061002 Ideo 01

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新規工房 『発想する会社』輪読

橋本翔2006年10月2日(月)

1章 - イノベーションの頂点

『発想する会社』

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IDEOとは何か?

何でも作る、最強のデザイン会社 "IDEO"マウス、ノートPC、パームⅤから、ショッピングカート、注射器、心臓マッサージ機…

方法論が違う・製品モニターなんていらない・ブレストがうまい・プロトタイプ製作が速くてうまい

何が違うのか?

イノベーション重要。製造技術があがって、すでにあるモノを作るだけならどこの会社でもできるようになった。新しいモノを作る方法論が、競争力の要になった

この本には、ビジネススクールの教室で考えられたものではなく、実践の中で培われた手順が書かれている

『発想する会社』

どれか小数の分野で卓越し、多くの分野で強くなると良い→ 問題発見から、コンセプト、実現まで全てやるため

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イノベーションを起こす方法

イノベーションは十種競技のようなもの

IDEOのデザインステップ

1.理解

2.観察

3.視覚化

4.評価とブラッシュアップ

5.実現

デザイン対象の問題点や制約事項について理解すること。正しいデザインができる。

デザイン領域で、人がどう活動しているか観察する。新しいコンセプトのヒントが転がっている

プロトタイプやビデオやストーリーボードを作って、新しいコンセプトが使われている姿を見えるようにする。

短時間で実際にプロトタイプを作り、使ってみて評価する。初期のアイディアに固執せず、どんどん改良する。

短時間で実際にプロトタイプを作り、使ってみて評価する。初期のアイディアに固執せず、どんどん改良する。

『発想する会社』

カートのバイヤーに話を聞いて、プラスチック製とスチール製カートの長所・短所を教わった自転車屋やベビーカー屋で素材や最新の工夫を調べたカート修理工から、メンテナンスについて教わった

物自体だけでなく、トータルにデザインする

幼い子供の安全性、ネットの買い物サービスから派遣されたプロの買い物客がカートを基地にしてカゴだけで走り回っていた、すれ違いが難しい…など

良い「買い物経験」とは何か?

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ディープダイブ(1)

ABCニュースの番組『ディープダイブ - イノベーションを生むためのある会社の秘密兵器』

たった1週間で新しいショッピングカートを完成させた

観察

調査

BrainStroming / ConceptMaking 意志決定

パロアルトのスーパーに行き、人類学者の手法で観察した

『発想する会社』

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ディープダイブ(2)

ビジョン・カートを子供にも扱えるようにしたい・効率よく買い物したい・安全性を高めたい

意志決定

観察・調査から

ブレインストーミング/コンセプトメイキング壁ポストイット、雰囲気を和らげる玩具バカなアイディアが出ても怒らないむしろ笑いながらでなければアイディアは出ない自分だけでアイディアをまとめない。なんでも話す午前中に壁がいっぱいになった

ブレストからアイディアがたくさん出た・盗まれにくいカート・スキャナがついていて色々わかるカートなど

何に重点を置いてプロトタイピングするか意思決定した

午前11時

『発想する会社』

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ディープダイブ(3)

プロトタイピング16人のIDEOメンバと10数人の機械工が4つのチームに別れ、30分でスケッチし、3時間で実物大模型を作ることになった

できたプロトタイプそれぞれから良い部分を選び出してさらにプロトタイプを作った。CAD、ワイヤー棒材など

デイヴィッド・ケリーがほめに来て、みんなテンションあがるつっこみもした(カートばかりで、籠のデザインをしていなかった)

さらに24時間作業次の日撮影(間に合うかギリギリ)

横に動かせるカート 曲線が綺麗なカート手提げバスケット付き マイクとスキャナがついていてレジに並ばないですむカート

午後3時プロトタイプ完成

午前3時

午前6時

寝る

コーヒー注入

『発想する会社』

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クリエイティビティの幕をあげる

カートお披露目買い物経験がデザインされている

形がスポーツカーみたい

6個の小型バスケットが入っている

内側に袋を釣れる

代金を直接払えるスキャナ

子供用の安全バー

飲み物ホルダー付き

横に動ける(車輪がメカニクスに工夫してある)

いくつか改良したら、実際に店で使いたいと言われた「カートを産み出したプロセス」について電話が殺到した

カート

カートを基地にして、店内を歩き回る

『発想する会社』

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クリエイティビティとイノベーションを築き上げる

誰もが独創的な部分を持っていて、それを刺激する環境を作れば開花する

リスクや大胆なアイディアを受け入れるたまに失敗しても大目に許す

この本の目的は

クリエイティブな手順を明らかにする事

ビジネススクールの教室で考えられたものではなく、実践の中で培われた手順

そのためには