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Oracle® Workflow for Oracle Databaseインストレーション・ノート

リリース 2.6.3

部品番号部品番号部品番号部品番号 : B14119-01

2004 年 6 月

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Oracle Workflow for Oracle Database インストレーション・ノート , リリース 2.6.3

部品番号 : B14119-01

原本名 : Oracle Workflow Installation Notes for Oracle Database Release 2.6.3

原本部品番号 : B12169-01

Copyright © 2004 Oracle Corporation. All rights reserved.

制限付権利の説明

このプログラム(ソフトウェアおよびドキュメントを含む)には、オラクル社およびその関連会社に所有権のある情報が含まれています。このプログラムの使用または開示は、オラクル社およびその関連会社との契約に記された制約条件に従うものとします。著作権、特許権およびその他の知的財産権と工業所有権に関する法律により保護されています。

独立して作成された他のソフトウェアとの互換性を得るために必要な場合、もしくは法律によって規定される場合を除き、このプログラムのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイル等は禁止されています。

このドキュメントの情報は、予告なしに変更される場合があります。オラクル社およびその関連会社は、このドキュメントに誤りが無いことの保証は致し兼ねます。これらのプログラムのライセンス契約で許諾されている場合を除き、プログラムを形式、手段(電子的または機械的)、目的に関係なく、複製または転用することはできません。

このプログラムが米国政府機関、もしくは米国政府機関に代わってこのプログラムをライセンスまたは使用する者に提供される場合は、次の注意が適用されます。

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Programs, software, databases, and related documentation and technical data delivered to U.S. Government customers are "commercial computer software" or "commercial technical data" pursuant to the applicable Federal Acquisition Regulation, and agency-specific supplemental regulations. As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the Programs, including documentation and technical data, shall be subject to the licensing restrictions set forth in the applicable Oracle license agreement, and, to the extent applicable, the additional rights set forth in FAR 52.227-19, Commercial Computer Software--Restricted Rights (June 1987). Oracle Corporation, 500 Oracle Parkway, Redwood City, CA 94065.

このプログラムは、核、航空産業、大量輸送、医療あるいはその他の危険が伴うアプリケーションへの用途を目的としておりません。このプログラムをかかる目的で使用する際、上述のアプリケーションを安全に使用するために、適切な安全装置、バックアップ、冗長性(redundancy)、その他の対策を講じることは使用者の責任となります。万一かかるプログラムの使用に起因して損害が発生いたしましても、オラクル社およびその関連会社は一切責任を負いかねます。

Oracle は Oracle Corporation およびその関連会社の登録商標です。その他の名称は、Oracle Corporation または各社が所有する商標または登録商標です。

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目次目次目次目次

概概概概要要要要 ...................................................................................................................................................................................... iii

1 Oracle Workflow Server およびおよびおよびおよび Middle TierOracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のハードウェアおよびソフトウェア要件 .... 1-2Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール ................................................ 1-4

2 Oracle Workflow ClientOracle Workflow Client のハードウェアおよびソフトウェア要件 ............................................................... 2-2Oracle Workflow Client のインストール ........................................................................................................... 2-3

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概概概概要要要要

このマニュアルでは、Oracle Database 10gで利用できる Oracle Workflow をインストールまたはアップグレードする方法について説明します。

Oracle Workflow をインストールするときには、Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier コンポーネント以外に、クライアント PC に常駐する Oracle Workflow コンポーネントもインストールします。Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier コンポーネントは、お使いのプラットフォーム用の Oracle Workflow Server リリース 2.6.3(Oracle Database 10g)の CD から入手できます。Oracle Workflow Client コンポーネントは、Windows 用の Oracle Database Client の CD から利用できます。

� Oracle Workflow Server のコンポーネントには、Oracle Workflow スキーマ、データ・モデル、シード・データ、データベースにインストールされるサーバー実行ファイル以外に、Oracle Enterprise Manager の Oracle Workflow Manager コンポーネントも含まれます。

� Oracle Workflow Middle Tier コンポーネントでは、Oracle Workflow 用の Database Access Descriptor(DAD)と仮想ディレクトリのマッピングなど、Oracle Workflow のユーザー・インタフェースとなる Web ページを有効にする構成が提供されます。

� Oracle Workflow クライアイント・コンポーネントには、Oracle Workflow Builder の設計ツールとサポート・ファイルがあります。

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注意注意注意注意 : Oracle E-Business Suite データベースの中にデータベースの中にデータベースの中にデータベースの中に Oracle Workflow Server をイをイをイをインストールしないでください。ンストールしないでください。ンストールしないでください。ンストールしないでください。Oracle Database 10g で利用できる Oracle Workflow を使用する場合、またはその Oracle Workflow に依存する Oracle Database のコンポーネントを使用する場合は、Oracle E-Business Suite のインスタンスが使用しないデータベースに Oracle Workflow Server をインストールする必要があります。

Oracle E-Business Suite データベースについては、Oracle E-Business Suite に組込みの Oracle Workflow Server を継続して使用できます。

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Oracle Workflow Server および Midd

1

Oracle Workflow Server およびおよびおよびおよび Middle Tier

le Tier 1-1

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のハードウェアおよびソフトウェア要件

Oracle Workflow Server とととと Oracle Workflow Middle Tier のハードウェのハードウェのハードウェのハードウェアおよびソフトウェア要件アおよびソフトウェア要件アおよびソフトウェア要件アおよびソフトウェア要件

Oracle Workflow Server および Oracle Workflow Middle Tier コンポーネントでは、次のハードウェアおよびソフトウェア構成が必要です。

� Oracle Database 10g、Oracle Objects および Oracle JVM がサポートされるサーバー・マシン上にインストールされていること

� Oracle Workflow Server コンポーネントが Oracle ホームにインストールされた後で、低 65MB の空きディスク領域があること

� Oracle HTTP Server が中間層の Oracle ホームにインストールされていること

Oracle HTTP Server と mod_plsql は、Oracle Workflow のインストールに使用するソフトウェア CD パックに含まれているものを使用することをお薦めします。

Oracle HTTP Server から、Oracle Workflow Java 領域、Oracle Workflow のアイコン領域および Oracle Workflow のドキュメント領域にアクセスできる必要があります。

また、Oracle Workflow を Oracle Internet Directory(OID)および Oracle Application Server Single Sign-On と統合して実装する場合は、OID と Oracle Application Server Single Sign-On がお使いの環境にインストールされている必要があります。これらのコンポーネントは、Oracle Identity Management 10gで入手できます。

� Oracle Workflow Middle Tier コンポーネントが Oracle ホームにインストールされた後で、 低 2MB の空きディスク領域があること

� フレーム、JavaScript、Java Development Kit(JDK)バージョン 1.3.1 および AWT をサポートしている Web ブラウザ。Netscape Communicator バージョン 4.76 または 4.7x 以上、Microsoft Internet Explorer バージョン 5.0x または 5.5x など

� wfdoc.zip ファイルから Workflow HTML ヘルプを解凍するための unzip ユーティリティ(NicoMak 社の WINZIP など)

� Oracle Workflow Java 関数アクティビティ・エージェントおよび Workflow XML Loader を実行するための Java Development Kit(JDK)バージョン 1.4

� HTML 添付ファイル付きの電子メール通知に応答するには、メール・アプリケーションで HTML ファイル添付がサポートされている必要があり、添付ファイルを表示する場合はフレームおよび JavaScript をサポートする Web ブラウザ・アプリケーションが必要です。Netscape Communicator バージョン 4.76 または 4.7x 以上、Microsoft Internet Explorer バージョン 5.0x または 5.5x などのクライアントを使用してください。

1-2 Oracle Workflow for Oracle Database インストレーション・ノート

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のハードウェアおよびソフトウェア要件

Java ベースのベースのベースのベースの Workflow Notification Mailer� 通知システムには、通知メーラーと呼ばれる Java ベースのプログラムが含まれていま

す。このプログラムは Generic Service Component Framework 内のサービス・コンポーネントとして実装され、電子メール経由でユーザーに通知を送信し、応答を解釈します。Oracle Workflow には、Workflow Notification Mailer と呼ばれる、シード済の通知メーラー・サービス・コンポーネントが用意されています。このプログラムには、アウトバウンド SMTP メール・サーバーとインバウンド IMAP メール・サーバーが必要です。

注意注意注意注意 : リリース 2.6.3 では、以前のリリースの Oracle Workflowで使用されていた C 言語ベースの通知メーラー・プログラムにかわって、新しい Java ベースの通知メーラーが実装されています。インストール済の Oracle Workflow をリリース 2.6.3 にアップグレードする場合は、C 言語ベースの通知メーラーの実行ファイルがアップグレード中にスタブ・ファイルに置き換わり、以前の通知メーラーが実行できなくなります。かわりに、Oracle Enterprise Manager の Oracle Workflow Manager コンポーネントを使用して、Java ベースの Workflow Notification Mailer を実行します。Java ベースの通知メーラーは、UNIX Sendmail または MAPI 準拠のメール・アプリケーションには直接統合されません。かわりに、アウトバウンド SMTP メール・サーバーとインバウンド IMAP メール・サーバーを使用して、電子メール通知を送信して応答を受信する必要があります。

Oracle Workflow Server および Middle Tier 1-3

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

Oracle Workflow Server とととと Oracle Workflow Middle Tier のインストールのインストールのインストールのインストールOracle Workflow Server および Oracle Workflow Middle Tier コンポーネントをインストールする場合、または既存の Oracle Workflow をリリース 2.6.3 にアップグレードする場合は、次の手順を実行してください。

注意注意注意注意 : リリース 2.6.3 にアップグレードするには、既存のOracle Workflow Server がリリース 2.6.0 以上である必要があります。リリース 2.6.0 より前のリリースの Oracle Workflow を使用している場合は、リリース 2.6.0 にアップグレードしてから、リリース 2.6.3 にアップグレードしてください。Oracle Workflowリリース 2.6.3 のサーバー・コンポーネントと中間層コンポーネントは、Oracle Workflow Server CD から個別にインストールされます。このため、データベースの Oracle Workflow Server をアップグレードし、中間層の Oracle ホームで Oracle Workflow Middle Tier を新規インストールしないと、アップグレードが完了しません。

注意注意注意注意 : 既存の Oracle Workflow Server をアップグレードする前に、サーバーにアクセスしているユーザーがいないことを確認してください。ユーザーがアクセスしていると、データベースがロックされるため正常にアップグレードできません。

注意注意注意注意 : このマニュアルのコマンド例では、入力する変数は山カッコ(< >)で囲み、イタリックで示してあります。たとえば、次のようになります。

cd <workflow_top_directory>

1-4 Oracle Workflow for Oracle Database インストレーション・ノート

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

手順手順手順手順 1: 初期化パラメータの設定初期化パラメータの設定初期化パラメータの設定初期化パラメータの設定データベース初期化パラメータ・ファイルまたはサーバー・パラメータ・ファイルに以下のパラメータが設定されていることを確認する必要があります。

� AQ_TM_PROCESSES: Oracle Workflow では、Oracle Workflow 標準待機アクティビティなどのキュー内の遅延イベントを監視するために、Oracle Streams Advanced Queuing(AQ)のタイム・マネージャ・プロセスを必要とします。Oracle Workflowのタイム・マネージャ・プロセスの推奨数は、1 以上です。AQ_TM_PROCESSES パラメータが適切に設定されていることを確認します。たとえば、次のようになります。

AQ_TM_PROCESSES = 2

� JOB_QUEUE_PROCESSES: Oracle Workflow では、Oracle Streams Advanced Queuingを使用するために、メッセージを伝播するためのジョブ・キュー・プロセスを必要とします。メッセージを伝播するには、少なくとも 1 つのジョブ・キュー・プロセスを開始する必要があります。Oracle Workflow プロセスの 小推奨数は 10 です。伝播に必要なプロセス数が不足する場合は、その数を増やす必要があります。JOB_QUEUE_PROCESSES パラメータに、インスタンスの SNP ジョブ・キュー・プロセス数が設定されていることを確認します。たとえば、次のようになります。

JOB_QUEUE_PROCESSES = 10

詳細は、『Oracle Database 管理者ガイド』および『Oracle Streams アドバンスト・キューイング・ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス』を参照してください。

Oracle Workflow Server および Middle Tier 1-5

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

手順手順手順手順 2: DBMS_LDAP パッケージのロード(場合によって必須)パッケージのロード(場合によって必須)パッケージのロード(場合によって必須)パッケージのロード(場合によって必須)Oracle Internet Directory と統合してディレクトリ・リポジトリとして使用する場合は、DBMS_LDAP PL/SQL パッケージがデータベースにロードされている必要があります。このパッケージは、LDAP サーバーのデータへのアクセスに使用できる関数とプロシージャで構成され、LDAP と同期するために必要です。DBMS_LDAP パッケージがすでにインストールされているかどうかを確認するには、SQL*Plus に接続し、次のコマンドを使用します。

desc DBMS_LDAP

DBMS_LDAP パッケージが存在しない場合は、<ORACLE_HOME>/rdbms/adminディレクトリ内の catldap.sql スクリプトを実行して、手動でロードします。このスクリプトは SYSユーザーとして実行します。たとえば、次のコマンドを使用します。

sqlplus "SYS/<SYS password> as sysdba" @$ORACLE_HOME/rdbms/admin/catldap.sql

手順手順手順手順 3: Oracle Universal Installer を使用したを使用したを使用したを使用した Oracle Workflow Server ファイルのファイルのファイルのファイルのインストールインストールインストールインストール

Oracle Workflow Server の CD から Oracle Universal Installer を実行して、Oracle Workflow Server のファイルをファイル・システムにコピーします。

Oracle Universal Installer で、インストール先として Oracle Database 10gの Oracle ホームを選択し、インストールするコンポーネントとして Oracle Workflow Server を選択します。

Oracle Universal Installer の画面に表示される指示に従って、インストールを完了します。いずれかの画面について追加情報が必要な場合は、「ヘルプ」をクリックします。インストールが完了したら、「終了」をクリックし「はい」をクリックして、Oracle Universal Installer を終了します。

Oracle Universal Installer によって Workflow のファイルがシステムへコピーされます。また、Workflow Configuration Assistant を実行して、Oracle Workflow をデータベースにロードするために、Oracle Workflow のデータベース・オブジェクトをデータベースに作成

注意注意注意注意 : Oracle Universal Installer を実行する前に、実行中の他のアプリケーション(Java アプリケーション、Oracle ベースのアプリケーション、およびメモリー、ハードディスク領域またはCPU 時間を大量に使用するその他のアプリケーションなど)を終了する必要があります。ただし、Oracle Workflow のインストール先となる Oracle Database のコンポーネントは終了しないでください。

1-6 Oracle Workflow for Oracle Database インストレーション・ノート

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

する必要があります。構成の実行方法については、「手順 4: Workflow Configuration Assistant の実行」を参照してください。

手順手順手順手順 4: Workflow Configuration Assistant の実行の実行の実行の実行 Workflow Configuration Assistant をデータベースの Oracle ホームから実行して、Oracle Workflow をデータベースにロードします。Workflow Configuration Assistant は、Oracle Universal Installer を使用して Oracle Workflow Server コンポーネントをインストールした後に実行する必要があります。Oracle Workflow の再構成が必要な場合や、Oracle Workflow をインストールおよび構成した後で追加の言語を Oracle Workflow Server データベースにロードする場合は、Workflow Configuration Assistant を後で再実行することもできます。構成に必要な時間は、システムの速度および容量によって異なりますが、20 ~ 30分程度です。

1. 次のコマンドを使用して、Workflow Configuration Assistant を起動します。

UNIX の場合

$ORACLE_HOME/wf/install/wfinstall.csh

注意注意注意注意 : インストール・プロセスでは、英語(US)がロードされます。Oracle Workflow を他の言語で使用するには、Oracle Workflow のインストールおよび構成手順を完了した後で、その言語をロードする必要があります。Oracle Workflow Server データベースに追加の言語をロードするときは、Workflow Configuration Assistant を手動で実行できます。

注意注意注意注意 : Workflow Configuration Assistant を実行する前に、実行中の他のアプリケーション(Java アプリケーション、Oracleベースのアプリケーション、およびメモリー、ハードディスク領域または CPU 時間を大量に使用するその他のアプリケーションなど)を終了する必要があります。ただし、Oracle Workflow のロード先となる Oracle Database のコンポーネントは終了しないでください。

注意注意注意注意 : Windows で Workflow Configuration Assistant を実行すると、複数のコマンド・ウィンドウが自動的に開いたり閉じたりすることがあります。これらのウィンドウは無視してください。これらのコマンド・ウィンドウを手動で閉じる必要はありません。ウィンドウを閉じると、構成プロセスが中断されます。

Oracle Workflow Server および Middle Tier 1-7

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

Windows NT の場合

%ORACLE_HOME%¥wf¥install¥wfinstall.bat

Windows NT の場合は、「スタート」メニューから Workflow Configuration Assistantを実行することもできます。「スタート」>「プログラム」>「Oracle - HOME_NAME」>

「Configuration and Migration Tools」>「Workflow Configuration Assistant」の順に選択します。

2. 「Oracle Workflow Configuration Assistant」ウィンドウで、次のユーザー情報を入力します。

� 「ワークフロー・アカウント」: Oracle Workflow データベース・アカウントのユーザー名を指定します。新規インストールの場合、デフォルトの Workflow アカウントは owf_mgrです。

� 「ワークフロー・パスワード」: Oracle Workflow データベース・アカウントのパスワードを指定します。

� 「SYS パスワード」: SYS パスワードを指定します。詳細情報は、Oracle データベース管理者に照会してください。

� 「インストール・オプション」: Oracle Workflow を新規にインストールする場合は「インストール」、インストール済の Oracle Workflow をアップグレードする場合は「アップグレード」、既存の Oracle Workflow に言語をロードする場合は「言語の追加」を選択します。

「インストール」または「アップグレード」オプションを選択した場合は、Oracle Workflow がデータベースにロードされ、Oracle Enterprise Manager の Oracle Workflow Manager コンポーネントが構成されます。

注意注意注意注意 : Oracle Workflow を新規にインストールする場合は、指定したユーザー名とパスワードで Oracle Workflow の新しいデータベース・アカウントが作成されます。このアカウントのデフォルト表領域は USERS、一時表領域は TEMP です。表領域は必要に応じて変更できます。

インストール済の Oracle Workflow をアップグレードする場合は、既存の Oracle Workflow データベース・アカウントのユーザー名とパスワードを入力する必要があります。

1-8 Oracle Workflow for Oracle Database インストレーション・ノート

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

� 「言語の選択」: インストール・オプションとして「言語の追加」を選択した場合は、追加する言語の略称を選択します。Oracle Workflow Server では、Oracle Database がサポートしている次の言語がサポートされます。アラビア語(AR)、ポルトガル語(ブラジル)(PTB)、チェコ語(CS)、デンマーク語(DK)、オランダ語(NL)、英語(US)、フィンランド語(SF)、フランス語(F)、ドイツ語(D)、ギリシャ語(EL)、ヘブライ語(IW)、ハンガリー語(HU)、イタリア語(I)、日本語(JA)、韓国語(KO)、ノルウェー語(N)、ポーランド語(PL)、ポルトガル語(PT)、ルーマニア語(RO)、ロシア語(RU)、簡体中国語(ZHS)、スロバキア語(SK)、スペイン語(E)、スウェーデン語(S)、タイ語(TH)、繁体中国語

(ZHT)、トルコ語(TR)。

Oracle Database の標準言語省略表示については、『Oracle Database グローバリゼーション・サポート・ガイド』の「ロケール・データ」を参照してください。

� 「接続メソッド」: Oracle SID を使用してローカル・データベースに接続する場合は、「ローカル」を選択します。LOCAL(Windows の場合)または TWO_TASK

(UNIX の場合)を使用して、Oracle Net 経由でリモート・データベースに接続する場合は、「リモート」を選択します。

� 「接続文字列」: 「リモート」接続方式を選択した場合は、リモート・データベースの接続文字列を入力します。

� 「ホスト名」: Oracle Database がインストールされているホストを指定します。

� 「JDBC 接続」: ホスト名、ポート番号、およびデータベース・システム識別子(SID)を含む JDBC 接続文字列を次の書式で指定します。

<host_name>:<port_number>:<ORACLE_SID>

注意注意注意注意 : リリース 2.6.3 にアップグレードするには、既存のOracle Workflow Server がリリース 2.6.0 以上である必要があります。

「インストール」オプションを選択したときに、インストール先のデータベースに Oracle Workflow Server リリース 2.6.0 以上がすでにインストールされている場合は、「アップグレード」モードに切り替わり、既存の Oracle Workflow Server がリリース2.6.3 にアップグレードされます。

Oracle Workflow リリース 2.6.3 のサーバー・コンポーネントと中間層コンポーネントは、Oracle Workflow Server の CD から個別にインストールされます。このため、データベースの Oracle Workflow Server をアップグレードし、中間層の Oracle ホームでOracle Workflow Middle Tier を新規インストールしないと、アップグレードが完了しません。

Oracle Workflow Server および Middle Tier 1-9

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

3. Oracle Internet Directory(OID)および Oracle Application Server Single Sign-On と統合して Oracle Workflow のディレクトリ・リポジトリとして使用するときは、「LDAPパラメータを入力」チェック・ボックスと「LDAP 値を取得」を選択します。

接続先の LDAP ディレクトリの LDAP サーバーについて、以下のサーバー情報を入力します。初期インストールの後でも、「グローバル・ワークフロー設定」という Webページで、必要に応じてこれらの値を更新できます。詳細は、『Oracle Workflow 管理者ガイド』の「Oracle Workflow の設定」を参照してください。

� 「ホスト名」: Lightweight Directory Access Protocol(LDAP)が存在するホストを指定します。

� 「ポート番号」: ホスト上のポートを指定します。このポートは、非 Secure Sockets Layer(非 SSL)ポートである必要があります。

� 「ユーザー名」: LDAP サーバーへの接続に使用される LDAP ユーザー・アカウントを指定します。このユーザー名には、書込み権限が必要です。LDAP ディレクトリにバインドするときには、このユーザー名が必要になります。例 : cn=orcladmin

� 「OID パスワード」: LDAP ユーザー・アカウントのパスワードを入力します。LDAP パスワードの値は表示されるときにアスタリスクでマスクされ、暗号化された形式で格納されます。

� 「ログ・ベース」: 変更ログを配置する LDAP ノードを指定します。例 : cn=changelog

� 「ユーザー・ベース」: ユーザー・レコードを配置する LDAP ノードを指定します。例 : cn=Base, cn=OracleSchemaVersion

「OK」を選択します。

これらの LDAP オプションの値を入力すると、OID の統合をサポートする Oracle Workflow ディレクトリ・サービス・ビューが自動的に実装されます。さらに、適切なWFA_SEC Workflow セキュリティ・パッケージがインストールされます。

注意注意注意注意 : すでに OID が統合されている既存の Oracle Workflowをアップグレードする場合は、アップグレード中に OID の統合が保持されるように、Lightweight Directory Access Protocol

(LDAP)の値をここで再入力する必要があります。

1-10 Oracle Workflow for Oracle Database インストレーション・ノート

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

4. OID に統合しない場合は、「LDAP パラメータを入力」チェック・ボックスを選択しないでおきます。

この場合、Oracle Database のユーザーとロールをディレクトリ・リポジトリとして使用するディレクトリ・サービス・ビューがデフォルトで自動的に実装され、さらに適切な WFA_SEC Workflow セキュリティ・パッケージがインストールされます。Oracle Database のユーザーが電子メール通知を受信できるようにする場合は、デフォルトのビューを変更して、それらのユーザーの電子メール・アドレスを追加する必要があります。

5. シード済の Java ベースの通知メーラー・サービス・コンポーネント(Workflow Notification Mailer)の構成パラメータを入力するには、「メーラー・パラメータを入力」チェック・ボックスと「メーラー値を取得」を選択します。以下のパラメータの値を入力します。

� 「インバウンド・メール・サーバー」: インバウンド IMAP メール・サーバーの名前。

� 「IMAP ユーザー名」: 通知メーラーが電子メール・メッセージの送受信に使用するメール・アカウントのユーザー名。

注意注意注意注意 : インストール中、OID との統合を設定した後に、WF_LDAP API を使用して Oracle Workflow ディレクトリ・サービスを OID と同期させる必要があります。手順については、

『Oracle Workflow 管理者ガイド』の「Oracle Workflow の設定」で、「Workflow ディレクトリ・サービスと Oracle Internet Directory の同期」を参照してください。

注意注意注意注意 : Oracle Database のユーザーとロールをディレクトリ・リポジトリとして使用するディレクトリ・サービス・ビューが実装されると、各ネイティブ Oracle Database ユーザーの電子メール・アドレスが、それぞれのユーザーのユーザー名になります。小限の設定手順として、wfdirouv.sqlのスクリプトの

WF_ROLES ビュー定義を編集して、ネイティブ Oracle ユーザーを既存のメール・ディレクトリ・ストアにリンクする必要があります。ユーザー名とメール・アカウント名が一致している場合には、WF_USERS ビュー定義のユーザー名に組織のドメイン

(「@oracle.com」など)を追加してください。通常、変更する列は WF_USERS の EMAIL_ADDRESS と WF_ROLES のEMAIL_ADDRESS です。wfdirouv.sqlスクリプトは、ORACLE_HOME の Oracle Workflow sql サブディレクトリにあります。詳細は、『Oracle Workflow 管理者ガイド』の「Oracle Workflow の設定」を参照してください。

Oracle Workflow Server および Middle Tier 1-11

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

� 「HTML エージェント名」: Oracle HTTP Server 内で Oracle Workflow に定義されている Web エージェントを識別するベース URL。Oracle Workflow では、この URLを使用して Web ページが表示されます。また、通知メーラーでは、HTML 添付ファイル付きの電子メール通知をサポートするためにこの URL が使用されます。HTML エージェントは次の書式で指定します。

http://<server.com:portID>/pls/wf

<server.com:portID>は、Web リスナーが要求を受け取るサーバーと TCP/IPポート番号です。wfは、Oracle Workflow Middle Tier のインストール中に作成されるデフォルトの Database Access Descriptor(DAD)です。

� 「アウトバウンド・ホスト名」: アウトバウンド SMTP メール・サーバーの名前。

� 「返信先」: 着信したメッセージを受け取り、通知応答の送信先となる電子メール・アカウントのアドレス。

「OK」を選択します。

初のインストールの後に、Oracle Enterprise Manager の Oracle Workflow Managerコンポーネントの通知メーラーを構成する値を、必要に応じて更新できます。Oracle Workflow の HTML エージェントの値は、「グローバル・ワークフロー設定」Web ページで更新することもできます。詳細は、Oracle Workflow Manager のオンライン・ヘルプ、および『Oracle Workflow 管理者ガイド』の「Oracle Workflow の設定」を参照してください。

6. Oracle Workflow データベース・アカウントに割り当てられた表領域を変更するには、「表領域を変更」チェック・ボックスを選択します。次に、値リストから既存の表領域を選択します。

7. 「送信」を選択して、構成を開始します。構成を行わないで Workflow Configuration Assistant を終了する場合は、「終了」を選択することもできます。

8. 構成が完了すると、確認のためのウィンドウが表示されます。「OK」を選択します。

9. 構成のステータスを確認する場合は、Oracle ホームの wf/installサブディレクトリにある workflow.logファイルを確認します。

1-12 Oracle Workflow for Oracle Database インストレーション・ノート

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

手順手順手順手順 5: Oracle Universal Installer を使用したを使用したを使用したを使用した Oracle Workflow Middle Tier コンコンコンコンポーネントのインストールポーネントのインストールポーネントのインストールポーネントのインストール

Oracle Workflow Server の CD から Oracle Universal Installer を実行して、Oracle Workflow Middle Tier コンポーネントをインストールします。

Oracle Universal Installer で、インストール先として Oracle HTTP Server がインストールされている中間層の Oracle ホームを選択し、インストールするコンポーネントとして Oracle Workflow Middle Tier を選択します。

以下の構成情報を入力します。

� データベース接続情報

� 「ワークフロー・スキーマ」: Oracle Workflow データベース・アカウントのユーザー名。新規にインストールする場合のデフォルトの Workflow アカウントは、owf_mgrです。

� 「DB ホスト名」: データベースがインストールされているホストの名前。

� 「ポート番号」: ホスト上のポート。

� 「Oracle SID」: データベースの Oracle システム識別子(SID)。

� パスワード情報

� 「パスワードの入力」: Oracle Workflow データベース・アカウントのパスワードを入力します。

� 「パスワードの確認」: 確認のためにパスワードを再入力します。

Oracle Universal Installer の画面に表示される指示に従って、インストールを完了します。いずれかの画面について追加情報が必要な場合は、「ヘルプ」をクリックします。インストールが完了したら、「終了」をクリックし「はい」をクリックして、Oracle Universal Installer を終了します。

Oracle Workflow Middle Tier のインストールでは、次の処理が実行されます。

� Oracle HTTP Server の dads.confファイルに、Oracle Workflow のための Database Access Descriptor(DAD)が作成されます。

� Oracle HTTP Server に、Oracle Workflow Java 領域(/OA_JAVA/)、Oracle Workflowアイコン領域(/OA_MEDIA/)、および Oracle Workflow ドキュメント領域

(/OA_DOC/)のための仮想ディレクトリ・マッピングが追加されます。

Oracle Workflow Server および Middle Tier 1-13

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

手順手順手順手順 6: Oracle Internet Directory およびおよびおよびおよび Oracle Application Server Single Sign-Onと統合する場合のと統合する場合のと統合する場合のと統合する場合の Oracle Workflow の構成(場合によって必須)の構成(場合によって必須)の構成(場合によって必須)の構成(場合によって必須)

Oracle Database のユーザーとロールをディレクトリ・サービスとして使用する場合は、この手順を省略して、「手順 7: Oracle HTTP Server の再起動」に進んでください。

Oracle Internet Directory および Oracle Application Server Single Sign-On と統合するために、Workflow Configuration Assistant で LDAP パラメータを入力した場合には、以下の操作を実行して、統合に必要な Oracle Workflow DAD を構成します。

1. 以下のパラメータを指定して、Oracle HTTP Server dads.conf ファイルの Oracle Workflow の Database Access Descriptor(DAD)を更新します。Oracle Enterprise Manager を使用して DAD を更新するか、dads.confファイルを直接編集します。DAD 名の書式は、/pls/your_Workflow_DADです。例 : /pls/wf

� PlsqlDatabaseUsername: Oracle Workflow のスキーマ

� PlsqlDatabasePassword: Oracle Workflow スキーマのパスワード

� PlsqlDatabaseConnectString: データベース接続文字列

� PlsqlDefaultPage: wfa_html.home

� PlsqlSessionStateManagement: StatelessWithResetPackageState

� PlsqlAuthenticationMode: Basic

2. Oracle Workflow DAD を保護するために、mod_osso 構成ファイルに次のエントリを追加します。「your_Workflow_DAD」は、DAD の名前に置き換えます。

<Location /pls/your_Workflow_DAD> require valid-user authType Basic</Location>

詳細は、『Oracle Application Server Single Sign-On アプリケーション開発者ガイド 』の mod_osso を使用したアプリケーションの開発に関する項を参照してください。

1-14 Oracle Workflow for Oracle Database インストレーション・ノート

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

手順手順手順手順 7: Oracle HTTP Server の再起動の再起動の再起動の再起動Oracle Workflow Middle Tier のインストールと DAD の構成が完了したら、Oracle Workflow DAD にアクセスできるようにするために、Oracle HTTP Server を再起動する必要があります。

手順手順手順手順 8: Oracle Workflow Web インタフェース仮想ディレクトリ・マッピングインタフェース仮想ディレクトリ・マッピングインタフェース仮想ディレクトリ・マッピングインタフェース仮想ディレクトリ・マッピングの検証(オプション)の検証(オプション)の検証(オプション)の検証(オプション)

Oracle Workflow には、ファイル・システム上の Oracle Workflow JAR ファイルを指す/OA_JAVA/という仮想ディレクトリ・マッピングが、Web リスナーにある必要があります。JAR ファイルは、中間層の Oracle ホームの <ORACLE_HOME>/jlibというディレクトリにあります。Java コードは、Oracle Workflow Middle Tier コンポーネントをインストールするときに、Oracle Universal Installer によってこのディレクトリに自動的にインストールされます。

また、Oracle Workflow には、ファイル・システム上の Oracle Workflow アイコン領域を指す、/OA_MEDIA/という仮想ディレクトリ・マッピングも必要です。このアイコン領域は、中間層の Oracle ホーム内の <ORACLE_HOME>/wf/java/oracle/apps/fnd/wf/icons/です。Oracle Workflow の Web インタフェースで必要なすべてのアイコンと gif ファイルは、/OA_MEDIA/仮想ディレクトリに格納される必要があります。

Oracle Workflow Middle Tier コンポーネントを Oracle HTTP Server と同じ Oracle ホームにインストールした場合は、/OA_JAVA/および /OA_MEDIA/仮想ディレクトリ・マッピングがデフォルトで設定されます。これらのディレクトリ・マッピングを検証し、必要に応じてディレクトリ・マッピングを追加します。

1. 必要な仮想ディレクトリ・マッピングを Oracle HTTP Server に追加するには、jlibディレクトリおよび Oracle Workflow アイコン領域のエイリアスを<ORACLE_HOME>/wf/admin/wf.confファイルに追加します。この構成ファイルのパスは、Oracle HTTP Server の動作を定義するために、<ORACLE_HOME>/Apache/Apache/conf/oracle_apache.confファイルにも指定する必要があります。次の書式を使用して、エイリアスを追加します。

UNIX の場合

Alias /OA_JAVA/ "<$ORACLE_HOME>/jlib/"Alias /OA_MEDIA/ "<$ORACLE_HOME>/wf/java/oracle/apps/fnd/wf/icons/"

注意注意注意注意 : 以前の一部のリリースでは、Oracle Workflow の仮想ディレクトリ・マッピングを手動で追加する必要がありました。リリース 2.6.3 では、これらの仮想ディレクトリ・マッピングはデフォルトで設定されます。このデフォルトのマッピングを検証し、必要な場合にのみディレクトリ・マッピングを追加または編集します。

Oracle Workflow Server および Middle Tier 1-15

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

たとえば、次のようになります。

...## Aliases: Add here as many aliases as you need (with no limit). # The format is# Alias fakename realname#...Alias /OA_JAVA/ "/oracle/jlib/"Alias /OA_MEDIA/ "/oracle/wf/java/oracle/apps/fnd/wf/icons/"...

Windows NT の場合

Alias /OA_JAVA/ "<ORACLE_HOME>¥jlib/"Alias /OA_MEDIA/ "<ORACLE_HOME>¥wf¥java¥oracle¥apps¥fnd¥wf¥icons/"

たとえば、次のようになります。

...## Aliases: Add here as many aliases as you need (with no limit). # The format is# Alias fakename realname#...Alias /OA_JAVA/ "C:¥oracle¥jlib/"Alias /OA_MEDIA/ "C:¥oracle¥wf¥java¥oracle¥apps¥fnd¥wf¥icons/"...

2. Oracle HTTP Server を再起動します。

注意注意注意注意 : 各エイリアス名および物理ディレクトリ・パスの末尾には、必ずスラッシュ(/)を付けてください。

1-16 Oracle Workflow for Oracle Database インストレーション・ノート

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

手順手順手順手順 9: Oracle Workflow HTML ヘルプの設定ヘルプの設定ヘルプの設定ヘルプの設定Oracle Workflow では、各 Web ページにある「ヘルプ」ボタンで HTML ヘルプにアクセスできます。表示される HTML ヘルプは、場面に応じた内容が表示されますが、Oracle Workflow ドキュメントの全内容にもリンクしています。

Oracle Workflow Middle Tier コンポーネントをインストールすると、Oracle Universal Installer によって、HTML ヘルプを含む zip ファイルが中間層の Oracle ホームにあるWorkflow ディレクトリにコピーされます。この zip ファイルは、<ORACLE_HOME>/wf/wfdoc.zipです。HTML ヘルプを設定するには、zip ファイルからdoc ディレクトリ・ツリーを解凍し、ファイル・システム上のドキュメント領域を指す/OA_DOC/という仮想ディレクトリ・マッピングが、Web リスナーにあることを検証します。

Oracle Workflow を Oracle HTTP Server と同じ Oracle ホームにインストールした場合は、/OA_DOC/仮想ディレクトリ・マッピングがデフォルトで設定されます。このデフォルトのディレクトリ・マッピングを検証し、必要に応じてディレクトリ・マッピングを追加します。

1. 解凍ユーティリティを使用して、zip ファイルから中間層の Oracle ホームの Workflowディレクトリに doc ディレクトリ・ツリーを解凍します。この zip ファイルを解凍するには、 低 7MB の空きディスク領域が必要です。

作成される doc ディレクトリ・ツリーには、Oracle Workflow ドキュメント領域(<ORACLE_HOME>/wf/doc)および次のサブディレクトリが含まれます。

� <ORACLE_HOME>/wf/doc/<lang>/wf: Oracle Workflow のオンライン・ヘルプ

� <ORACLE_HOME>/wf/doc/<lang>/wfcust: カスタム・ヘルプ。カスタマイズした Workflow ヘルプをこのディレクトリに追加することもできます。

2. (オプション)doc ディレクトリ・ツリーを解凍したら、zip ファイルは削除してもかまいません。

3. (オプション)ファイル・システムの新しい Oracle Workflow ドキュメント領域を指す/OA_DOC/という仮想ディレクトリ・マッピングが Web リスナーにあることを検証し、必要に応じてこのディレクトリ・マッピングを追加します。

注意注意注意注意 : doc ディレクトリ・ツリーは、PC のファイル・システム上にインストールすることもできます。ご使用の PC 上に、HTML ヘルプ用のディレクトリを作成します。次に、HTML ヘルプの zip ファイル(wfdoc.zip)を、Oracle ホーム内のWorkflow サブディレクトリから PC 上の新規に作成したディレクトリに移動します。解凍ユーティリティを使用して、zip ファイルの doc ディレクトリ・ツリーをそのディレクトリに解凍します。

Oracle Workflow Server および Middle Tier 1-17

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

� Oracle HTTP Server の <ORACLE_HOME>/wf/admin/wf.confファイルに Oracle Workflow ドキュメント領域のエイリアスがあることを確認します。この構成ファイルのパスは、Oracle HTTP Server の動作を定義するために、<ORACLE_HOME>/Apache/Apache/conf/oracle_apache.confファイルにも指定する必要があります。必要に応じて、次の書式を使用してエイリアスを追加します。

UNIX の場合

Alias /OA_DOC/ "<$ORACLE_HOME>/wf/doc/"

たとえば、次のようになります。

...## Aliases: Add here as many aliases as you need (with no limit). # The format is# Alias fakename realname#...Alias /OA_DOC/ "/oracle/wf/doc/"...

Windows NT の場合

Alias /OA_DOC/ "<ORACLE_HOME>¥wf¥doc/"

たとえば、次のようになります。

...## Aliases: Add here as many aliases as you need (with no limit). # The format is# Alias fakename realname#...Alias /OA_DOC/ "C:¥oracle¥wf¥doc/"...

注意注意注意注意 : 以前の一部のリリースでは、Oracle Workflow の仮想ディレクトリ・マッピングを手動で追加する必要がありました。リリース 2.6.3 では、これらの仮想ディレクトリ・マッピングはデフォルトで設定されます。このデフォルトのマッピングを検証し、必要な場合にのみディレクトリ・マッピングを追加または編集します。

1-18 Oracle Workflow for Oracle Database インストレーション・ノート

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

� エイリアスを追加したら、Oracle HTTP Server を再起動します。

4. Web リスナーに /OA_DOC/仮想ディレクトリ・マッピングを追加すると、どの Oracle Workflow Web ページからでも、「ヘルプ」ボタンで HTML ヘルプにアクセスできます。仮想パスを Web リスナーのベース URL に追加して、任意の HTML ヘルプ・ファイルに直接アクセスすることもできます。

Oracle Workflow オンライン・ヘルプの目次ページへのパスは次のようになります。

http://<server_name>[:<portID>]/OA_DOC/<lang>/wf/toc.htm

Oracle Workflow カスタム・ヘルプの目次ページへのパスは次のようになります。

http://<server_name>[:<portID>]/OA_DOC/<lang>/wfcust/wfcust.htm

5. (オプション)カスタム・ヘルプを追加する場合は、wfcustディレクトリのプレースホルダ・ファイル(wfcust.htm)を独自のヘルプ・ファイルに置き換えることができます。カスタム・ヘルプのメイン・エントリ・ポイントとなる HTML ファイルには、wfcust.htmという名前を付け、contentsという名前のアンカーを含める必要があります。カスタム・ヘルプは、Oracle Workflow ヘルプの目次ページにある「カスタム・ヘルプ」リンクからアクセスできます。

注意注意注意注意 : 各エイリアス名および物理ディレクトリ・パスの末尾には、必ずスラッシュ(/)を付けてください。

Oracle Workflow Server および Middle Tier 1-19

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

手順手順手順手順 10: 既存のユーザー情報の既存のユーザー情報の既存のユーザー情報の既存のユーザー情報の Oracle Internet Directory への移行(オプション)への移行(オプション)への移行(オプション)への移行(オプション)以前の Oracle Workflow をアップグレードし、初めて Oracle Internet Directory と統合する場合は、既存の Workflow ユーザー情報を Oracle Internet Directory に移行します。

OID への既存の Oracle Workflow のユーザー情報の移行を一度だけ実行して、シングル・サインオンおよびシングル管理を使用可能にする必要があります。WF_LOCAL_USERS およびユーザー情報が保存されているその他のユーザー表から必要なデータをすべて移行するようにします。移行の実行後は、OID を介してのみユーザー情報を管理します。

OID には ldifmigrator という移行ツールがあります。このツールを使用するには、必要に応じて置換変数を使用して、データベースのユーザー情報を中間 LDAP Data Interchange Format(LDIF)ファイルに抽出する必要があります。ldifmigrator ツールは、実行時に指定された引数または LDAP ディレクトリから取得された情報に基づいて置換することにより、ファイル内の中間エントリを実際の LDIF エントリに変換します。ldifmigrator によって作成された LDIF ファイルは、OID バルク・ツールを使用して OID にアップロードできます。

ldifmigrator、中間 LDIF ファイルに必要な書式、および OID バルク・アップロード・ツールの詳細は、『Oracle Internet Directory 管理者ガイド』の「付録 A: LDIF およびコマンドライン・ツールの構文」を参照してください。

注意注意注意注意 : Oracle Workflow を新規にインストールする場合は、Workflow のデモンストレーション用ユーザーのユーザー名とパスワードで Oracle Workflow にアクセスする場合を除き、この手順を実行する必要はありません。Oracle Workflow が OID に統合されたときにデモンストレーション用ユーザーとしてアクセスできるようにするには、 初にこれらのユーザーにシードされたユーザー情報を OID に移行する必要があります。

1-20 Oracle Workflow for Oracle Database インストレーション・ノート

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

手順手順手順手順 11: Oracle Workflow のユーザー・インタフェースへのアクセスのユーザー・インタフェースへのアクセスのユーザー・インタフェースへのアクセスのユーザー・インタフェースへのアクセス Oracle Workflow の Web ページを呼び出すには、適切なプロシージャと引数を Workflow Web エージェントのベース URL に追加します。Oracle Workflow のインストールと構成が完了したら、有効なユーザーとして Oracle Workflow ホーム・ページに接続し、ベースURL を検証できます。

http://<host:portID>/pls/wf/wfa_html.home

Oracle Workflow とワークフロー・プロセスのデモンストレーションをインストールすると、デモンストレーション用データ・モデルもインストールされ、一連のデモンストレーション用ユーザーがディレクトリ・サービスにシードされます。シードされるデモンストレーション用ユーザーは、sysadmin、wfadmin、blewis、cdouglas、kwalkerおよびspiersonです。各ユーザーのパスワードは、ユーザー名と同じです。Oracle Workflow のWeb ページへの接続は、どのユーザー名とパスワードの組合せを使用した場合でも認証され

注意注意注意注意 : Oracle Workflow の Web ページにアクセスするには、Workflow Web エージェントが定義されている必要があります。Workflow Web エージェントを Workflow Configuration Assistant に入力していない場合は、wftoken.sqlスクリプトを使用してこの値を手動でロードすることができます。このスクリプトは、Oracle ホームの wf/sql サブディレクトリにあります。SQL*Plus を使用して Oracle Workflow データベース・アカウントに接続し、次のコマンドを使用してスクリプトを実行します。

sqlplus <username>/<pwd> @wftoken WF_WEB_AGENT <web_agent_value>

<web_agent_value>を次の書式の Workflow Web エージェント名に置き換えます。

http://<host:portID>/pls/wf

<host:portID>は、Web リスナーが要求を受け取るサーバーとTCP/IP ポート番号です。wfは、Oracle Workflow Middle Tierのインストール中に作成されるデフォルトの Database Access Descriptor(DAD)です。

注意注意注意注意 : Oracle Workflow アイコン領域への仮想ディレクトリ・マッピングが追加されていない場合には、Oracle Workflow のWeb ページ上のアイコンが正しく表示されないことがあります。

「手順 8: Oracle Workflow Web インタフェース仮想ディレクトリ・マッピングの検証(オプション)」を参照してください。

Oracle Workflow Server および Middle Tier 1-21

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

ます。これらのユーザーが Oracle Workflow の Web ベースのユーザー・インタフェースにフル・アクセスできるように、パブリック権限およびシノニムが作成されます。

� OID をディレクトリ・リポジトリとして統合するために、LDAP の値を Workflow Configuration Assistant に入力した場合は、デモンストレーション用ユーザーが非定型ユーザーとして Workflow ローカル・ディレクトリ・サービス表に作成されます。この場合、デモンストレーション用ユーザーのユーザー名とパスワードを使用して Oracle Workflow Web ページにアクセスする前に、デモンストレーション用ユーザーのユーザー情報を OID に移行する必要があります。「手順 10: 既存のユーザー情報の Oracle Internet Directory への移行(オプション)」を参照してください。

� Oracle Database のユーザーとロールをディレクトリ・リポジトリとして使用する場合は、デモンストレーション用ユーザーがデータベース・アカウントとして作成されます。この場合、デモンストレーション用データベースのユーザー名とパスワードを使用して、Oracle Workflow Web ページへのアクセスが認証されます。

注意注意注意注意 : セキュリティ上の理由から、デモンストレーション用ユーザーのアカウントが作成されると自動的にロックされます。アカウントを使用する前に、wfdemoul.sqlというスクリプトを使用して、それらのアカウントをロック解除する必要があります。このスクリプトは、Oracle ホームの wf/demoサブディレクトリにあります。SQL*Plus を使用して SYSTEM データベース・アカウントに接続し、次のコマンドを使用してスクリプトを実行します。

sqlplus SYSTEM/<SYSTEM pwd> @wfdemoul

SYSTEM アカウントおよびパスワードの詳細は、Oracle データベース管理者に確認してください。

1-22 Oracle Workflow for Oracle Database インストレーション・ノート

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

手順手順手順手順 12: Oracle Workflow Manager へのアクセスへのアクセスへのアクセスへのアクセス Oracle Workflow Server をインストールするときには、Oracle Workflow の管理ツールを提供するために、Oracle Enterprise Manager の Oracle Workflow Manager コンポーネントもインストールされます。Oracle Workflow を Oracle Database ホームにインストールすると、Workflow Configuration Assistant によって Oracle Workflow Manager が構成されます。また、Java 2 Enterprise Edition(OC4J)のために、次の 2 つの Oracle Application Server Container インスタンスが新規に作成されます。

� OC4J_Workflow_Component_Container: このインスタンスには、エージェント・リスナー・サービスのコンポーネントを実行するアプリケーションと、通知メーラー・サービスのコンポーネントを実行するアプリケーションが配置されます。

� OC4J_Workflow_Management_Container: このインスタンスには、Oracle Workflow Manager ユーザー・インタフェースを実装するアプリケーションが配置されます。

Oracle Workflow Manager のユーザー・インタフェースにアクセスするには、次の手順を実行します。

1. 次のコマンドを使用して、OC4J_Workflow_Component_Container インスタンスを開始します。

${ORACLE_HOME}/jdk/bin/java -Djava.security.properties=${ORACLE_HOME}/oc4j/j2ee/home/config/jazn.security.props -jar ${ORACLE_HOME}/oc4j/j2ee/home/oc4j.jar -userThreads -config ${ORACLE_HOME}/oc4j/j2ee/OC4J_Workflow_Component_Container/config/server.xml &

2. 次のコマンドを使用して、OC4J_Workflow_Management_Container インスタンスを開始します。

${ORACLE_HOME}/jdk/bin/java -Djava.security.properties=${ORACLE_HOME}/oc4j/j2ee/home/config/jazn.security.props -jar ${ORACLE_HOME}/oc4j/j2ee/home/oc4j.jar -config ${ORACLE_HOME}/oc4j/j2ee/OC4J_Workflow_Management_Container/config/server.xml &

3. 次の URL にナビゲートします。

http://<host_name>:<port_number>/WFMGRWebApp/uix/oam/wfm/wfmLogin

<host_name>は OC4J がインストールされているホスト・サーバー、<port_number>は$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/OC4J_Workflow_Management_Container/config/http-web-site.xml構成ファイルに指定されている http ポートです。

Oracle Workflow データベースのユーザー名とパスワード、および Oracle Workflow がインストールされているデータベースへの接続文字列を使用してログインします。ホスト名、ポート番号、およびデータベース・システム識別子(SID)を含む接続文字列を次の書式で指定します。

Oracle Workflow Server および Middle Tier 1-23

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

<host_name>:<port_number>:<ORACLE_SID>

必要に応じて、Oracle Workflow Manager が配置されている OC4J インスタンスを停止してから再起動します。OC4J インスタンスを停止するには、次のコマンドを使用します。

${ORACLE_HOME}/jdk/bin/java -jar ${ORACLE_HOME}/oc4j/j2ee/home/admin.jar ormi://<host_name>:<RMI_port> admin welcome -shutdown

<host_name>と <RMI_port>は、停止するインスタンスのホスト・サーバーと RMI(Remote Method Invocation)ポートです。そのインスタンスの rmi.xml構成ファイルに指定されているものを入力します。

� OC4J_Workflow_Management_Container: この構成ファイルは、次の場所にあります。

$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/OC4J_Workflow_Management_Container/config/rmi.xml

� OC4J_Workflow_Component_Container: この構成ファイルは、次の場所にあります。

$ORACLE_HOME/oc4j/j2ee/OC4J_Workflow_Component_Container/config/rmi.xml

手順手順手順手順 13: 追追追追加設定の手順のまとめ加設定の手順のまとめ加設定の手順のまとめ加設定の手順のまとめOracle Workflow のインストール・プロセスが完了したら、ご使用のサイトに応じて追加設定を実行する必要があります。実装する Oracle Workflow の機能に応じて、必須の設定手順とオプションの設定手順は異なります。Oracle Workflow のこれらの設定手順を完了する方法は、『Oracle Workflow 管理者ガイド』の「Oracle Workflow の設定」を参照してください。

このマニュアルの更新情報は、オラクル社カスタマ・サポート・センターへお問い合せください。

1-24 Oracle Workflow for Oracle Database インストレーション・ノート

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

インストール後のインストール後のインストール後のインストール後の Oracle Workflow ディレクトリ・サービス実装の変更ディレクトリ・サービス実装の変更ディレクトリ・サービス実装の変更ディレクトリ・サービス実装の変更Oracle Workflow のインストールおよび構成中に、実装するディレクトリ・サービスのタイプを選択します。つまり、Oracle Internet Directory(OID)および Oracle Application Server Single Sign-On と統合するか、Oracle Database のユーザーとロールを Oracle Workflow のディレクトリ・リポジトリとして使用するかを選択できます。初期インストールとその構成が完了した後で、必要に応じてディレクトリ・サービスの実装を変更することもできます。

詳細は、『Oracle Workflow 管理者ガイド』の「Oracle Workflow の設定」を参照してください。

Oracle Database ユーザーからユーザーからユーザーからユーザーから Oracle Internet Directory への変換への変換への変換への変換1. DBMS_LDAP PL/SQL パッケージがデータベースにロードされていることを確認しま

す。このパッケージは、LDAP サーバーのデータへのアクセスに使用できる関数とプロシージャで構成され、LDAP と同期するために必要です。DBMS_LDAP パッケージがすでにインストールされているかどうかを確認するには、SQL*Plus に接続し、次のコマンドを使用します。

desc DBMS_LDAP

DBMS_LDAP パッケージが存在しない場合は、<ORACLE_HOME>/rdbms/adminディレクトリ内の catldap.sqlスクリプトを実行して、手動でロードします。このスクリプトは SYS ユーザーとして実行します。たとえば、次のコマンドを使用します。

sqlplus "SYS/<SYS password> as sysdba" @$ORACLE_HOME/rdbms/admin/catldap.sql

2. <ORACLE_HOME>/wf/sql/wfdircsv.sqlスクリプトを実行して、OID の統合をサポートする Oracle Workflow ディレクトリ・サービス・ビューを実装します。たとえば、次のコマンドを使用します。

sqlplus owf_mgr/<passwd> @$ORACLE_HOME/wf/sql/wfdircsv.sql

3. 適切な Oracle Workflow セキュリティの関数とプロシージャが含まれる WFA_SEC パッケージをロードします。このパッケージをロードするには、Oracle Workflow データベース・ユーザーとして SQL*Plus にログインし、<ORACLE_HOME>/wf/sql/wfsecssb.sqlスクリプトを実行します。たとえば、次のコマンドを使用します。

sqlplus owf_mgr/<passwd> @$ORACLE_HOME/wf/sql/wfsecssb.sql

4. 以下のパラメータを指定して、Oracle HTTP Server dads.conf ファイルの Oracle Workflow の Database Access Descriptor(DAD)を更新します。Oracle Enterprise Manager を使用して DAD を更新するか、dads.conf ファイルを直接編集します。DAD

Oracle Workflow Server および Middle Tier 1-25

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

名の書式は、/pls/your_Workflow_DADです。例 : /pls/wf

� PlsqlDatabaseUsername: Oracle Workflow のスキーマ

� PlsqlDatabasePassword: Oracle Workflow スキーマのパスワード

� PlsqlDatabaseConnectString: データベース接続文字列

� PlsqlDefaultPage: wfa_html.home

� PlsqlSessionStateManagement: StatelessWithResetPackageState

� PlsqlAuthenticationMode: Basic

5. Oracle Workflow DAD を保護するために、mod_osso 構成ファイルに次のエントリを追加します。「your_Workflow_DAD」は、DAD の名前に置き換えます。

<Location /pls/your_Workflow_DAD> require valid-user authType Basic</Location>

詳細は、『Oracle Application Server Single Sign-On アプリケーション開発者ガイド 』の「mod_osso を使用したアプリケーション開発」に関する項を参照してください。

DAD および mod_osso 構成ファイルを更新したら、Oracle HTTP Server を再起動します。

6. 次の LDAP 設定項目を「グローバル・ワークフロー設定」ページに設定します。詳細は、Oracle Workflow 管理者ガイドの「グローバル・ユーザー設定の設定」を参照してください。

� LDAP ホスト

� LDAP ポート

� LDAP ユーザー名

� LDAP パスワード

� LDAP ChangeLog のベース・ディレクトリ

� LDAP ユーザー・ベース・ディレクトリ

7. 既存の Workflow ユーザー情報を Oracle Internet Directory に移行します。OID への既存の Oracle Workflow のユーザー情報の移行を一度だけ実行して、シングル・サインオンおよびシングル管理を使用可能にする必要があります。WF_LOCAL_USERS およびユーザー情報が保存されているその他のユーザー表から必要なデータをすべて移行してください。移行の実行後は、OID を介してのみユーザー情報を管理します。

OID には ldifmigrator という移行ツールがあります。このツールを使用するには、必要に応じて置換変数を使用して、Oracle データベースのユーザー情報を中間 LDAP Data

1-26 Oracle Workflow for Oracle Database インストレーション・ノート

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

Interchange Format(LDIF)ファイルに抽出する必要があります。ldifmigrator ツールは、実行時に指定された引数または LDAP ディレクトリから取得された情報に基づいて置換することにより、ファイル内の中間エントリを実際の LDIF エントリに変換します。ldifmigrator によって作成された LDIF ファイルは、OID バルク・ツールを使用してOID にアップロードできます。

ldifmigrator、中間 LDIF ファイルに必要な書式、および OID バルク・アップロード・ツールの詳細は、『Oracle Internet Directory 管理者ガイド』の「付録 A: LDIF およびコマンドライン・ツールの構文」を参照してください。

8. WF_LDAP API を使用して、Oracle Workflow ディレクトリ・サービスを OID に定期的に同期させます。手順については、『Oracle Workflow 管理者ガイド』の「Oracle Workflow の設定」で、「Workflow ディレクトリ・サービスと Oracle Internet Directoryの同期」を参照してください。

Oracle Internet Directory からからからから Oracle Database ユユユユーザーへの変換ーザーへの変換ーザーへの変換ーザーへの変換1. データベース・ジョブのうち、WF_LDAP API を実行して Oracle Workflow ディレクト

リ・サービスを OID に同期させるようにスケジュールされているジョブを停止します。詳細は、『Oracle Workflow 管理者ガイド』の「Oracle Workflow の設定」で、

「Workflow ディレクトリ・サービスと Oracle Internet Directory の同期」を参照してください。

2. 以下のパラメータを指定して、Oracle HTTP Server dads.conf ファイルの Oracle Workflow の Database Access Descriptor(DAD)を更新します。Oracle Enterprise Manager を使用して DAD を更新するか、dads.conf ファイルを直接編集します。DAD名の書式は、/pls/your_Workflow_DADです。例 : /pls/wf

� PlsqlDatabaseConnectString: データベース接続文字列

� PlsqlDefaultPage: wfa_html.home

� PlsqlSessionStateManagement: StatelessWithResetPackageState

� PlsqlAuthenticationMode: Basic

mod_plsql データベース認証を有効にするために、データベースのユーザー名またはパスワードを指定していないことを確認します。

3. mod_osso 構成ファイルから Workflow DAD のエントリを削除します。

DAD および mod_osso 構成ファイルを更新したら、Oracle HTTP Server を再起動します。

4. <ORACLE_HOME>/wf/sql/wfdirouv.sqlスクリプトを実行して、Oracle Workflowディレクトリ・サービス・ビューを Oracle Database のユーザーとロールにマッピングします。たとえば、次のコマンドを使用します。

sqlplus owf_mgr/<passwd> @$ORACLE_HOME/wf/sql/wfdirouv.sql

Oracle Workflow Server および Middle Tier 1-27

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Oracle Workflow Server と Oracle Workflow Middle Tier のインストール

wfdirouv.sqlのスクリプトでは、各ネイティブ Oracle Database ユーザーのメール・アドレスが、ユーザー個々のユーザー名に設定されます。 小限の設定手順として、スクリプトの WF_ROLES ビュー定義を編集して、ネイティブ Oracle Database ユーザーを既存のメール・ディレクトリ・ストアにリンクする必要があります。ユーザー名とメール・アカウント名が一致している場合には、WF_USERS ビュー定義のユーザー名に組織のドメイン(「@oracle.com」など)を追加してください。通常、変更する列はWF_USERS の EMAIL_ADDRESS と WF_ROLES の EMAIL_ADDRESS です。詳細は、

『Oracle Workflow 管理者ガイド』の「Oracle Workflow の設定」を参照してください。

5. 適切な Oracle Workflow セキュリティの関数とプロシージャが含まれる WFA_SEC パッケージをロードします。このパッケージをロードするには、Oracle Workflow データベース・ユーザーとして SQL*Plus にログインし、<ORACLE_HOME>/wf/sql/wfsecwsb.sqlスクリプトを実行します。たとえば、次のコマンドを使用します。

sqlplus owf_mgr/<passwd> @$ORACLE_HOME/wf/sql/wfsecwsb.sql

6. 「グローバル・ワークフロー設定」ページの次の LDAP 設定を解除します。詳細は、『Oracle Workflow 管理者ガイド』の「グローバル・ユーザー設定の設定」を参照してください。

� LDAP ホスト

� LDAP ポート

� LDAP ユーザー名

� LDAP パスワード

� LDAP ChangeLog のベース・ディレクトリ

� LDAP ユーザー・ベース・ディレクトリ

1-28 Oracle Workflow for Oracle Database インストレーション・ノート

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Oracle Workflow

2

Oracle Workflow Client

Client 2-1

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Oracle Workflow Client のハードウェアおよびソフトウェア要件

Oracle Workflow Client のハードウェアおよびソフトウェア要件のハードウェアおよびソフトウェア要件のハードウェアおよびソフトウェア要件のハードウェアおよびソフトウェア要件Oracle Workflow Client コンポーネントは、Oracle Workflow Builder とサポート・ファイル

(Oracle Workflow Common Files、Oracle Workflow HTML ヘルプなど)から構成されます。Oracle Workflow Builder は、Microsoft Windows NT、Windows 2000、Windows Server 2003 または Windows XP Professional が稼動している PC 上でワークフロー定義を作成および編集するための、GUI 設計ツールです。ワークフロー定義は、フラット・ファイルに保存できます。PC 上に Oracle Net をインストールしている場合は、Workflow Server のデータベースにも保存できます。Oracle Workflow Builder では、次のハードウェアおよびソフトウェア構成が必要です。

� Oracle Net Client(Oracle Workflow Client インストールに含まれています)

� Required Support Files(Oracle Workflow Client に含まれています)

� 次の条件を満たす IBM、Compaq、または完全に互換性のあるパーソナル・コンピュータ

– 486 以上のプロセッサ

– 動作クロック速度 66Mhz 以上(90Mhz 以上を推奨)

– ネットワーク・カード

– SVGA カラー・モニター

– 論理ドライブとして使用するための、ISO 9660 フォーマットの CD-ROM ドライブ

– Microsoft Windows NT サービス・パック 6a 以上、Windows 2000 サービス・パック 1 以上、Windows Server 2003 または Windows XP Professional

– Oracle Workflow Builder、Oracle Net および Required Support Files をインストールするための 65MB 以上の空きディスク領域

– 低 32MB のメモリー(64MB を推奨)

– Oracle Database 10gクライアントの Oracle ホーム・ディレクトリ

注意注意注意注意 : Oracle TCP/IP Protocol Adapter で必要かつ唯一サポートされるのは、Microsoft 社の TCP/IP ドライバのみです。

注意注意注意注意 : Oracle Workflow Builder は現在、集中してアクセスされるファイル・サーバーにインストールすることはできず、またネットワーク上で他のクライアント PC と共有することもできません。

2-2 Oracle Workflow for Oracle Database インストレーション・ノート

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Oracle Workflow Client のインストール

Oracle Workflow Client のインストールのインストールのインストールのインストール次の手順を実行して、ご使用の PC に Oracle Workflow Client のコンポーネントをインストールします。

手順手順手順手順 1: Oracle Universal Installer を使用したを使用したを使用したを使用した Oracle Workflow Client コンポーネコンポーネコンポーネコンポーネントのインストールントのインストールントのインストールントのインストール

Windows 用の Oracle Database Client の CD から Oracle Universal Installer を実行して、Oracle Workflow Client コンポーネントをインストールします。Oracle Workflow Client コンポーネントは、Windows PC にインストールする必要があるため、Windows 用の Oracle Database Client の CD にのみ含まれています。Oracle Workflow Client コンポーネントを取得するには、Oracle Workflow Server が別のプラットフォームにインストールされている場合でも、この CD からインストールする必要があります。Oracle Universal Installer の実行方法の詳細は、『Oracle Database Client インストレーション・ガイド for Windows』を参照してください。

Oracle Universal Installer で、インストール先として Oracle Database 10gクライアントのOracle ホームを選択し、インストール・タイプとして「管理者」を選択します。Oracle Workflow Client は、このインストール・タイプによってインストールされるコンポーネントの 1 つです。

注意注意注意注意 : Oracle Workflow Builder をインストールするときに、Oracle Workflow Common Files と Oracle Workflow HTML ヘルプも自動的にインストールされます。

注意注意注意注意 : インストール中に、「<filename> の登録中にエラーが発生しました。インストールが完了したら、regsrv32.exe を手動で実行し、このファイルを登録してください。」というエラー・メッセージが表示される場合があります。たとえば、このエラーはwfnvg.ocx ファイルの登録中に発生することがあります。

このエラーが発生した場合は、エラー・メッセージを閉じて、インストールを続行してください。インストールの完了後に、DOSプロンプトから次のコマンドを実行して、指定されたファイルを手動で登録します。

regsvr32 <path>¥<filename>

<path>はファイルへのパス、<filename>は登録するファイルの名前に置き換えてください。通常、wfnvg.ocx ファイルは<ORACLE_HOME>¥binディレクトリにあります。

Oracle Workflow Client 2-3

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Oracle Workflow Client のインストール

手順手順手順手順 2: Oracle Workflow HTML ヘルプの設定(オプション)ヘルプの設定(オプション)ヘルプの設定(オプション)ヘルプの設定(オプション)Oracle Workflow Builder をインストールすると、Oracle Universal Installer によって、HTML ヘルプを含む zip ファイルが Oracle ホームにある Workflow ディレクトリにコピーされます。この zip ファイルは、<ORACLE_HOME>¥wf¥wfdoc.zipです。HTML ヘルプを表示する前に、zip ファイルの doc ディレクトリ・ツリーをファイル・システムに解凍する必要があります。

1. 解凍ユーティリティを使用して、zip ファイルから Workflow ディレクトリに doc ディレクトリ・ツリーを解凍します。この zip ファイルを解凍するには、 低 7MB の空きディスク領域が必要です。

作成される doc ディレクトリ・ツリーには、Oracle Workflow ドキュメント領域(<ORACLE_HOME>¥wf¥doc)および次のサブディレクトリが含まれます。

� <ORACLE_HOME>¥wf¥doc¥<lang>¥wf: Oracle Workflow のオンライン・ヘルプ

� <ORACLE_HOME>¥wf¥doc¥<lang>¥wfcust: カスタム・ヘルプ。カスタマイズした Workflow ヘルプをこのディレクトリに追加することもできます。

2. doc ディレクトリ・ツリーを解凍したら、zip ファイルは削除してもかまいません。

3. Web ブラウザを使用して、HTML ヘルプを参照できるようになりました。

Oracle Workflow オンライン・ヘルプの目次ページへのパスは次のようになります。

¥<ORACLE_HOME>¥wf¥doc¥<lang>¥wf¥toc.htm

Oracle Workflow カスタム・ヘルプの目次ページへのパスは次のようになります。

¥<ORACLE_HOME>¥wf¥doc¥<lang>¥wfcust¥wfcust.htm

Oracle Workflow Builder の「ヘルプ」メニューから「目次」を選択して、Oracle Workflow Builder の状況依存ヘルプを Winhelp 形式で表示することもできます。

4. カスタム・ヘルプを追加する場合は、wfcustディレクトリのプレースホルダ・ファイル(wfcust.htm)を独自のヘルプ・ファイルに置き換えることができます。カスタム・ヘルプのメイン・エントリ・ポイントとなる HTML ファイルには、wfcust.htmという名前を付け、contentsという名前のアンカーを含める必要があります。カスタ

注意注意注意注意 : doc ディレクトリ・ツリーは、PC のファイル・システム上の選択したディレクトリにインストールすることもできます。HTML ヘルプ用のディレクトリを作成します。次に、HTML ヘルプの zip ファイル(wfdoc.zip)を、Oracle ホーム内のWorkflow サブディレクトリから新規に作成したディレクトリに移動します。解凍ユーティリティを使用して、zip ファイルのdoc ディレクトリ・ツリーをそのディレクトリに解凍します。

2-4 Oracle Workflow for Oracle Database インストレーション・ノート

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Oracle Workflow Client のインストール

ム・ヘルプは、Oracle Workflow オンライン・ヘルプの目次ページにある「カスタム・ヘルプ」リンクからアクセスできます。

手順手順手順手順 3: Oracle Workflow Builder のフォントの変更(オプション)のフォントの変更(オプション)のフォントの変更(オプション)のフォントの変更(オプション)日本語などの英語以外の言語で Oracle Workflow Builder をインストールしている場合は、Oracle Workflow Builder のウィンドウで使用されるフォントを言語に適したフォントに変更することができます。変更は、プログラム内のすべてのウィンドウに適用されます。

1. 「表示」メニューから「フォント」を選択し、「フォント」プロパティ画面を表示します。

2. アイコンのラベルとナビゲータ・ツリーに使用するフォントを選択します。「サンプル」領域に、選択したフォントの表示イメージが表示されます。たとえば、Oracle Workflow Builder を日本語で使用する場合は、「MS P ゴシック」を選択します。

3. フォントのスタイルとして、「標準」、「太字」、「斜体」または「太字斜体」を選択します。フォントの中には、フォント・スタイルが制限されるものもあります。

4. 必要なフォント・サイズを指定します。フォントには、フォント・サイズが制限されるものもあります。

5. 「下線」または「取り消し線」チェック・ボックスをオンにして適用します。

6. 操作の完了後に、「OK」を選択します。

7. Oracle Workflow Builder を終了して再起動すると、新しいファント設定が有効になります。

Oracle Workflow Client 2-5

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Oracle Workflow Client のインストール

2-6 Oracle Workflow for Oracle Database インストレーション・ノート


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