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6 6 7 7 被子植物 双子葉類 アブラナ科 アブラナ ★★★ アブラナは,学校の花だんや畑 はたけ などに生えていて, (1) になると黄色の花をさかせているのが見られま す。「菜 の花」とよばれることもあります。 アブラナは,くきや葉 ,つぼみの部 ぶん が食用と されるだけでなく,(2) の油 あぶら がしぼられて「菜 たね あぶら 」として利 よう されています。 葉が (3) の幼 よう ちゅう のえさとなるため,(3) の卵 たまご うみつけられます。 アブラナは (4) です。(5) に種子が発 はつ し,葉が出て少し成 せい ちょう したすがたで 冬ごしします。春になると大きく成長し,花をさかせます。種子をつくると,や がてかれます。 種子 子葉に養分が たくわえられ ている。 ようぶん 子葉 し よう つぼみ 花の部分の 拡大 種子 熟 した実の中 じゅく 2 枚の子葉 が出る。 しぼう(油) を多くふくむ。 このすがたのまま 冬ごしする。 下から 順 にさく。 下から順に 成 熟 する。 くきが高くのび, くきの先につぎつ ぎと花がさく。 まい せいじゅく かくだい じゅん 成長のようす 花びら 4 枚) めしべ(1 本) がく 4 枚) おしべ 6 本) はいしゅ めしべの断面 だんめん アブラナの花は,花びらが 1 1 枚分かれる (6) です。アブラナ科のほかの しょく ぶつ も,アブラナの花に似 たつくりの花をさかせます。 アブラナは, 1 日のうちで暗 くら い時間の長さが一 いっ てい より (7) なる(日が長くなる) とつぼみをつけ,開 かい する (8) です。 アブラナの花は,昆 こん ちゅう に花 ふん を運 はこ んでもらう (9) です。 昆虫を引 き寄 せるために,おしべのつけ根 の近くから (10) を出します。 花のつくり 受粉の仕方 開花条件 6 本あるおしべのうち,4 は長く,2 本は短くなってい ます。 はいしゅがたくさん入ってい るため,めしべの子ぼうが長 いのも特 とく ちょうです。 + プラスワン + プラスワン 花粉 植物図鑑ドリル問題 01 (注意) 本ドリルでは入試問題を掲載しておりません。 アブラナ科のほとんどの植物は,春から夏にかけて花がさくんじゃ。春から夏(夏 )に かけて日がどんどん長くなり夜が短くなることから,長日植物だと予 そう できるぞ。 アブラナのように,花びらを持 ち,目立つ花は,虫ばい花であることが多いんじゃ。多く の場合は,同じ種 しゅ るい のほかの花の花粉がめしべについて,受 じゅ ふん するのじゃぞ。 入 にゅう では 受粉の実 じっ けん の問 もん だい もよく 出 しゅつ だい されるぞ。

花 か する(8) です。アブラナの花は,昆 こん 虫 ちゅう に花 か 粉 ふん を運 はこ んでもらう(9)

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Page 1: 花 か する(8) です。アブラナの花は,昆 こん 虫 ちゅう に花 か 粉 ふん を運 はこ んでもらう(9)

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被子植物双子葉類

アブラナ科

被子植物単子葉類

裸子植物のなかま

種子でふえない植物のなかま

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被子植物双子葉類

アブラナ科

被子植物単子葉類

裸子植物のなかま

種子でふえない植物のなかま

被子植物 双子葉類 アブラナ科

アブラナ ★★★

アブラナは,学校の花だんや畑はたけ

などに生えていて,(1)になると黄色の花をさかせているのが見られます。「菜

の花」とよばれることもあります。アブラナは,くきや葉

,つぼみの部ぶ

分ぶん

が食用とされるだけでなく,(2)の油

あぶら

がしぼられて「菜な

種たね

油あぶら

」として利り

用よう

されています。葉が (3)の幼

よう

虫ちゅう

のえさとなるため,(3)の卵たまご

がうみつけられます。

アブラナは (4)です。(5)に種子が発はつ

芽が

し,葉が出て少し成せい

長ちょう

したすがたで冬ごしします。春になると大きく成長し,花をさかせます。種子をつくると,やがてかれます。

種子

子葉に養分がたくわえられている。

ようぶん

子葉し よう 葉

つぼみ

花の部分の拡大

種子

熟した実の中じゅく み

春2枚の子葉が出る。

しぼう(油)を多くふくむ。

このすがたのまま冬ごしする。

下から順にさく。

下から順に成熟する。

くきが高くのび,くきの先につぎつぎと花がさく。

まい

せいじゅく

かくだい

じゅん

成長のようす

花びら(4枚)

めしべ(1本)

がく(4枚)

子ぼう

おしべ(6本)

はいしゅ

めしべの断面だんめん

アブラナの花は,花びらが 1枚 1枚分かれる (6)です。アブラナ科のほかの植しょく

物ぶつ

も,アブラナの花に似に

たつくりの花をさかせます。

アブラナは,1日のうちで暗くら

い時間の長さが一いっ

定てい

より (7)なる(日が長くなる)とつぼみをつけ,開

かい

花か

する (8)です。

アブラナの花は,昆こん

虫ちゅう

に花か

粉ふん

を運はこ

んでもらう (9)です。昆虫を引

き寄よ

せるために,おしべのつけ根ね

の近くから (10)

を出します。

花のつくり

受粉の仕方

開花条件

6本あるおしべのうち,4本は長く,2本は短くなっています。はいしゅがたくさん入っているため,めしべの子ぼうが長いのも特

とく

ちょうです。

+プラスワン+プラスワン

花粉

植物図鑑ドリル問題 01

(注意) 本ドリルでは入試問題を掲載しておりません。

アブラナ科のほとんどの植物は,春から夏にかけて花がさくんじゃ。春から夏(夏げ

至し

)にかけて日がどんどん長くなり夜が短くなることから,長日植物だと予

想そう

できるぞ。

アブラナのように,花びらを持も

ち,目立つ花は,虫ばい花であることが多いんじゃ。多くの場合は,同じ種

しゅ

類るい

のほかの花の花粉がめしべについて,受じゅ

粉ふん

するのじゃぞ。入にゅう

試し

では受粉の実

じっ

験けん

の問もん

題だい

もよく出しゅつ

題だい

されるぞ。

Page 2: 花 か する(8) です。アブラナの花は,昆 こん 虫 ちゅう に花 か 粉 ふん を運 はこ んでもらう(9)

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被子植物双子葉類

アブラナ科

被子植物単子葉類

裸子植物のなかま

種子でふえない植物のなかま

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被子植物双子葉類

アブラナ科

被子植物単子葉類

裸子植物のなかま

種子でふえない植物のなかま

被子植物 双子葉類 アブラナ科

ダイコンは種しゅ

子し

を夏ごろにまくと,秋から冬には収かくできるようになります。収かくせず,そのまま成

せい

長ちょう

させた場合,春になるとくきを高くのばし,(14)の花をさかせます。

ダイコン ★★☆

ダイコンは,野や

菜さい

としておもに (11)が食用とされています。葉は

を食用とすることもあります。1年を通してさいばいされ,収

しゅう

かくされますが,しゅんは (12)です。ダイコンは「スズシロ」ともいい,(13)の 1つです。

ダイコンの根には,でんぷんを分

ぶん

解かい

する 消しょう

化か

酵こう

素そ

がたくさん入っています。なお,春の七草として食用とするのは,葉の部分です。

+プラスワン+プラスワン

ダイコンを畑はたけ

などで育そだ

てると (15)が太く大きく成長し,その部ぶ

分ぶん

が食用とされます。ダイコンの種子を,日光のあたらない場

所しょ

で発はつ

芽が

させると,ひょろひょろとのびます。これが (16)です。

キャベツ ★☆☆

ハクサイ ★☆☆

キャベツは,野や

菜さい

として (17)が食用とされています。夏に種しゅ

子し

をまいて冬ごろ収

しゅう

かくされるものが多く,ほかに,冬に種子をまいて春に収かくされるものや,春に種子をまいて夏から秋に収かくされるものがあります。葉が (18)の幼

よう

虫ちゅう

のえさとなるため,春のキャベツ畑ばたけ

には (19)のためにたくさんのモンシロチョウがおとずれます。

春,キャベツを収かくせず成

せい

長ちょう

させると,重なり合った葉をやぶってくきがのび,花をつけます。キャベツの花は,アブラナとよく似

た黄色の花です。

+プラスワン+プラスワン

ハクサイは,野や

菜さい

として (20)が食用とされています。ふつう (21)に種しゅ

子し

をまき,(22)の終

わりから (23)ごろに収しゅう

かくされます。

ハクサイを収かくせずにそのまま成

せい

長ちょう

させると,葉の間からくきがのび,春にはアブラナとよく似

た黄色の花をつけます。

+プラスワン+プラスワン

ハクサイは寒さむ

い 所ところ

に置お

いておくとあまみがふえるので,収かくされたあと,ひもでしばられて畑に置いておかれることがあります。

成長のようす

ダイコンの利用