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MESSAGE    from  AKIHIKO  SHIMADA

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~第1回 緑の生き方塾 4.23 東京農業大学 ~ 

何がいいのかっていうのを自分で見極められない人が増えている。 真剣に自分の頭で考える機会が減っている。 政治と同じくらい大事なのは教育なんだよね。 日本では、学校の先生が社会経験もないままにいきなり教える立場に なるけど、人生経験豊富な大人が小学生を教える国もあるくらい。

自分にふさわしい会社なんて、一回で分かるわけがない。 自分という存在の、世の中での“立ち位置”を探すということが、 仕事の本当の意味であって、人生の意味。 俺の人生これだなっていうものが分かるまで、やりながら、やりながら 探せばいい。

インターネットで調べたらこうでしたって言われるんだよ。 馬鹿言ってんじゃねぇよ。まずやれよって。 普段汗をかかない人は、汗がうまく出ないんだって。

挫折なんて当たり前。人生に無駄な経験なんて一つもない。 人生のどこかでいずれその経験が生きる時がある。 経験というのは、地層のように積み重なって、やがて隆起してくる。

親や世間に気に入られようと、それを基準に会社を選んでいないか。 何かにつけ、やらない理由を探していないか。 自分で、自分のことを縛っていないか。 自分が何をやりたいのかを探すのが一番大事。 チャレンジするのに、日本ほど自由な国はないよ。

点と点が線になって、線と線が交差して面になって、 面と面を合わせていくと、立体となって、そうすると その人らしさが滲み出てくる。

仕事を辞めるか悩んでいる時、 その仕事がイヤだから辞めるというのは良くない。 自分が本当にやりたいことが別にあって辞めるのなら、 きっと次につながる。

それこそ、みんながみんな起業すれば、 机やペンや他にもいろんなものが必要で、 消費も上がって、社会は活性化していく。

金銭的な自立ではなく、親が心配しなくなることが、 本当の意味での自立だってこと。

価値観というのは、“どう生きているか”や“どうあるか”で、 培われる。物は、しょせん、物でしかない。 物があってもお金があっても、本当はもっと大切なものがあって。 自分の人生があれば、それが幸せ。 

サボテンの研究をするために、東京農業大学農学部農学科に入学。同時に(財)進化生物学研究所にも所属する。植物の“新種発見”の エキスパートとして世界的に著名なアルフレッド・ラウ博士とともに、メキシコにおける多肉植物の自生地調査を行った。また青年海外協力隊・中国派遣(職種 「きのこ」)を経て、施設園芸を起業。 ゼロから起業した数々のエピソードは、講演会などで多くの若者たちの心を掴んでいる。

島田明彦 PROFILE


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