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三田市中央公園のご案内 TEL 079-565-4881 FAX 079-565-3791 〒 669 -1321 兵庫県三田市けやき台2丁目3番 < 公共交通機関ご利用の場合 > JR新三田駅より 神姫バス「ゆりのき台4丁目」行き 他 「中央公園前」下車すぐ JR三田駅より  神戸電鉄公園都市線乗換 「南ウッディタウン駅」下車 徒歩15分 http://www.sanda-sports.jp/ ▲ ただいま作業進行中 ! 写真は 2 月 12 日時点の庭づくり状況 中央公園 みどりの相談窓口 第2土曜日 / 第4水曜日 10:00 〜 15:00(真冬、真夏を除く) 場所:中央公園 展示室前 *申込み不要 ご家庭の植栽についての悩みや疑問を植栽のプロが無料でア ドバイスを行います。どなたでもお気軽にどうぞ! の茶庭には、(つくばい)をはじめ、延段 (のべだん)や飛び などを新たに配置し、座敷から庭へと移動できるように沓脱 (くつぬぎいし)を設置することで、庭と家屋内が一体の空間とし て機能するように設計しました。枝折戸を過ぎると、延段飛び石 を通り室内へと移動できるようになっています。 (つくばい)は、客人が茶室に入る前に手を清めるためのもの。 手水鉢とその周囲に3つの石により構成されます。3つの石は役石 と呼ばれ、前石 (まえいし)、湯桶石 (ゆおけいし)、手燭石 (てしょ くいし)という名が付されています。 前石は、手水鉢の正面に置き手水を使う時に乗る石。湯桶石は、 寒い季節に湯桶を準備しその上に置きます。手燭石は、夜の茶会で 使用する手燭を置く台石となります。すべては、客人をもてなすた めの心くばりが表現されたものです。 今回の作業では、手水鉢と前石の間の手水が落ちるところに水琴 (すいきんくつ)を埋め込んでいます。水琴窟は、逆さに埋め込ん だ甕(かめ)に、水がたまるように底を固めてあります。手を清めた 水が落ちると、音が甕に反響し心地良い音色を響かせる仕掛けです。 これから植栽作業に入ります。茶庭は侘び寂びの雰囲気を醸し出 すよう作庭されますが、ノムラモミジ(紫葉のモミジ)を中心に花 の咲く植物も配植し、季節感や彩りも楽しめるものを考えています。 下草はコケを予定しています。 4月下旬から G W までには完成予定です。中央公園に来られた時に は、ぜひお立ち寄り頂きご覧いただければと思っています。 吉田 省三 造園建設に40年近く携わり、造園家・中根金作氏の堺大仙公園の作庭やチボ リ公園(岡山県)、日建設計の造園設計家・森山明氏の担当として活躍。 2月から和室の東側で茶庭作りをしています。 お越しになった皆様に、庭の趣を楽しんで観賞していた だけるよう、作業に励んでいます。 茶庭づくり進行中 みどりの 相談窓口 野生 の動物や虫、植物たちが、人目に触れずにひっそりと、たく ましく日々を営んでいる「自然観察園」を知っていますか? 普段は未開放のこのエリアは、中央公園「遊具広場」の西側にあり、様々 な生き物たちが別世界を築いているワンダーランド=公園サポーターや スタッフの方々が手入れをして蘇った「里山」なんです。 冬の自然観察会 同行記『中央公園はワンダーランド』 さあ出発! ワクワクしながら歩いて行くと、 樹木に囲まれた池 が出現!(一体ここはどこ? ホンマにウッディタウン?)というぐらいの大 自然感でいっぱい! ナビゲーター中田さんの 指差す先には鳥の巣。代わる代わる望遠鏡で 見せてもらうのだが、気の弱い私は遠慮して 肉眼で探すも、近視なのでイマイチわからず、 愛想笑いでごまかす。 次に、『ごもくやさん』上村氏が鳥さん使用 済みの「巣箱」を発見。中にはコケに混じって 硬式テニスボールの黄色い毛も!さらに進むと、 動物の巣穴もあり、新しい巣穴を発見した子は とっても得意げ。私も「見つけた!」と思わず 童心に返り絶叫。(ただの穴ボコだったが) 最後は、散策中に集めたドングリを「これ〜 は何の木♪〜♪」と楽しく仕分けしたり、飼育 中のカブトムシ幼虫を見たり、つまんだり(ギャ 〜〜!)、中田さん制作の感動フィルム「中央公園のなかまたち」を鑑賞 したりと、楽しい時間を過ごさせていただいた。感謝! 帰り際に男の子がクヌギのドングリを見せて、 「どの位で育つ?」と聞いてきた。「僕が成人 式に出る頃かな?」と答えたが、「大木やから、 庭ではちょっと困ったチャンになるかも。知り 合いで、『庭がお宮さん』化してる人もいるか らね。」とも言ってあげれば良かった。 (寺田)  発行日:2017 年 3 月 1 日 発行:三田市有料公園指定管理者 パークマネジメント三田 編集:中央公園づくり円卓会議 DTP/ 編集:寺田雅子 ヤマザクラにメジロ 森の自然も生き物も、支えるボランティアの人たちも そこに集う人々も ・・・ んな Chu 央公園の Chu 間たち。 三田市中央公園サポーターの活動通信「Chu Chu めーる」をお届けします。 hu Chu めーる V o l . 2 0 1 7 M a r . 26 2017/01/29

みどりの 森の自然も生き物も、支えるボランティアの人たち …みんなの夢のせ 天まで届け!たこたこ上がれ おいしい!の歓声があちこちで

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  • 三田市中央公園のご案内TEL 079 -565 - 4 881  FAX 079 -565-3791〒 669-1321 兵庫県三田市けやき台2丁目3番< 公共交通機関ご利用の場合 >JR新三田駅より 神姫バス「ゆりのき台4丁目」行き 他        「中央公園前」下車すぐJR三田駅より  神戸電鉄公園都市線乗換        「南ウッディタウン駅」下車 徒歩15分 http://www.sanda-sports.jp/

    ▲ ただいま作業進行中 ! 写真は 2 月 12 日時点の庭づくり状況

    中央公園 みどりの相談窓口● 第2土曜日 / 第4水曜日 10:00 〜 15:00(真冬、真夏を除く)● 場所:中央公園 展示室前 *申込み不要ご家庭の植栽についての悩みや疑問を植栽のプロが無料でアドバイスを行います。どなたでもお気軽にどうぞ!

    この茶庭には、蹲(つくばい)をはじめ、延段(のべだん)や飛び

    石などを新たに配置し、座敷から庭へと移動できるように沓脱

    石(くつぬぎいし)を設置することで、庭と家屋内が一体の空間とし

    て機能するように設計しました。枝折戸を過ぎると、延段や飛び石

    を通り室内へと移動できるようになっています。

     蹲(つくばい)は、客人が茶室に入る前に手を清めるためのもの。

    手水鉢とその周囲に3つの石により構成されます。3つの石は役石

    と呼ばれ、前石(まえいし)、湯桶石(ゆおけいし)、手燭石(てしょ

    くいし)という名が付されています。

     前石は、手水鉢の正面に置き手水を使う時に乗る石。湯桶石は、

    寒い季節に湯桶を準備しその上に置きます。手燭石は、夜の茶会で

    使用する手燭を置く台石となります。すべては、客人をもてなすた

    めの心くばりが表現されたものです。

     今回の作業では、手水鉢と前石の間の手水が落ちるところに水琴

    窟(すいきんくつ)を埋め込んでいます。水琴窟は、逆さに埋め込ん

    だ甕(かめ)に、水がたまるように底を固めてあります。手を清めた

    水が落ちると、音が甕に反響し心地良い音色を響かせる仕掛けです。

     これから植栽作業に入ります。茶庭は侘び寂びの雰囲気を醸し出

    すよう作庭されますが、ノムラモミジ(紫葉のモミジ)を中心に花

    の咲く植物も配植し、季節感や彩りも楽しめるものを考えています。

    下草はコケを予定しています。

     4月下旬からGWまでには完成予定です。中央公園に来られた時に

    は、ぜひお立ち寄り頂きご覧いただければと思っています。

    吉田 省三造園建設に40年近く携わり、造園家・中根金作氏の堺大仙公園の作庭やチボリ公園(岡山県)、日建設計の造園設計家・森山明氏の担当として活躍。

    2月から和室の東側で茶庭作りをしています。

    お越しになった皆様に、庭の趣を楽しんで観賞していた

    だけるよう、作業に励んでいます。

    茶庭づくり進行中

    みどりの 相談窓口

    野生の動物や虫、植物たちが、人目に触れずにひっそりと、たくましく日々を営んでいる「自然観察園」を知っていますか?普段は未開放のこのエリアは、中央公園「遊具広場」の西側にあり、様々な生き物たちが別世界を築いているワンダーランド=公園サポーターやスタッフの方々が手入れをして蘇った「里山」なんです。

    冬の自然観察会 同行記『中央公園はワンダーランド』さあ出発!ワクワクしながら歩いて行くと、

    樹木に囲まれた池が出現!(一体ここはどこ?ホンマにウッディタウン?)というぐらいの大自然感でいっぱい! ナビゲーター中田さんの指差す先には鳥の巣。代わる代わる望遠鏡で見せてもらうのだが、気の弱い私は遠慮して肉眼で探すも、近視なのでイマイチわからず、愛想笑いでごまかす。 次に、『ごもくやさん』上村氏が鳥さん使用

    済みの「巣箱」を発見。中にはコケに混じって硬式テニスボールの黄色い毛も!さらに進むと、動物の巣穴もあり、新しい巣穴を発見した子はとっても得意げ。私も「見つけた!」と思わず童心に返り絶叫。(ただの穴ボコだったが) 最後は、散策中に集めたドングリを「これ〜は何の木♪〜♪」と楽しく仕分けしたり、飼育中のカブトムシ幼虫を見たり、つまんだり(ギャ

    〜〜!)、中田さん制作の感動フィルム「中央公園のなかまたち」を鑑賞したりと、楽しい時間を過ごさせていただいた。感謝! 帰り際に男の子がクヌギのドングリを見せて、

    「どの位で育つ?」と聞いてきた。「僕が成人式に出る頃かな?」と答えたが、「大木やから、庭ではちょっと困ったチャンになるかも。知り合いで、『庭がお宮さん』化してる人もいるからね。」とも言ってあげれば良かった。 (寺田) 

    発行日:2017 年 3 月 1 日 発行:三田市有料公園指定管理者 パークマネジメント三田 編集:中央公園づくり円卓会議 DTP/ 編集:寺田雅子

    ヤマザクラにメジロ

    森の自然も生き物も、支えるボランティアの人たちも

    そこに集う人々 も・・・み〜んな中C h u

    央公園の仲C h u

    間たち。三田市中央公園サポーターの活動通信「Chu Chu めーる」をお届けします。

    hu Chu めーる Vo

    l. 2017 Mar.

    第26回 

    花から花へ

     日本列島を北上していく桜前線が話題に

    なる季節。例年3月の終わりには、三田の

    サクラも咲き始めます。この桜前線、対象

    の花はソメイヨシノという種類。中央公園に

    一番多く植栽されているサクラもソメイヨシ

    ノです。咲く時は一斉に咲き、散るのも早い、

    何とも潔い花です。

     毎年、中央公園でサクラに来る鳥たちを

    観察しています。満開のソメイヨシノめがけ

    て、競うように飛んでくるのはメジロやヒヨ

    ドリ。花芯にくちばしを突っ込み、顔を花粉

    で黄色く染めながら、無我夢中で花の蜜を

    吸うのです。

     肝心のソメイヨシノの開花時期に、公園に

    足を運ぶことができなかった年がありまし

    た。ようやく出向いた休みの日、花は既に散っ

    て赤いガク片だけを残し、緑の葉っぱが出始

    めています。季節が急加速して先に進んでい

    ました。

     取り残された私はあきらめきれず、公園

    の中をさまよいます。捨てる神あれば拾う

    神あり。林の一角が柔らかなサクラ色に染

    まっていました。ヤマザクラです。ソメイヨシ

    ノと違い、開花期間の長いヤマザクラ。ヤマ

    ザクラは私を待ってくれていました。「チー、

    チー」。嬉しいことにメジロと一緒に!

     サクラにメジロ、この日辛うじて、花咲く

    春のしっぽをつかむことができました。

    (写真・文 中田一真)

    2017/01/29

  • みんなの夢のせ

    天まで届け!

    たこたこ上がれ

    おいしい!の歓声があちこちで凧あげの後は、お待ちかね『ぜんざい』に舌づつみ。お餅が2〜3個入ってるので、これだけでお腹いっぱい!

    お正月の絵本紹介、折り紙

    紙ずもう、紙芝居など

    絵を描くのが大好きな男の子。家でも、鉛筆さえあれば、いつまでも絵を描いているそうです。

    意外とむづかしい!?お餅は焼くのも大変。あおぎ役、焼き役、みんな必死です。お姉ちゃんもあおぎ役にチャレンジ!

    縁の下の力持ちぜ ん ざ い や 餅 のベースは、この日のために、公園スタッフさんたちが、

    心を込めて仕込みました。

    自分だけの『ヒーロー』参上凧の絵には子供が好きな人気モノが勢揃い!男の子は虫さん(カブトムシが特に人気)、怪獣、ドラゴンボール、ポケモン、妖怪ウォッチ・・。女の子は羽子板にお花など★

    第3 回 ね子ばあちゃんのお薦め絵本 文 : 中島美ね子

     今回は巣立ちの春にちなんで「さくら」(文・長谷川摂子さん、絵と構成・矢間芳子さん)です。冒頭

    「わたしは き。なまえは ソメイヨシノ」で始まります。今も昔も、厳しい寒さをくぐり抜けた人々が、待ち焦がれる春の一番の楽しみは花見。

     みごとに咲き誇る桜の花が見る人々を魅了するのは、花が見事なだけではなく、四季を通じて次の命を育んでいる姿が素晴らしいことを再認識させてくれるからでしょう。 桜に見送られて巣立っていく子どもたちが、はじめて世の中に出て、苦労しながら歳月を経て成長する姿を見せてくれるように、桜も自然の厳しさに耐えながら、次の春のための用意を絶え間なく続けていることを優しい絵で伝えてくれています。 「さくら」は長年の観察にもとづく精密な絵ですが、小さな子どもにもわかりやすく、とても丁寧に描かれています。是非お子さんと一緒に楽しんで頂きたい一冊です。 ページをめくる度に、ほんのりと桜の匂いが漂っています。    

    *この本は中央公園で閲覧・貸し出しができます。

    黙 と々、手際よく餅丸め餅丸め役のボランティアさんたち。極寒ゆえのウルトラ厚着+衛生マスク=ほとんど “ 着ぐるみ ” 状態。

    これぞ、熟練の妙!ボランティアさんたちの息の合ったつき返し。お見事です!

    ぺったん

     ぺったん

    できたネ!

    紙ずもうの醍醐味は自分で作った折り紙のお相撲さんで勝負するところ。熱気ムンムン!

    心の風景を羽子板に餅つきの応援に来てくれた、来日4年目のポールさん(兵庫ブルーサンダー

    ズ外野手・23 歳)。見本の羽子板に、故郷ウガンダを思い浮かべて絵を描いて

    くれました。めちゃくちゃ上手い!

    シルエットを見て、その正体を当てる

    「なんだろな?」という紙芝居のゲームでは、「そんなん、わからへん。もう1 回して〜」と子供

    たちの熱いリクエストがしきり。チョイ難しいのが子供たちのチャレンジ精神をくすぐります。また、小学生の女の子が自作の紙芝居を披露してくれたりと、とても楽しいひと時でした。

    中央公園イベントガイド

    春のお茶会『ひな祭り』今回は『ひな祭り』がテーマ。皆さんに楽しんでいただけるように、趣向を凝らして開催します。子供から大人まで参加していただけますので、多くの方々のご来場をお待ちしています!

    日 付:2017 年3月5日(日)時 間:10:00〜 15:00    ( 受付は 14:30まで)参加費:500円講 師:茶道裏千家 慶友会問合せ:079-565-3791*当日受付・申込み不要

    餅つき・ぜんざい

    羽子板・凧づくり

    にこにこブース

    三田市中央公園 2017年の幕開けは

    お正月イベント から!大型寒波がどっしり腰を下ろした1月14日、厳しい寒さもなんのその、親子、公園サポーター &スタッフ、全ての参加者の間にコミュニケーションの花が咲きました!