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平成 31 年度 SYLLABUS 電子技術科 2年 神奈川県立産業技術短期大学校

SYLLABUS...SYLLABUS 電子技術科 2年 神奈川県立産業技術短期大学校 ===== 目 次 ===== 1 313010 -1 知的財産概論 2 313020-1 マーケティング概論 3 313030-1

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平成 31年度

SYLLABUS

電子技術科

2年

神奈川県立産業技術短期大学校

==============================

目 次

==============================

1 313010-1 知的財産概論

2 313020-1 マーケティング概論

3 313030-1 労働法概論

4 313040-1 社会経済概論

5 313050-1 環境概論

6 313060-1 マネジメント概論

7 321080-1 品質管理

8 321090-1 生産工学

9 324130-2 通信工学Ⅰ

10 324140-2 通信工学Ⅱ

11 324330-2 アナログ電子回路Ⅱ

12 324370-2 電子回路素子工学

13 331342-10 電子工学総合演習

14 331980-4 総合技能演習

15 333300-4 プログラム設計実習

16 333310-4 電子機器組立実習Ⅰ

17 333320-4 電子機器組立実習Ⅱ

18 333370-4 電気工事基本実習

19 333570-4 シーケンス制御実習Ⅱ

20 333620-4 Armマイコン実習

21 334251-2 電子工学演習

22 334280-6 アナログ電子回路実験Ⅱ

23 334411-2 通信工学実習

24 334420-6 コンピュータ工学実習Ⅱ

25 334530-2 電子機器組立基本実習Ⅱ

26 334610-4 HDL設計実習

27 341990-26 卒業制作・研究

- 1 -

313010 ========================================

知的財産概論

======================================== 1 単位

■授業の概要・到達目標

本授業では、社会における知的財産の意義・役割と、その知的財産を保護する知的財産関連法につい

て学習します。全8回の授業を通じ、学校や企業において、知的財産の創造、保護、活用を行うための

知識と考え方を習得します。本授業は、受講生が、卒業研究や企業での開発・生産・事業活動等におい

て、この授業で得た知識を活用し実践できる力をつけることを目標とします。

■授業計画・内容

1 知的財産、知的財産権とは何か

2 技術にかかわる知的財産権の保護(特許法、実用新案法)及び発明者等の権利について

3 特許権を取得するための手続

4 特許権の効力と活用、特許権の侵害について

5 デザインにかかわる知的財産の保護と侵害について(意匠法)

6 ネーミングにかかわる知的財産の保護と侵害について(商標法)

7 著作物の保護と侵害(著作権法)と、不正競争行為の禁止(不正競争防止法)、試験

8 知的財産権の国際的保護と、企業における知的財産戦略と活用事例

■使用テキスト・教材

配布資料、DVD・プロジェクター使用

■参考文献

■評価方法

全回の中で数回の小テストと、第7回の講義にて試験を行い、小テストと試験の結果をもって評価し

ます。

■受講上の注意

授業と無関係のことを実施していた場合、欠席として扱います。

- 2 -

313020 ========================================

マーケティング概論

======================================== 1 単位

■授業の概要・到達目標

マーケティングの概要を理解し、企業活動を取り巻く環境の分析方法について演習を行いながら習得、

顧客層の選択と差別化、および商品開発,価格決定,流通,販売促進の一連の活動について学習します。

(1)マーケティングの基本的な用語を習得する(2)マーケティングの基本的な理論やフレームワークを

理解する(3)企業が実践しているマーケティング活動を理論と結びつけて理解する、の 3 つを到達目標と

し、顧客視点に根ざしたマーケティングの考え方を身近な事例に基づいて身につけ、卒業研究での制作

研究や、企業での生産・ビジネス活動に活かせるようにします。

■授業計画・内容

1.マーケティングとは何か:本講座の意義と進め方、マーケティングの概念、マーケティングの諸説

2.環境分析:顧客・市場を知る、競合を知る、環境分析の手法

3.ターゲティング・ポジショニング:市場細分化、顧客層の選択、優位性の示し方

4.マーケティングミックスの策定:商品、価格、流通経路、販売促進

5.グループ課題:マーケティング戦略(グループディスカッション、発表準備)

6.グループ課題:マーケティング戦略(発表準備、グループ発表、講評)

7.試験(採点、講評を行う)

8.総括(試験成績の発表と講評、講義要約とマーケティングの最新動向紹介、アンケート、その他)

■使用テキスト・教材

テキスト配布、資料逐次配布、プロジェクター・PCを講義に使用

■参考文献

■評価方法

試験結果およびグループ課題にて評価します。

■受講上の注意

・講義→実習のセットにより事例を通じての効果的な習得をめざします。

・グループ分けを行い、グループごとの協働・ディスカッションに重点をおきます。

・上記グループ課題に参加しない、あるいは著しく貢献していない場合、試験結果から減点をします。

・授業と無関係なことをしていた場合、また他の受講者の迷惑となるような発音・私語がある場合、欠

席として扱います。

- 3 -

313030 ========================================

労働法概論

======================================== 1 単位

■授業の概要・到達目標

採用、賃金、労働時間、退職、解雇等、働く上で必要な労働法の知識を学び、会社に勤務する場合に

おいて必要とされる知識の習得を目的とします。

■授業計画・内容

1.①就職するとはどういうこと? ②労働法とは? ③労働基準法とは?

2.④労働基準法の大事な決まり ⑤労働契約とは?

3.⑥労働契約の期間

4.⑦賃金の意味 ⑧賃金の支払原則とは? ⑨休業手当とは?

5.⑩労働時間とは? ⑪休憩・休日 ⑫時間外労働・休日労働の意味

6.⑬会社が割増賃金を支払わなければならない場合 ⑭年次有給休暇とは? ⑮就業規則とは?

7.⑯雇用の終了 ⑰解雇が許される場合 ⑬採用内定と内定取消 総括

8.試験 総評

■使用テキスト・教材

資料配布

■参考文献

■評価方法

試験結果にて評価します。

■受講上の注意

毎回授業の最後に演習を出題します。

授業と無関係なことをしていた場合、欠席として扱います。

- 4 -

313040 ========================================

社会経済概論

======================================== 1 単位

■授業の概要・到達目標

①私たちが生きている世の中の姿を経済的・社会的に把握し、周囲との関わりのなかで職業人・社会人

として充実した人生を過ごすためのヒントを得る。

②日本や世界で起きていることが私たちの日々の仕事や生活に深く影響していること知り、社会の動向

などに幅広く関心を持つ志向を身につける。

■授業計画・内容

1.家計の経済学:どうすればお金を増やせるのか?

2.企業の経済学:企業の目標は何か?

3.金融の経済学:銀行からお金を借りる時の注意点は?

4.政府の経済学:税金はいつどうやって納めるのか?

5.貿易の経済学:毎日ニュースで報道される為替レートって何?

6.講義の総復習・試験前直前演習

7./試験

8.試験に関する講評

■使用テキスト・教材

資料配布、 プロジェクタ使用

■参考文献

■評価方法

試験および出席・受講状況、講義中に適宜実施する小課題を総合して評価します。

■受講上の注意

・授業と無関係のことを実施していた場合、欠席として扱います。

- 5 -

313050 ========================================

環境概論

======================================== 1 単位

■授業の概要

地球温暖化、異常気象、外来生物の脅威、ゴミの不法投棄、PM2.5問題、放射能問題など、私た

ちの住む地球には様々な問題が生じています。人類は、地球環境資源を利用しながら経済活動と共に社

会を発展させてきましたが、自然の回復能力を超えた過度の環境負荷や生態系を超えた異常な食糧消費

などによって引き起こされる自然環境の問題、大量の物質消費による資源の枯渇や有害廃棄物の発生な

ど社会環境の問題は、その要因も複雑化し、相互に関連し合っています。これらを『環境問題』と一括

りにして語られることが多いですが、そもそも環境問題とは何なのかをあらためて学習し、社会人とし

て必要な環境に対する理解を深めることが『環境概論』の授業の目的です。

本講義では、身近な環境問題をテーマとして取り上げ、その背景と私たちの役割について解説します。

■授業計画・内容

以下の内容に従って、事前配布のテキスト、映像資料、グループ討議などを通して学習します。

1. 何が問題なのか? (持続可能な社会に向けて)

◇ 環境問題ってなに? 社会と環境の歴史、環境問題に対する取組、グループ学習(外来生物の脅威)

2. 私たちの住む地球を知る (自然と地球環境)

◇ 地球の成り立ち、地球で起きていること、地球上の資源の問題、グループ学習(日本の必要

な資源)

3. 私たちを取り巻く自然環境の問題

◇ 地球環境問題、生物多様性と自然環境、グループ学習(自然の水の違いについて)

4. 私たちを取り巻く社会環境の問題

◇ 経済発展とエネルギー問題、工業化に伴う問題、グループ学習(ごみの分別について)

5. 循環型社会を構築する(廃棄物とリサイクル)

◇ 廃棄物問題、循環型社会構築に向けて、有害物の処理、グループ学習(リサイクル可能資源

の回収率)

6. 企業が取り組む環境問題

◇ 産業界の環境管理の取組、製品の環境負荷低減、化学物質と環境リスク

省エネルギーの取組、業界ごとのリサイクルへの取組、グループ学習(エネルギー効率と利用について)

7. 私たちや日本が取り組む環境問題(永続的に環境と共生するために)

◇ 環境問題と私たちの役割、日本の果たすべき役割、期末試験の実施

8. 総括

◇ 講義のまとめ、総評等

■参考文献

「環境社会検定試験」 eco検定公式テキスト 改訂7版 東京商工会議所

平成 30年版「環境白書・循環型社会白書・生物多様性白書」 環境省

「環境工学入門」 実教出版、他

■評価方法および注意点

出席率、試験結果および提出課題にて評価します。授業と無関係なことをしていた場合、また他受講

者の迷惑となるような発言・私語がある場合は欠席として扱います。

- 6 -

313060 ========================================

マネジメント概論

======================================== 1 単位

■授業の概要・到達目標

ビジネスパーソンとして、日本国内、海外について、マネジメントがどのようになっているか、今後、

どの方向に進んでいくのかを考えながら、基本的なビジネスマネジメントを学習していきます。実際に

講師が体験、経験した話しを事例に踏まえながら、国際的なビジネス感覚を理解できるようにします。

また、単なる座学ではなく、双方向の議論を中心にした実践的なディスカッション、コミュニケーシ

ョン力を通して、実践力を身につけます。

■授業計画・内容

1.導入:何のために働くのか?

2.ビジネスコミュニケーション①:ビジネスで「勝つ」とは(ゲームを通して)

3.ビジネスコミュニケーション②:和して同ぜず(ロールプレイングを通して)

4.富とは何か:中国他アジアの富裕層についての考え方

5.日本の政策:日本の政策の方向性を理解し、今後の方向を見る

6.資源についての考え方:アメリカ、南米、中国

7.日本の強み:希望が持てるビジネス展開とは

8.グループ発表、総括

■使用テキスト・教材

配布資料、パワーポイント

■参考文献

■評価方法

試験、および出席・受講状況を総合して評価します。

■受講上の注意

・グループディスカッション・ロールプレイを行いながら実施します。

・授業と無関係なことをしていた場合、欠席として扱います。

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321080 =======================================

品質管理

======================================= 1単位

■授業の概要・到達目標

製品を品質よく製造していくためには、消費者に対して満足できる品質を保証する品質管理手法を知

っておく必要があります.さらに今日では,国際標準化機構の品質システムに関する ISO9000 シリ-

ズの知識は必須です.

この授業では、統計的な手法を取り入れた品質管理、および品質保証に関する基礎的知識の修得を目

標とします.

○工程分析 ○作業動作分析 ○PERT 手法 ○品質管理手法 ○品質保証 ○顧客情報分析

■授業計画・内容

1 統計の基本事項

2 品質保証と ISO9000

3 品質管理の実務

4 顧客情報分析法

5 品質保証シミュレーション

6 相関

7 回帰分析

8 期末試験

■使用テキスト・教材

プリント教材

■参考文献

■評価方法

試験の結果がそれぞれ 60 点以上で、単位を認定します。

■受講上の注意

授業の妨げになるものは持ち込まないで下さい。

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321090 =======================================

生産工学

======================================= 1単位

■授業の概要・到達目標

製品を経済的に効果的に製造していくためには、生産の仕組みとしての生産管理の手法を知っておく

必要があります。さらに今日では、国際標準化機構の環境マネジメントシステムに関する ISO14000 シ

リ-ズの知識は必須です。この授業では、経済的に製造していくための生産管理、および生産工学に関

する基礎的知識の修得を目標とします。

○工程分析 ○作業動作分析 ○ 標準時間 PERT 手法 ○設備保全 ○ISO14000 ○PERT 手法

■授業計画・内容

1 生産の仕組み

2 工程分析

3 作業動作分析

4 標準時間

5 設備保全

6 設備環境管理と ISO14000

7 PERT・CPM 手法

8 試験

■使用テキスト・教材

プリント教材

■参考文献

■評価方法

試験の結果がそれぞれ 60 点以上で、単位を認定します。

■受講上の注意

授業の妨げになるものは持ち込まないで下さい。

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324130 =======================================

通信工学Ⅰ

======================================= 2単位

■授業の概要・到達目標

通信,放送は我々をとりまく最近の情報化社会を支える重要な基盤技術の一つである。

授業では通信技術の基礎的な事柄を解説し,特に電波を用いる無線通信を中心に講義しながら,最近の

通信のしくみを支える,基本的な原理を理解することを目標にする。なお,この講義を理解するのに必要

な物理,数学的な事柄はその都度,授業の中で説明していく。

○通信の歴史と基礎 ○電波の種類と性質 ○変調と復調 ○アンテナ ○電波伝搬

■授業計画・内容

1 通信アプリケーション例,通信の歴史(身振り・手振りから,無線通信へ),無線の科学史

2 マクスウェルの方程式(電磁波の予測)無線の定義,要素技術の整理

3 基礎知識の復習 (三角関数,複素数,インピーダンス,共振など)

4 単位の話(dB),アンテナゲイン,電界磁界の単位

5 最大電力の供給条件,インピーダンスマッチング,スミスチャート

6 インピーダンス変換,伝送路

7 特性インピーダンス,定在波,集中定数回路,分布定数回路

8 中間試験

9 変調と復調,搬送波に情報を乗せる,多重伝送

10 高周波アンプ概略,アンプ回路の具他例,広帯域アンプ例

11 アンテナとは? 電波を出すためには? アンテナの具体例と特性,小型アンテナ

12 電波伝搬,要求分析,C/N,受信確率,ビットエラー,同期

13 高周波の測定器 SG,スペクトラムアナライザ,ネットワークアナライザ

14 高周波回路例 発振回路,フィルター,バラン,アッテネーター

15 期末試験

16 まとめ

■使用テキスト・教材

プリント教材,講義用スライド

■参考文献

高周波の基礎,高周波・無線教科書,新版無線工学Ⅰ

■評価方法

中間試験および期末試験成績を主体に,これに受講態度等を考慮して単位を認定する。

■受講上の注意

授業中の私語禁止ほか,授業を受けるに際しての、一般的な注意事項を厳守のこと。各章の終わりで

演習問題を課すので,これを自分自身で解くことにより理解を深めること。知識を増やすのではなく、

講義を通して、自分の勉強方法を見つけること。

- 10 -

324140 =======================================

通信工学Ⅱ

======================================= 2単位

■授業の概要・到達目標

現代社会においては多くの電子機器がネットワークに接続され、インターネットは重要な社会基盤と

なっています。開発者にとってもその通信技術の知識は重要性の高いものといえます。

この授業では、インターネットの根幹である TCP/IP プロトコル群の内容と、それに沿ったネットワ

ーク機器のはたらきを学ぶことで、IoT 時代におけるモノづくりにおけるネットワーク通信の利用のた

めの基礎知識を身に付けることを目標とする。

■授業計画・内容

1 オリエンテーション、ネットワークの基礎知識

2 階層型プロトコルと OSI 参照モデル①

3 階層型プロトコルと OSI 参照モデル②

4 IP アドレスの基本

5 IP アドレスとネットワーク

6 ルータによるルーティング

7 イーサネットとネットワーク機器、無線 LAN

8 中間試験

9 仮想化技術とクラウド

10 アプリケーションプロトコル

11 Web 関連のプロトコル

12 情報セキュリティの基本

13 暗号化と電子証明書

14 ファイアウォールと DMZ

15 期末試験

16 ネットワークの構築と運用

■使用テキスト・教材

「この一冊で全部わかる ネットワークの基本」 福永勇二 著 SB Creative 社

■参考文献

■評価方法

中間試験、期末試験の結果と授業で提示した課題(レポート)を総合して単位を認定します。

■受講上の注意

課題等の提出は期限厳守。

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324330 =======================================

アナログ電子回路Ⅱ

======================================= 2単位

■授業の概要・到達目標

電子回路を作る際、ある電圧レベル以上の信号のみを検知したい、必要な周波数だけ通過させたい、

必要な信号を発生させたい、といった機能が必要になってきます。この授業では、オペアンプを使った

増幅回路をはじめ、コンパレータ回路、フィルタ回路、発振回路、および各種変換回路の動作と特性を

理解することを目標とします。

○コンパレータ回路 ○微分・積分回路 ○フィルタ回路 ○発振回路 ○信号変換回路

■授業計画・内容

1 コンパレータ回路(1)

2 コンパレータ回路(2)

3 微分回路

4 積分回路

5 定期試験(その1)

6 フィルタ回路(1)

7 フィルタ回路(2)

8 正弦波発振回路

9 三角波・方形波発生回路

10 定期試験(その2)

11 D/A 変換回路

12 A/D 変換回路

13 電流-電圧変換回路

14 計装用増幅回路

15 定期試験(その3)

16 まとめ,電子回路基板の配線技術

■使用テキスト・教材

テキストノート

■参考文献

「図解・わかる電子回路」(BLUE BACKS)

■評価方法

期間中に行うテストを総合して評価します。

■受講上の注意

アナログ電子回路Ⅰのオペアンプ増幅回路を理解していること。

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324370 =======================================

電子回路素子工学

======================================= 2単位

■授業の概要・到達目標

家電製品から携帯情報機器,車両,産業用ロボットなど,世の中には電子回路素子が使われている製

品があふれています.これらの製品の企画・設計・製作・評価・メンテナンスなどでは,マイコンを含む各

種電子回路素子の知識を持つことが必要不可欠です.この授業では,各種電子回路素子について理解し,

その働きとどのようなところで使われているのかを説明できるようになることを目標とします.

○インターフェースデバイス ○発光・受光デバイス ○LSI ○パワーデバイス

■授業計画・内容

1 オリエンテーション

2 電子回路素子を理解するための要点

3 組込みシステムと電子回路素子

4 バイポーラ・デバイスと CMOS デバイス

5 センサ/アークチュエータとのインターフェース回路素子

6 LED とレーザ・ダイオード

7 受光素子とフォトカプラ

8 中間試験

9 表示デバイス

10 プログラマブルロジックデバイス(PLD,FPGA)

11 マイクロプロセッサ(MPU,DSP,GPU)

12 記憶素子(RAM,ROM,フラッシュメモリ)

13 マイクロコントローラとインターフェース方式

14 パワーデバイスと駆動回路

15 期末試験

16 試験結果の講評とまとめ

■使用テキスト・教材

プリントを配付します.

■参考文献

■評価方法

中間試験と期末試験の結果を総合して,単位を認定します.

■受講上の注意

『電子工学Ⅰ・Ⅱ』を理解していること.細かな数式などにはとらわれず,定性的に理解するよう努

めてください.

- 13 -

331341 =======================================

電子工学総合演習

======================================= 10単位

■授業の概要・到達目標

これまで学んだ内容をもとに、各自で設定した研究テーマに基づいて要求分析から、設計、開発、評

価までの一連の流れを実施します。卒業研究の補完的な授業として実施します。

■授業計画・内容

1 製品コンセプトの整理・決定

2 全体設計

3 詳細設計

4 工程管理

5 動作評価

6 調整

■使用テキスト・教材

プリント教材

■参考文献

■評価方法

企画書、設計書、工程管理、進捗管理、製品の項目について評価し、単位を認定します。

■受講上の注意

加工などで危険作業を伴う作業の場合には安全に留意し、必要に応じて指導を仰ぐこと。

- 14 -

331980 =======================================

総合技能演習

======================================= 4単位

■授業の概要・到達目標

これまで学んできた技能や知識を総合した演習に取り組み、各人が2年間で身に付けた技能や知識の

再確認を行い、不足している部分については再度復習・理解することで、技術者としての全体的な技能

向上を目指します。

■授業計画・内容

1 技能照査学科対策

2 技能照査実技対策

3 技能照査

■使用テキスト・教材

プリント教材

■参考文献

■評価方法

技能照査の結果を基に総合して評価します。

■受講上の注意

授業と無関係のことを実施していた場合、欠席として扱います。

- 15 -

333300 =======================================

プログラム設計実習

======================================= 4単位

■授業の概要・到達目標

Android 開発に必要な基本的な Java 言語の知識と、Android アプリケーション開発に必要な基本的

な知識を身につけ、Android 端末上で動作するプログラムを作成できるようになることを目指。

○Android Studio 開発環境 ○Java 言語プログラムの基本構文 ○Android アプリケーションプロ

グラミングの基礎

■授業計画・内容

1 ガイダンス、開発環境の利用方法、Java の基本文法①

2 Java の基本文法②

3 Java クラスの基本①

4 Java クラスの基本②

5 Java のオブジェクト指向①

6 Java のオブジェクト指向②

7 Java のオブジェクト指向③

8 クラスライブラリ①

9 クラスライブラリ②

10 例外処理

11 課題演習

12 Android の基本①

13 Android の基本②

14 Android の基本③

15 Android の基本④

16 Android の基本⑤

■使用テキスト・教材

プリント配布等

■評価方法

課題の提出状況、達成状況、授業態度、出欠状況、テストなどを総合して単位を認定します。

■受講上の注意

タイピングのスピードは速いほうが望ましいです。

- 16 -

333310 =======================================

電子機器組立実習Ⅰ

======================================= 4単位

■授業の概要・到達目標

技能検定や各種技能競技大会へ出場を目指す学生に対し、電子回路組立てに必要な知識・技能を習得

させることを目的とする。授業は技能検定や競技大会の課題のうち回路製作に関することを中心に行う。

○表面実装はんだ付け ○挿入部品はんだ付け ○総合演習

■授業計画・内容

1 ガイダンス

2 表面実装(抵抗器)はんだ付け①、回路図作成演習①

3 表面実装(抵抗器)はんだ付け②、回路図作成演習②

4 表面実装(SOP-IC・トランジスタ)はんだ付け①、回路図作成演習③

5 表面実装(SOP-IC・トランジスタ)はんだ付け②、回路図作成演習④

6 挿入部品はんだ付け(抵抗器フォーミング・クリンチ)①、パターン図作成演習①

7 挿入部品はんだ付け(抵抗器フォーミング・クリンチ)②、パターン図作成演習②

8 挿入部品はんだ付け(抵抗器フォーミング・クリンチ)③、パターン図作成演習③

9 挿入部品はんだ付け(IC・スイッチ・コネクタ)①

10 挿入部品はんだ付け(IC・スイッチ・コネクタ)②

11 挿入部品はんだ付け(IC・スイッチ・コネクタ)③

12 はんだ付け総合演習①

13 はんだ付け総合演習②

14 はんだ付け総合演習③

15 はんだ付け総合演習④

16 はんだ付け総合演習⑤

■使用テキスト・教材

プリント教材

■参考文献

■評価方法

授業で製作した基板の仕上がりを評価します。

■受講上の注意

作業机の上や机の回りなどの整理整頓をこまめに行うこと。

- 17 -

333320 =======================================

電子機器組立実習Ⅱ

======================================= 4単位

■授業の概要・到達目標

各種技能競技大会へ出場を目指す学生に対し、競技に必要な知識・技能を習得させることを目的とす

る。授業は競技大会の課題のうちソフトウエアの製作に関することを中心に行う。

○大会用マイコンプログラミング ○事前課題製作演習 ○総合演習

■授業計画・内容

1 ガイダンス

2 開発環境の使用法

3 制御ボードの使用法①

4 制御ボードの使用法②

5 プログラム開発ツールの使用法

6 プログラムの記述に関するガイドラインについて

7 事前課題製作①

8 事前課題製作②

9 事前課題製作③

10 事前課題製作④

11 事前課題製作⑤

12 プログラミング総合演習①

13 プログラミング総合演習②

14 プログラミング総合演習③

15 プログラミング総合演習④

16 プログラミング総合演習⑤

■使用テキスト・教材

プリント教材

■参考文献

■評価方法

授業で製作したプログラムの仕上がりを評価します。

■受講上の注意

特になし。

- 18 -

333370 =======================================

電気工事基本実習

======================================= 4単位

■授業の概要・到達目標

第二種電気工事士試験に合格するための筆記試験対策と技能試験対策を実施し、資格を取得すること

を目指します。

(1)第二種電工筆記試験対策 (2)第二種電工技能試験対策 (3)第一種電工技能試験対策

■授業計画・内容

1 第二種電工筆記試験対策(電気理論・配電理論)

2 第二種電工筆記試験対策(配線設計・電気機器)

3 第二種電工筆記試験対策(配線材料・工事用工具)

4 第二種電工筆記試験対策(施工法・検査・法令)

5 第二種電工筆記試験対策(配線図)

6 第二種電工筆記試験対策(問題演習)

7 第二種電工筆記試験対策(問題演習)

8 複線図の書き方・電線の剥き方

9 第二種電工技能試験候補問題1~3の練習

10 第二種電工技能試験候補問題4~6の練習

11 第二種電工技能試験候補問題7~9の練習

12 第二種電工技能試験候補問題10~13の練習

13 第二種電工技能試験候補問題の練習

14 第一種電気工事士試験対策

15 第一種電気工事士試験対策

16 工具整理と片付け

■使用テキスト・教材

第二種電気工事士筆記試験受験テキスト改訂17版 (電気書院)

2019 年版 第二種電気工事士筆記試験模範解答集 (電気書院)

2019 年版 第二種電気工事士技能試験候補問題丸わかり (電気書院)

■参考文献

■評価方法

授業の中の問題演習と受験結果を評価して成績をつけます。

■受講上の注意

第二種電気工事士試験に申し込み済の方のみ受講できます。

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333570 =======================================

シーケンス制御実習Ⅱ

======================================= 4単位

■授業の概要・到達目標

タイマーリレーや電磁開閉器を用いた実用的なシーケンス制御回路と PLC を用いた制御方法につい

て学習します。制御器具を実際に用いた制御盤の製作では、「製品作り」を意識するとともに、保全現

場で必要となる知識の習得を目標としていきます。

○実習装置の製作 ○リレーシーケンス制御 ○電動機制御回路 ○PLC プログラミング

■授業計画・内容

1 ガイダンス、シーケンス制御実習Ⅰの復習、実習装置の製作

2 実習装置の製作、先入優先回路製作

3 先入優先回路製作

4 タイマーの使い方、オンディタイマ回路製作

5 ワンショット回路製作

6 フリッカ回路製作

7 順序回路製作

8 電磁接触器、サーマルリレーの使い方

9 電動機制御回路設計、電動機制御回路製作

10 電動機制御回路製作

11 PLC の構成とラダー図の書き方、プログラム入力の仕方

12 PLC プログラム演習①

13 PLC プログラム演習②

14 PLC プログラム演習③

15 PLC プログラム演習④

16 実習装置の解体・まとめ

※課題製作は、上記を標準進度とし、各学生の進度により進行します。

■使用テキスト・教材

「図解でわかるシーケンス制御の基本」(技術評論社)、「図解制御盤の設計と製作」(日本理工出版会)

プリント教材、シーケンス制御機器類一式

■評価方法

製作課題及び授業に取り組む姿勢を考慮し、総合判断で評価します。

■受講上の注意

実習を中心に授業を進めていきます。特に安全(服装、姿勢、環境)や効率(成果とコスト)に対す

る感覚は現場で極めて重要な項目となります。「ものづくり」を意識して、積極的に技能修得に努めて

ください。

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333620 =======================================

ARMマイコン実習

======================================= 4単位

■授業の概要・到達目標

マイコンを使いこなすためには,ハードウェアとソフトウェアの相互関係について,実習を通じて理

解することが必須です.

この授業では,業界標準の Arm マイコンを使い,マイコンと周辺デバイスとの接続回路の設計製作

ができるようになること,およびその周辺デバイスを制御するために C 言語でプログラミングができる

ようになることを目標とします.

○ Arm マイコン ○ 周辺デバイス ○ C 言語 ○ パワーデバイス

■授業計画・内容

1 オリエンテーション.プログラム開発環境の設定および使い方と簡単なプログラミング

2 ターミナルによる入出力.汎用入出力ポート(GPIO)によるスイッチ入力と LED 出力

3 GPIO によるロータリディップスイッチの入力

4 GPIO によるマルチカラーLED の発光コントロール

5 PWM によるマルチカラーLED の明るさ,発光色の制御

6 DA 変換器による信号の発生.タイマ割り込みの使い方.

7 AD 変換器の使い方の基礎.

8 AD 変換器と DA 変換器との組み合わせた応用.

9 シリアル・インターフェースの使い方(その1):I2C を利用する温度センサ.

10 シリアル・インターフェースの使い方(その2):SPI を利用する温度センサ.

11 7 セグメント4桁 LED:1桁の表示および4桁のダイナミック点灯表示

12 ブラシ付き直流モーターの PWM による駆動

13 ステッピング・モーターのタイマによる駆動

14 応用プログラム:各種音響信号処理

15 自由課題

16 自由課題(続き)と発表

■使用テキスト・教材

プリントを配付します.

■参考文献

■評価方法

実習への取り組み態度とレポートの結果を総合して,単位を認定します.

■受講上の注意

C 言語の基礎(ポインタやファイル操作を除く)を理解しておいてください.

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334252 =======================================

電子工学演習

======================================= 2単位

■授業の概要・到達目標

この授業では,卒業制作・研究におけるテーマ決めからテーマ発表会に至るまでの指導を行います。

また,平行して就職活動に関する指導を行います。

○資料作成テクニック ○課題抽出と調査 ○プレゼンテーション ○就職活動のサポート

■授業計画・内容

1. ガイダンス

2. 卒業制作・研究テーマ決めの意見交換

3. 卒業制作・研究テーマ決めの意見交換

4. 卒業制作・研究の資料作成テクニックの紹介

5. 卒業制作・研究の資料作成テクニックの紹介

6. 卒業制作・研究の資料作成テクニックの紹介

7. 卒業制作・研究の資料作成テクニックの紹介

8. 卒業制作・研究テーマの課題抽出

9. 卒業制作・研究テーマの課題抽出

10. 卒業制作・研究の取り組み内容決定に向けた調査

11. 卒業制作・研究の取り組み内容決定に向けた調査

12. 卒業制作・研究の取り組み内容決定に向けた調査

13. 卒業制作・研究テーマ発表に向けた資料作成

14. 卒業制作・研究テーマ発表に向けた資料作成

15. 卒業制作・研究の取り組み内容決定に向けた調査およびプレゼンテーション資料作成

16. 卒業制作・研究の取り組み内容決定に向けた調査およびプレゼンテーション資料作成

■使用テキスト・教材

プリント教材

■参考文献

■ 評価方法

プレゼンテーションの内容および授業に取り組む姿勢等を加味して,単位を認定します.

■ 受講上の注意

配布資料については整理をし、必要に応じて参照できるようにすること.

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アナログ電子回路実験Ⅱ

======================================= 6単位

■授業の概要・到達目標

電子機器の設計・製造において、電子回路基板は重要な要素です.

この授業では,電子機器開発における電子回路の試作段階を想定し、汎用基板での電子回路製作を行

うために必須な、回路図作成および部品配置・配線パターン図の作成を実習し、汎用基板での製作技能

を修得します.同時にオペアンプを利用した各種アナログ回路の動作を理解することを目標とします.

○回路設計 ○回路図作成 ○パターン図作成 ○回路製作 ○動作測定実験 ○報告書作成

■授業計画・内容

1 ガイダンス 概要

(課題1)オペアンプ二段増幅回路 回路設計、回路図作成、パターン図作成

2 (課題1)オペアンプ二段増幅回路 回路製作

3 (課題1)オペアンプ二段増幅回路 動作測定実験 報告書作成

4 (課題2)コンパレータ回路 回路設計、回路図作成、パターン図作成

5 (課題2)コンパレータ回路 回路製作

6 (課題2)コンパレータ回路 動作測定実験 報告書作成

7 (課題3)フィルタ回路 回路設計、回路図作成、パターン図作成

8 (課題3)フィルタ回路 回路製作

9 (課題3)フィルタ回路 動作測定実験 報告書作成

10 (課題4)正弦波発振回路 回路設計、回路図作成、パターン図作成

11 (課題4)正弦波発振回路 回路製作

12 (課題4)正弦波発振回路 動作測定実験 報告書作成

13 (課題5)D/Aコンバータ回路 回路設計、回路図作成、パターン図作成

14 (課題5)D/Aコンバータ回路 回路製作

15 (課題5)D/Aコンバータ回路 動作測定実験 報告書作成

16 実験予備日 まとめ

■使用テキスト・教材

プリント教材、電卓

■評価方法

実験結果、レポート及び授業態度を総合して評価します。

■受講上の注意

A4グラフ用紙(方眼紙[1mm]及び片対数)を用意しておくこと.

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334411 =======================================

通信工学実習

======================================= 2単位

■授業の概要・到達目標

通信は情報通信社会において重要な基盤技術の一つである。この授業では電子機器間の通信に着目し、

その種類や使用方法について学び、実習を通して理解を深める。

○通信手順 ○パラレルとシリアル ○通信方式 ○データフォーマット

■授業計画・内容

1 通信手順の理解、シリアル通信の仕様

2 伝送経路の電気特性測定

3 電子機器間のシリアル通信実験、プログラミング

4 学科試験・実技試験、総括

■使用テキスト・教材

プリント教材、図解・わかる電子回路

■参考文献

■評価方法

実習課題及び、学科・実技試験を総合して評価します。

■受講上の注意

特になし。

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334420 =======================================

コンピュータ工学実習Ⅱ

======================================= 6単位

■授業の概要・到達目標

マイコン,各種 I/O のシステム構築,制御プログラム製作を通してマイコン全般の理解を深めます。

この授業では,簡単なシステムの製作を通じて,設計,製作,調整・検査,プログラミングの一連の流

れを身につけることを目標としています。

カメラモジュール・LCD モジュールの使い方と画像処理の基本処理について学びます。

○順序制御プログラミング ○割込みプログラミング ○ワンチップマイコンシステム設計製作

■授業計画・内容

1 キッチンタイマーの設計(回路図、パターン図)

2 キッチンタイマーの設計(回路図、パターン図)

3 キッチンタイマーの製作(部品取付、動作確認)

4 キッチンタイマーの製作(部品取付、動作確認)

5 開発環境の使い方

6 キッチンタイマーのプログラム(入出力)

7 キッチンタイマーのプログラム(入出力)

8 キッチンタイマーのプログラム(タイマ割込)

9 キッチンタイマーのプログラム(タイマ割込)

10 キッチンタイマーのプログラム(状態遷移)

11 キッチンタイマーのプログラム(状態遷移)

12 キッチンタイマーのプログラム(動作テスト)

13 カメラモジュールの概要・初期化プログラムの作成

14 LCD モジュールの概要・初期化プログラムの作成

15 直線・曲線・円等の描画プログラムの作成

16 期末試験

(進捗によりキッチンタイマーの製作およびプログラムの内容までとなる場合があります。)

■使用テキスト・教材

プリント教材

■参考文献

■評価方法

試験、課題、受講態度、および出席・受講状況を総合して評価します。

■受講上の注意

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334530 =======================================

電子機器組立基本実習Ⅱ

======================================= 2単位

■授業の概要・到達目標

携帯電話,スマートフォン,パソコンや自動車など,その工業製品を制御し,さまざまな機能を持た

せる頭脳の部分が電子機器です.電子機器を組立てるには,はんだ付けによる部品の実装や,電線やケ

ーブルによる配線作業が基本になります.

電子機器組立基本実習Ⅰの続きとして,この授業では,技能検定2級電子機器組立てにおける実技課

題の束線作業やシャーシ組立て作業を習得し,電子機器の総合組立てができることを目標とします.

○束線 ○シャーシ組立て ○総合組立て ○調整と動作確認

■授業計画・内容

1 束線作業

2 シャーシ組立て作業と配線作業

3 総合組立て練習(プリント基板製作,束線,シャーシ組立て,配線,調整と動作確認)

4 評価

■使用テキスト・教材

プリント教材

■参考文献

「電子機器組立の総合研究」(技術評論社)

■評価方法

製作した作品のできばえ,作業時間,作業態度,清掃状況などを総合して,単位を認定します.

■受講上の注意

作業の進み具合で 4 時限の授業時間中に終わらない場合もあるので,この期間の放課後はアルバイト

や私用をできるだけ入れずに,授業に専念すること.また,就職活動は,できるだけ先方と調整して,

授業時間を確保できるよう努力すること.

作業机の上や机の回りなどの整理整頓をこまめに行うこと.速い作業,上手い作業は整理整頓から.

技能検定の受検を希望する学生は,神奈川職業能力開発協会発行の「技能検定の受検あんない」をよ

く読んで,申請日等を確認しておくこと.

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334610 =======================================

HDL設計実習

======================================= 4単位

■授業の概要・到達目標

近年、デジタル家電などの中枢を担う部分で FPGA が多く使われるようになってきた.FPGA(エフ

ピージーエー)とは、一言で言うなら、「後からでも回路の書き換えが可能なロジック・デバイス」で

す。この授業では,FPGA に電子回路設計の主流である HDL を使用した回路設計の仕方やシミュレー

ション方法を学び,デジタル回路設計の基礎を習得することを目標とします.

○HDL の記述法 ○シミュレーション方法 ○FPGA のよる回路設計

■授業計画・内容

1 HDL の基本構文

2 開発環境について・回路の設計について

3 テストベンチ記述について

4 基本回路作成演習

5 シミュレーション演習

6 課題回路作成演習1(組合せ回路)

7 課題回路作成演習2(順序回路)

8 実技テスト(中間試験)

9 課題回路作成演習1(ストップウオッチの設計1)

10 課題回路作成演習2(ストップウオッチの設計2)

11 課題回路作成演習3(ストップウオッチの設計3)

12 課題回路作成演習4(キッチンタイマの設計1)

13 課題回路作成演習5(キッチンタイマの設計2)

14 課題回路作成演習6(キッチンタイマの設計3)

15 実技テスト(期末試験)

16 総括

■使用テキスト・教材

プリント教材

■参考文献

■評価方法

FPGAで作成した課題の結果と実技テストの結果より単位を認定します.

■受講上の注意

参考図書としてデジタル電子回路Ⅰ・Ⅱで使用した教科書を用意してください.

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341990 =======================================

卒業制作・研究

======================================= 26単位

■授業の概要・到達目標

これまで学んだ内容をもとに、各自で設定した研究テーマに基づいて要求分析から、設計、開発、評

価までの一連の流れを実施します。卒業研究のプロセスを通して、実践技術者としての素養を高めると

ともに、「問題の発見・分析」、「問題解決能力の醸成」、「技術・技能の向上」、及び「創造力を養う」こ

とを目標とします。また研究の成果を報告書にまとめ、プレゼンテーションすることにより意思伝達能

力や効果的な表現技法を身につけます。

■授業計画・内容

1-16 各指導担当のもとで、テーマ設定、要求分析、設計、開発、評価等の一連の作業を行います。

■使用テキスト・教材

各指導担当との相談による。

■参考文献

各指導担当との相談による。

■評価方法

研究内容、製作物、発表を総合して評価します。

■受講上の注意

授業と無関係のことを実施していた場合、欠席として扱います。