4
編集・発行/財団法人 雪だるま財団 〒942-0411 新潟県上越市安塚区安塚 722-3 tel.025-592-3988 fax.025-592-3324 ホームページ http://www.yukidaruma.or.jp/ E-mail snowman@yukidaruma.or.jp 調使貯蔵庫(雪室前室) 雪搬入口 パソコンのことなら何でもご相談ください。 最善の対処方法をご提案します 【調整・修理費用(会員価格)】 ・故障診断 …1,500 円 ・調整・修理 …3,000 円~ ※交換部品等の材料費別途 ・交通費 …1,500 円 ※安塚区外は要ご相談 とにかく何をどうしたら 良いか分からない! 調貯蔵庫から見た雪室 「トラブルの解決方法が知りたい」、「この操作がわからない」など、 普段使用するパソコンを持ち込んでいただきアドバイス、トラブル解決 を行ないます。お気軽にどうぞ! ■日 /第 1 回:9/13(水) 第 2 回:9/20(水) 第 3 回:9/27(水) いづれも 14:00~16:30 ■参加費/1回30分 1,500 円(一般 2,000 円) ※30 分を超えた場合は、追加 1,000 円(一般 1,500 円) ■定 /各回6名程度 ■申込先/(財)雪だるま財団 パソコン相談室開催のご案内

雪だるま通信 2006 9月号 - 公益財団法人 雪だるま …€»小学館BE-PAL9月号で紹介されています。 6月25日(日)、上越市市民プラザ で上越市主催の「環境フェア2006」が開催されました。

Embed Size (px)

Citation preview

編集・発行/財団法人 雪だるま財団 〒942-0411 新潟県上越市安塚区安塚 722-3 tel.025-592-3988 fax.025-592-3324 ホームページ http://www.yukidaruma.or.jp/ E-mail snowman@yukidaruma.or.jp

~小千谷の

利雪型個人住宅~

〔特別企画①〕新潟県の利雪最前線

この住宅で採用している冷風循環

方式は、冷風の配管スペースと送風

ファンの設置スペースが必要になる

ほか、安定した冷風を得るために雪

室の仕組みに工夫が必要です。また、

空気中のほこりを雪室の雪が吸着し

てくれるなど、冷房以外の効果もあ

ります。

雪解け水を利用する方式もあり、

冷風循環方式との併用も可能です。

この方式は細かな温度調節が可能な

ほか、雪の冷たさを効率よく使うこ

とができますが、送水ポンプ、各居

室の機械設備など、設備費が冷風循

環方式に比べて高くなります。

冷風循環方式の雪冷房のランニン

グコストは、電気による冷房に比べ

割安になるという試算が得られてい

ます。

雪室の建設コストをはじめとする

イニシャルコストを低滅させること

が、雪冷房における大きな課題です。

県では、実際に人が生活をしてい

る状態での実証試験を平成20年ま

で行い、その結果を公表するととも

に、雪冷熱エネルギーの普及促進に

役立てていきたいと考えています。

(新潟県パンフレット「

雪冷熱エネ

ルギー住宅紹介」

より抜粋)

貯蔵庫(雪室前室) 雪搬入口

パソコンのことなら何でもご相談ください。

最善の対処方法をご提案します

【調整・修理費用(会員価格)】

・故障診断 …1,500 円

・調整・修理 …3,000 円~

※交換部品等の材料費別途

・交通費 …1,500 円

※安塚区外は要ご相談

電話・メールで

のご相談は無

料です。

とにかく何をどうしたら

良いか分からない!

住宅の概要

高床式住宅の高床部分に30tの雪

を夏まで貯蔵し、雪室の冷気を居室に

送風し、また雪室に戻す方式(冷風循

環方式)の雪冷房を導入しています。

雪冷房対象は、ダイニングキッチン(1

0帖)、和室(8帖と6帖)の3部屋で

す。

今春、小千谷市内に雪冷房設備を

取り入れた個人住宅が建設されまし

た。新潟県内で雪室を併設した住宅

としては、当財団理事の樋口邸を含

め4戸目になります。

平成15年度に、新潟県雪冷熱エ

ネルギー活用調査検討委員会が設置

され当財団職員も委員として参加

し、新潟県における雪冷熱エネルギ

ーの住宅分野等への利用可能性及び

具体的な施策等について検討が行わ

れました。

そして、平成16年度に、デザイ

ンコンペにより、優れた雪冷房住宅

の基本設計が選定され、平成17年

度建設された住宅です。

貯蔵庫から見た雪室

「トラブルの解決方法が知りたい」、「この操作がわからない」など、

普段使用するパソコンを持ち込んでいただきアドバイス、トラブル解決

を行ないます。お気軽にどうぞ!

■日 程/第 1 回:9/13(水) 第 2 回:9/20(水) 第 3 回:9/27(水)

いづれも 14:00~16:30

■参加費/1回30分 1,500 円(一般 2,000 円)

※30 分を超えた場合は、追加 1,000 円(一般 1,500 円)

■定 員/各回6名程度

■申込先/(財)雪だるま財団

パソコン相談室開催のご案内

雪だるま通信 2006年9月号 2/4

平成16年に国有形文化財に認

定されました。

明治後半から昭和初期にかけて

地元の名家であった横尾家が個人

で「雪室」を所有してい

たとされます。雪は食料

の貯蔵や病気の治療に用

いられました。平成17

年3月から、この雪室を

復活する取り組みが行わ

れています。

代組長となり昭和14年には警防団

長となった。

昭和9年に小黒村長となり、公職

追放となるまで12年間にわたり村

政に尽くした。

父の義周氏は、明治5年に盈科義

塾を開いて10年間子弟の教育に努

めたが、義智氏も字内にある行野小

学校のために尽くした援助は大きか

った。日本聾唖教育福祉会、全日本

聾唖連盟名誉顧問、新潟県聾唖協会

長として活躍し、長岡聾唖学校改築

には多額の金を寄附した。妻のサト

は賢婦といわれ、婦人運動の指導的

立場にあったが、昭和28年3月1

8日死去した。

農地開放と社会事業に多額の支出

をして行野の本邸をひきはらい高田

市(現上越市)西城町の別邸を本拠

としたが、昭和38年2月9日亡く

なった。

(越佐人物誌より)

明治26年8月28日、新潟県東

頸城郡小黒村(現安塚町)行野

尾義周の長男として生まれた。生ま

れつき聾唖者であったので、東京聾

唖学校(現筑波大学付属聾唖学校)

へ入学する。義智氏はそこで図工科

に進み、主として日本画について学

び、明治41年3月同校を卒業した。

大正3年5月、横住(現浦川原村)

の塩崎貞佐久の4女サトと結婚し

た。大正15年、小黒村信用組合に

建物を寄附、戦後農業協同組合とな

るまで、29年間にわたり組合長を

務めた。

同年小黒村消防組の設置に伴い、初

国登録有形文化財

~旧横尾家の雪室~

〔特別企画②〕雪国の貴重な文化財

7月末に「故横尾義智氏を偲ぶ会

と行野自治会住民交流会」の開催に

合わせて雪室が開かれ、特別限定の

雪中熟成酒が参加者に振舞われまし

た。

また、雪室近くには、「

横尾義智記

念館」

があり、義智氏について知るこ

とができます。

横尾義よし

智とも

氏のプロフィール

横尾義智記念館

《記念館の内部》

この模型は「故横尾義智氏を偲ぶ会」ほか全国の多くのろうあ者の篤志により作製、寄贈されたものです。

その他、旧横尾家に関する資料や、古民具が展示されています。

雪中貯蔵酒「越の誉」

雪だるま通信 2006年9月号 3/4

妙高市の地酒とタラ の芽など山菜を雪中貯 蔵する実験です。 7月下旬から8月中 旬にかけて比熱処理の 地酒700本(4合瓶) を雪室から蔵出ししま した。杜氏も満足の味わい。9月に雪室開きする地酒

180 本(4 合瓶)が楽しみです。

〔活動報告〕

7月7日(金)~8日(土)の2日間に渡り、キューピ

ットバレイを会場に「第1回雪の市民会議」が開催さ

れました。 これは、昨年幕を閉じた「全国明るい雪自治体会議」

(雪サミット)の理念を継承する市民活動で、雪だる

ま財団が開催事務局を務めました。 1日目の教育文化、 地域まちづくり、利雪 技術の3部門で構成さ れたパネルディスカッ ションでは、現場で活 躍している実践者から 事例報告や提言、全体会での総括と雪国ならではの熱

い思いが語られました。これには、全国から雪に関係

する活動をされている方々約130名が集まりまし

た。その後、素人芝居大浦安や安塚自然友の会による

アトラクションがあり、美味しいスローフードを囲ん

だ情報交換会がありました。 2日目の雪冷房施設見学ツアーには42名の参加

がありました。第2回は、来年札幌市で開催予定です。

※小学館 BE-PAL9月号で紹介されています。

6月25日(日)、上越市市民プラザ で上越市主催の「環境フェア 2006」が開催されました。 当財団では、"雪"エネルギーを学ぼう!と題して雪の ペーパークラフト教室や雪で発電、雪で動くエンジンの実験を行いました。約40名ほどの参加がありました。

8月6日(日)、「第2回雪の 楽校」が上越市主催で開催され

、財団からはスタッフ3名が参

加しました。 上越市内の児童8名が参加し、自然王国ほその村

(上越市安塚区細野)でジャガイモの収穫作業を体験

しました。当日は、快晴の青空のもと顔を真っ赤にし

て汗だくの作業となりましたが、皆元気に作業を終え

ることができました。 その後、安塚中学 校の雪冷房の効いた 教室で、雪だるま財 団の伊藤が講師とな り雪の学習会が開か れました。 夏みかん(清水市より 送られたものを雪室に貯蔵していた)や収穫したばか

りのジャガイモの糖度を糖度計を使って測定しまし

た。 次回の学習会では、雪室貯蔵のジャガイモの糖度を

測定し、貯蔵方法による変化を比較する予定です。

☆☆☆

今年 1 月から、滋賀県高島市の新特産品開発を目的

とした雪室実験が行われました。当財団が技術協力

し、地酒、フナ寿司、 赤カブ、味噌、その他 の野菜を貯蔵しました 。地元を含め6社のマ スコミ取材があり、注 目の高さが伺えます。 ※放送 VTR は財団に

ありますのでお気軽に見に来てください。

■高島市の雪室実験 〔共同実験の報告〕

■岡田土建工業の雪山実験

フェアの内容 ○雪室食品の試食・試飲会 上越市から岩の原葡萄園、雪だるま物産館が協力します ○講演会 ・「雪室の建設と運用」 スノーランド池ヶ原利用組合長 丸山公重氏 ・「氷温技術について」氷温研究所代表 山根昭彦氏 ○パネルディスカッション「雪室が結ぶ農業と観光」 ・コーディネーター 雪だるま財団 伊藤親臣

雪だるま通信 2006年9月号 4/4

日時/8月2日(水)

会場/上越市物産センター

主催/国土交通省北陸地方整備局

内容/約3tの雪を使った滑り台を設営

〔雪イベントに協力しました〕

■雪の体験ふれあいコーナー ■ビーチフェス 2006 JIB BEACH

■まるはちの日 日時/8月8日(火)

会場/名古屋市久屋大通公園

主催/(財)名古屋観光コンベンション

ビューロー

内容/約10tの雪を使った滑り台と

雪遊び広場を設営。1000人

以上の来場者があり、大好評

日時/8月6日(日)

会場/新潟市青山海岸

主催/(株)エフエムラジオ新潟

内容/約8tの雪を使ったスノーボー

ド用特設レールの設営を協力

雪だるま財団では、会員の皆様や財団をご支援いただいている皆様と交流を深めながら有意義な

一日を過ごす「日帰りふれあいの旅」を企画しました。雪・食・紅葉ありのご満足いただける内容です!

●参加料金:各コースとも、お一人 6,500円、財団会員(本人と家族のみ)は5,000円

費用に含まれるもの:昼食・入場料・旅行保険・交通費

●お申し込み:9月20日までに財団へ郵送またはFAX、またはお電話でお申し込みください。

各コースとも先着20名で締め切ります。

●詳しいご案内のご請求は雪だるま財団へ。

コース1 *都合により日程が変更になる場合もあります とき:10月3日(火) 8:45 虫川大杉駅集合・出発 10:00 黒姫高原 コスモス園見学 11:30 出発 12:00 赤倉温泉 昼食・温泉入浴 14:00 出発 農産物販売所など 15:15 岩の原葡萄園 雪室見学 16:15 出発 17:00 虫川大杉駅着、解散

コース2 *都合により日程が変更になる場合もあります とき:10月21日(土) 8:45 虫川大杉駅集合・出発 9:50 十日町市内 雪冷房施設見学 11:20 清津峡見学・昼食 13:00 出発 14:00 越後ワイナリー 南魚沼市旧大和町 14:50 出発 16:30 虫川大杉駅着、解散

とき/9月6日(水) ところ/長野県白馬村●参加費無料 *昼食等各自負担です

8:30 雪のまちみらい館前出発

*車を用意します

11:00 フェア参加

18:30 みらい館着

お申し込みは9月4日までに財団へ。

雪だるま財団 ふれあいの旅 参加者募集のお知らせ