前編 - ebooks.acadvideo.comebooks.acadvideo.com/introduction/msa_cui/MSA2012_CUI1_Trial_We… · できますよね。さらにAutoCAD なら、AutoLISP、.NET、ObjectARX

もっと知りたい！！ユーザインタフェース前編無料お試し版 2

はじめに ..................................................................................................................................... 4

この本の見方 .............................................................................................................................. 6

対象製品 ................................................................................................................................. 6

「もっと知りたい！！」情報 ................................................................................................. 7

この本の内容を理解すると、どんなことができるようになるの？ ............................................. 8

リボンの作りの基本 ................................................................................................................. 12

リボンの各名称 ..................................................................................................................... 12

タブ ................................................................................................................................... 12

パネル ............................................................................................................................... 13

ボタン ............................................................................................................................... 13

コントロール要素 .............................................................................................................. 13

リボンのタブ、パネル、ボタン、コントロール要素の関係 .................................................. 14

これを最初にやっておこう！ ................................................................................................... 15

ワークスペースを複製する ................................................................................................... 15

最初の一歩 ............................................................................................................................... 17

クイックアクセスツールバーにボタンを追加／除去する .................................................. 17

クイックアクセスツールバーの並び順を変更する ............................................................ 19

リボンのタブを表示／非表示にする ..................................................................................... 21

リボンのパネルを表示／非表示にする ................................................................................. 23

リボンのタブやパネルの並び順を変更する .......................................................................... 25

変更した内容をワークスペースに保存する .......................................................................... 26

本格的にカスタマイズする前に ............................................................................................... 29

メインカスタマイズファイルって何？ .............................................................................. 29

部分カスタマイズファイルって何？ ................................................................................... 30

どうして部分カスタマイズファイルでカスタマイズするのがお勧めなの？ ....................... 31

部分カスタマイズの作成／ロード ........................................................................................ 34


もっと知りたい！！ ................................................................................................................. 37

[ユーザインタフェースをカスタマイズ] ダイアログを表示する方法 ............................... 37

ワークスペースって何？ ...................................................................................................... 38

ワークスペースの「既定」や「（現在）」って何？ ............................................................ 41

ワークスペースのプロパティ ............................................................................................... 42

メニューにないボタンをクイックアクセスツールバーに追加するには？ ......................... 48

クイックアクセスツールバーからボタンを削除するには？ .............................................. 50

クイックアクセスツールバーを変更した内容は保存されている？.................................... 51

リボン上の右クリックする場所によって表示されるメニューは異なる ................................ 52

パネルのドラッグ＆ドロップで他にどんなことができる？ .................................................. 53

変更を自動的にワークスペースに保存するには？ ................................................................ 54

ワークスペースには何が保存される？ ................................................................................. 56

部分カスタマイズファイルをロードする方法 ..................................................................... 60

有料版のご案内 ........................................................................................................................ 61

最後に ...................................................................................................................................... 65


はじめに AutoCAD／AutoCAD LT で操作を行うとき、リボンやクイックアクセスツールバー

などにあるボタンをクリックしますよね。

AutoCAD／AutoCAD LT をインストールすると、リボンには幾つかのタブがあったり、

そのタブやクイックアクセスツールバーにはいくつかのボタンが配置されていたり

します。ここで、この既定のタブやボタンの配置は、あなたにとって“ぴったり”なものでしょ

うか？ AutoCAD／AutoCAD LT は多くの人に使用されています。また、多くの機能があり、

そのすべてを使っている人ってなかなかいないのではないでしょうか。人によってよく

使うコマンドも違ってくると思います。そのため、すべての人にとってぴったりなタブやボタンの配置っていうものはなく、人

それぞれに個別のぴったりなユーザインタフェース（タブやボタンの配置など）があ

るのではないでしょうか。また、リボンがなかった頃の古いバージョンからバージョンアップしたときに、リボン

の使い方になかなか慣れないといったこともあるかも知れません。そこでちょっと考え方を変えて、自分にとってしっくりこないまたはなかなか慣れな

いユーザインタフェースになんとか慣れようというのではなくて、自分にとってぴっ

たりなユーザインタフェースにカスタマイズしてみませんか？それに、よく行う操作のマクロを作ってボタンに割り当てればもっと便利に使うことが

できますよね。さらに AutoCAD なら、AutoLISP、.NET、ObjectARX などで新しいコ

マンドを作成して、それをボタンに割り当てることもできます。


AutoCAD／AutoCAD LT では、CUI[ユーザインタフェースをカスタマイズ] コマンド

で、ユーザインタフェースを好きなようカスタマイズすることができます。

ユーザインタフェースは、AutoCAD／AutoCAD LT を使うとき

には、だれでも必ず使用するものです。ここが自分にぴったり合

ってないと、操作もやりにくいものになってしまうかもしれない

ですし、AutoCAD／AutoCAD LT を使っていても楽しくないかも

しれません。あなた（の部署、会社など）にぴったりのユーザインタフェース

にカスタマイズして、AutoCAD／AutoCAD LT を便利に楽しく使

えるようにしてみませんか？

この本は、もっと便利に楽しく AutoCAD／AutoCAD LT を使用するために、ユーザインタフェースについて“もっと知りたい！！”というあなたのために作成したものです。私はユーザインタフェースのすべてを知っているというわけではありません。この本

の中にも何ヶ所か“不明”“未確認”などとした所がいくつかあります。しかし、20 年

以上の AutoCAD の経験や今回この本を作成するにあたり調査し得た多くの情報を、こ

の本の中に詰め込んでいます。この本を通じて、AutoCAD／AutoCAD LT のユーザインタフェースのことを“もっと

知って”便利に楽しく使ってもらえればうれしく思います。


この本の見方対象製品 AutoCAD 2012 AutoCAD LT 2012 この本では、実際に操作を行いながらユーザインタフェースのカスタマイズ方法を覚

えていきます。この本に書かれている操作の画面は AutoCAD LT 2012 の画面です。 AutoCAD LT 2012 の画面は、若干 AutoCAD 2012 とは異なりますが、この本に書いて

ある操作は AutoCAD 2012 でも同様に実行できますので AutoCAD LT 2012、AutoCAD 2012 のどちらを使用してもかまいません。この本で AutoCAD と書いてあるのは、AutoCAD 2012 および AutoCAD LT 2012 のこ

とを指しています。 AutoCAD LT 2012 の CUIx ファイルは「acadlt.cuix」ですので、この本の操作では

「acadlt.cuix」と書いていますが、AutoCAD 2012 をお使いの場合は、そこを「acad.cuix」に置き換えてください。


「もっと知りたい！！」情報手順の途中にもっと知りたい！！ xxxx という記述がいくつかあります。それをクリ

ックすると、そのことについての情報が書かれたページに移動します。例えば、という記述があったとき、それをクリックすると

『[ユーザインタフェースをカスタマイズ] ダイアログを表示する方法』について書か

れている以下のようなページに移動します。

またこのとき、その記述の最初と最後にある [戻る] をクリックすると、元のページに

戻ります。


この本の内容を理解すると、どんなこ

とができるようになるの？この本では、実際に操作を行いながらユーザインタフェースのカスタマイズを覚えて

いきます。この本に書かれている手順を行うと、最後には以下のような [もっと知りたい！！] タブがリボンに追加されます。

では、この本で作成する [もっと知りたい！！] タブについて、内容別に見ていきまし

ょう。

他のタブにあるパネルをコピー

[画層] パネルと [グループ] パネルは、[ホーム] タブにあるものをコピーしたもの

です。

他のタブにあるパネルをコピーして表示を変更

[修正] パネルは、[ホーム] タブにあるものをコピーして、表示を変更（文字を非表

示）したものです。


パネルを新たに作成して好みのボタンを配置

[作図]、[寸法]、[スタイル設定] という新しいパネルを作成して、そこに好みのボタ

ンやコントロール要素を配置してあります。

パネルを展開すると普段表示されていないボタンが表示される

[寸法] パネルや [スタイル設定] パネルは、▼ をクリックしてパネルを展開すると、

普段表示されていないボタンやコントロール要素が表示されるようになっています。

パネルにボタンを追加／削除およびパネルの名前を変更

[表示] パネルは、[表示] タブの [ビュー] パネルをコピーして、ボタンを追加／削

除およびパネルの名前を変更したものです。


サブパネル、ドロップダウン、折りたたみパネルを新規に作成

[作成] パネルは、サブパネルやドロップダウンという入れ物を使用してボタンを配

置しています。

表示パネルは、折りたたみパネルという入れ物を使用してボタンを配置しています。

パネルダイアログボックスランチャーの設定

[修正] パネル、[表示] パネル、[寸法] パネルには、パネルダイアログボックスランチャーというものが設定されていて、そこをクリックすると、それぞれに設定さ

れたパレットやダイアログが表示されます。


新しいボタンを作成しマクロを割り当て [作図] パネル、[表示] パネル、[キーボード] パネルには、AutoCAD が持っていな

い新しいボタンを作成して、マクロを割り当てています。

新たに作成したボタンに対して拡張ヘルプを表示

[キーボード] パネルのボタン上に、2 秒以上カーソルを置くと、拡張ヘルプが表示

されます。

この本の内容を理解すると、このようなカスタマイズを行えるようになります。この本の手順を参考にして、あなたにぴったりのユーザインタフェースを作ってくだ

さいね！！またこの本では、この内容に関連したユーザインタフェースに関する『もっと知りた

い！！』情報がいろいろ書かれています。（詳細は、もくじの『もっと知りたい！！』

以下にある項目を参照してください。）


リボンの作りの基本ユーザインタフェースのカスタマイズの話をする前に、リボンの作りの基本的な話を

しておきましょう。リボンの作りの基本的なものというと何だかややこしそうですが、とっても簡単です。リボンには基本的に、タブ、パネル、ボタン、コントロール要素というものがあるって

いうだけのことです。カスタマイズするときに、このことを知っておかないと、何をやっているかよく分から

なくなってしまうかも知れないので、とりあえずこのことは知っておきましょう。まず、タブ、パネル、ボタン、コントロール要素などの各名称を見てみましょう。

リボンの各名称タブ

上の絵の、赤で囲まれた部分がタブです。 [ホーム]、[挿入]、[注釈] など各タブをクリックすると、リボンの表示が変わりま

す。


パネル

上の絵の赤で囲まれた部分のように、タブに含まれる [作成]、[修正]、[画層] など

のボタンを入れておく入れ物のようなものがパネルです。

ボタン

上の絵の赤で囲まれた部分のように、パネルに含まれる [線分]、[ポリライン]、[円] などがボタンです。ボタンをクリックすると、それに割り当てられたコマンドが実行されます。

コントロール要素

上の絵の赤で囲まれた部分のように、パネルに含まれるボタンとは少し違った、さ

まざまな設定を確認したり設定したりできるものがコントロール要素です。


リボンのタブ、パネル、ボタン、コントロール

要素の関係リボンは、どのように作られているか大まかに見てみましょう。最初に、大元になるのがボタンとコントロール要素です。

そして、ボタンとコントロール要素を、パネルという入れ物に入れていきます。

最後に、パネルをタブに配置します。

こうしてタブが作られ、リボンは複数のタブを持っています。実際にどのように作っていくかなど、詳しいことはのちのち紹介していくので、今は、

『へー、そんなふうになっているんだ』とイメージできればそれで大丈夫です。

コントロール要素ボタン

パネル

ボタンボタン


タブ

パネル

ボタンボタン


パネル

ボタンボタン

ボタンボタン

パネル



パネル

ボタンボタン

ボタンボタン

パネル




これを最初にやっておこう！この本では、ユーザインタフェースをいろいろ変えてカスタマイズする手順を紹介し

ていきます。基本的には、部分カスタマイズファイルというものを新たに作成して、その中を変更

していきますが、中には普段使用しているユーザインタフェースに影響がある操作も

あります。一番影響がない方法は、新しく Windows のユーザを作って、そのユーザでログインし

てこの本の操作を行うということになるのですが、ちょっと面倒ですよね。ワークスペースを新たに作ってそこで操作を行えば、ほとんど普段使っているユーザインタフェースに影響がないようにすることができます。そこで最初に、この本で行う操作用のワークスペースを、以下の手順で作っておきまし

ょう。

ワークスペースを複製する

1. [管理] タブの [ユーザインタフェ

ース] ボタンをクリックします。

もっと知りたい！！ [ユーザインタフェース] ダイア

ログを表示する方法

2. [製図と注釈] 上で右クリックし、[複製] を選択します。


これで、現在のワークスペースが [もっと知りたい！！] になりました。この状態でこの本の操作を行います。ワークスペースを普段使っているもの（既定値では [製図と注釈] ）に戻せば、普段の

ユーザインタフェースに戻ります。

もっと知りたい！！ワークスペースって何？

もっと知りたい！！

ワークスペースの「既定」や「（現在）」って何？

もっと知りたい！！ワークスペースのプロパティ

3. 名前を「もっと知りたい！！」に変

更して [OK] ボタンをクリックしま

す。

4. クイックアクセスツールバーの [ワークスペース] コンボボックス

をクリックし、[もっと知りたい！！] を選択します。


最初の一歩ユーザインタフェースはいろんなカスタマイズができます。とっても簡単なものから、マクロ、DIESEL 式などを使用したものまでいろいろです。最初に、“カスタマイズ”と言える程のものじゃないかもしれないですが、とっても簡

単な操作で、こんなことができるっていうのを見ておきましょう。とっても簡単なので、何かを覚えなければいけないとか、何かの意味を理解しなきゃい

けないとか、といったものは一切なくて、見たそのままを行うだけです。

クイックアクセスツールバーにボタンを追加

／除去する AutoCAD のウィンドウの左上にあるのがクイックアクセスツールバーです。

ここは、リボンのタブが変更されても常に表示されるので、特に頻繁に使用するボタン

などを置いておくと便利です。なので、既定の設定では、[新規作成]、[開く]、[保存]、[印刷] などほとんどの人が頻繁

に使用するボタンなどが置かれていますね。ここには簡単に、よく使うコマンドを追加したり、あまり使わないものを削除したりす

ることができます。では、クイックアクセスツールバーにボタンをひとつ追加してみましょう。


すると、クイックアクセスツールバーの一番右に [印刷プレビュー] のボタンが追加

されました。

1. クイックアクセスツールバーの右

にあるをクリックします。

✔ が付いているものが、現在クイッ

クアクセスツールバーに表示され

ています。ここでは、[印刷プレビュー] を選択

してみましょう。


クイックアクセスツールバーの並び順を変更

するクイックアクセスツールバーにボタンを追加すると、一番右に追加されました。でも、[印刷プレビュー] ボタンは [印刷] ボタンの隣にしたいとか、自由な場所に置き

たいですよね。そんなときは、[ユーザインタフェースをカスタマイズ] ダイアログで場所を自由に変

更できます。

1. 現在のワークスペースが「もっと知

りたい！！」になっていることを確

認します。



3. ワークスペースの「もっと知りた

い！！」をクリックし、使用してい

るクイックアクセスツールバーの

名前を確認します。（[コピー～クイ

ックアクセスツールバー 1] にな

っているはずです。）

4. [すべてのファイル内のカスタマイ

ズ] 領域で、[クイックアクセスツールバー] ⇒ [コピー～クイックアクセスツールバー 1] を展開し

て、[印刷プレビュー] ボタンをドラ

ッグ＆ドロップで、[印刷] ボタンの

下に移動します。


これで、[印刷プレビュー] ボタンを [印刷] ボタンの隣に移動できました。


メニューにないボタンをクイックアクセスツールバーに追加するには？

もっと知りたい！！クイックアクセスツールバーからボタンを削除するには？


クイックアクセスツールバーを変更した内容は保存されている？

5. [OK] ボタンをクリックして、コマン

ドを完了します。


リボンのタブを表示／非表示にするリボンのタブで不要なものがあれば、非表示にできます。また、非表示にしたものをあとから再度表示することもできます。



認します。

2. リボンの上で右クリックし、表示さ

れたメニューから、[タブを表示] ⇒ [ホーム] を選択します。

もっと知りたい！！リボン上の右クリックする場所によって

表示されるメニューは異なる ※ 表示されたリストで ✔ が付い

ているものが、現在表示されてい

るタブです。

3. リボンから [ホーム] タブが削除さ

れ、その隣にあった [挿入] タブがア

クティブになったことを確認しま

す。

4. もう一度、リボンの上で右クリック

し、[タブを表示] ⇒ [ホーム] を選択

します。


5. 元あった場所に [ホーム] タブが表

示されたことを確認します。


リボンのパネルを表示／非表示にするリボンのパネルで不要なものがあれば、非表示にできます。また、非表示にしたものをあとから再度表示することもできます。



認します。

2. [ホーム] タブを選択しアクティブに

します。

3. リボンの上で右クリックし、表示さ

れたメニューから、[パネルを表示] ⇒ [作成] を選択します。 ※ 表示されたリストで ✔ が付い

ているものが、現在表示されてい

るパネルです。

4. リボンから [作成] パネルが削除さ

れたことを確認します。


5. もう一度、リボンの上で右クリック

し、[パネルを表示] ⇒ [作成] を選択

します。

6. 元あった場所に [作成] パネルが表

示されたことを確認します。


リボンのタブやパネルの並び順を変更するリボンのタブやパネルの並び順を、ドラッグ＆ドロップで簡単に変更することができま

す。

もっと知りたい！！パネルのドラッグ＆ドロップで他にどんなことができる？



認します。

2. [注釈] タブを選択します。

3. [注釈] タブをクリックしたままドラ

ッグし、[挿入] タブの左まで移動し

てドロップして並び順を変更しま

す。

4. [寸法記入] パネルのボタンがないと

ころをクリックしたままドラッグ

し、[文字] パネルの左まで移動して

ドロップして並び順を変更します。

5. [注釈]タブが [挿入] タブの左、[寸法

記入] パネルが [文字] パネルの左

に移動できたことを確認します。


変更した内容をワークスペースに保存するタブやパネルの表示／非表示、並び順の変更を行ってみましたが、これらの変更した内

容は保存されているのでしょうか？

答えは、保存されていますが、ちゃんとは保存されていません。

ん？？何それ？どういうこと？と思いますよね。それは、こんなことです。

AutoCAD を再起動しても、これらの内容は、変更された内容で表示されます。これって保存されているってことですよね。でも、ワークスペースを [製図と注釈] に変更して、再度 [もっと知りたい！！] に戻す

と、元の状態に戻ってしまいます。これって保存されてないってことですよね。つまり、『ワークスペースではないところに、一時的に保存されている』ということで

す。ワークスペースを変更しても、ちゃんと変更内容を覚えておくようにするには、変更し

た内容を以下の手順でワークスペースに保存する必要があります。



認します。

2. [ホーム] タブをクリックして、[ホー

ム] タブがアクティブな状態にしま

す。



をクリックし、[現在に名前を付けて

保存] を選択します。

4. ▼ ボタンをクリックし、表示された

リストから [もっと知りたい！！] を選択します。

5. [保存] ボタンをクリックします。 6. [置換] ボタンをクリックします。

これで、現在の状態が、[もっと知り

たい！！] というワークスペースに

保存されました。念のため、実際にワークスペースに

保存されているか確認してみましょ

う。


をクリックし、[製図と注釈] を選択

します。


すると、[もっと知りたい！！] というワークスペースに保存したとおり、クイックアクセスツールバーに [印刷プレビュー] ボタンが表示され、タブの並び順が [注釈] [挿入]、[注釈] タブのパネルの並び順が [寸法記入] [文字] になりました。

もっと知りたい！！変更を自動的にワークスペースに保存するには？


ワークスペースには何が保存される？

すると、クイックアクセスツール

バーから [印刷プレビュー] ボタン

がなくなり、タブの並び順が [挿入] [注釈]、[注釈] タブのパネルの並び順

が [文字] [寸法記入] になりました。


をクリックし、[もっと知りたい！！] を選択します。


本格的にカスタマイズする前にこれから本格的にカスタマイズをしていきましょう。でもその前に、ちょっとお話ししておきたいことがあります。それは、カスタマイズするときは、メインカスタマイズファイル（acadlt.cuix）に行

うのではなくて、部分カスタマイズファイルでカスタマイズする方がお勧めというこ

とです。なので、そのあたりのことをまずお話ししておこうと思います。

メインカスタマイズファイルって何？ [管理] タブの [ユーザインタフェース] ボタンをクリックして [ユーザインタフェー

スをカスタマイズ] ダイアログを表示してく

ださい。 [すべてのカスタマイズファイル] をクリック

すると、ロードされているすべてのカスタマイ

ズファイルが表示されて、そこに「メインカスタマイズファイル」というのがあります。通常は、AutoCAD LT では acadlt.cuix、

AutoCAD では acad.cuix というファイルがメ

インカスタマイズファイルです。メインカスタマイズファイルとは、AutoCADの起動時に最初にロードされるもので、カスタ

マイズファイルの大元になるものです。 AutoCAD のほとんどのユーザインタフェースの情報は、メインカスタマイズファイ

ルに保存されています。


部分カスタマイズファイルって何？ [部分カスタマイズファイル] を展開すると、

現在ロードされている部分カスタマイズを確

認できます。部分カスタマイズファイルは、AutoCAD の

起動時に、メインカスタマイズファイルが

ロードされたあとにロードされます。例えば、 AutoCAD LT 2012 では、

AUTOCADWSとCONTENTEXPLORERと

いう 2 つの部分カスタマイズファイルがロ

ードされています。 AUTOCADWS にはリボンの [オンライン] タブの設定が保存されています。

CONTENTEXPLORER にはリボンの [プラグイン] タブの設定が保存されています。

新たに部分カスタマイズファイルを作って、追加でロードすることもできます。また、使わなくなった部分カスタマイズファイルをロード解除することもできます。


どうして部分カスタマイズファイルでカスタ

マイズするのがお勧めなの？この章の最初に『カスタマイズするときは、メインカスタマイズファイル（acadlt.cuix）に行うのではなくて、部分カスタマイズファイルでカスタマイズする方がお勧めです。』

と言いました。

それは何故でしょうか？

他の人にカスタマイズしたものを渡すとき

ユーザインタフェースをカスタマイズしていいものができたら、他の人にも使って

もらいたくなりますよね。そんなときに、メインカスタマイズファイルをカスタマイズしていたらどうでし

ょうか？受け取った人は、メインカスタマイズファイル（acadlt.cuix）を自分のものと置

き換えることになります。もし、受け取った人もメインカスタマイズファイルでカスタマイズしていたとし

たら、その内容はなくなっちゃいますよね。 A さん B さん

acadlt.cuix acadlt.cuix B さんの acadlt.cuix


でも、部分カスタマイズファイルを使用すれば、解決です。例えば、A さんが CustomA、B さんが CustomB という名前の部分カスタマイズファイルを作ってそれぞれカスタマイズしていたとします。 A さん B さん

ここで、お互いに作った部分カスタマイズファイルをやり取りしても、追加される

だけで、自分でカスタマイズした内容がなくなるということはありません。 A さん B さん

バージョンアップしたとき将来バージョンアップしたときに、カスタマイズしたものをそのまま使いたいです

よね。そんなときに、メインカスタマイズファイルをカスタマイズしていたらどうでし

ょうか？新しいバージョンでメインカスタマイズファイル（acadlt.cuix）を、それまで使

用していた古いバージョンのものと置き換えることになります。新しいバージョンには新しい機能が追加されます。当然その機能を使用するボタンなどはリボンにあります。

acadlt.cuix

CustomA.cuix

acadlt.cuix

CustomB.cuix

acadlt.cuix

CustomA.cuix

CustomB.cuix

acadlt.cuix

CustomB.cuix

CustomA.cuix


でも、古いバージョンのメインカスタマイズファイルに置き換えてしまうので、

新しい機能を使用するためのボタンがなくなってしまいます。でも、部分カスタマイズファイルを使用すれば、解決です。部分カスタマイズファイルをロードすれば、新しいバージョンのメインカスタマ

イズファイルはそのまま使えるので、新しい機能を使用するためのボタンがなくな

ってしまうということはありません。


部分カスタマイズの作成／ロードでは早速、部分カスタマイズファイルを作ってロードしてみましょう。



認します。



3. [転送] タブをクリックします。

4. [新しいカスタマイズファイルを作

成] ボタンをクリックします。

5. ファイル名として、「もっと知りた

い！！」と入力して、[保存] ボタン

をクリックします。


6. [カスタマイズ] タブをクリックしま

す。

7. [部分カスタマイズファイルをロー

ド] ボタンをクリックします。

もっと知りたい部分カスタマイズファイルを

ロードする方法 8. 先ほど作成した「もっと知りた

い！！.cuix」選択して、[開く] ボタ

ンをクリックします。

9. [OK] ボタンをクリックして、コマン

ドを完了します。


これで、「もっと知りたい！！.cuix」という新たな部分カスタマイズファイルを作成し

て、ロードすることができました。「もっと知りたい！！.cuix」はまだ何もカスタマイズしていないので、ユーザインタ

フェースの見た目はまだ何も変化はありません。これから、「もっと知りたい！！.cuix」を、どんどんカスタマイズしていきましょう！！


もっと知りたい！！ここでは、この本で行った操作に関連する追加の情報を紹介します。各項目の最初と最後にある [戻る] をクリックすると、その記述に関連する操作のペー

ジに移動します。

[ユーザインタフェースをカスタマイズ] ダイアログを表示する方法

戻る [管理] タブの [ユーザインタフェース] ボタンをクリックする以外に、[ユーザインタ

フェースをカスタマイズ] ダイアログを表示させる方法がいくつかありますので紹介し

ます。クイックアクセスツールバーの [ワークスペース] コンボボックスをクリックし、

[カスタマイズ] を選択する。

AutoCAD のウィンドウの右下にある [ワークスペース切り替え] ボタンをクリッ

クし、[カスタマイズ] を選択する。

キーボードから「CUI」と入力する。戻る


ワークスペースって何？戻る

ワークスペースは、以下のようなユーザインタフェースの表示の状態を保存しておけ

る便利な機能です。リボンにどのタブが表示されるか

タブの並び順がどうなっているかパネルの並び順がどうなっているか

クイックアクセスツールバーにはどんなボタンが表示されているかクイックアクセスツールバーのボタンの並び順がどうなっているか

[プロパティ]、[ツールパレット] などのどのパレットが表示されているか

どのツールボタンが表示されるか

などなど


ワークスペースは複数設定しておけるので、異なるユーザインタフェースの表示の状

態をいくつか設定しておいて、いつでも切り替えて使用することができます。ワークスペースを切り替えるには、

クイックアクセスツールバーの [ワークスペース] コンボボック

スをクリックし、使用したいワー

クスペースを選択します。あるいは、AutoCAD のウィンドウの右下

にあるボタンをクリックし、使用し

たいワークスペースを選択します。また、[ユーザインタフェースをカ

スタマイズ] ダイアログで、ワーク

スペース上で右クリックし、[現在に

設定] を選択することによっても可

能です。


AutoCAD LT 2012 では、以下のワークスペースが用意されています。製図と注釈： 2D 図面作成用 AutoCAD LT クラシック：リボンの代わりにツールバーを表示

AutoCAD 2012 では、以下のワークスペースが用意されています。

製図と注釈： 2D 図面作成用 3D モデリング： 3D 図面作成用 3D 基本： 3D 図面作成用の基本的なもの AutoCAD クラシック：リボンの代わりにツールバーを表示

戻る


ワークスペースの「既定」や「（現在）」って何？戻る

[ユーザインタフェースをカスタマイズ] ダイアログのワークスペースを見ると、[製図

と注釈] ワークスペースに「既定」や「（現在）」という記述がありますね。

これは一体何なのでしょう？

「（現在）」とは、現在アクティブなワークスペースを意味します。

「既定」に設定しておくと、CUIx ファイルをロードしたときに、そのワークスペ

ースが現在のワークスペースになります。「既定」に設定したい場合は、「既定」に設定したいワークスペース上で右クリック

し、[既定を設定] を選択します。

戻る


ワークスペースのプロパティ戻る

ワークスペースには、いくつかのプロパティを設定することができます。プロパティを設定することで、どんなことができるのか見てみましょう。

【名前】ワークスペースの名前です。【説明】どのようなワークスペースかを覚えておくために、そのワークスペースに関する説明を

書いておくことができます。【開始オン】このワークスペースを現在のワークスペースに設定したとき、モデルとレイアウトのど

ちらをアクティブにするか設定します。


[モデル] にすると、このワークスペースを現在のワークスペースに設定したとき、モデ

ルタブがアクティブになります。

[レイアウト] にすると、このワークスペースを現在のワークスペースに設定したとき、

レイアウトタブがアクティブになります。（レイアウトが複数あるときは、最後にアク

ティブだったレイアウトがアクティブになります。）

[変更不可] にすると、このワークスペースを現在のワークスペースに設定しても、それ

以前の設定のままで、タブが切り替わることはありません。【メニューバー】このワークスペースを現在のワークスペースに設定したとき、メニューバーを表示す

るかしないかを設定します。メニューバーとは、プルダウンメニューを表示するリボンの上に表示されるメニュー

です。


[オフ] にすると、このワークスペースを現在のワークスペースに設定したとき、メニュ

ーバーは表示されません。 [オン] にすると、このワークスペースを現在のワークスペースに設定したとき、メニュ

ーバーは表示されます。【ステータスバー】このワークスペースを現在のワークスペースに設定したとき、ステータスバーの表示

をどのようにするか設定します。 [アプリケーションのみ] にすると、このワークスペースを現在のワークスペースに設定

したとき、アプリケーションウィンドウのみにステータスバーが表示されます。

[すべて非表示] にすると、このワークスペースを現在のワークスペースに設定したとき、

ステータスバーが何も表示されません。

[すべて表示] にすると、このワークスペースを現在のワークスペースに設定したとき、

アプリケーションウィンドウと図面ウィンドウの両方にステータスバーが表示され

ます。


[図面ステータスバーのみ] このワークスペースを現在のワークスペースに設定したと

き、図面ウィンドウのみにステータスバーが表示されます。

【ナビゲーションバー】このワークスペースを現在のワークスペースに設定したとき、ナビゲーションバーを

表示するかしないかを設定します。ナビゲーションバーとは、画面の右上に表示されるメニューです。

[オン] にすると、このワークスペースを現在のワークスペースに設定したとき、ナビゲ

ーションバーは表示されます。 [オフ] にすると、このワークスペースを現在のワークスペースに設定したとき、ナビゲ

ーションバーは表示されません。 [変更不可] にすると、このワークスペースを現在のワークスペースに設定しても、それ

以前の設定のままで、ナビゲーションバーの表示／非表示が切り替わることはありま

せん。


【モデル／レイアウトタブ】このワークスペースを現在のワークスペースに設定したとき、モデル／レイアウトタブを表示するかしないかを設定します。モデル／レイアウトタブとは、画面の左下に表示されるタブです。

[オン] にすると、このワークスペースを現在のワークスペースに設定したとき、モデル

／レイアウトタブは表示されます。 [オフ] にすると、このワークスペースを現在のワークスペースに設定したとき、モデル

／レイアウトタブは表示されません。

[変更不可] にすると、このワークスペースを現在のワークスペースに設定しても、それ

以前の設定のままで、モデル／レイアウトタブの表示／非表示が切り替わることはあ

りません。


【スクロールバー】このワークスペースを現在のワークスペースに設定したとき、スクロールバーを表示

するかしないかを設定します。スクロールバーとは、画面の右側と右下に表示される、表示画面を移動するためのバ

ーです。

[オン] にすると、このワークスペースを現在のワークスペースに設定したとき、スクロ

ールバーは表示されます。 [オフ] にすると、このワークスペースを現在のワークスペースに設定したとき、スクロ

ールバーは表示されません。 [変更不可] にすると、このワークスペースを現在のワークスペースに設定しても、それ

以前の設定のままで、スクロールバーの表示／非表示が切り替わることはありません。

戻る


メニューにないボタンをクイックアクセスツールバーに追加するには？

戻る

クイックアクセスツールバーの右にあるをクリックして表示されるメニューか

ら、追加したいボタンを選択して✔を付けることにより、クイックアクセスツールバ

ーにボタンを追加できましたが、ここに表示されないボタンは追加できないのでしょう

か？ここではその方法として、2 つの方法を紹介します。【[その他のコマンド] を選択して追加】

クイックアクセスツールバーの右にあるをクリックしたときに表示されるメニ

ューから [その他のコマンド] を選択します。

表示された [ユーザインタフェースをカスタマイズ] ダイアログから、追加したいボタ

ンをドラッグ＆ドロップで、クイックアクセスツールバーの追加したい場所に追加で

きます。


【リボンに配置されているものを追加】クイックアクセスツールバーに追加したいボタンやコントロール要素の上で右クリ

ックして、[クイックアクセスツールバーに追加] を選択して、クイックアクセスツールバーの一番右に追加することができます。

※ ただし、追加できないコントロール要素もあり、その場合は [クイックアクセスツ

ールバーに追加] という項目が表示されません。

戻る


クイックアクセスツールバーからボタンを削

除するには？戻る

クイックアクセスツールバーからボタンを削除するには、削除したいボタンの上で右

クリックし、[クイックアクセスツールバーから除去] を選択します。

ただし、一旦クイックアクセスツールバーからボタンを削除すると、再度 ✔ を付け

て追加しなおしても、元あった場所に追加されずに一番右に追加されます。例えば、[クイック新規作成] ボタンを一旦削除してあとから追加しなおすと、以下のよ

うに一番右に追加されます。

※ クイックアクセスツールバーの並び順を変更する方法は、『クイックアクセスツ

ールバーの並び順を変更する』を参照

戻る


クイックアクセスツールバーを変更した内容

は保存されている？戻る

クイックアクセスツールバーにボタン（例：[印刷プレビュー] ボタン）を追加したと

します。

これって、何か保存するための操作を行わなくても、ちゃんと保存されているの

でしょうか？答えは、保存されています。ただ、動きが少しおかしいことがあるようです。それは、クイックアクセスツールバーにボタンを追加した直後に現在のワークスペー

スを [製図と注釈] に変更して、再度 [もっと知りたい！！] に戻すと、追加したはずの

ボタンが表示されません。ただし、AutoCAD を再起動すると表示されます。

戻る


リボン上の右クリックする場所によって表示さ

れるメニューは異なる戻る

リボンのどの部分で右クリックするかによって、表示されるメニューが若干違います。

[タブを表示] と [パネルを表示] は、どの部分で右クリックしても表示されます。タブの上でクリックしたときに表示されるメニュー

ボタンの上でクリックしたときに表示されるメニュー

ボタンがないところでクリックしたときに表示されるメニュー

戻る


パネルのドラッグ＆ドロップで他にどんなこと

ができる？戻る

パネルをドラッグしリボンがないところにドロップして、自由な場所に移動することも

できます。

ただし、ドラッグ＆ドロップで、パネルを他のタブの中に移動することはできません。パネルをリボンに戻したいときは、ドラッグ＆ドロップで元のタブに戻すか、パネルの

右上にある［パネルをリボンへ戻す］ボタンをクリックします。（［パネルをリボンへ戻す］ボタンは通常表示されていませんが、カーソルをパネル上

に移動すると表示されます。）

戻る


変更を自動的にワークスペースに保存するに

は？戻る

現在のワークスペースを他のものに変更したときに、変更した内容を自動的にワークス

ペースに保存することもできます。自動的に保存する設定にすると、[現在に名前を付けて保存] でいちいち保存する手間が

かかりません。ただし、変更してみた内容がしっくりこなくて元に戻したいようなときは、元に戻すコ

マンドはないので、手動でひとつずつ戻してあげる必要があります。手動で保存する設定にすると、元に戻したいときは、一旦現在のワークスペースを他の

ものに変更したあとに、ワークスペースを戻せば OK です。ただし、保存するのを忘れて現在のワークスペースを別のものに切り替えてしまうと、

変更した内容がなくなってしまいます。このようにどちらも一長一短があるので、そのことを考慮して、どちらにするか決める

のがいいです。既定値では手動で保存する設定になっているので、現在のワークスペースを変更したと

きに自動的にワークスペースに保存するには、次の手順を行います。


戻る


をクリックし、[ワークスペース設定] を選択します。

2. [ワークスペースの変更を自動的に保

存] にチェックを入れて、[OK] ボタ

ンをクリックします。


ワークスペースには何が保存される？戻る

タブ、パネルの表示／非表示や並び順はワークスペースに保存しましたね。でも、クイックアクセスツールバーにボタンを追加したときは、その必要はありませ

ん。

この違いは何なのでしょう？？？

それは、リボンの表示／非表示、パネルの表示／非表示、パネルの並び順はワークスペ

ースに保存されますが、クイックアクセスツールバーのボタンの追加はワークスペー

スに保存されないからです。

では一体、何がワークスペースに保存されるのでしょう？？？

[ユーザインタフェースをカスタマイズ] ダイアログで、何がワークスペースに保存さ

れるかを確認することができます。 1. [管理] タブの [ユーザインタフェース] ボタンをクリックします。


2. [もっと知りたい！！] をクリックします。

このとき、[ワークスペースの内容] 欄に表示されているものがワークスペースに保

存されているものです。もう少し詳しく見ていきましょう。

3. [クイックアクセスツールバー] の部分を見てみます。すると、[コピー～クイックアクセスツールバー 1] というものが使用されてい

るということがワークスペースに保存されています。でも、そこにはどんなボタンが表示されているかは何も保存されていませんね。


つまり、クイックアクセスツールバーにどんなボタンが表示されているかは、ワ

ークスペースには保存されていないということです。では、どこに保存されているかというと、[すべてのファイル内のカスタマイズ] 欄の [クイックアクセスツールバー] のところに設定があります。

つまり、カスタマイズファイル（acadlt.cuix）に保存されているということです。

4. [ワークスペースの内容] 欄で [リボンタブ] を展開します。（[リボンタブ] の左横

にある [+] をクリックすると展開されます。）すると、リボンにどのようなタブがあり、どのような順番で表示されているかとい

う設定がワークスペースに保存されていることが分かります。


5. [注釈] を展開します。（[注釈] の左横にある [+] をクリックすると展開されます。）すると、[注釈] タブにどのようなパネルがあり、どのような順番で表示されている

かという設定がワークスペースに保存されていることが分かります。

このように、[ワークスペースの内容] 欄を見ると、何がワークスペースに保存されるか

を確認することができます。

戻る


部分カスタマイズファイルをロードする方法戻る

[部分カスタマイズファイルをロード] ボタンをクリックする以外に、[部分カスタマイ

ズファイル] 上で右クリックし、[部分カスタマイズファイルをロード] を選択しても

部分カスタマイズファイルをロードすることができます。

戻る


有料版のご案内有料版の『もくじ』は以下のようになります。（改版などにより、若干変更があるかも

知れません。）赤字の部分が有料版でのみ提供となります。

はじめに ..................................................................................................................................... 6

この本の見方 .............................................................................................................................. 8

対象製品 ................................................................................................................................. 8

「もっと知りたい！！」情報 ................................................................................................. 9

事前に添付ファイルを保存してください .............................................................................. 10

添付ファイルの保存方法 ................................................................................................... 11

添付 cuix ファイルのロード方法 ....................................................................................... 14

この本の内容を理解すると、どんなことができるようになるの？ ........................................... 16

リボンの作りの基本 ................................................................................................................. 20

リボンの各名称 ..................................................................................................................... 20

タブ ................................................................................................................................... 20

パネル ............................................................................................................................... 21

ボタン ............................................................................................................................... 21

コントロール要素 .............................................................................................................. 21

リボンのタブ、パネル、ボタン、コントロール要素の関係 .................................................. 22

これを最初にやっておこう！ ................................................................................................... 23

ワークスペースを複製する ................................................................................................... 23

最初の一歩 ............................................................................................................................... 25

クイックアクセスツールバーにボタンを追加／除去する .................................................. 25

クイックアクセスツールバーの並び順を変更する ............................................................ 27

リボンのタブを表示／非表示にする ..................................................................................... 29


リボンのパネルを表示／非表示にする ................................................................................. 31

リボンのタブやパネルの並び順を変更する .......................................................................... 33

変更した内容をワークスペースに保存する .......................................................................... 34

本格的にカスタマイズする前に ............................................................................................... 37

メインカスタマイズファイルって何？ .............................................................................. 37

部分カスタマイズファイルって何？ ................................................................................... 38

どうして部分カスタマイズファイルでカスタマイズするのがお勧めなの？ ....................... 39

部分カスタマイズの作成／ロード ........................................................................................ 42

さあ、カスタマイズ開始！！ ............................................................................................... 45

部分カスタマイズファイルのクイックアクセスツールバーを使用する ......................... 45

リボンに新しいタブを作成する......................................................................................... 49

リボンのパネルを他のタブにコピーする ........................................................................... 52

ボタンの表示を変更する ................................................................................................... 56

パネルを新たに作成する ................................................................................................... 59

コマンド一覧からボタンやコントロール要素を追加する ................................................... 66

サブパネルとドロップダウンを使用してパネルを作成 ...................................................... 77

ドロップダウンを使用してパネルを作成........................................................................ 80

パネルにサブパネルを追加する ..................................................................................... 86

折りたたみパネルを作成してボタンを追加する ................................................................. 91

パネルダイアログボックスランチャーを設定する ........................................................ 95

ボタンを新規に作成する ................................................................................................. 102

拡張ツールチップを表示する .......................................................................................... 110

マクロの基本 .................................................................................................................. 123

マクロの作成（画面の表示を図面範囲より少しだけ小さい範囲にする） ...................... 123

ユーザの入力待ちのあるマクロの作成（線分を 1 本だけ作成する） ............................ 130

ダイアログが表示されるコマンドのマクロの作成（現在の表示をビューに登録） ........ 136

もっと知りたい！！ ............................................................................................................... 143

[ユーザインタフェースをカスタマイズ] ダイアログを表示する方法 ............................. 143

ワークスペースって何？ .................................................................................................... 144


ワークスペースの「既定」や「（現在）」って何？ .......................................................... 147

ワークスペースのプロパティ ............................................................................................. 148

メニューにないボタンをクイックアクセスツールバーに追加するには？ ....................... 154

クイックアクセスツールバーからボタンを削除するには？ ............................................ 156

クイックアクセスツールバーを変更した内容は保存されている？.................................. 157

リボン上の右クリックする場所によって表示されるメニューは異なる .............................. 158

パネルのドラッグ＆ドロップで他にどんなことができる？ ................................................ 159

変更を自動的にワークスペースに保存するには？ .............................................................. 160

ワークスペースには何が保存される？ ............................................................................... 162

部分カスタマイズファイルをロードする方法 ................................................................... 166

タブの名前と表示テキストは違うもの ............................................................................ 167

新規に作成したタブをリボンに表示させる方法 ............................................................... 168

タブのプロパティ ........................................................................................................... 171

パネルのプロパティ ........................................................................................................ 177

パネルの「行」って何？ ................................................................................................. 180

パネルに行を作成できる場所 .......................................................................................... 181

<スライドアウト> って何？ ........................................................................................... 182

コマンド一覧に表示されるコマンド ................................................................................ 183

ドロップダウンのプロパティ .......................................................................................... 184

サブパネルのプロパティ ................................................................................................. 197

ドロップダウンの [基本コマンド] って何？ ................................................................... 202

パネルダイアログボックスランチャーに設定できるコマンドは？ .............................. 205

パネルダイアログボックスランチャーの設定を除去するには？ .................................. 206

新しいボタンはどの CUIx ファイルに保存される？ ........................................................ 207

ボタンのプロパティ ........................................................................................................ 208

XAML ファイルに日本語を使用するときの注意点 .......................................................... 215

コマンドやオプションの前にある“_”は何？ ................................................................ 216

マクロで使用するコマンド名の確認方法 ......................................................................... 218

豆知識 ............................................................................................................................... 219


[カスタムアイコンの場所] とは？ ................................................................................. 219

ワークスペースを変更したときにアクティブになるタブ ................................................. 221

CUIx のバックアップファイル ..................................................................................... 223

CUIx をインストール直後の状態にリセット ................................................................... 224

マクロでパスを指定するときは？ ................................................................................... 231

マクロが正しく動かないときは「^R」を付けてみる ....................................................... 232

最後に ............................................................................................................................... 235


最後に無料お試し版を御覧いただきありがとうございます。いかがでしたか？ユーザインタフェースのカスタマイズに興味が湧きましたか？興味が湧いたら、有料版の『もっと知りたい！！ AutoCAD／AutoCAD LT（ユーザインタフェース前編）』をご購入いただいて、ユーザインタフェースのカスタマイズに

ついてもっと知ってもらえればと思います。最初にも書きましたが、ユーザインタフェースは AutoCAD／AutoCAD LT を使用する

だれもが使用するものです。ユーザインタフェースについて“もっと知って”、あなたにぴったりのユーザインタ

フェースにカスタマイズして、楽しく快適に AutoCAD／AutoCAD LT を使用してもら

うことができたらと思っています。もし、この本に記述されていることで不明な点などあれば、私（[email protected]）

までお知らせください。最後に、よろしければこの無料お試し版に関してのアンケートにお答えいただければ嬉

しいです。 2011 年 9 月 Ver.1.2

著者のプロフィール中川和久ブログ： http://blog.acadvideo.com/ Facebook ： http://www.facebook.com/pages/ACAD-Video/146762492038053 Twitter ： http://twitter.com/acadvideo メルマガ：『もっと知りたい！！ AutoCAD/AutoCAD LT』

http://www.mag2.com/m/0001238672.html 東京都在住石川県出身東京電機大学機械工学科卒業 AutoCAD GX-III を使用した機械設計の仕事を 4 年間行った後、オートデスク株式会

社で 17 年間技術サポートを行っていました。（GX-5 ～ AutoCAD 2010）現在は、個人で AutoCAD に関する仕事（トレーニングやコンサルティングなど何でも）

を行っています。本書の一部あるいは全部について、私的複製の目的以外で、無断で複写、複製すること

は禁じます。 Copyright © 2011 中川和久 All rights reserved.

mailto:[email protected]

http://goo.gl/S6Rwe

http://blog.acadvideo.com/

http://www.facebook.com/pages/ACAD-Video/146762492038053

http://twitter.com/acadvideo

http://www.mag2.com/m/0001238672.html

Documents

前編 - ebooks.acadvideo.comebooks.acadvideo.com/introduction/msa_cui/MSA2012_CUI1_Trial_We… · できますよね。さらにAutoCAD なら、AutoLISP、.NET、ObjectARX