Upload
naofumi-tsuchiya
View
2.969
Download
1
Embed Size (px)
Citation preview
Prott ができるまでStory
Profile
株式会社グッドパッチ 代表取締役
土屋 尚史
- 3年半前にグッドパッチを起業 - 3年前にUIに事業を絞る - GunosyのUIを手がけ仕事が増える - グッドパッチは現在53名 - UIデザイン事業とProttをやってます
先週、第二子が生まれました
昨日リリースのPC Web対応をリリース
なぜProttを作ることになったのか?
時は遡ること2013年春
グッドパッチはGunosyが当たって以来
1年で約20人くらい人が増えていた
しかし、、エンジニアがいない・・
でも、Gunosyの実績などから
iOSの案件はどんどん来る
この時の大きな課題
パートナーのiOS開発エンジニアとの
コミュニケーション
・うまく伝わらない
・手戻りが多い
・実装してみたら、なんか違う
2013年春にFlintoがβローンチ
マジ便利なんですけっど!!!
そこから
グッドパッチのデザインプロセスは
一気に変わってしまった
プロトタイピングプロセスが入ったことにより
- 設計時点から動かしながら考える事ができる - デザイナーが動きや遷移、ストーリーを
動かせる事によって想像しやすくなった - クライアントや開発エンジニアとの
コミュニケーション意思疎通が劇的に改善
Flintoを使う中で出てくる不満
- チームでプロジェクト共有がしづらい - フィードバックがプロトタイプ上で返せない - なんなら、ワイヤーもツールで書けたら・・
あらゆるプロトタイピングツールを調べる
これ、自分達で作った方が理想的な
プロトタイピングツールできるんじゃね?
これから日本の会社も
プロトタイピングツールを使ったプロトタイ
ピングをプロセスに入れた方が
もっと良いサービスが世の中に生まれて来る
はずだ!
しかも、UIの会社のグッドパッチがプロトタイ
ピングツールを作るってかなり文脈合ってる
よし、もう自分達で作ろう!!
暇そうにしてたコバとまつもすを
アサイン
UIデザイナー フロントエンド
2013年10月
プロジェクトスタート
ができるまで
Prottができるまでは
数々の事件がありました・・
事件簿 その1
プロジェクトスタートしたけど・・
そもそも、エンジニアがいない!
社長に言われたからデザインはじめてるけど、
どうするんだろ?と思ってる2人
Prottはシステムよりも先に
デザインから作り始めた
まさにデザイン主導の開発スタイル
Wantedlyで募集を始めたら、ラッキーな事に
即効でエンジニア決まる
蟇目さんが入り、開発スピードが劇的に上がる
当初、乗り気じゃなかったデザイナーコバ
えー・・Flintoより
使いやすく
できるんすかね・・?
事件簿 その2
競合ツール上で自社のプロトタイピングツールを作る日々
事件簿 その3
開発当初のUI(※最初からUIは英語)
開発当初のUI(※最初からUIは英語)
開発当初のUI(※最初からUIは英語)
2014年1月ティザーをオープン
めっちゃイケてると思ってたUIが実装してみたら
全然使いづらい事件
事件簿 その4
ローンチ1ヶ月半前にして
UIを全て作り変えることに・・
今のUIの原型が出来上がる
Prottのキャラクターを作ろう!と
GithubのOctcatを書いた人に依頼
だが、ろくなキャラクターを
上げてこない事件
事件簿 その5
サンフランシスコで知り合った某アニメーショ
ンスタジオのデザイナーにお願いしてみる
Prottの公式キャラクター
TimとRoboが誕生
TimとRobo 3D version
毎週金曜日にイテレーションをやり
激論を交わす日々
2014年4月クローズドβテスト開始
事件簿 その6
バグが多すぎて、社内でも
誰も使ってくれない日々・・
事件簿 その7
なかなか出来上がらないiOSアプリ
事件簿 その8
ランディングのデザインをPO◯にパクられる
ユーザーインタビューと改善の日々
2014年10月正式ローンチ
ローンチから4ヶ月
登録ユーザー数 1万7000人世界38カ国1658都市で利用
エンタープライズ版もこんな会社に使っていただいてます。
Prottチーム
開発当初3人 → 現在14人
売上もぼちぼち立ってきてはいるが
未だに毎月600万の赤字
ユーザーに喜んでもらえるように
良いツールにするために
改善すべくガンガン投資しています。
Prottを作る上で
大切にしていること
サポート体制
フィードバックや問い合わせはすぐ対応
週一のイテレーションユーザーの声をチームで周知し、機能に反映
月1のPrott User Meetupチームがユーザーの声を直接聞く機会を大事に
海外でもWorkshopを開催
ユーザーと一緒にデザインしていく
感覚をとても大事にしています。
なぜ、グッドパッチが
大赤字を出しながらもProttを
作っているのか?
ユーザーに求められるプロダクトを作るため
コミュニケーションが活発なチームを作るために
プロトタイピングは
とても重要なプロセス
日本のデザインプロセスに
プロトタイピングを浸透させ
素晴らしいプロダクトをより多く
生み出せる土壌を作る!
Prottを日本発のサービスとして
世界中で使われるサービスに育てる!
今後追加される体験
ワイヤーフレームを作る
一つのリンク範囲に複数のジェスチャー
PSD,Sketch連携
Prottで世界に挑戦したい
UIデザイナー、エンジニア待ってます!