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旅のことば 認知症とともによりよく生きるためのヒント 井庭 崇(Takashi Iba) 慶應義塾大学 総合政策学部 准教授 国際大学GLOCOM客員研究員 岡田 誠(Makoto Okada) 富士通研究所 国際大学GLOCOM客員研究員 with 慶應義塾大学 井庭崇研究室

『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

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認知症とともによりよく生きるためのパターン・ランゲージ『旅のことば』の紹介です。 http://tabinokotoba.sfc.keio.ac.jp

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Page 1: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

旅のことば 認知症とともによりよく生きるためのヒント

井庭 崇(Takashi Iba)慶應義塾大学 総合政策学部 准教授 国際大学GLOCOM客員研究員

岡田 誠(Makoto Okada)富士通研究所

国際大学GLOCOM客員研究員

with 慶應義塾大学 井庭崇研究室

Page 2: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

Takashi Iba慶應義塾大学SFC 総合政策学部 准教授 博士(政策・メディア)

井庭 崇

創造社会を支える方法・道具をつくる● 個人・組織・社会が、より創造的になることの支援

● 「パターン・ランゲージ」の研究と実践

パターン・ランゲージRealityリアリティ プラス

Pattern Languages

創造的な未来をつくるための言語

中埜

Nakano H

iroshi

江渡浩一郎

Eto Koichiro

中西泰人

Nakanishi Yasuto

竹中平蔵

Takenaka H

eizō

羽生田栄一

Eiiti Hanyuda

井庭

崇﹇編著﹈

Iba Takashi

定価(本体 2,400円+税)

創造的な社会へ応急処置的な社会から、

中埜 博 江渡浩一郎 中西泰人竹中平蔵 羽生田栄一

井庭 崇

パターン・ランゲージによって、私たちはどのような未来をつくることができるのか?気鋭の社会学者・井庭崇が、中埜博、江渡浩一郎、中西泰人、竹中平蔵、羽生田栄一という各界のフロントランナーを迎え、徹底討論。

読者のリアリティに、新たな知をプラスする

﹇編著﹈

!!

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2025年問題 認知症800万人時代

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5

1.認知症であってもいきいきと暮らしている人たちの

「前向きで実践的な工夫」を広く紹介・共有

!

2.本人・家族・周囲のそれぞれが、具体的にどのような

  行動を起こすことができるのかを記述

!

3.認知症とともに生きることについての社会的な対話を促進

旅のことば 認知症とともによりよく生きるためのヒント

Page 6: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

[みんな]の旅のことば[家族]の旅のことば

[本人]の旅のことば

Page 7: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

1 新しい旅

2 旅への一歩

3 出発のあいさつ

4 旅の計画

5 旅の仲間

6 できることリスト

7 自分の日課

8 自分をあらわす部屋

9 なじみの居場所

10 よい先輩との出会い

11 流れを変える

12 今を楽しむ

13 自己紹介グッズ

14 自分なりの表現

15 ことばのギフト

16 ともに歩む

17 チームリーダー

18 我が家専門家

19 三種のつながり

20 さりげない告白

21 活躍の機会

22 夢への準備

23 おもしろ化

24 いつものおしゃべり

25 見えている世界

26 自分の時間

27 切り替えの工夫

28 悩みのつぶやき

29 特別な日

30 いろんな世代

31 わくわく実行委員会

32 小さな気づき

33 自分の仕事から

34 その場の助っ人

35 見守りサポーター

36 個人的なつきあい

37 ないまぜのイベント

38 仕事をつくる

39 声を届ける

40 ウォーム・デザイン

[みんな]の旅のことば[家族]の旅のことば[本人]の旅のことば

Page 8: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

なじみの居場所家族も知っている外出先をつくる。

認知症だからといって、ずっと家のなかにいるのは気が滅入ってしまいます。同じ場

所に居続けるのはストレスが溜まりやすいものだからです。しかし、あちこち自由に

出かけようとすると、家族が心配するかもしれません。もしかしたら出先で状況がわ

からなくなり、困ってしまうという事態が起きてしまう可能性があるからです。

▼そこで

自分ひとりで行けて、家族も知っている行きつけの場所をつくります。すでにそのよ

うなお気に入りの場所があるのであれば、そこを自分の「なじみの居場所」だと家族

に伝えておきます。そういう場所を思いつかない場合は、家の近くの喫茶店や小さな

美術館など、居心地のよさそうな場所を探すことからはじめます。家族や親しい知人

と一緒に探すと安心です。よさそうな場所が見つかったら、その場にいる店員さんや

常連さんたちに、ひとこと挨拶をしておくと早くなじむことができるでしょう。

▼そうすると

家のほかに居心地のよい場があることで、豊かな時間を過ごすことができます。また、

他の人とともにする時間も増えるでしょう。家族にとっても、いつものなじみの居場

所にいるとわかっていれば安心です。万が一、認知症の症状が出て困ったとしても、

なじみの店員さんや常連さんがいれば、状況を理解して対応してくれるでしょう。

外に出るよりも、家にいることが多くなりました。

▼そのとき

No.9

▷ 36 .個人的なつきあい▷ 34.その場の助っ人

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なじみの居場所家族も知っている外出先をつくる。

認知症だからといって、ずっと家のなかにいるのは気が滅入ってしまいます。同じ場

所に居続けるのはストレスが溜まりやすいものだからです。しかし、あちこち自由に

出かけようとすると、家族が心配するかもしれません。もしかしたら出先で状況がわ

からなくなり、困ってしまうという事態が起きてしまう可能性があるからです。

▼そこで

自分ひとりで行けて、家族も知っている行きつけの場所をつくります。すでにそのよ

うなお気に入りの場所があるのであれば、そこを自分の「なじみの居場所」だと家族

に伝えておきます。そういう場所を思いつかない場合は、家の近くの喫茶店や小さな

美術館など、居心地のよさそうな場所を探すことからはじめます。家族や親しい知人

と一緒に探すと安心です。よさそうな場所が見つかったら、その場にいる店員さんや

常連さんたちに、ひとこと挨拶をしておくと早くなじむことができるでしょう。

▼そうすると

家のほかに居心地のよい場があることで、豊かな時間を過ごすことができます。また、

他の人とともにする時間も増えるでしょう。家族にとっても、いつものなじみの居場

所にいるとわかっていれば安心です。万が一、認知症の症状が出て困ったとしても、

なじみの店員さんや常連さんがいれば、状況を理解して対応してくれるでしょう。

外に出るよりも、家にいることが多くなりました。

▼そのとき

No.9

▷ 36 .個人的なつきあい▷ 34.その場の助っ人

Context

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なじみの居場所家族も知っている外出先をつくる。

認知症だからといって、ずっと家のなかにいるのは気が滅入ってしまいます。同じ場

所に居続けるのはストレスが溜まりやすいものだからです。しかし、あちこち自由に

出かけようとすると、家族が心配するかもしれません。もしかしたら出先で状況がわ

からなくなり、困ってしまうという事態が起きてしまう可能性があるからです。

▼そこで

自分ひとりで行けて、家族も知っている行きつけの場所をつくります。すでにそのよ

うなお気に入りの場所があるのであれば、そこを自分の「なじみの居場所」だと家族

に伝えておきます。そういう場所を思いつかない場合は、家の近くの喫茶店や小さな

美術館など、居心地のよさそうな場所を探すことからはじめます。家族や親しい知人

と一緒に探すと安心です。よさそうな場所が見つかったら、その場にいる店員さんや

常連さんたちに、ひとこと挨拶をしておくと早くなじむことができるでしょう。

▼そうすると

家のほかに居心地のよい場があることで、豊かな時間を過ごすことができます。また、

他の人とともにする時間も増えるでしょう。家族にとっても、いつものなじみの居場

所にいるとわかっていれば安心です。万が一、認知症の症状が出て困ったとしても、

なじみの店員さんや常連さんがいれば、状況を理解して対応してくれるでしょう。

外に出るよりも、家にいることが多くなりました。

▼そのとき

No.9

▷ 36 .個人的なつきあい▷ 34.その場の助っ人

Problem

なじみの居場所家族も知っている外出先をつくる。

認知症だからといって、ずっと家のなかにいるのは気が滅入ってしまいます。同じ場

所に居続けるのはストレスが溜まりやすいものだからです。しかし、あちこち自由に

出かけようとすると、家族が心配するかもしれません。もしかしたら出先で状況がわ

からなくなり、困ってしまうという事態が起きてしまう可能性があるからです。

▼そこで

自分ひとりで行けて、家族も知っている行きつけの場所をつくります。すでにそのよ

うなお気に入りの場所があるのであれば、そこを自分の「なじみの居場所」だと家族

に伝えておきます。そういう場所を思いつかない場合は、家の近くの喫茶店や小さな

美術館など、居心地のよさそうな場所を探すことからはじめます。家族や親しい知人

と一緒に探すと安心です。よさそうな場所が見つかったら、その場にいる店員さんや

常連さんたちに、ひとこと挨拶をしておくと早くなじむことができるでしょう。

▼そうすると

家のほかに居心地のよい場があることで、豊かな時間を過ごすことができます。また、

他の人とともにする時間も増えるでしょう。家族にとっても、いつものなじみの居場

所にいるとわかっていれば安心です。万が一、認知症の症状が出て困ったとしても、

なじみの店員さんや常連さんがいれば、状況を理解して対応してくれるでしょう。

外に出るよりも、家にいることが多くなりました。

▼そのとき

No.9

▷ 36 .個人的なつきあい▷ 34.その場の助っ人

Context

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なじみの居場所家族も知っている外出先をつくる。

認知症だからといって、ずっと家のなかにいるのは気が滅入ってしまいます。同じ場

所に居続けるのはストレスが溜まりやすいものだからです。しかし、あちこち自由に

出かけようとすると、家族が心配するかもしれません。もしかしたら出先で状況がわ

からなくなり、困ってしまうという事態が起きてしまう可能性があるからです。

▼そこで

自分ひとりで行けて、家族も知っている行きつけの場所をつくります。すでにそのよ

うなお気に入りの場所があるのであれば、そこを自分の「なじみの居場所」だと家族

に伝えておきます。そういう場所を思いつかない場合は、家の近くの喫茶店や小さな

美術館など、居心地のよさそうな場所を探すことからはじめます。家族や親しい知人

と一緒に探すと安心です。よさそうな場所が見つかったら、その場にいる店員さんや

常連さんたちに、ひとこと挨拶をしておくと早くなじむことができるでしょう。

▼そうすると

家のほかに居心地のよい場があることで、豊かな時間を過ごすことができます。また、

他の人とともにする時間も増えるでしょう。家族にとっても、いつものなじみの居場

所にいるとわかっていれば安心です。万が一、認知症の症状が出て困ったとしても、

なじみの店員さんや常連さんがいれば、状況を理解して対応してくれるでしょう。

外に出るよりも、家にいることが多くなりました。

▼そのとき

No.9

▷ 36 .個人的なつきあい▷ 34.その場の助っ人

Problem

なじみの居場所家族も知っている外出先をつくる。

認知症だからといって、ずっと家のなかにいるのは気が滅入ってしまいます。同じ場

所に居続けるのはストレスが溜まりやすいものだからです。しかし、あちこち自由に

出かけようとすると、家族が心配するかもしれません。もしかしたら出先で状況がわ

からなくなり、困ってしまうという事態が起きてしまう可能性があるからです。

▼そこで

自分ひとりで行けて、家族も知っている行きつけの場所をつくります。すでにそのよ

うなお気に入りの場所があるのであれば、そこを自分の「なじみの居場所」だと家族

に伝えておきます。そういう場所を思いつかない場合は、家の近くの喫茶店や小さな

美術館など、居心地のよさそうな場所を探すことからはじめます。家族や親しい知人

と一緒に探すと安心です。よさそうな場所が見つかったら、その場にいる店員さんや

常連さんたちに、ひとこと挨拶をしておくと早くなじむことができるでしょう。

▼そうすると

家のほかに居心地のよい場があることで、豊かな時間を過ごすことができます。また、

他の人とともにする時間も増えるでしょう。家族にとっても、いつものなじみの居場

所にいるとわかっていれば安心です。万が一、認知症の症状が出て困ったとしても、

なじみの店員さんや常連さんがいれば、状況を理解して対応してくれるでしょう。

外に出るよりも、家にいることが多くなりました。

▼そのとき

No.9

▷ 36 .個人的なつきあい▷ 34.その場の助っ人

Solution

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なじみの居場所家族も知っている外出先をつくる。

認知症だからといって、ずっと家のなかにいるのは気が滅入ってしまいます。同じ場

所に居続けるのはストレスが溜まりやすいものだからです。しかし、あちこち自由に

出かけようとすると、家族が心配するかもしれません。もしかしたら出先で状況がわ

からなくなり、困ってしまうという事態が起きてしまう可能性があるからです。

▼そこで

自分ひとりで行けて、家族も知っている行きつけの場所をつくります。すでにそのよ

うなお気に入りの場所があるのであれば、そこを自分の「なじみの居場所」だと家族

に伝えておきます。そういう場所を思いつかない場合は、家の近くの喫茶店や小さな

美術館など、居心地のよさそうな場所を探すことからはじめます。家族や親しい知人

と一緒に探すと安心です。よさそうな場所が見つかったら、その場にいる店員さんや

常連さんたちに、ひとこと挨拶をしておくと早くなじむことができるでしょう。

▼そうすると

家のほかに居心地のよい場があることで、豊かな時間を過ごすことができます。また、

他の人とともにする時間も増えるでしょう。家族にとっても、いつものなじみの居場

所にいるとわかっていれば安心です。万が一、認知症の症状が出て困ったとしても、

なじみの店員さんや常連さんがいれば、状況を理解して対応してくれるでしょう。

外に出るよりも、家にいることが多くなりました。

▼そのとき

No.9

▷ 36 .個人的なつきあい▷ 34.その場の助っ人

Solution

なじみの居場所家族も知っている外出先をつくる。

認知症だからといって、ずっと家のなかにいるのは気が滅入ってしまいます。同じ場

所に居続けるのはストレスが溜まりやすいものだからです。しかし、あちこち自由に

出かけようとすると、家族が心配するかもしれません。もしかしたら出先で状況がわ

からなくなり、困ってしまうという事態が起きてしまう可能性があるからです。

▼そこで

自分ひとりで行けて、家族も知っている行きつけの場所をつくります。すでにそのよ

うなお気に入りの場所があるのであれば、そこを自分の「なじみの居場所」だと家族

に伝えておきます。そういう場所を思いつかない場合は、家の近くの喫茶店や小さな

美術館など、居心地のよさそうな場所を探すことからはじめます。家族や親しい知人

と一緒に探すと安心です。よさそうな場所が見つかったら、その場にいる店員さんや

常連さんたちに、ひとこと挨拶をしておくと早くなじむことができるでしょう。

▼そうすると

家のほかに居心地のよい場があることで、豊かな時間を過ごすことができます。また、

他の人とともにする時間も増えるでしょう。家族にとっても、いつものなじみの居場

所にいるとわかっていれば安心です。万が一、認知症の症状が出て困ったとしても、

なじみの店員さんや常連さんがいれば、状況を理解して対応してくれるでしょう。

外に出るよりも、家にいることが多くなりました。

▼そのとき

No.9

▷ 36 .個人的なつきあい▷ 34.その場の助っ人

Consequence

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なじみの居場所家族も知っている外出先をつくる。

認知症だからといって、ずっと家のなかにいるのは気が滅入ってしまいます。同じ場

所に居続けるのはストレスが溜まりやすいものだからです。しかし、あちこち自由に

出かけようとすると、家族が心配するかもしれません。もしかしたら出先で状況がわ

からなくなり、困ってしまうという事態が起きてしまう可能性があるからです。

▼そこで

自分ひとりで行けて、家族も知っている行きつけの場所をつくります。すでにそのよ

うなお気に入りの場所があるのであれば、そこを自分の「なじみの居場所」だと家族

に伝えておきます。そういう場所を思いつかない場合は、家の近くの喫茶店や小さな

美術館など、居心地のよさそうな場所を探すことからはじめます。家族や親しい知人

と一緒に探すと安心です。よさそうな場所が見つかったら、その場にいる店員さんや

常連さんたちに、ひとこと挨拶をしておくと早くなじむことができるでしょう。

▼そうすると

家のほかに居心地のよい場があることで、豊かな時間を過ごすことができます。また、

他の人とともにする時間も増えるでしょう。家族にとっても、いつものなじみの居場

所にいるとわかっていれば安心です。万が一、認知症の症状が出て困ったとしても、

なじみの店員さんや常連さんがいれば、状況を理解して対応してくれるでしょう。

外に出るよりも、家にいることが多くなりました。

▼そのとき

No.9

▷ 36 .個人的なつきあい▷ 34.その場の助っ人

なじみの居場所家族も知っている外出先をつくる。

認知症だからといって、ずっと家のなかにいるのは気が滅入ってしまいます。同じ場

所に居続けるのはストレスが溜まりやすいものだからです。しかし、あちこち自由に

出かけようとすると、家族が心配するかもしれません。もしかしたら出先で状況がわ

からなくなり、困ってしまうという事態が起きてしまう可能性があるからです。

▼そこで

自分ひとりで行けて、家族も知っている行きつけの場所をつくります。すでにそのよ

うなお気に入りの場所があるのであれば、そこを自分の「なじみの居場所」だと家族

に伝えておきます。そういう場所を思いつかない場合は、家の近くの喫茶店や小さな

美術館など、居心地のよさそうな場所を探すことからはじめます。家族や親しい知人

と一緒に探すと安心です。よさそうな場所が見つかったら、その場にいる店員さんや

常連さんたちに、ひとこと挨拶をしておくと早くなじむことができるでしょう。

▼そうすると

家のほかに居心地のよい場があることで、豊かな時間を過ごすことができます。また、

他の人とともにする時間も増えるでしょう。家族にとっても、いつものなじみの居場

所にいるとわかっていれば安心です。万が一、認知症の症状が出て困ったとしても、

なじみの店員さんや常連さんがいれば、状況を理解して対応してくれるでしょう。

外に出るよりも、家にいることが多くなりました。

▼そのとき

No.9

▷ 36 .個人的なつきあい▷ 34.その場の助っ人

Problem

Solution

Consequence

Context

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なじみの居場所家族も知っている外出先をつくる。

認知症だからといって、ずっと家のなかにいるのは気が滅入ってしまいます。同じ場

所に居続けるのはストレスが溜まりやすいものだからです。しかし、あちこち自由に

出かけようとすると、家族が心配するかもしれません。もしかしたら出先で状況がわ

からなくなり、困ってしまうという事態が起きてしまう可能性があるからです。

▼そこで

自分ひとりで行けて、家族も知っている行きつけの場所をつくります。すでにそのよ

うなお気に入りの場所があるのであれば、そこを自分の「なじみの居場所」だと家族

に伝えておきます。そういう場所を思いつかない場合は、家の近くの喫茶店や小さな

美術館など、居心地のよさそうな場所を探すことからはじめます。家族や親しい知人

と一緒に探すと安心です。よさそうな場所が見つかったら、その場にいる店員さんや

常連さんたちに、ひとこと挨拶をしておくと早くなじむことができるでしょう。

▼そうすると

家のほかに居心地のよい場があることで、豊かな時間を過ごすことができます。また、

他の人とともにする時間も増えるでしょう。家族にとっても、いつものなじみの居場

所にいるとわかっていれば安心です。万が一、認知症の症状が出て困ったとしても、

なじみの店員さんや常連さんがいれば、状況を理解して対応してくれるでしょう。

外に出るよりも、家にいることが多くなりました。

▼そのとき

No.9

▷ 36 .個人的なつきあい▷ 34.その場の助っ人

なじみの居場所家族も知っている外出先をつくる。

認知症だからといって、ずっと家のなかにいるのは気が滅入ってしまいます。同じ場

所に居続けるのはストレスが溜まりやすいものだからです。しかし、あちこち自由に

出かけようとすると、家族が心配するかもしれません。もしかしたら出先で状況がわ

からなくなり、困ってしまうという事態が起きてしまう可能性があるからです。

▼そこで

自分ひとりで行けて、家族も知っている行きつけの場所をつくります。すでにそのよ

うなお気に入りの場所があるのであれば、そこを自分の「なじみの居場所」だと家族

に伝えておきます。そういう場所を思いつかない場合は、家の近くの喫茶店や小さな

美術館など、居心地のよさそうな場所を探すことからはじめます。家族や親しい知人

と一緒に探すと安心です。よさそうな場所が見つかったら、その場にいる店員さんや

常連さんたちに、ひとこと挨拶をしておくと早くなじむことができるでしょう。

▼そうすると

家のほかに居心地のよい場があることで、豊かな時間を過ごすことができます。また、

他の人とともにする時間も増えるでしょう。家族にとっても、いつものなじみの居場

所にいるとわかっていれば安心です。万が一、認知症の症状が出て困ったとしても、

なじみの店員さんや常連さんがいれば、状況を理解して対応してくれるでしょう。

外に出るよりも、家にいることが多くなりました。

▼そのとき

No.9

▷ 36 .個人的なつきあい▷ 34.その場の助っ人

Problem

Solution

Consequence

Context

なじみの居場所家族も知っている外出先をつくる。

認知症だからといって、ずっと家のなかにいるのは気が滅入ってしまいます。同じ場

所に居続けるのはストレスが溜まりやすいものだからです。しかし、あちこち自由に

出かけようとすると、家族が心配するかもしれません。もしかしたら出先で状況がわ

からなくなり、困ってしまうという事態が起きてしまう可能性があるからです。

▼そこで

自分ひとりで行けて、家族も知っている行きつけの場所をつくります。すでにそのよ

うなお気に入りの場所があるのであれば、そこを自分の「なじみの居場所」だと家族

に伝えておきます。そういう場所を思いつかない場合は、家の近くの喫茶店や小さな

美術館など、居心地のよさそうな場所を探すことからはじめます。家族や親しい知人

と一緒に探すと安心です。よさそうな場所が見つかったら、その場にいる店員さんや

常連さんたちに、ひとこと挨拶をしておくと早くなじむことができるでしょう。

▼そうすると

家のほかに居心地のよい場があることで、豊かな時間を過ごすことができます。また、

他の人とともにする時間も増えるでしょう。家族にとっても、いつものなじみの居場

所にいるとわかっていれば安心です。万が一、認知症の症状が出て困ったとしても、

なじみの店員さんや常連さんがいれば、状況を理解して対応してくれるでしょう。

外に出るよりも、家にいることが多くなりました。

▼そのとき

No.9

▷ 36 .個人的なつきあい▷ 34.その場の助っ人

← Name (旅のことば)

Page 15: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

これまで共有されてこなかった「工夫」を共有する。

他の人の工夫を 自分の状況に活用できる!

医療・介護の専門知識ではなく、個人の経験に内在している知恵にフォーカス

Page 16: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

工夫を表す「ことば」を用いて 対話が促進される!

「工夫」を新しい「ことば」で表現する。

Page 17: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

1 新しい旅

2 旅への一歩

3 出発のあいさつ

4 旅の計画

5 旅の仲間

6 できることリスト

7 自分の日課

8 自分をあらわす部屋

9 なじみの居場所

10 よい先輩との出会い

11 流れを変える

12 今を楽しむ

13 自己紹介グッズ

14 自分なりの表現

15 ことばのギフト

16 ともに歩む

17 チームリーダー

18 我が家専門家

19 三種のつながり

20 さりげない告白

21 活躍の機会

22 夢への準備

23 おもしろ化

24 いつものおしゃべり

25 見えている世界

26 自分の時間

27 切り替えの工夫

28 悩みのつぶやき

29 特別な日

30 いろんな世代

31 わくわく実行委員会

32 小さな気づき

33 自分の仕事から

34 その場の助っ人

35 見守りサポーター

36 個人的なつきあい

37 ないまぜのイベント

38 仕事をつくる

39 声を届ける

40 ウォーム・デザイン

[みんな]の旅のことば[家族]の旅のことば[本人]の旅のことば

Page 18: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

名前(Name):その工夫を表す新しい「ことば」

状況(Context):特定の状況

問題(Problem):その状況で陥りがちな問題とその原因

解決(Solution):問題への解決策とその実践例

結果(Consequence):問題が解決された後の効果

関連のことば(Related Patterns):その内容に近いものを複数提示

『旅のことば』の読み方

Page 19: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

なじみの居場所家族も知っている外出先をつくる。

認知症だからといって、ずっと家のなかにいるのは気が滅入ってしまいます。同じ場

所に居続けるのはストレスが溜まりやすいものだからです。しかし、あちこち自由に

出かけようとすると、家族が心配するかもしれません。もしかしたら出先で状況がわ

からなくなり、困ってしまうという事態が起きてしまう可能性があるからです。

▼そこで

自分ひとりで行けて、家族も知っている行きつけの場所をつくります。すでにそのよ

うなお気に入りの場所があるのであれば、そこを自分の「なじみの居場所」だと家族

に伝えておきます。そういう場所を思いつかない場合は、家の近くの喫茶店や小さな

美術館など、居心地のよさそうな場所を探すことからはじめます。家族や親しい知人

と一緒に探すと安心です。よさそうな場所が見つかったら、その場にいる店員さんや

常連さんたちに、ひとこと挨拶をしておくと早くなじむことができるでしょう。

▼そうすると

家のほかに居心地のよい場があることで、豊かな時間を過ごすことができます。また、

他の人とともにする時間も増えるでしょう。家族にとっても、いつものなじみの居場

所にいるとわかっていれば安心です。万が一、認知症の症状が出て困ったとしても、

なじみの店員さんや常連さんがいれば、状況を理解して対応してくれるでしょう。

外に出るよりも、家にいることが多くなりました。

▼そのとき

No.9

▷ 36 .個人的なつきあい▷ 34.その場の助っ人

↓名前(Name)

状況(Context)↓

問題(Problem)↓

解決(Solution)↓

結果(Consequence)↓

関連のことば(Related Patterns)↓

Page 20: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

[本人]の旅のことば No.2~15

No.16~32

No.33~40

[家族]の旅のことば

[みんな]の旅のことば

「新しい旅」No.1

3つの視点と、立場を超えた「協働」の実現へ

Page 21: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

「新しい旅」という捉え方

「認知症とともによりよく生きる」ことを、ひとつの「新しい旅」と捉える。

これから大きく生活を変えるからこそ実現できる「新しい旅」。

!

家族で一緒にいる時間が増えることで、これまで以上にお互いの

ことが理解し合えるかもしれません。

!

これから過ごす時間は、何かを失っていく時間ではなく、これま

で得られなかったものを得て、これまでなかったものをつくって

いく時間であると捉えることもできる。

Page 22: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

本プロジェクトについて

慶應義塾大学 井庭崇研究室と、認知症フレンドリージャパン・イニシアチブを支

援する企業のメンバーが、従来の医療・福祉系の枠組みを超え、認知症にかかわ

る課題検討の一環として参加したプロジェクト

井庭 崇(慶應義塾大学SFC)

! with 池澤 努(大日本印刷株式会社)

伊作 太一(慶應義塾大学SFC)

南雲 満友(慶應義塾大学SFC)

諏訪 実奈未(慶應義塾大学SFC)

松本 彩(慶應義塾大学SFC)

鎌田 安里紗(慶應義塾大学SFC)

玉置 南歩(慶應義塾大学SFC)

松村 侑(慶應義塾大学SFC)

金子 智紀(慶應義塾大学SFC)

岡田 誠(富士通研究所)

徳田 雄人(NPO法人認知症フレンドシップクラブ)

庄司 昌彦(国際大学GLOCOM)

田中 克明(コクヨS&T株式会社)

奥井 康文(大日本印刷株式会社)

Page 23: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

認知症のご本人と、介護家族の方へのインタビュー

制作プロセス

Page 24: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

インタビューで出てきた工夫や問題・悩みを整理 既存の枠組みに収束させるのではなく、新たなカテゴリを生むようにする

制作プロセス

Page 25: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

整理して得られた内容の言語化 『旅のことば』のフォーマットで記述する。 それを数ヶ月かけて徹底的にブラッシュアップする。

制作プロセス

Page 26: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

11/4(火)           「認知症フレンドリー社会をどのように実現するのか?」  

                                       @富士通HAB-­‐YU 13:00-­‐16:00  

!11/5-­‐6(水・木)         G7サミット日本後継イベント  

                                       @六本木アカデミーヒルズ 9:30-­‐17:30  

!11/16(日)           認知症パターン・ランゲージによる対話のワークショップ  

                                       @国際大学GLOCOM 14:00-­‐16:30  

!11/21-­‐22(金・土)    SFC  Open  Research  Forum  

                @東京ミッドタウン 10:00-­‐19:00

今後のイベント

Page 27: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

この冊子をきっかけに

自分たちの「旅のことば」を誰かと一緒に書き、周囲と共有し合う。

!

みんなの知恵を寄せ合いながら「旅のことば」を育てる。

!

メールアドレス: [email protected]

ホームページ: http://tabinokotoba.sfc.keio.ac.jp/

さらなる「旅のことば」を求めて

Page 28: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

「パターン・ランゲージ」とは

『旅のことば』の記述形式である【補足】

Page 29: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

何かをつくるとき/実践するときの、状況に応じた判断のセンスを共有・活用する方法。 ! 過去の成功に潜む共通パターンを言語化する。 ! パターン・ランゲージは、いきいきとした「質」を生み出すこ

とを支援する。

パターン・ランゲージ

Page 30: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

状況

問題

解決

問題発見(Problem Finding)

問題解決(Problem Solving)

デザイン (design)

各「パターン」には、問題発見+問題解決の実践知が記述される。

 ・どのような状況(Context)のときに

 ・どのような問題(Problem)が生じやすく

 ・それをどのように解決すればよいのか(Solution)

Page 31: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

ContextProblemSolution

ContextProblemSolution

ContextProblemSolution

ContextProblemSolution

ContextProblemSolutionContext

ProblemSolution

ContextProblemSolution

ContextProblemSolution

ContextProblemSolution

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pattern

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pattern

pattern

pattern

pattern

pattern

個々のパターンは、小さい単位でまとめられている。

パターンは相互に関係し合い、ひとつの言語体系を形成する。

これら全体的で「いきいきとした質」を実現する。

パターン・ランゲージ

Page 32: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

パターン・ランゲージ 1.01970 年代後半~

1980 年代後半~

1990 年代後半~

2000 年代後半~

パターン・ランゲージ 2.0

パターン・ランゲージ 3.0

パターン・ランゲージの歴史

Page 33: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

http://stephania32.wordpress.com/

Christopher Alexander

C. Alexander, S. Ishikawa, M. Silverstein, A Pattern Language: Towns, Buildings, Construction, Oxford University Press, 1977

もともとは、建築の分野で提唱された。

パターン・ランゲージの歴史

Page 34: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

Ward CunninghamKent Beck

Kent Beck & Ward Cunningham, “Using Pattern Languages for Object-Oriented Program”, OOPSLA '87, 1987

Gang of Four

ソフトウェアの分野に応用さえて、この考え方が広まった。

Erich Gamma, Richard Helm, Ralph Johnson, John M. Vlissides, Design Patterns: Elements of Reusable Object-Oriented Software, Addison-Wesley Professional, 1994

パターン・ランゲージの歴史

Page 35: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

ソフトウェアの分野に応用さえて、この考え方が広まった。

パターン・ランゲージの歴史

Page 36: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

さらにほかのデザイン領域、教育、組織などへの応用が始まっている。

パターン・ランゲージの歴史

Page 37: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

Ver. 0.50Presentation Patterns Project

創造的プレゼンテーションのパターン・ランゲージプレゼンテーション・パターン

A Pattern Language for Creative Presentations

Ver. 0.60November, 2012

http://collabpatterns.sfc.keio.ac.jphttp://twitter.com/collabpatterns

[email protected]

Collaboration Patterns Project

創造的コラボレーション

未来への使命感方法のイノベーション伝説をつくる

成長のスパイラル共感のチームづくりレスポンス・ラリー一体感をつくる貢献の領域成長のリターン自発的なコミットメントゆるやかなつながり弱さの共有感謝のことば

創発的な勢いまとまった時間創造の場づくり活動の足あと意味のある混沌アイデアをカタチにインサイド・イノベーターゴールへの道のり臨機応変な動き飛躍のための仕込み

世界を変える力クオリティ・ラインこだわり合う一度こわす期待を超えるファンをつくる広がりの戦略世界の文脈つくり続ける強さ感性を磨く

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33 Ver. 0.60Collaboration Patterns Project

Collaboration Patterns : コ

ラボレーション・パターン ̶ 創造的コラボレーションのパターン・ランゲージ (ver. 0.60)

創造的コラボレーションのパターン・ランゲージコラボレーション・パターン

プレゼンテーション パターン

ラーニング パターン

コラボレーション パターン

井庭研究室では、人間行為のパターン・ランゲージを制作

パターン・ランゲージの歴史

Page 38: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見
Page 39: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

パターン・カードパターン・ランゲージのカード

コラボレーション・パターン カード(日本語版)

Page 40: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

慶應義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)

対話のメディアとしてのパターン・ランゲージ

Page 41: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

対話のメディアとしてのパターン・ランゲージ

Page 42: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

対話のメディアとしてのパターン・ランゲージ

Page 43: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

対話のメディアとしてのパターン・ランゲージ

Page 44: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

パターン・ランゲージRealityリアリティ プラス

Pattern Languages

創造的な未来をつくるための言語

中埜

Nakano H

iroshi

江渡浩一郎

Eto Koichiro

中西泰人

Nakanishi Yasuto

竹中平蔵

Takenaka H

eizō

羽生田栄一

Eiiti Hanyuda

井庭

崇﹇編著﹈

Iba Takashi

パターン・ランゲージ

定価(本体 2,400円+税)

創造的な社会へ応急処置的な社会から、

中埜 博 江渡浩一郎 中西泰人竹中平蔵 羽生田栄一

井庭 崇

パターン・ランゲージによって、私たちはどのような未来をつくることができるのか?気鋭の社会学者・井庭崇が、中埜博、江渡浩一郎、中西泰人、竹中平蔵、羽生田栄一という各界のフロントランナーを迎え、徹底討論。

読者のリアリティに、新たな知をプラスする

﹇編著﹈

パターン・ランゲージ

!!

『パターン・ランゲージ:創造的な未来をつくるための言語』  井庭崇 編著, 中埜博, 江渡浩一郎, 中西泰人, 竹中平蔵, 羽生田栄一,

 慶應義塾大学出版会, 2013

Page 45: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

[みんな]の旅のことば[家族]の旅のことば

[本人]の旅のことば

パターン・ランゲージの学術的な世界においても

世界で初めての応用領域

Page 46: 『旅のことば - 認知症とともによりよく生きるためのヒント』完成披露会見

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1.認知症であってもいきいきと暮らしている人たちの

「前向きで実践的な工夫」を広く紹介・共有

!

2.本人・家族・周囲のそれぞれが、具体的にどのような

  行動を起こすことができるのかを記述

!

3.認知症とともに生きることについての社会的な対話を促進

旅のことば 認知症とともによりよく生きるためのヒント