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単元 4 気象のしくみと天気の変化 体の健康と、命を守る 危険判断の情報を知る 高崎市立 中学校 2年 名前

体の健康と、命を守る 危険判断の情報を知る単元4 気象のしくみと天気の変化 No.1 1節 気象要素の変化と天気 (1) さまざまな気象 A 雲 雲量と天気

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単元 4 気象のしくみと天気の変化

体の健康と、命を守る 危険判断の情報を知る

高崎市立 中学校

2年 組 名前

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単元 4 気象のしくみと天気の変化 No.1

1節 気象要素の変化と天気

(1) さまざまな気象

A 雲

雲量と天気 (雲量:空全体を 10 として、雲の合計が占める割合 )

B 気温・湿度・気圧・風

天気 雲量 記号 天気 記号

快晴 0~1

晴れ 2~8

くもり 9~10 雪

2 年 組 番 名前

雲量 3 雲量 9

百葉箱 1.地上 1.5mの高さ(設置基準は 1.2m から 2m)

2.直射日光の影響がない

3.通風の良い場所

気温

湿度

気圧

乾球 湿球

- = 乾球 20℃

湿球 17℃

乾湿球の差 3℃

大気:地球をとりまく気体(地表面に近い部分を空気という)

気圧:大気の重さによる圧力(=大気圧)

標準の気圧:1気圧=1013hPa (ヘクトパスカル)

乾湿計

大気

重い・・・

アネロイド気圧計 500km

設置条件(一般的に薬 1.5mが多い)

アネロイド気圧計

1013mb=760mmHg 1992 年から

水圧(海)10m→1 気圧

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単元 4 気象のしくみと天気の変化 No.2

(2) 天気の変化

風力階級 記号 陸上における状態

0 煙がまっすぐに上る。静か、

1 煙がなびくことでやっと風向きがわかる。

2 顔に風を感じる。木の葉が動く。

3 木の葉や細かい枝が、たえず動く。軽い旗が開く。

4 砂ぼこりが立ち、紙片が舞い上がる。木の小枝が動く。

5 葉のあるかん木が揺れ始める。池や沼の水面に波がしらが立つ。

6 木の大枝が動く。電線が鳴る。傘はさしにくい。

7 樹木全体が揺れる。風に向かうと歩くにくい。

風向・風力

2 年 組 番 名前

16 方位の表し方

晴れ、北東の風、風力 3

風力 [風力 3]

[晴れ]

風向

[北東の風]

天気

《気温・湿度・気圧・風の変化と天気の変化との間にはどんな関係があるか。》

1.気温と湿度の関係

晴れた日の湿度は、気温が上がると湿度は下がり、気温が下がると湿度は上がる。雨の日は 気

温・湿度と共に変化が少ない。

2.天気と気圧の関係

気圧が低くなると天気が悪くなり、気圧が高くなると天気は良くなる。

3.天気と風向・風力の関係

風向・風量の急な変化と天気の変化とは関係がある。

地上天気図

矢羽根

等間隔

2/3

地点円 気圧

気温

平行

「風力 6 まで」羽根は右側

気圧大きな波

セット

①晴地点の逆(気温と湿度)の 2 本を見つける

②昼高いグラフが気温

③大波が気圧のグラフ

④気圧は雨の時、低い。気圧は晴れの時、高い

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単元 4 気象のしくみと天気の変化 No.3

2節 雲と雨

(1) 飽和水蒸気量

A 飽和

B 飽和水蒸気量

C 飽和と温度

2 年 組 番 名前

飽和= これ以上含むことができない状態

あふれる 1 歩

手前(限界)

飽和

飽和

空気 1m3

水蒸気

飽和状態の水蒸気の質量を測る

飽和水蒸気量= 空気 1m3飽和状態の水蒸気の質量

温度上昇 → 多くの気体を含むことができる

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単元 4 気象のしくみと天気の変化 No.4 D 露点

<気温と水蒸気量の関係>

2 年 組 番 名前

0

5

10

15

20

25

30

35

0 5 10 15 20 25 30

空気

1m

3中

の水

蒸気

量(

g)

水蒸気として存在で

きる量 水蒸気として存在で

きない量

蒸発してきた水蒸気

露点=水滴ができ始めるときの気温

25.7g

9.4g

16.3g

水滴=25.7g - 9.4g =16.3g

【 凝結 】 気体の状態にある物質が液体に変わる現象

【注意】

・息を吹きかけない(くもりの始がわからなくなる)

・セロハンテープ(金属はよく熱を伝えるので、セロハンテープとの境目を

観察する)

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単元 4 気象のしくみと天気の変化 No.5

E 湿度

<湿度の計算> 現在の湿りぐあい

2 年 組 番 名前

4.3g 15.3g

17.3g

飽和

じめじめ 湿潤

かさかさ 乾燥

湿度=空気の湿りぐあい

17.3g 9.4g

理論 現実

湿度 = ×100

その気温での空気 1m3 中の飽和水蒸気量

空気 1m3 中にふくまれている水蒸気の量

理論

現実

湿度 = ×100 = ×100 =54.3(%)

17.3g

9.4g

(基準)

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単元 4 気象のしくみと天気の変化 No.6 (2) 気圧と雲

天気を決定する情報とは?

(強い)

A 気圧

オーロラ

電離層

1000℃以上

熱 圏

荒れ海 中間圏

静か 成層圏

酸素 雲 対流圏

2 年 組 番 名前

① 風

② 雲

③ 気温

④ 湿度

⑤ 気圧

(強い)

(多い)

(低い)

(低い)

(高い)

天気は悪い

天気が悪くなっていく

寒い天気。

さわやかな天気

どんな天気になるかを考える

(強い)

(弱い)

(多い)

(少ない)

空気の粒 大気の圧力=気圧

500km上空

<空気の組成>

窒素 78.09%

酸素 20.95%

アルゴン 0.93%

二酸化炭素 0.03%

<大気>

500km

250km

110km

80km

50km

気圧が低い

気圧が高い

1013hPa=1 気圧

大気は 1/10 減る

↑ 16km 上昇

10km

1N=100g重

1hPa=100N/m2

=10000g 重/m2

1013hPa

=1013×10000g 重/m2

=10130kg 重/m2

=10.13t 重/m2

ところに雲が発生している

日光

陸(熱をためる)

熱しやすく冷めやすい

真空

100km→1/100 万

64km→1/1000

32 km→1/100

海(大きい熱拡散-深くまであたたまらない)

熱しにくく冷めにくい

90%しかない

100mで 1.6℃下がる

25km オゾン層

ジェット機 15km

運動なし・常に晴れ・湿度 1%以下の超異常乾燥

大気大循環・地球規模的な流れ

天気の変化を引き起こす様々な現象が

生じる

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単元 4 気象のしくみと天気の変化 No.7

B 雲の発生

C 雲の種類

2 年 組 番 名前

太陽

気圧が高い

気圧が低い

水蒸気 空気のかたまり

暖められて上昇

雲粒

ちり (凝結核)

【積(せき)】かたまりの雲

【巻(けん)】高いところの雲

【層(そう)】広く一面に広がる雲

巻雲・巻層雲

乱層雲・高層雲・層積雲

積乱雲・積雲

高積雲

シャワー性の 強い雨

長時間広い地域に 降る弱い雨

雲 低

ジェット機

陸:燃焼生成物

海:海塩核

雲粒:1/1000~1/10

半径 0.01mm

1 滴の雨=100 万個の雲の粒

水の循環と大気を動かす元

太陽放射エネルギー p8 へ 雨粒半径:2mm 降水 p8 へ

蒸発 p8 へ

5000~7000m 以上

すじ雲・うす雲・うろこ雲・巻積雲

2000m あたり 下層から上層へ垂直発達

入道雲・わた雲

2000~7000m

ひつじ雲

2000~7000m、2000m 以下

雨雲 ・おぼろ雲・むら雲・きり雲(層雲)

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単元 4 気象のしくみと天気の変化 No.8

D 雨の発生

<体積が増えると温度が下がる理由 ※断熱膨張による温度降下>

2 年 組 番 名前

気圧が高い

気圧が低い

飽和水蒸気量小さい

体積膨張

余分=雨

気圧が高い

気圧が低い

体積膨張するために エネルギーが必要 外部の空気の

かたまり

膨張するためのエネルギーは内部でまかなう

熱交換ができない

エネルギー減る

温度降下

気圧がさがるので 雲が発生する

気体:見えない

固体液体:見える

降水

あたたまる

熱膨張

熱ネネルギーは体積を増やすのに使われる

蒸発

半径 2mm

温度が下がる理由は下記

線香の煙=凝結殻

移動

露点に達する

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単元 4 気象のしくみと天気の変化 No.9

3節 前線と天気変化

(1) 気圧と風

A 等圧線

B 気圧の差によって起こる風

2 年 組 番 名前

1012hPa 1008hPa 1004hPa

気圧の高い場所 気圧の低い場所

気圧の分布

地図上に等しい気圧の地点を 記入する

点の集合

等圧線

4hPa 細い線

20hPa 太い線

等圧線の間隔せまいと 強い風が吹く

上空から見ると 1004hPa

1012hPa

1008hPa

空気の移動=

気圧が低い 気圧が高い

300hPa ジェット気流

ヒマラヤ 9600m マイナス 47℃

500hPa 台風

5700m マイナス 22℃

700hPa 3000m マイナス 4.5℃

850hPa 1500m5.25℃

地上 15℃

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単元 4 気象のしくみと天気の変化 No.10

C 海陸風

D 広い地域で吹く風

2 年 組 番 名前

海風

陸風

① 偏西風

日本付近では 上空やく 12km 西から東へ吹く風

偏西風

貿易風

貿易風

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単元 4 気象のしくみと天気の変化 No.11

2 年 組 番 名前

② 季節風

冬 夏

飛行機所要時間(行き)

飛行機所要時間(行き)

飛行機所要時間(帰り)

飛行機所要時間(帰り)

偏西風 偏西風

北西の風 南東の風

偏西風

北西の風

離陸

季節風に立ちふさが

れて時間がかかる

上空

偏西風に立ちふさが

れて時間がかかる

偏西風

北西の風 離陸

季節風に後押しされ

て時間が短くなる

上空

偏西風に後押しされ

て時間が短くなる

南東の風

南東の風

離陸

季節風に後押しされ

て時間が短くなる

上空

偏西風に立ちふさが

れて時間がかかる 偏西風 偏西風

上空

偏西風に後押しされ

て時間が短くなる

離陸

季節風に立ちふさが

れて時間がかかる

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単元 4 気象のしくみと天気の変化 No.12 (1) 気圧と天気

A 高気圧と低気圧

<天気図>

<地上から見た様子>

B 気団と前線

2 年 組 番 名前

右回り 左回り

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単元 4 気象のしくみと天気の変化 No.13

C 寒冷前線

D 温暖前線

E 閉塞前線 F 停滞前線

2 年 組 番 名前

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単元 4 気象のしくみと天気の変化 No.14

G 上昇気流の原因

日射

山の傾斜

前線面

低気圧

(2) 天気予報

A 気団の種類

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単元 4 気象のしくみと天気の変化 No.15

B 天気図-冬型

日本海側ではくもりまたは雪、関東から近畿、四国、九州は晴れ。

C 天気図-春型

高気圧、低気圧が交互に訪れるので、天気は周期的に変わる。

D 天気図-梅雨型

小笠原気団とオホーツク海気団とによってできた前線が日本付近に停滞する。

E 天気図-夏型

小笠原気団(東の海上の高気圧)の発達により前線は北へ移動し、南東の暖かい風が吹く。

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単元 4 気象のしくみと天気の変化 No.16

F 天気図-秋雨型

シベリア気団の発達し、前線が南へ移動する。

G 天気図-台風

H 前線と低気圧

I 低気圧の移動と天気の変化

低気圧が近づくと西から天気が崩れ、前線の通過に合わせて天気は変化する。

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単元 4 気象のしくみと天気の変化 No.17

<天気図>

天気図 天気のようす

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単元 4 気象のしくみと天気の変化 No.18

天気予報と危険判断について

天気予報は見ますか。

見ない ・ ときどき見る ・毎日必ず見る

天気予報の内容は理解できますか。

わからない ・ 少しわかる ・理解できる

天気予報に興味はありますか。

特にない ・ 少しある ・興味がある

天気予報では、「天気」だけでなく、湿度についても情報を伝えています。湿度とは、空気のじめじめ感

を表す数字です。特に、冬になると、この数字が小さくなり、「湿度 40%」などと、報道されます。

予報でこの湿度を報道する理由はなぜでしょう。

H23年 3月 11日のように、突然の大きな地震や停電が起きた時のことを想像します。家に親や大人が不

在の時、地震が起き、停電の中で揺れがおさまらない状態が長い時間続きました。あなたはどのような行

動をとりますか。

大きな地震のため、保護者や祖父母などと電話、携帯も連絡が取れない状況になりました。結果として、

夜中を超えても安否が確認できず、親は朝になっても帰ってきませんでした。あなたはどのような事を考

え、行動しますか。

平成 23 年 3 月 11 日 「東日本大震災における津波の検証」を見ての感想

2 年 組 番 名前