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メルトブローン不織布について

タピルス株式会社

開米 教充

1

内容

2

1. 最近のトピックス

2. メルトブローン不織布とは

3. フィルター用メルトブローン不織布の開発

4. 今後の課題

1. 最近のトピックス

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不織布全体の国内動向

4

600

620

640

660

680

700

0

100

200

300

400

500

2014 2015 2016 2017 2018

Price(JPY/kg)(kt/Y)

Same production Amount

343

0

20

40

60

80

100

0

50

100

150

200

250

300

2011 2012 2013 2014 2015 2016 2017 2018

(kt/Y) (B JPY/Y)Export Import

60

250

(Ministry of Economy, Trade and Industry) (Ministry of Finance)

日本製不織布は、価格が上がっている ⇒ 高性能・高品質が求められている!

メルトブローン不織布および製品に関する最近のトピックス

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COVID-19発生以来、世界中のマスク、MBNWが不足・マスク価格、MBNW価格(中国)の急騰

MBNW、マスク関連情報が活発化・NONWOVENS REVIEW On-Line(テックタイムス) 掲載記事

2019年1~12月: MBNW 4件、 マスク関連 20件2020年1~9月 : MBNW 21件、 マスク関連 134件

MBNW、マスク関連企業増加・国内: MBメーカーが設備増強、MB新規参入企業、 マスク生産開始企業多数・中国: 新規参入企業急増(Nonwovens Asia)

2020年1~5月 : MBNW 7296社、 マスク関連 70,802社(計約16万社)SYNOPEC社MB設備16ライン導入、第一期工事では12日で設置

2. メルトブローン不織布とは

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メルトブローン法

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押出機で溶融した原料樹脂をダイから押出し、高温・高速のガスにより延伸し、自己接着性不織布を一段階で生産する方法

Process Step

1. Resin is melted and extruded.

2. Resin is blown with hot air.

3. Resin fiber is formed.

4. Fiber is collected and winded.

メルトブローン不織布開発の歴史

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1940年代 高圧スチームジェットで延伸して鉱物繊維が作られる

1951年 US Naval Research Laboratory が高性能フィルター開発のために研究を開始し、現在のMB法の基礎が確立

1965年 ExxonがPP製MBの研究を開始

1971年 Kimberly-Clark等がExxonのライセンスを取得

1972年 ExxonがMB開発を断念

1974年 東燃石油化学(現東燃化学)がExxonの技術を引き継ぎ事業化

メルトブローン法の技術 ~Esso R&E (ExxonMobil R&E)~

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USP3,650,866 USP3,978,185

10

USP3,650,866 USP3,978,185

メルトブローン法の技術 ~Esso R&E (ExxonMobil R&E)~

メルトブローン不織布の特徴

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繊維径が細く、分布を持っている

ノーバインディング不織布(自己接着型)で、接着剤からの溶出がない

繊維径、目付が広範囲でコントロール可能

微孔性、多孔性

風合いに優れ、柔らかくドレープ性にが良好

多様な材料選択が可能(熱可塑性樹脂)

メルトブローン不織布の特徴 ~繊維径、繊維径分布~

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メルトブロー不織布

スパンボンド不織布

0

5

10

15

20

25

30

35

40

0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

(%)

繊維径(μm)

メルトブロー不織布の繊維径分布

平均繊維系4.2μm

メルトブローン不織布の特徴 ~繊維径コントロール~

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メルトブローン不織布の特徴 ~多様な原料選択~

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PMP

PPPE

PBTPA

PPS

PLA

PEEKPES

Good Heat Resistance

Appropriate Raw Material Selection

タピルスの用途

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TAPYRUS

3. フィルター用不織布の開発

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フィルター要求性能

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Requirements for Filter Media+High Collection Efficiency+Low Pressure Drop +High Flow Capability+Longer Life+Less Elution (liquid filtration)+Durability

NW Filter Media液体フィルターとエアフィルターでは捕集機構が異なるが、要求性能は似ている

極細繊維不織布の開発

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長寿命不織布の開発

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Particles are mainly trapped at surface.Particles are trapped at both surface and inside.

長寿命不織布の開発

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高捕集効率・低圧損不織布の開発

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4. 今後の課題

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今後の課題

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1. 新型コロナウィルス鎮静化後の市場変化・ 2003年SARS、2009年新型インフルエンザの二の舞か?

・ 競合メーカーの乱立・ 価格の暴落

マスク国内生産と輸入総量(日本衛生材料工業連合会HP)

今後の課題

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2. 高性能メルトブローン不織布の開発・ 繊維コントロール幅の拡大(液体フィルター)・ 長寿命化対策(液体・エアフィルター)・ 更なる高捕集効率・低圧損化(エアフィルター・マスク)

3. 新規用途展開

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