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Teamcenter – Matlab, Simulink, Stateflow との統合 www.siemens.com/teamcenter TEAMCENTER 利点 MatlabSimulinkStateflow を使って作成されたモデルの メタデータを取得してトレー ス し、 そ の デ ー タ 定 義 を Teamcenter で管理されてい るシングル・ソースの製品情 報に組み込むことにより、製 品全体の可視化を実現 製品要件を取得してトレース し、その要件を MatlabSimulinkStateflow で作成さ れ た モ デ ル( お よ び Real- Time Workshop コード)に組 み込み、さらにソフトウェア・ モデルを Teamcenter のデー タベースに組み込むことも可 製品のソフトウェア・モデル とその定義、さらには機械設 計や電気設計の定義と要件な ど製品に関するあらゆる情報 をシングル・ソースに集約す ることが可能 すべての製品要件をソフト ウェアの設計サイクルと結び 付けることにより、製品品質 に関するすべての定義を理解 して、その品質が設計内に収 まっているか、設計ミスがな いかをソフトウェア開発チー ムが理解できる 概要 TeamcenterMatlab, Simulink, Stateflowとの統合では、MatlabSimulinkStateflowを使って作成されたモデルを、Teamcenterで管理されているシス テム・エンジニアリングのデータ管理および要件管理の環境下に統合して、 情報交換できるようにします。ユーザはTeamcenterを使って、システム要 件をこれらのモデルやコードに組み込み、さらにはMathWorks製品を使って 作成されたモデルやコードを複雑なシステム・アーキテクチャに組み込ん で、顧客のニーズに応える複雑なメカトロニクス製品を構成するソフトウェ ア、電子機器、機械システムの相互連動性を理解することができます。 システム要件とエンジニアリング要件を Matlab モデリング環境と統合 MathWorks は、定評のあるMatlab Simulink StateflowReal-Time Workshop Embedded Coderなど、技術計算ソフトウェアやモデル・ベース の設計ソフトウェアを提供している大手サプライヤです。

Teamcenter – Matlab, Simulink, Stateflow との統合 – Matlab, Simulink, Stateflow との統合 TEAMCENTER 利点 • Matlab、Simulink、Stateflow を使って作成されたモデルの

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Teamcenter – Matlab, Simulink, Stateflow との統合

www.siemens.com/teamcenter

TEAMCENTER

利点 • Matlab、Simulink、Stateflowを使って作成されたモデルのメタデータを取得してトレースし、そのデータ定義をTeamcenterで管理されているシングル・ソースの製品情報に組み込むことにより、製品全体の可視化を実現

•製品要件を取得してトレースし、 そ の 要 件 を Matlab、Simulink、Stateflowで作成されたモデル(および Real-Time Workshopコード)に組み込み、さらにソフトウェア・モデルを Teamcenterのデータベースに組み込むことも可能

•製品のソフトウェア・モデルとその定義、さらには機械設計や電気設計の定義と要件など製品に関するあらゆる情報をシングル・ソースに集約することが可能

•すべての製品要件をソフトウェアの設計サイクルと結び付けることにより、製品品質に関するすべての定義を理解して、その品質が設計内に収まっているか、設計ミスがないかをソフトウェア開発チームが理解できる

概要TeamcenterのMatlab, Simulink, Stateflowとの統合では、Matlab、Simulink、Stateflowを使って作成されたモデルを、Teamcenterで管理されているシステム・エンジニアリングのデータ管理および要件管理の環境下に統合して、情報交換できるようにします。ユーザはTeamcenterを使って、システム要件をこれらのモデルやコードに組み込み、さらにはMathWorks製品を使って作成されたモデルやコードを複雑なシステム・アーキテクチャに組み込んで、顧客のニーズに応える複雑なメカトロニクス製品を構成するソフトウェア、電子機器、機械システムの相互連動性を理解することができます。

システム要件とエンジニアリング要件をMatlabモデリング環境と統合MathWorksは、定評のあるMatlab、Simulink、Stateflow、Real-Time Workshop Embedded Coderなど、技術計算ソフトウェアやモデル・ベースの設計ソフトウェアを提供している大手サプライヤです。

TEAMCENTER

MathWorksのモデルをTeamcenterに取り込んだ後で、M a t l a b、 S i m u l i n k、Stateflowの環境内でそのモデルを変更しても、またはTeamcenterの環境内で変更しても、その変更がTeamcenterのデータベース内で自動的に反映されます。すなわち、システムのコンポーネント・モデルとそのソフトウェアとの“ライブ統合”を実現します。また、いつでもReal-Time Workshopを使って、組み込みオペレーティング・システム用にANSI/ISO Cコードを生成することができます。

Teamcenterでは、さまざまな形式の部品表(BOM)として、また製品を構成する個々の設計要素として表示できる高度な製品構成が可能です。結果として、ソフトウェア要素、機械要素、電気要素、ならびにこれらの相互作用から製品全体を定義した複合的な製品構成が出来上がります。こうしたことは以前なら無理なことでした。

ユースケースTeamcenterは、製品開発に携わる各専門チームがwebベースのグループウェア機能、コラボレーション機能、情報リンク機能を使ってシステム・エンジニアリングを簡素化できる、次のような統合環境を構築します。

製品とそれに関連するプロセスを上位階層でモデリングシステム・エンジニアが、上位の製品構成、プログラムに関連する組織・リソースの割当て、サプライヤ・リレーションシップ、製造プロセス、プロジェクト管理、コスト分析、ドキュメント作成などのさまざまな観点に立って、Teamcenterとそのグラフィカルなビルディング・ブロックを使って、製品とそのプロセスのシステム・アーキテクチャを作成、取得することができます。

製品全体の可視化製品とそのプロセスを取り込んだら、Teamcenterのリンク機能を使ってそれぞれの要素を相互に関連付けて製品の全体像を作成し、これをプランニング、プロジェクト管理、開発、製造の各専門チームが活用して、それぞれの専門領域を最適に統合することができます。

MathWorks環境で作成されたモデルとコードを、世界随一のデジタル製品ライフサイクル管理環境であるTeamcenterと統合することにより、ソフトウェア開発者は次に示すような機能を利用することができます。• Teamcenterのシステム・エンジニアリング機能:製品のシステム・アーキテクチャ全体の定義、市場ニーズや法規制、設計要件などのすべての情報の取得、これらの情報の個々の設計要素や性能目標への関連付けが可能で、しかも製品ライフサイクルを通じてこれらすべての追跡と更新が可能

• Teamcenterのデータ管理機能:Matlab、Simulink、Stateflowによる設計およびSimulinkによる検証試験や妥当性試験を、Teamcenterが管理するその他のソフトウェアや機械部品、電子機器と統合することにより、複雑なメカトロニクス製品の構成や関連する製品とプロセスの定義を管理し、追跡することが可能

まず、Teamcenterのシステム・エンジニアリング機能を使って製品のシステム・アーキテクチャ全体を定義してから、プロセス全体をスタートさせることができます。

次に、Matlab、Simulink、Stateflow、Real-Time Workshopを使ってすべてのモデリングやコード生成を実行します。すべてのコンポーネントの定義が終わり、製品全体の視点に立った評価や検証の準備ができたら、Teamcenterの統合機能を使ってこれらのコンポーネント(ソースはそのまま保持)をシステム・アーキテクチャ全体、ならびにTeamcenterで保存されている要件リンクにリンクさせることができます。その後、システム・アーキテクチャとその要件をTeamcenterのデータ管理環境にエクスポートすることができます。

すなわち、この統合では、MathWorksのモデルを取得して、これをTeamcenterで管理されているシステム・アークテクチャ全体に関連付けることができます。

TeamcenterのMatlab, Simulink, Stateflow統合

利点(続き)•ソフトウェア開発者は Matlab、

Simulink、Stateflow、Real-Time Workshop の環境下でソフトウェア開発タスクを実行できるだけでなく、エンタープライズPLM環境下で統合された設計タスクを実行できる

•さまざまな専門チームが製品ライフサイクルの進展に合わせて、製品の全構成を管理する統合設計環境にアクセスできる

•変更管理、ソフトウェアの不具合報告、リリースごとのトラッキングなどのプロセスを含むグローバルな製品開発サイクルにソフトウェア開発プロセスを組み入れることができる

•製品開発チームが製品ライフサイクルのできるだけ早期にソフトウェアの設計状況を把握することにより、製品ライフサイクル全体を加速させ、その品質を高め、コストを削減することができる

TEAMCENTER

製品開発の管理Teamcenterでは、コスト、リソースの割り当て、作業機能、システム機能、スケジュール期限といった業務上の要素から、性能、信頼性、スループット、材料や基板の制約などの数多くのエンジニアリング上の要素まで管理することができます。さらに重要なこととして、これらの制約要素が相互に関連付けられているため、製品開発に携わる各専門チームは、製品のさまざまな要素間で存在する相互依存的な関係とこれらの関係の相互影響を理解することができます。

相互リンクされた製品要件の活用 Teamcenterでは、製品開発に携わる各専門チームが複数のソースから要件に関するドキュメントを取得し、そのドキュメントを分析して個々の要件を取り出し、その要件をTeamcenterで管理されている製品構成の詳細な設計要素に割り当てることができます。

プログラムの定量的制約の設定製品開発に携わる各専門チームは、製品のシステム・レベルの階層をプログラムまたはプロジェクトの定量的制約下に置くことができます。この制約により、開発サイクルを通じて追跡し、報告できる基準が定義されます。

機能• Matlab、Simulink、Stateflow、

Real-Time Workshopのメタデータを Teamcenterに取り込み、一方これらのモデルやコードの大半をそれぞれのソースに維持することにより、データの完全性を確保

•ユーザのアドホック・クエリをはじめ、デマンド・ドリブンまたはイベント・ドリブンのデータ・ リ ク エ ス ト に よ り、MathWorksのアプリケーションと Teamcenterとの間でデータの自動交換を実行

•部品のダイナミック・サポート(Matlab、Simulink、Stateflowのファイルを Teamcenterの部品とリンクさせる機能。これにより、部品クエリを発行すると、それに関連付けられたソフトウェア・コンポーネントが検索される)

• Matlab、Simulink、Stateflowと Teamcenterとの自動同期により、ソフトウェア・モデルを変更すると、それに関連付けられた Teamcenter内のメタデータにもその変更が反映される(逆方向も同様)

•バージョンのダイナミック・サポート

• Matlab、Simulink、Stateflowのソフトウェア・コンポーネント を 業 界 標 準 に 基 づ くTeamcenterの変更プロセスに統合することが可能

• Matlab、Simulink、Stateflowのソフトウェア・コンポーネントを Teamcenterで管理されている製品構成に統合することが可能。これにより、派生品やバリエーションの管理が容易になる

© 2011 Siemens Product Lifecycle Management Software Inc. All rights reserved. SiemensおよびSiemensのロゴは、Siemens AGの登録商標です。D-Cubed、Femap、Geolus、GO PLM、 I-deas、I n s i g h t、 J T、N X、P a r a s o l i d、S o l i d E d g e、Teamcenter、TecnomatixおよびVelocity Seriesは、Siemens Product Lifecycle Management Software Inc.またはその子会社の米国およびその他の国における商標または登録商標です。その他のロゴ、商標、登録商標またはサービスマークはそれぞれ各所有者に帰属します。X7 11242-JA 7/11 L

www.siemens.com/teamcenter

お問い合わせシーメンス PLMソフトウェア〒 151-8583 東京都渋谷区代々木 2-2-1 小田急サザンタワー TEL: 03-5354-6700 FAX: 03-5354-6780