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ROLAPと言われる、RDBMSをソースデータとしてスライス・アンド・ダイス、ドリルスルー、各種チャートを使 ったデータ分析に使用出来る、オープンソースBIツールの概要、及びインストールガイド
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オープンソース BIツール Eclipse BIRT2010/1/[email protected]
概要
Eclipse BIRTは、EclipseファウンデーションのBusiness Intelligence and Reporting Tools (BIRT)プロジェクトによる、一般的なEclipse IDEをベースとした、Java/J2EE環境でビジネスインテリジェンス(BI)開発ツールのオープンソースプロジェクトです。
一般的にROLAPと言われる、RDBMSをソースデータとしてスライス・アンド・ダイス、ドリルスルー、各種チャートを使ったデータ分析に使用出来ますが、レポートを作成するには基本的SQLが書ける知識が必要です。
2004年8月にエンタープライズ向けレポーティング・プラットフォーム・ベンダーとして知られる米国アクチュエイトがEclipseファウンデーションへ提案／寄贈し、同社を中心に、さまざまなベンダー、ユーザー企業、教育機関、コミュニティが協力して開発を続けられています。
Copyright©2010 OSS Laboratories Inc. All rights reserved.
主要機能
♦ レポートデザイナ： レポートデザイナは、BIRTのレポートのデザインを作成するために使用されます。これらのデザインは、オープンなXML形式で格納されます。
♦ デザインエンジン：レポートデザイナによって作成されたデザインはデザインエンジンによって、レポートデザインファイルに生成されます。デザインエンジンのAPIは、任意の Java/J2EEとプロジェクト内で使用するために利用可能です。 BIRTレポートデザイナは内部的にXMLを設計構築するためにこのAPIを使用しています。
♦ レポートエンジン：レポートエンジンはレポートデザインファイルとソースデータからレポートを生成します。レポートエンジンのAPIを使用して、任意の Java/J2EEアプリケーション内に埋め込むことができるエンジンです。
♦ チャーティングエンジン： BIRTのレポート内に埋め込まれたグラフ生成に使用されます。チャーティングエンジンのAPIは、任意の Java/J2EEとプロジェクト内でグラフを埋め込むために利用可能です。
♦ ビューア：ビューアはApache Tomcatサーバーを利用し、生成されたレポートをブラウザに表示します。またHTMLだけでなく、パッケージされている Eclipseプラグインによって、 PDF、XLS、Word ドキュメント、PPT、CSVや Postscriptファイルをエクスポートすることができます。
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無償版と有償版の違い
各パッケージ機能比較（PDF、英語）デザイナーサーバー（エンジン）ビューア
動作環境(BIRT Build: 2.5.1)
Windows/Linux/Unix
Java Runtime 1.5以上
Eclipse Version 3.5.1 Release SDK
DTP Version 1.7.1 Release EMF Version 2.5.0 Release EMF+XSD GEF Version 3.5.1 Release runtime WTP Version 3.1.1 Release
Apache Tomcat 4.1.x or 5.5.x (BIRT Web Viewerに必要)
対応データベース
Oracle IBM DB2 Microsoft SQL Server Sybase Adaptive Server IBM Informix MySQL Apache Derby PostgreSQL
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オープンソース（無償版）
アクチュエイト製品（有償版）
リソース
Wikipedia 解説 （日本語）BIRT プロジェクトホームページ （英語）デモ（ Flash ） （英語）IBM マニュアル （日本語）IBM Rational Applicationには、Eclipse BIRTが組み込まれています。画面左の「内容」ビューにて、「Rational Application Developer」→「BIRT Report Developer Guide」を選択します。情報サイト 日本語リンク集アクチュエイト社日本語製品サイトアクチュエイト製品国内代理店
インストール方法（WindowsXP, BIRT Build: 2.5.1）
①まず最初にBIRT稼働環境をインストールします。1. Java runtime（最新版はJRE1.6）をここからダウンロードし、インストーラを実行2. 最新版のEclipse BIRT All-in-Oneパッケージをここからダウンロード（最新版は、2.5.1）これには必要なEclipse環
境一式とサンプルデータベースが含まれています。3. 適当なフォルダに解凍(unzip)すると、Eclipseフォルダー以下に実行ファイル他が展開される
②次に、Web viewerをインストール。4. Web viewerを使用するために、Tomcat5.5をここからダウンロード、binary distribution のcoreパッケージ（ZIP）を選
択し、インストーラを実行。5. Web viewer本体のBIRT Report Engine runtimeをここからダウンロード（ファイル名は、birt-runtime-version#.zip.）6. Eclipseフォルダー内に、birt-runtime-version#.zipを解凍し、birt-runtimeフォルダ内のWeb Viewer Exampleフォルダ
のフォルダ名を「birt-viewer」に変更7. birt-viewerフォルダごと、Tomcat 5.5のインストールフォルダ内のwebappsフォルダ内にコピー8. Windowsのタスクトレイ、またはスタートメニューからプログラム＞Apache Tomcat 5.5＞Configure Tomcatを起動し、
サービス開始していれば一旦停止してから再度開始する9. WEBブラウザから、http://localhost:8080/manager/htmlにアクセスし、アプリケーションにBIRT viewerが表示されて
いればWeb viewerインストール完了10. ここで、Eclipseフォルダー内のEclipse.exeを実行してみてちゃんと動作するか確認。この時点では、全て英語表
示です。
③問題なければ一旦Eclipseを終了し、次の日本語化ステップを実行11. まずEclipse自体の日本語化Eclipse Galileo (3.5.1) 日本語化言語パック (サードパーティ版)をここからダウンロー
ド、インストール方法はこちらにある旧バージョンと同じ12. 次にBIRTの日本語化のために、Language Packをここから、日本語が含まれるNLPack1 - Language pack for the
Report Designer Full Eclipse Install.のファイルNLpack1-birt-report-designer-all-in-one-2_5_0.zipをダウンロード13. 解凍したフォルダ内のpluginフォルダをEclipseインストールフォルダに丸ごと上書きコピー14. 再度Eclipseフォルダー内のEclipse.exeを実行して、メニューが日本語に変わっていたら完了 おまけ使用できるデータベースはデフォルトderbyだが、JDBCドライバをインストールする事でMySQLや様々なDBMSをデータソースとして使用出来る。DBMSへのデータ移行は、同じくオープンソースBIプロジェクトのPenhtahoのETLツール（Pentaho Data Integration）が、同じJava環境で独立して使える便利なツールなのでこちらを参照
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