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報 私は只今御紹介にたりました不破と申すものであります。私は東€¦ · ものであっても、精心がなければ唯の人形とより 他見られな

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ー大阪に於けるマツダ、

私は只今御紹介にたりました不破と申すものであります。私は東

京電気命日一枇の研究所に居りまして、多年附子の研究に従事して

居る

ものであります、電球製作曾祉で硝子の研究をして居るととは、多少

来庁

不思議に思はれる方もありませうが、御承知の通り、電球は大きた

硝子の球に口金がついて‘北ハの球の中氏太い硝子の棒があって、之

れに制い紘がひきか

Lって居るものであります。此の中にひきかL

って居る線とそ、タングステンと巾しまして、電球では故も重要たも

のであります。従って此の

タングステン総僚の研究は最も重要たも

のであります。此の電球を人間に例へて見ますと‘タングステン一線

、ソ

依は人間の精心とでも申しませうか、外部の硝子の球の部分は、人

、、、

問のからだに比較するととが出来ると思ひます。人間

の最も牟霊す

べきは共の人間

の精心の優劣にあるだらうと思びます。然し北ハの精

心だけがいくら立抵でも、間格が貧弱のものではなんにもたりませ

ん.精心だけが共庭にぶら/¥して居ったビけでは、共れは人間では

なく人魂と巾すものであります。然し一方から又考えますと身館、だ

けが丈夫で立派なものであっても、精心がなければ唯の人形とより

他見られな

いのであります。電球の中から紘僚をとったものは、一寸

見れば電球と誰もが云ふかも知れない。身勝ばかりで精心の左いも

の‘即ち人形だけを一寸見ると.紘方正人が居ると云ふでせう。然

2

サン助成金日合併犯念講演l

東京電気株式曾祉

1~í

11お

し共の何れにしても電球としての役目、又人としての役目を錆すに

は、此の雨方の完全友もので怠ければ友らたいのであります。斯様

にし

γ電球製造業者もタングステン紘僚の研究と同時に、硝子の研

究も亦必要注ものと在るのであります。

斯様に硝子は電球材料として

重要なものであると同時

K.私達の

命日枇で製造して居ります

J1255EFXM脈管球.鰻洞計叉は照明

器具にしましでも、最も大きな材料は此の硝子であります。

硝子は私等の様に照明を目的として居るものに必要注ばかりでた

く、五口人の日常生前に

必要たものであります。私等の

日常

使

て加る硝子の種類は.非常左多数にたって居一るのであります、板

附子績として窓硝子や鋭硝子の如きものから沼.ビ

ール‘サイダー

其の他の液般を容れる謹類や、化粧品を入れる容器、北ハの他食器煩

コップ、

m等に至るまで、又共の他照明器具、電球、装飾口川、高級

たレンズ硝子より普通の限鋭の玉、一日泊料用の器具から事術上の器具

に至るまで、硝子製品の極煩は一々枚泉するととが出来たい位多い

のであります。斯く多種多様の硝子が五口々日常生所K使用されて居

るのでありますが‘之れ等の尚子は共れ犬れ使用目的によって‘成

分をかへねばたら左いのであります。従って共れ等の利子は共れ夫

れ性質を異にして再る

のであります。

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ーパれ等の硝子忙就て、私が御話をするのが私の・本職でありますが、

今日は新電球の紹介をせよとのととで・ありまずから.附子に就ての

話は之れで打ち切りに致しますが.硝子の使用量の多少は其の閣の

文明の程度を測定する凡度と申してよいと思ひます。

幸良

只今は清水部長から電燈の夜連

K就ての有待たる御話がありまし

たが、燈火の設建は一居文明の粍度を表はすものではたからうかと

思ひます。炭素紘の電球時代からタングステン電球

に替りましたが

タングステンも初めはもろいものでありましたが、線引織僚(ロ

23

当日】

aoEpggCが出来てからは強さを非常に増して来たのでありま

す。叉此のタングステンJフン。フもB電球と云ふものは既に過去の電

球になりつ

Lあるのでありまして、今

Hでは瓦斯入一電球即ちCラン

プの時代に入って居るのであります。

電球の税収達に従ひ電燈の燭力も同じ様に進歩致して参りまして、

以前は五燭光とか十燭光とかで満足して居りましたものが.十六燭

、ソ

光となり六十ワットとたる様に.年々高燭光のもの

L需要が増加し

て来る様に怠って来たのであります。

此の高燭力の営燈を使用すると

とは.誠に結構たととであります

がよく世間ではあかりは唯あかるくさえあればよいと考えて、無一時

と高燭力のものを使肘して‘電燈から出るぎら/¥する光などは、

何等の考慮もしたい人が多いのであります。ぎら/¥する光はたぜ

惑いかと申すととは‘此庭で御説明申す程のものではありませんが、

ぎら/¥ーする光源の下で永い聞物を見て居りますと‘限の調節機

闘を疲労させて仕事の能率を低下せしむるのみ左ら十.限の疾病の

原因を注すのであります。例へば太陽の直射するととろで書物を見

iムノ

たり、又はとまかい仕事をしたりするよりも‘却て日蔭の方がらく

に物を積んだり壮事をしたりするととが出来るのであり費す。即ち

良照明とはらくに物を見るととが出来るととを目的とするのであり

ます、ぎら/¥する照明日法は絶割に避けねば紅りません。

北ハ鹿で一電燈のぎらつきを防ぐには種々の方法があります、例へば

電燈を葦球(の】2

40)

で蔽ふとか笠(盟主⑦〉を利用する左か、又は

間接照明の方法をとるとか種々の方法がありますが‘能率を低下せ

しむる様た方法を採るととは最も下手な方法であります。

最も能率がよく最も簡単な方法は.電球自身を艶治にするととで

あります。

電球に限らや笠(書包乙であるとか又は板硝子であるとか.北ハの

他の硝子器具を艶治にする方法は.既

K誰れもが知って居るととで

ありますが、日正れから御一泊する内商艶消一電球の艶治方法を説明する

前に、少しく一般の艶治に就て仰訪をして見たいと思びます。

硝子守一艶治にするには大槌二つの方法があります、・即ち機械的艶

治法と化率的艶治法とであります。

機械的艶治法と申しますと硝子の耐に硬い砂の様たものを吹きつ

けて.硝子の商に砂

のぶ

つかった矯めに出来た傷で艶治をするので

あります‘之れば主として平岡でないものとか模様なり商品名とか

を‘艶消で表はすときに使用するのであります。例へば照明器具の

艶治とか、コップや種々の器具に模様を付けるときのようた、比較

的簡単たもの陀使用するのでありまして、此の方法は比較的安値に

出来るのぜあります。

叉砂をつけてとする方法は.表面の一定した形のものに多く使用3

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するもの

tありまし

て、紋尚子とか場の栓の初り合せ等に使って舟

けます。

砂を吹き

つけるこしても砂

をつけて摺るにしても.砂のんさとか

吹きつける力とか又は川る力の弧弱によって

、艶消

の広

ムυが

のであります、砂で必く初りますと艶治の削が粗く川米まして、と

まかい砂で静かにとす

るととまかい美しい盟消が出来るのでありま

す。云ひか

へますと

.m消聞の粗削は砂の便さと砂の粒の大さ之れに

加へる力の強泌氏よるととになります。砂の代りに「ぺんがらL

の様

なも

ので静かに例ると.附子は艶泊されるよりも年ろ瞬きが川来る

のであります。鋭の一山とか限鏡の

玉とか云ふものは初め粗い砂でと

すって大際平らに荒け十りをして‘それから段々ととまかい砂で

m

って最後に「ベんがらL

の桜なもの

でみがき上げる

のであります。

斯伐に悦消は砂でとすると申しましたが、砂が柔い細いものであ

りますと却てみがきが川来るのであります。

、ソ

化勝一的艶消法と云ひますご、之れにはめ酸と云ふ劇薬を使川する

のであります、化準的犯消は小さい器兵とか美術的の模様の様左も

のを表はすときに.叉と

まかいものを硝子

の表面に表はすときに使

川するのでありますc

附一明器具とか花瓶の校様友どの様なものや、

凹凸の多くあるものに

よく使別して悦利なも

のであります。此の方

法は便利なものでありますが.高憤友築口聞を使別し孔つ柴口mが劇薬

であるので取り扱い

にくいので高債につくのであります。

附子

の艶消にどうして共ん紅高僚友危険友M

仰木を使則し・なければ・な

らな

いのかと申しますと、硝子を腐蝕さすも

のは此の弗酸より他に

ない勺ザであります

.

4

硝子は常湘では聞い問形物でありますが‘共の性質上から見・ます

と一一世の液憾でありますと中す方が過賞して居るのであります。北バ

れですから私等の椋な附子の研究をいたして川るものは、

mfは常

温では回って居る液憾として取り扱って居るのであります。

硝子を火であぶりますと段々とやはらかになり、熱が高くなれば

なる松軟くなりまして、遂には湯の扶に白山氏柄しゃくで汲むとと

も出来れば‘流しだすととも山梨る枚になる

のであります。即ち液間

となるのであります、通常行々が云ふて居る附子は、此の液慌がさ

まされて問くなったものを附子と云ふて居るのであります。

市して共の

m子の主慨は珪酸であります、珪般と巾しますと水品

とか銀砂とか燈石等の様友もので

、之れと種々友ものとを熔かし合

したものであります。此の珪酸はどうしても弗酸でなければ作川し

ないもので‘艶消にはめ肢を含んで居る腐蝕制聞を使用するのであり

ます。

而して硝子を艶泊托するには弗般だけではいけないのでありま

す、之れに程々

のM

仰木口問を調合するのであります。

硝子と云ふても一通りのものではなく、板硝子もあれば食掛川の

附子もあれば、限鏡の玉の械なものもあれば、費石まがいの様たも

のもある、之れ等は各北ハの特性が具って居る

のであります、即ち硝

子の成分が種々と具、って居るのであります。従って艶消液も附子の

成分に従って

.北ハれ夫れ通岱注調聞が必要なのであります。

前に機械的艶治法のときに述べました様K.機械的艶消に使用す

る砂の粗細によって

‘艶消聞の粗削が山梨る様に艶消液の濃淡や剥

合の知何Kよって

‘製油の濃淡や粗削が出来るのであります。又硝

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報新ダツマ

子の成分花ょっセ容易K艶泊が出来るものと六ケしいものとがあり

ます、私達の使用じて居hHFま才一電球用の硝子たどは艶消がやさしい

のでありますが‘同じ電球硝子でも所勤嘉実用の電球の硝

は、

艶消液では美し

い艶消が出来たい

のであります。其れから一様

に硝子と申しましでも、薬品で艶治のできにくいものもあります。

斯様紅ときはどう

しても外科的の手術を要する

のでありますの

以上は化皐的艶消法の大略でありをす。

K硝子の艶泊の一種でありますが板硝子によく腹用しであるも

ので板硝子の表面に平の様な模桜のついたものがあります‘之れは

勝とかの己主2とかの様紅ものを尚子板に

一聞に塗って乾燥さして

乾いたものを弱い火であぶりますと隠とかの

oEHZとかがちY

みま

す、惨と硝子とは非常によく附着して居るもの

と見えまして惨のち

wh

むさき尚子の表面の部分を制ぎとっ

て商白い模様を残す

のであり

ます。

叉艶消を

一部は機械的に

一部は化閣情的にしたものがあります、之

れは美しい艶消が出来るのであります。

此の他に硝子の艶治ではありませんが一

見艶消と匿別がつかない

ものがあり、ます.窓硝子左どによく糊を塗ったものや特殊の薬ロmE

塗って焼き

つけたもの等があります、一電球のスプレ

ーフ

ロストと稿

するものも此の一種であります。

以上で大開硝子

の艶消法

K就ての話は絶ったのでありますが、機

械的に艶消したものと化準的に艶消したものとは肉限で見ると一寸

直別がつき難いのでありますが‘之れを持微鏡で見ますと雨者の間

K大帥閣の

E別が出来るのであります。

国第

第一

一聞は砂をつけて摺って艶泊にしたも

のを顕微鏡で見た

で、北ハの面が不規則にざらついて居りまして、又鹿々に貝殻般にえ

ぐりとられた様友部分があります、即ちそれは砂が硝子面を傷つけ

た欣況であります。

園第6

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幸良新ダ、ソマ

第二闘は硝子を化皐的に艶一泊したものを類微鏡で見たもので.此

の闘を見ますと

一一聞に六角形や桂欣形の結晶が多数民出来て居りま

す、之れが化事的に艶消した場合の特長であります。

此の結晶形の出来るととに就て

は‘

土日から種々の議論や製設があ

りまして‘土日は此の結晶は硝子中に存在して居ったものが.腐蝕聞

の矯めに去はれて来たものだと云ふ訟もありましたが、今では附子

と・腐蝕剤との作用で共嵐広結晶が出来て、之れが硝子の聞に附士一泊し

た跡だと云ふ設が確からしいのであります。

今腐蝕聞の一滴テ一硝子の板の上にたらしまして、之れを似微鏡

見て

居りますと、共鹿児念に極くこまかい結国聞が津山出来まして

.

液の中をくる/¥と動いて居ります。北ハれが見て居る中に一部分の

結同聞が尚子の聞に附着して動かなくなりまして共の結晶がやん/¥

大きく生長して行くのであります、此の硝子板を水で充介山って見

ますと.前に出来て居った結品と同じ形をしたあとが残って居るの

であります。

前に機械的艶消のさ、きに申しました様に、砂をつけて硝子聞を摺

ると

.m子の聞がざら/¥した艶治に友る、之れを更に「ぺんがら」を

使用してとすると.途には艶々した磨きが山出来るととを巾しました)

化墜的の艶治でも艶消液の縛いももので船子を洗いますと、硝子の面

は美しい艶のあるものとれれります之れを酸ぃ加きと巾します。十はく蓄

えられた硝子危どの表凶が白く曇ると

とがあります、之れは水で洗

って落ちた

いが、此の時は薄

い弗械で洗ふときれいに落ちます、電

球バルブを数百寓も貯械

(mF2r)

して置きますと

.時によると下積

になって府る部分は自く幹ることがありますが、之れは極く薄い弗

6

酸で沈ソて志向れいにするととが出来ます。

同じ様に一度化皐的艶消にしたものを滞い艶泊液に浸しますと、

此底にい賠き

の作用を起しまして、第二闘の様なものが第一一一闘の

様た

ものとなります、即ち蜂の巣の様友かたちのものになります.此の

圏第

続薄紅液に何度も浸しますと.途には艶泊商が友くたって平滑左も

のにたって透明硝子となるのであります。

艶治と同じ方法でもとまかい砂を使ったときとか.又は稀薄紅築

ロ聞を使ったりすると硝子の隣きが出来るのでありまーす、然、ぼ硝子

のみがきは以上の二方法しかないかと申しますと、此の他

K火炎み/

がきと云ふのがあります.之れはぎ」ざ/¥になった附子を火炎で其

の部分をとかすとすべ/¥した商にたります。

第問聞は化製的托艶泊したものを、或る淑度で或る時間火であぶ

ったものでありそして、北ハの欣態は第二

一固と同じ様であります。

相て前托~竜燈のぎらつきを防ぐに最も能率がよく最も簡軍な方法

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幸良

ry

L

札口ペ IMiI 四

新タ

は、電球を艶消にするととであると巾しました。

電球を州国消にしますと織依

(E22Cから由る光は直接眼に来な

いで.間消聞に首りまして一

部は其のまL通過しますが.大部分は

艶消聞の矯めに続々の方向に向けられて光が披散されるのでありま

す、而して艶消が濃いだけ蛾散が大きく友り織僚

2FESCは段々

はっきりと見えたくなり、遂には電球は

一つの光っ

た球の様に見え

ツマ

るのであります。

馳消硝子の矯めに光が蛾散される割合や、光の吸牧される割合は

艶消利子の表而の欣況.即ち艶消の濃淡だとか艶治された聞が、光

の方にあるか反釘の方向にあるかによっ

て建ふのであります、其の

他種々の保件によっ

ても多少相違するのであります。

一般に無色透明の硝子でも光を吸牧するものであります、言葉を

かへて巾しますと一

OO燭光の明りの前

K、無色透明の板硝子を置き

ますと、板硝子を遇って来た光は一

OO燭光はたいのであります、此

の芸が即ち硝子の矯めに吸牧されたのであります‘此の板硝子

の厚

さが厚いだけ其の差が大き

いのであります、共の板硝子が色を持っ

て居るのと.無色のもの

との差は大愛ちがうのであります、ピ

l

ルび

んの椋た黒い硝子ですと、通って来る光は松く砂たいのであります。

一電球の附子の様な無色でしかも肉のうすいものでも‘光

の吸牧は

幾分あるのであります‘而して電球のパ

ルプが外側から州民泊されて

から出た光はますすぐに通過する

居る場合には、織僚

ものは一少部分で‘大部分は通過したいで艶泊四の矯めに光の屈折

(5-PH出。己)

や会反射をしまして、

斜に進んだり横向にたったりして附子の中を

あっち乙っちと出りたがら通過します、即ち長い間硝子の巾を通過

するのであります。硝子の光を吸収する割合は厚さによると申しま

したが‘斯様に艶消面の矯めにパルプの硝子の庭を横に進んだり斜

に進んだりする

ので

‘厚い硝子板を通過するのと同じ迎山で、光の

吸牧は透明のパルプの場合よりも著しく大きくたるのであります。

斯様な理由で普通外側を艶消にした電球は‘透明電球よりも光の

横散は著しくよくなるが、光の吸牧は多いのであります。

然るに電球を内聞から艶治にしますと.外而から艶治にしたもの

と著しく異った結果に紅ります、即ち種

々の貼で良いものとたるの

であります二寸考へますと持い附子球の内側を艶消にしたものと、

外側を艶治にしたものと大した差がない様に考へられますが、

賓際

には大き左差があるの

であります、此の差に就て迫

々と御話し致し

ますが.内面を艶消にした矯めに種々

友駄で

、優秀な電球になると

とを設見致したのであります。

ととろが電球のパルプを内聞から凱治にするととは大祭六ケしい

のであります、たぜかと申しますとJ電球パルプの中に艶泊液を入れ7

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て艶消をしますと、硝子聞は先祖御覧に入れました.第二闘の級友結

問問欣をしたものとなるのであります。勿論外商艶治でも同じ欣態に

・なるのですが、之れが内面の場合には外から押した力によって非常

nv

kとわれやすくたり.とても電球として商品として取扱ふととは勿

論、電球を製作するととすら閃難なのであります。

然し此艶治に使用する液の調合如何によっては、多少丈夫なもの

幸良

も出来るのでありますが、只液の調合丈では不充分たのであります。

北ハ庭で此のとわれやすい電球パルプを如何にしたならば丈夫なも

のに篤し得るかと云ふととは大愛興味ある問題でありますc

米閣のG.E命日枇の研究所では之れに閲して研究致しまして、艶

治した商をもう一度薄い部酸とか薄い艶治液で作用させますと、此

結晶の形が愛ると云ふととを利用して、初め適AV

同・な艶泊液でパルプ

の内町を艶治致しまして、失に趨山口同友強め液でもう一度艶治と同じ

ダツ

様、な工程を経ますと、第二闘の様な結日間欣のものが第三国の様なも

のになります。斯くなりますと、今まで非常にもろかったパルプが、

各叫に班、いものと・なるのであります。

此の米図の護明は艶治したものを、

更に薄い艶消液で作用して初

め結晶状のものであったものを.第二液で結晶欣のもめ

L稜角をと

って丈夫社ものにしたと云ふととは.一誠に巧みな考えと云はなけれ

ば左りません。

然らば此の一度艶泊したバルブを強め液で作用したものでたけれ

ば.丈夫たもの

にならないかと巾しますと.まだ他の方法でも出来

るのぜあります。私の研究によりますと此の初め艶消したパルプを

或る温度であぶると.矢張丈未なものにたる

のであります.適首な

8

熱を加へたものは第川闘の様たものとなるのでありまして.之れは

第三闘のものと見たととろちがいはたい、又社ハめ丈夫にたる理由も

亦同じであります。

而して此

の何れの方法にも特長がありますし、又短所もあるので

あります、

一番よいのは此の雨方法を結合し.雨法の特長を利用し

たなら最もよいのであります。

内面艶消のパルプを丈夫にするには.以上

の二方法だけかと申し

ますと、未だ種々芯方法があるかもしれません.私達は共れに就て

も研空して居る

のであります。

斯様に何れにしても内聞から艶治したバルブが丈夫に・なった以上

は‘電球として商品として取り扱はれるに充分た償値を持つ様にな

るのであります。

斯かる電球が完成された上は内面艶消電球の優秀なととを申さな

ければたりません

のでありますが.内面州国治電球の特長については

既に津山の書きものやパ

ンフレットによって、もうとっくに皆様も

御承知と思ひます

ので

.此のととに閲しては極くざっと申し上げま

す.それに拡は元来尚子屋で‘電球技術に就ては飴り知って居らな

いのでありまずから大棋の話だけにとピめて置きます。

内面艶消電球

の特長の一つ

として電球

の表面は常に艶必して居り

まずから、ごみやほとりがつきにくいのであります、外側を艶泊にし

たものはごみやよどれがつきやすく.ごみがついた場合に之れ乞拭

いても容易にとれや.却て艶治した同氏一一理り込んで黒やんだ色にな

るととが多

いのであります‘共の需め

に電球が黒くなって能率が思

y¥たる

のであります‘又油のしみなどがつきますと、北パ底だけが濡

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報新ダ

れた様にたって‘丁度艶治がはげた様になって見えまして、甚だ感

じの惑いものであります。

内面艶治一回目球では決して斯様なととはないのであります。

又此の電球は書一間見ますと恰も民珠を吊した様に見えるので、之

れを叉真珠電球とも云ひ得るのであります。

次に電球を艶消にすると艶消の矯めに光の吸牧が相官多いのであ

ります、此のととは前に中しましたが.艶治聞の方向によって之れ

が大援連ふと巾しましたが、内聞から艶治した電球では.光の吸牧

が非常に少ないのでありまして.透明電球と殆んど愛りがないので

あります。

硝ヨ三

日33

一・七

透過率

向上割合%

吸収率%

lu'k

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五・六

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フロスト

九一三ハ

九三・

o

八・凶

此の表は透明電球.内面艶治.外国艶消.焔殿内部艶泊、乳白硝

子でつくったのt

串一電球及びパルプの表面に塗料を塗ったスプレーフ

ロスト電球等の光の吸収率を測定したものであります。

此鹿一で透明電球パルプの透過卒を一

OO占しますと‘内面艶泊。ハ

パブでは九九、六となるのであります。

のふ電球では光の横散は一呑大きいのでありますが.光の吸牧が

t T

多いので能率のよい電球と申すととは出来ません、姉妹内面艶消管

球は光の搬散もよく.叉光の吸牧も少ないのでありますが.之れは

商品としては出して居りません。

内閣艶泊と外商艶泊とは此の表にある様に、光の吸収が大慶ちが

ふのであります。

之れは要するに織依(EPHUSH)

から出る光が艶治聞にあたってか

ら‘硝子の居を通過して外に出るのと.光が硝子の賠を通てから艶治

聞に首り、此庭に反射とか屈折とかによって、再び光の一部分が硝子

の唐の内に入り込む矯めであって、

つまり艶治商に首った反射光線

が硝子居を通過すると通過しないとの相遣であって.然も艶泊而に

投射された光の反射は幾回とたく行はれるので、外国艶消の場合に

失はれる光は、内面艶治の場台に比較して大獲に多いのであります。

失に輝度即ちぎらつきの問題でありますが、元来電球を艶治にす

ると云ふととは、前に中しました様に此のぎらつきから来た問題で

あります、即ちぎらつきが艶泊によって減少するのであります。

今一

OOヴオルト凶

Oワットの電球の輝度を測定しますと.大館

共の様なものであります。

O一、八

O燭光

五、コ一六円

透明のもの毎千方糎に付き

"

"

となります.斯様に内面艶泊は透明電球とは比較にならない程少

ないのでありまして.然も外而艶泊よりも低くなるのでありますひ

凶、五

OH

斯様に鮮度が減少するだけ限を疲努させたいのぜあります。

次に限の疲労に関しての乙とを.少し計り御話いたしがμ

いと思ひ9

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ます。太

陽の光線をプリズムを通しますと、光は赤、澄.黄、緑、青、輩、

紫等に分解されるのであります.赤から紫に至る間のものを普通可

親光線と云ひ.赤から左即ち赤よりも波長の大きい限に見え友いと

とろのものを赤外線とか熱線とか云まして、紫から右即ち紫よりも

8

波長の短かい限に見えないととろを紫外線と云ふて居るのでありま

す。

此の紫外線は眼に有害だと云はれて居り‘叉或る欝撃者の設では

紫外線は限に害がないと申して居りますが.之れは後日の問題とし

まして、調滋の撃者の訟によりますと.紫外線の中でも短波紫外線

は限K有害であるが、長波紫外線は健康友る限には別に害が在いと

申して居ります。

此の内問艶泊電球から出るス

ペクトル

を試験して見ましたととろ

紫外線は出るのでありますが、

ロ一規波紫外線は桜く僅かせ殆んど透過

、ソ

しないと云ふても差支へ友い程度のものでありました。

此の方聞から見ましでも内面艶治電球は透明電球よりも保健上に

宜しい

のであります。

失に内面艶治電球と外商艶治電球との有効蕎命の比較であります

が、私等の一貫験の結果から見ますと内聞艶治の方が有効書命が長

いのであります。之れは外国艶消は艶治問が汚れやすく、叉挨がつ

きやすい矯め‘時日の経るに従ひ攻が積るととが多く.従って共の

結果光の吸牧が多くたる‘即ち電球の能率が低下すると云ふのでは

たくて.此虜で云ふのは攻も

つか・千円もつか左いととろでの賓験の

結果でありまして.並ハの質測の結果では内凶艶消と外耐艶消との有

10

効害時命の比は七割五位の粍度であるさ云ふζ

とです、之れは共の方

の専門家の測定した結果であります。

此の内面艶治が外国艶消に比して有効葬命が長いと云ふとさは、

織依(ヨ-gdoE)から蒸獲されたタングステンの黒色の粉未がパルプ

の内面に附着する、北ハの場合に内面艶消では北ハの附着する面と光を

反射する閉ざが同

一であるが‘外商艶泊では黒色粒子の附着する商

と光を反射する部とが別々である鴬め.黒愛した聞を通過した光が

外側の艶泊された商で反射されて、再び黒化された内部の聞を繰り

返し通る矯めであって.丁度内面艶消と外聞艶治ごの光の吸牧の差

が起るのと同じ級友理由であると思はれます。

次に少し計り内面艶消芝府服用した新一電球の構造に入るのでありま

すが‘新電球でも瓦斯入は従来の瓦斯入と別に愛りはたいが、真空

電球では瓦斯入のものと、同じ様左榊迭になって居りまして、織僚

(E30己)は蝦欣織僚(のO己OLEESCを使別して居りますので非常に

丈夫に・なりました。又共の配光は最も必要注下の方向に多くの光が

分布されて居る結果.此の使用者にとっては高い能率を以て使用し

得るととになり、叉光色は一問一綿織僚(出F52H)の場合に比して.日

光の色に近く怠って居るのであります。

以上の他に種々の特長があるのでありますが.私達硝子研究者の

立場では飴り電球の構造に倒しては知識がありませんから‘之れだ

けにして世きます。

北ハ底で之れまでの特長として奉げました貼をもう一度繰り返しま

すと。透

明電球に比較してぎらつきがなく限の岐持を防ぐとと、又光が

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幸良新タ

柔かであるとと。内耐を艶治にした矯めに外観が美しく‘喜一間見

ると恰も異珠の玉を吊しである様K見える、又此の一電球は問園の色

彩と非常に訓和のよいとと。

外商艶治電球児比較しますと表面が

つや/¥して居る矯め、ちりやほとりがつくとさ少たく、之れを拭

面艶消K比較すると有効蕎命の長いとと。国民・京電球(切tHLPE匂)に

比較すると蝶欣織僚会o己主

Epgg。を使肘しである矯め、丈夫怠

配光のよいこと及び光の色が日光に近いとと等で以上が主

とと。

ひますとすぐと汚れがとれるとと。

外国艶消に比較しますと光の

長らく私の粗末た講演の矯めに貴重在る時

間御割愛になりましたととを深く感謝致します。

在る特長であります。

吸牧が少危く透明一電球と殆んど同じである故能率がよいとと。

タト

、y

(ニ)

調

工.

本書の浩革

大正八年政府は内外の情態に膝じて、度量衡及び工業品規格統一調茶舎を設けたが、同舎に・おいて慎重審議の結

果を答申した要旨に基いて.度目亙衡はとれをメートル法に統一するととに決して、而して工業品規格の調奈審議はその範国が・蹟いか

ら、常設の機関で行ふべきものであるとの答申があったので、前記調査舎は大正九年三月限り廃止され.大正十年四月二十六日工業

品規格統一調主舎の設置を見るにいたった。

本命日は商工大臣の監督に属して、工業品の規格統

一に闘する事項を調査審議するものであって、関係各大臣の諮

問に臆じ‘意見を開巾し叉関係大臣に建議するととができるものである。曾長は商工大臣とし副命日長一人.委員七十人以内を以て組

本書の組織

織し.必要に膝じて臨時委員を置くととができる。現在の副命日長は商工失官で.委員及び臨時委員は政府八省の技監、部局長.高級

技師.十五の皐命、協命日及び関係の国附同誌に主怠る工業の幹部等七十数名であって、との外幹事七名.書記十名と必る。

委員はとれを川部に分ち‘部の下に通計二十五の委員舎がある。との外部共通の用語委員曾がある。

11

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日震

f星

宗主

J湾

三、白

&&司壇.

憩l

幸良

(4〉電球の標準毒命。

一電球の良否は普通に、主ハ護光々且一星と消費電力回一旦と害時命との相互関

係に依り定められるもので‘右の外種煩.光色、配光欣態、形航、

鰐裁及取扱上の使不便等も考ふべきものでありますが、同一種類の

新ザ

ものに謝しては定額制度と従量制度のものに就き、共闘係の欣態に

は多少の差異はありますが.大館上記の三者の閥係が主在るもので

ありまして、勤燈費K劃しでも密接の閥係があります。而して光量と

電力との関係は電球

の能率として表せられ、北ハ能率と室町命とは叉互

に反比例をして居ります。又則燈費は貼燈端子の電力代と電球の害時

ツマ

命、能率及代償(営業経費の項目は一定のもの

と仮定)とに依り愛

化するものであります。従て一電球代慣は重大友る要素であり電燈経

営者(の主たる項目の一

つでありまして、

製造者は常に良口聞を廉慣に

提供すべきものでありますが、山首時の経済事情K依り左右せらるべ

き矯め別に考ふる事と致しますと.愛教は能率と宇一存命の二つに紅り

ますが.更に共内の何れかを

一白品のものと.似定して考へると便利

であります。大鰐電球の進歩改良とは.主としでて誇命を或る仮定の

基に於ける能率の進歩改良でありまして.明治十二年(一八七九年〉

12

(二)

来京電気株式曾祉

にエヂソン氏に依り作られし最初の賓用的白熱電球の能率と、今日

市場にある電球の能率とを比較する時は、賓に十四倍の差が生じて

ゐります。間十八年の間に釣し十四」低でありまずから‘約十年比釘

し電球の能率は三倍に向上して来た割合を示して居ります。今若し

之等の夜明改良なかりせば、電力に於て十問・川市の消費.即ち十四倍

の後一電力を作るか又は十凶分の一の照明に甘んやる外たく‘閣家経

済上より見ても、人類の幸一隅より見ても、震に多大の貢献と云ふべ

きもので、電球の能率向上に劃しては協同一致其進歩を助長せらる

べきものと存じます。従って一燭光山口回りの料金則ち動燈費は、電球

代債の逓減と相侠て段々遁減せられて参りまして.生用者(は物債指

数表にて示さるL通り、世界大戦時代は勿論共後と雌も依然として

非常の高上をして治るにも拘ら宇.割燈費のみは逆に低下し居りま

す事は.経済上注意すべき事柄にして、如何に高能率と蹴も著しく

短害時命のものの不可怠るととは勿論なれども亦、地方的に見て一時

的の夜電力の豊富に依り、或は消費電力を考慮せ十.只草に長書命の

不良能率の電球を良品と考へる様な事在く.超電力網や増燈増燭針

策等考慮すべき事は多々あるものでありまずから需要家側‘供給者

側及製造者側の三方而より見て経済的忙真の最小結燈費を得ぺき合

理的の良電球を製造者は製造し、需要者も亦之を要求すべき事が大

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幸良新ダツマ

切のととと信じます。低能率電球は只K夜光能率の低下や.光色の

不良を意味するのみたら十、設電所より需要家食至る電気設備を大

にし、併て余八刀の建設費に封ずる利子償却を増加せしむるものたる

も百歳托もたつて居るが、全く賓際に殺に立たたい病人や馬鹿に・な

って居ては.一寸も長書命の殺がない.却って架や響師の診察代が

多く費へて、極めて不経済となるのである。

一電球にも是に等しい事

が云へるであらう。故に同じ書評命ペじも、有殺害命と全書命といふ二

を以て、若し余剰電力ありとせば.照明知識の普及と相侠て家庭電

化、商業電化.工業電化‘農村電化、又は水産電化等.之等を利用

し得べき方面少註から十

而して之に依り閤家の飴

慶する所.一同利の増進す

る所震に多大のものと存

じます。又電気事業の投

下資本は賓に三十二億飴

万固にして、回定資本は

共八九割を占めて居る次

第でありまずから、なる

ぺく固定する資金を有利

た公徒的方面に振向ける

ととは電気経済上必要の

ととかと存じます。

電気日報(大正十五年

つに分けて考へるならば、電球の場合でも人間の場合でも巧く説明

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が出来る。即ち有殺害時命は経済的

に賞際に使用出来る期間で、金書

物償措敬三マツ夕 、 瓦 斯 入 電 球 責 償

命といふのは兎に角.不経済でも

使ヘる問をいふのである。だから

電球に於ては有殺害命の長いもの

を最もよしとするのであって、直

接購求する場合には此の貼に注意

しなければ左らたいのである。』

一五々。

米閣では既に十数年前より電球

の標準一寿命は.一

000時聞を示

して居りました。欧洲各閣では二

重標準制の所もありましたが、近

貼燈して.害時命が一

000時間となる様た能率を有するものを、標

年各閣共凡て電球は共銘記電摩で

十二月十八日)に照明ε

の経済と電球の害命との題目にて

J電球と人

の誇命の例へが弐の様に記されてありましたが.又一面の見方かと

思ひます。

『照明の経済と一宿泊球の毒命に就いて、人間と電球との例を以て説明

すると‘大間でも害時命の長い事は喜ぶべき事ではあるが、九十歳に

準とする事に決定せる様でありまずから.殆んど世界各園共一様の

標準となりました。我閣では日本工塾委員曾及照明皐命日制定の電球

標準仕様書に依りますと.電球の標準書命は瓦斯入電球一

000時

間、真空電球私一

000時間のものと一六

00時間のものとの二種1~

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に定められてありますが遁賞の標準と思ひます。現在市場にありま

すものは、欧米の能率のものよりは多少低位のものが製作されてあ

る様ですが、電球の長書命が必やしも貼燈費に釣し最も経済的のも

ので在き事は前述の如く明らかであります上氏、今日最良の能率で

あると云はれる瓦斯入電球ですら.司令~悼の設光能率としては、僅に

八%で、他の電気機械類の能率と比較する時は.前途多大の感があ

りまして、之が向上に努力する事は電気事業設展上大切の事と存じ

幸良

ます。

)

電球の品種は需要供給雨者の閥係上.電燈供給制度に依るもの.

新設明口聞の矯めの増加に依るもの、電感の関係‘形欣の愛化、抑泊

等の関係に依るもの等の種々の原因の矯めに、向然に増加の傾向を

取り、.電燈供給者、需要青版費者及製造者北ハ相首其複雑に悩めると

共に、多量生産に依る良品廉債の買を奉げ得ざるのみならやノ.経済

新ダ、ソ

的に生産能率を十八刀に設揮し得ざる快駄ある事を、世界各閣共熊得

して参りました。街地一では電鹿の閥係もありますが、電球の品種が

約六千種もある

のに、今夏縫いて居る綴です。我閣でも一

OOヴオル

ト級の一般照明用のもので、一

00ワット(燭光)以下の電球のみで

も約百五十種以上もありまして、常時各業務者が土へれ夫れ貯蔵して

置くだけでも、相首何かと不経済のものとたります。

最近欧米各闘は勿論‘我図でも閣花奨励の聾は非常に著しく在っ

て参りました。同県の園産奨臓には色々

の手段方法はありますが、最

後の結集は少くとも、自闘の倖業の焚達と、良um伊藤僚にして時代の

進歩に仲ふ製品製造の置を畢げ怠ければ.無意味のものと註りまし

1'4

て.徒に只愛園心に訴へて.不良高債のものを閣民に強制し二も、

叉関税の保護に依り.何時迄も奮時代の品物の生産に甘じても.之

は長績きすべきものではありません。従って欧米各図では.各種の

工業製品に釣し.夫れ夫れ需要供給雨者の協調に依り.品種の標準

化と草純化とを提唱し之、工場の製産能率を高め.

究所の研究夜明と相侠って.自図産業の設建を助成して着々成功し

て同ります事は、経済上注目すべき事柄でありまして.大正十四年

一方完備せる研

十一月二十五日付闘産振興曾の建議書にも記されてありますが大切

のととと思ひます。品種の賞肘的草純化の推奨と工場内に於ける材

料の残屑物の除去に就ては、米関標準局(ピユ!日

l・オブ・スタン

lド〉から護表せられた文献に依っても、共大要は知られますが.

米閣産業の設建に劃しでも徒に共富源の豊富のみを羨望せ告に裏面

に於ける苦心と努力をも事むべきものかと存じます。英例等も夫れ

夫れ努力をして居ります様ですが.米猫の方が此事に就ては一居進

歩を侍して居る様に見えます。震に生産品の標準化乃至皐純化が.

閣産振興の‘上に緊念在るととは.最近の米図工場統計に表はれたる、

問労働者一人前の生産高菅高間千固なる数字と.本邦に於ける指数参

千四百闘を針比致しましでも.此必要を一層痛感致しまして、寧ろ

焦燥の念がある押収で‘最近には更に企業の合理化(ラシヨナルゼ

l

シヨン)たる言葉迄用ひられて色々研究せら札てあるととも注意す

ぺきととと思びます。而して電球に針しては‘欧米各閣共一斉に内

商艶消電球の出現を一革命期と篤して、

一電気協入国及需要製造雨者誌

に官民の協調に依り.ワット稿呼の統一、襟準定格の制定と相倹っ

て.徹底的に形欣及品種の賞間的車純化が賀行され始めました。即

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ち従来採用せられであった.丸型.茄子型、新茄子型等を

一つの型

のものに集め‘併せて透明‘艶治及牛艶消の各替のものを金備せし

めて.約十種のものが一種で済行様に決定せられて沿ります。尤も

之が賀行方法及順序及時期等に釣しては.各閣共自己園内の事情に

依り、夫れ夫九芸達があって一様ではありませんが、何れも着々賓

行K進んで居ります。

我闘では只今外関口問は殆んど輸入されてありませんが.製造者と

幸良

しては、常

K研究所の努力をかりで.世界の夜明進歩の大勢に後を

取らざる様正力を集一任すると北ハに.大量生産(大量生産とは徒に、

多量の製作を音γ味するもので友く、均一なる良口聞を廉慣に多量製作

供給する事であります)の賞を皐げねば友らぬと存じますと共に、

各需要家も大いに岡家的見地よりして援助あるべきものと存じま

す。品鹿の多趣多様ある事は趣味の上よりは.商白きものでありま

すが、人員似の校に見える事を避ける傾向や、出来合口川が従来不良

品多き矯めに.之を挫けた習慣性もありますが‘美術品や美術工禁

口聞は別として.工業製品

K釣しては.交換取換が容易である部分品

を有する賞用的草純化をとそ望ましき事と信じます。叉米図の質例

ではありますが.従来百飴の品種ありし小型電球の口金を一極の桜

準の賞用型K集められた等と云ふ事は、聞くだけでも幣異を感じら

れます。我商工科でも、工業製品の標準規割が設表せられて、其統

-の賀行を指導せられてゐりますが、更に進んで賞用的車純化統一

をも指導せられん事を産業設建の矯めに熱望するものでありまし

て、我々も駿尾に附して斯界の矯めに努力する事が責務の一と存じ

ます。幸氏新マツ夕、及新マツタ瓦斯入として.設費せる内面艶消

電球は.不破壊

4

士の特許もありまして.則。崎中の働秤

K於ける能

率.及光東の殻散も優良であり、北ハの上各税の特長をも有して居り

ます矯め

κ.北ハ需要は各方而に激増して居る次第でありまずから.

臥米に劣らざる桟.各税の期待に酬ひmげらるべきdh

のと存せられま

すので、欧米同松本口問を基準とし

て.電球口川和の質問的単純化の質

行を速進致度と仔じます。

20ワット新マツダランプによって置き替へ得ろ電球の各種1!)

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問、電

(イ)

-0

照明工島一上電球と‘一層也燈器具とは、宮山接の関係あるのみ左ら宇、

ふ一点口良在る照明放旧京は賓に完全なる電球と.之に趨際せる完全なる、

電燈器具との組合医依りて始めて奉げ得らるLものであります‘徒

幸良

に品種の多きは誇るべきものでありませんが‘さりとて

P

1扇平笠

のみにては.種々の不利不便あるととも明であり・まして.之等の賓

際的障用に釘しては.電燈供給者と電球及器具製造者間の協同努力

に基調すべきものであります。最近東京電燈曾枇では

一般電燈器

且(の標準型式承認の方法が愛表開始せられ‘

叉東邦電力舎一砿では槙

準仕様書も制定せられ、,次で型式承認の制度も護表せらるL出で.

他の曾一枇でも順弐此等の方法を採用.又は準擦せられんと、ずる趨勢

あるととは‘斯界の矯めにまととに慶す

べきととで、如上の諸命日一砿

が.卒先して雑多であった電燈器具の標準統一に釘し、

帯一出力せらる

t-A

ことを感謝するものであります.現有市場にある・電燈器具は用途

も種類も多趣多様であり、まして

、草友るプ

ラグとレセプタクル〈栓

及栓受)のみに就ても.照明の普及に封しては勿論.家庭電化の普

及に封しても.例々の製品として

の良不良.一廉不援を超越して、挿

替不能の鏡花.取扱上不便多く感ぜられましたものが.幸に日本工

萎委員舎に依り統一せられました。而しかくの如き品種は向相嘗に

あるべく.之は草民需要家側の便不便のみなら十.多種類の製作は

16

産業能率に封しでも考照すべきものでありまし,て‘今後電気事業の

護遣に件ふて毎々必要の事と考へられます。電線類も矢張日本工萎

委員舎の手K依り統一制定せられしも、賓用上に於ては‘線競の翠

純化は需要製作の南方面より、自然出来る事と存じます。之等は主

に、大工場の生産であります鴛めに、協同研究は比較的簡草花進歩

すべきものとも考

へられますが、

一般の電燈器具類は需要者の趣味

も加り、依然として.家内工業の域を脱出し得ざる事多く‘僅かに

硝子笠の製作が梢多量生産の震を皐げんとしつL

ある位でありま

す。従って電燈器具類の需要の大部分-乞左右せらるL電

は‘廉債口問の採則を推奨するかの如き傾向を排去して、各種製品に

釘して‘材料及品質の完全‘統一民就て斯界の指導に素されん事-乞

望むもので、不良品のばつとは‘良口聞を騒逐して産業を不安ιならし

むるのみなら宇、引ては電気的故障の原因と左る乙と多きものと存

じます。特に電燈照明が径々普及する現代医於ては.電燈器具類が

他の家具調度品と同様に‘段々思考せらるL様K左りまして‘

照明

知識の普及促伴ふて其需要と製作は‘累年非常

の増加を示すべきも

のと信じます、今日我閣の一流の按館でさ

へ、

一室に二日以上の一電

気引出口

のある座敷や‘卓上燈の設備ある所の少きテ一見ても‘明か

友ととL

存じますが、之は単に電燈器具の製造販費者の護展を意味

するばかりで無く.電気需要の販路の増加を物語るも

のと考へます

から.共標準統

一は日佐々

必要と感じます。

今家庭電化に於て最も進歩せる米関の現献を見ますると‘

JL

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四年度に於ける器具、類の販

額は、米貨百寓弗車位にて電球

一三

九、小型電球凶問‘住宅用照明器具二五

O、卓上燈二

0・ソケット‘

類を需要家に責渡さるL

所は一相嘗に多いも

員宅掃除器六九、

電気ミシン凶三、

スヰツチ、プラグ類同

0.扇風機一

五、アイロン一五‘洗濯器七三、

口川を推奨せらるれば‘

標準品統一

も容易広行るL様広在る事と存じ

であり・まずから、標準

商庖照明器具七二.工場照明

器具三五等であり,まして.我

幸震

閣の有様は儲か

の数字があり

ませんが

.五百寓国位かと存

じまずから、非常な差遣があ

ります。

向米間照明事曾(ル

キシユ

氏主交)の報告に依れば、七

室を有する中流家庭

の篭燈照

明刑の使用電力量の調在結果

は.ぺ

一一一ワットであるが.

理想的には一七七

Oワットを

要するも

のであるから.現在

は凶六%であると申されてあ

りますが、之又彼我非常の差

遣があります.従って電燈照

ストーブ凶.街燈及投光器一九、

ます、但し共際試験料等の雑牧入の培牧や.器具韓賓の利径を飴り多

く計上する事も、亦枇命日奉仕であるとて、市債以下

の原居間で提供す

一般販責

56.3

36.8

'J)盤一目

J

『れしし引の

列作品鹿

5

30%

20%

40%

明設展の可能性は‘電燈器具の方面から見ましでも亦・英一大の飴地

あるものと存じます。

{予

る事も‘

者を困却せしむる

みでありますか

ら.矢張協調して

販買業者をも善導

せられん事を笠み

ます。特

に電気高

口問

(?一レクトリツ

マーチャン

入。一入当の消費震おいI.H

150"

(ロ〉屋内配線と電燈器具。

イヂン

グ)

の販器具

に罰しては、電燈

供給者に於て、今

後相嘗考慮を携は

るべき研究領値あ

るも

と一存

じま

す。

+抗日仏電俺供給者に於ては.態々し伯舗を設けられる所は少きも.器具

需要家

の屋内配線には需要家持のものと.供給者持にし損料貸

形式

のものとあります・従量制のものには.前者多きも後者の分も

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あります。定額制のものは大抵従来の習慣もありますが、特別の工

事又は特別材料(標準仕様以外のもの)使用以外のものに劃しては.

工費無料で取扱れであるのが普通の様であります、此結果は全閣に

著しく電燈を普及せしめた放果がありまして、平均光力は低位たる

も需要家教の大なる事世界第一位であり、

一般枇舎が電燈照明普及

の恩恵を感謝して居る失第でありますが、配線工事は自然経費の節

約を主とせらるL関係上照明工撃の立場より見て.更に

γ考を局的王

せしむる臨も少くない様に存じます、即ち屋内電燈配線工事はかく

の如くするものが.

一般的の標準仕様であるかの如く.自他共にゐ

のづから感ぜしむる結果、山一一々

たる特別工事、即ち部屋の出入口其

他にスヰツチを取付け、便宜に一電燈を附削減する様法事柄迄も、とかく

面倒の様に叉無駄の様に感じられ、引ては此懸念が需要家持従量制

の脱線工事迄をも支配して居る様に費へます又照明智識普及の快陥

に依るものではありますが.定額制の場合には.電燈黙減に釣し、直

接自己に損続無き矯めと、取付器具がキ

1ソケットにて笠の上にて

貼滅が不便である矯めと、天井から吊下の一室一燈である矯め等の

原凶で、就眠中も電燈とにらみ合を矯し乍ら、却て有用の場所や有

放なる照明殻果を翠げや、照明能率上の無駄を相互に行はるL場合

も少〈たいかと存じます。

和室は洋室と異り側面にスヰツチ取付には多少不便の時もありま

すがシ

lリング.

スヰツチ

の利用もよくネマスヰツチ

の舷刑も

スグ

yドの併用もよい事と忠ふものであります。

18

倫需要家屋内配線の電気的保安に劃して怯.電燈供給者の定時検

来もあり、又.電気協曾等でも需に牒じて検夜する制度も設けられて

ありますが、高座と低廊一の混線共他屋外配線の故障より生十る事故

に封しては、営然供給者の責任でありますが‘定額の低燭電燈の申

込にて一電熱濫用等の矯め‘過電々流より生中る漏電故障等の責を供

給者に於て任する事は六ケ敷き事で、将来は需要家の引込口で之等

の責任も分るL様になるが至営かと存じます。(数年前に中央及日本

電気協舎の研究問題にもたりました〉然し燈数少き需要家の多き今

日では.左様簡単には行き得ざるべきも.時世燭主ハ他の濫用も貧に迫

て行はるLと云ふもの

Lみにあらざれば.供給者需要家相互の了解

の下

K遁嘗の機闘が活動して、便宜に且つ敏速に需要家の満足を得

せしめる時は‘相首之等の弊は防止する事が出来るものと存じます。

又需要家全部が従量制にたれば.勿論結構たるも計器が漸次廉債と

在りしとは云へ‘まだ一二燈の需要家全部に劃する取付は容易たら

ざれば‘電流制限器使用で統一するが至便と存じます。然し之も従

量制同様綜合ワッ

ト制採用迄行くべきものと閉山ひまずから、電球の

ワット桝呼とワット供給制度の採用は必要の事と存じます。

白漆喰天井に露出の電気工事も随分以前にはありました.配線工

事は逓信省の一電気工作物規定に準嬢し、供給者の内規に従ふ矯め、

建設物落成後には致方無き場合も往々生十るもので、建築家も電気

業者も家屋所有者も共に不愉快を感十るのみで、巳を得ざる結果と

考へますも、ワイヤ

ーモlルドの如き矩形金属管を過賞K用ゆれば

天井を短形

KE分して目立たぬ様にも・なり得、又電燈は必十天井よ

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手段幸庁、yマ

り吊下すべきも

のでも無き故‘池山口同左る電燈器具を採川するも充八刀、なる照明

殺果は卑げ得らるk

ものであります。山間之寺K闘しては建築家と電燈照明の

関係業者との聞に

.工事上色々協調すべき事多々あるを以て

、現に照明事命日

建築皐舎の聯合の調布委員舎もあり.電気協命日にも委員命日が作られ術究中で

Y曾 iiii高 燭肋 i誌なl札 の 一 例

fおしi互

'1 近J;混

.iを@韮 け電 L ~ 棄まま 均株亨 t式つ うi

曹 i社 的

ありまずから.屋内配線工事の基準及竜燈器具の撰捧も改善さるL事と存じ

ますが.電気事業は年々設建し使用電燈器具も亦年々改良さるLを以て、全

閣的に屋内問紋の標準統

一は電流供給者内規の工事規定の

逐年訂正と相候

て、是非共竜燈供給者に依り最良の方法を以て賞行せらるL事を切望するも

のであります。

マヴダ新報六月競議告

マツダ新報六月放は家庭電気競といたしまし

て、弊祉に於て製作せられます家庭に必要なる電

気川口聞を制維し.特に近来文化人にと

って離すと

との出品小ぬ電化侃進の機運を高調したいと存じま

す。弊

一舵は機運

の準時に件ひ家庭電化に必要たる、

電熱様、扇風機等は芝浦製作所製品の特約後貨を

いたし、配紘器具註に配線材料等については世界

的に名撃を博せる米関G

E命日一世製品を輸入して.

最も幼稚なる我図家庭内配線の革命を行はんとし

て意気込んで居ります。

詳細はマツ告新報六月琉を御菅願ます

19

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報新ダ、:;マ

米国に於ける電球の販費方策と現朕

(名古屋マツダ助成金目第二回線舎講演)

私は米閣に於ける電球の販寅方策と現欣に就いて、講演を致す如

ふにとの御依綴を受けたのでありましたが.色々の用務が引績き多

忙でありました矯めに.材料を十分取旗める暇も友く.手許にある

資料にのみ就いて申述べる外ありませんので‘内容が貧弱にして御

期待に副はねであらうと存じま宇が.兎に角知って居る丈けの事を

申上げて責をふさぎ度いと思ひます。

米閣と申しますと寓事新らしづくめで‘総てが進んで居る如ふに

思はれて居ります。パノラマ的

K見ますれば勿論それは事買に相逮

ありませんが、何分にも庚い閣で津山の人種を包合致して居ります

関係上.意外に遅れて居る鈷もあります。電球に就いて見ますれ

ば、カーボン電球が未だ幾分使用されて居ります。共教は僅少であ

りますが.大正十三年の統計によりますと、

タングステン電球

二六一、

000、000個

カーボン電球

一.七五

0.000個

と云ふ数字が表はれて居ります。尤もカーボン一電球の消費教は大正

十一年に参百寓佃.大正十二年に武百寓個と云ふ風に漸失減少致し

て居りまずから.昭和二年に於ては最早其形を浸して居るであらう

と思はれます。

米園に於ける電球需要の増加の傾向は‘大正十二年から大正十三

ハ版責部電球係〉

年に掛けて七分間厘と云はれて屑ります。此割合を以て昭和二年の

電球需要教を推算致しますれば、三億二千五百寓伺になります。之

は所謂大型電球と帰せらるL普通電球でありまして、自動車用及フ

ラッシュ・ライト用共他の小型電球は此数字以外であります。此大

型電球の大きさの平均値及能率を見ますると

一 均平 均平17

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一 五 一 十

一 四 一. . 0,

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一 五 一 一. . 。年四 -ノa、a

一二 六五 七O五 三十正

• 1". ろ年|五 |四

照度は漸失向上してρ佐々明るくたり、従って電力の消費も進んで

居りますが.電球の能率が段々とよくなって居ります。

之は文化が進む丈け明るくたり、生活が向上する丈け消費電力が

増加し、又一面電球の進歩設建は年々完成されて.能率が良くなる

事を詮明致して居ります。

日本に於ては極少数の電燈合祉と茨坑を除く外、殆んど全部一

O

Oヴオルトに統一せられて居りますが、欧米に於ける電.墨田路は多

種多様でありまして.相側逸の如きは共矯めに電球の種類が六千黙に

上ると云はれて居ります。米閣に於てもヴオルトの種類は誠に多種21

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幸良新ダツマ

多様であります049之を極大雑束に分煩致しますと、

級.二三

Oヴオルト級.街鱗直列用.街徴用.コ一

Ol六Oヴオルト

級‘及雑(大正十三一年度統計)とたります。最も多数の需要ある電球

一一五ゲオル

は一一五ヴオルト級でありまして.全勝の八割九介阻を占めて居り

ます。此

一一五ヴオルト級を一史に細別致しますると.

一一

0.

一一七、

一OOl一O九.

一二五、

一一一-

1・

一一八.

一二

O、

一一五‘

六l

一一一一

Oヴオルトになります。大正十一年迄は此外二二

l

一一一

問ヴオルトがありましたが.犬正十三年の統計によりますれば.以

上の九種になって悟ります。

此内で多数の需要のありますものは

一一0.一一五.

一二

Oヴオ

ルトでありまして、

一一 一笠 。五 。

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他計

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生F% ラ6

一一五ヴオルトは漸次増加致して鼎ります。

次に組類及ワッ

ト別

K需要の欣態を見ますれば.真宗電球は大正

十三年に於て全数の七割六八刀山匝.瓦斯入電球は試割参分ムハ原であ

りまして.田県安一電球に於ては二冗ワットが武割章介、川

Oワヅトが

費割七分五厘.五

Oワットが費削六分五匝.瓦斯入一電球に於ては一

22

00ワットが七八刀武版、七五ワットが六介八匝‘二

OOワットが京1

分六庫、五

Oワットが試分と云ふ欣態であります。

此数字は大正十コ一年の統計により杢すもので‘内而艶消電球設費、

後の欣態は.非常K愛って居る事と思ひます。

昭和二年に於ける犬型(普通)電球は.(一)新標準線.(二)第二標

.2U特殊電球に分頻せられて居ります。

新標準械には、(イ)一般電燈回線用(二

0.一一五及二一

Oヴオ

ルト)、(ロ)高電豚一一電燈回線問(二二

0.二三

0.二川

O及二五

Oヴオ

ルト).(ハ)地方住宅電燈回線用(二八及コ一二ヴオルト〉.?一〉列車

一篭燈回線川(コ一二及六川ヴオルト〉並に(ホ〉詳細色及惚紅色を含んで

居ります。

第こ標準の分類には.(A)重光電球、(

B

)

装飾用電球.(C)投光匂

器用電球‘(

D

)

新標準線以外の一般回線用、(日〉新標準線以外の高

電感電燈回線刑.(F)特殊電燈回線用.(Q〉沢陣車前附…燈肘及乗合

白動車用.(H〉活動局員用.(I)スポット申ライト用、(

J

)

市街鱗

道府電球.(K〉市街倣道前照燈用.(L)街倣用直列電球等を含んで

居ります。

特殊電球は準第二標準と特別の電球でありまして‘非常に多種多'

様に渉って居ります。

一言に電球と申しますれば.家庭用の普通の電球を想像致します

が.之を専門的K巾せば買に多種多様でありまして.多量生産の機

能を設揮致すには.樟績の翠純化を以て緊念とする事震の一宇は、

以上によっても御想像に難くないと川山ひます。

之を販費せらるL

側から見たゼネラル電気合同一枇の研究に操ります

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報新ダ

れば.米園にが、ける一般一電機応及金物庖の現在の純白愉率は五八刀であ

りまして、賓上に劃する管業経一費は平均二割コ一分掛って居ります。

そとで昭和二年度の努力の目標は‘不必要にして責行遅き型を除い

て電機応の電球ストックの牛減を期し、之によって電機庖の純谷率

を登割に注し‘管業経費を責上の萱割八分

K致さんとする黙であり

ます。

電球の販責には割合に経費を要せないのであります。電熱器其他

の電機用品

の販衰の経費は.小賀」加に於ては千均参割を要して居る

と云はれて居ります。

最後に皆様の御参考

にウエ

スチング・

ハウス命日枇の副枇長オスボ

ン氏が提唱して居られます、電気器具販賓の経費と利径

の標準式が

あります。之は昨年の電気用品問屋協合の線舎の節護表せられた米

、ヨ

図に於ける最近のものであります。

工場原慎・::::ji--:::ji--::ji--:::三三弗

製造合祉の替業経費::::ji--:ji--::一五

製造命日枇の利径::::

マ‘

製建命日祉の仕切値段::::・ji--::::・::五三一

問屋の日営業経費:・

:ji--ji--ji--・::一

O

|問屋の利主主

問屋の仕切値段

小責庖の営業経費::ji--:ji--・:ji--ゴ一O

資応の禾IJ径

小菅値段・:ji--iji--一OO弗

此標準式は製造命日枇‘問屋.小責応の一一一者に叶岡山献るもので之を仔

細に研究すれば.極めて興味あるも

のであります。大踏に就て見れ

ば所謂共存共祭の開係が明かに示されて居ります。小責値段を一

O

O弗と致してありますが、之は一

OOパア

1セントと云ふと同様で

ありまして、製浩命日一肢

の設定せる値段即ち定債と御解鮮を願度ひの

であります。

商品の定債の算定には色々の設もあるよふでありますが‘第一氏

需要者.第二に販資業者の使絡を考慮して製造業者自身の利絡を擁

護する方法と、製造業者自身の利径を擁護する矯め

に、生産原債を

基準とする方法とありますが.何れに致しても共存共栄と云ふとと

が第一主眼であらねばならぬ

のであります。

科忠一的の研究により合理的に定められたる製造命日枇の定債を、小

寅庖が同行するととは小菅(庖自身の利径を擁護するととであり、又

一銭でも五原で

一商業界全館の繁楽を促進する'次第でありまして.

も他庖よりは安く費ると云ふ如き終管法は.濁逸では喉切競争と巾

して小費庖の自殺を意味するものとせられて居ります。

私共の研究の足らない黙は素より、不行届の黙は御遠慮たく御叱

正を御願致度いのでありますが‘定債販費働行と云ふ黙丈けは特に

私からも御願申上げて置き度いと思ひます。

甚だつまらねととを巾述べましたが、私の御附は之を以て終りと

致します。

23

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報新ダ‘Y マ

l

此聞に掲げました宵拘置(は.京

都市室町丸太町上ル.島津製作

所常務取締役島津常三郎氏邸の

京都室町島津氏邸の併問全景

例聞であります。

此の例聞の照明は.正問一釣

の絹張燈能並に働問中央六角菱

形吊燈箆は何れも電燈を刑ひ、

東脇霊像祭壇は間接照明式電燈

を設置し.角特別法事の時は導

師経机の隔脇に凶一一…蛾色徐一一菊燈

釣を使用することL

たって鼎り

ます。

11

件叶ぢ

ll

24 昔日

~へJ町、~民、~~、d民、_..-.....句、沖、 ι 、~向、r、~司、r、(町ヘザ向、ー、f、町、~-、J、J、~~へ~、r、~、d

内の間例;

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マ ツ ダ 新 幸良

(上〉 弊祉銀座出張所四月 分 側面飾出

(中〉 同 中央飾;告

cn 同 正面飾窓

2月

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鹿児島電気合自社高燭勧誘結果報告

鹿児島電気命日祉に於ては、久しき以前より高燭勧誘の議があった

が其の賓現を見るに至ら訟がった。然るに新進気鋭の古賀成文氏支

配F八の現職につかるLと共に.積極的政策に出で、日夜努力立案の

上.初めての計割の事とて頗る成果を危ぶまれたるにもか

L

わら

十、非常たる決心を以て之れを敢符し、攻の如き優秀なる結果を得

たのである。

高燭勧誘首目、宣傍除は自動車数蚕を連ね.宍倖ピラを撒布しつ

L市内を走り‘街頭メガホンによりて大韓之れが趣旨を公衆に宣倖

、y

したのである。

鹿児島市は従来、士商の懸隔未だ徹せられや.電燈命日枇の如きも

一般よりは役所の如く考へられ.従って命同社員も北ハの気分をもって

‘をったが.勧誘上親しく需要家と接融の結果

A

枇員の策八万俄かに一

愛して、ビジネスライクとなったととは、議想外の好副産物と思は

れた。

勧誘官時の各班は夫々白熱的運動をして.自己の受持直域中遁山口同

の庖舗家屋等を借り.夫々班の事務所を設置して.此庭を根擦とし

て活動したのであった。

此の勧誘の計割書、庚告用印刷物就に共の結果は次の如くであった。

鹿 児 島 電 気曾社定額燈高蝿勧誘成績表

燭カ盤、夏

5cp 564 63 27 89 16 759 8 249 3 252 10 819 210 2,625 ::l89 21 4,065 16 15B 702 378 7 1,240 20 35, 110 23 168 24 546 150 6 702 32 456 14 470 50 157 157 100 3 3 500 1 1

計 813 882 1,412 7,817

増 設 ] ,855 220 B7 I 46 30 39 2,229

3州 5刊100'"12川ω11.00叶nr

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2u 〆外ニ従量摩ノ増設529:壕斉唱,

と羽明

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幸良汗川1

算企庁

止ま, 、ソマ

高燭肋誘に用 び られ 1:印 刷 陶のいろいろ

竺=主主主主主三三亙三亙竺三千I宮=孟孟邑

。鹿.5e 患電宗 Lヰ朱式省首

示士

照酬の{刷工品川町ゆる又化宏氏匝

DH家々扶~明るい町豆地小

寸どお方ヘ中です

U

大野興の期限ぽ窓口

政リ一一一

oι忠リヂレ危

ム湖-即日」開削u九同三十回さ

場創成問話門広糸3

5ぜ

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例目ιrtdず字民有J

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院只島電気械式合門戸一砿

27

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報新ダ‘Y マ

鹿児島電気曾枇培燈.培燭.勧誘計書書(枇内規定)

今回本枇は需要家の一隅利増進供給直域内の繁盛佐本枇管業増進を目

的とし需要家に封

t.-H一記特典を提供し設に電燈の培燭培ー燈の勧誘

を、賀行せしめんよす。

一、勧誘期間

.

大正十五年九月十一日より同月末日迄廿日間とす

一一、動誘方法

鹿児島市内.中郡宇村.伊穀付.西武問及吉野村とす

本祉の業務に従事する

P

志のを以て総務.勧誘.内務の各部

斑を編成し、各部斑に部長各

一名を置くものとす

務線、

昔日

萄}

壬牙ぞ両J'j

各斑の編成指揮命守を裂しみ十一員子一統一督す

I~t

(イ)勧誘員を八斑に分ち.各斑は北ハ受持百一域内のみの勧誘

に従事し‘他の匿域を侵さY

るものとす

(ロ)勧誘は勤務時間外に於て之れを行ふべし

(ハ)勤誘訪問に際しては特に謙遜たる態度

E持し.極めて

丁寧友る言語を用ふベし

(ニ)斑員は繰返し需要家の戸別訪問をなし.照明賓験其他

の方法により‘詐かに特典と利径とを列血僻して.懇切

なる設明を施し.大に需要家の照明慾を喚起せしめ、

即時其申込を芯さしむる事に努むべし

28

(ホ)本期間内に於ける培燭.増熔申込は別に定めたる電燈

申込書に依るべし

ハへ〉竜燈培燭光申込者に封しては申込と同時に.電球。取

換をなし.或は必要に牒じて「セ

lド」を交附し.再訪

の煩を避くべし

c.

(

)

一般需要家に封し本計書に関する趣旨を貰惇し.徹底

せしむるものとす

(ロ)培燈.培燭の必要を周知せしむる矯め、適宜新聞蹟告を-

なし.或は宣倖ピラを作成して之を配布するものとす

(ハ〉宣偉の行程順序は別に之を定むぺ!)

(ニ)増燈.増燭に関する巾込書註に物品の配給.北ハ他契約期

問中の諸整理事務に従事するものとす

(ホ)電燈増設の申込者に釘しては遅滞なく、工事委托庖を一

して取付工事を施行せしめ‘申込者をして再考の絵地

在からしむる様努むべし

D.

勧誘成績報告

本期間中各斑に於て受理したる申込は.毎日班長より内務

斑へ報告するものとす

報告用紙は別に之を定む

一、本期間中の申込に係る増設(勧誘メ切後十日間以内に貼火し

たるもの)及現在燭光より高燭光に日変更したる

一一軍燈にして、

大正十六年三月品川一日迄穂積使用の契約需要家

K封し、た記

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報新ダもyマ

の特典を提供す、此電燈を勧誘燈と稿す

(イ)従来の燭光を十燭光以上忙要更の需要家に劃しては、

十月品川一日迄は従前週りの馳燈料にして高燭光との差

額を申受く

(ロ)十燭光以上を増設したる需要家K劃しては、普通取付

料を申受けやJ

(ハ〉培設叉は燭光愛更により三十二燭光以上の電慌を貼用

する需要者には‘瓦斯入ランプを最初一回に限り無料

貸付くるものとす

(一一)需要家にして燭光愛更による賠燈料差金合計金五十銭

を増す毎に‘新式七

l

ド一一個を無料貸付くるものとす

(ホ〉瓦斯入ラ

ンプは初回に限り無料貸付とし.断線引換に

は差額金拾銭を申受くるものとす

(へ)従量燈需要家の増設K釘しては.普通取付料及十月三

十一日迄の器具損料誌に補充料を巾受く

二‘勧誘燈を大正十六年三月対一日以内に於て慶.休止、叉減燈

したる時は今回の特典を取消し.其差額は勿論電球及セ

l

代を申受くるものとす

コ一、増燭、増燈に際し従前の取付燈教を減じ.又は低燭民受更の

上申込みたる需要家K劃しては特典を提供せ十

第三、劃勧誘手数料金及奨陶金

一、勧誘手数料

(イ)増燈.増燭の動誘に要する族費耕嘗等一切の経費を支

排する意味に於て勧誘手数料を支給す

増設に劃する手数料

一O燭

一ムハ

4

一一一

一一

4

0

4

一004

(ロ)内務斑員には各斑員の手数料平均額を支給す

(ハ〉

動誘手数料は勧誘期間満了後に精算の上、北ハ宇額を支

給し.残宇額は六ヶ月の期間満了後契約期問機績した

るものL

みに封し精算支給するものとす

二.奨

(イ)本勧誘期間満了後各勧誘斑の成績を審査し.

金を賠興す

OO闘也

一OO園也

五O園也

(ロ)各斑の受領したる奨働金の分配方法は、斑長に於て総

務部と協議の上之を決定すべし

ごっ全勧誘員中勧誘燈数を燭光教にて比較し、成績順に依り左の

賞金を輿ふ

一等

左の奨駒

十六四二一

金二五闇也

金一五固也宛

金一

O園也宛

人人人人人

本規程は枇内規定なるを以て従業員間に於てのみ知悉し枇外

へ洩ら

さざる様注意する事。

29

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マ ツ ダ 新 幸良

特典 期間士宮灯 i曾 燭申込 書

鹿児島電気株式曾祉 御中 引込柱

大正十五年 月 日

町 御 氏 名

貴社替業案内承認ノ上下記ノ 遁 1)申込候也

但大正十六年三月三十一日以内ニ於テ何 レノ電灯ニデ モ摩灯休止 γ叉ノ、減燭 ノ場合

ハ其差額 ノ、勿論電球及セード代 ハ御請求通 リ御支梯可申候

。奮-------燭¥光¥ 一j二新子燭¥光 10",- 16",- 24",- 32",- ろ 0",- 100へ

一 一る C. P ヨす

一S ? 4

一 一 一10 ? ?

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一 一 ー 一20 ? 4

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一 一 一 一50 ? ? 。 一 一 一 一

一 一 一 一一一一一一一 一 一一

新 電 球 敬一

J I f)目主16 20 I 24 ~2 50 計一 一

現在個 敬

増 設 申 込敬 レ / ケー

。 。第 披 高燭勧誘日報

大正十五年 月 日

I~て 1 0"'- 2 4八 3 2八 5 0八 100九

5ヨ 1)

Sョ 1)

1 0ョリ

1 fi ョリ

2 0ョリ

2 4ョリ

3 2ヨリ

5 0ョリ

新 電 球

増加燭光敬

増 設 1 0 1 6 2 4 ~ 2 5 0 100

個 数

燭光敬 〆

差 額

~ ー ド

課長

係長

記長

統計

班長

祖長

取扱者

第班組

班長組長

蓄 電球 戻セード

波セード

計 ' 枚

30

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此の両燭勧誘K肘ひられた印刷物は次の如きものであります。

御宅の電灯は

五燭から

十燭から

廿

(五倍)に

四Oワット(四倍)に

見違へるほど明くなります

ダツマ

口同燭電灯の一日の差金は次の遁り僅かなものであります

一 1- 1一 |一 1- 1一 14 四一二ヤ

ー|ー 1--1--1ー i二ι!二包|三塁I~ 廿

_1_!_lî l~1三l三位li叶

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'_ IAI三lElzilJil孟Lf-| 百

七 |七 i 燭01穴厘1 '"

。特典提供期間の御利用を願ひます

鹿

大丸

ー晶司.J、五丸

五六

五四

差金表

現行料金 10 ん 16 '" 24 '" 32 "'- 1)0九 1.00 "'-

46 5ョリ 20 40 58 75 98 2.27

.64 8ョリ 2 22 40 57 80 2.09

.66 10ヨリ 20 38 55 78 2.07

.86 16ヨリ 18 35 58 1.87

.96 20ョリ 8 25 48 1.77

1.04 2'1ョリ 17 40 U¥9

1.21 32ヨリ 23 1.52

].44 50 ョリ 1.29

ノ月ケ電燈料一

瓦斯入電球卜普通電球ノ燭光比較表

ワット

100=126燭光ワット

60=63燭光ワッ ト

40=36燭光すス入電球

100燭光

26燭光

I

換へ土

一苅の

γ勾光

一十

燭光

//一

五燭ヨリ

八燭ヨリ

十燭ヨ

燭ヨリ

廿燭ヨリ

廿

燭ヨ

官J

燭ヨサ

燭ヨリ

.50燭光

己盟主

32燭光

4燭光

増 教

電遁

31

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幸良新ダツマ

鹿児島.電気合同枇で刑ひた高燭勧誘に有効なる引札

限ノ衛生ニ趨

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ンタ明ルサ

照明卒者ハ左ノ様一一申シティマス

品宜

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四国畳竿

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ーー

右ト較べ

一ア御宅ノ電燈ハ暗クハアリ

セシカ

五官中最モ大切ナノ

ハ眼デアリマス

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田中貫太郎先生選

家庭のあかり十句

寄の一紅ザボンの黄や五月の燈

廊下灯消してソファーに蛙聞く

灯の

伊豆かけて見晴らしの室

の光りかた

硝子器にうつる初夏の燈十一母赤し

比.ベラン

ダの

夢のごと

ランプ暗しランプの笠の青蚊かな

繋白出噌

笠zh

去包円l長秋青非

王堂

本百キエ蛇棲

32

7J, 耳二鶴庇月谷像更

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幸良手庁ダ、ソマ

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円予

静岡鯨電気協命日主催‘電気協命間関東支部後援に係る静岡電気展覧

命日は.愈四月一日を期して同市城内商品陳列館に開催された。期間

は十五日間.開舎式は城内葵文庫の静堂で暴行されたが.との日は

る…

さい

同地浅間一例祉の二十日曾祭で、平生でさへ人出の多いところへ.電気

展に人気をそL

ったので、午後七時から城内は見物の群衆に担まっ

て未曾有の雑踏を極めた。

モの夜の入場計二寓人と云ふのを見ても

共の盛況がしのばれる。

命日場の正面には高さ三間にあまるセセッション式大アl

チの雨一期

にJ

ダイヤモンド

を形どった大柿

子を装置して.

lシヨ

ンを施し、叉外

濠の石何一にも合同

名を表はした一

宇一間大のイ

ルミ、不

lシヨン

夜景

を施したうへ

K.堤上の老松

の問には五千飴

の五色に怠った

電気展入

色電燈を貼綴し

たので、それが

外濠の石垣の上 の一 宇 一 間大のイルミヰ、ー ジ ョ ン

た外容;濠は の- 71'<.

ブミ l亡奇 H央悶じであっ7て。

此の展覧舎で見るべき山口聞の数々をあげてみると階下では‘東京

電気、(電球照明配線器具北ハ他〉.三菱.電機(モlグル北ハ他〉J勝倉電線.

: l~

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日立製作所、明電令北に安中電機、古川電気工業.敏道省(信銃機)

旭電池工業、巴製作所〈電気絶縁用紙北ハ他)第一電機製作所(世間甲府胤

調節器共他)照明串A

岡田.日本時子〈電熱用磁器碍子等〉.川崎工業所

(家庭電熱)守谷商命日.中部電機製作所(ア

イロン数種)小泉電熱

器製作所(電熱器貼減器)沖.電気(交換機外十六割)。階上では‘帝

関電気.寓士電機(電動機共他)ヱピス電球製造所(ランプ各種)

千代田組、円本電気.住中A4也一線.横河電機

(一電位差計外十二知)農

幸良

事電化協命日(開表統計思良書籍等)家庭電気普及命日.東京碍子、

原電気商合(ヴ

新ダ、ソマ

アニシユ外絶縁

大逮電制在背景の東京電喧舎祉の出品

共柏、

他子'-./

物〉高柳電気工

業所(スヰツチ)

二井物産.鳥田

(照明器具

後藤風雲

(人工高山太

防燈二種〉東洋

ユニオン貿易商

(サパ受話器

北ハ他)樋口商命円

(家庭電熱)日本

電熱器

(CA形

賄)渡謹製作所

ト遮チ j喜iつロ断製同二宮!器作電 :L

示右買守会決〉自ヰ豆

作メ動、ソ号

変ナウ罫~噛

所.大同電気、

長岡辰吉(スミ

thLll'¥打LPwm

フエuμ

Jノ~泣引引

機)日本電線製

造.東洋電機、涯

信省、電協附東

支部、

山本健一

郎(燈火川削減

向ム代叫付北ハ他)閥

華電球(ランプ

各極)静岡工業

~4

日本放送協合関東支部.無線通信枇(無線統計)。又動力館で

川北電気(賓演揚水ポ

ンプ‘

-Jム、え‘

ιLL七

は.東京電熔(震前電化凶)来京電力.

松高等工業皐校.

サイレン.コテ共他)高尾製作所.古川南応(タイム式精米安機)演

八洲商命日(集品川燈〉静岡製茶組合.官同士木工等の出

口問があって‘

名は展覧舎でも、

その道では巾ルへの博覧命日正も負けな

い大掛りのものであった。

此の展賢命刊で人気を呼んだものは‘城の石聞の

上に抑ゑつけた日

本一電気が装置したラデオ強整部であった。合場に入って階下では、

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幸良新ダ、'1J

富士を背景忙

して、飾られ

た新マツタラ

ンブ、各種の

照明器具、屋

東京電気曾 1止の出品

内配線器具及

びラヂ才製品

等の東京電気

合祉

の出品は

如何にも心地

ょげな感じを

也、¥こ

ιε一千

HJρJJ'Rt・‘.

ご-R

刊であった。

東京電燈命日

祉大迭電網の

縮園を背景と

して、

農事電化、家庭電化の賞演も確かに時宜に越した陳列であっ

た。

位F

家庭電化を主とした東京電力命日枇の山内口問も、人を集めたものであ

って‘是れは電化の機運を起させるによい刺激を輿

へたととL忠は

工る。

、Ay--,八

州電気の電気利川の集漁器の賓演も相首代人を集めて居っ

たυま

た絶えや

J

我閣照明の設建に貢献せる照明皐舎が‘参考として米

闘より取寄せたデモンストレーション:フ

l

スを出品して居ったが.

日疋れによると一人の老人の石音像に向って、上下正右より一定の光

線を放射すると、女と左り男に友り若くたり老人となる

ので‘女達は

気味悪がるものもあっ

a

た。叉洋装人形に七色の電気を使ひ分けて

、走

れによって着物を七色にかへて見せた

のも目新しく人目をひいた

U

此の外、渇松高工の事術的参考口問、古川、勝倉、千代田、芝浦等

より出陳した幾多の参考品も電気業者ならやノとも見逃し友らねもの

が多かった。

曹号瞬臆

人気た集'1;1:照明串曾のテ1 ンヌトレー γ ヨンプ ー ス

rlS

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E

幸良

一、水日開球塔さ噴水堵

一間岡市主催来高勅業博覧舎は愈三月二十五日から開合せられた。

同博賢舎は共の名の示すが如く.日本の東亜に於ける覇者としての

地位を自由党し、又北九州の東亜に於ける中心として

の地位を自費し、

此の自魔の上に立って‘東践の文化を促進し、目下の沈表せる我が

産業界に一大刺激を興へんがために全てられた計重である。

水陸十有飴寓坪を領する大命日場は.波静な大濠を抱いて北に近く

西公閣の花と翠緑を負ひ.南に遠く平尾の山々を控へて自然の庭園

を形づくってゐる。先づ正門を入って目につく水晶球塔、大濠の波

、y

間に饗ゆる六十一尺の八角硝子氏口は.太陽の光線をかたどって上か

ら下へ.白‘赤、紫、確.青.絞‘寅.椅の八色硝子を張り詰め、

それが内部の電気仕掛によって一'大美削慨を呈する。そして頂上には

数多の小さい鏡商を有する水田川球がそれを取巻いてゐて、電燈の鮎

滅によって緩やかた廻締を績ける、美はしの塔を護って下にはモ

タル製のライオン四一四が四方を牌脱し、

更に塔下の波間に浮かぶ凶

隻のゴンドラからは‘赤、白、青の三色照明燈を塔に向って不断に

放射するので、照らし出されて怖く水晶球塔の光が大濠の小波に反

映する夜の美槻は.震に言語に絶するものである。

水日間球塔と相釘して、本館の正面にある一大噴水塔も美しい。西

門に近い各種特設館に固まれた庚場に鋒える噴水塔も‘四面ヂ一赤、

36

...e:,. a:m Eヨ

責‘澄、紫‘青の五色硝子張りとして.内部からの電気作用によっ

て塔頂より四方に玉と散る噴水を五色に反映せしめるので.書一間よ

り夜間が一層の見ものである。

東亜博の本館となって居る興産館は.建坪コ一千八百八十六坪であ

って、館内三ケ所各九百坪の内庭を除けば、凡てが見事な陳列に満

されて居る。…械に日本産業は此の興産館に縮闘と怠って表れて居る

と言っても過言でない。本館の出口問中、地元の一師岡は久習米跨踊に

博多仁輸加の二人嚇子

の浩り物、一紳后皇后と武内宿禰によって.香

椎宮を表し.久mm米緋縞組合の出口聞が目につく。熊本は日本一の肥後

米と.天平の水産物.長崎は支那貿易地として装飾迄が支那式で、

出品物は階甲細工.五島珊瑚細工、陶器等である。大八刀は巧妙友電

気仕掛けで.水郷日問、耶馬渓、別府附近

の各勝地を紹介し.佐賀

は械器.資契.水産物、肥前ソ1メン.鍋島鍛通を出口m.一附岡の隣

りには復興の大東京の出品があるが.美術事校闘案部の意匠だけあ

って装飾は頗る斬新。最新流行の婦人用雑貨を始め‘化粧品.ラヂ

オ器械等が美しく飾られて居る。一利奈川は貿易港として御自慢の絹

加工品.静岡は富士を背景に東海道五十三次の大名行列の場町を一定

燈賄減で浮かせて見せ.岐阜は長良川の鵜飼の模型を装飾として居

る。

Page 37: 報 私は只今御紹介にたりました不破と申すものであります。私は東€¦ · ものであっても、精心がなければ唯の人形とより 他見られな

問問問の出品としては、徳島は日本一の藍玉、日本で始めて

のマグ

ネシウム、高知は名物の土佐鰹節、土佐紙、サンゴ等を出品して居

る。

の研究成績模型.地質調衣所の模型等は.就中最も誇りとするもの

で一度此館に這入ると底しながら満蒙の奥地に遊ぶが如き感を深う

特設館地帯には櫛の歯の如く寸分z

め飴地たき迄に建

て込んだ、色とりどり

の特

設鮪がある。共数優に二一百

幸良

を突破する。出品は文物寓

貨山積して共置く所‘列す

る庭を知らね位陀大盛況を

呈して居るc

参考館の中K

夕、

は純然たる支那式建築で渦

蒙の大陸的気分を表現し

た‘二階建百二十五坪の渦

蒙館があって.槻家の

心を

そLつてゐる。出品物は何

れも御閣自慢物揃ひで‘東

洋第

一の糾ある横須炭坑か

ら明り上げた黒ダイヤや、

鞍山対の製倣を初め‘ドロ

マイト、泊母頁索、硝子、

煉瓦、陶器、磁器.セメン

ト、陥勺阿UF』

ゆ官・託、南下三

7・れ

UFUK恥u

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毛織物、倉糧口問等枚皐K追が友いが.殊に中央試験場

梁B

来、米、

羊毛‘皮革、骨粉.肥料大一旦‘

-ロホ相、高

する。

龍宮の如き朝鮮館は.李王の

宮殿を模したもので、五色の光

彩陸離として郷き亘る批大雅麗

の建物は、博覧命日随

一の呼物で

ある。石段をのぼって館内に一一一一記

入ると、

数名の

キl

サンが親切

、'_h-与'"与

に案内役を勤めて央れる。出品

物は元より朝鮮猫特の特産品で

4f;r 日

ある朝鮮焼、高一鹿焼‘高一一躍泊、

高麗醤油、綿織物

.-M織物、鎖

産物‘木材毛皮等何れも内地で

は見られね珍日間逸物の見せたい

ものばかりだが、わけでも「京

覧I専業]

司バジ

計官

戸I.J.ムー・

城府市精の大模型』は三千数百

園をかけた丈けあって夫れは誠

耳工

に素張らしいものである。

六花吹く北海道館.常一具の闘を代表さる豪湾館槻衆の注意の的と

友つてゐる。夫れ夜明は濁り此館より生れると誇る.特許館や機械

館、美術館、教育館、農錦、水産林館、疏菜園妻館.電気館.

モダン

ガールを喜ばせる化粧館.婦人子供館‘衛生館.御膝下の一耐岡工義

館.東邦特設館等教へ来れば達がない。

37

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電気館には安川製作所を始め‘波削たる九州方面の電気製作業者

の出品に満されて居る。共の内に、新マツ信電球.照明器具、配線

器具等の東京電気合一肢の出品もあった。

幸良新ダ、ソマ

同日口出の祉官ぇ=

五日五電ム口小東

一世の業態皆悉く此虎に集まらねものはたいと云った態鰻で‘名

震北ハにたる東京の縮闘を座したがら、一瞥する事が出来る。惜むら

くはシトロンの花咲く南洋と.友邦支那が顔を見せ在かったのは、

4

何と紅く物寂しい感、がする。

水力閣として世界に於ける日本の地位は‘北米合衆図.北

欧スカンヂナヴイア諸邦に次ぎ、優秀たる地域を占めて居る。

其の地形たるや東阿に聯一旦し、中央には高き山脈あり‘北海

の零を留め、東海の水蒸気を雨と降らし‘傾斜が念で・あると

とL相侠ちて‘水力閣として良好の依件を備へて居る。‘

先づ雨量より見れば、

西

議電力を比較すれば(草位千馬力)

一九・一九六二五・九七五

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六・五一

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二・凶二

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一・一O山

二一・八

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開設せる水力及存在全水力馬力

一千方哩首り

全水力

二三

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00・九時力

一九'バ馬力

間八・七馬力

(水力調夜局調茶による)

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幸良手庁ダツマ

圏 、

松山市主催の閤有倣道開通紀念全開産業博覧舎は、愈四月十日、

同市城北練兵場の命日場に於て開催せられた。松山市民八寓の熱望し

て居った博賢令のととであるから.開命日式が終って一般の観覧を許

金一

‘~ 電=蟹認調町"""酒R

室 i重議産関回0..<= Eヨー

すと市民は雲間

全凶産業凹凶博覧曾の曾場入日

を打って入場し

た。博覧開舎中

の松山市内は湘

ん、夜街段、、 は飾り、干とがで篭施電燈さ飾ゃれさほ'、

れるの

であっ

たo 博

賢舎の命日場

は第一統館より

第四枕館迄と別

に特設館、参考

館、機械館、交

一迎電気館とより

成立って居る。

~ am Eヨ先

づ第

一蹴館

の始めの牛分に

は京都府名産が

華やかに陳列さ

れ‘,次に厳島、

富山、

奈良、長

崎等の出口聞があ

り.北ハの聞を抜

けると東京市の

キビ/¥した陳

列がある。それ

から静岡、山形

の一両・阪府を見て耐

モ織物の設展に

篤き

一蹴館主出

る。

松 山 博交通ー電気館の 夜景

第一統館から三競館に入る。共の入口は愛知燃の大陳列で.北民

進むと岩手.山梨、岡山、茨城、熊本、大分、沖縄紘一寸の出ロ聞が績き.

左折すると鹿児島、

一耐問、島根、

埼玉、コ一重、新潟、岐阜、兵庫等39

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の陳列が各意匠を凝して居る。

第三披館が絡ると凹競館に入る。此所は陳列場の配置も他の館と

は異り‘入口に宮崎将の陳列がある外‘高知、徳島.香川等間関鯨

下の山口聞が網羅されて居る。

四琉館を出て特設館に入る。先づ森永の子供闘で限を休め、文化

農闘で農闘のパノラマを見て演塞館K入るo

教には松山禁妓連の出

演がある。

績いて深い府K蕃人模様の壁とステンドグラスを配合した牽湾館

がある‘此底は物産陳列部と喫茶部とに分れて居る。

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幸良手庁ダ、ソマ

極彩式に丹碧

の妙を諜

L.犀

家庭電化に力ら入ろ h 伊環鍛遁電気曾祉の出品

上川隅に立てた

袋龍子の姿や、

kn巾された聯

の飾付の朝鮮館

は、館内を折牛

して西は陳列

場、東は食堂と

たって居る。

アイヌ模様を

取入れた丸木星

の三角形た入口

の箱形の建物は

北海道館である

子供の図に桃

太郎や熊の造り

物.花咲爺を見

て、満徹館に入

る.此庭では渦-

洲原野の代表物

産が網雑されて

ある。参

考館には微

道省、陸軍省、

商工省、農林省、

大阪中央職業初

介所の性能検奈

器、松山郵便局

の.電話交検校型

等の参考口川が集

められて居る

U

気持k陪i~船の官席1~ Iと舶 はの電

40 松山 1専に於けろ東京電気曾祉の山品

模型があった

U

機械館には各方

聞からの諸種の機械類が陳列されてあった。

伊藤耕館、飛行機格納庫を見て.第二披館に入るo

此所は全部が

愛媛防相の出品どある‘此」庇を出て第一披館の東部に入って愛媛牒出

品の績きて見て、松山市.和歌山.鳥取、山口の出品を見て、

別館と

たって居る交通電気館に入るo

此鹿は伊論陣織迫電気合同枇外教枇が特

設したものであって.川V

袖陣織・電の電化萎所や照明の模型左

E可成り

に人目をひいて評判がよかったo

此の館には東京電気の新マツ信一電

球.屋内.屋外照明器川北ハや屋内配線材料と北ハ児、各種の照明を賓現

せしむる七何程の陳列箱が飾られであったU

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~~ 一筋の坂道は雨側

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「もう.電車がなくなったばかり

の、人通り

のたい夜更けだった。彼はとの

K坂を濠端の方からとぼとぼと登って来たのだ。

から劇しい電気の光に照し出されて浮び上ってゐる。それが需の深い夜左ので、恰も大理石を敷きつめたやうに滑かに見えて美しい。全く土

足で登って行くには勿隣友いやうに限に映十るのだ。彼はふと後ろに下駄の一汗を一掠いた。それがだん/ヘ近づいて来ると、金銀やダイヤモン

ドをふりまきたがら歩くのかと思はれるやう友響きの高い.美しい女の話撃がしだしたのだ。その魅惑的危笑ひ襲は花のとぽれ散るやうにそ

とらに振り撒かれる

のかと思はれる位だった、彼は思はやJ振返らやにはゐられなかった。が、振返ると更に驚いた。濃艶た色彩そのもので出

来上った妖魔のやうた.また、電気人形のやうた広が一人

の会供らしい少女を連れてやって来たのである。」

とれは、一柳山梨坂の途中で‘主人公なる一人の酔つ梯ひの放浪者が‘偶然にも以前知ム円だったカフエー

のK給が立誠左前動女優に左つてゐる

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のに溜遁するシインとして、自分の小訟にとり入れた光景だった。

しかし、私はと

の一節を名拙第だとか.名文句として、自慢するつもりで引いて来たのではない。私が長年矢来だとか榎町とかに住んでゐ

左がら、近くの紳楽坂界隈の書一聞の光景よりも夜更けの寂しい.そして灯ばかりが次第に冴へてゆく情調により深く馴染んでゐるととをいひ

たかったのである。賓際、私には他の人々が宥の口の散歩や、書一聞の娠かさを賞するのさ反封に不思議に夜半を過ぎた時分の一紳楽坂の光景の

みが深く印象されてゐるのである。

その理由を説明するには自分の飲酒家であるといふ悪癖を白欣せねばたらねととになるが、

だ。それは単に夜といふ暗黒の践し出す美でもなければまた、灯といふ明りが浮びあがらせる夢幻でもたい。

矢張‘閣と光の交錯し.映鼓するととろから生れて来るものに遼ひ友い。

一回怖に醇眼

K映やる夜景程美しいものは紅いの

知県論、とんたととは神楽坂界隈の小天地のみにあてはめていふ必要はないのだ。しかし私は十数年の問晴夜は勿論だが‘果して幾度との土

地の雨、雲、風に更けわたった夜の光景に遭遇したととだらう。そして如何に屡々様々、な彩りをもった電気の光氏眼を係ったととだらうσ私

は早朝の光景をも可たり度々歩いて見た経験をもつが、朝の新鮮たる雫気と難もあの汚らしい町並を美化するととが到底出来・ないといふとと

を詮明するに役立つ位のものに過ぎ友いのである。

45

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40

一脚楽坂で我々の命日合や、命日食に都合の好い家といへば‘何といっても洋食では悶照屋、オザワ等であり、日本式のものでは常盤とか川鎖.橋

本その他幾っかあるが、江戸源とか、赤瓢箪たどといふ小料理屋や、訟でん屋たぞも文士、書家、

一音楽家、俳優なぞが出入する家が可友り多

い。今はたいが、震災後に出来て、ひと頻り繁昌して遂に立ち行か・なくて閉鎖するに到った松山省一一一君のカフェ・

0

フランタンたぞも、可たり

多〈の話の種を残した家として.懐しい思出をもってゐる人が多いに遠ひ友い。而もすべてが、白書を欺く灯の下にのべられた過去の光景とし

幸良

て、迫々に沿え薄れて行くのではあらうが。

私はある時江戸源の帥牽によりかLって、色紙に得意の句を書いてゐる鵡顔肥満の問中貢太郎大人の姿を見かけたととがある。また‘肴町

の停車場に近い「一一一角島でん」の暖廉のかげに、真山青果老がそとの訟やぢを榔撒ひ紅がら、軍を傾けてゐる楓爽たる風才に接した乙ともある。

紅屋楼上で一杯のコーヒーを吸り・ながら戯曲の構想に耽ってゐる秋田雨雀氏に命日ったととも多い。中村武隷夫.岡間三郎等「不同調」の猛者

連が「ゑびずL

K陣取って手鍋をつLき‘ビールの満をひいてゐる批槻に接したこともある。同原屋の卓に相封ずる長問幹彦、井上正夫雨氏

手足

を垣間見たとともある。庚津、久米の諸君の

0

フランタンでの麻雀、川微に於けるいはゆる牛込派の怪気焔なぞは.既に古い昔語りと在った。い

や、とんた事を並べ立てれば際限も友いととだから、好い加減に止さう。

しかし横寺町の先生と呼ばれた尾崎紅葉が「てのじ」の鮪を立ち食ひしたり‘明進軒の西洋料理に舌鼓を打った光景や、小架風葉が一柳繋坂

謹を暴れ廻った酔態を、ランプや、電気の光は如何に照らし出してゐたととだらう。想像するだに、それ乞知らたい私たぞにも限り友き興趣

、ソ

が湧くのを覚へるのである。

夜景といへばも私は近年夏にたると牛込見附の濠に浮べられるポ

lトを漕ぎに‘家人と北ハに島々出かけるのを繁みとする習ひと在った。そ

れが必らや夕飯後たので、十分に灯の美しさを貧るととが出来るのである。それは私の嘆賞する深夜の路上の光景とは全く比べものにならね

程の賑かで、爽やかた夏の夜の風物の一種に過ぎ在いが、私はそとで、さうした夜景の前に貼出させるのにふさはしい、山

の手のモダl

ンボ

ーイや、モダンガ

l

ルを数多く見るのもまた風情があるのである。

私はよくボ

1トを十っと遠くへ漕ぎ出して置いて、その中に身儲を仰向けに横へて、星の焼く空を仰ぎ見たり‘雨岸の街燈や‘電佐の灯が

花のやうに輝いてゐるのを見たり.灯と北ハに走る電車の格好の面白さを飽かや眺めたりするのだった。暗い夜のん全を映じた水の中に、灯影の抗

ぎ流れる光景たぞは‘飴りに月並だが、しかし山

の手の居住者にとっては珍重すべきものL

一つだらう。

但しとれが若し書一間見たら.どんだに蒼黒く澱み濁った汚水たんだか紅ぞと考へさへし・なければ・:::。

さうした夏の夜の灯の色を思ひ浮べると‘今更いふのも沿かしいが、間期の移り愛りや.風雨・なぞの気象のω変化によっても、どんなに灯とい

ふものが千愛寓化するものか。私は今かうして‘机に向ってベンを走らせながら考へると、いびゃうのたい給書的の美と共に.一音楽的の頭を

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さへ、しみじみと感得させられるやうた気持がする。灯の描き出す色彩、灯の奏で出す韻律?そしてその二者の交錯‘交響が悔しくも私の心

をかき飢すのである。

間同一朗に引いた同じ作の中で、矢張主人公が深夜に一人の見知らね州知働者と上野の山で曾って語るととろを私は拙いてゐる。北ハに飢え渇いた

人生の落伍者であり、廃残者である二人が.われそ忘れて.不夜城のやう紅灯の海の市街の美に見悦れ、星の世界に慣れるととろである。つ

まり二人がすっかり詩人にたる気持で岳るo

しかし主人公は一阪にしてその陶酔から限めて‘自分の方でも愛想をつかし、また他からも拾て

幸良

られた身であり左がら.しみじみと人間枇舎が綬しく怠って来るのである。

け引いもの

7・1:天空も容そうだが.大地も冷たい。結局、とん立回生!嘘吐きの冷酷無残た獣野郎と罵って、自分からずてようとした人間の胸が一番沼か

に抱一蹴してくれるととろか知ら?彼の渇ききったやうた限にもキラリと涙が允った。その限で見ると、千南無数の灯がみんたうるんだやうに

手段

国軍を背負って.キラ/¥と山方へ閃光を放ってゐる。美槻だ!荘厳だ!彼は思は十かう股きたがら起ちJψがってベンチを離れた。そして膝の

上にあった、さっきM

労働者がくれた大一附餅を包んだ新聞紙をぼさりと一音たて

L落したのも気づか十に.ふら/¥と幽援のやうに、影のやうに

歩き出した。l」

と、いったやうたわけだが‘果して、私の意闘した気持が摘出されてゐるかどうか。今私の頭上に紡いてゐる電気の光は如何にも春らしい匂

やかさを以て蝉いてゐる。モして幻に主人公の姿がだん/¥と聞の中に淡する如く遠ざかって行くやう友気がするc

との問、石井渓君から今度上演,じようとする新作舞踊劇のある場面ぜ人生の愛慾、妄執.葛藤等の縮闘を生ける人聞のさまざま友勤きによ

って現はさうとする計撃を聞いた。

それは何でも縦横自在に-電策を利用して、訴蚕而に構成沃の給蓄のやうな光景を現出させるのだといふととだった。車円や赤の電気が稲妻の

如く屈折し、放射して、舞牽の上に目肢しい程の光の跳躍、乱舞を見せる扶景を想像すると、何ともいへね快心の思ひにうたれる、そして七

光の明滅.動揺の聞に.さまざま左動作と跳院を錆しつ

Lある人間の相が見えるのは.

一種物凄い迄の悦惚境にひき入れら孔ると

とは想像に

就くなからう。

一榊楽坂界隈の夜の欣且尽についてJ随筆的の文句を並べゃうと思ったのが‘飛んでも危い方面に連想が走ってしまった。しかし‘とれも春の

夜の灯の誘惑といふべきかも知れ友い。

47

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花が咲いれさ思って居ろうちに、はや新緑の気

節さなってしまひま

LK。天地が維に燃へ主っ

若い自然に、若うどは勿論老人までも胸の高鳴り

た向与えますo誠に新総は我等にカた血ハへ準取の念

た湧かぜ?にはたきまぜん。

姿の秋、端午、修事旋行の季節、セルに汗ぽむ

散歩、街の燈が如何にし新しく蛙って我セの眼た

ゐ喝集

まざろo

コ一昨の庭にも新線が潤って居ろ。郊外

に移り住ん

r友人から手造りの紅玉に似土地味在没一

新ダ

られて、食後に舌鼓みうつのも嬉しい。

ツ.

スポーツの

γ1ズン

、各所にわろ運動場は日曜

の度ござに多くの人骨在集めて居ろOF

あの晴れ波

つれ大空の下で、

打わいれ土ポ1

Uの音なと聞く之

さの心地よき口、誠に雷寸いものでわろo

マツダ新報五月就は不破橘三氏の「内面艶消電球

に就て」内披素夫兵の「照明耕湾に就て」西岡京啓

氏の

「米凶に於げろ電球版責方策さ現状」

等の論

文在満載ドにしまし土ので、

掛哨硬過ぎろやうにし

思はれますが、

それ亡げ力強く有金な雑誌にな

仁三思ぴまず。

内坂氏の照明経湾の論文の終りに「高燭勧誘引

札の一例」さ「高燭勧誘計制書の

一例」等か載包

Lれが、われは前球の増燈増燭の勧誘奉仕の個

所に参考ざして入れろべ

Lのた、印刷所で原稿

の順序や間違へ仁仁めに、二んなこさになりまし

われO

定めて讃者諸君にも御不便のこさでわらうさ

思ひますが、日疋は編輯者が責た頁びますo

静同電気展、京亜勧業博質曾、

全国産業四国博

賢曾等の・記事は非常に誌面た取られろので、義富な

材料在削って大程の報導亡げにさ

rめろ、ミ」は、雑

誌ざして

L残念であります。讃者諸君にも御容赦

在願ひます。

「春燈異抄」在書いv

て下さ(つれ佐藤惣之助氏は現

今の詩壇に於て、異彩在放ってからろ』方でわり

ます。佐藤氏は排祉の所在地川崎市の方でありま

す0

「灯の誘惑」在書一v

て下さ

つれ水守亀之助氏は

新進作家ざして有名な方でわります。

又前就に、

「電球に照らし出されわい浅草の女」私書いて下さつ

仁佐々木指月兵口、美術事校の出身で詩人で小説家

で、それでアメリカに二十齢年

Lゐ

KJ」云ふ特異

な支宰者でわりますo此の文壇知名の方セの玉稿

た得て、本誌にうろらいの出土二さは、一編輯者ざし

ての非常の喜びでわりますo

マツダ新報六月競は穣告にもわります遁り、家

庭電気競さして御同遁りいわいl-ますo何卒御愛護

た願ひますo

気候の盛り目で御座いますから、皆様の御自愛た

一耽って止みまぜん。

昭和二年五月二十五日印刷

昭和二年五月二十八日賛行

R

H

7

1

東京市京橋同銀座三丁目十七番地

印東

刷京

高所妻宅, 主雲

童ニ伝

議間選〔局替56) 三

国函印 lX亙七七 十

三三 時Ij;主八七五四 品香替香番所

所東

48