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平成21年10月1日
前田バルブ工業株式会社
設計の考え方
当文書は参考であり設置のイメージを分かりやすく書面化したものです。
必ず性能評価基準(設置基準)及び所轄の消防機関・水道局により意見を確認してください。
寒冷地区は異なります。
使用できる最低条件
1、1,000 ㎡未満の小規模社会福祉施設であること
2、水道引き込み口径が25mm以上あること
3、内装が準不燃材以上であること
4、建物に自動火災報知設備があること
● 消防上の注意
1、・スプリンクラーヘッドは半径2.6m(内壁)で配置してください。柱や梁、照明器具、エアコンと吹き出し
等の位置(散水障害)に注意してください。
・玄関(ホール)、廊下、脱衣室、浴室、トイレ、2㎡未満の倉庫(クローゼットなど)は不要とされています
が、予め必要な場所の確認をしてください。機械室、リネン室等は消防機関の判断を仰いでください。
・ヘッドはSR-30A(当社販売)を推奨します。「流量定数K30、表示放水圧力 0.1MPaで 30L/mi
n、最低放水圧力 0.025MPaで 15L/min、日本水道協会認証登録品」としており、「散水半径2.6
m、防護範囲 13㎡以下」の性能を持った下向き型・埋込みタイプの水道連結型ヘッドです。
・スプリンクラーヘッドは末端ヘッド 1 個放水とリビングなど4つ同時放水での水理計算です。
2、配管はライニング鋼管(VLP)を推奨としますが、準不燃材以上の内装の裏側に設ける配管は水道樹脂
管でも対応できます(消防機関との打ち合わせの基)。
原則25Aを廊下等に主幹配管に使用し、配管20Aで2個以内(各居室、リビング、倉庫などは2個以内
が多い)で分岐してください。ただし同時放水区域(1 つの空間)で3個以上は配管25Aでの配管か、20
Aを複数本(1 本に付 2 個まで)で配管します。
配管とヘッド間にはフレキシブル継手(水道認定・当社販売)の使用をお勧めします。
3、防災弁ユニットからの配管途中に自動吸気弁(末端でなくても配管の高いところが望ましい)を設置しま
す。圧力ゲージ、ゲート弁(テスト弁)は防災弁ユニットの二次側(給水管またはドレン管上)に必要で
す。
4、既設工事の場合、天井裏(フトコロ)の区画壁・ハリ等に注意をしてください。区画ごとに天井口の設置を
お勧めします。
5、防災弁ユニットは概ね300㎡または 1 ユニット(9 人定員)ごとの設置になります。300㎡を大きく超える
場合は防災弁ユニットを 2 台以上の設置を推奨します。1つの防災弁ユニットからの配管内容積が重要
で、ヘッドの数を制限することはありません。
防災弁ユニットが 2 台以上になる場合、火事の警戒区域に応じて該当の防災弁ユニットのみが開放さ
れますので、警戒区域をまたぐスプリンクラー配管はしないで下さい。(例えば感知機した警戒区域に開
放しない防災弁ユニットの配管があることはNGという意味です)
【自火報連動の注意事項】
SP警戒区域内感知器は差動式・光電式スポットであること。
差動式スポット感知機・・・離隔半径 4m以下 光電式スポット感知機・・・離隔半径 7m
防災弁ユニットを2台以上設置の場合は、無電圧移報端子が警戒区域ごと(個別単位・表示窓単位)に
出力できる必要があること。(P型2級受信機は無電圧移報信号が警戒区域ごとでは取れない場合が
ありますので、ご注意下さい)
● 水道上の注意
1、水理計算上、防災弁ユニットの水頭損失は4.49mです。
水理計算はウエストン公式を使用してください。
2、断水時、給水工事時、他の給水器具で著しい使用など効果的な作動をしない場合もあります。設計時で
は他の止水栓は閉栓状態で圧力計算をします。
3、最低限メーター引き込み口径25A以上あれば水量は確保できますが、放水圧力(水理計算)に注意して
ください。
4、使用する配管・継手・バルブ類はJWWAなど水道で認められたものに限ります。
上記はあくまでも、法規と当システムの性能評価基準、過去の事例に基づいていますが、
必ず性能評価基準(設置基準)及び所轄の消防機関・水道局により意見を確認してください。
この資料は当社の製品を設計する上で分かりやすくイメージしたもので、正確を約束するものではありません 作成:前田バルブ工業株式会社設計後必ず所轄消防機関との事前協議を行なってください 平成21年10月1日
A様グループホーム(2F建て)の設計の場合
設計をすることになった場合の事例ですのでこの限りではありません必ず消防署との打合せが必要です水理計算を必ず行ってください(4つ同時開放で0.025Mpaの15L/min 末端ヘッド1つ開放で0.02Mpaの30L/min)
1F 使用構成防災弁ユニット SBK-25-1 1台 居室1 居室2 居室3 居室2 居室5 トイレ お風呂 洗濯室圧力ゲージ・テスト弁
SPヘッド SR-30A 29個
自動吸気弁(M-LKS-25) トイレ 脱衣所倉庫
自動吸気弁廊下 事務所
調理場 食堂 二次側のドレン配管上に 圧力ゲージ・ゲート弁の 設置をする(主盤・副盤とも)
居室6 居室7 居室8 居室9
AC100Vへ 接点信号 1F受信盤へ 給水とドレン
給水とドレン 電気工事
主管・枝管とも25A原則ライニング鋼管(SGPはNG)
内装仕上げによっては樹脂管OK 事例:B消防署へ確認事項として・・・例えば主管25A 廊下・トイレ・お風呂・脱衣所は対象外としました枝管25A 倉庫は2㎡を超えるので対象としました
ヘッドと散水半径 食堂脇の廊下もリビングとしてみなされることを想定して対象にしました洗濯室は対象外としましたが現地確認後とします(洗濯室は判断は難しいですので必ず確認を。)
2.6m
基本的に水道給水工事ですが・・・電気工事の範囲自動火災通報装置~防災弁ユニット(主盤)
防災弁ユニットSBK-25-1(主盤) 防災弁ユニット(主盤)~防災弁ユニット(副盤)防災弁ユニットSBK-25-2(副盤) 消防設備士甲一種がユニット設置と申請をします自動吸気弁
横から見ると
吸気弁
居室1 居室2 居室3 居室2 居室5 トイレ お風呂 洗濯室宅内より
25mm
トイレ 脱衣所倉庫
廊下 事務所
調理場 食堂
居室6 居室7 居室8 居室92F 使用構成防災弁ユニット SBK-25-2 1台(設置場所は1F)
圧力ゲージ・テスト弁 2FSPヘッド SR-30A 29個
自動吸気弁(M-LKS-25)
配管からヘッドまで内装が
準不燃材以上の場合架橋ポリフレキ(FT-13)
玄関
12
1 2
蛍光灯、エアコンの位置に注意
1FのSBK-25-2より立ち上げ
クローゼットは2㎡未満なので設置しない
配管は廊下から各所室(居室1~5)へそれぞれ入れても、一本どこかの部屋に入れて各居室(居室6~9)へ配管でもOK。フトコロに防火区画があることが多いので、工事がしやすいほうでよい
配管はできる限り上り勾配でお願いします
配管の途中であれば可。末端(屋外)である必要はなく、宅内(フトコロ内)であっても可能
復 帰
ブザー停止
22~26V の範囲で正常です
バッテリー点検
動作テスト 動作表示 主電源
(盤内部)
系統 -1
系統 -2
系統 -3
U V GND
AC-100V入力 アース
バッテリーは通電直前に接続してください
長期間御使用にならない時はバッテリープラグを抜いて下さい
S1 A1 B1 B2 COM C1 C2 COMA2 LY LG COM NC NOB+
信号入力A
S2 B+
信号入力B
S3 B+
信号入力C 制御盤内防災弁へ接続 B系統副制御盤へ C系統副制御盤へ 移報接点
盤内部
電動弁制御盤
0.1
0.2
0.3
0.4
0.5
0.60.1MPa
外部制御線接続端子部 AC-100V接続端子
消火管
水道引込管
50 200 205 45
117
125
バルブ閉表示 バルブ開表示 電源表示灯
電 動 弁 制 御 盤 盤前面(扉)
一次側放水管
防災弁ユニット内部図※内部仕様については改良の為、変更する可能性があります
0.1
0.2
0.3
0.4
0.5
0.60.1MPa
緊急時用ボールバルブ
誤作動水抜き閉・時常通
時常通
弁トステ
45°
通常時縦方向テスト時、水抜き時手動操作
緊急時のみ操作・開へ
一次側圧力測定用ゲージ
通常時水道水が通水中
逆止弁内蔵ボールバルブ
通常時ハンドルは開
操作ハンドル
オプション(現地手配)
ドレンとして下水との縁を切る。一次側停滞水放水用のため、口径は問わない。蛇口や散水栓でも可。
0.1
0.2
0.3
0.4
0.5
0.60.1MPa
0.1
0.2
0.3
0.4
0.5
0.60.1MPa