すると(set XS_USE_ONLY_INCHES_IN_SHEET_SIZES=1)、レイアウトおよび図面リ

ストの用紙サイズがインチ単位になります。

XS_USE_ONLY_INCHES_IN_WELD_LENGTHこの変数を TRUEに設定すると、溶接長さ記号にインチだけが表示され

ます。

XS_USE_ONLY_NOMINAL_REBAR_DIAMETERカテゴリ コンクリート詳細設計

呼び径は、鉄筋の断面積を定義します。鉄筋に呼び径を使用するには、[

値 ] フィールドに TRUEを入力します。実径を使用する場合は、[値 ]

フィールドをクリアします。(実径では、エンボスが考慮され、鉄筋を収容可能な 小孔径を示します)。

XS_USE_PLATE_SIDE_POSITIONINGカテゴリ 寸法:部材

初期設定では、プレートの位置寸法は、モデル内のプレートの位置に依存しません。この変数を設定すると、プレートの位置寸法がモデル内のプレートの位置に依存するようになります。

たとえば、プレートが参照点の後ろにある場合なら、位置寸法がプレートの上面に配置されます。

410 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 415: System 120 Jpn

XS_USE_POINT_AS_SEPARATOR_IN_PROFILE_NAMEピリオドを小数点ではなく、パラメトリックプロファイル名の区切り文字として使用します。特に、US インペリアル環境では、この機能を使

うと環境内で使用できる区切り文字が増えるので便利です。

XS_USE_SEMI_ORTHOFALSEÇ…ê›íËDzÇÈÇýTekla StructuresÇÕíºçsÉXÉiÉbÉvéûÇ…ã¦êßìIÇ…çÏãýï¾ñþèÛÇÃíþèÌÇÃíºçsï°å¸è„Ç…ÉXÉiÉbÉvǵNjDzÅB(0°45°90°135°180°など )

TRUEÅiÉfÉtÉHÉãÉgÅjÇ…ê›íËDzÇÈÇýTekla Structures は直行スナップを特

定の範囲内で直行位置にスナップします。 許容範囲外の位置では、直行

ではない位置にもスナップできます。許容範囲は XS_SEMI_ORTHO_ANGLE (p. 386) で設定します。

XS_USE_SMALLER_GUSSET_PLATEカテゴリ コンポーネント

この変数を TRUEに設定すると、ガセットジョイントで作成される四角

ガセットプレートのサイズを 小化できます。単一のブレーシングを使用するときや、副部材の中心を基準として副ボルトの寸法を設定する場合には、より小さいサイズのガセットプレートを生成できます。メイン部材が斜材の間にある場合は、三角ガセットプレートが生成されます。

XS_USE_SMOOTH_LINESカテゴリ ビュー(モデル)

この変数を TRUEに設定すると、ソリッドビューにおける縁のぎざぎざ

をアンチエイリアシングで抑えることができます。アンチエイリアシングでは、イメージ内のピクセルの遷移を円滑化(ブレンド)して、グラフィックイメージ上の縁のぎざぎざを抑えます。

この変数を使用する前に、ディスプレイアダプタでアンチエイリアシングがサポートされていることをチェックしてください。

XS_USE_SOFTWARE_RENDERINGカテゴリ ビュー(モデル)

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 411変数

Page 416: System 120 Jpn

ラインが正しく作画されないなど、ディスプレイアダプタに問題がある場合は、この変数を TRUEに設定します。これにより、アダプタ側での

レンダリングがバイパスされます。

XS_USE_SPECIAL_FILLER_PLATE_THICKNESS日本規格に適合するため、フィラープレート厚を制御するには TRUEに

設定します。(一部のコンポーネントで有効です。)

XS_USE_TUBE_INNER_LENGTH_IN_DIMENSIONINGカテゴリ 寸法:部材

TRUEに設定すると、チューブプロファイルの全長寸法が外面ではなく内

面に沿った寸法として扱われます。

XS_USE_VERTICAL_PLACING_FOR_COLUMNS_INカテゴリ 図面プロパティ

柱を図面内に縦に配置します。以下のオプションを使用して、どのタイプの図面に対し柱を縦に配置するかを指定します。

• ASSEMBLY_DRAWINGS • SINGLE_PART_DRAWINGS • ASSEMBLY_AND_SINGLE_PART_DRAWINGS

XS_USER_DEFINED_BOLT_SYMBOL_TABLEカテゴリ マーク:ボルト

ユーザー定義のボルトシンボルテーブルファイルの保存場所を定義します。

XS_USER_DEFINED_PARAMETRIC_PROFILE_SEPARATORS カテゴリ [ プロファイル ]

パラメトリックプロファイルの名の下で寸法を区切る文字を定義します。入力文字は引用符で囲みます。"&+_" のように囲みます。

412 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 417: System 120 Jpn

これらの文字の他に、常に、標準の区切り文字 X および *、また変数

XS_PARAMETRIC_PROFILE_SEPARATOR (p. 367) で定義された文字が認識されます。

V

XS_VALID_CHARS_FOR_ASSEMBLY_FAMILY_POSITION_NUMBERSカテゴリ [ ナンバリング ]

製品ファミリーナンバリングのマークの位置番号に利用可能な文字を指定します。この変数で、すべての有効な文字を設定する必要があります。

参照項目 XS_ASSEMBLY_FAMILY_POSITION_NUMBER_FORMAT_STRING (p. 290)

XS_VALID_CHARS_FOR_ASSEMBLY_FAMILY_QUALIFIERカテゴリ [ ナンバリング ]

製品ファミリーマークの位置修飾子の有効文字を指定します。この変数で、すべての有効な文字を設定する必要があります。

例 XS_VALID_CHARS_FOR_ASSEMBLY_FAMILY_QUALIFIER=GHJKL

参照項目 XS_ASSEMBLY_FAMILY_POSITION_NUMBER_FORMAT_STRING (p. 290)

XS_VALID_CHARS_FOR_ASSEMBLY_MULTI_NUMBERSカテゴリ ナンバリング

製品のマルチナンバーで有効な文字を定義します。この変数で、すべての有効な文字を設定する必要があります。

例: XS_VALID_CHARS_FOR_ASSEMBLY_MULTI_NUMBERS=abeg

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 413変数

Page 418: System 120 Jpn

XS_VALID_CHARS_FOR_ASSEMBLY_POSITION_NUMBERSカテゴリ ナンバリング

製品位置番号の有効文字を指定します。「XS_ASSEMBLY_POSITION_NUMBER_FORMAT_STRING (p. 293)」も参照してください。

XS_VALID_CHARS_FOR_PART_MULTI_NUMBERSカテゴリ ナンバリング

部材のマルチナンバーで有効な文字を定義します。この変数で、すべての有効な文字を設定する必要があります。例: XS_VALID_CHARS_FOR_PART_MULTI_NUMBERS=ABEG

XS_VALID_CHARS_FOR_PART_POSITION_NUMBERSカテゴリ ナンバリング

部材の位置番号で有効な文字を定義します。「XS_PART_POSITION_NUMBER_FORMAT_STRING (p. 370)」も参照してください。

XS_VIEW_HEIGHTカテゴリ ビュー(モデル)

画面上のビューのデフォルトウィンドウサイズと位置を制御します。XS_BASICVIEW...変数と似た機能を提供します。

XS_VIEW_POSITION_Xカテゴリ ビュー(モデル)

画面上のビューのデフォルトウィンドウサイズと位置を制御します。XS_BASICVIEW...変数と似た機能を提供します。

XS_VIEW_POSITION_Yカテゴリ ビュー(モデル)

画面上のビューのデフォルトウィンドウサイズと位置を制御します。XS_BASICVIEW...変数と似た機能を提供します。

414 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 419: System 120 Jpn

XS_VIEW_TITLE_FONTカテゴリ ビュー(モデル)

図面ビュータイトルのフォントを定義します。この変数が設定されていなければ、XS_DEFAULT_FONTで定義されたフォントが使用されます。

XS_VIEW_WIDTHカテゴリ ビュー(モデル)

画面上のビューのデフォルトウィンドウサイズと位置を制御します。XS_BASICVIEW...変数と似た機能を提供します。

W

XS_WARP_MAX_ANGLE_BETWEEN_CS互いに隣接して、曲げ形状を形成するポリゴン部材の間の 大角度を定義します。

値を角度単位で入力します。0.5 ~ 10.0 の範囲内の設定で も良い結果

が得られます。たとえば、3.0 などに設定します。

XS_WARP_MAX_DEVIATION実際の曲げ形状とモデル内のポリゴン曲げ形状の間の差異の 大値を定義します。

値をミリメートル単位で入力します。5.0 ~ 100.0 の範囲内の設定で も

良い結果が得られます。たとえば、50.0 などに設定します。

XS_WEB_PUBLISHING_TEMPLATE_DIRECTORYWebViewer テンプレートを格納したフォルダの場所を定義するために、

user.bat ファイルに設定します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 415変数

Page 420: System 120 Jpn

XS_WELD_FILTER_TYPEカテゴリ 溶接

溶接フィルターのタイプとして EXACTまたは MINのいずれかを設定しま

す。EXACTを指定すると、[溶接プロパティ] ダイアログボックスで定義し

たデフォルトサイズに完全に一致する溶接が除外されます。MINを指定

すると、デフォルトサイズ以下の溶接がすべて除外されます。

XS_WELD_FONT溶接テキストのフォントを設定します。フォントを省略すると、デフォルトのフォントが使用されます。

XS_WELDING_LENGTH_TOLERANCEカテゴリ 溶接

溶接位置を検索するときに考慮する 小の縁端の長さを定義します。初期設定では、30mm に設定されています。

XS_WELDING_TOUCH_TOLERANCEカテゴリ 溶接

溶接する 2 つの部材の間の 大許容ギャップを定義します。初期設定で

は、30mm に設定されています。

XS_WELD_LENGTH_CC_SEPARATOR_CHARカテゴリ 溶接

この変数を XS_WELD_LENGTH_CC_SEPARATOR_CHAR=@と設定すると、

AISC (3@12) 規格または AISC (100-300) 規格に準拠した溶接 CC/ 長さ区

切り記号が適用されます。

この変数を設定する場合、この変数で定義したフォルダのみ Web Viewer テンプレートが検索されます。

416 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 421: System 120 Jpn

XS_WELD_NUMBER_FORMATカテゴリ マーク:一般

溶接番号の形式を定義します。詳細については、「XS_JOINT_NUMBER_FORMAT (p. 350)」を参照してください。

XS_WORKING_POINTS_VALID_ALSO_OUTSIDE_PARTカテゴリ 寸法:部材

初期設定では、部材の端点間の作業点に対してのみ参照寸法が作成され、その外側の作業点は破棄されます。この変数を TRUEに設定すると、

部材の端点間に位置していない作業点に対しても参照寸法が作成されます。

Z

XS_ZERO_POINT_SYMBOL_OLD_WAYカテゴリ 寸法:一般

テキスト RDを含む RD マークは、寸法原点を示します。US 絶対寸法タ

イプを使用している場合は、これらのマークがデフォルトで作成されます。RD マークを使用したくない場合は、この変数を TRUEに設定する

と、別のタイプのマーク(円)が作成されます。

XS_ZOOM_STEP_RATIOカテゴリ ビュー(モデル)

単一の点をピックしたときの[ズームイン] コマンドおよび[ズームアウト]

コマンドのズーム量を制御します。デフォルト値は、0.25 です。この値

を増やすと、シングルクリックに対するズーム量が増えます。

XS_ZOOM_STEP_RATIO_IN_MOUSEWHEEL_MODEカテゴリ ビュー(モデル)

「XS_ZOOM_STEP_RATIO_IN_SCROLL_MODE (p. 418)」を参照してください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 417変数

Page 422: System 120 Jpn

XS_ZOOM_STEP_RATIO_IN_SCROLL_MODEカテゴリ ビュー(モデル)

マウスホイールでズームを行うときのズーム量を制御します。マウスホイールモードではホイールボタンでスクロールしますが、スクロールモードではホイールボタンが押された状態でスクロールされます。

スクロールモードは、マウスの中ボタンを押すたびに有効になります。この状態で、マウスホイールを使ってズームすることも、また、PageUp

キーおよびPageDown キーを使ってズームすることもできます。

スクロールモードのズーム率は、一般にマウスホイールモードのズーム率よりも小さくなるので、マウスをスクロールして目標付近に移動してから、ホイールボタンでズーム速度を下げることで、ズームインすることができます。

418 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 変数

Page 423: System 120 Jpn

D ファイル拡張子

はじめに この付録には、ダイアログボックス内の[名前を付けて保存] ボタンか、または[設定 ] メニューの[現在の設定を登録する] コマンドで保存されるファイルのファイル名拡張子の一覧を示します。

ファイル名拡張子 ダイアログボックス名

4d 4D

ad 製品図プロパティ

adc 製品図 - 断面図プロパティ

adcd 製品図プロパティ - 寸法内容プロパティ

adcs 製品図 - 矢視記号プロパティ

add 製品図 - 寸法記号プロパティ

adl 製品図 - レイアウトプロパティ

adp 製品図 - 部材プロパティ

adr 製品図 - 保護設定

ads 製品図プロパティ - ボルトプロパティ

adv 製品図 - ビュープロパティ

adw 製品図 - 溶接記号プロパティ

ajm 製品図 - ジョイントマークプロパティ

apm 製品図 - 部材マークプロパティ

asm 製品図 - ボルトマークプロパティ

asv 自動保存の設定

cbm コンクリート梁プロパティ

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 419ファイル拡張子

Page 424: System 120 Jpn

ccl コンクリート柱プロパティ

clm 柱プロパティ

cpf パッドフーチングプロパティ

cpl ポリゴンプレートプロパティ

cpn コンクリートパネルプロパティ

crs 梁 ( 直交 ) プロパティ

csl コンクリートスラブプロパティ

cudc キャストユニット - 断面図プロパティ

cudcd キャストユニット - 寸法内容プロパティ

cudcomp キャストユニット - コンポーネントプロパティ

cudcs キャストユニット - 断面記号プロパティ

cudd キャストユニット - 寸法記号プロパティ

cudgr キャストユニット - 基準線プロパティ

cudl キャストユニット - レイアウトプロパティ

cudnp キャストユニット - 隣接部材プロパティ

cudp キャストユニット - 部材プロパティ

cudr キャストユニット - 鉄筋プロパティ

cudrm キャストユニット - 鉄筋マークプロパティ

cudrp キャストユニット - 保護プロパティ

cudv キャストユニット - ビュープロパティ

cunpm キャストユニット - 隣接部材マークプロパティ

cupm キャストユニット - 部材マークプロパティ

dia ツイン部材プロパティ

dim 寸法記号プロパティ

md マルチ図プロパティ

msf 選択フィルター

fas テキストファイルプロパティ

fdg DWG/DXF プロパティ

fhl ハイパーリンクプロパティ

fms 図面枠プロパティ

gar 円弧プロパティ

ファイル名拡張子 ダイアログボックス名

420 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイル拡張子

Page 425: System 120 Jpn

gci 円プロパティ

gd 一般図プロパティ

gdcom 一般図 - コンポーネントプロパティ

gdcm キャストユニット - コンポーネントマークプロ

パティ

gdl 一般図 - レイアウトプロパティ

gdr 一般図 - 鉄筋プロパティ

gdrp 一般図 - 保護設定

gjm 一般図 - ジョイントマークプロパティ

gpg ポリゴンプロパティ

gln ラインプロパティ

gpl ポリラインプロパティ

grt 四角形プロパティ

ldb 図面エクスポートのレイヤ

ler レイヤプロパティ

lev エレベーションプロパティ

mvi ビュープロパティ(モデリング)

ncp ポップマール設定

num ナンバリング設定

pm 部材マークプロパティ

PObjGrp オブジェクトグループ - 表現

prf プロジェクトプロパティ

prt 梁プロパティ

rbg 鉄筋グループプロパティ

rbr 鉄筋プロパティ

rbm 補強メッシュプロパティ

rep オブジェクト表現プロパティ

rev リビジョンプロパティ

rop 参照オブジェクトプロパティ

sbl シンボルプロパティ

scr ボルトプロパティ

sm ボルトマークプロパティ

ファイル名拡張子 ダイアログボックス名

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 421ファイル拡張子

Page 426: System 120 Jpn

stp デフォルト値設定

txt テキストプロパティ

vf ビュープロパティ

vg ビュー - 基準線プロパティ

vi ビュープロパティ(図面)

vjm ビュー - ジョイントマークプロパティ

vnp ビュー - 隣接部材プロパティ

vp ビュー - 部材プロパティ

vpm ビュー - 部材マークプロパティ

vs ビュー - ボルトプロパティ

vsm ビュー - ボルトマークプロパティ

vw ビュー - 溶接記号プロパティ

wd 単品図プロパティ

wdr 単品図 - 保護設定

wdcd 単品図 - 寸法内容プロパティ

wjm 単品図 - ジョイントマークプロパティ

wld 溶接プロパティ

wls 溶接記号プロパティ

ファイル名拡張子 ダイアログボックス名

422 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル ファイル拡張子

Page 427: System 120 Jpn

E 予約されているショートカット

はじめに この付録では、Tekla Structures がインストールするデフォルトショート

カットの一覧を示します。これらのショートカットを他のコマンドに割り当てないでください。

文字を含むショートカットは、大文字または小文字 (「A」または「a」など ) でも指定することができます。一部のショートカットは、キーの

組み合わせを使います。キーの組み合わせは「+」文字で表記します。

例 [ やり直し ] のショートカットは Ctrl+Z に設定されています。キーボー

ドの Ctrl キーを押したまま、Z キーを押します。

共通のショートカット

モデリング表示制御

コマンド ショートカット

[ 削除 ] Del

[ プロパティ ] Alt + Enter

[ 元に戻す ] Ctrl + Z

[ やり直し ] Ctrl + Y

[ 中断 ] Esc

後のコマンドを実行 Enter

コマンド ショートカット

[ パン ] P

[ 右 ] →

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 423予約されているショートカット

Page 428: System 120 Jpn

[ 左 ] ←

[ 下 ] ↓

[ 上 ] ↑

[ ビュー回転:マウス ] Ctrl + R

[ ビュー回転:キー

ボード ]• Ctrl + →• Ctrl + ←• Ctrl + ↓• Ctrl + ↑• Shift + →• Shift + ←• Shift + ↓• Shift + ↑

[ ビュー回転のロック ] F8

[ 中心点指定 ] V

[ ビュー回転:自動 ] Ctrl + A、Ctrl + D

[3D/ 平面切替え ] Ctrl + P

Find a component Ctrl + F

[ フライング ] Shift+F

[ 作業領域全体にズー

ム ]Home

[ ズームを 1 つ前に戻

す ]End

[ ズームイン ] Page Up

[ ズームアウト ] Page Down

[ カーソルでセンター

指定 ]Ins

[ 更新 ] Ctrl + U

[ スナップショット ] F9、F10、F11、F12

[ スナップカーソル ](許容性のあるカーソル)

T

[ スマートセレクト ] S

[ ドラッグアンドド

ロップ ]D

コマンド ショートカット

424 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 予約されているショートカット

Page 429: System 120 Jpn

UCS

部材の表示方法

[ 中ボタンでパン ] Ctrl + M

[ コピー ] C

[ 移動 ] M

[ 自動ピックアップ ] Shift + P

[ 直交 ] O

[ 相対 ] R

[ 座標入力 ] Tab

コマンド ショートカット

[UCS 原点を設定する ] U

[UCS を 2 点で設定 ] Shift + U

[ 方向トッグル ] Ctrl + T

[ 現在の UCS をリセッ

ト ]1

[ すべての UCS をリ

セット ]0

コマンド ショートカット

[ ワイヤーフレーム ] Ctrl + 1

[ 半透明 ] Ctrl + 2

[ 陰線消去 ] Ctrl + 3

[ ソリッド ] Ctrl + 4

[ ソリッド ( 明るい色 )] Ctrl + 5

コマンド ショートカット

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 425予約されているショートカット

Page 430: System 120 Jpn

ジョイント部材の表示方法

コマンド ショートカット

[ ワイヤーフレーム ] Shift + 1

[ 半透明 ] Shift + 2

[ 陰線消去 ] Shift + 3

[ ソリッド ] Shift + 4

[ ソリッド ( 明るい色 )] Shift + 5

426 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 予約されているショートカット

Page 431: System 120 Jpn

F テンプレート属性

はじめに 図面テンプレートとレポートテンプレートでは、テンプレートフィールドを使用できます。図面を開くか、またはレポートを作成すると、フィールドに格納されている属性または式に基づいてモデルデータベースの情報が計算および表示されます。この情報には、たとえば、製品の重量や塗装面積などがあります。

対象読者 レポートテンプレートや図面テンプレートを変更するときに役立つ情報が記載されています。

構成 テンプレート属性をアルファベット順に説明しています。

トピック 内容タイプ (p. 427)

属性 (p. 429)

テンプレートのユーザー定義情報 (p. 431)

内容タイプ

ROW セクションの内容タイプを使うと、レポートまたは図面テーブルに表示する部材を選択できます。

レポートには、モデル全体を含めることができるほか、選択したオブジェクトだけを含めることもできます。部材とボルト、図面、鉄筋、仕上げ材オブジェクト、コンポーネント、スタッド、および孔をレポートに含めることができます。関連する製品やその他のプロジェクトは、Tekla Structures によって自動的に選択されます。

Tekla Structures では、図面テーブルに含める対象として、図面内のすべ

ての部材が常に選択されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 427テンプレート属性

Page 432: System 120 Jpn

内容タイプの詳細については、テンプレートエディタヘルプの「内容タイプ」を参照してください。

以下の内容タイプがあります。

タイプ 説明

ASSEMBLY 製品および単品のリストを作成します。選択した部材とボルトが含まれている製品がすべてリストに含まれます。

BOLT ねじとボルトのリストを作成します。選択した部材に接続されているボルトがすべてリストに含まれます。

CAST_UNIT キャストユニットのリストを作成します。

COMMENT 空白行、またはテキストデータまたは線のみが存在する行をテンプレートの任意の場所に作成します。

CONNECTION ジョイントのリストを作成します。

DRAWING リビジョン履歴情報なしの図面リストを作成します。レポートおよび含まれている図面に使用します。

HOLE 孔のリストを作成します。

MESH 溶接金網のリストを作成します。

NUT ナットのリストを作成します。選択した部材に関連付けられているボルトのナットがすべてリストに含まれます。

PART 部材

REBAR 鉄筋のリストを作成します。

REVISION リビジョンマークのリストを作成します。

SIMILAR_ASSEMBLY 類似した部材のリストを作成します。

この内容タイプを使うには、SIMILAR_* 内

容タイプの行の上層に空の(出力から非表示になっている)ASSEMBLY行、PART行、また

は CAST_UNIT行が存在している必要があり

ます。

行階層内で SIMILAR_*行内容タイプの下層

に行を置くことはできません。

SIMILAR_CAST_UNIT

SIMILAR_PART

PART

SIMILAR_PART

428 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 433: System 120 Jpn

属性

テンプレートおよびレポートには、属性や式を格納する値フィールドがあります。どの属性を使用できるかは、選択した内容タイプによって決まります。

属性は、テンプレートまたはレポートの出力時にモデルオブジェクトのデータを表示します。..\environments\*your environment*\template\settingsフォルダ内に以下のファイルがあ

り、使用可能な属性はこれらのファイルで定義されます。

STRAND プレストレス緊張材のリストを作成します。

STUD スタッドジベルのリストを作成します。

SURFACING 仕上げ材のリストを作成します。

SUMMARY 小計および合計の行に利用します。

WASHER ワッシャーのリストを作成します。選択した部材に関連付けられているボルトのワッシャーがすべてリストに含まれます。

WELD 溶接のリストを生成します。

タイプ 説明

ファイル 説明

contentattributes.lst 実際の属性定義が含まれているファイルの名前をすべて格納するコンテナファイルです。

contentattributes_global.lst プログラムにハードコーディングされている属性が含まれているファイルです。このファイルは編集しないでください。

contentattributes_userdefined.lst

objects.inpファイルで定義さ

れるユーザー定義情報を格納するファイルです。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 429テンプレート属性

Page 434: System 120 Jpn

図面およびレポートのROW セクションでは、任意の属性を使用します。

ヘッダー、フッター、ページフッター、およびページヘッダーでは、以下の属性を使用できます。

contentattributes_global.lstファイルは編集しない

でください。

テンプレートおよびレポートで独自の属性を使用するには、contentattributes_userdefined.lstファイルに

それらの属性を追加します。詳細については、「テンプレートのユーザー定義情報 (p. 431)」を参照してください。

属性 ヘッダー

フッター

ページフッター

ページヘッダー

ADDRESS X X X XBUILDER X X X XCURRENT_PHASE X XDATE X X X XDATE_CREATE X X X XDATE_END X X X XDATE_ISSUE X X X XDATE_LAST X X X XDATE_MODIFY X X X XDATE_PLOT X X X XDATE_START X X X XDESIGNER X X X XDR_PART_POS X X X XHEIGHT X X X XID X X X XINFO1, INFO2 X X X XLAST X X X XLAST_MARK X X X XLAST_TEXT1...3 X X X XMARK X X X XMODEL X X X XNAME X X X X

430 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 435: System 120 Jpn

テンプレートのユーザー定義情報

テンプレートおよびレポートで使用するユーザー定義情報は、..\environments\*your environment*\template\settings フォル

ダ内の contentattributes_userdefined.lstファイルで定義されま

す。

デフォルトでは、部材プロパティダイアログボックス内のユーザー定義情報のほとんどがこのファイルに含まれています。テンプレートおよびレポートでその他の属性を使用するには、contentattributes_userdefined.lst ファイルにそれらの属性を追加します。

contentattributes_userdefined.lstファイルには、以下の 2つのセク

ションがあります。

NAME_BASE X X X XNUMBER X X X XOBJECT X X X XPAGE X XPHASE X XPLOTFILE X X X XROW_IN_PAGE X XSCALE1...5 X X X XSIZE X X X XTEXT1...3 X X X XTIME X XTITLE X X X XTITLE1...3 X XTYPE X X X X

USERFIELD_1 ..._8

(p. 484)

X X X X

WIDTH X X X

属性 ヘッダー

フッター

ページフッター

ページヘッダー

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 431テンプレート属性

Page 436: System 120 Jpn

1. 属性名とデフォルト設定のリスト:

2. 内容タイプに割り当てる属性のリスト:

çsì‡óeÉ^ÉCÉv

ユーザー定義情報の名前。objects.inpファ

イルで定義されているのと同じ名前です。

カスタマイズ可能なコメント。この例では、ユーザー定義情報ダイアログボックスのタブの名前。

テンプレートエディタ内の属性階層。

432 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 437: System 120 Jpn

参照項目 contentattributes_userdefined.lstに属性を追加する (p. 433).

contentattributes_userdefined.lst に属性を追加する

次の例では、テンプレートエディタ内の属性ツリーに MY_ATTRIBUTEと

いう名前のユーザー定義情報を追加しています。

この属性は、図面のユーザー定義プロパティに追加されています。

1. テキストエディタで contentattributes_userdefined.lstファイ

ルを開きます。

・ ファイルは、..\environments\*your environment*\template\settings フォルダにありま

す。

2. 属性名のリストに MY_ATTRIBUTEを追加し、設定を定義します。

3. 内容タイプに割り当てられている属性のリストに MY_ATTRIBUTEを

追加します。

・ objects.inpファイル内でどのオブジェクトに属性が関

連付けられているかに応じて、内容タイプを選択します。この例では、DRAWING内容タイプです。

・ USERDEFINED.*ATTRIBUTE_NAME*の形式で属性を追加し

ます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 433テンプレート属性

Page 438: System 120 Jpn

4. 変更を保存します。

5. テンプレートエディタでは、USERDEFINEDの下の属性ツリーに属性

が表示されます。

属性ツリーの表示をカスタマイズするここでは、コメントの追加方法と、テンプレートエディタの属性ツリーのカスタマイズ方法を説明します。

コメントテキストを追加する

contentattributes_userdefined.lstファイル内で属性に独自のコメ

ントテキストを追加することができます。

1. ファイルを開き、内容タイプに割り当てられている属性のリストに移動します。

2. 属性名の後ろに、引用符で囲んでコメントを追加します。

3. 変更を保存します。

434 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 439: System 120 Jpn

4. 追加したコメントは、テンプレートエディタ内の属性ツリーに表示されます。

階層を追加する 独自の階層を追加して、テンプレートエディタの属性ツリーに表示させることができます。

1. contentattributes_userdefined.lstファイルを開き、内容タイ

プに割り当てられている属性のリストに移動します。

2. USERDEFINEDと属性名の間に、角括弧で囲んだ階層名を追加しま

す。

・ 角括弧の後ろと階層の間にピリオドがあることに注意してください。

3. 新しい階層は、属性ツリー内に次のように表示されます。

ユーザー定義情報では、大文字と小文字が区別されます。フィールド名のどの文字についても、大文字と小文字を正しく区別しながら入力してください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 435テンプレート属性

Page 440: System 120 Jpn

See also objects.inp の要素 (p. 86).

プロパティを追加する

A

ACN管理番号を示します。

管理番号の詳細については、オンラインヘルプの「部材への制御番号の割り当て」および「[ ツール ]>[ ナンバリング ]>[ 製品管理番号の作成...]」を参照してください。

ACTIVE_DESIGN_CODE材質の有効な設計基準を示します。

ADDRESS[ プロジェクトプロパティ] ダイアログボックスで入力された住所を示します。

ALIAS_NAME1 ...3材質の別名。

内容タイプ ASSEMBLYおよび PARTで部材およびメイン部材の材質属性

に使用します。

436 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 441: System 120 Jpn

ANG_S, ANG_T, ANG_U, ANG_V鉄筋および溶接金網の各種曲げ角度を示します。

曲げタイプ 解説図

5_1

5_2

5_3

6_1

8

10

15

16_1

16_2

ANG_SANG_T

ANG_SANG_T

ANG_T

ANG_S

ANG_T ANG_S

ANG_S

ANG_T ANG_S

ANG_T ANG_S

ANG_S

ANG_S

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 437テンプレート属性

Page 442: System 120 Jpn

20_2

21

22

56

57

58

59

60

61

64

曲げタイプ 解説図

ANG_S

ANG_S

ANG_SANG_T

ANG_TANG_S

ANG_U

ANG_V

ANG_S

ANG_U ANG_VANG_S

ANG_T

ANG_UANG_V

ANG_SANG_T

ANG_UANG_V

ANG_S

ANG_T

ANG_U

ANG_S

ANG_T

438 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 443: System 120 Jpn

ANG_U_MAX, ANG_U_MIN, ANG_V_MAX, ANG_V_MINテーパー断面における、鉄筋および溶接金網の 小および 大曲げ角度を示します。下の例を参照してください。

AREAプロファイル断面を持つ部材に対し、プレートの総表面積と純面積を示します。孔やカットは考慮されません。面積は、外側長とプロファイル塗装面積 /m に基づいて算出されます。(プロファイルカタログで定義さ

れた値)。AREAでは、断面端部の断面積ではなく、塗装面積のみ考慮さ

れます。

ポリゴンプレートの場合は製作部材の実面積がこの値となり、他のオブジェクトの場合はゼロが返されます。

参照項目 AREA_GROSS (p. 440)

AREA_NET (p. 440)

65

66

曲げタイプ 解説図

ANG_S

ANG_T

ANG_S

ANG_T

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 439テンプレート属性

Page 444: System 120 Jpn

AREA_FORM_TOP, AREA_FORM_BOTTOM, AREA_FORM_SIDE通常ベクトルが以下の方向を向く面の領域を示します。

• フォームの上面(AREA_FORM_TOP)• フォームの下面(AREA_FORM_BOTTOM)• フォームの両側(AREA_FORM_SIDE)

製品では、メイン部材の上方向によりフォームの上 / 下 / 両側の方向が

決まります。傾き角度が 5 度未満の面は、上部および下部領域で集計さ

れます。傾斜 => 85 度の面は両側の領域で集計されます。重複している

面は 2 回集計される場合があります。メインの全体軸またはローカル軸

に対して正確に 45 度の面は、どの方向にも集計されません。

AREA_GROSSこのフィールドは、プロファイルに対しては AREA (p. 439) と同様に機能し、プレートに対してはプレート全体が収まる面積(外側長×外側幅)を示します。その他のオブジェクトに対しては、ゼロを示します。

AREA_NETこのフィールドは、部材に対して、製作部材の実面積となる純表面積を示します。その他のオブジェクトに対しては、ゼロを示します。

AREA_FORM_TOP = 42 m2

AREA_FORM_BOTTOM = 42 m2

AREA_FORM_SIDE = 2*(2*7 + 3*6) + 2*(2*6 + 2*6) = 64 + 48 = 112 m2

440 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 445: System 120 Jpn

AREA_PGX, AREA_NGX, AREA_PGY, AREA_NGY, AREA_PGZ, AREA_NGZ

通常ベクトルが以下のグローバル軸の正または負の方向を向く面の領域を示します。

全体軸に対して通常ベクトルが 45 度未満の角度に位置する面も、この

領域に含まれます。正確に 45 度の面はどの全体方向にも含まれません。

AREA_PER_TONSAREA/WEIGHT x 1000 の計算結果を示します。

AREA_PLANこのフィールドは、部材に対して、上面総面積(グローバル Z 軸に垂

直)を示します。

ASSEMBLY 内容タイプ

• 製品に含まれている部材の上面総面積(Z 軸に垂直)を示し

ます。

情報 方向

AREA_PGX 正方向のグローバル X 軸

AREA_NGX 負方向のグローバル X 軸

AREA_PGY 正方向のグローバル Y 軸

AREA_NGY 負方向のグローバル Y 軸

AREA_PGZ 正方向のグローバル Z 軸

AREA_NGZ 負方向のグローバル Z 軸

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 441テンプレート属性

Page 446: System 120 Jpn

AREA_PROJECTION_GXY_GROSS, AREA_PROJECTION_GXZ_GROSS, AREA_PROJECTION_GYZ_GROSS

以下の全体平面における、部材、製品、またはキャストユニットの「陰の」領域を示します。

• XY 平面

• XZ 平面

• YZ 平面

制限事項• 総計が要求されている場合でも、領域は常に正味(孔も考慮)

で計算されます。

• 重複している面は 2 回集計されます。

AREA_PROJECTION_GXY_NET, AREA_PROJECTION_GXZ_NET, AREA_PROJECTION_GYZ_NET

以下の全体平面における、部材、製品、またはキャストユニットの「陰の」正味領域を示します。

• XY 平面

• XZ 平面

• YZ 平面

AREA_PROJECTION_XY_GROSS, AREA_PROJECTION_XZ_GROSS, AREA_PROJECTION_YZ_GROSS

部材平面における、部材、製品、またはキャストユニットの「陰の」領域を示します。

• XY 平面

• XZ 平面

• YZ 平面

442 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 447: System 120 Jpn

AREA_PROJECTION_XY_NET, AREA_PROJECTION_XZ_NET, AREA_PROJECTION_YZ_NET

部材平面における、部材、製品、またはキャストユニットの「陰の」正味領域を示します。

• XY 平面

• XZ 平面

• YZ 平面

AREA_PX, AREA_NX, AREA_PY, AREA_NY, AREA_PZ, AREA_NZ通常ベクトルが以下のローカル軸の正または負の方向を向く面の領域を示し

ます。

ASSEMBLY_BOTTOM_LEVEL製品のメイン部材の下部レベルを示します。

参照項目 XS_DRAWING_IGNORE_ZERO_LEVELS_IN_PART_MARKS (p. 324)

ASSEMBLY_BOTTOM_LEVEL_UNFORMATTED製品のメイン部材の未フォーマット下部レベルを示します。未フォーマットレベルは下部レベルを mm 単位で戻すため、それらを書式設定で

きます。

情報 方向

AREA_PX 正方向のローカル X 軸

AREA_NX 負方向のローカル X 軸

AREA_PY 正方向のローカル Y 軸

AREA_NY 負方向のローカル Y 軸

AREA_PZ 正方向のローカル Z 軸

AREA_NZ 負方向のローカル Z 軸

この情報は値をテキストとして戻すため、この情報では式は使用できません。ASSEMBLY_BOTTOM_LEVEL_UNFORMATTED (p. 443) を使用してください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 443テンプレート属性

Page 448: System 120 Jpn

ASSEMBLY_PLWEIGHT製品に付属するプレートの重量を示します。その他のオブジェクトに対しては、ゼロを示します。

ASSEMBLY_POS製品の位置番号を示します。部材に対しては、その部材の所属先の製品の製品位置番号を示し、ボルトに対しては空白を示します。

ASSEMBLY_POSITION_CODE製品の位置コードを示します。このコードは、グリッド位置を示します。

TOLERANCE LINE

製品 コード

A/1 <A/2A/2 A-B/1A/3 <A-B/1-2A/4 A/2A/6 A-B/1-2A/7 B/2

444 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 449: System 120 Jpn

位置コードは、X 方向と Y 方向(Z 方向も指定可能)の基準線ラベルか

らなります。製品の始点または終点が 初 / 後の基準線の外側にある

場合は、位置コードに <or> 文字が含まれます。たとえば、A 基準線の

外側に始点のある製品の場合なら、フィールドには次のコードが示されます。

<A/2

製品が基準線 A から公差距離(デフォルトでは 500mm)までの範囲に

完全に収まる場合は、その基準線のラベル(A)が位置コードとなりま

す。

製品の一部または全体が公差距離の外側にある場合は、グリッドラベルの組み合わせ(A-B)が位置コードとなります。

デフォルトの公差を変更するには、変数XS_ASSEMBLY_POSITION_CODE_TOLERANCE=750を設定します(値は一

例)。

また、変数 XS_ASSEMBLY_POSITION_CODE_3Dを TRUE に設定すると、

コードに Z 方向を含めることができます。<A-B/1-2/1-+1000 のような

コードになります。

Tekla Structures は、使用するグリッドを次のように選択します。

1. 製品の位置をチェックします。

2. 製品が複数のグリッドの内側にあれば、製品が基準線または面に対して平行かどうかをチェックします。

3. 複数の平行なグリッドが存在する場合は、 も小さいものを選択します。

6.0 よりも前のバージョンの計算アルゴリズムを使用するには、変数

XS_USE_OLD_ASSEMBLY_POSITION_CODE_ALGORITHMを選択します。

ASSEMBLY_PREFIX部材プロパティダイアログボックスで設定する製品の頭マークを示します。

ASSEMBLY_SERIAL_NUMBER製品マークに含まれる製品番号の文字数を指定します。使用するには、フィールド名の後ろにピリオド文字(.)を入力し、続けて 小文字数を

入力します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 445テンプレート属性

Page 450: System 120 Jpn

たとえば、PART_SERIAL_NUMBER.3と入力すると、3 文字以上の長さの

部材番号(001、002、003 など)が作成されます。

ASSEMBLY_TOP_LEVEL製品のメイン部材の上部レベルを示します。

参照項目 XS_DRAWING_IGNORE_ZERO_LEVELS_IN_PART_MARKS (p. 324)

ASSEMBLY_TOP_LEVEL_UNFORMATTED製品のメイン部材の未フォーマット上部レベルを示します。未フォーマットレベルは上部レベルを mm 単位で戻すため、それらを書式設定で

きます。

B

BOLT_EDGE_DISTANCEボルトの縁端距離を示します。

BOLT_EDGE_DISTANCE_MINモデルエディタで[設定 ] > [ オプション ...] > [ デフォルト値設定] を使用し

て設定されたデフォルトの係数で縁端距離を乗算した結果を示します。

BOLT_MATERIAL_LENGTHこのフィールドは、ボルトに対して、接続材質の厚さの合計を示します。

この情報は値をテキストとして戻すため、この情報では式は使用できません。ASSEMBLY_TOP_LEVEL_UNFORMATTED (p. 446) を使用してください。

446 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 451: System 120 Jpn

BOLT_NPARTSこのフィールドは、ボルトに対して、接続部材の数を示します。

BOLT_STANDARDTYPE (p. 483) と同じです。

BOTTOM_LEVEL単品、または製品またはキャストユニットのメイン部材の下部レベルを示します。

BOTTOM_LEVEL_UNFORMATTED製品、キャストユニット、ジョイント、または部材の未フォーマット下部レベルを示します。未フォーマットレベルは下部レベルを mm 単位で

戻すため、それらを書式設定できます。

BUILDER[ プロジェクトプロパティ] ダイアログボックスで入力された施工会社名を示します。

この情報は値をテキストとして戻すため、この情報では式は使用できません。BOTTOM_LEVEL_UNFORMATTED (p. 447) を使用してください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 447テンプレート属性

Page 452: System 120 Jpn

C

CANTILEVER形鋼の突き出し部分の長さを示します。以下は溶接ボックス断面の例です。

CAST_UNIT_BOTTOM_LEVELキャストユニットの下部レベルを示します。

参照項目 XS_DRAWING_IGNORE_ZERO_LEVELS_IN_PART_MARKS (p. 324)

CAST_UNIT_POSキャストユニットの位置を示します。位置は頭文字と番号で構成されています。

CAST_UNIT_POSITION_CODEキャストユニットの位置コードを示します。このコードは、基準線位置を示します。詳細については、「ASSEMBLY_POSITION_CODE (p. 444)」を参照してください。

CAST_UNIT_PREFIX[ 部材プロパティ ] ダイアログボックスで設定するキャストユニットの

頭マークを示します。

CAST_UNIT_SERIAL_NUMBER頭文字と区切り文字のないキャストユニット番号を示します。

448 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 453: System 120 Jpn

CAST_UNIT_TOP_LEVELキャストユニットの上部レベルを示します。

参照項目 XS_DRAWING_IGNORE_ZERO_LEVELS_IN_PART_MARKS (p. 324)

CATALOG_NAME溶接金網カタログの名前を示します。

CC等間隔に配置する鉄筋または溶接金網の中心間隔を示します。

CC_EXACT鉄筋グループまたは溶接金網の中心間隔を示します。

CC_EXACT_CROSS溶接金網の横筋のすべての中心間隔を示します。

CC_EXACT_LONG溶接金網の縦筋のすべての中心間隔を示します。

CC_LONG溶接金網の縦筋の中心間隔を示します。

CC_MAX可変間隔で配置する鉄筋または溶接金網の 大中心間隔。

CC_MAX_CROSS可変間隔で配置する溶接金網の横筋の 大中心間隔を示します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 449テンプレート属性

Page 454: System 120 Jpn

CC_MAX_LONG可変間隔で配置する溶接金網の縦筋の 大中心間隔を示します。

CC_MIN可変間隔で配置する鉄筋または溶接金網の 小中心間隔を示します。

CC_MIN_CROSS可変間隔で配置する溶接金網の横筋の 小中心間隔を示します。

CC_MIN_LONG可変間隔で配置する溶接金網の縦筋の 小中心間隔を示します。

CLASSテンプレートエディタでルールを設定するときにのみ使用するフィールドです。このフィールドは、製品に対して文字列 ASSEMBLY、部材に対

して PART、ボルト、孔、ナットなどに対して BOLTを示します。図面の

場合は DRAWINGを示し、リビジョンの場合は REVISIONを示します。

CLASS_ATTR部材およびボルトの属性クラスを示します。製品に対しては製品のメイン部材の属性クラスを示します。

CODEproduct_finishes.datファイルで定義されている仕上げ材のコード

(例:TS1)。

COG_X、COG_Y、COG_Z製品および部材の重心座標を示します。これらのフィールドは、ヘッダーやフィールドでは使用できません。

450 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 455: System 120 Jpn

commentユーザー定義情報ダイアログボックスで定義するユーザー定義情報[コ

メント ]。

CONNECTED_ASSEMBLIESこのフィールドは、ボルトに対し、接続部材の製品の位置番号を文字列として示します(例: A17 A18 A23)。ASSEMBLY_BOLTリストには、現在

の製品の位置番号は示されません。このフィールドは、個々の部材に対してのみ、照会コマンドとして使用できます。ボルト以外のオブジェクトの場合、このフィールドは空白を示します。

CONNECTED_PARTSこのフィールドは、ボルトに対し、接続部材の位置番号を文字列として示します(例: P102 -> P17 P18 P23)。リストのタイプが ASSEMBLY_BOLTの場合、 初の位置番号は現在の製品の部材を示します。このフィールドは、個々の部材に対してのみ、照会コマンドとして使用できます。ボルト以外のオブジェクトの場合、このフィールドは空白を示します。

CONNECTION_CODEジョイントプロパティダイアログボックスで定義されたジョイントコードを示します。ジョイントリストでのみ使用できます。

CONNECTION_DSTVジョイントリスト内のジョイントの DSTV コードを示します。ジョイン

トが DSTV 接続でなければ、このフィールドは空白になります。ジョイ

ントリストでのみ使用できます。

CONNECTION_ERRORジョイントリスト内のジョイントのエラーフラッグを示します。ジョイントリストでのみ使用できます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 451テンプレート属性

Page 456: System 120 Jpn

戻り値は、以下のいずれかです。

• 1= 緑ジョイントシンボル

• 2= 黄色ジョイントシンボル

• 3= 赤ジョイントシンボル

• 4= ジョイントがデザインチェックに失敗

CONNECTION_GROUPジョイントの所属先のグループを示します。ジョイントリストでのみ使用できます。

CONNECTION_NUMBERジョイントの数を示します。

CONNECTION_RUNNING_NUMBERジョイントの番号を示します。すべてのジョイントに連続番号が自動的に付与されます。

CONTENTTYPE現在の行の内容タイプを示します。詳細については、「内容タイプ (p. 427)」を参照してください。

COVER_AREA部材プロファイルの総塗装面積か、製品またはキャストユニット内のメイン部材プロファイルの総塗装面積を示します。

CROSS_SECTION_AREA断面積(mm2)を示します。

CURRENT_PHASE現在アクティブなフェーズを示します。部材のフィルタリングに使用できます。選択フィルターも使用できます。

452 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 457: System 120 Jpn

D

DATE現在の日付を示します。変数 XS_IMPERIAL_DATE (p. 346) が設定されている場合、日付形式は mm/dd/yyyy となります。それ以外の場合、形式

は dd.mm.yyyy となります。

REVISION 内容タイプ

このフィールドを図面テンプレートで使用した場合は、 新のリビジョンの日付が示されます。DRAWING_REVリストで使用した場合は、リビ

ジョン履歴も示されます。

DATE_CREATE図面の作成日を示します。変数 XS_IMPERIAL_DATE (p. 346) が設定されている場合、日付形式は mm/dd/yyyy となります。それ以外の場合、形

式は dd.mm.yyyy となります。

このフィールドは、内容タイプ DRAWING の部材リスト、キャストユ

ニットリスト、および製品リストで使用できます。

DATE_END[ プロジェクトプロパティ] ダイアログボックスで定義されたプロジェクトの完了日を示します。

DATE_ISSUE図面の発行日を示します。内容タイプ DRAWING に対して使用できま

す。

DATE_LASTこのフィールドを図面テンプレートで使用した場合は、 新のリビジョンの日付が示されます。DRAWING_REVリストで使用した場合は、リビ

ジョン履歴全体も示されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 453テンプレート属性

Page 458: System 120 Jpn

DATE_MODIFY図面の 終変更日を示します。変数 XS_IMPERIAL_DATE (p. 346) が設定されている場合、日付形式は mm/dd/yyyy となります。それ以外の場合、

形式は dd.mm.yyyy となります。

このフィールドは、部材リスト、キャストユニットリスト、および製品リストで使用できます。

DATE_PLOT図面の 終印刷日を示します。変数 XS_IMPERIAL_DATE (p. 346) が設定されている場合、日付形式は mm/dd/yyyy となります。それ以外の場合、

形式は dd.mm.yyyy となります。図面テーブルと図面レポートでのみ使

用できます。

このフィールドは、部材リスト、製品リスト、およびキャストユニットリストで使用できます。

DATE_START[ プロジェクトプロパティ] ダイアログボックスで定義されたプロジェクトの開始日を示します。

DESIGNER[ プロジェクトプロパティ] ダイアログボックスで入力された設計会社名を示します。

DIAMETER使用している内容タイプに応じて、ボルト、ナット、ねじ、ワッシャー、スタッドシャンク、孔、または部材プロファイルの径を示します。

WASHER 内容タイプ:

• ワッシャーの内径。

NUT 内容タイプ:

• ナットの内径。

SCREW 内容タイプ:

• ねじの径。

454 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 459: System 120 Jpn

STUD 内容タイプ:

• スタッドシャンクの径。

DIAMETER_1, DIAMETER_2テーパー形鋼の寸法を示します。以下にパラメトリックプロファイルPD の寸法を示します。

DIAMETER_X長孔の X 方向の長さ(丸穴径 + LONG_HOLE_X (p. 464))を示します。

BOLT、HOLE、NUT、WASHERの各内容タイプで使用できます。

DIAMETER_Y長孔の Y 方向の長さ(丸穴径 + LONG_HOLE_Y (p. 464))を示します。

BOLT、HOLE、NUT、WASHERの各内容タイプで使用できます。

DIM_A ...DIM_G, DIM_H1, DIM_H2, DIM_I, DIM_J, DIM_K1, DIM_K2, DIM_O, DIM_R, DIM_TD, DIM_X, DIM_Y

曲げ鉄筋の固有の寸法を示します。DIM_TD は曲げ円柱の半径を戻しま

す。レポートに 終的に出力される曲げタイプと寸法は環境により異なります。詳細については、付録「Reinforcing bar bending types (p. 491)」を参照してください。

DIM_A_MAX ...DIM_G_MAX, DIM_H1_MAX, DIM_H2_MAX, DIM_I_MAX, DIM_J_MAX, DIM_K1_MAX, DIM_K2_MAX,

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 455テンプレート属性

Page 460: System 120 Jpn

DIM_O_MAX, DIM_R_MAX, DIM_TD_MAX, DIM_X_MAX, DIM_Y_MAX

テーパー形鋼の曲げ鉄筋の 大寸法を示します。詳細については、付録「Reinforcing bar bending types (p. 491)」を参照してください。

DIM_A_MIN ...DIM_G_MIN, DIM_H1_MIN, DIM_H2_MIN, DIM_I_MIN, DIM_J_MIN, DIM_K1_MIN, DIM_K2_MIN, DIM_O_MIN, DIM_R_MIN, DIM_TD_MIN, DIM_X_MIN, DIM_Y_MIN

テーパー形鋼の曲げ鉄筋の 小寸法を示します。詳細については、付録「Reinforcing bar bending types (p. 491)」を参照してください。

DR_DEFAULT_HOLE_SIZEデフォルトの孔サイズを示します。

デフォルトの孔サイズは、ボルトマークプロパティのデフォルトボルト孔サイズで定義されます。デフォルトサイズのボルト孔には、図面ではボルトマークが示されません。

DR_DEFAULT_WELD_SIZE図面プロパティのデフォルト溶接サイズを示します。

溶接プロパティのデフォルト溶接サイズによって、図面内に示す溶接の小サイズが定義されます。

DR_PART_POS図面のメイン部材の位置番号を示します。このフィールドは、図面テンプレートおよび図面レポートで使用できます。

DR_PART_POSは他のすべての図面タイプの属性 PART_POSを戻しますが、

ASSEMBLY_POS属性値が戻される製品図およびキャストユニット図は除

きます。

456 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 461: System 120 Jpn

E

ECCENTRICITY_X, ECCENTRICITY_Y形鋼の偏心寸法を示します。以下に RCXX 形鋼の偏心 x 寸法を示しま

す。

EDGE_FOLD, EDGE_FOLD_1, EDGE_FOLD_2形鋼のリップ寸法を示します。リップ寸法 1 および 2 は非対称プロファ

イルに適用されます。以下の CC 形鋼の例を参照してください。

END_X, END_Y, END_Z部材の作成に使用する端点の座標を示します。

END1_ANGLE_Z断面プロファイル付きの部材に対して、 初のプロファイル端部のローカル Z 方向終了角度を示します。

EDGE_FOLD_1

EDGE_FOLD_2

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 457テンプレート属性

Page 462: System 120 Jpn

END1_ANGLE_Y断面プロファイル付きの部材に対して、 初のプロファイル端部のローカル Y 方向終了角度を示します。

END2_ANGLE_Z断面プロファイル付きの部材に対して、2 番目のプロファイル端部の

ローカル Z 方向終了角度を示します。

END2_ANGLE_Y断面プロファイル付きの部材に対して、2 番目のプロファイル端部の

ローカル Y 方向終了角度を示します。

END1_CODE, END2_CODEプロファイル断面付きの部材に対し、 初と 2 番目のプロファイル端の

形状方法を示します。以下のオプションがあります。

• 0 = 処理なし

• 1 = フィッティング

• 2 = カット

• 3 = フィッティングとカット

END1_SKEW, END2_SKEW該当する部材端部に斜めカットがあれば 1(整数)を示し、端部が直線

であれば 0 を示します。

F

FATHER_ID溶接金網が所属する部材の ID を示します。

458 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 463: System 120 Jpn

FINISH部材に対してプロパティダイアログボックス(梁プロパティダイアログボックスなど)で 終的に定義されたプロパティを示します。その他のオブジェクトの場合、このフィールドは空白になります。

FLANGE_LENGTH_BH 形鋼 •I 形鋼の下部フランジの総長さを示します。溶接後のプロファイ

ルをプレートとして示す必要がある場合に、このフィールドを使用します。

FLANGE_LENGTH_UH 形鋼 •I 形鋼の上部フランジの総長さを示します。溶接後のプロファイ

ルをプレートとして示す必要がある場合に、このフィールドを使用します。

FLANGE_SLOPE_RATIOフランジの勾配比率を示します。

FLANGE_THICKNESSフランジの厚さを示します。

FLANGE_THICKNESS_1, FLANGE_THICKNESS_2 非対称 RCDL 形鋼など、非対称形鋼のフランジ厚さを示します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 459テンプレート属性

Page 464: System 120 Jpn

FLANGE_THICKNESS_BH 形鋼 •I 形鋼の下部フランジの厚さを示します。溶接後のプロファイル

をプレートとして示す必要がある場合に、このフィールドを使用します。

FLANGE_THICKNESS_UH 形鋼 •I 形鋼の上部フランジの厚さを示します。溶接後のプロファイル

をプレートとして示す必要がある場合に、このフィールドを使用します。

FLANGE_WIDTHフランジの幅を示します。

FLANGE_WIDTH_1, FLANGE_WIDTH_2非対称形鋼のフランジ幅を示します。

FLANGE_WIDTH_BH 形鋼 •I 形鋼の下部フランジの幅を示します。溶接後のプロファイルを

プレートとして示す必要がある場合に、このフィールドを使用します。

FLANGE_WIDTH_UH 形鋼 •I 形鋼の上部フランジの幅を示します。溶接後のプロファイルを

プレートとして示す必要がある場合に、このフィールドを使用します。

FOLD_ANGLE形鋼の折梁角度を示します。

460 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 465: System 120 Jpn

G

GRADEオブジェクトの等級を示します。BOLT、NUT、MESH、REBAR、STUDの各

内容タイプで使用できます。

GROUP_TYPE鉄筋のグループタイプを示します。

• 通常 = 0• テーパー = 1• テーパー 2 = 2• テーパー曲線 = 3• テーパー N = 4• 螺旋 = 5

GUIDGUID(グローバル一意識別子)を示します。詳細については、「GUID」

を参照してください。

H

HEAD_DIAMETERスタッド頭部の径を示します。

HEAD_THICKNESSスタッド頭部の厚さ(高さ)を示します。

HEIGHTオブジェクトの高さを示します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 461テンプレート属性

Page 466: System 120 Jpn

DRAWING内容タイプ:

・ 図面の高さです。

ASSEMBLY内容タイプ:

・ 製品、部材、およびボルトに対して、製品のメイン部材の高さを示します。

PART内容タイプ:

・ 単品図または製品図の高さです。このフィールドは、部材リストおよび製品リストで使用できます。

HEIGHT_1 ... 4RCDX 形鋼など、非対称形鋼の高さ寸法を示します。

HOLE_TOLERANCEボルトリストでのみ使用できます。ボルト許容差を示します。その他のリストでは、ゼロを示します。

I

INNER_DIAMETERボルトカタログに含まれているオブジェクト(ワッシャーやナットなど)の内径を示します。

BOLT、HOLE、NUT、WASHER の各内容タイプで使用できます。

462 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 467: System 120 Jpn

IDオブジェクトの識別番号を示します。すべての内容タイプで使用できます。

INFO1, INFO2[ プロジェクトプロパティ] ダイアログボックス内の対応する値を示します。

L

LAST図面の 新のリビジョン番号(整数)を示します。

LAST_MARKこのフィールドを図面テンプレートで使用した場合は、 新のリビジョンマークが示されます。DRAWING_REVリストで使用した場合は、リビ

ジョン履歴全体も示されます。

LAST_TEXT1...3このフィールドを図面テンプレートで使用した場合は、 新のリビジョンのテキストが示されます。DRAWING_REVリストで使用した場合は、リ

ビジョン履歴も示されます。

LENGTH製品、部材、ボルトの長さ(カットとフィッティングを含む)を示します。

「折梁の長さの計算」も参照してください。

LENGTH_GROSSカット前の製品、部材、ボルトの長さを示します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 463テンプレート属性

Page 468: System 120 Jpn

「折梁の長さの計算」も参照してください。

LENGTH_MAXテーパー鉄筋グループの鉄筋の 大長を示します。

LENGTH_MINテーパー鉄筋グループの鉄筋の 小長を示します。

LONG_HOLE_X[ ボルトプロパティ] ダイアログボックスの[長孔 X] の値を示します。

「DIAMETER_X (p. 455)」も参照してください。

LONG_HOLE_Y[ ボルトプロパティ] ダイアログボックスの[長孔 Y] の値を示します。

「DIAMETER_Y (p. 455)」も参照してください。

LOT_NUMBER製品の所属先のロットの番号を示します。

LOT_NAME製品の所属先のロットの名前を示します。

M

MAIN_PART製品のメイン部材は 1、その他のオブジェクトすべては 0 で示します。

並べ替えに使用できます。

464 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 469: System 120 Jpn

MAJOR_AXIS_LENGTH_1 ... 2テーパー形鋼の主軸長さ寸法を示します。以下のパラメトリックプロファイル EPD において、d1 は主軸長さ 1、d2 は主軸長さ 2 です。

MARKこのフィールドを図面テンプレートで使用した場合は、 新のリビジョンマークが示されます。DRAWING_REVリストで使用した場合は、リビ

ジョン履歴も示されます。

MATERIAL部材の材質名を示します。製品に対しては、メイン部材の材質を示します。[ボルトセットカタログ管理] ダイアログボックスに示されるとおりのボルト材質を示します。

MATERIAL_TYPE部材または製品メイン部材の材質タイプ (STEEL, CONCRETE, など ) を示します。

MESH_POS溶接金網のマーク(頭文字と連番)を示します。

MINOR_AXIS_LENGTH_1 ... 2テーパー形鋼の副軸長さ寸法を示します。以下のパラメトリックプロファイル EPD において、r1 は副軸長さ 1、d2 は副軸長さ 2 です。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 465テンプレート属性

Page 470: System 120 Jpn

MODELモデルの名前を示します。

MODEL_TOTALモデルに含まれている類似オブジェクト(位置番号が等しいオブジェクト)の数を示します。

MODULUS_OF_ELASTICITY材質カタログから材質の弾性係数を示します。

MOMENT_OF_INERTIA_X断面の x-x 参照線軸周りの断面 2 次モーメントを示します。断面 2 次

モーメントは、第二モーメント領域とも呼ばれます。

MOMENT_OF_INERTIA_Y断面の y-y 参照線軸周りの断面 2 次モーメントを示します。断面 2 次

モーメントは、第二モーメント領域とも呼ばれます。

MORTAR_VOLUME仕上げ材に使用するモルタル体積を示します。

466 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 471: System 120 Jpn

N

NAMEオブジェクトの名前。オブジェクトに名前がない場合は、次のレベルから名前が検索されます。

内容タイプに応じて、異なる情報が表示されます。

内容タイプ 説明

ASSEMBLY 製品のメイン部材、プロジェクト、フェーズ、または図面の名前。

BOLT ボルトカタログに登録されているボルト名。

ナット、ワッシャー、フェーズ、またはプロジェクトの名前。

CAST UNIT プロジェクト、メイン部材、フェーズ、または図面の名前。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 467テンプレート属性

Page 472: System 120 Jpn

NAME_BASE図面名を示します。

CONNECTION 該当するジョイントプロパティダイアログボックスのタイトルバーに表示されるジョイント名。

プロジェクト名。

DRAWING 図面タイプ(A、W、C、G、M)を含む図面

名全体。

プロジェクト名。

HOLE ボルト、ナット、ワッシャー、フェーズ、またはプロジェクトの名前。

MESH 溶接金網名またはプロジェクト名。

NUT ナット名か、ボルト、ワッシャー、プロジェクト、またはフェーズの名前。

PART 部材プロパティダイアログボックスに入力された部材名。

フェーズ、製品のメイン部材、図面、またはプロジェクトの名前。

REBAR 鉄筋の名前。

フェーズまたはプロジェクトの名前。

STUD スタッド名。

プロジェクトまたはフェーズの名前。

SURFACING product_finishes.dat ファイルで定義され

ている仕上げ材名。

プロジェクト名。

WASHER ボルトカタログに登録されているワッシャー名。

ボルト、ナット、プロジェクト、またはフェーズの名前。

内容タイプ 説明

468 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 473: System 120 Jpn

NAME_FULLボルトカタログで定義されているボルト名をセット名なしで示します。

たとえば、上の図のダイアログボックスでハイライトされているボルトの場合なら、NAME_FULL フィールドに "BOLT20x130-2063" と示されます。

ボルト以外のオブジェクトの場合、このフィールドは空白になります。

NAME_SHORTワッシャー、ボルト、ナット、またはねじの名前を短縮形式で示します。「NAME_FULL (p. 469)」も参照してください。

NEUTRAL_AXIS_LOCATION_ELASTIC_X中立軸(弾性)の位置を示します。

NEUTRAL_AXIS_LOCATION_ELASTIC_Y中立軸(弾性)の位置を示します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 469テンプレート属性

Page 474: System 120 Jpn

NEUTRAL_AXIS_LOCATION_PLASTIC_X中立軸(塑性)の位置を示します。

NEUTRAL_AXIS_LOCATION_PLASTIC_Y中立軸(塑性)の位置を示します。

NORMALIZED_WARPING_CONSTANT形鋼の曲げねじり抵抗を示します。

NUMBERリスト上のオブジェクトの総数を示します。ASSEMBLY、ASSEMBLY_BOLT、ASSEMBLY_PART、および ASSEMBLY_ALLの各タイプの

リストでは、オブジェクトがリスト上の製品の部材であれば、1 つの製

品に含まれる部材とボルトの総数が示されます。

NUMBER#1, NUMBER #2NUMBER#1 はリスト上のオブジェクト数を示します。内容タイプが ASSEMBLY, ASSEMBLY_BOLT, ASSEMBLY_PART and ASSEMBLY_ALLの場合で

は一つの製品に含まれている部材、ボルトなど、そのオブジェクトの数を示します。

NUMBER#2 はプロジェクト番号をテキストで示します。

NUMBER_OF_TILE_TYPESタイルパタンにおけるさまざまなタイルサイズまたはタイプの数を示します。

470 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 475: System 120 Jpn

O

OBJECT[ プロジェクトプロパティ] ダイアログボックスのオブジェクトフィールド。

OBJECT_DESCRIPTIONオブジェクトタイプと ID を示します。以下にその例を示します。

• PART 780*380 Id: 227• ASSEMBLY Id: 144• MESH Id: 946

OBJECT_TYPEオブジェクトのタイプ。メッセージファイルには、これらの文字列を変換したものが格納されます(番号 576 ~ 587)。

以下のオブジェクトタイプがあります。

• POINT• PART• JOINT• FITTING• SCREW• ANTIMATERIAL• CUT• WELDING• ASSEMBLY• DRAWING• PROJECT• OBJECT

OBJECT_LOCKEDユーザー定義情報[ロック ] のステータスを示します。

この属性の詳細については、「オブジェクトのロック」を参照してください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 471テンプレート属性

Page 476: System 120 Jpn

OWNERドメイン / ユーザーの形式でオブジェクトのオーナーを示します。

P

PAGE現在のページ番号。

PART_POS部材の位置番号。その他のオブジェクトに対しては空白セルを示します。

製品、部材、およびボルトに対して、製品のメイン部材のマークを示します。その他のオブジェクトの場合、このフィールドは空白になります。

PART_PREFIX部材プロパティダイアログボックスで定義された部材の頭マークを示します。

ナンバーシリーズの詳細については、「部材ナンバーの定義」を参照してください。

PART_SERIAL_NUMBER頭文字と区切り文字のない部材マークを示します。

PCS鉄筋グループの鉄筋の数を示します。

472 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 477: System 120 Jpn

PHASE製品の所属先のフェーズの番号を示します。.

フェーズ名を示すには、PHASE.NAME フィールドを使用します。

PLASTIC_MODULUS_X断面の x-x 参照線軸の塑性係数を示します。第一モーメント領域とも呼

ばれます。

PLASTIC_MODULUS_Y 断面の y-y 参照線軸の塑性係数を示します。第一モーメント領域とも呼

ばれます。

PLATE_DENSITYプレートの材質比重(kg/m3)を示します。

PLATE_THICKNESSプレートの厚さ(mm)を示します。

PLOTFILE図面プロットファイルの名前を示します。図面テーブルと図面レポートでのみ使用できます。

「XS_DRAWING_PLOT_FILE_NAME (p. 327)」も参照してください。

POISSONS_RATIO材質のポアゾン比率(解析プロパティ)を示します。

POLAR_RADIUS_OF_GYRATION形鋼の対極線断面二次半径(解析プロパティ)を示します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 473テンプレート属性

Page 478: System 120 Jpn

POS_SEC1 ..._SEC5ジョイントの副部材の位置番号(1 ~ 5)を示します。

POS_PRIMジョイントのメイン部材の位置番号を示します。

PRELIM_MARKユーザー定義情報[予備マーク ] を示します。

予備マークの詳細については、「[ ツール (&T)]>[ ナンバリング設定 ]>[予備マーク ]」を参照してください。

474 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 479: System 120 Jpn

PROFILE部材プロファイルの名前か、製品またはキャストユニット内のメイン部材プロファイルの名前を示します。テンプレートとレポートでは、プロファイル属性を示すこともできます。

テンプレートエディタで[属性選択 ] ダイアログボックスを開き、選択した内容タイプに対して PROFILE.* 属性を選択します。

たとえば、ASSEMBLY 内容タイプに対して

MAINPART.PROFILE.HEIGHT を選択すると、製品のメイン部材プロ

ファイルの高さを示すことができます。

PROFILE_DENSITY材質の形鋼比重(kg/m3)を示します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 475テンプレート属性

Page 480: System 120 Jpn

PROFILE_TYPE部材のプロファイルタイプ。Tekla Structures のデフォルトタイプは、

DSTV-NC ドキュメントに準拠しています。これらは、

\\languages\(language)\messages\ フォルダ内の by_number.mdl ファイルで定義されています(メッセージ番号 588 ~ 599)。Tekla Structures におけ

るプロファイル、メッセージ、およびメッセージで定義されているDSTV-NC プロファイルタイプの間の関係は、次の表に示すとおりです。

PROFILE_WEIGHT部材の重量。プロファイルに対しては、プロファイルカタログで定義されている長さとメートルあたりの重量に基づいて、重量が計算されます。プロファイルカタログでメートルあたりの重量が定義されていなければ、このフィールドは WEIGHT_NET (p. 487) と同等に機能しますが、[形鋼比重 ] ではなく、材質カタログで定義されている板の比重([ 板に

おける単位重量 ])を使用する点が異なります。

Tekla Structuresプロファイル

メッセージ番号 返される DSTV プロファイルタイプ

H 形鋼 •I 形鋼 589 I

山形鋼(アングル鋼)

589 L

U 断面 591 U

プレート 592 B

丸チューブ 593 RU

棒鋼 594 RO

角チューブ 595 M

リップ溝形鋼 596 C

T 形鋼 597 T

ポリゴンプレート 598 B

折板 599 B

Z 形鋼およびその他

のすべてのプロファイルタイプ

590 Z

476 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 481: System 120 Jpn

PROFILE_WEIGHT_NET部材の純重量。プロファイルに対しては、プロファイルカタログで定義されている長さとメートルあたりの重量に基づいて、重量が計算されます。長さの値は、フィッティング中央線に基づいて計算され、ラインカットには影響されません。その他のオブジェクトに対しては、このフィールドは WEIGHT_NET (p. 487) と同等に機能します。

R

RADIUS_OF_GYRATION_X形鋼の断面二次半径 x(解析プロパティ)を示します。

RADIUS_OF_GYRATION_Y形鋼の断面二次半径 y(解析プロパティ)を示します。

REBAR_POS鉄筋の位置(頭文字と連番)を示します。

ROUNDING_RADIUS, ROUNDING_RADIUS_1 ... 2形鋼のさまざまな切欠半径を示します。特定の I 形鋼の切欠半径 1 およ

び 2 の例を以下に示します。

ROW_IN_PAGE新しいページを開始するたびに、1 から開始する連番を生成します。レ

ポートおよびテンプレートで使用できます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 477テンプレート属性

Page 482: System 120 Jpn

例 PAGEフィールドと組み合わせて使用すると、図面テンプレートにページ

情報や行情報を含めることができます。[タイプ ] を [テキスト ] に設定して、テキストフィールドプロパティに次のフィールド定義を入力します。

=%PAGE% %/% %ROW_IN_PAGE%

S

SCALE1...5これらフィールドは、図面ビューの縮尺を示します。小数部分は、 も近似の整数に切り上げられます。図面テーブルでのみ使用できます。

SECTION_MODULUS_X, SECTION_MODULUS_Y形鋼の断面係数(解析プロパティ)を示します。

SHAPE鉄筋の環境固有の曲げタイプを示します。

SHEAR_CENTER_LOCATION形鋼のせん断中心位置(解析プロパティ)を示します。

SIMILAR_TO_MAIN_PARTある部材の番号が製品のメイン部材の番号と同じ場合は、1 を戻します。

部材リストの先頭に製品のメイン部材を表示するには、以下の操作を行います。

1. テンプレートエディタで、値フィールド SIMILAR_TO_MAIN_PARTを

PART行に追加します。

2. [値フィールドプロパティ] ダイアログボックスで[並び順 ] を [降順 ] に設定し、(必要に応じて)出力時にフィールドを非表示にします。

3. [内容ブラウザ ] で、SIMILAR_TO_MAIN_PARTフィールドを並び順の先

頭にドラッグします。

478 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 483: System 120 Jpn

SITE_WORKSHOPこのフィールドは、ボルトの施工場所情報(現場 / 工場)を文字列とし

て示します。メッセージファイル(466 および 467)には、これらの文

字列を変換したものが格納されます。

このフィールドは、スタッドの施工場所情報(現場 / 工場)を文字列と

して返します。

SIZE図面のサイズを示します(例: 210x297)。図面テンプレートと図面レ

ポートでのみ使用できます。

SQRT_OF_E_x_Cw_PER_G_x_J形鋼の sqrt(ECw/GJ)解析プロパティを示します。

STATICAL_MOMENT_Qfフランジの静定モーメントを示します。

STATICAL_MOMENT_Qwウェブの静定モーメントを示します。

STIFFENER_DIMENSION形鋼のスチフナー寸法を示します。「STIFFENER_DIMENSION_1 ... 3 (p. 480)」も参照してください。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 479テンプレート属性

Page 484: System 120 Jpn

STIFFENER_DIMENSION_1 ... 3形鋼のスチフナー寸法を示します。以下のパラメトリックプロファイルEZ において、f1 はスチフナー寸法 1、f2 はスチフナー寸法 2、f3 はスチ

フナー寸法 3 です。

STRAND_PULL_FORCE緊張材の引張力を示します。

STRAND_N_PATTERN緊張材パタンにおけるさまざまな断面の数を示します。

STRAND_N_STRAND緊張材の数を示します。

STRAND_POS緊張材の位置(頭文字と連番)を示します。

STRAND_UNBONDEDシース利用の緊張材のシーケンス番号をスペースまたはカンマで区切って示します。

SUBTYPE形鋼のサブタイプを示します。

480 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 485: System 120 Jpn

SUPPLEMENT_PART_WEIGHT付加部材の重量を示します。SUPPLEMENT_PART_WEIGHT = 製品全体

の重量からメイン部材の重量を引いたもの。

「WEIGHT (p. 486)」も参照してください。

START_X部材の作成点の座標を示します。

START_Y「START_X (p. 481)」を参照してください。

START_Z「START_X (p. 481)」を参照してください。

SURFACING_NAME仕上げ材の名前を示します。

T

TANGENT_OF_PRINCIPAL_AXIS_ANGLE形鋼の 大モーメント軸回転角(解析プロパティ)を示します。

TEXT1...3このフィールドを図面テンプレートで使用した場合は、 新のリビジョンのテキストが示されます。DRAWING_REVリストで使用した場合は、リ

ビジョン履歴も示されます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 481テンプレート属性

Page 486: System 120 Jpn

THERMAL_DILATATION材質の温度膨張係数を示します。

THREAD_IN_MATERIALボルトの設定で部材内ねじ山が許可されていれば 1 を示し、そうでなけ

れば 0 を示します。

TILE_NUMBER表面処理で使用するタイルの数(概算値)を示します。

TILE_VOLUME表面処理に使用するタイルの体積(モルタル体積を除く)を示します。「MORTAR_VOLUME (p. 466)」も参照してください。

TIME現在の時刻を示します(hh:mm:ss)。

TITLEユーザー定義の図面名を示します。このフィールドは、部材と製品に対しても使用できます。たとえば、どの製品図が作成されたかに関する情報を示す製品レポートなどを作成するときに使用できます。

TITLE1...3このフィールドをレポートで使用すると、[レポートを作成] ダイアログボックスに入力したユーザー定義のタイトルが示されます。このフィールドを図面テンプレートで使用した場合は、図面属性が示されます。

TOP_LEVEL製品、キャストユニット、ジョイント、または部材の上部レベルを示します。

482 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 487: System 120 Jpn

TOP_LEVEL_UNFORMATTED製品、キャストユニット、ジョイント、または部材の未フォーマット上部レベルを示します。未フォーマットレベルは上部レベルを mm 単位で

戻すため、それらを書式設定できます。

TORSIONAL_CONSTANT形鋼のねじり係数(解析プロパティ)を示します。

TYPEオブジェクトタイプまたはセット名を示します。

TYPE1このフィールドは、ボルトに対し、[ボルトセットカタログ管理] ダイアログボックスに示されるような各ボルト部材のタイプからなるボルトタイプを示します(例:7968/2041/2041/2041/2067/2067)。ボルト以外のオブ

ジェクトの場合、このフィールドは空白を示します。

この情報は値をテキストとして戻すため、この情報では式は使用できません。TOP_LEVEL_UNFORMATTED (p. 483)を使用してください。

内容タイプ 説明

BOLT [ ボルトセットカタログ管理] ダイアログボックスに示されるとおりのボルトセット名を返します(7968 など)。その他のオブジェク

トの場合、このフィールドは空白になります。

DRAWING 図面タイプ(A、W、C、G、または M)を

返します。

MESH ねじセット名を示します。

NUT ナットセット名を示します。

SURFACING [ 仕上げ材プロパティ] ダイアログボックスに表示される仕上げ材タイプ。

WASHER ワッシャーセット名を示します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 483テンプレート属性

Page 488: System 120 Jpn

TYPE2このフィールドは、ボルトに対し、既存のボルト部材の番号を基準とするボルトタイプ(例: 10021)を示します。ボルト以外のオブジェクト

の場合、このフィールドは空白を示します。

TYPE3BOLT_TYPE2 と基本的に同じですが、既存のボルト部材に対して "X" を示し、存在しないボルト部材に対して "o" を示します(例: XooXX)。

ボルト以外のオブジェクトの場合、このフィールドは空白になります。.

TYPE4BOLT_TYPE1 と基本的に同じですが、既存のコンポーネントだけを文字

列に示します。

U

USERFIELD_1 ..._8ユーザー定義情報[User field 1]、[User field 2] などの値を示します。

参照項目 テンプレートおよびレポートにおけるユーザー定義情報の詳細については、「テンプレートのユーザー定義情報 (p. 431)」を参照してください。

ユーザー定義情報の詳細については、「ユーザー定義情報」および「図面内のユーザー定義情報」を参照してください。

V

VOLUMEオブジェクトの体積(製品またはキャストユニットの体積など)を示します。孔やカットが考慮されます。

484 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 489: System 120 Jpn

VOLUME_GROSSオブジェクトの総体積を返します。孔やカットを考慮しません。

VOLUME_NET孔やカットを考慮したオブジェクトの体積を返します。

W

WARPING_CONSTANT形鋼のねじり係数(解析プロパティ)を示します。

WARPING_STATICAL_MOMENT形鋼のねじり静定モーメント(解析プロパティ)を示します。

WEB_HEIGHT「WEB_WIDTH (p. 486)」を参照してください。

WEB_LENGTHH 形鋼 •I 形鋼のウェブの総長さを示します。溶接後のプロファイルをプ

レートとして示す場合に、このフィールドを使用します。

WEB_THICKNESSH 形鋼 •I 形鋼のウェブの厚さを返します。溶接後のプロファイルをプ

レートとして示す場合に、このフィールドを使用します。

WEB_THICKNESS_1, WEB_THICKNESS_2形鋼のウェブの厚さの値を返します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 485テンプレート属性

Page 490: System 120 Jpn

WEB_WIDTHH 形鋼 •I 形鋼のウェブの幅を返します。溶接後のプロファイルをプレー

トとして示す場合に、このフィールドを使用します。

WEIGHTオブジェクトの重量を示します。計算式は、オブジェクトタイプによって異なります。

• プロファイルカタログで定義された断面積を持つ部材の場合は、断面積(プロファイルカタログの [ 断面積 ])、長さ

(LENGTH)、および材質の比重(材質カタログの [ 形鋼におけ

る単位重量 ])から重量が計算されます。WEIGHT_GROSSを計

算した場合と同じ結果が得られます。

• パラメトリックプロファイルなど、断面が定義されていないその他のプロファイルの場合は、プロファイル体積と材質密度に基づいて計算した純重量を示します。フィッティング、カット、溶接開先、および部材合成により、体積の計算結果が影響されます。

• 製品の場合は、1 製品あたりの部材重量の合計が示されます。

• ボルトの場合は、ボルトセット全体の重量(ワッシャーとナットを含む重量)がグラム単位で示されれます。

ASSEMBLY内容タイプ:

WEIGHT_GROSS部材の製作に必要な材質をすべて含む総重量を示します。計算式は、部材によって異なります。

• プロファイルカタログで定義された断面積を持つ部材の場合は、部材長(LENGTH)、プロファイルカタログで定義されて

いる断面積、および材質の比重から重量が計算されます。

• 断面積が定義されていない折板またはポリゴンプレートの場合は、プレートの全高、全長、および材質の比重(材質カタログの [ 板における単位重量 ])から重量が計算されます。

• 断面積が定義されていないその他のプロファイル(特にパラメトリックプロファイル)の場合は、WEIGHT_NETの場合と同

様の方法で計算が行われますが、形鋼比重ではなく、プレート比重が使用される点が異なります。

486 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 491: System 120 Jpn

• 製品に対して、製品に含まれている部材をすべて合わせた総重量を示します。ボルトの場合はボルトの重量を示します。

WEIGHT_M材質カタログで定義されているプロファイルの単位重量を示します。パラメトリックプロファイルの場合は、プロファイル重量を長さで除算した値が示されます。

標準プロファイルについては、プロファイルカタログの[解析] プロパティから[単位長さあたりの重量] を表示します。

WEIGHT_MAXテーパー鉄筋グループの単一の鉄筋または緊張材の 大重量を示します。

WEIGHT_MINテーパー鉄筋グループの単一の鉄筋または緊張材の 低重量を示します。

WEIGHT_NET製作部材、製品、またはキャストユニットの重量を返します。計算式は、オブジェクトによって異なります。

• 部材の場合は、製作部材の実重量である純重量が返されます。

• ボルトの場合はボルト重量が返されます。その他のオブジェクトの場合はゼロが返されます。

• 製品の場合は、部材重量の合計が返されます。

この計算は、部材体積と材質比重に基づいています。計算に使用する比重は、プロファイル断面によって異なります。

• プロファイルカタログで断面が定義されている場合は、材質カタログの [ 形鋼における単位重量 ] の値が比重として使用さ

れます。

• プロファイルカタログで断面が定義されていない場合は、材質カタログの [ 板における単位重量 ] の値が比重として使用さ

れます。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 487テンプレート属性

Page 492: System 120 Jpn

WEIGHT_PER_UNIT_LENGTH形鋼の単位長さあたりの重量(解析プロパティ)を示します。

WEIGHT_TOTALテーパー鉄筋グループのすべての鉄筋または緊張材の総重量を示します。

WELD_ANGLE1, WELD_ANGLE2線の上下の溶接の溶接角度を示します。

WELD_ASSEMBLYTYPE溶接の施工場所(現場または工場)を示します。溶接リストでのみ使用できます。

WELD_DEFAULT図面属性に従ってデフォルト溶接サイズを示します。図面テーブルでのみ使用できます。

WELD_FATHER_CODE溶接位置にあるジョイントのジョイント連番を示します。ジョイントの隣りに溶接が存在しない場合、このフィールドは空白になります。溶接リストでのみ使用できます。

WELD_FATHER_NUMBER溶接位置にあるジョイントのジョイント番号を示します。ジョイントの隣りに溶接が存在しない場合、このフィールドは空白になります。溶接リストでのみ使用できます。

WELD_FILLTYPE1, WELD_FILLTYPE2線の上下の溶接の溶接仕上げ形状(なし、面一、凸面 § 凹面)を示しま

す。

488 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 493: System 120 Jpn

WELD_FINISH1, WELD_FINISH2線の上下の溶接の溶接仕上げを示します。

WELD_NUMBER溶接には、作成順に一意な番号が自動的に割り当てられます。このフィールドは、溶接の一意な番号を返します。溶接リストでのみ使用できます。

WELD_ROOT_FACE_THICKNESS溶接のルート厚を示します。溶接リストでのみ使用できます。

WELD_SIZE1, WELD_SIZE2線の上下の溶接の溶接サイズを示します。

WELD_TEXT溶接の特別指示を示します。

WELD_TYPE1, WELD_TYPE2線の上下の溶接タイプを示します。「溶接タイプ」を参照してください。

WIDTH部材または製品の幅を示します。

図面の場合は、図面の幅を示します。

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 489テンプレート属性

Page 494: System 120 Jpn

WIDTH_1, WIDTH_2いくつかの形鋼の特殊幅の値を示します。以下はサブタイプ h1*b1-h2*b2*t を持つパラメトリックプロファイルの角鋼管で、b1 は幅 1、b2は幅 2 です。

490 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル テンプレート属性

Page 495: System 120 Jpn

G Reinforcing bar bending types

Introduction This appendix contains internal bending types of reinforcing bars. Internal bending types are hard coded to the software. However, these internal bending types are mapped to area specific reinforcing bar bending type codes in \system\rebar_schedule_config.inp file. This file can be localized to match area specific requirements.

This document shows the currently supported bending types. This document also explains the dimensions and angles that are used in reports and templates.

Audience Anyone who needs to localize reinforcing bar bending types or to create a report of reinforcement bending types.

Organization The following table lists the internal type in the first column, then the localized types as follows:

• FIN for Finnish reinforcement bending shape

• SWE for Swedish reinforcement bending shape

• US for US reinforcement bending shape

• BS for UK reinforcement bending shape

The table also contains a picture with bar dimensions, and the last row shows how the bar dimensions are mapped to internal dimensions. DIM_A, DIM_B, etc. are internal dimensions, and you can use them in report or drawing templates to output bar dimensions. See DIM_A etc., DIM_A_MAX etc., and DIM_A_MIN etc.

All bending types contain a definition DIM_TD=TD that is the radius of bending cylinder.

TEKLA STRUCTURES - SYSTEM MANUAL 491

Page 496: System 120 Jpn

Type FIN SWE US BS Picture Dimensions

1 A A STR 00 • DIM_A=D1

2_1 B B 17A 11,12

Requires standard bending radius.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2

2_2 B B 17A 11, 12

Non-standard bending radius.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2

3_1 C D 19A 15 • DIM_A=D1• DIM_B=D2• ANG_S=A1

3_2 C F • DIM_A=D1• DIM_B=D3• ANG_S=A1

4 D C 17 21 • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3

5_1 E E 17B 25 • DIM_A=D1• DIM_B=D5• DIM_C=D2• ANG_S=A1• ANG_T=A2

492 TEKLA STRUCTURES - SYSTEM MANUALReinforcing bar bending types

Page 497: System 120 Jpn

5_2 E E 17B • DIM_A=D1• DIM_B=D5• DIM_C=D2• ANG_S=A1• ANG_T=A2

5_3 E EX 17B • DIM_A=D1• DIM_B=D5• DIM_C=D2• ANG_S=A1• ANG_T=A2

6_1 G J S4 46 • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• ANG_S=A1• ANG_T=A2

6_2 G J S4 • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• ANG_S=A1• ANG_T=A2

7 H LX S6 41 • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5

Type FIN SWE US BS Picture Dimensions

TEKLA STRUCTURES - SYSTEM MANUAL 493

Page 498: System 120 Jpn

8 J G 19 26 • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• ANG_S=A1

9 K S 10, S11

13 • DIM_A=D1• DIM_B=D

10 G LX 14 • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• ANG_S=A1• ANG_T=A2

11 O O 77 • DIM_A=D1

12 P • DIM_A=D1• DIM_B=D2

Type FIN SWE US BS Picture Dimensions

494 TEKLA STRUCTURES - SYSTEM MANUALReinforcing bar bending types

Page 499: System 120 Jpn

13 R T S4 44

Can also be modeled using hooks at both ends (i.e. model D1 and D5 using 90 degree hooks).

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5

14 U L T2 51

Requires hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• DIM_F=D6

15 W

Requires hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• ANG_S=A1• ANG_T=A2

16_1 Z XX • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• ANG_S=A1

Type FIN SWE US BS Picture Dimensions

TEKLA STRUCTURES - SYSTEM MANUAL 495

Page 500: System 120 Jpn

16_2 XS • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• ANG_S=A1

18 XA XX • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5

19 XB K 31 • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4

20_1 XC X • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5

20_2 X • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• ANG_S=A1

Type FIN SWE US BS Picture Dimensions

496 TEKLA STRUCTURES - SYSTEM MANUALReinforcing bar bending types

Page 501: System 120 Jpn

21 XD Z 16 • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• ANG_S=A1

22 XE LX • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• ANG_S=A1• ANG_T=A2

23 XK • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3

24 XN • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• DIM_F=D6• DIM_G=D7• DIM_H=D8• DIM_I=D9

25 XP • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3

Type FIN SWE US BS Picture Dimensions

TEKLA STRUCTURES - SYSTEM MANUAL 497

Page 502: System 120 Jpn

26 1

Requires 180 degree hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4

27 D C 2 21

Requires 90 degree hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3

28 3

Requires 180 degree hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• DIM_F=D6• DIM_G=D7• DIM_H=D8• DIM_I=D9• DIM_J=D10• DIM_K=D11

29 4

Requires 90 degree hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• DIM_F=D6• DIM_G=D7• DIM_H=D8• DIM_I=D9• DIM_J=D10

30 5

Requires 180 degree hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• DIM_F=D6

Type FIN SWE US BS Picture Dimensions

498 TEKLA STRUCTURES - SYSTEM MANUALReinforcing bar bending types

Page 503: System 120 Jpn

31 6

Requires 90 degree hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• DIM_F=D6

32 7

Requires 180 degree hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• DIM_F=D6• DIM_G=D7• DIM_H=D8• DIM_J=D9• DIM_K=D10• DIM_L=D11

33 8

Requires 90 degree hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3

34 Q 9 67 • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_O=D3

35 11

Requires 180 degree hook.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5

Type FIN SWE US BS Picture Dimensions

TEKLA STRUCTURES - SYSTEM MANUAL 499

Page 504: System 120 Jpn

36 12

Requires 180 degree hook.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• DIM_F=D6• DIM_G=D7

37 13

Requires 180 degree hook.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_F=D5• DIM_G=D6• DIM_H=D7• DIM_I=D8

38 18

Requires 180 and 90 degree hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4

39 20 • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3

40 22

Requires 180 degree hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• DIM_F=D6• DIM_G=D7• DIM_H=D8• DIM_I=D9• DIM_J=D10• DIM_K=D11

Type FIN SWE US BS Picture Dimensions

500 TEKLA STRUCTURES - SYSTEM MANUALReinforcing bar bending types

Page 505: System 120 Jpn

41 23 • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• DIM_F=D6• DIM_G=D7• DIM_H=D8• DIM_I=D9• DIM_J=D10

42 24

Requires 180 degree hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4

43 25 • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5

44 S1

Requires hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• DIM_F=D6• DIM_G=D7

45 S2

Requires hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• DIM_F=D6• DIM_G=D7

Type FIN SWE US BS Picture Dimensions

TEKLA STRUCTURES - SYSTEM MANUAL 501

Page 506: System 120 Jpn

46 S3

Requires hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• DIM_F=D6• DIM_G=D7

47 S5

Requires 90 degree hooks at both ends.

• DIM_A=D6• DIM_B=D7• DIM_C=D8• DIM_D=D9• DIM_E=D10

48 N T1

Requires hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• DIM_F=D6

49 T3 • DIM_A=D1• DIM_B=D2

50 T6

Requires hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• DIM_F=D6

Type FIN SWE US BS Picture Dimensions

502 TEKLA STRUCTURES - SYSTEM MANUALReinforcing bar bending types

Page 507: System 120 Jpn

51 T7

Requires 90 degree hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• DIM_F=D6• DIM_G=D7

52 T8

Requires hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• DIM_F=D6• DIM_G=D7

53 T9

Requires hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3

54 33

Requires hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3

55 26 • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5

Type FIN SWE US BS Picture Dimensions

TEKLA STRUCTURES - SYSTEM MANUAL 503

Page 508: System 120 Jpn

56 G • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• ANG_S=A1• ANG_T=A2

57 H • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• DIM_X=D6• ANG_S=A1• ANG_T=A2• ANG_U=A3• ANG_V=A1

58 J • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• DIM_X=D6• DIM_Y=D7• ANG_S=A1• ANG_T=A2• ANG_U=A3• ANG_V=A4

59 LX • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• ANG_S=A1• ANG_T=A2• ANG_U=A3• ANG_V=A4

Type FIN SWE US BS Picture Dimensions

504 TEKLA STRUCTURES - SYSTEM MANUALReinforcing bar bending types

Page 509: System 120 Jpn

60 M • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• DIM_F=D6• DIM_G=D7• DIM_X=D8• DIM_Y=D9• ANG_S=A1• ANG_T=A2• ANG_U=A3• ANG_V=A4

61 NX

Requires hooks at both ends.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• ANG_U=A2

62 R

Requires hook.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4

63 SH

Requires hook.

• DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_Y=D5

Type FIN SWE US BS Picture Dimensions

TEKLA STRUCTURES - SYSTEM MANUAL 505

Page 510: System 120 Jpn

64 U • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_X=D4• DIM_Y=D5• ANG_S=A1• ANG_T=A2

65 V • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_X=D4• DIM_Y=D5• ANG_S=A1• ANG_T=A2

66 W • DIM_A=D1• DIM_B=D2• DIM_C=D3• DIM_D=D4• DIM_E=D5• ANG_S=A1• ANG_T=A2

Type FIN SWE US BS Picture Dimensions

506 TEKLA STRUCTURES - SYSTEM MANUALReinforcing bar bending types

Page 511: System 120 Jpn

索引

AASCII

インポート ............ 230<$kanaエクスポート .......... 259<$kana

assdb.bin .................. 70<$kana

Bbak ファイル ............... 78<$kanabin ファイル................ 69<$kanaBUS

インポート ............ 228<$kanaby_number.mdl .............. 87<$kana

CCAD

インポート ............ 221<$kanaインポートファイルタイプ. 222<$kanaモデルをエクスポートする. 253<$kana

Calma ......... 222<$kana, 254<$kanaCIMsteel

express ファイル ........ 305<$kana解析モデルをエクスポートする248<$kana製作モデルをエクスポートする250<$kanaデータベースのパス...... 304<$kanaデータベース名......... 304<$kanaパスワード .. 304<$kana, 334<$kana

CIS解析モデルをインポートする 219<$kana解析モデルをエクスポートする248<$kana製作モデルをエクスポートする250<$kana

CNC .................... 175<$kanacnv ファイル ..... 69<$kana, 207<$kana

Ddat ファイル ................64<$kanadb1 .......................77<$kanadb2 .......................77<$kanadefaults.zxt.......161<$kana, 162<$kanaDGN.....................264<$kana

エクスポート(3D).......241<$kanaサポートされているオブジェクト...........

267<$kanadg ファイル.................78<$kanadproc ファイル...............72<$kanaDSTV ....................225<$kana

DXF への変換...........186<$kanaインポート.............226<$kanaエクスポート ...........246<$kana

DSTV (NC) ................184<$kanadstv.bat ...................186<$kanadstv.lis.....................68<$kanaDSTV ジョイントプロパティ ....68<$kanaDWG ....................264<$kanaDWG/DXF ファイル

インポート.............218<$kanaDXF .....................264<$kana

エクスポート、3D........239<$kanaファイルサイズ..........343<$kana

DXF (NC) .................186<$kana

EECP .....................259<$kanaEJE......................259<$kanaEureka LPM

インポート.............237<$kana

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 507索引

Page 512: System 120 Jpn

FFabTrol/KISS............... 259<$kanaFEM

インポート ............ 223<$kanaインポートにおける降伏応力 229<$kanaインポートファイルタイプ. 225<$kanaエクスポート........... 244<$kana

fltprops.inp ................. 94<$kana

GGOL 形式................. 340<$kana

HHLI ........... 222<$kana, 254<$kana

IIFC

エクスポート........... 260<$kanainp ファイル................ 62<$kana

Llay ファイル................ 71<$kanalegend_text.fields ............. 84<$kanalis ファイル ................ 69<$kanalock attribute ................ 51<$kana

Mmatdb.bin .................. 70<$kanamatexp_cis.cnv.............. 252<$kanamdl ファイル ............... 68<$kanaMicasPlus

インポート ............ 237<$kanaMicroSAS ................. 245<$kanaMIS

エクスポート........... 258<$kanaエクスポートファイルタイプ 259<$kanaリストファイル拡張子 .... 259<$kana

Monorail.................. 225<$kana

NNC ......................175<$kana

DSTV .................176<$kana形式 ..................176<$kana

nc1 ファイル ................78<$kanaNC ファイル ...............176<$kana

作成 ..................184<$kanaNC ファイル分類 ............178<$kanaNC フォルダの変更 ..........183<$kana

Oobjects.inp ..................86<$kana

フィールド ..............87<$kana

PPDMS ....................257<$kanaPeddimat ..................187<$kanaPeddimat for DOS ............188<$kanaPeddimat for Windows .........188<$kanaPeddimat 用標準化ツーリング ...188<$kanaPlantview ..................222<$kanaplotdev.bin ..................71<$kanaPML .....................255<$kanapop_mark_parts.inp ...........191<$kanaprfexp_cis.cnv ...............251<$kanaprivileges.inp.................52<$kanaprofdb.bin...................70<$kanaprofitab.inp ........ 69<$kana, 89<$kana

RRD シンボル

右端 ..................313<$kanarebar

bending types ............491<$kanareinforcing bar

bending types ............491<$kanarpt ファイル.................71<$kanarules.zxt ...................158<$kana

SSACS ....................225<$kanaSCIA.......... 235<$kana, 254<$kana

508 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 索引

Page 513: System 120 Jpn

screwdb.bin................. 70<$kanaSDNF ................... 384<$kana

インポート ............ 222<$kanaインポートでの位置番号 .. 223<$kanaインポートのログファイル. 223<$kanaエクスポート .......... 256<$kana

SDNF (PDMS) ... 222<$kana, 256<$kanaS-Frame .................. 225<$kana

インポート ............ 236<$kanaSTAAD

インポート ............ 227<$kanaエクスポート .......... 245<$kana

Staad .................... 225<$kanaStan 3d................... 225<$kana

インポート ............ 228<$kanaSteel 2000................. 259<$kanaSteelfab

インポート ............ 235<$kanasym ファイル ............... 71<$kana

TTekla Structures Plate Nesting.... 196<$kanateklastructures.bat............. 59<$kanatpl ファイル ................ 71<$kana

UUDL .................... 173<$kanaunfold_corner_ratios.inp ........ 92<$kanaUser Field 1................. 83<$kanauser.bat .......... 56<$kana, 59<$kana

WWindows フォントへの対応付け.. 70<$kana

XXML .......... 222<$kana, 257<$kanaxsdb.xs.................... 77<$kanaxslib.db1................... 77<$kanaxslib.db2................... 77<$kanaxsr ファイル................ 78<$kanaTekla Structures サーバー....... 31<$kanaTekla Structures の活用.......... 7<$kanaxswrk.dat .................. 70<$kana

Zzxt ファイル .....158<$kana, 162<$kana

あアクセス権 .................50<$kanaアスタリスク ..............303<$kana孔

長孔寸法 ..............330<$kana孔マーク

サイズ ..... 344<$kana, 387<$kana, 394<$kana

長孔 - 内容 .............353<$kana長孔のサイズ 353<$kana, 388<$kana,

394<$kana内容..................344<$kana

アプリケーション ...........289<$kana位置番号

SDNF インポート ........223<$kana移動

画面上のビュー..........358<$kana色

背景..................295<$kana印刷

ファイル ....326<$kana, 327<$kanaインターフェイス

カスタマイズ ............20<$kanaインチ

寸法における記号 ........287<$kana無効化 ................382<$kana溶接における記号 ........288<$kana

インポートASCII.................230<$kanaBUS ..................228<$kanaCAD モデル ............221<$kanaCIS 解析モデル..........219<$kanaDSTV.................226<$kanaDWG/DXF ファイル ......218<$kanaEureka LPM.............237<$kanaFEM モデル ............223<$kanaMicasPlus ..............237<$kanaSDNF .................222<$kanaS-Frame ...............236<$kanaSTAAD................227<$kanaStan 3d ................228<$kanaSteelfab................235<$kana以前のバージョンのプロファイル...........

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 509索引

Page 514: System 120 Jpn

125<$kana概要 ................. 203<$kana基本概念 .............. 204<$kana異なる形式 .. 204<$kana, 211<$kana材質 ................. 132<$kanaプロファイルカタログ .... 125<$kana変更されたオブジェクト .. 217<$kana他のソフトウェアから ....204<$kana,

211<$kanaボルトカタログ ......... 141<$kanaボルトカタログの一部 .... 145<$kanaモデル概要 ............ 212<$kanaモデルダンプ........... 229<$kanaモデルを再インポートする. 216<$kana

インポートツール........... 212<$kanaウィザードファイル .......... 72<$kana

作成 .................. 91<$kana要素 .................. 92<$kana

ウィザードログ ............ 101<$kanaエクスポート

3D DGN............... 241<$kana3D DXF ............... 239<$kanaASCII ファイル ......... 259<$kanaCAD モデル............ 253<$kanaCIMsteel 解析モデル...... 248<$kanaCIMsteel 製作モデル...... 250<$kanaDSTV ................ 246<$kanaFEM モデル............ 244<$kanaIFC ファイル ........... 260<$kanaMIS.................. 258<$kanaSDNF ................ 256<$kanaSTAAD ............... 245<$kana概要 ................. 203<$kana基本概念 .............. 204<$kana異なる形式 .. 206<$kana, 238<$kana材質 ................. 132<$kana図面 ................. 242<$kanaソリッドダンプ ......... 263<$kanaプロファイルカタログ .... 124<$kanaプロファイルカタログの一部 124<$kana他のソフトウェアへ......206<$kana,

238<$kanaボルトカタログ ......... 140<$kanaモデルダンプ........... 263<$kana

エクスポートファイルカタログ .............. 143<$kana

エラーメッセージマルチユーザーモード ..... 37<$kana

オートコネクション153<$kana, 154<$kanaUDL ..................294<$kana許容差 ................293<$kana組み込み部材を接続する ...308<$kanaジョイントを変更する.....158<$kana制限事項...............155<$kanaどのような場合に使用するか .15<$kanaルール ................165<$kana

オートデフォルト ...........153<$kana設定 ..................159<$kanaどのような場合に使用するか .15<$kanaルール ................165<$kana

オプション ..................9<$kana折梁の長さの計算 ...........301<$kana

か解析モデル(CIS) 219<$kana, 248<$kana各種ファイルの説明...........62<$kana重なった分数...............396<$kanaカスタマイズ................81<$kana

インターフェイス .........20<$kanaウィザードファイル .......91<$kanaジョイント ..............14<$kanaその他のプロパティファイル .91<$kanaツールバー ..............20<$kanaテンプレートのユーザー定義フィールド..

84<$kanaパラメトリックプロファイル .88<$kana標準ファイルを作成する ....91<$kanaプロパティ ..............82<$kanaマクロ .................14<$kanaメッセージファイル .......87<$kana

仮想メモリパフォーマンスの 適化 ....25<$kana

カタログ[ 更新 ] と [OK] の違い.....107<$kanaエクスポートとインポートに使用する単位

146<$kanaエクスポートファイルの詳細 143<$kanaエクスポートファイルを編集する...........

145<$kana概要 ..................105<$kana共通の機能とプロセス.....106<$kana材質概要...............127<$kana上級ユーザー向け ........143<$kana鉄筋概要...............142<$kanaどのカタログが使用されるか 106<$kanaプロファイルカタログ内のルール...........

510 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 索引

Page 515: System 120 Jpn

110<$kanaプロファイルカタログの概要 108<$kana変更したカタログを保存する 107<$kanaボルトおよびボルトセット概要132<$kana

カタログエクスポートファイル. 143<$kana編集 ................. 145<$kana

画面上の図面の位置......... 328<$kana環境変数

設定 .................. 56<$kana干渉チェック

色................... 305<$kana企業フォルダ....... 8<$kana, 79<$kana基準線

外形寸法.............. 341<$kana北マーク記号.............. 363<$kana

一般図 ..... 340<$kana, 341<$kana一般図の縮尺 .......... 341<$kana隠し ................. 343<$kana縮尺 ................. 363<$kana

起動バッチファイル.......... 55<$kana使い方 ................ 56<$kana

起動バッχ ファイルフォルダ構成 ........... 59<$kana

基本ビュー垂直位置.............. 298<$kana水平位置.............. 298<$kana高さ ................. 297<$kana幅................... 298<$kana

クモマーク円弧幅 ............... 290<$kana

繰り返し ................. 171<$kana継手・仕口ブラウザー ....... 158<$kanaゲージの表示形式 .......... 301<$kana結合

プロファイルカタログ .... 124<$kanaボルトカタログ......... 140<$kana

権限 ..................... 50<$kana権利 ..................... 50<$kana工作機械 ................. 175<$kana降伏応力

FEM インポート ........ 229<$kanaコピー

マルチユーザーモデル ..... 36<$kana

さ材質

エクスポートとインポート .132<$kanaカタログ ..............127<$kana材質カタログに追加する ...130<$kana材質タイプを追加する.....129<$kana材質を削除する..........130<$kana材質を追加する..........130<$kana削除..................130<$kanaユーザー定義シンボル.....131<$kanaユーザー定義情報を追加する 128<$kana

材質カタログ ..............127<$kana表示または変更..........127<$kana

材質タイプ材質カタログに追加する ...129<$kana

削除カタログから材質を ......130<$kana断面をカタログから ......119<$kana不要な図面ファイル .......50<$kana

作成NC ファイル............184<$kanaPeddimat ファイル........187<$kana断面..................116<$kana標準ファイル ............91<$kana変換ファイル ...........209<$kana

参照オブジェクト ...........264<$kana参照線

図面..................325<$kana参照点

サイズ ................328<$kana参照モデル ................264<$kana

単一の参照モデルを使用する 264<$kana複数の参照モデルを使用する 265<$kana

システムフォルダ ............79<$kana自動保存...................17<$kana

エラー .................19<$kana間隔の設定..............17<$kanaファイルの維持...........19<$kanaファイルの保存場所 .......18<$kanaフォルダ ..............294<$kanaユーザー名..............19<$kana

シリーズの重複.............101<$kanaシングルユーザーとマルチユーザー30<$kana芯 - 芯距離の形式 ...........302<$kana実行可能ファイル ............70<$kana主要部へ溶接する部材のマーク~フリー部材の

製品マーク..10<$kanaジョイント / マクロ記述ファイル .63<$kana

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 511索引

Page 516: System 120 Jpn

ジョイントプロパティファイル. 161<$kanaアクセス .............. 162<$kana保存 ................. 161<$kana

詳細設計自動化................. 13<$kana

詳細設計の自動化............ 13<$kanaショートカット

キーの定義 ............. 23<$kanaズーム

マウス移動の許容差...... 371<$kana元のサイズ ............ 335<$kana

スタッド ................. 139<$kanaストックシートの仕様 ....... 199<$kana図面

エクスポート........... 242<$kanaマルチユーザーモード ..... 47<$kana

図面ファイル ............... 48<$kana削除、不要 ............. 50<$kana

寸法延長線原点のオフセット .. 314<$kana

寸法点の変更シンボル ....... 344<$kana製作モデル(CIS)........... 250<$kana製造..................... 175<$kana接合面記号................ 307<$kana選択フィルター

用途 .................. 16<$kanaせん断力の計算 ............ 173<$kana線幅........... 297<$kana, 352<$kana設定..................... 154<$kanaソリッドダンプ

エクスポート........... 263<$kanaソリッドバッファーのサイズ .. 395<$kana

パフォーマンスの 適化 ... 26<$kana

た平鋼..................... 303<$kana

頭マークを設定する...... 338<$kana厚さの許容差........... 339<$kana許容差................ 339<$kana呼び寸法 .............. 407<$kana

単位カタログのエクスポートとインポート ....

146<$kana変換 ................. 308<$kana

断面カタログから削除する .... 119<$kana作成 ................. 116<$kana変更 ................. 118<$kana

断面図回転 ..................381<$kana

長孔マークの内容サイズ ..... 388<$kana, 394<$kana

直径の頭マーク .............299<$kanaツインプロファイル

インポート時の変換 ......208<$kanaツーリング ................188<$kanaツールバー

カスタマイズ ............20<$kanaユーザー定義ツールバーの作成22<$kana

データファイルとマクロ .......65<$kanaテーブル

属性 ..................429<$kana部材のフィルタリング.....427<$kana

テーブル属性.... 427<$kana, 429<$kanaテーブル内の部材のフィルタリング427<$kanaデフォルト設定を保存する......90<$kanaデフォルト値.................9<$kana展開パラメータ ..............92<$kanaテンプレート属性 ...........427<$kanaディスプレイアダプタ

パフォーマンスの 適化 ....25<$kana等級 .....................130<$kana

な内容タイプ ................427<$kanaナンバーシリーズ .............8<$kanaナンバリング

マルチユーザーモード..... 46<$kana, 47<$kana

ナンバリング履歴 ............99<$kanaネスティング結果の表示 ......200<$kanaネスティングタスク..........200<$kana

作成 ..................196<$kanaネスティング ...........200<$kana編集 ..................197<$kana

はハードスタンプ .............193<$kana背景色....................295<$kana柱

図面内に縦に配置 ........412<$kanaパスワードファイル...........70<$kanaパフォーマンス ..............25<$kana

ソリッドバッファーのサイズ .26<$kanaモデルファイルの圧縮.....407<$kana

512 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 索引

Page 517: System 120 Jpn

パフォーマンスの 適化....... 25<$kana仮想メモリ ............. 25<$kanaソリッド............... 27<$kanaソリッドバッファーのサイズ 26<$kanaディスプレイアダプタ ..... 25<$kana

パラメトリックプロファイル .. 109<$kana梁の長さ ................. 185<$kana反力 .................... 173<$kanaバッチファイル ............. 55<$kana平鋼 ..................... 94<$kana表示

材質カタログ .......... 127<$kanaプロファイルカタログ .... 109<$kana,

114<$kanaボルトカタログ......... 133<$kanaボルトセット .......... 137<$kanaログファイル .......... 102<$kana

標準プロファイル .......... 108<$kana標準ファイル............... 90<$kana部材構成条件.............. 155<$kana部材プロパティ

事前定義............... 14<$kanaプラン.................... 32<$kanaプランモデル............... 32<$kanaプリンタファイル ........... 71<$kanaプレートのネスティング...... 196<$kanaプロジェクトの設定

ウィザード ............. 17<$kanaオプション .............. 9<$kana企業フォルダとプロジェクトフォルダ ....

8<$kana出力装置............... 17<$kana図面プロパティ.......... 16<$kanaナンバーシリーズ ......... 8<$kanaフェーズ................ 8<$kanaレイアウトとテンプレート.. 16<$kanaレポートとシンボル....... 16<$kana

プロジェクトフォルダ 8<$kana, 79<$kanaプロパティ

追加 .................. 82<$kanaプロパティの結合 .......... 170<$kanaプロパティを追加する ........ 82<$kanaプロファイル

以前のバージョンからインポートする ....125<$kana

カタログ.............. 108<$kanaカタログに追加する...... 115<$kana,

120<$kanaカタログの一部をエクスポートする .......

124<$kanaカタログをインポートする .125<$kanaカタログをエクスポートする 124<$kanaカタログを結合する ......124<$kana断面116<$kana, 118<$kana, 119<$kanaパラメトリック..........109<$kana表示または変更..........109<$kana標準..................108<$kanaポリゴン角処理のタイプ ...119<$kanaユーザー定義 ...........108<$kanaユーザー定義情報を追加する 122<$kana

プロファイルカタログ ........108<$kana一部のエクスポート ......124<$kanaインポート.............125<$kanaエクスポート ...........124<$kana結合..................124<$kana表示または変更..........114<$kana

プロファイルフォルダのファイル.68<$kanaフィルター

カタログ ..............107<$kana区切り文字.............338<$kana

フィッティングが NC データに及ぼす影響 .....185<$kana

フェーズ....................8<$kanaフォルダ...................73<$kana

企業...................80<$kana検索順 .................74<$kanaシステム ...............79<$kanaテンプレート ............81<$kanaプロジェクト ............80<$kanaフォルダ構成 ............74<$kanaモデル .................77<$kana

フォント...................70<$kanaDXF..................333<$kana基準線テキスト..........341<$kanaサイズ、テンプレートエディタ399<$kana寸法..................314<$kanaデフォルト.............311<$kanaデフォルトフォントサイズ .311<$kanaフォントの高さ..........399<$kanaマーク ................355<$kanaレポート ..............374<$kana矢視記号 ..............310<$kana

縁端距離...................10<$kana

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 513索引

Page 518: System 120 Jpn

変換ファイルCIS の例 .............. 251<$kanaインポートとエクスポート. 207<$kana検索 ................. 209<$kana作成 ................. 209<$kanaサンプル .............. 209<$kanaトラブルシューティング .. 210<$kana保存場所 .............. 209<$kana

変更材質カタログ........... 127<$kana断面 ................. 118<$kanaプロファイルカタログ ....109<$kana,

114<$kanaボルトカタログ ......... 133<$kanaボルトセット........... 137<$kana

変更シンボル .............. 344<$kana編集

カタログエクスポートファイル145<$kanaジョイントプロパティ .... 163<$kana図面、マルチユーザーモード 47<$kana

変数..................... 277<$kana無効に設定する .......... 58<$kana

変数を無効に設定する ........ 58<$kana保守手順

マルチユーザーモード ..... 49<$kana保存

変更したカタログ ....... 107<$kanaボルトカタログ ......... 136<$kanaマスターモデル .......... 42<$kanaマルチユーザーモード .....34<$kana,

42<$kana保存された属性 ............. 77<$kanaポリゴン角処理

精度 ....... 302<$kana, 310<$kana長さの精度 ............ 302<$kana

ボルトカタログ .............. 132<$kanaカタログの一部をインポートする ..........

145<$kanaカタログを新しいバージョンにアップグ

レードする 141<$kanaカタログをインポートする. 141<$kana長さ ................. 148<$kana

ボルトカタログ ............ 132<$kana新しいバージョンにアップグレードする .

141<$kana一部をインポートする.....145<$kanaインポート .............141<$kanaエクスポート ...........140<$kana結合 ..................140<$kana表示 ..................133<$kana変更 ..................133<$kana保存 ..................136<$kana

ボルトセット...............132<$kanaボルトセットカタログ ........132<$kana

表示または変更..........137<$kanaボルト長の計算 .............148<$kanaボルト長の丸め .............299<$kanaボルトマークの内容300<$kana, 387<$kana,

394<$kanaサイズ ..... 300<$kana, 387<$kana,

394<$kanaポップマーク...............189<$kanaポップマークの設定..........191<$kana

まマーク

行間隔 ................355<$kana要素間のスペース ........355<$kana

マクロ.....................11<$kanaどのような場合にカスタマイズするか.....

14<$kanaマクロの記録................11<$kanaマクロの実行................11<$kanaマスターモデル ..............32<$kana

保存 ...................42<$kanaマルチ図

ビュータイトル290<$kana, 339<$kanaマルチナンバー .............408<$kana

頭マーク...............408<$kana順序 ..................398<$kana使用可能な文字413<$kana, 414<$kana数値 ..................409<$kanaビュータイトル..........360<$kana文字数 ................359<$kanaモデル頭マーク..........360<$kana

マルチユーザーシステム .......31<$kanaマルチユーザーデータベースのチェック........

49<$kana

514 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 索引

Page 519: System 120 Jpn

マルチユーザーモード ........ 29<$kanaエラーメッセージ ........ 37<$kana概要 .................. 29<$kanaシステム、設定.......... 33<$kana自動保存............... 35<$kana推奨事項............... 40<$kanaデータベースのチェック ... 49<$kanaどのような場合に使用するか 30<$kanaナンバリング .. 46<$kana, 47<$kana保守手順............... 49<$kana保存 ......... 34<$kana, 42<$kanaモデルのロック.......... 33<$kana

マルチユーザーモデルコピー ................ 36<$kanaシャットダウン.......... 36<$kana

マルチユーザーモデルのシャットダウン .......36<$kana

メニューユーザー定義メニューの作成 23<$kana

メッセージ ................ 68<$kanaモデリング

マルチユーザーモード ..... 41<$kanaモデルダンプ

インポート ............ 229<$kanaエクスポート .......... 263<$kana

らリビジョン管理

インポート ............ 217<$kanaルール................... 165<$kana

カタログに追加する...... 113<$kanaカタログの操作......... 110<$kanaカタログルールを編集する. 113<$kana削除 ................. 114<$kana

ルールグループ ............ 155<$kana作成 ................. 156<$kana

ルールセット.............. 155<$kana作成 ................. 156<$kana編集 ................. 157<$kana優先順位.............. 163<$kana

レイヤ図面 ................. 242<$kana

レポートインポート ............ 218<$kana

ログファイル ...............98<$kanaCAD インポート .........221<$kanaSDNF インポート221<$kana, 223<$kanaウィザード.............101<$kana図面履歴 ..............101<$kanaナンバリング履歴99<$kana, 101<$kana表示..................102<$kana部材のポップアップメニューにアクセスす

る .......103<$kanaリスト .................98<$kanaログから部材に直接アクセス 102<$kana

わユーザー定義シンボル

材質..................131<$kanaユーザー定義情報

材質に追加する..........128<$kana追加...................82<$kana

ユーザー定義情報を追加する ....82<$kanaユーザー定義情報を変更する ....83<$kanaユーザー定義プロファイル.....108<$kanaユーザー名 .................19<$kana溶接開先..................317<$kana溶接記号..................286<$kana

TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 515索引

Page 520: System 120 Jpn

516 TEKLA STRUCTURES システムマニュアル 索引