占い読本 - 世界の占い大集合

世界の占い大集合　～目から鱗の運命学～

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新しい運命学の夜明け

目次　　世界の占い大集合

　　　　　

目から鱗の運命学　根底に流れている共通原理

■はじめに

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天国占い

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■占いを勉強すればするほど運勢が悪くなる

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■四柱推命の理論の真実

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■四柱推命の象意の真実

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■四柱推命　

通変星の真実

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■四柱推命　

未来予知　

原理の真実

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■四柱推命　

未来予知　

象意の真実

33


3

■インド占星学　

未来予知の特徴

39

■紫しびとすうすいめい

微斗数推命　

未来予知の特徴

42

■西洋占星学　

未来予知の真実

45

■実践鑑定・開運指導ノウハウ

50

■心の構造

53

■占いビジネスで集客するノウハウ

57

■資産を増やす最後の大きな波がやってきた

59

■これからの時代は統一運命学へ向かう　

四柱推命編

64

■統一運命学　

姓名学編

68


奇門遁甲編

71

4



手相編

74


占星学編

77

■親子関係と前世と現世

81

■心の構造と運を下げるワナ

84

■残虐な事件を起こす人の共通点

87

■不安と恐怖に支配されやすい人

91

■成功する人が実力があるわけではない

95

■統一運命学を使いこなすトレーニング

98

■最後に

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■はじめに

　

会社を経営している人もサラリーマンも公務員も自営業者も医者も、みんな自分のなにか

を売ってお金を得ているという点では、みんな商人なんですね。商人というのは、他人に細

やかな愛情を注ぐのが仕事です。他人が喜ぶもの、他人が幸せになるもの、他人の役に立つ

ものそういった商品やサービスを売らなければ、破産してしまいます。

　

細やかな愛情が大きくなれば成功者と言われる人になります。たとえばユニクロ創業者の

柳井さんなら、安くていい素材を自分で製造して、自分でいいデザインを設計して、自分で

工場に持ち込んで製造して、最高の品質のものを自分で売るという仕組みを発明しました。

製造と販売が別というこれまでのアパレル業界の常識を変えましたが、これも品質のいい衣

料品を安くユーザーに提供したいという細やかな愛情の積み重ねの結果です。

　

間違えないで欲しいのはガツガツと利益を求めて成金になった人は、真の富裕層ではない

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ということです。そういう人は１００年という家系の単位でみれば必ず没落します。真の富

裕層はカッコイイものです。お金を手にした一代目はどうしても物欲を満たすために大きな

屋敷などを建てますが、物欲が満足したあとはお金を社会のために役にたてようと思うもの

です。なぜでしょうか？そのほうが楽しく生きられるからです。義務で社会貢献しているわ

けではないのです。誰からもお願いされないのに自分勝手な判断で社会のために貢献してい

こうとするワガママな強さを持っているのです。

　

だから、真の富裕層は困っている人に優しく、助けてあげたいという気持ちが強く、細や

かな愛情を相手に注ぎ、この人には投資しないといけないと思ったら信じられないような金

額を投資する勇気があるものです。真の富裕層は、政治家や役人や国家のシステムには依存

しません。国の歴史をみれば、そんなものに頼っていては、社会が腐敗してしまうことを知っ

ているからです。政治家がやらなくても、国がやらなくても、一人でもできることは何かを

常に一生懸命になって考えているカッコイイ人なのです。


7

　

さて、占いを使って細やかな愛情を注ぐというのはどういうことでしょうか？

　

筆者の経験では、

　

・財星がないから、独立や商売はやめときな。

　

・官星が多いから、サラリーマンで我慢しておきな。

　

・傷官が多いから、男を傷つけるのは仕方がない。

　

・旦那には財星が多いから、妾が沢山いても仕方がない。

　

・印星が多いから、怠け者であることは仕方がない。

こんなふうに、相談者に「あきらめ」と「不幸を納得させる」内容を通告するような占い診

断を下す人が多いものです。占いを使って人を脅かしたり、あきらめさすのはもうやめにし

ましょう。

　

筆者には、相当な恨みと悪意をもって占い理論を捏造すれば、そんなふうにも解釈できる

かもしれないなという程度にしかみえません。とても細やかな愛情を注いでいるとは思えな

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いのです。人を喜ばせようとしているとは思えないのです。人を脅かして恐れを植えつけて

いるようにもみえます。

　

悪くもない床下にもぐって、ポケットに忍ばせておいたシロアリをこっそりと出してき

て、お客さんにシロアリが巣を作っているから工事しないと家が倒壊すると脅かす悪質なリ

フォーム業者と同じに見えて仕方ありません。

　

相談者がやっぱり自分は、人と比べてダメなんだという劣等感をますます深く意識づける

「地獄占い」「不幸占い」「あきらめ占い」が何十年も業界を支配してきたのです。占いだけ

ではありません。経済だって、消えた年金とか、国家破産とか、老後を不安にさせるような

ことばかりテレビは言います。相場だってリーマンショックだとか英国がＥＵを離脱して世

界が不景気になるとかｊ不安ばかりあおります。

　

ある意味、人って「希望」よりも「恐れと不安」を好む生き物なので仕方のないことかも

しれません。しかし、「恐れと不安」に支配された人は不幸のままあの世に行きます。恐れ


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と不安を脱出し希望のなかで生きた人は、あの世でも希望的に生きられます。

天国占い

　

この書籍を読んでくれている読者は、もうそろそろ、そういう地獄占いは終わりにすべき

です。新しい占いの夜明けを皆さん自身でやらなければなりません。わかりやすく表現すれ

ば、「天国占い」です。天国占いをやるには、一つだけ条件があります。それは、自分は人

と比べて不当に扱われていると思っていないことです。もし、自分は人と比べて不当に扱わ

れていると思っていたら、間違いなく運命とはかけ離れた道を歩いている証拠なので、「天

国占い」はできません。

　

あれは損か得か？こっちのほうが得か？というふうに、うまくやろうとする発想も地獄へ

の入り口です。世界一の投資家である大富豪バフェット氏は手持ち資金１０万円を３兆円に

まで増やしたことで有名ですが、こんな魅力のある企業の株式を安値で買えてオーナー気分

を味わえるなんてとってもハッピーだというのが投資哲学だと言っています。損とか得とか

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うまくやろうなんていう気分はまったくないから、投資の神様が応援してくれるのですね。

　

運命学も同じです。

　

人を本当に幸せにしたいと思っているなら、運命学の使いかたはこれしかないという内容

の書籍です。人を幸せにしたいというオーラがでている人は、魅力的です。幸せにしかなれ

ない占い理論、不幸な結論が出せない占い理論が今の日本には必要ではないでしょうか。かっ

こよくお金を使える人、すなわち自分のエゴを満足させるためにお金を使うのではなく、こ

こは支援しなければならないと感じたところにお金を使える人こそが、お金を持つのにふさ

わしい魅力をもっているのであり、そういう人はお金を放しても不思議にも回りまわって

戻ってくるものなのです。しかもお金が増えて。そういうお金の出入りができる人が、真の

カッコイイ富裕層です。

　

筆者自身も真のカッコイイ富裕層でありたいと思っているし、当社のユーザー様にも真の


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富裕層になって欲しいと心から願っております。親から引きついだ遺産があるわけでもなく、

会社を上場して得た株成金でもなく、普通の人が富裕層に変化できる稀有の時代です。ヨー

ロッパのような、数百年続く富裕層でありながらも金なんていつでも使えるから、今は質素

でいいというカッコイイ生活をする日本人が増えてくることを願っております。今は、そう

いう新しい富裕層が生まれてくる百年に一度しかないチャンスの時代です。自分の子供、自

分の孫の代まで豊かな生き方を示すことができる一代目の富裕層になれる時代です。

　

うまい具合に、会社をベースとした人生設計はもうダメと大衆は知っています。東大出て

もリストラされるしな～。だったら職人のほうが楽しいかなと言う時代です。国や社会から

与えられた人生設計ももうダメだと大衆は知っています。年金？いつからもらえるかわかっ

たものではない。学歴？そんなのあっても利益ださないとリストラされるだけ。偏差値？そ

ういえば昔は偏差値が高ければお金もらえる時代もあったらしい。こんなふうに、社会全体

が、個人に自立をうながす時代になってきています。

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学歴がなくても数学ができなくても資格がなくても、時代の変化を察知した人が新しい富

裕層になれるチャンス到来です。かつては弁護士だから、医者だから、公認会計士だからお

金持ちになれるという時代がありましたが、もうそんな時代は終わっています。深く深く自

分の使命を考えてそれを楽しくやりたいからやっていくという人が、成功する時代です。占

いであっちが吉でこっちが凶なんて言っている暇はないのです。持って生まれた個性や能力

をさっさと輝かせていかないと時代に取り残されます。

　

日本はこれからとんでもなく明るくなってきます。バブルの時代のような世界からみれば

特殊でいびつな経済構造をしていたがゆえのクレイジーなバブルとは性質の異なる経済発展

をしていきます。それも、長い年月をかけてゆったりとやっていきます。過去の日本企業村

の倫理は完全に崩壊し、世界からみればとてもまともな経済構造に変化したと評価されてい

ることを知らなければなりません。平成バブルの本当の原因を知っていますか？大企業が持

ち合いといって株をお互いにもっていてそれを永久的に売らないという企業村の論理が支配

していたからです。売り物がないから株高になっただけです。バブルの崩壊で、金融機関は


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あわてて株を売りまくりましたので（二十年もかかったが）、今は株の持ち合いはありません。

健全な構造になったと西洋では評価されているわけです。

　

唯一心配なことは、エリート役人と利権にまみれた大物政治家が残した莫大な借金と国債

という負の遺産です。しかし、これからの時代は、国よりも元気のいい企業や元気のいい個

人が先に走って、エリート役人と大物政治家があとからあわてて追いかけてくるという時代

になってきます。たとえエリート役人達が、意図的に借金帳消しにしようとして、ハイパー

インフレや国債の暴落などを引き起こしたとしても、それを乗り越えるだけの投資環境は日

本には準備されていることを知らなければなりません。

　

どんな激動の時代であっても、一部の先見の明のある人達が国家的試練を乗り越えて、激

動のあとの社会を作っていくものです。それがカッコイイ真の富裕層の仕事です。当社の提

唱する新しい時代の新しい占いを勉強するなら、そういうカッコイイ真の富裕層になってこ

れからの社会をつくっていくという強い意志をもってください。それくらいの高い意識がな

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いと、おそらく新しい時代の新しい占いは、理解できません。

　

四柱推命、紫微斗数推命、西洋占星学、インド占星学、姓名学、奇門遁甲、手相、こんな

世界の占いも、根底を探っていけば共通の原理に支配されていることがわかってきます。根

底さえ理解してしまえば、どんなに複雑に見える占いの理論だって、簡単に分かってしまい

ます。読者には、占いを学習するなら、短期間でこのノウハウを習得して日本のプロといわ

れる占い師達を超えて欲しいと思います。もし占いで稼ごうと思っているなら、カリスマ占

い師を目指して欲しいと思います。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

フオーチュンソフト　

代表　

天野　

雲海


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■占いを勉強すればするほど運勢が悪くなる

　

占いを文献に書いてある通りの理屈でやっていくとその結果はどうなるでしょうか？ほぼ

１００％の確率で命式のここが悪いとか、命式のここがいいとか、吉とか凶を分けて言うよ

うになります。当たったとか当たっていないと言うようになります。人ってもともと、マイ

ナス思考になりやすく、ものごとを悪い方に解釈したいように設計されています。だから、

吉と凶をわけてしまうと、凶のほうに関心をもってしまいます。つまり気がつかないうちに、

運勢が下がってくるわけです。

　

この世に生まれてくる前にあなたの魂は神様と相談の上、納得して、この年この月、この

日に、この国に、この両親の元に、ある決められた使命をもって生まれていくと約束したか

らです。人の生年月日というのは、この世で決められた使命、ミッションを遂行するために、

一番適したものを与えられているはずなのです。占いの本を見て、それが良いとか悪いとか

を議論すること自体が、その生年月日を与えてくれた宇宙の神様にたいし、文句を言い、い

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いがかりを言い、批判をしていることになるのです。

　

占い業界を３０年も観察してきて、ここを変えないと、不幸な人を沢山つくってしまうと

心配しているのです。

　

今世の中に出回っている占いの文献はすべて理屈で吉と凶を分類する手法を紹介したもの

です。理論はレベルが低いのです。理論は、ＬＯＧＩＣとも言われますが、ものごとをバラ

バラに分解し、相手を非難するために発明されたものです。アメリカの大統領選挙にみられ

る相手を批判する醜い風景、あれこそが理論の正体であり、西洋的感覚の自己主張と相手の

非難という道具として使われるものが理論なのです。理論は決して程度の高いものではない

のです。日本語では屁理屈という言葉があるように昔から理屈や理論は程度の低いものとさ

れてきたのです。

　

東洋は昔から、理論よりも気を重視していました。理論を卒業した人がやる手法は気です。


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理気という言葉があるでしょう。理は入門者向けの手法で、上達者は気の手法を使うのです。

気は、ものごとをバラバラにするようなことはありません。逆にものごとをまとめて溶かし

ていくものです。原子力発電所が危険なのも核を分裂させるからです。核を融合させる手法

に進化させれば安定するはずなのですが、この核融合はおそらく東洋から発明されるはずで

す。ものごとをバラバラにするのが得意な西洋的理論では核融合は開発できません。次世代

の原子力発電を研究しているのが日本のＴ社です。そのＴ社に世界一の大富豪のビルゲイツ

氏が投資していますね。こういったことからも、西洋的にものごとをバラバラにして分析す

る手法は幼いレベルであり、成熟した手法は東洋人なら分かる「気」であることが分かるで

しょう。

　

もし占いや経済の理論をペラペラとしゃべる人がいれば（そういう人が沢山本を書いてい

ますが）、それは占いや経済を体得していないと判断して間違いありません。体得している

人は、子供が聞いても分かるような表現をするものです。

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ホンモノの成功者というのは、いい顔しています。いい体しています。でも自分のやりた

いことを素直に一生懸命にやっているだけで、心は純粋です。すごいなんていう評価は気に

しません。中途半端な人にかぎって、すごいと言われたいと思っているし、威張ったりしま

す。占いは、本当に自分がやりたいことをやるための道具として使うにはとてもいい道具で

す。残念ながらすごいと思われたくて、仲間に囲まれたくて占いをビジネスにしている人が

多いです。

■四柱推命の理論の真実

　

世の中で手に入るすべての四柱推命の文献を調べてみてください。ある目的に従って書か

れていることが分かるでしょう。

　

その目的とは、吉と凶を分けて決定するための理論であり、そのためにやたらとタイプを

分類するような技法が沢山あるわけです。格局、用神、喜忌、強弱、身旺、身弱、干合、支合、


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空亡、といった沢山の難解に装っている理論も、結局は、命式のどの部分が吉でどの部分が

凶であるかを決定するために、開発された程度の低い理論であるわけです。

　

はたして、吉とか凶を決定するために開発された程度の低い理論で、人を幸せにすること

ができるのでしょうか？答えはＮＯです。

　

今の四柱推命は古代中国の宋の時代に徐子平が発明したものです。だから四柱推命のこと

を中国語では子平というのですね。この人が四柱推命という運命学の堕落のきっかけを作っ

てしまったのです。もっとも堕落した理論は、甲（きのえ）を大樹、乙（きのと）を草花、丙（ひ

のえ）を太陽、丁（ひのと）を人口の火、戊（つちのえ）を岩石、己（つちのと）を田園の土、

庚（かのえ）を金、辛（かのと）を貴金属、壬（みずのえ）を大河、癸（みずのと）を雨と

万物に変換したことでしょう。当たり前のように四柱推命の教科書の最初に書かれているこ

とが、堕落のきっかけになったわけです。

20


　

紀元前にはもっと優れた運命学があったのです。紀元前の太古の人々は、宇宙の木星、火

星、土星、金星、水星といった惑星を自分自身の生命とリンクさせて感じていたのです。決

して地球上の、万物に変換して考えていたわけではないのです。紀元前の命にあふれていた

運命学とは、医学の分野、養生法で使われた五行理論です。紀元前の五行理論は、とても躍

動感にあふれていてなにがなんでも、健康な肉体をつくりだしてみせるという輝きがあった

のですが、それを失うような理論に堕落させてしまったのです。

　

たとえば、喘息の子供がいたとしましょう。喘息は肺の病気。肺は金行です。金行は肺と

大腸です。だから便秘を治せば喘息が治るということもあるので、最初に便秘を治す処方を

するわけです。治らなければ、土行を使います。土行は胃と脾臓です。食事を軽いものにし

て胃と脾臓の負担を減らす処方をします。治らなければ、水行を使います。水行は腎臓つま

り成長力です。成長するような精力のつくような処方をします。治らなければ、木行を使い

ます。木行は肝臓つまり疎泄です。疎泄を刺激し気がスムーズに流れるような処方をします。

これでも治らなければ最後は、火行を使います。火行は心臓、つまりハート、意識、思考です。


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親との関係が悪い場合が多いので、親から離して山村留学をさせます。実際、そうやって喘

息が治った子供は多いものです。

　

いかがでしょう。木・火・土・金・水の五行の全てを使って、なにがなんでも治してみせ

るという気迫があり、躍動感があり、命が感じられるでしょう。吉とか凶とかを理屈で分け

るなんていう無駄はなく、動員できる五行を全て使って健康にしてみせるという決意のよう

なものがあるでしょう。こういうダイナミックな使い方を、そのまま四柱推命の命式診断に

も適用していくだけで、新しい四柱推命の診断方法となるわけです。

■四柱推命の象意の真実

　

日本に四柱推命が本格的に入ってきたのは明治時代ですが、今日まで、甲は大樹、乙は草

花、丙は太陽、丁は人口の火、　

戊は岩石、己は田園の土、庚は金、辛は貴金属、壬は大河、

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癸は雨、こんな解説がされていました。甲は大樹だから庚の金で切り倒して薪にして、それ

を燃やして火にしたほうがいい。だから。甲の横には庚があってその横には丁があったほう

がいい。こんな理屈が沢山書かれています。

　

さて、あなたが無垢な子供にこんな四柱推命を教えたら、どんな反応がかえってくるでしょ

うか？なぜ、人間を診断するのに大樹だの金だの火だのという単語を使わないと診断できな

いの？と不思議な顔をされ、大人って変な考えをするものだと思われることでしょう。

　

しかし、大人は洗脳されていて、これを理論として解釈できてしまうのです。このレベル

を超えて、無垢な子供でもできる発想を使うと、本当の四柱推命が見えてくるのです。はっ

きり言って万物に十干を変換したら、もうおしまいです。

　

十干を人間の性情だけを表現する言葉で表現すればいいことなんですね。たとえば、甲は

権威的で理論武装をする、庚は合理的で損得実利にめざとい、丁は義理人情に厚くて世話好


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きと定義します。甲と庚が並んでいると、権威的で理論的な人が損得実利を求めて合理的に

行動する。それに丁の象意を加えて、だからといって冷たい野心家ではなく、気にいった人

には人情深く接し、面倒も良く見るということになるわけです。

　

理屈をまったく使っていないでしょう。理屈など使わなくても四柱推命は使えるのです。

象意を融合させていけばいいだけなのです。どんなふうに融合させるかは、自由です。自分

自身の人生を振り返ってみて、ここは使えるなと思う象意があればそれを融合させて作文し

ていけばいいのです。

　

流派によって解釈がまったく異なるのが十二支です。なぜ、流派によってまったく異なる

かと言えば、実用に値しないから、色々な考え方が発明されてくるわけです。だから十二支

や蔵干、そして十二運星などは、実際の鑑定のときには不要なのです。

　

ここでは甲・庚・丁という並びを説明しましたが、実はこれが通変星の解釈の基本になっ

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ているわけです。次の章で説明しますが、甲・庚は偏官だから、甲・丁は傷官だからという

解釈は、不要なのです。こんなことを言うと、びっくりされるでしょうか？全ての占い師を

敵に回してしまいそうなことを言っていますからね。でも、次の章を読めば納得するはずで

す。　

　

当社が提案している新しい四柱推命の技法の全部のパターンは「実用四柱推命　

養命・芸

海法」という５００ページの大作である書籍に詳しく解説しています。

■四柱推命　通変星の真実

　

四柱推命の文献によれば比ひ

けん肩星があると独立心が強くやりすぎてしまうとあります。しか

し、現実の人間を診断すると、人から支配されて人の言いなりになって不満と愚痴で人生を

終える人が多いです。いっぽうで、多くの人を支配し、組織の頂点に立つ組織人もいるので


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す。同じ、比肩星でも、なぜこんなに違うのでしょうか？

　

答えは簡単で、生き生きと比肩星が活動しているかどうかなのです。生き生きと活動して

いる状態を実の状態。死んでいる状態なら虚の状態となるわけです。比肩星だから独立心が

あると文献には書かれていますが、人の言いなりになって不満と愚痴を言うなら、それは正

官の欠点です。いっぽうで多くの人を支配し、組織の頂点に立つ組織人の比肩星は、人を支

配するという観点からは、財星であり、組織をまとめるという点では官星です。だから、比

肩星だからという方程式みたいな感覚で、比肩星の象意を言っているようでは実際には通変

星は使えないのです。現実の生きている人間を観察すると、比肩星とは真反対の財星や官星

の象意が現れているからです。

　

同じように、食しょくしん神

星、傷

しょうかん官

星であっても、真反対の象意である官星と印星も考慮しなけれ

ばなりません。財星であっても真反対の象意である印星と比肩星・劫ご

うざい財

星も考慮しなければ

なりません。印星であっても真反対の象意である食神星・傷官星と財星も考慮しなければな

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りません。

　

実際の鑑定のときには、通変星は結局は、十干と十干の結合した状態でどういう象意が現

れてくるかということですから、通変星の象意を知らなくてもいいのです。十干と十干の象

意を融合できればそれでいいわけです。

　

たとえば、甲・甲という並びだったとすると、比肩星となるわけですが、比肩星だからと

いう考え方は必要ないのです。甲は権威的で言葉で理論的に思考する人ですから、求めるも

のは権力で人を見下すようなところもあるが、それを達成するための手段は、深く理論的な

思考をして、意外にサッパリしていると解釈すればいいのです。その結果、独立することも

あるでしょうし（比肩の象意）、競争意識も強くなることもある（比肩の象意）でしょうが、

それが根本的な象意ではないことに着目すべきなのです。

　

ここに気がつかなければ、絶対に役に立つ四柱推命にはなりえません。


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新四柱推命プロ版の画面事例　吉凶が明確に分かる機能

http://www.fsoft.co.jp/suimeipro10/index.html

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■四柱推命　未来予知　原理の真実

　

四柱推命の未来予知の文献を読むと、財星だからお金が儲かる。官星だから結婚運がくる。

こんなことが沢山書いてありますが、これなんかは根本原理である体用論を無視したでたら

めもいいところです。あんまり、常識的な占いの悪口は言いたくないのですが、本当に酷い。

まるで財運がめぐってくれば自動的に、お金が儲かり、まるで官星がめぐってくれば自動的

に結婚運がくるかのような、錯覚をいだいてしまいます。本当は、どんな運がめぐってきても、

儲かるときは儲かります。どんな運がめぐってきても結婚できるときは結婚できるのです。

　

たとえば日干が甲（きのえ）の人がいます。戊（つちのえ）がめぐってくれば偏財の運。己（つ

ちのと）がめぐってくれば正財の運なります。だから自動的に財運が良くなるのではありま

せん。この場合、日干が用神（作用をしかける）、運の十干である戊・己が体神（作用を受ける）

です。だから、自分のほうから運にたいして作用をしかけなければならないのです。偏財の

運なら、偏財らしいことをやらなければならないのです。どんどん新しい商売を考えて実行


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するとか、宣伝広告をしていくとか、多くの人を使って巻き込むとか偏財らしい動きを運に

たいして仕掛けなければならないのです。正財の運なら、正財らしいことをやらなければな

らないのです。洋服は清潔で清楚なものを着て、上司や社長の言うことをよく聞いて指示以

上のことをやってみせる、あるいは自営業者なら顧客の不満をよく聞いてコツコツと改善し、

顧客が驚くような進化をしてみせるという動きをしてこそ、運にたいして働きかけていると

言えるでしょう。

　

だったら未来予知はまったく使えないのか？というと、未来予知の原理そのものは使える

のです。、どういうふうに未来予知手法を使うことが合理的なのか？。それは過去を分析す

るときに使うのです。

　

比肩・劫財　

食神・傷官　

偏財・正財　

偏官・正官　

偏印・印綬　

といったパターンで

１０年ごとに同じリズムがまわってくるからです。

　・比肩・劫財のときに、自分の内面にどういう変化があったか？それにどう対応したのか？

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　・食神・傷官のときに、自分の内面にどういう変化があったか？それにどう対応したのか？

　　・偏財・正財のときに、自分の内面にどういう変化があったか？それにどう対応したのか？

　　・偏官・正官のときに、自分の内面にどういう変化があったか？それにどう対応したのか？

　　・偏印・印綬のときに、自分の内面にどういう変化があったか？それにどう対応したのか？

これらを分析してみる手法として未来予知の原理を使うのです。

　

大きな流れでいうと、ＰＬＡＮ、ＤＯ、ＣＨＥＣＫの繰り返しになっているはずです。偏

印・印綬はＰＬＡＮ。比肩・劫財・食神・傷官はＤＯ、偏財・正財はＤＯの末期です。偏官・

正官はＣＨＥＣＫです。そういう気持ちになってしまうのです。ＰＬＡＮの気持ち、ＤＯの

気持ち、ＣＨＥＣＫの気持ちになったとき、それを実行するかどうかは当人の責任です。

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