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県議会だより県県県県議議議会会会会しずおか 2月定例会号 No.109しずおか 本号の内容

  1面 2月定例会ダイジェスト 2~4面 ピックアップ本会議 (2面) 令和2年度一般会計予算の概要     令和2年度一般会計補正予算の概要  5面 県議会ホームページのご案内 議案に対する各会派等の賛否  6面 ピックアップ委員会     県議会だよりに寄せられたご意見     本会議・委員会を傍聴しませんか  7面 県議会トピックス     写真コンクール入賞者発表 県議会クイズ  8面 県議会はこのように活動しています     (ふれあい親子県議会教室の開催ほか)     写真コンクール「春の部」入選作品

令和2年4月26日

県議会のホームページでは、議会の日程や質問議員・項目、インターネット中継、キッズサイト、議員の紹介、本会議や委員会の会議録など、さまざまな情報をお届けしていますので、ぜひご覧ください!!

静岡県議会ホームページ https://www.pref.shizuoka.jp/gikai/静岡県議会 と入力して 検索 してください。

県議会だより写真コンクール 春の部特選「猪鼻湖の春」  撮影者/中沢力男さん(浜松市北区) 撮影地/浜松市北区

2月20日から3月18日まで28日間

の会期で2月定例会を開催しました。

開会日に、知事から令和2年度一

般会計予算案など議案74件が提出さ

れ、そのうち災害および経済対策や

衆議院議員補欠選挙の経費を盛り込

んだ令和元年度一般会計補正予算案

など2議案については緊急を要する

ことから、開会日に質疑および各常

任委員会での審査を行い、翌21日に

可決しました。

2月27日から6日間にわたって行

われた代表質問および一般質問、議

案に対する質疑では21人の議員が登

壇し、知事の政治姿勢や令和2年度

当初予算編成、リニア中央新幹線整

備への対応、新型コロナウイルス感

染症対策など県政全般にわたり活発

な議論を交わしたほか、3月4日に

は多文化共生推進、子ども健全育成

推進の各特別委員会委員長が調査結

果を報告して、知事に政策提言を行

いました。

また、質問最終日の3月5日には

副知事と監査委員の選任についての

知事提出追加議案2件とハンセン病

問題の全面解決を求める請願が提出

され、その後、7つの常任委員会で

詳細な審査を行いました。

閉会日の3月18日には新型コロナ

ウイルスの感染拡大に対する緊急対

策経費を盛り込んだ令和2年度一般

会計補正予算案が追加提出され、総

務、文化観光、厚生、産業の各常任

委員会で審査を行い、本会議で委員

長報告の後、討論を経て採決し、令

和2年度一般会計予算案など75議案

を全て原案どおり可決または同意し、

請願1件を採択しました。

また、同日、委員会提出の静岡県

議会委員会条例の一部を改正する条

例案、国に対する5件の意見書案お

よび3件の決議案が提出され、全て

可決しました。

◎被災者生活再建支援制度の拡充を

 求める意見書

◎スマート農業の推進を求める意見書

◎日米地位協定の見直しを求める意

 見書

◎精神障がい者に対する交通運賃割

 引制度の適用を求める意見書

◎ひきこもり対策のさらなる推進を

 求める意見書

◎新型コロナウイルス感染症対策に

 関する決議

◎リニア中央新幹線整備に関する決議

◎諸田洋之議員に対する問責決議

県立特別支援学校施設整備基本

計画に基づく県立伊豆の国特別支

援学校および県立浜松みをつくし

特別支援学校の設置に伴う条例の

改正です。

◆静岡県立学校設置条例の一部を改

 正する条例

 

防災・減災、国土強き

ょうじん靭化、農林

水産業の成長産業化など、国の補

正予算に伴う経費として275億

8300万円の増額補正を行うと

ともに、災害復旧費等の減額など

をあわせて行うものです。

◆令和元年度一般会計補正予算   

        69億5700万円 

県有建築物の長寿命化等を推進

するための基金の創設に伴う条例

の制定です。

◆静岡県県有建築物長寿命化等推進

 基金条例

2月定例会ダイジェスト

◆令和2年度一般会計予算

        1兆2792億円

令和2年度関係

可決した主な議案

意見書・決議

令和元年度関係

◆令和2年度一般会計補正予算

        23億9700万円

(各予算の概要は2面をご覧ください。)

◆意見書

◆決議

静 岡 県 議 会 だ よ り (2 月定例会号) 平成 31 年 4 月 28 日(日) 第 105 号静 岡 県 議 会 だ よ り (2月定例会号) 令和2年 4月 26日(日) 第 109号 2

 

ピックアップ

本会議2月定例会本会議の質問と答弁から

■会派別議員数(令和2年3月18日現在)

自民改革会議      38人

ふじのくに県民クラブ  19人

公明党静岡県議団    5人

無所属(共産党を含む)  5人

定数68人 現員67人(欠員1人)

2月27日午前

野のざき崎 正し

ょうぞう蔵

(自民改革会議)

2月27日午後

田たぐち口  章あ

きら

(ふじのくに県民クラブ)

2月28日午前

早はやかわ川 育い

くこ子

(公明党静岡県議団)

2月28日午後

山やまもと本 隆た

かひさ久

(無所属)

3月3日午前

藪やぶた田 宏ひ

ろゆき行

(自民改革会議)

3月4日午後

杉すぎやま山 盛も

りお雄

(自民改革会議)

2月28日午後

木きうち内  満み

つる

(自民改革会議)

3月3日午後

小こ

長井由よ

しお雄

(ふじのくに県民クラブ)

3月5日午前

鳥とりさわ澤 由よ

しかつ克

(自民改革会議)

3月2日午前

市いちかわ川 秀ひ

でゆき之

(自民改革会議)

3月3日午後

渡わたせ瀬 典の

りゆき幸

(自民改革会議)

3月5日午前

牧まきの野 正ま

さし史

(公明党静岡県議団)

3月2日午前

良ら

ち知 駿し

ゅんいち一

(

ふじのくに県民クラブ)

3月4日午前

佐さ

ち地 茂し

げと人

(自民改革会議)

3月5日午後

岡おかもと本  護ま

もる

(ふじのくに県民クラブ)

3月2日午後

飯いいだ田

末すえお夫

(自民改革会議)

3月4日午前

宮みやざわ沢

正まさみ美

(自民改革会議)

3月5日午後

森もり

竹たけじろう

治郎

(自民改革会議)

3月3日午前

藤ふじまがり曲 敬た

かひろ宏

(自民改革会議)

3月4日午後

伴ばん   卓す

ぐる

(ふじのくに県民クラブ)

令和2年度一般会計予算の概要 (対前年度当初予算比 +726億円 6.0%増)総額 1兆2792億円人づくり・富づくりを加速するための重点的な取組方針1

(1)政策の推進に向けた組織体制の強化(2)将来にわたって安心な財政運営の堅持

生産性の高い持続可能な行財政運営方針2

議員の異動

辞職(2月21日)

 深ふ

かざわ澤陽よういち一(静岡市清水区)

令和2年度当初予算編成

安全安心な県民生活を築

くための予算編成内容は。

地域防災の要となる自主

防災組織の活動支援と、

次代の防災リーダー育成のた

め、全ての中学生のふじのく

にジュニア防災士の資格取得

に取り組む。登下校時の子ど

もの安全確保のため、通学路

に防犯カメラを設置する自治

会等への助成制度を創設する。

医療人材確保は定年退職後の

医師と医療機関を結びつける

ドクターバンクを設置する。

昨年の台風19号による被害を

踏まえ、河川、道路等の防災・

減災対策を強化し、市町への

交付金の対象に大規模停電対

策の予防伐採等を追加する。

県有施設の資産経営

施設の延床面積を今後30

年で15%削減しても経費

は年百億円不足する。多様な

類型の資産経営の進め方は。

今般策定する個別施設計

画に基づく各施設の長寿

命化の取り組みにより、維持

管理費の縮減や平準化を図る

とともに、今後見込まれるコ

ストに対応する基金を創設し、

修繕や建て替え等に要する安

定的な財源を確保する。全体

最適となる手段や財源配分が

必要なため、全部局による資

産経営委員会を活用するとと

もに、未利用財産の売却や貸

付等による財源確保など、あ

らゆる方策を駆使しながら持

続可能な資産経営に努める。

行 政

QA QA

(1)命を守る安全な地域づくり ・地震・津波対策等減災交付金 ・県土強

き ょ う じ ん

靭化対策事業費(新規) ・通学路防犯カメラ設置事業費助成(新規)

27億円30億円

870万円

●“世界の静岡”を加速化する3つの戦略 ○スポーツを愛する全ての人を惹きつける聖地づくり ○生命・環境を大切にする「水循環」の地域モデルの構築 ○技芸を磨く「才徳兼備」の人づくり

●静岡県をDドリームズ

reams cカム

ome tトゥルー

rue iイン

n Jジャパン

apanの拠点にするための8つの政策

(2)安心して暮らせる医療・福祉の充実 ・社会健康医学推進関連事業費 ・医師確保対策関連事業費 ・発達障害者支援関連事業費

9億4800万円13億1301万円1億7862万円

(3)子どもが健やかに学び育つ社会の形成 ・難聴児等支援関連事業費 ・私立高等学校等授業料減免関連事業 ・ICT教育関連事業費

9748万円87億6727万円2億3760万円

(5)富をつくる産業の展開 ・フーズ・ヘルスケアプロジェクト推進事業費 ・林業イノベーション推進事業費(新規) ・魚介類種苗生産施設整備事業費(新規)

2億9710万円1億600万円

1億6050万円(6)多彩なライフスタイルの提案 ・人と動物との共生推進関連事業費 ・関係人口創出・拡大事業費(新規) ・水道広域化推進プラン策定事業費(新規)

1億2930万円1500万円2200万円

(7)“ふじのくに”の魅力の向上と発信 ・東京2020オリンピック・パラリンピック関連事業費 ・地域ぐるみの文化財保存・活用推進事業費(新規) ・海岸漂着物等対策事業費(新規)

18億9100万円2億4300万円

720万円(8)世界の人々との交流の拡大 ・観光情報プラットフォーム構築事業費 ・スポーツイベント誘客対策強化事業費(新規) ・駿河湾フェリー利活用促進事業費

1億8000万円7200万円

1億2200万円

(4)誰もが活躍できる社会の実現 ・農福連携関連事業費 ・東静岡周辺地区県立中央図書館整備事業費(新規) ・多文化共生関連事業費

3530万円2300万円

1億8961万円

  令和2年度一般会計補正予算の概要 総額 23億9700万円新型コロナウイルス感染症対策に要する経費

(1)感染拡大防止策と医療提供体制の整備 ・新型コロナウイルス感染症対策事業費助成(新規)  ・社会福祉施設等感染症拡大防止対策事業費助成(新規)

1億4410万円1億490万円

(2)中小企業者の支援 ・新型コロナウイルス感染症に係る緊急金融支援関連事業費 18億4800万円

(3)観光誘客対策 ・新型コロナウイルス感染収束緊急観光誘客対策事業費(新規) 3億円

県議会だよりは紙面の都合上質問と答弁の一部を掲載していますが、インターネット中継のページでは全ての質問と答弁など本会議の模様を動画でご覧いただけます。       と入力して静岡県議会 中継 検索

静 岡 県 議 会 だ よ り (2月定例会号) 令和2年 4月 26日(日) 第 109号3

静岡茶の新たな需要創出

リーフ茶の需要が減って

いる。本県茶業を元気に

するためのChaOIプロジ

ェクトの具体的な施策展開は。

コーディネーターによる

フォーラム会員の技術、

アイデア等の結合や助成制度

の創設により革新的商品や新

利用法開発を促進し、ティー

ツーリズム等の新たな仕組み

を作る。再整備する茶業研究

センターは研究開発拠点とし

てAI等先端技術による高付

加価値化等のための技術開発

を推進し、茶業関係者や企業

等を研究面で支援し新しいビ

ジネス展開を促進していく。

中小企業の事業承継支援

地域経済を支える中小企

業の後継者不足は喫緊の

課題である。人材と資金が鍵

となる第三者承継の支援策は。

各商工団体と連携した後

継者養成塾により候補者

を育て、地域を越えて人材情

報を共有し、後継者不在企業

と候補者とが出会う機会を増

やす。税理士等の派遣制度を

創設し金融支援等の専門的相

談体制の充実を図る。制度融

資期間を10年から15年に延ば

し、事業承継特別保証制度に

おける保証料の軽減措置に上

乗せし企業負担を最大ゼロと

する助成制度を創設するなど、

事業承継を行いやすい環境整

備方策をさらに強化していく。

市との連携も視野に入れ取り

組み、世界的技術革新の拠点

形成に全面的に協力していく。

食品・健康増進関連産業の振興

新たに着手するフーズ・

ヘルスケアオープンイノ

ベーションプロジェクトの全

容と今後の具体的取り組みは。

県立大での加齢に伴う虚

弱予防や認知機能改善等

に寄与する新素材の探索機能

を強化するほか、食分野とA

OIプロジェクト等の連携に

産 業

医療機器産業の振興

人材育成や商品開発支援

の実績はあるが事業創出

や医療機器の製造・研究拠点

の誘致は物足りない。山梨県

と連携した産業振興策は。

静岡がんセンターや山梨

大医学部附属病院等医療

現場の需要と両県企業等の技

術等を共有し、県域を超えた

新製品開発に注力し事業創出

や販路開拓に結び付ける。高

齢者の理想的住環境モデルを

ファルマバレーセンター内に

整備し、健康管理や住宅産業

から新企業参入を促す。首都

圏等のICT企業と県内企業

との協業を促進する商談会開

催など本県発の医療健康分野

での革新的技術創出を目指す。

水産漁業の振興

多魚種の不漁で漁業状況

が厳しい中、海洋環境調

査や栽培漁業推進に向けた新

たな種苗生産技術の活用策は。

伊豆東岸等で本年度から

開始したキンメダイの生

息環境調査を拡充し、漁獲の

回復に向けた研究に活用する。

老朽化した調査船の新船建造

では、深海2千mでの観測可

能装置を装備するなど調査機

能を強化する。老朽化した温

水利用研究センター沼津分場

の建て替えは、安定的な種苗

生産や新魚種生産の開発も可

能な最先端の種苗生産技術を

活用した施設に再整備する。

コネクティッド・シティプロジェクト

実証都市の設置は地域経

済の活性化が期待され、

将来的には周辺市町が一体と

なり街づくりを応援する必要

がある。実現に向けた方策は。

令和3年から事業着工さ

れる計画で、部局横断的

チームにより都市計画等の手

続、道路やライフライン、研

究開発環境の整備など事業推

進に係る事業者等からの相談

等に迅速に対応する。静岡が

んセンターを中心とした医療

城下町構想や健康長寿・自立

支援プロジェクト等の先駆的

事業の推進に当たり、実証都

より機能性食品等のさらなる

高付加価値化支援や健康維持

増進産業の展開を図る。同大

でデータヘルス・リビングラ

ボを活用した新事業を創出し、

健康増進事業を先導する人材

を育成する専攻を設ける。さ

らに産学官金のネットワーク

を拡充し研究開発成果を企業

の製品化に結び付ける。

文化・観光

オリンピック・パラリンピック

聖火リレーの成功、競技

会場で観戦できない県民

の大会参加に向けた方策は。

聖火ルートは本県の地域

資源を巡りランナーは全

市町から選出する。障害のあ

る方も参加し地域や世代等を

超えた一体感を演出する。授

業での応援やランナーに伴走

するサポートランナーとして

多くの児童生徒にリレーを体

感してもらう。大会中は大型

スクリーンでの競技中継等を

県内6カ所で実施し、ロード

レース沿道市町での観戦スポ

ット設置や観戦マップによる

情報発信、学校生徒約1万人

の招待により、本物の迫力と

スピード感を体験してもらう。

ビーチ・マリンスポーツの振興

遠州灘等海岸を活用した

スポーツは認知度が低く

大会スポンサーの確保や集客

に課題がある。その振興策は。

浜松市や清水港周辺での

同スポーツの振興機運の

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山梨県との医療健康産業政策連携協定締結式

コネクティッド・シティのイメージ

温水利用研究センター沼津分場での種苗生産

トヨタ自動車による、人々の暮

らしを支える、あらゆるモノや

サービスが情報でつながるこ

とで新たな価値やビジネスモ

デルを生み出し続けることを

目的とした実証都市を裾野市

に設置する構想。さまざまな企

業や研究者と連携し、自動運

転、人工知能技術などを導入・

検証する。

用語解説

コネクティッド・シティプロ

ジェクト

令和2年度から5年間を第1

次戦略計画とし、食を中心とす

る健康増進社会の実現と食と

異なる分野の融合による革新

的技術の創出を目指す。

県民の参加により、健康管理に

関するデータを日常的に蓄積

して分析し、有用な情報を県民

に返すことで、県民の健康生活

の向上を図る。また、このラボ

を活用して、地域企業や意欲的

なベンチャー企業等が行う健

康状態を「見える化」するアプ

リの開発を支援するなど、新

しいビジネスの創出につなげ

る。

用語解説

フーズ・ヘルスケアオープン

イノベーションプロジェクト

データヘルス・リビングラボ

「Cha Open Inno

vation」プロジェクトの

略。本県の茶業を再生するた

め、生産者、茶商、企業、大学・研

究機関などを会員とする「Ch

aOIフォーラム」を組織する

とともに、茶業研究センター内

の研究開発拠点「ChaOI-

PARC」と連携して静岡茶の

新たな価値と需要の創出を推

進する取り組み。

用語解説

ChaOIプロジェクト

国が創設する保証制度。事業承

継時に障害となることが多い

経営者保証(企業が融資を受け

る際に経営者個人を保証人と

すること)を、一定の要件下で

不要とするもの。令和2年4月

から運用開始。

用語解説

事業承継特別保証制度

開催1年前イベントでのボッチャ体験

健康・食イノベーションフォーラム

ティーツーリズム

事業承継セミナー

静 岡 県 議 会 だ よ り (2月定例会号) 令和2年 4月 26日(日) 第 109号 4

交差点内の歩行者の安全確保

交差点を横断中の歩行者

が被害者となる事故の現

状と事故防止対策は。

昨年の2万5千件の人身

事故のうち9百件余りが

交差点内の歩行者が被害者で、

その半数以上が車両右折時の

事故である。防止策の3本柱

の安全教育では、各種交通教

室等で交差点内側の小回り右

折の危険性や安全な右左折方

法を教示する。道路環境整備

では、歩車分離式信号機の導

入、小回り防止ゴム製ポール

や車両を交差点中心まで誘導

する右折誘導線の設置、カラ

ー舗装化を進める。取り締ま

りでは横断歩行者妨害や小回

り右折等を重点的に実施する。

消防団活動の課題と支援

火災に加え、近年、激甚

化する風水害や震災への

対応が求められる消防団活動

の課題への認識と支援方策は。

地域防災の要である消防

団は団員数が減少傾向に

あり団員確保や活動しやすい

環境整備が課題である。その

ため、活動に理解ある事業所

等を表彰するほか議員提案で

制定された条例により消防団

を応援する事業所等の県税を

軽減している。また、詰所や

機材等の整備、消防車運転に

必要な免許取得費等に市町と

連携し財政支援を行っており、

これらにより活動を広く県民

に理解いただくとともに活動

環境整備の支援を行っていく。

伊豆湘南道路構想の実現

平成30年の東から西に進

んだ特異な台風の被害を

受け、静岡・神奈川両県で道

路構想実現への機運が高まっ

てきたが、どう取り組むのか。

台風被害による熱海・小

田原間の沿岸道路の長期

通行止めは社会活動に大きく

影響し、安全安心な道路の必

要性が改めて認識された。道

路構想は伊豆縦貫自動車道等

と交通網を形成し首都圏から

の観光交流拡大や地域経済活

性化に必要である。両県主体

で観光、防災、物流等の視点

で必要性をまとめ、ルートの

本格的検討を始めながら、国

に実現への支援を要望するな

ど早期実現に向け強力に取り

組む。

安全・安心

みと治療や回復に有効な早期

発見・早期対応の方策は。

認知症サポーター等が患

者や家族の外出支援や困

りごとを手伝う取り組みを全

市町に広げる。若年性認知症

の方の就労継続など患者支援

に取り組む企業等を対象に独

自の認定制度を創設する。か

かりつけ医等に対応力向上研

修を実施するほか、住民が介

護予防を行う場への歯科衛生

士等派遣による口内健康の啓

発や専門的知見により早期発

見・早期対応を支援していく。

人工内耳装着後の難聴児支援

先天性聴覚障害には早期

発見・治療・療育が必要

である。3歳までの児童療育

体制の充実に向けた方策は。

新生児の高精度な聴覚検

査実施のため全分ぶ

んべん娩取扱

機関での機器整備を助成する。

人工内耳を装着した児童が効

果的に音声言語を獲得するの

に必要な専門的療育支援を行

う親子教室を県内各地で開催

する。指導者等の対応力向上

支援のため、市町や特別支援

学校に言語聴覚士を派遣し助

言する。令和3年度開学の社

会健康医学大学院大学で難聴

児支援の専門人材を育成する。

高まりを県全域に広げるため、

市町や関係団体による振興会

議で情報を一元的に集約・共

有、県内外に発信し、既存大

会の集客や新たな大会誘致等

につなげる。7月の浜名湖で

のスポーツフィッシング大会

を支援するなど、世界的な魅

力を持つ本県の海を舞台とし

た同スポーツの参加人口拡大

や国内外との交流促進を図る。

教 育

高校と地域の連携

新学習指導要領では社会

に開かれた教育課程が重

要理念だが、県立高校での特

徴的な取り組みと地域とのさ

らなる連携の今後の方向性は。

大学や市、企業と共同で

の地域の企業研究や観光

業者とバスツアーの企画・運

営を行うなど、各校の実情に

応じた取り組みが進められて

いる。今後、保護者代表や地

域住民等の委員により構成さ

れ、学校運営や必要な支援に

関する協議を行う学校運営協

議会制度を全県立高校に導入

し、次代を担う有為な人材育

成の仕組みづくりに取り組む。

ICT教育環境の整備

国が進める児童生徒への

1人1台パソコン等の整

備は保守費用の市町負担など

課題も多いが、環境整備や指

導人材育成にどう取り組むか。

県立学校では令和5年度

までに高速通信ネットワ

ークやタブレットを整備する。

機器の保守管理費用等への補

助制度の充実を国に働き掛け、

市町と連携して県内全体で環

境整備を進める。効果的な活

用に向けた機器操作等の研修

会やオンライン研修により教

員の資質・能力の向上を図り、

デジタル教材活用実践例を紹

介し授業での利用を支援する。

医療・福祉

認知症対策

社会全体で認知症の方や

家族を支えていく取り組

くらし・環境

再犯防止対策の推進

再犯防止対策は安全安心

な街づくりに寄与し、生

きづらさや立ち直りに困難を

抱える人に、地域等とのつな

がりにより更生の機会を提供

するものだが、今後の方策は。

県再犯防止推進計画に基

づき、犯罪をした人等に

対する就労や住居の確保、高

齢や障害、薬物依存等の特性

に応じた医療・福祉サービス

の提供、保護観察中の少年等

に対する復学・進学の支援等

を行う。また、保護司の確保

に努め、関係機関との連携を

強化する。犯罪をした人等が

県民の理解と協力を得ながら

孤立せずに再び社会を構成す

る一員となれるよう支援する。

分譲マンションの適正な管理

今後、老朽化と区分所有

者の高齢化により空室が

増え、資金不足で修繕や解体

ができず廃虚となるマンショ

ン出現が危惧されるが対策は。

予定されるマンション管

理適正化法の改正後、速

やかに管理適正化計画を策定

できるよう準備する。適正な

管理を行うマンションを評価

する認定制度を活用し、新た

な区分所有者の確保や管理組

合活動への参加促進を図るな

ど管理組合の機能が維持され

るよう支援する。市町、マン

ション管理士会等の関係団体

とともに協議会を立ち上げ、

市の管理適正化計画の策定促

進や相談体制の充実等を図る。

新型コロナウイルス感染症対策

県内でも感染者が確認さ

れ県民の不安が高まり産

業にも影響が出ている。県民

の生命を守り、県内経済等の

影響を最小限に抑える対策は。

感染予防策を周知するほ

か各保健所の帰国者・接

触者相談センターが窓口とな

り、感染確定時には感染症指

定医療機関で入院治療を行う。

売り上げ減少等の影響を受け

ている中小企業に対し県制度

融資要件を緩和するとともに、

保証枠の拡大や保証料の軽減

などが受けられるセーフティ

ネット保証4号の指定を国に

要請している。引き続き影響

を的確に把握し国と連携して

必要な対策を迅速に実行する。

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地域との意見交換会(池新田高校)

認知症サポーター養成講座

ビーチサッカー・ビーチバレー(浜松市江之島)

神奈川県の湘南方面から熱海

を経て、三島・沼津方面を結ぶ

新たな道路を建設する構想。物

流の効率化、観光の活性化、雪

害、地震による津波対策等、さ

まざまな分野での整備効果が

期待されている。

用語解説

伊豆湘南道路構想

売上高等が減少している中小

企業・小規模事業者の資金繰り

支援措置として、信用保証協会

が一般保証とは別枠で融資額

の100%を保証する制度。

国は各自治体からの要請を受

け、3月2日に全都道府県を保

証の対象地域に指定した。

用語解説

セーフティネット保証4号

静 岡 県 議 会 だ よ り (2月定例会号) 令和2年 4月 26日(日) 第 109号5

県議会ホームページのご案内 ~開かれた県議会へ~

県議会の日程

本会議インターネット中継(生中継・録画中継)

県議会パンフレット

キッズサイト

政務活動費議長のメッセージ・定例会報告

会議録

県議会トピックス

定例会、臨時会の日程、質問議員、質問項目などをご覧いただけます。

本会議の全日程を動画でご覧いただけます。開会中は生中継で、閉会後も録画中継でお好きな時間にご覧いただけます。また、手話通訳の映像も入っています。

県議会の仕組み等を紹介するパンフレットをご覧いただけます。なお、子供版、英語版も掲載しています。

県議会のことがよく分かる子ども向けのページです。県議会クイズもありますので挑戦してみてください。

政務活動費の収支報告書をご覧いただけます。平成29年度分からは領収書等の証拠書類も公開しています。

定例会の審議内容などを議長が動画で紹介しています。

本会議、委員会の会議録をご覧いただけます。

ふれあい親子県議会教室、高校出前講座など、県議会のさまざまな取り組みを紹介しています。

この他にも、審議結果、議員名鑑など、さまざまな情報を掲載しています。

静岡県議会ホームページ https://www.pref.shizuoka.jp/gikai/「静岡県議会」で 検索 してください!!

議案に対する各会派等の賛否�

議案の分類 議案の名称 審議結果 自改 ふ県 公明無所属

諸田議員

桜井議員

鈴木(節)議員(共産)

大石(健)議員

山本議員

��令和2年度関係 知事提出議案(3月18日議決)                                      � � � � � � (出席議員67人、欠席議員0人)

令和2年度予算

一般会計 /公債管理特別会計 /国民健康保険事業特別会計

可決

○ ○ ○ ○ ○ × ○ ○

自動車税等証紙徴収事務特別会計 /県営住宅事業特別会計 /母子父子寡婦福祉資金特別会計 /心身障害者扶養共済事業特別会計 /中小企業高度化資金貸付事業等特別会計 /林業改善資金特別会計 /沿岸漁業改善資金特別会計 /清水港等港湾整備事業特別会計 /物品調達事務等特別会計 /工業用水道事業会計 /水道事業会計 /地域振興整備事業会計 /県立静岡がんセンター事業会計 /流域下水道事業会計

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

令和2年度補正予算 一般会計 可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

条例の制定知事等の損害賠償責任の一部免責に関する条例/県が設立する公立大学法人に係る地方独立行政法人法第19条の2第4項に規定する条例で定める額を定める条例/地方独立行政法人県立病院機構に係る地方独立行政法人法第19条の2第4項に規定する条例で定める額を定める条例/無料低額宿泊所の設備及び運営の基準に関する条例

可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

条例の一部改正

部設置条例 /地方教育行政の組織及び運営に関する法律第 23条第1項に基づく職務権限の特例に関する条例 /県立職業能力開発施設の設置、運営及び授業料等に関する条例及び職業能力開発促進法第 15条の7第1項ただし書に規定する県立職業能力開発施設以外の施設で行うことができる職業訓練等を定める条例 /水産技術研究所富士養鱒場観覧料徴収条例及び水産技術研究所浜名湖分場体験学習施設の設置及び管理に関する条例 /県立学校設置条例 /職員定数条例及び職員倫理条例 /特別会計職員定数条例 /教育委員会職員等定数条例 /職員の勤務時間、休日、休暇等に関する条例 /議会の議員その他非常勤の職員の公務災害補償等に関する条例 /教職員の特殊勤務手当に関する条例 /後期高齢者医療財政安定化基金条例 /手数料徴収条例 /県立看護専門学校の設置、管理及び授業料等に関する条例等 /工業技術研究所の設置、管理及び使用料に関する条例 /漁港管理条例 /建設事業等市町負担金徴収条例 /事務処理の特例に関する条例 /浄化槽保守点検業者登録条例 /食品衛生法施行条例 /動物の愛護及び管理に関する条例 /薬物の濫用の防止に関する条例 /青少年のための良好な環境整備に関する条例 /金属くず営業条例

可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

条例の廃止 発達障害者支援センター診療所の設置、管理並びに使用料及び手数料に関する条例 /卸売市場条例 可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

契約の締結等 包括外部監査契約 可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

事件・その他 独立行政法人水資源機構の行うかんがい排水事業に対する市の負担額 /流域下水道の維持管理に要する費用の市町の負担額 可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

人事 監査委員の選任 /副知事の選任 同意 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

�令和元年度関係 知事提出議案(2月21日議決)                                      � � � � � � (出席議員68人、欠席議員0人)令和元年度補正予算 一般会計 可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

条例の制定 県有建築物長寿命化等推進基金条例 可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

�令和元年度関係 知事提出議案(3月18日議決)                                      � � � � � (出席議員67人、欠席議員0人)

令和元年度補正予算

公債管理特別会計 / 自動車税等証紙徴収事務特別会計 / 県営住宅事業特別会計 / 母子父子寡婦福祉資金特別会計 /心身障害者扶養共済事業特別会計 /国民健康保険事業特別会計 /中小企業高度化資金貸付事業等特別会計 /林業改善資金特別会計 /清水港等港湾整備事業特別会計 /物品調達事務等特別会計 /工業用水道事業会計 /水道事業会計 /地域振興整備事業会計 /県立静岡がんセンター事業会計 /流域下水道事業会計

可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

条例の一部改正 地域自殺対策緊急強化基金条例 可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

条例の廃止 静清広域都市計画事業静清土地区画整理事業施行規程 可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

契約の締結等 建築工事の請負契約(小笠山総合運動公園静岡アリーナ特定天井改修) 可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

事件・その他 建設事業等に対する市町の負担額の変更 /県営土地改良事業に対する市町の負担額の変更 /権利の放棄 / 県営住宅家賃の支払に関する和解 可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

�議員提出議案(3月18日議決)                                      � � � � � (出席議員67人、欠席議員0人)

条例の一部改正 県議会委員会条例 可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

意見書被災者生活再建支援制度の拡充を求める意見書 /スマート農業の推進を求める意見書 /日米地位協定の見直しを求める意見書 /精神障がい者に対する交通運賃割引制度の適用を求める意見書 /ひきこもり対策のさらなる推進を求める意見書

可決 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

決議新型コロナウイルス感染症対策に関する決議 /リニア中央新幹線整備に関する決議

可決○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

諸田洋之議員に対する問責決議 ○ ○ ○ 除 ○ ○ ○ ○

�請願(3月18日議決)                                      � � � � � (出席議員67人、欠席議員0人)

請願 ハンセン病問題の全面解決を求める請願 採択 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

※1��○:賛成 ×:反対 除:除斥 ※2��自改:自民改革会議、ふ県:ふじのくに県民クラブ、公明:公明党静岡県議団

ピックアップ委員会 常任委員会の質問と答弁から静 岡 県 議 会 だ よ り (2月定例会号) 令和2年 4月 26日(日) 第 109号 6

り高度な人材を求める現場の声

を受け、設計から保守までの一

連の工程を担う生産現場のリー

ダーとなる人材を養成していく。

授業料や入校検定料は、同じく

実学重視である農林環境専門職

大学短期大学部と同額で、家庭

の経済状況に関係なく誰もが入

学可能な額とした。学生募集に

おいては、SNSを活用し若者

に直接訴えかけるとともに、卒

業生を雇用する企業や経済界の

協力も得ていく。

防災、減災のための県土強き

ょう

靱じん

化対策事業の効果は。

道路ののり面対策や冠水対

策などを行うことで、落石

やのり面崩壊による通行止めの

発生回数、車両が冠水箇所に侵

入する危険性の減少などの効果

が見込まれる。また、浸水被害

の危険度が高い河川の堆積土砂

や立ち木の撤去により出水時の

河川水位を下げることで、堤防

からの越水被害や内水被害の軽

減が図られる。さらに、砂防堰えん

堤てい

や流路工に堆積した土砂を撤去

することで、山林などから流れ

出た土砂を受け止める効果を高

めるとともに、出水時の水位の

低下が図られることにより、被

害の軽減が見込まれる。

未就学児童に対する交通安

全対策の事業内容は。

他県における保育園児の列

に車両が衝突するという痛

ましい交通死亡事故の発生を受

6

本会議、委員会ともに県庁本館4階で傍聴できます。

傍聴案内動画

本会議・委員会を傍聴しませんか

開会     6月18日質問     6月23日・29日・30日・7月1日常任委員会  7月3日・6日閉会     7月10日

(        )※日程は、今後変更になる場合があります。

6月定例会

日程および傍聴に関する問い合わせ先県議会事務局議事課 TEL054-221-3481

●農林大学校を専門職大学へ移行することで、農林業経営に革新を起こす人材 を育成するというのは、すごく大事なことだと思います。 また、近年耕作放棄地が増えているように感じます。

●公立・公的医療機関の再編統合について、丁寧に議論して、県民や医療関係 者の不安解消に努めてほしいです。

●県内のさまざまな課題について、真剣な議論がされていることが分かった。●議員の質問に対し、知事をはじめとする県の幹部の方の回答を詳しく聞くこと ができて良かったです。傍聴者が少ないことがもったいないと思いました。●話している人を途中で遮ったり、野次が飛んだりする怖いイメージがありました が、そんなこともなく安心しました。

※新型コロナウイルスの感染防止の観点から、今後、傍聴について人数その他の制限を行う 可能性がありますので、御了承ください。

け、県警察では関係機関ととも

に緊急安全点検を行い、道路標

示の塗り直しや信号秒数の変更

等に取り組んできた。令和2年

度には幼稚園、保育園等の周辺

道路における信号灯器のLED

化による視認性の向上やゾーン

30の指定など、さらなる道路交

通環境の改善により子どもの安

全対策を推進していく。これら

の事業は現地調査や設計等の工

事発注に向けた諸準備を既に進

めており、年度内の早期に完了

できるように努めていく。

文教警察委員会

A Q

駿河湾フェリーの利用状況

と今後の見通しは。

新体制による運航を開始し

た昨年6月から本年1月ま

での利用実績は前年比77・6%、

2月は前年比5割程度となって

いる。また2月から5月までの

予約キャンセル数が団体客を中

心に約3100人に及ぶなど新

型コロナウイルス感染症による

影響を大きく受けており経営は

大変厳しい状況となっている。

令和2年度はインバウンド対策、

二次交通の改善やチャーター便

支援などの利用促進策に取り組

むとともに、企業経営の専門家

の意見を反映した経営戦略の策

定などにより安定した経営基盤

の確立を目指していきたい。

第4期ふじのくに権限移譲

推進計画の詳細は。

今回の計画では、市町の政

策実現のために必要な権限

の移譲を進めることを理念とし

て、令和2年度から4年度まで

の3年間で10法令94事務の移譲

を予定している。移譲に当たっ

ては市町の意見を丁寧に聞きな

がら、マニュアルをはじめとし

た引き継ぎ資料などの質を向上

させるとともに、説明会や意見

交換の場を増加させて情報提供

を充実する。また、事務権限の

執行主体見直しの基準となる考

え方を記載しており、処理件数

が少ない事務などについては市

町からの事務の返還も検討して

いく。リ

ニア中央新幹線建設工事

に関する県とJR東海との

対話の状況は。

大井川の水資源の減少など、

想定される課題をまとめた

「引き続き対話を要する事項」

に基づく対話を通じて、環境へ

の影響について認識の差は縮ま

ってきている。全項目での完全

な認識の一致は難しいが、納得

できるレベルになってくると考

えている。また、現地点では全

項目で納得できるか見通せてい

ないが、少なくとも水問題と生

態系への影響に関して折り合わ

ない限り、着工は容認できない

と考えている。今後も、国土交

通省を交通整理役として対話を

続けていく。

総務委員会

AA QQ

文化観光委員会

A Q

静岡県発達障害者支援セン

ター診療所廃止に伴う東部

地域の診療体制への影響は。

現センターの診療所を廃止

した後は、発達障害者支援

センターで勤務経験のある医師

や発達障害の臨床経験などがあ

る医師を新たに運営委託するセ

ンターに配置し、医学的な判断

や診断的な評価、相談などが実

施できる体制をとっていく。ま

た、既に東部地域の医療機関か

らは、センターに配置する医師

との連携について要望が出てお

り、受託法人も前向きに検討し

ていることから、新しいセンタ

ーの体制整備が地域の診療体制

の充実に効果があると考えてい

る。

令和3年4月開校予定の職

業能力開発短期大学校と技

術専門校の違いは。

技術専門校では製造現場の

技能者等を育成していたが、

職業能力開発短期大学校ではよ

厚生委員会

A Q

産業委員会

A Q

建設委員会

A Q

県議会だより(12月定例会号)に寄せられたご意見

本会議を傍聴した方の声(令和2年2月定例会)

県中央新幹線環境保全連絡会議地質構造・水資源専門部会フェリー船上でのマグロ解体ショー

危機管理くらし環境委員会

区分 東部地区 中西部地区

名 称[愛 称]

東部発達障害者支援センター[アスタ]

中西部発達障害者支援センター[COCO(ここ)]

所管地域賀茂、熱海伊東、駿東田方、富士圏域

志太榛原、中東遠圏域、湖西市

場 所沼津市上土町3沼津トラストビル2階

島田市大川町10-1エフビル3階

相談受付時間 9時 00分から 17時 00分相談受付連絡先 055-957-9090 0547-39-3600

静 岡 県 議 会 だ よ り (2月定例会号) 令和2年 4月 26日(日) 第 109号

県議会トピックス

多文化共生推進特別委員会(委員長:植田徹議員)および子ども健全育成推進特別委員会(委員長:杉山盛雄議員)では、参考人からの意見聴取や先進事例の調査などをもとに、委員間の討議を行い、報告を取りまとめ、2月定例会において知事に政策提言を行いましたので、内容をご紹介します。なお、特別委員会の説明を動画でご覧いただくことができます。右のQRコードからアクセスしてください。

県議会では、議会運営等の改善を図るため、議長から諮問を受けた16項目について協議・検討を進めています。3月18日に藪田宏行委員長から鈴木利幸議長へ第1回目の検討結果が答申され、「常任委員会や特別委員会の視察実施記録のインターネットでの公開」について実施するよう求めました。同委員会は、今後も引き続き検討を行う予定です。

写真コンクール入賞者発表

特選作品、入選作品は、今年度発行の「県議会だより」に掲載します。

特 選

たくさんのご応募ありがとうございました。

入賞者は次の皆様です。

入 選

春の部 岩浅 利泰さん (御殿場市)

夏の部 小栗  進さん (浜松市北区)

秋の部 加藤 義昭さん (浜松市東区)

冬の部 吉田 峯治さん (浜松市中区)

髙橋  浩さん (伊豆の国市)

永田  勇さん (静岡市葵区)

綾木 恵子さん (静岡市葵区)

松浦 嘉人さん (浜松市北区)

秋の部 「カラフル」中野 進さん(富士市)

夏の部 「サマーナイト」藤井 昭浩さん(松崎町)

冬の部 「白銀に彩る」筒井 章さん(伊東市)

応募総数222点

春の部 「猪鼻湖の春」中沢 力男さん(浜松市北区)

県議会に対するご意見をお寄せください。 《あて先》 〒420-8601 静岡市葵区追手町9ー6 静岡県議会事務局政策調査課 TEL:054-221-2388 FAX:054-221-3572 Eメール:gikai@pref.shizuoka.jp

Facebook「静岡未来」に県議会の特集記事が掲載されています!こちらもぜひご覧ください! https://www.pref.shizuoka.jp/gikai/

多文化共生推進特別委員会

●外国人への医療提供への支援、介護 と防災の外国人材育成 医療通訳等の充実、外国人介護人材 の育成と活用、地域防災を支える外 国人の育成

多文化共生の推進に関する提言内容●地域における外国人の受け入れ体制の充実強化 外国人に選ばれる地域「静岡県」の魅力発信、地域社会との交流促進・つ ながりの強化、多文化共生社会に向けた学校教育の実施、相談センター等 の機能強化

●外国人の雇用・就労環境の整備 外国人の就業支援モデルの構築、留学生の卒業後の県内企業への就労支援

●外国人の子ども等への教育支援体制の充実 小中学校での指導体制の充実、小中学校に入る前の初期指導教育の充実、 高校での就学環境の充実、母語・継 承語の学習支援、夜間中学など学び 直しの機会の充実

旭川福祉専門学校における外国人介護人材育成の取り組みの調査(北海道東川町)

子ども健全育成推進特別委員会

●保護者への就労支援と子どもの職業 体験 貧困家庭の保護者への就労支援、子 どもへの職業体験の機会の提供と就 業支援

全ての子どもが安心して成長できる社会の実現に関する提言内容●児童虐待対策の強化 虐待の発生予防、虐待の早期発見、児童相談所の体制強化、市町他関係機 関との連携強化、虐待情報の確実な引き継ぎ

●子どもの居場所づくりと生活・学習支援 子どもの貧困に関する実態把握と県民への啓発、子どもの居場所づくりの ための支援、貧困世帯の子どもに対する生活支援、全ての子どもに対する 教育や体験活動の機会の提供

●家庭の経済状況に左右されず学習す るための支援 入学準備金等の進学に必要な費用の 助成、学校給食費の無償化

神奈川県庁における児童虐待の防止と早期発見に関する取り組みの調査(神奈川県横浜市)

鈴木議長へ答申

■特別委員会による政策提言

■議会運営等改善検討委員会の第1回検討結果の議長への答申

7

《問題》

静岡県議会2月定例会では、

富士山麓に建設が計画されて

いる、あらゆるモノやサービス

が情報でつながる未来実証都

市「コネクティッド・○○○プロ

ジェクト」について質問があり

ました。

《応募要領等》

 

①答え②住所・氏名・年齢・電話

番号を明記の上、③県議会だより

のご感想や県議会へのご意見を添

えて、5月11日(月)までに下記の

政策調査課あてに、ハガキ、FAX

またはEメールでご応募ください。

 正解者の中から抽選で20名の方

に、「ふじやまプロシュート 50g

入り×3パック」をお送りいたしま

す。

 なお、当選者の発表は発送をもっ

て代えさせていただきます。

■クイズ景品のご紹介

 御殿場産の銘柄豚「すそのポー

ク」に塩だけで味付けをし、御殿

場特有の富士おろしの風が吹く

寒く乾燥した冬場に仕込み、1年

半以上の期間をかけて発酵、熟成

させた究極の逸品で、日本人の口

に合った豊かな風味に仕上がって

います。おつまみや前菜、サラダな

どお好きな食べ方でお楽しみくだ

さい。

※○に該当する片仮名3文字を

お答えください。

(ヒントは3面にあります)

ふじやまプロシュート

Q県議会クイズ

3月19日に表彰式を開催し、鈴木議長から入賞者へ賞状と副賞が授与されました。

写真コンクール、表彰式の様子はこちら

ホームページでは全ての入賞作品を掲載して

います。

表彰式

  

県議会だよりには「点字版」と「音声版」もありますので、希望される方は、県議会事務局政策調査課(054-221-2388)までご連絡ください。県健康福祉センター、市町福祉担当部署などにも配布してありますので、ご利用ください。県議会だよりは、各定例会(2月・6月・9月・12月)閉会日の約1カ月後の日曜日に発行します。次回発行予定は令和2年8月です。         ※本紙は再生紙を使用しています。

次代を担う若者世代を対象に、大学生との意見交換会や県議会高校出前講座、ふれあい親子県議会教室などを行っています。(昨年の様子は動画で見ることが出来ます。QRコードからアクセスしてください)議会を身近に感じてもらうために

県議会はこのように活動しています

本会議

県には、地方公共団体としての意思を決める議事機関(県議会)と議会の決定に基づいて事業を執行する執行機関(知事)があります。県議会と知事の関係は車の両輪に例えられ、それぞれ独立した機関として対等な立場で議論を行いながら、県政を運営しています。

常任委員会

決定した条例や予算を基に、仕事を進めていきます。

県では、国や市町と役割を分担して、道路や防潮堤の建設、教育や福祉などさまざまな分野の広い地域にまたがる仕事をしています。

県民からの意見などに加え、どのようにしたら県が良くなるかを調査して、必要な予算や条例の議案を本会議に提出します。

県の仕事が議会で決めたとおり正しく行われているか調査します。

県だけでは解決できないことについて、国会や国の関係機関などに意見書として提出します。

議長などを選挙します。また、副知事などを知事が任命する際、議会の同意が必要です。

請願・陳情をよく調査して、県民の声を県政に反映させます。

病院を増やして

欲しいのぉ

渋滞の少ない道路にして

欲しいな

提出

議会の主な仕事

予算や条例ができるまで

県政の重要な事項について議決します。議 決 調査・検査 請願・陳情の調査

意見書 選挙と同意県の予算を決定します。予算

県 民

県のお金の使われ方を審査し、認定します。決算

金額の大きな契約などを承認します。重要な契約

県 知 事

県議会の主な仕事を紹介します。 ………………………………………………………………

私たちの暮らしに関わる県の条例や予算ができる仕組みを紹介します。 …………………

県の仕事について、意見や要望を伝えます。

条例の制定・改正・廃止を決定します。条例

議案

1 年間に4回の定例会が開催されます。(2 月・6 月・9 月・12 月)そのほか、必要のあるときに臨時会が開かれます。●開会 知事から議案の説明があります。●質疑・質問(4~6日間) 議員が議案や県のさまざまな課題について、 質問や意見を述べて、知事や部局長が答えま す。(本会議の質問と答弁は、2~4ページをご 覧ください。)

●採決 各常任委員会での審査結果や討論を参考 にして、議会として、議案について賛成か反 対かを決めます。

●委員会付託 担当する常任委員会に議案を付託します

分野別に7つに分かれた常任委員会で、いろいろな角度から詳しく議案を調べ、委員会として賛成か反対かを決めます。

付託

報告

実施県議会議員(68名)

要望

県議会は、昭和12年に建築された県庁本館の議会棟で運営されています。歴史を感じる本会議場や委員会室等の様子を動画で御覧ください。

静 岡 県 議 会 だ よ り (2月定例会号) 令和2年 4月 26日(日) 第 109号 88

県議会では、夏休み中に小学校4~6年生を対象とした「ふれあい親子県議会教室」を開催しています。保護者と一緒に、県議会の役割を学習したり、議員と直接話をする「ふれあいトーク」、普段は入れない議場での「本会議体験」などを行います。参加した子どもたちからも「議員と話をする貴重な機会だった。難しそうと感じていた議会に親しみを感じることができた。」など、好評をいただいています。  なお今年は、新型コロナウイルス感染を防止するため、大変残念ですが中止することとしました。

問い合わせ先 県議会事務局議事課(TEL 054-221-2556)

8

撮影者/髙橋浩さん (伊豆の国市)撮影地/富士市

撮影者/岩浅利泰さん (御殿場市)撮影地/沼津市

県議会だより/写真コンクール

「春の部」入選作品

大学生との意見交換 県議会高校出前講座 大学生が本会議等の傍聴をするとともに、議員との意見交換を行います。 昨年度は静岡文化芸術大学、静岡県立大学、静岡大学、常葉大学、静岡県立大学短期大学部の学生と県議会議員とで、活発な意見交換が行われました。

 県議会議員が高校に出向き、主権者教育の一環として、高校生とさまざまなテーマで意見交換等を行います。 実施していただいた学校からは、大変好評をいただいています。

「奇祭 大瀬まつり」「茶摘みの頃」

ふれあい親子県議会教室

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