院生の生活実態大解剖~こんなサポートほしかった~

全国院生委員会　岡村尚樹九州工業大学生協

九州工業大学大学院情報工学府情報システム専攻修士１年

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九州工業大学の紹介「技術に堪能なる士君子」を建学の理念とする工科系単科大学

夏は洪水・冬は大雪の飯塚市先端教育を受けすくすく成長

学生数：２２００人（内４００人が院生）進学率：６割（内部進学率９割）男女比：９対１

ＤＡＴＡ

九工大生協飯塚店

職員

生協学生委員会 研究室生活向上委員会

ＰＣサポートチーム

主に学部生を対象 主に研究室生を対象

学生のＰＣサポート

玩具菓子が並ぶ

編入生委員会主に編入生を対象

飯塚市民のプライド名菓「ひよ子」

全国院生委員会紹介

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院生に関するプロフェッショナルとして様々な活動を推進・提案

メンバー：１０人（理系院生多）院生への関心を高め、院生活動の活発化を目標として活動

ＤＡＴＡ

全国院生セミナーの集合写真２４人の大学院生・学部生が参加してくれました

大学院生による院生川柳を募集中応募は下から！http://www.univcoop.com/zinsei/senryu/全国院生委員会は生協の院生に対する関心を高められずにいる…

全国院生委員会のビジョンとアクションプランを制定

全国院生委員会のビジョン

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メインテーマ「生協の大学院生に対する関心を高めよう！」

ビジョン１　院生組合員に対するビジョン「院生生活に影響する社会変化を捉えることで、その時々にあった生活を提案する」

ビジョン２　会員生協の院生委員会に対するビジョン「各ブロックでの活動交流を促し、会員同士で刺激し合える場を作る」

ビジョン３　会員生協に対するビジョン「会員生協に院生の現状を伝えることで、院生に対する関心を高める」

ビジョン４　他の組織委員会に対するビジョン「他の組織委員会とつながりを持つことで、活動を協力して行えるようにする」

院生に対して取り組んでほしいこと、活動事例をお話します

院生生活実態調査を基に院生の現状についてお話します

院生生活の実態とは！？

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そもそも、大学院生ってどれくらいいるの？

どんな生活をしているのかもわからん…

それじゃあ手の打ちようもないな…

院生生活実態調査！参加会員数　２３会員回収総数　　４６４７件

○増え続ける大学院生２０１０年度の大学院生は約２７万１千人（修士課程１７万４千人、博士課程７万４千人）ここ１０年間で６万６千人も増加している

○謎に包まれる院生の生活実態

大学院生はストレスだらけ…悩み・ストレスを感じている大学院生　75.3％

主な原因

07年

10年

3.8

7.1

26.1

16.5

21.5

24.9

6.2

4.9

3.2

2.4

6.1

7.4

6.1

4.9

0.5

0.3

0.6

0.3

0.2

0.7

2.1

1.8

0.6

0.5

1.2

1.1

3.3

1.80.7

生活費や授業料などお金に関すること授業研究活動

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大学院生は金がない大学院生の 1ヶ月の生活費の内仕送りが占める割合　　 07年　 39.8%　→　 10年　34.3%⇒親の収入が減少し、大学院生の生活費に影響

奨学金を受けている人　学部生　 37％　⇔　院生　49％⇒社会に出た後に奨学金を返済しないといけないという悩み・ストレス

7

就職が終わらない大学院生就職活動の平均期間が長くなっている　　 07年　 5.1ヵ月　→　 10年　7.4ヵ月⇒就職活動の長期化による悩みが増えた

12月の時点で就職活動を継続中である大学院生は16.4％⇒就職活動が難航していて、将来が見えない大学院生が多く、将来への悩みが増えた

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2ヶ月 4ヶ月 6ヶ月 8ヶ月 10ヶ月

12ヶ月

18ヶ月

24ヶ月

25ヶ月～

無回答 継続中0.0

2.0

4.0

6.0

8.0

10.0

12.0

14.0

16.0

18.0就職活動をした人の就活期間

07年 10年9

長期化１６．４％も

研究活動への支障大学の現状について

◦研究設備　 75.4%

◦研究体制　 72.2%　　　　　　満足している

◦教員との関係　 76.6%⇒研究活動にはさほど大きな悩みを抱えなくなった

お金の悩みや将来の進路の悩みが大きすぎて、　本来大学院生の本分である研究活動への悩みが薄れたと考えられる

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健全な院生生活を過ごせているとは言えない状況なのでは？

生協書籍部の評価 “話題の本”、“新刊”、“授業や研究に必要な本”に対する満足度は 70%程度

“ 欲しい本がある”に対する満足度は 50%程度書籍部全体の満足度は 67%

⇒大学院生にとっての需要は満たしているが、品揃えに関しては不満もある（ラノベばかりの店舗）

①割引がある

②営業時間がマッチしている

③明るい雰囲気

④店内がきれい

⑤本を見つけやすい

⑥欲しい本がある

⑦話題の本がある

⑧新刊がある

⑨授業や研究に必要な本がある

⑩注文品の入荷が早い

⑪学生の声が生かされている

0.0

20.0

40.0

60.0

80.0

100.0

無回答思わない計思う計

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生協購買部の評価営業時間ではコンビニに劣る価格に関しては量販店やスーパーに劣る“店内がきれい”“環境に配慮している”は、コンビニ、量販店、スーパーよりも高評価である。

価格が安い

営業時間がマッチしている

店内がきれい

環境に優しい

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0

18.5

9.0

30.3

40.5

1.6

59.9

29.0

4.2

39.8

19.0

20.2

23.2

32.5

4.9

9.8

7.7

1.9

1.4

4.2

17.2

5.7

5.7

6.5

7.2

生協購買部と他店の評価生協 コンビニ スーパー 量販店 その他 無回答

12大学院生は夜遅くまで大学内にいることが多い

①価格が安い ②営業時間がマッチしている

③職員（店員）が

親しみやすい

④店内が明るく清潔

⑤すぐ食べられる

⑥友だちと話したり落ち着いて食事ができる

⑦食生活に対するアドバイス・情報がある

⑧環境に優しい ⑨好みのメニューがある

⑩栄養バランスを

とりやすい

⑪味がよい（口にあってい

る）

⑫学生の声が生かされている

-2.00

-1.50

-1.00

-0.50

0.00

0.50

1.00

1.50

2.00

優れ点数 評価点数

生協食堂の評価価格や栄養バランスで他飲食店より優れている量や質では他飲食店に劣る営業時間のミスマッチ生協食堂の利用は減少⇒大学院生が食事をする際、量や質を求める傾向が強い（１食にかける費用も学部生より高い）

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共済事業の評価“ 共済活動を知らない”の回答率

◦ 07年度では 24.8%

◦ 10年度では36.3% である“ 知っていて加入している”回答率も 6.3ポイント減少⇒今後、大学院生には共済活動の周知が必要不可欠

04年

07年

10年

45.7

44.0

37.7

19.2

14.5

14.2

6.2

15.0

11.7

27.4

24.8

36.3

1.0

1.7

0.0

共済への加入・認知知っていて加入している 知っているが加入していない 知っているが加入しているか不明知らない 無回答

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院生の実態が明かされた…ストレスを抱えている院生が多くいる

◦お金の悩み◦就職活動の悩み◦研究活動への支障

生協を利用しているが、不満もある◦研究に必要な本が多くほしい！◦店舗・食堂は営業時間に不満◦共済への関心が低くなりつつある

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院生サポートを強化しよう！

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健全な院生生活を過ごせられるようにサポートしよう！

院生の悩み・ストレスを解消する取り組みを！実態調査からわかる問題点について取り組む・消費者教育の活動・就活支援の活動・健康面へのサポート

会員生協における院生組合員の実態を把握しよう！院生の生活実態は大学・学部によって多種多様・実態調査やアンケートの実施

院生の組合員活動を活発化させよう！声カードの利用率が高い院生、でも生協への満足度が低い院生サポートを引っ張る人たちが少ない・院生を対象とした声カードの強化・院生委員会の発足や活動強化

九工大の事例紹介

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○研究室生活向上委員会（飯塚キャンパス）研究室生を対象とした健康フェスタを開催

○上級生委員会（戸畑キャンパス）

体年齢チェック 肺年齢チェック

模擬グループディスカッション 模擬面接

実施日：９月２６日～２７日参加者数：７１人

ポスター展示

就活講習会

就活生のための実践型就活サポート実施：１０月第３週から１１月第２週　実施回数：計４回

院生にとっての新学期～内部進学の場合～

内部進学者の特徴◦大学４年間を過ごしてきた経験がある◦院進学に際して生活に大きな変化がない◦組合員であることを再確認する場がない

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内部進学、外部進学で性質が異なる

「住宅斡旋」や「新入生歓迎イベント」等の必要性はあまり高くない

共済の継続手続き書類が届く…私の場合

生協のこと、共済のことを再確認する場が必要なのでは？

院生にとっての新学期～外部進学の場合～外部進学者の特徴

◦学部新入生とほぼ同じ状況◦友達もいなければ、住むところも決まってない

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「住宅斡旋」や「新入生歓迎イベント」等の必要性は非常に高い

外部進学の院生も、学部生と同じようにサポートする必要がある

新学期活動、サポートセンターは「外部進学の院生」を対象として捉えきれているのだろうか？

今日お伝えしたかったこと院生は今や約１７万人院生へのサポートを強化するためには実態を知ることが大切

外部進学者の院生は、学部新入生とほとんど同じ

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生協は院生に対して何ができるか？院生は自分たちの生活をどうやってより

良くしていくか？一緒に悩んで模索していきましょう！