21
Windows ServerのバックアップをBackup ExecでS3とかStorage Gateway VTLに 自動化した話をベースにre:Inventでなにか Windows Server系の発表があれば 宇宙一早いレポートになるかもしれないし 何もないかもしれない話 第1.1版 201612月06日 AWS re:Invent 2016 Recap 御中

Windows ServerのバックアップをBackup ExecでS3とかStorage Gateway VTLに自動化した話をベースにre:InventでなにかWindows Server系の発表があれば宇宙一早いレポートになるかもしれないし何もないかもしれない話

Embed Size (px)

Citation preview

Windows ServerのバックアップをBackup ExecでS3とかStorage Gateway VTLに自動化した話をベースにre:Inventでなにか

Windows Server系の発表があれば宇宙一早いレポートになるかもしれないし

何もないかもしれない話

第1.1版

2016年12月06日

AWS re:Invent 2016 Recap 御中

目次

�自己紹介

�Re:Inventがありました

�Backup Execについて

�Amazon S3にバックアップをとろう

�Storage Gateway VTL概要

�Storage Gateway VTLの設定

�Storage Gateway VTLの利⽤

�まとめ

自己紹介(1)

� C:¥>whoami►名前:⻑浜 均 (ながはま ひとし)

►業務:インフラエンジニア -オンプレ限定-12年目

– Windows Server, バックアップ, ストレージ,Linux etc…

►会社名:メーカー系SIer

►好きなAWSのサービス

►出現率の⾼いJAWS-UGアーキテクチャ専門支部も

► LTはようやく5回目

AWS Direct

Connect

AWS Storage Gateway

JAWS-UG

CLI専門支部

自己紹介(2)

� re:Inventについて►参加してません。弊社からは誰も…。

でも、LTやっていいって書いてあったもん!

Re:Inventがありました(1)

� re:InventのMicrosoft関連発表について(1)►Amazon WorkSpacesでWindows 10 desktop experience環境が利⽤できるようになりました。Office2016も使えます。http://dev.classmethod.jp/cloud/aws/amazon-workspaces-windows10/http://blog.serverworks.co.jp/tech/2016/11/30/ws-w10/

►C# in AWS Lambda

– Azure FunctionのGA対抗?https://aws.amazon.com/jp/about-aws/whats-new/2016/12/aws-lambda-supports-c-sharp/

Re:Inventがありました(2)

� re:InventのMicrosoft関連発表について(2)►Windows Server 2003がまだ使える(セッションNo.WIN301)

インターネットには繋がないで!(個人的な叫び)

�Microsoftではないけど気になった

► PostgerSQL互換のAuroraが出た!

– Microsoft SQL Server互換のAuroraが将来出るといいな

Backup Execについて

� Windowsで動作するバックアップソフトウェア►直感的に操作しやすい

►NTバックアップはBackup Execの簡易版

►Amazon S3のバックアップに対応

– 最新バージョンはAzureも対応したとの情報あり

►Storage Gateway VTLの利⽤に対応

Amazon S3にバックアップをとろう(1)

� Amazon S3の接続は簡単► IAMからユーザのクレデンシャルファイルをダウンロードして情報を⼊⼒

►次の画面でバックアップするバケット名を⼊⼒するだけ

Amazon S3にバックアップをとろう(2)

� Amazon S3の接続は簡単►ストレージの設定は完了!あとはここをバックアップ先に指定してバックアップするだけ!!

Amazon S3にバックアップをとろう(3)

� ところが落とし⽳があって…►Webに接続するためにプロキシを利⽤している環境では

Backup Exec ←→ Amanzon S3 へ通信ができず、ストレージが設定できない!!2016年12月4日時点で未解決

►ブラウザからはAmazon S3に繋がるのに

►Backup ExecはLive Updateできるのに

►Backup ExecとAmazon S3の通信だけできません

� マルチパートアップデートにも対応していません►クラウドストレージへ保存するデータの大きさは5GB以下にしましょう

初期設定では50GBです

Storage Gateway VTL概要(1)

� Storage Gateway VTLとは?►プライベートクラウド(Hyper-V or ESX)、または、EC2に仮想のテープ装置を作成

►バックアップデータは仮想マシンに一時保存された後にAmazon S3へアップロード

►テープメディアをエクスポートすると、Glacierへ保存される

https://docs.aws.amazon.com/ja_jp/storagegateway/latest/userguide/storage-gateway-vtl-concepts.html

Storage Gateway VTL概要(2)

� オンプレミスで仮想テープ装置を作成すると…►HPE StoreOnce 5100 48TB System

+ HPE StoreOnce 5100 48TB 容量拡張キット x5 式

►216TB

►33,300,000円 (三千三百三十万円)

� Storage Gateway VTLを使うと►$7081.99=766,768円 ($1=108.27円)

https://calculator.s3.amazonaws.com/index.html?lng=ja_JP で計算https://www.mizuhobank.co.jp/rate/market/historical.html でドル円を計算

►⾦額⽐だと3年半だが、コスト的にはお得!– オンプレは電気代、空調代

– ハードウェアトラブルがある、保守費用もかかる

– 216TB使い切るわけでもない

►2.5TB x 1600スロット = 4PBまで運用可能

►メディアをエクスポートすれば、使える容量は無限

� どんな場面で有用か?

►テープ運⽤のマニュアルから離れられない

►どのデータがどこに保存されているか、明示的にする必要がある

►物理テープ装置だと運用コストが高い!

Storage Gateway VTLを使ってみよう(3)

Storage Gateway VTLの設定(1)

� 作成した仮想マシンのIPアドレスを⼊⼒して、アクティベーション

Storage Gateway VTLの設定(2)

�名前をタイムゾーンを選定すればゲートウェイの作成は完了

►キャッシュ⽤のストレージの割り当てと、テープを作成すれば利⽤可能

►バックアップサーバからはiSCSIストレージとして接続します

Storage Gateway VTLの設定(3)

� あとは物理のテープ装置と同じように使うだけ!

Storage Gateway VTLの利⽤(1)

� 初回のバックアップは上手く動作したものの…►その後、インベントリ(メディアの確認)が終了しない

►削除手順を間違えて先に仮想マシンを消したら、AWSからStorage Gatewayが削除できないhttp://docs.aws.amazon.com/ja_jp/storagegateway/latest/userguide/deleting-gateway-common.html

►個⼈で検証するには利⽤料⾦が⾼い(EC2で検証したため)

– Storage Gateway VTLにメディアを作成してから使えるようになるまで時間がかかる

– Glacierにエクスポートしては24時間、インポートしては24時間

►その結果…

Storage Gateway VTLの利⽤(2)

� 2ヶ月の請求が$119.05になりました(自腹!!)

まとめ

� Microsoft関連の発表は少なかった?

� バックアップソフトウェア側にAmazon S3の接続が用意されているため、簡単にバックアップ先にできる。

� テープ運用から離れられないお客様にはStorage Gateway VTLが提案できる

� でも、業務時間外に自腹で検証するには負担が大きい

�不明なところもあるため、サポートに聞いてみたい

� 「この辺りをもう少し詳しく聞きたい」と言うのがありましたら、Twitterでつぶやくか、直接お声がけください。►私以外は凄い人が登壇するため、今から逃げたい…。

本日の内容はこちらでもLTします

ご清聴、ありがとうございました。