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CoCooking: 料理を通して人びとにつくる喜びを呼び戻す
伊作太一・Taichi Isaku (M1・1セメ)
1992年:愛知県生まれ、出生後すぐアメリカへ
2010年:アメリカで高校卒業
2011年:環境情報学部入学(井庭研所属)
2015年:政策・メディア研究科入学
略歴
Philosophy:料理を通して人びとにつくる喜びを呼び戻す
Concept:コークッキングという文化の醸成
Contents:イベント群・WS・教育プログラム・場づくり
Program:銀座餃子・CoCooking in 富士吉田など
Philosophy
料理を通して人びとにつくる喜びを呼び戻す
Philosophy
料理を通して人びとにつくる喜びを呼び戻す
近代以降の大量生産:
「つくる」行程の多くが工場に:ブラックボックス化
人の手で「つくる」ことは低賃金労働と認識されるまでに
→人は自分でつくることが極端に減った
Philosophy
料理を通して人びとにつくる喜びを呼び戻す
剥奪される創造性:
パッケージ化されているか、限られた選択肢の中から選ぶか
技術・しくみの形骸化:「応急処置的」(©井庭崇)解決ばかり
→本質的に何かをつくることをしていない
Philosophy
料理を通して人びとにつくる喜びを呼び戻す
マニュアルやマスタープラン、レシピの存在:
「この通りにやれば、こういうものができる」という1:1対応
決められた結果を繰り返しうみだすためのもの:わかりきったoutcome
機械の一部と化す人間
→創造プロセスから押し出される人間
Philosophy
料理を通して人びとにつくる喜びを呼び戻す
つくることは特別なこと、という認識の形成:
「デザイン系」への憧れ
「ものづくりがしたいんです」と口をそろえて言う就活生たち
時間をかけて自分の手でつくることはお金持ちの趣味、という認識
→つくることが、手に入りにくい、新しい豊かさの象徴になりつつある
Philosophy
料理を通して人びとにつくる喜びを呼び戻す
Fabムーブメントの活性化:
ファブラボ、オープンキッチンなど、つくる「場」は増えている
3Dプリンタ、映像編集ソフトなど、一人ひとりがつくる「技術」もそろっている
でもそれを使いこなす人びとの「知識」「方法」「発想」がない
→ソフト面での創造性の支援が必要
Philosophy
料理を通して人びとにつくる喜びを呼び戻す
つくって「あげる・もらう」から「一緒につくる」へ:
つくるプロセスに関われば愛着が湧く
自分でつくったものについては、自分のことばで語れる
→つくることに対して、当事者にしてしまう
Philosophy
料理を通して人びとにつくる喜びを呼び戻す
料理は一番身近なものづくり:
日常との接点を持ちながら、つくるという非日常の体験
「おいしいものを食べる」というモチベーションの存在
すぐに改革が起きなくても、いつか点と点が結ばれるための伏線を張る
→料理を通してより大きなテーマについて考え、気付いてほしい
Philosophy
料理を通して人びとにつくる喜びを呼び戻す
料理でも同型の問題が:
「つくる人」と「たべる人」の極端な分断がおきている
料理は「家事」または「仕事」として捉えられがち
キッチンとは「裏」であって、一般人に見せてはいけない場所
レシピマニュアル・加工食品などによる創造性の剥奪
→料理という具象を仲介してより大きな問題の解決を探る
Philosophy:料理を通して人びとにつくる喜びを呼び戻す
Concept:コークッキングという文化の醸成
Contents:イベント群・WS・教育プログラム・場づくり
Program:銀座餃子・CoCooking in 富士吉田など
Concept
人びと(特に若い世代の日本人)に
コークッキングという文化を醸成するコークッキングという文化を醸成する
工夫を凝らしながら、みんなで料理をすること=
Concept
コークッキングという文化を醸成する
みんなで料理するって楽しい
コークッキングを一種の娯楽として
人びとの日常に定着させる
Concept
コークッキングという文化を醸成する
Concept
①料理への導線をつくる: 参加しやすい場、しくみづくり
たのしい「遊び」として行う
複数人で行うことによって億劫さを解消
失敗の不安を解消・挑戦への後押し
コークッキングという文化を醸成する
Concept
②複数人でやることによるモチベーションデザイン: みんなでおいしいものを食べたいという気持ち
料理があることによって自然と生まれるあたたかい雰囲気
仲間と一緒に行うことによる目的や達成感の共有
コークッキングという文化を醸成する
Concept
③料理による創造性の育成: 厳密なレシピの不在、最終的に何ができあがるかわからない
食材や予算など、与えられた制約の中で何がつくれるかを考える
料理の不可逆性:臨機応変な問題解決をする
手を動かしながら試行錯誤をする
発想をすぐにプロダクトで具現化する
コークッキングという文化を醸成する
Concept
④楽しいから、何度でもできる: 人は毎日お腹が空く
料理毎回新しい発見があり、毎回違う結果が出る:若干の闇鍋感
火や包丁などと隣り合わせになる、非日常な体験
コークッキングが日常的・ゲリラ的に行われるようになる
繰り返されることによって、人びとの意識は少しずつ変わる
コークッキングという文化を醸成する
料理への 導線づくり
複数人による モチベーション デザイン
料理による 創造性の 支援
「楽しい」 から
またやりたい
料理への 導線づくり
複数人による モチベーション デザイン
料理による 創造性の 支援
「楽しい」 から
またやりたい
徐々に意識の変化が起きる
Concept
新しい未来観: 例えば学生の「カラオケ行こうぜ」や「飯食いに行こうぜ」が、
「今日コークッキングしようぜ」に変わったら
例えば社会人の間に、「つくりながら飲む」新しい宴会文化ができあがったら
コークッキングという文化を醸成する
Philosophy:料理を通して人びとにつくる喜びを呼び戻す
Concept:コークッキングという文化の醸成
Contents:イベント群・WS・教育プログラム・場づくり
Program:銀座餃子・CoCooking in 富士吉田など
Contents・Program
地域の人々と一緒に行うイベント群の開催、場づくり
あるいはコークッキングを用いた教育プログラム・WSの実施
・ ・
WS教育プログラム
イベント群 場づくり
・
Contents・Program
イベント群・場づくり・WS・教育プログラム
イベント: 純粋にコークッキングを楽しむためのイベント
はじめは非日常的な入り口を用意し、少しずつ定着させていく
銀座餃子
銀座で餃子をつくりながら、英会話も楽しめる夜
in English
みんなで一緒に料理をすると、ごく自然にコミュニケーションが生まれます。 そんな料理の特性を英会話に取り入れたのが、【銀座餃子 in English】。料理を楽しみながら、英会話をするという企画です。料理というコミュニケーションツールを使って、食や料理に関する英会話を楽しみましょう。 おなかいっぱいになって、ちょっと勉強にもなる美味しい企画。銀座のキッチンという日常と非日常が織り交ざる場所で、餃子をみんなでつくりながらリアルな英会話を楽しんでみませんか。
【日時】2015年6月23日19時‐21時30分 【場所】東銀座LEAGUE 【参加費】2000円 【持ち物】飲み物(アルコール類可・会場でも販売しております) エプロン(必要な人のみ・小麦粉を使います)
仕事帰りに銀座で餃子をつくる、という新しい文化づくり
銀座餃子
銀座で餃子をつくりながら、英会話も楽しめる夜
in English
みんなで一緒に料理をすると、ごく自然にコミュニケーションが生まれます。 そんな料理の特性を英会話に取り入れたのが、【銀座餃子 in English】。料理を楽しみながら、英会話をするという企画です。料理というコミュニケーションツールを使って、食や料理に関する英会話を楽しみましょう。 おなかいっぱいになって、ちょっと勉強にもなる美味しい企画。銀座のキッチンという日常と非日常が織り交ざる場所で、餃子をみんなでつくりながらリアルな英会話を楽しんでみませんか。
【日時】2015年6月23日19時‐21時30分 【場所】東銀座LEAGUE 【参加費】2000円 【持ち物】飲み物(アルコール類可・会場でも販売しております) エプロン(必要な人のみ・小麦粉を使います)
Who:社会人が
When:仕事帰りに
Where:銀座のオープンキッチンで
What:餃子をつくりながら一杯やる
Why:飲み屋で一杯やるより安上がりで楽しい
How:こちらで場・食材・人を用意、参加しやすい環境づくり
仕事帰りに銀座で餃子をつくる、という新しい文化づくり
CoCooking in 富士吉田
富士吉田TQ CoCooking ひばりが丘高校うどん部with日時:2015年5月10日(日)10:00~16:00
場所:リトルロボット、上吉田御師宿坊のまち
スケジュール 10:00 金鳥居インフォメーションセンター集合 10:00~11:00 おしまちさんぽ 11:00~11:15 移動(浅間神社駐車場→リトルロボット) 11:20~12:00 作戦会議(レシピ作成) 12:00~12:45 買い物 12:45~14:15 CoCooking 14:15~15:00 食事 15:00~15:20 片付け 15:20~16:00 振り返り
CoCooking in 富士吉田
富士吉田TQ CoCooking ひばりが丘高校うどん部with日時:2015年5月10日(日)10:00~16:00
場所:リトルロボット、上吉田御師宿坊のまち
スケジュール 10:00 金鳥居インフォメーションセンター集合 10:00~11:00 おしまちさんぽ 11:00~11:15 移動(浅間神社駐車場→リトルロボット) 11:20~12:00 作戦会議(レシピ作成) 12:00~12:45 買い物 12:45~14:15 CoCooking 14:15~15:00 食事 15:00~15:20 片付け 15:20~16:00 振り返り
Who:観光客が
When:休日に
Where:山梨県富士吉田市で
What:名物である「吉田のうどん」を実際につくってたべる
Why:つくることを通してより深くその地域の文化・歴史・人
を理解し、知ることができる
How:富士吉田市や富士山観光も兼ねたプランの用意
地元の高校生と一緒に、観光イベント企画・商品開発を行う
ひばりヶ丘高校うどん部×連結コークッキングチーム
活動を通じて高校生に「創造的になること」を経験してほしい
ゆくゆくは、高校生だけでイベントなどを持続的に開催してほしい
Contents・Program
イベント群・場づくり・WS・教育プログラム
場づくり: 【コミュニティ・キッチンスペース】という新しい場所
そこに行けば、いつでも料理ができるコミュニティスペース
あるいは、街なかに【クッキング・ボックス】が偏在する未来
Contents・Program
リトロボ:高校生がふらっと立ち寄って料理できるキッチンスペース
Contents・Program
リトロボ:高校生がふらっと立ち寄って料理できるキッチンスペース
Who:地元の高校生が
When:学校帰りに
Where:コミュニティ・キッチンスペースで
What:自由に料理をして「遊ぶ」ことができる
Why:おいしいものが食べられる、楽しい、そこに色々な人が集まる
How:コワーキングスペースなど、同じスペースの別の事業で
利益を上げる
Contents・Program
イベント群・場づくり・WS・教育プログラム
WS・教育プログラム・その他: コークッキングを利用してチームワーク・創造性などを身につける
料理を使った企業研修・ワークショップ・親子教室などの開発
人格やコンピタンスが表れる:企業の採用過程や合コンへの応用
料理を使った発想・コンセプトづくりワークショップ
料理を使った発想・コンセプトづくりワークショップ
Who:学生・社会人が
When:授業中・仕事中に
Where:学内・社内で
What:料理を題材としながら創造性を養うWSを行う
Why:料理という身近なテーマを通して、大切なスキルを身につける
How:授業・研修などの一環で行う
「おいしい」の再定義
おいしいものは砂糖・油・塩があればできる→新しいかたちのおいしさが必要
「舌で味わう」「頭で味わう」から、「心で味わう」へ
→心で味わえる「おいしさ」を表すことはできないか
イベント群・場づくり・WS・教育プログラム
材料 (料理を生んだ人・食材・場所・気分、その分量)
CoCookingレシピ今日のコークキングでの体験や完成した料理について、CoCookingレシピでまとめよう
つくり方 (今日の料理が生まれるまでのストーリー)
完成図 (コークッキングを通して生まれたもの)できあがった料理の写真・スケッチ
3つのCでどんな新しいアイデアや価値が生まれたかまとめよう
Connecting Dots (コークッキング中に発見したり、できあがったりした、ものごと同士の新しいつながり) ・ ・ ・
Changing Perspectives (コークッキングをする前と今とで変わった、ものの見方や考え方) ・ ・ ・
Creating New Values (コークッキングで生まれた新しい出会い・発見・コンセプト・価値観など) ・ ・ ・
今日のキッチン名
日付
材料 ・ ・ ・
分量 ・ ・ ・
CoCookingレシピを使った振り返り
材料:最終的な料理に至るまでの食材・人物・場・出来事・気分など
つくり方:食材集めや料理中に起こった出来事のストーリー
完成図:できあがった料理の写真、また、料理を通してできた新しい
発見・考え方・アイデア・コンセプトなど
→コークッキングの質感を記述する
イベント群・場づくり・WS・教育プログラム
Philosophy:料理を通して人びとにつくる喜びを呼び戻す
Concept:コークッキングという文化の醸成
Contents:イベント群・WS・教育プログラム・場づくり
Program:銀座餃子・CoCooking in 富士吉田など
まとめ
Recommended