20140628 自主製作mtg 資料

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20140627 自主製作MTG 資料

SONICJAM 泉田

1. フルカラーLEDマトリクスの話

前回のおさらい

ロジック回路組んだり、FPGA っての使ったりしました。

よーし、このノリでアレを動かそう!

FULL COLOR LED MATRIX

ところが、、、

インターフェース作って、

バッファ作って、

定電流回路作って、、、

めんどくせえ!!!

なぜ面倒くさいのか。

普通、基本的なロジックICを組み合わせて

回路を設計する

(所謂、汎用ロジックIC)

やりたいことが多い場合● インターフェース● バッファリング● 定電流回路…

必然的に、● IC 多くなる。● 設計難易度あがる。● 配線が複雑になる。

→ 超絶めんどくさい。

えー、そんなこと言ったって世の中の製品だってそうやって作られてるんでしょ?

泉田ヤル気ないの?

否!

世の製品は

専用IC をつかってます。

専用 IC とは…

特定の用途のために専用に設計されている IC。

果たして、

今回の用途に合うのあるかな?

SPI or I2C で制御できて、

バッファリングできて、

定電流機能があって、、、

あった!

8-BIT Fm+ I2C-BUS CONSTANT-CURRENT LED SINK DRIVER

TLC59108

と、いうことで、この IC を中心に設計。

Arduino

8bit Sync Driver

8bit Sync Driver

8bit Sync Driver

LED Matrix

8bitSourceDriver

6bitInverter

6bitInverter

3to8bitConverter

・・・

・・・

・・・

・ ・ ・

3bitLineSelector

8bitLineSelector

8bitAnodeLine

SDASCL

・ ・ ・

8 x 3bitKathode Line

今回の教訓。

● 海外サイト(DigiKey, MOUSER)で探すと1個単位から買えたりする。● 最近はデジタル通信(I2C, SPI)対応のIC増えてるっぽくてラク。● ただし基本はフラットパッケージになる。(後述)

2. UEWのススメ

さて、先述の専用IC(TLC59108)、

フラットパッケージしかない!!

パッケージとは。

ICコアは実は小さい。

コアを守ったり使いやすいサイズにするためにコアの周りを樹脂などで固める

→パッケージ

サイズやピンピッチなどで規格がいろいろある

(とはいえ、結構会社によってばらばらだったりはする。)

TEXAS INSTRUMENTS の場合

DIP ピッチ:2.54mmSOP ピッチ:1.25mmTSSOP ピッチ:0.65mm

サイズ感の比較※写真はイメージです

DIP よりサイズが小さく、表面実装用のパッケージ

=フラットパッケージ

もちろんそのままではユニバーサル基板ではつかえない。

自作回路でフラットパッケージを使う方法

1.基板発注

→ 高い。国内だと2~3万円くらいかかる。海外でも1万円~くらい。

2.基板自作

→ CNCフライス … ふつう持ってない。高い。→ エッチング … 手間がかかる。廃液処理どうすんの。

そこで登場するのが…

3.UEW!(ポリウレタンエナメルワイヤー)

特徴:

ポリウレタンで被覆されてる → 絶縁

熱でポリウレタンが溶ける → はんだ部のみ導通!

細い → ピッチの狭いはんだ付けに使える

ショートをあまり気にせず自由に細かい配線ができる!

やりかた。

こちらの素晴らしいサイト参照(http://elm-chan.org/docs/wire/wiring.html)

で、頑張るとこんな感じ。

利点:

● ほぼ、配線図を考えないでノリで配線できる● 失敗してもやり直せるので気が楽● お金ぜんぜんかからない。

(全部合わせて¥1,000 いかないくらい?)

欠点:

● 信頼性ゼロ● 耐久性低い● 細かいはんだ付けで肩こる

ということで使いどころとしては

ブレッドボードでの原理検討

UEW での試作

回路修正

基板発注 or 自作

回路設計/部品選定

ご清聴ありがとうございました。