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⼈事を科学する - 実践ワークショップ –
第6期 ⼈事情報活⽤研究会 説明会
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本⽇のアジェンダ
・⼈事情報活⽤研究会について
・第6期⼈事情報活⽤研究会の取り組み(予定)の説明
・第1-5期⼈事情報活⽤研究会の取り組みの紹介
・第6期⼈事情報活⽤研究会エントリー⽅法の説明
・Health & Productivityデータ活⽤研究会のご紹介
・質疑応答
人事情報活用研究会について
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開催の背景働き⽅改⾰ ⼈財獲得難 グローバル競争の激化
何が⾃社にとって重要な課題か。どこに問題があるのか。どういう施策を取れば良いのか。施策の効果をどう⽰せばよいのか。
⼤量の⼈事データ定量分析
経営課題解決のための組織分析
健康経営 リーダー、イノベーション⼈材の育成
ダイバーシティ推進 ⾼齢者活⽤ 適材適所
⼤量に蓄積されつつある⼈事データをどう活⽤すれば良いか。
過去10年の間に、こうした悩みを聞くことが増えた。
これまでの経緯
2014年にワークスアプリケーションズ社と研究会を立ち上げた。
社会貢献と学術研究基盤整備が目的人事データ活用の有用性を理解して頂く。
標準的な人事データ分析手法を整理し、伝授する。
企業との信頼関係を構築する。
過去2年間は、定例会とR講習会の2本立て架空人事データと教材の蓄積
5年間の活動で初期の目的を概ね達成。
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ニーズの高い分析テーマ
男女格差の計測
採用傾向分析
退職者分析
社員のタイプ分け
高業績者分析
施策の効果測定(差の差分析)
中間管理職の影響
キャリアの幅の測定と類型化5
今後の人事情報活用研究会
ルーチン化した統計分析講習会は、切り出してe-learning化する。これからピープルアナリティクスを始めるという会社
は、 e-learningで学んで頂く。
研究会は、より共同研究的な性格なものにしたい。テーマを毎年絞る⇒今年は健康経営。
より密な連携を図るため社数を絞る⇒今年は10社程度。
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第6期人事情報活用研究会の取り組み(予定)のご説明
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なぜ健康経営なのか
⼈⽣100年時代に、定年延⻑の流れより⻑期間⽣産性を維持してもらうために健康寿命を延ばす必要
なぜ企業が社員の健康に介⼊するのか①働き⽅と健康の深い関係②規模の経済(ナッジの活⽤)③データへのアクセス
健康経営投資は、リターンが⾼い︖①医療費削減効果⇒ただし評価が難しい。②⻑期的な⽣産性効果⇒国が⾳頭を取っているだけ︖③短期的には、採⽤へのプラス効果が⼤きいのでは
背景
理論的根拠
エビデンス
禁煙実験の例⾦銭的インセンティブとチームの活⽤で、禁煙成功率が41%に
研究会で何をやるか
4つの問いに答える必要
自社の社員はどんな健康リスクを抱えているか。
どういう職場や職種で、どういう働き方で健康リスクが高
まっているか。
どういう施策が健康リスクを下げる上で必要か。
施策の効果をどう測ったら良いか。
4つの問いに答えるための知識を身につけ、方法を考
える。
健康経営を進める指針となる書籍の発行を目指す。
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重要な参加要件
労働安全衛生法に基づく健康診断法定項目を共通項として、研究会で様々な集計値比較を行いたいと考えております。
個人単位のデータが望ましいため、社内規定で、健康診断データにアクセスできる方(人事部、健康保険組合、健康経営担当部署)に分析に加わって頂きたい。
ストレスチェック診断などより厳しい制約が課せられるものは、部署単位のデータでも結構です。
因果推論に沿った健康施策に取り組む用意のある企業を優先します。
個人または部署単位で参加するもので、参加不参加の記録が利用でき、対象範囲を制御できるもの。運動、食事、睡眠、節酒、禁煙などのプログラム、およびテレワークなど。
すべての参加企業で、新型コロナウイルス感染症対策で増加したリモートワークの影響を見ることが出来ないかも検討中。
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第6期 研究会開催の流れ定例会ゲストスピーカーをお招きし、各テーマについての講話を聞き、質疑応答の後、どう施策に活かすか、グループディスカッションを⾏います。簡単な課題を出した場合、前参加企業の集計表に基づく議論も盛り込みます。
※ オープンソースの統計解析ソフトウェア「R」は無料でダウンロードできます。
最終報告会ご参加企業の皆様に、本研究会での成果をご発表いただきます。取り組むテーマは各社様で決めていただきます。
Rを使った統計分析e-learning各社必要に応じて⾏う。SAS,SPSS,STATAなど他の統計ソフトを⽤いる⼈は、架空⼈事データと課題に取り組むようにしてください。
定例会の典型的アジェンダ
14:15~14:20 開始アナウンス・事務連絡前回課題の集計結果公表
14:20~15:20(60分)
ゲストスピーチ:「本日のテーマ」
15:20~15:45 グループディスカッション(論点は事前にお渡しします)
15:45~16:00 休憩
16:00~16:15 グループディスカッション(チーム別発表)
16:15~16:55 講師陣によるミニ講義:統計学、人事経済学、健康経営や施策の評価に関する先行研究の紹介
16:55~17:00 アンケート記入、終了挨拶
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講師陣紹介⼤湾秀雄(代表)早稲⽥⼤学 政治経済学術院教授経済産業研究所ファカルティーフェロー兼任。東京⼤学理学部卒。コロンビア⼤学経済学修⼠、スタンフォード⼤学経営⼤学院博⼠。(株)野村総合研究所エコノミスト、ワシントン⼤学オーリン経営⼤学院助教授、⻘⼭学院⼤学国際マネジメント研究科教授、東京⼤学社会科学研究所教授などを経て2018年から現職。専⾨は、⼈事経済学、組織経済学、およびイノベーションの経済学。著書に「⽇本の⼈事を科学する 因果推論に基づくデータ活⽤」(2017年⽇本経済新聞出版社)
⿊⽥祥⼦ 早稲⽥⼤学 教育・総合科学学術院教授経済産業研究所ファカルティーフェロー兼任。慶應義塾⼤学経済学部卒業。博⼠(慶應義塾⼤学、商学)。⽇本銀⾏にて経済分析を担当、⼀橋⼤学経済研究所助教授、東京⼤学社会科学研究所准教授を経て、2014年より現職。労働政策審議会審議委員、厚⽣労働統計の整備に関する検討会委員等。専⾨分野は労働経済学、応⽤ミクロ経済学。著書に、「労働時間の経済分析」(⼭本勲⽒と共著、2014年、⽇本経済新聞出版社、第57回⽇経・経済図書⽂化賞受賞)
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講師陣紹介
奥平寛⼦ 同志社⼤学⼤学院ビジネス研究科 准教授⼤阪⼤学⼤学院経済学研究科博⼠後期課程修了、経済学博⼠。岡⼭⼤学⼤学院社会⽂化科学研究科准教授、University College London 研究員を経て現職。膨⼤な政府統計を⽤いたデータ分析や⾏動経済学に知⾒を活かした実験など、幅広いアプローチから実証分析を⾏う。専⾨分野は労働経済学、応⽤ミクロ計量経済学、⼈事経済学。
中室牧⼦ 慶應義塾⼤学 総合政策学部教授産業構造審議会委員、⾰新的事業活動評価委員会委員、厚⽣労働省統計改⾰ビジョン2019有識者懇談会委員慶應義塾⼤学卒業後、コロンビア⼤学で修⼠(MPA)博⼠(Ph.D.)を取得。⽇本銀⾏や世界銀⾏での実務経験を経て2013年から現職。専⾨分野は教育経済学。著書に、「『学⼒』の経済学」(2015年、ディスカヴァー21、発⾏部数累計30万部のベストセラー)、「『原因と結果』の経済学」(2017年、ダイヤモンド社、津川友介と共著)
恩⽥ 正⾏Onda Masayuki
ルイジアナ州⽴⼤学PhD(Economics)早稲⽥⼤学現代政治経済研究所次席研究員
朝井 友紀⼦Asai Yukiko
慶應義塾⼤学経済学博⼠シカゴ⼤学ハリス公共政策⼤学院ポストドクトラルフェロー早稲⽥⼤学組織実証研究所招聘研究員
内⽥ 彬浩Uchida Yoshihiro
慶應義塾⼤学MBAスターツリー株式会社アナリティクス事業部 部⻑早稲⽥⼤学組織実証研究所客員次席研究員
⼭⽥ 隆史Yamada Takafumi
慶應義塾⼤学MBAスターツリー株式会社代表取締役早稲⽥⼤学組織実証研究所客員次席研究員
⾓⾕ 和彦Sumiya Kazuhiko
ロンドン⼤学ロイヤル・ホロウェイ校PhD(Economics)(独)経済産業研究所 研究員早稲⽥⼤学組織実証研究所客員次席研究員
佐藤 ⾹織Sato Kaori
東京⼤学経済学博⼠国⼠館⼤学経営学部 講師早稲⽥⼤学組織実証研究所招聘研究員
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スタッフ紹介
福原 ⽂⼦ (早稲⽥⼤学 ⼤湾研究室 秘書)
事務局
https://www.w-as.jp/
リサーチアシスタント(RA)早稲⽥⼤学⼤学院 ・⾼橋 孝平
・川太 悠史・北川 梨津
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ゲストスピーカーとテーマ藤野善久(ふじのよしひさ)先生 産業医科大学 環境疫学研究室 教授プレゼンティイズム指標
高橋正也(たかはしまさや)先生 労働安全衛生総合研究所
過労死等防止調査研究センター センター長
産業医科大学医学部卒業。医師、博士(医)、労働衛生コンサルタント。公益財団法人福岡労働衛生研究所 産業保健事業本部、産業医科大学 公衆衛生学教室 准教授等を経て、2017年より現職。専門分野疫学は疫学、公衆衛生、産業保健、プレゼンティズム、健康影響評価(health impact assessment; HIA) 。主な著書に『介護保険施設におけるマネジメントシステム導入のための手引き 』(三菱総合研究所, 社会保険出版社)、『保健医療従事者のためのマルチレベル分析活用ナビ』(診断と治療社)など。
睡眠と休養
東京学芸大学教育学部卒業後、労働省産業医学総合研究所にて勤務スケジュールにともなう睡眠の問題と対策に関する研究に従事。2000年群馬大学医学部にて医学博士を取得。同年から1年間ハーバード大学医学部留学。独)労働安全衛生総合研究所上席研究員、独)労働者健康安全機構 労働安全衛生総合研究所 産業疫学研究グループ長等を経て2019年より現職。専門分野は産業睡眠医学、産業保健心
理学。学会活動は労働時間日本学会(会長)、日本臨床睡眠医学会(副理事長)など。
プレゼンティイズム指標についてお話いただきます。
働く⼈々の睡眠や休養についてお話頂きます。
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ゲストスピーカーとテーマ熊野宏昭(くまのひろあき)先生 早稲田大学 人間科学学術院 教授マインドフルネスの活⽤
山本雄士(やまもとゆうじ)先生 株式会社ミナケア代表取締役社長
東京大学医学部卒業。博士(医)。東京大学心療内科医員、東北大学大学院医学系研
究科人間行動学分野助手、東京大学大学院医学系研究科ストレス防御・心身医学(東京大学心療内科)助教授・准教授を経て、2009年4月から早稲田大学人間科学学術院教授、同11月に新規設立された早稲田大学応用脳科学研究所所長に着任。2016年9月より早稲田大学人間科学学術院副学術院長・人間総合研究センター所長を兼任。 日本認知・行動療法学会前理事長、日本不安障害学会副理事長、日本マインドフルネス学会副理事長、日本心身医学会評議員、他。
「投資型」医療東京大学医学部を卒業後、同付属病院、都立病院などで循環器内科、救急医療などに従事。2007年Harvard Business School修了。日本内科学会認定内科医、日本医師会認定産業医。現在、株式会社ミナケア代表取締役社長。 厚生労働省保健医療2035推進参与、慶應義塾大学非常勤講師などを兼務。また、教育活動として山本
雄士ゼミを主宰。これまで、ソニーコンピュータサイエンス研究所非常勤研究員、慶應義塾大学クリニカルリサーチセンター客員准教授、内閣官房医療イノベーション推進室 企画調査官などを歴任。2014年日本起業家賞受賞。 共著書に「投資型医療 医療費で国が潰れる前に」 (ディスカヴァー携書)などがある。
マインドフルネスの活⽤についてお話いただきます。
「投資型」医療と健康経営についてお話頂きます。
開催日程(仮予定:ゲストスピーカーの予定
により、テーマや日付が変わります) R講習会e-learning開始 6月ごろ予定
定例会 第1回 6月19日(金)? 健康と生産性
第2回 7月17日(金)?プレゼンティイズム指標
第3回 9月3日(木) マインドフルネス
第4回 10月9日(金)? 睡眠と休養
第5回 11月13日(金)? 投資型医療
最終報告会:2021年2月5日(金) ?
場所 早稲田大学 早稲田キャンパス3号館
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コロナウイルス感染症対策 消毒液を配置し、席間隔を十分に明けた配置を心掛けます。
以下の3つの状況に応じて、対応を分けます。
「感染状況が拡大傾向にある状況」
全員オンラインで参加して頂きます。Zoomのブレイクアウトルーム機能を使ってグループディスカッションを行います。
「感染状況が収束、または一定程度に収まっている状況」
会場とオンライン両方での参加を可能とします。事前届け出制。
「感染状況が確認されない状況」
基本会場での参加をお願いします。遠方等で参加が困難な場合は、オンラインでの参加をお認めしますが、グループディスカッションには参加できません。
十分に安全と判断される時期に、懇親会を企画します。
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第1期~第5期人事情報活用研究会の取り組みのご紹介
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各期の主なテーマワークライフバランス、グローバル⼈事、⼈材ポートフォリオ、グローバルリーダー育成第1期
タレントマネジメント、メンタルヘルス、採⽤、ダイバーシティ経営、インセンティブ設計第2期
研修の効果測定、イノベーションのための組織設計、戦略的採⽤、組織変⾰、⼈事におけるAI活⽤第3期
グローバル⼈材の育成、テクノロジー活⽤、働き⽅改⾰、健康経営、リーダーシップ開発第4期
第5期 HRテクノロジー、キャリアデザイン、グローバル研究開発⼈財AI時代の労働法、ワークエンゲージメント
第6期最終報告会のテーマ一覧 自律的なキャリア選択による活躍に向けて 採用傾向分析 健康指標と社員のパフォーマンス 多様な人財・組織を束ねるプロの特徴分析 パフォーマンス/エンゲージメントにかかる上司要因の検証 応募者クラスターと選考結果からみる評価基準の再考 当社の課長職に求められる本当に大切な特性とは何であろうか? 年功的賃金の是正と評価の納得度向上に向けて 総合職のキャリアの在り方 クラスター分析を用いた人材活用 「課長力」とは 活躍人財の定義付けと採用選考への活用 公募型グループ内転職制度の活性化・効率化のために 部下の力を伸ばす上司のスキル 採用選考における360度分析 データから探る「残念な退職」 成長に資する最適な異動
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第6期人事情報活用研究会エントリー方法のご説明
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ご参加要件■ 定例会は、全⽇程のご参加をお願いしております。■ 各回で出題される簡単な集計課題に取り組んでいただきます。健康診断結果、ストレスチェック診断結果を⼈事データと組み合わせた分析を⾏います。■ 健康経営施策を因果推論に基づき実施する⽤意のある企業を優先します。■ 最終報告会にて、選択したテーマについての研究成果をご発表いただきます。そのため、統計学の素養のある⽅をメンバーに含めていただく必要があります。■ 研究会を通じて知った他社の情報は⼝外しないという守秘義務にご同意頂きます。
■ 研究会事務局からの請求書受領後、2か⽉以内に60万円を早稲⽥⼤学に納付して頂きます。■ 研究会への参加・課題・最終報告会への取り組みなど、時間を割いていただく必要があります。上⻑のご理解・ご協⼒を得てください。※ご参加企業様は10社程度を予定しております。
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第6期 エントリーの流れ
3⽉23⽇(⽉)新規参加ご希望の企業様への説明会
〜4⽉9⽇(⽊)申込み受付f.fukuhara@kurenai.waseda.jp 福原へご連絡ください。社内決裁に時間がかかる場合は、ご相談ください。
4⽉中旬選考結果を4⽉15⽇頃にご通知致します。
Health & Productivityデータ活用研究会のご紹介
産学官連携の健康経営分析プロジェクト
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参加企業
提出データ・異動履歴情報・勤怠情報・従業員満⾜度調査・健康診断情報・福利厚⽣情報・性別、年齢、学歴、家族構成などの属性情報
個⼈情報
独⽴⾏政法⼈経済産業研究所(RIETI)
秘密保持誓約書締結後、匿名化処理を⾏って提供
早稲⽥・同志社⼤学所属のRIETI研究者
安全な遠隔操作システムを⽤いて統計分析
⽇本⽣産性本部(株)イーウェル
協⼒、研究成果の共有
健康経営施策の企画・実施⽀援
学術成果の発表社会還元
データ分析・活用の全体像
生産性・企業価値データ
各種生産性、売上高、利益、資本、株価等
人事労務データ
勤怠、従業員満足度、採用、評価、離職率等
ヘルスデータ(メンタル&フィジカル)
ストレスチェック、健康診断、レセプト等
結合・分析
・働き方と健康と生産性の間の関係を明らかにする。
・分析結果活用による施策立案と施策の評価・改善
・ソリューション支援
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質疑応答
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