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2011731江草由佳 saveMLAK システムチーム (国立教育政策研究所 教育研究情報センター 研究員) 1 MLAK(ムラック)くん by 渡辺ゆきの(http://kumori.info) http://savemlak.jp/ セーブムラック

2011-07-31 saveMLAK紹介

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2011年7月31日江草由佳

saveMLAKシステムチーム(国立教育政策研究所 教育研究情報センター 研究員)

1MLAK(ムラック)くん by 渡辺ゆきの(http://kumori.info)

http://savemlak.jp/

セーブムラック

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saveMLAKプロジェクトとは

• 博物館(Museum)• 図書館(Library)• 文書館(Archives)• 公民館(Kominkan)

= M・L・A・Kの関係者、支援者等の有志によって構成されたプロジェクト– プロジェクトリーダーは岡本真

• NPO/NGOでもなくゆるやかなネットワーク2

M・L・A・K

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元々は・・・• MLAK個別のプロジェクトからスタート• M/L/A/Kそれぞれの施設の被災・救援情報を集約する

いわゆる情報まとめサイトを運営する活動– savelibrary (3/12開設)– savemuseum (3/12開設)– savearchives (3/13開設)– savekominkan (3/16開設)

• 2011年4月にはこの4つのサイトを統合– (複合施設も多く、ひろく教育・文化施設として一緒にやったほうがよいだろう)

• saveMLAK(セーブムラック)としてhttp://savemlak.jp/ を開設 (MediaWiki)

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どうしてはじめたか?(savelibraryを例に)

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被災地での人命救助活動は、プロ(消防、自衛隊等)に。

自分たちは自分達でできること・得意なことをやるしかない!

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現在は・・・• MLAKの震災関連の情報まとめサイトの運営

• 被災したMLAK施設や関係者の支援・支援仲介– 例:本棚に本を戻す作業ボランティア仲介

• 全国のMLAKが今回の震災に対して行なっている活動の推進– 例:東北地方紙を全国の図書館等へ(避難者への情報提供)

• 将来の震災に備えるためにMLAKができる活動の推進

– 例:復旧・減災に役立つノウハウを残す、有事ネットワークの確立、MLAK施設リストの作成

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どんどん活動が広がってきた

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どんな情報をまとめているのか?

• MLAK施設の被害・救援・運営情報– 基本情報:名称、所在地、URLなど

– 被害:どんな被害があったか(人的、施設、コレクション)

– 救援:どんな救援を募集しているか

– 運営:震災後にいつ再開したか、サービス提供状況

• MLAK関連の震災支援活動情報– 例:在籍していなくても利用できる大学図書館の紹介

• MLAK施設の復旧・復興に役立つ情報– 例:復旧作業に必要なものリスト(工具などの)

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どんなことができると期待してはじめた?

• (いろんな人がいろんな思惑ではじめたのでなんとも言えないが・・・)

• 被害情報・救援情報を共有できる(場になれる)• 救援情報と支援者を結ぶ(場になれる)

• 被災地にどんな施設がどれくらいあるかわからない

• 被害情報が得られない• 救援情報が得られない 13

ぶち当たった壁

被災地に迷惑をかけないことを大前提におく=被災地に被害情報を聞く電話等はしない!友人・知人からのメール、twitter等から情報やWeb等など公表情報から情報を入手

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ぶち当たった壁への対応

• 被災地にどんな施設がどれくらいあるかわからない・・・(13,248件登録)– もっていそうなところからもらう

• インターネットミュージアム、公民館年鑑

– とにかく調べて入れる(人海戦術)

• 被害情報が得られない– (わからないものはしょうがないが)

– 知人・Web以外の方法を探る(地方紙・現地張り紙)

• 救援情報が得られない– 現地にヒアリングに行く(現在、3回実施)

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役に立ったか?― すでに役立った事例―

• 支援者の支援(間接支援)に活躍– 本棚メーカーの営業が被災図書館を把握できて本棚救援にすぐに始動できた

– 復旧に役立つものリストの道具セットを被災地訪問者に渡せた

– 被災地のヒアリング部隊の初期情報把握に• 近くのMLAK施設はないか、訪問直前のMLAK施設の状況の把握

• 被害状況の広報に活躍– 開館しない、サービスが完全回復しないことの市民への理解のために利用

• 野田市立図書館の例

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野田市立図書館の例

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千葉県の図書館の被災の広報

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役に立ったか?― 今、今後役に立つと期待―

• MLAK施設リスト– MLAKの施設リスト(地理情報あり)があったら被害がありそうな施設がすぐに把握できる

• 有事(人的)ネットワークの確立– 災害があったさいにすぐに復旧に動ける

• 「記録に残らないものはなかったことになる」– 災害の深刻さのリアリティの継承

– 減災・復旧・復興のためのノウハウの継承

– 文化の復興、継承へ

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さいごに

• saveMLAK wiki はだれでも編集大歓迎です

• 多くの方の編集参加をお待ちしております

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