22
アクティブ・ノンアクションの克服 意志力革命 目的達成への行動プログラム (Harvard business school press) ハイケ・ブルック (著), スマントラ・ゴシャール (著), 野田 智義 (著)

意志力革命 目的達成への行動プログラム【本のまとめ】

  • Upload
    -

  • View
    87

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

アクティブ・ノンアクションの克服意志力革命 目的達成への行動プログラム (Harvard business school press)

ハイケ・ブルック (著), スマントラ・ゴシャール (著), 野田 智義 (著)

Q.問い どうすれば目的意識をもった行動ができるマネージャーと組織をデザインすることができるか?

M.メッセージ= アクティブ・ノンアクションを意志の力で乗り越える

アクティブ・ノンアクション =行動的な不行動、不毛な忙しさ

『busy idleness』 あくせくしながらも結果として何もしないこと:怠惰な多忙

by:哲学者ルキウス・アンナエウス・セネカ

関連ワード

月々日々、忙しく動き回っているが(=アクティブ)、その実、大した価値あるものを残していない(=ノンアクション)状態

マネージャーの課題 = 内省する時間と方法がない・・・

マネージャーが深く考えて、目的のある行動 がとれないから目的・意志がある組織が生まれない。

なぜアクティブ・ノンアクション状態になるのか?

❶マネージャー視点でアクティブ・ノンアクティブを克服

❷組織視点でアクティブ・ノンアクティブを克服

❶マネージャー視点でアクティブ・ノンアクティブを克服

エネルギー溢れるマネージャー

①集中力

②エネルギー

マネージャーの4分類

❶先延ばしタイプ 低いエネルギーと低い集中度

重要度の低い仕事にエネルギーを向けてしまう。

❷超然タイプ 低いエネルギーと高い集中度 現実回避。正当化することに集中してしまう。

❸一生懸命タイプ 高いエネルギーと低い集中度 熱狂的で近視眼的に物事をみて判断をしてしまう。

❹目的意識タイプ 高いエネルギーと高い集中度

内省・塾考した上で判断・行動ができる。

自分はどのタイプだろうか?

❹目的意識タイプ 高いエネルギーと高い集中度

内省・塾考した上で判断・行動ができる。

❶先延ばしタイプ 低いエネルギーと低い集中度

重要度の低い仕事にエネルギーを向けてしまう。

❷超然タイプ 低いエネルギーと高い集中度 現実回避。正当化することに集中してしまう。

❸一生懸命タイプ 高いエネルギーと低い集中度 熱狂的で近視眼的に物事をみて判断をしてしまう。

エネルギー

集中度

高低

自分はどのタイプだろうか?

計画+戦略的先見性 =意図(意志力を発揮できる状態)

外部要因+振り返りをしない =無目的(意志力を発揮できていない状態)

意志力を発揮できる状態は意図的につくれる

ルビコン川を渡る=動機があっても意図が定まらない状態から、意志の力をもって 確固たる目標に向かって行動する状態へと移行する。

優秀なマネージャーはルビコン川を渡る

目標についての 思考

目標についての 感情フロー

戦略❶:目標を肯定的に捉える感情を活用 戦略❷:目標から気をそらさせる感情にうまく対処する

戦略❸:フロー状態に達する

マネージャーの思考コントロール方法

ノンアクションの罠を克服するアクション 圧倒される要求という罠 耐えられない制約という罠 模索しない選択肢という罠

1 明確な個人のアジェンダを作成する

制約の地図を作成する 選択ができることに気づく

2 スローマネジメントを実践する--要求を減らし、優先順位をつけ、整理する

トレードオフを受け入れる 選択肢の幅を広げる

3 人と接する時間を決めておく 規則を選んで破る 個人の知識と能力を高める4 要求に働きかけ、自分への期

待を管理する対立や曖昧さを許容する 行動する自由を楽しむ

ノンアクションの罠を克服するための考え方

❷組織の視点でアクティブ・ノンアクティブを克服

モチベーション 意志

金銭的インセンティブ

キャリアステップインセンティブ

内省

対話

モチベーションを超えた意志を引き出す

定例でリフレクションの機会をもつ

活発領域

あきらめ領域

腐食領域

快適領域

エネルギーの質

エネルギーの強度

+-

王女獲得

メンバーの心理は活発領域になっているか?

❶竜退治: 共通の外部の脅威により、組織のエネルギーを解き放つ

❷王女獲得: 将来のビジョン--新しい製品、新しい市場、または新たな買収案件といった可能性に対して確信を持たせることによって、組織のエネルギーを解き放つ

❸王女の門に待ち構える竜: 長期的ビジョンと共通の外部の脅威の双方に、組織のエネルギーを集中させる。

活発領域への導き方

ストラテジック・インテントの考え方

組織としてアクティブ・ノンアクティブを克服

1. マネージャーが自分の意図を頭の中にイメージして描く手助けをする 2. マネージャーに障害を覚悟させる 3. マネージャーに自分の相反する感情と対峙させる 4. 選択が可能な風土を創り出す 5. 自己規制システムを築く 6. 海へ漕ぎ出したいという願望を創り出す

アクションバイアスを壊すために伝達すること

経営者 トップ

ミドル 現場

アクティブ・ノンアクション克服のまとめ

▫自分の仕事の方法論・アジェンダを作成する。 ※自分の仕事の方法論を語れる準備を

▫自分、チームメンバーのエネルギー・集中力を定量化してみる。自分の仕事モードがどの領域に入るかを週次でチェックしてみる。 ※タスクと感情は紐付けてチェックすること

▫内省・対話の時間は強制的に確保する。 ※思考モードチェック&リフレクションをルーチン化

アクティブ・ノンアクションを克服するためにできること

Twitter:@KurosawaTomoki

Pintrest:jp.pinterest.com/kurosawatomoki/

Blog:tomoki-rundog.blogspot.com