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4-1
4444 買物行動に関する買物行動に関する買物行動に関する買物行動に関する市民市民市民市民意識の調査意識の調査意識の調査意識の調査
日常の買物行動(商品の購入に限らず、外食等サービスの利用を含む。以下同じ)について、
札幌市民を対象にインターネット及び郵送によるアンケート調査を実施し、回答した市民の属
性別に分析を行った。
調査対象と収集サンプル数 4.1
18 歳以上の札幌市民を対象に、インターネット及び郵送によるアンケート調査を実施した
結果、下表に示すとおり 3,984 サンプルを回収した。なお、日常の買物行動において店舗の
選択に関与していない方は調査対象外とした。
表表表表 4444----1111 属性別収集サンプル数属性別収集サンプル数属性別収集サンプル数属性別収集サンプル数
属性1:
自家用車 属性2:
回答者年代
属性 3:同居状況
子ども(18 歳未満)と 18~64 歳の親族等(配偶者
を除く)と
同居あり
(うち最
年少は0~
6歳)
同居あり
(うち最
年少は7~
12 歳)
同居あり
(うち最
年少は 13
~17 歳)
同居なし 同居あり
同居なし
(高齢者の
みの世帯等)
保
有
あ
り
1,857
18~24 歳 75
209 64 79 723
25~34 歳 250
35~44 歳 250
45~54 歳 250
55~64 歳 250
65~74 歳 516
459 57
75 歳以上 266 238 28
保
有
な
し
2,127
18~24 歳 255
100 53 58 1,044
25~34 歳 250
35~44 歳 250
45~54 歳 250
55~64 歳 250
65~74 歳 372
296 76
75 歳以上 500 369 131
合計 - 3,984 309 117 137 1,767 1,362 292
4-2
調査方法 4.2
アンケート調査は、サンプル数の効率的な取得のため、当初はインターネットを用いて実
施したが、サンプル数の不足した年代については、追加で郵送による調査を実施した。
表表表表 4444----2222 アンケート調査実施概要アンケート調査実施概要アンケート調査実施概要アンケート調査実施概要
手法 媒体 期間 配布数
回収数
(総数)
①インターネット調査 楽天リサーチ 平成 28 年 10 月 25 日開始 - 2,583
②郵送調査 紙 平成 28 年 12 月 15 日発送 3,973 1,401
計 - - - 3,984
表表表表 4444----3333 年代別・手法別の年代別・手法別の年代別・手法別の年代別・手法別の回収状況回収状況回収状況回収状況
年齢
インター
ネット
郵送 計
自
家
用
車
保
有
あ
り
18~24 歳 32 43 75
1,857
25~34 歳 250 ― 250
35~44 歳 250 ― 250
45~54 歳 250 ― 250
55~64 歳 250 ― 250
65~74 歳 291 225 516
75 歳以上 17 249 266
自
家
用
車
保
有
な
し
18~24 歳 87 168 255
2,127
25~34 歳 250 ― 250
35~44 歳 250 ― 250
45~54 歳 250 ― 250
55~64 歳 250 ― 250
65~74 歳 127 245 372
75 歳以上 29 471 500
計 - 2,583 1,401 3,9843,9843,9843,984 3,9843,9843,9843,984
4-3
調査項目 4.3
代表的な買物行動を 10パターンに分類し、各 6 項目の質問を行うこととした。
表表表表 4444----4444 調査調査調査調査した買物行動した買物行動した買物行動した買物行動
№ 買物行動のパターン
略称(本章での表記)
本文 表・グラフ
商
品
の
購
入
1 生鮮食料品の買物(野菜、肉、魚など)
生鮮食料品の
買物
生鮮食料品
2
生鮮品以外の飲食料品の買物
(パン、菓子、惣菜など)
生鮮品以外の
食料品の買物
生鮮品以外
3 日用必需品の買物(消耗品、薬など)
日用必需品の
買物
日用必需品
4 衣料品の買物(衣服、靴、かばんなど) 衣料品の買物 衣料品
5 趣味や娯楽に関する買物(本、花、雑貨など)
趣味娯楽品の
買物
趣味娯楽
サ
ー
ビ
ス
の
利
用
6 食事を主な目的とする外食(昼食時) 外食(昼食) 外食(昼)
7 食事を主な目的とする外食(夕食時) 外食(夕食) 外食(夜)
8 飲酒を主な目的とする外食 外食(飲酒) 外食(飲酒)
9 喫茶(軽食やデザートなどを含む) 外食(喫茶) 外食(喫茶)
10 理容・美容・エステ・洗濯など
理容・美容・エ
ステなど
理容関係
表表表表 4444----5555 調査調査調査調査した項目した項目した項目した項目
№ 項 目
1 買物行動の頻度
2 利用店舗の類型(チェーン店、個人経営の別など)
3 利用店舗の立地(都心、都心以外の別)
4 交通手段と所要時間
5 交通手段と所要時間に対する満足度
6 新しい店舗を利用する際の許容範囲(片道の所要時間)
4-4
調査結果 4.4
回収したアンケートから、以下の項目について集計・分析を行った。
表表表表 4444----6666 アンケート集計・分析項目アンケート集計・分析項目アンケート集計・分析項目アンケート集計・分析項目
項 目 ページ
4.4.1
市民全体の傾向
(全年代計)
(1)買物行動の頻度 P4- 5
(2)利用店舗の類型と立地 P4- 6
(3)交通手段 P4- 8
(4)所要時間 P4-10
(5)交通手段と所要時間に対する満足度 P4-11
(6)商圏の推定 P4-12
(7)新しい店舗を利用する際の許容範囲 P4-17
4.4.2
買物行動別分析
(年代別)
(1)生鮮食料品の買物(野菜、肉、魚など) P4-18
(2)生鮮品以外の飲食料品の買物(パン、菓子、惣菜など) P4-20
(3)日用必需品の買物(消耗品、薬など) P4-22
(4)衣料品の買物(衣服、靴、かばんなど) P4-24
(5)趣味や娯楽に関する買物(本、花、雑貨など) P4-26
(6)食事を主な目的とする外食(昼食時) P4-28
(7)食事を主な目的とする外食(夕食時) P4-30
(8)飲酒を主な目的とする外食 P4-32
(9)喫茶(軽食やデザートなどを含む) P4-34
(10)理容・美容・エステ・洗濯など P4-36
4.4.3
高齢者の買物動向
- P4-38
4.4.4
子育て世代の
買物動向
- P4-40
4.4.5
属性集計
- P4-41
4-5
4.4.1 市民全体の傾向(全年代計)
(1)買物行動の頻度(自家用車保有状況別・全年代計)
いずれの買物行動についても、頻度に自家用車保有の有無による大きな傾向の違いは見ら
れなかった(図 4-1)。
最も頻度が高いのは、「生鮮食料品の買物」「生鮮食料品の買物」「生鮮食料品の買物」「生鮮食料品の買物」及び「生鮮品以外の「生鮮品以外の「生鮮品以外の「生鮮品以外の食料品食料品食料品食料品のののの買物」買物」買物」買物」であり、「ほ
ぼ毎日」~「週に 1回」までで 80%を超えている。
次いで、「日用必需品の買物」「日用必需品の買物」「日用必需品の買物」「日用必需品の買物」が続き、「週に 2~3 回」~「月に 1 回」を合わせて 70%以
上となる。「衣料品の買物」「衣料品の買物」「衣料品の買物」「衣料品の買物」と「趣味娯楽「趣味娯楽「趣味娯楽「趣味娯楽品の品の品の品の買物」買物」買物」買物」の傾向は類似しており、「月に 1 回」と
「月に 1 回未満」を合わせて 80%近くを占めている。
外食関係外食関係外食関係外食関係では、昼食昼食昼食昼食が最も頻度が高く、次いで夕食夕食夕食夕食、喫茶喫茶喫茶喫茶、飲酒飲酒飲酒飲酒の順に続くが、いずれも
「月に 1 回」と「月に 1回未満」で 50~60%程度を占める一方、週に 1回以上利用する方の
割合では、昼食で 30%程度、夕食で 20%程度、喫茶や飲酒で 10%程度となっており、特定
の層が高い頻度で外食を利用している状況がうかがわれる。
図図図図 4444----1111 買物買物買物買物行動の行動の行動の行動の頻度頻度頻度頻度(全年代計)(全年代計)(全年代計)(全年代計)
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
自家用車保有自家用車保有自家用車保有自家用車保有
未回答
その買い物は全くしない
月に1回未満
月に1回
週に1回
週に2~3回
ほぼ毎日
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
自家用車非保有自家用車非保有自家用車非保有自家用車非保有
未回答
その買い物は全くしな
い
月に1回未満
月に1回
週に1回
週に2~3回
ほぼ毎日
4-6
(2)利用店舗の類型と立地(自家用車保有状況別・全年代計)
買物行動のうち「商品の購入」「商品の購入」「商品の購入」「商品の購入」に該当する 5 パターンについて、利用店舗の傾向を図 4-2
にまとめた。実店舗利用の場合は、自家用車保有の有無により、個人経営、コンビニエンス
ストア、ショッピングセンター、チェーン店、インターネットの購入チャネル構成比に大き
な違いは見られなかったものの、実店舗利用の場合は、自家用車非保有層の方が総じて都心
を利用する傾向が高い(保有層の約 1.5 倍程度)ことが分かった。
インターネットなどを利用する割合では、趣味娯楽品が約 20%であったのに対して、衣料
品で約 15%、生鮮食料品、生鮮品以外の食料品、日用必需品はいずれも 5%未満であり、購
入頻度の高い商品では依然として実店舗の利用ニーズが高いことが分かる。また、総じて自
家用車非保有層の方が、インターネットなどの利用割合が高いことが分かった。
個人経営の店舗を利用する割合を見ると、生鮮食料品や趣味・娯楽品ではおよそ 6~8%を
占めるが、日用必需品や衣料品では 2%未満となっており、品揃えの差別化が難しい商品で
は、価格競争力の弱い個人経営の店舗が苦戦していることが見て取れる。
生鮮食
料品
生鮮品
以外
日用必
需品
衣料品
趣味
娯楽
小計
生鮮食
料品
生鮮品
以外
日用必
需品
衣料品
趣味
娯楽
小計
都心 1% 1% 0% 1% 2% 1% 1% 1% 0% 1% 3% 2% 1%
都心以外 5% 4% 1% 1% 5% 3% 6% 4% 1% 1% 4% 3% 3%
都心 0% 2% 1% 1% 1% 1% 1% 4% 1% 1% 1% 1% 1%
都心以外 1% 15% 2% 0% 3% 4% 1% 15% 1% 0% 2% 4% 4%
都心 3% 3% 2% 30% 14% 11% 5% 5% 3% 40% 25% 15% 13%
都心以外 20% 15% 12% 32% 28% 21% 15% 12% 9% 22% 19% 15% 18%
都心 6% 5% 7% 5% 5% 6% 8% 7% 14% 6% 7% 8% 7%
都心以外 61% 52% 72% 15% 22% 44% 59% 48% 66% 11% 19% 41% 42%
2% 2% 4% 13% 19% 8% 4% 3% 5% 18% 20% 10% 9%
0% 0% 0% 1% 1% 0% 0% 0% 0% 1% 1% 1% 1%
100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%総計
個人経営の小規模な店に行く
コンビニエンスストアに行く
ショッピングセンターや百貨店などの大型商業
施設の中の店に行く
スーパーやドラッグストアなどのチェーン店に
行く
インターネットショッピングや宅配サービスを利用
その他の方法
自家用車保有 自家用車非保有
合計
図図図図 4444----2222 商品の購入商品の購入商品の購入商品の購入 店舗の類型(店舗の類型(店舗の類型(店舗の類型(全年代計全年代計全年代計全年代計))))
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
自家用車保有自家用車保有自家用車保有自家用車保有
その他
インターネットなど
都心以外
都心
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
自家用車非保有自家用車非保有自家用車非保有自家用車非保有
その他
インターネットなど
都心以外
都心
4-7
続いて、買物行動のうち「サービスの利用」「サービスの利用」「サービスの利用」「サービスの利用」に該当する 5 パターンについて、利用店舗の
傾向を図 4-3 にまとめた。こちらもチャネル構成比は、自家用車保有の有無によらずにほぼ
同様の傾向を示しており、外食(昼食・夕食・飲酒・喫茶)では概ねチェーン店 40%前後、
個人経営 30%超、ショッピングセンター20%前後の順となっている。物販店舗に比べて、飲
食業などサービス業の店舗は、個人経営の割合が大きくなっており、消費者が、差別化され
たサービスなどの店舗の特徴を吟味し、経営規模の大小によらない柔軟な店舗選択を行って
いる実態が見てとれる。
また、店舗の立地については、総じて物販よりも都心利用の割合が高く、さらに各項目と
も自家用車の非保有層は保有層に比べて 1.3~2.0 倍程度、都心の利用者が多い傾向がある。
図図図図 4444----3333 サービスの利用サービスの利用サービスの利用サービスの利用 店舗の類型(店舗の類型(店舗の類型(店舗の類型(全年代計全年代計全年代計全年代計))))
外食
(昼)
外食
(夜)
外食
(飲酒)
外食
(喫茶)
理容
関係
小計
外食
(昼)
外食
(夜)
外食
(飲酒)
外食
(喫茶)
理容
関係
小計
都心 11% 10% 22% 12% 12% 13% 14% 14% 25% 16% 16% 16% 15%
都心以外 23% 21% 19% 23% 43% 26% 15% 15% 13% 14% 38% 20% 23%
都心 8% 8% 6% 9% 3% 7% 19% 14% 8% 21% 5% 13% 10%
都心以外 17% 12% 5% 16% 9% 12% 14% 11% 5% 12% 7% 10% 11%
都心 8% 8% 19% 11% 5% 10% 15% 16% 25% 19% 11% 16% 13%
都心以外 30% 37% 22% 23% 25% 28% 20% 26% 17% 14% 20% 20% 24%
都心 1% 2% 3% 2% 0% 1% 3% 3% 5% 3% 1% 3% 2%
都心以外 3% 3% 3% 3% 3% 3% 2% 2% 2% 2% 2% 2% 2%
100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100% 100%
個人経営の小規模な店に行く
ショッピングセンターや百貨店などの大型商業
施設の中の店に行く
チェーン店に行く
その他の方法
総計
自家用車保有 自家用車非保有
合計
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
自家用車保有自家用車保有自家用車保有自家用車保有
都心
以外
都心
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
自家用車非保有自家用車非保有自家用車非保有自家用車非保有
都心以外
都心
4-8
(3)交通手段(自家用車保有状況別・全年代計)
「生鮮食料品「生鮮食料品「生鮮食料品「生鮮食料品の買物の買物の買物の買物」「生鮮食料品以外の食料品」「生鮮食料品以外の食料品」「生鮮食料品以外の食料品」「生鮮食料品以外の食料品の買物の買物の買物の買物」「日用必需品」「日用必需品」「日用必需品」「日用必需品の買物の買物の買物の買物」」」」の傾向は類
似しており、自家用車保有者は 70%以上が「車(自分で運転)」となっており、次いで「徒
歩」が多い。公共交通の利用はいずれも 2%に満たない。また、自家用車非保有者は 50%以
上が「徒歩」となっており、次いで「車(同居の方が運転)」「自転車」がそれぞれ約 15%、
公共交通の利用が計 10%となっている。
「衣料品「衣料品「衣料品「衣料品の買物の買物の買物の買物」「」「」「」「趣味娯楽品趣味娯楽品趣味娯楽品趣味娯楽品の買物の買物の買物の買物」「外食(」「外食(」「外食(」「外食(昼食昼食昼食昼食)」「外食()」「外食()」「外食()」「外食(夕食)夕食)夕食)夕食)」」」」「外食(喫茶)」「外食(喫茶)」「外食(喫茶)」「外食(喫茶)」の傾
向は類似しており、自家用車保有者は 60%以上が「車(自分で運転)」となっており、次い
で「電車」「徒歩」が多い。自家用車非保有者は「電車」が 20~30%を占めており、次いで
「車(同居の方が運転)」「自転車」「徒歩」がそれぞれ 10~20%を占める。
「外食(飲酒)」「外食(飲酒)」「外食(飲酒)」「外食(飲酒)」は、自家用車保有有無に係わらず「電車」が 30%以上を占め、次いで「徒
歩」「車(自分で運転)(同居の方が運転)」が多い。
「理容「理容「理容「理容・美容・美容・美容・美容・エステ・エステ・エステ・エステなどなどなどなど」」」」は、自家用車保有者は 60%以上が「車(自分で運転)」とな
っており、次いで「徒歩」が多い。自家用車非保有者は 40%以上が「徒歩」となっており、
次いで「電車」「自転車」が多い。
図図図図 4444----4444 買物買物買物買物行動行動行動行動別の別の別の別の交通手段交通手段交通手段交通手段(全年代計)(全年代計)(全年代計)(全年代計)
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
自家用車保有自家用車保有自家用車保有自家用車保有その他
徒歩
自転車
バスや電車の乗継ぎ
電車(地下鉄、JR、市電)
バス
車(同居以外の方が運転、
タクシーを含む)
車(同居の方が運転)
車(自分で運転)
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
自家用車非保有自家用車非保有自家用車非保有自家用車非保有
その他
徒歩
自転車
バスや電車の乗継ぎ
電車(地下鉄、JR、市
電)
バス
車(同居以外の方が運
転、タクシーを含む)
車(同居の方が運転)
車(自分で運転)
4-9
また、以下に基づき、交通手段を4グループに集約した結果は、図 4-5 に示すとおりである。
<グループ集約のルール>
・「車(自分で運転)」「車(同居の方が運転)」「車(同居の方以外が運転)」は『車』に集約
・「バス」「電車」「バスや電車の乗継ぎ」は『公共交通』に集約
・「自転車」「徒歩」はそのまま『自転車』『徒歩』とする。
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
自家用車保有自家用車保有自家用車保有自家用車保有
その他
徒歩
自転車
公共交
通
車
0%
10%
20%
30%
40%
50%
60%
70%
80%
90%
100%
自家用車非保有自家用車非保有自家用車非保有自家用車非保有
その他
徒歩
自転車
公共交通
車
図図図図 4444----5555 買物行動別の交通手段買物行動別の交通手段買物行動別の交通手段買物行動別の交通手段 ―集約――集約――集約――集約― (全年代計(全年代計(全年代計(全年代計))))
4-10
(4)所要時間(全年代計)
買物行動別の所要時間は、図 4-6 に示すとおりであり、交通手段別に所要時間の加重平均
値を求めた結果は、図 4-7 に示すとおりである。なお、いずれも自家用車保有の有無による
傾向差は見られなかったため割愛している。
「生鮮食料品「生鮮食料品「生鮮食料品「生鮮食料品の買物の買物の買物の買物」「生鮮」「生鮮」「生鮮」「生鮮品以外の食料品品以外の食料品品以外の食料品品以外の食料品の買物の買物の買物の買物」「日用必需品」「日用必需品」「日用必需品」「日用必需品の買物の買物の買物の買物」」」」の傾向は類似し
ており、「5 分以内」と「6~10 分」を合わせて約 60%を占める。加重平均値(全交通手段計)
は 12~13 分程度となる。
「衣料品「衣料品「衣料品「衣料品の買物の買物の買物の買物」「趣味娯楽」「趣味娯楽」「趣味娯楽」「趣味娯楽品の買物品の買物品の買物品の買物」「外食(昼」「外食(昼」「外食(昼」「外食(昼食食食食)」「外食()」「外食()」「外食()」「外食(夕食夕食夕食夕食)」)」)」)」「外食(喫茶)」「外食(喫茶)」「外食(喫茶)」「外食(喫茶)」「理「理「理「理
容容容容・美容・エステなど・美容・エステなど・美容・エステなど・美容・エステなど」」」」の傾向は類似しており、「6~10 分」「11~15 分」「16~20 分」がそ
れぞれ 20%程度を占め、加重平均値(全交通手段計)は 20分前後となる。
「外食(飲酒)」「外食(飲酒)」「外食(飲酒)」「外食(飲酒)」は、回答者により所要時間にばらつきが大きく、加重平均値は 27.2 分と
なり、他の買物行動と比較して最も長くなった。
0%10%20%30%40%50%60%70%80%90%
100%
61分以上
31~60分
26~30分
21~25分
16~20分
11~15分
6~10分
5分以内
13.0
12.3
13.1
23.8
20.1
20.9
22.4
27.2
22.3
19.9
0.0 5.0 10.0 15.0 20.0 25.0 30.0 35.0
生鮮食料品
生鮮品以外
日用必需品
衣料品
趣味娯楽
外食(昼)
外食(夜)
外食(飲酒)
外食(喫茶)
理容関係
車
公共交通
自転車
徒歩
(計)
図図図図 4444----6666 買物行動別の所要時間(全年代計買物行動別の所要時間(全年代計買物行動別の所要時間(全年代計買物行動別の所要時間(全年代計))))
図図図図 4444----7777 買物行動別・交通手段別買物行動別・交通手段別買物行動別・交通手段別買物行動別・交通手段別 所要時間の加重平均値(全年代計所要時間の加重平均値(全年代計所要時間の加重平均値(全年代計所要時間の加重平均値(全年代計))))
分
4-11
P4-9 と同様に、交通手段を 4グループに集約の
上、交通手段と所要時間に対する満足度を図 4-6 の
とおりまとめた。なお、“満足”及び“どちらかとい
うと満足”を“満足している”“満足している”“満足している”“満足している”と定義する。
買物行動全体では、「車」においては、5分以内では
90%以上、61 分以上でも約 60%が“満足している”と
なる。
「公共交通」では、25 分までが約 70%が“満足して
いる”となるが、31 分を超えるとその割合は約 40%と
なる。
「自転車」は所要時間に応じて満足度の低下が顕著
であり、5分以内では約 90%が“満足している”とな
るが、21 分を超えるとその割合は 50%より低くなる。
31 分以上になると、サンプル数が 10 人を下回る。
「徒歩」も「自転車」と類似した傾向を示しており、
所要時間に応じて満足度の低下が顕著であり、5分以
内では約 90%が“満足している”となるが、16 分を超
えるとその割合は約 60%となる。
図図図図 4444----8888 交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間(買物行動全体)(買物行動全体)(買物行動全体)(買物行動全体)
N=14,044
N=773
N=263
N=1,091
N=14,044 N=773 N=263 N=1,091
(5)交通手段と所要時間に対する満足度(全年代計)
図図図図 4444----9999 所要時間別の満足度(買物行動全体)所要時間別の満足度(買物行動全体)所要時間別の満足度(買物行動全体)所要時間別の満足度(買物行動全体)
4-12
(6)商圏の推定(全年代計)
上述の「交通手段と所要時間に対する満足度」を買物行動別に集計し、札幌市内における「商
圏の推定」を業種別(買物行動別)に行った。
なお、商圏の区分(一次商圏・二次商圏・三次商圏)に明確な定義はないが、「診断要領等事例
集(中小企業庁編)」及び日本リサーチセンターホームページ(http://www.nrc.co.jp/marketing/07-14.html)
を参考に、本調査においては以下のとおり定義した。
表表表表 4444----7777 本調査における本調査における本調査における本調査における商圏商圏商圏商圏の定義の定義の定義の定義
一次商圏 二次商圏 三次商圏
売上・客数と
の関係
店売上または客数の 60%
程度以上を占める顧客の
居住範囲
1次商圏以遠で店売上ま
たは客数の 30%程度以上
を占める顧客の居住範囲
2次商圏以遠で店売上ま
たは客数の5%程度以上
を占める顧客の居住範囲
来 店 頻 度 と
の関係
客がほぼ毎日来店する可
能性のある範囲
客が週単位で来店する可
能性のある範囲
客が月単位で来店する可
能性のある範囲
以上を踏まえ、市民意識調査における「交通手段と所要時間に対する満足度」から以下の基準
により各買物行動の商圏を推定した結果は次の①~⑩のとおりであった。なお、サンプル数が 5
人未満の場合は、集計の対象外とした。
一次商圏
「ほぼ毎日」来店
⇒行動に全く抵抗がない
⇒満足度 90%超と推定
(ただし、5 分以内でも満足度が 90%以下の
場合でも一次商圏は“5 分”とする)
二次商圏
「週単位」で来店
⇒行動にほぼ抵抗がない
⇒満足度 70%超と推定
三次商圏
「月単位」で来店
⇒半数の人が行動に抵抗がない
⇒満足度 50%超と推定
(ただし、65 分以上でも満足度が 50%超の
場合は一次商圏は“65 分”とする)
4-13
①「生鮮食料品の買物」における推定商圏
②「生鮮品以外の食料品の買物」における推定商圏
③「日用必需品の買物」における推定商圏
一次商圏 二次商圏 三次商圏
車 5 分 20 分 65 分
公共交通機関 5 分 - 20 分
自転車 5 分 10 分 20 分
徒歩 5 分 15 分 30 分
一次商圏 二次商圏 三次商圏
車 5 分 15 分 30 分
公共交通機関 5 分 15 分 20 分
自転車 5 分 15 分 20 分
徒歩 5 分 15 分 30 分
一次商圏 二次商圏 三次商圏
車 5 分 20 分 65 分
公共交通機関 5 分 10 分 20 分
自転車 5 分 10 分 15 分
徒歩 5 分 15 分 30 分
図図図図 4444----10101010 交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間(生鮮食料品)(生鮮食料品)(生鮮食料品)(生鮮食料品)
図図図図 4444----5555 交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間
図図図図 4444----12121212 交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間(日用必需品)(日用必需品)(日用必需品)(日用必需品)
N=1,824 N=204 N=336 N=1,116
表表表表 4444----8888 商圏の推定結果(生鮮食料品)商圏の推定結果(生鮮食料品)商圏の推定結果(生鮮食料品)商圏の推定結果(生鮮食料品)
表表表表 4444----9999 商圏の推定結果(生鮮品以外)商圏の推定結果(生鮮品以外)商圏の推定結果(生鮮品以外)商圏の推定結果(生鮮品以外)
N=1,677 N=200 N=360 N=1,387
表表表表 4444----10101010 商圏の推定結果(日用必需品)商圏の推定結果(日用必需品)商圏の推定結果(日用必需品)商圏の推定結果(日用必需品)
図図図図 4444----11111111 交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間(生鮮品以外)(生鮮品以外)(生鮮品以外)(生鮮品以外)
N=1,757 N=203 N=361 N=1,207
4-14
④「衣料品の買物」における推定商圏
⑤「趣味娯楽品の買物」における推定商圏
一次商圏 二次商圏 三次商圏
車 5 分 15 分 65 分
公共交通機関 5 分 10 分 30 分
自転車 5 分 - 15 分
徒歩 5 分 15 分 20 分
一次商圏 二次商圏 三次商圏
車 5 分 20 分 65 分
公共交通機関 - 15 分 30 分
自転車 5 分 - 25 分
徒歩 5 分 15 分 30 分
図図図図 4444----13131313 交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間(衣料品)(衣料品)(衣料品)(衣料品)
表表表表 4444----11111111 商圏の推定結果(衣料品)商圏の推定結果(衣料品)商圏の推定結果(衣料品)商圏の推定結果(衣料品)
N=1,417 N=999 N=165 N=385
表表表表 4444----12121212 商圏の推定結果(趣味娯楽品)商圏の推定結果(趣味娯楽品)商圏の推定結果(趣味娯楽品)商圏の推定結果(趣味娯楽品)
図図図図 4444----14141414 交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間(趣味娯楽品)(趣味娯楽品)(趣味娯楽品)(趣味娯楽品)
N=1,291 N=699 N=195 N=549
4-15
⑥「外食(昼食)」における推定商圏
⑦「外食(夕食)」における推定商圏
⑧「外食(飲酒)」における推定商圏
一次商圏 二次商圏 三次商圏
車 5 分 15 分 65 分
公共交通機関 5 分 20 分 30 分
自転車 5 分 20 分 -
徒歩 5 分 15 分 -
一次商圏 二次商圏 三次商圏
車 5 分 15 分 65 分
公共交通機関 - 20 分 30 分
自転車 5 分 15 分 -
徒歩 5 分 15 分 -
一次商圏 二次商圏 三次商圏
車 5 分 15 分 60 分
公共交通機関 - 15 分 30 分
自転車 - - -
徒歩 5 分 10 分 20 分
図図図図 4444----15151515 交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間(外食(昼))(外食(昼))(外食(昼))(外食(昼))
図図図図 4444----16161616 交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間(外食(夜))(外食(夜))(外食(夜))(外食(夜))
表表表表 4444----13131313 商圏の推定結果(外食(昼))商圏の推定結果(外食(昼))商圏の推定結果(外食(昼))商圏の推定結果(外食(昼))
N=1,605 N=793 N=157 N=682
表表表表 4444----14141414 商圏の推定結果(外食(夜))商圏の推定結果(外食(夜))商圏の推定結果(外食(夜))商圏の推定結果(外食(夜))
N=1,619 N=832 N=113 N=554
図図図図 4444----17171717 交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間(外食(飲酒))(外食(飲酒))(外食(飲酒))(外食(飲酒))
表表表表 4444----15151515 商圏の推定結果(外食(飲酒))商圏の推定結果(外食(飲酒))商圏の推定結果(外食(飲酒))商圏の推定結果(外食(飲酒))
N=540 N=1,189 N=60 N=488
4-16
⑨「外食(喫茶)」における推定商圏
⑩「理容・美容・エステなど」における推定商圏
一次商圏 二次商圏 三次商圏
車 5 分 15 分 65 分
公共交通機関 5 分 15 分 30 分
自転車 5 分 25 分 -
徒歩 5 分 15 分 20 分
一次商圏 二次商圏 三次商圏
車 5 分 15 分 65 分
公共交通機関 5 分 15 分 30 分
自転車 5 分 15 分 20 分
徒歩 5 分 15 分 65 分
図図図図 4444----18181818 交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間(外食(喫茶))(外食(喫茶))(外食(喫茶))(外食(喫茶))
図図図図 4444----19191919 交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間交通手段と所要時間(理容関係)(理容関係)(理容関係)(理容関係)
表表表表 4444----17171717 商圏の推定結果(理容関係)商圏の推定結果(理容関係)商圏の推定結果(理容関係)商圏の推定結果(理容関係)
N=1,095 N=933 N=133 N=569
N=1,219 N=773 N=263 N=1,091
表表表表 4444----16161616 商圏の推定結果(外食(喫茶))商圏の推定結果(外食(喫茶))商圏の推定結果(外食(喫茶))商圏の推定結果(外食(喫茶))
4-17
(7)新しい店舗を利用する際の許容範囲
新しい店舗ができた場合に利用する際の所要時間(片道)の許容範囲は、自家用車保有・非保
有者でほぼ類似した傾向を示している。このことから、市民の意識としては、直感的に店舗まで
の「距離」よりも「所要時間」を重視して、店舗の選択を行っていることが示唆される。
「生鮮食料品「生鮮食料品「生鮮食料品「生鮮食料品の買物の買物の買物の買物」「生鮮食料品以外の食料品」「生鮮食料品以外の食料品」「生鮮食料品以外の食料品」「生鮮食料品以外の食料品の買物の買物の買物の買物」「日用必需品」「日用必需品」「日用必需品」「日用必需品の買物の買物の買物の買物」」」」の傾向は類
似しており、「5 分」と「10 分」を合わせて約 60~70%を占める。
「衣料品「衣料品「衣料品「衣料品の買物の買物の買物の買物」「趣味娯楽」「趣味娯楽」「趣味娯楽」「趣味娯楽品品品品の買物の買物の買物の買物」「外食(昼」「外食(昼」「外食(昼」「外食(昼食食食食)」「外食()」「外食()」「外食()」「外食(夕食夕食夕食夕食)」「外食(飲酒)」)」「外食(飲酒)」)」「外食(飲酒)」)」「外食(飲酒)」「外「外「外「外
食(喫茶)」食(喫茶)」食(喫茶)」食(喫茶)」の傾向は類似しており、「5 分」と「10 分」を合わせて約 40%を占め、「15 分」
を合わせると約 60%となる。
「「「「理容・美容理容・美容理容・美容理容・美容・エステ・エステ・エステ・エステなどなどなどなど」」」」は、「5 分」と「10分」を合わせて約 50%を占め、「15分」を
合わせると約 70%となる。
図図図図 4444----20202020 新しい店舗を利用する際の許容範囲新しい店舗を利用する際の許容範囲新しい店舗を利用する際の許容範囲新しい店舗を利用する際の許容範囲
4-18
4.4.2 買物行動別分析(年代別)
(1)生鮮食料品の買物(野菜、肉、魚など)
買物頻度(図買物頻度(図買物頻度(図買物頻度(図4444----29292929))))は、「18~24歳」を除くいずれの年代においても、「ほぼ毎日」と「週2
~3回」とで約50%、「週1回」を合わせると約75%を占め、この傾向は自家用車保有の有無に関
わらず同様である。また、「週2~3回」以上をみると、同年代では自家用車保有層よりも非保有
層の方が、自家用車非保有層の中では年代の高い方が頻度は高い傾向にある。これは物理的ま
たは体力的な理由によりまとめ買いが困難な環境にあるため、こまめに買物をしているものと
思われる。一方、自家用車保有層では、45~54歳、55~64歳の年代で頻度が減少する傾向が見
られ、これらの層では週末等に自家用車を用いてまとめ買いしている可能性が考えられる。
利用利用利用利用店舗の類型(図店舗の類型(図店舗の類型(図店舗の類型(図4444----30303030))))では、
チェーン店が約60%を占め、その
他の割合も、自家用車保有の有無
及び年齢別にみても、大きな傾向
の差は見られない。一方、個人経
営の割合は年代が高い方が利用割
合は高く、自家用車非保有の「65
~74歳」及び「75歳以上」では約
10%に達している。
交通手段交通手段交通手段交通手段(図(図(図(図4444----31313131))))は、若年層
を除き、年代別の傾向差はあまり
見られないが、自家用車保有層で
は、年代が上がるにつれて、自家
用車利用が減り、徒歩が増える傾
向が認められる。これは自家用車
を保有していたとしても、頻度の
高い生鮮食料品の買物については、
加齢に応じて自家用車から徒歩へ
と移動手段が変化していくことを
示唆している。また、自家用車非
保有層では、バスや電車など公共
交通の利用割合は、65~74歳まで
は5%前後で推移していたものが、
75歳以上になると約15%まで急増
することが分かった。これは運転
手を務めていた同居親族の高齢化
や自転車利用の減少などに起因し
ていると考えられる。
図図図図 4444----21212121 買物頻度買物頻度買物頻度買物頻度
図図図図 4444----22222222 利用店舗の類型利用店舗の類型利用店舗の類型利用店舗の類型
図図図図 4444----23232323 交通手段交通手段交通手段交通手段
4-19
所要時間所要時間所要時間所要時間(図(図(図(図4444----32323232))))は、「6~10分」
が約40%で最も多くなっており、次
いで「5分以内」、「11~15分」とな
っている(15分以内で約80%を占め
る)。自家用車保有・非保有別には
傾向の差はほとんど見られないが、
年齢別では、「75歳以上」がやや所
要時間の多い割合が高くなってい
る。これは加齢による移動速度の変
化などが背景にあるものと推察さ
れる。
交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度(図(図(図(図4444----33333333))))は、
「満足」及び「どちらかというと満
足」を合わせると“自家用車保有者”
は各年齢で80%を超えるが、“自家
用車非保有者”は70~80%となるな
ど、全ての年代において保有者の方
が満足度は高い傾向にある。また、
年齢別に大きな傾向の差は見られ
ない。
新しい店舗を利用する際の許容新しい店舗を利用する際の許容新しい店舗を利用する際の許容新しい店舗を利用する際の許容
範囲(片道の所要時間)範囲(片道の所要時間)範囲(片道の所要時間)範囲(片道の所要時間)(図(図(図(図4444----34343434))))
は、「10分」が約40%で最も多くな
っており、次いで「5分」、「15分」
となっている(15分以内までで約
80~90%を占める)。また10分以内
の割合を見ると、同年代では自家
用車非保有層の割合が高い傾向が認められ、総じて非保有層の方が許容範囲は狭い(条件が厳
しい)方が多いことが分かった。これは、50%近い方が徒歩で移動していることから、所要時
間=徒歩時間=体力の消耗度との認識に立ち、所要時間に対してより敏感な態度である可能性
がある。
なお、既述のとおり、交通手段と所要時間に対する満足度の集計から、商圏の推定を行った
結果は下表の通りである(詳細はP4-12参照)
表表表表 4444----8888 商圏設定(生鮮食料品)【再掲】商圏設定(生鮮食料品)【再掲】商圏設定(生鮮食料品)【再掲】商圏設定(生鮮食料品)【再掲】
一次商圏 二次商圏 三次商圏
車 5 分 20 分 65 分
公共交通機関 5 分 - 20 分
自転車 5 分 10 分 20 分
徒歩 5 分 15 分 30 分
図図図図 4444----25252525 交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度
図図図図 4444----26262626 新規開店の所要時間新規開店の所要時間新規開店の所要時間新規開店の所要時間
図図図図 4444----24242424 所要時間所要時間所要時間所要時間
4-20
(2)生鮮品以外の飲食料品の買物(パン、菓子、惣菜など)
買物頻度買物頻度買物頻度買物頻度(図(図(図(図4444----35353535))))は、いずれの年代も「ほぼ毎日」と「週2~3回」とで約50%となってお
り、この傾向は生鮮食料品と類似している。一方「週2~3回」を合わせると80~90%まで上昇
し、生鮮食料品よりも高い頻度となっている。これらの傾向は自家用車保有有無に関わらずほ
ぼ同様であるが、自家用車保有の45~54歳、55~64歳では頻度が低下する傾向が認められた。
利用利用利用利用店舗の類型店舗の類型店舗の類型店舗の類型(図(図(図(図4444----36363636))))では、いずれの年代においても、チェーン店が約50%を占め、次
いでショッピングセンターなど、コンビニエンスストアとなる。自家用車保有の有無での差異
は見られないが、コンビニエンスストアの利用は18~24歳が約40%と最も高く、年齢が上がる
につれてその割合は低くなる。一方、個人経営の割合は年代が高い方が利用割合は高く、自家
用車非保有の「65~74歳」及び「75歳以上」では約10%に達している。また、インターネット
などの利用についても、総じて
年代が上がるにつれて割合が増
加する傾向が認められる一方、
「35~44歳」前後でも増加が見
られ、子育て世代などの利用が
影響しているものと推察される。
いずれの年代においても個人経
営は10%未満にとどまり、既製
品が大半を占める食料品分野に
おいては、品揃えや価格訴求力
の弱い小規模店舗が苦戦してい
る状況が見てとれる。
交通手段交通手段交通手段交通手段(図(図(図(図4444----37373737))))は、自家
用車保有層ではいずれの年代に
おいても、「車(自分、同居の方
が運転)」が約70~80%となって
おり、次いで徒歩が10~20%程
度、自転車10%未満となり、公
共交通の利用はほとんど見られ
ないことから、徒歩圏または自
転車圏で購買が完結しているこ
とが分かる。自家用車非保有層
では、いずれの年代においても
徒歩が約60%を占め、次いで自
転車10~20%などとなっている。
公共交通の利用も各年代で10%
程度見られ、特に75歳以上では
15%にのぼることが分かった。
図図図図 4444----29292929 交通手段交通手段交通手段交通手段
図図図図 4444----27272727 買物頻度買物頻度買物頻度買物頻度
図図図図 4444----28282828 利用店舗の類型利用店舗の類型利用店舗の類型利用店舗の類型
4-21
所要時間所要時間所要時間所要時間(図(図(図(図4444----38383838))))は、自家
用車保有の有無での違いはほと
んど見られず、15分以内までで
約90%占めるが、その内訳をみ
ると、年齢が上がるにつれて最
も近い5分以内の割合が低下す
るなど、全体的に所要時間が上
昇する傾向が認められる。これ
は、年齢が上がるにつれて、店
舗選択の範囲が拡大し、遠方で
も気に入った店舗は利用する方
が増えてくることを示唆してい
る。
交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度(図(図(図(図4444----39393939))))
は、「満足」及び「どちらかとい
うと満足」を合わせると“自家
用車保有者”は各年齢で80%を
超えるが、“自家用車非保有者”
は70~80%となる。年齢別に傾
向の差は見られない。
新しい店舗を利用する際の新しい店舗を利用する際の新しい店舗を利用する際の新しい店舗を利用する際の
許容範囲(片道の所要時間)許容範囲(片道の所要時間)許容範囲(片道の所要時間)許容範囲(片道の所要時間)(図(図(図(図
4444----40404040))))は、いずれの年代におい
ても「10分以内」が計60~70%
程度を占め、さらに15分以内を
加えると80%を超える。同年代
では、自家用車非保有層の方が
所要時間は若干短い傾向があ
り、また、年代が上がるにつれて、所要時間が増加することからは、若齢者ほど近隣の店舗で
完結したい意向が強いことが見てとれる。
なお、既述のとおり、交通手段と所要時間に対する満足度の集計から、商圏の推定を行った
結果は下表の通りである(詳細はP4-12参照)
表表表表 4444----9999 商圏設定(生鮮品以外)【再掲】商圏設定(生鮮品以外)【再掲】商圏設定(生鮮品以外)【再掲】商圏設定(生鮮品以外)【再掲】
一次商圏 二次商圏 三次商圏
車 5 分 15 分 30 分
公共交通機関 5 分 15 分 20 分
自転車 5 分 15 分 20 分
徒歩 5 分 15 分 30 分
図図図図 4444----33330000 所要時間所要時間所要時間所要時間
図図図図 4444----31313131 交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度
図図図図 4444----32323232 新規開店の所要時間新規開店の所要時間新規開店の所要時間新規開店の所要時間
4-22
(3)日用必需品の買物(消耗品、薬など)
買物頻度買物頻度買物頻度買物頻度(図(図(図(図4444----41414141))))は、「月に1回」が最も多く、次いで「週に1回」、「月に1回未満」となっ
ており、生鮮食料品や生鮮食料品以外の食料品よりも、大幅に頻度が低くなっている。自家用
車保有の有無では違いは見られないが、いずれも“18~24歳”を除き、年齢の低い方が買物頻
度は高くなっている傾向が見られた。
利用利用利用利用店舗の類型店舗の類型店舗の類型店舗の類型(図(図(図(図4444----42424242))))では「チェーン店」が約80%と大半を占める。年齢別及び自家用
車保有・非保有別に見ても大きな傾向の差はない。「インターネットなどの利用」は、45~54
歳、55~64歳で比較的多くなっている。また、個人経営の割合はいずれの年代においても5%未
満となっており、小規模店舗にとっては厳しい市場であることが推察できる。
交通手段交通手段交通手段交通手段(図(図(図(図4444----43434343))))は、自家
用車保有層では、いずれの年代
も車(自分で運転、同居の方が
運転)が約70~80%を占めてお
り、残りはほとんどが徒歩また
は自転車となっている。いずれ
の年代においても公共交通の利
用はほとんど見られないことか
ら、近隣で購買が完結している
様子が見てとれる。また、45~
54歳をピークに、年齢が上がる
ほど車の利用は減少し、徒歩に
転換していくものと考えられる。
自家用車非保有層では、18~64
歳ではほとんど傾向差は認めら
れず、約70%が徒歩または自転
車を利用している。65歳以上に
なると、自転車利用が徐々に減
少し、公共交通へと転換してい
る様子が分かった。
図図図図 4444----33333333 買物頻度買物頻度買物頻度買物頻度
図図図図 4444----34343434 利用店舗の類型利用店舗の類型利用店舗の類型利用店舗の類型
図図図図 4444----35353535 交通手段交通手段交通手段交通手段
4-23
所要時間所要時間所要時間所要時間(図(図(図(図4444----44444444))))は、自家
用車保有の有無での違いはほと
んど見られず、75歳以上を除き、
15分以内までで80%を超えてい
る。また、年齢が上がるにつれ
て、所要時間が増加しているこ
とが分かった。
交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度(図(図(図(図4444----45454545))))
は、「満足」及び「どちらかとい
うと満足」を合わせると“自家
用車保有者”は各年齢で80%を
超えるが、“自家用車非保有者”
は65~80%となる。年齢別に傾
向の差は見られない。
新しい店舗を利用する際の許新しい店舗を利用する際の許新しい店舗を利用する際の許新しい店舗を利用する際の許
容範囲(片道の所要時間)容範囲(片道の所要時間)容範囲(片道の所要時間)容範囲(片道の所要時間)(図(図(図(図
4444----46464646))))は、いずれの年代におい
ても15分以内が計80~90%程度
を占める。自家用車保有の有無
では、ほとんど違いが見られな
い。
なお、既述のとおり、交通手段と所要時間に対する満足度の集計から、商圏の推定を行った
結果は下表の通りである(詳細はP4-12参照)
表表表表 4444----10101010 商圏設定(日用必需品)【再掲】商圏設定(日用必需品)【再掲】商圏設定(日用必需品)【再掲】商圏設定(日用必需品)【再掲】
一次商圏 二次商圏 三次商圏
車 5 分 20 分 65 分
公共交通機関 5 分 10 分 20 分
自転車 5 分 10 分 15 分
徒歩 5 分 15 分 30 分
図図図図 4444----36363636 所要時間所要時間所要時間所要時間
図図図図 4444----38383838 新規開店の所要時間新規開店の所要時間新規開店の所要時間新規開店の所要時間
図図図図 4444----37373737 交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度
4-24
(4)衣料品の買物(衣服、靴、かばんなど)
買物頻度買物頻度買物頻度買物頻度(図(図(図(図4444----47474747))))は、いずれの年代においても「月に1回未満」が最も多く50~60%程度を
占める。次いで75歳以上では「その買物は全くしない」(20%超)、その他の年代では「月に1
回」となっている。いずれも自家用車保有の有無で大きな傾向の差はないが、年齢が高くなる
ほど頻度が低下することが見てとれる。
利用利用利用利用店舗の類型店舗の類型店舗の類型店舗の類型(図(図(図(図4444----48484848))))で
はいずれの年代でも「ショッピ
ングセンターなど」が約50~
70%を占めて最も多く、次いで
「チェーン店」または「インタ
ーネットなど」となる。“自家用
車非保有者”の35~64歳では「イ
ンターネット」が約30%を占め、
すでに主要な購入チャネルの一
つとして確立されている状況が
分かる。個人経営は、いずれの
年代においても4%未満となっ
ている。
交通手段交通手段交通手段交通手段(図(図(図(図4444----49494949))))は、自家
用車保有層では「車(自分、同
居の方が運転)」が計60~80%と
なっており、残りの大部分は公
共交通となっている。特に18~
24歳では約30%、75歳以上では
約20%の方が公共交通を利用し
ている実態が分かった。徒歩や
自転車の利用は、いずれの年代
においても僅かであった。
一方、自家用車非保有層では、
いずれの年代においても40~
50%程度が公共交通を利用して
おり、徒歩や自転車が30%前後
となっている。
図図図図 4444----40404040 利用店舗の類型利用店舗の類型利用店舗の類型利用店舗の類型
図図図図 4444----39393939 買物頻度買物頻度買物頻度買物頻度
図図図図 4444----41414141 交通手段交通手段交通手段交通手段
4-25
所要時間所要時間所要時間所要時間(図(図(図(図4444----50505050))))は、自家
用車保有の有無にかかわらず、
若年層を除き、年齢が上がるほ
ど所要時間は長くなる傾向が認
められる。また、同年代では、
自家用車非保有層の方が若干所
要時間は長くなる傾向がある。
交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度(図(図(図(図4444----51515151))))
は、「満足」及び「どちらかとい
うと満足」を合わせると“自家
用車保有者”は各年齢で70%を
超えるが、“自家用車非保有者”
は60%前後となる。年齢別に大
きな傾向の差は見られない。
新しい店舗を利用する際の許新しい店舗を利用する際の許新しい店舗を利用する際の許新しい店舗を利用する際の許
容範囲(片道の所要時間)容範囲(片道の所要時間)容範囲(片道の所要時間)容範囲(片道の所要時間)(図(図(図(図
4444----52525252))))は、「10分」が約20%で最
も多くなっており、次いで「15
分」、「30分」となっている。自
家用車保有・非保有別に傾向の
差は見られないが、年齢が低く
なるほど所要時間が長くなる傾
向が見られた。
なお、既述のとおり、交通手段と所要時間に対する満足度の集計から、商圏の推定を行った
結果は下表の通りである(詳細はP4-12参照)
表表表表 4444----11111111 商圏設定(衣料品)【再掲】商圏設定(衣料品)【再掲】商圏設定(衣料品)【再掲】商圏設定(衣料品)【再掲】
一次商圏 二次商圏 三次商圏
車 5 分 15 分 65 分
公共交通機関 5 分 10 分 30 分
自転車 5 分 - 15 分
徒歩 5 分 15 分 20 分
図図図図 4444----42424242 所要時間所要時間所要時間所要時間
図図図図 4444----43434343 交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度
図図図図 4444----44444444 新規開店の所要時間新規開店の所要時間新規開店の所要時間新規開店の所要時間
4-26
(5)趣味や娯楽に関する買物(本、花、雑貨など)
買物頻度買物頻度買物頻度買物頻度(図(図(図(図4444----53535353))))は、「月に1回未満」が約45%を占めており、次いで「月に1回」となって
いる。年齢別に見ると、年齢の低い方が買物頻度は多くなっている。自家用車保有・非保有別
に見ると大きな傾向の差はない。
利用利用利用利用店舗の類型店舗の類型店舗の類型店舗の類型(図(図(図(図4444----55554444))))ではいずれの年代でも「ショッピングセンターなど」が約50~70%
を占めて最も多く、次いで「チェーン店」または「インターネットなど」となる。インターネ
ットなどは自家用車保有の有無にかかわらず、64歳以下では20~30%が利用しており、主要な
購入チャネルの一つとなっている。また、「インターネットなど」については、衣料品では自家
用車非保有層で特に割合が大き
くなっていたのに比べ、趣味娯
楽品では自家用車保有との相関
性は認められない。このことは、
単に「交通の利便性」以外の理
由、例えば札幌近郊の実店舗の
品揃えでは満足できない、イン
ターネットの情報検索機能にメ
リットを感じている、などの理
由があるのではないかと考えら
れる。さらに、いずれの年代に
おいても、個人経営が10%前後
を獲得しており、他の物販店舗
に比べて割合が高くなっている
のは、食料品や衣料品などに比
べて、趣味娯楽品では、品揃え
等において、大手流通とは異な
る独自色を打ち出しやすいこと
が影響しているものと考えられ
る。
交通手段交通手段交通手段交通手段(図(図(図(図4444----55555555))))は、自家
用車保有層では、「車(自分で運
転)」が最も多いが、他の年代(60
~80%)に比べて18~24歳は約
40%にとどまっている。この年
代では公共交通の利用が約30%
にのぼっている。自家用車非保
有層においても同様の傾向が見
られ、18~24歳では約40%が公
共交通を利用している。
図図図図 4444----46464646 利用店舗の類型利用店舗の類型利用店舗の類型利用店舗の類型
図図図図 4444----45454545 買物頻度買物頻度買物頻度買物頻度
図図図図 4444----47474747 交通手段交通手段交通手段交通手段
4-27
所要時間所要時間所要時間所要時間(図(図(図(図4444----56565656))))は、自家
用車保有の有無にかかわらず、
45~54歳前後をピークに、年齢
が上がるほど所要時間は長くな
る傾向が認められる。また、同
年代では、自家用車非保有層の
方が若干所要時間は長くなる傾
向がある。
交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度(図(図(図(図4444----57575757))))
は、「満足」及び「どちらかとい
うと満足」を合わせると“自家
用車保有者”は各年齢で80%前
後となるが、“自家用車非保有者”
は60~70%となる。年齢別に大
きな傾向の差は見られない。
新しい店舗を利用する際の許新しい店舗を利用する際の許新しい店舗を利用する際の許新しい店舗を利用する際の許
容範囲(片道の所要時間)容範囲(片道の所要時間)容範囲(片道の所要時間)容範囲(片道の所要時間)(図(図(図(図
4444----58585858))))は、いずれの年代におい
ても「15分以内」が計70%程度
を占める。衣料品では同80~
90%であったことから、趣味娯
楽品の許容範囲は物販店舗では
最大となった。なお、自家用車
保有の有無では、ほとんど違い
が見られない。
なお、既述のとおり、交通手段と所要時間に対する満足度の集計から、商圏の推定を行った
結果は下表の通りである(詳細はP4-12参照)
表表表表 4444----12121212 商圏設定(趣味娯楽)【再掲】商圏設定(趣味娯楽)【再掲】商圏設定(趣味娯楽)【再掲】商圏設定(趣味娯楽)【再掲】
一次商圏 二次商圏 三次商圏
車 5 分 20 分 65 分
公共交通機関 - 15 分 30 分
自転車 5 分 - 25 分
徒歩 5 分 15 分 30 分
図図図図 4444----48484848 所要時間所要時間所要時間所要時間
図図図図 4444----49494949 交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度
図図図図 4444----50505050 新規開店の所要時間新規開店の所要時間新規開店の所要時間新規開店の所要時間
4-28
(6)食事を主な目的とする外食(昼食時)
買物頻度買物頻度買物頻度買物頻度(図(図(図(図4444----59595959))))は、「月に1回未満」が約30%で最も多く、次いで「月に1回」、「全くしな
い」となっている。年齢が高くなるほど、頻度は少なくなる傾向が見られた。自家用車保有・
非保有別に見ると、大きな傾向の差はない。
利用利用利用利用店舗の類型店舗の類型店舗の類型店舗の類型(図(図(図(図4444----60606060))))では、
一部の年代を除き、「個人経営」、「シ
ョッピングセンター」、「チェーン店」
が各30%前後で拮抗している。「個
人経営」は、同年代どうしを比べる
と、自家用車保有層の方が割合は大
きい傾向がある。これは、自家用車
保有層の方が、地理的な制約がなく、
店舗選択の自由度が高いことが影
響しているためと思われる。また、
若い年代ほど「チェーン店」の利用
割合が高く、自家用車保有の18~24
歳では、約60%に達している。
交通手段交通手段交通手段交通手段(図(図(図(図4444----61616161))))では、自家用
車保有層であっても10~20%程度
は「徒歩」となっており、徒歩圏内
の店舗を利用していることが分か
る。また、18~24歳及び75歳以上で
は約20%が公共交通を利用してい
る。自家用車非保有層では、いずれ
の年代においても30~40%程度が
徒歩または自転車となっており、比
較的狭い範囲内で消費が完結して
いることが分かる。また、18~24歳
では約40%、65~74歳及び75歳以上
では約30%が公共交通を利用して
いる。
図図図図 4444----51515151 買物頻度買物頻度買物頻度買物頻度
図図図図 4444----52525252 利用店舗の類型利用店舗の類型利用店舗の類型利用店舗の類型
図図図図 4444----53535353 交通手段交通手段交通手段交通手段
4-29
所要時間所要時間所要時間所要時間(図(図(図(図4444----62626262))))は、「6~
10分」、「11~15分」、「16~20分」
がボリュームゾーンとなってお
り、ほとんどの年代でこれらの
合計が60~70%を占めている。
また、同年代どうしを比較する
と、自家用車非保有層の方が所
要時間は長くなる傾向があり、
特に65~74歳と75歳以上で顕著
に表れている。
交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度(図(図(図(図4444----63636363))))
は、「満足」及び「どちらかとい
うと満足」を合わせると“自家
用車保有者”は各年齢で80%前
後となるが、“自家用車非保有者”
は70%前後となる。年齢別に大
きな傾向の差は見られない。
新しい店舗を利用する際の許新しい店舗を利用する際の許新しい店舗を利用する際の許新しい店舗を利用する際の許
容範囲(片道の所要時間)容範囲(片道の所要時間)容範囲(片道の所要時間)容範囲(片道の所要時間)(図(図(図(図
4444----64646464))))は、いずれの年代におい
ても「10分」及び「15分」がボ
リュームゾーンとなっており、
計50~60%を占めている。なお、
自家用車保有の有無では、ほと
んど違いが見られない。
なお、既述のとおり、交通手段と所要時間に対する満足度の集計から、商圏の推定を行った
結果は下表の通りである(詳細はP4-12参照)
表表表表 4444----13131313 商圏設定(外食(昼))【再掲】商圏設定(外食(昼))【再掲】商圏設定(外食(昼))【再掲】商圏設定(外食(昼))【再掲】
一次商圏 二次商圏 三次商圏
車 5 分 15 分 65 分
公共交通機関 5 分 20 分 30 分
自転車 5 分 20 分 -
徒歩 5 分 15 分 -
図図図図 4444----54545454 所要時間所要時間所要時間所要時間
図図図図 4444----55555555 交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度交通手段の満足度
図図図図 4444----56565656 新規開店の所要時間新規開店の所要時間新規開店の所要時間新規開店の所要時間
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