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IDEA AND TECHNOLOGY TO CHANGE YOUR BUSINESS.
Copyright © 2015 IGNITIONPOINT Inc. All Rights Reserved.
ロジカル・プレゼンテーション- 自分の考えを効果的に伝える戦略コンサルタントの「提案の技術」要約
高田貴久著
貝野綾Aug.17. 2015
IDEA AND TECHNOLOGY TO CHANGE YOUR BUSINESS.
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本の概要紹介
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● 著者 高田貴久
A.D.L. 出身 ( 戦略コンサルティングファーム )グロービスマネジメントスクール講師
● 趣旨 確実に採択される、提案の技術の習得には 何が必要か? 本著では論理的思考、仮説検証、会議設計、資料作成とし 架空の提携案件を題材として、 それぞれを向上させる方法を伝えている。
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第2章 論理思考力
第3章 仮説検証力
第4章 会議設計力
第5章 資料作成力
縦の論理横の論理
目的 ⇒ 論点 ⇒ 仮説⇒ 検証 ⇒ 示唆
着地点着地方法
メッセージ チャートスライド パッケージ
いかに的確に
考えるか
いかに的確に
伝えるか
提案の技術
本の構成
第1章
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何故ロジカルシンキングが必要なのか
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前提知識・価値観・考え方が違う人であっても 自分の考えを理解させ説得させるため
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■ 提案を紙に落とすビジネス上での「提案」は多くの場合、その場かぎりではないし、その相手だけを対象にしているものでもないため、確実に紙に落としておく必要がある。
■ 紙に落とせば、考えがまとまる言いたいことを紙にまとめるという作業は、単に資料を作成するという意味ではなく、実は自分の頭の中を整理し、矛盾を解決し、的確に物事を考えているということ。
■ 提案力を高めるためには提案力があるとは、次の二つがそろっている状態・適切に物事を考えること・相手に適切に伝えること
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第 1 章 提案の技術とは提案し、納得させる為には?
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第 1 章 提案の技術とは提案の5ステップ
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目的の把握
論点の精査
仮説の構築
検証の実施
示唆の抽出
案件の目的は何故あるのか? その理解なくして、相手の意に沿った提案は出来ない
相手はどのポイントに疑問・興味を持っているのか? ただ、漫然と話を進めるだけでは、議論を前に進めることは出来ない
相手の疑問点に対して、仮の答えを提示する こうすることで、議論進行がより効率的になる
仮説と相手の解釈、意見が異なる場合、その理由・原因となっているものは何か? 仮説の整合性検証と、追加調査実施を行う
検証の結果をもとに、提案の核となるメッセージを抽出する「どうすればいいのか?」の疑問に答える
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■ 「論理的に」説明する目的は、背景が違う全ての人に理解させる為である。■ 論理的であるとはどういうことか → 話がちゃんとつながっていること =結論に至る縦の論理・横の論理がつながっている事
■ 論理思考力・縦に論理がつながった状態とは、誰からみても因果関係が理解できる状態。・横に論理がつながった状態とは、誰からみても全体がカバーされていて、漏れもダブリもない状態。(MECE)
■ 人が納得しない理由:1) 本当にそうなの?(縦のつながり無。因果関係、論理飛躍。)2) それだけなの?(横のつながり無。 MECE: 漏れ・ダブりがある)
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第 2 章 論理思考力
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■ 縦の論理を揃えるには1. 前提条件の違い 話し手が前提としている条件や知識が無いと相手には伝わらない。2. 異質な物の同質化 自分の話している内容が、違う話を混ぜて同じと主張していないかを確認する。3. 偶然の必然化 因果関係を繋げるまで考える。
■ 横の論理を揃えるには4. 言葉のレベル感を揃える。 誰の目から見た表現なのか?どういう場面を想定した表現なのか? 2. 「それはどういう場面の言葉か?」を考える。 言葉のレベル感をそろえ、全体を正しく発想し、ダブりをなくせば横の論理は完成。
第 2 章 論理思考力
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第 3 章 仮説検証力仮説抽出の流れ
仮説検証の流れ
仮説
示唆
答え
全く何も分からない状態
仮説出し
論点 ( 相手の疑問 )へヒット !
仮説検証
■ 論理的に正しくても相手が納得しない。相手の疑問に答えるには?→ 論点抽出(全包囲ではなく、相手の疑問/目的にポイントを絞る)し、仮説検証。
■ 仮説検証のステップ1) 相手の疑問/要望/目的を把握(想像する)2) 論点抽出 ( 意思判断に影響するポイント )3) 仮説を出す(情報収集、縦横の論理、)4) 検証する(裏付けをとる。論理的に正しい+ファクト)5) 示唆を出す(方向性を示す。
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正しい論理 動かぬ証拠
主張の正しさの証明
第 3 章 仮説検証力納得出来る提案に欠かせない要素
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1. 定量情報 > 定性情報 「多い」 「少ない」 と書かない。量的情報は数字を集める。グラフを作成する。
2. 一次情報 > 二次情報新聞や雑誌で見かけた事例をそのまま使わない。資料作成元に問い合わせ、資料の作成方法や直接のコメントを聞き出す。
3. 第三者情報 > 当事者情報問題の見解を、自部門の解釈のみで主張しない。ほかの部門の見解、可能なら社外の意見も織り込む。
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第 3 章 仮説検証力証拠として得るべき情報
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■ 会議設定のポイント・論点(相手の意志判断に、影響をおよぼす判断項目)を洗い出しておく。・全体と部分は別。「今日はどこまで」を的確に設計。・相手の知識等に合わせる。
■ 着地点を定める・会議の位置づけ(議論 or承認?キックオフ/Workshop( 議論 )/中間/最終)・インプット( something new, 進捗感)、アウトプット(成果。急ぎすぎない)
■ 着地スタイル(会議様式)・資料を読ませるか、話を聞かせるか(相手に合わせる)・相手が多忙な場合、結論から説明(トップダウン型)
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第 4 章 会議設計力
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■ 資料を作成する上で注意すべき点・資料を作成する際は一目で理解できる。・左上から右下に配置する。内容にふさわしい表示を。重要メッセージは強調する。・不要な情報、文字色、形、線の太さ、字体、影、線は捨てる。・シンプルでわかりやすい日本語を書く。
■ メッセージ(各スライドに1メッセージ)・スライド上部。スライドの内容と一致。最も伝えたいこと。 2~ 3 行。(各スライドのメッセージだけ読めば資料全体の意図が伝わるように)ボトムセンテンスで1~2行の補足も可。(上でファクト、下で示唆など)・メッセージは、説明/ファクト/示唆のどれかを書く。
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第 5 章 資料作成力
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■ チャート(各スライドの中身)・瞬時に意味が伝わるように。・オブジェクト(イラスト、グラフ、文字)、レイアウトに分けて考える。- 連関図(因果関係)- フロー図(方向性・流れ)- 樹形図(論理。枝分かれ)- テーブル図(=表。複数方向)の4つ。
■ スライド・メッセージとチャートは内容一致させる。・左上から読ませる。整然と配置する(縦横揃えるなど)
■ パッケージ(複数スライド=1つのストーリー)・示唆スライドを必ず入れる。(最初か最後、相手の論理による)
第 5 章 資料作成力
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ご清聴ありがとうございました!