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2015年9月2日日本アイ・ビー・エム株式会社クラウド事業統括 クラウド・テクニカル・サービスシニア・クラウド・アドバイザー岡田 香織
オープン・クラウドが拓くIBMのハイブリッド・クラウドの世界
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© 2015 IBM CorporationSoftLayer Bluemix Community Summit 2015
�岡田香織
�日本アイ・ビーエム クラウド事業所属�クラウドに4年間関わっています�役割: シニア・クラウド・アドバイザーお客様にクラウド導入の価値や、どのようなクラウドが合うのか、など全てのクラウドに渡ってアドバイスさせていただきます
�⻑年、運⽤の設計に携わっていたのでクラウドの運⽤も得意分野です
自己紹介
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© 2015 IBM CorporationSoftLayer Bluemix Community Summit 2015
本日のテーマ
�なぜOpen ?
�なぜHybrid Cloud ?
実例を元に『なぜ?』にお応えします
�Hybrid Cloudの価値と支えるサービス
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© 2015 IBM Corporation
• Citi Bankによって主催された次世代
FinTechソリューション発掘のための
ハッカソン
• 社内では出てこない新しいアイデア
を社外のアイデアから取り入れる
• 世界中の優秀でクリエイティブな開
発者やデザイナーが多数参加
(64国319都市744件に上る応募)
協賛企業・組織(他計24社)
(参考)Citi and IBM Align to Accelerate Digital Banking Innovation Through Citi Mobile Challengehttp://www.ibm.com/press/us/en/pressrelease/46133.wss
Citiモバイル・チャレンジ 〜まずは事例から!
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© 2015 IBM Corporation
「優れた顧客体験をもたらすアプリでビジネスを勝ち抜く時代に」
1. 開発者、技術者の発想、アイデアを解き放ち、
2. 新しいサービスを開発し、
3. 従来のバンキングの手法を壊していく。
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© 2015 IBM Corporation
割り勘決済アプリ“JoinPay”
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ニューヨーク大学の3名の学生チームが開発したモバイル・アプリにより既存の決済システム(Citi e-wallet)の活用が拡大。
①レストランを選択(Google Maps、Yelpと連携)
③Citi e-walletと連携して⽀払い完了
②テーブルの友人を選び割り勘⾦額を指定
© 2015 IBM Corporation
アイデアが形になるまでわずか2週間
800名の応募
招待 選別 設計/開発 判定
100個のアイデア Citi APIを開放
IBMによるコーチング
アイデア※判定後50 インキュベート
テストパイロット 本番運用7
最終審査
Win
© 2015 IBM Corporation
環境イメージ : “Hybrid”
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基幹システム
Privateゾーン
Publicゾーン
お客様Public API カタログ
例:Yelp社Public API
例:Google社Public API
Join Pay
DataWorks
API HarmonyEnterprise Containers
Secure Passport Gateway
オンプレミスシステムとセキュアに接続
Private APIとPublicAPIを管理
必要なデータのみをクレンジング
標準の仮想化環境をベースに拡張
E-WalletE-Wallet
© 2015 IBM Corporation
Bluemix
API API APIAPI API API
お客様
オンプレミス
Secure Passport Gateway
API Harmony
Bluemix Local
DataWorks
Mobileベンチャー企業など
環境提供・開発支援
企画発掘・資⾦⽀援
Enterprise Containers
環境イメージ:アーキテクチャ
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HybridHybrid
OpenOpen
ComposableComposable
基幹とつなぐ
Openプラットフォーム上でAPIの組み合わせ
お客様お客様
© 2015 IBM Corporation
ハイブリッド・クラウド時代 : 求められる要件
求められる要件 理由
ポータビリティー プライベートパブリック間のアプリケーションのポータビリティーを確保できるライフサイクルの中でアプリの適材適所配置
相互接続性・相互運用性 プライベートパブリック間での相互接続性・相互運用性を確保できる
オープンなAPI 用途に応じて自由にAPIを選択し活用したい外部システムやプログラムからインフラを制御したい
オープンなコミュニティー 豊富な技術情報がリアルタイムにインターネット上に公開される/(こちらからも)能動的に公開する
ベンダー・ロックインの回避 特定のベンダーに振り回されないライフサイクルの中でアプリの適材適所配置
最先端テクノロジーの利⽤ 迅速に質の高いアプリを開発し市場に投入、市場を席巻したい
© 2015 IBM Corporation
アプリ開発を支えたBluemix
Security ServicesWeb and application services
CloudIntegration ServicesMobile Services
Database services Big Data services
Internet of Things Services
Watson Services
DevOps Services
� アプリケーション開発・稼動のためのPaaS� サービスをコンポーザブルに組み⽴てる
� 開発者はすぐにアイデアをかたちにできる
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© 2015 IBM Corporation
• Bluemixは様々なタイプのアプリケーション(Web、モバイル、ビッグデータ、IoT等)の開発と実⾏環境を提供、それらを管理するためのクラウド・プラットフォーム(PaaS)です。
• Built on open technologies:• 提供形態
200種類以上のサービス・種類以上のサービス・種類以上のサービス・種類以上のサービス・APIをををを
提供提供提供提供
サービス・サービス・サービス・サービス・APIを自由に組み合を自由に組み合を自由に組み合を自由に組み合
わせてアプリケーションを開発わせてアプリケーションを開発わせてアプリケーションを開発わせてアプリケーションを開発できるできるできるできる
テンプレート、既存システムとのテンプレート、既存システムとのテンプレート、既存システムとのテンプレート、既存システムとの
インテグレーション機能、バックインテグレーション機能、バックインテグレーション機能、バックインテグレーション機能、バック
エンド管理機能、セキュリティ支エンド管理機能、セキュリティ支エンド管理機能、セキュリティ支エンド管理機能、セキュリティ支援機能など企業向けアプリケー援機能など企業向けアプリケー援機能など企業向けアプリケー援機能など企業向けアプリケー
ションを早期に作るための機能ションを早期に作るための機能ションを早期に作るための機能ションを早期に作るための機能を提供を提供を提供を提供
アプリケーションのライフサイクアプリケーションのライフサイクアプリケーションのライフサイクアプリケーションのライフサイク
ルに合わせ最適な環境でアプリルに合わせ最適な環境でアプリルに合わせ最適な環境でアプリルに合わせ最適な環境でアプリ
ケーションを稼動させることが可ケーションを稼動させることが可ケーションを稼動させることが可ケーションを稼動させることが可能能能能(可搬性)可搬性)可搬性)可搬性)
Pay as you go(使った分だけ使った分だけ使った分だけ使った分だけ
課金)のフレキシブルな課金体課金)のフレキシブルな課金体課金)のフレキシブルな課金体課金)のフレキシブルな課金体系系系系
様々なサービス・APIを組み合わせるためのシステム実装環境
� モバイル� Webアプリ部品� インテグレーション� ビジネス・アナリティクス
� データベース� ビッグデータ� セキュリティ
� Internet of Things� Watson� DevOps
© 2015 IBM Corporation
Hybrid実現のための重要サービス on Bluemix
Secure Gateway 企業内データセンターと他クラウ
ド開発者のラップトップ、などの
データやアプリケーションに安全
にアクセスします。
DataWorks データのシェーピング、ロード、
マスキングなどの機能を提供し既
存のデータをセキュアにクラウド
上のアプリケーションでも取り扱
えるようになります
API HarmonyAPI Management
アプリケーションに最適なAPIを探
し出します。作成中のアプリケー
ションにその人がこれまで選んだ
APIなどを理解し、世界中のAPIか
ら最適なものを抽出してAPIのリポ
ジトリを作ります。
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© 2015 IBM CorporationHybrid CloudPrivate Cloud Off-premises cloud
IaaSIaaS
SaaSSaaS
OAuth
IBMのクラウドはオープン
PaaSPaaS
http://www.ibm.com/cloud-computing/us/en/open-cloud.html
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Bluemixは
こちら
© 2015 IBM Corporation
IBM OpenStack オファリング・ポートフォリオ
Private Cloud
Dedicated (Hosted)
Cloud Management(IBM Cloud Orchestrator, UrbanCode)
IBM Cloud OpenStack Services
- Dedicated
バリエーション豊富なOpenStackベースのIaaS提供
Public Cloud
Public
IBM Cloud OpenStack Services
- Public
Local (on-premises)
IBM Cloud Manager with
OpenStack(unmanaged)
+
BlueMixPublic Dedicated Local
© 2015 IBM Corporation
OpenStackによるベンダー・フリーなクラウド管理 (IaaS)
管理処理
OpenStackに準拠したクラウド・サービスのリソース(ハイパーバイザー、ネットワーク、ストレージ等)に標準API
経由でアクセス、管理処理が可能に。
管理業務の効率化、スキル向上のリソース集約化につながります。
アプリケーション
ミドルウェア
OS
リソース・プール
他社クラウド
アプリケーション
ミドルウェア
OS
リソース・プール
IBM
運用プロセス管理スキル
PublicCloud
Private Cloud
アプリケーション
ミドルウェア
OS
リソース・プール
IBM
管理処理OpenStack management
標準API
対応プラグイン対応プラグイン
© 2015 IBM Corporation
SoESoR緩やか 速いサービスライフサイクル サービスライフサイクル
Systems of Record
Systemsof
Engagement
豊富な実績堅牢性
最新技術(CAMSS)顧客満⾜度
IBMが考えるこれからのITインフラ
オフプレミス
オンプレミス
所有
の経
済
カスタム
環境
規模
の
経済
伸縮
性
柔軟
性
従量
制
Mobile・Social・Analytics
様々なサービス
機密情報
基幹情報
Mobile・Social・Analytics
様々なサービス
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ハイブリッド時代はオープン技術が鍵
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Mobile
オープンなAPI
Cloud
相互接続性・相互運用性
ポータビリティ オープンなコミュニティ
最新技術の取り込み
ベンダーフリー ハイブリッドクラウド
セキュリティ
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でも、OSSなんて使って本当に大丈夫?
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サポートが得られないのでは?
サポートが得られないのでは?
自分で作るのは大変
そう
自分で作るのは大変
そう
機能が不
足していても我慢しなければならない??
機能が不
足していても我慢しなければならない??
……
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IBMのオープンプラスという考え方
メリット デメリット� 最先端テクノロジーの利⽤
コミュニティーによる早いサイクルの開発は、市場ニーズに応じた最先端テクノロジーの
利⽤を可能にします。
� ベンダー・ロックインの回避特定ベンダーが開発する商⽤製品と異なり、
オープン性が確保されるため、乗り換え困難な状況に陥ることを回避できます。
� サポートの不⾜
コミュニティーによるバグの修正やアップデートなどは、コミュニティーの意思決定に依存するため必ずしも十分なサポートが得られない可能性があります。また、リリース間隔が短いため、サポート期間も比較的短くなります。
� 商⽤利⽤に必要な機能の不⾜
商⽤利⽤を前提として開発されていないOSSは、
商⽤利⽤に必要な機能項目が不⾜するケースがあり
ます。
ベンダー・ロックインの回避商用サポート
商⽤利⽤のための付加価値
OSSのデメリットを取り除き、メリットを最⼤限に享受して安⼼してご利⽤いただけます。
+ +
最先端テクノロジーの活用
© 2015 IBM Corporation
Bluemixを使ってどのようにアイディアを形にしていくのでしょうか
『The IBM Bluemix Garage』 はイノベーティブなアプリケーション開発をスタートアップから大企業まで幅広く支援するこれまでとは全く違う新しいサービスです。
リーンスタートアップやユーザー・セントリックなアプローチでお客様のアプリケーションのターゲットとするマーケットへの展開を、素速い決定、事実に基づいたデザインや構築によって共に実⾏し、⽀援します。
© 2015 IBM Corporation
Idea
MVP*
Design
Dev/Test
Deploy
Hackathon Validation
MVPWorkshop
Engagement
具体的実現手法
リーンスタートアップ
デザインシンキング
仮説検証型テスト
Bluemix
アジャイル
DevOps
*MVP:Minimal Viable Product
IdeaStream
IdeaWorkshop
Transform
Existing Assets Adoption
Innovation Factory
© 2015 IBM Corporation
適材適所でプライベートとパブリックを使い分けてIT基盤を最適化3
まとめ
オープンスタンダードを取入れた開発・実⾏環境でスピーディに形に。アジャイル開発実践!2
まとめ
オープンな技術を活用して、クラウドのメリットを最大限に享受1
まとめ
プライベートとパブリックを連携させるハイブリッド・クラウド戦略が必須の時代に4
まとめ
次世代クラウド基盤実現に向けて
© IBM Corporation 24© IBM Corporation 24
ご静聴ありがとうございました。
Kaori OkadaSenior Cloud Advisor
Cloud Technical Service
Cloud Unit
IBM Japan
19-21, Nihonbashi
Hakozaki-cho, Chuo-ku,
Tokyo 103-8510 Japan
© 2015 IBM Corporation
IBM SmarterCloud@IBMcloud