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実は「確実に届ける」ことが難しいメール。 本ガイドでは、メールの到達率を高める手法、気をつけるべきポイントについて、以下の観点で解説しています。 ・レピュテーション (Reputation) ・インフラ (Infrastructure) ・認証 (Authentication) ・コンテンツ (Content)
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EMAIL DELIVERABILITY GUIDE メールを確実に届けるために
2015/12/01
はじめに これからのメールの役割と重要性
FacebookやTwitterをはじめとするSNSからのお知らせ、Webサービスの登録完了通知、オンラインショップの支払い受領、発送通知メールなど、メールは私たちの生活において欠くことのできない存在です。 メールは今や単なる連絡手段ではなく、商品の売上、顧客・ユーザからの信頼、評価、ブランドさえも左右する主要なビジネスコミュニケーション手段です。
もし100万人の会員を抱えているとして、そのうちの22%*へメッセージが届いていないとしたらビジネスにどういった影響があるでしょうか?ブランドイメージの低下に加え多大な機会損失が発生してしまうことは容易に想像がつくでしょう。
はじめに そんなメールが届いていないとしたら?
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ではメールを確実に届けるためにはどうすればよいのでしょうか? 本ガイドでは以下の観点から到達率を高めるための手法、気をつけるべきことについて解説します。
はじめに メールを確実に届けるために
1. レピュテーション Reputation
2. インフラ Infrastructure
3. 認証 Authentication
4. コンテンツ Content
レピュテーション Reputation
レピュテーションとは、メール送信者の信頼度を表す指標で、到達率に直結します。レピュテーションが低いとブロックされたり、迷惑メールフォルダに入ってしまうリスクが高まります。ISPは以下の様なメトリクスでレピュテーションを判断しています。
1. 質の高いメールを送っているか 2. 送信量は一貫しているか 3. 苦情(Complaint)は少ないか 4. スパムトラップに送っていないか 5. バウンス率は低いか 6. ブラックリストに載っていないか
1. 質の高いメールを送っているか 受信者が受けとりたくなるようなメールをオプトインで送りましょう。 もちろんHTMLの構文は正しく。不正確な場合、フィルタにかかったり、正しく表示されなかったりする恐れがあります。
レピュテーション Reputation
2. 送信量は一貫しているか 一定の送信量、スケジュールを維持しましょう。 送信量が増える場合も徐々に増やします。突然の大量送信はスロットリング(※)を引き起こす可能性があり危険です。 ※スロットリングとは・・・ISPが行う迷惑メール対策のひとつ。特定の送信者から大量にメールを送信された場合、一時的に受信制限を行うこと。
3. 苦情(Complaint)は少ないか 迷惑メール、スパムといったタグが付けられる“苦情”の量は最小限に抑えましょう。少しの増加であってもISPからブロックされるリスクは高まります。送信メールのうち1%未満が理想的です。
4. スパムトラップに送っていないか スパムトラップ、ハニーポットといったアドレスにメールを送らないように気をつけましょう。一度送ってしまうと、レピュテーションは一気に低下し、購入したリストを使用している、あるいはバウンスへの対処が不十分とみなされてしまいます。
5. バウンス率は低いか 低いバウンス率をキープしましょう。 バウンスが少ない=良い送信者を意味します。バウンスが多いとリストの管理が不十分、迷惑メール送信業者とみなされてしまいます。
6. ブラックリストに載っていないか ブラックリストに載らないよう細心の注意を払いましょう。 ブラックリストに載っている場合はISPから大抵ブロックされます。これまで解説した他の項目を守っていればブラックリストに載ることはありませんし、もし載ってしまったとしても、ブラックリストから除いてもらうことはそれほど難しくありません。
レピュテーション Reputation
インフラ Infrastructure
企業のメール環境とは異なり、大量配信のためのメールインフラは複雑かつコストがかかり、管理するためのスタッフも必要になります。特に以下の項目に気をつけましょう。
1. 固定IPアドレスを利用する 2. 十分にセキュアな構成にする 3. フィードバックループを利用する 4. 管理用のメールボックスを用意する 5. 使用するドメインは送信だけでなく、 受信もできるようにしておく
1. 固定IPアドレスを利用する 共有IPアドレスの場合、他の送信者の影響をダイレクトに受けてしまいます。せっかく高いレピュテーションを維持していても台無しになってしまいます。
インフラ Infrastructure
2. 十分にセキュアな構成にする オープンリレーやオープンプロキシは危険です。 業界基準を満たしたネットワーク、サーバを準備する必要があります。
3. フィードバックループを利用する スパム報告などの苦情をISPから送信元にフィードバックする仕組みをフィードバックループ(以降FBL)といいます。主要なISPはFBLに対応しているため積極的に利用しましょう。苦情があったアドレスはリストから削除するなどフィードバックを受けたあとの対応も重要です。
インフラ
Infrastructure
5. 使用するドメインは送信だけでなく、受信もできるようにしておく 使用するドメインにMXレコードを追加し、受信もできる状態にしておきましょう。これが正しく設定されていないと、メールをブロックしてしまうISPもあるためです。
4. 管理用のメールボックスを用意する FBLを利用するには、postmasterやabuseといった管理用のメールボックスを準備する必要があります。FBLに対応していない場合であっても、苦情の受け口として必ず用意してください。
認証
Authentication
SPF 送信者は、事前に送信元のIPアドレスをDNSのサーバに登録しておきます。受信者は、実際に受け取ったIPアドレスがDNSサーバに登録されているかを確認し、正規のIPアドレスから送信されたかを確認します。
DKIM 送信者は、事前に公開鍵をDNSサーバに登録し、メールヘッダに電子署名を付与してメールを送信します。受信者は、DNSサーバから取得した公開鍵を用いてメールヘッダに付与された署名を検証します。
メールの送信元を認証するための技術を利用することにより、迷惑メール扱いを受けるリスクを低減することが可能です。(SMTPはプロトコルの仕様上送信者をなりすますことが可能です。) 代表的な認証技術(送信ドメイン認証)として、以下の2つをご紹介します。いずれも送信元ドメインのDNSサーバのレコードを確認することにより認証します。
Sender
Receiver
認証
送信ドメイン認証イメージ
DNS
受信側メールサーバは、 必要な情報が登録されて いるか送信元ドメインの DNS に問い合わせる
正しい情報が登録 されていたら、認証 完了し受信する
予め必要な 情報をDNS サーバに登録
コンテンツ
Content
単純にメールを送信する、届けるための環境を整えるだけでなく、実際に送信するメールの内容や送り方も非常に重要です。 以下のような項目に注意して送信しましょう。
1. 過剰な送信は控える 2. リストをクリーンに保つ 3. ウェルカムメッセージを送る 4. 関連法を順守する 5. 汎用的な形式で送信する
1. 過剰な送信は控える スケジュールを調整し、過剰な送信は控えましょう。ユーザが自身で受信頻度を変更・選択できるようにすると、なお良いです。
コンテンツ
Content
2. リストをクリーンに保つ バウンスするアドレスや、苦情のあったアドレスはリストから削除しましょう。定期的にユーザに受信の意思を確認し、リストを更新することも重要です。
3. ウェルカムメッセージを送る 購読申込みがあったら、申込み受付メールを送りましょう。 記録として残りますし、エンゲージメント(※)を高めるための第一歩となります。 ※エンゲージメントとは・・・メール送信者/受信者間の関係・信頼の強さを示す指標。
4. 関連法を順守する 日本では迷惑メール防止二法、米国ではCAN-SPAM Actなどメール送信に関する法律があります。それらを順守した内容にしましょう。
コンテンツ
Content
5. 汎用的な形式で送信する どのような環境でも表示可能な形式で送信しましょう。
p HTML/テキスト両方に対応しているか? p モバイルに対応しているか?
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SendGridとは
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