Upload
-
View
635
Download
1
Embed Size (px)
Citation preview
こんにちは!山本悠滋(@igrep) 25歳♂
Haskellの勉強会を毎月やっとります。
Monadなんてどうってことなかったただの型クラスだった
予めことわるとここでのMonadはプログラミングで使うMonadだった
特にHaskellのMonadが中心だった
※あくまでもMonadを「使う」ことしかしないただのプログラマからの主張である点をご容赦ください。 vim(_ _)mer
Monadなんてどうってことなかったただの型クラスだった
こういう定義の型クラスだった
class Monad m where return :: a -> m a (>>=) :: m a -> (a -> m b) -> m b
ただの型クラスだけど違った
なんか変な使い方ができる
hoge uID = do fname <- lookup uID firstNameDB lname <- lookup uID lastNameDB return $ fname ++ lname
だったり、
ただの型クラスだけど違った
こんなん
foo = do tell ["hello, "] tell ["world!"]
だったり、
ただの型クラスだけど違った
こんなんだったり...。
main = do putStr "こんなんだったり" replicateM_ 3 $ do threadDelay 1000000 putStr "." putStrLn "。"
何がどうなってんの!?
間でなんかしてるだけだった
の場合、
間でなんかしてるだけだった
のところでなんかしてるだけだった。
具体的にはJustかNothingか判定してるだけだった。
間でなんかしてるだけだった
の場合、
間でなんかしてるだけだった
のところで(tellを実行するたびに)なんかしてるだけだった。
具体的には引数に与えたものをログとして追記してるだけだった。
desugarしたらもっと簡単だったlookup uID firstNameDB >>= (\fname -> ...)
>>= がなんかしてる!
やっぱりJustかNothingか判定してる!
ほかも大体一緒だったList: 要素を1個ずつ取り出してる!
State: 関数が返した新しい状態で更新してる!
Parser: 与えられた文字列を消費してる!
IO: なんかいろいろやってる!
ほかも大体一緒だったなんやかんやで大事なことはだいたい>>=の中でやってる!
だからMonadはMonadとしてひとくくりにできる!!
同じなのは例のモナド則。
例のモナド則「実質何もしない」処理(return)があること
例のモナド則
do記法で
do a <- do b <- foo bar b baz a
みたいに書いたり、
例のモナド則
do記法で
do b <- foo do a <- bar b baz a
みたいに結合の仕方に気を使わなくてよくなっていること
(この例と前のスライドの例が必ず同じ意味になること)
違うのは>>=でやってること。
>>=でやってること「例のモナド則」を満たせば何だっていい
およそ「手続き」っぽいものであればなんでもいい。
Stateも、IOも、あるんだよ
>>=でやってること何もしてなくたっていい(Identity Monad)
仕事してなくってもいい(ニート Monad)
複数のMonadがやってることを寄せ集めても(大抵)いい
Monad Transformer
何だったんだ...「何でもいい」から難しい。
なんだかいろいろできるのでまとまらない(ように見える)
そのクセdo記法なんて用意して特別扱い。
まとめHaskellのMonadはあくまでも型クラスだった
大事なことはだいたい>>=でやってた
やってることはみんな違った
みんなちがって、みんないい。
ニートでもいい。
何でもできるからよくわからなくなっていた