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所蔵スキーマと状態通知についての考え方 株式会社紀伊國屋書店 加茂健二 1.現在の状況 Z39.50 で書誌所蔵を表示する場合、所蔵の状態表示については確定されたものがない。 MARC の特定にタグに貸し出し中等の状況を表現しているアプリケーションもある。 (1)国立情報学研究所 CATP 項目を表示。以下は MARC21 との対応。所蔵の状態表示はない。 FANO (参加組織レコード ID ) 852$a LIBABL (参加組織略称) 852$a LOC (配置コード) 852$b - PowerPoint PPT Presentation
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所蔵スキーマと状態通知についての考え方
株式会社紀伊國屋書店 加茂健二
1.現在の状況
Z39.50 で書誌所蔵を表示する場合、所蔵の状態表示については確定されたものがない。
MARC の特定にタグに貸し出し中等の状況を表現しているアプリケーションもある。
(1)国立情報学研究所
CATP 項目を表示。以下は MARC21 との対応。所蔵の状態表示はない。
FANO (参加組織レコード ID ) 852$a
LIBABL (参加組織略称) 852$a
LOC (配置コード) 852$b
VOL,CLN,RGTN (巻冊次等 , 請求記号 , 登録番号) 852$I
(2)早稲田大学等の INNOPAC
920$c に所蔵の状態表示がある。表示としては ON HOLDSHELF 、 ON THE SHELF 、
DUE XX-XX-XX など。ただし INNOPAC クライアント以外から見ると表示されない。
(3)その他
California State University,Northridge(GEAC) では、 852$y に in library 等の表示あり。
LVZ 等国内の Z39.50 システム= NII 仕様準拠。
3. Z39.50 交換標準仕様の提案
(1) Z39.50 で相互交換する所蔵項目には状態表示は含めない。
(2)対象とする所蔵項目は基本的には以下のものとする。
①館・配架場所
②請求記号
③資料 ID (登録番号)
(3)個々のアプリケーションに強制するものではない。例えば Z39.50 を標準 OPAC としている場合。
3.所蔵状態の通知について
(1) ILL への連動を考えると所蔵状況の表示は望ましい。しかし、 Z39.50 の枠組みにとらわれると、
論議が複雑になる。 Z39.50 とは切り離して考えたい。
(2) Z39.50 とは別の枠組みで状態通知を考える。
ISO ILL :異なる ILL サービス提供機関同士を相互に接続し,ネットワーク経由で ILL メッセージ
交換を実現することを目的とした国際標準規格。 NII では Global ILL Framework 。
事例 1 : LVZ からゲートウェイ NACSIS を表示
事例 2 :早稲田大 WINE の Z39.50 表示
事例 3 : CaliforniaStateUniversity,Northridge ( GEAC) --LC の Z39.50 ゲートウェイ経由
事例 4 : GlobalFinder による九州大データの表示
事例 5 : Hong Kong: Chinese University INNOPAC による表示 と LC の Z39.50 ゲートウェイによる表示
事例 6 : LIBIS-Net -Belgium ( DOBIS/LIBIS ) LC の Z39.50 ゲートウェイによる表示
事例 7 : University of Minnesota, Morris (GEAC) LC の Z39.50 ゲートウェイによる表示
事例 8 : Washington Research Library Consortium (Endeavor) LC の Z39.50 ゲートウェイによる表示
事例 9 : Washington Research Library Consortium (Endeavor) LC の Z39.50 ゲートウェイによる表示(つづき)