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Backup Execに Storage Gateway VTLを繋いでみた 第1.1版 201612月08日 AWS - Windows Users Meetup #1 S3と

Backup ExecにS3とStorage Gateway VTLを繋いでみた

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Page 1: Backup ExecにS3とStorage Gateway VTLを繋いでみた

Backup ExecにStorage Gateway VTLを繋いでみた

第1.1版

2016年12月08日

AWS - Windows Users Meetup #1

S3と

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目次

�自己紹介

�Re:Inventがありました

�Backup Execについて

�Amazon S3にバックアップをとろう

�Storage Gateway VTL概要

�Storage Gateway VTLの設定

�Storage Gateway VTLの利⽤

�まとめ

�おまけ

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自己紹介(1)

� みなさまの心の声が聞こえます…

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自己紹介(2)

� C:¥>whoami►名前:⻑浜 均 (ながはま ひとし)

►業務:オンプレ限定インフラエンジニア 12年目

– Windows Server, バックアップ, ストレージ, Linux etc…

►会社名:メーカー系SIer

►スマホ:Windows 10 Mobile

►AWS歴:半年

►好きなAWSのサービス

►出現率の⾼いJAWS-UGアーキテクチャ専門支部も

► LTはようやく6回目

– 第1回はここでした

AWS Direct

Connect

AWS Storage Gateway

JAWS-UG

CLI専門支部

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re:Inventがありました

� re:InventのMicrosoft関連発表について(1)►Windows Server 2003がまだ使える(セッションNo.WIN301)

やめてー!インターネットには繋がないで!!(個人的な叫び)

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Re:Inventがありました

� re:InventのMicrosoft関連発表について(2)►Azureはありません

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Backup Execについて

�Windowsで動作するバックアップソフトウェア►直感的に操作しやすい

►NTバックアップはBackup Execの簡易版

►Amazon S3のバックアップに対応

►Storage Gateway VTLの利⽤に対応

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Amazon S3にバックアップをとろう(1)

�環境►社内環境ではバックアップできなかった(理由は後述)ため、仮想マシンに

Backup Execをインストール

►EC2だと繋がって当たり前に⾒えるため、Azureに仮想マシンを作りました

►国境もまたいでみました

►Azureの⽅は無料枠が残ってた(本音)

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Amazon S3にバックアップをとろう(2)

� Amazon S3の接続は簡単► IAMからユーザのクレデンシャルファイルをダウンロード

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Amazon S3にバックアップをとろう(3)

� Amazon S3の接続は簡単►クレデンシャルファイルの情報でアカウントを作成

►次の画面でバックアップするバケット名を指定するだけ

► 「サーバー名」はマニュアルに載ってないけど、ヘルプファイルやWebに載ってました

Page 11: Backup ExecにS3とStorage Gateway VTLを繋いでみた

Amazon S3にバックアップをとろう(4)

� Amazon S3の接続は簡単►ストレージの設定は完了!あとはここをバックアップ先に指定してバックアップするだけ!!

►直接S3へ保存することもできますが、クラウドストレージは2次バックアップだよね

Page 12: Backup ExecにS3とStorage Gateway VTLを繋いでみた

Amazon S3にバックアップをとろう(5)

� ジョブの作成も簡単►重複排除ストレージ(ローカルディスク)に保存して、

2次バックアップを複製でS3へ保存!かっこいい!!

Page 13: Backup ExecにS3とStorage Gateway VTLを繋いでみた

Amazon S3にバックアップをとろう(6)

� ところが落とし⽳があって…►Webに接続するためにプロキシを利⽤している環境では

Backup Exec ←→ Amanzon S3 へ通信ができず、ストレージが設定できない!!2016年12月8日時点で未解決

►ブラウザからはAmazon S3に繋がるのに

►Backup ExecはLive Update(http/https通信)できるのに

►Backup ExecとAmazon S3の通信だけできません

►このためAzure仮想マシンから検証しました

� マルチパートアップデートにも対応していません►クラウドストレージへ保存するデータの大きさは5GB以下にしましょう

初期設定は50GBです

� ディスクバックアップだけど「重複排除オプション」に対応していません►複製のときは元の大きさに戻してからS3へバックアップします

►バックアップ設計には注意

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Storage Gateway VTL概要(1)

� Storage Gateway VTLとは?►AWSからマシンイメージをダウンロードしてプライベートクラウド(Hyper-V or ESX)に

展開。または、MarketplaceよりEC2の仮想のテープ装置を作成

►バックアップデータは仮想マシンに一時保存された後にAmazon S3へアップロード

►テープメディアをエクスポートすると、Glacierに保存される

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/storagegateway/latest/userguide/storage-gateway-vtl-concepts.html

Page 15: Backup ExecにS3とStorage Gateway VTLを繋いでみた

Storage Gateway VTL概要(2)

� オンプレミスで仮想テープ装置を作成すると…►HPE StoreOnce 5100 48TB System

+ HPE StoreOnce 5100 48TB 容量拡張キット x5 式

►216TB

►33,300,000円 (三千三百三十万円)

� Storage Gateway VTLを使うと►$7081.99=766,768円 ($1=108.27円)

https://calculator.s3.amazonaws.com/index.html?lng=ja_JP で計算https://www.mizuhobank.co.jp/rate/market/historical.html でドル円を計算

►⾦額⽐だと3年半だが、コスト的にはお得!– オンプレは電気代、空調代

– ハードウェアトラブルがある、保守費用もかかる

– 216TB使い切るわけでもない

►2.5TB x 1600スロット = 4PBまで運用可能

►メディアをエクスポートすれば、使える容量は無限

Page 16: Backup ExecにS3とStorage Gateway VTLを繋いでみた

� どんな場面で有用か?

►テープ運⽤のマニュアルから離れられない

►どのデータがどこに保存されているか、明示的にする必要がある

►物理テープ装置だと運用コストが高い!

Storage Gateway VTLを使ってみよう(3)

Page 17: Backup ExecにS3とStorage Gateway VTLを繋いでみた

Storage Gateway VTLの設定(1)

�作成した仮想マシンのIPアドレスを⼊⼒して、アクティベーション►固定IPを指定しないと、IPが変わったら再起動したら再設定

仮想テープの情報も全て消えるため、固定IPは必要

►EC2では自分でEIPを設定する必要あり

Page 18: Backup ExecにS3とStorage Gateway VTLを繋いでみた

Storage Gateway VTLの設定(2)

�名前をタイムゾーンを選定すればゲートウェイの作成は完了

►キャッシュ⽤のストレージの割り当てと、テープを作成すれば利⽤可能

►バックアップサーバからはiSCSIストレージとして接続します

Page 19: Backup ExecにS3とStorage Gateway VTLを繋いでみた

Storage Gateway VTLの設定(3)

� ローカルディスクの設定をすれば作成は完了

►EC2 インスタンスタイプによってはローカルディスクが2つ以下のものがあるため、2つ以上になるようにディスクを追加する。

►安いインスタンスを使ったら、ローカルディスクが1つでした

Page 20: Backup ExecにS3とStorage Gateway VTLを繋いでみた

Storage Gateway VTLの設定(4)

� あとは物理のテープ装置と同じように使うだけ!

Page 21: Backup ExecにS3とStorage Gateway VTLを繋いでみた

Storage Gateway VTLの利⽤(1)

�初回のバックアップは上手く動作したものの…►実際のバックアップデータよりもテープの使⽤容量が多い

►その後、インベントリ(メディアの確認)が終了せず、バックアップジョブが開始しない

►削除手順を間違えて先に仮想マシンを消したら、AWSからStorage Gatewayが削除できないhttp://docs.aws.amazon.com/ja_jp/storagegateway/latest/userguide/deleting-gateway-common.html

►個⼈で検証するには利⽤料⾦が⾼い(EC2で検証したため)

– Glacier関連の操作に24時間単位で時間がかかる

►その結果…

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Storage Gateway VTLの利⽤(2)

� 2ヶ月の請求が$119.05になりました(自腹!!)

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まとめ(1)

� バックアップソフトウェア側にAmazon S3の接続が用意されているため、簡単にバックアップ先にできる

� テープ運⽤から離れられないお客様にはStorage Gateway VTLが提案できる

� でも、業務時間外に自腹で検証するには時間が足りない、お⾦も⾜りない

�不明なところもあるため、サポートに聞いてみたい

Page 24: Backup ExecにS3とStorage Gateway VTLを繋いでみた

まとめ(2)

� Developerサポートプランに自腹で加入(more 自腹!!!)►またお⾦が⾶んでいく…

Page 25: Backup ExecにS3とStorage Gateway VTLを繋いでみた

おまけ(1)

� Backup ExecからAzureにバックアップしてみたくて、最新版をインストール►最新Backup Exec16からAzureも保存できるようになったそうで

►特定のHotfixが適⽤されていると起動できない。という不具合を乗り越えて– http://www.veritas.com/docs/000116721

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おまけ(2)

� Azureでストレージアカウントを作成してキーをコピー

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おまけ(3)

�選べるようになってる!果たしてその結果は…?

Page 28: Backup ExecにS3とStorage Gateway VTLを繋いでみた

おまけ(4)

“対象外”のため

どこかのAzureのイベントでLTやります!!

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ご清聴、ありがとうございました。